JP2002101530A - グロメットのドア取付構造 - Google Patents

グロメットのドア取付構造

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JP2002101530A
JP2002101530A JP2000289430A JP2000289430A JP2002101530A JP 2002101530 A JP2002101530 A JP 2002101530A JP 2000289430 A JP2000289430 A JP 2000289430A JP 2000289430 A JP2000289430 A JP 2000289430A JP 2002101530 A JP2002101530 A JP 2002101530A
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grommet
door
recess
door frame
fitting portion
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JP2000289430A
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English (en)
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Masahisa Suzuki
将久 鈴木
Akio Murakami
彰夫 村上
Koichi Yamaga
幸一 山賀
Koji Kobayashi
功児 小林
Koji Kano
浩司 加納
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
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  • Supports For Pipes And Cables (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ドアフレームに取り付けるグロメットのシー
ル性を高める。 【解決手段】 車体とのヒンジ結合側のドアフレームの
端面から室内側内面にかけて形成された略L形状の凹部
にグロメットを嵌合固定し、室内側内面からグロメット
を通して車体側へとドアハーネスを配索するグロメット
のドア取付構造であって、ドアフレームに設ける凹部の
車体対向側の部分では、弾性材からなるグロメット本体
の両側部を、剛性樹脂製のインナー部材の両側部で押圧
して凹部の両側面に圧接させてシールしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はグロメットのドア取
付構造に関し、詳しくは、自動車のドアに配索されるド
アハーネスを、ドアフレームの車体対向側端面に貫通孔
を通すことなく、車体側へと配索するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車のドアに配索されるドアハーネス
は、従来、車体とヒンジ結合されるドアフレームの端面
に貫通孔を設け、ドアハーネスに取り付けたグロメット
を貫通孔に装着してドアから車体へとドアハーネスを配
索し、上記グロメットにより貫通孔からの浸水防止を図
っている。しかしながら、ドア内部からドアハーネスを
上記貫通孔に通し、かつ、該ドアハーネスに取り付けた
グロメットを貫通孔に装着する作業は、ドア内部からの
作業であるため、非常に困難で手数がかかり、作業上の
大きなネックとなっている。
【0003】上記問題に対して、ドアフレームに貫通孔
を設けることなくドアハーネスをドア内部より車体側へ
と配索する方法として、ドア・インナーパネルの室内側
内板部より端面板部にかけて略L形状の凹部を設け、該
凹部に沿ってドアハーネスを配索することにより、ドア
フレームの内部から貫通孔へドアハーネスを挿通する作
業およびグロメットを装着する作業を無くすようにした
ものが種々提案されている。
【0004】例えば、実公平2−46438号では、図
9に示すように、略L形状の取付具1、該取付具1に係
止するグロメット2、ケース状のゴム製防水カバー3と
を設け、ドアハーネスW/Hにグロメット2を取り付け
た状態で取付具1にドアハーネスW/Hを通し、取付具
1の通孔1aにグロメット2を通して装着し、この状態
で防水カバー3を被せており、ドアフレーム4に設けた
略L形状の凹部4aに取付具1を組みつけて固定してい
る。
【0005】
【発明が解決使用とする課題】上記した構成では、取付
具1に被せた防水カバー3をドアフレーム4の凹部4a
に嵌合して防水を図っているが、ドアハーネスあるいは
外力による負荷が取付具1にかかると、インナーパネル
4の凹部4aとの間に隙間が発生し易く、防水性の点で
問題がある。また、取付具1に被せた防水カバー3の外
表面にウエザーストリップ5が装着されるが、防水カバ
ー3の外表面とドアフレーム4の外表面との間に段差が
発生していると、該段差とウエザーストリップ5との間
に隙間が発生し、該隙間を通して外部より車室側に浸水
が発生する問題がある。
【0006】上記問題に対して、凹部周縁のドアフレー
ム外表面にグロメットに設ける鍔部(シールリップ部)
を圧接させるとシール性が向上するが、該鍔部がドアフ
レーム外表面に存在すると、ドアフレーム外表面との間
に、やはり段差が発生し、この段差によりウエザースト
リップとの間に隙間が生じ、この隙間により車室内に浸
水が発生する問題が解消できない。そのため、鍔部を薄
くすると、ドアフレームへの密着力が低下すると共に変
形し易くなり、シール性の確保が難しくなる。
【0007】本発明は上記問題に鑑みてなされたもの
で、ドアフレームの室内側内板部から車体対向側の端面
板部にかけて凹部を設け、該凹部に沿ってドアハーネス
を配索して車体側へと導出するタイプのものにおいて、
シール性の確保を図ると共に、ウエザーストリップの装
着ラインに段差を発生させず、ウエザーストリップによ
る防水性を確実なものとすることを課題とている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、車体とのヒンジ結合側のドアフレームの
端面部から室内側内面部にかけて形成された略L形状の
凹部にグロメットを嵌合固定し、室内側内面から端面へ
とグロメットを通して車体側へとドアハーネスを配索す
るグロメットのドア取付構造であって、上記グロメット
は、ゴムまたはエラストマーからなり、上記ドアフレー
ムの凹部に嵌合する凹部嵌合部と、該凹部嵌合部の車体
対向側の端面部分から突出するドアハーネス導出用の蛇
腹状筒部と、該蛇腹状筒部の先端に設けた車体係止部を
備えたグロメット本体と、樹脂製で、断面略U形状と
し、内部に電線群を挿通させて上記グロメット本体の凹
部嵌合部に組みつけ、その底面をドアフレームの凹部底
面に当接させるインナー部材とを備え、上記グロメット
本体の上記ドアフレームの凹部に嵌合する凹部嵌合部を
断面略逆凹形状とし、その外面を凹部の両側面に当接さ
せてシール面としている一方、該凹部嵌合部の両側部内
面に上記インナー部材のU形状の両側部外面を当接させ
て内嵌し、該当接部分もシール部としていることを特徴
とするグロメットのドア取付構造を提供している。上記
凹部嵌合部の両側部を上記凹部底面に達する長さとする
ことが好ましい。
【0009】上記のように、ゴムまたはエラストマーか
らなる弾性体のグロメット本体の凹部嵌合部に、剛性の
樹脂からなるインナー部材を嵌合すると、該インナー部
材の両側部で凹部嵌合部の両側部を外方へと押圧し、ド
アフレームの凹部の両側壁にグロメット本体の両側部を
強い力で押圧する。それにより、弾性体のグロメット本
体の変形を防止すると共に、強い力でドアフレームの凹
部側壁に弾性接触させて、確実なシールを図ることがで
きる。かつ、該グロメット本体の両側部の内面もインナ
ー部材の両側部と強い力で弾性接触するため、この面で
もシールが図れる。即ち、グロメット本体の凹部嵌合部
の両側部は両面がドアフレームとインナー部材とのシー
ル面となり、該インナー部材が凹部底面に接しているこ
とにより、ダブルシールが図られた状態となる。
【0010】このように、凹部の内部でグロメット本体
が大きな面積でドアフレームおよびインナー部材とシー
ルされると、ドアフレームの外表面でシールする時に設
けるシールリップを設ける必要がないため、凹部に嵌合
するグロメットの外表面をドアフレームの外表面と同一
平面とすることができる。よって、ドアフレームとグロ
メットの外表面にかけてウエザーストリップの装着ライ
ンに段差を発生させず、ウエザーストリップの防水機能
を高めることができる。
【0011】上記ドアフレームに設ける凹部は、その側
壁を底面に向けて近接する方向に斜面としている一方、
上記グロメット本体の凹部嵌合部の両側部の外面を斜面
として、凹部の側壁とのシール面を斜面同士のシール面
としている。上記のように、ドアフレームの凹部の側面
とグロメット本体の凹部嵌合部の両側部外面とのシール
を斜面同士を接触させる斜面シールとすると、シール面
積を大きく確保できると共に、位置ずれが発生してもシ
ール性を確保できるために好ましい。かつ、インナー部
材による押圧力も凹部の底面側になる程、強い力とな
り、凹部嵌合部の両側部を底面側では特に強い力で凹部
側壁に圧接させ、シール性を高めることができる。
【0012】上記グロメットは、金属製で、上記グロメ
ット本体の凹部嵌合部の外表面に被せてドアフレームに
止具で固定するアウター部材を備えている。該アウター
部材をグロメット本体に嵌合して、ドアフレームに固定
すると、グロメット本体の凹部嵌合部およびインナー部
材をドアフレームの凹部内に強い力で押し込んで固定
し、インナー部材の底面をドアフレームの凹部底面に当
接させることができる。
【0013】上記凹部嵌合部は、上記蛇腹状筒部が突出
した部分を除いて、その外表面の幅を凹部の開口幅と同
一に設定していると共に、その表面に上記アウター部材
嵌合用の窪みを設け、該窪みにアウター部材を嵌合した
状態で、アウター部材の外表面、アウター部材の周縁の
凹部嵌合部の外表面がドアフレーム外表面と同一平面を
なし、これら外表面に装着するウエザーストリップに段
差を発生させない構成としている。
【0014】即ち、グロメットとドアフレームの凹部と
のシールは、凹部内で行っているため、ドアフレームの
外表面にグロメットのシールリップを当接させてシール
する必要がなく、凹部嵌合部の外表面の幅を凹部の開口
部の幅と一致させて、凹部にぴったりと嵌合させ、その
外表面をドアフレームの外表面と同一平面とすることが
できる。また、該凹部嵌合部に被せるアウター部材を取
り付ける窪みを凹部嵌合部の外表面に設けて、アウター
部材を取り付けた状態でも、ドアフレームの外表面と段
差を発生させない構成としている。その結果、これら外
表面に装着するウエザーストリップに段差を全く発生せ
ず、段差発生によるウエザーストリップとの隙間から浸
水を確実に防止することができる。
【0015】一方、グロメット本体の蛇腹状筒部の基部
回りには凹部嵌合部の上記斜面に連続するシールリップ
用の鍔部を設け、該鍔部を凹部の周縁外面に当接させて
シールしている。この蛇腹状筒部の基部回りは、ウエザ
ーストリップの装着ラインではないため、段差が発生し
ても問題はなく、凹部内部における斜面シールと、凹部
周縁のドアフレーム外表面とのシールとの両方のシール
により、負荷が発生しやすい蛇腹状筒部の基部のシール
性を確保することができる。
【0016】上記略L形状の凹部を設けるドアフレーム
は金属製のドア・インナーパネルからなり、該ドア・イ
ンナーパネルの室内面側は略枠形状として開口を設け、
該開口に樹脂製パネルを嵌め込み固定し、該樹脂製パネ
ルの表裏両面に予めドアハーネスおよび該ドアハーネス
に接続する電装品を組みつけており、ドアハーネスの裏
面側取付部分は樹脂製パネルに穿設した孔より表面側に
引き出しており、かつ、該ドア・インナーパネルに設け
た上記凹部には上記インナー部材とグロメット本体との
間にドアハーネスを通した状態で、上記アウター部材に
よりドア・インナーパネルに上記グロメットを予め固定
して、モジュール化している。
【0017】上記のように、ドアに装着するドアハーネ
スおよび該ドアハーネスに接続する電装品を予め樹脂製
パネルに固定し、該樹脂製パネルを固定するドア・イン
ナーパネルにドアハーネスを車体側へ導出する上記グロ
メットも予め取り付けてモジュール化を図ると、ドア・
アウターパネルにドア・インナーパネルを溶接接するだ
けで、ドアへのドアハーネスおよび電装品ができ、ドア
組み立て作業性を大幅に改善することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
参照して説明する。図1乃至図6は第一実施形態を示
し、車体の左右両側に取り付けられるドアDRのドアフ
レームは、金属製のドア・アウターパネル10とドア・
インナーパネル11とからなり、該ドア・インナーパネ
ル11には、車体(図示せず)とのヒンジ結合側となる
車体対向面の端面部11aから室内側内面11bにかけ
て略L形状の凹部12をフレームを窪ませて形成してい
る。
【0019】上記ドア・インナーパネル11の室内側内
面11bは枠形状として中央に大きな開口11cを設
け、該開口11cに樹脂製パネル13を嵌合固定してい
る。上記樹脂製パネル13には予め表裏両面にドアフレ
ームW/Hをクランプ(図示せず)で固定すると共に該
ドアハーネスW/Hと接続する各種電装品14を固定し
ており、ドアハーネスW/Hのドア内部側に取り付ける
電線Wは樹脂製パネル13に穿設している通孔14aを
通して外部へ取り出しており、ドアハーネスW/Hを上
記凹部12へとまとめて配索している。上記樹脂製パネ
ル13およびドア・インナーパネル11の室内面側に
は、さらに、ドアトリム15を取り付けている。
【0020】上記ドア・インナーパネル11の略L形状
の凹部12は、車体対向側の端面部12aと室内側の側
面部12bとからなる。図2に示すように、凹部12の
両側壁12c、12dを底面12eに向けた互いに近接
する方向に傾斜させた斜面とし、凹部12を断面台形状
に窪みとしている。なお、側面部12bでは、両側壁を
必ずしも傾斜させる必要はなく、断面矩形状の窪みとし
てもよい。また、端面部12aの先端は円弧形状とし、
その周壁12fも底面12eに向けて傾斜する斜面とし
ている。
【0021】図3乃至図6は、上記凹部12に取り付け
てドアハーネスW/Hを車体側へと導出するグロメット
20を示す。上記グロメット20は、ゴム(またはエラ
ストマー)から成形するグロメット本体21と、樹脂製
のインナー部材30と、金属製のアウター部材40とか
らなる。
【0022】グロメット本体21はドア・インナーパネ
ル11の凹部12に嵌合する凹部嵌合部22と、該凹部
嵌合部22の車体対向側端面から連続させて突出する蛇
腹状筒部23と、該蛇腹状筒部23の先端に設けた車体
係止部24を一体的に成形している。
【0023】上記凹部嵌合部22は凹部12の端面部1
2aに嵌合する端面部分22aと、側面部12bに嵌合
する側面部分22bとからなるL形状で、端面部分22
aの先端を円弧部分22cとしている。該凹部嵌合部2
2は上面部22dと両側部22e、22fを有する断面
略逆凹形状とし、凹部12に丁度内嵌する形状としてい
る。両側部22e、22fの外面は22e−1、22f
−1は斜面とし、凹部12の両側壁12c、12dに斜
面同士で当接する形状としている。一方、内面22e−
2、22f−2は垂直面としてインナー部材30と当接
させる形状としている。また、円弧部分22cの周壁2
2gも斜面として凹部の先端周壁12fに接触させる形
状としている。
【0024】また、蛇腹状筒部23の基部回りとなる円
弧部分22cには、周壁22gの先端部分よりシールリ
ップ用の鍔部22hを突出させ、凹部12の周縁外面に
当接させてシールさせるようにしている。さらに、端面
部分22aの外表面にはアウター部材嵌め込み用の窪み
22iを設け、その深さをアウター部材40の厚さと一
致させて、アウター部材40を填め込んだ状態でアウタ
ー部材40と端面部分22aの外表面が同一平面を形成
するようにしている。
【0025】上記インナー部材30も車体対向側の端面
部分31と室内側の側面部分32とを有し、断面は略U
形状とし、端面部材31の先端側に閉鎖部33を設けて
いる。該インナー部材30の内部にドアハーネスW/H
を挿通させた状態で、グロメット本体21の凹部嵌合部
22の両側部22e、22fの間に、インナー部材30
のU形状の両側部34を圧入して組みつけ、インナー部
材30と凹部嵌合部22とで電線挿通空間Sを囲む構成
としている。
【0026】また、上記インナー部材30の底面35
を、凹部12の底面12eに当接させると、凹部嵌合部
22が凹部12の開口側に、突出することなく、ぴった
りと嵌合するようにしている。
【0027】上記アウター部材40は、凹部嵌合部22
の窪み22iに嵌め込む薄板からなり、グロメット本体
21の蛇腹状筒部23を貫通させる貫通穴34を設けて
いると共に、両側に突出するフランジ部41を備え、該
フランジ部41に穿設したボルト孔42にボルトを挿入
してドア・インナーパネル11の端面部11aにボルト
50で固定するものである。
【0028】上記グロメット20へのドアハーネスW/
Hの挿通は、まず、インナー部材30にドアハーネスW
/Hを通した状態で、アウター部材40をセットしてい
るグロメット本体21を組みつけ、ドアハーネスW/H
を蛇腹状筒部23を通し、車体係止部24の先端開口か
ら引き出している。また、インナー部材30の両側部3
4、閉鎖部33の凹部嵌合部22の両側部22e、22
f内に圧入して、インナー部材30を凹部嵌合部22に
組みつけておく。この状態で、これらグロメット本体2
1とインナー部材30とをドア・インナーパネル11の
凹部12に嵌合する。ついで、アウター部材40を凹部
嵌合部22の窪み22iに嵌め込んで、両側のフランジ
部41をドア・インナーパネル11の端面部11aにボ
ルト50で固定する。
【0029】上記アウター部材40をボルト締めするこ
とで、インナー部材30の底面35が凹部12の底面1
2eに当接されると共に、凹部嵌合部22の外表面が丁
度凹部12の開口面にぴったりと嵌合される。円弧部分
22cでは、周壁22gが凹部周壁12fに当接すると
共に鍔部22hが凹部12の周縁のフレーム外表面に当
接する。
【0030】上記のようにグロメット20をドア・イン
ナーパネル11に固定すると、グロメット本体21の凹
部嵌合部22の両側部22e、22fおよび周壁22g
の傾斜した外面がが凹部12の両側壁および周壁の斜面
とが当接する。かつ、内嵌したインナー部材30の側部
34で外方に押圧されて、上記斜面同士の当接が強い力
で保持される。さらに、両側部22e、22f、周壁2
2gの内面がインナー部材30の側部34の外面と強い
力で接触する。このように、グロメット本体21の両側
部22e、22fおよび周壁22gは外面側で凹部とシ
ールされると共に内面側でインナー部材とシールされ、
ダブルシールされた状態とすることができる。
【0031】さらに、凹部嵌合部22とドア・インナー
パネルの端面部分11aとの外表面が同一平面を構成
し、段差を発生させない。その結果、ウエザーストリッ
プ55に段差を発生させず、防水機能を高めることがで
きる。
【0032】図7は第2実施形態を示し、第1実施形態
との相違点は、ドアフレームの凹部12’の両側壁を傾
斜面とせずに垂直面とし、凹部を矩形状の窪みとしてい
る。よって、グロメット本体21’の凹部嵌合部22’
の両側部22e’、22f’の外面も垂直面としてい
る。
【0033】上記のように、凹部12’とグロメット本
体21’とのシール面は斜面同士の接触面とせずに垂直
面の接触面としているが、インナー部材30によりグロ
メット本体の両側部22e’、22f’が外方に押圧さ
れるため、垂直同士のシール面であってもシール性を確
保することができる。
【0034】図8は第3実施形態を示し、ドアフレーム
に設ける凹部12”を断面V形状とし、インナー部材3
0”も断面V形状としている。この凹部12”の底面に
とインナー部材30”の底面を当接させ、両側部の間に
グロメット本体21”の両側部22e”と22f”を介
在させている。
【0035】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
によれば、ドアフレームに設ける凹部と、グロメットと
のシールを、弾性体からなるグロメット本体の両側部を
剛性樹脂からなるインナー部材の両側部で押圧して凹部
の両側面に強い力で接触させているため、シール性を高
めることができるとともに、シール面積を大きくでき、
ドアフレームの外表面にシール部分を設けなくとも防水
機能を高めることができる。特に、凹部の両側壁を斜面
とし、グロメット本体の両側部外面を斜面とし、斜面同
士の接触によるシールとすると、位置ずれが生じても常
にシール性を高いシール性を保持することができる。
【0036】また、ドアフレームとグロメットとの外表
面を同一平面とすることができ、段差の発生を無くして
いるため、グロメットの取付部分でウエザーストリップ
との間で隙間を発生させず、ウエザーストリップによる
防水機能を損なうことはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (A)は本発明の実施形態の自動車のドアの
概略全体斜視図、(B)はグロメットの分解斜視図であ
る。
【図2】 ドアフレームに形成する凹部の形状を示す断
面図である。
【図3】 第一実施形態のグロメットの底面図である。
【図4】 図3のIV−IV線断面図である。
【図5】 (A)は図3のV−V線断面図、(B)はグ
ロメット本体の断面図である。
【図6】 図3のVI−VI線断面図である。
【図7】 第2実施形態を示す要部断面図である。
【図8】 第3実施形態の要部断面図である。
【図9】 (A)(B)はグロメットの従来例を示す図
面である。
【符号の説明】
11 ドア・インナーパネル 11a 端面部分 11b 側面部分 12 凹部 20 グロメット 21 グロメット本体 22 凹部嵌合部 22e、22f 両側部 22i 窪み部 30 インナー部材 34 両側部 40 アウター部材
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01B 17/58 H01B 17/58 C H02G 3/38 H05K 7/00 M H05K 7/00 H02G 3/28 F (72)発明者 山賀 幸一 三重県四日市市西末広町1番14号 住友電 装株式会社内 (72)発明者 小林 功児 三重県四日市市西末広町1番14号 住友電 装株式会社内 (72)発明者 加納 浩司 三重県四日市市西末広町1番14号 ゼネラ ルエンジニアリング株式会社内 Fターム(参考) 3H023 AA04 AB01 AC08 AC21 AC61 AC71 AE13 4E352 AA09 AA16 BB10 BB15 CC02 CC12 CC22 CC46 CC52 CC56 DR02 DR43 GG04 GG11 5G333 AA09 AA13 AB16 AB26 AB29 CB18 CB19 EA02 5G363 AA01 AA16 BA02 CB08 DC03

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体とのヒンジ結合側のドアフレームの
    端面部から室内側内面部にかけて形成された略L形状の
    凹部にグロメットを嵌合固定し、室内側内面から端面へ
    とグロメットを通して車体側へとドアハーネスを配索す
    るグロメットのドア取付構造であって、 上記グロメットは、 ゴムまたはエラストマーからなり、上記ドアフレームの
    凹部に嵌合する凹部嵌合部と、該凹部嵌合部の車体対向
    側の端面部分から突出するドアハーネス導出用の蛇腹状
    筒部と、該蛇腹状筒部の先端に設けた車体係止部を備え
    たグロメット本体と、 剛性の樹脂製で、断面略U形状とし、内部に電線群を挿
    通させて上記グロメット本体の凹部嵌合部に組みつけ、
    その底面をドアフレームの凹部底面に当接させるインナ
    ー部材とを備え、 上記グロメット本体の上記ドアフレームの凹部に嵌合す
    る凹部嵌合部を断面略逆凹形状とし、その外面を凹部の
    両側面に当接させてシール面としている一方、該凹部嵌
    合部の両側部内面に上記インナー部材のU形状の両側部
    外面を当接させて内嵌し、該当接部分もシール部として
    いることを特徴とするグロメットのドア取付構造。
  2. 【請求項2】 上記グロメット本体の凹部嵌合部の両側
    部を上記凹部底面に達する長さとしている請求項1に記
    載のグロメットのドア取付構造。
  3. 【請求項3】 上記ドアフレームに設ける凹部は、その
    側壁を底面側にむけて近接する方向に斜面としている一
    方、上記グロメット本体の凹部嵌合部の両側部の外面を
    斜面として、凹部の側壁とのシール面を斜面同士のシー
    ル面としている請求項1または請求項2に記載のグロメ
    ットのドア取付構造。
  4. 【請求項4】 上記グロメットは、金属製で、上記グロ
    メット本体の凹部嵌合部の外表面に被せてドアフレーム
    に止具で固定するアウター部材を備えている請求項1乃
    至請求項3のいずれか1項に記載のグロメットのドア取
    付構造。
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