JP2003190825A - 竪型ミル - Google Patents

竪型ミル

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JP2003190825A
JP2003190825A JP2001399774A JP2001399774A JP2003190825A JP 2003190825 A JP2003190825 A JP 2003190825A JP 2001399774 A JP2001399774 A JP 2001399774A JP 2001399774 A JP2001399774 A JP 2001399774A JP 2003190825 A JP2003190825 A JP 2003190825A
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roller
crushing
drum
vertical mill
rollers
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Takeyuki Abe
武行 阿部
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 個体の粉砕を効率的に行うことができ、且つ
粉砕ローラのハンドリング作業が容易で、しかも竪型ミ
ル全体の機高を低く押えることができる竪型ミルを提供
する。 【解決手段】 ミル本体1内に、水平回転するテーブル
5と、ローラ軸37に支持されてテーブル5上面に押し
付けられて回転する粉砕ローラを備えたローラ装置36
とを配設し、ローラ装置36の粉砕ローラとテーブル5
との協働により、テーブル5上の粒状固体を粉砕するよ
う構成した竪型ミルにおいて、ローラ装置36のローラ
軸37に、互いに回転が拘束されて一緒に回転する2個
の粉砕ローラ38,39を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、竪型ミルに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】種々の粒状固体を粉砕して微粉を得るた
めの装置として、従来から竪型ミルが用いられている。
【0003】図5は、石炭の粒状固体を粉砕して微粉炭
を作製し、その微粉炭を石炭焚ボイラへ燃料として供給
するための従来の竪型ミルの一例を表わすものであっ
て、ミル本体1のケーシング2内下部には、電動機3に
より減速機4を介して回転駆動されるテーブル5が配置
されている。
【0004】更に、前記テーブル5上方の周方向所要位
置、例えば図6に示すように周方向に120゜の間隔を
隔てた3箇所には、ローラ装置36が配設されている。
ローラ装置36は、ケーシング2のジャーナルカバー2
aに支承された水平軸7を支点として傾動自在に配設さ
れたピボットブラケット6を備えている。該ピボットブ
ラケット6の先端部には、粉砕ローラ8が水平軸7と略
直交する方向に延びるローラ軸37を中心として回転自
在に取り付けられている。更に、前記ケーシング2のジ
ャーナルカバー2aには、油等の流体を用いた流体圧シ
リンダ9が取り付けられており、該流体圧シリンダ9の
ロッド9aを伸長させ、プランジャハウジング10に嵌
挿されたプランジャ11を介して前記ピボットブラケッ
ト6の押圧部6aを押すことにより、粉砕ローラ8を水
平回転しているテーブル5上面に押し付け、粉砕ローラ
8とテーブル5を協働させて、テーブル5上の石炭等の
粒状固体を粉砕し得るようになっている。この時、テー
ブル5の上面における前記粉砕ローラ8が転動する円周
上には、粉砕ローラ8による粉砕効率を高めるための粉
砕溝5aが形成されている。
【0005】前記ケーシング2内には、テーブル5の下
側に一次空気室33が形成されると共に、テーブル5を
包囲するよう環状体12が配設され、一次空気室33に
は、一次空気供給ダクト34から一次空気入口ノズル3
5を介して一次空気13が供給されるようになってお
り、前記環状体12には、一次空気室33内へ導入され
た一次空気13をケーシング2内上部へ吹き込むための
エアポート14が設けられている。
【0006】前記ケーシング2の上部外側には、ケーシ
ング2内と連通するようにしたヘッドフレーム15が設
置され、該ヘッドフレーム15内には、上下へ延在する
よう軸受筒16が固設され、該軸受筒16には、上下へ
所要の間隔をあけて軸受17,18が嵌入されており、
又、ヘッドフレーム15の側部には微粉炭等の微粉をボ
イラのバーナ(図示せず)へ送給するための微粉送給管
19が接続されている。
【0007】前記軸受17,18には、上下へ延在する
中空円筒状の回転軸20が嵌入され、該回転軸20のケ
ーシング2内へ延在された部分には、回転式分級機21
が装着され、前記回転軸20の軸受筒16より上方へ延
在された部分には、プーリ22が嵌着されており、又、
前記ケーシング2上部外側に設置した竪型のモータ等の
駆動装置23の出力軸24には、プーリ25が嵌着され
ており、該プーリ25と前記回転軸20に嵌着されたプ
ーリ22との間には、無端状のベルト26が掛け回され
ている。
【0008】前記回転式分級機21は、回転軸20の下
端部に回転板27を嵌着し、該回転板27の外周部に、
上方へ延びる多数の平板状の回転翼28を配設してなる
構成を有している。
【0009】前記ケーシング2内には、回転式分級機2
1の下方に位置するよう、截頭逆円錐状のリジェクトシ
ュート31が設置されており、該リジェクトシュート3
1の傾斜面には、一次空気13によって吹き上げられる
石炭等の粒状固体を粉砕した粉体が通過し得るよう傾斜
面に沿って延びるスリット32が形成されている。
【0010】前記回転軸20の内側には、図示していな
い給炭機のシュートに上端が接続されたシュート管30
を、その下端が前記ケーシング2内における粉砕ローラ
8より若干上方に開口29するよう配置してある。
【0011】図5、図6に示す竪型ミルにおいては、図
示していないコールバンカから給炭機へ切り出された石
炭等の粒状固体は、該給炭機の駆動によりそのシュート
からシュート管30を介してケーシング2内に投入さ
れ、電動機3により減速機4を介して水平方向へ回転し
ているテーブル5上に落下供給される。そして、石炭は
テーブル5外周の粉砕溝5aに落下し、テーブル5と該
テーブル5に対し接触回転する粉砕ローラ8との協働作
業により粉砕される。粉砕された石炭等の粉体は、エア
ポート14から吹き出す一次空気13により同伴されて
ケーシング2内を矢印に示す如く上昇し、リジェクトシ
ュート31のスリット32を通って、該リジェクトシュ
ート31の上方へ吹き上げられ、駆動装置23により駆
動されて回転軸20と共に回転している回転式分級機2
1により粗粉を分級され、粗粉を分級された微粉炭等の
微粉は、回転式分級機21を通ってヘッドフレーム15
へ入り、該ヘッドフレーム15から微粉送給管19へ送
出されてボイラのバーナ(図示せず)へ送給される。
又、前記回転式分級機21で分級された粗粉は、リジェ
クトシュート31を滑落してテーブル5上へ戻されるよ
うになっている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図5、図6
に示すように、従来から一般に用いられている竪型ミル
では、平面的に見て3箇所に配置される各ローラ装置3
6が、ピボットブラケット6に設けられるローラ軸37
の夫々に対し、大径且つ大重量を有する唯1つの大型の
粉砕ローラ8を備えた構成としている。
【0013】しかしながら、上記したローラ装置36に
おいては、大型の粉砕ローラ8が大重量であるために、
粉砕ローラ8の交換、メンテナンス時のハンドリング作
業が非常に大変であるという問題があった。
【0014】又、粉砕ローラ8が大径であるために、竪
型ミル全体の機高が高くなってしまうという問題があっ
た。
【0015】一方、前記した竪型ミルにより個体を粉砕
す際は、粉砕ローラ8の押付けによる圧壊作用よりも、
粉砕ローラ8がスリップすることによるすり潰し作用の
方が良好な粉砕効果を得られることが知られている。
【0016】しかし、前記したように1つの大型の粉砕
ローラ8を備えたローラ装置36では、大きな圧力によ
る圧壊作用を得ることはできるが、スリップによるすり
潰し作用は小さい。即ち、粉砕ローラ8による押付け圧
力が最も大きくなる粉砕ローラ8の最下点では、テーブ
ル5に対して粉砕ローラ8は殆どスリップせず、そのた
めに、スリップによるすり潰し作用を殆ど期待できな
い。
【0017】このために、従来のローラ装置36では、
所定の微粉度の微粉が得られるまでの粉砕に長い時間が
掛かり、効率的な粉砕ができないという問題を有してい
た。
【0018】本発明は、斯かる実情に鑑みてなしたもの
で、個体の粉砕を効率的に行うことができ、且つ粉砕ロ
ーラのハンドリング作業が容易で、しかも竪型ミル全体
の機高を低く押えることができる竪型ミルを提供しよう
とするものである。
【0019】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
ミル本体内に、水平回転するテーブルと、ローラ軸に支
持されてテーブル上面に押し付けられて回転する粉砕ロ
ーラを備えたローラ装置とを配設し、ローラ装置の粉砕
ローラとテーブルとの協働により、テーブル上の粒状固
体を粉砕するよう構成した竪型ミルにおいて、ローラ装
置のローラ軸に、互いに回転が拘束されて一緒に回転す
る複数の粉砕ローラを備えたことを特徴とする竪型ミ
ル、に係るものである。
【0020】請求項2記載の発明は、前記複数の粉砕ロ
ーラが転動する前記テーブルの上面に、各粉砕ローラに
対応する複数の粉砕溝を備えたことを特徴とする請求項
1記載の竪型ミル、に係るものである。
【0021】請求項3記載の発明は、ミル本体内に、水
平回転するテーブルと、ローラ軸に支持されてテーブル
上面に押し付けられて回転する粉砕ローラを備えたロー
ラ装置とを配設し、ローラ装置の粉砕ローラとテーブル
との協働により、テーブル上の粒状固体を粉砕するよう
構成した竪型ミルにおいて、ローラ装置のローラ軸に、
複数の太鼓型胴部を有する粉砕ローラを備えたことを特
徴とする竪型ミル、に係るものである。
【0022】請求項4記載の発明は、前記複数の太鼓型
胴部が転動する前記テーブルの上面に、各太鼓型胴部に
対応する複数の粉砕溝を備えたことを特徴とする請求項
3記載の竪型ミル、に係るものである。
【0023】上記手段によれば、以下のような作用が得
られる。
【0024】請求項1、2記載の発明では、ローラ装置
のローラ軸に、互いに回転が拘束されて一緒に回転する
複数の粉砕ローラを備えた構成としているので、複数の
粉砕ローラが、テーブルの半径方向内側と外側との周長
が異なる部分を転動することになるために、複数の粉砕
ローラが互いにスリップし、このスリップによるすり潰
し作用が良好に発揮されることによって高い粉砕効果が
得られるようになる。
【0025】更に、複数の粉砕ローラと該粉砕ローラに
対応した粉砕溝とにより、粉砕物は複数回粉砕されるこ
とになるために、粉砕物の微粉化が更に行なわれ易くな
る。
【0026】又、複数備えるようにした粉砕ローラは、
従来の粉砕ローラに対して直径寸法を著しく小さくでき
るので、粉砕ローラの交換、メンテナンス時のハンドリ
ング作業が容易になり、又、粉砕ローラを小径にできる
ために、竪型ミル全体の機高が低く押えられる。
【0027】請求項3、4記載の発明では、ローラ装置
のローラ軸に、複数の太鼓型胴部を有する粉砕ローラを
備えた構成としているので、複数の太鼓型胴部が、テー
ブルの半径方向内側と外側とで周長が異なる部分を転動
することになるために、太鼓型胴部が互いにスリップ
し、このスリップによるすり潰し作用が良好に発揮され
ることによって高い粉砕効果が得られるようになる。
【0028】更に、複数の太鼓型胴部と該太鼓型胴部に
対応した粉砕溝とにより、粉砕物は複数回粉砕されるこ
とになるために、粉砕物の微粉化が更に行なわれ易くな
る。
【0029】又、複数の太鼓型胴部を有する粉砕ローラ
は、従来の粉砕ローラに対して直径寸法を著しく小さく
できるので、粉砕ローラの交換、メンテナンス時のハン
ドリング作業が容易になり、又、粉砕ローラを小径にで
きるために、竪型ミル全体の機高が低く押えられる。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図示
例と共に説明する。
【0031】図1〜図3は本発明を実施する形態の一例
であって、図中、図5、図6と同一の符号を付した部分
は同一物を表わしており、基本的な構成は図5、図6に
示す従来のものと同様であるが、本図示例の特徴とする
ところは、図1に示す如く、ミル本体1内に備えられる
ローラ装置36のローラ軸37の夫々に、2個の粉砕ロ
ーラ38,39を配設した点にある。
【0032】更に、前記粉砕ローラ38と粉砕ローラ3
9は、互いに回転が拘束されて一緒に回転するように構
成されている。即ち、図2、図3に示すように、粉砕ロ
ーラ38,39の対向する側面には、互いに嵌合するよ
うにした凸部40aと凹部40bによる嵌合部40が形
成されており、この嵌合部40の嵌合によって粉砕ロー
ラ38,39は一緒に(一体に)回転するようになって
いる。尚、図3では前記嵌合部40をローラ軸37を中
心とする十字方向の4箇所に設けた場合を示している
が、嵌合部40を設置する数には限定されない。図2、
図3中、41は軸受を示す。
【0033】又、図1、図2では、ローラ軸37に2個
の粉砕ローラ38,39を備えた場合について例示した
が、粉砕ローラは3個以上設けるようにしてもよい。
又、複数設けられる粉砕ローラは同一の直径寸法、幅寸
法を有していてもよく、又、異なる直径寸法、或いは異
なる幅寸法を有していてもよい。
【0034】一方、前記2個の粉砕ローラ38,39が
転動する前記テーブル5の上面には、図1に示す如く、
各粉砕ローラ38,39に対応した2個の粉砕溝42,
43を形成している。この粉砕溝42,43は、複数設
けられる各粉砕ローラ38,39に対応して形成され
る。
【0035】次に、上記図1〜図3に示した形態の作用
を説明する。
【0036】ローラ軸37に取付られた2個の粉砕ロー
ラ38,39は、該流体圧シリンダ9にてプランジャ1
1を介しピボットブラケット6の押圧部6aを押すこと
により、水平回転しているテーブル5上面の粉砕溝4
2,43に押し付けられ、粉砕ローラ38,39とテー
ブル5の協働により、テーブル5上の石炭等の粒状固体
を粉砕する。
【0037】この時、前記2個の粉砕ローラ38,39
は、嵌合部40により互いに回転を拘束されて一緒に回
転するようになっているので、テーブル5の半径方向内
側と外側に位置する粉砕ローラ38と粉砕ローラ39
は、テーブル5の半径方向内側と外側との周長が異なる
部分を転動することになる。このために、内側の粉砕ロ
ーラ38と外側の粉砕ローラ39とは互いにスリップす
ることになる。
【0038】このように、粉砕ローラ38,39の押付
け圧力が最も大きくなる粉砕ローラ38,39の最下点
が、互いにテーブル5に対してスリップすることになる
ため、このスリップによるすり潰し作用が良好に発揮さ
れることになって、高い粉砕効果を得ることができる。
【0039】更に、2個の粉砕ローラ38,39と内外
側の粉砕溝42,43の作用により、粉砕物は2回粉砕
されることになるために、粉砕物の微粉化が更に行なわ
れ易くなる効果がある。
【0040】又、前記2個備えた粉砕ローラ38,39
は、従来の粉砕ローラ8に対して直径寸法を著しく小さ
くできるので、粉砕ローラ38,39の交換、メンテナ
ンス時のハンドリング作業が容易になる。又、粉砕ロー
ラ38,39を小径にできるために、竪型ミル全体の機
高が低く押えられる。
【0041】図4は、図2、図3に示した形態とは異な
る形態を示すものであって、本図示例の特徴とするとこ
ろは、図4に示す如く、ローラ装置36のローラ軸37
の夫々に、2個の太鼓型胴部44,45を有する粉砕ロ
ーラ46を配設した点にある。この時、粉砕ローラ46
に一体に形成されている複数の太鼓型胴部44,45は
一緒に回転することになる。
【0042】尚、図示例では、ローラ軸37に2個の太
鼓型胴部44,45を有する粉砕ローラ46を備えた場
合について例示したが、3個以上の太鼓型胴部を有する
粉砕ローラとしてもよい。又、粉砕ローラ46に複数形
成される太鼓型胴部は同一の直径、幅寸法を有していて
もよく、又、異なる直径、或いは異なる幅寸法を有して
いてもよい。
【0043】一方、前記粉砕ローラ46の2個の太鼓型
胴部44,45が転動する前記テーブル5の上面には、
図1に示す如く、各太鼓型胴部44,45に対応した2
個の粉砕溝42,43を形成している。この粉砕溝4
2,43は、複数設けられる各太鼓型胴部44,45に
対応して形成される。
【0044】次に、上記図4に示した形態例の作用を説
明する。
【0045】ローラ軸37に取付られた2個の太鼓型胴
部44,45を有する粉砕ローラ46は、流体圧シリン
ダ9にてプランジャ11を介しピボットブラケット6の
押圧部6aを押すことにより、水平回転しているテーブ
ル5上面の粉砕溝42,43に押し付けられ、粉砕ロー
ラ46の太鼓型胴部44,45とテーブル5の協働によ
り、テーブル5上の石炭等の粒状固体を粉砕する。
【0046】この時、前記2個の太鼓型胴部44,45
は一体に回転するので、テーブル5の半径方向内側と外
側に位置する太鼓型胴部44と太鼓型胴部45は、テー
ブル5の半径方向内側と外側との周長が異なる部分を転
動することになる。このために、内側の太鼓型胴部44
と外側の太鼓型胴部45とは互いにスリップすることに
なる。
【0047】このように、太鼓型胴部44,45の押付
け圧力が最も大きくなる太鼓型胴部44,45の最下点
が、互いにテーブル5に対してスリップすることになる
ため、このスリップによるすり潰し作用が良好に発揮さ
れることになって、高い粉砕効果を得ることができる。
【0048】更に、2個の太鼓型胴部44,45と内外
側の粉砕溝42,43の作用により、粉砕物は2回粉砕
されることになるために、粉砕物の微粉化が更に行なわ
れ易くなる効果がある。
【0049】又、前記2個の太鼓型胴部44,45を有
する粉砕ローラ46は、従来の粉砕ローラ8に対して直
径寸法を著しく小さくできるので、粉砕ローラ46の交
換、メンテナンス時のハンドリング作業が容易になり、
又、粉砕ローラ46を小径にできるために、竪型ミル全
体の機高が低く押えられる。
【0050】尚、本発明の竪型ミルは、上述の図示例に
のみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しな
い範囲内において種々変更を加え得ることは勿論であ
る。
【0051】
【発明の効果】請求項1、2記載の発明によれば、ロー
ラ装置のローラ軸に、互いに回転が拘束されて一緒に回
転する複数の粉砕ローラを備えた構成としているので、
複数の粉砕ローラが、テーブルの半径方向内側と外側と
の周長が異なる部分を転動することになるために、複数
の粉砕ローラが互いにスリップし、このスリップによる
すり潰し作用が良好に発揮されることによって高い粉砕
効果が得られる効果がある。
【0052】更に、複数の粉砕ローラと該粉砕ローラに
対応した粉砕溝とにより、粉砕物は複数回粉砕されるこ
とになるために、粉砕物の微粉化が更に行なわれ易くな
る効果がある。
【0053】又、複数備えるようにした粉砕ローラは、
従来の粉砕ローラに対して直径寸法を著しく小さくでき
るので、粉砕ローラの交換、メンテナンス時のハンドリ
ング作業が容易になり、又、粉砕ローラを小径にできる
ために、竪型ミル全体の機高が低く押えられる効果があ
る。
【0054】請求項3、4記載の発明によれば、ローラ
装置のローラ軸に、複数の太鼓型胴部を有する粉砕ロー
ラを備えた構成としているので、複数の太鼓型胴部が、
テーブルの半径方向内側と外側とで周長が異なる部分を
転動することになるために、太鼓型胴部が互いにスリッ
プし、このスリップによるすり潰し作用が良好に発揮さ
れることによって高い粉砕効果が得られる効果がある。
【0055】更に、複数の太鼓型胴部と該太鼓型胴部に
対応した粉砕溝とにより、粉砕物は複数回粉砕されるこ
とになるために、粉砕物の微粉化が更に行なわれ易くな
る効果がある。
【0056】又、複数の太鼓型胴部を有する粉砕ローラ
は、従来の粉砕ローラに対して直径寸法を著しく小さく
できるので、粉砕ローラの交換、メンテナンス時のハン
ドリング作業が容易になり、又、粉砕ローラを小径にで
きるために、竪型ミル全体の機高が低く押えられる効果
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施する形態の一例を示す側面図であ
る。
【図2】図1の粉砕ローラの断面図である。
【図3】図2のIII−III方向矢視図である。
【図4】本発明を実施する形態の他の例を示す側面図で
ある。
【図5】従来例の側断面図である。
【図6】図5の粉砕ローラとテーブルを示す平面図であ
る。
【符号の説明】
1 ミル本体 5 テーブル 36 ローラ装置 37 ローラ軸 38 粉砕ローラ 39 粉砕ローラ 40 嵌合部 41 軸受 42 粉砕溝 43 粉砕溝 44 太鼓型胴部 45 太鼓型胴部 46 粉砕ローラ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ミル本体内に、水平回転するテーブル
    と、ローラ軸に支持されてテーブル上面に押し付けられ
    て回転する粉砕ローラを備えたローラ装置とを配設し、
    ローラ装置の粉砕ローラとテーブルとの協働により、テ
    ーブル上の粒状固体を粉砕するよう構成した竪型ミルに
    おいて、ローラ装置のローラ軸に、互いに回転が拘束さ
    れて一緒に回転する複数の粉砕ローラを備えたことを特
    徴とする竪型ミル。
  2. 【請求項2】 前記複数の粉砕ローラが転動する前記テ
    ーブルの上面に、各粉砕ローラに対応する複数の粉砕溝
    を備えたことを特徴とする請求項1記載の竪型ミル。
  3. 【請求項3】 ミル本体内に、水平回転するテーブル
    と、ローラ軸に支持されてテーブル上面に押し付けられ
    て回転する粉砕ローラを備えたローラ装置とを配設し、
    ローラ装置の粉砕ローラとテーブルとの協働により、テ
    ーブル上の粒状固体を粉砕するよう構成した竪型ミルに
    おいて、ローラ装置のローラ軸に、複数の太鼓型胴部を
    有する粉砕ローラを備えたことを特徴とする竪型ミル。
  4. 【請求項4】 前記複数の太鼓型胴部が転動する前記テ
    ーブルの上面に、各太鼓型胴部に対応する複数の粉砕溝
    を備えたことを特徴とする請求項3記載の竪型ミル。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2023120083A1 (ja) * 2021-12-22 2023-06-29 三菱重工業株式会社 粉砕ローラ及び固体燃料粉砕装置並びに粉砕ローラの製造方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2023120083A1 (ja) * 2021-12-22 2023-06-29 三菱重工業株式会社 粉砕ローラ及び固体燃料粉砕装置並びに粉砕ローラの製造方法

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