JP2002099585A - テストモデル生成装置とテストモデル生成方法 - Google Patents

テストモデル生成装置とテストモデル生成方法

Info

Publication number
JP2002099585A
JP2002099585A JP2000291269A JP2000291269A JP2002099585A JP 2002099585 A JP2002099585 A JP 2002099585A JP 2000291269 A JP2000291269 A JP 2000291269A JP 2000291269 A JP2000291269 A JP 2000291269A JP 2002099585 A JP2002099585 A JP 2002099585A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
test
test model
circuit
description
condition
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000291269A
Other languages
English (en)
Inventor
Tatsuo Oyama
竜生 大山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba TEC Corp
Original Assignee
Toshiba TEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba TEC Corp filed Critical Toshiba TEC Corp
Publication of JP2002099585A publication Critical patent/JP2002099585A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Tests Of Electronic Circuits (AREA)
  • Test And Diagnosis Of Digital Computers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 この発明は、簡単な操作だけで、テスト条件
に応じたテストモデルを生成することができ、回路設計
時の効率化が図れる。 【解決手段】 この発明は、テスト対象とするハードウ
ェア記述言語で記述された回路と、上記回路のテスト条
件が指定されると、上記回路の記述内容と上記テスト条
件とに基づいて、上記回路をテストするテストモデルを
生成するようにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば、VHD
L(VHSIC(very High Speed Integrated Circuits) Hard
ware Description Language)を使用して記述されたLS
Iなどの回路に対する検証用のモデルを生成するテスト
モデル生成装置とテストモデル生成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、VHDLを用いて記述されたLS
Iなどの回路の検証は、テストする条件を考慮して作成
されるテストモデル(検証用記述)により行われてい
る。上記テストモデルは、VHDLを用いて記述され
る。上記テストモデルは、検証対象となる回路の記述
と、テストする条件とに基づいて人手により作成されて
いる。上記テストモデルにより回路をテストする条件に
は、回路に入力させるテストパターンの入力方法、ある
いは出力結果と期待値との比較方法などがある。上記テ
ストパターンの入力方法では、テキストファイルからテ
ストパターンを入力するか、パターン発生回路により発
生されたテストパターンを入力するかなどの条件があ
る。
【0003】上記のようなテストモデルによる回路の検
証では、種々の条件を変更させて回路をテストしたい場
合がある。
【0004】例えば、複写機などの画像処理装置に利用
される画像処理用のLSIのテストでは、画像データの
入出力用のリセット信号やクロック信号、画像データの
主走査画素数や副走査ライン数など、一部のデータのみ
を変更したい場合がある。このように、一部の情報のみ
を変更する場合であっても、回路を検証するためのテス
トモデルは、毎回、人間が作成しなければならない。
【0005】上記のように、回路のテストする場合、一
部のデータを変更するだけであっても、人間がテストモ
デルの全てを作成しなければならないため、回路設計作
業の効率を向上させるのに大きな障害となっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、一部
のデータを変更するだけであっても、人間が検証用記述
を全てを作成しなければならないため、回路設計作業の
効率を向上させるのに大きな障害となっているという問
題点を解決するものである。すなわち、この発明は、回
路のテストモデルを簡単な操作で自動生成し、回路設計
における作業の効率を向上させることができるテストモ
デル生成装置とテストモデル生成方法を提供することを
目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明のテストモデル
生成装置は、テスト対象とするハードウェア記述言語で
記述された回路の指定、および上記回路のテスト条件の
指定が入力される操作部と、上記操作部で指定されたテ
スト対象の回路の記述内容と上記操作部で指定されたテ
スト条件とに基づいて、上記回路をテストするテストモ
デルを生成する生成部とから構成されている。
【0008】この発明のテストモデル生成方法は、テス
ト対象とするハードウェア記述言語で記述された回路が
指定される第1のステップと、この第1のステップによ
り指定された回路のテスト条件が指定される第2のステ
ップと、上記第1のステップにより指定された回路の記
述内容と上記第2のステップにより指定された回路のテ
スト条件とに基づいて、上記回路をテストするテストモ
デルを生成する第3のステップとを有する。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて図面を参照して説明する。
【0010】図1は、この発明のテストモデル生成装置
としての回路の検証用記述(テストモデル)を生成する
生成装置1の概略構成を示すブロック図である。
【0011】上記生成装置1で生成されるテストモデル
は、VHDL(VHSIC(very High Speed Integrated Circ
uits) Hardware Description Language)で記述される。
このテストモデルは、テスト対象となるLSIなどの回
路のVHDLによる記述内容とテストする条件に基づい
て生成される。
【0012】回路をテストする条件には、テストパター
ンの入力方法やテスト結果の期待値との比較方法などが
ある。上記テストパターンとは、対象の回路に入力させ
るテスト用の信号(パターン)である。このテストパタ
ーンは、例えば、テキストデータやテスト対象の回路内
で生成される内部パターンで与えられる。
【0013】図1に示すように、生成装置1は、制御部
2、表示部3、操作部4、記憶部5、テストモデル生成
部6、入出力部7などを有している。
【0014】上記制御部2は、生成装置1全体を制御す
るものである。上記表示部3は、ディスプレイ装置など
で構成される。この表示部3には、操作案内などが表示
される。上記操作部4は、キーボードやマウスなどで構
成される。この操作部4では、上記表示部3の操作案内
に応じて、テスト対象のファイルやテストモデルを生成
する際の種々の条件が指定される。
【0015】例えば、上記操作部4では、検証の対象と
なるVHDLで記述された回路のファイルが指定され
る。上記操作部4では、対象の回路に入力するテスト用
の画像データなどのテストパターンの入力方法が指定さ
れる。上記操作部4では、入力されるテストパターンに
対する出力結果と期待値との比較方法が指定される。上
記操作部4では、テストパターンのリセット信号、ある
いはクロック信号が指定される。また、テストパターン
がスキャナなどの画像読取装置で読み取った画像データ
を想定する場合、上記操作部4では、画像データの主走
査の画素数、あるいは副走査のライン数などが指定され
る。
【0016】上記表示部3と上記操作部4とにより、回
路をテストする際のテスト条件は、対話形成で指定され
るようになっている。上記記憶部5には、種々の制御プ
ログラムや種々のデータが記憶される。上記記憶部5に
は、VHDLで記述された回路のファイル、テストパタ
ーンとしてのテキストデータのファイル、上記テストモ
デル生成部6で自動生成される検証用記述(テストモデ
ル)のファイルなどが記憶される。
【0017】上記記憶部5は、上記回路のVHDLファ
イルが記憶される第1の記憶領域5a、テキストデータ
のファイルが記憶される第2の記憶領域5b、テストモ
デルのVHDLファイルが記憶される第3の記憶領域5
cなどを有している。
【0018】上記テストモデル生成部6は、回路のVH
DLによる記述やテストパターンなどに基づいてVHD
Lで記述されるテストモデルを生成する。上記テストモ
デル生成部6は、signal生成部(第1の生成部)
6a、component及びport map生成部
(第2の生成部)6b、およびprocess生成部
(第3の生成部)6cなどを有している。
【0019】上記入出力部7は、外部機器などとのデー
タの入出力を行う。例えば、テストパターンとしてのテ
キストデータを外部から受入れる場合、入出力部7を介
してテキストデータが入力される。
【0020】図2、図3及び図4は、VHDLによるテ
ストモデルを自動生成する際のフローチャートである。
ここでは、検証対象とする回路が画像処理用のLSIで
ある場合について説明する。
【0021】まず、ユーザは、操作部4により検証用記
述の自動生成プログラムの実行を指示する(ステップS
1)。すると、表示部3には、「VHDLでテストモデ
ル生成対象ファイルを指定して下さい。」という旨の操
作案内が表示される(ステップS2)。
【0022】この操作案内に従って、ユーザが検証の対
象となるLSIのVHDLにより記述されたファイルの
ファイル名を操作部4により入力する(ステップS
3)。この際、ファイルが特定のディレクトリに記憶さ
れている場合、ユーザは、操作部4によりファイルが存
在するディレクトリのパスを指定する。また、ファイル
がカレントディレクトリに存在する場合、パスは指定さ
れない。
【0023】ファイル名が入力されると、制御部2は、
指定されたパスでファイルをサーチする(ステップS
4)。このファイルサーチによりファイルが存在しなか
った場合(ステップS4、NO)、制御部2は、表示部
3に「ファイルがありません。」と案内表示し(ステッ
プS5)、上記ステップS2へ戻る。また、ファイルが
発見された場合、制御部2は、回路をテストする際のテ
スト条件を設定するためのメニュー画面を表示部3上に
表示する。
【0024】このメニュー画面は、接続の有無の指定、
入力信号としてテキストIOを使用するかの指定、入力
信号として内部パターンを発生させる指定、期待値の比
較と結果の出力を行うかの指定、などの各項目に対応し
て番号を案内する画面となっている。
【0025】このメニュー画面に従って、何れかの項目
に対応する番号がキー入力された場合、制御部2は、キ
ー入力された番号が有効か無効かを判断する。この判断
によりキー入力された番号が無効であると判断した場
合、制御部2は、上記ステップS6へ戻る。
【0026】上記判断によりキー入力された番号が有効
であると判断した場合、制御部2は、表示部3に「リセ
ット信号とリセット時の論理を入力して下さい。」とい
う案内画面を表示する(ステップS9)。
【0027】この案内画面に従って、ユーザは、操作部
4によりリセット信号名とリセット時の論理を入力する
(ステップS10)。制御部2は、ユーザにより入力さ
れたリセット信号名とリセット時の論理が有効なもので
あるか無効なものであるかをチェックする(ステップS
11)。このチェックにより入力されたリセット信号名
とリセット時の論理が無効なものであると判断した場合
(ステップS11、NG)、制御部2は、上記ステップ
S9へ戻り、リセット信号名とリセット時の論理の入力
案内を行う。
【0028】また、入力されたリセット信号とリセット
時の論理とが有効なものであると判断した場合(ステッ
プS11、OK)、制御部2は、表示部3に「クロック
信号名を入力して下さい。」という案内を表示する(ス
テップS12)。
【0029】この案内画面に従って、ユーザは、操作部
4によりクロック信号名を入力する(ステップS1
3)。制御部2は、ユーザにより入力されたクロック信
号名が有効なものであるか無効なものであるかをチェッ
クする(ステップS14)。このチェックにより入力さ
れたクロック信号名が無効なものであると判断した場合
(ステップS14、NG)、制御部2は、上記ステップ
S12へ戻り、クロック信号名の入力案内を行う。
【0030】また、入力されたクロック信号名が有効な
ものであると判断した場合(ステップS14、OK)、
制御部2は、表示部3に「副走査方向信号名とライン数
を入力して下さい。」という案内を表示する(ステップ
S15)。
【0031】この案内画面に従って、ユーザは、操作部
4により副走査方向信号名とライン数を入力する(ステ
ップS16)。制御部2は、ユーザにより入力された副
走査方向信号名とライン数とが有効なものであるか無効
なものであるかをチェックする(ステップS17)。こ
のチェックにより入力された副走査方向信号名あるいは
ライン数が無効なものであると判断した場合(ステップ
S17、NG)、制御部2は、上記ステップS16へ戻
り、副走査方向信号名とライン数との入力案内を行う。
【0032】また、入力された副走査方向信号名とライ
ン数とが有効なものであると判断した場合(ステップS
17、OK)、制御部2は、表示部3に「主走査方向信
号名と画素数を入力して下さい。」という案内を表示す
る(ステップS18)。
【0033】この案内画面に従って、ユーザは、操作部
4により主走査方向信号名と画素数とを入力する(ステ
ップS19)。制御部2は、ユーザにより入力された主
走査方向信号名と画素数とが有効なものであるか無効な
ものであるかをチェックする(ステップS20)。この
チェックにより入力された主走査方向信号名あるいは画
素数が無効なものであると判断した場合(ステップS2
0、NG)、制御部2は、上記ステップS18へ戻り、
主走査方向信号名と画素数との入力案内を行う。
【0034】また、入力された主走査方向信号名と画素
数とが有効なものであると判断した場合(ステップS2
0、OK)、制御部2は、上記ステップS3で指定され
たファイルを記憶部5の第1の記憶領域5aから読み出
し、検証対象のLSIの記述内容のチェックを行う(ス
テップS21)。
【0035】検証対象のLSIの記述内容のチェックが
終了すると(ステップS22、YES)、制御部2は、
記述内容のチェック結果として記入漏れがある場合(ス
テップS23、NG)、記入漏れの内容を表示部3に表
示する(ステップS24)。この際、制御部2は、記入
漏れが記述の何行目がを判別し、記入漏れの行数を表示
部3に案内表示する(ステップS24)。例えば、X行
目に記入漏れが判断された場合、表示部3には、「X行
目に記入漏れがあります。」という案内表示が表示され
る。
【0036】制御部2は、記述内容のチェックで記入漏
れがなかった場合(ステップS23、OK)、あるい
は、表示部3に記入漏れの内容を案内表示した場合、テ
ストモデル生成部6によりテストモデルの自動生成を行
う(ステップS25)。このテストモデル生成部6によ
り生成されるテストモデルは、検証対象のLSIの記述
と、上記各ステップでユーザが指定した条件とに基づい
て生成される。
【0037】制御部2は、テストモデルが生成される
と、記憶部5の第3の記憶領域5cにテストモデルのV
HDLで記述されたファイル(VHDLファイル)を記
憶する。この際、上記ステップS21の記述チェックに
おいて、記入漏れがあった場合、記入漏れの記録がテス
トモデルのVHDLファイルとともに記憶される(ステ
ップS26)。
【0038】上記のように、ユーザが、表示部と操作部
とを用いて対話形式で、検証対象のファイルを指定する
とともに、テストモデルの条件としてテストパターンの
入力方法、期待値の比較と結果の出力方法を指定する。
これらが指定されると、生成装置が、検証対象のファイ
ルに基づいて、指定された条件に応じたテストモデルを
自動生成する。
【0039】これにより、ユーザは、簡単な対話形式で
条件を指定するだけで、テストモデルを得ることがで
き、回路設計の効率化が期待できる。
【0040】また、ユーザがテストモデルを生成する際
の条件として、テストパターンのリセット信号、クロッ
ク信号、主走査の画素数、副走査のライン数などを対話
形成で指定する。これらの条件に基づいてテストパター
ンを生成し、このテストパターンを用いてテストモデル
を自動生成する。
【0041】これにより、ユーザは、簡単な対話形式で
一部の条件だけを変更したテストパターン生成でき、そ
の生成されたテストパターンを入力させるテストモデル
を自動生成でき、回路設計における効率化が期待でき
る。
【0042】また、上記のように指定可能な条件より
も、更に、詳細な条件のテストモデルを生成したい場
合、ユーザは、指定可能な範囲の条件で自動生成したテ
ストモデルの一部に手を加えるだけで、所望のテストモ
デルをすぐに得ることができる。
【0043】次に、検証対象となる回路のVHDLによ
る記述について説明する。
【0044】図5〜図8は、検証対象となる回路の一例
としてのLSIのVHDL記述を示す図である。図5〜
図8に示す例では、153行でLSIの内容が記述され
ている。この記述のうち15行目から30行目までの記
述がテストモデルの生成に必要な情報である。この15
行目から30行目までの記述は、検証対象のLSIのポ
ートに関する情報を示している。
【0045】なお、図5〜図8、および後述する図11
〜図20においてVHDLにより記述されている内容
で、「――==」という記号は、以下がコメントである
ことを示している。すなわち、この「――==」に続く
記述は、VHDLの記述に関する説明である。
【0046】次に、上記ステップS21で実行される検
証対象の回路の記述内容のチェック(記述チェック)の
処理について説明する。図9は、記述チェックの処理を
説明するためのフローチャートである。この記述チェッ
クの処理は、例えば、図5〜図8に示す回路では、15
行目から30行目までの記述されているPORTに関す
る情報の記述内容をチェックする。この15行目から3
0行目に記載されているPORTに関する情報は、テス
トモデルの生成において必要な情報となる。
【0047】制御部2は、記述チェックを行う場合、ま
ず、制御部2の内部メモリ(図示しない)によりCOUNTF
LAGA=onとし、検証対象のLSIの記述の先頭の行から
順にチェックして行く(ステップS30)。制御部2
は、各行に対してPORT信号の検出を行う(ステップ
S31)。
【0048】これによりPORT信号の記述が検出され
た場合(ステップS32、YES)、制御部2は、検出
したPORT信号の記述に対応するコメントの有無をチ
ェックする(ステップS33)。
【0049】このチェックによりコメントの無しを判断
した場合(ステップS33、無し)、制御部2は、例え
ば、「tb_***.log」に行番号とメッセージを
追加する(ステップS34)。これにより、コメントが
無いPORT信号をユーザに報知できるようになる。
【0050】また、コメントの有りを判断した場合(ス
テップS33、有り)、あるいはコメント無しの行に対
する処理が終了した場合、制御部2は、COUNTFLAGA=o
nのままとして、上記ステップS30へリターンする
(ステップS36)。
【0051】また、上記ステップS31で各行から順次
PORT信号を検出している際に、次の行からPORT
信号が検出されなくなった場合(ステップS32、N
O)、制御部2は、COUNTFLAGA=Offに変更し、処理を
終了する。この際、制御部2は、最初にPORT信号を
検出した行からCOUNTFLAGA=Offに変更した直前の行ま
でをPORT信号の記載エリアとして判別する。
【0052】なお、ここでは、PORT信号にコメント
が有る場合を想定している。PORT信号にコメントが
無くても良い場合、上記ステップ33およびステップS
34は省略される。上記ステップ33およびステップS
34が省略された場合、上記ステップS32でPORT
信号が検出されると、上記ステップS36へ進む。
【0053】上記のようにPORT信号を検出して記述
内容をチェックすることにより、コメントの記入漏れを
判別できるとともに、LSIのVHDL記述におけるP
ORT信号の記載エリアが判断できる。
【0054】次に、テストモデルの自動生成処理につい
て説明する。
【0055】図10は、テストモデルの自動生成処理の
概略を説明するためのフローチャートである。すなわ
ち、制御部2がLSIの記述内容のチェックを終了する
と、テストモデル生成部6は、テストモデルの生成を開
始する。
【0056】まず、テストモデル生成部6は、LSIの
VHDLによる記述に基づいてテストモデルのヘッダ部
及びデフォルトライブラリ部を生成する。この際、ヘッ
ダ部には、LSIの記述に基づいて設計者、作成日付な
どの情報が自動挿入され、デフォルトライブラリ部に
は、LSIの記述に基づいてライブラリの宣言が記述さ
れる。例えば、後述する図11〜図20に示すテストモ
デルの例では、1行目から23行目までがヘッダ部とデ
フォルトライブラリ部とに対応している。
【0057】ヘッダ部およびデフォルトライブラリ部を
生成した際、テストモデル生成部6は、制御部2から与
えられるユーザが指定した条件を設定する。設定される
条件は、以下の条件1から条件5の少なくとも1つが設
定される。
【0058】条件1は、回路の接続のみを指定するもの
である。この条件1が設定された場合、回路の接続のみ
が実行される。
【0059】条件2は、テスト対象の回路に入力させる
テストパターンがテキストデータ(テキストIO)のみ
であることを指定するものである。この条件2が設定さ
れた場合、テスト対象の回路に入力されるテストパター
ンは、ユーザが指定するテキストIOのみとなる。
【0060】条件3は、テスト対象の回路に入力させる
テストパターンがテスト対象の回路内で生成(発生)さ
れるパターン(内部パターン)のみであることを指定す
るものである。この条件3が設定された場合、テスト対
象の回路に入力されるテストパターンは、テスト対象の
回路内で生成(発生)されるパターン(内部パターン)
のみとなる。
【0061】条件4は、テスト対象の回路に入力させる
テストパターンがテキストIOと内部パターンとの両方
であることを指定するものである。この条件4が設定さ
れた場合、テスト対象の回路には、ユーザが指定に応じ
てテキストIOと内部パターンの両方が選択的に入力さ
れる。なお、上記条件4は、上記ステップS7で、上記
条件2と上記条件3とが共に指定された場合に設定され
る。
【0062】条件5は、テスト結果として得られる出力
信号と期待値との比較を行うか否かを指定するものであ
る。この条件5が設定された場合、テスト結果としての
出力信号と期待値との比較を行う記述がテストモデルに
生成される。上記条件5は、上記条件2、条件3、ある
いは条件4と共に設定できるようになっている。
【0063】次に、テストモデル生成部6は、signal生
成部6aによるsignal生成処理(ステップS43)、co
mponent及びport map生成部6bによるcomponentおよび
portmap生成処理(ステップS44)、process生成部6
cによるprocess生成処理(ステップS45)をそれぞ
れ実行する。これにより、テストモデルの各部が生成さ
れる。
【0064】上記signal生成処理では、signal記述ファ
イルが生成され(ステップS46)、componentおよびp
ort map生成処理では、component記述およびport map記
述ファイルが生成され(ステップS47)、process生
成処理では、process記述ファイルが生成される(ステ
ップS48)。
【0065】これらの各部の記述ファイルが生成される
と、テストモデル生成部6は、各ファイルを連結させて
テストモデル全体を生成する(ステップS49)。
【0066】図11〜図20は、自動生成されたテスト
モデルの一例を示す図である。図11〜図20に示すよ
うに、自動生成されたテストモデルは、ヘッダ部および
ライブラリ部と、signal生成部6aにより生成されるsi
gnal部と、component及びport map生成部6bにより生
成されるcomponent部およびport map部と、process生成
部6cにより生成されるprocess部とから構成されてい
る。
【0067】次に、テストモデルの各部の生成処理につ
いて説明する。
【0068】図21は、signal生成処理を説明するため
のフローチャートである。
【0069】まず、signal生成部6aは、テストモデル
を生成する条件として、条件1が設定されているか否か
を判断する(ステップS51)。この判断により条件1
が設定されていると判断した場合、回路の接続のみを行
うものとして後述するステップS58へ進み、その他の
部分の生成処理へ移行する。
【0070】上記判断により条件1が設定されていない
と判断した場合(ステップS51、NO)、条件2が設
定されているか否かを判断する(ステップS52)。こ
の判断により条件2が設定されていると判断した場合
(ステップS52、YES)、上記signal生成部6a
は、テキストデータ(TEXTIO)により入力される
テストパターン(T1_***)の入力部を生成する
(ステップS53)。
【0071】例えば、テキストデータによるテストパタ
ーンの入力部は、図11〜図20において、43行目か
ら56行目に対応する。
【0072】また、テキストデータによるテストパター
ンの入力部が生成された際、あるいは上記ステップS5
2で条件2が設定されていないと判断した場合(ステッ
プS52、NO)、signal生成部6aは、条件3が設定
されているか否かを判断する(ステップS54)。
【0073】この判断により条件3が設定されていると
判断した場合(ステップS54、YES)、signal生成
部6aは、内部生成されるテストパターン(T2_**
*)の入力部を生成する(ステップS55)。
【0074】例えば、この内部生成されるテストパター
ンの入力部は、図11〜図20において、57行目から
69行目に対応する。
【0075】また、条件4でテストパターンがテストデ
ータと内部生成されるパターンとの両方であると設定さ
れている場合、条件2と条件3とが両方設定されている
ものとして処理される。つまり、上記ステップS52お
よびステップS54でYESへ進み、上記ステップS5
3と上記ステップS55の両方を処理が実行される。
【0076】上記ステップS55による処理が終了した
際、あるいは上記ステップS54で条件3が設定されて
いないと判断した際(ステップS54、NO)、signal
生成部6aは、条件5が設定されているか否かを判断す
る(ステップS56)。
【0077】この判断により条件5が設定されていると
判断した場合(ステップS56、YES)、signal生成
部6aは、比較用出力期待値(EXP_***)、およ
び期待値比較出力ヘッダ部などの部分を生成する(ステ
ップS57)。例えば、図11〜図20において、比較
用出力期待値の部分は、39行目から42行目に対応
し、期待値比較出力ヘッダ部は、70行目から74行目
に対応する。
【0078】また、比較用出力期待値および期待値比較
出力ヘッダ部を生成した際、あるいは上記ステップS5
6で条件5が設定されていないと判断した際(ステップ
S56、NO)、signal生成部6aは、signal部のその
他の部分を生成する(ステップS58)。これにより、
signal部の全体が条件に基づいて生成される。
【0079】図22は、componentおよびport map生成
処理を説明するためのフローチャートである。
【0080】まず、component及びport map生成部6b
は、entity(入出力信号の定義)の記述の開始場
所を検索する(ステップS61)。これによりenti
ty記述の開始場所が検索された場合、この開始場所か
ら順に、1行ごとに1信号となっているかをチェックす
る(ステップS62)。
【0081】このチェックにより1行1信号になってい
ないと判断した場合(ステップS62、NO)、compon
ent及びport map生成部6bは、1行1信号に修正する
(ステップS63)。
【0082】上記ステップ62およびステップS63の
処理をentity記述の最終行まで実行した際(ステ
ップS64、YES)、component及びport map生成部
6bは、port mapの部分を生成する(ステップ
S65)。
【0083】これらの処理によりcomponent及びport ma
p部が生成される。なお、上記ステップS62およびス
テップS63は、VHDLの記述を1行1信号にするた
めのものであり、特に、1行1信号にする必要がない場
合は、省略しても良い。
【0084】図23は、process生成処理を説明するた
めのフローチャートである。
【0085】まず、process生成部6cは、テストモデ
ルの生成条件として、条件1が設定されているか否かを
判断する(ステップS71)。この判断により条件1が
指定されていると判断した場合(ステップS71、YE
S)、回路の接続のみを行うものとしてprocess部の生
成を終了する。
【0086】また、上記判断により条件1が指定されて
いないと判断した場合(ステップS71、NO)、proc
ess生成部6cは、条件2が指定されているか否かを判
断する(ステップS72)。
【0087】この判断により条件2が指定されていると
判断した場合(ステップS72、YES)、上記proces
s生成部6cは、テストパターンとして利用するテキス
トデータに対応したread process部とアサ
イン部との記述部分を生成する(ステップS73)。
【0088】例えば、図11〜図20において、テキス
トデータに対応するread process部は、1
38行目から148行目に対応し、アサイン部は、12
5行目から137行目に対応する。
【0089】また、テキストデータに対応したread
process部とアサイン部とが生成された際、あ
るいは上記ステップS52で条件2が設定されていない
と判断した際(ステップS72、NO)、process生成
部6cは、条件3が設定されているか否かを判断する
(ステップS74)。
【0090】この判断により条件3が設定されていると
判断した場合(ステップS74、YES)、process生
成部6cは、内部生成されるテストパターンに対応し
た、入力信号毎のprocess部、説明部、およびア
サイン部の記述部分を生成する(ステップS75)。
【0091】例えば、図11〜図20において、入力信
号毎のprocess部は、164行目から285行目
に対応し、説明部は、150行目などの説明文に対応
し、アサイン部は、152行目から163行目に対応す
る。
【0092】また、条件4でテストパターンがテストデ
ータと内部生成されるパターンとの両方であると設定さ
れている場合、process生成部6cは、条件2と条件3
とが両方設定されているものとして処理を行う。つま
り、条件4が設定されている場合、process生成部6c
は、上記ステップS72およびステップS74でYES
へ進み、上記ステップS73と上記ステップS75の両
方を処理が実行される。
【0093】上記ステップS75による処理が終了した
際、process生成部6cは、条件4が設定されているか
否かを判断する(ステップS76)。この判断により条
件4が設定されていると判断した際、process生成部6
cは、テストパターンとして入力する信号のセレクト部
の記述部分を生成する(ステップS77)。
【0094】例えば、図11〜図20において、上記入
力信号セレクト部は、286行目から329行目に対応
する。
【0095】また、入力信号のセレクト部が生成された
際、上記ステップS74で条件3が設定されていないと
判断した際(ステップS74、NO)、あるいは上記ス
テップS76で条件4が設定されていないと判断した際
(ステップS76、NO)、process生成部6cは、条
件5が設定されているか否かを判断する(ステップS7
8)。
【0096】この判断により条件5が設定されていると
判断した場合(ステップS78、YES)、process生
成部6cは、期待値比較および全出力write pr
ocess部などの部分を生成する(ステップS7
9)。
【0097】例えば、図11〜図20において、期待値
比較および全出力write process部は、3
37行目から354行目に対応する。
【0098】上記のような処理によりprocess部
の全体がテスト条件に基づいて生成される。
【0099】上記のように、signal部、componen
t部及びport map部、およびprocess部をそれぞ
れ生成し、これらの各部を連結することにより、テスト
モデル生成部6は、テストモデル全体を自動生成する。
【0100】さらなる特徴及び変更は、当該技術分野の
当業者には着想されるところである。それ故に、本発明
はより広い観点に立つものであり、特定の詳細な及びこ
こに開示された体表的な実施例に限定されるものではな
い。従って、添付されたクレームに定義された広い発明
概念及びその均等物の解釈と範囲において、そこから離
れること無く、種々の変更をおこなうことができる。
【0101】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明によれ
ば、回路のテストモデルを簡単な操作で自動生成し、回
路設計における作業の効率を向上させることができるテ
ストモデル生成装置とテストモデル生成方法を提供でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 テストモデルを生成する生成装置の概略構成
を示すブロック図。
【図2】 テストモデルを自動生成する際のフローチャ
ート。
【図3】 テストモデルを自動生成する際のフローチャ
ート。
【図4】 テストモデルを自動生成する際のフローチャ
ート。
【図5】 テスト対象となる回路のVHDLによる記述
例を示す図。
【図6】 テスト対象となる回路のVHDLによる記述
例を示す図。
【図7】 テスト対象となる回路のVHDLによる記述
例を示す図。
【図8】 テスト対象となる回路のVHDLによる記述
例を示す図。
【図9】 テスト対象となる回路の記述チェックの処理
を説明するためのフローチャート。
【図10】 テストモデルの自動生成処理の概略を説明
するためのフローチャート。
【図11】 生成されたテストモデルのVHDLによる
記述例を示す図。
【図12】 生成されたテストモデルのVHDLによる
記述例を示す図。
【図13】 生成されたテストモデルのVHDLによる
記述例を示す図。
【図14】 生成されたテストモデルのVHDLによる
記述例を示す図。
【図15】 生成されたテストモデルのVHDLによる
記述例を示す図。
【図16】 生成されたテストモデルのVHDLによる
記述例を示す図。
【図17】 生成されたテストモデルのVHDLによる
記述例を示す図。
【図18】 生成されたテストモデルのVHDLによる
記述例を示す図。
【図19】 生成されたテストモデルのVHDLによる
記述例を示す図。
【図20】 生成されたテストモデルのVHDLによる
記述例を示す図。
【図21】 signal生成処理を説明するためのフローチ
ャート。
【図22】 componentおよびport map生成処理を説明
するためのフローチャート。
【図23】 process生成処理を説明するためのフロー
チャート。
【符号の説明】
1…生成装置 2…制御部 3…表示部 4…操作部 5…記憶部 6…テストモデル生成部 7…入出力部7などを有している。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テスト対象とするハードウェア記述言語
    で記述された回路の指定、および上記回路のテスト条件
    の指定が入力される操作部と、 上記操作部で指定されたテスト対象の回路の記述内容と
    上記操作部で指定されたテスト条件とに基づいて、上記
    回路をテストするテストモデルを生成する生成部と、 を具備したことを特徴とするテストモデル生成装置。
  2. 【請求項2】 テスト対象とするハードウェア記述言語
    で記述された回路が指定される第1のステップと、 この第1のステップにより指定された回路のテスト条件
    が指定される第2のステップと、 上記第1のステップにより指定された回路の記述内容と
    上記第2のステップにより指定された回路のテスト条件
    とに基づいて、上記回路をテストするテストモデルを生
    成する第3のステップと、 を有することを特徴とするテストモデル生成方法。
JP2000291269A 2000-09-13 2000-09-25 テストモデル生成装置とテストモデル生成方法 Pending JP2002099585A (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US66129500A 2000-09-13 2000-09-13

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002099585A true JP2002099585A (ja) 2002-04-05

Family

ID=24653003

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000291269A Pending JP2002099585A (ja) 2000-09-13 2000-09-25 テストモデル生成装置とテストモデル生成方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002099585A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101845483B1 (ko) 2016-08-12 2018-04-05 (주)에이치시티 테스트 디바이스의 자동 제어가 가능한 테스트 디바이스의 테스트 장치

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101845483B1 (ko) 2016-08-12 2018-04-05 (주)에이치시티 테스트 디바이스의 자동 제어가 가능한 테스트 디바이스의 테스트 장치

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20070162427A1 (en) Query parameter output page finding method, query parameter output page finding apparatus, and computer product
JP2004118477A (ja) 情報処理装置および方法、記録媒体、並びにプログラム
US6910166B2 (en) Method of and apparatus for timing verification of LSI test data and computer product
JP2008083781A (ja) 検証支援プログラム、該プログラムを記録した記録媒体、検証支援装置、および検証支援方法
JP4705060B2 (ja) 試験仕様生成装置及び試験システム及び試験仕様生成方法及びプログラム
JP2002099585A (ja) テストモデル生成装置とテストモデル生成方法
US8458110B2 (en) Verification support apparatus, verification support method, and computer product
US7464363B2 (en) Verification support device, verification support method, and computer product
JP2848284B2 (ja) 回路設計支援方法およびその装置
US20080209368A1 (en) Layout design method, layout design apparatus, and computer product
JPH11195053A (ja) テストパタン発生装置
WO2010140216A1 (ja) 設計支援方法、設計支援装置、設計支援プログラム、および半導体集積回路
JPH10228496A (ja) レイアウト情報生成装置及びレイアウト情報生成方法
JP4146097B2 (ja) 回路の機能検証システム
JP2812195B2 (ja) 論理回路の遅延時間検証装置
JP5799589B2 (ja) 検証方法及び検証プログラム
US7930671B2 (en) Test method for unit re-modification
JP2979928B2 (ja) 楽譜認識結果表示システム
JP2005316595A (ja) 回路記述間の等価性検証方法および回路記述間の等価性検証プログラム
JP4825905B2 (ja) レイアウト設計装置、レイアウト設計プログラム、および記録媒体
JP7040003B2 (ja) グラフ生成方法、情報処理装置およびグラフ生成プログラム
JP3096123B2 (ja) 文書処理装置及び方法
JP2008204152A (ja) クロックゲーティング回路挿入方法、クロックゲーティング回路挿入プログラムおよび設計支援装置
JPH1183959A (ja) テストパターン発生装置、テストパターン発生方法およびテストパターン発生プログラムを記録した媒体
JPH11133120A (ja) 半導体デバイスのテストパターン生成方法および半導体デバイスのテストパターン生成プログラムを記録したコンピュータで読取り可能な記録媒体