JP2002099941A - 紙幣処理装置 - Google Patents

紙幣処理装置

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JP2002099941A JP2000345842A JP2000345842A JP2002099941A JP 2002099941 A JP2002099941 A JP 2002099941A JP 2000345842 A JP2000345842 A JP 2000345842A JP 2000345842 A JP2000345842 A JP 2000345842A JP 2002099941 A JP2002099941 A JP 2002099941A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 紙幣収納部への紙幣の取込み及び紙幣収納部
からの紙幣の繰出しが可能な紙幣処理装置を提供する。 【解決手段】 複数枚の紙幣を集積状態で収納する紙幣
収納部31,41と、搬送機構32,42とを備えると
ともに、これらの間に取込み繰出し機構34,44が設
けられている。この取込み繰出し機構34,44は、送
りベルト342,442と、この送りベルト342,4
42の搬送機構側の端部に配置されたフィードローラ3
40,440と、このフィードローラ340,440の
上方に配置されたストップローラ343,443と、こ
のストップローラ343,443よりも紙幣収納部3
1,41側の位置で送りベルト342,442の上方に
配置された分離ローラ344,444とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、紙幣収納部への紙
幣の取込み及び紙幣収納部からの紙幣の繰出しが可能な
紙幣処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、自動販売機、遊技場での遊技媒体
貸出機、券売機、両替機等の各種用途に用いられる紙幣
処理装置として、紙幣の挿入部及び払出部を有する本体
の内部に、紙幣を集積状態で収納する紙幣収納部を備
え、上記挿入部から挿入された紙幣を紙幣収納部に収納
し得るとともに、紙幣収納部から紙幣を繰出して払出部
から払い出し得るようにした紙幣処理装置は種々知られ
ている。
【0003】例えば特開平11−175804号公報に
示される装置では、紙幣挿入口及び紙幣払出口を備えた
本体の内部に五千円札用、一万円札用及び千円札用の3
つの金庫(紙幣収納部)が設けられ、紙幣挿入口から挿
入された紙幣が金種の識別手段及び紙幣搬送路等を介し
て選択的にいずれかの金庫に送り込まれるように構成さ
れるとともに、千円札については金庫からの繰出しも可
能なように、千円札用金庫には紙幣の取込み繰出し機構
が設けられている。
【0004】この取込み繰出し機構は、繰出しローラ
と、この繰出しローラの外方に位置する一対の分離ロー
ラと、金庫内で紙幣を集積して載置する載置板と、この
載置板を押し上げて載置板上の紙幣を繰出しローラに押
し付ける昇降機構等で構成されている。そして、金庫へ
の紙幣収納時には、上記載置板が下降した状態で紙幣が
紙幣搬送路から金庫内に送り込まれ、一方、金庫からの
紙幣繰出し時は、載置板が押し上げられて載置板上の紙
幣が繰出しローラに押し付けられつつ繰出しローラが回
転駆動されることで紙幣が繰出され、かつ、上記一対の
分離ローラを通過するときに重なった紙幣が分離され
て、1枚ずつ紙幣搬送路に送り出されるようになってい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記公報に示された従
来の装置における取込み繰出し機構の構造によると、金
庫からの紙幣繰出し時に、繰出しローラは下方から押し
付けられた集積状態の紙幣を繰出し方向に送るだけで積
極的に紙幣を分離するような作用はなく、紙幣の分離は
専ら一対の分離ローラだけで行われることとなるが、こ
のような一対の分離ローラによる1段階の分離作用だけ
では重なった紙幣を分離しきれない場合があり、2,3
枚の紙幣が重なったまま繰出される重券繰出しを完全に
防止することが困難である。また、金庫への紙幣収納時
には、紙幣搬送路から投入された紙幣が金庫内で不揃い
になり易いといった問題もあった。
【0006】本発明はこのような点に鑑み、紙幣収納部
への紙幣の取込みを安定良く確実に行うことができると
ともに、紙幣収納部からの紙幣繰出し時に紙幣の分離作
用を高めて、重券繰出しを確実に防止することができる
紙幣処理装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の紙幣処理装置
は、紙幣挿入部及び紙幣払出部を有するケーシングの内
部に、紙幣を集積状態で収納する紙幣収納部と、紙幣挿
入部側から紙幣収納部側への紙幣搬送及び紙幣収納部側
から紙幣払出部側への紙幣搬送を行う搬送機構とが設け
られるとともに、この搬送機構と上記紙幣収納部との間
に、搬送機構から紙幣収納部への紙幣の取込み及び紙幣
収納部から搬送機構への紙幣の繰出しを行う取込み繰出
し機構が設けられ、この取込み繰出し機構は、搬送機構
に対応する位置と紙幣収納部の内部とにわたって配置さ
れた送りベルトと、この送りベルトの搬送機構側の端部
に配置されたフィードローラと、このフィードローラに
近接してその上方に配置された第1の紙幣通過規制ロー
ラと、この第1の紙幣通過規制ローラよりも紙幣収納部
側の位置で上記送りベルトに近接してその上方に配置さ
れた第2の紙幣通過規制ローラとを備え、紙幣取込み時
には搬送機構から導かれる紙幣を上記フィードローラと
第1の紙幣通過規制ローラとの間及び上記送りベルトと
第2の紙幣通過規制ローラとの間を通して紙幣収納部の
内部に送り、紙幣繰出し時は送りベルト上の集積状態の
紙幣を上記第2の紙幣通過規制ローラで一次分離してか
ら上記フィードローラと第1の紙幣通過規制ローラとの
間を通して1枚ずつ繰出すように構成したものである。
【0008】この構成によると、紙幣取込み時には搬送
機構から導かれる紙幣が送りベルトに沿ってスムーズ
に、かつ確実に紙幣収納部内の一定位置に取込まれる。
また、紙幣繰出し時には、送りベルトと第2の紙幣通過
規制ローラとの間を通過するときに一次分離されてか
ら、さらにフィードローラと第1の紙幣通過規制ローラ
との間を通過するときに分離され、このような2段階の
分離作用により、2枚以上の紙幣が重なって繰出される
ことが確実に防止される。
【0009】この発明において、上記送りベルト及びフ
ィードローラは駆動手段により紙幣取込み時と紙幣繰出
し時とに応じて正逆駆動可能とされ、第1、第2の紙幣
通過規制ローラは紙幣取込み時に紙幣取込み方向に回転
する一方、紙幣繰出し時には停止するように構成されて
いることが好ましい。
【0010】このようにすると、紙幣繰出し時に各紙幣
通過規制ローラによる分離作用が高められる。
【0011】また、上記ケーシングの内部に紙幣収納部
が上下複数段に配置され、この複数段の紙幣収納部の各
一端部に上記取込み繰出し機構が配設されるとともに、
その外方に紙幣搬送経路が上下方向に延びるように搬送
機構が配置されていることが好ましい。
【0012】このようにすると、紙幣収納部、取込み繰
出し機構及び紙幣搬送経路をコンパクトにレイアウトす
ることが可能となる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施形態を説明する。
【0014】図1及び図2は本発明の1実施形態による
紙幣処理装置の全体構造を示している。これらの図にお
いて、1は紙幣処理装置のケーシングであり、前面側が
開口した箱状のケーシング本体11と、このケーシング
本体11の前面を塞ぐ扉12とを備え、後記各ユニット
を収容可能とする所定の大きさの箱状に形成されてい
る。ケーシング1前面の扉12の上部には、紙幣挿入用
の開口14及び払出用の開口15が配設されている。
【0015】ケーシング1の内部には、紙幣を集積状態
で収納する紙幣収納部が設けられるとともに、紙幣挿入
部側から紙幣収納部側への紙幣搬送及び紙幣収納部側か
ら紙幣払出部側への紙幣搬送を行う搬送機構が設けら
れ、搬送機構と紙幣収納部との間に取込み繰出し機構が
設けられている。さらに、識別装置を有する紙幣導入機
構、紙幣導出機構、リジェクト室、各種駆動手段等がケ
ーシング1の内部に配備されている。
【0016】当実施形態では、上下複数段の紙幣収納部
を備え、これらの収納部の各一端部(後部)に取込み繰
出し機構が設けられるとともに、その外方(後方)に、
紙幣搬送経路が上下方向に延びるように搬送機構が配置
されることにより、これらがコンパクトにレイアウトさ
れている。また、紙幣収納部の増設、減少等の変更を容
易にするため、内部の機構や部材がモジュール化されて
いる。
【0017】すなわち、上記ケーシング1の内部には、
最上部に位置する入出金用ユニット2と、最下部に位置
するベースユニット3と、これらのユニット2、3の間
に位置する一乃至複数段(図示の例では3段)の中間部
ユニット4A〜4Cとが配備され、上記ベースユニット
3及び各中間部ユニット4A〜4Cに紙幣収納部31,
41が設けられている。さらに必要に応じ、いずれか1
つもしくは複数の中間部ユニットの上方に紙幣収納スペ
ース増量のための補助ユニット5が配置され、図示の例
では中間部ユニット4Aの上に補助ユニット5が配置さ
れている。
【0018】上記入出金用、ベース及び中間部の各ユニ
ット2,3,4A〜4Cは、相互に分離可能で、かつ、
それぞれケーシング1に対して着脱可能となっている。
そして、各ユニット2,3,4A〜4Cの一側部に設け
られた被支持部17が、ケーシング1の一側部に設けら
れたスライドガイド16に、前後方向に摺動可能に結合
されることにより、ケーシング1に対して各ユニット
2,3,4A〜4Cが個別に前方へ引出し可能な状態で
片持ち状態に支持されている。
【0019】上記各ユニット2,3,4A〜4Cの具体
的構造を次に説明する。
【0020】入出金用ユニット2は、挿入口20a及び
払出口20bを備えたフレーム20内に、上記挿入口2
0aから紙幣を導入する紙幣導入機構21と、上記払出
口20bへ紙幣を導出する紙幣導出機構23と、搬送機
構29とを配備しており、挿入口20a及び払出口20
bがケーシング1の開口14,15から突出する状態で
ケーシング1内の上部に収容されている。
【0021】上記紙幣導入機構21は、挿入口20aの
近傍に紙幣の真贋及び金種を識別する識別装置22を有
するとともに、挿入口20aから識別装置22を介して
取込んだ紙幣をユニット2の後方部下方向へ向かわせる
ように案内する紙幣導入路210を有し、さらに紙幣導
入路210の上流側及び下流側に配置された送りローラ
211,212,紙幣導入路210の途中に配設された
ガイドローラ213等を備えている。ローラ211,2
12,213は、モータ214によりベルト等の伝動機
構215を介して駆動される。
【0022】紙幣導出機構23は、出金指令に応じて紙
幣を払出口20bに払出す機構と、不正紙幣等をリジェ
クトする機構とを含んでおり、払出口20bに対応する
高さ位置に配置した払出しリジェクト用送りベルト装置
24と、このベルト装置24の上方のスペースで構成さ
れる一時貯留部25と、この一時貯留部25に紙幣を導
く案内装置26と、紙幣をベルト装置24上の一時貯留
部25に堆積させるためのプッシャー装置27と、上記
ベルト装置24の下方のスペースに形成されたリジェク
ト室28とを備えている。
【0023】そして、払出しリジェクトモータ247に
より図外の伝動手段を介して上記ベルト装置24が正逆
転可能に駆動され、正転方向に駆動されたときはベルト
装置24の上の一時保留紙幣が前方の払出口20bへ向
けて送られ、逆転方向に駆動されたときは一時保留紙幣
が後方の補助ベルト246に沿ってリジェクト室28へ
送られるようになっている。なお、リジェクト室28の
前面は錠付の扉280によって開放可能とされている。
【0024】上記一時保留部25と払出口20bとの間
には、ソレノイド式のアクチュエータ(図示せず)によ
り開閉作動されるシャッター251が設けられている。
【0025】上記案内装置26は、ベルト装置24の上
方に位置する紙幣仮保持枠263と上記搬送機構29と
の間に配設された一対のニップロール260及び送りベ
ルト262等で構成されている。また、プッシャー装置
27は、ベルト装置24の上方に、ベルト装置24に対
向するように配置されたプッシャー部材270と、この
プッシャー部材270を所定の上昇位置とベルト装置2
4に近接する下降位置とにわたって昇降可能に吊持する
パンタグラフ式の昇降手段271と、この昇降手段27
1を駆動する手段とを備えている。
【0026】そして、紙幣の払出し時又はリジェクト時
に、搬送機構29から導かれる紙幣が送りベルト262
及びニップロール260により紙幣仮保持枠263へ送
られるとともに、プッシャー部材270の昇降動作によ
り、紙幣仮保持枠263から紙幣がベルト装置24上に
落とされて一時保留されるようになっている。
【0027】搬送機構29は、紙幣導入路210の下流
端に対応する位置から入出金用ユニット2の下端までに
わたる範囲で紙幣の搬送を行うもので、上部の一対の搬
送ローラ291と、下部の一対の搬送ローラ292と、
これらの間に配置されたガイド板等で構成されている。
そして、一対のローラ同士がギヤ(図示せず)を介して
互いに連動するとともに、上部及び下部の各一方の搬送
ローラ291,292のローラ軸に設けられプーリ(図
示せず)の間に伝動用ベルト(図示せず)が巻き掛けら
れることにより、上下のローラ291,292が互いに
連動するようになっている。
【0028】さらに、搬送機構29の上端部には、紙幣
移動経路を切り替えるための切替手段295が設けられ
ている。この切替手段295は、ソレノイド式のアクチ
ュエータにより駆動されるフラッパを備え、入金時に搬
送機構29に対して紙幣導入路210を開く状態と、出
金時やリジェクト時に紙幣導入路210を遮蔽して、搬
送機構29で逆送される紙幣を紙幣導出機構23側に導
く状態とに切り替え可能となっている。
【0029】一方、ベースユニット3と各中間部ユニッ
ト4A〜4Cには、図3にも示すように、紙幣収納部3
1,41と、この紙幣収納部31,41の後方において
上下方向に紙幣の搬送を行う搬送機構32,42と、搬
送機構32,42と紙幣収納部31,41との間で紙幣
の取込み、繰出しを行う取込み繰出し機構34,44
と、紙幣収納部31,41において紙幣の集積を行う紙
幣集積機構35,45とが設けられている。さらにベー
スユニット3には、搬送機構32,42の駆動源である
搬送モータ33と、紙幣集積機構35,45を駆動する
駆動機構36とが設けられている。なお、補助ユニット
5には、その下方に位置するユニット4Aの紙幣収納部
41に通じる収納スペース増量部51が形成されるとと
もに、その後方に搬送機構52が設けられている(図1
参照)。
【0030】上記ベースユニット3の紙幣収納部31と
上記各中間部ユニット4A〜4Cの紙幣収納部41とは
同じ構造であって、それぞれ、両側板、底板及び前面側
の扉310,410等で構成され、内部に紙幣を集積状
態で収納し得るスペースを有するように形成されてい
る。上記扉310,410には錠311,411が設け
られている。紙幣収納部31,41内には、所定高さ位
置に紙幣支持テーブル312,412が設けられてい
る。
【0031】ベースユニット3の搬送機構32は、紙幣
収納部31の後方上部に配置された一対の搬送ローラ3
20,321を備えている。この一対のうちの一方の搬
送ローラ320は、図4に示す搬送ローラ軸320aの
アセンブリに組込まれ、他方の搬送ローラ321は、図
5に示す搬送ローラ軸321a及び後記ストップローラ
軸343aを含むアセンブリに組込まれている。これら
の図に示すように、軸受320b,321bを介してユ
ニットの枠部に回転自在に支承される搬送ローラ軸32
0a,321aには、上記搬送ローラ320,321が
設けられるとともに、互いに噛合するギヤ322,32
3が設けられ、さらに一方の搬送ローラ軸320aには
プーリ324が設けられて、搬送モータ33の出力軸に
設けられたプーリ330に伝動用ベルト326を介して
連結されることにより、モータ33の駆動力が両搬送ロ
ーラ320,321に伝達されるようになっている(図
3参照)。
【0032】さらにギヤ322には、上段側のユニット
4Cに駆動力を伝達するための中間ギヤ327が噛合し
ている(図3参照)。この中間ギヤ327はユニット3
の上端部に位置している。また、他方の搬送ローラ軸3
21aには、ストップローラ軸343aへベルト329
を介して駆動力を伝達するためのプーリ321cが設け
られている(図5参照)。
【0033】各中間部ユニット4A〜4Cの搬送機構4
2は、図3中に示すように、紙幣収納部41の後方に配
設された上部の一対の搬送ローラ420,421と、下
部の一対の搬送ローラ430,431とを備えている。
上部の搬送ローラ420,421の組付け部分はベース
ユニット3の搬送ローラ320,321の組付け部分と
同様に図4及び図5のようになっている。すなわち、ユ
ニットの枠部に回転自在に支承される搬送ローラ軸42
0a,421aに搬送ローラ420,421と互いに噛
合するギヤ422,423とが設けられるとともに、一
方の搬送ローラ軸420aにはプーリ424が設けら
れ、他方の搬送ローラ軸421aにはストップローラ軸
443aへベルト429を介して駆動力を伝達するため
のプーリ421cが設けられている。
【0034】また、下部の一対の搬送ローラ430,4
31を支承する搬送ローラ軸には互いに噛合するギヤ
(図示せず)が設けられ、さらに一方の搬送ローラ軸に
プーリ432が設けられている(図3参照)。そして、
このプーリ432と上部の搬送ローラ軸420aに設け
られたプーリ424との間に伝動用ベルト426が巻き
掛けられることにより、下部の搬送ローラ430,43
1と上部のローラ420,421が互いに連動するよう
になっている。さらに、上部の一方の搬送ローラ軸42
0aに設けられたギヤ422に噛合する中間伝動ギヤ4
27がユニット上端に配置される一方、下部の一方の搬
送ローラ軸に設けられたギヤ432が下段側のユニット
に設けられた中間伝動ギヤ327又は427に噛合する
ことにより、当該ユニットの搬送機構42に下段側のユ
ニットから駆動力が伝達されるようになっている。
【0035】ベースユニット3の取込み繰出し機構34
と各中間部ユニット4A〜4Cの取込み繰出し機構44
とは同じ構造であって、図3中に示すように、紙幣収納
部の後方に位置するフィードローラ340,440と、
紙幣収納部内に位置する繰出しローラ341,441
と、これらのローラの間に配設された送りベルト34
2,442と、フィードローラ340,440に近接し
てその上方に配置された第1の紙幣通過規制ローラであ
るストップローラ343,443と、ストップローラ3
43,443よりも紙幣収納部側の位置で上記送りベル
ト342,442に近接してその上方に配置された第2
の紙幣通過規制ローラである分離ローラ344,444
とを備えている。
【0036】上記フィードローラ340,440は各ユ
ニット3,4A〜4Cに設けられた正逆回転可能な繰出
しモータ345,445にギヤ等を介して連結されてお
り、繰出しモータ345,445の所定方向の回転又は
逆方向の回転により、フィードローラ340,440及
びこれに従動する送りベルト342,442、繰出しロ
ーラ341,441が紙幣取込み方向又は紙幣繰出し方
向に駆動されるようになっている。
【0037】すなわち、図6に示すように、ユニットの
枠部に回転自在に支持されるフィードローラ軸340
a,440a及び繰出しローラ軸341a,441a
に、上記フィードローラ340,440及び繰出しロー
ラ341,441がそれぞれ設けられるとともに、送り
ベルト342,442を巻き掛けるプーリ340b,4
40b及び同341b,441bが設けられ、さらにフ
ィードローラ軸340a,440aにギヤ340c,4
40cが設けられている。そして、このギヤ340c,
440cが、後記ストップローラ軸343a,443a
に設けられた中間ギヤ343e,443e及び図12中
に示す中間ギヤ346,446を介して繰出しモータ3
45,445に連結されている。
【0038】上記ストップローラ343,443は、入
金時には搬送ローラ320,420の回転に伴って紙幣
取込み方向に回転し、出金時には停止状態に保たれるよ
うになっている。すなわち、図5に示すように、ストッ
プローラ軸343a,443aに所定間隔おきに複数の
ストップローラ343,443が設けられるとともに、
搬送ローラ軸321a,421aのプーリ321c,4
21cにベルト329,429を介して連動するプーリ
343c,443cが設けられている。そして、ストッ
プローラ343,443が一方向にのみ回転可能となる
ように、ストップローラ軸343a,443aを支承す
る軸受343b,443bにワンウェイクラッチが内蔵
されるとともに、プーリ343c,443cにもワンウ
ェイクラッチが内蔵されている。
【0039】さらにストップローラ軸343a,443
aには、一端近傍部に分離ローラ344,444との連
動のための角ベルト347,447を巻き掛けるプーリ
343d,443dが設けられるとともに、フィードロ
ーラ軸340a,440aのギヤ340c,440cに
噛合する中間ギヤ343e,443eが回転自在に取付
けられている。
【0040】分離ローラ344,444も、入金時には
ストップローラ343,443に連動して回転し、出金
時には停止状態に保たれるようにようになっている。す
なわち、図7に示すように、分離ローラ344,444
が設けられた分離ローラ軸344a,444aに、スト
ップローラ343,443との連動のための角ベルト3
47,447を巻き掛けるプーリ344c,444cが
設けられるとともに、この分離ローラ軸344a,44
4aを支承する軸受344b,444bにワンウェイク
ラッチが内蔵されている。
【0041】各中間部ユニット4A〜4Cにおいて、搬
送機構42と取込み繰出し機構44との間には、紙幣移
動経路を切り替えるためのフラッパ448が設けられて
いる。このフラッパ448は、図8に示すように、ユニ
ットの枠部に軸受448bを介して回転可能に支承され
た軸部材448aに取付けられている。そして、軸部材
448aの端部448cがソレノイド式のアクチュエー
タ449(図3中に示す)に連結され、このアクチュエ
ータ449で軸部材448aが回動されることにより、
上部の搬送ローラ420,421の直下とフィードロー
ラ440の近傍位置との間で紙幣を案内して紙幣の取込
み、繰出しを可能にする作動状態(図11に実線で示す
状態)と、紙幣が搬送機構42を通過することを可能に
する退避状態(図11に二点鎖線で示す状態)とに切り
替え可能となっている。
【0042】また、ベースユニット3における搬送機構
32と取込み繰出し機構34との間にはガイド部材34
8が固定的に設けられている。
【0043】ベースユニット3の紙幣集積機構35と各
中間部ユニット4A〜4Cの紙幣集積機構45とはほぼ
同じ構造であって、図3に示すように、左右一対の分離
板350,450と、この分離板350,450を昇降
可能に保持する昇降用可動部材352,452と、集積
紙幣を押圧するウエイト部材353,453とを備えて
いる。
【0044】具体的に説明すると、図9にも示すよう
に、紙幣収納部31,41内において紙幣支持テーブル
312,412の両側方部に、細幅で前後方向に延びる
分離板350,450が配置されるとともに、両分離板
間においてテーブル312,412の上方に板状のウエ
イト部材353,453が配置されている。上記分離板
350,450は、内側辺部に断面L字形の突片35
1,451を有し、この突片351,451がテーブル
312,412の紙幣支持面(テーブル上面)より上方
に位置する上昇位置と上記紙幣支持面より下方に位置す
る下降位置とにわたって昇降し得るように、紙幣収納部
31,41の側板に昇降可能に取付けられた昇降用可動
部材352,452に保持されている。
【0045】そして、紙幣集積前において分離板35
0,450が上昇位置にあるときは図9(a)のように
両分離板350,450の突片351,451上にウエ
イト部材353,453が乗った状態となり、この状態
でテーブル312,412上に紙幣Pが取込まれた後、
分離板350,450が下降すると、図9(b)のよう
に分離板350,450の突片351,451が紙幣P
の両側辺部を折曲げつつテーブル312,412の側方
を通過するとともに、ウエイト部材353,453がテ
ーブル312,412上の紙幣Pに乗り、さらに図9
(c)のように分離板350,450が下降位置に達す
ると紙幣Pの側辺が突片351,451から離脱して非
折曲状態に復帰する。その後に再び分離板350,45
0が上昇すると、図9(d)のように、紙幣P及びこれ
を押さえるウエイト部材353,453が分離板35
0,450の突片351,451上に保持されるととも
に、分離板350,450の下方でテーブル312,4
12上に紙幣Pが取込まれ得る状態となる。これら図9
(a)〜(d)の動作の繰り返しにより、紙幣Pが集積
されるようになっている。
【0046】紙幣集積装置を駆動する駆動機構36は、
ベースユニット3に設けられ、リフターモータ360に
よりギヤ361を介して回転駆動される偏心カム362
と、該カム362の偏心軸に係合してカム362の回転
に伴い上下動する略三角形状のリフター363とを備
え、このリフター363に紙幣集積装置35の昇降用可
動部材352が連結されることにより、リフターモータ
360の駆動に応じて上記分離板350が昇降動作を行
うようになっている。
【0047】また、駆動機構36の作動を各中間部ユニ
ット4A〜4Dに伝えるため、ベースユニット3におけ
る昇降用可動部材352には、その上端部に鉄板等の強
磁性体からなる板片355が上端に設けられ、中間部ユ
ニット4A〜4Cの昇降用可動部材452には、その上
端に鉄板等の強磁性体からなる板片455が設けられる
一方、下端部に磁石456が取付けられている。そし
て、上記磁石456と下段側のユニットにおける昇降用
可動部材の上端の板片355又は455との吸着により
上段側と下段側の昇降用可動部材が結合されて、昇降用
の駆動力が下段側から上段側に伝達されるようになって
いる。357,457は昇降用可動部材352,452
に対するガイドローラである。
【0048】なお、この紙幣処理装置には、以上のよう
な構成に加え、各種駆動部分を制御するための図外の制
御基板部及び電源部が装備され、これらに対して各ユニ
ットが着脱可能なコネクタで電気的に接続されるように
なっている。さらに、制御に必要な各種検出手段が設け
られ、例えば、ベースユニット3及び中間部ユニット4
A〜4Cにおいて、紙幣収納部には集積紙幣がなくなっ
たことを検出するエンドセンサ(図示せず)が設けら
れ、搬送機構32,42には計数センサ328,428
が設けられ、紙幣集積機構35,45には分離板35
0,450の上昇及び下降を検出するセンサ(図示せ
ず)が設けられている。
【0049】以上のような構成の紙幣処理装置の動作
を、次に説明する。
【0050】入金時には、制御基板による各モータ、ソ
レノイド等の制御により、図10に矢印で示すような流
れで紙幣が取込まれる。すなわち、紙幣挿入口20aか
ら紙幣が挿入されたときに、先ず紙幣導入機構21のモ
ータ214の駆動により紙幣が識別装置22を通って紙
幣導入路210に取込まれ、その間に紙幣の真贋及び金
種が識別される。そして、紙幣が真札であれば、図11
に実線矢印で示すように、搬送モータ33が正転方向に
回転することにより、搬送機構32,42及び29が駆
動され、紙幣が搬送機構29,42,32を通って下方
へ移動する。
【0051】そして、識別された紙幣の金種に応じて取
込むべき紙幣収納部が決定され、その紙幣収納部が存在
するユニットの取込み繰出し機構と紙幣集積機構が作動
されて、当該紙幣収納部に紙幣が収納される。例えば、
3段目の中間部ユニット4Cの紙幣収納部41に紙幣が
取込まれる場合は、駆動機構36により紙幣集積機構4
5の分離板450が上昇位置となるように駆動され、か
つ、当該ユニット4Cに設けられているフラッパー44
8が作動状態とされた状態で、図12に示すように、当
該ユニット4Cの繰出しモータ445が紙幣取込み方向
(図12で反時計回り方向)に駆動される。なお、他の
ユニット4A,4B,3においては繰出しモータ34
5,445が停止状態、フラッパー448が退避状態と
される。
【0052】これにより、紙幣はユニット4A,4Bを
通過した後ユニット4Cのフラッパー448によりこの
ユニット4Cの取込み繰出し機構44に導かれ、図12
中に矢印で示すような繰出しモータ445の駆動に応じ
たフィードローラ440、送りベルト442、繰出しロ
ーラ441の作動並びに搬送機構に連動したストップロ
ーラ443、分離ローラ444の回転により、紙幣が送
りベルト442上を通って紙幣収納部41に取込まれ
る。紙幣取込み後は、紙幣集積機構45の分離板450
が下降位置とされる。
【0053】このような紙幣取込み動作においては、上
記フィードローラ440、送りベルト442とその上方
において2個所に配設されたローラ443,444によ
り、紙幣が安定良く、かつ確実に紙幣収納部41内の一
定位置まで取込まれる。とくに、分離ローラ444を有
しないものと比べ、紙幣が紙幣収納部41のより奥側ま
で取込まれるので、紙幣の取込み、集積の際に紙幣が詰
まったり他部材に引っかかったりすることが少なくな
り、紙幣の取込み及び集積を確実に、安定良く行うこと
ができる。
【0054】一方、出金時には、例えばこの紙幣処理装
置に電気的に接続される機器(自動販売機等)からの指
令によって払い出す紙幣の金種及び枚数が決定され、そ
れに応じて制御基板によりモータ、ソレノイド等が制御
されることにより、払い出すべき紙幣の金種に応じたユ
ニットの紙幣収納部から紙幣が繰出され、一時貯留部2
5を経て払出口20bに払い出される(図13参照)。
【0055】例えば、3段目の中間部ユニット4Cの紙
幣収納部41から紙幣が繰出される場合は、図11中に
破線矢印で示すように搬送モータ33が逆転駆動とされ
るとともに、図14に示すように当該ユニット4Cにお
いて繰出しモータ445が紙幣繰出し方向(図14で時
計回り方向)に駆動され、かつ、フラッパー448が作
動状態とされる。
【0056】これにより、図14中に矢印で示すように
フィードローラ440、送りベルト442及び繰出しロ
ーラ441が紙幣繰出し方向に作動され、紙幣Pが繰出
される。この場合、集積状態の多数枚の紙幣Pが送りベ
ルト442に載って繰出し方向に移動しようとするが、
前述のようにストップローラ443及び分離ローラ44
4が出金時に停止状態に保たれるので、先ず分離ローラ
444で紙幣の通過が制限されて紙幣収納部41内の集
積紙幣Pのうちの少数枚だけが分離ローラ444を通過
し、さらにストップローラ443により紙幣の通過が制
限されて、紙幣が1枚ずつ繰出される。
【0057】このように、分離ローラ444とストップ
ローラ443とで2段にわたり紙幣の分離が行われるの
で、複数毎の紙幣が重なって繰出される重券繰出しが確
実に防止される。
【0058】繰出された紙幣は搬送機構42,52,2
9を通って上方に移動する。そして、出金時には入出金
用ユニット2の搬送機構29の上端に設けられている切
替手段295の作動により、紙幣が紙幣導出機構23側
に導かれ、前述のような案内装置26及びプッシャー装
置27の作動により、ベルト装置24上の一時貯留部2
5に貯留される。所定枚数の紙幣が貯留された後、これ
を払い出す場合はベルト装置24が正転方向に作動する
ことにより紙幣が払出口20bに送り出される。
【0059】また、一時貯留部25の紙幣がリジェクト
されるべき紙幣である場合は、ベルト装置24が逆転方
向に作動することにより、紙幣がリジェクト室28に送
られる。なお、入金時に贋札と識別され、あるいは識別
不能であった紙幣は、いったん紙幣導入路21を通過し
て搬送機構29,42へ移動した後、フラッパー295
の切替わり及び搬送モータ33の逆転により紙幣導出機
構23側に導かれ、案内装置26及びプッシャー装置2
7の作動によりベルト装置24上の一時貯留部25に置
かれ、さらにベルト装置24の逆転方向の作動によりリ
ジェクト室28に送られる。
【0060】なお、本発明の装置の具体的構造は上記実
施形態に限定されず、種々変更可能である。
【0061】例えば、上記実施形態ではベースユニット
3及び中間部ユニット4A〜4Cの各取込み繰出し機構
毎に繰出しモータ345を設けているが、図15及び図
16に示すように、上下2つのユニット(例えばベース
ユニット3と中間ユニット4C)の取込み繰出し機構に
1つの繰出しモータ645を共用させるようにしてもよ
い。
【0062】すなわち、これらの図に示す実施形態で
は、繰出しモータ645と下段側の取込み繰出し機構3
4のフィードローラ340とが、中間ギヤ軸に設けられ
た第1の中間ギヤ346とストップローラ軸343aに
回転自在に設けられた第2の中間ギヤ343eとを介し
て連結されるとともに、上記繰出しモータ645と上段
側の取込み繰出し機構44のフィードローラ440と
が、1つの中間ギヤ646だけを介して連結されてい
る。
【0063】そして、このように下段側と上段側とで伝
動ギヤ数が変えられることにより、図15に矢印で示す
ように繰出しモータ645が所定方向(時計回り方向)
に回転したときは下段側の取込み繰出し機構34のフィ
ードローラ340、送りベルト342及び繰出しローラ
341が紙幣繰出し方向に駆動され、また図16に矢印
で示すように繰出しモータ645が図15とは逆方向
(反時計回り方向)に回転したときは上段側の取込み繰
出し機構44のフィードローラ440、送りベルト44
2及び繰出しローラ441が紙幣繰出し方向に駆動され
るようになっている。
【0064】このようにすれば、繰出しモータの個数が
少なくなるので、コストダウン及び小型化、軽量化に有
利となる。なお、この実施形態において、上記フィード
ローラ340,440にワンウェイクラッチを設けるこ
とにより、繰出しモータ645が所定方向に回転して下
段側の取込み繰出し機構34のフィードローラ340等
が紙幣繰出し方向に駆動されるときは上段側の取込み繰
出し機構44のフィードローラ440等が停止し、また
繰出しモータ645が逆回転して上段側の取込み繰出し
機構44のフィードローラ440等が紙幣繰出し方向に
駆動されるときは下段側の取込み繰出し機構34のフィ
ードローラ340等が停止するようにしておけばよい。
【0065】
【発明の効果】以上のように本発明によると、搬送機構
と紙幣収納部との間に取込み繰出し機構が設けられ、こ
の取込み繰出し機構は、送りベルトと、この送りベルト
の搬送機構側の端部に配置されたフィードローラと、こ
のフィードローラの上方に配置された第1の紙幣通過規
制ローラと、この第1の紙幣通過規制ローラよりも紙幣
収納部側の位置で上記送りベルトの上方に配置された第
2の紙幣通過規制ローラとを備えているため、紙幣繰出
し時には2段階の紙幣分離作用をもたせることができ、
紙幣が重なって繰出されることを確実に防止することが
できる。また、紙幣の取込み時には、第1の紙幣通過規
制ローラに加えて第2の紙幣通過規制ローラでも紙幣が
送られるので、紙幣収納部のより奥側にまで紙幣が確実
に取込まれ、紙幣の取込み、及び取込んだ紙幣の集積を
確実に、安定良く行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態による紙幣処理装置の概略
縦断側面図である。
【図2】上記紙幣処理装置の概略一部断面正面図であ
る。
【図3】上記紙幣処理装置におけるベースユニット及び
中間部ユニットの構造説明図である。
【図4】搬送ローラ軸のアセンブリの平面図である。
【図5】搬送ローラ軸及びストップローラ軸を含むアセ
ンブリの平面図である。
【図6】フィードローラ軸及び繰出しローラ軸を含むア
センブリの平面図である。
【図7】分離ローラ軸のアセンブリの平面図である。
【図8】フラッパを組込んだアセンブリの平面図であ
る。
【図9】(a)〜(d)は紙幣集積機構の動作説明図で
ある。
【図10】上記紙幣処理装置による入金時の紙幣の流れ
を示す図である。
【図11】搬送機構の動作を示す図である。
【図12】紙幣収納部への紙幣取込み時の取込み繰出し
機構の動作を示す図である。
【図13】上記紙幣処理装置による出金時の紙幣の流れ
を示す図である。
【図14】紙幣収納部からの紙幣繰出し時の取込み繰出
し機構の動作を示す図である。
【図15】別の実施形態による取込み繰出し機構の構造
及び下段側紙幣繰出し時の動作を示す図である。
【図16】図15の取込み繰出し機構の上段側紙幣繰出
し時の動作を示す図である。
【符号の説明】
1 ケーシング 31,41 紙幣収納部 32,42 搬送機構 33 搬送モータ 34,44 紙幣取込み繰出し機構 340,440 フィードローラ 342,442 送りベルト 343,443 ストップローラ 344,444 分離ローラ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 紙幣挿入部及び紙幣払出部を有するケー
    シングの内部に、紙幣を集積状態で収納する紙幣収納部
    と、紙幣挿入部側から紙幣収納部側への紙幣搬送及び紙
    幣収納部側から紙幣払出部側への紙幣搬送を行う搬送機
    構とが設けられるとともに、この搬送機構と上記紙幣収
    納部との間に、搬送機構から紙幣収納部への紙幣の取込
    み及び紙幣収納部から搬送機構への紙幣の繰出しを行う
    取込み繰出し機構が設けられ、 この取込み繰出し機構は、搬送機構に対応する位置と紙
    幣収納部の内部とにわたって配置された送りベルトと、
    この送りベルトの搬送機構側の端部に配置されたフィー
    ドローラと、このフィードローラに近接してその上方に
    配置された第1の紙幣通過規制ローラと、この第1の紙
    幣通過規制ローラよりも紙幣収納部側の位置で上記送り
    ベルトに近接してその上方に配置された第2の紙幣通過
    規制ローラとを備え、 紙幣取込み時には搬送機構から導かれる紙幣を上記フィ
    ードローラと第1の紙幣通過規制ローラとの間及び上記
    送りベルトと第2の紙幣通過規制ローラとの間を通して
    紙幣収納部の内部に送り、紙幣繰出し時は送りベルト上
    の集積状態の紙幣を上記第2の紙幣通過規制ローラで一
    次分離してから上記フィードローラと第1の紙幣通過規
    制ローラとの間を通して1枚ずつ繰出すように構成した
    ことを特徴とする紙幣処理装置。
  2. 【請求項2】 上記送りベルト及びフィードローラは駆
    動手段により紙幣取込み時と紙幣繰出し時とに応じて正
    逆駆動可能とされ、第1、第2の紙幣通過規制ローラは
    紙幣取込み時に紙幣取込み方向に回転する一方、紙幣繰
    出し時には停止するように構成されていることを特徴と
    する請求項1記載の紙幣処理装置。
  3. 【請求項3】 上記ケーシングの内部に紙幣収納部が上
    下複数段に配置され、この複数段の紙幣収納部の各一端
    部に上記取込み繰出し機構が配設されるとともに、その
    外方に紙幣搬送経路が上下方向に延びるように搬送機構
    が配置されていることを特徴とする請求項1又は2記載
    の紙幣処理装置。
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