JP2002102730A - 竪型ミル - Google Patents

竪型ミル

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JP2002102730A
JP2002102730A JP2000303527A JP2000303527A JP2002102730A JP 2002102730 A JP2002102730 A JP 2002102730A JP 2000303527 A JP2000303527 A JP 2000303527A JP 2000303527 A JP2000303527 A JP 2000303527A JP 2002102730 A JP2002102730 A JP 2002102730A
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JP
Japan
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mill
roller
coal
vertical mill
scraping
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Application number
JP2000303527A
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English (en)
Inventor
Hajime Saito
一 斉藤
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IHI Corp
Original Assignee
IHI Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ゴミ固形燃料や廃棄物チャー、或いはそれら
と石炭との混合物を、ローラとテーブルとの間への異物
の堆積を防止しつつ、確実に粉砕し得、微粉度の低下に
伴うミル差圧の増加を抑えて運転の安定化を図り得る竪
型ミルを提供する。 【解決手段】 ミル本体1内に、テーブル5上に堆積す
る異物を掻き取って再粉砕可能とするための掻取部材3
6を配設する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、竪型ミルに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、石炭焚ボイラへ供給される石炭
等の粒状体を粉砕して微粉炭等の微粉を得るために、竪
型ミルが用いられている。
【0003】図3は従来の竪型ミルの一例を表わすもの
であって、ミル本体1のケーシング2内下部には、電動
機3により減速機4を介して回転駆動されるテーブル5
が配置され、該テーブル5上方の周方向所要位置には、
ピボットブラケット6が、ケーシング2のジャーナルカ
バー2aに支承された水平軸7を支点として傾動自在に
配設され、該ピボットブラケット6の先端部には、ロー
ラ8が水平軸7と略直交する方向に延びる軸Oを中心と
して回転自在に取り付けられ、前記ケーシング2のジャ
ーナルカバー2aには、油等の流体を用いた流体圧シリ
ンダ9が取り付けられており、該流体圧シリンダ9のロ
ッド9aを伸長させ、プランジャハウジング10に嵌挿
されたプランジャ11を介して前記ピボットブラケット
6の押圧部6aを押すことにより、ローラ8を水平回転
しているテーブル5上面に押し付け、ローラ8とテーブ
ル5を協働させ、テーブル5上の石炭等の粒状体を粉砕
し得るようになっている。
【0004】前記ケーシング2内には、テーブル5の下
側に一次空気室33が形成されると共に、テーブル5を
包囲するよう環状体12が配設され、一次空気室33に
は、一次空気供給ダクト34から一次空気入口ノズル3
5を介して一次空気13が供給されるようになってお
り、前記環状体12には、一次空気室33内へ導入され
た一次空気13をケーシング2上部へ吹き込むためのエ
アポート14が設けられている。
【0005】前記ケーシング2の上部外側には、ケーシ
ング2内と連通するようにしたヘッドフレーム15が設
置され、該ヘッドフレーム15内には、上下へ延在する
よう軸受筒16が固設され、該軸受筒16には、上下へ
所要の間隔をあけて軸受17,18が嵌入されており、
又、ヘッドフレーム15の側部には微粉炭等の微粉をボ
イラのバーナ(図示せず)へ送給するための微粉送給管
19が接続されている。
【0006】前記軸受17,18には、上下へ延在する
中空円筒状の回転軸20が嵌入され、該回転軸20のケ
ーシング2内へ延在された部分には、回転式分級機21
が装着され、前記回転軸20の軸受筒16より上方へ延
在された部分には、プーリ22が嵌着されており、又、
前記ケーシング2上部外側に設置した竪型のモータ等の
駆動装置23の出力軸24には、プーリ25が嵌着され
ており、該プーリ25と前記回転軸20に嵌着されたプ
ーリ22との間には、無端状のベルト26が掛け回され
ている。
【0007】前記回転式分級機21は、回転軸20の下
端部に回転板27を嵌着し、該回転板27の外周部に、
上方へ延びる多数の平板状の回転翼28を配設してなる
構成を有している。
【0008】前記ケーシング2内には、回転式分級機2
1の下方に位置するよう、截頭逆円錐状のリジェクトシ
ュート31が設置されており、該リジェクトシュート3
1の傾斜面には、一次空気13によって吹き上げられる
石炭等の粒状体を粉砕した粉体が通過し得るよう傾斜面
に沿って延びるスリット32が形成されている。
【0009】前記回転軸20の内側には、図示していな
い給炭機のシュートに上端が接続されたシュート管30
を、その下端が前記ケーシング2内におけるローラ8よ
り若干上方に開口するよう配置してある。
【0010】図3に示す竪型ミルにおいては、図示して
いないコールバンカから給炭機へ切り出された石炭等の
粒状体は、該給炭機の駆動によりそのシュートからシュ
ート管30を介してケーシング2内に投入され、テーブ
ル5上へ落下し、電動機3により減速機4を介して駆動
されて水平方向へ回転しているテーブル5と該テーブル
5に対し接触し回転しているローラ8との協働作業によ
り粉砕され、粉砕された石炭等の粉体は、エアポート1
4から吹き出す一次空気13により同伴されてケーシン
グ2内を矢印に示す如く上昇し、リジェクトシュート3
1のスリット32を通って、該リジェクトシュート31
の上方へ吹き上げられ、駆動装置23により駆動されて
回転軸20と共に回転している回転式分級機21により
粗粉を分級され、粗粉を分級された微粉炭等の微粉は、
回転式分級機21を通ってヘッドフレーム15へ入り、
該ヘッドフレーム15から微粉送給管19へ送出されて
ボイラのバーナ(図示せず)へ送給され、又、前記回転
式分級機21で分級された粗粉は、リジェクトシュート
31を滑落してテーブル5上へ戻されるようになってい
る。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年、ゴミ
固形燃料(RDF:Refuse Derived F
uel)や廃棄物チャー、或いはそれらと石炭との混合
物を、ボイラの燃料として使用するために、竪型ミルで
粉砕することが行われている。
【0012】しかしながら、ゴミ固形燃料や廃棄物チャ
ーの中には微細なアルミ箔等の金属類が混在しているた
め、これらを竪型ミルで粉砕した場合、ローラ8とテー
ブル5との間にフレーク状の異物が堆積してしまい、該
異物の堆積により経時的に粉砕性が低下して微粉度が低
下し、ミル差圧が増加し、長時間の運転が困難になると
いう欠点を有していた。
【0013】本発明は、斯かる実情に鑑み、ゴミ固形燃
料や廃棄物チャー、或いはそれらと石炭との混合物を、
ローラとテーブルとの間への異物の堆積を防止しつつ、
確実に粉砕し得、微粉度の低下に伴うミル差圧の増加を
抑えて運転の安定化を図り得る竪型ミルを提供しようと
するものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、ミル本体内
に、水平回転するテーブルと、該テーブル上面に押し付
けられるローラとを配設し、ローラとテーブルとの協働
により、テーブル上の粒状体を粉砕するよう構成した竪
型ミルにおいて、ミル本体内に、テーブル上に堆積する
異物を掻き取って再粉砕可能とするための掻取部材を配
設したことを特徴とする竪型ミルにかかるものである。
【0015】上記手段によれば、以下のような作用が得
られる。
【0016】ゴミ固形燃料や廃棄物チャー、或いはそれ
らと石炭との混合物を、ボイラの燃料として使用するた
めに、竪型ミルで粉砕する際、ゴミ固形燃料や廃棄物チ
ャーの中に微細なアルミ箔等の金属類が混在している
と、ローラとテーブルとの間にフレーク状の異物が堆積
しやすくなるが、テーブル上に堆積する異物は、掻取部
材によって掻き取られ、テーブルの中心側へ送り出さ
れ、ローラとテーブルとの間に再度噛み込まれて再粉砕
されることとなる。
【0017】この結果、ローラとテーブルとの間にフレ
ーク状の異物が堆積しなくなり、経時的に粉砕性が低下
して微粉度が低下することもなく、ミル差圧が増加せ
ず、長時間の運転が可能となる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図示
例と共に説明する。
【0019】図1及び図2は本発明を実施する形態の一
例であって、図中、図3と同一の符号を付した部分は同
一物を表わしており、基本的な構成は図3に示す従来の
ものと同様であるが、本図示例の特徴とするところは、
図1及び図2に示す如く、ミル本体1内に、テーブル5
上に堆積する異物を掻き取って再粉砕可能とするための
掻取部材36を配設した点にある。
【0020】前記掻取部材36は、図1に示すように、
テーブル5上面に倣う形状とした掻取板を、テーブル5
上に適正な間隙をあけて、且つ図2に示すように、ミル
本体1の半径方向に対しテーブル5の回転方向へ所要の
角度αが形成されるよう、ケーシング2内面に取り付け
てなる構成を有しており、テーブル5上に堆積する異物
を掻き取ってテーブル5の中心側へ送り出し、ローラ8
とテーブル5との間に再度噛み込ませて再粉砕させるよ
うにしてある。前記角度αについては、0°<α<45
°の範囲内とすることができる。
【0021】尚、前記掻取部材36としては、図1に示
すような掻取板の代りにブラシ等を用いて、前述と同様
に配置するようにしてもよい。
【0022】次に、上記図示例の作動を説明する。
【0023】ゴミ固形燃料や廃棄物チャー、或いはそれ
らと石炭との混合物を、ボイラの燃料として使用するた
めに、竪型ミルで粉砕する際、ゴミ固形燃料や廃棄物チ
ャーの中に微細なアルミ箔等の金属類が混在している
と、ローラ8とテーブル5との間にフレーク状の異物が
堆積しやすくなるが、テーブル5上に堆積する異物は、
掻取部材36によって掻き取られ、テーブル5の中心側
へ送り出され、ローラ8とテーブル5との間に再度噛み
込まれて再粉砕されることとなる。
【0024】この結果、ローラ8とテーブル5との間に
フレーク状の異物が堆積しなくなり、経時的に粉砕性が
低下して微粉度が低下することもなく、ミル差圧が増加
せず、長時間の運転が可能となる。
【0025】こうして、ゴミ固形燃料や廃棄物チャー、
或いはそれらと石炭との混合物を、ローラ8とテーブル
5との間への異物の堆積を防止しつつ、確実に粉砕し
得、微粉度の低下に伴うミル差圧の増加を抑えて運転の
安定化を図り得る。
【0026】尚、本発明の竪型ミルは、上述の図示例に
のみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しな
い範囲内において種々変更を加え得ることは勿論であ
る。
【0027】
【発明の効果】以上、説明したように本発明の竪型ミル
によれば、ゴミ固形燃料や廃棄物チャー、或いはそれら
と石炭との混合物を、ローラとテーブルとの間への異物
の堆積を防止しつつ、確実に粉砕し得、微粉度の低下に
伴うミル差圧の増加を抑えて運転の安定化を図り得ると
いう優れた効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施する形態の一例の側断面図であ
る。
【図2】本発明を実施する形態の一例の平断面図であっ
て、図1のII−II矢視相当図である。
【図3】従来例の側断面図である。
【符号の説明】
1 ミル本体 5 テーブル 8 ローラ 36 掻取部材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ミル本体内に、水平回転するテーブル
    と、該テーブル上面に押し付けられるローラとを配設
    し、ローラとテーブルとの協働により、テーブル上の粒
    状体を粉砕するよう構成した竪型ミルにおいて、 ミル本体内に、テーブル上に堆積する異物を掻き取って
    再粉砕可能とするための掻取部材を配設したことを特徴
    とする竪型ミル。
JP2000303527A 2000-10-03 2000-10-03 竪型ミル Pending JP2002102730A (ja)

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Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58186449A (ja) * 1982-04-13 1983-10-31 エフ・エル・スミス・アンド・カンパニ−・エ−・エス 粉砕された材料を分類する方法および該方法を使用する垂直型ロ−ラミル
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