JP2002100086A - 磁気記録再生機器の磁気ヘッド装置 - Google Patents

磁気記録再生機器の磁気ヘッド装置

Info

Publication number
JP2002100086A
JP2002100086A JP2000290926A JP2000290926A JP2002100086A JP 2002100086 A JP2002100086 A JP 2002100086A JP 2000290926 A JP2000290926 A JP 2000290926A JP 2000290926 A JP2000290926 A JP 2000290926A JP 2002100086 A JP2002100086 A JP 2002100086A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fixed
magnetic head
tape
magnetic tape
magnetic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000290926A
Other languages
English (en)
Inventor
Susumu Hisatomi
晋 久冨
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2000290926A priority Critical patent/JP2002100086A/ja
Publication of JP2002100086A publication Critical patent/JP2002100086A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 磁気記録再生機器において、テープカセット
からの磁気テープをローディングした際に、テンション
レバーから固定磁気ヘッドに供給する磁気テープを案内
するガイドポストの取付誤差により、固定磁気ヘッドへ
の磁気テープの供給角度が変化し、消去効率が低下する
と共に、ガイドポストの取付作業が繁雑となる課題があ
った。 【解決手段】 固定磁気ヘッド61の上下端部が嵌合さ
れる湾曲部62a,62bと、固定磁気ヘッド61の側
面が嵌合される側面部63a,63bと、前記側部63
aから延在され、固定ガイド軸70の両端部をそれぞれ
収納固定する一対のL字形状の固定部71a,71b
と、及びこの固定部71a,71bに挟持収納された固
定ガイド軸70を弾性的に固定する弾性片72a,72
bからなるヘッド保持部65と、前記ヘッド保持部65
をベースシャーシに取付固定する端子部64からなる磁
気記録再生機器の固定磁気ヘッド装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、所定位置に固定さ
れ、走行する磁気テープが接触されて信号の記録再生、
あるいはテープに記録された信号の消去を行う固定磁気
ヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、磁気記録再生装置としてビデオテ
ープレコーダやオーディオテープレコーダが実用化され
ている。これら磁気記録再生装置において、磁気テープ
を記録あるいは再生等のヘッドに接触走行させて、所定
の信号を記録したりあるいは記録されている信号を読み
取っている。
【0003】この磁気記録再生装置の具体的構成につい
て、ビデオテープレコーダの例を図4乃至図6を用いて
説明する。図4は、ビデオテープレコーダ(以下、単に
ビデオ機器と称する)テープローディング前の機械的機
構を示す正面図で、図5はビデオ機器のテープローディ
ング後の機械的機構を示す正面図、図6はテープテンシ
ョンレバー、テープガイドポスト、及び固定磁気ヘッド
の関係を説明する説明図である。なお、図4及び図5
は、テープカセットを装置内に搬送するカセットホルダ
ーを除去した状態を示している。
【0004】ベースシャーシ11には、図示していない
テープカセットが装填された際に、テープカセットの供
給リールが嵌合される供給リール台12と巻取リールが
嵌合される巻取リール台13と、この両リール台12,
13の間には、ギアボックス14が配置されている。こ
のギアボックス14は、ベースシャーシ11の裏面側に
設置されたキャプスタンモータ15からの回転駆動力を
前記両リール台12,13に伝達する各種歯車の組み合
わせからなり、前記キャプスタンモータ15の回転方向
により、前記供給リール台12又は巻取リール台13の
いずれかを回転駆動させるものである。
【0005】さらに、前記供給リール台12と巻取リー
ル台13には、ビデオ機器の操作モードに応じて、所定
の制動力を与える供給リール用ブレーキ部材16と巻取
リール用ブレーキ部材17が配置され、この両ブレーキ
部材16,17は、図示していない操作モード設定用の
スライドカムによって、前記両リール台12,13に対
して制動力を与えるようになっている。
【0006】前記供給リール台12の図中左前方には、
供給リール台側スライダー18が配置され、前記供給用
リール台12と巻取リール台13の中間で図中前方に巻
取リール台側スライダー21が配置されており、前記供
給リール台側スライダー18には、ガイドローラ19と
シフトポスト20が植設され、前記巻取リール台側スラ
イダー21には、ガイドローラ22とシフトポスト23
が植設されている。前記供給リール台側スライダー18
と巻取リール台側スライダー21は、後述するシリンダ
ー26の両側部分のベースシャーシ11に穿設されたガ
イド溝24,25に案内されて摺動するようになってい
る。
【0007】つまり、前記供給リール台側スライダー1
8と巻取リール台側スライダー21は、図示していない
テープカセットから磁気テープを引き出し、前記シリン
ダー26に巻き付けるテープローディングを行うもの
で、前記ベースシャーシ11の側面に設けられたローデ
ィングモータ38の回転駆動を伝達する各種歯車やスラ
イドカム等によって、摺動駆動する。
【0008】なお、前記供給リール台側スライダー18
と巻取リール台側スライダー21のガイドローラ19,
22は、前記供給リール台12と巻取リール台13に嵌
合された図示していないテープカセットの供給リールと
巻取リールと平行に磁気テープを走行させるもので、前
記シフトポスト20,22は、前記シリンダー26に所
定の角度で傾斜させて磁気テープを巻き付けるためのも
のである。また、前記シリンダー26には、図示してい
ない映像信号を記録及び再生する磁気ヘッドが内蔵さ
れ、かつ、所定の回転速度で回転駆動される。
【0009】前記供給リール台側スライダー18と前記
供給リール台12との間には、テンションレバー27が
配置され、このテンションレバー27の先端には、テン
ションポスト28が植設され、基端はテンションレバー
軸29で前記ベースシャーシ11に回動自在に固定され
ている。さらに、このテンションレバー27は、前記テ
ンションレバー軸29を中心に図中反時計方向に回動さ
せるためのテンションバネ30が設けられている。
【0010】すなわち、前記供給リール台側スライダー
18によって、前記磁気テープがシリンダー26にロー
ディングされると、テンションレバー27は前記テンシ
ョンバネ30によって、図中反時計方向に回動し、テン
ションポスト28によって、磁気テープに所定の張力を
与えるものである。
【0011】前記供給リール台12の外周には、前記テ
ンションレバー27に一端が固定され、他端は前記ベー
スシャーシ11に固定されたバンドブレーキ31が巻回
されている。このバンドブレーキ31は、前記テンショ
ンレバー27の揺動により、前記供給リール台12に対
して、所定の制動を与えるものである。
【0012】前記供給リール台12に嵌合されたテープ
カセットの供給リールから前記供給リール台側スライダ
ー18によってローディングされ、前記テンションレバ
ー27の図中反時計方向の揺動により張力が与えられた
磁気テープの走行経路上には、固定磁気ヘッド32とガ
イドポスト33が配置されている。
【0013】この固定磁気ヘッド32は、磁気テープの
記録面に記録されている信号を消去するためのヘッド
で、前記ガイドポスト33は、前記固定磁気ヘッド32
に磁気テープの記録面が接触摺動する角度を規制するも
のである。
【0014】前記シリンダー26を摺動し、かつ前記巻
取リール台側スライダー21のシフトポスト23とガイ
ドローラ22によって走行案内され、前記巻取リール台
13に嵌合されたテープカセットの巻取リールに巻き取
られる磁気テープの走行経路には、音声ヘッド(ただ
し、コントロールヘッドを含む)34、キャプスタン3
5、及びピンチローラ36が配置されている。前記音声
ヘッド34は、音声信号及びコントロール信号の記録再
生ヘッドである。前記キャプスタン35は、前記キャプ
スタンモータ15によって回動する。前記ピンチローラ
36は、ピンチレバー37に軸止されており、前記キャ
プスタン35に対して揺動するようになっており、キャ
プスタン35とピンチローラ36との間に磁気テープを
挟持し、前記キャプスタンモータ15から伝達された回
転駆動によって、磁気テープを巻取リール側に走行駆動
させるものである。なお、前記ピンチレバー37は、前
記ビデオ機器の操作モードによって、各種歯車及びレバ
ーによって、揺動するようになっている。
【0015】このような構成のビデオ機器の機械的機構
において、図4に示した状態で図示していないテープカ
セットを前記供給リール台12と巻取リール台13に装
填嵌合させると、前記供給リール台側スライダー18、
巻取リール台側スライダー21、テンションレバー2
7、及びピンチレバー37がそれぞれ揺動して、図5に
示す状態となり、図示していない磁気テープが所定走行
経路にローディングされて、記録又は再生動作が行われ
る。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】従来のビデオ機器にお
いて、前記供給リール台側スライダー18、巻取リール
台側スライダー21、テンションレバー27、及びピン
チレバー37をそれぞれ揺動させて、図5に示す状態と
し、図示していない磁気テープが所定の走行経路にロー
ディングさせた際に、前記テンションレバー27のテン
ションポスト28で張力が与えられ、かつ、固定磁気ヘ
ッド32に案内された磁気テープは、ガイドポスト33
を介して、固定磁気ヘッド32に所定の角度で摺動接触
させる。
【0017】このため、前記磁気テープがローディング
後の前記テンションレバー27のテンションポスト28
と前記供給リール台12の相対関係位置を所定の関係と
なるように組み立てられるが、例えば、供給リール台1
2の固定位置や外形寸法、及びテンションレバー27や
テンションポスト28の取付位置や外形寸法ならびにテ
ンションバネ30の付勢力などの製造誤差及び組立誤差
により、所定の位置関係に設定できない場合がある。
【0018】この場合、前記テンションレバー27に一
端が固定され、前記供給リール台12の外周に巻回さ
れ、他端がベースシャーシ11に固定されたバンドブレ
ーキ31の取付位置調整によって補正調整している。具
体的には、前記ベースシャーシ11、又は前記テンショ
ンレバー27に固定された前記バンドブレーキ31のい
ずれかの端部の取付固定位置を調整して、前記テンショ
ンポスト28と前記供給リール台12の中心軸の相対位
置を調整している。
【0019】しかしながら、固定磁気ヘッド32とガイ
ドポスト33との取付位置関係に誤差か生じると、前記
供給リール台12とテンションポスト28の相対位置調
整を正しく行っても前記固定磁気ヘッド32に供給され
る磁気テープの供給角度が正しく設定できない課題があ
る。
【0020】具体的には、図6に示すように、固定磁気
ヘッド32に対して、ガイドポスト33が図中点線で示
す33’又は33”の位置にずれてベースシャーシ11
に取付固定されると、磁気テープ1は、前記固定磁気ヘ
ッド32への供給角度が変化する。
【0021】これにより、前記固定磁気ヘッド32のテ
ープ接触面に磁気テープ1が正しく接触せず記録面の消
去性能が低下し、磁気テープ1に記録されていた各種信
号が完全に消去できない課題があった。
【0022】また、消去ヘッド効率を維持するために
は、前記固定磁気ヘッド32とガイドポスト33の取付
けを慎重に行う必要があり、取付け作業が煩雑となる課
題があった。
【0023】本発明は、前述の課題に鑑み、前記固定磁
気ヘッドと、この固定磁気ヘッドに磁気テープを案内す
るガイドポストとの位置関係を簡易に設定できる磁気記
録再生機器の固定磁気ヘッド装置を提供することを目的
とする。
【0024】
【課題を解決するための手段】本発明の磁気記録再生機
器の固定磁気ヘッド装置は、磁気テープの走行経路に、
当該磁気テープと接触するように固定される磁気ヘッド
装置であって、 前記磁気テープがその全幅に亘って接
触する接触面が前記磁気テープ走行方向に所定の曲面に
形成されたコア部と、 前記コア部の前記接触する磁気
テープの幅方向の両端部を保持するコア部保持部と、前
記コア部保持部に一体的に設けられ、前記コア部と所定
距離離れた位置に前記磁気テープの全幅と接触するガイ
ドポストを保持するガイドポスト保持部と、を具備した
ことを特徴とする。
【0025】本発明の磁気記録再生機器の固定磁気ヘッ
ド装置は、前記ガイドポスト保持部が、前記ガイドポス
トの両端を挟持する弾性を有したフック部を備えること
を特徴とする。
【0026】本発明の磁気記録再生機器の固定磁気ヘッ
ド装置は、前記ガイドポストが前記フック部によって前
記ガイドポスト保持部に脱自在に取り付けられることを
特徴とする。
【0027】本発明により、固定磁気ヘッドに案内供給
される磁気テープのガイドポストは、所定の位置関係で
固定磁気ヘッドと一体的に形成されるために、前記ガイ
ドポストから固定磁気ヘッドへの磁気テープの供給角度
が固定化され、ガイドポストの取付誤差による固定磁気
ヘッドによる消去効率の低下を防ぐことができるととも
に、ガイドポストの取付作業の繁雑性が解消できる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について詳細に説明する。図1は本発明に係る
磁気記録再生機器の固定磁気ヘッド装置の一実施形態の
構成を示す斜視図で、図2は本発明に係る磁気記録再生
機器の固定磁気ヘッドの動作を説明する説明図で、図3
は本発明に係わる磁気記録再生機器の機械的機構を示す
正面図である。
【0029】最初に図3を用いて本発明に係る磁気記録
再生機器の機械的機構を説明する。なお、図4及び図5
と同一部分は同一符号を付して詳細説明は省略する。
【0030】本発明のビデオ機器のベースシャーシ11
の正面に配置されているテンションレバー27は、全体
形状が略くの字状に形成され、前記供給リール台側スラ
イダー18に設けられたガイドローラ19とシフトポス
ト20の近傍に位置する。前記テンションレバー27の
先端部には、テンションポスト28が植設されており、
このテンションレバー27の他端には、テンションレバ
ー軸29で前記ベースシャーシ11に回転自在に固定さ
れている。かつ、テンションレバー27に一端が固定さ
れ、他端が前記ベースシャーシ11に固定されたテンシ
ョンバネ30でテンションレバー27は、図中反時計方
向に付勢されている。さらに、前記供給リール台12に
は、前記テンションレバー27の揺動によって、制動力
が与えられる後述するバンドブレーキ51が設けられて
いる。
【0031】前記ローディングモータ38の回転駆動に
より図示していないスライダーカムが揺動し、前記供給
リール台側スライダー18及び巻取リール台側スライダ
ー21で前記テープカセットから引き出された磁気テー
プは、前記シリンダー26の外周に巻き付けられ、か
つ、前記音声ヘッド34、キャプスタン35を介して、
ローディングされる。この磁気テープのローディング時
に、前記テンションレバー27が前記供給リール台側ス
ライダー18の揺動により、図中反時計方向に揺動し
て、前記磁気テープに所定の張力を与えると共に、ベー
スシャーシ11に取り付けされた前記固定磁気ヘッド装
置52に摺動接触するように案内される。
【0032】つまり、前記テープカセットの供給リール
から供給される磁気テープは、前記供給リール台側スラ
イダー18で前記シリンダー26に案内供給される過程
で、前記テンションレバー27の揺動により、前記固定
磁気ヘッド装置52に直接案内され、前記ビデオ機器の
操作モードが記録時には、前記磁気テープの記録面全域
について、記録信号の消去を行う。
【0033】次に、この固定磁気ヘッド装置52の構成
について図1を用いて説明する。符号61は、固定磁気
ヘッドで、磁気テープの全幅に対して消去磁界を与える
ものである。この固定磁気ヘッド61は、磁気テープと
接触する接触面(コア部)の上下端を保持する円弧部6
2a,62bと、前記固定磁気ヘッド61の側面を保持
する側面部63a、63bからなるヘッド保持部64
と、このヘッド保持部64を前記ベースシャーシ11に
取付固定する端子部65と、固定ガイド軸70から構成
されている。
【0034】このヘッド保持部64は、図中上方から見
た全体形状は、前記固定磁気ヘッド61と相似の略U字
形状に形成され、前記円弧部62a,62bと側面部6
3a,63bの内面に図中上方から固定磁気ヘッド61
が装填され、固定磁気ヘッド61のテープ接触面の上端
は、円弧部62aの内側に嵌合し、下端は円弧部62b
の内側に嵌合する。
【0035】固定磁気ヘッド61の磁気テープに対して
消去磁界を与える接触面は、前記円弧部62aと62b
との間に露出される。
【0036】なお、前記円弧部62bの底面には、図示
していないが、前記固定磁気ヘッド61の下面が収納配
置される底面部が設けられている。さらに、前記ヘッド
保持材64の側面部63a,63bの間には、前記固定
磁気ヘッド61を後面から前記円弧部62a,62b側
に押圧するための図示していない弾性部材が設けられて
いる。
【0037】前記円弧部62a,62b及び側面部63
a,63bの内部に前記固定磁気ヘッド61が装填され
ると、前記固定磁気ヘッド61を図中下方向に押圧する
抑え片66を前記上側円弧部62aの近傍の側面部63
a,63bの内側に装着して、固定磁気ヘッド61を取
付固定する。
【0038】前記端子部65は、前記ヘッド保持部64
の下側の円弧部62bと側面部63a,63bから延出
された矩形状の基台が形成され、ベースシャーシ11に
穿設された固定孔に取付固定する鍔部67a,67b
と、電気回路を搭載した図示していない回路基板に取付
固定される脚部68a,68bが設けられている。
【0039】前記端子部65には、前記固定磁気ヘッド
61の図示していないコイルに接続された電気端子69
a,69bが埋設され、その電気端子69a,69b
は、前記脚部68aと68bの間から延在させて、前記
回路基板の消去ヘッド駆動制御回路に接続されるように
なっている。
【0040】前記ヘッド保持部64の側面部63aに
は、前記磁気テープを前記固定磁気ヘッド61に案内す
るための円柱状の固定ガイド軸70が設けられている。
この固定ガイド軸70の両端部を挟持固定するために、
前記側面部63aの外側から延在させた略L字形状の一
対の固定部71a,71bが形成されている。さらに、
この一対の固定部71a,71bで挟持固定された前記
固定ガイド軸70を押圧保持させる弾性片72a,72
bが前記側面部63aから延出されている。この弾性片
72a,72bの先端には、突起72a’,72b’が
形成されており、前記固定ガイド軸70を前記固定部7
1a,71bに収納した際に、前記弾性片72a,72
bと突起72a’,72b’によって保持する。
【0041】つまり、前記固定ガイド軸70は、前記弾
性片72a,72bの先端側から前記突起72a’,7
2b’の弾性に抗して、前記固定部71a,71bに装
填し、前記弾性片72a,72bと突起72a’,72
b’によって強固に保持される。
【0042】このような構成の固定磁気ヘッド装置52
を用いた場合の磁気テープの走行動作について、図2を
用いて説明する。前記テンションポスト28で磁気テー
プ1を固定磁気ヘッド装置52に接触摺動するようにロ
ーディングして、前記磁気テープ1に記録されている記
録信号を消去するモードにおいて、前記テンションポス
ト28から前記固定磁気ヘッド装置52の固定ガイド軸
70を経て固定磁気ヘッド61のテープ接触面に磁気テ
ープ1を走行させた際に、前記テンションポスト28が
図中点線で示すテンションポスト28’の位置に変化し
た場合、前記テンションポスト28又は28’から前記
固定ガイド軸70に供給される磁気テープ1の供給角は
変化するが、固定ガイド軸70から前記固定磁気ヘッド
61のテープ接触面に供給される磁気テープの供給角度
は変化しない。
【0043】このため、常時磁気テープ1は、固定磁気
ヘッド61の所定のテープ接触面を走行可能となり、磁
気テープ1の磁性面に記録されている記録信号を確実に
消去可能となる。
【0044】以上説明したように、本発明の磁気記録再
生機器の固定磁気ヘッド装置52は、固定磁気ヘッド6
1のテープ接触面の上下端と側面を固定保持するヘッド
保持部64と、前記磁気テープ1がテンションポスト2
8から供給されるヘッド保持部64の側面に固定ガイド
軸70を一対のL字状の固定部71a,71bと、この
固定部71a,71bに挟持挿着された前記固定ガイド
軸70を弾性的に固定する弾性片72a,72bで固定
すると共に、前記ヘッド保持部64の下側に前記固定磁
気ヘッド61を電気回路に接続する端子69a,69b
を埋設し、かつ、前記ヘッド保持部64をベースシャー
シ11などに取付固定する端子部65からなり、前記ヘ
ッド保持部64、固定部71a,71b、弾性片72
a,72b、及び端子部65を一体に形成したものであ
る。
【0045】これにより、前記固定磁気ヘッド61に供
給する磁気テープ1の供給角度又は前記固定磁気ヘッド
61のテープ接触面への磁気テープの接触範囲が一定と
なり、固定磁気ヘッド61による磁気テープ1に記録さ
れている記録信号の消去効率が向上し、かつ、端子部6
4をベースシャーシ11に鍔部67a,67bを用いて
取付固定し、さらに、電気的に接続するのみで、簡易な
作業が可能となる。
【0046】
【発明の効果】本発明の磁気記録再生機器の固定磁気ヘ
ッド装置をベースシャーシの所定の位置に取付固定する
ことで、固定磁気ヘッドに供給される磁気テープの供給
角度と前記固定磁気ヘッドのテープ接触面に接触する磁
気テープの範囲の設定が容易となり、磁気テープの記録
層の記録信号の消去効率が向上する効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る磁気記録再生機器の固定磁気ヘッ
ド装置の一実施形態の全体構成を示す斜視図。
【図2】本発明に係る固定磁気ヘッド装置の動作を説明
する説明図。
【図3】本発明に係る固定磁気ヘッド装置を用いて磁気
記録再生機器の機械的機構を示す説明図。
【図4】従来の磁気記録再生機器のテープローディング
前の機械的機構を示す正面図。
【図5】従来の磁気記録再生機器のテープローディング
後の機械的機構を示す正面図。
【図6】従来の磁気記録再生機器の課題を説明する説明
図。
【符号の説明】
11…ベースシャーシ 12…供給リール台 13…巻取リール台 27…テンションレバー 28…テンションポスト 29…テンションレバー軸 30…テンションバネ 52…固定磁気ヘッド装置 61…固定磁気ヘッド 62…円弧部 63…側面部 64…端子部 65…ヘッド保持部 66…ヘッド押圧片 67…鍔部 68…脚部 69…端子 70…固定ガイド軸 71…固定部 72…弾性片

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気テープの走行経路に、当該磁気テー
    プと接触するように固定される磁気ヘッド装置であっ
    て、前記磁気テープがその全幅に亘って接触する接触面
    が前記磁気テープ走行方向に所定の曲面に形成されたコ
    ア部と、 前記コア部の前記接触する磁気テープの幅方向の両端部
    を保持するコア部保持部と、 前記コア部保持部に一体的に設けられ、前記コア部と所
    定距離離れた位置に前記磁気テープの全幅と接触するガ
    イドポストを保持するガイドポスト保持部と、を具備し
    たことを特徴とする磁気記録再生機器の固定磁気ヘッド
    装置。
  2. 【請求項2】 前記ガイドポスト保持部は、前記ガイド
    ポストの両端を挟持する弾性を有したフック部を備える
    ことを特徴とする請求項1に記載の磁気記録再生機器の
    固定磁気ヘッド装置。
  3. 【請求項3】 前記ガイドポストは前記フック部によっ
    て前記ガイドポスト保持部に脱自在に取り付けられるこ
    とを特徴とする請求項2に記載の磁気記録再生機器の固
    定磁気ヘッド装置。
JP2000290926A 2000-09-25 2000-09-25 磁気記録再生機器の磁気ヘッド装置 Pending JP2002100086A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000290926A JP2002100086A (ja) 2000-09-25 2000-09-25 磁気記録再生機器の磁気ヘッド装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000290926A JP2002100086A (ja) 2000-09-25 2000-09-25 磁気記録再生機器の磁気ヘッド装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002100086A true JP2002100086A (ja) 2002-04-05

Family

ID=18774083

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000290926A Pending JP2002100086A (ja) 2000-09-25 2000-09-25 磁気記録再生機器の磁気ヘッド装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002100086A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2727665B2 (ja) テーププレーヤ
JP2993522B2 (ja) テープ・テンション調節装置及び記録再生装置
US5910866A (en) Device for connecting signals to a tape reproducing apparatus in which a signal transmitting head is biased to abut a magnetic head of a tape reproducing apparatus
US3777073A (en) Tape cassette adapter having drive means without a flywheel
JP2002100086A (ja) 磁気記録再生機器の磁気ヘッド装置
KR100420853B1 (ko) 자기 기록 재생 장치
KR200210796Y1 (ko) 자기기록재생기의 공급측 폴 베이스 안착장치
JP2002100085A (ja) 磁気記録再生装置
JPH0722748Y2 (ja) ビデオカセットテープのテープローディング装置
US5737143A (en) Apparatus for movably mounting a full erase head for use in a video cassette recorder
JP3218609B2 (ja) テーププレーヤ
JPH0437311Y2 (ja)
JPH0337146Y2 (ja)
JPS5912787Y2 (ja) テ−プレコ−ダ
JP3211560B2 (ja) テープ記録再生装置
JPH0430680Y2 (ja)
JPH06103564B2 (ja) カセツトテ−プ式磁気記録再生装置
JPS61151862A (ja) 回転ヘツド型磁気記録再生装置
JP2001335209A (ja) テープ走行装置におけるテープ張力付与装置
JPS5894174A (ja) テ−プカセツト
KR20050055471A (ko) 자기 기록/재생장치의 데크메커니즘
JP2001331989A (ja) 記録再生装置
JPS63113843A (ja) 磁気記録及び/又は再生装置
JPS60109091A (ja) 磁気ディスク装置
JPS586220B2 (ja) カセツト