JP2002102644A - 燃焼ガスの減温及び有害ガス除去装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 〔課題〕 この発明は、遠心力集塵器に冷却水噴霧ノズ
ル、再循環集塵部及び再循環ガスノズルを設けて、薬剤
を供給しながら、減温と有害ガス（飛灰、ダイオキシン
類、Ｈｃｌ、Ｓｏｘ）を除去する装置に関するものであ
る。 〔解決手段〕 （イ）内筒３に、冷却水噴霧ノズル４を設ける。 （ロ）再循環集塵部２を設ける。 （ハ）内筒３の外面に、再循環ガスノズル８を設ける。 ※調整部を設ける（冷却水量、再循環ガス量、ノズル４
の上下位置）

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】〔発明の属する技術分野〕この発明は、遠
心力集塵器１に、冷却水噴霧ノズル４と再循環集塵部２
（薬剤供給口５及び再循環ガス入口６と出口７含む）及
び再循環ガスノズル８を設ける事で、燃焼ガスは減温す
ると共に有害ガス（飛灰、ダイオキシン類、Ｈｃｌ、Ｓ
ｏｘ）を除去する装置に関するものである。

【０００２】〔従来の技術〕熱交換器又は、希釈空気も
含め水を用いた冷却設備に、集塵装置として濾過器又は
電気集塵機を用いている。性能的に問題ないが、小型か
ら中型クラスの範囲では価格的及び維持管理面で負担が
大きいため、設置することが難かしかった。

【０００３】〔発明が解決しようとする課題〕したがっ
て、各メーカとも特に小型クラスは参入できない状態に
なり、今まで未解決で終っていた。本発明は、使用側の
強い要望にこたえて、性能、低価格及び維持管理が容易
であることを重視して開発されたものである。

【０００４】〔課題を解決するための手段〕その構成を
説明すると、 （イ）冷却水（薬剤溶液含む）噴霧ノズル４で、燃焼ガ
スを冷却すると共に、飛灰（薬剤含む）の集塵効果を高
める。 （ロ）一次集塵を通過した飛灰（薬剤含む）は、二次集
塵の再循環集塵部２で再度集塵する（薬剤の供給含む） （ハ）再循環ガスノズル８で、薬剤を噴霧すると共に、
燃焼ガスをベストの流動層状に保ちながら旋回させる。

【０００５】〔発明の実施の形態〕本発明の実施の形態
を述べると、 （イ）内筒３のガス入口部に、冷却水（薬剤溶液含む）
噴霧ノズル４を下向きに取付け、壁面ガス旋回部に向か
って噴霧する（ガスの特性上、ノズル４の位置は上下で
きる構造） （ロ）再循環集塵部２は、飛灰（薬剤含む）の分離しや
すい構造に、薬剤の供給口５及び再循環ガス入口６と出
口７（再循環ファンの取合口）を設ける。 （ハ）内筒３の外面に、再循環ガスノズル８を付け、リ
ング状のスキマよりガス（薬剤含む）を旋回させながら
噴霧する（ノズル８の位置決めは重要）

【０００６】〔発明の効果〕本発明の効果は、飛灰（薬
剤含む）を矢印方向に案内する（図面１参照） （イ）遠心力集塵器１は、冷却設備と兼ね合理的であ
る。尚、冷却水（薬剤溶液含む）の噴霧で飛灰（薬剤含
む）は、比重が高まると共に噴霧の衝撃で再循環する
（燃焼ガスは、減温と同時に中和しながら集塵効果も高
まる） （ロ）再循環集塵部２で、飛灰（薬剤含む）濃度の高い
ガス部を再循環する（集塵効果は一段と高まる） （ハ）再循環ガスノズル８は、燃焼ガスの短絡防止と、
各ガスへの媒体としての働きがある（壁面への付着水防
止含む）

【図面の簡単な説明】

【図面１】本発明の部分切欠構成図である。

【図２】図面１の上面図である。

【符号の説明】

１は遠心力集塵器 ２は再循環集塵部 ３は内筒 ４は冷却水噴霧ノズル ５は薬剤供給口 ６は再循環ガス入口 ７は再循環ガス出口 ８は再循環ガスノズル ９は冷却水及び空気供給口 １０はダストボックス １１は燃焼ガス入口 １２はガス出口

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.⁷ 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考） Ｂ０４Ｃ 5/20

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】（イ）遠心力集塵器１の、内筒３に冷却水
   噴霧ノズル４を設ける。 （ロ）再循環集塵部２は、飛灰の分離しやすい構造に、
   薬剤供給口５及び再循環ガス入口６と出口７を設ける。 （ハ）遠心力集塵器１の、内筒３の外面に再循環ガスノ
   ズル８を設ける。以上の如く構成された、燃焼ガスの減
   温及び有害ガス除去装置。