JP2002102324A - 消臭剤 - Google Patents
消臭剤Info
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Abstract
好な消臭作用を有する、酵素を有効成分とする消臭剤を
提供する。 【解決手段】アミラーゼ、セルラーゼ、キシラナーゼ、
ペクチナーゼ、プロテアーゼ、リパーゼ、グルタミナー
ゼ、5'-ホスホジエステラーゼ、カタラーゼ、ウレアー
ゼ、グルコースオキシダーゼ、アスコルビン酸オキシダ
ーゼ及びマンナナーゼからなる群より選択されるいずれ
か少なくとも1種の酵素を消臭成分として含有すること
を特徴とする消臭剤。
Description
は消臭の用途に用いられる消臭剤に関する。より詳細に
は、本発明はとりわけトリメチルアミンに起因するアミ
ン系悪臭に対して優れた消臭作用を有する、酵素を有効
成分とした消臭剤に関する。
存在しており、臭いは私たちの生活に密接に関係してい
る。日常生活の中で我慢できないのはいわゆる「不快」
な臭いである。ある調査によると、かかる「不快臭」と
して「生ゴミの臭い(魚肉や野菜類の腐敗臭を含
む)」、「排気管・排水溝の臭い」、「使用後のトイレ
の臭い」、「口臭」、「腋臭等の体臭」、「タバコの臭
い」、「車の中の臭い」、「焼き魚などの料理臭」、
「ペットの臭い」、「トイレの汚物入れの臭い」及び
「冷蔵庫内の臭い」等が上位を占めるという結果が得ら
れている。
多くの物質が種々組み合わさって構成される。このた
め、単一の脱臭物質だけでは十分な脱臭効果を得ること
はなかなか困難である。例えば苛性ソーダ水溶液等のア
ルカリ剤は硫化水素や低級脂肪酸の脱臭に有効である
が、トリメチルアミンのアミン系悪臭には殆ど効果がな
いことが知られている。
序から活性炭などによる吸着現象を利用した物理系消臭
剤と酸化,還元若しくは中和反応の化学反応を利用した
化学系消臭剤との2種類に大別されるが、いずれも消臭
できる絶対量が決まっており、このため一定の能力(許
容量)を上回る量の悪臭を消臭できなかったり、消臭効
果に持続性がないなどといった問題があった。
問題に鑑みて、特にトリメチルアミンに由来するアミン
系悪臭に優れた消臭効果を発揮する消臭剤を提供するこ
とを目的とする。さらに本発明は、消臭作用が長期にわ
たって持続する、持続的消臭効果に優れた消臭剤を提供
することを目的とする。
を解決すべく、日夜研究を重ねていたところ、各種の酵
素に消臭作用があることを見出し、しかもこれらの酵素
がトリメチルアミンに由来するアミン系の悪臭に対して
顕著に優れた消臭効果を発揮することを確認した。本発
明はかかる知見に基づいて開発されたものである。
有効成分として含有する消臭剤である。 (1)アミラーゼ、セルラーゼ、キシラナーゼ、ペクチ
ナーゼ、プロテアーゼ、リパーゼ、グルタミナーゼ、
5'-ホスホジエステラーゼ、カタラーゼ、ウレアーゼ、
グルコースオキシダーゼ、アスコルビン酸オキシダーゼ
及びマンナナーゼからなる群より選択されるいずれか少
なくとも1種の酵素を消臭成分として含有することを特
徴とする消臭剤。かかる消臭剤は、トリメチルアミン由
来の悪臭に対して優れた消臭作用を有する。
型セルラーゼ、アスコルビン酸オキシダーゼ、5'-ホス
ホジエステラーゼ及びキシラナーゼからなる群より選択
されるいずれか少なくとも1種の酵素を消臭成分として
含有することを特徴とする消臭剤。かかる消臭剤は、ト
リメチルアミンに対する消臭作用に加えて、メチルメル
カプタン由来の硫黄系悪臭に対しても優れた消臭作用を
有する。
ゼ、キシラナーゼ、ペクチナーゼ、プロテアーゼ、油脂
分解酵素、グルタミナーゼ、5'-ホスホジエステラー
ゼ、カタラーゼ、ウレアーゼ、グルコースオキシダー
ゼ、アスコルビン酸オキシダーゼ及びマンナナーゼから
なる群より選択されるいずれか少なくとも1種の酵素を
消臭成分として含有することを特徴とする消臭剤であ
る。
-1,4-グルコシド結合を加水分解する作用を有する澱粉
加水分解酵素であり、これにはα−アミラーゼ(EC3.2.
1.1等)、β−アミラーゼ(EC3.2.1.2等)及びグルコア
ミラーゼ(EC3.2.1.3等)が包含される。かかる酵素の
起源は特に制限されず、植物、動物または微生物のいず
れに由来するものであってもよい。かかるアミラーゼと
して、簡便には商業的に入手可能な酵素製剤を用いるこ
とができる。このような酵素製剤としては、特に制限さ
れないが、スピターゼHSやスピターゼHK(以上、Ba
cillus subtilis MN-385が産生する耐熱性α−アミラー
ゼ、長瀬産業)、液化酵素T(Bac.subtilis)、液化酵
素6T(Bac.subtilis)、リクィファーゼL45(Bac.subti
lis)、フクタミラーゼ50(Bac.subtilis)、フクタミラ
ーゼ10L(Bac.subtilis)、オリエンターゼAO10(Asp.or
yzae)、オリエンターゼAOG(Asp.oryzae)、プライマー
ゼLC(Bac.subtilis)、プライマーゼHT(Bac.subtilis)
〔以上、阪急共栄物産〕、アミラーゼAD「アマノ」1(B
ac.subtilis)、アミラーゼAH「アマノ」(Bac.subtili
s)、ビオザイムA(Asp.oryzae)、ビオザイムF10 SD(A
sp.oryzae)、ビオザイムL(Asp.oryzae)〔以上、天野
製薬〕等のα−アミラーゼ製剤;ハイマルトシンG(Whe
at)、ハイマルトシンGL(Wheat)〔以上、阪急共栄物
産〕、ビオザイムM(Malt)、ビオザイムML(Barle
y)、ビオザイムM5(Soy bean)〔以上、天野製薬〕等
のβ−アミラーゼ製剤;グルターゼ6000(Rhizopus s
p.)、グルターゼAD(Asp.niger)〔以上、阪急共栄物
産〕、グルクザイムAF6(Rhizopus niveus)、グルクザ
イムNL4.2(Asp.niger)〔以上、天野製薬〕等のグルコ
アミラーゼ製剤を例示することができる。
コシド結合を加水分解し、セロオリゴマーやグルコース
を生じる酵素である。かかる酵素の起源は特に制限され
ず、植物、動物または微生物のいずれに由来するもので
あってもよい。かかるセルラーゼとして、簡便には商業
的に入手可能な酵素製剤を用いることができる。このよ
うな酵素製剤としては、特に制限されないが、セルラー
ゼXL-531(Asp.niger)、セルライザー(Asp.niger)〔以
上、長瀬産業〕、セルロシンAC40(Asp.niger)、セルロ
シンAL(Asp.niger)、セルロシンT2(Tri.viride)、セ
ルロシンT(Tri.viride)〔以上、阪急共栄物産〕、セ
ルラーゼA「アマノ」3(Asp.niger)、セルラーゼT
「アマノ」4(Tri.viride)〔以上、天野製薬〕等のセ
ルラーゼ製剤を例示することができる。
ランを加水分解する酵素(EC3.2.1.8)である。かかる
酵素の起源は特に制限されず、植物、動物または微生物
のいずれに由来するものであってもよい。かかるキシラ
ナーゼとして、簡便には商業的に入手可能な酵素製剤を
用いることができる。このような酵素製剤としては、特
に制限されないが、セルロシンHC100(Asp.niger)、セ
ルロシンHC(Asp.niger)、セルロシンB(Asp.niger)、
セルロシンTP25(Tri.viride)〔以上、阪急共栄物
産〕、ヘミセルラーゼ「アマノ」90G(Asp.niger)〔天
野製薬〕等のキシラナーゼ製剤を例示することができ
る。
は、細胞中層のペクチン質に含まれるα-1,4ガラクツロ
ニル結合を加水分解するペクチン分解酵素である。かか
る酵素の起源は特に制限されず、植物、動物または微生
物のいずれに由来するものであってもよい。かかるペク
チナーゼとして、簡便には商業的に入手可能な酵素製剤
を用いることができる。このような酵素製剤としては、
特に制限されないが、プロトペクチナーゼナガセ(長瀬
産業)、セルロシンPC5(Asp.niger)、セルロシンPE60
(Asp.niger)、セルロシンPEL(Asp.niger)、セルロシ
ンME(Rhizopus sp.)〔以上、阪急共栄物産〕、ペクチ
ナーゼA「アマノ」(Asp.oryzae, Asp.pulverulentu
s)、ペクチナーゼG「アマノ」(Asp.pulverulentu
s)、ペクチナーゼGL「アマノ」(Asp.pulverulentu
s)、ペクチナーゼPL「アマノ」(Asp.niger)〔以上、
天野製薬〕等のペクチナーゼ製剤を例示することができ
る。
る酵素(EC3.4群)である。かかる酵素の起源は特に制限
されず、植物、動物または微生物のいずれに由来するも
のであってもよい。プロテアーゼとして、簡便には商業
的に入手可能な酵素製剤を用いることができる。このよ
うな酵素製剤としては、特に制限されないが、ビオプラ
ーゼ30L、ビオプラーゼ30G、ビオプラーゼAPL-30、ビオ
プラーゼXL-416〔以上、長瀬産業〕、オリエンターゼ20
A(Asp.niger)、オリエンターゼ90N(Bac.subtilis)、
ヌクレイシン(Bac.subtilis)、オリエンターゼ10NL(Ba
c.subtilis)、オリエンターゼONS(Asp.oryzae)、オリ
エンターゼ22BF(Bac.subtilis)、テトラーゼS(Asp.ni
ger)、オリエンターゼON5(Asp.oryzae)、オリエンタ
ーゼY(Bac.subtilis)、オリエンターゼ5BL(Bac.subti
lis)〔以上、阪急共栄物産〕、ウマミザイム(Asp.oryz
ae)、ニューラーゼF(Rhizopus niveus)、パパインW-
40(Carica papaya L.)、パンクレアチンF(animal pan
creas)、プロテアーゼA「アマノ」G(Asp.oryzae)、
プロテアーゼM「アマノ」(Asp.oryzae)、プロテアー
ゼN「アマノ」(Bac.subtilis)、プロテアーゼNL
「アマノ」(Bac.subtilis)、プロテアーゼP「アマ
ノ」3G(Asp.melleus)、プロテアーゼS「アマノ」(Ba
c.stearothermophilus)、プロメラインF(Pineapple c
annery)、プロレザーFG-F(Bac.subtilis)、ペプチダ
ーゼR(Rhizopus oryzae)〔以上、天野製薬〕等のプロ
テアーゼ製剤を例示することができる。
ステル結合を加水分解し、部分アシルグリセロールある
いはグリセロールと脂肪酸を生成する油脂分解酵素であ
る。かかる酵素の起源は特に制限されず、植物、動物ま
たは微生物のいずれに由来するものであってもよい。か
かるリパーゼとして、簡便には商業的に入手可能な酵素
製剤を用いることができる。このような酵素製剤として
は、特に制限されないが、リリパーゼB-2(Rhizopus jap
onicus)、リリパーゼA10FG(Rhizopus japonicus)〔以
上、長瀬産業〕、ニューラーゼF(Rhizopus niveus)、
リパーゼA「アマノ」6(Asp.nigar)、リパーゼAY「ア
マノ」30G(Candida rugosa)、リパーゼF-AP15(Rhizopu
s oryzae)、リパーゼG「アマノ」50(Penicillium cam
emberti)、リパーゼM「アマノ」10(Mucor javanicu
s)、リパーゼR「アマノ」G(Penicillium roquefort
i)〔以上、天野製薬〕等のリパーゼ製剤を例示するこ
とができる。
ン酸とアンモニアに分解する酵素である。かかる酵素の
起源は特に制限されず、植物、動物または微生物のいず
れに由来するものであってもよい。かかるグルタミナー
ゼとして、簡便には商業的に入手可能な酵素製剤を用い
ることができる。このような酵素製剤としては、特に制
限されないが、グルタミナーゼ100FG(Bac.subtilis)
〔長瀬産業〕、グルタミナーゼF「アマノ」100(Bac.su
btilis)〔天野製薬〕等のグルタミナーゼ製剤を例示す
ることができる。
解する酵素である。かかる酵素の起源は特に制限され
ず、植物、動物または微生物のいずれに由来するもので
あってもよい。かかるカタラーゼとして、簡便にはレオ
ネットFプラス(Asp.nigar)やレオネット(Micrococcus
lyzodeicticus)、レオネットS〔以上、長瀬産業〕、
カタラーゼU5L(Mic. lyzodeicticus)〔阪急共栄物産〕
等の商業的に入手可能な酵素製剤を用いることができ
る。
してはヌクレアーゼ「アマノ」(Penicillium citrinu
m)〔天野製薬〕;ウレアーゼとしてはナガプシン〔長
瀬産業〕、グルコースオキシダーゼとしてはデオキシン
(Penicillium amagasakiense)〔長瀬産業〕及びハイデ
ラーゼ15(Asp.nigar)〔天野製薬〕;アスコルビン酸オ
キシダーゼとしてはASO−10(きゅうり)〔長瀬産
業〕、及びマンナナーゼとしてはセルロシンGM5(Asp.ni
gar)〔阪急共栄物産〕等の市販の酵素製剤を使用する
ことができる。
ンのアミン系悪臭に対して優れた消臭作用を有する。ま
た上記酵素のうち、α-アミラーゼ(ビオザイムA)、
セルラーゼ(セルラーゼXL531、セルロシンAC40、セル
ロシンT2)、キシラナーゼ(セルロシンHC100)、ペク
チナーゼ(ペクチナーゼA「アマノ」)、プロテアーゼ
(ビオプラーゼ30L、プロテアーゼA「アマノ」G)、
リパーゼ(リパーゼM「アマノ」10)、カタラーゼ(レ
オネット、レオネットS)、5'−ホスホジエステラーゼ
(ヌクレアーゼ「アマノ」)及びアスコルビン酸オキシ
ダーゼ(ASO−10)は、トリメチルアミンに対する
消臭作用と併せて、メチルメルカプタンの硫黄系悪臭に
対して良好な消臭効果を有する。とりわけアミン系及び
硫黄系の両者の悪臭の消臭に特に有用な酵素として、エ
キソ型とエンド型の両セルラーゼ活性を有するセルラー
ゼ(セルラーゼXL531)、Asp.oryzae菌を起源とするα
−アミラーゼ(ビオザイムA)、Asp.nigar菌を起源と
するキシラナーゼ(セルロシンHC100)、植物(きゅう
り)を起源とするアスコルビン酸オキシダーゼ(ASO
−10)、Penicillium citrinumを起源とする5'-ホス
ホジエステラーゼ(ヌクレアーゼ「アマノ」)を挙げる
ことができる。
含有するものであっても、また2種以上を任意に組み合
わせて含有するものであってもよい。特に至適pHの異
なる酵素を種々組み合わせて使用することによって、消
臭対象物のpHに制限されることなく、幅広いpHに有
効に適用できる消臭剤を調製することができる。
は、精製及び粗精製を問わず単品の状態であってもよい
し、また前述するように任意の担体や添加物を含有する
組成物(酵素製剤)の状態であっても、更には任意の担
体に結合若しくは固定化された状態(固定化酵素)であ
ってもよい。かかる担体としては、従来酵素の固定化や
安定化のために用いられるものが広く使用でき、例えば
澱粉などの食品素材、軽石、パーライト、おがくず、各
種合成樹脂を挙げることができる。
して消臭成分として含有するものであればよく、本発明
の効果を有する限り、酵素の配合割合を特に制限するも
のではない。通常、消臭剤の使用形態、使用目的及び適
用対象、並びに使用する酵素の種類等に応じて適宜選択
でき、例えば消臭剤中(100重量%)の酵素の配合割
合として0.00001〜40重量%、好ましくは0.
0001〜20重量%の割合を挙げることができる。
妨げない範囲で、例えば他の消臭剤、着色剤、清澄剤、
着香剤、粘度調整剤、界面活性剤、防腐剤、殺菌・抗菌
剤、植物エキス、精油、pH緩衝剤、溶剤、滑沢剤、賦
形剤、漂白剤等の各種の成分を配合することもできる。
状、粉末・顆粒状、固形状等の任意の形態の消臭剤とし
て調製することができ、かかる形態に応じて便所、洗面
所、風呂場、台所、流し台、排気口、排水溝、排水口、
塵芥処理場、ゴミ(生ゴミ、汚物)、汚泥などの悪臭発
生源に直接撒付したり、またこれらの悪臭を発生し得る
雰囲気内に配置するといった任意の態様で使用すること
ができる。尚、後者の使用態様の場合、本発明の消臭剤
は、カプセル若しくはゲル基材に封入させて固形若しく
は半固形状態で用いることも可能である。具体的には、
本発明の消臭剤は、液体芳香消臭剤、液体若しくは発泡
洗浄剤(衣類用、浴室・洗面所・台所・トイレなどの排
水管用)、エアゾール消臭剤、固形消臭剤(トイレ、台
所、室内用)、固形洗浄剤(衣類、トイレ、台所用)等
の各種の製品に調製できる。
ミンといったアミン系悪臭に対して優れた消臭効果を発
揮するものである。従って、本発明が特に消臭対象とす
る悪臭としては、例えば魚臭や動物臭等の生臭さ、魚肉
類や野菜などの腐敗臭、口臭、トイレや排水口から出る
悪臭を広く挙げることができる。
セルラーゼ(セルラーゼXL531、セルロシンAC40、セル
ロシンT2)、キシラナーゼ(セルロシンHC100)、ペク
チナーゼ(ペクチナーゼA「アマノ」)、プロテアーゼ
(ビオプラーゼ30L、プロテアーゼA「アマノ」G)、
リパーゼ(リパーゼM「アマノ」10)、カタラーゼ(レ
オネット、レオネットS)、5'−ホスホジエステラーゼ
(ヌクレアーゼ「アマノ」)又はアスコルビン酸オキシ
ダーゼ(ASO−10)を有効成分として含有する消臭
剤は、上記アミン系悪臭とメチルメルカプタン等の硫黄
系悪臭の両者に対して優れた消臭効果を有する。従っ
て、かかる酵素を有効成分として含有する消臭剤によれ
ば、上記魚等の生臭さや腐敗臭、口臭に加えてトイレの
汚物の臭い、台所(流し台の下など)、配水管等の悪臭
や不快臭を解消することが可能である。
触媒様作用に基づくものである。よって本発明の消臭剤
は、かかる酵素作用に基づいて消臭効果が長期にわたっ
て持続するため、持続的消臭効果に優れたものである。
明するが、本発明は当該実施例に何ら限定されるもので
はない。実施例1 400mL容量のコニカルビーカー内に各種の悪臭液(ト
リメチルアミン、メチルメルカプタン)を入れた10mL
ビーカー、及び酵素試料(表1参照)を入れた10mLビ
ーカーをいれ、コニカルビーカー上部をパラフィンフィ
ルム及びアルミホイルで密封し、25℃、湿度60%条
件下で放置した。なお、酵素試料(試験サンプル)とし
ては、各種酵素を0.5g秤りとったものを用いた。ま
た、対照実験として水を用いて同様にして消臭試験を行
った。
悪臭(トリメチルアミン、メチルメルカプタン)濃度を
測定して、ブランク濃度に対する消臭率を算出した。な
お、ブランク濃度は、酵素試料を入れずに各悪臭液をコ
ニカルビーカー内に入れて密封し、24時間後に測定し
た悪臭濃度である。
ゼ、セルラーゼ、キシラナーゼ、ペクチナーゼ、プロテ
アーゼ、リパーゼ、グルタミナーゼ、5'-ホスホジエス
テラーゼ、カタラーゼ、ウレアーゼ、グルコースオキシ
ダーゼ、アスコルビン酸オキシダーゼ及びマンナナーゼ
は、いずれもトリメチルアミンのアミン系悪臭に対して
顕著に優れた消臭効果を発揮することがわかった。中で
もα-アミラーゼ(ビオザイムA)、セルラーゼ(セル
ラーゼXL531、セルロシンAC40、セルロシンT2)、キシ
ラナーゼ(セルロシンHC100)、ペクチナーゼ(ペクチ
ナーゼA「アマノ」)、プロテアーゼ(ビオプラーゼ30
L、プロテアーゼA「アマノ」G)、リパーゼ(リパー
ゼM「アマノ」10)、カタラーゼ(レオネット、レオネ
ットS)、5'−ホスホジエステラーゼ(ヌクレアーゼ
「アマノ」)及びアスコルビン酸オキシダーゼ(ASO
−10)は、メチルメルカプタンの硫黄系悪臭に対して
も良好な消臭効果を発揮することがわかった。
を処方例として記載する。尚、各成分の単位は重量部を
意味するものとする。
剤(セルラーゼXL531、長瀬産業)、α−アミラーゼ
(ビオザイムA、天野製薬)、キシラナーゼ(セルロシ
ンHC100、阪急共栄物産)、アスコルビン酸オキシダー
ゼ(ASO−10、長瀬産業)、5'-ホスホジエステラ
ーゼ(ヌクレアーゼ「アマノ」、天野製薬)をそれぞれ
用いた。
Claims (2)
- 【請求項1】アミラーゼ、セルラーゼ、キシラナーゼ、
ペクチナーゼ、プロテアーゼ、リパーゼ、グルタミナー
ゼ、5'-ホスホジエステラーゼ、カタラーゼ、ウレアー
ゼ、グルコースオキシダーゼ、アスコルビン酸オキシダ
ーゼ及びマンナナーゼからなる群より選択されるいずれ
か少なくとも1種の酵素を消臭成分として含有すること
を特徴とする消臭剤。 - 【請求項2】α−アミラーゼ、エンド型とエキソ型の両
セルラーゼ活性を有するセルラーゼ、5'-ホスホジエス
テラーゼ、アスコルビン酸オキシダーゼ及びキシラナー
ゼからなる群より選択されるいずれか少なくとも1種の
酵素を消臭成分として含有することを特徴とする消臭
剤。
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