JP2002099321A - 車両用電子制御システムの故障検出装置 - Google Patents

車両用電子制御システムの故障検出装置

Info

Publication number
JP2002099321A
JP2002099321A JP2000287656A JP2000287656A JP2002099321A JP 2002099321 A JP2002099321 A JP 2002099321A JP 2000287656 A JP2000287656 A JP 2000287656A JP 2000287656 A JP2000287656 A JP 2000287656A JP 2002099321 A JP2002099321 A JP 2002099321A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
microcomputer
monitoring circuit
failure detection
monitoring
vehicle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000287656A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3775194B2 (ja
Inventor
Kenichi Goto
健一 後藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP2000287656A priority Critical patent/JP3775194B2/ja
Publication of JP2002099321A publication Critical patent/JP2002099321A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3775194B2 publication Critical patent/JP3775194B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/40Engine management systems

Landscapes

  • Testing And Monitoring For Control Systems (AREA)
  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Emergency Alarm Devices (AREA)
  • Alarm Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 マイコン1に対する監視回路2を備える場合
に、マイコン1により監視回路2の監視機能を診断す
る。 【解決手段】 監視回路2は、マイコン1に対し例題を
出題し、マイコン1からの回答が正しいか否かをチェッ
クして、異常時に故障検出信号を出力する。この場合、
マイコン1は、エンジン停止時に、監視回路2に対し故
意に誤った回答を送信して、監視回路2が故障検出信号
を出力するか否かを判定し、信号無しの場合に監視回路
2の監視機能異常と診断する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用電子制御シ
ステムの故障検出装置に関し、特に車両用電子制御シス
テムのマイコンを監視する監視回路を備える場合に、マ
イコンにより監視回路の監視機能を診断することのでき
る故障検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】最近の車両用電子制御システムにおいて
は、マイコン内で求められる目標指令値に応じてアクチ
ュエータが動作するシステムが殆どである。これらのア
クチュエータの中には電制スロットル弁のようにマイコ
ン内で求められる目標指令値が誤った値となったときに
車両として設計者の意図しない挙動を示したりするアク
チュエータもある。また、車両の失陥に至るアクチュエ
ータもある。
【0003】従来、これらのシステムの動作を保証する
ために、システムのマイコンに対し、外部の監視回路を
設けることが提案されている(特開平5−147477
号公報参照)。実用化されている方法としては、例え
ば、目標指令値を演算するマイコン(主マイコン)の演
算機能(目標指令値を誤らせるような要因)を外部の監
視回路(監視機能に特化した副マイコンやIC)により
監視し、マイコンの目標指令値に誤りがないかを確認す
る方法が知られている。
【0004】また、外部の監視回路によるマイコンの監
視方式としては、例えば、監視回路がマイコンに対し例
題を出題し、マイコンが回答してきた答えが正しいか否
かをチェックする例題演算方式や、マイコンが監視回路
に対し所定周期のパルス信号を発振し、監視回路がこの
パルス信号が正常か否かをチェックするWDT(ウォッ
チドッグタイマー)方式が知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この外
部の監視回路が故障し、例えばマイコンからの診断用信
号である例題に対する回答やパルス信号が異常であって
も、異常であることをチェックできないような場合、こ
の監視回路はマイコンの監視ができない状態であり、そ
の状態を放置すると、上記のように車両として好ましく
ない挙動を示したり、最悪車両の失陥に至ったりすると
いう問題点があった。
【0006】本発明は、このような実状に鑑み、マイコ
ンに対する監視回路を備える場合に、マイコンにより監
視回路の監視機能を的確に診断することのできる車両用
電子制御システムの故障検出装置を提供することを目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】このため、請求項1に係
る発明では、車両用電子制御システムのマイコンから送
信される診断用信号をチェックするチェック手段を有し
て、マイコンの異常時に故障検出信号を出力する監視回
路を備える車両用電子制御システムの故障検出装置にお
いて、マイコンに、監視回路に対し故意に誤った診断用
信号を送信して、監視回路が故障検出信号を出力するか
否かを判定する監視機能診断手段を設け、監視回路の異
常を検出し得るようにしたことを特徴とする。
【0008】請求項2に係る発明では、監視回路は、前
記チェック手段として、マイコンに対し例題を出題し、
マイコンから送信される回答が正しいか否かをチェック
する第1のチェック手段を有し、マイコンは、前記監視
機能診断手段として、監視回路に対し故意に誤った回答
を送信して、監視回路が故障検出信号を出力するか否か
を判定する第1の監視機能診断手段を有することを特徴
とする。
【0009】請求項3に係る発明では、監視回路は、前
記チェック手段として、マイコンに対し例題を出題し、
マイコンから送信される回答が正しいか否かをチェック
する第1のチェック手段と、マイコンから送信される所
定周期のパルス信号をチェックする第2のチェック手段
とを有し、マイコンは、前記監視機能診断手段として、
監視回路に対し故意に誤った回答を送信して、監視回路
が故障検出信号を出力するか否かを判定する第1の監視
機能診断手段と、監視回路に対し故意にパルス信号の送
信を停止して、監視回路が故障検出信号を出力するか否
かを判定する第2の監視機能診断手段とを有することを
特徴とする。
【0010】請求項4に係る発明では、前記第1及び第
2の監視機能診断手段は、予め決められたタイミング毎
に、交互に動作することを特徴とする。請求項5に係る
発明では、マイコンが監視回路の異常を検出したとき
に、エンジンの出力を制限するフェイルセーフ手段を設
けたことを特徴とする。請求項6に係る発明では、前記
監視機能診断手段の動作タイミングは、運転者によるエ
ンジン停止操作直後であることを特徴とする。
【0011】請求項7に係る発明では、運転者によるエ
ンジン停止操作直後の前記監視機能診断手段の動作によ
り、マイコンが監視回路の異常を検出して、エンジンの
出力を制限したときに、次回走行時までその異常検出状
態を記憶保持して、次回走行時にもエンジンの出力を制
限することを特徴とする。
【0012】
【発明の効果】請求項1に係る発明によれば、マイコン
が監視回路に対し故意に誤った診断用信号を送信し、監
視回路がその異常を検出できるかどうかを逆に監視する
ことで、監視回路の失陥を検出でき、車両として好まし
くない挙動を示したりする前に、ユーザーやディーラー
などにその異常を知らせたり、フェイルセーフ制御に移
行させることができる。
【0013】請求項2に係る発明によれば、例題演算方
式において、マイコンが監視回路に対し故意に誤った回
答を送信し、監視回路がその異常を検出できるかどうか
を逆に監視することで、例題演算方式における監視回路
の失陥を確実に検出することができる。請求項3に係る
発明によれば、例題演算方式とWDT方式とを併用する
場合に、マイコンが監視回路に対し故意に誤った回答を
送信し、監視回路がその異常を検出できるかどうかを逆
に監視し、また、マイコンが監視回路に対し故意にパル
ス信号の送信を停止し、監視回路がその異常を検出でき
るかどうかを逆に監視することで、例題演算方式とWD
T方式との両方で監視回路の失陥を確実に検出すること
ができる。
【0014】請求項4に係る発明によれば、監視回路に
対し故意に誤った回答を送信し、監視回路がその異常を
検出できるかどうかを逆に監視するモードと、マイコン
が監視回路に対し故意にパルス信号の送信を停止し、監
視回路がその異常を検出できるかどうかを逆に監視する
モードとを、予め決められたタイミング毎に、交互に行
うことで、監視回路の診断として、例題演算方式とWD
T方式とを併用している場合、両方の監視機能の診断が
可能となる。
【0015】請求項5に係る発明によれば、マイコンが
監視回路の異常を検出したときに、エンジンの出力を制
限するフェイルセーフモードに移行させることで、監視
回路の異常により車両の失陥に至ったりすることを確実
に防止できる。請求項6に係る発明によれば、マイコン
が監視回路に対して故意に誤った回答などをするタイミ
ングを、運転者によるエンジン停止操作直後として、エ
ンジン停止操作直後にこの診断を行うことにより、エン
ジン出力を制限するというフェイルセーフ動作に運転性
の悪化や違和感なく移行できる。また、確実に一走行に
一回この診断を実施することができる。
【0016】請求項7に係る発明によれば、エンジン停
止操作直後に診断を行った結果、監視回路の異常を検出
したならば、次回走行時までその診断結果を記憶してお
き、次回走行時にエンジン出力を制限することで、本診
断の診断結果により監視回路の異常を検出したときに、
急に車両を退避走行としなくても済み(エンジン起動時
からの退避走行となるため)、退避走行へ移行すること
による運転者への違和感を与えなくて済む。
【0017】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は本発明の一実施形態を示す
車両用電子制御システムのマイコン(主マイコン)1及
びその監視回路2の概略構成図である。マイコン1は、
電制スロットル制御部を有し、図示しない各種センサに
より検出されるエンジンの運転条件(アクセル開度、エ
ンジン回転数等)に基づいて、電制スロットル弁3を駆
動制御する。
【0018】監視回路2は、マイコン1の演算機能を監
視・診断するためのもので、マイコン1から送信される
診断用信号(例題に対する回答、回答データ送信用のパ
ルス信号)をチェックすることにより、マイコン1の異
常時に故障検出信号を出力し、電制スロットル弁3の駆
動制御を強制的に停止することができる。このため、監
視回路2は、例題出題部、回答チェック部、パルスチェ
ック部、故障判定部、電制スロットル制御部を有する。
ここで、例題出題部、回答チェック部、故障判定部によ
り、第1のチェック手段が構成され、パルスチェック
部、故障判定部により、第2のチェック手段が構成され
る。
【0019】監視回路2の例題出題部は、マイコン1に
対し、例えば4バイトの出題データとして、AAAAA
AAAH(1010 1010 1010 1010 1010 1010 1010 1010
)又は55555555H(0101 0101 0101 0101 010
1 0101 0101 0101 )を送信し、予め定められた方法で
マイコン1の演算機能(加算機能、乗算機能、シフト機
能など)を駆使して、最終的に出題データの各ビットを
ビット反転した回答データを作成するように指令する。
尚、出題データがAAAAAAAAHの場合は5555
5555H、出題データが55555555Hの場合は
AAAAAAAAHが正しい回答データとなる。
【0020】マイコン1は、監視回路2との送受信部
と、例題演算部とを有する。例題演算部は、出題データ
に基づき、上記の予め定められた方法でマイコン1の演
算機能を駆使して、最終的に出題データの各ビットをビ
ット反転した回答データを作成する。作成した回答デー
タは、送受信部内の回答送信部により、マイコン1内部
で生成した所定周期、所定パルス幅のパルス信号と共
に、これに同期させて、監視回路2側に送信する。
【0021】監視回路2の回答チェック部は、マイコン
1からの回答データが正しいか否か、出題データがAA
AAAAAAHの場合は回答データが55555555
H、出題データが55555555Hの場合は回答デー
タがAAAAAAAAHであるか否かをチェックする。
また、監視回路2のパルスチェック部は、パルス信号の
周期及び/又はパルス幅が正常か否かチェックする。
【0022】これらのチェックの結果は、故障判定部に
送られる。ここで、回答データが間違っているか、パル
ス信号が異常である場合は、故障判定部から、故障検出
信号を出力し、電制スロットル制御部により、電制スロ
ットル弁3の駆動制御を強制的に停止する。電制スロッ
トル弁3の駆動制御を停止すると、具体的には、電制ス
ロットル弁3のモータに対する電源回路のリレーをOF
Fにすると、電制スロットル弁3はリターンスプリング
の作用で、比較的低開度のフェイルセーフ開度に固定さ
れ、エンジン出力が規制されるものの、最低限のリンプ
ホーム運転が可能となる。
【0023】以上が監視回路2によるマイコン1の診断
内容であり、本発明では更に、マイコン1に監視回路2
の監視機能を診断する機能を持たせており、以下、この
機能について説明する。マイコン1は、監視機能診断実
行要求部を有する。監視機能実行要求部は、運転者のエ
ンジン停止操作であるキーOFFを検出し、その直後に
監視機能診断の実行要求を発する。また、毎回のキーO
FF時に、交互に、第1の監視機能診断(モード1診
断)、又は、第2の監視機能診断(モード2診断)を実
行すべく、切換要求を発する。すなわち、前回のキーO
FF時に第1の監視機能診断を行った場合、今回のキー
OFF時は第2の監視機能診断を実行するように切換要
求を発する。
【0024】マイコン1は、第1の監視機能診断部(第
1の監視機能診断手段)と、第2の監視機能診断部(第
2の監視機能診断手段)とを有する。第1の監視機能診
断部は、第1の監視機能診断の実行要求時に、誤回答要
求を発する。第2の監視機能診断部は、第2の監視機能
診断の実行要求時に、パルス停止要求(回答停止要求)
を発する。
【0025】マイコン1の送受信部内の回答送信部は、
第1の監視機能診断部からの誤回答要求を受けると、監
視回路2側に、例題演算部での回答データに代えて、監
視回路2側に誤回答(例えば0;ゼロ)を送信し、それ
以外のときは、回答データをそのまま送信するようにな
っている。また、第2の監視機能診断部からパルス停止
要求(回答停止要求)を受けると、監視回路2側へのパ
ルス信号の送信を停止し、このパルス信号によって送信
される回答をも停止するようになっている。
【0026】このような誤回答又はパルス停止(回答停
止)により、監視回路2が正常であれば、監視回路2の
故障判定部から故障検出信号が出力されて、キーOFF
直後に電制スロットル弁3の駆動制御が停止されるが、
監視回路2に異常がある場合は、それが保証されない。
そこで、マイコン1内の第1の監視機能診断部は、誤回
答要求時に、監視回路2からの故障検出信号の有無を判
定し、信号無しのときに、監視回路2の異常と診断し
て、電制スロットル制御部により、電制スロットル弁3
の駆動制御を停止する(フェイルセーフ手段)。
【0027】また、マイコン1内の第2の監視機能診断
部は、パルス停止要求(回答停止要求)時に、監視回路
2からの故障検出信号の有無を判定し、信号無しのとき
に、監視回路2の異常と診断して、電制スロットル制御
部により、電制スロットル弁3の駆動制御を停止する
(フェイルセーフ手段)。上記の診断動作をフローチャ
ートにより更に説明する。
【0028】図2は監視回路2側の処理手順を示すフロ
ーチャートであり、所定時間(例えば40ms)毎に実
行される。S1では、例題を出題する。すなわち、マイ
コン1側に出題データ(AAAAAAAAH又は555
55555H)を送信する。S2では、マイコン1側で
の処理(図3のS14又はS16又はS17)の後、マ
イコン1側から、パルス信号と共に回答データを受信す
る。
【0029】S3,S4では、同時に、回答チェック
と、パルスチェックとを行う。S5では、チェック結果
に従って、異常の有無を判定し、異常無しの場合はリタ
ーンするが、異常有りの場合(回答データが間違ってい
る場合、又はパルス信号が異常である場合)は、S6,
S7へ進む。S6では、マイコン1の異常と診断し、故
障検出信号を出力する。そして、S7では、電制スロッ
トル弁3の駆動制御を強制的に停止することで、エンジ
ン出力を制限する。
【0030】図3はマイコン1側の処理手順を示すフロ
ーチャートであり、監視回路2側の処理と同期して実行
される。S11では、監視回路2側(S1)からの出題
データを受信する。S12では、例題演算を行う。具体
的には、出題データを基に、最終的に出題データの各ビ
ットをビット反転するような演算を行うことにより、回
答データを作成する。
【0031】S13では、運転者によるエンジン停止操
作、すなわちキーOFFが行われたか否かを判定し、キ
ーOFF時でない場合は、S14へ進んで、監視回路2
側に、パルス信号と共に、回答データをそのまま送信す
る。キーOFF時の場合は、これを診断要求として、S
15へ進み、前回のキーOFF時にモード1診断(誤回
答要求)を行ったか否かを判定する。NOの場合はモー
ド1診断のため、S16へ進み、YESの場合はモード
2診断(パルス停止要求)のため、S17へ進む。毎回
のエンジンキーOFF毎に、モード1診断とモード2診
断とを交互に行うためである。
【0032】S16では、モード1診断のため、監視回
路2側に、パルス信号と共に、回答データに代えて誤回
答を送信して、S18へ進む。S17では、モード2診
断のため、監視回路2側へのパルス信号の送信を停止
し、これにより回答を停止して、S18へ進む。S18
では、監視回路2側での処理(S5、更にはS6)の
後、監視回路2側からの故障検出信号の出力を監視・チ
ェックする。
【0033】そして、S19で、故障検出信号の出力の
有無を判定し、故障検出信号有りの場合は監視回路2は
正常であるのでリターンするが、故障検出信号無しの場
合は、S20へ進む。S20では、監視回路2の監視機
能に異常があると診断し、この診断結果(異常検出状
態)をバックアップRAMに記憶保持する。そして、S
21では、監視回路2に代わって、電制スロットル弁3
の駆動制御を強制的に停止することで、エンジン出力を
制限する。
【0034】図4は各診断機能の実行タイミングを概略
的に示している。キースイッチON後、マイコン電源の
投入と同時に、パワーオンリセットがかかって、マイコ
ンによる制御が開始され、電制スロットル弁が駆動状態
となる。但し、バックアップRAM内に監視機能異常等
の診断結果が記憶保持されている場合、電制スロットル
弁が駆動状態となることはない。また、パワーオンリセ
ットと同時に、監視回路によるマイコンの診断(例題の
出題)が開始される。
【0035】キースイッチがOFFされると、その後に
マイコンがリセットされて電源が遮断されるまでのセル
フシャットオフ期間の間に、監視回路によるマイコンの
診断と並行して、マイコンによる監視回路の診断(誤回
答又はパルス停止)が行われる。このマイコンによる監
視回路の診断により、監視機能の異常と診断されると、
その時点で、電制スロットル弁の駆動制御が停止され
る。
【0036】以上のように、マイコン1が監視回路2に
対し故意に誤った回答を送信し、監視回路2がその異常
を検出できるかどうかを逆に監視し、また、マイコン1
が監視回路2に対し故意にパルス/回答を停止し、監視
回路2がその異常を検出できるかどうかを逆に監視する
ことで、監視回路2の失陥を検出でき、大きな問題が発
生する発生する前に、その異常を知らせると共に、フェ
イルセーフ制御(退避制御)を行うことができる。
【0037】また、運転者がエンジンを停止操作した後
に、この診断を行うことにより、電制スロットル弁3の
駆動制御を停止するという動作を運転者に気付かれず
に、運転性の悪化や運転者への違和感がなく実施でき、
また、確実に一走行に一回この診断を実施することがで
きる。更に、エンジン停止後に診断を行った結果、監視
回路2の異常を検出したならば、次回走行時までその診
断結果を記憶保持しておき、次回走行時に電制スロット
ル弁3の駆動制御を停止して退避走行とすることで、急
に車両を退避走行としなくても済み(エンジン起動時か
らの退避走行のため)、退避走行へ移行することによる
運転者への違和感を与えなくて済み、また、確実に監視
回路2の異常を運転者などに伝えることができる。
【0038】また、例題演算方式による監視機能を診断
するモードと、WDT方式による監視機能を診断するモ
ードとを、エンジン停止の度に、交互に行うことで、監
視回路の診断として、上記両仕様の診断を採用している
場合に、両方の機能診断が可能となる。尚、本実施形態
では、パルス信号は回答データ送信用のものとして、パ
ルス停止は回答停止と同じとしたが、回答データの送信
とは別のパルス信号を用いるようにしてもよい。
【0039】また、本実施形態では、エンジン出力を制
限するフェイルセーフモードとして、電制スロットル弁
の駆動制御を停止するようにしたが、燃料カットを行う
ようにしてよい。また、リンプホーム運転を可能とする
ため、一部気筒の燃料カットを行うようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態を示すマイコン及び監視
回路の概略構成図
【図2】 監視回路側の処理手順を示すフローチャート
【図3】 マイコン側の処理手順を示すフローチャート
【図4】 各診断機能の実行タイミングを概略的に示す
【符号の説明】
1 マイコン 2 監視回路 3 電制スロットル弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F02D 45/00 345 F02D 45/00 345A 5H223 370 370C 374 374C 376 376F G08B 21/00 G08B 21/00 U 29/12 29/12 Fターム(参考) 3G065 CA38 CA40 DA05 DA06 EA06 GA00 GA10 GA46 JA04 JA09 JA11 KA02 3G084 BA05 CA07 DA27 EA11 EB02 EB06 EB22 FA00 FA10 FA36 3G301 JB08 JB09 KA28 LA01 NA08 NB02 NB20 NC01 ND45 PA11Z 5C086 AA34 BA22 CA01 DA11 DA14 EA45 5C087 AA02 AA03 AA60 CC04 CC26 DD08 DD14 EE08 EE19 FF01 FF04 5H223 AA10 CC08 DD03 EE04 EE17

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両用電子制御システムのマイコンから送
    信される診断用信号をチェックするチェック手段を有し
    て、マイコンの異常時に故障検出信号を出力する監視回
    路を備える車両用電子制御システムの故障検出装置にお
    いて、 マイコンに、監視回路に対し故意に誤った診断用信号を
    送信して、監視回路が故障検出信号を出力するか否かを
    判定する監視機能診断手段を設け、監視回路の異常を検
    出し得るようにしたことを特徴とする車両用電子制御シ
    ステムの故障検出装置。
  2. 【請求項2】監視回路は、前記チェック手段として、マ
    イコンに対し例題を出題し、マイコンから送信される回
    答が正しいか否かをチェックする第1のチェック手段を
    有し、 マイコンは、前記監視機能診断手段として、監視回路に
    対し故意に誤った回答を送信して、監視回路が故障検出
    信号を出力するか否かを判定する第1の監視機能診断手
    段を有することを特徴とする請求項1記載の車両用電子
    制御システムの故障検出装置。
  3. 【請求項3】監視回路は、前記チェック手段として、マ
    イコンに対し例題を出題し、マイコンから送信される回
    答が正しいか否かをチェックする第1のチェック手段
    と、マイコンから送信される所定周期のパルス信号をチ
    ェックする第2のチェック手段とを有し、 マイコンは、前記監視機能診断手段として、監視回路に
    対し故意に誤った回答を送信して、監視回路が故障検出
    信号を出力するか否かを判定する第1の監視機能診断手
    段と、監視回路に対し故意にパルス信号の送信を停止し
    て、監視回路が故障検出信号を出力するか否かを判定す
    る第2の監視機能診断手段とを有することを特徴とする
    請求項1記載の車両用電子制御システムの故障検出装
    置。
  4. 【請求項4】前記第1及び第2の監視機能診断手段は、
    予め決められたタイミング毎に、交互に動作することを
    特徴とする請求項3記載の車両用電子制御システムの故
    障検出装置。
  5. 【請求項5】マイコンが監視回路の異常を検出したとき
    に、エンジンの出力を制限するフェイルセーフ手段を設
    けたことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1
    つに記載の車両用電子制御システムの故障検出装置。
  6. 【請求項6】前記監視機能診断手段の動作タイミング
    は、運転者によるエンジン停止操作直後であることを特
    徴とする請求項5記載の車両用電子制御システムの故障
    検出装置。
  7. 【請求項7】運転者によるエンジン停止操作直後の前記
    監視機能診断手段の動作により、マイコンが監視回路の
    異常を検出して、エンジンの出力を制限したときに、次
    回走行時までその異常検出状態を記憶保持して、次回走
    行時にもエンジンの出力を制限することを特徴とする請
    求項6記載の車両用電子制御システムの故障検出装置。
JP2000287656A 2000-09-21 2000-09-21 車両用電子制御システムの故障検出装置 Expired - Lifetime JP3775194B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000287656A JP3775194B2 (ja) 2000-09-21 2000-09-21 車両用電子制御システムの故障検出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000287656A JP3775194B2 (ja) 2000-09-21 2000-09-21 車両用電子制御システムの故障検出装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002099321A true JP2002099321A (ja) 2002-04-05
JP3775194B2 JP3775194B2 (ja) 2006-05-17

Family

ID=18771373

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000287656A Expired - Lifetime JP3775194B2 (ja) 2000-09-21 2000-09-21 車両用電子制御システムの故障検出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3775194B2 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012073665A (ja) * 2010-09-27 2012-04-12 Denso Corp 制御装置
JP2014215656A (ja) * 2013-04-23 2014-11-17 日立オートモティブシステムズ株式会社 車両用電子制御装置
JP2016099798A (ja) * 2014-11-21 2016-05-30 株式会社デンソー 電子制御装置
JP2017107273A (ja) * 2015-12-07 2017-06-15 日立オートモティブシステムズ株式会社 車両用電子制御装置
JP2017520224A (ja) * 2014-06-04 2017-07-20 コンティ テミック マイクロエレクトロニック ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツングConti Temic microelectronic GmbH ブラシレスdcモータを駆動制御および/または監視する装置
CN108205308A (zh) * 2017-12-19 2018-06-26 中国第汽车股份有限公司 一种基于车身域控制器的自动诊断测试系统
WO2018131302A1 (ja) * 2017-01-12 2018-07-19 日立オートモティブシステムズ株式会社 電子制御装置

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012073665A (ja) * 2010-09-27 2012-04-12 Denso Corp 制御装置
JP2014215656A (ja) * 2013-04-23 2014-11-17 日立オートモティブシステムズ株式会社 車両用電子制御装置
JP2017520224A (ja) * 2014-06-04 2017-07-20 コンティ テミック マイクロエレクトロニック ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツングConti Temic microelectronic GmbH ブラシレスdcモータを駆動制御および/または監視する装置
US10020769B2 (en) 2014-06-04 2018-07-10 Conti Temic Microelectronic Gmbh Apparatus for actuating and/or monitoring a brushless DC motor
JP2016099798A (ja) * 2014-11-21 2016-05-30 株式会社デンソー 電子制御装置
JP2017107273A (ja) * 2015-12-07 2017-06-15 日立オートモティブシステムズ株式会社 車両用電子制御装置
WO2018131302A1 (ja) * 2017-01-12 2018-07-19 日立オートモティブシステムズ株式会社 電子制御装置
JPWO2018131302A1 (ja) * 2017-01-12 2019-11-07 日立オートモティブシステムズ株式会社 電子制御装置
CN108205308A (zh) * 2017-12-19 2018-06-26 中国第汽车股份有限公司 一种基于车身域控制器的自动诊断测试系统
CN108205308B (zh) * 2017-12-19 2020-10-27 中国第一汽车股份有限公司 一种基于车身域控制器的自动诊断测试系统

Also Published As

Publication number Publication date
JP3775194B2 (ja) 2006-05-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7251551B2 (en) On-vehicle electronic control device
US6883123B2 (en) Microprocessor runaway monitoring control circuit
JP5967059B2 (ja) 車両用電子制御装置
JP4518469B2 (ja) 自動化されたトランスミッションの制御のための方法並びに電子制御式セーフティシステムおよびアダプタプラグ
US7013241B2 (en) Electronic control unit
JPH0588924A (ja) 自動車のマルチコンピユータシステム
US7848859B2 (en) Device and method for evaluating a sensor signal indicating a position of an accelerator pedal of a motor vehicle
JP3578638B2 (ja) マイコン用メモリの診断装置
US7248932B2 (en) Electronic control unit
CN1325883C (zh) 汽车油位传感器噪声故障的诊断方法
JP2002099321A (ja) 車両用電子制御システムの故障検出装置
JP4012654B2 (ja) エンジン機器制御装置及び電子制御スロットルシステム
JP2011032903A (ja) 車両の制御装置
JP2002089336A (ja) 車両用電子制御システムの故障検出装置
JP2003222053A (ja) 車両用電子制御装置
US7136780B2 (en) Abnormality diagnosis apparatus for automatic activation timer circuit
JP4007038B2 (ja) 車両用電子制御装置
JP2016203764A (ja) 車両の電子制御装置
JP2006195739A (ja) 電子制御装置
JP3830837B2 (ja) センサ自己診断信号適正処理機能付き車載電子制御回路
US20050049768A1 (en) Vehicle electronic controller
JPH04240997A (ja) 車載電子装置の制御方法
JPH0991034A (ja) 電子制御ユニット
KR20120079640A (ko) 뉴트럴 스위치 고장 진단 시스템 및 그 방법
JP4005421B2 (ja) 車両用電子制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20051020

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20051101

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20051222

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060131

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060213

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3775194

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100303

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110303

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120303

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130303

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130303

Year of fee payment: 7

EXPY Cancellation because of completion of term