JP2010108342A - 質屋運営方法、質屋運営システム、古物営業運営方法、古物営業運営システム及びプログラム - Google Patents

質屋運営方法、質屋運営システム、古物営業運営方法、古物営業運営システム及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】質屋営業をインターネット上で運営し入質者への融資が行われる期間を短縮し、情報をWebサイトに公開し入質者及び出資希望者の期待に沿うようにする。
【解決手段】質屋運営のサイトを提供するサーバと一般ユーザがアクセス可能な端末装置が接続可能なシステムを用い、入質者による端末装置からの融資申込み情報をサーバが受信し被融資情報記憶手段が記憶するステップS03、質物の鑑定結果情報で決定された1次融資額を含む1次融資情報を被融資情報記憶手段が記憶しサーバが入質者の端末装置に送信するステップS06、サーバが鑑定結果情報から未公開情報を検索しサイトに公開するステップS08、出資希望者による端末装置からの出資応募情報をサーバが受信し出資情報記憶手段が記憶するステップS09、サーバが出資応募情報を検索して2次融資の出資者を決定し、決定情報を出資希望者及び入質者の各端末装置に送信するステップS11を含む。
【選択図】図4

Description

本発明は、インターネット等のネットワーク上で質屋営業または古物営業を運営・管理する質屋運営方法、質屋運営システム、古物営業運営方法、古物営業運営システム及びそのためのプログラムに関する。
質屋は、物品を質(質草、担保)に取って金銭を貸し付ける(融資する)事業者であり、その貸し付けの際に流質期限までにその質物で担保される債権の弁済を受けないときは、その質物をもつてその弁済にあてる約款を附している。従来までは、庶民金融として一般的なものであったが、無担保・無保証人で融資を行う消費者金融(サラ金)の普及とともに質屋はその数が減少する傾向にあるといわれている。
本発明者は、先に、特願2008−105375(特許第4175552号)において、質屋運営者が管理するとともに質屋運営に関するサイトをネットワーク上に提供するサーバ装置と、サイトに一般ユーザがアクセス可能な端末装置と、がインターネット等のネットワークを介して接続可能なシステムを用いた質屋運営方法を提案した。この質屋運営方法は、入質者からのインターネットを介した融資申し込みをサーバ装置が受け付け、サーバ装置がWebサイトに質草に関する情報を公開して入質者に対する出資を募り、出資の応募をインターネットを介してサーバ装置が受け付け、出資者からの出資により融資を行うことで、質屋営業をインターネット上で運営して省力化を図りしかも運転資金の準備や調達が不要であり簡単かつ確実に運営できるようにしたものである。
しかし、質入れをする入質者は、一般に迅速な融資を必要とすることが多いが、Webサイトでの公開により出資者を募り、出資の応募を待つと、入質者への融資が遅れ気味になってしまう。一方、Webサイトに公開することで、入質者には、複数の出資希望者の出現により、より高額や低金利等の有利な条件で融資を受けることができるとの期待感があり、また、公開情報により出資を希望する者にとっては、金利分の収入や質草の入手という期待感がある。
また、上述のような物品(質草)に関する営業は、質屋営業の形態でなされるとは限らず、別の営業形態で行われる場合もある。例えば、古物(物品)に関し、販売者と古物営業運営者と購入者との間で特約を附して販売・購入が行われるような場合である。
本発明は、上述のような従来技術の問題に鑑み、質屋営業をインターネット上で運営し、入質者に対して融資が行われるまでの期間を短縮化し、しかもWebサイトに公開することによる入質者及び出資希望者の期待感を損なわないようにした質屋運営方法、質屋運営システム及びプログラムを提供することを目的とする。
また、本発明は、古物営業をインターネット上で運営し、古物販売までの期間を短縮化し、しかもWebサイトに公開することによる販売者及び購入希望者の期待感を損なわないようにした古物営業運営方法、古物営業運営システム及びプログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するための第1の質屋運営方法は、質屋運営者が管理しかつ質屋運営に関するサイトをネットワーク上に提供するサーバ装置と、前記サイトに一般ユーザがアクセス可能な端末装置と、がネットワークを介して接続可能なシステムを用いた質屋運営方法であって、融資を希望する入質者の融資申し込み情報が端末装置の送信手段によりネットワークを介して前記サーバ装置に送信されると、前記融資申し込み情報を前記サーバ装置が受信手段により受信し被融資情報記憶手段が記憶するステップと、前記質屋運営者が前記入質者から受け取った質物について行った鑑定による鑑定結果情報により前記入質者に対する1次融資額が決定され、前記1次融資額及び前記鑑定結果情報を含む1次融資情報が前記サーバ装置へ入力されると、前記1次融資情報を前記被融資情報記憶手段が記憶するとともに前記サーバ装置がネットワークを介して前記入質者の端末装置の受信手段に送信するステップと、前記融資希望に対する2次融資の出資者を募るために前記サーバ装置が前記被融資情報記憶手段に記憶された鑑定結果情報から検索機能を有する公開情報生成手段により未公開情報を検索することで前記鑑定結果情報を含む公開情報を生成し前記サイトに公開するステップと、前記公開情報を閲覧した出資希望者による出資応募情報が端末装置の送信手段によりネットワークを介して送信されると、前記出資応募情報を前記サーバ装置が受信手段により受信し出資情報記憶手段が記憶するステップと、前記サーバ装置が前記出資情報記憶手段に記憶された出資応募情報を検索して前記入質者に関する2次融資の出資者を決定し、その決定情報を前記サーバ装置が送信手段によりネットワークを介して前記出資希望者及び前記入質者の各端末装置の受信手段に送信するステップと、を含むことを特徴とする。
第1の質屋運営方法によれば、入質者からネットワークを介してサーバ装置に融資の申し込みがあると、質物(質草)の確認(鑑定)後、直ちに、その鑑定結果情報に基づいて1次融資額を決定し1次融資を実行できるので、入質者に対して融資が行われるまでの期間を短縮化することができる。一方、ネットワーク上で提供するサイトに鑑定結果情報を含む公開情報(1次融資額や入質者の融資希望額を含んでもよい)を公開して2次融資の出資者を募り、ネットワーク上で出資者が応募すると、出資応募情報に基づいて例えば応募額が最も高額や金利が最も低い出資者が2次融資の出資者に決定できるので、入質者にとってより高額や低金利等の有利な条件の融資に変更できる。また、出資者にとっては、金利分の収入や質草の入手という期待感を満足できる。なお、2次融資が実行されると、2次融資の一部が1次融資の返済に充当される。
上記質屋運営方法において前記入質者が希望する2次融資の希望条件が端末装置の送信手段によりネットワークを介して前記サーバ装置の受信手段に送信されることで前記被融資情報記憶手段に予め登録され、前記サーバ装置は前記出資応募情報と前記登録された2次融資希望条件とを比較することで前記2次融資の出資者を決定するようにできる。例えば、入質者が2次融資希望額を登録しておくと、出資応募情報に含まれる例えば応募額と比較し、応募額が2次融資希望額以上である出資者に決定する。
なお、登録をしておく2次融資希望条件は、金額、金利、返済期間等の複数の条件であってもよく、この場合、これらの条件に予め優先順位を付けておき、優先順位の高い情報(例えば、融資希望額)から順に判断し、例えば、応募額が同額の場合は、次に、金利の大小(または返済期間の長短)で判断するようにしてもよい。また、2次融資希望条件は、入質者の融資申し込み情報に含まれる融資希望額等であってもよい。
また、第2の質屋運営方法は、質屋運営者が管理しかつ質屋運営に関するサイトをネットワーク上に提供するサーバ装置と、前記サイトに一般ユーザがアクセス可能な端末装置と、がネットワークを介して接続可能なシステムを用いた質屋運営方法であって、融資を希望する入質者の融資申し込み情報が端末装置の送信手段によりネットワークを介して前記サーバ装置に送信されると、前記融資申し込み情報を前記サーバ装置が受信手段により受信し被融資情報記憶手段が記憶するステップと、前記質屋運営者が前記入質者から受け取った質物について行った鑑定による鑑定結果情報により前記入質者に対する1次融資額が決定され、前記1次融資額及び前記鑑定結果情報を含む1次融資情報が前記サーバ装置へ入力されると、前記1次融資情報を前記被融資情報記憶手段が記憶するとともに前記サーバ装置がネットワークを介して前記入質者の端末装置の受信手段に送信するステップと、前記融資希望に対する2次融資の出資者を募るために前記サーバ装置が前記被融資情報記憶手段に記憶された鑑定結果情報から検索機能を有する公開情報生成手段により未公開情報を検索することで前記鑑定結果情報を含む公開情報を生成し前記サイトに公開するステップと、前記公開情報を閲覧した出資希望者による出資応募情報が端末装置の送信手段によりネットワークを介して送信されると、前記出資応募情報を前記サーバ装置が受信手段により受信し出資情報記憶手段が記憶するステップと、前記出資応募情報から前記入質者により選択された前記2次融資に対する出資希望に関する選択情報が端末装置の送信手段によりネットワークを介して前記サーバ装置に送信されると、前記選択情報を前記サーバ装置が受信手段により受信し前記出資情報記憶手段が記憶するステップと、前記サーバ装置が前記選択された出資希望者の端末装置の受信手段に前記選択情報をネットワークを介して送信するステップと、を含むことを特徴とする。
第2の質屋運営方法によれば、入質者からネットワークを介してサーバ装置に融資の申し込みがあると、質物(質草)の確認(鑑定)後、直ちに、その鑑定結果情報に基づいて1次融資額を決定し1次融資を実行できるので、入質者に対して融資が行われるまでの期間を短縮化することができる。一方、ネットワーク上で提供するサイトに鑑定結果情報を含む公開情報(1次融資額や入質者の融資希望額を含んでもよい)を公開して2次融資の出資者を募り、ネットワーク上で出資希望者が応募すると、入質者は、その出資応募情報に基づいて2次融資の出資者を選択できるので、入質者にとってより高額や低金利等の有利な条件の融資に変更できる。また、出資者にとっては、金利分の収入や質草の入手という期待感を満足できる。なお、2次融資が実行されると、2次融資の一部が1次融資の返済に充当される。
上記各質屋運営方法において前記2次融資の後のさらなる3次融資のために前記公開の続行を希望する前記入質者による公開続行情報が端末装置の送信手段によりネットワークを介して前記サーバ装置に送信されることで前記被融資情報記憶手段に記憶され、前記サーバ装置は、前記2次融資の決定または選択後にも前記サイト上での公開を続けることで、入質者は、2次融資後にさらに有利な条件での3次融資を期待することができる。なお、かかる3次融資のために入質者は3次融資希望条件をサーバ装置に予め登録しておくことができる。また、さらなる、4次融資、5次融資、・・・、のために公開の続行を希望できる。
また、前記入質者への融資に対して予め設定された返済期間が満了するまで前記サイト上での公開を続けることで、入質者はn次融資(n=1,2,3,・・・)の多数回(n回)の融資を期待できる。なお、返済期間は、1次融資に対する返済期間に設定できるが、n次融資毎に設定してもよい。
また、前記出資者による前記2次融資の実行により前記1次融資を行った者に対し返済が行われると、その返済情報が前記サーバ装置へ入力され、前記被融資情報記憶手段に記憶されるようにできる。2次融資が実行されると、1次融資者に返済が行われるが、かかる返済情報が被融資情報記憶手段に記憶される。
また、前記融資を受けた入質者の返済情報が前記サーバ装置へ入力されると前記被融資情報記憶手段に記憶され、前記サーバ装置が前記被融資情報記憶手段に記憶された返済情報を検索することで前記返済がなされなかったと判断した場合、前記サーバ装置が送信手段によりネットワークを介して前記出資者の端末装置の受信手段に、前記質物を受け取るか、または、ネットワーク上で運営されるオークションに出品するか、のいずれを選択するかの問い合わせ情報を送信するステップと、を含むことで、出資者は、入質者からの返済がない場合(質流れの場合)、その質物を取得するか、または、ネットオークションに出品し出資の回収を図るか、をネットワーク上で選択することができる。
または、前記出資情報記憶手段に、入質者からの返済がない場合に、質物を受け取るか、または、ネットワーク上で運営されるオークションに出品するか、のいずれを選択するかの選択情報を予め登録しておき、前記融資を受けた入質者の返済情報が前記サーバ装置へ入力されると前記被融資情報記憶手段に記憶され、前記サーバ装置は、前記被融資情報記憶手段に記憶された返済情報を検索することで前記返済がなされなかったと判断した場合、前記選択情報に従って処理することで、上述の入質者からの返済がない場合(質流れの場合)、その質物を取得するか、または、ネットオークションに出品し出資の回収を図るか、を迅速に処理することができる。
また、前記サイトに質屋営業者が端末装置によりネットワークを介してアクセス可能であり、前記入質者が質屋営業者に持ち込んだ質物について前記質屋運営者の代わりに前記質屋営業者により行われた鑑定による鑑定結果情報が端末装置の送信手段からネットワークを介して前記サーバ装置に送信されると、前記鑑定結果情報を前記サーバ装置が受信手段により受信し前記被融資情報記憶手段が記憶するステップを含むようにしてもよい。これにより、入質者が近隣の質屋に質草を持ち込み、質屋が鑑定した鑑定結果情報をサーバ装置に送ることで、本サイトを管理する質屋運営者に質草を送る(または持ち込む)必要がなく、出資者を募る公開までの期間を短縮することができる。
また、出資希望者が出資を希望する特定の物品に関する特定物品情報が端末装置の送信手段によりネットワークを介して前記サーバ装置の受信手段に送信されることで質草情報記憶手段に予め登録され、前記サーバ装置は前記公開情報の質草が前記登録された特定の物品であるか否かを判断し、前記特定の物品である場合、その公開に関する情報を前記サーバ装置がネットワークを介して前記出資希望者の端末装置の受信手段に送信することで、出資希望者が出資を希望する特定の物品に関する公開情報を迅速かつ確実に知ることができ、その出資応募を確実に行うことができる。公開に関する情報は、例えば公開情報それ自体や公開を知らせる情報等であってよい。
上述のように、上記各質屋運営方法によれば、入質者が質草(質物)を質屋運営者に送る(または直接持ち込む、または質屋営業者に持ち込む)こと、質屋運営者(または質屋営業者)が質草を鑑定すること、及び、質屋運営者(または質屋営業者)が質草を保管すること以外は、ほとんどのことがネットワーク上で処理可能であるので、質屋営業を省力化し簡単かつ確実に運営することができる。
また、上記目的を達成するための質屋運営システムは、質屋運営者が管理しかつ質屋運営に関するサイトをネットワーク上に提供するサーバ装置と、前記サイトに一般ユーザがアクセス可能な端末装置と、がネットワークを介して接続可能な質屋運営システムであって、上記各質屋運営方法を実行することを特徴とする。
この質屋運営システムによれば、上記各質屋運営方法を実行することで、質屋営業をインターネット上で運営し、入質者に対して融資が行われるまでの期間を短縮化し、しかもWebサイトに公開することによる入質者及び出資希望者の期待感を損なわないようにできる。
さらに、プログラムは、上述の各質屋運営方法の各ステップをサーバ装置に実行させるためのコンピュータ用プログラムである。かかるプログラムがコンピュータ機能を有するサーバ装置にインストールされることで、各ステップをコンピュータが実行可能となる。
上記目的を達成するための第1の古物営業運営方法は、古物営業運営者が管理しかつ古物営業に関するサイトをネットワーク上に提供するサーバ装置と、前記サイトに一般ユーザがアクセス可能な端末装置と、がネットワークを介して接続可能なシステムを用いた古物営業運営方法であって、古物の販売を希望する販売者の販売申し込み情報が端末装置の送信手段によりネットワークを介して前記サーバ装置に送信されると、前記販売申し込み情報を前記サーバ装置が受信手段により受信し販売情報記憶手段が記憶するステップと、前記古物営業運営者が前記販売者から受け取った古物について行った鑑定による鑑定結果情報により前記古物に関する1次販売額が決定され、前記1次販売額及び前記鑑定結果情報を含む1次販売情報が前記サーバ装置へ入力されると、前記1次販売情報を前記販売情報記憶手段が記憶するとともに前記サーバ装置がネットワークを介して前記販売者の端末装置の受信手段に送信するステップと、前記古物に関する2次販売に対する購入者を募るために前記サーバ装置が前記販売情報記憶手段に記憶された鑑定結果情報から検索機能を有する公開情報生成手段により未公開情報を検索することで前記鑑定結果情報を含む公開情報を生成し前記サイトに公開するステップと、前記公開情報を閲覧した購入希望者による購入応募情報が端末装置の送信手段によりネットワークを介して送信されると、前記購入応募情報を前記サーバ装置が受信手段により受信し購入情報記憶手段が記憶するステップと、前記サーバ装置が前記購入情報記憶手段に記憶された購入応募情報を検索して前記2次販売についての購入者を決定し、その決定情報を前記サーバ装置が送信手段によりネットワークを介して前記購入希望者及び前記販売者の端末装置の受信手段に送信するステップと、を含むことを特徴とする。
第1の古物営業運営方法によれば、販売者からネットワークを介してサーバ装置に古物販売の申し込みがあると、古物の確認(鑑定)後、直ちに、その鑑定結果情報に基づいて1次販売額を決定し、1次販売が行われるので、その古物の販売までの期間を短縮化することができる。一方、ネットワーク上で提供するサイトに鑑定結果情報を含む公開情報(1次販売額や販売者の販売希望額を含んでもよい)を公開して2次販売に対する購入者を募り、ネットワーク上で購入希望者が応募すると、購入応募情報に基づいて例えば購入額が最も高額や金利が最も低い購入希望者を2次販売に対する購入者に決定できるので、販売者にとってより高額や低金利等の有利な条件の販売に変更できる。また、購入者にとっては、金利分の収入や古物の入手という期待感を満足できる。
上記質屋運営方法において前記販売者が希望する2次販売の希望条件が端末装置の送信手段によりネットワークを介して前記サーバ装置の受信手段に送信されることで前記販売情報記憶手段に予め登録され、前記サーバ装置は前記購入応募情報と前記登録された2次販売希望条件とを比較することで前記2次販売に対する購入者を決定するようにできる。例えば、販売者が2次販売希望額を登録しておくと、購入応募情報に含まれる例えば応募額と比較し、応募額が2次販売希望額以上である購入希望者に決定する。
第2の古物営業運営方法は、古物営業運営者が管理しかつ古物営業に関するサイトをネットワーク上に提供するサーバ装置と、前記サイトに一般ユーザがアクセス可能な端末装置と、がネットワークを介して接続可能なシステムを用いた古物営業運営方法であって、古物の販売を希望する販売者の販売申し込み情報が端末装置の送信手段によりネットワークを介して前記サーバ装置に送信されると、前記販売申し込み情報を前記サーバ装置が受信手段により受信し販売情報記憶手段が記憶するステップと、前記古物営業運営者が前記販売者から受け取った古物について行った鑑定による鑑定結果情報により前記販売者に対する1次販売額が決定され、前記1次販売額及び前記鑑定結果情報を含む1次販売情報が前記サーバ装置へ入力されると、前記1次販売情報を前記販売情報記憶手段が記憶するとともに前記サーバ装置がネットワークを介して前記販売者の端末装置の受信手段に送信するステップと、前記古物に関する2次販売に対する購入者を募るために前記サーバ装置が前記販売情報記憶手段に記憶された鑑定結果情報から検索機能を有する公開情報生成手段により未公開情報を検索することで前記鑑定結果情報を含む公開情報を生成し前記サイトに公開するステップと、前記公開情報を閲覧した購入希望者による購入応募情報が端末装置の送信手段によりネットワークを介して送信されると、前記購入応募情報を前記サーバ装置が受信手段により受信し購入情報記憶手段が記憶するステップと、前記購入応募情報から前記販売者により選択された前記2次販売に対する購入希望に関する選択情報が端末装置の送信手段によりネットワークを介して前記サーバ装置に送信されると、前記選択情報を前記サーバ装置が受信手段により受信し前記購入情報記憶手段が記憶するステップと、前記サーバ装置が前記選択された購入希望者の端末装置の受信手段に前記選択情報をネットワークを介して送信するステップと、を含むことを特徴とする。
この古物営業運営方法によれば、販売者からネットワークを介してサーバ装置に古物販売の申し込みがあると、古物の確認(鑑定)後、直ちに、その鑑定結果情報に基づいて1次販売額を決定し、1次販売が行われるので、その古物の販売までの期間を短縮化することができる。一方、ネットワーク上で提供するサイトに鑑定結果情報を含む公開情報(1次販売額や販売者の販売希望額を含んでもよい)を公開して2次販売に対する購入者を募り、ネットワーク上で購入希望者が応募すると、販売者は、その購入応募情報に基づいて2次販売に対する購入者を選択できるので、販売者にとってより高額や低金利等の有利な条件の販売に変更できる。また、購入者にとっては、金利分の収入や古物の入手という期待感を満足できる。
なお、上記第1及び第2の古物営業運営方法において、販売者は買い戻し特約を附して古物営業運営者に古物を1次販売し、古物営業運営者はその古物を保管したまま購入者に2次販売するが、このとき、購入者に対し古物の優先的な取得特約が附されることが好ましい。これにより、古物の販売者が所定期間内に買い戻しをすると、その古物は元の販売者に戻るが、買い戻しをしないと、2次販売に対する購入者がその古物を受け取るようになる。
上記各古物営業運営方法において前記2次販売の後のさらなる3次販売のために前記公開の続行を希望する前記販売者による公開続行情報が端末装置の送信手段によりネットワークを介して前記サーバ装置に送信されることで前記販売情報記憶手段に記憶され、前記サーバ装置は、前記2次販売の決定または選択後にも前記サイト上での公開を続けることで、販売者は、2次販売後にさらに有利な条件での3次販売を期待することができる。なお、かかる3次販売のために販売者は3次販売希望条件をサーバ装置に予め登録しておくことができる。また、さらなる、4次販売、5次販売、・・・、のために公開の続行を希望できる。
また、前記古物に関し予め設定された買い戻し特約の有効期間が満了するまで前記サイト上での公開を続けることで、販売者はn次販売(n=1,2,3,・・・)の多数回(n回)の販売を期待できる。なお、買い戻し特約の有効期間は、1次販売における有効期間に設定できるが、n次販売毎に設定してもよい。また、公開を続ける期間は、買い戻し特約の有効期間に限定されず、別途設定された期間であってもよい。
また、前記2次販売により先の購入者(1次購入者)に対し支払いが行われると、その支払い情報が前記サーバ装置へ入力され、前記販売情報記憶手段に記憶されることが好ましい。2次販売されると、先の購入者に返済が行われるが、かかる支払い情報が販売情報記憶手段に記憶される。
また、前記販売者が前記古物を買い戻すための買い戻し情報が前記サーバ装置へ入力されると前記販売情報記憶手段に記憶され、前記サーバ装置が前記販売情報記憶手段に記憶された買い戻し情報を検索することで前記買い戻しがないと判断した場合、前記サーバ装置が送信手段によりネットワークを介して前記購入者の端末装置の受信手段に、前記古物を受け取るか、または、ネットワーク上で運営されるオークションに出品するか、のいずれを選択するかの問い合わせ情報を送信するステップと、を含むことで、購入者は、販売者から買い戻しのための支払いがない場合、その古物を受け取るか、または、ネットオークションに出品し購入代金の回収を図るか、をネットワーク上で選択することができる。
または、前記購入情報記憶手段に、販売者による買い戻しがない場合に、古物を受け取るか、または、ネットワーク上で運営されるオークションに出品するか、のいずれを選択するかの選択情報を予め登録しておき、前記販売者が前記古物を買い戻すための買い戻し情報が前記サーバ装置へ入力されると前記販売情報記憶手段に記憶され、前記サーバ装置は、前記販売情報記憶手段に記憶された買い戻し情報を検索することで前記買い戻しがないと判断した場合、前記選択情報に従って処理することで、上述の販売者から買い戻しのための支払いがない場合、その古物を受け取るか、または、ネットオークションに出品し購入代金の回収を図るか、を迅速に処理することができる。
また、前記サイトに古物営業者が端末装置によりネットワークを介してアクセス可能であり、前記販売者が古物営業者に持ち込んだ古物について前記古物営業運営者の代わりに前記古物営業者により行われた鑑定による鑑定結果情報が端末装置の送信手段からネットワークを介して前記サーバ装置に送信されると、前記鑑定結果情報を前記サーバ装置が受信手段により受信し前記販売情報記憶手段が記憶するステップを含むようにしてもよい。これにより、販売者が近隣の古物営業者に古物を持ち込み、古物営業者が鑑定した鑑定結果情報をサーバ装置に送ることで、本サイトを管理する古物営業運営者に古物を送る(または持ち込む)必要がなく、2次販売に対する購入者を募る公開までの期間を短縮することができる。
また、購入希望者が購入を希望する特定の古物に関する特定古物情報が端末装置の送信手段によりネットワークを介して前記サーバ装置の受信手段に送信されることで購入情報記憶手段に予め登録され、前記サーバ装置は前記公開情報の古物が前記登録された特定の古物であるか否かを判断し、前記特定の古物である場合、その公開に関する情報を前記サーバ装置がネットワークを介して前記購入希望者の端末装置の受信手段に送信することで、購入希望者が購入を希望する特定の古物に関する公開情報を迅速かつ確実に知ることができ、その購入応募を確実に行うことができる。公開に関する情報は、例えば公開情報それ自体や公開を知らせる情報等であってよい。
上述のように、上記各古物営業運営方法によれば、販売者が古物を古物営業運営者に送る(または直接持ち込む、または古物営業者に持ち込む)こと、古物営業運営者(または古物営業者)が古物を鑑定すること、及び、古物営業運営者(または古物営業者)が古物を保管すること以外は、ほとんどのことがネットワーク上で処理可能であるので、古物営業を省力化し簡単かつ確実に運営することができる。
また、上記目的を達成するための古物営業運営システムは、古物営業運営者が管理しかつ古物営業に関するサイトをネットワーク上に提供するサーバ装置と、前記サイトに一般ユーザがアクセス可能な端末装置と、がネットワークを介して接続可能な古物営業運営システムであって、上記各古物営業運営方法を実行することを特徴とする。
この古物営業運営システムによれば、上記各古物営業運営方法を実行することで、古物営業をインターネット上で運営し、古物販売が行われるまでの期間を短縮化し、しかもWebサイトに公開することによる販売者及び購入希望者の期待感を損なわないようにできる。
さらに、プログラムは、上述の各古物営業運営方法の各ステップをサーバ装置に実行させるためのコンピュータ用プログラムである。かかるプログラムがコンピュータ機能を有するサーバ装置にインストールされることで、各ステップをコンピュータが実行可能となる。
本発明の質屋運営方法、質屋運営システム及びプログラムによれば、質屋営業をインターネット上で運営し、入質者に対して融資が行われるまでの期間を短縮化し、しかもWebサイトに公開することによる入質者及び出資希望者の期待感を損なわないようにできる。
また、本発明の古物営業運営方法、古物営業運営システム及びプログラムによれば、古物営業をインターネット上で運営し、古物販売までの期間を短縮化し、しかもWebサイトに公開することによる販売者及び購入希望者の期待感を損なわないようにできる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を用いて説明する。図1は本実施形態における質屋運営システムの全体を概念的に示す図である。
図1に示すように、質屋運営システムは、質屋運営者が管理するコンピュータ機能を備えた情報処理装置(以下、「サーバ装置」または「サーバ」という。)1と、多数の一般ユーザがそれぞれ有する情報端末装置であるパーソナルコンピュータ(以下、「パソコン」または「PC」という。)11、12、13、14、15と、がインターネット10を介して接続可能に構成されている。なお、一般ユーザの各パソコン11〜15はプロバイダのホストコンピュータを介してインターネット10に接続するのが一般的であるが、図1ではプロバイダのホストコンピュータの図示を省略している。
サーバ装置1は、一般ユーザのパソコン11〜15から各種情報を受信しまた一般ユーザのパソコン11〜15に各種情報を送信するWWWサーバ2と、ユーザのID番号とパスワードの照合等の具体的数字を処理等するプログラムを格納したCGIサーバ3と、WWWサーバ2から送られたユーザ情報や質屋運営者が入力した質屋運営のための各種情報を記憶し登録し、検索可能な状態にし、検索した情報をWWWサーバ2に送るデータベースサーバ4と、を備える。なお、CGIサーバ3は、例えばPHPなどの処理プログラムを含む場合もある。
サーバ装置1は、質屋運営システムのWebサイトのホームページ(HP)を開設し、WebサイトのHPは、インターネット10を介して何人もアクセス可能な一般用Webページを提供するが、ユーザ登録済みの者だけがID番号(またはユーザ名)及びパスワードの入力でアクセス可能な専用Webページを提供するようにしてもよい。
サーバ装置1の構成・機能の一例を図2を参照して説明する。図2は図1のサーバ装置の構成・機能を概略的に示すブロック図である。図2のように、サーバ装置1は、WWWサーバ等から構成される通信部1aと、CGIサーバ等から構成されるID情報照合部1bと、電子メール情報を作成するとともにインターネット上でメールアドレスの指定によりユーザとの間で送受信する電子メール部1cと、各種制御を実行するCPU(中央演算処理装置)1dと、制御の際のプログラムや各種情報を一時的に保持するRAM等からなるメモリ1eと、ハードディスクや磁気記録媒体等からなる記憶装置を備えデータベースサーバから構成されてユーザ情報や質屋運営に関する各種情報を記憶し保存するデータベース部1fと、CRTや液晶パネル等からなる表示部1gと、キーボードやマウス等のポインティングデバイスからなる情報入力部1hと、ハードディスク等からなる記憶装置を備えOS(オペレーティングシステム)21や質屋運営管理ソフト22等のソフトウエアを格納するソフトウエア格納部1iと、を具備する。
図2のように、データベース部1fは、データベースの一部として、被融資者(入質者)に関する情報を記憶し登録する被融資情報記憶部25と、出資者に関する情報を記憶し登録する出資情報記憶部26と、質草に関する情報を記憶する質草情報記憶部27と、を備え、また、データベース内の各種情報を指定された検索条件で検索する情報検索部23と、被融資情報記憶部25に記憶された被融資希望情報を検索しサイト上に公開する公開情報を生成する公開情報生成部24と、を備える。
図1、図2のサーバ装置1のソフトウエア格納部1iの質屋運営管理ソフト22には、質屋運営管理のためのプログラムがインストールされて格納されており、このプログラムがCPU1dの制御により実行されることで、サーバ1は、後述の図4,図6,図8における関係する各ステップを実行することができるようになっている。
図1のパソコン11〜15は、キーボードや、マウス等のポインティングデバイス等からなる情報入力部11g(図3)と、各種情報を表示するCRTや液晶パネル等からなる表示部11a、12a、13a、14a、15aをそれぞれ備える。図3を参照してパソコン11を例にしてさらに説明する。図3は図1のパソコン11の構成例を概略的に示すブロック図である。
図3のように、パソコン11は、表示部11aと、インターネットを介して外部との送受信を行う通信インターフェース(I/F)11bと、受信部31と送信部32とを備え電子メール情報が作成されてメールアドレスの指定によりインターネットを介して送受信を行う電子メール部11cと、各種制御を実行するCPU(中央演算処理装置)11dと、制御の際のプログラムや各種情報を一時的に保持するRAM等からなるメモリ11eと、各種情報を記憶するハードディスクや光ディスクや磁気記録媒体等からなる記憶装置11fと、情報入力部11gと、ハードディスクや光ディスクや磁気記録媒体等からなる記憶装置を備えOS(オペレーティングシステム)33や各種アプリケーションソフト34やインターネット10と接続するためのブラウザ35等のソフトウエアを格納するソフトウエア格納部11hと、を具備する。
パソコン11は、ブラウザ35を起動しURLを指定することにより、サーバ1がWeb上で提供する質屋運営システムのWebサイトにアクセス可能となり、質屋運営システムのホームページ(HP)を開き、閲覧可能となる。パソコン12〜15もパソコン11と同様に構成されている。なお、インターネット10を介したサーバ装置1とパソコン11〜15との間の通信は、サーバ1側からの送信は電子メール部1cからメールアドレスを指定してパソコン11〜15の電子メール部11cに対して行われ、パソコン11〜15側からの送信は質屋運営システムのWebサイト上で提供する画面を用いてサーバ1の通信部1aに対して行われるのが一般的であるが、これに限定されるものではない。
〈第1の実施形態〉
次に、図1の質屋運営システムにおける質屋運営方法の動作手順を図4を参照しながら第1の実施形態として説明する。図4は、第1の実施形態による質屋運営方法のステップS01〜S16を示すフローチャートである。
まず、融資を希望する入質者は、図1、図3の例えばパソコン11でブラウザ35を起動してインターネット10に接続し(S01)、質屋運営システムのWebサイトのURLを指定し図1,図2のサーバ1に接続し、パソコン11から送信された情報をサーバ1は通信部1aで受信すると、通信部1aからWebサイトのWeb情報がパソコン11に送信されることで、サーバ1が提供するWebサイトのホームページ(HP)を開く(S02)。
次に、入質者は、そのWebサイトの一般用Webページで融資の申し込みに必要な情報(例えば、質草の内容、融資希望額、住所、氏名、電子メールアドレス等)をパソコン11の入力部11gから入力した後、サーバ1に送信することで融資の申し込みを行い、サーバ1がかかる融資の申し込み情報を図2の通信部1aを介して受け付け、データベース部1fの被融資情報記憶部25に記憶し登録する(S03)。
なお、融資の申し込みに必要な情報には、融資希望額、質草の情報(例えば、物品名、ブランド名、物品の状態など)が含まれる。また、必要な場合には、質草のデジタルカメラ等による撮影画像や質草の鑑定書や保証書等のコピー画像を上記送信時に添付するようにしてもよい。
また、サーバ1は、専用Webページで融資の申し込みを受け付けるようにしてもよく、この場合は、登録済みのユーザだけがID番号とパスワードを入力し、アクセス可能となる。
次に、入質者は質草を質屋運営者に郵便小包や宅配便等により送る(S04)。なお、上記融資の申し込みをインターネットを介して受け付けたサーバ1は、入質者の質草及び融資希望額に関する簡単な審査をデータベース部1fの質草情報記憶部27に記憶された各種質草の融資額データに基づいて行うようにしてもよい。この審査は、質草の保管管理等の適格性(保管や管理が困難な大きい物や生物や植物等)や融資希望額と質草とのバランス等をチェックする簡単な審査である。また、入質者は質草を質屋運営者に直接持ち込んでもよく、この場合は、質草の持ち込みと同時に融資の申し込みを直接に行うことができる。
次に、上記質草を受け取った質屋運営者はその質草について鑑定を行う(S05)。これは、通常の質屋における質草の鑑定に相当し、質草を鑑定し(真贋鑑定も含む)質草の価値を判断し、その質草鑑定結果に基づいて、融資希望額等を考慮して1次融資額を決定する。なお、質草の鑑定・価値判断は、質屋運営者のノウハウに属することであるが、通常、その物品の状態や市場の動向やオークションの落札傾向等を加味して行われる。
次に、上記1次融資額と融資実行日と鑑定結果情報とを含む1次融資情報がサーバ1に入力されると、サーバ1は1次融資情報を被融資情報記憶部25に記憶し登録するとともに、1次融資情報をサーバ1の電子メール部1cから入質者のパソコン11にメールアドレスを指定して送信する(S06)。なお、1次融資を行う者は、質屋運営者であるが、これに限定されるものではない。また、1次融資情報には、1次融資の金利や返済期限等も含まれるが、金利・返済期限(例えば、1次融資の日から6ヶ月)は、Webサイトの各種情報ページに予め公開されている。
上記1次融資情報にしたがって入質者に1次融資が実行される(S07)。すなわち、サーバ1は、上記入質者に対する1次融資の実行手続きを行い、例えば、入質者の口座への振り込み指示を出すことで、融資が実行される。なお、このとき、n=1とし、1次融資である。
上記1次融資の実行と並行して、サーバ1は、入質者に関する2次融資の出資者を募るために、サーバ1が運営するサイトの一般用Webページに、上述の1次融資情報、融資希望額及び鑑定結果情報に含まれる質草情報を公開する(S08)。この公開情報は、サーバ1のデータベース部1fの公開情報生成部24が被融資情報記憶部25のデータから未公開情報を定期的に検索し、所定の情報を選択して生成され、例えば、図5のように、管理No.、質草の内容(鑑定結果情報に含まれるブランド名や品質等を含む)、融資希望額、及び1次融資額が出資募集案件リストのWebページとしてサイト上に公開される。管理No.は融資申し込みの受付順に自動的に付与される。
なお、かかる公開を、ユーザ登録済みの者だけがID番号及びパスワードの入力でアクセス可能な専用Webページで行うようにしてもよい。また、公開情報にはさらに追加の情報を加えてもよく、例えば質草の内容として、物品名やブランド名や品質に加えて、例えば物品の状態なども含めてもよく、質草のデジタルカメラ等による撮影画像や質草の鑑定書や保証書等のコピー画像等を加えてもよい。
また、入質者は、サーバ1から1次融資情報を受信してから(S06)公開される(S08)までの間に、2次融資の融資希望額を変更するようにしてよい。具体的には、パソコン11からサーバ1にその変更情報が送信されると、サーバ1の被融資情報記憶部25に記憶され登録され、変更された融資希望額が公開される。これにより、入質者は、1次融資額を考慮して、1次融資額よりも高額な2次融資の希望額を増減すること等が可能となる。
次に、上述の融資希望に対し出資を希望する出資希望者は、図1の例えばパソコン15でブラウザを起動してインターネット10に接続し、質屋運営システムのWebサイトのURLを指定しサーバ1に接続し、Webサイトのホームページを開き、図5のような出資募集案件リストのWebページをパソコン15の表示部15aに表示し、その公開された融資希望額及び質草に関する情報に基づいて2次融資の融資条件を決めることができる。出資希望者が出資応募を決めたときは、図5の応募ボタン29をパソコンの情報入力部11gのマウス等でクリックすると、応募のWebページに切り替わり、そのWebページで出資に必要な情報(住所、氏名、電子メールアドレス等の個人情報を含む)及び応募額を入力しパソコン15からサーバ1に送信することでその出資に応募し、サーバ1がかかる出資応募情報を通信部1aを介して受け付け(S09)、データベース部1fの出資情報記憶部26に記憶し登録する。
なお、専用Webページで公開されている場合、出資希望者はID番号及びパスワードを入力してアクセスする。
次に、予め設定した期間が経過すると、サーバ1の情報検索部23は、例えば、図5の出資募集案件リストの管理No.001についての出資応募状況を出資情報記憶部26から検索することで、出資応募情報に含まれる応募額を被融資情報記憶部25に登録された入質者の融資希望額(図5)と比較し、その応募額が融資希望額以上である出資希望者を2次融資の出資者と決定する(S10)。該当者が複数の場合は、最も高額の出資希望者を2次融資の出資者とする。
また、融資希望額以上である出資希望がない場合は、公開を続ける(S10)。この場合、融資希望額以下であるが、最高額の出資希望者を2次融資の出資者に決定するようにしてもよい。
なお、入質者は2次融資希望条件として融資希望額以外に金利や返済期間等の複数の条件を登録しておいてもよく、これらの条件に予め優先順位を付けておき、優先順位の高い情報(例えば、融資希望額)から順に判断し、例えば、応募額が同額の場合は、次に、金利の大小で判断し、同じであれば、次に、返済期間の長短で判断するようにしてもよい。
上述のようにして2次融資の出資者が決まると、その決定情報をサーバ1から決定した出資者及び入質者の各メールアドレスにそれぞれ送信し(S11)、また決定情報は出資情報記憶部26及び被融資情報記憶部25に記憶され登録される。このとき、n→1+nとされ、この場合は、n=2であり、2次融資である。
なお、落選した出資希望者にもその旨がサーバ1から出資希望者のメールアドレスに送信され、上記公開が後述のステップS14で続けられる場合、再度の出資応募が可能である。
次に、上記決定した出資者から出資金額が振り込まれると、かかる振り込み情報はサーバ1の被融資情報記憶部25,出資情報記憶部26に記憶されるとともに、この振り込み情報に基づいてサーバ1は、上記入質者に関する2次融資の実行手続きを行い、例えば、入質者の口座への振り込み指示を出すことで、2次融資が実行される(S12)。この場合、2次融資により1次融資者に対し1次融資額が返済される(S13)。このため、2次融資で入質者に振り込まれる額は、1次融資額に手数料が加えられた額を2次融資額から差し引いた額である。このようにして、入質者は1次融資から2次融資へ替えることができる。
上述のステップS11〜S13が進行する一方で、ステップS10の後に、入質者はさらなる3次融資を期待して公開を続けるか否かを決める(S14)。具体的には、ステップS11で決定情報をサーバ1から入質者のメールアドレスに送信するとき、公開を続行するか否か、及び、続行する場合はその3次融資の希望条件を問い合わせる情報を入質者に送る。
そして、入質者が公開続行を決めると(S14)、入質者のパソコン11から公開続行情報及び3次融資の希望条件をサーバ1に送信する(S15)。公開続行情報及び3次融資の希望条件をサーバ1が受信すると、サーバ1の被融資情報記憶部25に記憶し登録するとともに、ステップS08に戻り、3次融資の希望条件(3次融資の希望融資額等)及び2次融資額を含めた公開情報が図5と同様の出資募集案件リストとして公開されることで公開が続けられる。以降、同様のステップS09〜S15が繰り返され、n=3,4,・・・となって、3次融資、4次融資、・・・、を期待することができる。
また、ステップS14で入質者が公開続行を希望しない場合は、その旨の情報をパソコン11からサーバ1に送信し、ステップS08の公開が終了する。
また、ステップS08の公開は、無期限的に行うのではなく、所定期間、例えば、返済期間が満了するまで行うようにする(S16)。この場合の返済期間は、1次融資に対して設定された期間であってよいが、各n次融資毎に設定される期間としてもよい。
図6を参照して、上記2次融資後の入質者からの返済に関するステップS21〜S27について説明する。融資を受けた入質者から返済があると、具体的には、質屋運営者の口座に所定額(例えば、元金と金利分と手数料の合計額)の振り込みがあると、かかる返済情報はサーバ1の被融資情報記憶部25に記憶されるが、サーバ1は、返済期限日が満了すると、情報検索部23で被融資情報記憶部25を検索し、返済情報に基づいて融資を受けた入質者から返済期限日まで返済があったか否か、を確認する(S21)。
入質者から期限日まで返済がなかった場合(質流れの場合)には(S22)、サーバ1は、電子メール部1cから上記2次融資の出資者のメールアドレスに、金員返済の代わりにその質草を受け取るか、または、インターネット上で運営されるオークションに出品するか、の内のいずれを選択するかの問い合わせの電子メールを送る(S23)。
出資者が質草の受け取りを選択した場合は(S24)、その質草を出資者に送る(S25)。なお、出資者は質草を質屋運営者から直接受け取るようにしてもよい。また、出資者は、将来、自らが入質者になる場合等に備えて、例えば、保管料の支払いを条件に質屋運営者に対し質草の保管継続をパソコン15からインターネットを介して依頼するようにしてもよい。
また、出資者がオークションへの出品を選択した場合は(S24)、サーバ1は、その質草をインターネット上のオークションに出品する手続きを行う(S26)。オークションで落札されて、落札者からの入金が質屋運営者にあると、サーバ1が出資者の口座への振り込み指示を出し、その売上金相当額が出資者の口座に振り込まれる。なお、インターネット上のオークションは、本実施の形態の質屋運営者がサーバ1や別のサーバ装置で運営するようにできるが、別の者が運営する他のサイトのオークションを利用するようにしてもよい。
また、入質者から返済があった場合には(S22)、質屋運営者は、その質草を入質者に返品する(S27)。なお、入質者は、将来、その質草で再度融資を希望するような場合に備えて、例えば、保管料の支払いを条件に質屋運営者に対し質草の保管継続をパソコン11からインターネットを介して依頼するようにしてもよい。
なお、上記ステップS24における選択は、ステップS25またはS26のどちらを選択するかの選択情報を例えばステップS09の出資応募情報に含めておき、サーバ1の出資情報記憶部26に予め登録しておくようにしてもよく、この場合は、返済がなかったとき、自動的にステップS25,または、ステップS26に進む。これにより、質流れのとき、迅速な処理が可能となる。
また、図6では、2次融資における質流れを例にしたが、3次融資、4次融資、・・・、の場合も同様にして処理される。また、1次融資のみの場合で、1次融資者が質屋運営者の場合は、インターネット上のオークションに出品する。
以上のように、第1の実施形態の質屋運営方法によれば、質屋営業をインターネット上で運営でき省力化を実現できる。図7を参照して説明する。図7は図2,図3におけるサーバ1と入質者のパソコン11と出資希望者(出資者)のパソコン14,15との間の送受信の各ステップを時系列的に示す図である。
図7において矢印の方向が送信・受信の方向を示し、入質者によるPC11からの融資申し込みの送信・サーバ1の受信(S03)から始まって、各情報の送受信がインターネットを介して行われ、インターネット上のサイトに図5のような出資募集案件リストを公開する(S08)ことで、出資を募り、出資希望者からの応募があると、以降の各情報の送受信もインターネットを介して行われ、サーバ1が送信する各情報は、サーバ1で自動的に作成され、データベース部1fに記憶され登録され、また、サーバ1がユーザから受信した情報もデータベース部1fに記憶され登録される。
上述のように、入質者が質草を質屋運営者に送る(または直接持ち込む)こと(S04)、質屋運営者が質草を鑑定し(S05)、その鑑定結果に基づいて1次融資額を決定すること、質屋運営者が質草を保管すること、及び、ユーザ(入質者、出資希望者)がパソコンの入力部11gから必要な情報を入力すること以外は、ほとんどのステップがインターネット上でサーバ1及びパソコン11〜15で自動的に処理可能であるので、質屋営業を省力化し簡単かつ確実に運営することができる。
また、入質者、質屋運営者、及び出資者において、それぞれ次のような効果(1)〜(3)を得ることができる。
(1)入質者からみれば、近隣に質屋がなくとも、質屋をインターネット上で簡単かつ確実に利用することができ、利用する上で地域的な制限がなくなり、また、質屋店舗にその都度出向くことが不要であるので、利用し易く、便利である。さらに、質草の鑑定後、直ちに、1次融資が行われるので、融資が行われるまでの期間が短縮化され、入質者は、短期間で融資を受けることができ、しかもWebサイト上に公開されることで、さらなる2次融資、3次融資、・・・、への変更が可能になり、融資額の増加を期待することができる。
(2)質屋運営者からみれば、インターネット上で質屋を運営することで、質屋営業を地域的な制限なく行うことが可能となり、また、1次融資者となった場合でも、インターネット上で出資者を募り、応募した出資者からの出資による2次融資で返済されるので、質屋営業のための運転資金の準備額や調達額がさほど嵩むことはなく、また、入質者及び出資者の双方から鑑定料や保管料や手数料(変更手数料も含む)等を加味した手数料の収入を見込むことができる。
(3)出資者からみれば、出資額に応じた金利分の収入を見込むことができ、インターネット上で比較的安全な投資的効果を得ることができ、また、質草がお気に入りの場合は、質流れのときにその質草を取得可能という期待感、または、オークションへの出品の場合は、出資額を超えた額で落札可能という期待感を持つことができる。また、入質者の融資希望に対する出資に興味があり本サイトを閲覧するすべて者にとっては、1次融資がなされても、さらに2次融資、3次融資、・・・がなされても、公開が続くことで、出資応募の可能性が残るため、例えば、1次融資で終了する場合と比べて出資や質草入手の期待感を長期間にわたって持つことができる。
〈第2の実施形態〉
次に、図1の質屋運営システムにおけるもう1つの質屋運営方法の動作手順を図8を参照しながら第2の実施形態として説明する。図8は、第2の実施形態による質屋運営方法のステップS31〜S45を示すフローチャートである。
第2の実施形態による質屋運営方法は、図4と比べて、サイト上に公開した出資の募集に対して出資希望者から2次融資の応募があった場合、入質者は出資希望者が提示した各融資条件を閲覧して2次融資の出資者を選択可能なようにした点が相違する。以下、図4と異なる点を主に説明する。
第2の実施形態の質屋運営方法による図8の各ステップS31〜S45は、図2の各ステップS01〜S15にそれぞれ対応するが、ステップS40,S41が図4のステップS10,S11と異なる。
図8のステップS38の公開により、ステップS39で2次融資に対する複数の応募があった場合、複数の出資応募の各融資条件の情報は、例えば、図9のように、管理No.001(図5)の応募案件リストのWebページとして、各応募No.毎に融資額がサイト上で公開される。応募No.は出資希望者の出資応募申し込みの受付順に自動的に設定される。
ステップS40において、入質者は、インターネットを介してWebサイトへアクセスし、図9の応募案件リストのWebページを開き、図9の応募案件リストから、2次融資を選択する。これにより、1次融資よりも高額の融資に変更することができる。
次に、ステップS41において、入質者が例えば、図9の応募No.0103を選ぶ場合、その欄の選択ボタン30をパソコン11の情報入力部11gのマウス等でクリックし、入質者のIDとパスワードを入力すると、選択のWebページに切り替わり、そのWebページで上記選択情報をパソコン11からサーバ1に送信し、サーバ1が受信すると、出資情報記憶部26及び被融資情報記憶部25に記憶し登録する。このとき、n→1+nとされ、この場合は、n=2であり、2次融資である。選択された2次融資の出資者にもその選択情報をサーバ1から送信する。
なお、選択されなかった出資希望者にもその旨がサーバ1から出資希望者のメールアドレスに送信され、上記公開が後述のステップS44で続けられる場合、再度の出資応募が可能である。また、ステップS40において入質者は、図9の応募案件リストから2次融資を選択せず、さらなる応募を待つようにしてもよい。
また、図9の例は、金利や返済期限が固定された場合であり、融資額だけを出資希望者は設定できるが、金利や返済期限も設定できるようにしてもよく、この場合は、金利や返済期限の欄が追加される。また、図9のWebページは、サイト上に公開されるので、この公開情報を参照して後続の出資希望者は融資額等を決めることができる。また、図9の情報をサーバ1が電子メールで入質者のメールアドレスに送信するようにしてもよい。
また、図8において、公開の期限は特に設定されていないが、図4と同様に返済期限が満了するまでとすることができる。
また、上記融資後の入質者からの返済、質流れに関しては、図3のステップS21〜S27と同様であってよい。また、質流れの場合に、出資者が質草の受け取りを選択するか、または、出資者がオークションへの出品を選択するかを、サーバ1の出資情報記憶部26に予め登録しておくようにしてもよく、この場合は、返済がなかったとき、自動的にステップS25,または、ステップS26に進む。
以上のように、第2の実施形態の質屋運営方法によれば、第1の実施形態と同様に、質屋営業をインターネット上で運営でき省力化を実現でき簡単かつ確実に運営できるとともに上述の(1)〜(3)と同様の効果を得ることができる。すなわち、図7と同様に、入質者が質草を質屋運営者に送る(または直接持ち込む)こと(S34)、質屋運営者が質草を鑑定し(S35)、その鑑定結果に基づいて1次融資額を決定すること、質屋運営者が質草を保管すること、及び、ユーザ(入質者、出資希望者)がパソコンの入力部11gから必要な情報を入力すること以外は、ほとんどのステップがインターネット上でサーバ1及びパソコン11〜15で自動的に処理可能であるので、質屋営業を省力化し簡単かつ確実に運営することができる。
さらに、質草の鑑定後、直ちに、1次融資が行われるので、融資が行われるまでの期間が短縮化され、入質者は、短期間で融資を受けることができ、しかもWebサイト上に公開されることで、さらなる2次融資、3次融資、・・・、への変更が可能になり、融資額の増加を期待することができる。すなわち、入質者は、パソコン11で図9のような応募案件リストのWebページを開き、その中から有利な融資条件の出資応募を選択し、2次融資を受けることができるので、入質者は各出資希望者が提示した各融資条件から希望の(希望に近い)融資条件を選択でき、単なる言い値での融資と異なり、自分にとって有利と考えられる融資条件で2次融資を受けることができる。また、随時、応募案件リストのWebページを開くことで、任意の時期に2次融資に変更できる。
次に、図4,図8の変形例について説明する。本例は、図4,図8では入質者が質屋運営者に質草を送る(S04,S34)ようにしたのに対し、入質者が質草を質屋に持ち込むようにしたものである。
すなわち、入質者は、図4,図8で質屋運営者に質草を送る(S04,S34)代わりに、質草を質屋に直接持ち込み、その質屋で質草の鑑定を受け(S05,S35)、その鑑定結果情報を質屋が例えば図1のパソコン13からインターネットを介してサーバ1に送信し、サーバ1はその鑑定結果情報を通信部1aで受信し、被融資情報記憶部25に記憶し登録する。次に、図4,図8と同様にして決定された1次融資額を含む1次融資情報がサーバ1の電子メール部1cから入質者のパソコン11に送信され(S06,S36)、以降、図4,図8と同様のステップが実行される。
上記例によれば、入質者は質草を質屋運営者に送る必要がなく、質草を持ち込んだ質屋で直ぐに鑑定を受けて、その鑑定結果情報が質屋から直接にサーバ1に送信されるので、図4,図8のステップS08,S38のサイト上への公開までの期間を短縮できる。このため、2次融資をより短期間で受けることが可能となる。質屋運営者の営業場所から離れているが、近隣に質屋がある場合に便利となる。なお、質草が持ち込まれる質屋は、本サイトを提供する質屋運営者と提携関係にあり、専用WebページでID番号及びパスワードを入力してサーバ1にアクセス可能である。なお、質草はその質屋で保管可能である。
また、上記例では、質草の鑑定を受けた質屋で1次融資額を決めるようにしてもよく、この場合、入質者は、その質屋で1次融資を受ける(S07,S37)ことができるとともに、図4,図8のステップS08,S38以降と同様のステップを経ることで、2次融資、3次融資、・・・、を期待することができる。
次に、別の変形例について図10を参照して説明する。本例は、特定の物品についてサイト上で公開(S08,S38)されると、その公開情報をサーバ1から予め登録した出資希望者のメールアドレスに送信するようにしたものである。
図10のように、出資希望者は、図1の例えばパソコン12でブラウザを起動してインターネット10に接続し(S51)、質屋運営システムのWebサイトのURLを指定しサーバ1に接続し、Webサイトのホームページを開き(S52)、特定の物品を指定して登録するWebページをパソコン12の表示部12aに表示し、そのWebページで、物品を指定し、その他必要な情報(氏名、メールアドレス等)を含めた特定物品情報をサーバ1に送信し(S53)、受信したサーバ1はデータベース部1fの質草情報記憶部27に登録する(S54)。
図4,図8のステップS08,S38でサーバ1がサイト上に公開すべき公開情報を生成するために検索するときに、あわせて質草情報記憶部27の特定物品情報を検索し、サーバ1が公開情報の質草がその登録された特定の物品であるか否かを判断し、その特定の物品に関する公開情報が公開されると(S55)、サーバ1はその公開情報をその登録をした出資希望者のメールアドレスに送信する(S56)。
図10によれば、出資希望者が特定の質草について出資を希望する場合に、その特定物品情報を予めサーバ1に登録しておくことで、出資希望者は、その物品(質草)に関する公開情報を迅速にかつ見逃すことなく知ることができ、図4,図8の出資の応募(S09,S39)を確実に行うことができる。なお、図10のステップS56では公開情報そのものを出資希望者のメールアドレスに送信したが、公開された旨を知らせる情報を送信するようにしてもよい。
〈第3の実施形態〉
次に、古物営業運営方法の動作手順を図11,図12を参照しながら第3の実施形態として説明する。図11は、第3の実施形態による古物営業運営方法のステップS61〜S76を示すフローチャートである。図12は、本実施形態の古物営業運営方法を実行可能なサーバ装置の構成例・機能例を概略的に示す図2と同様のブロック図である。
本実施形態の古物営業運営方法は、図1と同様のシステムから構成される古物営業運営システムで実行可能であり、図12のサーバ装置1と図1,図3のユーザ側のパソコン11〜15とがインターネットを介して接続可能である。図12のサーバ装置1は、図2のものと実質的に同様の構成であるが、古物営業運営のため、ソフトウエア格納部1iに古物営業運営管理ソフト220を格納し、データベース部1fに販売情報記憶部250,購入情報記憶部260及び古物情報記憶部270を備えている。
なお、本実施形態の古物営業運営方法では、販売者は古物営業運営者に古物に関し販売者の買い戻し特約を附してその古物を1次販売し、古物営業運営者はその古物を保管したまま購入者に2次販売するが、このとき、購入者に対し古物の優先的な取得特約が附されている。販売者が所定期間内に古物の買い戻しをすると、その古物は元の販売者に戻るが、販売者が買い戻しをしないと、購入者がその古物を受け取る。
まず、古物の販売を希望する販売者は、図1、図3の例えばパソコン11でブラウザ35を起動してインターネット10に接続し(S61)、古物営業運営システムのWebサイトのURLを指定し図1,図12のサーバ1に接続し、パソコン11から送信された情報をサーバ1は通信部1aで受信すると、通信部1aからWebサイトのWeb情報がパソコン11に送信されることで、サーバ1が提供するWebサイトのホームページ(HP)を開く(S62)。
次に、販売者は、そのWebサイトの一般用Webページで販売の申し込みに必要な情報(例えば、古物の内容、販売希望額、住所、氏名、電子メールアドレス等)をパソコン11の入力部11gから入力した後、サーバ1に送信することで販売の申し込みを行い、サーバ1がかかる販売の申し込み情報を図2の通信部1aを介して受け付け、データベース部1fの販売情報記憶部250に記憶し登録する(S63)。
なお、販売の申し込みに必要な情報には、販売希望額、古物の情報(例えば、物品名、ブランド名、物品の状態など)が含まれる。また、必要な場合には、古物のデジタルカメラ等による撮影画像や古物の鑑定書や保証書等のコピー画像を上記送信時に添付するようにしてもよい。
また、サーバ1は、専用Webページで販売の申し込みを受け付けるようにしてもよく、この場合は、登録済みのユーザだけがID番号とパスワードを入力し、アクセス可能となる。
次に、販売者は古物を古物営業運営者に郵便小包や宅配便等により送る(S64)。なお、上記販売の申し込みをインターネットを介して受け付けたサーバ1は、販売者の古物及び販売希望額に関する簡単な審査をデータベース部1fの古物情報記憶部270に記憶された各種古物の販売額データに基づいて行うようにしてもよい。また、販売者は古物を古物営業運営者に直接持ち込んでもよく、この場合は、古物の持ち込みと同時に販売の申し込みを直接に行うことができる。
次に、上記古物を受け取った古物営業運営者はその古物について鑑定を行う(S65)。これは、質屋営業における質草の鑑定に相当し、古物を鑑定し(真贋鑑定も含む)古物の価値を判断し、その古物鑑定結果に基づいて、販売希望額等を考慮して1次販売額を決定する。
次に、上記1次販売額と振り込み日と鑑定結果情報とを含む1次販売情報がサーバ1に入力されると、サーバ1は1次販売情報を販売情報記憶部250に記憶し登録するとともに、1次販売情報をサーバ1の電子メール部1cから販売者のパソコン11にメールアドレスを指定して送信する(S66)。なお、1次販売に対する購入者は、古物営業運営者であるが、これに限定されるものではない。また、1次販売情報には、1次販売の買い戻し時の金利や買い戻しの有効期限等も含まれるが、金利・有効期限(例えば、1次販売の日から6ヶ月)は、Webサイトの各種情報ページに予め公開されている。
上記1次販売情報にしたがってその古物の1次販売に対する支払いが行われる(S67)。すなわち、サーバ1は、上記古物に関する1次販売の実行手続きを指示し、例えば、販売者の口座への振り込み指示を出す。なお、このとき、n=1とし、1次販売である。
上記1次販売と並行して、サーバ1は、その古物の2次販売に対する購入者を募るために、サーバ1が運営するサイトの一般用Webページに、上述の1次販売情報、販売希望額及び鑑定結果情報に含まれる古物情報を公開する(S68)。この公開情報は、サーバ1のデータベース部1fの公開情報生成部24が販売情報記憶部250のデータから未公開情報を定期的に検索し、所定の情報を選択して生成され、例えば、図5と同様に、管理No.、古物の内容(鑑定結果情報に含まれるブランド名や品質等を含む)、販売希望額、及び1次販売額が販売案件リストのWebページとしてサイト上に公開される。管理No.は販売申し込みの受付順に自動的に付与される。
なお、かかる公開を、ユーザ登録済みの者だけがID番号及びパスワードの入力でアクセス可能な専用Webページで行うようにしてもよい。また、公開情報にはさらに追加の情報を加えてもよく、例えば古物の内容として、物品名やブランド名や品質に加えて、例えば物品の状態なども含めてもよく、古物のデジタルカメラ等による撮影画像や古物の鑑定書や保証書等のコピー画像等を加えてもよい。
また、販売者は、サーバ1から1次販売情報を受信してから(S66)公開される(S68)までの間に、2次販売の販売希望額を変更するようにしてよい。具体的には、パソコン11からサーバ1にその変更情報が送信されると、サーバ1の販売情報記憶部250に記憶され登録され、変更された販売希望額が公開される。これにより、販売者は、1次販売額を考慮して、1次販売額よりも高額な2次販売の希望額を増減すること等が可能となる。
次に、古物購入を希望する購入希望者は、図1の例えばパソコン15でブラウザを起動してインターネット10に接続し、古物営業運営システムのWebサイトのURLを指定しサーバ1に接続し、Webサイトのホームページを開き、図5と同様の販売案件リストのWebページをパソコン15の表示部15aに表示し、その公開された販売希望額及び古物に関する情報に基づいて2次販売に対する購入条件を決めることができる。購入希望者が購入応募を決めたときは、図5と同様に応募ボタン29をパソコンの情報入力部11gのマウス等でクリックすると、応募のWebページに切り替わり、そのWebページで購入応募に必要な情報(住所、氏名、電子メールアドレス等の個人情報を含む)及び応募額を入力しパソコン15からサーバ1に送信することで応募し、サーバ1がかかる購入応募情報を通信部1aを介して受け付け(S69)、データベース部1fの購入情報記憶部260に記憶し登録する。
なお、専用Webページで公開されている場合、購入希望者はID番号及びパスワードを入力してアクセスする。
次に、予め設定した期間が経過すると、サーバ1の情報検索部23は、例えば、図5と同様の販売案件リストの管理No.001についての購入応募状況を購入情報記憶部260から検索することで、購入応募情報に含まれる応募額を販売情報記憶部250に登録された販売者の販売希望額と比較し、その応募額が販売希望額以上である購入希望者を2次販売に対する購入者と決定する(S70)。該当者が複数の場合は、最も高額の購入希望者を2次販売に対する購入者とする。
また、販売希望額以上である購入希望がない場合は、公開を続ける(S10)。この場合、販売希望額以下であるが、最高額の購入希望者を2次販売に対する購入者に決定するようにしてもよい。
なお、販売者は2次販売希望条件として販売希望額に加えて金利等の複数の条件を登録しておいてもよく、これらの条件に予め優先順位を付けておき、優先順位の高い情報(例えば、販売希望額)から順に判断し、例えば、応募額が同額の場合は、次に、金利の大小で判断するようにしてもよい。
上述のようにして2次販売に対する購入者が決まると、その決定情報をサーバ1から決定した購入者及び販売者の各メールアドレスにそれぞれ送信し(S71)、また決定情報は購入情報記憶部260及び販売情報記憶部250に記憶され登録される。このとき、n→1+nとされ、この場合は、n=2であり、2次販売である。
なお、落選した購入希望者にもその旨がサーバ1から購入希望者のメールアドレスに送信され、上記公開が後述のステップS74で続けられる場合、再度の購入応募が可能である。
次に、上記決定した購入者から購入代金が振り込まれると、かかる振り込み情報はサーバ1の販売情報記憶部250,購入情報記憶部260に記憶されるとともに、この振り込み情報に基づいてサーバ1は、例えば、上記販売者の口座への振り込み指示を出すことで、上記販売者に対し2次販売の販売代金相当額の振り込み実行手続きが行われる(S72)。この場合、2次販売により1次購入者に対し1次販売額が支払われる(S73)。このため、2次販売により販売者に振り込まれる販売代金相当額は、1次販売額に手数料が加えられた額を2次販売額から差し引かれた額である。
上述のステップS71〜S73が進行する一方で、ステップS70の後に、販売者はさらなる3次販売を期待して公開を続けるか否かを決める(S74)。具体的には、ステップS71で決定情報をサーバ1から販売者のメールアドレスに送信するとき、公開を続行するか否か、及び、続行する場合はその3次販売の希望条件を問い合わせる情報を販売者に送る。
そして、販売者が公開続行を決めると(S74)、販売者のパソコン11から公開続行情報及び3次販売の希望条件をサーバ1に送信する(S75)。公開続行情報及び3次販売の希望条件をサーバ1が受信すると、サーバ1の販売情報記憶部250に記憶し登録するとともに、ステップS68に戻り、3次販売の希望条件(3次販売の希望販売額等)及び2次販売額を含めた公開情報が図5と同様の販売案件リストとして公開されることで公開が続けられる。以降、同様のステップS69〜S75が繰り返され、n=3,4,・・・となって、3次販売、4次販売、・・・、を期待することができる。
また、ステップS74で販売者が公開続行を希望しない場合は、その旨の情報をパソコン11からサーバ1に送信し、ステップS68の公開が終了する。
また、ステップS68の公開は、無期限的に行うのではなく、所定期間、例えば、販売者の買い戻し特約の有効期間が満了するまで行うようにする(S76)。この場合の有効期間は、1次販売に対して設定された期間であってよいが、各n次販売毎に設定される期間としてもよい。
上記2次販売後の販売者からの買い戻しの有無に関するステップは図6と同様にして行われる。すなわち、販売者から買い戻しのための振り込みがあると、具体的には、古物営業運営者の口座に所定額(例えば、2次販売額と金利分と手数料の合計額)の振り込みがあると、かかる買い戻し情報はサーバ1の販売情報記憶部250に記憶されるが、サーバ1は、買い戻し有効期限日が満了すると、情報検索部23で販売情報記憶部250を検索し、販売者から期限日まで買い戻しのための所定額の振り込みがあったか否かを確認する。販売者から期限日まで振り込みがなかった場合には、サーバ1は、電子メール部1cから上記2次販売の購入者のメールアドレスに、その古物を受け取るか、または、インターネット上で運営されるオークションに出品するか、のいずれを選択するかの問い合わせの電子メールを送る。
購入者が古物の受け取りを選択した場合は、その古物を購入者に送る。なお、購入者は古物を古物営業運営者から直接受け取るようにしてもよい。また、購入者は、将来、自らが販売者になる場合等に備えて、例えば、保管料の支払いを条件に古物営業運営者に対し古物の保管継続をパソコン15からインターネットを介して依頼するようにしてもよい。
また、購入者がオークションへの出品を選択した場合は、サーバ1は、その古物をインターネット上のオークションに出品する手続きを行う。オークションで落札されて、落札者からの入金が古物営業運営者にあると、サーバ1が購入者の口座への振り込み指示を出し、その売上金相当額が購入者の口座に振り込まれる。
また、販売者から買い戻しの所定額の振り込みがあった場合には、古物営業運営者は、その古物を販売者に返品する。なお、販売者は、将来、その古物で再度販売を希望するような場合に備えて、例えば、保管料の支払いを条件に古物営業運営者に対し古物の保管継続をパソコン11からインターネットを介して依頼するようにしてもよい。
なお、購入者による古物を受け取るかまたはオークションへ出品するかの選択は、どちらを選択するかの選択情報を例えばステップS69の購入応募情報に含めておき、サーバ1の購入情報記憶部260に予め登録しておくようにしてもよく、この場合は、返済がなかったとき、自動的に古物の受け取りまたはオークションへの出品となる。これにより、買い戻しがないとき、迅速な処理が可能となる。
また、上記例では、2次販売後を例にしたが、3次販売、4次販売、・・・、の場合も同様にして処理される。また、1次販売のみの場合で、1次購入者が古物営業運営者の場合は、インターネット上のオークションに出品する。
以上のように、第3の実施形態の古物営業運営方法によれば、古物営業をインターネット上で運営でき省力化を実現できる。図7と同様に、販売者が古物を古物営業運営者に送る(または直接持ち込む)こと(S64)、古物営業運営者が古物を鑑定し(S65)、その鑑定結果に基づいて1次販売額を決定すること、古物営業運営者が古物を保管すること、及び、ユーザ(販売者、購入希望者)がパソコンの入力部11gから必要な情報を入力すること以外は、ほとんどのステップがインターネット上でサーバ1及びパソコン11〜15で自動的に処理可能であるので、古物営業を省力化し簡単かつ確実に運営することができる。
また、販売者、古物営業運営者、及び購入者において、それぞれ次のような効果(1)〜(3)を得ることができる。
(1)販売者からみれば、近隣に古物営業者がなくとも、古物営業をインターネット上で簡単かつ確実に利用することができ、利用する上で地域的な制限がなくなり、また、古物営業店舗にその都度出向くことが不要であるので、利用し易く、便利である。さらに、古物の鑑定後、直ちに、1次販売額が振り込まれるので、販売期間が短縮化され、販売者は短期間で販売代金を受けることができ、しかもWebサイト上に公開されることで、さらなる2次販売、3次販売、・・・、への変更が可能になり、販売額の増加を期待することができる。
(2)古物営業運営者からみれば、インターネット上で古物営業を運営することで、古物営業を地域的な制限なく行うことが可能となり、また、1次販売に対する1次購入者となっても、インターネット上で購入希望者を募り、応募した購入者から購入代金が支払われるので、古物営業のための運転資金の準備額や調達額がさほど嵩むことはなく、また、販売者及び購入者の双方から鑑定料や保管料や手数料(変更手数料も含む)等を加味した手数料の収入を見込むことができる。
(3)購入者からみれば、購入額に応じた金利分の収入を見込むことができ、インターネット上で比較的安全な投資的効果を得ることができ、また、古物がお気に入りの場合は、販売者の買い戻しがないときにその古物を取得可能という期待感、または、オークションへの出品の場合は、購入額を超えた額で落札可能という期待感を持つことができる。また、古物販売に対する購入に興味があり本サイトを閲覧するすべて者にとっては、1次販売後、2次販売、3次販売、・・・がなされても、公開が続くことで、購入応募の可能性が残るため、例えば、1次販売で終了する場合と比べて購入希望や古物入手の期待感を長期間にわたって持つことができる。
〈第4の実施形態〉
次に、1つの古物営業運営方法の動作手順を図13を参照しながら第4の実施形態として説明する。図13は、第4の実施形態による古物営業運営方法のステップS81〜S95を示すフローチャートである。
第4の実施形態による古物営業運営方法は、図11と比べて、サイト上に公開した販売に対して購入希望者から2次販売に対する応募があった場合、販売者は購入希望者が提示した各購入応募条件を閲覧して2次販売に対する購入者を選択可能なようにした点が相違する。以下、図11と異なる点を主に説明する。
第4の実施形態の古物営業運営方法による図13の各ステップS81〜S95は、図11の各ステップS61〜S75にそれぞれ対応するが、ステップS90,S91が図11のステップS70,S71と異なる。
図13のステップS88の公開により、ステップS89で2次販売に対する複数の購入応募があった場合、複数の購入応募の各購入条件の情報は、例えば、図9と同様に、管理No.001(図5)の購入応募案件リストのWebページとして、各応募No.毎に購入希望額がサイト上で公開される。応募No.は購入希望者の購入応募申し込みの受付順に自動的に設定される。
ステップS90において、販売者は、インターネットを介してWebサイトへアクセスし、図9と同様の購入応募案件リストのWebページを開き、図9と同様の購入応募案件リストから、2次販売に対する購入希望を選択する。これにより、1次販売よりも高額の2次販売に替えることができる。
次に、ステップS91において、販売者が例えば、図9と同様の応募No.0103を選ぶ場合、その欄の選択ボタン30をパソコン11の情報入力部11gのマウス等でクリックし、販売者のIDとパスワードを入力すると、選択のWebページに切り替わり、そのWebページで上記選択情報をパソコン11からサーバ1に送信し、サーバ1が受信すると、購入情報記憶部260及び販売情報記憶部250に記憶し登録する。このとき、n→1+nとされ、この場合は、n=2であり、2次販売である。選択された2次販売に対する購入者にもその選択情報をサーバ1から送信する。
なお、選択されなかった購入希望者にもその旨がサーバ1から購入希望者のメールアドレスに送信され、上記公開がステップS94で続けられる場合、再度の購入応募が可能である。また、ステップS90において販売者は、図9と同様の購入応募案件リストから2次販売に対する購入希望者を選択せず、さらなる応募を待つようにしてもよい。
また、図9を参考とする例は、金利が固定された場合であり、購入希望額だけを購入希望者は設定できるが、金利等も設定できるようにしてもよく、この場合は、金利等の欄が追加される。また、図9と同様のWebページは、サイト上に公開されるので、この公開情報を参照して後続の購入希望者は購入希望額等を決めることができる。また、図9と同様の情報をサーバ1が電子メールで販売者のメールアドレスに送信するようにしてもよい。また、図13において、公開の期限は特に設定されていないが、例えば、図11と同様に買い戻し特約の有効期間が満了するまでとすることができる。
以上のように、第4の実施形態の古物営業運営方法によれば、第3の実施形態と同様に、古物営業をインターネット上で運営でき省力化を実現でき簡単かつ確実に運営できるとともに、第3の実施形態の(1)〜(3)と同様の効果を得ることができる。すなわち、図7と同様に、販売者が古物を古物営業運営者に送る(または直接持ち込む)こと(S84)、古物営業運営者が古物を鑑定し(S85)、その鑑定結果に基づいて1次販売額を決定すること、古物営業運営者が古物を保管すること、及び、ユーザ(販売者、購入希望者)がパソコンの入力部11gから必要な情報を入力すること以外は、ほとんどのステップがインターネット上でサーバ1及びパソコン11〜15で自動的に処理可能であるので、古物営業を省力化し簡単かつ確実に運営することができる。
また、図11,図13では販売者が古物営業運営者に古物を送る(S64,S84)のに対し、上述の質屋運営方法と同様に、販売者が古物を古物営業者に持ち込むようにしてもよい。なお、古物が持ち込まれる古物営業者は、本サイトを提供する古物営業運営者と提携関係にあり、専用WebページでID番号及びパスワードを入力してサーバ1にアクセス可能である。また、古物はその古物営業者で保管可能である。
また、図10と同様にして、特定の古物についてサイト上で公開(S68,S88)されると、その公開情報をサーバ1から予め登録した購入希望者のメールアドレスに送信するようにしてもよい。
以上のように本発明を実施の形態により説明したが、本発明はこれらに限定されるものではなく、本発明の技術的思想の範囲内で様々な変形が可能である。例えば、一般ユーザの情報端末装置としてパソコン以外にも、例えば、インターネット接続可能な携帯端末装置(PDA)や携帯電話やテレビ等を用いることができることは勿論である。
また、入質者が質草の適格性を容易に判断できるように、質草として適切な物品名(例えば、腕時計や宝飾品)をWebサイト上に列挙したり、検索可能にしておけば、入質者が利用する上で便利である。古物営業運営方法においても同様である。
また、図4のステップS16における返済期限は、所定の期間に設定されるが、入質者のインターネットを介しての申し出により、例えば、出資者の同意及び特別な金利(延長期間分の金利に加えて)の支払いを条件に延長するようにしてもよい。かかる同意(不同意)及び延長許可(延長不許可)に関する情報の送受信はインターネットを介して行うことができる。
また、上述の質屋運営システムや古物営業運営システムが専用Webページで提供される場合には、ユーザは、氏名、住所、電話番号、銀行口座、メールアドレス等により予めユーザ登録をしておき、設定されたID番号(またはユーザ名)とパスワードの入力によりサーバ1のID番号情報照合部1bで照合確認が行われてからアクセス可能とすることで、上述の質屋運営システム、古物営業運営システムを入質者、販売者または出資者、購入者として利用可能である。また、一般Webページで提供される場合にも、ユーザが予めユーザ登録をしておくことで、ID番号(またはユーザ名)とパスワードの入力によりアクセスし、その都度ユーザ情報を入力する必要がないようにできる。
また、図1,図2、図12のサーバ装置の構成例は一例であって、他の構成であってもよいことはもちろんである。さらに、図3のパソコンの構成例は一例であって、他の構成であってもよいことはもちろんである。
本実施形態における質屋運営システムの全体を概念的に示す図である。 図1のサーバ装置の構成例・機能例を概略的に示すブロック図である。 図1のパソコンの構成例を概略的に示すブロック図である。 第1の実施形態による質屋運営方法のステップS01〜S16を示すフローチャートである。 図4のステップS08における公開情報としての出資募集案件リストの例を示す図である。 図4の融資後の入質者からの返済に関するステップS21〜S27を示すフローチャートである。 図4におけるサーバ1と入質者のパソコン11と出資希望者(出資者)のパソコン14,15との間の送受信の各ステップを時系列的に示す図である。 第2の実施形態による質屋運営方法のステップS31〜S45を示すフローチャートである。 図8のステップS40で融資条件を選択する際に参照する各融資条件を示す応募案件リストの例を示す図である。 本実施形態の別の変形例を説明するためのフローチャートである。 第3の実施形態による古物営業運営方法のステップS61〜S76を示すフローチャートである。 第3,第4の実施形態の古物営業運営方法を実行可能なサーバ装置の構成例・機能例を概略的に示すブロック図である。 第4の実施形態による古物営業運営方法のステップS81〜S95を示すフローチャートである。
符号の説明
1 サーバ装置、サーバ、情報処理装置
10 インターネット(ネットワーク)
11〜15 パソコン(端末装置)
1f データベース部
22 質屋運営管理ソフト
23 情報検索部
24 公開情報生成部
25 被融資情報記憶部
26 出資情報記憶部

Claims (24)

  1. 質屋運営者が管理しかつ質屋運営に関するサイトをネットワーク上に提供するサーバ装置と、前記サイトに一般ユーザがアクセス可能な端末装置と、がネットワークを介して接続可能なシステムを用いた質屋運営方法であって、
    融資を希望する入質者の融資申し込み情報が端末装置の送信手段によりネットワークを介して前記サーバ装置に送信されると、前記融資申し込み情報を前記サーバ装置が受信手段により受信し被融資情報記憶手段が記憶するステップと、
    前記質屋運営者が前記入質者から受け取った質物について行った鑑定による鑑定結果情報により前記入質者に対する1次融資額が決定され、前記1次融資額及び前記鑑定結果情報を含む1次融資情報が前記サーバ装置へ入力されると、前記1次融資情報を前記被融資情報記憶手段が記憶するとともに前記サーバ装置がネットワークを介して前記入質者の端末装置の受信手段に送信するステップと、
    前記融資希望に対する2次融資の出資者を募るために前記サーバ装置が前記被融資情報記憶手段に記憶された鑑定結果情報から検索機能を有する公開情報生成手段により未公開情報を検索することで前記鑑定結果情報を含む公開情報を生成し前記サイトに公開するステップと、
    前記公開情報を閲覧した出資希望者による出資応募情報が端末装置の送信手段によりネットワークを介して送信されると、前記出資応募情報を前記サーバ装置が受信手段により受信し出資情報記憶手段が記憶するステップと、
    前記サーバ装置が前記出資情報記憶手段に記憶された出資応募情報を検索して前記入質者に関する2次融資の出資者を決定し、その決定情報を前記サーバ装置が送信手段によりネットワークを介して前記出資希望者及び前記入質者の各端末装置の受信手段に送信するステップと、を含むことを特徴とする質屋運営方法。
  2. 前記入質者が希望する2次融資の希望条件が端末装置の送信手段によりネットワークを介して前記サーバ装置の受信手段に送信されることで前記被融資情報記憶手段に予め登録され、
    前記サーバ装置は前記出資応募情報と前記登録された2次融資希望条件とを比較することで前記2次融資の出資者を決定することを特徴とする請求項1に記載の質屋運営方法。
  3. 質屋運営者が管理しかつ質屋運営に関するサイトをネットワーク上に提供するサーバ装置と、前記サイトに一般ユーザがアクセス可能な端末装置と、がネットワークを介して接続可能なシステムを用いた質屋運営方法であって、
    融資を希望する入質者の融資申し込み情報が端末装置の送信手段によりネットワークを介して前記サーバ装置に送信されると、前記融資申し込み情報を前記サーバ装置が受信手段により受信し被融資情報記憶手段が記憶するステップと、
    前記質屋運営者が前記入質者から受け取った質物について行った鑑定による鑑定結果情報により前記入質者に対する1次融資額が決定され、前記1次融資額及び前記鑑定結果情報を含む1次融資情報が前記サーバ装置へ入力されると、前記1次融資情報を前記被融資情報記憶手段が記憶するとともに前記サーバ装置がネットワークを介して前記入質者の端末装置の受信手段に送信するステップと、
    前記融資希望に対する2次融資の出資者を募るために前記サーバ装置が前記被融資情報記憶手段に記憶された鑑定結果情報から検索機能を有する公開情報生成手段により未公開情報を検索することで前記鑑定結果情報を含む公開情報を生成し前記サイトに公開するステップと、
    前記公開情報を閲覧した出資希望者による出資応募情報が端末装置の送信手段によりネットワークを介して送信されると、前記出資応募情報を前記サーバ装置が受信手段により受信し出資情報記憶手段が記憶するステップと、
    前記出資応募情報から前記入質者により選択された前記2次融資に対する出資希望に関する選択情報が端末装置の送信手段によりネットワークを介して前記サーバ装置に送信されると、前記選択情報を前記サーバ装置が受信手段により受信し前記出資情報記憶手段が記憶するステップと、
    前記サーバ装置が前記選択された出資希望者の端末装置の受信手段に前記選択情報をネットワークを介して送信するステップと、を含むことを特徴とする質屋運営方法。
  4. 前記2次融資の後のさらなる3次融資のために前記公開の続行を希望する前記入質者による公開続行情報が端末装置の送信手段によりネットワークを介して前記サーバ装置に送信されることで前記被融資情報記憶手段に記憶され、
    前記サーバ装置は、前記2次融資の決定または選択後にも前記サイト上での公開を続けることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の質屋運営方法。
  5. 前記入質者への融資に対して予め設定された返済期間が満了するまで前記サイト上での公開を続けることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の質屋運営方法。
  6. 前記出資者による前記2次融資の実行により前記1次融資を行った者に対し返済が行われると、その返済情報が前記サーバ装置へ入力され、前記被融資情報記憶手段に記憶されることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の質屋運営方法。
  7. 前記融資を受けた入質者の返済情報が前記サーバ装置へ入力されると前記被融資情報記憶手段に記憶され、
    前記サーバ装置が前記被融資情報記憶手段に記憶された返済情報を検索することで前記返済がなされなかったと判断した場合、前記サーバ装置が送信手段によりネットワークを介して前記出資者の端末装置の受信手段に、前記質物を受け取るか、または、ネットワーク上で運営されるオークションに出品するか、のいずれを選択するかの問い合わせ情報を送信するステップと、を含むことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の質屋運営方法。
  8. 前記出資情報記憶手段に、入質者からの返済がない場合に、質物を受け取るか、または、ネットワーク上で運営されるオークションに出品するか、のいずれを選択するかの選択情報を予め登録しておき、
    前記融資を受けた入質者の返済情報が前記サーバ装置へ入力されると前記被融資情報記憶手段に記憶され、
    前記サーバ装置は、前記被融資情報記憶手段に記憶された返済情報を検索することで前記返済がなされなかったと判断した場合、前記選択情報に従って処理する請求項1乃至6のいずれか1項に記載の質屋運営方法。
  9. 前記サイトに質屋営業者が端末装置によりネットワークを介してアクセス可能であり、
    前記入質者が質屋営業者に持ち込んだ質物について前記質屋運営者の代わりに前記質屋営業者により行われた鑑定による鑑定結果情報が端末装置の送信手段からネットワークを介して前記サーバ装置に送信されると、前記鑑定結果情報を前記サーバ装置が受信手段により受信し前記被融資情報記憶手段が記憶するステップを含む請求項1乃至8のいずれか1項に記載の質屋運営方法。
  10. 出資希望者が出資を希望する特定の物品に関する特定物品情報が端末装置の送信手段によりネットワークを介して前記サーバ装置の受信手段に送信されることで質草情報記憶手段に予め登録され、
    前記サーバ装置は前記公開情報の質草が前記登録された特定の物品であるか否かを判断し、前記特定の物品である場合、その公開に関する情報を前記サーバ装置がネットワークを介して前記出資希望者の端末装置の受信手段に送信することを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の質屋運営方法。
  11. 質屋運営者が管理しかつ質屋運営に関するサイトをネットワーク上に提供するサーバ装置と、前記サイトに一般ユーザがアクセス可能な端末装置と、がネットワークを介して接続可能な質屋運営システムであって、請求項1乃至10のいずれか1項に記載の質屋運営方法を実行することを特徴とする質屋運営システム。
  12. 請求項1乃至10のいずれか1項に記載の質屋運営方法の各ステップをサーバ装置に実行させるためのプログラム。
  13. 古物営業運営者が管理しかつ古物営業に関するサイトをネットワーク上に提供するサーバ装置と、前記サイトに一般ユーザがアクセス可能な端末装置と、がネットワークを介して接続可能なシステムを用いた古物営業運営方法であって、
    古物の販売を希望する販売者の販売申し込み情報が端末装置の送信手段によりネットワークを介して前記サーバ装置に送信されると、前記販売申し込み情報を前記サーバ装置が受信手段により受信し販売情報記憶手段が記憶するステップと、
    前記古物営業運営者が前記販売者から受け取った古物について行った鑑定による鑑定結果情報により前記古物に関する1次販売額が決定され、前記1次販売額及び前記鑑定結果情報を含む1次販売情報が前記サーバ装置へ入力されると、前記1次販売情報を前記販売情報記憶手段が記憶するとともに前記サーバ装置がネットワークを介して前記販売者の端末装置の受信手段に送信するステップと、
    前記古物に関する2次販売に対する購入者を募るために前記サーバ装置が前記販売情報記憶手段に記憶された鑑定結果情報から検索機能を有する公開情報生成手段により未公開情報を検索することで前記鑑定結果情報を含む公開情報を生成し前記サイトに公開するステップと、
    前記公開情報を閲覧した購入希望者による購入応募情報が端末装置の送信手段によりネットワークを介して送信されると、前記購入応募情報を前記サーバ装置が受信手段により受信し購入情報記憶手段が記憶するステップと、
    前記サーバ装置が前記購入情報記憶手段に記憶された購入応募情報を検索して前記2次販売についての購入者を決定し、その決定情報を前記サーバ装置が送信手段によりネットワークを介して前記購入希望者及び前記販売者の端末装置の受信手段に送信するステップと、を含むことを特徴とする古物営業運営方法。
  14. 前記販売者が希望する2次販売の希望条件が端末装置の送信手段によりネットワークを介して前記サーバ装置の受信手段に送信されることで前記販売情報記憶手段に予め登録され、
    前記サーバ装置は前記購入応募情報と前記登録された2次販売希望条件とを比較することで前記2次販売に対する購入者を決定することを特徴とする請求項13に記載の古物営業運営方法。
  15. 古物営業運営者が管理しかつ古物営業に関するサイトをネットワーク上に提供するサーバ装置と、前記サイトに一般ユーザがアクセス可能な端末装置と、がネットワークを介して接続可能なシステムを用いた古物営業運営方法であって、
    古物の販売を希望する販売者の販売申し込み情報が端末装置の送信手段によりネットワークを介して前記サーバ装置に送信されると、前記販売申し込み情報を前記サーバ装置が受信手段により受信し販売情報記憶手段が記憶するステップと、
    前記古物営業運営者が前記販売者から受け取った古物について行った鑑定による鑑定結果情報により前記販売者に対する1次販売額が決定され、前記1次販売額及び前記鑑定結果情報を含む1次販売情報が前記サーバ装置へ入力されると、前記1次販売情報を前記販売情報記憶手段が記憶するとともに前記サーバ装置がネットワークを介して前記販売者の端末装置の受信手段に送信するステップと、
    前記古物に関する2次販売に対する購入者を募るために前記サーバ装置が前記販売情報記憶手段に記憶された鑑定結果情報から検索機能を有する公開情報生成手段により未公開情報を検索することで前記鑑定結果情報を含む公開情報を生成し前記サイトに公開するステップと、
    前記公開情報を閲覧した購入希望者による購入応募情報が端末装置の送信手段によりネットワークを介して送信されると、前記購入応募情報を前記サーバ装置が受信手段により受信し購入情報記憶手段が記憶するステップと、
    前記購入応募情報から前記販売者により選択された前記2次販売に対する購入希望に関する選択情報が端末装置の送信手段によりネットワークを介して前記サーバ装置に送信されると、前記選択情報を前記サーバ装置が受信手段により受信し前記購入情報記憶手段が記憶するステップと、
    前記サーバ装置が前記選択された購入希望者の端末装置の受信手段に前記選択情報をネットワークを介して送信するステップと、を含むことを特徴とする古物営業運営方法。
  16. 前記2次販売の後のさらなる3次販売のために前記公開の続行を希望する前記販売者による公開続行情報が端末装置の送信手段によりネットワークを介して前記サーバ装置に送信されることで前記販売情報記憶手段に記憶され、
    前記サーバ装置は、前記2次販売の決定または選択後にも前記サイト上での公開を続けることを特徴とする請求項13乃至15のいずれか1項に記載の古物営業運営方法。
  17. 前記古物に関し予め設定された買い戻し特約の有効期間が満了するまで前記サイト上での公開を続けることを特徴とする請求項13乃至16のいずれか1項に記載の古物営業運営方法。
  18. 前記2次販売により先の購入者に対し支払いが行われると、その支払い情報が前記サーバ装置へ入力され、前記販売情報記憶手段に記憶されることを特徴とする請求項13乃至17のいずれか1項に記載の古物営業運営方法。
  19. 前記販売者が前記古物を買い戻すための買い戻し情報が前記サーバ装置へ入力されると前記販売情報記憶手段に記憶され、
    前記サーバ装置が前記販売情報記憶手段に記憶された買い戻し情報を検索することで前記買い戻しがないと判断した場合、前記サーバ装置が送信手段によりネットワークを介して前記購入者の端末装置の受信手段に、前記古物を受け取るか、または、ネットワーク上で運営されるオークションに出品するか、のいずれを選択するかの問い合わせ情報を送信するステップと、を含むことを特徴とする請求項13乃至18のいずれか1項に記載の古物営業運営方法。
  20. 前記購入情報記憶手段に、販売者による買い戻しがない場合に、古物を受け取るか、または、ネットワーク上で運営されるオークションに出品するか、のいずれを選択するかの選択情報を予め登録しておき、
    前記販売者が前記古物を買い戻すための買い戻し情報が前記サーバ装置へ入力されると前記販売情報記憶手段に記憶され、
    前記サーバ装置は、前記販売情報記憶手段に記憶された買い戻し情報を検索することで前記買い戻しがないと判断した場合、前記選択情報に従って処理する請求項13乃至18のいずれか1項に記載の古物営業運営方法。
  21. 前記サイトに古物営業者が端末装置によりネットワークを介してアクセス可能であり、
    前記販売者が古物営業者に持ち込んだ古物について前記古物営業運営者の代わりに前記古物営業者により行われた鑑定による鑑定結果情報が端末装置の送信手段からネットワークを介して前記サーバ装置に送信されると、前記鑑定結果情報を前記サーバ装置が受信手段により受信し前記販売情報記憶手段が記憶するステップを含む請求項13乃至20のいずれか1項に記載の古物営業運営方法。
  22. 購入希望者が購入を希望する特定の古物に関する特定古物情報が端末装置の送信手段によりネットワークを介して前記サーバ装置の受信手段に送信されることで購入情報記憶手段に予め登録され、
    前記サーバ装置は前記公開情報の古物が前記登録された特定の古物であるか否かを判断し、前記特定の古物である場合、その公開に関する情報を前記サーバ装置がネットワークを介して前記購入希望者の端末装置の受信手段に送信することを特徴とする請求項13乃至21のいずれか1項に記載の古物営業運営方法。
  23. 古物営業運営者が管理しかつ古物営業に関するサイトをネットワーク上に提供するサーバ装置と、前記サイトに一般ユーザがアクセス可能な端末装置と、がネットワークを介して接続可能な古物営業運営システムであって、請求項13乃至22のいずれか1項に記載の古物営業運営方法を実行することを特徴とする古物営業運営システム。
  24. 請求項13乃至22のいずれか1項に記載の古物営業運営方法の各ステップをサーバ装置に実行させるためのプログラム。
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