JP2002099776A - ネットワーク利用の知的財産権取引方法及びシステム装置 - Google Patents

ネットワーク利用の知的財産権取引方法及びシステム装置

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JP2002099776A
JP2002099776A JP2000287156A JP2000287156A JP2002099776A JP 2002099776 A JP2002099776 A JP 2002099776A JP 2000287156 A JP2000287156 A JP 2000287156A JP 2000287156 A JP2000287156 A JP 2000287156A JP 2002099776 A JP2002099776 A JP 2002099776A
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Yuji Furumura
雄二 古村
Hiroko Sera
弘子 世良
Koji Sera
光司 世良
Minoru Kono
實 河野
Yuji Hayashi
祐二 林
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Abstract

(57)【要約】 【課題】知的財産権に関する権利(実施権等)の取引を
促進させることを可能とするネットワーク利用の知的財
産権取引方法及びシステム装置の提供。 【解決手段】知的財産権及び知的財産権に関する権利の
いずれかを商品として、当該商品につきネットワーク1
を利用して取引契約するネットワーク利用の知的財産権
取引方法であって、早く取引申請をした者が遅く取引申
請をした者よりも有利な条件となるように、取引提供人
が取引提供装置11を用いて前記商品の取引条件を複数
設定する取引条件設定処理と、前記商品の内容及び当該
商品の前記取引条件につきネットワーク1を介してサー
バ12が公開する公開処理と、取引受入人が取引受入装
置13を用いて前記取引条件を選択して前記商品の取引
を申し込む取引申請処理と、を順次一貫経由して実施し
てなる特徴的構成手法の採用。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ネットワークを利
用して商品の取引をするネットワーク利用の知的財産権
取引方法及びシステム装置に関し、特に、知的財産権の
取引を活発化させて、知的財産権の有効利用に寄与する
ネットワーク利用の知的財産権取引方法及びシステム装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】特許権、実用新案権、意匠権、商標権及
び著作権などからなる知的財産権は、その価値を客観的
に測ることが困難であり、一般の物品のように店頭にな
らべられて値札をつけて市場取引されることがなかっ
た。
【0003】そのために、権利の維持又は権利の行使並
びに権利の移転又は権利の設定は、当事者間の専門的な
内密交渉できまることが多かった。交渉に挙がらない権
利については、その価値が測られることもなく、権利維
持にかかるコスト負担を避けるために権利放棄されるこ
ともある。これらにより、大多数の知的所有権が一般に
知られることなく、埋もれている。
【0004】権利の価値が一般の物品のように市場の値
段として分かれば、その権利の価値にふさわしい評価を
受けてビジネスの機会が生まれ、産業の発達に寄与する
ことが可能となる。
【0005】例えば、知的財産権の内の特許権は、出願
してから公開される。公開された特許出願発明は検索し
て内容を知ることが可能である。しかし、膨大な数の特
許出願があるので、有用な特許出願発明を内容だけに基
づいて見出すのは一般に困難である。
【0006】公開された特許出願発明の中から有用と判
断できる特許出願発明を見出した人(会社)は、権利者
から実施権の許諾を受けるために、権利者と条件を交渉
する。権利者が自己の特許権と抵触又は侵害する行為を
する者を発見したときは、その権利者はロイヤリティー
又は損害賠償額の交渉を始める。実施許諾を受けるため
の一時金又は実施権を用いて製造販売した製品について
のロイヤリティーなどは、当事者間の交渉で決まり、一
般の第三者には分からない。
【0007】このような実施許諾などにおける特許出願
発明の価値を決めることはビジネス戦略上、難しいため
に、交渉には多大な時間がかかっている。他の交渉者が
いる場合は他の交渉条件を推測しながら交渉するため
に、交渉の困難度は増す。交渉に使われない特許出願発
明も将来の戦略上、権利を維持するが、価値が不明な権
利に対して維持費をかけることはビジネス損失を伴って
いる。知的財産権にかかる権利をその価値に相応しいコ
ストで維持して、相応しい価格で知的財産権を取引、使
用したいと誰もが望んでいる。
【0008】この希望を満たすように権利の価値を決め
る方法としては、 1)権利の中身を公開して購入希望価格を競り合うオー
クション、或いは、 2)権利の中身を公開してその権利の実施許諾条件につ
いて交渉を始める権利を取引するドラフトという方法が
ある。
【0009】1つの権利について、一人に独占的な権利
である専用実施権を許諾することもあるが、知的財産権
は一般の物品と異なり、複数の利用者に実施権を許諾す
ることもある(通常実施権)。このとき、オークション
では、複数の購入者に一定価格で権利を許諾する方法
と、高額購入希望者の上位何人かに許諾する方法があ
る。知的財産は、単独を含む特定の少数の者が実施権を
得て、その者によって独占されて初めて価値が生まれ
る。そのために、実施許諾をするときは、ネットワーク
を用いたオークションにかけて最高値を競わせて決める
方法が効果的である。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、複数の
者に実施許諾をするときには、最高値を決定する従来の
オークションのやり方が効果的に使えないという問題点
がある。即ち、通常実施権の価格を指定して多くの取引
希望者を集める方法もあるが、その権利に抵触している
こと或いはその可能性があると心配していることを他人
に知られたくないという心理が働く。この心理が働く限
り、知的所有権の取引が活発になることはない。即ち、
取引に参加しない方が無難であるというマイナスの動機
が影にある。
【0011】知的財産権にはこのような性質があるの
で、取引しないことが脅威となるか、取引することが財
産になる仕組みをネットワークの特性をつかい認識させ
ることが必要になる。
【0012】また、オークションの参加者の中には、異
常に高く落札しても取引契約をしない遊戯目的の者も現
れる。談合して異常に安い値段で落札してしまうなど、
オークション参加者が顔を合わせないことによる不健全
なネットワーク取り引きも起きてしまうなどの問題点も
ある。
【0013】ここにおいて、本発明の解決すべき主要な
目的は以下の通りである。即ち、本発明の第1の目的
は、知的財産権及び知的財産権に関する権利(実施権・
質権等)の取引を促進させることを可能とするネットワ
ーク利用の知的財産権取引方法及びシステム装置を提供
せんとするものである。
【0014】本発明の第2の目的は、ネットワークを利
用したオークションによって知的財産権及び知的財産権
に関する権利を取引するものであって、申し込み価格に
ついての記入誤り、遊戯目的のオークション参加及び申
し込み価格の談合を防ぐことを可能とするネットワーク
利用の知的財産権取引方法及びシステム装置を提供せん
とするものである。
【0015】本発明の第3の目的は、ネットワークを利
用したオークションによって知的財産権及び知的財産権
に関する権利を取引するものであって、投機目的で知的
所有権及び知的所有権に関する権利を取引することを可
能とするネットワーク利用の知的財産権取引方法及びシ
ステム装置を提供せんとするものである。
【0016】本発明の他の目的は、明細書、図面、特
に、特許請求の範囲における各請求項の記載から自ずと
明らかとなろう。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明方法は、上記課題
の解決に当たり、知的財産権及び知的財産権についての
実施権等を商品として、ネットワーク上でオークション
をするネットワーク利用の知的財産権取引方法であっ
て、1つの前記商品に対して複数の異なる取引契約条件
を設定して公開し、早く取引申請した者ほど有利な条件
で取引可能としてなる構成手法を講じる特徴を有する。
【0018】本発明装置は、上記課題の解決に当たり、
知的財産権及び知的財産権についての実施権等を商品と
して、当該商品につきネットワークを利用して取引契約
するネットワーク利用の知的財産権取引システム装置で
あって、取引提供装置から送られてきた情報に基づい
て、1つの前記商品に対して複数の異なる取引契約条件
を設定してネットワーク上に公開し、早く取引申請した
者ほど有利な条件で取引可能とするサーバを有してなる
構成手段を講じる特徴を有する。
【0019】更に、具体的詳細に述べると、当該課題の
解決では、本発明が次に列挙する上位概念から下位概念
にわたる新規な特徴的構成手法又は手段を採用すること
により、上記目的を達成するように為される。
【0020】即ち、本発明方法の第1の特徴は、知的財
産権及び知的財産権に関する権利のいずれかを商品とし
て、当該商品につきネットワークを利用して取引契約す
るネットワーク利用の知的財産権取引方法であって、早
く取引申請をした者が遅く取引申請をした者よりも有利
な条件となるように、取引提供人が前記商品の取引条件
を複数設定する取引条件設定処理と、前記商品の内容及
び当該商品の前記取引条件につきネットワークを介して
公開する公開処理と、取引受入人が前記取引条件を選択
して前記商品の取引を申し込む取引申請処理と、を順次
一貫経由して実施してなるネットワーク利用の知的財産
権取引方法の構成採用にある。
【0021】本発明方法の第2の特徴は、上記本発明方
法の第1の特徴における前記取引条件設定処理が、前記
取引条件として、前記商品の価格を複数の異なる値に設
定して、早く取引申請をした者が遅く取引申請をした者
よりも安い価格で売買契約可能となるように、設定され
てなるネットワーク利用の知的財産権取引方法の構成採
用にある。
【0022】本発明方法の第3の特徴は、上記本発明方
法の第1又は第2の特徴における前記取引条件設定処理
が、前記取引条件として、前記商品に係る知的財産権に
つき複数の異なる条件のロイヤリティーを設定して、早
く取引申請をした者が遅く取引申請をした者よりも有利
な条件のロイヤリティーとなるように、設定されてなる
ネットワーク利用の知的財産権取引方法の構成採用にあ
る。
【0023】本発明方法の第4の特徴は、上記本発明方
法の第1、第2又は第3の特徴における前記取引条件設
定処理が、前記取引条件として、前記商品の価格を複数
の異なる値に設定して、当該商品の価格以外の他の取引
条件をも複数設定して、当該商品の価格である複数の異
なる値のそれぞれが、複数の当該他の取引条件の一つ
に、一定の関係でそれぞれ対応づけられており、前記取
引受入人が当該他の取引条件を選択すると、選択された
当該他の取引条件に対応づけられた当該商品の価格の値
が、自動的に選択されてなるネットワーク利用の知的財
産権取引方法の構成採用にある。
【0024】本発明方法の第5の特徴は、上記本発明方
法の第1、第2、第3又は第4の特徴における前記取引
条件設定処理が、前記取引条件と、当該取引条件の数と
の少なくとも一方を変更する取引条件変更処理を有して
なるネットワーク利用の知的財産権取引方法の構成採用
にある。
【0025】本発明方法の第6の特徴は、上記本発明方
法の第3、第4又は第5の特徴における前記商品が、前
記知的財産権についての実施権及び使用権のいずれかの
許諾につき、交渉する権利を専有する権利からなるネッ
トワーク利用の知的財産権取引方法の構成採用にある。
【0026】本発明方法の第7の特徴は、上記本発明方
法の第1、第2、第3、第4、第5又は第6の特徴にお
ける前記公開処理が、前記商品の取引状況につき、ネッ
トワークを介して不特定の者が閲覧可能に、公開されて
なるネットワーク利用の知的財産権取引方法の構成採用
にある。
【0027】本発明方法の第8の特徴は、上記本発明方
法の第1、第2、第3、第4、第5、第6又は第7の特
徴における前記公開処理が、前記商品の取引提供人及び
取引受入人が、自己の名前及び連絡先につき、公開・非
公開のいずれかをすることを選択する公開選択処理を有
してなるネットワーク利用の知的財産権取引方法の構成
採用にある。
【0028】本発明方法の第9の特徴は、上記本発明方
法の第1、第2、第3、第4、第5、第6、第7又は第
8の特徴における前記取引申請処理が、同一の取引受入
人が1つの前記商品についての複数の前記取引条件から
2つ以上を選択して、当該商品の取引を申し込んでなる
ネットワーク利用の知的財産権取引方法の構成採用にあ
る。
【0029】本発明方法の第10の特徴は、上記本発明
方法の第1、第2、第3、第4、第5、第6、第7、第
8又は第9の特徴における前記ネットワーク利用の知的
財産権取引方法が、前記商品を取引した取引受入人が当
該商品につき価格やロイヤリティーを1つ設定して、当
該商品に係る権利を一人に再取引する再取引処理を有し
てなるネットワーク利用の知的財産権取引方法の構成採
用にある。
【0030】本発明方法の第11の特徴は、上記本発明
方法の第1、第2、第3、第4、第5、第6、第7、第
8又は第9の特徴における前記ネットワーク利用の知的
財産権取引方法が、前記商品を取引した取引受入人が、
当該商品の取引提供人との契約に基づき、当該商品につ
き価格を2つ以上設定して、当該商品に係る権利を二人
以上の者に再取引する拡大再取引処理を有してなるネッ
トワーク利用の知的財産権取引方法の構成採用にある。
【0031】本発明装置の第1の特徴は、知的財産権及
び知的財産権に関する権利のいずれかを商品として、当
該商品につきネットワークを利用して取引契約するネッ
トワーク利用のネットワーク利用の知的財産権取引シス
テム装置であって、早く取引申請をした者が遅く取引申
請をした者よりも有利な条件となるように、前記商品の
取引条件を複数設定し、当該商品の内容及び当該商品の
取引条件をネットワーク上に送信する取引提供装置と、
当該取引提供装置から送信された前記商品の内容及び当
該商品の前記取引条件を、ネットワークを介して受信し
て、受信した内容をネットワーク上に公開するサーバ
と、ネットワーク上に公開された前記取引条件の内のい
ずれかを選択して、前記商品の取引を、ネットワークを
介して前記サーバに申し込む取引受入装置と、を有して
なるネットワーク利用の知的財産権取引システム装置の
構成採用にある。
【0032】本発明装置の第2の特徴は、上記本発明装
置の第1の特徴における前記サーバが、前記取引条件と
して前記商品の価格を複数の異なる値に設定するよう
に、案内する表示を、ネットワークを介して前記取引提
供装置の画面上に表示させるガイダンス手段を有してな
るネットワーク利用の知的財産権取引システム装置の構
成採用にある。
【0033】本発明装置の第3の特徴は、上記本発明装
置の第1の特徴における前記サーバが、前記取引条件と
して前記商品に係る知的財産権の実施権及び使用権につ
き複数の異なる条件のロイヤリティーを設定するよう
に、案内する表示を、ネットワークを介して前記取引提
供装置の画面上に表示させるガイダンス手段を有してな
るネットワーク利用の知的財産権取引システム装置の構
成採用にある。
【0034】本発明装置の第4の特徴は、上記本発明装
置の第1、第2又は第3の特徴における前記サーバが、
前記取引条件として、前記商品の複数の異なる価格のそ
れぞれと、当該価格以外の当該商品についての複数の異
なる取引条件のそれぞれとを、一定の関係でそれぞれ対
応づけて、前記取引受入装置がネットワークを介して当
該複数の異なる取引条件の1つを選択すると、選択され
た当該取引条件に対応づけられた当該商品の価格を、自
動的に選択して、当該選択された取引条件及び商品の価
格を、ネットワークを介して当該取引受入装置の画面上
に表示させるリンク案内手段を有してなるネットワーク
利用の知的財産権取引システム装置の構成採用にある。
【0035】本発明装置の第5の特徴は、上記本発明装
置の第1、第2、第3又は第4の特徴における前記サー
バが、前記商品の取引申し込み状況につき、不特定の者
が閲覧可能にネットワーク上に公開する公開手段を有し
てなるネットワーク利用の知的財産権取引システム装置
の構成採用にある。
【0036】本発明装置の第6の特徴は、上記本発明装
置の第1、第2、第3、第4又は第5の特徴における前
記取引提供装置が、前記サーバに保持されている前記取
引条件と、当該取引条件の数との少なくとも一方を、ネ
ットワークを介して変更する取引条件変更手段を有して
なるネットワーク利用の知的財産権取引システム装置の
構成採用にある。
【0037】本発明装置の第7の特徴は、上記本発明装
置の第1、第2、第3、第4、第5又は第6の特徴にお
ける前記取引提供装置が、当該取引提供装置の使用者の
名前及び連絡先につき、前記サーバがネットワーク上に
公開・非公開のいずれかをすることを、制御する取引提
供人公開選択手段を有し、前記取引受入装置は、当該取
引受入装置の使用者の名前及び連絡先につき、前記サー
バがネットワーク上に公開・非公開のいずれかをするこ
とを、制御する取引受入人公開選択手段を有してなるネ
ットワーク利用の知的財産権取引システム装置の構成採
用にある。
【0038】本発明装置の第8の特徴は、上記本発明装
置の第1、第2、第3、第4、第5、第6又は第7の特
徴における前記サーバが、前記商品を取引した前記取引
受入装置の指示により、当該商品につき価格を1つ以上
設定して、当該商品に係る権利をネットワークを介して
一人以上の者に再取引する再取引手段を有してなるネッ
トワーク利用の知的財産権取引システム装置の構成採用
にある。
【0039】これらにより、本発明は、知的財産権又は
知的財産権に関する権利(実施権、使用権など)を商品
として、ネットワーク上でオークションを行なうことが
可能となり、1つの商品に対して一定数の複数の異なる
取引条件を設定して公開し、早く取引申請をした者が有
利な条件を選び取引できるように、取引申し込み状況を
公開することが可能となる。
【0040】例えば、取引条件として価格は重要である
ので、複数の異なる価格を設定する。このとき商品を安
く取引(契約)した競合他社があると分かると、或いは
個人が有利にビジネスを進める可能性がある認識する
と、それが脅威となるので、商品の早い取引が喚起され
ることとなる。
【0041】本発明を用いた実際のオークションでは、
取引提供人がオークションの主催者が管理するサーバを
介してネットワーク上に、商品の内容と複数の異なる取
引条件(価格など)を公開して取引受入人を見出すこと
ができるようになる。
【0042】その上で、取引受入人は、希望する取引条
件のついた商品をネットワーク上で取引申請する。オー
クションの主催者は、申し込み状況を公開して、取引済
み状況と未取引の取引条件(価格など)を公開する。
【0043】このようにすることで、本発明のネットワ
ーク利用の知的財産権取引方法及びシステム装置は、早
い者得の取引システムのオークションを構築することが
可能となる。
【0044】本発明では、取引価格などの取引条件を取
引受入人が決めないので、取引受入人間同士が内密に申
し合わせた談合による安い価格の落札を防止することが
可能となる。また、価格を取引受入人に記入させないた
めに、取引契約時の記入誤り及び遊戯目的の不正に高い
値段の申し込み等のいたずらも防止することが可能とな
る。
【0045】また、ネットワークの特性を生かすことに
より、複雑な取引条件を設定する仕組みを構築すること
が可能となる。例えば、取引条件のである複数の価格そ
れぞれとそれ以外の他の取引条件(譲渡価格、ロイヤリ
ティー、期間など)とを一定の関係でリンクさせること
により、取引受入人が他の取引条件を選択すると、それ
に対応して価格が自動的に選択されるという手法又は手
段を構成することが可能となる。この仕組みを使うこと
で、取引受入人が価格と他の取引条件とを勘案して、取
引条件を選ぶことが可能となる。
【0046】本発明では、取引提供人から例えば次の事
項が公開される。特許を例にすると、 1)商品=特許権の内容情報(明細書の特許請求の範
囲、要約書の内容など) 2)商品の複数の異なる取引条件(複数の譲渡価格、ロ
イヤリティー、権利期間など) 3)取引状況=取引済みと未取引の情報
【0047】取引条件の一つである価格やロイヤリティ
ーは、状況に応じて、主催者が取引提供人と相談して設
定更新してもよい。取引契約が成立しないときは、複数
の価格における最安値品を再設定して取引促進を図る。
また、このようにすることで一定期間内にオークション
を終了させる方向に誘導することが可能となる。
【0048】取引受入人による商品の取引申し込み後
(落札後)は、取引提供人と取引受入人との当事者間で
実施許諾についての他の条件につき交渉する。この条件
の交渉が不成立となった場合、或いは事業化しないこと
となった場合は、落札した取引受入人はオークションの
主催者に申し込むことで、再度同じオークションにかけ
ることが出来る。即ち、実施権等の再取引をする。
【0049】この手法は、有望と思う知的財産権を安く
取引して、それより高い価格を設定して再取引すること
で、投機目的にオークションを利用することを可能とす
る。これは、知的財産権の取り引きを活発にさせて適切
な価格の決定をさせる方向に市場を導くので、産業の発
達に寄与する手法となる。
【0050】一方、1つの商品につき複数の異なる取引
条件(価格,ロイヤリティー)で取引申し出された場合
でも、実施権を独占したい取引受入人は全部の取引条件
について買い取ることで、実施権を独占することができ
る。即ち、独占的通常実施権として契約することが可能
となる。
【0051】この場合においては誤解が生じないよう
に、オークションにかける前に取引契約が既にある権利
(通常実施権が既に許諾されている権利)については、
取引提供人は既にある契約を問題にならない範囲で公開
することが義務づけられる。この公開は、公開処理の1
つとして行なってもよい。
【0052】また、例えば、既に実施権の契約がある知
的財産権について後からオークションにかけるときは、
先に契約した者に不測の不利益を与えないように商品の
取引条件を設定するなどの配慮が運用上必要となる。取
引に誤解がないことを確認することも、取引代金の支払
完了前に行なう必要がある。
【0053】一方、取引受入人が商品の取引申し込み後
に、その許諾を受けた実施権について不要となった場合
は、その実施権を同じオークションで再取引することが
出来る。再取引する取引受入人は、通常は売値を1つ設
定する。即ち、一人に再取引する。複数人への再取引は
権利の拡大再取引(孫取引)になり、元の商品の取引提
供人(知的所有権の所有者)に不測の不利益を与えるお
それがあるので、元の商品の取引提供人の合意なしには
認められない。ただし、一般的には、50%以上の出資
比率の子会社には新たなる契約なしに権利の内部運用は
認められるので、これについては当事者間で協議して決
める。
【0054】特許の場合は、ロイヤリティーなどの他の
取引条件は取引申し込み後の交渉事項として、公開処理
におけるオークション画面に載せないときもあるが、載
せた方が取引促進になるケースも考えられる。また取引
条件として、載せる載せないを混在させた方が取引促進
となることも考えられる。これらの取引条件の設定は、
オークションの主催者が取引提供人(知的所有権の所有
者)と予め合意した上で設定することとしてもよい。ま
た、本発明を用いたオークションについてネットワーク
を介して国際的に利用しやすくするために、公開処理な
どにおける表現言語を選択可能としてもよい。
【0055】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しながら、
本発明の実施の形態をシステム装置例及び方法例につき
説明する。
【0056】なお、本発明は、知的財産権及び知的財産
権に関する権利(例えば、実施権)を商品として、1つ
の当該商品(以下、単に「商品」という。)に対して複
数の異なる取引契約条件を設定してネットワーク上に公
開し、早く取引申請した者ほど有利な条件で取引可能と
するものであるが、本実施形態例では、特許権、実用新
案権又は意匠権についての通常実施権を前記商品の一例
として挙げて説明するもこれ等に本発明が限定されるも
のではなく、本発明は、特許権、実用新案権又は意匠権
についての専用実施権、商標権についての通常使用権又
は専用使用権、著作権についての出版権等も商品として
適用可能である。
【0057】また、本発明は、特許を受ける権利(特許
法第33条等)、実用新案登録を受ける権利(実用新案
法第11条第2項)、意匠登録を受ける権利(意匠法第
15条第2項))、商標登録出願により生じた権利(商
標法第13条第2項)にも適用可能である。
【0058】また、本発明は、特許権、実用新案権、意
匠権、商標権又は著作権についての質権、これらについ
ての実施権、使用権又は出版権についての質権にも適用
可能である。
【0059】(システム装置例)図1は、本システム装
置例の概略を示す概略構成ブロック図である。図中、1
は公衆電話回線網又は専用電話回線網或いはインターネ
ット等からなるネットワーク、11は商品の取引提供人
に操作される取引提供装置、12は取引提供装置11か
ら送られてきた情報に基づいて1つの商品に対して複数
の異なる取引契約条件を設定してネットワーク上に公開
してその商品につきオークションにかけるサーバ、13
は商品の取引受入人に操作される取引受入装置である。
【0060】取引提供装置11は、前記商品の取引条件
をサーバ12に設定するものである。取引提供装置11
は、複数設けられており、それぞれネットワーク1に接
続されている。ここで、取引提供装置11は、早く取引
申請をした者が遅く取引申請をした者よりも有利な条件
で実施許諾を受けうるように、その商品の取引条件を、
ネットワーク1を介してサーバ12に送信する。
【0061】取引提供装置11は、サーバ12に保持さ
れている取引条件と、当該取引条件の数との少なくとも
一方を、ネットワークを介して変更する取引条件変更手
段(図示せず)を有する。また、取引提供装置11は、
当該取引提供装置11の使用者である取引提供人の名前
及び連絡先につき、サーバ12がネットワーク1上に公
開・非公開のいずれかをすることを、制御する取引提供
人公開選択手段(図示せず)を有する。
【0062】サーバ12は、ネットワーク1に接続され
ており、取引提供装置11及び取引受入装置13と通信
可能な状態となっている。サーバは、取引提供装置11
から送信された商品の内容及び当該商品の取引条件をネ
ットワーク1を介して受信して、受信した内容をネット
ワーク1上に公開するものである。
【0063】また、サーバ12は、取引提供装置11が
取引条件として商品の価格を複数の異なる値に設定する
ように、案内する表示を、ネットワーク1を介して取引
提供装置11の画面上に表示させるガイダンス手段12
1を備えている。
【0064】このガイダンス手段121は、取引提供装
置11が取引条件として商品に係る実施権につき複数の
異なる条件のロイヤリティーを設定するように、案内す
る表示を、ネットワーク1を介して取引提供装置11の
画面上に表示させる機能も持っている。
【0065】また、サーバ12は、取引条件として、商
品の複数の異なる価格・ロイヤリティーのそれぞれと、
価格・ロイヤリティー以外の複数の取引条件それぞれと
をリンクさせて、取引受入装置13がネットワーク1を
介して取引条件を1つを選択すると、選択された取引条
件に対応づけられた商品の価格・ロイヤリティーを自動
的に選択して、選択された取引条件及び商品の価格・ロ
イヤリティーを取引受入装置13の画面上に表示させる
リンク案内手段122を有する。また、サーバ12は、
商品の取引申し込み状況につき、不特定の者が閲覧可能
にネットワーク上に公開する公開手段123を有する。
【0066】取引受入装置13は、サーバ12によって
ネットワーク1上に公開された商品及びその商品の取引
条件を選択して、その商品の取引をネットワーク1を介
してサーバ12に申し込むものである。また、取引受入
装置13は、当該取引受入装置13の使用者である取引
受入人の名前及び連絡先につき、サーバ12がネットワ
ーク1上に公開・非公開のいずれかをすることを、制御
する取引受入人公開選択手段(図示せず)を有する。
【0067】(方法例)次に、上述のシステム装置例を
用いてネットワーク1上で商品のオークションをするネ
ットワーク利用の取引手法につき以下に説明する。図2
は、本方法例の実行手順を示すフローチャートである。
【0068】この図を参照して、取引提供装置11及び
サーバ12を用いた取引条件設定処理と、公開処理につ
いて説明する。取引条件設定処理とは、取引受入装置1
3を用いて早く取引申請をした者が遅く取引申請をした
他の者よりも有利な契約条件となるように、取引提供装
置11がサーバ12に対して、商品の取引条件を複数種
類にわたって設定する処理である。公開処理とは、取引
条件設定処理で設定された商品の内容及び当該商品の取
引条件、並びに当該商品の取引申請状況を、サーバ12
がネットワーク1上に公開する処理である。
【0069】具体的には、先ず、取引提供人は、取引提
供装置11を操作して、オークションにおける取引提供
人になるための登録をサーバ12へする(ST1)。こ
の登録をするときには、取引提供装置11がサーバ12
にアクセスすることにより、例えば、下記の<画面1>
が取引提供装置11で表示される。
【0070】<画面1> [知的財産権についての実施権・使用権のオークション
登録]あなたは、権利の所有者です。実施権又は使用権
の設定だけでなく、設定された後の権利の運用及第三者
との交渉までを当社ABCに依頼しますか。依頼する
と、取引画面の設定と、取引成立後のロイヤリティーの
請求交渉までを当社が代行いたします(所有者の代
行)。依頼しないときは、取引価格の設定と権利の運用
(取引受入人とのロイヤリティーの交渉とその管理な
ど)をあなた自身で行ないます。
【0071】依頼すると、権利の取引価格の[20%]
とロイヤリティーの[30%]が当社の受け取りの配分
になります。依頼しないときは、取引価格の[30%]
が当社の手数料になります。所有者の代行を依頼します
か。 [はい] [いいえ] <画面1 以上>
【0072】画面1における[はい]又は[いいえ]の
ところを取引提供人がクリックすることにより、取引提
供装置11は、実施権の許諾契約のみをするか、所有権
の運用の代行まで依頼するかの選択をする(ST2)。
【0073】ST2で「所有権の代行を依頼する」が選
択された場合は、取引提供人はサーバ12によって取引
提供装置11に表示されるガイダンスに従って、オーク
ションの主催者(当社ABC)との利益配分の設定、及
びその合意をする(ST3)。その後、オークションの
主催者は、サーバ12を操作して取引画面を設定し、取
引受入人との取引成立後のロイヤリティーの請求交渉ま
で行なう(ST4)。
【0074】ST2で「所有権の代行を依頼しない」が
選択された場合は、取引提供人は取引提供装置11を操
作して、商品の取引条件の入力を開始する(ST5)。
そして、取引提供人は、商品である1つの特許権の内容
を、下記の<画面2>にように入力する(ST6)。こ
の<画面2>は、サーバ12によって取引提供装置11
に表示されたガイダンスに従って入力されたものであ
る。
【0075】<画面2> [あなたが自由に取引条件を設定します]では商品内容
を設定します。以下を記入してください。
【0076】 例 知的財産権の名称 知的財産を使用する権利のビジネスモデル 特許出願公開番号 特開2000−123456号 (特許庁のホームページにリンクして検索できます) 分野名 (選択)商業 発明者 特許 太郎 発明者の住所 東京都世田谷区上馬1−2−3−456 他 5名
【0077】知的財産権の内容 例1 知的財産権の実施権をインターネット・オークションで
契約するビジネスモデル特許。ロイヤリティーは別途協
議。 例2 知的財産権の実施権をインターネット・オークションで
契約するビジネスモデル特許を再取引する権利。ロイヤ
リティーは別途協議。
【0078】例3 知的財産権の実施権の許諾について交渉する権利を、イ
ンターネット・オークションで契約するビジネスモデル
特許。 例4 知的財産権の所有者の代理人となる権利。この権利を取
得した人(会社)は、知的財産権の実施許諾をする権利
とその許諾条件を決定する権利とが与えられます。代理
人としての許諾条件は別途打ち合わせいたします。
【0079】公開前の既取引契約 「無し」 [詳細内容の記入はここをクリック] [価値に対する意見はここをクリック(読む/書くが可
能です)] [ここをクリックして取引条件の設定をしてくださ
い。]
【0080】取引条件の設定が終わりました。実施権の
契約代金は取引者から当社に支払われます。当社手数料
の40%を除き、60%があなたの指定する以下の口座
に支払われます。
【0081】あなたの口座を下の欄に記入してくださ
い。 [ ] 以上の取引条件(契約条件)で設定しますか。 [はい] [再設定する] 以上で設定が終わりました。 [設定された画面を見るにはここをクリック] <画面2 以上>
【0082】その後、取引提供装置11は、取引提供人
の操作に基づき、ST6で記入した商品について、複数
の取引条件を記入する(ST7)。図3は、商品の複数
の取引条件の一例を示す概念模式図である。図3に示す
取引条件は、サーバ12のガイダンス手段121によっ
て取引提供装置11に表示されたガイダンスに従い、取
引提供装置11を操作する取引提供人によって入力され
たものである。ここで、取引提供人は、複数の数字を入
力することのみで、各種の設定価格及び各種のロイヤリ
ティーを入力することが出来る。また、取引提供人は、
商品をオークションにかける期間も登録する。
【0083】ここで、設定価格とは、商品である特許権
等についての通常実施権の許諾契約における実施料の一
形態であり、例えば、イニシャルペイメント方式におけ
る一時金に相当する。なお、イニシャルペイメント方式
とは、一時金とランニングロイヤリティーを併用した実
施料の支払方式である。実施料の支払方式としては、ロ
イヤリティーが0%(ロイヤリティー無し)として一時
金のみを支払う一括払い方式としてもよい。また、一時
金を0円としてロイヤリティーのみを契約するランニン
グロイヤリティー方式としてもよい。
【0084】商品の複数の取引条件の記入が終わると、
取引提供人は、図3におけるボタンa[条件設定終了な
らクリック]を押す。すると、取引提供装置11には商
品の登録にあたって注意すべき事項、即ち登録前に読む
べき事項が表示される(ST8)。これは、ボタンaの
部分に他のネットワーク上のアドレスへいくリンクを張
ることで実現してもよい。
【0085】その後、取引提供人は、図3におけるボタ
ンb[登録する人はここをクリックして、登録料を支払
ください]を押す。すると、取引提供装置11には登録
料の支払方法を示す画面が表示されるので、その画面に
従って取引提供人は登録料を支払う(ST9)。
【0086】登録料の支払が完了すると、取引提供装置
11にはサーバ12から取引提供人の登録ID(例え
ば、SE12345)が通知される。そして、取引提供
人は、取引提供人自身だけが情報をみたり、取引条件を
変更するためのパスワードを、サーバ12へ設定する
(ST10)。
【0087】以上により、取引提供人の商品につき、サ
ーバ12が制御するオークションへの登録が完了する
(ST11)。そして、その取引提供人は取引提供装置
11を操作することにより、オークションの画面を自由
に閲覧することが可能となる(ST12)。
【0088】従って、上述のST1からST12によ
り、取引提供装置11は、図3に示すように、1つの商
品につき複数の取引条件を設定してオークションにかけ
る取引条件設定処理を実行したこととなる。また、サー
バ12は、取引条件設定処理で設定された商品の内容及
び当該商品の取引条件を、オークション画面としてネッ
トワーク1上に公開する公開処理を実行したこととな
る。
【0089】上述の取引条件設定処理では、一旦設定し
た取引条件又は取引条件の数を変更する取引条件変更処
理を行なうことが出来る。例えば、取引契約がなかなか
成立しない場合は、最安値価格を再設定して取引促進を
図る。このようにすることで、1つの商品につきオーク
ションを一定期間内に終了させる方向に誘導する。
【0090】また、取引条件設定処理で設定される商品
としては、知的財産権についての実施権の許諾につき、
交渉する権利を独占する権利としてもよい。この交渉す
る権利は、この権利を有する者だけが取引提供人と実施
権の許諾について交渉することができ、他の者はその交
渉をすることができないというものである。
【0091】ネットワーク1上に公開されるオークショ
ン画面としては、例えば、下記の<画面3>のようにな
る。
【0092】 <画面3> [オークション画面に表示される情報例] 取引提供人登録番号 SE12345 (SEは取引提供人をあらわす) 知的財産権の名称 知的財産を使用する権利のビジネスモデル 特許出願公開番号 特開2000−123456号 (特許庁のホームページにリンクして検索できます) 分野名 商業 発明者 特許 太郎 発明者の住所 東京都世田谷区上馬1−2−3−456 他 5名
【0093】知的財産権の内容 例1 知的財産権の実施権をインターネット・オークションで
契約するビジネスモデル特許の通常実施権。ロイヤリテ
ィーは別途協議。 例2 知的財産権の実施権をインターネット・オークションで
契約するビジネスモデル特許を再取引する権利。ロイヤ
リティーは別途協議。
【0094】例3 知的財産権の実施権の許諾について交渉する権利を、イ
ンターネット・オークションで契約するビジネスモデル
特許。 例4 知的財産権の所有者の代理人となる権利。この権利を取
得した人(会社)は、知的財産権の実施許諾をする権利
とその許諾条件を決定する権利とが与えられます。代理
人としての許諾条件は別途打ち合わせいたします。
【0095】公開前の既取引契約 「無し」 [詳細内容はここをクリック] [価値に対する意見はここをクリック(読む/書くが可
能です)]
【0096】 現在の取引状況 設定価格 ロイヤリティー 取引者 参加登録番号 詳細はここを押す 1 0.5億円 0.5% あ社 BY15 2 1.0億円 1.5% い社 BY25 3 1.5億円 2.5% 非公開 BY106 4 1.5億円 2.5% う社 BY2 5 1.5億円 3.5% え社 BY100008 6 1.5億円 別途打ち合わせ 取引希望者はここをクリック 7 2.0億円 別途打ち合わせ 取引希望者はここをクリック 8 3.0億円 別途打ち合わせ 取引希望者はここをクリック 9 4.0億円 別途打ち合わせ 取引希望者はここをクリック オークション期間 2000年 6月1日−10月1日 <画面3 以上>
【0097】上述の取引条件設定処理では、取引条件と
して商品の価格が複数の異なる値に設定してあり、その
商品の価格以外の他の取引条件(ロイヤリティー、期間
など)も複数設定してあり、更にサーバ12のリンク案
内手段122によって、それぞれの価格と他の取引条件
とが一定の関係でリンクされている。これにより、取引
受入人が取引条件を選択すると、選択された取引条件に
対応づけられた商品の価格の値が自動的に選択される。
この手法を用いることにより、商品の価格と他の取引条
件とを勘案して、商品を選択することが可能となる。
【0098】図4は、本方法例の取引申請処理の実行手
順を示すフローチャートである。取引申請処理とは、サ
ーバ12の公開手段123による公開処理によってネッ
トワーク1上に公開されている商品につき、取引受入装
置13が商品の取引条件を選択してその商品の取引を申
し込む処理である。
【0099】具体的には、先ず、商品の取引希望者であ
る取引受入人が取引受入装置13を操作して、上記の<
画面3>における取引条件をクリックする(ST2
1)。<画面3>の例では、「現在の取引状況」の欄に
おける7番目以降の取引条件が未契約なので、7番目の
取引条件の行をクリックする。
【0100】取引条件をクリックすると、取引に際して
の注意事項が取引受入装置13に表示される(ST2
2)。これは<画面3>における取引条件の行に、注意
事項が記載されているページへのリンクが張られている
ことによる。なお、他の方法によって注意事項を表示さ
せてもよい。
【0101】その後、取引受入人は、取引受入装置13
を操作して商品を取引するための登録を開始する(ST
23)。この取引受入人の登録は、本オークションを初
めて利用する時に1回だけ行なえばよい。具体的には、
取引受入人の名前、住所、連絡先、電子メールのアドレ
スなどを入力する(ST24)。また、これらの名前、
住所等の各事項につき、それぞれ公開してよいか否かを
選択する。
【0102】その後、取引受入人は、取引受入装置13
に表示される案内に従って、本オークションについての
登録料を支払う(ST25)。登録料の支払が完了する
と、取引受入装置13には、取引受入人ID(登録番
号)とパスワードが送られてくる(ST26)。取引受
入人は、取引受入人IDとパスワードを用いて、商品の
取引申し込みとその確認を行う(ST27)。
【0103】取引受入人IDは、匿名で商品を取引する
ときに使用することが出来る。特定の技術分野又は特定
の特許に関心があることを隠すために、同一人が複数の
取引受入人IDを登録して、同一の商品の取引申し込み
をすることも出来る。また、同じ取引受入人IDを用い
て、複数の取引条件(価格条件)の商品を取引すること
も出来る。
【0104】商品の取引申し込みは、例えば、下記の<
画面4>を用いて行なう。<画面4>は、取引受入装置
13がサーバ12にアクセスすることで、取引受入装置
13に表示されたものである。
【0105】<画面4> [取引のための入力]あなたの取引者登録番号はBY2
46です。希望の価格をクリックしてください。
【0106】 現在の取引状況と取引申し込み 設定価格 ロイヤリティー 取引者 参加登録番号 詳細はここを押す 1 0.5億円 0.5% あ社 BY15 2 1.0億円 1.5% い社 BY25 3 1.5億円 2.5% 非公開 BY106 4 1.5億円 2.5% う社 BY2 Y100008 5 1.5億円 3.5% え社 BY100008 6 1.5億円 別途打ち合わせ 取引希望者はここをクリック 7 2.0億円 別途打ち合わせ 取引希望者はここをクリック 8 3.0億円 別途打ち合わせ 取引希望者はここをクリック 9 4.0億円 別途打ち合わせ 取引希望者はここをクリック
【0107】オークション期間 2000年 6月1日
−10月1日 網掛けした商品「6」を選びました。よければ送信をク
リックしてください。 [送信] <画面4 以上>
【0108】なお、上記の<画面4>では、取引状況の
欄における6番目の行の取引条件が選択され、その6番
目の行が網掛け表示されている。上記の<画面4>を用
いて商品の取引申し込みとその確認がされると、取引受
入人、取引提供人及びオークションの主催者との間で取
引契約が成立する(ST28)。
【0109】そして、取引受入装置13には、取引契約
が成立した商品を示す取引画面が表示される(ST2
9)。また、取引受入装置13には、1週間以内での商
品の代金支払いを求める旨の事項が表示され、代金の支
払方法も表示される(ST30)。代金の支払が1週間
以内にないときは、取引契約がキャンセルされる(ST
31)。
【0110】上述のST21からST31により、取引
受入装置13から取引申請処理が実行されたこととな
る。ここで、取引受入人が取引受入装置13を用いても
っと早い時期に商品の取引を申し込んでいれば、上記の
<画面4>における取引状況に欄の5番目以上の行の取
引条件で契約できたこと、即ちもっと良い条件で取引で
きたことがわかる。
【0111】取引受入人が商品の取引を申し込んだ後、
即ち落札後は、取引提供人と取引受入人の当事者間で実
施許諾条件の詳細について交渉する。ここで、取引受入
人と取引提供人との間で他の条件の交渉が不成立にいた
ったとき、あるいは実施権につき自らは事業化しないこ
ととなったときは、実施権を同じオークションで再取引
することができる。即ち実施権の再取引を、サーバ12
の再取引手段124を用いて行なう。
【0112】この実施権の再取引は、取引提供人と取引
受入人の契約に基づき、実施権につき価格を1つ設定し
て一人に再取引するものとしてもよく、契約に基づき実
施権につき価格を2つ以上設定して複数の者に再取引す
る拡大再取引をしてもよい。下記の<画面5>は、サー
バ12によって取引受入装置13に表示された「実施権
の再取引」をするための画面である。
【0113】<画面5> [再取引の画面]あなたの取引した権利の取引価格は
「2.0億円」です。再取引価格を入力してください。 「2.5億円」下の画面の位置に再取引設定されまし
た。よろしければ下の「再取引する」ボタンをクリック
してください。
【0114】 取引提供人登録番号 SE12345 知的財産権の名称 知的財産を使用する権利のビジネスモデル 特許出願公開番号 特開2000−123456号 分野名 商業 発明者 特許 太郎 発明者の住所 東京都世田谷区上馬1−2−3−456 他 5名
【0115】知的財産権の内容 例1 知的財産権の実施権をインターネット・オークションで
契約するビジネスモデル特許を再取引する権利。ロイヤ
リティーは別途協議。 公開前の既取引契約 無し [詳細内容へのリンクはここをクリック] [価値に対する意見はここをクリック(登録者は読む/
書くが可能です)]
【0116】 現在の取引状況 設定価格 ロイヤリティー 取引者 参加登録番号 詳細はここを押す 1 0.5億円 0.5% あ社 BY15 2 1.0億円 1.5% い社 BY25 3 1.5億円 2.5% 非公開 BY106 4 1.5億円 2.5% う社 BY2 Y100008 5 1.5億円 3.5% え社 BY100008 6 1.5億円 別途打ち合わせ 取引希望者はここをクリック [再取引履歴あり] 7 2.0億円 別途打ち合わせ 取引希望者はここをクリック 8 3.0億円 別途打ち合わせ 取引希望者はここをクリック 9 4.0億円 別途打ち合わせ 取引希望者はここをクリック
【0117】 オークション期間 2000年 6月1日−10月1日 [再取引する] <画面5 以上>
【0118】これらにより、本方法例によれば、知的財
産の実施権を価格とともに商品として公開展示するシス
テムであって、ネットワークを用いて実行するシステム
を構築することが出来る。従って、公開展示によって、
商品である知的財産の実施権の価値を、市場の競争原理
によって自然に決定することが可能となる。
【0119】そこで、本方法例は、 1)係争にならないと真の価値が決まらなかった実施権
の価格が係争になる前に市場原理で決まり、 2)従来なら係争に関わらない人(会社)が実施権の相
場価値を知ることができ、 3)実施する価値があると分かれば、価格に応じて実施
権を取引して新たなビジネスを実行できる機会が得られ
る。その結果として、 4)将来のビジネス脅威軽減のために利用されないまま
権利維持を継続していた従来の不実施特許に価値が付与
されて、権利維持の得失を正確に判断することが可能と
なる。
【0120】以上、本発明の代表的なシステム装置例及
び方法例について説明したが、本発明は、必ずしも上記
した事項に限定されるものではない。本発明の目的を達
し、下記する効果を奏する範囲において、適宜変更実施
可能である。例えば、本発明のネットワーク利用の知的
財産権取引方法及びシステム装置は、ネットワークを用
いない従来のオークションの形態に適用することが可能
である。
【0121】また、サーバ12を用いないシステム構成
としてもよく、取引提供装置11及び取引受入装置13
として、パーソナルコンピュータ、電話、携帯電話、P
HSなどを用いてもよい。サーバ12を用いないシステ
ム構成では、サーバ12が持つべき機能を取引提供装置
11又は取引受入装置13に持たせてもよい。
【0122】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
客観的に価値を見極めるのが困難な知的財産権に対し
て、価値(価格)を公開して取引受入人を募集するの
で、知的財産権によって損害が生じるおそれがあること
を公開の場で広く第三者に認識させることが可能とな
り、知的財産権の取引契約の促進を図ることが可能とな
る。
【0123】また、実施化する必要がない利用されない
権利が自動的に選別されるので、権利を放棄すべきか否
か正確に判断することが可能となり、知的財産権維持の
ための登録料などを節約することが可能となる。
【0124】また、実施許諾を受ける一定数の取引受入
人があることが公開されると、その商品である権利の価
値が第三者に認められたこととなり、商品である権利に
抵触する事業者に対して、その商品の権利者(取引提供
人)は強い確信をもって権利行使または侵害交渉をする
ことが可能となり、健全な競業秩序の維持に寄与するこ
とが可能となる。
【0125】また、価格などの取引条件を予め取引提供
人が設定するので、申し込み価格についての記入誤り、
遊戯目的のオークション参加、談合による価格設定など
の不正行為を効果的に防ぐことが可能となる。
【0126】また、取引提供人としては、取引契約がな
かなか成立しない場合などは、価格を特別に有利な安値
に設定変更することが可能であるので、取り引きの誘導
をすることが可能となる。
【0127】また、取引受入人としては、取引した実施
権等について再取引をすることが可能であるので、商品
である知的財産権の価値が上昇することを期待した投機
目的でのオークション参加が可能となる。このような投
機目的でのオークション参加は、知的財産市場の健全な
発達に寄与することとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態であるシステム装置例の概略
構成ブロック図である。
【図2】本発明の実施形態である方法例の実行手順を示
すフローチャートである。
【図3】同上における商品の複数の取引条件の一例を示
す概念模式図である。
【図4】同上における取引申請処理の実行手順を示すフ
ローチャートである。
【符号の説明】
1…ネットワーク 11…取引提供装置 12…サーバ 13…取引受入装置 121…ガイダンス手段 122…リンク案内手段 123…公開手段 124…再取引手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 河野 實 千葉県千葉市花見川区作新台1−25−17 (72)発明者 林 祐二 東京都稲城市向陽台4−3−2 ビュース テージ1106号 Fターム(参考) 5B049 BB00 BB36 CC00 CC05 DD01 FF01 GG02

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】知的財産権及び知的財産権に関する権利の
    いずれかを商品として、当該商品につきネットワークを
    利用して取引契約するネットワーク利用の知的財産権取
    引方法であって、 早く取引申請をした者が遅く取引申請をした者よりも有
    利な条件となるように、取引提供人が前記商品の取引条
    件を複数設定する取引条件設定処理と、 前記商品の内容及び当該商品の前記取引条件につきネッ
    トワークを介して公開する公開処理と、 取引受入人が前記取引条件を選択して前記商品の取引を
    申し込む取引申請処理と、 を順次一貫経由して実施する、 ことを特徴とするネットワーク利用の知的財産権取引方
    法。
  2. 【請求項2】前記取引条件設定処理は、 前記取引条件として、前記商品の価格を複数の異なる値
    に設定して、 早く取引申請をした者が遅く取引申請をした者よりも安
    い価格で売買契約可能となるように、設定されてなる、 ことを特徴とする請求項1に記載のネットワーク利用の
    知的財産権取引方法。
  3. 【請求項3】前記取引条件設定処理は、 前記取引条件として、前記商品に係る知的財産権につき
    複数の異なる条件のロイヤリティーを設定して、 早く取引申請をした者が遅く取引申請をした者よりも有
    利な条件のロイヤリティーとなるように、設定されてな
    る、 ことを特徴とする請求項1に記載のネットワーク利用の
    知的財産権取引方法。
  4. 【請求項4】前記取引条件設定処理は、 前記取引条件として、 前記商品の価格を複数の異なる値に設定して、 当該商品の価格以外の他の取引条件をも複数設定して、 当該商品の価格である複数の異なる値のそれぞれが、複
    数の当該他の取引条件の一つに、一定の関係でそれぞれ
    対応づけられており、 前記取引受入人が当該他の取引条件を選択すると、選択
    された当該他の取引条件に対応づけられた当該商品の価
    格の値が、自動的に選択される、 ことを特徴とする請求項1、2又は3に記載のネットワ
    ーク利用の知的財産権取引方法。
  5. 【請求項5】前記取引条件設定処理は、 前記取引条件と、当該取引条件の数との少なくとも一方
    を変更する取引条件変更処理を有する、 ことを特徴とする請求項1、2、3又は4に記載のネッ
    トワーク利用の知的財産権取引方法。
  6. 【請求項6】前記商品は、 前記知的財産権についての実施権及び使用権のいずれか
    の許諾につき、交渉する権利を専有する権利からなる、 ことを特徴とする請求項3、4又は5に記載のネットワ
    ーク利用の知的財産権取引方法。
  7. 【請求項7】前記公開処理は、 前記商品の取引状況につき、ネットワークを介して不特
    定の者が閲覧可能に、公開されてなる、 ことを特徴とする請求項1、2、3、4、5又は6に記
    載のネットワーク利用の知的財産権取引方法。
  8. 【請求項8】前記公開処理は、 前記商品の取引提供人及び取引受入人が、自己の名前及
    び連絡先につき、公開・非公開のいずれかをすることを
    選択する公開選択処理を有する、 ことを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6又は7
    に記載のネットワーク利用の知的財産権取引方法。
  9. 【請求項9】前記取引申請処理は、 同一の取引受入人が1つの前記商品についての複数の前
    記取引条件から2つ以上を選択して、当該商品の取引を
    申し込んでなる、 ことを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7又
    は8に記載のネットワーク利用の知的財産権取引方法。
  10. 【請求項10】前記ネットワーク利用の知的財産権取引
    方法は、 前記商品を取引した取引受入人が当該商品につき価格や
    ロイヤリティーを1つ設定して、当該商品に係る権利を
    一人に再取引する再取引処理も含む、 ことを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7、
    8又は9に記載のネットワーク利用の知的財産権取引方
    法。
  11. 【請求項11】前記ネットワーク利用の知的財産権取引
    方法は、 前記商品を取引した取引受入人が、当該商品の取引提供
    人との契約に基づき、当該商品につき価格を2つ以上設
    定して、当該商品に係る権利を二人以上の者に再取引す
    る拡大再取引処理も含む、 ことを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7、
    8又は9に記載のネットワーク利用の知的財産権取引方
    法。
  12. 【請求項12】知的財産権及び知的財産権に関する権利
    のいずれかを商品として、当該商品につきネットワーク
    を利用して取引契約するネットワーク利用の取引システ
    ム装置であって、 早く取引申請をした者が遅く取引申請をした者よりも有
    利な条件となるように、前記商品の取引条件を複数設定
    し、当該商品の内容及び当該商品の取引条件をネットワ
    ーク上に送信する取引提供装置と、 当該取引提供装置から送信された前記商品の内容及び当
    該商品の前記取引条件を、ネットワークを介して受信し
    て、受信した内容をネットワーク上に公開するサーバ
    と、 ネットワーク上に公開された前記取引条件の内のいずれ
    かを選択して、前記商品の取引を、ネットワークを介し
    て前記サーバに申し込む取引受入装置と、でネットワー
    クシステム構築する、 ことを特徴とするネットワーク利用の知的財産権取引シ
    ステム装置。
  13. 【請求項13】前記サーバは、 前記取引条件として前記商品の価格を複数の異なる値に
    設定するように、案内する表示を、ネットワークを介し
    て前記取引提供装置の画面上に表示させるガイダンス手
    段を有する、 ことを特徴とする請求項12に記載のネットワーク利用
    の知的財産権取引システム装置。
  14. 【請求項14】前記サーバは、 前記取引条件として前記商品に係る知的財産権の実施権
    及び使用権につき複数の異なる条件のロイヤリティーを
    設定するように、案内する表示を、ネットワークを介し
    て前記取引提供装置の画面上に表示させるガイダンス手
    段を有する、 ことを特徴とする請求項12に記載のネットワーク利用
    の知的財産権取引システム装置。
  15. 【請求項15】前記サーバは、 前記取引条件として、前記商品の複数の異なる価格のそ
    れぞれと、当該価格以外の当該商品についての複数の異
    なる取引条件のそれぞれとを、一定の関係でそれぞれ対
    応づけて、 前記取引受入装置がネットワークを介して当該複数の異
    なる取引条件の1つを選択すると、選択された当該取引
    条件に対応づけられた当該商品の価格を、自動的に選択
    して、 当該選択された取引条件及び商品の価格を、ネットワー
    クを介して当該取引受入装置の画面上に表示させるリン
    ク案内手段を有する、 ことを特徴とする請求項12、13又は14に記載のネ
    ットワーク利用の知的財産権取引システム装置。
  16. 【請求項16】前記サーバは、 前記商品の取引申し込み状況につき、不特定の者が閲覧
    可能にネットワーク上に公開する公開手段を有する、 ことを特徴とする請求項12、13、14又は15に記
    載のネットワーク利用の知的財産権取引システム装置。
  17. 【請求項17】前記取引提供装置は、 前記サーバに保持されている前記取引条件と、当該取引
    条件の数との少なくとも一方を、ネットワークを介して
    変更する取引条件変更手段を有する、 ことを特徴とする請求項12、13、14、15又は1
    6に記載のネットワーク利用の知的財産権取引システム
    装置。
  18. 【請求項18】前記取引提供装置は、 当該取引提供装置の使用者の名前及び連絡先につき、前
    記サーバがネットワーク上に公開・非公開のいずれかを
    することを、制御する取引提供人公開選択手段を有し、 前記取引受入装置は、 当該取引受入装置の使用者の名前及び連絡先につき、前
    記サーバがネットワーク上に公開・非公開のいずれかを
    することを、制御する取引受入人公開選択手段を有す
    る、 ことを特徴とする請求項12、13、14、15、16
    又は17に記載のネットワーク利用の知的財産権取引シ
    ステム装置。
  19. 【請求項19】前記サーバは、 前記商品を取引した前記取引受入装置の指示により、 当該商品につき価格を1つ以上設定して、当該商品に係
    る権利をネットワークを介して一人以上の者に再取引す
    る再取引手段を有する、 ことを特徴とする請求項12、13、14、15、1
    6、17又は18に記載のネットワーク利用の知的財産
    権取引システム装置。
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