JP2002100188A - 半導体記憶装置 - Google Patents

半導体記憶装置

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JP2002100188A
JP2002100188A JP2000290984A JP2000290984A JP2002100188A JP 2002100188 A JP2002100188 A JP 2002100188A JP 2000290984 A JP2000290984 A JP 2000290984A JP 2000290984 A JP2000290984 A JP 2000290984A JP 2002100188 A JP2002100188 A JP 2002100188A
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sub
circuit
main bit
data
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JP2000290984A
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Kazuyuki Ishikawa
和幸 石川
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ビット線対のプリチャージ電荷の引き抜きに
よる電力消費量が増加して、ビット線対の容量増加によ
りデータ読み出し速度が低下する課題があった。 【解決手段】 主ビット線とワード線に対して割り当て
られたメモリブロックと、主ビット線を選択してセンス
アンプおよび書き込み回路に接続する選択回路と、主ビ
ット線をディスチャージするプリディスチャージ回路と
を配置し、メモリブロックが、メモリセルと、副ビット
線対と、副ビット線対をチャージおよびイコライズする
プリチャージ・イコライズ回路と、副ビット線対の電位
により主ビット線に電荷注入する電源接続回路と、主ビ
ット線からのデータを副ビット線対に書き込む書き込み
回路とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は半導体記憶装置に
関し、特にスタティック・ランダム・アクセス・メモリ
(以下SRAMと称する)の回路構成に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図8は従来の代表的なSRAMの構成を
示す回路図である。図において、1はメモリセル、2は
ビット線2a,2bからなるビット線対、3はワード
線、124はプリチャージ・イコライズ回路である。5
はセンスアンプ、6は書き込み回路、7はカラムセレク
タ、8はI/O線対である。また、134はプリチャー
ジ制御信号、16は書き込み回路制御信号、17はカラ
ムセレクタ制御信号である。また、メモリセル1の代表
的な回路例は図2に示される。ただし、従来回路の説明
では、符号21は2に、21a,21bは2a,2bと
読み替えるものとする。N1,N2はNチャネルトラン
ジスタで、P1,P2はPチャネルトランジスタであ
る。これらのトランジスタN1,N2,P1,P2はデ
ータ保持回路を形成している。また、N3,N4はNチ
ャネルトランジスタでアクセス用トランジスタである。
【0003】SRAMでは、2進情報の1ビット分のデ
ータを記憶するメモリセル1が、マトリックス状に2次
元的に配置されている。マトリックスの中から特定のメ
モリセル1を指定するために、行方向の各行にはワード
線3がそれぞれ設けられ、各ワード線3はメモリセル1
内のアクセス用トランジスタN3,N4のゲートに接続
されている。また、列方向の各列にはメモリセル1とデ
ータの受け渡しを行うためのビット線対2が設けられて
いる。各ビット線2a,2bには、メモリセル1の2個
のアクセス用トランジスタN3,N4の一方の端子がそ
れぞれ接続されている。ワード線3はアドレス信号に基
づいて1本のみ選択されるように動作する。選択された
ワード線3に接続しているメモリセル1は、ビット線対
2とデータのやり取りが可能な状態となるように構成さ
れている。
【0004】次にSRAMの動作について説明する。メ
モリセル1では、NチャネルトランジスタN1,N2と
PチャネルトランジスタP1,P2からなるデータ保持
回路が、書き込まれたデータを保持する。ワード線3を
非活性状態として2個のアクセス用トランジスタN3,
N4を閉じ、ビット線対2との接続を切り放した状態で
は、データ保持回路のデータ書き換えは起きないため、
そのメモリセル1はデータを保持し続けることができ
る。
【0005】データ読み出し時は、ワード線3を活性化
してアクセス用トランジスタN3,N4を開き、ビット
線対2とメモリセル1の間を接続する。しかし、ワード
線3を活性化する前には、予めビット線対2をプリチャ
ージ・イコライズ回路124によりチャージして電荷を
蓄えておく。また、ビット線2aとビット線2bの電位
に差が生じないようにイコライズ動作も行う。このプリ
チャージ・イコライズ回路124の制御は、プリチャー
ジ制御信号134により行われる。プリチャージの期
間、ワード線3を非活性にすることで、メモリセル1の
アクセス用トランジスタN3,N4は閉じるので、ビッ
ト線対2のプリチャージ電荷の引き抜きは起きない。
【0006】プリチャージ・イコライズ動作完了後、ワ
ード線3の活性化によりビット線対2とメモリセル1を
接続する。ビット線対2に蓄えた電荷は、メモリセル1
が保持しているデータにより、ビット線2a,2bの内
の一方の電荷が引き抜かれて電位は下がり、他方の電荷
は引き抜かれないため電位を維持する。この2本のビッ
ト線2a,2bの電位のどちらが下がるかを、センスア
ンプ5で検出し、そのメモリセル1が保持しているデー
タの値を知ることができる。
【0007】データ書き込み時は、読み出し時と同様
に、先ずワード線3を活性化してアクセス用トランジス
タN3,N4を開き、ビット線対2とメモリセル1の間
を接続する。次に、書き込み回路制御信号16により書
き込み回路6を動作させると、書き込むデータが“H”
レベルの時はビット線(例えば2a)を“H”レベルま
でチャージし、ビット線(2b)を“L”レベルまでデ
ィスチャージする。逆に、書き込むデータが“L”レベ
ルの時は、ビット線(2a)を“L”レベルまでディス
チャージし、ビット線(2b)を“H”レベルまでチャ
ージする。2本のビット線2a,2b間の電位差が接続
したメモリセル1に伝えられ、メモリセル1のデータ保
持回路が書き換えられる。
【0008】センスアンプ5および書き込み回路6に
は、データ読み出し時または書き込み時に応じて、複数
のビット線対2の中から選択された一つが接続される。
カラムセレクタ7によりI/O線対8と接続するビット
線対2が選択され、センスアンプ5や書き込み回路6と
の接続を行う。このカラムセレクタ7の選択動作は、カ
ラムセレクタ制御信号17を受けて行われる。
【0009】ここで、SRAMの消費電力について考察
すると、ビット線対2にプリチャージした電荷を読み出
し時に引き抜くことにより、消費される電力はSRAM
の消費電力全体の中で大きな割合を占める。このプリチ
ャージ電荷の引き抜きによる消費量は、ビット線対2の
容量に比例する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従来のSRAMは以上
のように構成されているので、近年、メモリ容量の大規
模化に伴い、ビット線対2に付くメモリセル1のアクセ
ス用トランジスタN3,N4のドレイン容量の総和が増
加する傾向にある。そのため、ビット線対2の容量が増
加し、プリチャージ電荷の引き抜きによる電力消費量が
増加している。また、ビット線対2の容量が増加した場
合、データ読み出し時の2本のビット線2a,2b間の
電位差の開く速度が低下する。したがって、センスアン
プ5の検出可能レベルまで電位差が開くのに時間がかか
り、データ読み出し速度が低下するなどの課題があっ
た。
【0011】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、消費電力の低減を図ると共にデー
タ読み出し速度を向上させる半導体記憶装置を得ること
を目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明に係る半導体記
憶装置は、行方向に設けられ複数のワード線群を形成し
書き込み時および読み出し時に選択的に活性化される複
数のワード線と、列方向に設けられた複数の主ビット線
と、前記複数の主ビット線のそれぞれと前記複数のワー
ド線群の組合わせに対して割り当てられた複数のメモリ
ブロックと、データ読み出し時およびデータ書き込み時
に前記複数の主ビット線の中から対象とする主ビット線
を選択してセンスアンプおよび書き込み回路に接続する
選択回路と、データ読み出し時の事前にプリディスチャ
ージ制御信号に応答して前記主ビット線をディスチャー
ジするプリディスチャージ回路とを配置し、前記複数の
メモリブロックの各々が、前記ワード線群の各ワード線
に1個ずつが割り当てられ接続される複数のメモリセル
と、前記複数のメモリセルのそれぞれが接続される副ビ
ット線対と、前記ワード線を活性化する前に前記副ビッ
ト線対をチャージおよびイコライズする副ビット線プリ
チャージ・イコライズ回路と、データ読み出し時に前記
副ビット線対の電位に応答して前記対象とする主ビット
線に電荷を注入する主ビット線電源接続回路と、書き込
み時に前記対象とする主ビット線に与えられたデータを
副ビット線書き込み回路制御信号に応答して前記副ビッ
ト線対に書き込む副ビット線書き込み回路とを備えるよ
うにしたものである。
【0013】この発明に係る半導体記憶装置は、プリデ
ィスチャージ回路が複数の主ビット線のそれぞれに対し
て個々に設けられると共に個別のプリディスチャージ制
御信号により制御され、データ読み出し時にワード線を
活性化する前であって副ビット線対をチャージおよびイ
コライズする際に、前記個別のプリディスチャージ制御
信号の一つに応答する前記プリディスチャージ回路によ
り対象とする主ビット線のみがディスチャージされるよ
うにしたものである。
【0014】この発明に係る半導体記憶装置は、選択回
路がパスゲートで構成され、プリディスチャージ回路が
前記選択回路とセンスアンプおよび書き込み回路を結ぶ
I/O線に設けられ、データ読み出し時にワード線を活
性化する前であって副ビット線対をプリチャージおよび
イコライズする際に、前記プリディスチャージ回路によ
り対象とする主ビット線のみが前記選択回路のパスゲー
トを介してディスチャージされるようにしたものであ
る。
【0015】この発明に係る半導体記憶装置は、同じワ
ード線に対して割り当てられた各メモリブロック内の副
ビット線プリチャージ・イコライズ回路に共通して個別
の副ビット線プリチャージ制御信号が入力される構成を
有し、前記副ビット線プリチャージ・イコライズ回路
は、前記個別の副ビット線プリチャージ制御信号が入力
されない期間において前記ワード線が活性化されていな
い前記メモリブロック内の各副ビット線対をチャージし
続け、前記個別の副ビット線プリチャージ制御信号が入
力されたときに前記ワード線が活性化された前記メモリ
ブロック内の前記副ビット線対のみのチャージ動作を停
止させるようにしたものである。
【0016】この発明に係る半導体記憶装置は、各メモ
リブロック内の各副ビット線書き込み回路毎に個別の副
ビット線書き込み回路制御信号が入力され、前記個別の
副ビット線書き込み回路制御信号が対象とする主ビット
線を選択する選択回路の制御信号と活性化したワード線
に関連して発生し、データ書き込み時に前記書き込み回
路が前記対象とする主ビット線にデータを書き込み、前
記対象とする主ビット線と関わると共に活性化した前記
ワード線に接続されたメモリセルを含む前記メモリブロ
ック内の副ビット線対のみに前記主ビット線に書き込ま
れた前記データを前記個別の副ビット線書き込み回路制
御信号一つに応答する前記副ビット線書き込み回路によ
り書き込むようにしたものである。
【0017】この発明に係る半導体記憶装置は、行方向
に設けられ複数のワード線群を形成し書き込み時および
読み出し時に選択的に活性化される複数のワード線と、
列方向に設けられた複数の主ビット線と、前記複数の主
ビット線のそれぞれと前記複数のワード線群の組合わせ
に対して割り当てられた複数のメモリブロックと、デー
タ読み出し時およびデータ書き込み時に前記複数の主ビ
ット線の中から対象とする主ビット線を選択してセンス
アンプおよび書き込み回路に接続する選択回路と、デー
タ読み出し時の事前にプリチャージ制御信号に応答して
前記主ビット線をチャージするプリチャージ回路とを配
置し、前記複数のメモリブロックの各々が、前記ワード
線群の各ワード線に1個ずつが割り当てられ接続される
複数のメモリセルと、前記複数のメモリセルのそれぞれ
が接続される副ビット線対と、前記ワード線を活性化す
る前に前記副ビット線対をディスチャージする副ビット
線プリディスチャージ回路と、データ読み出し時に前記
副ビット線対の電位に応答して前記対象とする主ビット
線の電荷を抜き取る主ビット電荷抜き取り回路と、書き
込み時に前記対象とする主ビット線に与えられたデータ
を副ビット線書き込み回路制御信号に応答して前記副ビ
ット線対に書き込む副ビット線書き込み回路とを備える
ようにしたものである。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
図1について説明する。 実施の形態1.図1において、1はメモリセル、20は
列方向に配列された主ビット線、3は行方向に配列され
所定数で群を形成するワード線、4はプリディスチャー
ジ回路、5はセンスアンプ、6は書き込み回路、7はカ
ラムセレクタ(選択回路)、8はI/O線対である。1
4はプリディスチャージ回路4を制御するプリディスチ
ャージ制御信号、16は書き込み回路制御信号、17は
カラムセレクタ制御信号である。21は2本の副ビット
線21a,21bからなる副ビット線対である。22は
副ビット線対21aを制御信号とし、ソースを電源に接
続し、ドレインを主ビット線20に接続した主ビット線
電源接続回路である。24は副ビット線プリチャージ・
イコライズ回路、26は副ビット線書き込み回路であ
る。30はメモリブロックで、複数のワード線3と、こ
のワード線3のそれぞれに1個ずつが割り当てられ接続
された複数のメモリセル1と、これらのメモリセル1が
それぞれ接続された副ビット線対21と、主ビット線電
源接続回路22と、副ビット線プリチャージ・イコライ
ズ回路24と、副ビット線書き込み回路26とから構成
されている。34は副ビット線プリチャージ・イコライ
ズ回路24を制御する副ビット線プリチャージ制御信号
である。36は副ビット線書き込み回路26を制御する
副ビット線書き込み回路制御信号である。なお、メモリ
セル1は、前述した図2の回路構成を持つものである。
ここで、副ビット線21aの電位が下がった場合に、主
ビット線電源接続回路22により、電源と主ビット線2
0の接続、つまり主ビット線20への電荷注入が行われ
る構成としている。この構成は、逆にもう一方の副ビッ
ト線21bの電位低下を受けて電源と主ビット線20の
接続が行われる構成としてもよい。
【0019】次に動作について説明する。図2のメモリ
セル1では、NチャネルトランジスタN1,N2とPチ
ャネルトランジスタP1,P2からなるデータ保持回路
が書き込まれたデータを保持する。すなわち、ワード線
3を非活性状態として2個のアクセス用トランジスタN
3,N4を閉じ、副ビット線対21との接続を切り放し
た状態では、データ保持回路のデータ書き換えは起きな
いので、メモリセル1はデータを保持し続けることがで
きる。
【0020】データ読み出し時は、対象となるワード線
3を活性化してアクセス用トランジスタN3,N4を開
き、副ビット線対21とメモリセル1の間を接続する。
ワード線3を活性化する前に副ビット線プリチャージ・
イコライズ回路24により予め副ビット線対21をチャ
ージして電荷を蓄えておく。また、2本の副ビット線2
1a,21bの電位に差が生じないようにイコライズ動
作も行う。
【0021】また、副ビット線対21のプリチャージ・
イコライズ動作と同時に、主ビット線20についてはプ
リディスチャージ回路4によりディスチャージして電荷
を引き抜いておく。これらの期間、ワード線3を非活性
にすることで、メモリセル1のアクセス用トランジスタ
N3,N4は閉じるので、副ビット線対21のプリチャ
ージ電荷の引き抜きは起きず、それと共に主ビット線2
0は電荷が引き抜かれた状態となる。
【0022】副ビット線対21に対するプリチャージ・
イコライズ動作の完了後、対象となるワード線3の活性
化により副ビット線対21とメモリセル1を接続する。
また、読み出し対象となるメモリセル1を含むメモリブ
ロック30に関わる主ビット線20がカラムセレクタ7
により選択され、センスアンプ5に接続される。副ビッ
ト線対21に蓄えた電荷については、対象となるメモリ
セル1が保持しているデータにより、一方の副ビット線
21aは電荷が引き抜かれて電位は下がり、他方の副ビ
ット線21bは電荷が引き抜かれないため電位を維持す
る。副ビット線21aの電位が下がると、主ビット線電
源接続回路22が動作して、対象となる主ビット線20
に対し電荷を注入する。電荷注入により、その主ビット
線20の電位が上がり、センスアンプ5でこの主ビット
線20の電位上昇を検出し、対象となるメモリセル1が
保持しているデータの値を知ることができる。逆に、副
ビット線2aの電位が上がる場合は、主ビット線電源接
続回路22が動作せず、主ビット線20に対する電荷注
入はない。したがって、主ビット線20の電位は変化せ
ず、センスアンプ5で主ビット線20の電位上昇が無い
ことを検出し、対象となるメモリセル1が保持している
データ値が前述と逆であることを知ることができる。
【0023】メモリブロック30内の対象となるワード
線3が活性化する場合は、上記のようにメモリセル1の
データ読み出しで、副ビット線対21の電位が変化する
が、一方、活性化したワード線3と関わらない他のメモ
リブロック30では、副ビット線対21の電位は変化せ
ず、プリチャージした電荷の消費が起こらない。
【0024】データ書き込み時は、データ読み出し時と
同様に、先ず対象となるワード線3を活性化してアクセ
ス用トランジスタN3,N4を開き、副ビット線対21
とメモリセル1の間を接続する。書き込み回路制御信号
16により書き込み回路6を動作させると、書き込むデ
ータが“H”レベルの時は、主ビット線20を“H”レ
ベルまでチャージする。逆に書き込むデータが“L”レ
ベルの時は、主ビット線20はプリチャージ・イコライ
ズ期間に電荷を引き抜きした“L”レベル電位のままに
なる。
【0025】次に、副ビット線書き込み回路26によ
り、主ビット線20が“H”レベルの場合は、一方の副
ビット線21aを“H”レベル、他方の副ビット線21
bを“L”レベルにする。逆に主ビット線20が“L”
レベルの場合は、一方の副ビット線21aを“L”レベ
ル、他方の副ビット線21bを“H”レベルにする。こ
の2本の副ビット線21a,21b間の電位差が、接続
したメモリセル1に伝えられ、メモリセル1のデータ保
持回路が書き換えられる。
【0026】また、データ書き込み時には、副ビット線
書き込み回路制御信号36により主ビット線電源接続回
路22は電源接続を停止する。ワード線3の立ち上がり
時には、データ書き込みが完了する前に、メモリセル1
から副ビット線対21へのデータ読み出しが一時的に行
われるが、主ビット線電源接続回路22を停止すること
で、この一時的な読み出しデータの主ビット線20への
伝播を止め、書き込みデータとの衝突を防止する。
【0027】データ読み出し時および書き込み時には、
センスアンプ5と書き込み回路6に複数の主ビット線2
0から選択された一つが接続される。それは、この期間
にカラムセレクタ制御信号17がカラムセレクタ7に与
えられ、このカラムセレクタ7がI/O線8と接続する
主ビット線20を選択することによって行われる。な
お、この実施の形態1の回路では、読み出したデータと
書き込むデータの正反が逆になっているため、センスア
ンプ5で読み出したデータを正反逆にする手段を設け、
データの正反は一致させておく必要がある。
【0028】ここで、この実施の形態1のSRAMの消
費電力について考察する。プリチャージとその電荷引き
抜きで消費される電力は、主ビット線20と読み出し対
象のメモリブロック30が持つ副ビット線対21の容量
の和に比例する。読み出し対象外のメモリブロック30
については、ワード線3の活性化がないので、プリチャ
ージした電力の消費は起こらない。主ビット線20と副
ビット線対21の容量は、配線容量と接続されるトラン
ジスタのゲート・ドレインの容量の和からなる。主ビッ
ト線20に接続されるトランジスタは、プリディスチャ
ージ回路4、カラムセレクタ7、各メモリブロック30
内の主ビット線電源接続回路22および副ビット線書き
込み回路26を構成するものである。また、副ビット線
対21に接続されるトランジスタは、自己のメモリブロ
ック30内の主ビット線電源接続回路22、副ビット線
書き込み回路26、副ビット線プリチャージ・イコライ
ズ回路24およびメモリセル1を構成するものである。
【0029】1個のSRAMのメモリセルアレイについ
て、所有するメモリセル1の個数は従来のものと実施の
形態1のものは同じとする。ここで、実施の形態1にお
ける1個のメモリブロック30内のメモリセル1の個数
をn個とする。また、1本のビット線2に沿ったメモリ
ブロック30の個数をm個とすると、プリチャージ時に
関わる従来のビット線対2と実施の形態1の副ビット線
対21について、接続されるトランジスタ数は下記のよ
うになる。 従来のSRAM : m×n×1個のメモリセル1
内のトランジスタ数 実施の形態1のSRAM: n×1個のメモリセル1内
のトランジスタ数+その他追加回路(主ビット線電源接
続回路22等)のトランジスタ数 実施の形態1では、追加回路による増加はあるが、従来
と比較して接続されるトランジスタの個数が約1/mと
大幅に減少することが解る。
【0030】次に、この実施の形態1の場合の読み出し
速度について考える。複数のメモリブロック30に分割
しているため、副ビット線対21の容量は、従来のビッ
ト線対2と比較して、1/mに減少している。このた
め、読み出し時の副ビット線対21の電位変化は大幅に
速くなる。この電位変化を受けて、主ビット線電源接続
回路22が主ビット線20へ電荷注入を行うが、主ビッ
ト線20にはメモリセル1が直接接続されていないた
め、その容量は小さくなっており、主ビット線20の電
位変化は速くなる。また、主ビット線電源接続回路22
から直接電荷注入を行う構成としているため、主ビット
線20の電位変化が速い。さらに、主ビット線電源接続
回路22のトランジスタの処理能力を大きくすること
で、主ビット線20への電位変化をさらに速くすること
も可能である。
【0031】なお、実施の形態1では、主ビット線電源
接続回路22により主ビット線20に電荷を注入する構
成としたため、副ビット線対21からの読み出しは、1
本の主ビット線20で行うことができるようになってい
る。主ビット線20を2本とした構成例もあるが、それ
と比較すると実施の形態1のものは主ビット線相互間の
距離が十分大きく取れるため、配線間の容量を減少で
き、クロストークの低減が図れる。
【0032】説明してきた実施の形態1では、プリチャ
ージ・イコライズ期間に副ビット線対21は電荷をチャ
ージし、主ビット線20は電荷をディスチャージする構
成となっている。これを逆に、副ビット線対21が電荷
をディスチャージし、主ビット線20が電荷をチャージ
する構成をとるようにしても同様な働きをすることが理
解できる。ただしその場合、データ読み出し時には、主
ビット線電源接続回路22の代わりに、副ビット線対2
1の電位に応答して主ビット線20の電荷を抜き取る主
ビット線電荷抜き取り回路なるものを用いることにな
る。さらに、メモリブロック30内に含まれるメモリセ
ル1の個数は、メモリブロック30毎にその数を異なら
しめた場合にも同様に適用可能である。
【0033】以上のように、この実施の形態1によれ
ば、メモリセルアレイを複数のメモリブロック30に分
割し、活性化したワード線3に接続されたメモリブロッ
ク30が選択され、その中の対象となるメモリセル1の
データを副ビット線に取り出し、そのデータを主ビット
線電源接続回路22を介して対象となる主ビット線20
に与えるようにしたため、データ読み出し経路に関わる
メモリセル1の数を大幅に削減でき、主ビット線20の
充放電で消費される電力をメモリブロック30の区分け
により制限できるので、半導体記憶装置全体の充放電に
よる電力消費量を低減する効果が得られる。また、副ビ
ット線対21の電位変化を受けて主ビット線20に対し
電荷注入をする回路を設けたことにより、データ読み出
し時間を短くできる効果が得られる。
【0034】実施の形態2.この発明の実施の形態2を
図3の回路配置により説明する。図3において、図1と
異なる構成は、各プリディスチャージ回路4毎に個別の
プリディスチャージ制御信号14a,14bを設けてい
ることである。次に動作について説明する。データの読
み出し時は、ワード線3を活性化して図2に示されるア
クセス用トランジスタN3,N4を開き、副ビット線対
21とメモリセル1の間を接続する。ワード線3を活性
化する前には、予め副ビット線対21を副ビット線プリ
チャージ・イコライズ回路24によりチャージして電荷
を蓄えておく。また、両副ビット線21a,21bの電
位に差が生じないようにイコライズ動作も行う。
【0035】また、副ビット線対21のプリチャージ・
イコライズ動作と同時に、主ビット線20についてはプ
リディスチャージ回路4によりディスチャージして電荷
を引き抜いておく。このプリディスチャージ回路4の制
御は、プリディスチャージ制御信号14a,14bによ
り行われる。プリディスチャージ制御信号14a,14
bは同時には活性化しない。活性化するプリディスチャ
ージ制御信号14aまたは14bは、カラムセレクタ
(選択回路)7により選択される主ビット線20とセン
スアンプ5の接続に対応し、データ読み出し対象の主ビ
ット線20に設けられたプリディスチャージ回路4を制
御する。したがって、実施の形態1と異なり、データ読
み出し対象である主ビット線20については、活性化し
た個別のプリディスチャージ制御信号14aまたは14
bが与えられるプリディスチャージ回路4によりディス
チャージを行う。したがって、データ読み出しの非対象
である他の主ビット線20については、ディスチャージ
を行わない。
【0036】プリチャージ・イコライズ動作完了後、対
象となるワード線3の活性化により副ビット線対21と
メモリセル1を接続する。また、読み出し対象となるメ
モリセル1を含むメモリブロック30に関わる主ビット
線20がカラムセレクタ7により選択され、センスアン
プ5に接続される。副ビット線対21に蓄えた電荷に関
し、メモリセル1が保持しているデータにより、一方の
副ビット線21aは電荷が引き抜かれて電位は下がり、
他方の副ビット線21bは電荷が引き抜かれないため電
位を維持する。副ビット線21aの電位が下がると、主
ビット線電源接続回路22が動作して、主ビット線20
に対し電荷を注入し出す。電荷注入により、主ビット線
20の電位が上がり、センスアンプ5でこの主ビット線
20の電位上昇を検出することで、対象となるメモリセ
ル1が保持しているデータの値を知ることができる。逆
に、副ビット線21aの電位が上がる場合は、主ビット
線電源接続回路22が動作せず、主ビット線20に対す
る電荷注入はない。したがって、主ビット線20の電位
は変化せず、センスアンプ5で主ビット線20の電位上
昇が無いことを検出することで、対象となるメモリセル
1が保持しているデータが逆であることを知ることがで
きる。なお、データ書き込み時の動作は、図1の場合と
同じである。
【0037】ここで、実施の形態2の場合の電力消費に
ついて考察する。この実施の形態2では、実施の形態1
と異なり、データ読み出し対象外の主ビット線20につ
いてはプリディスチャージ動作を行わない。なお、両実
施の形態1および2では共に、データ読み出し対象外の
主ビット線20に対しては、ワード線3が立ち上がるこ
とで、接続するメモリセル1の保持データに応じて、主
ビット線電源接続回路22により電荷の注入が行われ
る。この無駄な電荷注入を実施の形態1では副ビット線
対21のプリチャージ・イコライズ期間に毎回放電して
いたが、この実施の形態2では、主ビット線20が読み
出し対象でない場合には放電を行わない構成としてい
る。放電が行われないため、次にワード線3が立ち上が
ったときの主ビット線電源接続回路22から主ビット線
20への電荷注入が抑制される。この動作により、実施
の形態1と比較して主ビット線20の充放電電力が削減
できる。
【0038】ここでは、プリディスチャージ制御信号1
4a,14bを2本にした構成回路で説明したが、その
本数は1つのカラムセレクタ7に接続する主ビット線2
0の本数が上限になる。したがって、例えば1つのカラ
ムセレクタ7に8本の主ビット線20が接続されている
場合、最大8本の個別のプリディスチャージ制御信号に
より各プリディスチャージ回路4を制御するように配置
し、そのうち選択された1本の主ビット線20に対して
のみプリディスチャージを行う動作構成となる。また、
1本のプリディスチャージ制御信号で2個のプリディス
チャージ回路4を制御する構成にすることもできる。こ
の場合、1つのカラムセレクタ7に8本の主ビット線2
0が接続している例では、2本の主ビット線20の単位
でプリディスチャージを行う計4本のプリディスチャー
ジ制御信号を設けることになる。このカラムセレクタ7
に接続する主ビット線20の個数が多いほど、この実施
の形態2による電力削減効果は大きくなる。
【0039】以上のように、実施の形態2によれば、デ
ータ読み出し対象の主ビット線20に対してのみプリデ
ィスチャージ動作を行い、その他の対象外の主ビット線
20についてはプリディスチャージ動作を行わない構成
としたことにより、実施の形態1に比し、主ビット線2
0の電力消費をさらに低減できる効果がある。
【0040】実施の形態3.この発明の実施の形態3を
図4の回路配置により説明する。図4において、図1と
異なる構成は、各主ビット線20毎にプリディスチャー
ジ回路4を設けず、代わりにI/O線8に共通の主ビッ
ト線20用のプリディスチャージ回路40を1個接続し
ていることである。また、カラムセレクタ(選択回路)
7がNチャネルトランジスタ71,72によりパスゲー
トを構成されていることである。
【0041】次に動作について説明する。データ読み出
し時は、ワード線3を活性化して図2に示されるアクセ
ス用トランジスタN3,N4を開き、副ビット線対21
とメモリセル1の間を接続する。ワード線3を活性化す
る前には、予め副ビット線対21を副ビット線プリチャ
ージ・イコライズ回路24によりチャージして電荷を蓄
えておく。また、両副ビット線21a,21bの電位に
差が生じないようにイコライズ動作も行う。
【0042】副ビット線対21のプリチャージ・イコラ
イズ動作と同時に、主ビット線20については、プリデ
ィスチャージ制御信号140に応答するプリディスチャ
ージ回路40によりディスチャージして電荷を引き抜い
ておく。この場合、カラムセレクタ7によって選択され
I/O線8と接続された主ビット線20に対し、カラム
セレクタ7を介してディスチャージが行われる。カラム
セレクタ7はパスゲートを構成しているため、そのトラ
ンジスタ71,72を介してI/O線8から対象とする
主ビット線20のディスチャージが可能となる。したが
って、データ読み出し対象である主ビット線20につい
ては、活性化したプリディスチャージ制御信号140に
応答するディスチャージ回路40によりディスチャージ
を行い、データ読み出し非対象である他の主ビット線2
0については、ディスチャージを行わない構成としてい
る。なお、カラムセレクタ7のパスゲートは、Nチャネ
ルトランジスタ71,72を使用しているが、Nチャネ
ルとPチャネルの両方のトランジスタによる構成を取っ
ても同様である。
【0043】プリチャージ・イコライズ動作完了後、対
象となるワード線3の活性化により副ビット線対21と
メモリセル1を接続する。また、読み出し対象となるメ
モリセル1を含むメモリブロック30に関わる主ビット
線20がカラムセレクタ7により選択され、センスアン
プ5に接続される。副ビット線対21に蓄えた電荷に関
し、メモリセル1が保持しているデータにより、一方の
副ビット線21aは電荷が引き抜かれて電位は下がり、
他方の副ビット線21bは電荷が引き抜かれないため電
位を維持する。副ビット線21a側の電位が下がると、
主ビット線電源接続回路22が動作して、主ビット線2
0に対し電荷を注入する。電荷注入により、主ビット線
20の電位が上がり、センスアンプ5でこの主ビット線
20の電位上昇を検出することで、対象となるメモリセ
ル1が保持しているデータの値を知ることができる。逆
に、一方の副ビット線21aの電位が上がる場合は、主
ビット線電源接続回路22が動作せず、主ビット線20
に対する電荷注入はない。したがって、主ビット線20
の電位は変化せず、センスアンプ5で主ビット線20の
電位上昇が無いことを検出することで、対象となるメモ
リセル1が保持しているデータが逆であることを知るこ
とができる。なお、データ書き込み時の動作は図1の場
合と同じである。
【0044】ここで、実施の形態3の場合の電力消費に
ついて考察する。実施の形態3では、実施の形態1と異
なり、データ読み出し対象外の主ビット線20について
はプリディスチャージ動作を行わないようにしている。
一方、両実施の形態1および3では共に、データ読み出
し対象外の主ビット線20に対して、ワード線3が立ち
上がることで、接続するメモリセル1の保持データに応
じて、各メモリブロック30内の主ビット線電源接続回
路22により電荷の注入が行われる。
【0045】実施の形態1では、この無駄な電荷注入を
プリチャージ・イコライズ期間に毎回放電していたが、
この実施の形態3では、主ビット線20が読み出し対象
でない場合はパスゲートが開かず放電を行わない構成と
している。放電が行われないため、次にワード線3が立
ち上がったときに主ビット線電源接続回路22から主ビ
ット線20への電荷注入は抑制される。この動作によ
り、実施の形態1と比較して主ビット線20の充放電電
力を削減できる。
【0046】以上のように、実施の形態3によれば、デ
ータ読み出し対象外の主ビット線20についてはディス
チャージ動作を行わない構成としているため、実施の形
態1の場合よりも主ビット線20による電力消費をさら
に低減できる効果がある。また実施の形態2と比べ、主
ビット線20毎のプリディスチャージ回路4と、その各
々に個別のプリディスチャージ制卸信号14a,14b
を作る回路が不要となるため、ハードウェアの構成が簡
略化される効果がある。
【0047】実施の形態4.この発明の実施の形態4に
ついて図5の回路配置により説明する。図5において、
図1と異なる構成は、各メモリブロック30の行(横)
方向配列の副ビット線プリチャージ・イコライズ回路2
4に対して個別の副ビット線プリチャージ制御信号34
a,34bが入力されるようにしたことである。
【0048】次に動作について説明する。データを読み
出す時は、ワード線3を活性化して図2に示されるアク
セス用トランジスタN3,N4を開き、副ビット線対2
1とメモリセル1の間を接続する。ワード線3を活性化
する前には、予め副ビット線対21を副ビット線プリチ
ャージ・イコライズ回路24によりチャージして電荷を
蓄えておく。また、両副ビット線21a,21bの電位
に差が生じないようにイコライズ動作も行う。
【0049】この副ビット線プリチャージ・イコライズ
回路24の制御は、個別に与えられる副ビット線プリチ
ャージ制御信号34a,34bにより行われる。データ
読み出し・データ書き込みを行わないときには、副ビッ
ト線プリチャージ制御信号34a,34bは共に活性化
しており、各副ビット線対21に対しプリチャージ・イ
コライズ動作をし続ける。一方、データ読み出し時およ
びデータ書き込み時は、副ビット線プリチャージ制御信
号34a,34bの中から1本のみ(例えば34a)が
非活性化する。非活性化する副ビット線プリチャージ制
御信号(34a)は、メモリブロック30内のメモリセ
ル1に接続したワード線3の状態に対応して動作する。
メモリブロック30内に活性化対象のワード線3がある
場合に、副ビット線プリチャージ制御信号(34a)が
非活性化するように設定される。したがって、実施の形
態1と異なり、活性化するワード線3に対応する副ビッ
ト線対21については、ワード線3を立ち上げている
間、副ビット線プリチャージ制御信号(34a)を非活
性化にし、副ビット線プリチャージ・イコライズ回路2
4はプリチャージ・イコライズ動作を中断する。一方、
非対象である他の副ビット線対21については、プリチ
ャージ・イコライズ動作を継続する。副ビット線対21
のプリチャージ・イコライズ動作と同時に、主ビット線
20についてはプリディスチャージ回路4によりディス
チャージして電荷を引き抜いておく。
【0050】プリチャージ・イコライズ動作完了後、対
象となるワード線3の活性化により副ビット線対21と
メモリセル1を接続する。また、読み出し対象となるメ
モリセル1を含むメモリブロック30に関わる主ビット
線20がカラムセレクタ7により選択され、センスアン
プ5に接続される。副ビット線対21に蓄えた電荷に関
し、メモリセル1が保持しているデータにより、一方の
副ビット線21aは電荷が引き抜かれて電位は下がり、
他方の副ビット線21bは電荷が引き抜かれないため電
位を維持する。副ビット線21a側の電位が下がると、
主ビット線電源接続回路22が動作して、この主ビット
線20に対し電荷を注入する。電荷注入により、主ビッ
ト線20の電位が上がり、センスアンプ5でこの主ビッ
ト線20の電位上昇を検出することで、対象となるメモ
リセル1が保持しているデータの値を知ることができ
る。逆に、一方の副ビット線21aの電位が下がる場合
は、主ビット線電源接続回路22が動作せず、主ビット
線20に対する電荷注入はない。したがって、主ビット
線20の電位は変化せず、センスアンプ5で主ビット線
20の電位上昇が無いことを検出することで、対象とな
るメモリセル1が保持しているデータが逆であることを
知ることができる。なお、データ書き込み時の動作は、
図1の場合と同じである。
【0051】ここで、実施の形態4の場合の電力消費に
ついて考察する。実施の形態4では、実施の形態1と異
なり、ワード線3が活性化する間、その活性化ワード線
3に関わるメモリブロック30内の副ビット線対21に
対してのみプリチャージ・イコライズ動作が停止され、
ワード線が非活性の他のメモリブロック30内の副ビッ
ト線対21ではプリチャージ・イコライズ動作が継続す
る。また、両実施の形態1および4では共に、副ビット
線プリチャージ・イコライズ回路24により副ビット線
対21に注入された電荷は、対象となるワード線3が活
性されない限り電荷の放電は起きないようにしている。
しかし、実施の形態1では、1本の副ビット線プリチャ
ージ制御信号34により全てのメモリブロック30の副
ビット線プリチャージ・イコライズ回路24を制御する
ため、データ読み出し時およびデータ書き込み時には、
全ての副プリチャージ・イコライズ回路24を一旦停止
する必要がある。これに対し、この実施の形態4では、
活性化するワード線3に対応する副ビット線プリチャー
ジ・イコライズ回路24のみを停止する構成とし、個別
の副ビット線プリチャージ制御信号34a,34bで制
御される副ビット線プリチャージ・イコライズ回路24
に対応してメモリブロック30を区分けしている。した
がって各副ビット線プリチャージ制御信号34a,34
bの活性・非活性の切り換え動作による電力消費が分割
される。
【0052】なお、ここでは、副ビット線プリチャージ
制御信号34a,34bが2本の構成で説明している
が、副ビット線プリチャージ制御信号の本数は、1本の
主ビット線20に沿って分割したメモリブロック30の
分割数が上限になる。例えば8個のメモリブロック30
に分割している場合、最大8本の個別の副ビット線プリ
チャージ制御信号により区分けされたメモリブロック3
0の副ビット線プリチャージ・イコライズ回路24を制
御し、選択された1本の副ビット線プリチャージ制御信
号のみの活性・非活性を切り換える動作構成とすること
になる。
【0053】以上のように、実施の形態4によれば、ワ
ード線3が活性化するメモリブロック30のみの副ビッ
ト線プリチャージ制御信号34a,34bが非活性動作
する構成としたことにより、実施の形態1よりも副ビッ
ト線プリチャージ制御信号の動作による消費電力を低減
できる効果がある。
【0054】実施の形態5.この発明の実施の形態5を
図6および図7の回路配置により説明する。図6におい
て、図1と異なる構成は、各メモリブロック30の副ビ
ット線書き込み回路26毎に個別の副ビット線書き込み
回路制御信号36a,36b,36c,36dが入力さ
れるようにしていることである。これらの副ビット線書
き込み回路制御信号36a,36b,36c,36dを
作り出す副ビット線書き込み回路制御信号生成回路の例
を図7に示す。
【0055】図7において、41はカラムセレクタ制御
信号17の選択を行う列デコーダ、42はワード線3の
選択を行う行デコーダ、43はワード線ドライバ、44
は副ビット線書き込み回路制御信号36a,36bを選
択する副ビット線書き込み用デコーダである。列デコー
ダ41にはアドレス信号Y1が入力される。行デコーダ
42にはアドレス信号X1,X2と前段の行デコーダの
出力信号XDaが入力される。ワード線ドライバ43に
は行デコーダ42の出力信号とワード線用クロック信号
CLKが入力される。副ビット線書き込み用デコーダ4
4には、行デコーダ42の入力信号XDaと、列デコー
ダ41の出力信号であるカラムセレクタ制御信号17が
入力され副ビット線書き込み回路制御信号36a,36
bが作られる。
【0056】次に図6の回路の動作について説明する。
なお、データ読み出し時の動作は図1の場合と同じであ
る。データ書き込み時は、ワード線3を活性化して図2
に示されるアクセス用トランジスタN3,N4を開き、
主ビット線20とメモリセル1の間を接続する。また、
カラムセレクタ7により、書き込み対象となるメモリセ
ル1を含むメモリブロック30に接続する主ビット線2
0が選択され、書き込み回路6と接続される。書き込み
回路制御信号16により書き込み回路6を動作させる
と、書き込むデータが“H”レベルの時は対象となる主
ビット線20を“H”レベルまでチャージする。逆に書
き込むデータが“L”レベルの時は対象となる主ビット
線20は、プリチャージ期間に電荷を引き抜きした
“L”レベル電位のままになる。
【0057】副ビット線書き込み回路制御信号36a,
36b,36c,36dのいずれかが選択され、それに
接続している副ビット線書き込み回路26が動作する。
主ビット線20が“H”レベルの場合には、一方の副ビ
ット線21aを“H”レベルに、他方の副ビット線21
bを“L”レベルにする。逆に、主ビット線20が
“H”レベルの場合には、一方の副ビット線21aを
“L”レベルに、他方の副ビット線21bを“H”レベ
ルにする。この両副ビット線21a,21bの電位差
は、接続したメモリセル1に伝えられ、メモリセル1の
データ保持回路が書き換えられる。また、副ビット線書
き込み回路制御信号36a,36b,36c,36dが
いずれも選択されない場合は、副ビット線書き込み回路
26による副ビット線対21へのデータ書き込みは行わ
れない。
【0058】副ビット線書き込み回路制御信号36a,
36b,36c,36dの選択は、図7の副ビット線書
き込み用デコーダ44によって行われる。書き込み時
に、カラムセレクタ制御信号17を受けてカラムセレク
タ7が主ビット線20を選択し、その主ビット線20に
接続するメモリブロック30が選択される。さらに、行
デコーダ42が入力信号XDaを受けてワード線ドライ
バ43を駆動し対象となるワード線3を活性化し、立ち
上がるワード線3に対応するメモリセル1が選択され
る。このとき同じカラムセレクタ制御信号17と入力信
号XDaが副ビット線書き込み用デコーダ44に入力さ
れ、対象となるメモリブロック30を指定する副ビット
線書き込み制御信号(例えば36a)が出力される。つ
まり、副ビット線書き込み制御信号(36a)により書
き込み対象となるメモリセル1を含むメモリブロック3
0の副ビット線書き込み回路26が動作することにな
る。
【0059】活性化するワード線3に接続してはいるが
書き込み対象外のメモリセル1、つまりカラムセレクタ
7で非選択となっている主ビット線20に対応するメモ
リブロック30内の副ビット線書き込み回路26は動作
しない。この構成により、ワード線3が活性化した場合
でも、副ビット線対21にはメモリセル1が保持してい
たデータが読み出されるだけであり、保持データが破壊
されることはない。
【0060】一方、実施の形態1の場合では、書き込み
対象・対象外に関係なく、すべての副ビット線書き込み
回路26が動作する構成となっている。したがって、書
き込み対象外のメモリセル1についても、副ビット線対
21の電位が変化するため、ワード線3の活性化によっ
てアクセス用トランジスタN3,N4が開くと、保持デ
ータが変化する可能性がある。このため、書き込み対象
外のメモリセル1の保持データを破壊しない工夫が必要
となる。
【0061】そのための方法として、書き込みの前に一
旦保持データを読み出し、書き込み時にそのデータを上
書きすることが考えられる。すなわち、書き込み時と同
一のワード線3を活性化させ、データ読み出しを行う。
各主ビット線20に読み出されたデータをレベル保持回
路(図示せず)で保持し、書き込み時に、この保持デー
タを同じメモリセル1に再書き込みすることでデータ破
壊を防ぐ。この場合、書き込み前に一旦読み出し処理が
必要なことと、全ての主ビット線20にレベル保持回路
を設ける必要がある。
【0062】以上のように、実施の形態5によれば、書
き込み対象のメモリセル1を含むメモリブロック30の
副ビット線書き込み回路26のみが動作する構成とした
ことにより、書き込み対象外のメモリセル1の保持デー
タ破壊防止を容易に実現できる効果がある。
【0063】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、行方
向に設けられ複数のワード線群を形成し書き込み時およ
び読み出し時に選択的に活性化される複数のワード線
と、列方向に設けられた複数の主ビット線と、複数の主
ビット線のそれぞれと複数のワード線群の組合わせに対
して割り当てられた複数のメモリブロックと、データ読
み出し時およびデータ書き込み時に複数の主ビット線の
中から対象とする主ビット線を選択してセンスアンプお
よび書き込み回路に接続する選択回路と、データ読み出
し時の事前にプリディスチャージ制御信号に応答して主
ビット線をディスチャージするプリディスチャージ回路
とを配置し、複数のメモリブロックの各々が、ワード線
群の各ワード線に1個ずつが割り当てられ接続される複
数のメモリセルと、複数のメモリセルのそれぞれが接続
される副ビット線対と、ワード線を活性化する前に副ビ
ット線対をチャージおよびイコライズする副ビット線プ
リチャージ・イコライズ回路と、データ読み出し時に副
ビット線対の電位に応答して対象とする主ビット線に電
荷を注入する主ビット線電源接続回路と、書き込み時に
対象とする主ビット線に与えられたデータを副ビット線
書き込み回路制御信号に応答して前記副ビット線対に書
き込む副ビット線書き込み回路とを備えるように構成し
たので 、メモリセルアレイを複数のメモリブロックに
分割し、その中の対象となるメモリセルのデータを副ビ
ット線を介して取り出し選択された主ビット線にのみ与
えるようにしたため、データ読み出し経路に関わるメモ
リセルの数を大幅に削減できるので、半導体記憶装置全
体の充放電による電力消費量を低減する効果が得られ
る。また、副ビット線対の電位変化を受けて主ビット線
に対し電荷注入をする回路を設けたことにより、データ
読み出し時間を短くできる効果がある。
【0064】この発明によれば、プリディスチャージ回
路が複数の主ビット線のそれぞれに対して個々に設けら
れると共に個別のプリディスチャージ制御信号により制
御され、データ読み出し時にワード線を活性化する前で
あって副ビット線対をチャージおよびイコライズする際
に、個別のプリディスチャージ制御信号の一つに応答す
るプリディスチャージ回路により対象とする主ビット線
のみがディスチャージされるように構成したので 、デ
ータ読み出し対象の主ビット線についてはプリディスチ
ャージ動作を行わないため、その分の電力消費を制限で
き、半導体記憶装置全体の電力消費量を低減できる効果
がある。また、副ビット線対の電位変化を受けて主ビッ
ト線に対し電荷注入をする回路を設けたことにより、デ
ータ読み出し時間を短くできる効果がある。
【0065】この発明によれば、選択回路がパスゲート
で構成され、プリディスチャージ回路が選択回路とセン
スアンプおよび書き込み回路を結ぶI/O線に設けら
れ、データ読み出し時にワード線を活性化する前であっ
て副ビット線対をプリチャージおよびイコライズする際
に、プリディスチャージ回路により対象とする主ビット
線のみが選択回路のパスゲートを介してディスチャージ
されるように構成したので 、データ読み出し対象外の
主ビット線についてはディスチャージ動作を行わないた
め、その分主ビット線による電力消費を制限でき、半導
体記憶装置全体の電力消費量を低減できる効果がある。
また、副ビット線対の電位変化を受けて主ビット線に対
し電荷注入をする回路を設けたことにより、データ読み
出し時間を短くできる効果がある。さらに、1個のプリ
ディスチャージ回路を共通して使用し、プリディスチャ
ージ制卸信号も1本となるので、ハードウェアの構成が
簡略化される効果がある。
【0066】この発明によれば、同じワード線に対して
割り当てられた各メモリブロック内の副ビット線プリチ
ャージ・イコライズ回路に共通して個別の副ビット線プ
リチャージ制御信号が入力される構成を有し、副ビット
線プリチャージ・イコライズ回路は、個別の副ビット線
プリチャージ制御信号が入力されない期間においてワー
ド線が活性化されていないメモリブロック内の各副ビッ
ト線対をチャージし続け、個別の副ビット線プリチャー
ジ制御信号が入力されたときにワード線が活性化された
メモリブロック内の副ビット線対のみのチャージ動作を
停止させるように構成したので、副ビット線プリチャー
ジ制御信号の動作による消費電力を制限でき、半導体記
憶装置全体の電力消費量を低減できる効果がある。ま
た、副ビット線対の電位変化を受けて主ビット線に対し
電荷注入をする回路を設けたことにより、データ読み出
し時間を短くできる効果がある。
【0067】この発明によれば、各メモリブロック内の
各副ビット線書き込み回路毎に個別の副ビット線書き込
み回路制御信号が入力され、個別の副ビット線書き込み
回路制御信号が対象とする主ビット線を選択する選択回
路の制御信号と活性化したワード線に関連して発生し、
データ書き込み時に書き込み回路が対象とする主ビット
線にデータを書き込み、対象とする主ビット線と関わる
と共に活性化したワード線に接続されたメモリセルを含
むメモリブロック内の副ビット線対のみに主ビット線に
書き込まれたデータを個別の副ビット線書き込み回路制
御信号一つに応答する副ビット線書き込み回路により書
き込むように構成したので、書き込み対象のメモリセル
を含むメモリブロックの副ビット線書き込み回路のみが
動作することにより、書き込み対象外のメモリセルの保
持データ破壊防止を行う効果がある。また、メモリセル
アレイを複数のメモリブロックに分割し、データ読み出
し経路に接続するメモリセルの数を大幅に削減し、充放
電に関わる副ビット線対および主ビット線を区分けする
ので、半導体記憶装置全体の充放電による電力消費量を
低減する効果がある。さらに、副ビット線対の電位変化
を受けて主ビット線に対し電荷注入をする回路を設けた
ことにより、データ読み出し時間を短くできる効果があ
る。
【0068】この発明によれば、行方向に設けられ複数
のワード線群を形成し書き込み時および読み出し時に選
択的に活性化される複数のワード線と、列方向に設けら
れた複数の主ビット線と、複数の主ビット線のそれぞれ
と複数のワード線群の組合わせに対して割り当てられた
複数のメモリブロックと、データ読み出し時およびデー
タ書き込み時に複数の主ビット線の中から対象とする主
ビット線を選択してセンスアンプおよび書き込み回路に
接続する選択回路と、データ読み出し時の事前にプリチ
ャージ制御信号に応答して主ビット線をチャージするプ
リチャージ回路とを配置し、複数のメモリブロックの各
々が、ワード線群の各ワード線に1個ずつが割り当てら
れ接続される複数のメモリセルと、複数のメモリセルの
それぞれが接続される副ビット線対と、ワード線を活性
化する前に副ビット線対をディスチャージする副ビット
線プリディスチャージ回路と、データ読み出し時に副ビ
ット線対の電位に応答して対象とする主ビット線の電荷
を抜き取る主ビット線電荷抜き取り回路と、書き込み時
に対象とする主ビット線に与えられたデータを副ビット
線書き込み回路制御信号に応答して副ビット線対に書き
込む副ビット線書き込み回路とを備えるように構成した
ので 、読み出し時の充放電動作領域を区分けして行い
消費電力の低減を図ると共にデータ読み出し速度を向上
させる半導体記憶装置のメモリセルアレイを得ることが
できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明に係る半導体記憶装置の実施の形態
1の回路構成を示すブロック図である。
【図2】 メモリセルを示す回路図である。
【図3】 この発明の実施の形態2の回路構成を示すブ
ロック図である。
【図4】 この発明の実施の形態3の回路構成を示すブ
ロック図である。
【図5】 この発明の実施の形態4の回路構成を示すブ
ロック図である。
【図6】 この発明の実施の形態5の回路構成を示すブ
ロック図である。
【図7】 図6に示す副ビット線書き込み回路制御信号
を発生する一例の回路図である。
【図8】 従来の半導体記憶装置の回路構成を示すブロ
ック図である。
【符号の説明】
1 メモリセル、3 ワード線、4,40 プリディス
チャージ回路、5 センスアンプ、6 書き込み回路、
7 カラムセレクタ(選択回路)、8 I/O線対、1
4,14a,14b,140 プリディスチャージ制御
信号、16 書き込み回路制御信号、17 カラムセレ
クタ制御信号、20 主ビット線、21副ビット線対、
21a,21b 副ビット線、22 主ビット線電源接
続回路、24 副ビット線プリチャージ・イコライズ回
路、26 副ビット線書き込み回路、30 メモリブロ
ック、34,34a,34b 副ビット線プリチャージ
制御信号、36,36a,36b,36c,36d 副
ビット線書き込み回路制御信号、41 列デコーダ、4
2 行デコーダ、43 ワード線ドライバ、44副ビッ
ト線書き込み用デコーダ、71,72 Nチャネルトラ
ンジスタ、N1,N2 Nチャネルトランジスタ、N
3,N4 アクセス用トランジスタ(Nチャネルトラン
ジスタ)、P1,P2 Pチャネルトランジスタ、X
1,X2,Y1 アドレス信号、CLK クロック信
号、XDa 前段行デコーダの出力信号。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 行方向に設けられ複数のワード線群を形
    成し書き込み時および読み出し時に選択的に活性化され
    る複数のワード線と、 列方向に設けられた複数の主ビット線と、 前記複数の主ビット線のそれぞれと前記複数のワード線
    群の組合わせに対して割り当てられた複数のメモリブロ
    ックと、 データ読み出し時およびデータ書き込み時に前記複数の
    主ビット線の中から対象とする主ビット線を選択してセ
    ンスアンプおよび書き込み回路に接続する選択回路と、 データ読み出し時の事前にプリディスチャージ制御信号
    に応答して前記主ビット線をディスチャージするプリデ
    ィスチャージ回路とを配置し、 前記複数のメモリブロックの各々が、 前記ワード線群の各ワード線に1個ずつが割り当てられ
    接続される複数のメモリセルと、 前記複数のメモリセルのそれぞれが接続される副ビット
    線対と、 前記ワード線を活性化する前に前記副ビット線対をチャ
    ージおよびイコライズする副ビット線プリチャージ・イ
    コライズ回路と、 データ読み出し時に前記副ビット線対の電位に応答して
    前記対象とする主ビット線に電荷を注入する主ビット線
    電源接続回路と、 書き込み時に前記対象とする主ビット線に与えられたデ
    ータを副ビット線書き込み回路制御信号に応答して前記
    副ビット線対に書き込む副ビット線書き込み回路とを備
    えたことを特徴とする半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】 プリディスチャージ回路が複数の主ビッ
    ト線のそれぞれに対して個々に設けられると共に個別の
    プリディスチャージ制御信号により制御され、データ読
    み出し時にワード線を活性化する前であって副ビット線
    対をチャージおよびイコライズする際に、前記個別のプ
    リディスチャージ制御信号の一つに応答する前記プリデ
    ィスチャージ回路により対象とする主ビット線のみがデ
    ィスチャージされることを特徴とする請求項1記載の半
    導体記憶装置。
  3. 【請求項3】 選択回路がパスゲートで構成され、プリ
    ディスチャージ回路が前記選択回路とセンスアンプおよ
    び書き込み回路を結ぶI/O線に設けられ、データ読み
    出し時にワード線を活性化する前であって副ビット線対
    をプリチャージおよびイコライズする際に、前記プリデ
    ィスチャージ回路により対象とする主ビット線のみが前
    記選択回路のパスゲートを介してディスチャージされる
    ことを特徴とする請求項1記載の半導体記憶装置。
  4. 【請求項4】 同じワード線に対して割り当てられた各
    メモリブロック内の副ビット線プリチャージ・イコライ
    ズ回路に共通して個別の副ビット線プリチャージ制御信
    号が入力される構成を有し、前記副ビット線プリチャー
    ジ・イコライズ回路は、前記個別の副ビット線プリチャ
    ージ制御信号が入力されない期間において前記ワード線
    が活性化されていない前記メモリブロック内の各副ビッ
    ト線対をチャージし続け、前記個別の副ビット線プリチ
    ャージ制御信号が入力されたときに前記ワード線が活性
    化された前記メモリブロック内の前記副ビット線対のみ
    のチャージ動作を停止させることを特徴とする請求項1
    記載の半導体記憶装置。
  5. 【請求項5】 各メモリブロック内の各副ビット線書き
    込み回路毎に個別の副ビット線書き込み回路制御信号が
    入力され、前記個別の副ビット線書き込み回路制御信号
    が対象とする主ビット線を選択する選択回路の制御信号
    と活性化したワード線に関連して発生し、データ書き込
    み時に前記書き込み回路が前記対象とする主ビット線に
    データを書き込み、前記対象とする主ビット線と関わる
    と共に活性化した前記ワード線に接続されたメモリセル
    を含む前記メモリブロック内の副ビット線対のみに前記
    主ビット線に書き込まれた前記データを前記個別の副ビ
    ット線書き込み回路制御信号一つに応答する前記副ビッ
    ト線書き込み回路により書き込むことを特徴とする請求
    項1記載の半導体記憶装置。
  6. 【請求項6】 行方向に設けられ複数のワード線群を形
    成し書き込み時および読み出し時に選択的に活性化され
    る複数のワード線と、 列方向に設けられた複数の主ビット線と、 前記複数の主ビット線のそれぞれと前記複数のワード線
    群の組合わせに対して割り当てられた複数のメモリブロ
    ックと、 データ読み出し時およびデータ書き込み時に前記複数の
    主ビット線の中から対象とする主ビット線を選択してセ
    ンスアンプおよび書き込み回路に接続する選択回路と、 データ読み出し時の事前にプリチャージ制御信号に応答
    して前記主ビット線をチャージするプリチャージ回路と
    を配置し、 前記複数のメモリブロックの各々が、 前記ワード線群の各ワード線に1個ずつが割り当てられ
    接続される複数のメモリセルと、 前記複数のメモリセルのそれぞれが接続される副ビット
    線対と、 前記ワード線を活性化する前に前記副ビット線対をディ
    スチャージする副ビット線プリディスチャージ回路と、 データ読み出し時に前記副ビット線対の電位に応答して
    前記対象とする主ビット線の電荷を抜き取る主ビット線
    電荷抜き取り回路と、 書き込み時に前記対象とする主ビット線に与えられたデ
    ータを副ビット線書き込み回路制御信号に応答して前記
    副ビット線対に書き込む副ビット線書き込み回路とを備
    えたことを特徴とする半導体記憶装置。
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