JP2002102238A - 内視鏡用高周波スネア - Google Patents

内視鏡用高周波スネア

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JP2002102238A
JP2002102238A JP2000303048A JP2000303048A JP2002102238A JP 2002102238 A JP2002102238 A JP 2002102238A JP 2000303048 A JP2000303048 A JP 2000303048A JP 2000303048 A JP2000303048 A JP 2000303048A JP 2002102238 A JP2002102238 A JP 2002102238A
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JP
Japan
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wire
snare
elastic wire
snare loop
endoscope
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JP2000303048A
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Teruo Ouchi
輝雄 大内
Tomoshi Kidooka
智志 木戸岡
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Pentax Corp
Original Assignee
Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ポリープの茎部を確実に芯まで凝固させながら
出血なく切断することができる内視鏡用高周波スネアを
提供すること。 【解決手段】スネアループ10の先端近傍部の弾性ワイ
ヤ11の外表面全周に、弾性ワイヤ11とそれに接触す
る人体組織との間のインピーダンスを大きくする表面処
理12を施した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、内視鏡の処置具
挿通チャンネルに通されてポリープを切除するために用
いられる内視鏡用高周波スネアに関する。
【0002】
【従来の技術】内視鏡用高周波スネアは一般に、可撓性
シース内に軸線方向に進退自在に操作ワイヤを挿通配置
して、導電性の弾性ワイヤにより形成されたスネアルー
プを操作ワイヤの先端に連結すると共に、弾性ワイヤに
高周波電流を通電できるように構成し、操作ワイヤを軸
線方向に進退操作することによりスネアループが可撓性
シースの先端内に出入りして、スネアループが可撓性シ
ース外では自己の弾性によって膨らみ、可撓性シース内
に引き込まれることによって窄まるようになっている。
【0003】そして使用時には、スネアループでポリー
プを囲んだ状態にしてから操作ワイヤを牽引することに
より、図4に示されるようにスネアループ10でポリー
プ100を緊縛し、スネアループ10を形成する弾性ワ
イヤ11に高周波電流を通電してポリープ100を焼灼
切断する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、弾性ワ
イヤ11に高周波電流を通電することにより、弾性ワイ
ヤ11と接触する部分の人体組織(ポリープの茎部)が
ジュール熱によって切断されるが、弾性ワイヤ11とし
ては直径が0.35〜0.5mm程度のステンレス鋼線
の単線又は撚り線が用いられる。
【0005】しかし、そのように細い弾性ワイヤ11が
用いられる結果、粘膜面との接触部に流れる電流密度が
大きいので、ポリープの茎部が芯まで焼灼されないうち
に極めて短時間で切断されてしまう場合がある。する
と、ポリープの芯の部分に通っている血管が凝固されな
いので、出血が発生してしまう。
【0006】そこで本発明は、ポリープの茎部を確実に
芯まで凝固させながら出血なく切断することができる内
視鏡用高周波スネアを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の内視鏡用高周波スネアは、可撓性シース内
に軸線方向に進退自在に操作ワイヤを挿通配置して、導
電性の弾性ワイヤにより形成されたスネアループを操作
ワイヤの先端に連結すると共に、弾性ワイヤに高周波電
流を通電できるように構成し、操作ワイヤを軸線方向に
進退操作することによりスネアループが可撓性シースの
先端内に出入りして、スネアループが可撓性シース外で
は自己の弾性によって膨らみ、可撓性シース内に引き込
まれることによって窄まるようにした内視鏡用高周波ス
ネアにおいて、スネアループの先端近傍部の弾性ワイヤ
の外表面全周に、弾性ワイヤとそれに接触する人体組織
との間のインピーダンスを大きくする表面処理を施した
ものである。
【0008】なお、表面処理が、電気絶縁材又は不良導
電材のコーティング、塗布、酸化被膜、又はメッキであ
ってもよい。
【0009】
【発明の実施の形態】図面を参照して本発明の実施例を
説明する。図3は、本発明の実施例の内視鏡用高周波ス
ネアを示しており、1は、例えば電気絶縁性の四フッ化
エチレン樹脂製チューブ等からなる可撓性シースであ
り、図示されていない内視鏡の処置具挿通チャンネルに
挿脱される。
【0010】可撓性シース1内には、可撓性のある導電
性金属製の操作ワイヤ2が全長にわたって軸線方向に進
退自在に挿通されており、図示されていない操作部によ
って基端側から任意に進退操作される。
【0011】操作ワイヤ2の先端部分には、一本の導電
性の弾性ワイヤ11をループ状に曲げて形成されたスネ
アループ10が接続パイプ3を介して連結されており、
操作ワイヤ2を介してスネアループ10に高周波電流を
通電することができる。
【0012】ただし、スネアループ10は二本の弾性ワ
イヤ11を先端で繋いで形成してもよく、操作ワイヤ2
は弾性ワイヤ11を延長して形成してもよい。弾性ワイ
ヤ11としては、例えば直径が0.35〜0.5mm程
度のステンレス鋼線の単線又は撚り線等が用いられる。
【0013】スネアループ10は、外力が加えられてい
ない状態では、弾性ワイヤ11の弾性によって図3に示
されるように数センチメートルの広がりのループを形成
しており、操作ワイヤ2が手元側に牽引されると、スネ
アループ10が可撓性シース1内に引き込まれて弾性変
形して窄まる。
【0014】弾性ワイヤ11の外周面には、図1に示さ
れるように、全周にわたって電気絶縁材又は不良導電材
のコーティング(以下、「低導電性コーティング12」
という)が、高周波インピーダンスを高めるように施さ
れている。
【0015】低導電性コーティング12としては、例え
ばフッ素樹脂、エポキシ樹脂、ポリイミド樹脂等のよう
な合成樹脂材を薄膜状にしたもの、又はそのような合成
樹脂材にカーボンブラック等のような導電性粒子を適量
混合して表面に塗布したもの等を用いることができ、そ
の厚さは例えば5〜50μm程度である。
【0016】ただし、高周波電流通電時に人体組織と接
触する部分はジュール熱によって加熱されるので、低導
電性コーティング12としてはある程度以上の耐熱性を
有する材料を用いる必要があり、加熱により有害ガス等
が発生しないものでなければならない。
【0017】このように構成された実施例の内視鏡用高
周波スネアは、図示されていない操作部を操作して操作
ワイヤ2を手元側に牽引し、図2に示されるようにスネ
アループ10でポリープ100を緊縛して、スネアルー
プ10を形成する弾性ワイヤ11に高周波電流を通電す
ると、弾性ワイヤ11と接触する部分の人体組織がジュ
ール熱によって加熱、凝固されながら、ポリープ100
が切断される。
【0018】その際に、弾性ワイヤ11の外周面が全周
にわたって低導電性コーティング12が施されていて、
弾性ワイヤ11とそれに接触する人体組織との間のイン
ピーダンスが増大しているので、低導電性コーティング
12がない場合と比べてポリープ100の茎部の組織と
の間に流れる電流密度が減少している。
【0019】その結果、ポリープ100は急激には切断
されず、ある程度の時間をかけて切断面が確実に凝固す
る状態で、茎部の芯位置を通っている血管101からの
出血なく切断される。
【0020】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、例えば低導電性コーティング12は、少な
くともスネアループ10でポリープを緊縛した状態にお
いて人体組織に触れるスネアループ10の先端側の部分
に施されていればよい。
【0021】また、スネアループ10の外周面に施され
る表面処理は、コーティングに限らず、電気絶縁材又は
不良導電材の塗布、或いは酸化マンガン、酸化白金、酸
化ニッケル等のような酸化被膜又はメッキ等であっても
よい。
【0022】
【発明の効果】本発明によれば、スネアループの先端近
傍部の弾性ワイヤの外表面全周に弾性ワイヤとそれに接
触する人体組織との間のインピーダンスを大きくする表
面処理を施したことにより、高周波電源の振幅切換操作
等を行うことなく高周波処置電流の振幅が減衰され、高
周波電流を通電した時の電流密度が減少するので、ポリ
ープが急激には切断されず、ある程度の時間をかけて切
断面が確実に凝固しながら切断され、その結果、ポリー
プの茎部の芯位置を通っている血管から出血することな
くポリープを切断することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例のスネアループを形成する弾性
ワイヤの軸線に垂直な断面の断面図である。
【図2】本発明の実施例の内視鏡用高周波スネアにより
ポリープが切断されかけている状態の縦断面図である。
【図3】本発明の実施例の内視鏡用高周波スネアの先端
部分の平面断面図である。
【図4】従来の内視鏡用高周波スネアによりポリープが
切断されかけている状態の斜視図である。
【符号の説明】
1 可撓性シース 2 操作ワイヤ 10 スネアループ 11 弾性ワイヤ 12 低導電性コーティング 100 ポリープ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】可撓性シース内に軸線方向に進退自在に操
    作ワイヤを挿通配置して、導電性の弾性ワイヤにより形
    成されたスネアループを上記操作ワイヤの先端に連結す
    ると共に、上記弾性ワイヤに高周波電流を通電できるよ
    うに構成し、上記操作ワイヤを軸線方向に進退操作する
    ことにより上記スネアループが上記可撓性シースの先端
    内に出入りして、上記スネアループが上記可撓性シース
    外では自己の弾性によって膨らみ、上記可撓性シース内
    に引き込まれることによって窄まるようにした内視鏡用
    高周波スネアにおいて、 上記スネアループの先端近傍部の弾性ワイヤの外表面全
    周に、上記弾性ワイヤとそれに接触する人体組織との間
    のインピーダンスを大きくする表面処理を施したことを
    特徴とする内視鏡用高周波スネア。
  2. 【請求項2】上記表面処理が、電気絶縁材又は不良導電
    材のコーティング、塗布、酸化被膜、又はメッキである
    請求項1記載の内視鏡用高周波スネア。
JP2000303048A 2000-10-03 2000-10-03 内視鏡用高周波スネア Withdrawn JP2002102238A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020213025A1 (ja) * 2019-04-15 2020-10-22 オリンパス株式会社 内視鏡用スネア

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2020213025A1 (ja) * 2019-04-15 2020-10-22 オリンパス株式会社 内視鏡用スネア

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