JP2979928B2 - 楽譜認識結果表示システム - Google Patents

楽譜認識結果表示システム

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JP2979928B2 JP5262359A JP26235993A JP2979928B2 JP 2979928 B2 JP2979928 B2 JP 2979928B2 JP 5262359 A JP5262359 A JP 5262359A JP 26235993 A JP26235993 A JP 26235993A JP 2979928 B2 JP2979928 B2 JP 2979928B2
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  • Theoretical Computer Science (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、楽譜を2次元画像デー
タに変換しその画像データから音符および記号等を認識
し、認識結果を表示する楽譜認識結果表示システムに関
する。
【0002】
【従来の技術】印刷された楽譜をイメージスキャナ等で
読み取ることにより画像データに変換し、楽譜の画像デ
ータから音符、記号等の楽譜情報を認識して、MIDI
(musical instrument digit
al interface)データ等の演奏データを作
成する楽譜認識装置(例えば、特開平5−35924号
公報等)が提案されている。
【0003】楽譜認識装置は、楽譜をイメージスキャナ
で読み取った後に、画像データから、楽譜上の五線、音
符、シャープ(♯)、フラット(♭)、休止符、ト音記
号またはヘ音記号等の認識を行う。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の楽譜認識装置に
あっては、楽譜情報の認識率が100%まで達するもの
はほとんどない。そのため、楽譜の認識結果を人間の目
で確認することにより、認識ミスの部分を探し出し、必
要に応じて認識された楽譜データに修正を加える必要性
がある。しかし、この点についての対策がなされていな
いのが現状である。
【0005】本発明の目的は、楽譜の入力画像を認識し
た結果から容易に認識ミスの箇所を見つけ出すことがで
きる楽譜認識結果表示システムを提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の楽譜認識結果表
示システムは、楽譜をイメージとして読み取る画像入力
手段と、画像入力手段が読み取った第1楽譜画像データ
を記憶するメモリと、第1楽譜画像データに基づいて楽
譜情報を認識する認識手段と、認識手段が認識した楽譜
情報から第2楽譜画像データを構成する楽譜再構成手段
と、第2楽譜画像データを記憶するメモリと、第1楽譜
画像データおよび第2楽譜画像データに基づいてイメー
ジを表示出力する表示手段と、表示手段に表示される第
1楽譜画像データのイメージの大きさ、位置または形状
を変化させる第1表示データ加工手段と、表示手段に表
示される第2楽譜画像データのイメージの大きさ、位置
または形状を変化させる第2表示データ加工手段と、表
示手段に表示されるイメージの大きさ、位置または形状
を指示する指示入力手段と、指示入力手段からの指示入
力信号に応じて、第1表示データ加工手段および第2表
示データ加工手段の両方にイメージを同様に変化させる
同一の指示を与える同期制御手段とを有する。
【0007】
【作用】楽譜の入力画像を表す第1楽譜画像データとそ
の認識結果を表す第2楽譜画像データを同じ表示手段に
イメージとして表示し、1つの入力指示に対応して表示
されている2つの楽譜画像データのイメージを同様に変
化させることができる。表示させるイメージを変化させ
た場合でも表示手段上には2つの楽譜画像データの同じ
楽譜部分が並べて表示される。
【0008】
【実施例】図13は、本発明の実施例による楽譜認識結
果のチェックを行うためのディスプレイ表示手順を示す
ブロック図である。
【0009】印刷された楽譜または手書きの楽譜は、イ
メージスキャナ入力装置により入力され、楽譜の2次元
画像が元画像データ61として計算機内のメモリに記憶
される。元画像データ61を基にして音符・記号等の楽
譜情報の認識処理を行い、音符・記号等の楽譜データお
よびその楽譜データが検出された楽譜上の位置データ6
2が生成される。
【0010】認識処理では、まず五線の認識を行い、楽
譜上の五線位置、五線の線間隔、五線の線幅を求める。
そして、検出された五線を削除した画像データを元画像
データ61から生成する。次に、五線を削除した画像デ
ータからパターンマッチング等の手法により五線以外の
音符・記号等の楽譜情報の認識を行い、楽譜上の位置を
求める。楽譜上の位置は、楽譜の画像データから求めら
れ、画像の座標位置として得られる。
【0011】また、認識処理では、認識された楽譜情報
からMIDIデータ等の演奏データを生成する。生成さ
れたMIDIデータを音源回路に送出することにより、
楽譜の演奏データを発音させることができる。
【0012】認識処理により生成された音符・記号等の
楽譜データとその位置データ62は再構成処理され、楽
譜の画像データ63が生成される。再構成処理は、認識
処理により求められた五線位置等から、入力された元画
像に対応する同じ位置に五線を引き画像の再構成を行
う。
【0013】そして、五線の線間隔を基にして、予めメ
モリに記憶されている音符・記号等の楽譜データのフォ
ントを適切な大きさに拡大または縮小を行い、認識処理
により得られたその楽譜データの位置にフォントをはり
つけて再構成画像データ63を生成する。
【0014】以上により、イメージスキャナにより入力
された楽譜の元画像データ61と認識処理により得られ
た楽譜データから再構成した再構成画像データ63の2
つの画像データが生成される。
【0015】楽譜の元画像データ61は、必要に応じて
画像の拡大・縮小処理または画面スクロール等の処理が
され、表示用画像データ64の一部が生成される。同様
に、楽譜の再構成画像データ63も、必要に応じて画像
の拡大・縮小処理または画面スクロール等の処理がさ
れ、表示用画像データ64の一部が生成される。
【0016】表示用画像データ64は、元画像データ6
1と再構成画像データ63を基にして生成され、表示用
RAMに書き込まれる。表示用ディスプレイ装置は、表
示用RAM上の画像データ64を表示する。ディスプレ
イ装置には、イメージスキャナから入力された元画像と
認識された楽譜データから再構成された再構成画像の両
方が並べて表示される。
【0017】図1は、イメージスキャナで入力された楽
譜の元画像と楽譜認識結果を表す再構成画像を表示した
ディスプレイ画面である。表示画面は、メニューバー1
と表示ウィンドウ7を有する。メニューバー1には、各
種処理を行うためのメニューが表示されており、この中
のメニューを選択することにより種々の処理が実行され
る。
【0018】メニューバー1から処理を選択する操作
は、マウス装置を用いて行われる。計算機は、出力装置
としてのディスプレイ装置と接続され、入力装置として
のマウス装置と接続されている。計算機システムの操作
者は、マウスを用いて指示操作を行い、その処理結果は
ディスプレイに表示される。
【0019】画面上には、マウスカーソル2が表示され
ている。カーソル2は、マウス装置の移動操作を行うこ
とにより画面上を移動する。メニューの選択は、メニュ
ーバー1の中のメニュー上にカーソル2を移動させ、マ
ウスのボタンをクリックすることにより行う。メニュー
バー1は、ファイル、スキャン、認識、領域、編集、そ
の他の6つのメニューを含む。
【0020】メニューバー1より「スキャン」を選択す
ると、イメージスキャナは楽譜の読み込みを行い、読み
込まれた楽譜画像データはメモリに記憶される。この画
像データは、表示ウィンドウ7内の左半分に元画像3と
して表示される。元画像3は、イメージスキャナが読み
込んだイメージ画像を表すので、楽譜がそのまま画像と
して画面に再現される。
【0021】メニューバー1より「認識」を選択する
と、五線や音符等の楽譜情報の認識が行われ、音符等の
楽譜情報を表す楽譜データとその楽譜情報が存在する楽
譜上の位置を表す位置データが検出される。検出された
楽譜データと位置データから再構成画像データが生成さ
れる。
【0022】認識処理により楽譜上の五線位置、五線の
線間隔、五線の線幅が求められるので、これらの情報に
従って五線の画像データが再構成画像データとして生成
される。また、音符、記号等の楽譜データとその位置デ
ータより、元画像と同じ位置に音符、記号等の再構成画
像データが生成される。再構成画像データは、予めメモ
リに記憶されている音符、記号等の内蔵フォントを用い
て生成される。
【0023】生成された再構成画像データは、表示ウィ
ンドウ7の右半分に再構成画像データ4として表示され
る。再構成画像は、認識された各楽譜情報の位置データ
を用いて生成されるので、再構成画像4には対応する楽
譜上において元画像3とほとんど同じ位置に五線、音
符、記号等が表示される。
【0024】再構成画像4は、楽譜の認識結果を楽譜画
像として再構成したものであり、認識に成功した楽譜情
報は元画像3と同様に再構成画像4にも表示されてお
り、認識に失敗した楽譜情報は、元画像3と異なる状態
で再構成画像に表示される。
【0025】そこで、認識が正しく行われた否かを表示
ウィンドウ7内の元画像3と再構成画像4を見比べるこ
とによりチェックする必要がある。表示ウィンドウ7に
は、元画像3と再構成画像4が並んで表示されている。
しかも、元画像3と再構成画像4とは、それぞれの楽譜
の対応する位置に五線、音符等の楽譜情報が表示されて
いるので、比較を容易に行うことができる。
【0026】元画像3と再構成画像4の比較により、楽
譜情報の認識ミスの箇所を見つけた場合には、編集処理
を行う必要がある。メニューバー1より「編集」を選択
することにより再構成画像に表示されている認識された
楽譜データの編集を行うことができる。編集モードで
は、認識ミスの楽譜情報に対して追加、削除、変更等の
編集を行い、正しい楽譜に修正する。
【0027】メニューバー1より「ファイル」を選択す
ると、画像データまたはMIDIデータ等が記録されて
いるファイルの削除、コピー等のファイル操作を行うこ
とができる。
【0028】メニューバー1より「その他」を選択する
と、自動演奏、再構成楽譜画像の印刷等の処理を行うこ
とができる。自動演奏処理においては、読み取った楽譜
の情報を認識することにより生成された楽譜情報を表す
MIDIデータを音源回路に送出することにより、演奏
データが再生され、自動演奏が行われる。再構成楽譜画
像の印刷は、再構成画像4の楽譜の印刷を行う。例え
ば、手書き楽譜がイメージスキャナにより入力された場
合には、元画像3にはそれと同じ手書き楽譜が表示さ
れ、再構成画像4には内蔵フォントにより再構成された
楽譜が出来上がる。そのため、再構成画像4は、元画像
3の手書き楽譜を再構成して清書した形の楽譜として生
成されることになる。そこで、印刷処理を実行すること
により、再構成画像4の清書された楽譜を印刷すること
ができる。
【0029】メニューバー1の「領域」により、元画像
3および再構成画像4の拡大または縮小を行うことがで
きる。楽譜画像の詳細部分を表示させたいときには、所
望の詳細部分の拡大を行えばよい。また、楽譜画像を幅
広く全体的に表示させたいときには、楽譜画像の縮小を
行えばよい。
【0030】マウスを操作して、メニューバー1の「領
域」の位置にカーソルを合わせ、マウスボタンを押す
と、プルダウンメニューとして「拡大」と「縮小」のメ
ニューが表示される。マウスボタンを押したまま、「拡
大」の上にカーソルを移動させ、マウスボタンを離すと
「拡大」のメニューが選択される。「縮小」のメニュー
を選択するには、マウスボタンを押したまま、「縮小」
の上にカーソルを移動させ、マウスボタンを離せばよ
い。
【0031】「拡大」または「縮小」を選択すると、プ
ルダウンメニューは画面上から消える。「拡大」を選択
すると、元画像および再構成画像が4倍に拡大されて表
示される。「縮小」を選択すると、元画像および再構成
画像が1/4に縮小されて表示される。
【0032】図2は、楽譜画像が拡大表示される対象領
域を示す。「スキャン」のメニューを選択して、イメー
ジスキャナから楽譜を読み込むことにより、表示ウィン
ドウ7に元画像3が表示される。そして、「認識」のメ
ニューを選択すると、楽譜の元画像データを基にして認
識され、再構成された再構成画像4が表示ウィンドウ7
内の元画像3の横に並んで表示される。
【0033】初期画面表示においては、元画像3および
再構成画像4の楽譜全体が見渡せる画像の大きさで表示
される。「領域」のメニューから「拡大」のプルダウン
メニューを選択すると、領域6Lに表示されている元画
像3の楽譜領域が4倍に拡大されて表示される。それと
同時に領域6Rに表示されている再構成画像4の楽譜領
域が4倍に拡大されて表示される。
【0034】4倍に拡大された楽譜画像が表示されてい
る際に、更に「拡大」メニューを選択すると、領域5L
に表示されている元画像3の楽譜領域が16倍に拡大さ
れて表示される。それと同時に領域6Rに表示されてい
る再構成画像4の楽譜領域が16倍に拡大されて表示さ
れる。
【0035】図3は、初期画面表示の4倍に拡大された
楽譜画像を表示する表示ウィンドウを示す。初期画面表
示において、「拡大」メニューを選択すると、4倍に拡
大された元画像11と再構成画像12が表示ウィンドウ
7に縦に並んで表示される。
【0036】初期表示画面においては、表示ウィンドウ
が縦分割され、元画像と再構成画像が表示ウィンドウ内
で横に並んで表示されていたが、拡大されたときには表
示ウィンドウが横分割され、元画像11と再構成画像1
2が表示ウィンドウ7内に縦に並んで表示される。この
ため拡大された画像が見やすくなる。また、表示ウィン
ドウの領域を有効利用でき、元画像と再構成画像の比較
がしやすい。
【0037】楽譜画像が拡大されると、楽譜全体の内の
一部の領域である元画像11と再構成画像12が表示さ
れる。そこで、画面をスクロールさせることにより、画
面に表示されていない部分の楽譜画像を表示させること
ができる。
【0038】縦方向のスクロールアローVUにカーソル
を移動させて、マウスをクリックすると、元画像11と
再構成画像12は同期して下方に小移動のスクロールを
する。スクロールアローVDにカーソルを移動させて、
マウスをクリックすると、元画像11と再構成画像12
は同期して上方に小移動のスクロールをする。
【0039】横方向のスクロールアローHLをクリック
すると、元画像11と再構成画像12は同期して右方に
小移動のスクロールをする。スクロールアローHRをク
リックすると、元画像11と再構成画像12は同期して
左方に小移動のスクロールをする。
【0040】縦方向のスクロールバーVC上において、
スクロールボックスVBよりも上の部分をクリックする
と、元画像11と再構成画像12は同期して下方に大移
動のスクロールをし、スクロールボックスVBよりも下
の部分をクリックすると、元画像11と再構成画像12
は同期して上方に大移動のスクロールをする。
【0041】横方向のスクロールバーHC上において、
スクロールボックスHBよりも左の部分をクリックする
と、元画像11と再構成画像12は同期して右方に大移
動のスクロールをし、スクロールボックスHBよりも右
の部分をクリックすると、元画像11と再構成画像12
は同期して左方に大移動のスクロールをする。
【0042】以上のように、楽譜画像のスクロールを行
うと、元画像と再構成画像が同期して、同じ方向に同じ
量だけ移動するので、元画像と再構成画像の比較が行い
やすい。
【0043】スクロールボックスVB,HBは、楽譜画
像が画面上に表示されている状態を示す。スクロールボ
ックスVB,HBの幅は、表示されている領域の幅を示
す。例えば、楽譜画像が全て表示ウィンドウに表示され
ていれば、スクロールボックスVB,HBの幅が広くな
り、スクロールバーVC,HCと同じ幅になる。逆に、
楽譜画像の拡大を行い、表示される対象領域が狭くなる
と、スクロールボックスVB,HBの幅も狭くなる。
【0044】スクロールボックスVB,HBのスクロー
ルバーVC,HC上における位置は、楽譜全体の中にお
ける表示楽譜画像の位置を表す。例えば、スクロールボ
ックスVBが最上部に表示されていれば、楽譜全体の最
上の部分が表示されていることを示す。逆に、スクロー
ルボックスVBが最下部に表示されていれば、楽譜全体
の最下の部分を表示していることを示す。横方向のスク
ロールボックスHBも同様に、楽譜全体の中の左右の位
置を示す。
【0045】スクロールボックスVBにカーソルを移動
させ、マウスボタンを押したままカーソルを下に移動さ
せてマウスボタンを離すと、元画像11および再構成画
像12が同期して上方に移動し、下方向の領域の画像が
表示される。カーソルの移動量に応じて、楽譜画像の移
動量も決まる。マウスボタンを押したままカーソルを上
に移動させてマウスボタンを離せば、元画像11および
再構成画像12が同期して下方に移動し、上方向の領域
の画像が表示される。スクロールボックスHBは、同様
にして左右方向の表示画像の移動を行うことができる。
【0046】サイズボックスSBは、表示ウィンドウ7
の大きさを変更することができる。例えば、新たに別の
表示ウィンドウを開くために、現在開かれている表示ウ
ィンドウを小さくする必要があるときや、逆に大きくす
る必要があるときに表示ウィンドウの大きさの変更を行
う。
【0047】表示ウィンドウの大きさを変更するには、
現在表示されている表示ウィンドウのサイズボックスS
Bにカーソルを移動させてマウスボタンを押し、ボタン
を押したままカーソルを、変更したいサイズのウィンド
ウの右下隅の位置にまで移動させる。そして、マウスボ
タンを離すと、ウィンドウサイズが変更される。
【0048】表示ウィンドウのサイズを大きくする場合
も小さくする場合も同じ操作により、ウィンドウサイズ
の変更を行うことができる。なお、表示ウィンドウの拡
大においては、最大のウィンドウサイズが決められてい
る。そのため、それ以上表示ウィンドウサイズを大きく
する方向にカーソルを移動させても、最大のウィンドウ
サイズにまでしか大きくすることができない。
【0049】図4は、初期画面表示の16倍に拡大され
た楽譜画像を表示する表示ウィンドウを示す。初期画面
表示から、「拡大」メニューを2回選択すると、初期画
面表示の画像の16倍に拡大された元画像15と再構成
画像16が表示ウィンドウ7に縦に並んで表示される。
【0050】楽譜画像は、「拡大」を1度行うと、初期
画面における左上隅部分が4倍に拡大されて表示され、
更にもう一度「拡大」を行うと、更に左上隅部分が4倍
拡大されて表示される。元画像15と再構成画像16
は、初期画面の楽譜画像と比較すれば16倍に拡大され
た画像となる。
【0051】楽譜画像のスクロールは、前述のようにス
クロールアローVU,VD,HL,HR、スクロールバ
ーVC,HCまたはスクロールボックスVB,HBによ
り行うことができる。表示ウィンドウ7のサイズ変更
は、サイズボックスSBにより行うことができる。
【0052】図5は、本発明を実施するための楽譜認識
結果表示システムの構成例を示す。CPU38は、バス
39を介して、イメージスキャナ31に楽譜の読み込み
を指示する。イメージスキャナ31は、楽譜を画像デー
タとして読み取る。読み取られた画像データは、バス3
9を介して、RAM36に元画像データとして記憶され
る。イメージスキャナ31は、例えば300dpiの解
像度を有する画像読み取り装置である。
【0053】CPU38は、RAM36に記憶された楽
譜の元画像データを基にして認識処理を行い、再構成画
像データまたはMIDIデータを生成し、RAM36に
記憶する。
【0054】RAM36に記憶されたMIDIデータ
は、バス39を介して、MIDIインターフェース34
から外部機器に送出される。また、外部機器からMID
Iインターフェース34に入力されたMIDIデータ
は、バス39を介して、RAM36に記憶される。
【0055】RAM36に記憶された画像データは、バ
ス39を介して、表示回路33に供給され、楽譜画像の
表示が行われる。再構成画像は、ROM37に記憶され
た音符、記号等のフォントを基に生成される。
【0056】マウス32は、表示回路33に表示された
処理メニューの選択や表示ウィンドウの操作等を行う入
力装置である。キーボード35は、カーソル移動や文字
入力等を行う入力装置である。
【0057】ROM37は演算プログラムも記憶してい
る。CPU38はこの演算プログラムに従って、RAM
36に備えられたレジスタやバッファメモリ等のワーキ
ングメモリを用いて各種演算処理を行う。
【0058】図6は、楽譜認識結果の表示を行う処理の
メインルーチンを示すフローチャートである。ステップ
P1から処理はスタートし、ステップP2においてレジ
スタ類の初期化等の初期設定を行う。
【0059】ステップP3において、マウス装置からの
入力があるときには各種のマウス処理を行う。マウス処
理の詳細は後述する。ステップP4において、キーボー
ドからの入力信号に対する処理等のその他の処理を行
う。そして、ステップP3へと進み、処理を繰り返す。
【0060】図7は、図6のステップP3におけるマウ
ス処理を示すフローチャートである。ステップQ1から
処理はスタートし、ステップQ2においてマウスボタン
の状態を調べ、マウスボタンが押されてスイッチオンの
状態にあるか否かをチェックする。オン状態であればス
テップQ3へ進み、ボタンが押された際のマウスカーソ
ルの位置をチェックする。一方、マウスボタンがオン状
態でなければ、処理端子Aへ進む。
【0061】ステップQ3では、マウスボタンが押され
た際にカーソルが画面の何処に位置するかを判断する。
マウスによる画面上の選択で処理が分岐する。マウス処
理には、ウィンドウ操作とメニュー選択がある。ここ
で、一部の処理においてはスイッチオンからオフまでの
一連の動作をまとめて説明している。
【0062】ウィンドウ操作は、スクロールアロー、ス
クロールボックス、サイズボックスおよびスクロールバ
ーによる処理を含む。メニュー選択は、領域、スキャ
ン、認識およびその他エリアを含む。
【0063】ステップQ3において、マウスボタンが押
された際にカーソルが「スクロールアロー」の位置にあ
れば、ステップQ4へ進み、表示ウィンドウ内の元画像
の表示エリアを小移動でスクロールする。カーソルの位
置が縦方向のスクロールアローであれば上下方向へのス
クロールが行われ、横方向のスクロールアローであれば
左右方向へのスクロールが行われる。小移動のスクロー
ルとは、例えば画面の1/10のサイズを単位として行
われるスクロールである。
【0064】表示用メモリには、表示回路に表示するデ
ータが記憶されており、表示用メモリに記憶されている
2値(白、黒)画像が、表示ウィンドウに表示される。
例えば、元画像のスクロールを行う際には、イメージス
キャナから読み込まれた元画像データのうちから切り取
る領域を移動して、その領域の画像データを表示用メモ
リにコピーする。すると、スクロール後の元画像が表示
ウィンドウに表示される。
【0065】ステップQ5では、表示ウィンドウ内の再
構成画像の表示エリアを小移動でスクロールする。元画
像のスクロールと同様に、再構成画像に対してカーソル
の位置による上下方向のスクロールまたは左右方向のス
クロールが行われる。この再構成画像のスクロールは、
元画像のスクロールと同期して行われ、ほとんど同時に
同方向へ同量のスクロールが行われる。その後、処理端
子Aへ進む。
【0066】ステップQ3において、マウスボタンが押
された際にカーソルが「スクロールバー」の位置にあれ
ば、ステップQ8へ進み、表示ウィンドウ内の元画像の
表示エリアを大移動でスクロールする。カーソルの位置
が縦方向のスクロールバーであれば上下方向へのスクロ
ールが行われ、横方向のスクロールバーであれば左右方
向へのスクロールが行われる。大移動のスクロールと
は、例えば画面の1/4のサイズを単位として行われる
スクロールである。
【0067】ステップQ9では、表示ウィンドウ内の再
構成画像の表示エリアを大移動でスクロールする。再構
成画像は、元画像のスクロールと同様に、カーソルの位
置により上下方向または左右方向のスクロールが行わ
れ、元画像のスクロールと同期して、ほとんど同時に同
方向へ同量のスクロールが行われる。その後、処理端子
Aへ進む。
【0068】ステップQ3において、マウスボタンが押
された際にカーソルが「スクロールボックス」の位置に
あれば、ステップQ6へ進み、scrlboxフラグを
1にする。スクロールボックスは、画像の任意量の移動
を行うことができる。その後、処理端子Aへ進みマウス
カーソルの移動状態をチェックする。
【0069】ステップQ3において、マウスボタンが押
された際にカーソルが「サイズボックス」の位置にあれ
ば、ステップQ7へ進み、sizeboxフラグを1に
する。サイズボックスは、表示ウィンドウのウィンドウ
サイズを変更することができる。その後、処理端子Aへ
進みマウスカーソルの移動状態をチェックする。
【0070】図8は、図7のステップQ3におけるカー
ソル位置がメニュー領域にあるときの処理を示すフロー
チャートである。メニューは、領域、スキャン、認識お
よびその他エリアを含み、更に領域のメニューには拡大
と縮小の2つのサブメニューがある。
【0071】ステップQ3において、マウスボタンが押
された際にカーソルが「領域」の位置にあれば、プルダ
ウンメニューを画面に表示する。プルダウンメニュー
は、拡大と縮小のサブメニューを含む。
【0072】マウスボタンが離された際にカーソルがサ
ブメニュー『拡大』の位置にあれば、ステップQ10へ
進み、元画像データのデータ領域を狭くして、狭くした
データ領域を拡大した画像データを生成する。拡大画像
データは、現時点で表示されている元画像の1/4の領
域の画像データを4倍に拡大して生成する。
【0073】ステップQ11では、元画像の拡大と同様
に、再構成画像の拡大画像データを生成する。拡大画像
データは、現時点で表示されている再構成画像の1/4
の領域の画像データを4倍に拡大して生成する。
【0074】ステップQ12では、表示画像の拡大率に
応じて、元画像と再構成画像を縦分割または横分割によ
り表示ウィンドウ内に表示する。その後、処理端子Aへ
進む。
【0075】イメージスキャナから楽譜を読み込んで元
画像を表示する際または楽譜の認識処理に伴い再構成画
像を表示する際には、縦長サイズの楽譜全体を表示ウィ
ンドウに表示する。その時には、縦長の元画像と再構成
画像を縦分割にして表示する。この縦分割表示は、楽譜
全体を表示し、標準サイズの楽譜画像を表す。
【0076】標準サイズの楽譜画像が表示されている状
態であれば、拡大の場合には表示ウィンドウを縦分割か
ら横分割にして元画像の拡大画像データと再構成画像の
拡大画像データを表示する。したがって、拡大された元
画像と再構成画像は縦方向に並んで表示される。
【0077】標準サイズの楽譜画像から既に拡大された
画像が表示されている状態であれば、横分割のままで、
分割の方向は変えずに元画像と再構成画像のそれぞれの
拡大画像データを縦並びで表示する。
【0078】ステップQ3において、マウスボタンが押
された際にカーソルが「領域」の位置にあれば、プルダ
ウンメニューを画面に表示する。マウスボタンが離され
た際にカーソルがサブメニュー『縮小』の位置にあれ
ば、ステップQ13へ進む。
【0079】元画像データのデータ領域を広くして、広
くしたデータ領域を縮小した画像データを生成する。縮
小画像データは、現時点で表示されている元画像の4倍
の領域の画像データを1/4に縮小して生成する。
【0080】ステップQ14では、元画像の縮小と同様
に、再構成画像の縮小画像データを生成する。縮小画像
データは、現時点で表示されている再構成画像の4倍の
領域の画像データを1/4に縮小して生成する。
【0081】ステップQ15では、表示画像の拡大率に
応じて、元画像と再構成画像を縦分割または横分割した
表示ウィンドウ内に表示する。その後、処理端子Aへ進
む。生成された縮小画像データが、標準サイズの楽譜画
像となる場合には、表示ウィンドウを横分割から縦分割
にして元画像と再構成画像のそれぞれの縮小画像データ
を表示する。したがって、縮小された元画像と再構成画
像は横方向に並んで表示される。
【0082】ステップQ3において、マウスボタンがク
リックされた際にカーソルが「スキャン」の位置にあれ
ば、ステップQ16へ進む。ステップQ16では、CP
Uがイメージスキャナに楽譜の読み込み開始の信号を送
る。イメージスキャナが読み取った楽譜の画像データ
は、RAMに記憶される。
【0083】ステップQ17では、RAMに記憶された
楽譜の元画像データを表示用メモリに転送し、表示ウィ
ンドウの左半分に標準サイズで楽譜全体を表示する。こ
の時の表示ウィンドウは縦分割されている。その後、処
理端子Aへ進む。
【0084】ステップQ3において、マウスボタンがク
リックされた際にカーソルが「認識」の位置にあれば、
ステップQ18へ進む。ステップQ18では、RAMに
記憶されている楽譜の元画像データを基にして、五線、
音符、記号等の楽譜情報の種類とその楽譜上位置の認識
を行う。
【0085】ステップQ19では、認識された楽譜デー
タとその位置データから、元画像の五線、音符、記号等
に対応する同じ位置に内蔵フォントを用いて再び楽譜画
像を構成し、再構成画像データを生成する。
【0086】ステップQ20では、生成された再構成画
像データをRAMに記憶する。ステップQ21では、R
AMに記憶された楽譜の再構成画像データを表示用メモ
リに転送し、表示ウィンドウの右半分に標準サイズで楽
譜全体を表示する。この時の表示ウィンドウは縦分割さ
れている。その後、処理端子Aへ進む。
【0087】ステップQ3において、以上述べたウィン
ドウ操作またはメニュー以外のエリアでマウスボタンが
クリックされたときは、ステップQ22へ進み、「ファ
イル」、「編集」、「その他」のメニュー処理を行う。
その後、処理端子Aへ進む。
【0088】「ファイル」のメニューがクリックされた
ときには、その後のマウスまたはキーボードによる入力
指示に従って、画像データまたはMIDIデータ等が記
録されているファイルの削除、コピー等のファイル操作
の処理を行う。
【0089】「編集」のメニューがクリックされたとき
には、その後の入力指示に従い、楽譜の認識結果を表す
再構成画像において楽譜情報の追加、削除、変更等の編
集処理を行う。
【0090】「その他」のメニューがクリックされたと
きには、更にメニュー選択の処理を行い、自動演奏、再
構成楽譜画像の印刷等のメニュー選択を待つ。自動演奏
が選択されれば、楽譜の認識により生成されたMIDI
データ等をMIDIインターフェースから外部機器へ送
出する。再構成楽譜画像の印刷が選択されれば、再構成
画像の楽譜画像データを外部へ出力し、例えばプリンタ
を接続することにより楽譜の印刷が行われる。
【0091】図9は、マウス処理における処理端子Aに
続く処理を示すフローチャートである。処理端子Aから
ステップR1へ進み、マウス装置が移動したか否かの判
断を行う。移動していればステップR2へ進み、移動し
ていなければバイパスしてステップR7へ進む。
【0092】ステップR2では、マウス装置の移動に応
じて画面に表示されているカーソルを同方向に画面上で
移動表示する。ステップR3では、scrlboxフラ
グが1であるか否かをチェックする。scrlboxフ
ラグが1でなければステップR5へ進み、scrlbo
xフラグが1であればステップR4へ進む。
【0093】ステップR4では、カーソルの移動に対応
する方向と移動量だけスクロールボックスの輪郭を移動
表示する。カーソルが縦方向のスクロールボックスに位
置していれば、カーソルの移動に応じて縦方向にスクロ
ールボックスの輪郭を移動表示する。カーソルが横方向
のスクロールボックスに位置していれば、カーソルの移
動に応じて横方向にスクロールボックスの輪郭を移動表
示する。その後、ステップR7へ進む。
【0094】ステップR5では、sizeboxフラグ
が1であるか否かをチェックする。1でなければステッ
プR7へ進み、1であればステップR6へ進む。ステッ
プR6では、カーソルの移動に対応する方向と移動量だ
け表示ウィンドウの右下隅に対応する輪郭を移動表示
し、表示ウィンドウの輪郭の大きさを変更して表示す
る。マウスの移動を行うと、カーソルの移動に対応して
表示ウィンドウを形成する矩形の右隅座標をカーソル位
置へと移動させ、表示ウィンドウの大きさを変更して輪
郭を表示する。そして、ステップR7へ進む。
【0095】ステップR7においてマウスボタンの状態
を調べ、マウスボタンが離されてスイッチオフの状態に
あるか否かをチェックする。オフ状態でなければステッ
プR16へ進みメインルーチンの処理へ戻り、オフ状態
であればステップR8へ進む。
【0096】ステップR8では、scrlboxフラグ
が1であるか否かをチェックする。scrlboxフラ
グが1でなければステップR12へ進み、scrlbo
xフラグが1であればステップR9へ進む。
【0097】ステップR9では、scrlboxフラグ
を0にして、ステップR10へ進む。ステップR10で
は、まず、スクロールボックスの輪郭の位置にスクロー
ルボックスを移動表示する。そして、マウスボタンが離
された際のスクロールボックスの輪郭の位置に対応し
て、元画像データ中の表示領域を移動して表示ウィンド
ウに表示する。次に、元画像の移動表示と同様に、スク
ロールボックスの輪郭の位置に対応して、再構成画像デ
ータ中の表示領域を移動して表示ウィンドウに表示す
る。その後、ステップR16へ進みメインルーチンの処
理へ戻る。
【0098】ステップR12においては、sizebo
xフラグが1であるか否かをチェックする。sizeb
oxフラグが1でなければステップR16へ進みメイン
ルーチンの処理へ戻り、sizeboxフラグが1であ
ればステップR13へ進む。
【0099】ステップR13では、sizeboxフラ
グを0にして、ステップR14へ進む。ステップR14
では、マウスボタンが離された際の表示ウィンドウの輪
郭の位置に対応して、表示ウィンドウの矩形の大きさを
変えるように変形する。そして、それに対応して、表示
ウィンドウ内の元画像が表示される領域を変形する。続
いて、表示ウィンドウの輪郭の位置に対応して、表示ウ
ィンドウ内の再構成画像が表示される領域を変形する。
そして、ステップR16へ進み、メインルーチンの処理
へ戻る。
【0100】図10は、楽譜画像の表示領域を変更する
ための他の実施例を示す。前述の実施例では、表示画像
の倍率を変更することにより、画面に表示されている楽
譜画像の領域を変更することができた。
【0101】本実施例では、表示ウィンドウ7に表示さ
れている元画像3および再構成画像4の領域中で指定し
た領域の楽譜画像を表示することができる。元画像3に
おいて領域41を指定した場合と領域42を指定した場
合のそれぞれの例を示す。領域41,42は、矩形領域
として指定される。
【0102】領域の指定を行うには、まず、指定すべき
矩形領域の左上隅にマウスカーソルを移動させるそし
て、マウスボタンを押し、押したままマウス装置を移動
させ、矩形領域の右下隅にマウスカーソルを移動させ、
スイッチを離す。すると、領域が指定される。
【0103】つまり、マウスボタンを押した画像の位置
が矩形領域の左上隅の座標位置に指定され、マウスボタ
ンを離した位置が矩形領域の右下隅の座標位置に指定さ
れることにより、左上隅と右下隅を結ぶ対角線を形成す
る矩形領域が指定される。
【0104】図11は、図10において横長の領域41
が指定された場合の表示ウィンドウを示す。指定された
矩形領域が横長であるときには、表示ウィンドウ7に指
定された領域の元画像51とそれに対応する領域の再構
成画像52が横分割表示される。
【0105】そして、指定された領域に従った元画像5
1と再構成画像52が縦に並んで表示されるので、その
大きさに対応するウィンドウサイズに表示ウィンドウが
変更される。
【0106】図12は、図10において縦長の領域42
が指定された場合の表示ウィンドウを示す。指定された
矩形領域が縦長であるときには、表示ウィンドウ7に指
定された領域の元画像55とそれに対応する領域の再構
成画像56が縦分割表示される。そして、指定された領
域に従って、対応するウィンドウサイズに表示ウィンド
ウが変更される。
【0107】以上のように、指定された表示領域の形状
に応じて、縦分割または横分割の表示方法が決定され
る。ただし、この際に表示を行うディスプレイ装置の形
状も考慮される。つまり、指定された矩形領域の縦横比
を演算して、横長であれば横分割を行い、縦長であれば
縦分割を行い、さらにこの時ディスプレイ装置の縦横比
に応じて、画面上に余白の少ない形状にて表示される。
これにより、画面の表示領域を有効に利用することがで
きると同時に分割された2つの画像を比較しやすくな
る。
【0108】なお、領域が指定された後に、縦分割また
は横分割表示される元画像および再構成画像は、領域指
定前と同じ倍率の画像でもよいが、指定された領域の大
きさに応じて、倍率を変化させて拡大または縮小を行う
こともできる。
【0109】以上のように本実施例による楽譜認識結果
表示システムは、元画像を読み取り、認識し、対応する
楽譜位置に再構成画像を構成し、元画像と再構成画像を
状況に応じて横または縦に並べて表示することにより、
入力された楽譜の元画像データとその認識結果を示す再
構成画像データの比較が行いやすくなる。元画像と再構
成画像の比較により、認識ミスを発見したときには、再
構成画像データの追加、削除、変更等の編集処理を行う
ことができる。
【0110】画像のスクロールにより画像の表示領域を
変更する際には、元画像と再構成画像が同期してスクロ
ールする。また、表示画像の拡大または縮小を行う際に
も、元画像と再構成画像は同じ楽譜部分を同じ倍率で拡
大または縮小する。したがって、表示される画像を変更
するような処理を行っても、元画像と再構成画像は同じ
楽譜部分が表示ウィンドウに表示されるので、比較が行
いやすい。
【0111】以上実施例に沿って本発明を説明したが、
本発明はこれらに制限されるものではない。例えば、種
々の変更、改良、組合わせ等が可能なことは当業者に自
明であろう。
【0112】
【発明の効果】表示させるイメージの大きさ、位置また
は形状を変化させた場合でも、入力された楽譜画像とそ
の認識結果を表す楽譜画像の両方が対応して同様に変化
し、2つの楽譜画像の対応する同じ楽譜部分が表示手段
に並べて表示されるので、2つの楽譜画像の比較が行い
やすい。したがって、2つの楽譜画像の差異を見つけ出
すことにより、楽譜の認識ミスの箇所を容易に検出する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 イメージスキャナで入力された楽譜の元画像
と楽譜認識結果を表す再構成画像を表示したディスプレ
イ表示画面を示す概略図である。
【図2】 楽譜画像が拡大表示される対象領域を示す概
略図である。
【図3】 初期画面表示の4倍に拡大された楽譜画像を
表示する表示ウィンドウを示す概略図である。
【図4】 初期画面表示の16倍に拡大された楽譜画像
を表示する表示ウィンドウを示す概略図である。
【図5】 本発明を実施するための楽譜認識結果表示シ
ステムの構成例を示すブロック図である。
【図6】 楽譜認識結果の表示を行う処理のメインルー
チンを示すフローチャートである。
【図7】 図6のステップP3におけるマウス処理を示
すフローチャートである。
【図8】 図6のステップP3におけるマウス処理を示
すフローチャートである。
【図9】 マウス処理における処理端子Aに続く処理を
示すフローチャートである。
【図10】 楽譜画像の表示領域を変更するための他の
実施例を示す概略図である。
【図11】 図10において横長の領域が指定された場
合の表示ウィンドウを示す概略図である。
【図12】 図10において縦長の領域が指定された場
合の表示ウィンドウを示す概略図である。
【図13】 本発明の実施例による楽譜認識結果のチェ
ックを行うためのディスプレイ表示手順を示すブロック
図である。
【符号の説明】
1 メニューバー、 2 マウスカーソル、 3,
11,15 元画像、4,12,16 再構成画像、
7 表示ウィンドウ、 HL,HR,VU,VD
スクロールアロー、 HB,VB スクロールボック
ス、 HC,VC スクロールボックス、 SB
サイズボックス、 31 イメージスキャナ、 3
2 マウス、 33 表示回路、 34 MIDI
インターフェース、 35 キーボード、 36
RAM、 37 ROM、38 CPU、 39
バス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭54−102927(JP,A) 特開 昭61−272882(JP,A) 特開 昭63−129482(JP,A) 特開 昭56−114076(JP,A) 特開 昭58−140879(JP,A) 特開 昭61−49284(JP,A) 特開 昭62−138981(JP,A) 特開 平6−60217(JP,A) 実開 昭62−112762(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G06K 9/03

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 楽譜をイメージとして読み取る画像入力
    手段(31)と、 前記画像入力手段が読み取った第1楽譜画像データを記
    憶するメモリ(36)と、 前記第1楽譜画像データに基づいて楽譜情報を認識する
    認識手段と、 前記認識手段が認識した楽譜情報から第2楽譜画像デー
    タを構成する楽譜再構成手段と、 前記第2楽譜画像データを記憶するメモリ(36)と、 前記第1楽譜画像データおよび前記第2楽譜画像データ
    に基づいてイメージを表示出力する表示手段(33)
    と、 前記表示手段に表示される前記第1楽譜画像データのイ
    メージの大きさ、位置または形状を変化させる第1表示
    データ加工手段と、 前記表示手段に表示される前記第2楽譜画像データのイ
    メージの大きさ、位置または形状を変化させる第2表示
    データ加工手段と、 前記表示手段に表示されるイメージの大きさ、位置また
    は形状を指示する指示入力手段(32)と、 前記指示入力手段からの指示入力信号に応じて、前記第
    1表示データ加工手段および前記第2表示データ加工手
    段の両方にイメージを同様に変化させる同一の指示を与
    える同期制御手段とを有する楽譜認識結果表示システ
    ム。
  2. 【請求項2】 楽譜をイメージとして読み取る画像入力
    手段(31)と、 前記画像入力手段が読み取った第1楽譜画像データを記
    憶するメモリ(36)と、 前記第1楽譜画像データに基づいて楽譜情報を認識する
    認識手段と、 前記認識手段が認識した楽譜情報から第2楽譜画像デー
    タを構成する楽譜再構成手段と、 前記第2楽譜画像データを記憶するメモリ(36)と、 前記第1楽譜画像データおよび前記第2楽譜画像データ
    に基づいてイメージを表示出力する表示手段(33)
    と、 前記第1楽譜画像データが前記表示手段に表示される第
    1表示領域の形状を変更する第1領域変更手段と、 前記第2楽譜画像データが前記表示手段に表示される第
    2表示領域の形状を変更する第2領域変更手段と、 前記表示手段に表示されるイメージの表示領域の形状を
    指示する指示入力手段(32)と、 前記指示入力手段からの指示入力信号に応じて、前記第
    1領域変更手段および前記第2領域変更手段の両方に表
    示領域を同様に変更させる同一の指示を与え、指示され
    た表示領域の形状に応じて前記第1表示領域と前記第2
    表示領域の相対位置関係を変更する制御手段とを有する
    楽譜認識結果表示システム。
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US08/314,341 US5825905A (en) 1993-10-20 1994-09-28 Musical score recognition apparatus with visual scanning and correction
KR1019940025545A KR0135786B1 (ko) 1993-10-20 1994-10-06 악보인식장치
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