JP2002101683A - ブラシレスdcモータの位相角制御方法 - Google Patents
ブラシレスdcモータの位相角制御方法Info
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- JP2002101683A JP2002101683A JP2000291372A JP2000291372A JP2002101683A JP 2002101683 A JP2002101683 A JP 2002101683A JP 2000291372 A JP2000291372 A JP 2000291372A JP 2000291372 A JP2000291372 A JP 2000291372A JP 2002101683 A JP2002101683 A JP 2002101683A
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- motor
- brushless
- angle control
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Abstract
(57)【要約】
【課題】安価に、また簡単に位相角制御を行う。
【解決手段】電流制限抵抗素子Rf部を流れる電流を検
出し、この電流による電圧変化を内蔵された回路内で位
相角調整用電圧として使用する。
出し、この電流による電圧変化を内蔵された回路内で位
相角調整用電圧として使用する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】ブラシレスDCモータの位相
角制御方法に関する。
角制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の駆動回路内蔵型のブラシレスDC
モータの位相角制御方法について、図5および図6を用
いて説明する。図5は、従来における駆動回路内蔵型の
ブラシレスDCモータの側断面図である。図6は、図5
のブラシレスDCモータ内に内蔵されている基板の回路
図である。
モータの位相角制御方法について、図5および図6を用
いて説明する。図5は、従来における駆動回路内蔵型の
ブラシレスDCモータの側断面図である。図6は、図5
のブラシレスDCモータ内に内蔵されている基板の回路
図である。
【0003】図5において、従来の駆動回路内蔵型のブ
ラシレスDCモータ11は、基板12と固定子13とを
モールド樹脂14で覆って形成されたモールドフレーム
15と、このモールドフレーム15の内周に設けられた
回転子16等で構成されている。回転子16には、界磁
用にマグネット17が設けられている。
ラシレスDCモータ11は、基板12と固定子13とを
モールド樹脂14で覆って形成されたモールドフレーム
15と、このモールドフレーム15の内周に設けられた
回転子16等で構成されている。回転子16には、界磁
用にマグネット17が設けられている。
【0004】また、基板12上には、回転子16に設け
られたマグネット17から発生される磁気を検出して、
回転子16の位置、および回転数を検知するホールセン
サ18が搭載されている。
られたマグネット17から発生される磁気を検出して、
回転子16の位置、および回転数を検知するホールセン
サ18が搭載されている。
【0005】また、3相巻線で構成されたブラシレスD
Cモータ11において、ホールセンサ18は、通常3個
のセンサ18が回転子16の外周近傍に120°等配に
配置され、ブラシレスDCモータ11が適正なトルクを
発生する位置に配置されている。
Cモータ11において、ホールセンサ18は、通常3個
のセンサ18が回転子16の外周近傍に120°等配に
配置され、ブラシレスDCモータ11が適正なトルクを
発生する位置に配置されている。
【0006】図6において、基板12上には、ブラシレ
スDCモータ11を駆動するための複数個の電子部品が
搭載され、駆動回路19を形成してる。この駆動回路1
9は主に、ドライブIC部20と、トランジスタ部21
と、ダイオード部22とで構成されている。
スDCモータ11を駆動するための複数個の電子部品が
搭載され、駆動回路19を形成してる。この駆動回路1
9は主に、ドライブIC部20と、トランジスタ部21
と、ダイオード部22とで構成されている。
【0007】そして、3相巻線23のそれぞれの端末
は、トランジスタ部21のそれぞれのトランジスタ21
a、およびダイオード部22のそれぞれのダイオード2
2aに接続されている。
は、トランジスタ部21のそれぞれのトランジスタ21
a、およびダイオード部22のそれぞれのダイオード2
2aに接続されている。
【0008】また、ブラシレスDCモータ11が過負荷
となり、電流が過電流状態になることによる制御装置の
破壊を防止するためにトランジスタ部21の下段のトラ
ンジスタ群を接地するまでの間に電流制限素子、例え
ば、1Ω〜0.5Ω程度の電流制限抵抗Rfが直列に接
続されている。
となり、電流が過電流状態になることによる制御装置の
破壊を防止するためにトランジスタ部21の下段のトラ
ンジスタ群を接地するまでの間に電流制限素子、例え
ば、1Ω〜0.5Ω程度の電流制限抵抗Rfが直列に接
続されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】以上のように従来のブ
ラシレスDCモータは、ホールセンサが固定されている
ため、負荷に応じた位相角制御を行うことができなかっ
た。
ラシレスDCモータは、ホールセンサが固定されている
ため、負荷に応じた位相角制御を行うことができなかっ
た。
【0010】また、ドライブIC内に位相角を調整する
ための位相角制御部を追加し、回転速度や負荷に応じた
電圧を位相角制御部からブラシレスDCモータ外に出力
して位相角制御をする方法では、専用のICが必要とな
るため、高価となる。また電圧の変位から位相角制御を
行うと共に、速度制御も行う必要があるので、制御が複
雑となる。
ための位相角制御部を追加し、回転速度や負荷に応じた
電圧を位相角制御部からブラシレスDCモータ外に出力
して位相角制御をする方法では、専用のICが必要とな
るため、高価となる。また電圧の変位から位相角制御を
行うと共に、速度制御も行う必要があるので、制御が複
雑となる。
【0011】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明によれ
ば、電流制限抵抗素子部を流れる電流を検出し、この電
流による電圧変化を内蔵された回路内で位相角調整用電
圧として使用したことを特徴とするブラシレスDCモー
タの位相角制御方法を提供する。
ば、電流制限抵抗素子部を流れる電流を検出し、この電
流による電圧変化を内蔵された回路内で位相角調整用電
圧として使用したことを特徴とするブラシレスDCモー
タの位相角制御方法を提供する。
【0012】
【作用】電流制限素子部を流れる電流は、回転速度や負
荷に応じて変化する。この電流の変化、すなわち、電流
制限素子間の電圧変化を検出し、この電圧変化を位相角
制御のための位相角調整用電圧として使用する。
荷に応じて変化する。この電流の変化、すなわち、電流
制限素子間の電圧変化を検出し、この電圧変化を位相角
制御のための位相角調整用電圧として使用する。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明におけるブラシレスDCモ
ータの位相角制御方法を図1〜図4を用いて説明する。
図1は、本発明における電流制限素子部の位相角制御方
法を説明した回路図である。図2〜図4は、他の位相角
制御方法を説明した回路図である。
ータの位相角制御方法を図1〜図4を用いて説明する。
図1は、本発明における電流制限素子部の位相角制御方
法を説明した回路図である。図2〜図4は、他の位相角
制御方法を説明した回路図である。
【0014】図1において、電流制限素子部1は、巻線
2とアース3間に設けられた電流制限素子である電流制
限抵抗Rfと、この電流制限抵抗Rfと巻線間とアース
3との間に直列に接続された抵抗4とコンデンサ5とで
構成されている。
2とアース3間に設けられた電流制限素子である電流制
限抵抗Rfと、この電流制限抵抗Rfと巻線間とアース
3との間に直列に接続された抵抗4とコンデンサ5とで
構成されている。
【0015】そして、このように構成することにより、
抵抗4とコンデンサ5間に発生する電圧をそのまま位相
角調整用電圧として使用することができ、安価に回路を
構成することができる。
抵抗4とコンデンサ5間に発生する電圧をそのまま位相
角調整用電圧として使用することができ、安価に回路を
構成することができる。
【0016】また、図2のように、抵抗4とコンデンサ
5間にプルアップ抵抗6を介して電源Vccに接続す
る。そして、抵抗4とコンデンサ5間の電圧を位相角調
整用電圧として使用する。
5間にプルアップ抵抗6を介して電源Vccに接続す
る。そして、抵抗4とコンデンサ5間の電圧を位相角調
整用電圧として使用する。
【0017】あるいは、図3のように、抵抗4とコンデ
ンサ5間にプルダウン抵抗7を介してアース3に接続す
る。そして、抵抗4とコンデンサ5間の電圧を位相角調
整用電圧として使用する。
ンサ5間にプルダウン抵抗7を介してアース3に接続す
る。そして、抵抗4とコンデンサ5間の電圧を位相角調
整用電圧として使用する。
【0018】図4において、図3の回路に増幅回路を追
加しても良い。すなわち、図3の位相角調整用電圧部8
に増幅回路9を追加し、電圧の変化を増幅して位相角調
整用電圧として使用しても良い。
加しても良い。すなわち、図3の位相角調整用電圧部8
に増幅回路9を追加し、電圧の変化を増幅して位相角調
整用電圧として使用しても良い。
【0019】以上のように構成された基板をブラシレス
DCモータに内蔵することにより、安価に、また簡単に
位相角制御を行うことができる。
DCモータに内蔵することにより、安価に、また簡単に
位相角制御を行うことができる。
【0020】
【発明の効果】本発明によれば、モータ効率、および騒
音の改善を行うためのブラシレスDCモータの位相角制
御を安価に、また簡単に行うことができる。
音の改善を行うためのブラシレスDCモータの位相角制
御を安価に、また簡単に行うことができる。
【0021】
【図1】本発明における電流制限素子部の位相角制御方
法を説明した回路図。
法を説明した回路図。
【図2】他の位相角制御方法を説明した回路図。
【図3】他の位相角制御方法を説明した回路図。
【図4】他の位相角制御方法を説明した回路図。
【図5】従来における駆動回路内蔵型のブラシレスDC
モータの側断面図。
モータの側断面図。
【図6】図5のブラシレスDCモータ内に内蔵されてい
る基板の回路図。
る基板の回路図。
1…電流制限素子部 2…巻線 3…アース 4…抵抗 5…コンデンサ 6…プルアップ抵抗 7…プルダウン抵抗 8…位相角調整用電圧部 9…増幅回路 11…ブラシレスDCモータ 12…基板 13…固定子 14…モールド樹脂 15…モールドフレーム 16…回転子 17…マグネット 18…ホールセンサ 19…駆動回路 20…ドライブIC 21…トランジスタ部 22…ダイオード部 23…3相巻線
Claims (1)
- 【請求項1】回路が内蔵されたブラシレスDCモータの
位相角制御方法において、電流制限抵抗素子部を流れる
電流を検出し、この電流による電圧変化を内蔵された回
路内で位相角調整用電圧として使用したことを特徴とす
るブラシレスDCモータの位相角制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000291372A JP2002101683A (ja) | 2000-09-26 | 2000-09-26 | ブラシレスdcモータの位相角制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000291372A JP2002101683A (ja) | 2000-09-26 | 2000-09-26 | ブラシレスdcモータの位相角制御方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002101683A true JP2002101683A (ja) | 2002-04-05 |
Family
ID=18774453
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000291372A Pending JP2002101683A (ja) | 2000-09-26 | 2000-09-26 | ブラシレスdcモータの位相角制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002101683A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100655566B1 (ko) | 2004-04-22 | 2006-12-08 | 니폰 덴산 시바우라 가부시키가이샤 | 브러시리스 dc모터의 구동장치 |
CN101604945A (zh) * | 2008-06-10 | 2009-12-16 | 日本电产芝浦株式会社 | 电动机控制装置 |
US9231507B2 (en) | 2012-01-27 | 2016-01-05 | Mitsubishi Electric Corporation | Motor driving curcuit and permanent magnet synchronous motor |
CN105375838A (zh) * | 2015-11-12 | 2016-03-02 | 珠海格力节能环保制冷技术研究中心有限公司 | 电机相位的控制电路和方法 |
US10208991B2 (en) | 2011-12-14 | 2019-02-19 | Mitsubishi Electric Corporation | Heat pump device, and air conditioner, heat pump water heater, refrigerator and freezing machine including heat pump device |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62217892A (ja) * | 1986-03-17 | 1987-09-25 | Hitachi Ltd | ブラシレス直流モ−タ |
JPH0775367A (ja) * | 1993-09-02 | 1995-03-17 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | ブラシレスモータの駆動装置 |
JP2000209888A (ja) * | 1999-01-13 | 2000-07-28 | Fujitsu General Ltd | ブラシレスモ―タの制御装置 |
-
2000
- 2000-09-26 JP JP2000291372A patent/JP2002101683A/ja active Pending
Patent Citations (3)
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JPS62217892A (ja) * | 1986-03-17 | 1987-09-25 | Hitachi Ltd | ブラシレス直流モ−タ |
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JP2009303287A (ja) * | 2008-06-10 | 2009-12-24 | Nidec Shibaura Corp | モータ制御装置 |
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CN105375838B (zh) * | 2015-11-12 | 2018-02-06 | 珠海格力节能环保制冷技术研究中心有限公司 | 电机相位的控制电路和方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20070903 |
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A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20100519 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20100525 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20101005 |