JP2002102137A - 食器洗浄機 - Google Patents

食器洗浄機

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JP2002102137A
JP2002102137A JP2000293401A JP2000293401A JP2002102137A JP 2002102137 A JP2002102137 A JP 2002102137A JP 2000293401 A JP2000293401 A JP 2000293401A JP 2000293401 A JP2000293401 A JP 2000293401A JP 2002102137 A JP2002102137 A JP 2002102137A
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Japan
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washing
water supply
temperature
heating
cleaning
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JP2000293401A
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English (en)
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Hideki Iwakura
秀樹 岩倉
Katsuhiko Ishii
勝彦 石井
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Mitsubishi Electric Home Appliance Co Ltd
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Home Appliance Co Ltd
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 洗浄工程と加熱すすぎ工程で、所定の設定温
度以上の洗浄水が給水された場合にはヒータに通電しな
いでこれらの工程を実行することを目的とする。 【解決手段】 制御手段101は記憶手段から洗浄から
すすぎ、乾燥までの一連の工程を読み出して実行し、実
行する洗浄と加熱すすぎの工程において温度測定手段が
検出した洗浄水の温度と例えば40℃という所定の設定
温度とを比較し、洗浄水の温度が該設定温度以上で給湯
モードと判定されたときは加熱手段の駆動を停止し、洗
浄水の温度が該設定温度以下で給水モードと判定された
ときは温度測定手段が検出した洗浄水の温度に基づいて
加熱手段を駆動制御して洗浄水を所定の温度を保つよう
に制御するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は食器洗浄機、特にそ
の洗浄と加熱すすぎの工程におけるヒータ通電制御に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、この種の食器洗浄機において
は、洗浄、すすぎ、加熱すすぎ、乾燥の各工程を順次実
行する構成としたものがある。このうちの洗浄工程で
は、洗浄槽内に食器類を収容した状態で、先ず洗剤を投
入すると共に給水弁を開放動作させて給水を行う。次
に、洗浄ポンプを運転動作させ、洗剤を含む洗浄水を洗
浄ノズルから食器類に噴射させることにより食器類を洗
浄する。このとき、洗浄槽の底部に設けられた温度検出
器で洗浄水の温度を検出し、洗浄水の温度が約60℃以
下の場合には洗浄水をヒータにより加熱していた。
【0003】また、洗浄ノズルから噴射した洗浄水は洗
浄槽の底部に貯留され、その貯留された洗浄水を再度噴
射させるというように循環させる。この洗浄工程中は洗
浄ポンプを連続運転している。そして、洗浄水の温度が
約60℃に達すると、洗浄ポンプの運転動作を停止させ
ると共に、ヒータの加熱動作を停止させ、その後に排水
ポンプを運転動作させて排水を行う。以上は洗浄工程の
説明であるが、加熱すすぎの工程の場合も洗剤の投入を
除けば洗浄工程と全く同様の工程である。さらに、洗浄
工程や加熱すすぎの工程の場合に洗浄水が給水されたと
きに洗浄槽の底部に設けられたもう1つの温度検出器で
洗浄水の温度を検出し、その洗浄水の温度が約90℃以
上の異常な場合にはヒータの電源をカットし、排水弁を
開くようにしていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の食
器洗浄機では、洗浄工程と加熱すすぎ工程では、洗浄水
の温度が約60℃以下の場合には洗浄水をヒータにより
加熱していたから、通常は常にヒータを加熱しなければ
ならず、電力消費が多く、省エネの観点で問題があるも
のであった。
【0005】本発明は、このような問題点を解決するた
めになされたものであり、洗浄工程と加熱すすぎ工程
で、洗浄可能な所定の低い設定温度以上の洗浄水が給水
された場合にはヒータに通電しないでこれらの工程を実
行するようにした食器洗浄機を得ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る食器洗浄機
は、食器類を収容する洗浄槽と、洗浄槽への水の供給を
制御する給水弁と、洗浄槽に収容された食器類に対して
洗浄水を噴射させる洗浄ポンプと、洗浄槽内の洗浄水を
外部に排出する排出ポンプと、洗浄槽内の洗浄水を加熱
する加熱手段と、洗浄槽内の洗浄水の温度を検出する温
度測定手段と、洗浄からすすぎ、乾燥までの一連の工程
のプログラムを記憶する記憶手段と、前記給水弁、洗浄
ポンプ、排出ポンプ及び加熱手段を駆動制御する制御手
段とを備え、前記制御手段は記憶手段から洗浄からすす
ぎ、乾燥までの一連の工程を読み出して実行し、実行す
る洗浄と加熱すすぎの工程において温度測定手段が検出
した洗浄水の温度と洗浄可能な所定の低い設定温度とを
比較し、洗浄水の温度が該設定温度以上で給湯モードと
判定されたときは加熱手段の駆動を停止し、洗浄水の温
度が該設定温度以下で給水モードと判定されたときは温
度測定手段が検出した洗浄水の温度に基づいて加熱手段
を駆動制御して洗浄水を所定の温度を保つように制御す
るように構成したものである。
【0007】また、給湯モードと給水モードとを選択的
に設定する給湯切替キーを備え、前記制御手段は記憶手
段から洗浄からすすぎ、乾燥までの一連の工程を読み出
して実行し、実行する洗浄と加熱すすぎの工程におい
て、給湯切替キーの操作によって給湯モードが設定され
たときは加熱手段の駆動を停止し、給湯切替キーの操作
によって給水モードが設定されたときは温度測定手段が
検出した洗浄水の温度に基づいて加熱手段を駆動制御し
て洗浄水を所定の温度を保つようにしている。
【0008】さらに、初回運転時に洗浄と加熱すすぎの
工程において洗浄槽に入れられた洗浄水の温度が洗浄可
能な所定の低い設定温度以上で給湯モードと判定又は洗
浄水の温度が洗浄可能な所定の低い設定温度以下で給水
モードと判定されたことを記憶するモード記憶手段を備
え、前記制御手段は次回運転時には洗浄と加熱すすぎの
工程においてモード記憶手段に記憶されているモード状
態を読み出し、読み出したモードで洗浄と加熱すすぎの
工程を実行するようにしてもよい。
【0009】また、初回運転時に給湯切替キーの操作に
よって設定された給湯モード又は給水モードを記憶する
モード記憶手段を備え、前記制御手段は次回運転時には
洗浄と加熱すすぎの工程においてモード記憶手段に記憶
されているモード状態を読み出し、読み出したモードで
洗浄と加熱すすぎの工程を実行するようにしてもよい。
【0010】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1は本発明の実
施形態1の食器洗浄機の電気的構成を示すブロック図、
図2は同食器洗浄機の構成を示す縦断面図、図3は同食
器洗浄機の操作パネルを示す説明図、図4は同食器洗浄
機の標準、節約コースにおける給水モードと給湯モード
の各工程の動作を示す説明図、図5は同食器洗浄機の操
作パネルからのキー入力によるコース切替のフローチャ
ート、図6は同食器洗浄機の洗浄・加熱すすぎ工程の動
作を示すフローチャートである。図2において、1は食
器洗浄機本体で、上部が開口された箱状の下ケース15
と、この下ケース15に結合される上ケース2とからな
っている。上ケース2は、後壁、左右の側壁及び天板と
からなり、左右の側壁のほぼ中心部から前面側は、上部
が垂直の全開した扇形状に切除され、また、天板は左右
の側壁に連続して前面側のほぼ2分の1が切除されて、
前面側に大きな開口部5が形成されている。
【0011】上ケース2は外板2aと内板2bとにより
二重構造に形成されており、上部の外板2aと内板2b
との間には通気穴3が設けられ、天板の前端部には通気
穴3と連通し、外気に開口する排気口4が設けられてい
る。11は上ケース2と下ケース15の間を仕切る仕切
板で、前面側の下部には仕切板11に開口するほぼL字
状の排水口12が設けられており、開口部にはフィルタ
13が着脱可能に取り付けられている。30は例えば透
明の合成樹脂からなり、上ケース2の両側壁に設けた回
動中心部31の固定軸に回動可能に装着されて上ケース
2の開口部5を開閉する扉であり、前面が円弧状、両側
面が後方に収斂する扇形状で断面コ字状に形成された外
板30aと内板30bとを、所定の隙間を隔てて配設し
て二重構造に構成したもので、その幅及び高さが飢えケ
ース2内に収容しうる大きさに形成されている。32は
扉30の下端部前面側に設けたハンドルである。
【0012】40は上ケース2、仕切板11及び扉30
によって形成された洗浄槽で、下部には貯水部41が設
けられている。45は複数の噴射口46を有し、洗浄槽
40の貯水部41内に回転自在に配設された洗浄ノズ
ル、47は仕切板11と洗浄ノズル45との間に配設さ
れたヒータである。下ケース15の底板16には外気に
連通する複数の通気孔17が設けられており、仕切板1
1と底板16との間には洗浄ポンプ18が設置されてい
る。19は洗浄ポンプ18の吐出口に接続され、洗浄ノ
ズル45に洗浄水を送水する給水管で、その先端部は仕
切板11を貫通して噴射ノズル45に連結されている。
20は洗浄ポンプ18の吸込口で、仕切板11に設けた
排水口12に連結されている。
【0013】21は洗浄ポンプ18の後部側に設けられ
た送風部で、その上部は洗浄水の侵入を防止するために
ほぼ逆U字状に形成されて、その先端部には貯水部41
に開口する開口部22を備えており、底部には複数の通
気孔23が設けられている。24は送風部21内に設置
された送風ファンである。25は下ケース15の前面側
に設けた操作パネルである。50は上ケース2の側壁内
面に設けたリブ(図示せず)に支持され、洗浄槽40内
に出し入れ可能に収納された食器かご、51は食器かご
50を洗浄槽40内の所定の位置に収納すると、食器か
ご50と上ケース2の後壁との間には、扉30を開放し
たときに収納される空間部42(以下、扉収納部とい
う)が形成される。
【0014】図3において、25は表示パネル、25a
は電源の入/切を行う電源キー、25bは図4に示す標
準コースを設定する標準キー、25cは標準コースに設
定されると点灯する標準コース表示ランプ、25dは図
4に示す節約コースを設定する節約キー、25eは節約
コースに設定されると点灯する節約コース表示ランプ、
25fはコース設定した後、設定したコースを開始させ
るためのスタート/一時停止キー、25gは洗浄工程、
すすぎ工程、乾燥工程、給水モード、給湯モード、残り
時間等を表示する表示部である。これら電源キー25a
〜表示部25gは表示パネル25上に設けられている。
なお、図4は食器洗浄機の標準コースと節約コースにお
ける給水モードと給湯モードの各工程の動作を示してお
り、すすぎ工程はすすぎ1、すすぎ2及び加熱すすぎの
3つに分かれている。また、標準コースと節約コースの
違いは、洗浄工程と加熱すすぎ工程での時間の長さが異
なるところにある。更に、給水モードと給湯モードの違
いは、給湯モードではすすぎ工程ですすぎ2がキャンセ
ルされるとともに、洗浄工程と加熱すすぎ工程で給水モ
ードではヒータへ通電されるが、給湯モードではヒータ
への通電がされないところにある。
【0015】図1において、100は例えばマイクロコ
ンピュータで構成される制御装置で、制御部101と、
標準コースと節約コースにおける洗浄工程〜乾燥工程に
至るプログラム等を記憶する記憶部102と、各工程の
時間を管理するタイマー部103と、洗浄槽40内の湯
の温度を判定する温度判定手段103とを有している。
61は洗浄槽40内に給水された水又は湯の水位を検出
する水位検出装置、62は洗浄槽40内の湯の温度を検
出する温度測定手段、63は水道の蛇口又は給湯機に接
続されている給水弁、64は洗浄槽40内の洗浄水、す
すぎ水等を排水するための排水ポンプである。
【0016】71は表示部25gに各種の表示をさせる
表示駆動手段、72は給水弁63を開閉駆動する給水弁
駆動手段、73は洗浄ポンプ18を駆動する洗浄ポンプ
駆動手段、74は排水ポンプ64を駆動する排水ポンプ
駆動手段、75は送風ファン24を駆動する送風ファン
駆動手段、76はヒータ47を駆動するヒータ駆動手段
である。制御部101は操作パネル25における各種キ
ー、水位検出手段61、温度検出手段62からの各信号
が入力されると、これらの入力信号並びに記憶部102
に記憶されたプログラムに基づいて洗浄ポンプ18と排
水ポンプ64、給水弁63、ヒータ47、送風ファン2
4並びに表示部25gを、それぞれ駆動回路71〜76
を介して制御するようになっている。
【0017】次に、本発明の実施の形態1の食器洗浄機
の作用を説明する。まず、ハンドル32を持って回動中
心部31を軸に扉30を回動し、洗浄槽40の前面及び
上面と側面の一部を開放する。このとき、扉30のハン
ドル32を除く大部分は、上ケース2の後壁と食器かご
50との間に形成された扉収納部42内に収納される。
この状態で食器かご50に洗浄する食器など51を収容
する。食器かご50に洗浄する食器等51を収容したと
きは、ハンドル32を持って扉30を回動し、開口部5
を閉塞してロックする。このとき、回動中心部31にお
ける扉30と上ケース2との連結部、扉30と上ケース
2との重複部及び当接部はシール部材36、37、38
により水密に保持され、密閉される。
【0018】この状態で、洗浄槽40内に洗剤を投入
し、操作パネル25を操作して運転を開始することにな
るが、その前に操作パネル25からのキー入力によるコ
ース切替の動作を図5のフローチャートに基づいて説明
する。まず、操作パネル25の電源キー25aを押して
電源キー入力すると(ステップS1)、デフォルト状態
の標準コースでスタート/一時停止待ちの状態となる。
次に、節約キー25dを押して節約キー入力すると
(ステップS2)、節約コースがセットされ(ステップ
S3)、節約コース表示ランプ25eが点灯する。な
お、節約キー入力されないときはデフォルト状態の標準
コースがセットされ(ステップS4)、標準コース表示
ランプ25cが点灯することになる。これでスタート/
一時停止キー25fの入力待ちとなる。
【0019】そこで、スタート/一時停止キー25fを
押してセットされた標準コース又は節約コースについて
運転を開始し、図4に示すようにまず洗浄工程を実行
し、次にすすぎ工程を実行し、最後に乾燥工程を実行し
て運転は終了する。この実施の形態1の食器洗浄機は洗
浄工程とすすぎ工程の加熱すすぎに特徴があるので、こ
れらの工程の動作を図6に示すフローチャートに基づい
て説明する。なお、洗浄工程とすすぎ工程の加熱すすぎ
の違いは実質的に洗浄槽40内に洗剤を投入するかしな
いかと工程時間が異なることだけであるので、洗浄工程
とすすぎ工程の加熱すすぎの動作は同じものとして説明
する。
【0020】スタート/一時停止キー25fを押してス
タートすると、制御部101はスタート/一時停止キー
25fのスタート入力を受けて給水弁駆動手段72に駆
動信号を出力し、給水弁駆動手段72は給水弁63を開
く(ステップS11)。そうすると、洗浄槽40内に水
又は湯が注入される。水位検出手段61は洗浄槽40内
の水位を検出しており、水位が規定水位(洗浄を開始す
るための水位)に達したことを検出した水位検出手段6
1は検出信号を制御部101に入力する(ステップS1
2)。そうすると、制御部101は温度測定手段62に
より洗浄槽40内の水温の測定を開始し(ステップS1
3)、温度測定手段62が測定した洗浄槽40内の水温
tが予め設定された温度T0 (例えば、ここでは40
℃)より高い場合は、洗浄槽40内に注入されたのは湯
であると判断し(ステップS14)、給湯モードと設定
し(ステップS15)、また洗浄槽40内の水温tが予
め設定された温度T0 (例えば、ここでは40℃)より
低い場合は、洗浄槽40内に注入されたのは水であると
判断し(ステップS14)、給水モードと設定する(ス
テップS16)。
【0021】給湯モードと設定した場合は、制御部10
1は排水ポンプ駆動手段74に駆動信号を出力し、排水
ポンプ駆動手段74は排水ポンプ64を駆動し、30秒
の間は排水と給水を並行して行う(ステップS17)。
30秒以降は給水のみを行う。これは洗浄槽40に湯を
供給する給湯機が接続されている場合でも、初めに洗浄
槽40に入れられる湯は洗浄槽40と給湯機との間に既
に冷めてしまった湯があるために、本来入るはずの湯の
温度より低くなるからである。再度水位検出手段61は
洗浄槽40内の水位が規定の水位に達したかを検出し
(ステップS18)、水位が規定水位に達したことを検
出した水位検出手段61は検出信号を制御部101に入
力すると、制御部101は給水弁駆動手段72に駆動停
止信号を出力し、給水弁駆動手段72は給水弁63を閉
じる(ステップS19)。ここまでが給水ステップであ
る。
【0022】給水ステップが終了すると、以降は洗浄工
程或いはすすぎ工程の加熱すすぎに入る。制御部101
は洗浄ポンプ駆動手段73に駆動信号を出力し、洗浄ポ
ンプ駆動手段73は洗浄ポンプ18を駆動して洗浄又は
加熱すすぎを開始する(ステップS20)。そうする
と、制御部101はタイマー部103を起動して洗浄又
は加熱すすぎの設定時間の計時を開始する(ステップS
21)。次に、制御部101は上記ステップS15、S
16で設定したモードが給湯モーか給水モードかを判定
し(ステップS22)、給湯モードと判定した場合は洗
浄又は加熱すすぎの工程中はヒータ47への通電は行わ
ない(ステップS23)。
【0023】また、給水モードと判定した場合は、制御
部101は温度測定手段62により洗浄槽40内の水温
の測定を開始し(ステップS24)、温度測定手段62
が測定した洗浄槽40内の水温t1 が予め設定された温
度Ta (例えば、ここでは60℃)と比較して低い場合
は(ステップS25)、ヒータ駆動手段76に駆動信号
を出力し、ヒータ駆動手段76はヒータ47を通電して
洗浄槽40内の水を加熱する(ステップS26)。ま
た、温度測定手段62が測定した洗浄槽40内の水温t
1 が予め設定された温度Ta と比較して高い場合は、更
に水温t1 が予め設定された温度Tb (例えば、ここで
は65℃)と比較し(ステップS27)、高い場合はヒ
ータ駆動手段76に駆動停止信号を出力し、ヒータ駆動
手段76はヒータ47の通電を停止する(ステップS2
8)。また、低い場合はヒータ47への通電を継続し、
水温をある一定の温度の間に保つように制御する。
【0024】そして、制御部101はタイマー部103
による洗浄又は加熱すすぎの設定時間が経過したら(ス
テップS29)、計時を停止し(ステップS30)、洗
浄ポンプ駆動手段73に駆動停止信号を出力し、洗浄ポ
ンプ駆動手段73は洗浄ポンプ18の駆動を停止し(ス
テップS31)、洗浄又は加熱すすぎを終了する。ま
た、設定時間が経過していない場合は、ステップS22
に戻り上記の手順を繰り返す。
【0025】本発明の実施の形態1においては、洗浄工
程又はすすぎ工程の加熱すすぎの場合に、洗浄槽40内
に入れられた洗浄水の温度を測定し、例えば40℃とい
う洗浄可能な低く設定された温度以下であるときに、洗
浄槽40内に入れられた洗浄水が水と判断してヒータ4
7へ通電を行うが、洗浄可能な低く設定された温度以上
であるときには、洗浄槽40内に入れられた洗浄水が湯
であると判断し、ヒータ47への通電をしないようにし
たので、電力を低減でき、省エネを図ることができる。
【0026】上記実施の形態1において、温度測定手段
65は洗浄と加熱すすぎの工程で、給湯モードと給水モ
ードの判定と、給水モードで洗浄水を所定の温度の間に
保つようにヒータ47を加熱制御するのに用いられてい
るが、ヒータ47の異常加熱等による異常温度検出に用
いることもできる。この場合にはコストの削減と組立の
簡素化を図ることができる。
【0027】実施の形態2.図7は本発明の実施形態2
の食器洗浄機の操作パネルを示す説明図、図8は同食器
洗浄機の操作パネルからのキー入力によるコース切替及
びモード設定のフローチャート、図9は同食器洗浄機の
洗浄・加熱すすぎ工程の動作を示すフローチャートであ
る。図7において、25hは操作パネル25に設けられ
た給湯切替キーで、洗浄槽40に水を供給する水道或い
は湯を供給する給湯機が接続されている場合に、使用者
は洗浄槽40に水道或いは給湯機が接続されていること
を知っていることを前提に使用者が給湯モード或いは給
水モードを設定するためのスイッチで、初期設定は給水
モードに設定されている。
【0028】従って、給湯切替キー25hが押されなけ
れば給水モードに設定され、給湯切替キー25hが1回
押されば給湯モードに設定され、更に給湯切替キー25
hがもう1回押されば給水モードの設定に戻るようにな
っている。なお、給湯切替キー25hが1回押されて給
湯モードに設定された場合は表示部25gに液晶で「給
湯」の表示がされる。操作パネル25において、それ以
外のキーの構成は実施の形態1と同様であるので、それ
以外のキーの構成の説明は省略する。また、本発明の実
施形態2の食器洗浄機の電気的構成も実施の形態1と同
様であるので、電気的構成の説明も省略する。
【0029】操作パネル25を操作して運転を開始する
ことになるが、その前に操作パネル25からのキー入力
による給湯モード、コース切替の動作を図8のフローチ
ャートに基づいて説明する。まず、操作パネル25の電
源キー25aを押して電源キー入力すると(ステップS
1)、デフォルト状態の標準コースでスタート/一時停
止待ちの状態となる。 次に、節約キー25dを押して
節約キー入力すると(ステップS2)、節約コースがセ
ットされ(ステップS3)、節約コース表示ランプ25
eが点灯する。なお、節約キー入力されないときはデフ
ォルト状態の標準コースがセットされ(ステップS
4)、標準コース表示ランプ25cが点灯することにな
る。
【0030】さらに、給湯切替キー25hを押して給湯
キー入力すると、(ステップS5)、給湯モードが設定
され(ステップS6)、表示部25gに液晶で「給湯」
が表示される。なお、給湯キー入力されないときはデフ
ォルト状態の給水モードが設定され(ステップS7)、
表示部25gに液晶で「給水」が表示されることとな
る。これでスタート/一時停止キー25fの入力待ちと
なる。
【0031】そこで、スタート/一時停止キー25fを
押してセットされた標準コース又は節約コースについて
運転を開始し、図4に示すようにまず洗浄工程を実行
し、次にすすぎ工程を実行し、最後に乾燥工程を実行し
て運転は終了するが、この実施の形態2の食器洗浄機も
洗浄工程とすすぎ工程の加熱すすぎに特徴があるので、
これらの工程の動作を図9に示すフローチャートに基づ
いて説明する。
【0032】スタート/一時停止キー25fを押してス
タートすると、制御部101は給湯切替キー25hの信
号に基づいて給水モードか給湯モードかを判定する(ス
テップS101)。制御部101は給水モードと判定し
た場合は給水弁駆動手段72に駆動信号を出力し、給水
弁駆動手段72は給水弁63を開く(ステップS10
2)。そうすると、洗浄槽40内に水が注入される。ま
た、制御部101は給湯モードと判定した場合は給水弁
駆動手段72に駆動信号を出力し、給水弁駆動手段72
は給水弁63を開く(ステップS103)と共に、排水
ポンプ駆動手段74に駆動信号を出力し、排水ポンプ駆
動手段74は排水ポンプ64を駆動し、30秒の間は給
水と排水を並行して行う(ステップS104)。30秒
以降は給水のみを行う。
【0033】水位検出手段61は洗浄槽40内の水位を
検出しており、水位が規定水位(洗浄を開始するための
水位)に達したことを検出した水位検出手段61は検出
信号を制御部101に入力する(ステップS105)。
水位が規定水位に達したことを検出した水位検出手段6
1は検出信号を制御部101に入力すると、制御部10
1は給水弁駆動手段72に駆動停止信号を出力し、給水
弁駆動手段72は給水弁63を閉じるだけである。ここ
までが給水ステップである。給水ステップが終了する
と、以降は洗浄工程或いはすすぎ工程の加熱すすぎに入
る。制御部101は洗浄ポンプ駆動手段73に駆動信号
を出力し、洗浄ポンプ駆動手段73は洗浄ポンプ18を
駆動して洗浄又は加熱すすぎを開始する(ステップS1
07)。
【0034】そうすると、制御部101はタイマー部1
03を起動して洗浄又は加熱すすぎの設定時間の計時を
開始する(ステップS21)。次に、制御部101は上
記ステップS101で設定したモードが給湯モーか給水
モードかを判定し(ステップS109)、給湯モードと
判定した場合は洗浄又は加熱すすぎの工程中はヒータ4
7への通電は行わない(ステップS110)。また、給
水モードと判定した場合は、制御部101は温度測定手
段62により洗浄槽40内の水温の測定を開始し(ステ
ップS111)、温度測定手段62が測定した洗浄槽4
0内の水温t1 が予め設定された温度Ta (例えば、こ
こでは60℃)と比較して低い場合は(ステップS11
2)、ヒータ駆動手段76に駆動信号を出力し、ヒータ
駆動手段76はヒータ47を通電して洗浄槽40内の水
を加熱する(ステップS113)。
【0035】また、温度測定手段62が測定した洗浄槽
40内の水温t1 が予め設定された温度Ta と比較して
高い場合は、更に水温t1 が予め設定された温度Tb
(例えば、ここでは65℃)と比較し(ステップS11
4)、高い場合はヒータ駆動手段76に駆動停止信号を
出力し、ヒータ駆動手段76はヒータ47の通電を停止
する(ステップS115)。また、低い場合はヒータ4
7への通電を継続し、水温をある一定の温度の間に保つ
ように制御する。そして、制御部101はタイマー部1
03による洗浄又は加熱すすぎの設定時間が経過したら
(ステップS116)、計時を停止し(ステップS11
7)、洗浄ポンプ駆動手段73に駆動停止信号を出力
し、洗浄ポンプ駆動手段73は洗浄ポンプ18の駆動を
停止し(ステップS118)、洗浄又は加熱すすぎを終
了する。また、設定時間が経過していない場合は、ステ
ップS109に戻り上記の手順を繰り返す。
【0036】本発明の実施の形態2においては、給湯切
替キー25hの操作によって、給水モードの標準コー
ス、給水モードの節約コース、給湯モードの標準コー
ス、給湯モードの節約コースのいずれかを選択すること
ができ、給湯モードの標準或いは節約コースが選択され
た場合、洗浄工程又はすすぎ工程の加熱すすぎでヒータ
47への通電をしないようにしたので、電力を低減で
き、省エネを図ることができる。なお、図4に示した各
工程の説明図では、給湯モードの場合は標準コース、節
約コースのいずれも洗浄工程又はすすぎ工程の加熱すす
ぎでヒータ47への通電をしないようにしたが、給湯モ
ードの節約コースのみで洗浄工程又はすすぎ工程の加熱
すすぎでヒータ47への通電をしないようにすることも
できることは勿論である。
【0037】実施の形態3.図10は本発明の実施形態
3の食器洗浄機の電気的構成を示すブロック図、図11
は同食器洗浄機の洗浄・加熱すすぎ工程の動作を示すフ
ローチャートートである。図10において、65は初回
運転時に洗浄槽内に入れられた水温によって判断された
給水モード或いは給湯モードを記憶するモード記憶手段
である不揮発性メモリである。それ以外の構成は実施の
形態1と同様であるので、それ以外の構成の説明は省略
する。この実施の形態3は実施の形態1の変型例ともい
うべきもので、2回目運転時以降は不揮発性メモリ65
に記憶されているモードを読み出し、給湯モードである
時には洗浄・すすぎ工程の加熱すすぎではヒータ47へ
通電しないようにしたものである。
【0038】この実施の形態3の食器洗浄機における洗
浄工程とすすぎ工程の加熱すすぎのの動作を図11に示
すフローチャートに基づいて説明する。スタート/一時
停止キー25fを押してスタートすると、制御部101
はスタート/一時停止キー25fのスタート入力を受
け、まず不揮発性メモリ65のデータを読み(ステップ
S201)、給水モードであれば初回運転として給水弁
駆動手段72に駆動信号を出力し、給水弁駆動手段72
は給水弁63を開く(ステップS202)。そうする
と、洗浄槽40内に水又は湯が注入される。水位検出手
段61は洗浄槽40内の水位を検出しており、水位が規
定水位(洗浄を開始するための水位)に達したことを検
出した水位検出手段61は検出信号を制御部101に入
力する(ステップS204)。
【0039】そうすると、制御部101は温度測定手段
62により洗浄槽40内の水温の測定を開始し(ステッ
プS205)、温度測定手段62が測定した洗浄槽40
内の水温tが予め設定された温度T0 (例えば、ここで
は40℃)より高い場合は、洗浄槽40内に注入された
のは湯であると判断し(ステップS206)、給湯モー
ドと設定し(ステップS207)、また洗浄槽40内の
水温tが予め設定された温度T0 (例えば、ここでは4
0℃)より低い場合は、洗浄槽40内に注入されたのは
水であると判断し(ステップS206)、給水モードと
設定する(ステップS208)。なお、制御部101は
不揮発性メモリ65のデータを読み(ステップS20
1)、給湯モードであれば給水弁駆動手段72に駆動信
号を出力し、給水弁駆動手段72は給水弁63を開き
(ステップS203)、ステップS207の給湯モード
の設定となる。
【0040】給湯モードの設定をした場合は、制御部1
01は排水ポンプ駆動手段74に駆動信号を出力し、排
水ポンプ駆動手段74は排水ポンプ64を駆動し、30
秒の間は排水と給水を並行して行う(ステップS20
9)。30秒以降は給水のみを行う。再度水位検出手段
61は洗浄槽40内の水位が規定の水位に達したかを検
出し(ステップS210)、水位が規定水位に達したこ
とを検出した水位検出手段61は検出信号を制御部10
1に入力すると、制御部101はその時点のモードであ
る給湯モードを不揮発性メモリ65に書込み(ステップ
S211)、給水弁駆動手段72に駆動停止信号を出力
し、給水弁駆動手段72は給水弁63を閉じる(ステッ
プS212)。また、洗浄槽40内の水温tが予め設定
された温度T0 (例えば、ここでは40℃)より低い場
合は、洗浄槽40内に注入されたのは水であると判断し
(ステップS206)、給水モードと設定し(ステップ
S208)、その時点のモードである給水モードを不揮
発性メモリ65に書込み(ステップS211)、給水弁
駆動手段72に駆動停止信号を出力し、給水弁駆動手段
72は給水弁63を閉じる(ステップS212)。ここ
までが給水ステップである。
【0041】給水ステップが終了すると、以降は洗浄工
程或いはすすぎ工程の加熱すすぎに入る。制御部101
は洗浄ポンプ駆動手段73に駆動信号を出力し、洗浄ポ
ンプ駆動手段73は洗浄ポンプ18を駆動して洗浄又は
加熱すすぎを開始する(ステップS213)。そうする
と、制御部101はタイマー部103を起動して洗浄又
は加熱すすぎの設定時間の計時を開始する(ステップS
214)。次に、制御部101は上記ステップS211
で不揮発性メモリ65に書込まれたモードが給湯モーか
給水モードかを判定し(ステップS215)、給湯モー
ドと判定した場合は洗浄又は加熱すすぎの工程中はヒー
タ47への通電は行わない(ステップS216)。ま
た、給水モードと判定した場合は、制御部101は温度
測定手段62により洗浄槽40内の水温の測定を開始し
(ステップS218)、温度測定手段62が測定した洗
浄槽40内の水温t1 が予め設定された温度Ta (例え
ば、ここでは60℃)と比較して低い場合は(ステップ
S219)、ヒータ駆動手段76に駆動信号を出力し、
ヒータ駆動手段76はヒータ47を通電して洗浄槽40
内の水を加熱する(ステップS220)。
【0042】また、温度測定手段62が測定した洗浄槽
40内の水温t1 が予め設定された温度Ta と比較して
高い場合は、更に水温t1 が予め設定された温度Tb
(例えば、ここでは65℃)と比較し(ステップS22
1)、高い場合はヒータ駆動手段76に駆動停止信号を
出力し、ヒータ駆動手段76はヒータ47の通電を停止
する(ステップS222)。また、低い場合はヒータ4
7への通電を継続し、水温をある一定の温度の間に保つ
ように制御する。そして、制御部101はタイマー部1
03による洗浄又は加熱すすぎの設定時間が経過したら
(ステップS217)、計時を停止し(ステップS22
3)、洗浄ポンプ駆動手段73に駆動停止信号を出力
し、洗浄ポンプ駆動手段73は洗浄ポンプ18の駆動を
停止し(ステップS224)、洗浄又は加熱すすぎを終
了する。また、設定時間が経過していない場合は、ステ
ップS109に戻り上記の手順を繰り返す。
【0043】本発明の実施の形態3においては、2回目
運転時以降は不揮発性メモリ65に記憶されているモー
ドを読み出し、給湯モードであるときには給湯モードに
設定されているとして30秒の間は排水と給水を行った
後に水位検出を行い、所定の水位に達したところで、給
水弁63を閉じ、洗浄ポンプ18を駆動して洗浄・すす
ぎ工程の加熱すすぎに入り、これらの工程ではヒータ4
7へ通電しないようにししているので、実施の形態1の
ように毎回運転毎に給湯モードに設定されるまで給水弁
を開いてから水位検出をし、さらにその後に水温を測定
して給湯モードかどうかを判断する時間が節約できるこ
とになった。
【0044】実施の形態4.図12は本発明の実施形態
4の食器洗浄機の洗浄・加熱すすぎ工程の動作を示すフ
ローチャートである。なお、本発明の実施形態4の食器
洗浄機の電気的構成も実施の形態3と同様であるので、
電気的構成の説明も省略する。なお、この実施の形態4
の不揮発性メモリ65には使用者によって選択された給
水モード或いは給湯モードが記憶されている。この実施
の形態4は実施の形態2の変型例ともいうべきもので、
2回目運転時以降は不揮発性メモリ65に記憶されてい
るモードを読み出し、給湯モードである時には洗浄・す
すぎ工程の加熱すすぎではヒータ47へ通電しないよう
にしたものである。
【0045】この実施の形態4の食器洗浄機における洗
浄工程とすすぎ工程の加熱すすぎのの動作を図12に示
すフローチャートに基づいて説明する。スタート/一時
停止キー25fを押してスタートすると、制御部101
はスタート/一時停止キー25fのスタート入力を受
け、まず不揮発性メモリ65のデータを読み(ステップ
S301)、給水モードであれば給水弁駆動手段72に
駆動信号を出力し、給水弁駆動手段72は給水弁63を
開く(ステップS302)。そうすると、洗浄槽40内
に水又は湯が注入される。また、不揮発性メモリ65か
ら読み込んだデータが給湯モードであれば、制御部10
1は給水弁駆動手段72に駆動信号を出力し、給水弁駆
動手段72は給水弁63を開く(ステップS304)と
共に、排水ポンプ駆動手段74に駆動信号を出力し、排
水ポンプ駆動手段74は排水ポンプ64を駆動、30秒
の間は給水と排水を並行して行う(ステップS30
5)。30秒以降は給水のみを行う。そして、給水中に
読み込んだ給湯モード又は給水モードについて不揮発性
メモリ65に書き込む(ステップS305)。
【0046】水位検出手段61は洗浄槽40内の水位を
検出しており、水位が規定水位(洗浄を開始するための
水位)に達したことを検出した水位検出手段61は検出
信号を制御部101に入力する(ステップS306)。
水位が規定水位に達したことを検出した水位検出手段6
1は検出信号を制御部101に入力すると、制御部10
1は給水弁駆動手段72に駆動停止信号を出力し、給水
弁駆動手段72は給水弁63を閉じるだけである。ここ
までが給水ステップである。給水ステップが終了する
と、以降は洗浄工程或いはすすぎ工程の加熱すすぎに入
る。制御部101は洗浄ポンプ駆動手段73に駆動信号
を出力し、洗浄ポンプ駆動手段73は洗浄ポンプ18を
駆動し(ステップS308)、洗浄又は加熱すすぎを開
始する。
【0047】そうすると、制御部101はタイマー部1
03を起動して洗浄又は加熱すすぎの設定時間の計時を
開始する(ステップS309)。次に制御部101は上
記ステップS305で不揮発性メモリ65に書き込まれ
たモードが給湯モーか給水モードかを判定し(ステップ
S310)、給湯モードと判定した場合は洗浄又は加熱
すすぎの工程中はヒータ47の制御は行わない(ステッ
プS311)。また、給水モードと判定した場合は、制
御部101は温度測定手段62により洗浄槽40内の水
温の測定を開始し(ステップS312)、温度測定手段
62が測定した洗浄槽40内の水温t1 が予め設定され
た温度Ta (例えば、ここでは60℃)と比較して低い
場合は(ステップS313)、ヒータ駆動手段76に駆
動信号を出力し、ヒータ駆動手段76はヒータ47を通
電して洗浄槽40内の水を加熱する(ステップS31
4)。
【0048】また、温度測定手段62が測定した洗浄槽
40内の水温t1 が予め設定された温度Ta と比較して
高い場合は、更に水温t1 が予め設定された温度Tb
(例えば、ここでは65℃)と比較し(ステップS31
5)、高い場合はヒータ駆動手段76に駆動停止信号を
出力し、ヒータ駆動手段76はヒータ47の通電を停止
する(ステップS316)。また、低い場合はヒータ4
7への通電を継続し、水温をある一定の温度の間に保つ
ように制御する。そして、制御部101はタイマー部1
03による洗浄又は加熱すすぎの設定時間が経過したら
(ステップS317)、計時を停止し(ステップS31
8)、洗浄ポンプ駆動手段73に駆動停止信号を出力
し、洗浄ポンプ駆動手段73は洗浄ポンプ18の駆動を
停止し(ステップS319)、洗浄又は加熱すすぎを終
了する。また、設定時間が経過していない場合は、ステ
ップS310に戻り上記の手順を繰り返す。
【0049】本発明の実施の形態4においては、2回目
運転時以降は使用者によって設定された不揮発性メモリ
65に記憶されているモードを読み出し、給湯モードで
ある時には給湯モードに設定されているとして30秒の
間は排水と給水を行った後に水位検出を行い、所定の水
位に達したところで、給水弁63を閉じ、洗浄ポンプ1
8を駆動して洗浄・すすぎ工程の加熱すすぎに入り、こ
れらの工程ではヒータ47へ通電しないようにしている
ので、実施の形態2のように使用者が毎回運転毎に設定
しなくて済み、設定の手間を省くことができることとな
った。
【0050】
【発明の効果】以上のように本発明の請求項1によれ
ば、食器洗浄機の制御手段は記憶手段から洗浄からすす
ぎ、乾燥までの一連の工程を読み出して実行し、実行す
る洗浄と加熱すすぎの工程において温度測定手段が検出
した洗浄水の温度と洗浄可能な所定の低い設定温度とを
比較し、洗浄水の温度が該設定温度以上で給湯モードと
判定されたときは加熱手段の駆動を停止し、洗浄水の温
度が該設定温度以下で給水モードと判定されたときは温
度測定手段が検出した洗浄水の温度に基づいて加熱手段
を駆動制御して洗浄水を所定の温度を保つように制御す
るようにしたので、洗浄工程又は加熱すすぎ工程で洗浄
槽内に入れられる洗浄水が洗浄可能な所定の低い設定温
度以上の場合には加熱手段の駆動が停止されることによ
り、電力を低減でき、省エネを図ることができるという
効果がある。
【0051】また、本発明の請求項2によれば、食器洗
浄機の制御手段は 記憶手段から洗浄からすすぎ、乾燥
までの一連の工程を読み出して実行し、実行する洗浄と
加熱すすぎの工程において、給湯切替キーの操作によっ
て給湯モードが設定されたときは加熱手段の駆動を停止
し、給湯切替キーの操作によって給水モードが設定され
たときは温度測定手段が検出した洗浄水の温度に基づい
て加熱手段を駆動制御して洗浄水を所定の温度を保つよ
うにしたので、給湯切替キーの操作によって給湯モード
を設定した場合には、洗浄工程又は加熱すすぎ工程で加
熱手段の駆動が停止されることにより、電力を低減で
き、省エネを図ることができるという効果がある。
【0052】さらに、本発明の請求項3によれば、初回
運転時に洗浄と加熱すすぎの工程において洗浄槽に入れ
られた洗浄水の温度が洗浄可能な所定の低い設定温度以
上で給湯モードと判定又は洗浄水の温度が洗浄可能な所
定の低い設定温度以下で給水モードと判定されたことを
記憶するモード記憶手段を備え、制御手段は次回運転時
には洗浄と加熱すすぎの工程においてモード記憶手段に
記憶されているモード状態を読み出し、読み出したモー
ドで洗浄と加熱すすぎの工程を実行するようにしたの
で、請求項1の発明のように毎回運転毎に給水弁を開い
てから水位検出をし、さらにその後に水温を測定して給
湯モードかどうかを判断していた時間が節約できるとい
う効果がある。
【0053】さらに、本発明の請求項4によれば、初回
運転時に給湯切替キーの操作によって設定された給湯モ
ード又は給水モードを記憶するモード記憶手段を備え、
前記制御手段は次回運転時には洗浄と加熱すすぎの工程
においてモード記憶手段に記憶されているモード状態を
読み出し、読み出したモードで洗浄と加熱すすぎの工程
を実行するようにしたので、請求項2の発明のように使
用者が毎回運転毎に設定しなくて済み、設定の手間を省
くことができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態1の食器洗浄機の電気的構
成を示すブロック図である。
【図2】 同食器洗浄機の構成を示す縦断面図である。
【図3】 同食器洗浄機の操作パネルを示す説明図であ
る。
【図4】 同食器洗浄機の標準、節約コースにおける給
水モードと給湯モードの各工程の動作を示す説明図であ
る。
【図5】 同食器洗浄機の操作パネルからのキー入力に
よるコース切替のフローチャートである。
【図6】 同食器洗浄機の洗浄・加熱すすぎ工程の動作
を示すフローチャートである。
【図7】 本発明の実施形態2の食器洗浄機の操作パネ
ルを示す説明図である。
【図8】 同食器洗浄機の操作パネルからのキー入力に
よるコース切替及びモード設定のフローチャートであ
る。
【図9】 同食器洗浄機の洗浄・加熱すすぎ工程の動作
を示すフローチャートである。
【図10】 本発明の実施形態3の食器洗浄機の電気的
構成を示すブロック図である。
【図11】 同食器洗浄機の洗浄・加熱すすぎ工程の動
作を示すフローチャートである。
【図12】 本発明の実施形態4の食器洗浄機の第2の
洗浄・加熱すすぎ工程の動作を示すフローチャートであ
る。
【符号の説明】
18 洗浄ポンプ、40 洗浄槽、47 ヒータ(加熱
手段)、62 温度測定手段、63 給水弁、64 排
水ポンプ、101 制御部(制御手段)、102 記憶
手段。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石井 勝彦 埼玉県大里郡花園町大字小前田1728番地1 三菱電機ホーム機器株式会社内 Fターム(参考) 3B082 BD01 BD02 BD05 DB01 DC02 DC05

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 食器類を収容する洗浄槽と、洗浄槽への
    水の供給を制御する給水弁と、洗浄槽に収容された食器
    類に対して洗浄水を噴射させる洗浄ポンプと、洗浄槽内
    の洗浄水を外部に排出する排出ポンプと、洗浄槽内の洗
    浄水を加熱する加熱手段と、洗浄槽内の洗浄水の温度を
    検出する温度測定手段と、洗浄からすすぎ、乾燥までの
    一連の工程のプログラムを記憶する記憶手段と、前記給
    水弁、洗浄ポンプ、排出ポンプ及び加熱手段を駆動制御
    する制御手段とを備え、 前記制御手段は記憶手段から洗浄からすすぎ、乾燥まで
    の一連の工程を読み出して実行し、実行する洗浄と加熱
    すすぎの工程において温度測定手段が検出した洗浄水の
    温度と洗浄可能な所定の低い設定温度とを比較し、洗浄
    水の温度が該設定温度以上で給湯モードと判定されたと
    きは加熱手段の駆動を停止し、洗浄水の温度が該設定温
    度以下で給水モードと判定されたときは温度測定手段が
    検出した洗浄水の温度に基づいて加熱手段を駆動制御し
    て洗浄水を所定の温度を保つように制御することを特徴
    とする食器洗浄機。
  2. 【請求項2】 給湯モードと給水モードとを選択的に設
    定する給湯切替キーを備え、 前記制御手段は記憶手段から洗浄からすすぎ、乾燥まで
    の一連の工程を読み出して実行し、実行する洗浄と加熱
    すすぎの工程において、給湯切替キーの操作によって給
    湯モードが設定されたときは加熱手段の駆動を停止し、
    給湯切替キーの操作によって給水モードが設定されたと
    きは温度測定手段が検出した洗浄水の温度に基づいて加
    熱手段を駆動制御して洗浄水を所定の温度を保つように
    することを特徴とする請求項1記載の食器洗浄機。
  3. 【請求項3】 初回運転時に洗浄と加熱すすぎの工程に
    おいて洗浄槽に入れられた洗浄水の温度が洗浄可能な所
    定の低い設定温度以上で給湯モードと判定又は洗浄水の
    温度が洗浄可能な所定の低い設定温度以下で給水モード
    と判定されたことを記憶するモード記憶手段を備え、 前記制御手段は次回運転時には洗浄と加熱すすぎの工程
    においてモード記憶手段に記憶されているモード状態を
    読み出し、読み出したモードで洗浄と加熱すすぎの工程
    を実行するようにしたことを特徴とする請求項1記載の
    食器洗浄機。
  4. 【請求項4】 初回運転時に給湯切替キーの操作によっ
    て設定された給湯モード又は給水モードを記憶するモー
    ド記憶手段を備え、 前記制御手段は次回運転時には洗浄と加熱すすぎの工程
    においてモード記憶手段に記憶されているモード状態を
    読み出し、読み出したモードで洗浄と加熱すすぎの工程
    を実行するようにしたことを特徴とする請求項2記載の
    食器洗浄機。
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