JPH1183959A - テストパターン発生装置、テストパターン発生方法およびテストパターン発生プログラムを記録した媒体 - Google Patents

テストパターン発生装置、テストパターン発生方法およびテストパターン発生プログラムを記録した媒体

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JPH1183959A
JPH1183959A JP9243742A JP24374297A JPH1183959A JP H1183959 A JPH1183959 A JP H1183959A JP 9243742 A JP9243742 A JP 9243742A JP 24374297 A JP24374297 A JP 24374297A JP H1183959 A JPH1183959 A JP H1183959A
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test pattern
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circuit
fault
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JP9243742A
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Yasumasa Morita
康正 森田
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Mitsubishi Electric Engineering Co Ltd
Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Engineering Co Ltd
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 1テストベクタ当たりの検出故障数を増や
せ、回路全体の総テストベクタ数を削減することが可能
なテストパターン発生装置を提供すること。 【解決手段】 テストパターン発生装置は、回路情報中
の任意の故障を検出するテストパターンを生成するため
のテストパターン生成部21と、テストパターン生成部
21によって生成されたテストパターンに影響を受ける
回路情報を削除するための回路情報削除部23と、回路
情報削除部23によって削除される前の回路情報と削除
された後の回路情報とに対してテストパターン生成部2
1が生成したテストパターンをマージするためのテスト
パターンマージ部22とを含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、論理回路の故障検
出用テストパターンの自動生成に関し、特に、少ない数
のテストパターンで故障検出率を向上することが可能な
テストパターン発生装置、テストパターン発生方法およ
びテストパターン発生プログラムを記録した媒体に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体集積回路の高集積化、多機
能化に伴い、その回路規模は増大する傾向にあり、製造
された半導体集積回路の故障を検出するためのテストパ
ターンも膨大になりつつある。
【0003】一般に、論理回路の故障検出用テストパタ
ーンの自動生成においては、回路中に任意の故障を設定
し、その故障を外部で観測することができるように回路
の外部入力端子に“0”または“1”のパターンを設定
することによって、テストパターンを生成する。また、
生成されたテストパターンを用いて故障シミュレーショ
ンを行ない、同時検出故障箇所を抽出することによって
同一テストパターンによる故障検出率を向上している。
この同時検出故障箇所に関しては、後述する。
【0004】図9は、従来の故障検出用テストパターン
の自動生成の処理手順を示すフローチャートである。故
障の種類は、信号値が必ず“0”に縮退する0縮退故障
(Stac-at 0 Fault 、以下SA0と呼ぶ)と、信号値が
必ず“1”に縮退する1縮退故障(Stac-at 1 Fault 、
以下SA1と呼ぶ)の2種類がある。
【0005】まず、回路中に未検出故障があるか否かを
判定する(S51)。未検出故障がなければ(S51,
NO)、処理を終了する。
【0006】また、ステップS51において、回路中に
未検出故障があれば(S51,YES)、回路中の任意
の未検出故障Fnを検出するためのテストパターンを生
成する(S52)。そして、テストパターンの生成に失
敗したか否かを判定する(S53)。テストパターンの
生成に失敗すれば(S53,YES)、故障Fnを検出
不可能故障にし(S54)、ステップS51へ戻る。
【0007】また、ステップS53において、テストパ
ターンの生成に成功すれば(S53,NO)、生成され
たテストパターンを用いて故障シミュレーションを行な
い(S55)、処理を終了する。
【0008】図10は、テストパターンの自動生成を説
明するための図である。たとえば、故障SA0が図10
(a)に示すAND回路102の出力端子に接続される
ネットに設定された場合、図9のステップS52におい
て、外部入力端子103および104に“1”が設定さ
れるテストパターンが生成される。そして、ステップS
55において、生成されたテストパターンを用いて故障
シミュレーションが行なわれる。図10(a)に示すテ
ストパターンが生成された場合に、図10(b)に示す
ように、外部入力端子103とOR回路101との間の
ネットのSA0、OR回路101とAND回路102と
の間のネット105のSA0、外部入力端子104とO
R回路107との間のネットのSA0、およびAND回
路102の一方の入力端子に接続されるネット106の
SA0が検出できるようになる。このように、1つの故
障の設定によって生成されたテストパターンによって、
同時に検出できる故障箇所を、上述したように同時検出
故障箇所と呼ぶ。
【0009】図9に示す処理は、回路中の未検出故障が
なくなるまで繰返され、繰返された数だけテストベクタ
が生成される。このテストベクタとは、外部入力端子の
値設定から外部出力端子にその影響が現われるまでの単
位時間をいい、通常1〜複数テストパターンからなる。
たとえば、順序回路を含む回路が外部入力端子から外部
出力端子までの間に存在する場合、外部入力端子の値設
定による影響が外部出力端子に現われるまでに、複数テ
ストパターンを要する。この複数テストパターンを、1
テストベクタと呼ぶ。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
の故障検出用テストパターンの自動生成においては、基
本的には1つのテストベクタで1つの故障(同時検出故
障箇所を含む)の検出しか行なえないため、回路規模の
増大に伴ってテストベクタ数も増大する。また、複数回
路で構成されていたものを、同一回路にマージした場
合、回路全体での故障検出用テストパターンのベクタ数
は複数回路のベクタ数の総和になり、膨大なものとな
る。
【0011】本発明は、上記問題点を解決するためにな
されたものであり、請求項1に記載の発明の目的は、テ
ストベクタ数の増加を抑えつつも、故障検出率の向上が
可能なテストパターン発生装置を提供することである。
【0012】請求項2または3に記載の発明の目的は、
請求項1記載の発明の目的に加えて、故障シミュレーシ
ョン時に使用されるメモリ空間を極力少なくすることが
可能なテストパターン発生装置を提供することである。
【0013】請求項4に記載の発明の目的は、テストベ
クタ数の増加を極力抑えつつも、故障検出率の向上が可
能なテストパターン発生方法を提供することである。
【0014】請求項5に記載の発明の目的は、請求項4
に記載の発明の目的に加えて、故障シミュレーション時
に使用されるメモリ空間を少なくすることが可能なテス
トパターン発生方法を提供することである。
【0015】請求項6に記載の発明の目的は、テストベ
クタ数の増加を極力抑えつつも、故障検出率の向上が可
能なテストパターン発生プログラムを記録した媒体を提
供することである。
【0016】請求項7に記載の発明の目的は、請求項6
に記載の発明の目的に加えて、故障シミュレーション時
に使用されるメモリ空間を少なくすることが可能なテス
トパターン発生プログラムを記録した媒体を提供するこ
とである。
【0017】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載のテスト
パターン発生装置は、回路情報中の任意の故障を検出す
るテストパターンを生成するためのテストパターン生成
手段と、テストパターン生成手段によって生成されたテ
ストパターンに影響を受ける回路情報を削除するための
回路情報削除手段と、回路情報削除手段によって削除さ
れる前の回路情報と削除された後の回路情報とに対して
テストパターン生成手段がそれぞれ生成したテストパタ
ーンをマージするためのテストパターンマージ手段とを
含む。
【0018】請求項2に記載のテストパターン発生装置
は、請求項1記載のテストパターン発生装置であって、
テストパターン発生装置はさらに回路情報削除手段によ
って削除される回路情報に対して故障シミュレーション
を行なうための故障シミュレート手段を含む。
【0019】請求項3に記載のテストパターン発生装置
は、請求項1または2記載のテストパターン発生装置で
あって、回路情報削除手段はテストパターン生成手段に
よって生成されたテストパターンによって信号値が確定
する外部出力端子、出力端子の接続が既に削除されてい
る回路、および外部入力端子と信号値とが確定すること
によって出力値が一意的に定まる回路の回路情報を削除
する。
【0020】請求項4に記載のテストパターン発生方法
は、回路情報中の任意の故障を検出するための第1のテ
ストパターンを生成するステップと、生成された第1の
テストパターンに影響を受ける回路情報を削除するステ
ップと、削除された後の回路情報中の任意の故障を検出
するための第2のテストパターンを生成するステップ
と、第1のテストパターンに第2のテストパターンをマ
ージするステップとを含む。
【0021】請求項5に記載のテストパターン発生方法
は、請求項4記載のテストパターン発生方法であって、
テストパターン発生方法はさらに削除される回路情報に
対して故障シミュレーションを行なうステップを含む。
【0022】請求項6に記載の媒体に記録されたテスト
パターン発生プログラムは、回路情報中の任意の故障を
検出するための第1のテストパターンを生成するステッ
プと、生成された第1のテストパターンに影響を受ける
回路情報を削除するステップと、削除された後の回路情
報中の任意の故障を検出するための第2のテストパター
ンを生成するステップと、第1のテストパターンに第2
のテストパターンをマージするステップとを含む。
【0023】請求項7に記載の媒体に記録されたテスト
パターン発生プログラムは、請求項6記載の媒体に記録
されたプログラムであって、さらに削除される回路情報
に対して故障シミュレーションを行なうステップを含
む。
【0024】
【発明の実施の形態】図1は、本発明のテストパターン
発生装置の外観を示す図である。テストパターン発生装
置は、コンピュータ本体1、グラフィックディスプレイ
装置2、磁気テープ4が装着される磁気テープ装置3、
キーボード5、マウス6、CD−ROM(Compact Disc
-Read Only Memory )8が装着されるCD−ROM装置
7、および通信モデム9を含む。後述するようにテスト
パターン発生プログラムは、磁気テープ4またはCD−
ROM8等の記録媒体によって供給される。テストパタ
ーン発生プログラムはコンピュータ本体1によって実行
され、操作者はグラフィックディスプレイ装置2を見な
がらキーボード5またはマウス6を操作することによっ
てテストパターンの発生を行なう。また、テストパター
ン発生プログラムは他のコンピュータにより通信回線を
経由し、通信モデム9を介してコンピュータ本体1に供
給されてもよい。
【0025】図2は、本発明のテストパターン発生装置
の構成を示すブロック図である。図1に示すコンピュー
タ本体1は、CPU(Central Processing Unit )1
0、ROM(Read Only Memory)11、RAM(Random
Access Memory)12およびハードディスク13を含
む。CPU10は、グラフィックディスプレイ装置2、
磁気テープ装置3、キーボード5、マウス6、CD−R
OM装置7、通信モデム9、ROM11、RAM12ま
たはハードディスク13との間でデータを入出力しなが
ら処理を行なう。磁気テープ4またはCD−ROM8に
記録されたテストパターン発生プログラムは、CPU1
0によって磁気テープ装置3またはCD−ROM装置7
を介して一旦ハードディスク13に格納される。CPU
10は、ハードディスク13から適宜テストパターン発
生プログラムをRAM12にロードして実行することに
よってテストパターンの発生を行なう。以下、本発明の
各実施の形態におけるテストパターン発生装置について
説明するが、図1に示すテストパターン発生装置の外観
および図2に示すテストパターン発生装置の構成ブロッ
ク図は各実施の形態において共通である。
【0026】[実施の形態1]図3は、本発明の実施の
形態1におけるテストパターン発生装置の概略構成を示
すブロック図である。このテストパターン発生装置は、
任意の故障を検出するテストパターンを生成するための
テストパターン生成部21、テストパターン生成部21
によって生成されたテストパターンを別のテストパター
ンにマージするためのテストパターンマージ部22、テ
ストパターン生成部21によって生成されたテストパタ
ーンに影響を受ける回路情報を削除するための回路情報
削除部23、およびテストパターンマージ部22によっ
て生成されたテストパターンを用いて故障シミュレーシ
ョンを行なうための故障シミュレート部24を含む。
【0027】図4は、本実施の形態におけるテストパタ
ーン発生装置の処理手順を示すフローチャートである。
まず、テストパターン生成部21は、全回路中に未検出
故障があるか否かを回路情報を参照して判定する(S
1)。未検出故障がなければ(S1,NO)、処理を終
了する。
【0028】また、ステップS1において、未検出故障
がある場合(S1,YES)、テストパターン生成部2
1は全回路中の任意の未検出故障Fnを検出するための
テストパターンを生成する(S2)。そして、テストパ
ターンの生成に成功したか否かを判定し、テストパター
ンの生成に失敗した場合(S3,YES)、故障Fnを
検出不可能故障にし(S4)、ステップS1に戻り処理
を繰返す。
【0029】また、ステップS3において、テストパタ
ーンの生成に成功すれば(S3,NO)、ステップS5
へ進む。
【0030】たとえば、図5(a)に示すAND回路5
2の出力端子に接続されるネットにSA0を設定した場
合、ステップS2において、外部入力端子57および5
8に“1”を設定するテストパターンが生成される。
【0031】ステップS5において、回路情報削除部2
3は回路中の信号値確定ノードの回路情報の削除処理を
行なう。この回路情報の削除は、信号値が確定している
外部出力端子、出力端子の接続が既に削除されているゲ
ート、および外部入力端子と信号値とが確定することに
よって出力値が一意的に定まるゲートを削除する。図5
(a)に示すテストパターンが生成された場合、外部入
力端子57が“1”になることにより、OR回路51の
出力が一意的に定まり、OR回路51の出力と外部入力
端子とが“1”になることによってAND回路52の出
力が一意的に定まる。また、外部入力端子58が“1”
になることにより、OR回路53の出力値が一意的に定
まるので、図5(b)に示す回路が削除の対象となる。
また、ステップS5における削除処理によって削除され
なかった回路を図5(c)に示す。この削除されなかっ
た回路は、ステップS2で生成されたテストパターンの
影響を全く受けない回路である。
【0032】次に、ステップS5において削除された後
の回路の回路情報が残っているか否かを判定する(S
6)。回路情報が残っていれば(S6,YES)、未検
出故障があるか否かを判定する(S7)。
【0033】ステップS7において、未検出故障があれ
ば(S7,YES)、テストパターン生成部21は残っ
た回路中の任意の未検出故障Fnを検出するためのテス
トパターンを生成する(S8)。このテストパターンの
生成方法は、ステップS2において説明したものと同様
である。たとえば、図5(d)に示すように、残ってい
る回路の中のAND回路54の出力に接続されるネット
にSA0が設定された場合、AND回路54の一方の端
子に入力される外部入力端子59を“1”にするテスト
パターンのみが生成される。AND回路54のもう一方
の入力端子は、ステップS2において生成されたテスト
パターンによって“1”になることが判明しているから
である。
【0034】次に、ステップS8におけるテストパター
ンの生成に失敗したか否かを判定する(S9)。テスト
パターンの生成に失敗すれば(S9,YES)、その故
障fnを擬似検出不可能故障とし(S10)、ステップ
S7に戻る。また、ステップS9において、テストパタ
ーンの生成に成功すれば(S9,NO)、テストパター
ンマージ部22はステップS2において生成されたFn
検出用テストパターンにステップS8で生成されたfn
検出用テストパターンをマージする(S11)。そし
て、ステップS5へ戻り、以上の処理を繰返す。
【0035】また、ステップS6において回路情報が残
っていない場合(S6,NO)、またはステップS7に
おいて未検出故障がない場合(S7,NO)、ステップ
S10において設定された擬似検出不可能故障を未検出
故障にし(S12)、故障シミュレート部24は故障シ
ミュレーションを実施する(S13)。
【0036】ステップS11においてマージされたテス
トパターンを用いて故障シミュレーションを行なえば、
図5(e)に示す故障の検出が可能となる。
【0037】以上説明したように、本実施の形態におけ
るテストパターン発生装置によれば、ある故障を検出す
るためのテストパターンに、他の故障を検出するための
テストパターンをマージすることによって、1テストベ
クタ当たりの検出故障数を増やすことが可能となり、回
路全体の総テストベクタ数を削減することが可能とな
る。
【0038】[実施の形態2]図6は、本発明の実施の
形態2におけるテストパターン発生装置の概略構成を示
すブロック図である。図3に示す実施の形態1における
テストパターン発生装置と比較して、故障シミュレート
部24に入力される回路情報が、回路情報削除部23に
よって削除される回路情報である点、およびテストパタ
ーン生成部21によって生成されたテストパターンが故
障シミュレート部24に入力される点のみが異なる。し
たがって、それぞれの部分の機能は同じであるので、詳
細な説明は繰返さない。
【0039】図7は、本実施の形態におけるテストパタ
ーン発生装置の処理手順を示すフローチャートである。
まず、テストパターン生成部21は、全回路中に未検出
故障があるか否かを判定する(S31)。未検出故障が
ない場合(S31,NO)、処理を終了する。また、ス
テップS31において、未検出故障がある場合(S3
1,YES)、全回路中の任意の未検出故障Fnを検出
するためのテストパターンを生成する(S32)。
【0040】ステップS32において、テストパターン
の生成に失敗した場合(S33,YES)、故障Fnを
検出不可能故障にし(S34)、ステップS31へ戻り
処理を繰返す。
【0041】また、ステップS32においてテストパタ
ーンの生成に成功した場合(S33,NO)、ステップ
S35へ進む。たとえば、図8(a)に示すようにAN
D回路52の出力に接続されるネットにSA0が設定さ
れた場合、ステップS32において外部入力端子57お
よび58が“1”に設定されるテストパターンが生成さ
れる。
【0042】ステップS35において、回路情報削除部
23は回路中の信号値確定ノードの分離処理を行なう。
図5を用いて説明した処理と同様に、分離処理によって
図8(b)に示す回路情報が分離される。
【0043】そして、ステップS35において分離され
た回路に対して故障シミュレート部24が故障シミュレ
ーションを行なう(S36)。この故障シミュレーショ
ンによって、図8(b)に示す同時検出故障箇所を抽出
することができる。
【0044】次に、分離された後の回路において回路情
報が残っているか否かを判定する(S37)。ステップ
S37において回路情報が残っていれば(S37,YE
S)、回路情報内に未検出故障があるか否かを判定する
(S38)。未検出故障がある場合(S38,YE
S)、テストパターン生成部21は残った回路中の任意
の未検出故障fnを検出するためのテストパターンを生
成する(S39)。
【0045】ステップS39における、テストパターン
の生成に失敗した場合(S40,YES)、故障fnを
擬似検出不可能故障にし(S41)、ステップS38に
戻り以上の処理を繰返す。また、ステップS39におい
てテストパターンの生成に成功すれば(S40,N
O)、テストパターンマージ部22はFn検出用テスト
パターンにfn検出用テストパターンをマージし(S4
2)、ステップS35へ戻り以上の処理を繰返す。
【0046】また、ステップS37において回路情報が
残っていない場合(S37,NO)、またはステップS
38において未検出故障がない場合(S38,NO)、
ステップS41によって設定された擬似検出不可能故障
を未検出故障にし(S43)、処理を終了する。
【0047】以上説明した処理を繰返すことによって、
ステップS35において信号値確定ノードが順次分離さ
れ、ステップS36においてその分離された回路に対し
て故障シミュレーションが順次行なわれる。その結果、
図8(a)に示す回路全体の同時検出故障箇所(図8
(d))が抽出される。
【0048】以上説明したように、本実施の形態におけ
るテストパターン発生装置によれば、1テストベクタ当
たりの検出故障数を増やすことができ、回路全体の総テ
ストベクタ数を削減することが可能となる。さらには、
実施の形態1に示した1テストパターンに対して回路全
体の故障シミュレーションを行なう場合よりも、1回当
たりの故障シミュレーションに使用するメモリ空間を小
さくすることができる。したがって、メモリ空間が小さ
な計算機システムにおいても、本実施の形態におけるテ
ストパターン発生装置を構築することが可能となる。
【0049】
【発明の効果】請求項1におけるテストパターン発生装
置によれば、削除される前の回路情報と削除された後の
回路情報とに対して生成されたテストパターンがマージ
されるので、1テストベクタ当たりの検出故障数が増
え、回路全体の総テストベクタ数を削減することが可能
となった。
【0050】請求項2または3におけるテストパターン
発生装置によれば、順次削除される回路情報に対して故
障シミュレーションを行なうので、1テストベクタ当た
りの検出故障数が増え、回路全体の総テストベクタ数を
削減することができ、さらには1回当たりの故障シミュ
レーションに使用するメモリ空間を小さくすることが可
能となった。
【0051】請求項4におけるテストパターン発生方法
によれば、削除される前の回路情報と削除された後の回
路情報とに対して生成されたテストパターンをマージす
るので、1テストベクタ当たりの検出故障数が増え、回
路全体の総テストベクタ数を削減することが可能となっ
た。
【0052】請求項5におけるテストパターン発生方法
によれば、請求項4におけるテストパターン発生方法の
効果に加えて、1回当たりの故障シミュレーションに使
用するメモリ空間を小さくすることが可能となった。
【0053】請求項6におけるテストパターン発生プロ
グラムを記録した媒体によれば、削除される前の回路情
報と削除された後の回路情報とに対して生成されたテス
トパターンをマージするので、1テストベクタ当たりの
検出故障数が増え、回路全体の総テストベクタ数を削減
することが可能となった。
【0054】請求項7におけるテストパターン発生プロ
グラムを記録した媒体によれば、請求項6におけるテス
トパターン発生プログラムを記録した媒体の効果に加え
て、1回当たりの故障シミュレーションに使用するメモ
リ空間を小さくすることが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のテストパターン発生装置の外観を示
す図である。
【図2】 本発明のテストパターン発生装置の構成を示
すブロック図である。
【図3】 本発明の実施の形態1におけるテストパター
ン発生装置の構成を示すブロック図である。
【図4】 本発明の実施の形態1におけるテストパター
ン発生装置の処理手順を示すフローチャートである。
【図5】 本発明の実施の形態1におけるテストパター
ン発生装置によって処理される回路の一例を示す図であ
る。
【図6】 本発明の実施の形態2におけるテストパター
ン発生装置の構成を示すブロック図である。
【図7】 本発明の実施の形態2におけるテストパター
ン発生装置の処理手順を示すフローチャートである。
【図8】 本発明の実施の形態2におけるテストパター
ン発生装置によって処理される回路の一例を示す図であ
る。
【図9】 従来のテストパターン発生装置の処理手順を
示すフローチャートである。
【図10】 従来のテストパターン発生装置によって処
理される回路の一例を示す図である。
【符号の説明】
1 コンピュータ本体、2 グラフィックディスプレイ
装置、3 磁気テープ装置、4 磁気テープ、5 キー
ボード、6 マウス、7 CD−ROM装置、8 CD
−ROM、9 通信モデム、10 CPU、11 RO
M、12 RAM、13 ハードディスク装置、21
テストパターン生成部、22 テストパターンマージ
部、23 回路情報削除部、24 故障シミュレート
部。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回路情報中の任意の故障を検出するテス
    トパターンを生成するためのテストパターン生成手段
    と、 前記テストパターン生成手段によって生成されたテスト
    パターンに影響を受ける回路情報を削除するための回路
    情報削除手段と、 前記回路情報削除手段によって削除される前の回路情報
    と削除された後の回路情報とに対して前記テストパター
    ン生成手段がそれぞれ生成したテストパターンをマージ
    するためのテストパターンマージ手段とを含むテストパ
    ターン発生装置。
  2. 【請求項2】 前記テストパターン発生装置はさらに、
    前記回路情報削除手段によって削除される回路情報に対
    して故障シミュレーションを行なうための故障シミュレ
    ート手段を含む、請求項1記載のテストパターン発生装
    置。
  3. 【請求項3】 前記回路情報削除手段は、前記テストパ
    ターン生成手段によって生成されたテストパターンによ
    って信号値が確定する外部出力端子、出力端子の接続が
    既に削除されている回路、および外部入力端子と信号値
    とが確定することによって出力値が一意的に定まる回路
    の回路情報を削除する、請求項1または2記載のテスト
    パターン発生装置。
  4. 【請求項4】 回路情報中の任意の故障を検出するため
    の第1のテストパターンを生成するステップと、 前記生成された第1のテストパターンに影響を受ける回
    路情報を削除するステップと、 前記削除された後の回路情報中の任意の故障を検出する
    ための第2のテストパターンを生成するステップと、 前記第1のテストパターンに第2のテストパターンをマ
    ージするステップとを含むテストパターン発生方法。
  5. 【請求項5】 前記テストパターン発生方法はさらに、
    前記削除される回路情報に対して故障シミュレーション
    を行なうステップを含む、請求項4記載のテストパター
    ン発生方法。
  6. 【請求項6】 回路情報中の任意の故障を検出するため
    の第1のテストパターンを生成するステップと、 前記生成された第1のテストパターンに影響を受ける回
    路情報を削除するステップと、 前記削除された後の回路情報中の任意の故障を検出する
    ための第2のテストパターンを生成するステップと、 前記第1のテストパターンに第2のテストパターンをマ
    ージするステップとを含むテストパターン発生プログラ
    ムを記録した媒体。
  7. 【請求項7】 前記テストパターン発生プログラムはさ
    らに、前記削除される回路情報に対して故障シミュレー
    ションを行なうステップを含む、請求項6記載のテスト
    パターン発生プログラムを記録した媒体。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6836867B2 (en) 2000-09-13 2004-12-28 Nec Electronics Corporation Method of generating a pattern for testing a logic circuit and apparatus for doing the same
JP2005308637A (ja) * 2004-04-23 2005-11-04 Toshiba Microelectronics Corp テストプログラム自動生成装置、テストプログラム自動生成方法及びテストプログラム自動生成プログラム
US7720664B2 (en) * 2004-09-30 2010-05-18 Fujitsu Microelectronics Limited Method of generating simulation model while circuit information is omitted

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