JP2002101336A - 画像処理装置および方法、並びに記録媒体 - Google Patents

画像処理装置および方法、並びに記録媒体

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JP2002101336A
JP2002101336A JP2000292316A JP2000292316A JP2002101336A JP 2002101336 A JP2002101336 A JP 2002101336A JP 2000292316 A JP2000292316 A JP 2000292316A JP 2000292316 A JP2000292316 A JP 2000292316A JP 2002101336 A JP2002101336 A JP 2002101336A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 HDフォーマットの映像信号に対しては、4
点補間処理を実行することができ、かつ、SDフォーマ
ットの映像信号に対しては、16点補間処理を実行す
る。 【解決手段】 SDフォーマットの映像信号に対して
は、EVENフィールドの画像(図47(A)に○で示され
る画素から成る)と、ODDフィールドの画像(図47
(A)に□で示される画素から成る)を合成して図47
(A)に示すような480×720のフレーム画像に変
換し、さらに、上下に隣接する○で示される画素と□で
示される画素から、その2画素の間に位置する画素(図
47(B)に△で示される画素)を補間されて960×
720のフレーム画像に変換した後、4画素毎、4回読
み出されて16点補間処理が施される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像処理装置およ
び方法、並びに記録媒体に関し、例えば、画像の形状を
任意に変形して表示させる場合に用いて好適な画像処理
装置および方法、並びに記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】ディジタルストレージ(Digital Strage)
の出現は、テレビジョン番組の制作手法の技術的進歩に
大きく貢献している。ディジタルストレージのうちのDR
AM(Dinamic Random Access Memory)は、その記録容量が
1本の走査線、1枚のフィールドの画像、1枚のフレー
ムの画像、さらには一連の複数の画像を記録できるよう
に徐々に増加されてきた。また、その製造コスト、回路
規模、消費電力等を考慮した場合においても、経済的に
実用可能なものである。
【0003】DRAMのようなディジタルストレージの適用
例としては、テレビジョン番組の制作時などにおいて画
像を任意の形状に変形したり、移動させる際に用いる、
いわゆるDME(Digital Multi Effects)が挙げられる。
【0004】ところで、従来のHD(High Definition)
フォーマットの映像信号を処理する従来のDME等が補間
処理を実行する場合、補間する位置の周囲の4画素にそ
れぞれ対応する映像信号を用いて補間する位置の映像信
号を演算する、いわゆる、4点補間処理が行われる。ま
た、SD(Standerd Definition)フォーマットの映像信
号を処理する従来のDME等が補間処理を実行する場合、
フィールド・フレーム変換を施した後、さらに水平走査
線を2倍にした状態で、補間する位置の近傍の16画素
にそれぞれ対応する映像信号を用いて補間する位置の映
像信号を演算する、いわゆる、16点補間処理が行われ
る。ここで、仮に、SDフォーマットの映像信号に、4
点補間を施したとすれば、その補間された映像信号は、
16点補間を施した場合に比較して劣るものとなってし
まう。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】したがって、HDフォ
ーマットの映像信号とSDフォーマットの映像信号を処
理できるDMEを実現する場合、HDフォーマットの映像
信号に対しては、4点補間を実行することができ、か
つ、SDフォーマットの映像信号に対しては、16点補
間を実行することができれば望ましいが、そのようなDM
Eは実現されていない課題があった。
【0006】本発明はこのような状況に鑑みてなされた
ものであり、HDフォーマットの映像信号に対しては、
4点補間処理を実行することができ、かつ、SDフォー
マットの映像信号に対しては、16点補間処理を実行す
ることができるようにすることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の画像処理装置
は、入力された映像信号をメモリに記録する記録手段
と、メモリに記録された映像信号を所定の数毎に同時に
読み出す読み出し手段と、読み出し手段がメモリから読
み出した複数の映像信号に所定の演算を施して、所定の
位置に対応する映像信号を補間する補間手段と、入力さ
れた映像信号のフォーマットに対応して、読み出し手段
および補間手段の動作周波数および動作回数を制御する
制御手段とを含むことを特徴とする。
【0008】前記制御手段には、第1のフォーマットの
映像信号が入力された場合、第2のフォーマットの映像
信号が入力された場合に対して、読み出し手段および補
間手段の動作周波数および前記動作回数を4倍に変更さ
せるようにすることができる。
【0009】前記補間手段には、制御手段からの制御に
基づき、第1のフォーマットの映像信号が入力された場
合、16個の映像信号に所定の演算を施して所定の位置
に対応する映像信号を補間させ、第2のフォーマットの
映像信号が入力された場合、4個の映像信号に所定の演
算を施して所定の位置に対応する映像信号を補間させる
ようにすることができる。
【0010】本発明の画像処理装置は、第1のフォーマ
ットの映像信号に対してフィールド・フレーム変換を施
し、かつ、垂直方向の画素数を2倍にする変換手段をさ
らに含むことができる。
【0011】本発明の画像処理方法は、入力された映像
信号をメモリに記録する記録ステップと、メモリに記録
された映像信号を所定の数毎に同時に読み出す読み出し
ステップと、読み出しステップの処理でメモリから読み
出された複数の映像信号に所定の演算を施して、所定の
位置に対応する映像信号を補間する補間ステップと、入
力された映像信号のフォーマットに対応して、読み出し
ステップの処理および補間ステップの処理の動作周波数
および動作回数を制御する制御ステップとを含むことを
特徴とする。
【0012】本発明の記録媒体のプログラムは、入力さ
れた映像信号をメモリに記録する記録ステップと、メモ
リに記録された映像信号を所定の数毎に同時に読み出す
読み出しステップと、読み出しステップの処理でメモリ
から読み出された複数の映像信号に所定の演算を施し
て、所定の位置に対応する映像信号を補間する補間ステ
ップと、入力された映像信号のフォーマットに対応し
て、読み出しステップの処理および補間ステップの処理
の動作周波数および動作回数を制御する制御ステップと
を含むことを特徴とする。
【0013】本発明の画像処理装置および方法、並びに
記録媒体のプログラムにおいて、入力された映像信号が
メモリに記録され、メモリに記録された映像信号が所定
の数毎に同時に読み出される。また、メモリから読み出
された複数の映像信号に所定の演算が施されて、所定の
位置に対応する映像信号が補間される。なお、入力され
た映像信号のフォーマットに対応して、読み出しの処理
および補間の処理の動作周波数および動作回数が制御さ
れる。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明を適用した画像合成装置に
ついて、図1を参照して説明する。図1は、画像合成装
置の構成例を示すブロック図である。この画像合成装置
は、例えば、テレビジョン放送番組の制作時などに用い
るものであり、変形、移動等のディジタル画像処理を施
したビデオ入力Aの映像と、ビデオ入力Bの映像とを合
成して出力する。
【0015】画像合成装置は、ユーザの操作を検知して
対応する操作信号を制御回路2に出力するレバーアーム
1、ドライブ5を制御して磁気ディスク6(フロッピデ
ィスクを含む)、光ディスク7(CD-ROM(Compact Disc-
Read Only Memory)、DVD(Digital Versatile Disc)を含
む)、光磁気ディスク8(MD(Mini Disc)を含む)、
または半導体メモリ9に記憶されている制御用プログラ
ムを読み出させ、読み出させた制御用プログラム、レバ
ーアーム1からの操作信号等に基づいて画像合成装置の
全体を制御する制御回路2、ビデオ入力Aに対してデジ
タル画像処理を施して合成回路4に出力するDME3、お
よび、ビデオ入力Bの映像にデジタル画像処理が施され
たビデオ入力Aの映像を重畳して後段に出力する合成回
路4から構成される。
【0016】次に、画像合成装置の動作について説明す
る。ビデオ入力Aの映像は、レバーアーム1に対するユ
ーザの操作に対応するデジタル画像処理がDME3によっ
て施され、合成回路4によってビデオ入力Bの映像に重
畳されて出力される。
【0017】図2は、DME3の構成例を示している。DME
3に入力されるビデオ入力Aは、4:2:2:4(Y/
U/V/K)のHDフォーマット(例えば、1080i
×1920)の映像信号(30ビット幅)、すなわち、
10ビット幅の輝度信号Y、それぞれ5ビット幅の色差
信号U,V、および10ビット幅のキー信号Kから構成
される映像信号を想定している。なお、ビデオ入力Aと
しては、HD(High Definition)フォーマットの映像信
号の他、SD(Standerd Definition)フォーマットの映
像信号(例えば、480i×720)や、他のフォーマ
ットの映像信号を入力することが可能である。
【0018】なお、図2においては、輝度信号Yを信号
Yと表示し、それぞれ5ビット幅の色差信号U,Vを統
合して10ビット幅のC信号と表示し、キー信号KをK
信号と表示している。
【0019】DME3のホリゾンタルデフォーカスフィル
タ(以下、HDFF(Horizontal DefocusFilter)と記述す
る)11は、水平走査の順序で入力される輝度信号Yに
1次元ローパスフィルタ処理を施すHフィルタ12、水
平走査の順序で入力されるキー信号Kに1次元ローパス
フィルタ処理を施すHフィルタ13、および、水平走査
の順序で入力される色差信号U,Vをそれぞれ補間した
後(詳細は図3乃至図6を参照して後述する)、1次元
ローパスフィルタ処理を施すHフィルタ14によって構
成される。したがって、HDFF11の後段のスキャンコン
バータ15には、4:4:4:4の映像信号(40ビッ
ト幅)が供給される。
【0020】スキャンコンバータ15は、HDFF11から
水平走査の順序で入力される映像信号を保持し、保持し
た映像信号を垂直方向に走査して、すなわち、走査方向
を水平方向から垂直方向に変換して、バーティカルデフ
ォーカスフィルタ(以下、VDFF(Vertical Defocus Filt
er)と記述する)16に出力する。
【0021】また、スキャンコンバータ15は、VDFF1
6から垂直走査の順序で戻される映像信号(40ビット
幅)のうちの色差信号U,Vのビット幅を削減してバッ
ファ20に出力する。
【0022】さらに、スキャンコンバータ15は、VDFF
16から戻される映像信号がSDフォーマットである場
合、そのフィールド画像をフレーム画像に変換、補間し
てバッファ20に出力する。なお、VDFF16から入力さ
れる映像信号がHDフォーマットである場合、フィール
ド画像の状態でバッファ20に出力する。
【0023】VDFF16は、垂直走査の順序で入力される
輝度信号Yに1次元ローパスフィルタ処理を施すVフィ
ルタ17、垂直走査の順序で入力されるキー信号Kに1
次元ローパスフィルタ処理を施すVフィルタ18、およ
び、垂直走査の順序で入力される色差信号U,Vに1次
元ローパスフィルタ処理を施すVフィルタ19から構成
される。VDFF16は、垂直方向の1次元ローパスフィル
タ処理を施した4:4:4:4の映像信号(40ビット
幅)をスキャンコンバータ15に戻す。
【0024】バッファ20は、ZBT SRAM(Zero Bus Turn
around Static Random Access Memory)より成り、スキ
ャンコンバータ15から供給される映像信号を、アドレ
スジェネレータ21から供給されるライトアドレス(wri
te adrs)に従って書き込み、また、アドレスジェネレー
タ21から供給されるリードアドレス(read adrs)に従
って4画素単位で読み出し、補間回路22に出力する。
【0025】補間回路22は、バッファ20から4画素
単位で入力される映像信号を用い、当該4画素の内側の
所定の位置に対応する映像信号を補間して合成回路4に
出力する。
【0026】なお、アドレスジェネレータ15および補
間回路22は、FPGA(Field Programmable Gate Array)
によって構成するようにしてもよい。
【0027】次に、HDFF11に入力される4:2:2:
4の映像信号のうちの色差信号U,VをHフィルタ14
によってそれぞれ補間し、4:4:4:4の映像信号に
変換する処理について、図3乃至図6を参照して説明す
る。なお、以下の説明においては、キー信号Kに関する
表記を省略して、4:2:2(Y/U/V)の映像信
号、または4:4:4の映像信号とも記述する。
【0028】図3は、色差信号U,Vを補間する処理の
概念を示している。
【0029】図3(A)は、水平走査の順序でHDFF11
に入力される映像信号を示している。すなわち、HDFF1
1には、ある画素(第0番の画素)に対応する輝度信号
0と、第0番の画素に対応する色差信号U0が同時に入
力される。次のクロックにおいて、第0番の右隣に位置
する第0.5番の画素に対応する輝度信号Y0.5と、第
0番の画素に対応する色差信号V0が同時に入力され
る。次のクロックにおいて、第0.5番の右隣に位置す
る第1番の画素に対応する輝度信号Y1と、第1番の画
素に対応する色差信号U1が同時に入力される。以下同
様に、第N番の画素に対応する輝度信号YNと、第N番
の画素に対応する色差信号UNが同時に入力され、次の
クロックにおいて、第N番の右隣に位置する第(N+
0.5)番の画素に対応する輝度信号YN+0.5と、第N
番の画素に対応する色差信号VNが同時に入力される。
【0030】図3(A)に示したように、第N番の画素
に対応する輝度信号YNと色差信号UN,VNが同時に入
力されることはなく、また、第(N+0.5)番の画素
に対応する色差信号UN+0.5,VN+0.5は存在しない。そ
こで、輝度信号YNと色差信号UN,VNとの入力タイミ
ングを揃え、かつ、輝度信号と色差信号の空間周波数を
統一するために第(N+0.5)番の画素に対応する色
差信号UN+0.5,VN+0 .5を補間する。
【0031】第(N+0.5)番の画素に対応する色差
信号UN+0.5を補間する場合、図3(B)に示すよう
に、左右に隣接する画素の色差信号、すなわち、第(N
−1)番の画素に対応する色差信号UN-1、第N番の画
素に対応する色差信号UN、第(N+1)番の画素に対
応する色差信号UN+1、および第(N+2)番の画素に
対応する色差信号UN+2を用いて補間する。
【0032】同様に、第(N+0.5)番の画素に対応
する色差信号VN+0.5を補間する場合、図3(C)に示
すように、左右に隣接する画素の色差信号、すなわち、
第(N−1)番の画素に対応する色差信号VN-1、第N
番の画素に対応する色差信号VN、第(N+1)番の画
素に対応する色差信号VN+1、および第(N+2)番の
画素に対応する色差信号VN+2を用いて補間する。
【0033】次に、図4は、Hフィルタ14の色差信号
U,Vを補間する処理に関わる部分の構成例を示してい
る。
【0034】セレクタ31は、全段から順次入力される
色差信号U,Vをクロックに同期して遅延回路(D)3
2および4点補間回路40に出力する。遅延回路32乃
至37,42は、前段から入力される色差信号を1クロ
ック周期だけ遅延して出力する。また、遅延回路33,
35,37は、1クロック周期だけ遅延した色差信号を
4点補間回路40にも出力する。
【0035】セレクタ39は、Dフリップフロップ41
からの制御信号Sが0である場合、自己のDA端子に入
力される遅延回路38の出力をQA端子から遅延回路4
2に出力し、かつ、自己のDB端子に入力される4点補
間回路40の出力をQB端子から出力する。反対に、D
フリップフロップ41からの制御信号Sが1である場
合、自己のDA端子に入力される遅延回路38の出力を
QB端子から出力し、かつ、自己のDB端子に入力され
る4点補間回路40の出力をQA端子から遅延回路42
に出力する。なお、セレクタ39からは、図3(D)に
示すように、色差信号UNと色差信号VN-0.5が同時に出
力される。
【0036】4点補間回路40は、次式を用いて4クロ
ック周期を要するパイプライン処理によって色差信号を
補間する。 補間される色差信号の値=(t0*C0+t1*C1+t2
*C2+t3*C3)/(C0+C1+C2+C3
【0037】ここで、t0とは、遅延回路37から入力
される第(N−1)番の画素に対応する色差信号UN-1
(またはVN-1)の値であり、t1とは、遅延回路35か
ら入力される第N番の画素に対応する色差信号UN(ま
たはVN)の値であり、t2とは、遅延回路33から入力
される第(N+1)番の画素に対応する色差信号UN+ 1
(またはVN+1)の値であり、t3とは、セレクタ31か
ら入力される第(N+2)番の画素に対応する色差信号
N+2(またはVN+2)の値である。ここで、補間係数C
0乃至C4は、それぞれ、−163,1187,118
7,−163とする。
【0038】Dフリップフロップ41は、クロック毎に
制御信号Sとして0と1を交互にセレクタ39に出力す
る。
【0039】図5は、4点補間回路40の構成例を示し
ている。4点補間回路40は、乗算器51乃至54、お
よび加算器55乃至57より構成される。
【0040】乗算器51は、セレクタ31から入力され
る第(N−1)番の画素に対応する色差信号UN-1(ま
たはVN-1)の値t0に補間係数C0を乗算した乗算値t0
*C0を加算器55に出力する。乗算器52は、遅延回
路33から入力される第N番の画素に対応する色差信号
N(またはVN)の値t1に補間係数C1を乗算した乗算
値t1*C1を加算器55に出力する。乗算器53は、遅
延回路35から入力される第(N+1)番の画素に対応
する色差信号UN+1(またはVN+1)の値t2に補間係数
2を乗算した乗算値t2*C2を算器56に出力する。
乗算器54は、遅延回路37から入力される第(N+
2)番の画素に対応する色差信号UN+2(またはVN+2
の値t3に補間係数C3を乗算した乗算値t3*C3を算器
56に出力する。
【0041】加算器55は、乗算器51からの乗算値t
0*C0と、乗算器52からの乗算値t1*C1を加算し、
加算値t0*C0+t1*C1を加算器57に出力する。加
算器56は、乗算器53からの乗算値t2*C2と、乗算
器54からの乗算値t3*C3を加算し、加算値t2*C2
+t3*C3を加算器57に出力する。加算器57は、加
算器55からの加算値t0*C0+t1*C1と、加算器5
6からの加算値t2*C2+t3*C3を加算し、補間係数
0乃至C3の総和値で除算し、第(N+0.5)番の画
素に対応する色差信号UN+0.5(またはVN+0.5)の値と
して出力する。
【0042】次に、色差信号U,Vを補間する処理に関
わる当該機能ブロックの動作について説明する。
【0043】例えば図4に示すように、クロックタイミ
ングt0において、セレクタ31、遅延回路32乃至遅
延回路38が、それぞれ、色差信号V4,U4,V3
3,V 2,U2,V1,U1を後段に出力した場合、その
後の4クロック周期を要して4点補間回路40により、
色差信号V2.5が補間される。従って、クロックタイミ
ングt4において、セレクタ39のDA端子には遅延回
路38から色差信号U3が入力され、DB端子には4点
補間回路40で補間された色差信号V2.5が入力され
る。
【0044】このとき、セレクタ39は、Dフリップフ
ロップ41からの制御信号S=0に対応して、DA端子
に入力された色差信号U3をQA端子から遅延回路42
に出力し、DB端子に入力された補間された色差信号V
2.5をQB端子から出力する。なお、それと同期して遅
延回路42からは、1クロック前に補間されて遅延され
ていた色差信号U2.5が出力される。したがって、Hフ
ィルタ14からは、図3(E)に示すように、第(N+
0.5)番の画素に対応する色差信号UN+0.5と色差信
号VN+0.5が同時に出力されることになる。
【0045】以上のように、HDFF11においては、4:
2:2の映像信号の高周波成分を除去し、かつ、色差信
号を補間して4:4:4の映像信号に変換するので、各
画素に対し、輝度信号Yと色差信号U,Vを同じ空間周
波数で扱うことが可能となる。これにより、例えば、映
像の色操作に関する処理として、色付きスポットライト
処理や色変化付きトレイル処理等を施すことが可能とな
る。
【0046】次に、図6は、HDFF11から水平走査の順
序で入力される4:4:4の映像信号の走査方向を水平
方向から垂直方向に変換するスキャンコンバータ15の
構成例を示している。スキャンコンバータ15は、FPGA
などよりなるスキャンコンバートIC61、およびSRAM
(Synchronous Dynamic Random Access Memory)64−
1,64−2から構成される。
【0047】スキャンコンバートIC61のVスキャン
ジェネレータ62は、外部から供給されるREF信号が示
す水平走査タイミングに基づき、対応する垂直走査タイ
ミングを示す信号を発生してSDRAMコントローラ63お
よびSRAMコントローラ66に出力する。
【0048】SDRAMコントローラ63は、HDFF11から
入力される4:4:4:4の映像信号をフィールド単位
で切り替えてSDRAM64−1,64−2に記録する。SDR
AMコントローラ63はまた、SDRAM64−1,64−2
に記録した映像信号を所定順序(後述)で読み出してSR
AM(Static Random Access Memory)65に出力する。
【0049】SRAM65は、1ブロック当たりの容量が2
ビット*2048であり、20ブロックからなるメモリ
が4個用いられており、SRAMコントローラ66の制御に
基づき、SDRAMコントローラ63から入力される映像信
号をキャッシュしてVDFF16に出力する。
【0050】コンバータ67は、VDFF16から垂直走査
の順序で入力される映像信号のうちの色差信号U,Vの
情報量を、それぞれ10ビット幅から8ビット幅に削減
する(詳細については図18を参照して後述する)。コ
ンバータ67はまた、VDFF16から入力される映像信号
がSDフォーマットである場合、そのフィールド画像を
フレーム画像に変換する(詳細については図47を参照
して後述する)。
【0051】図7は、フィールド単位で走査方向を垂直
に変換する処理の大まかな時間推移を示している。な
お、同図以降において、バッファ(buffer)AはSDRAM6
4−1,64−2のうちの一方に対応し、バッファBは
他方に対応するものとする。
【0052】図8は、フィールド単位で記録した映像信
号を垂直走査の順序でバースト(burst)転送するSDRAM6
4−1,64−2と、バースト転送された映像信号をキ
ャッシュするSRAM65との関係を模式的に示している。
すなわち、SRAM65は、SDRAM64−1,64−2に記
録されている映像信号を垂直方向に走査しながらキャタ
ピラのように画像の左から右に水平方向に移動するかの
ように動作して、映像信号をキャッシュする。なお、水
平走査の順序でSDRAM64−1,64−2に入力される
単位時間当たりの転送量と、垂直走査の順序でSRAM65
に出力される単位時間当たりの転送量が等しければ、系
は安定した動作を保障される。すなわち、SDRAM64−
1,64−2において、読み出しアドレスが書き込みア
ドレスを追い越すような事態は発生しない。
【0053】なお、SDRAM64−1,64−2(以下、S
DRAM64−1,64−2を個々に区別する必要がない場
合、単にSDRAM64と記述する)は、SDRAMの特性とし
て、複数(例えば、2種類)のバンク(bank)に対して適
正な幅のバースト転送(auto pre-charge 4word burst)
を交互に実施すると、連続のアクセス(read or write)
が保障されている。図9は、そのような特性を利用した
2種類のバンクに対する交互バーストでの連続アクセス
(write burst)のタイミングの一例を示している。
【0054】具体的には、図10に示すように、SDRAM
64に対して水平走査の順序で書き込まれる映像信号
は、8ワード単位で、すなわち、各バンクに対して4ワ
ードずつバースト転送される。また、図11に示すよう
に、SDRAM64から垂直走査の順序で読み出される映像
信号も、8ワード単位で、すなわち、各バンクから4ワ
ードずつバースト転送される。
【0055】ここで、1ワードは、1個の画素に対応す
る輝度信号Y(10ビット)、色差信号U,V(各10
ビット)、およびキー信号K(10ビット)を示す40
ビットの情報量を示している。
【0056】このように、8ワード単位(図11におけ
る矩形領域2個分)でSRAM65にバースト転送してキャ
ッシュした映像信号を、4回の垂直走査に相当する時間
だけ遅延させて、SRAM65から読み出すようにすれば、
SRAM65を最小の容量(図11の矩形領域2個分、1フ
ィールドの0.4%に相当する容量)とすることができ
る。
【0057】図12は、SDRAM64に対する、HDフォ
ーマット(1080i×1920)の映像信号の2バン
ク4ワードバーストにおけるアドレスの2次元割り当て
の一例を示している。
【0058】同図に示すように、書き込み時において
は、水平走査に合わせたアドレスに書き込まれるように
バースト先頭アドレスが制御される。この場合、読み出
し時には、バーストサイズ幅のバンドとしてアクセスさ
れる。
【0059】SDRAM64に対する書き込みアドレスの生
成は、以下の条件を満たす図13に示すような、上位カ
ウンタ(ROW)および下位カウンタ(COLUMN)から成るカウ
ンタ機構による。
【0060】(1) カウントアップは4ワードバース
トを2回に1回で出力するステートマシンによる。後発
側のバンクアクセス中に次回のカウントが行われる。 (2) カウンタのリロードおよび2Kアップ(reload
and 2K up)は、0x3c0で実施。下位0x3c0回のカウント毎
にリロードデータには1kがプラスされる。 (3) 上位カウンタの値が540に達したとき、1フ
ィールドが終了される。
【0061】図14は、SDRAM64からの連続読み出し
の順序を示している。同図に示すように、4ワードバー
スト2バンクピンポン(4word burst 2bank pingpong)ア
クセスを利用して、SRAM65への書き込み領域を、図1
1における矩形領域(4ワード)が540個より成る短
冊単位(rect(n):n=1,2,・・・,1df)で、かつ、連続して行
わなければならない。
【0062】SDRAM64からの読み出しアドレスの生成
は、以下の条件を満たす図15に示すような、上位カウ
ンタ(ROW)および下位カウンタ(COLUMN)から成るカウン
タ機構による。
【0063】(1) 下位カウンタは毎回リロードされ
る。リロード値は上位カウンタの値が540に達したと
き、4ワードカウントアップされる。 (2) 下位カウンタの値が0x3c0となり、且つ、上位
カウンタの値が540に達したとき終了される。 (3) 上位カウンタのリロードおよび2Kアップは、
4ワードバーストピンポン毎に実施される。 (4) 上位カウントが540に達したとき、1つの短
冊単位(4ワード*540ライン)のリロードが終了さ
れる。
【0064】SDRAM64から短冊単位で読み出された映
像信号は、SRAM65にキャッシュされた後にアクセスさ
れる。しかしながら、アクセスの順序は一定であり、完
全同期であるので、汎用キャッシュのようなアソシエイ
ティブ(associative)構造ではなく、完全同期予測制御
となる。
【0065】図16は、SRAM65を構成する4個のメモ
リ(2ビット*2048*20ブロック)を、それぞれ
幅40ビット(1ワード)*2048のリングとして用
いる概念を示している。実際には、図17(A)に示す
ように、図16に示したリングを4本重ねて、幅160
ビット(4ワード)*2048のキャタピラ(図8
(B))を構成して用いる。
【0066】具体的には、図15に示した順序でSDRAM
64から読み出した矩形領域(4ワード)を、図17
(B)に示すように、1ワードずつリング0乃至3に順
に書き込み、3垂直走査分だけ遅延し、図17(C)に
示すようにリングの円周方向に読み出す。
【0067】以上のような動作により、リアルタイムで
映像信号の走査方向を水平方向から垂直方向に変換し、
後段のVDFF16に出力することが可能となる。
【0068】VDFF16に入力された映像信号は、上述し
たように、垂直方向の1次元ローパスフィルタ処理が施
されて、再びスキャンコンバータ15に入力されてコン
バータ67に供給される。
【0069】次に、後段の36ビット幅のZBT SRAMが8
個用いられているバッファ20に適合させることを目的
として、VDFF16から垂直走査の順序で入力される4:
4:4:4の40ビット幅の映像信号を36ビット幅の
映像信号に変換するコンバータ67の処理について説明
する。
【0070】コンバータ67は、図18に示すように、
VDFF16から垂直走査の順序で入力される4:4:4:
4の40ビット幅の映像信号(10ビットの輝度信号
Y、10ビットの色差信号U、10ビットの色差信号
V、および10ビットのキー信号K)のうち、最終的に
空間周波数特性を1/2に戻してしまう色差信号U,V
の値を、例えば、切り捨て演算や四捨五入演算等によ
り、それぞれ8ビットに削減して映像信号(Y/U/V
/K)を36ビット幅に変換し、後段のバッファ20に
出力する。
【0071】なお、色差信号U,Vのビット幅の削減
は、上述したように、それぞれを8ビット幅とすること
に限定するものではなく、例えば、色差信号Uを9ビッ
トに削減し、且つ、色差信号Vを7ビットに削減するな
ど、その削減幅を適宜変更するようにしてもよい。
【0072】以上説明したように、コンバータ67にお
いては、映像信号のうちの輝度信号Yと、ディジタルビ
デオエフェクトにおいて重要なキー信号Kの情報量を損
なうことなく(ビット幅を減少させることなく)、映像
信号(Y/U/V/K)のビット幅を後段のバッファ2
0(36ビット幅のZBT SRAM)に適合させることが可能
となる。
【0073】次に、図19は、バッファ20の詳細な構
成例を示している。バッファ20は、同時読み出しが可
能な4個のユニットU0,U1,L0,L1から成る。
ユニットU0の構成例を図20に示す。ユニットU0
は、SRAM73−U0−Aより成るAバッファと、SRAM7
3−U0−Bより成るBバッファとでダブルバッファ構
成とされている。これにより、ユニットU0は、2次元
読み出しと同時書き込みが実現されている。同様に、ユ
ニットU0乃至L1のそれぞれもダブルバッファ構成と
されており、2次元読み出しと同時書き込みが実現され
ている。なお、SRAM73−U0−A乃至73−L1−B
を個々に区別する必要がない場合、単にSRAM73と記述
する。
【0074】図21は、スキャンコンバータ15から入
力される映像信号のユニットU0乃至L1に対する割り
付けを示している。すなわち、スキャンコンバータ15
が出力するEVENフィールドの映像信号をバッファ20に
書き込む際には、同図(A)に示すように、第m(m=0,
2,4,・・・)番目の水平走査線上の隣接する2画素と、その
真下の第m+2番目の水平走査線上の隣接する2画素か
ら成る4画素を、それぞれ異なるユニットU0乃至L1
のAバッファに書き込むようにする。また、スキャンコ
ンバータ15が出力するODDフィールドの映像信号をバ
ッファ20に書き込む際には、同図(B)に示すよう
に、第m+1(m=0,2,4,・・・)番目の水平走査線上の隣接
する2画素と、その真下の第m+3番目の水平走査線上
の隣接する2画素から成る4画素を、それぞれ異なるユ
ニットU0乃至L1のBバッファに書き込むようにす
る。
【0075】このように上下左右に隣接する4画素をそ
れぞれ異なるユニットU0乃至L1に書き込むことによ
って、それらを同時に読み出すことができるので、4画
素の映像信号を用いて当該4画素の中心に位置する画素
を補間する処理を効率的に実行することができる。
【0076】次に、バッファ20の有効アクセス領域(a
ccess area)において、映像信号を書き込んだデータ領
域(real image area)の周囲に設定する領域外データバ
ンド(ブラックエリア)について、図22乃至図28を
参照して説明する。
【0077】図22は、バッファ20に設定されるリー
ドアドレス(リニアアドレスとも記述する)の座標系を
示しており、図23は、図22のデータ領域(real imag
e area)にEVENフィールドの映像信号が書き込まれてい
る状態を示している。
【0078】一般に、バッファ20に書き込まれた映像
信号が読み出される場合、DME3においてデジタルエフ
ェクトが施された映像信号がディスプレイに表示される
ときのディスプレイ上のアドレス(以下、スクリーンア
ドレスと記述する)に基づいて、バッファ20のリード
アドレスが決定される。ただし、スクリーンアドレスと
リードアドレスとの関係の詳細については、図29を参
照して後述する。
【0079】リードアドレス[X,Y]が、図24に「×」
印で示す位置に決定された場合、リードアドレス[X,Y]
の位置の上下左右の4画素の映像信号が読み出されて補
間回路22に供給されて、リードアドレス[X,Y]に対応
する画素の映像信号が補間される(ただし、4画素を用
いる補間処理はHDフォーマットの映像信号に対してで
あり、SDフォーマットの映像信号には16画素を用い
る補間処理が適用される)。
【0080】ところで、図25に「×」印で示すような
位置がリードアドレス[X,Y]とされた場合、その上下左
右には4個の画素が存在しないので、4画素を用いる通
常の補間処理とは異なる処理が必要となる。したがっ
て、リードアドレス[X,Y]が与えられたとき、当該リー
ドアドレス[X,Y]は通常の補間処理が適用できるか否か
を判定する必要があり、その判定を行う専用の回路など
が必要となる。そこで、そのような判定用の回路などを
省くことを目的として、画像バッファ20に領域外デー
タバンドを設定する。
【0081】具体的には、図26および図27に示すよ
うに、バッファ20の有効アクセス領域(access area)
において、映像信号を書き込こむデータ領域(real imag
e area)の上下左右それぞれに2画素分のダミーの映像
信号を書き込むことにより、領域外データバンド(ブラ
ックエリア)を設定する。なお、図27は、図26のデ
ータ領域(real image area)にEVENフィールドの映像信
号が書き込まれ、その周囲に領域外データバンドが設定
されている状態を示している。
【0082】ここで、バッファ20に、映像信号を書き
込こむデータ領域と領域外データバンドを設定すること
が記憶容量的に可能であることを示す。
【0083】バッファ20には、図19に示したように
8個のSRAM73−U0−A乃至73−L1−Bが設けら
れており、そのうちの4個でフィールド画像の映像信号
を格納するようになされているが、SRAM73の1個の有
効アクセス領域は、256kワード=256*1024
ワード=262144ワードである。そこに書き込むデ
ータ領域および領域外データバンドは、フィールド画像
の映像信号(540×1920)と上下左右それぞれに
2画素分のダミーの映像信号との1/4であるので、必
要な容量は544*1924/4=261664ワード
であり、SRAM73の1個の有効アクセス領域に完全に格
納される。よって、バッファ20には、領域外データバ
ンドを設定することが記憶容量的に可能である。
【0084】このように、バッファ20の有効アクセス
領域にデータ領域および領域外データバンドを設定する
ことにより、例えば図28に「×」印で示すような位置
がリードアドレス[X,Y]とされた場合においても、その
上下左右には4画素が存在するので、4画素を用いる通
常の補間処理を適用することが可能となる。したがっ
て、リードアドレス[X,Y]が与えられたときに、当該リ
ードアドレス[X,Y]に対して通常の補間処理が適用でき
るか否かを判定する必要がなくなり、当該判定を行うた
めの専用の回路などを省くことが可能となる。
【0085】なお、このとき発生可能なリードアドレス
[X,Y]としては、 −960.5<X<960.5 −540.5<Y<540.5 である。
【0086】次に、バッファ20にリードアドレスを供
給するアドレスジェネレータ21について説明するが、
その前に、スクリーンアドレスとリードアドレスとの関
係の詳細について、図29を参照して説明する。図29
(A)は、バッファ20に設定されるリードアドレス(X
m,Ym,T)(上述したリードアドレス[X,Y]と同等のもの)
の座標系を示している。リードアドレスの座標系におい
ては原点を画像の中心に設けている。なお、Tは映像に
対してライティング(lighting)を付加するときに指定す
るライティング変調軸(T軸)を示している。図29
(B)は、スクリーンアドレス(H,V)の座標系を示して
いる。スクリーンアドレスの座標系においては原点を画
像に左上に設けている。リードアドレスの座標系の点a
乃至dは、それぞれスクリーンアドレスの座標系の点
a’乃至d’に対応している。
【0087】リードアドレス(Xm,Ym,T)を3行3列の変
換行列Aを用いて変換したものがスクリーンアドレス
(H,V)であるので、逆に、順次走査するスクリーンアド
レス(H,V)に変換行列Aの逆行列A-1を乗算すれば、リ
ードアドレス(Xm,Ym,T)を算出することができる。
【0088】具体的には、次式に示すようにリードアド
レス(Xm,Ym,T)を算出する。
【数1】 なお、エフェクトパラメータa11乃至a33は、次式に示
すように逆行列A-1の要素である。
【数2】 また、ライティング変調軸Tの回転係数p,qは、p=
cosθ、q=sinθである。
【0089】このように、リードアドレス(Xm,Ym,T)
は、スクリーンアドレス(H,V)をパラメータとする関数
値X(H,V),Y(H,V),T(H,V),Z(H,V)を用いて演算され
る。
【0090】ところで、リードアドレスは、順次走査す
るスクリーンアドレスの画素毎(クロック毎)に算出さ
れることになるが、スクリーンアドレスの全ての画素に
ついて関数値X(H,V),Y(H,V),T(H,V),Z(H,V)を演算
し、リードアドレスを算出していたのでは、その演算量
は膨大なものとなり、演算専用の回路が必要となる。
【0091】そこで、図30に示すように、スクリーン
アドレスの4端点、すなわち左上点(0,0)、左下点(0,53
9)、右上点(1919,0)、および右下点(1919,539)、につい
て、予め関数値X(0,0),Y(0,0),T(0,0),Z(0,0),X(0,
539),Y(0,539),T(0,539),Z(0,539),X(1919,0),Y(1
919,0),T(1919,0),Z(1919,0),X(1919,539),Y(1919,
539),T(1919,539),Z(1919,539)(以下、関数値X(0,0)
乃至Z(1919,539)と記述する)を演算するようにし、ス
クリーンアドレスの他の画素についての関数値X(H,V),
Y(H,V),T(H,V),Z(H,V)は、当該4端点について演算し
た関数値X(0,0)乃至Z(1919,539)を用いて補間し、対応
するリードアドレスを算出するようにする。
【0092】このようにスクリーンアドレスの4端点に
対応する関数値X(0,0)乃至Z(1919,539)を用いて、他の
画素についての関数値X(H,V),Y(H,V),T(H,V),Z(H,V)
を補間する処理を、以下、スーパインタポレーション(S
uper Interpolation)と称し、特に、左上点(0,0)と左下
点(0,539)の垂直方向の補間処理、または右上点(1919,
0)と右下点(1919,539)の垂直方向の補間処理をスーパイ
ンタポレーション(V)と称し、スーパインタポレーシ
ョン(V)の結果などの水平走査線上の左右両端点の関
数値を用いた水平方向の補間処理をスーパインタポレー
ション(H)と称する。
【0093】次に、スーパインタポレーションの処理タ
イミングについて、図31を参照して説明する。あるフ
ィールド画像についてスーパインタポレーションを施す
場合、スクリーンアドレスの4端点のそれぞれについ
て、当該フィールド画像の1フィールド前までに関数値
X(0,0)乃至Z(1919,539)を予め演算して所定のレジスタ
(後述)に保持する。そして、タイミング信号VMIXのEn
ableに同期して水平帰線期間(BLANK(H))の初期において
スーパインタポレーション(V)を実行し、タイミング
信号HMIXのEnableに同期してスクリーンアドレスを水平
走査する期間(ACTIVE AREA)において、クロック毎にス
ーパインタポレーション(H)を実行する。
【0094】このように、スーパインタポレーション
(H)とスーパインタポレーション(V)は、実行タイ
ミングが異なる。
【0095】図32は、アドレスジェネレータ21の構
成例を示している。レジスタ演算ブロック91は、スク
リーンアドレスの4端点の関数値X(0,0)乃至Z(1919,53
9)を演算してスーパインタポレーションブロック93に
供給する。ミキサ係数ブロック92は、内蔵するレジス
タに予め保持されているミキサ係数をスーパインタポレ
ーションブロック93に供給する。
【0096】スーパインタポレーションブロック93
は、レジスタ演算ブロック91から供給されるスクリー
ンアドレスの4端点の関数値(0,0)乃至Z(1919,539)、お
よび、ミキサ係数ブロック92から供給されるミキサ係
数を用いて、スーパインタポレーション(H)およびス
ーパインタポレーション(V)を実行し、得られるスク
リーンアドレス上の4端点以外の画素にそれぞれ対応す
る関数値X(H,V),Y(H,V),T(H,V),Z(H,V)を補間してリ
ードアドレス演算ブロック94に出力する。
【0097】リードアドレス演算ブロック94は、スー
パインタポレーションブロック93から入力されるスク
リーンアドレスの全ての画素にそれぞれ対応する関数値
X(H,V),Y(H,V),T(H,V),Z(H,V)を用い、リードアドレ
スを生成してバッファ20に出力する。
【0098】図33は、スーパインタポレーションブロ
ック93の構成例を示している。スーパインタポレーシ
ョンブロック93は、関数値X(H,V)を補間するブロッ
ク、関数値Y(H,V)を補間するブロック、関数値T(H,V)を
補間するブロック、および関数値Z(H,V)を補間するブロ
ックから構成される。
【0099】関数値X(H,V)を補間するブロックのREG_V_
START_XLレジスタ101−Xは、レジスタ演算ブロック
91から供給される左上点(0,0)についての関数値X(0,
0)を保持し、セレクタ107−XのA端子に出力する。
REG_V_START_XRレジスタ102−Xは、レジスタ演算ブ
ロック91から供給される右上点(1919,0)についての関
数値X(1919,0)を保持し、セレクタ107−XのB端子
に出力する。FF_H_START_Xレジスタ103−Xは、セレ
クタ112−XのA端子を介して入力されるミキサ11
1−Xの出力を保持し、セレクタ108−XのB端子に
出力する。FF_H_END_Xレジスタ104−Xは、セレクタ
112−XのB端子を介して入力されるミキサ111−
Xの出力を保持し、セレクタ110−XのB端子に出力
する。REG_V_END_XLレジスタ105−Xは、レジスタ演
算ブロック91から供給される左下点(0,539)について
の関数値X(0,539)を保持し、セレクタ109−XのB端
子に出力する。REG_V_END_XRレジスタ106−Xは、レ
ジスタ演算ブロック91から供給される右下点(1919,53
9)についての関数値X(1919,539)を保持し、セレクタ1
09−XのA端子に出力する。
【0100】セレクタ107−X乃至110−Xは、A
端子またはB端子への入力を後段に出力する。セレクタ
112−Xは、ミキサ111−Xの出力をFF_H_START_X
レジスタ103−X、またはFF_H_END_Xレジスタ104
−Xに出力する。ミキサ111−Xは、A端子に入力さ
れるセレクタ108−Xから出力をAとし、B端子に入
力されるセレクタ110−Xから出力をBとし、ミキサ
係数ブロック92から供給されるミキサ係数をknとし
た場合、クロック毎に次式を用いて補間値Cを後段に出
力する。 補間値C=A・(1.0−kn)+B・kn ただし、実際には乗算回数を1回減少させるために次式
が用いられる。 補間値C=kn(B−A)+A
【0101】なお、関数値Y(H,V),T(H,V),Z(H,V)のそ
れぞれを補間する各ブロックの構成は、関数値X(H,V)を
演算するブロックの構成と同様であるので、その説明は
省略する。ただし、REG_V_START_XLレジスタ101−X
乃至REG_V_END_ZRレジスタ106−Zと、それらに保持
させる関数値X(0,0)乃至Z(1919,539)との対応関係は、
図34に示すとおりである。
【0102】図35は、ミキサ係数ブロック92に内蔵
されているレジスタと、そこに保持されているミキサ係
数との対応関係を示している。
【0103】次に、スーパインタポレーションブロック
93の動作について説明する。なお、REG_V_START_XLレ
ジスタ101−X乃至REG_V_END_ZRレジスタ106−Z
には、対応する関数値(0,0)乃至Z(1919,539)がレジスタ
演算ブロック91から供給されているとする。
【0104】始めに、スクリーンアドレスの垂直成分V
が初期化されてV=0とされ、タイミング信号VMIXのEn
ableに同期してスーパインタポレーション(V)が開始
される。まず、スクリーンアドレスの左端点(0,V)のス
ーパインタポレーション(V)を実行するために、ミキ
サ111−X乃至111−Zへの関数値の入力元および
出力先が、図36に示すとおりとなるように、各ブロッ
クにおいてスイッチング等がなされる。
【0105】具体的には、例えば関数値X(H,V)を補間す
るブロックでは、図37に示すように、セレクタ107
−X乃至110−X,112−Xがスイッチングされ
る。これにより、ミキサ111−XのA端子には、REG_
V_START_XLレジスタ101−Xに保持されている左上点
(0,0)についての関数値X(0,0)が入力され、B端子に
は、REG_V_END_XLレジスタ105−Xに保持されている
左下点(0,539)についての関数値X(0,539)が入力され
る。ミキサ111−Xにはさらに、ミキサ係数供給ブロ
ック92からミキサ係数が供給される。ミキサ111−
Xは、スクリーンアドレスの左端点(0,V)についての関
数値X(0,V)を補間する。補間さえた関数値X(0,V)は、セ
レクタ112−Xを介してFF_H_START_Xレジスタ103
−Xにラッチされる。
【0106】なお、他のブロックにおいても同様の処理
がなされ、スクリーンアドレスの左端点(0,V)について
の関数値Y(0,V)、関数値T(0,V)、関数値Z(0,V)が、それ
ぞれ対応するFF_H_START_Xレジスタ103−Y乃至10
3−Zにラッチされる。
【0107】次に、スクリーンアドレスの右端点(1919,
V)のスーパインタポレーション(V)を実行するため
に、ミキサ111−X乃至111−Zへの関数値の入力
元および出力先が、図38に示すとおりとなるように、
各ブロックにおいてスイッチング等がなされる。
【0108】具体的には、例えば関数値X(H,V)を補間す
るブロックでは、図39に示すように、セレクタ107
−X乃至110−X,112−Xがスイッチングされ
る。これにより、ミキサ111−XのA端子には、REG_
V_START_XRレジスタ102−Xに保持されている右上点
(1919,539)についての関数値X(1919,539)が入力され、
B端子には、REG_V_END_XRレジスタ106−Xに保持さ
れている右下点(1919,539)についての関数値X(1919,53
9)が入力される。ミキサ111−Xにはさらに、ミキサ
係数供給ブロック92からミキサ係数が供給される。ミ
キサ111−Xは、スクリーンアドレスの右端点(1919,
V)についての関数値X(1919,V)を補間する。補間された
関数値X(1919,V)は、セレクタ112−Xを介してFF_H_
END_X104−Xにラッチされる。
【0109】なお、他のブロックにおいても同様の処理
がなされ、スクリーンアドレスの右端点(1919,V)につい
ての関数値Y(1919,V)、関数値T(1919,V)、関数値Z(191
9,V)が、それぞれ対応するFF_H_END_Xレジスタ104−
Y乃至104−Zにラッチされる。
【0110】ここまでの処理は、水平帰線期間において
実行される。
【0111】その後、タイミング信号HMIXのEnableに同
期し、スクリーンアドレスの水平成分Hが初期化されて
H=0とされ、スーパインタポレーション(H)が開始
される。スーパインタポレーション(H)を実行するた
めに、ミキサ111−X乃至111−Zへの関数値の入
力元および出力先が、図40に示すとおりとなるよう
に、各ブロックにおいてスイッチング等がなされる。
【0112】具体的には、例えば関数値X(H,V)を補間す
るブロックでは、図41に示すように、セレクタ108
−X,110−Xがスイッチングされる。これにより、
ミキサ111−XのA端子には、FF_H_START_Xレジスタ
103−Xに保持されている左端点(0,V)についての関
数値X(0,V)が入力され、B端子には、FF_H_END_Xレジス
タ104−Xに保持されている右端点(1919,V)について
の関数値X(1919,V)が入力される。ミキサ111−Xに
はさらに、クロック毎に、ミキサ係数供給ブロック92
からミキサ係数が供給される。ミキサ111−Xは、ク
ロック毎に順次、左端点(0,V)から右端点(1919,V)につ
いての関数値X(H,V)を補間してリードアドレス演算ブロ
ック94に供給する。
【0113】なお、他のブロックにおいても同様の処理
がなされ、クロック毎に左端点(0,V)から、順次、右端
点(1919,V)までについての関数値Y(H,V)、関数値T(H,
V)、関数値Z(H,V)が補間されてリードアドレス演算ブロ
ック94に供給される。
【0114】スクリーンアドレスの水平成分Hが初期化
された後、ここまでの処理は、水平走査期間に実行され
る。
【0115】その後、垂直成分Vが1だけインクリメン
トされ、上述したスーパインタポレーション(V)以降
の処理が繰り返される。そして、垂直成分Vが540に
達した場合、処理中のフィールドに対するスーパインタ
ポレーションは終了されて、次のフィールドが処理の対
象とされる。
【0116】以上説明のように、水平帰線期間において
スーパインタポレーション(V)を実行し、水平走査期
間においてスーパインタポレーション(H)を実行する
ようにしたので、スーパインタポレーション(V)とス
ーパインタポレーション(H)を同一の回路(スーパイ
ンタポレーションブロック93)を共用して実行するこ
とが可能となる。
【0117】次に、補間回路22について図42を参照
して説明する。補間回路22は、バッファ20にバッフ
ァリングされている映像信号がHDフォーマットである
場合、4画素の映像信号を用いる4点補間処理を動作周
波数74.25MHzで実行する。また、バッファ20
に、SDフォーマットの映像信号がフィールド・フレー
ム変換されてバッファリングされている場合、16画素
の映像信号を用いる16点補間処理を、動作周波数54
MHz(SDフォーマットの映像信号を処理する際の通常
の動作周波数13.5MHzの4倍速)で実行する。
【0118】図42は、補間回路22の構成例を示して
いる。補間回路22は、バッファ20のユニットU0,
L0から同時に入力される垂直方向に隣接する2画素の
映像信号を比例分配して、当該2画素の間の位置に対応
する映像信号の補間値TAを演算する垂直方向比例分配
回路121、バッファ20のユニットU1,L1から同
時に入力される垂直方向に隣接する2画素の映像信号を
比例分配して、当該2画素の間の位置に対応する映像信
号の補間値TBを演算する垂直方向比例分配回路12
2、および、垂直方向比例分配回路121から入力され
る補間値TAと垂直方向比例分配回路122から入力さ
れる補間値TBを比例分配する水平方向比例分配回路1
23から構成される。
【0119】図43は、垂直方向比例分配回路121の
構成例を示している。垂直方向比例分配回路121に
は、バッファ20のユニットU0,L0から同時に入力
される垂直方向に隣接する2画素の映像信号の他、およ
び、当該2画素の間の補間点の垂直方向の位置を示す4
ビットの位置情報r、および、セレクタ143,144
を制御するsel信号が入力される。
【0120】ユニットU0からの映像信号は遅延回路
(D)141に入力され、ユニットL0からの映像信号
は遅延回路142に入力される。位置情報rは、遅延回
路148に入力される。sel信号は、遅延回路152に
入力される。
【0121】遅延回路(D)141は、ユニットU0か
らの映像信号を所定のクロック周期だけ遅延して、セレ
クタ143のa端子およびセレクタ144のb端子に出
力する。遅延回路142は、ユニットL0からの映像信
号を所定のクロック周期だけ遅延して、セレクタ143
のb端子およびセレクタ144のa端子に出力する。
【0122】セレクタ143は、遅延回路152から入
力されるsel信号に基づき、a端子に入力されるユニッ
トU0からの映像信号、またはb端子に入力されるユニ
ットL0からの映像信号を乗算器145に出力する。セ
レクタ144は、NOT回路153から入力される反転さ
れたsel信号に基づき、a端子に入力されるユニットL
0からの映像信号、またはb端子に入力されるユニット
U0からの映像信号を乗算器146に出力する。したが
って、乗算器145,146の一方にはユニットU0か
らの映像信号が入力され、他方にはユニットL0からの
映像信号が入力される。ここで、乗算器145に入力さ
れる映像信号の値をAとし、乗算器146に入力される
映像信号の値をBとする。
【0123】乗算器145は、遅延回路151から入力
される値(16−r)に、セレクタ143から入力され
る映像信号の値Aを乗算して演算器147に出力する。
乗算器146は、遅延回路149から入力される位置情
報の値rに、セレクタ144から入力される映像信号の
値Bを乗算して演算器147に出力する。演算器147
は、乗算器145の出力と乗算器146の出力を加算し
て16で除算する。
【0124】以上説明したように構成される垂直方向比
例分配回路121は、次式で示される垂直方向の補間値
TAを水平方向比例分配回路123に出力する。 補間値TA=(A*(16−r)+B*r)/16
【0125】なお、垂直方向比例分配回路122の構成
は、垂直方向比例分配回路121と同様であるので、そ
の説明は省略する。
【0126】図44は、水平方向比例分配回路123の
構成例を示している。水平方向比例分配回路123に
は、垂直方向比例分配回路121からの垂直方向の補間
値TA、垂直方向比例分配回路122からの垂直方向の
補間値TBの他、補間点の水平方向の位置を示す4ビッ
トの位置情報r’が補間係数供給回路171,172に
入力される。
【0127】乗算器161は、垂直方向比例分配回路1
21からの垂直方向の補間値TAと、補間係数供給回路
171から入力される補間係数Ciを乗算してレジスタ
(R0)163に出力する。乗算器162は、垂直方向
比例分配回路122からの垂直方向の補間値TBと、補
間係数供給回路172から入力される補間係数Ciを乗
算してレジスタ(R1)164に出力する。
【0128】加算器165は、レジスタ(R0)163
の出力とレジスタ(R1)164の出力を加算してレジ
スタ(R2)166に出力する。加算器167は、レジ
スタ(R2)166の出力と、自身の1クロック周期前
の出力を保持しているレジスタ(R3)168の出力を
加算して、レジスタ(R3)168および除算器169
に出力する。
【0129】除算器169は、加算器167の出力(所
定に期間における加算器165の主力の累算値)を補間
係数の総和ΣCiで除算してレジスタ(R4)170に
出力する。
【0130】レジスタ(R0)163,レジスタ(R
1)164,レジスタ(R2)166、およびレジスタ
(R3)168は、上段からの入力を所定のクロック周
期だけ遅延して出力する。レジスタ(R3)168は、
RSR_R信号に対応してリセットする。保持している値を
初期化する。レジスタ(R4)170は、EN信号に対応
して保持している値を出力する。
【0131】補間係数供給回路171,172は、補間
点の水平方向の位置を示す4ビットの位置情報r’に対
応する補間係数Ciを、それぞれ乗算器161,162
に供給する。
【0132】以上説明したように構成される水平方向比
例分配回路123は、次式で示される水平方向の補間値
Xを出力する。 補間値X=Σ(Ci*Ti)/ΣCi ここでiは、4点補間処理の場合、i=0,1であり、
16点補間処理の場合、i=0,1,2,・・・,7で
ある。
【0133】図45は、フィールド・フレーム変換され
たSDフォーマットの映像信号を16点補間処理すると
きの補間係数Ciの値を示す。
【0134】次に、補間回路22の動作について説明す
る。始めに、HDフォーマットの映像信号が、バッファ
20にバッファリングされている場合における4点補間
処理について説明する。
【0135】この場合、図21に示したように、HDフ
ォーマットの映像信号は、フィールド画像単位で、か
つ、上下左右に隣接する4画素がそれぞれ分かれてバッ
ファ20のユニットU0,U1,L0,L1に格納され
ているので、例えば、図46(A)に示すEVENフィール
ドの「×」印で示す補間点に対応する映像信号を補間す
るとき、補間点の上下左右の4画素の映像信号を1クロ
ック周期で同時に読み出すことができる。
【0136】ユニットU0,U1,L0,L1から1ク
ロック周期で同時に読み出された映像信号(以下、それ
ぞれを信号U0,U1,L0,L1と記述する)のう
ち、信号U0,L0は垂直方向比例分配回路121に供
給され、信号U1,L1は垂直方向比例分配回路122
に供給される。
【0137】垂直方向比例分配回路121は、補間点の
垂直方向の位置情報rに応じて信号U0,L0を比例分
配し、得られた垂直方向の補間値TAを水平方向比例分
配回路123に出力する。垂直方向比例分配回路122
は、補間点の垂直方向の位置情報rに応じて信号U1,
L1を比例分配し、得られた垂直方向の補間値TBを水
平方向比例分配回路123に出力する。
【0138】水平方向比例分配回路123は、補間点の
水平方向の位置情報r’に応じて、垂直方向の補間値T
A,TBを比例分配し、「×」印で示す補間点に対応す
る補間値を得る。
【0139】なお、図46(B)に示すODDフィールド
の映像信号に対する動作も同様であるので、その説明は
省略する。
【0140】次に、フィールド・フレーム変換されたS
Dフォーマットの映像信号が、バッファ20に格納され
ている場合における16点補間処理について説明する
が、その前に、格納されているSDフォーマットの映像
信号について、480i×720のSDフォーマットの
映像信号を一例に図47を参照して説明する。
【0141】SDフォーマットの映像信号は、バッファ
20に入力される前、スキャンコンバータ15のコンバ
ータ67によって、EVENフィールドの画像(図47
(A)に○で示される画素から成る)と、ODDフィール
ドの画像(図47(A)に□で示される画素から成る)
が合成されて、図47(A)に示すような480×72
0のフレーム画像に変換されており、さらに、上下に隣
接する○で示される画素と□で示される画素から、その
2画素の間に位置する画素(図47(B)に△で示され
る画素)が補間されて960×720のフレーム画像に
変換されている。
【0142】960×720のフレーム画像に変換され
たSDフォーマットの映像信号は、図48に示すよう
に、すなわち、HDフォーマットのフィールド画像がバ
ッファ20に格納される状態(図21)と同様に、上下
左右に隣接する4画素のそれぞれがバッファ20のユニ
ットU0,U1,L0,L1に分かれて格納される。
【0143】補間回路22の16点補間処理の動作の概
念について説明する。例えば、図49の「×」印で示す
補間点に対応する映像信号を補間する場合、補間点
「×」の上段の隣接した8画素と、上段の隣接した8画
素から成る16画素(同図に示した水平方向に長い長方
形で囲まれた16画素)の映像信号が読み出されて比例
分配が行われる。
【0144】具体的には、図50に示すように、上段の
8画素の映像信号と、それらにそれぞれに対応する下段
の8画素の映像信号が垂直方向比例分配回路121,1
22によってそれぞれ比例分配され、垂直方向の補間値
T0乃至T7が算出される。垂直方向の補間値T0乃至
T7は、水平方向比例分配回路123によって、図51
に示すように、補間値T0乃至T7に補間係数C0乃至
C7がそれぞれ乗算され、その総和Σ(Ti*Ci)が
補間係数Ciの総和ΣCiで除算されて、補間点「×」
の補間値が算出される。ただし、いまの場合、i=0,
1,2,・・・,7である。
【0145】次に、動作周波数54MHzで実行される補
間回路22の16点補間処理の動作タイミングについ
て、図52乃至図54を参照して説明する。上述したよ
うに、バッファ20のユニットU0,U1,L0,L1
は同時読み出しが可能であるので、16点補間処理にお
いては、1クロック周期毎に4画素ずつ順次読み出され
る。
【0146】すなわち、図52(A)に示すように、バ
ッファ20のユニットU0,U1,L0,L1に分かれ
て格納されている補間に用いる16画素の映像信号をa
0乃至a15と記述することにすれば、第0番目のタイ
ミング(cycle0)において、同図(B)に示す映像信号a
0,a1,a8,a9が読み出され、第2番目のタイミ
ング(cycle1)において、同図(C)に示す映像信号a
2,a3,a10,a11が読み出され、第3番目のタ
イミング(cycle2)において、同図(D)に示す映像信号
a4,a5,a12,a13が読み出され、第4番目の
タイミング(cycle3)において、同図(E)に示す映像信
号a6,a7,a14,a15が読み出される。
【0147】第0番目のタイミング(cycle0)において読
み出された映像信号a0,a8は、垂直方向比例分配回
路121に入力され、映像信号a1,a9は、垂直方向
比例分配回路122に入力される。第1番目のタイミン
グ(cycle1)において読み出された映像信号a2,a10
は、垂直方向比例分配回路121に入力され、映像信号
a3,a11は、垂直方向比例分配回路122に入力さ
れる。第2番目のタイミング(cycle2)において読み出さ
れた映像信号a4,a12は、垂直方向比例分配回路1
21に入力され、映像信号a5,a13は、垂直方向比
例分配回路122に入力される。さらに、第3番目のタ
イミング(cycle3)において読み出された映像信号a6,
a14は、垂直方向比例分配回路121に入力され、映
像信号a7,a15は、垂直方向比例分配回路122に
入力される。
【0148】図53(A),(B)は、それぞれ垂直方
向比例分配回路121,122の動作タイミングを示し
ている。垂直方向比例分配回路121は、バッファ20
のユニットU0,L0からの入力タイミングに4クロッ
ク周期だけ遅延したタイミングで、順次、垂直方向の補
間値TAを水平方向比例分配回路123に出力する。
【0149】具体的には、第5番目のタイミング(cycle
5)において、映像信号a0,a8を比例分配した補間値
Ta0を出力し、第6番目のタイミング(cycle6)におい
て、映像信号a2,a10を比例分配した補間値Ta2
を出力し、第7番目のタイミング(cycle7)において、映
像信号a4,a12を比例分配した補間値Ta4を出力
し、さらに、第8番目のタイミング(cycle8)において、
映像信号a6,a14を比例分配した補間値Ta6を出
力する。
【0150】同様に、垂直方向比例分配回路122は、
バッファ20のユニットU1,L1からの入力タイミン
グに4クロック周期だけ遅延したタイミングで、順次、
垂直方向の補間値TBを水平方向比例分配回路123に
出力する。
【0151】具体的には、第5番目のタイミング(cycle
5)において、映像信号a1,a9を比例分配した補間値
Ta1を出力し、第6番目のタイミング(cycle6)におい
て、映像信号a3,a11を比例分配した補間値Ta3
を出力し、第7番目のタイミング(cycle7)において、映
像信号a5,a13を比例分配した補間値Ta5を出力
し、さらに、第8番目のタイミング(cycle8)において、
映像信号a7,a15を比例分配した補間値Ta7を出
力する。
【0152】図54は、水平方向比例分配回路123の
動作タイミングを示している。垂直方向比例分配回路1
23は、4クロック周期毎に補間値Xを出力する。
【0153】具体的には、乗算器161は、第5乃至8
番目のタイミングで順次入力された垂直方向の補間値T
a0,Ta2,Ta4,Ta6に、それぞれ補間係数C
0,C2,C4,C6を乗算してレジスタ(R0)16
3に出力する。レジスタ(R0)163は、入力タイミ
ングから3クロック周期だけ遅延した第8乃至11番目
のタイミングで、乗算値Ta0*C0,Ta2*C2,
Ta4*C4,Ta6*C6を加算器165に順次出力
する。
【0154】同様に、乗算器162は、第5乃至8番目
のタイミングで順次入力された垂直方向の補間値Ta
1,Ta3,Ta5,Ta7に、それぞれ補間係数C
1,C3,C5,C7を乗算してレジスタ(R1)16
4に出力する。レジスタ(R1)164は、入力タイミ
ングから3クロック周期だけ遅延した第8乃至11番目
のタイミングで、乗算値Ta1*C1,Ta3*C3,
Ta5*C5,Ta7*C7を加算器165に順次出力
する。
【0155】加算器165は、第8乃至11番目のタイ
ミングで乗算器161,162のそれぞれから順次入力
された乗算値Ta0*C0と乗算値Ta1*C1、乗算
値Ta2*C2と乗算値Ta3*C3、乗算値Ta4*
C4と乗算値Ta5*C5、乗算値Ta6*C6と乗算
値Ta7*C7を、それぞれ加算して、レジスタ(R
2)166に出力する。レジスタ(R2)166は、入
力タイミングから1クロック周期だけ遅延した第9乃至
12番目のタイミングで、加算値Ta0*C0+Ta1
*C1,Ta2*C2+Ta3*C3,Ta4*C4+
Ta5*C5,Ta6*C6+Ta7*C7を、加算器
167に順次出力する。
【0156】加算器167は、第9乃至12番目のタイ
ミングで加算器165から順次入力された加算値と、レ
ジスタ(R3)168から入力される1クロック周期前
の加算器167の出力を加算してレジスタ(R3)16
8および除算器169に出力する。なお、レジスタ(R
3)168は、4クロック周期毎に入力されるRST_R信
号に同期して初期化される。よって、第13番目のタイ
ミングにおいて、加算器167は、第9乃至12番目の
タイミングで加算器165から順次入力された加算値の
累計値を出力することになる。
【0157】除算器169は、加算器167からの累算
値を補間係数の総和ΣCiで除算してレジスタ(R4)
170に出力する。レジスタ(R4)170は、4クロ
ック周期毎(いまの場合、第13番目のタイミング)に
入力されるEN信号に同期して、乗算器169からの除
算値、すなわち補間点「×」の補間値Xを出力する。
【0158】以上説明したように、本実施の形態におい
ては、HDフォーマットの映像信号とSDフォーマット
の映像信号を同一の回路、すなわち、補間回路22によ
って補間することができる。なお、HDフォーマットの
映像信号に対しては4点補間処理を実行し、SDフォー
マットの映像信号に対しては、4点補間処理ではなく、
16点補間処理を実行するようにしたので、従来型SD
専用機器と同等品質の補間値を得ることができる。
【0159】なお、本発明は、映像信号を処理するあら
ゆる機器に適用することが可能である。
【0160】ところで、上述した一連の処理は、ハード
ウェアにより実行させることもできるが、ソフトウェア
により実行させることもできる。一連の処理をソフトウ
ェアにより実行させる場合には、そのソフトウェアを構
成するプログラムが、専用のハードウェアに組み込まれ
ているコンピュータ、または、各種のプログラムをイン
ストールすることで、各種の機能を実行することが可能
な、例えば汎用のパーソナルコンピュータなどに、記録
媒体からインストールされる。
【0161】この記録媒体は、図1に示すように、コン
ピュータとは別に、ユーザにプログラムを提供するため
に配布される、プログラムが記録されている磁気ディス
ク6(フロッピディスクを含む)、光ディスク7(CD-R
OM(Compact Disc-Read OnlyMemory)、DVD(Digital Vers
atile Disc)を含む)、光磁気ディスク8(MD(Mini D
isc)を含む)、もしくは半導体メモリ9などよりなるパ
ッケージメディアにより構成されるだけでなく、コンピ
ュータに予め組み込まれた状態でユーザに提供される、
プログラムが記録されているROMやハードディスクなど
で構成される。
【0162】なお、本明細書において、記録媒体に記録
されるプログラムを記述するステップは、記載された順
序に従って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずし
も時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に
実行される処理をも含むものである。
【0163】また、本明細書において、システムとは、
複数の装置により構成される装置全体を表すものであ
る。
【0164】
【発明の効果】以上のように、本発明の画像処理装置お
よび方法、並びに記録媒体のプログラムによれば、入力
された映像信号をメモリに記録し、メモリに記録した映
像信号を所定の数毎に同時に読み出し、メモリから読み
出した複数の映像信号に所定の演算を施して、所定の位
置に対応する映像信号を補間する。なお、入力された映
像信号のフォーマットに対応して、読み出しの処理およ
び補間の処理の動作周波数および動作回数を制御するよ
うにしたので、HDフォーマットの映像信号に対して
は、4点補間処理を実行することができ、かつ、SDフ
ォーマットの映像信号に対しては、16点補間処理を実
行することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した画像合成装置の構成例を示す
ブロック図である。
【図2】DME3の構成例を示すブロック図である。
【図3】Hフィルタ14における色差信号U,Vを補間
する処理の概念を説明するための図である。
【図4】Hフィルタ14の色差信号U,Vを補間する処
理に関わる部分の構成例を示すブロック図である。
【図5】図4の4点補間回路40の構成例を示すブロッ
ク図である。
【図6】スキャンコンバータ15の構成例を示すブロッ
ク図である。
【図7】スキャンコンバータ15のフィールド単位で走
査方向を垂直に変換する処理の大まかな時間推移を示す
図である。
【図8】フィールド単位で記録した映像信号を垂直走査
の順序でバースト(burst)転送するSDRAM64−1,64
−2と、バースト転送された映像信号をキャッシュする
SRAM65との関係を模式的に示す図である。
【図9】SDRAM64の2種類のバンクに対する交互バー
ストでの連続アクセスのタイミングの一例を示す図であ
る。
【図10】SDRAM64への連続アクセス(書き込み)を
説明するための図である。
【図11】SDRAM64への連続アクセス(読み出し)を
説明するための図である。
【図12】SDRAM64に対する、HDフォーマット(1
080i×1920)の映像信号の2バンク4ワードバ
ーストにおけるアドレスの2次元割り当ての一例を示す
図である。
【図13】SDRAM64に対する書き込みアドレスを生成
するカウンタ機構を説明するための図である。
【図14】SDRAM64からの連続読み出しの順序を示す
図である。
【図15】SDRAM64に対する読み出しアドレスを生成
するカウンタ機構を説明するための図である。
【図16】SRAM65を構成するメモリをリングとして用
いる概念を示する図である。
【図17】SRAM65を構成する4個のメモリを4重のリ
ングとして用いる概念を示する図である。
【図18】コンバータ67が色差信号U,Vの値を8ビ
ットに削減して映像信号(Y/U/V/K)を36ビッ
ト幅に変換する処理を説明するための図である。
【図19】バッファ20の構成例を示すブロック図であ
る。
【図20】バッファ20のユニットU0の構成例を示す
ブロック図である。
【図21】スキャンコンバータ15から入力されるHD
フォーマットの映像信号のユニットU0乃至L1に対す
る割り付けを示す図である。
【図22】バッファ20に設定されるリードアドレスの
座標系を示す図である。
【図23】バッファ20のデータ領域にEVENフィールド
の映像信号が書き込まれている状態を示す図である。
【図24】4点補間処理に用いる4個の画素の位置を示
す図である。
【図25】4点補間処理に用いる4個の画素が存在しな
い例を示す図である。
【図26】バッファ20の有効アクセス領域に設ける領
域外データバンドを示す図である。
【図27】バッファ20のデータ領域にEVENフィールド
の映像信号が書き込まれ、その周囲に領域外データバン
ドが設定されている状態を示す図である。
【図28】バッファ20に領域外データバンドが設定さ
れたことによって4点補間処理が可能となることを説明
するための図である。
【図29】スクリーンアドレスとリードアドレスとの関
係を説明するための図である。
【図30】アドレスジェネレータ21によるスーパイン
タポレーションを説明するための図である。
【図31】スーパインタポレーションの処理タイミング
を説明するための図である。
【図32】アドレスジェネレータ21の構成例を示すブ
ロック図である。
【図33】スーパインタポレーションブロック93の構
成例を示すブロック図である。
【図34】REG_V_START_XLレジスタ101−X乃至REG_
V_END_ZRレジスタ106−Zに保持させる関数値X(0,0)
乃至Z(1919,539)を示す図である。
【図35】ミキサ係数ブロック92に内蔵されているレ
ジスタと、そこに保持されているミキサ係数との対応関
係を示す図である。
【図36】ミキサ111−X乃至111−Zへの関数値
の入力元および出力先を示す図である。
【図37】図36に対応する関数値X(H,V)を補間するブ
ロックの状態を示す図である。
【図38】ミキサ111−X乃至111−Zへの関数値
の入力元および出力先を示す図である。
【図39】図38に対応する関数値X(H,V)を補間するブ
ロックの状態を示す図である。
【図40】ミキサ111−X乃至111−Zへの関数値
の入力元および出力先を示す図である。
【図41】図40に対応する関数値X(H,V)を補間するブ
ロックの状態を示す図である。
【図42】補間回路42の構成例を示すブロック図であ
る。
【図43】垂直方向比例分配回路121の構成例を示す
ブロック図である。
【図44】水平方向比例分配回路123の構成例を示す
ブロック図である。
【図45】16点補間処理に用いる補間係数C0乃至C
7の値を示す図である。
【図46】HDフォーマットの映像信号に対する4点補
間処理を説明するための図である。
【図47】スキャンコンバータ15のコンバータ67に
よる、SDフォーマットの映像信号に対するフィールド
・フレーム変換を説明するための図である。
【図48】スキャンコンバータ15から入力されるフィ
ールド・フレーム変換されたSDフォーマットの映像信
号のユニットU0乃至L1に対する割り付けを示す図で
ある。
【図49】SDフォーマットの映像信号に対する16点
補間処理を説明するための図である。
【図50】16点補間処理における垂直方向比例分配回
路121,122の動作を説明するための図である。
【図51】16点補間処理における水平方向比例分配回
路123の動作を説明するための図である。
【図52】16点補間処理における映像信号の読み出し
タイミングを説明するための図である。
【図53】16点補間処理における垂直方向比例分配回
路121,122の動作タイミングを説明するための図
である。
【図54】16点補間処理における水平方向比例分配回
路123の動作タイミングを説明するための図である。
【符号の説明】
1 レバーアーム, 2 制御回路, 3 DME, 4
合成回路, 5 ドライブ, 6 磁気ディスク,
7 光ディスク, 8 光磁気ディスク, 9半導体メ
モリ, 11 HDFF, 12乃至14 Hフィルタ,
15 スキャンコンバータ, 16 VDFF , 17乃
至19 Vフィルタ, 20 バッファ, 21 アド
レスジェネレータ, 22 補間回路, 64 SDRA
M, 65 SRAM, 67 コンバータ, 73 SRA
M, 93 スーパインタポレーションブロック, 1
21,122 垂直方向比例分配回路, 123 水平
方向比例分配回路

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 異なるフォーマットの映像信号を処理す
    る画像処理装置において、 入力された前記映像信号をメモリに記録する記録手段
    と、 前記メモリに記録された前記映像信号を所定の数毎に同
    時に読み出す読み出し手段と、 前記読み出し手段が前記メモリから読み出した複数の前
    記映像信号に所定の演算を施して、所定の位置に対応す
    る映像信号を補間する補間手段と、 入力された映像信号のフォーマットに対応して、前記読
    み出し手段および前記補間手段の動作周波数および動作
    回数を制御する制御手段とを含むことを特徴とする画像
    処理装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、第1のフォーマットの
    映像信号が入力された場合、第2のフォーマットの映像
    信号が入力された場合に対して、前記読み出し手段およ
    び前記補間手段の前記動作周波数および前記動作回数を
    4倍に変更することを特徴とする請求項1に記載の画像
    処理装置。
  3. 【請求項3】 前記補間手段は、前記制御手段からの制
    御に基づき、前記第1のフォーマットの映像信号が入力
    された場合、16個の前記映像信号に所定の演算を施し
    て所定の位置に対応する映像信号を補間し、前記第2の
    フォーマットの映像信号が入力された場合、4個の前記
    映像信号に所定の演算を施して所定の位置に対応する映
    像信号を補間することを特徴とする請求項2に記載の画
    像処理装置。
  4. 【請求項4】 前記第1のフォーマットの映像信号に対
    してフィールド・フレーム変換を施し、かつ、垂直方向
    の画素数を2倍にする変換手段をさらに含むことを特徴
    とする請求項2に記載の画像処理装置。
  5. 【請求項5】 前記第1のフォーマットは、SDフォー
    マットであり、 前記第2のフォーマットは、HDフォーマットであるこ
    とを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  6. 【請求項6】 異なるフォーマットの映像信号を処理す
    る画像処理装置の画像処理方法において、 入力された前記映像信号をメモリに記録する記録ステッ
    プと、 前記メモリに記録された前記映像信号を所定の数毎に同
    時に読み出す読み出しステップと、 前記読み出しステップの処理で前記メモリから読み出さ
    れた複数の前記映像信号に所定の演算を施して、所定の
    位置に対応する映像信号を補間する補間ステップと、 入力された映像信号のフォーマットに対応して、前記読
    み出しステップの処理および前記補間ステップの処理の
    動作周波数および動作回数を制御する制御ステップとを
    含むことを特徴とする画像処理方法。
  7. 【請求項7】 異なるフォーマットの映像信号を処理す
    る画像処理用のプログラムであって、 入力された前記映像信号をメモリに記録する記録ステッ
    プと、 前記メモリに記録された前記映像信号を所定の数毎に同
    時に読み出す読み出しステップと、 前記読み出しステップの処理で前記メモリから読み出さ
    れた複数の前記映像信号に所定の演算を施して、所定の
    位置に対応する映像信号を補間する補間ステップと、 入力された映像信号のフォーマットに対応して、前記読
    み出しステップの処理および前記補間ステップの処理の
    動作周波数および動作回数を制御する制御ステップとを
    含むことを特徴とするコンピュータが読み取り可能なプ
    ログラムが記録されている記録媒体。
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