JP2002096961A - 排紙装置及びこれを用いた印刷装置 - Google Patents

排紙装置及びこれを用いた印刷装置

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JP2002096961A
JP2002096961A JP2000289045A JP2000289045A JP2002096961A JP 2002096961 A JP2002096961 A JP 2002096961A JP 2000289045 A JP2000289045 A JP 2000289045A JP 2000289045 A JP2000289045 A JP 2000289045A JP 2002096961 A JP2002096961 A JP 2002096961A
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JP2000289045A
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Hideaki Emi
英昭 江見
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Riso Kagaku Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 剛性の弱い用紙であっても、所望の落下姿勢
が排紙台に達するまで崩れない。 【解決手段】 印刷用紙の両側を上方に湾曲させる一対
の排紙ウイング部73と、排出される印刷用紙の落下位
置に設けられた排紙台43と、この排紙台43上に排出
される印刷用紙の両外側に配置された一対のサイドフェ
ンス部70と、この一対のサイドフェンス部70の上方
位置で、且つ、互いに内側位置に突出して設けられた一
対の落下姿勢保持部71とを有する排紙装置であって、
一対の落下姿勢保持部71と一対の排紙ウイング部73
とが一対のサイドフェンス部70に一体的に設けられ
て、一対の落下姿勢矯正サイドフェンス47として構成
された。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、用紙の両側を上方
に湾曲させた落下姿勢を取らせて排出させる排紙装置、
及び、これを用いた印刷装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図10には従来の排紙装置100の斜視
図が示されている。図10において、印刷がなされた用
紙101は、搬送通路102に導かれ、この搬送通路1
02の中央部には無限端の搬送ベルト(図示せず)が配
置されている。又、搬送通路102の底面には多数の吸
引口(図示せず)が開口され、この吸引口より搬送通路
102上の空気が吸引されることによって用紙101が
搬送ベルトに吸着保持される。搬送通路102の用紙排
出側で、且つ、搬送ベルトの両側には左右一対の排紙用
補助突起105が設けられている。
【0003】この一対の排紙用補助突起105は、搬送
通路102の底面より上方に突出し、搬送方向に向かう
に従って徐々に上方に傾斜し、且つ、内側から外側に向
かうに従って徐々に上方に傾斜する三次元的傾斜を有し
ている。搬送通路102の用紙排出側の落下位置には排
紙台107が設けられている。この排紙台107の両側
にはサイドフェンス108が、排紙台107の前方には
エンドフェンス109がそれぞれ立設されている。
【0004】上記構成において、搬送通路102の搬送
開始位置に用紙101が導かれると、この用紙101が
搬送通路102の底面に吸引されることによって搬送ベ
ルトに吸着保持される。搬送ベルトに保持された用紙1
01は、搬送ベルトの移動によって用紙排出側まで搬送
される。すると、用紙101の両側が一対の排紙用補助
突起105によって上方にガイドされ、用紙101の両
側が中央より上方に変形したU字姿勢(又は、W字姿
勢)で排出される。このような落下姿勢とされることに
よって、用紙101のみかけ上の剛性(こし)が強くな
り安定した落下軌跡によって排紙台107に落下する。
【0005】しかし、用紙101の厚みが薄いなどの剛
性(こし)の弱いものである場合には、一対の排紙用補
助突起105によるU字姿勢を排紙台107に落下する
まで保持できない場合が多分にある。U字姿勢(W字姿
勢)が崩れると、図10にて仮想線で示すように、例え
ば用紙101の先端がエンドフェンス109に当たる前
に下方に湾曲し、用紙101の先端が折れた状態で積層
される、ジャミングの原因になる等の問題が発生する。
【0006】これを解決するものとして図11に示す他
の従来例の排紙装置110が提案されている。図11に
おいて、一対のサイドフェンス108の上方位置で、且
つ、搬送通路102側には一対の湾曲姿勢保持部111
が設けられている。一対の湾曲姿勢保持部111は、ロ
ッド状であり、一対のサイドフェンス108より互いに
内側位置に突出して設けられている。他の構成は、上記
従来例と同一であるため、図面に同一符号を付してその
説明を省略する。
【0007】この従来例によれば、搬送ベルトの移動に
よって用紙排出側まで搬送された用紙101は、その両
側が一対の排紙用補助突起105によって上方にガイド
され、用紙101の両側が中央より上方に変形したU字
姿勢(又は、W字姿勢)で排出される。この落下姿勢で
排出された用紙101は、一対のサイドフェンス108
の上方位置まで来ると、一対の落下姿勢保持部111に
干渉されることによってU字姿勢(又は、W字姿勢)が
崩れるのを防げられる。つまり、落下姿勢保持部111
によってU字姿勢が保持される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来例によれば、一対の落下姿勢保持部111は、落下し
てくる用紙101に対してスポット的にしか干渉しない
ため、厚みが薄い剛性(こし)の弱い用紙101であれ
ば、用紙101の先端側が一対の落下姿勢保持部111
に干渉を受けた後に、用紙101の先端側のU字姿勢
(W字姿勢)が崩れる場合があった。従って、用紙10
1の先端が折れた状態で積層される、ジャミングの原因
になる等の問題を完全に解決するまでには至っていな
い。
【0009】また、前記従来例によれば、一対の排紙用
補助突起105は装置本体112側に設けられ、一対の
落下姿勢保持部111は一対のサイドフェンス108側
に設けられているので、取り付け箇所が2カ所となり、
取り付けが面倒である。
【0010】そこで、本発明は、前記した課題を解決す
べくなされたものであり、厚みが薄い剛性(こし)の弱
い用紙であっても、所望の落下姿勢が崩れることがな
く、落下姿勢の崩れに起因する種々の問題を解消できる
排紙装置、及び、これを用いた印刷装置を提供すること
を目的とする。
【0011】また、本発明は、排紙ウイング部と落下姿
勢保持部との取り付けが容易である排紙装置、及び、こ
れを用いた印刷装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、用紙
を搬送する用紙搬送手段と、この用紙搬送手段の用紙排
出側に設けられ、前記用紙の両側を上方に湾曲させる一
対の排紙ウイング部と、前記用紙搬送手段より排出され
る前記用紙の落下位置に設けられ、落下される前記用紙
を積層状態で載置する排紙台と、この排紙台上に排出さ
れる前記用紙の両外側に配置され、前記用紙の排紙方向
の略直交方向を規制して紙揃えする一対のサイドフェン
ス部と、この一対のサイドフェンス部の上方位置で、且
つ、互いに内側位置に突出して設けられ、前記用紙搬送
手段より排出される前記用紙の湾曲姿勢を保持する一対
の落下姿勢保持部とを有する排紙装置であって、前記一
対の落下姿勢保持部は、前記一対のサイドフェンス部の
排紙方向幅のほぼ全域に亘って設けられたことを特徴と
する。
【0013】この排紙装置では、用紙搬送手段より排出
される用紙は、一対の排紙ウイング部によって両側が上
方に湾曲された姿勢で排出され、この排出された用紙は
一対の落下姿勢保持部にサイドフェンス部の幅に亘って
干渉されることによって排紙台に載置される直前まで前
記両側が上方に湾曲された姿勢が保持される。
【0014】請求項2の発明は、用紙を搬送する用紙搬
送手段と、この用紙搬送手段の用紙排出側に設けられ、
前記用紙の両側を上方に湾曲させる一対の排紙ウイング
部と、前記用紙搬送手段より排出される前記用紙の落下
位置に設けられ、落下された前記用紙を積層状態で載置
する排紙台と、この排紙台上に排出される前記用紙の両
外側に配置され、前記用紙の排紙方向の略直交方向を規
制して紙揃えする一対のサイドフェンス部と、この一対
のサイドフェンス部の上方位置で、且つ、互いに内側位
置に突出して設けられ、前記用紙搬送手段より排出され
る前記用紙の湾曲姿勢を保持する一対の落下姿勢保持部
とを有する排紙装置であって、前記一対の落下姿勢保持
部と前記一対の排紙ウイング部とが前記一対のサイドフ
ェンス部にそれぞれ一体的に設けられて、一対の落下姿
勢矯正サイドフェンスとして構成されたことを特徴とす
る。
【0015】この排紙装置では、落下姿勢保持部と排紙
ウイング部とがサイドフェンス部に一体的に設けられて
いるため、これら落下姿勢保持部と排紙ウイング部の取
り付けが容易になり、部品点数も減らせる。
【0016】請求項3の発明は、請求項2記載の排紙装
置であって、前記各落下姿勢保持部が前記一対のサイド
フェンス部の排紙方向幅のほぼ全域に亘って設けられた
ことを特徴とする。
【0017】この排紙装置では、請求項2の発明の作用
に加え、用紙搬送手段より排出される用紙は、一対の排
紙ウイング部によって両側が上方に湾曲された姿勢で排
出され、この排出された用紙は一対の落下姿勢保持部に
対してサイドフェンス部の幅に亘って干渉されることに
よって排紙台の載置される直前まで両側が上方に湾曲さ
れた姿勢を保持する。
【0018】請求項4の発明は、請求項1〜請求項3記
載の排紙装置であって、前記各落下姿勢保持部の各排紙
ウイング部側における面は、排紙方向に向かうに従って
上方に向かう傾斜面として構成されたことを特徴とす
る。
【0019】この排紙装置では、請求項1〜請求項3の
発明の作用に加え、用紙搬送手段より排出された用紙の
先端は、落下姿勢保持部の傾斜面でスムーズな干渉を受
ける。
【0020】請求項5の発明は、請求項4記載の排紙装
置であって、前記各落下姿勢保持部の前記傾斜面は、幅
広に構成されたことを特徴とする。
【0021】この排紙装置では、請求項4の発明の作用
に加え、用紙搬送手段より排出された用紙の先端は、落
下姿勢保持部の幅広の傾斜面によって広い面積で干渉を
受ける。
【0022】請求項6の発明は、請求項2〜請求項5記
載の排紙装置であって、前記一対の落下姿勢矯正サイド
フェンスは、装置本体にそれぞれ着脱自在に設けられた
ことを特徴とする。
【0023】この排紙装置では、請求項2〜請求項5の
発明の作用に加え、一対の落下姿勢矯正サイドフェンス
を装置本体から取り外すことによって排紙ウイング部も
共に除去できる。
【0024】請求項7の発明は、請求項2〜請求項6記
載の排紙装置であって、前記一対の落下姿勢矯正サイド
フェンスは、排紙方向と略直交する方向にそれぞれ移動
自在に設けられたことを特徴とする。
【0025】この排紙装置では、請求項2〜請求項6の
発明の作用に加え、各落下姿勢矯正サイドフェンスを用
紙の幅に移動すれば、排紙ウイング部と落下姿勢保持部
とが共に移動される。
【0026】請求項8の発明は、請求項1〜請求項7記
載の排紙装置は、排紙部に適用されたことを特徴とする
印刷装置である。
【0027】この印刷装置では、請求項1〜請求項7の
発明と同様な作用が排紙部で得られる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に基づいて説明する。
【0029】<孔版印刷装置の構成>図1〜図7は本発
明の一実施形態を示し、この実施形態では本発明の排紙
装置を孔版印刷装置の排紙部に適用した場合が示されて
いる。図1は孔版印刷装置の全体概略構成図、図2は排
紙部を詳細に示す孔版印刷装置の平面図、図3は排紙部
を詳細に示す孔版印刷装置の斜視図、図4は一方の落下
姿勢矯正サイドフェンスの斜視図、図5は他方の落下姿
勢矯正サイドフェンスの斜視図、図6(A)は一方の落
下姿勢矯正サイドフェンスを内側から見た図、図6
(B)は一方の落下姿勢矯正サイドフェンスの平面図、
図6(C)は一方の落下姿勢矯正サイドフェンスの左側
面図、図7(A)は他方の落下姿勢矯正サイドフェンス
を内側から見た図、図7(B)は他方の落下姿勢矯正サ
イドフェンスの平面図、図7(C)は他方の落下姿勢矯
正サイドフェンスの右側面図である。
【0030】図1において、孔版印刷装置1は、原稿読
取部2と製版部3と印刷部4と給紙部5と排紙部6と排
版部7とから主に構成されている。
【0031】『原稿読取部』原稿読取部2は、装置本体
10の上面側に回転自在に設けられた原稿読取ユニット
11を有している。この原稿読取ユニット11は、装置
本体10内の上方開口部を塞ぐ閉位置と回転支持軸12
を中心に回転して装置本体10内の上方開口部を開放す
る開位置との間で回転自在とされている。原稿読取部2
は、原稿読取ユニット11の上面に設けられた原稿斜め
載置面13と、この原稿斜め載置面13に載置された原
稿を搬送する複数の原稿搬送ロール14と、この原稿搬
送ロール14を回転させるロール回転駆動手段(図示せ
ず)と、原稿搬送ロール14で搬送される原稿の画像デ
ータを読み取るラインイメージスキャナー15とを有す
る。
【0032】そして、原稿斜め載置面13に置かれた原
稿は、原稿搬送ロール14の回転により送られ、この搬
送される原稿内容をラインイメージスキャナー15が読
み取る。
【0033】『製版部』製版部3は、装置本体10に設
けられ、ロール巻きにされた長尺状の孔版原紙18を収
容し、且つ、回転自在に支持する原紙収容部19と、こ
の原紙収容部19に対し孔版原紙18の搬送方向の下流
に配置されたサーマルヘッド20と、このサーマルヘッ
ド20の対向位置に配置され、メインモータ(図示せ
ず)の駆動力により回転するプラテンロール21と、サ
ーマルヘッド20及びプラテンロール21に対し孔版原
紙18の搬送方向の下流に配置され、孔版原紙18をカ
ットする原紙カッタ22とを有する。
【0034】原紙収容部19は、原稿読取ユニット11
を開位置とすることによって上方開放される。そして、
その開放された原紙収容部19から孔版原紙18を出し
入れすることで、該孔版原紙18の交換を行うことがで
きる。サーマルヘッド20は、原稿読取ユニット11に
固定され、プラテンロール21は装置本体10に支持さ
れている。サーマルヘッド20は、原稿読取ユニット1
1の開位置ではプラテンロール21より離間する離間位
置に位置し、原稿読取ユニット11の閉位置ではプラテ
ンロール21に圧接する圧接位置に位置される。
【0035】そして、サーマルヘッド20とプラテンロ
ール21との間に配置された孔版原紙18をプラテンロ
ール21の回転により搬送し、ラインイメージスキャナ
ー15で読み取った画像データに基づきサーマルヘッド
20の各点状発熱体が選択的に発熱動作することにより
孔版原紙18に感熱穿孔して孔版画像を形成し、この製
版された孔版原紙18の後流側を原紙カッタ22で切断
して所定長さの孔版原紙18を作成する。
【0036】『印刷部』印刷部4は、多孔構造によるイ
ンク通過性の部材(例えばスクリーン)で外周壁25a
が構成され、メインモータ(図示せず)の駆動力によっ
て図1のa矢印方向に回転する版胴25と、この版胴2
5の外周壁25aに設けられ、孔版原紙18の先端をク
ランプするクランプ部26とを有する。
【0037】又、印刷部4は、前記版胴25の内部に配
置され、外周壁25aの内周面に接触するスキージロー
ル27と、このスキージロール27に所定のギャップを
介して配置されたドクターロール28と、この双方のロ
ール27、28の間のくさびエリアにインクを供給する
インク供給部29とを有する。又、スキージロール27
に版胴25の外周壁25aを介して対向する外側位置に
配置された押圧ロール30と、この押圧ロール30を版
胴25の外周壁25aに押圧する押圧位置(図1の実線
位置)と版胴25の外周面から離間する離間位置(図1
の仮想線位置)とに移動させるプレス圧手段(図示せ
ず)とを有する。
【0038】押圧ロール30は、印刷時には版胴25の
回転に連動して押圧位置と離間位置との間を変移し、版
胴25の回転に同期して搬送されて来る印刷用紙31の
通過時には押圧位置に位置し、その以外の時(印刷用紙
31の非通過時)には離間位置に位置するよう構成され
ている。
【0039】そして、製版部3から搬送される孔版原紙
18の先端をクランプ部26でクランプし、このクラン
プした状態で版胴25が回転されて孔版原紙18が版胴
25の外周壁25aに巻き付け装着され、版胴25の回
転に同期して搬送されて来る印刷用紙31を押圧ロール
30にて版胴25の孔版原紙18に押圧することによっ
て印刷用紙31に孔版原紙18の穿孔部分からインクが
転写されて画像が印刷される。
【0040】『給紙部』給紙部5は、印刷用紙(用紙)
31が積層される給紙台35と、この給紙台35から最
上位置の印刷用紙31のみを移動させる一次給紙ロール
36と、この一次給紙ロール36によって移動された印
刷用紙31を版胴25の回転に同期して版胴25と押圧
ローラ30間に搬送する一対の二次給紙ロール37a、
37bとを有する。一次給紙ロール36や二次給紙ロー
ラ37a、37bは各給紙クラッチ(図示せず)を介し
てメインモータ(図示せず)の回転が選択的に伝達され
ることによって所定タイミングで回転されるよう構成さ
れている。
【0041】『排紙部』排紙部6は、版胴25と押圧ロ
ール30による印刷箇所より搬送下流の位置で版胴25
の外周壁25aに近接配置された用紙分離爪部40と、
この用紙分離爪部40と版胴25の外周壁25aとの間
にエアーを吹き付ける送風手段41と、版胴25の外周
壁25aより離間した印刷用紙31を受け取り、この受
け取った印刷用紙31を搬送する用紙搬送手段であるベ
ルト搬送手段42と、このベルト搬送手段42の最下流
の下方で、印刷用紙31の落下位置に配置され、排出さ
れる印刷用紙31を積層状態で載置する排紙台43と、
この排紙台43の上面に配置され、落下される印刷用紙
31の排紙方向の略直交方向を規制する一対の落下姿勢
矯正サイドフェンス47、48と、排紙台43の上面に
配置され、落下される印刷用紙31の排紙方向の前方面
を規制するエンドフェンス49とを有する。
【0042】ベルト搬送手段42は、一対のベルト掛け
部材44a、44bと、この一対のベルト掛け部材44
a、44b間に掛けられたベルト45と、このベルト4
5の搬送面側(上面側)を上面とし、この上面側に多数
の吸引孔46a(図2及び図3に示す)を有する吸引ボ
ックス46と、この吸引ボックス46内を吸引する吸引
ファン(図示せず)と、上記ベルト掛け部材44a(又
は44b)を介してベルト45をメインモータ(図示せ
ず)の駆動力によって回転駆動させるベルト駆動手段
(図示せず)とを有する。
【0043】各落下姿勢矯正サイドフェンス47、48
は、下記するように、排紙方向Eと略直交する方向Fに
スライド移動自在で、双方間の幅を自由に調整可能であ
り、又、エンドフェンス49は、排紙方向Eにスライド
移動自在で、排紙台43上の位置を自由に調整可能であ
る。一対の落下姿勢矯正サイドフェンス47、48の詳
しい構成は、下記する。そして、印刷部4の印刷箇所を
過ぎた印刷用紙31の先端を送風手段41のエアーや用
紙分離爪部40の引き剥がしで版胴25より離間させ、
この離間させた印刷用紙31をベルト搬送手段42によ
って排紙台43まで搬送するものである。
【0044】『排版部』排版部7は、装置本体10の上
面側にリニア移動自在に設けられた排版ユニット50を
有し、この排版ユニット50は、装置本体10内の上方
開口部を塞ぐ閉位置と平行リンク部材51a、51bの
平行移動でリニア移動して装置本体10内の上方開口部
を開放する開位置との間を移動自在とされている。つま
り、装置本体10の上面側には、原稿読取ユニット11
と排版ユニット50とが配置され、これらユニット1
1、50を開位置に移動させることにより装置本体10
の上面側がほぼ全開状態で開放される。
【0045】排版部7は、版胴25に巻き付け装着され
た孔版原紙18の先端がクランプ解除され、このクラン
プ解除された孔版原紙18を版胴25より引き剥がしな
がら搬送する一対の排版搬送ロール52a、52bと、
この一対の排版搬送ロール52a、52bによって搬送
されて来る孔版原紙18を収納する排版ボックス53と
を有する。一対の排版搬送ロール52a、52bは、排
版ユニット50に支持され、排版ユニット50の閉位置
では排版搬送ロール52bに排版クラッチ(図示せず)
を介してメインモータ(図示せず)の回転が選択的に伝
達されるよう構成されている。
【0046】排版ボックス53は、全体的な形状として
U字状を横にした形状をなし、孔版原紙18の少なくと
も幅以上の幅を有する略平板状の底面部55と、この底
面部55の上方に間隔を置いて略平行に配置された同じ
く略平板状の天面部56と、この天面部56と底面部5
5との一端側を開口部57とすると共に天面部56と底
面部55との他端側を連結し、天面部56と底面部55
とを近接させる方向の押圧力によって開口部57を閉じ
る方向に弾性変形する円弧状の弾性変形部58とを有す
る。
【0047】排版ボックス53は、排版ボックス挿入室
の装着位置では一端側の開口部57が一対の排版搬送ロ
ール52a、52bを臨むようにして配置される。そし
て、排版ボックス53は、一端側の開口部57を閉じる
方向に弾性変形部58を弾性変形させた状態で排版ボッ
クス挿入室に挿入可能であり、装着位置で弾性変形部5
8が弾性復帰変形することでロック部61が係止される
ことによって排版ボックス挿入室からの引き出しが阻止
される。又、装着位置で開口部57を閉じる方向に弾性
変形部58を弾性変形させることでロック部61がロッ
ク解除されて排版ボックス挿入室からの引き出しが許容
される。
【0048】『落下姿勢矯正サイドフェンス』次に、前
記一対の落下姿勢矯正サイドフェンス47、48を説明
する。図2〜図7に示すように、各落下姿勢矯正サイド
フェンス47、48は、所定の形状に打ち抜かれた1枚
の板金を折曲形成することで作成され、装置本体10へ
の装着状態にあって、排紙台43に下面が略接触配置さ
れるサイドフェンス部70と、このサイドフェンス部7
0の上端より延設され、サイドフェンス部70と平行に
延びる落下姿勢保持部71と、サイドフェンス部70よ
り装置本体10側に延設され、サイドフェンス部70の
略直交方向に折曲された取付プレート部72と、この取
付プレート部72の上端で折曲された略三角形状の排紙
ウイング部73とを有する。
【0049】各落下姿勢保持部71は、サイドフェンス
部70の上方位置で、且つ、内側位置に突出して設けら
れていると共に、サイドフェンス部70の排紙方向Eの
幅Wのほぼ全域に亘って設けられている。又、各落下姿
勢保持部71の排紙ウイング部73側における面は、排
紙方向Eに向かうに従って上方に向かう傾斜面74とし
て構成されており、その傾斜角は排紙ウイング部73の
傾斜角α(図6(A)、図7(A)に示す)とほぼ同一
に設定されている。又、傾斜面74の幅Dは、板金の肉
厚よりも十分に広い幅広に構成されていると共に、この
実施形態では、傾斜面74は落下姿勢矯正保持部71の
主面に対して折曲角度が略90度に設定されている。
尚、下記する変形例のものとはこの点が異なるのみであ
る。
【0050】各排紙ウイング部73は、装置本体10へ
の装着状態にあって、ベルト搬送手段42の排出側近傍
に位置し、排紙方向E(装置本体10より遠ざかる方
向)に向かうに従って徐々に上方に傾斜し、且つ、内側
から外側に向かうに従って徐々に上方に傾斜する三次元
的傾斜を有している。
【0051】取付プレート部72は、装置本体10側に
突出され、幅広のスライドガイド係止突起部75と、装
置本体10側に突出されたスライド補助突起部76とを
有する。排紙台43が取り付けられている装置本体10
の上方の左右位置には一対のスライド用溝77(図3に
示す)が設けられている。各落下姿勢矯正サイドフェン
ス47、48は、この左右一対のスライド用溝77にス
ライドガイド係止突起部75を係止すると共にスライド
補助突起部76をスライド用溝77に挿入配置すること
によって装置本体10に装着され、左右一対のスライド
用溝77からスライドガイド係止突起部75とスライド
補助突起部76をスライド用溝77から離脱することに
よって装置本体10から取り外される。つまり、各落下
姿勢矯正サイドフェンス47、48は装置本体10に着
脱自在に設けられている。又、各落下姿勢矯正サイドフ
ェンス47、48は、上述のように装置本体10に装着
された状態にあって、各スライド用溝77に沿って左右
方向(排紙方向Eの略直交方向F)にスライド自在に設
けられている。
【0052】<製版及び印刷動作>次に、上記孔版印刷
装置1の製版、印刷動作を簡単に説明する。今、一対の
落下姿勢矯正サイドフェンス47、48は、装置本体1
0に装着されており、使用する印刷用紙31の幅に対応
する幅に双方間の幅が調整されているものとする。
【0053】製版動作が選択されると、版胴25に孔版
原紙18が巻付け装着されているか否かをチェックし、
装着されている場合には孔版原紙18の先端のクランプ
を解除し、孔版原紙18の先端を一対の排版搬送ロール
52a、52b間に導き、一対の排版搬送ロール52
a、52bの回転により孔版原紙18を版胴25より剥
ぎ取りながら搬送する。一対の排版搬送ロール52a、
52bにより搬送された孔版原紙18は排版ボックス5
3の開口部57より内部に送り込まれ、これで排版動作
が終了する。
【0054】排版処理が終了すると、原稿読み取り動作
により読み取った画像データに基づき孔版原紙18にサ
ーマルヘッド20にて感熱穿孔する。そして、製版され
た孔版原紙18が版胴25に巻き付け装着される着版処
理が行われ、これで製版動作が終了する。
【0055】次に、印刷動作が選択されると、給紙台3
5上に印刷用紙31があるか否かをチェックし、印刷用
紙31がなければ紙なしエラー処理を行う。又、孔版原
紙18が版胴25に着版されているか否かをチェック
し、孔版原紙18が着版されていなければ版無しエラー
処理を行う。又、スキージロール27及びドクターロー
ル28間のインク溜まりにインクがあるか否かをチェッ
クし、インクがなければインク無しエラー処理を行う。
【0056】そして、これらのチェックを全て通ると、
版胴25が回転され、この回転に同期して給紙部5より
印刷用紙31が版胴25に給紙される。この給紙された
印刷用紙31は押圧ロール30で版胴25の孔版原紙1
8に押圧されることによって印刷用紙31にインク画像
が転写され、印刷された印刷用紙31は用紙分離爪部4
0や送風手段41等の作用により版胴25の外周壁25
aより剥離されてベルト搬送手段42で搬送され、ベル
ト45の最下流より排紙台43に排出される。排紙台4
3に排紙された印刷用紙31はここで積層状態で載置さ
れる。この印刷動作が設定枚数だけ行われて印刷動作が
完了する。
【0057】『排紙動作及びその作用』上記動作過程中
の排紙動作を更に詳しく説明すると、ベルト搬送手段4
2より排出される印刷用紙31は、一対の排紙ウイング
部73によって両側が上方に湾曲されたU字姿勢で排出
され、この排出された印刷用紙31は一対の落下姿勢保
持部71にサイドフェンス部70の幅のほぼ全域に亘っ
て干渉されることによって排紙台43に載置される直前
まで両側が上方に湾曲されたU字姿勢が保持される。そ
して、U字姿勢で排紙台43上に落下した印刷用紙31
は、その両側の端が一対のサイドフェンス部70で規制
され、前方端がエンドフェンス49で規制されることか
ら印刷用紙31は排紙台43上できれいに紙揃えされた
状態で積層される。
【0058】上記排紙動作にあって、一対の落下姿勢保
持部71がサイドフェンス部70の幅のほぼ全域に亘っ
て設けられて、印刷用紙31のU字姿勢が排紙台43に
落下する直前まで保持されるため、厚みが薄い剛性(こ
し)の弱い印刷用紙31であっても、U字の落下姿勢が
崩れることがなく、落下姿勢の崩れに起因する種々の問
題を解消できる。つまり、印刷用紙31の先端が折れた
状態で排紙台43に積層される、ジャミングの原因にな
る等の問題を解消できる。又、印刷用紙31は、その両
端が一対の落下姿勢保持部71に干渉されながら落下す
るため、その分だけ落下スピードが遅くなり、下方に載
置される印刷用紙31の印刷面のインクがその上方に載
置される印刷用紙31に付着する、いわゆる裏写りの防
止に有効でもある。
【0059】又、排紙ウイング部73と落下姿勢保持部
71とがサイドフェンス部70にそれぞれ一体的に設け
られているため、排紙ウイング部73と落下姿勢保持部
71との取り付け箇所が1カ所で済み、部品点数の削減
にもなる。
【0060】又、この実施形態では、各落下姿勢保持部
71の各排紙ウイング部73側の面は、排紙方向Eに向
かうに従って上方に向かう傾斜面74として構成されて
いるので、ベルト搬送手段42より排出された印刷用紙
31の先端は、落下姿勢保持部71の傾斜面74でスム
ーズな干渉を受けるため、落下姿勢保持部71に突き当
たって落下姿勢が崩されたり、落下軌跡が乱されたりし
ない。
【0061】又、この実施形態では、各落下姿勢保持部
71の傾斜面74は、幅広に構成されているので、ベル
ト搬送手段42より排出された印刷用紙31の先端は、
落下姿勢保持部71の幅広の傾斜面74によって広い面
積で干渉を受けるため、印刷用紙31の先端が損傷する
ことがない。
【0062】又、この実施形態では、一対の落下姿勢矯
正サイドフェンス47、48は、装置本体10にそれぞ
れ着脱自在に設けらているので、一対の落下姿勢矯正サ
イドフェンス47、48を装置本体10から取り外すこ
とによって排紙ウイング部73も共に除去できるため、
ベルト搬送手段42側で発生したジャミングに容易に対
応できる。
【0063】又、この実施形態では、一対の落下姿勢矯
正サイドフェンス47、48は、排紙方向Eと略直交す
る方向Fにそれぞれ移動自在に設けられているので、各
落下姿勢矯正サイドフェンス47、48を印刷用紙31
の幅に合わせて移動すれば、排紙ウイング部73と落下
姿勢保持部71とが共に移動されるため、幅の異なる印
刷用紙31を使用する場合にあって、印刷用紙31の幅
に合わせる排紙ウイング部73と落下姿勢保持部71と
の移動作業が容易である。つまり、図11に示す従来例
では、幅の異なる用紙101を使用する場合には、一対
のサイドフェンス108を所望の幅に移動させなければ
ならないと共に、この移動操作とは別に、一対の排紙用
補助突起105をも所望の幅に移動させなければならな
い。従って、例えば手動で移動させる場合には2箇所の
移動作業を行う必要があったが、上記実施形態では1箇
所の移動作業で良い。
【0064】<他の実施形態>図8及び図9は前記実施
形態の変形例を示し、図8(A)は、一方の落下姿勢矯
正サイドフェンス80の一部正面図、図8(B)は、図
8(A)のG矢印方向から見た図、図9(A)は、他方
の落下姿勢矯正サイドフェンス81の一部正面図、図9
(B)は、図9(A)のH矢印方向から見た図である。
【0065】この変形例の各落下姿勢矯正サイドフェン
ス80、81は、落下姿勢保持部71の排紙ウイング部
73側の傾斜面82が排紙方向Eの直交方向Fの外側か
ら内側に向かうに従って排紙方向Eの下流側に傾斜され
ている点が異なる。具体的には、前記実施形態の傾斜面
74は落下姿勢矯正保持部71の面に対する折曲角度が
90度に設定されているが、この変形例の傾斜面82は
排紙方向Eと略直交する方向Fに対して角度βだけ傾斜
されている。他の構成は前記実施形態と同一であるた
め、図面に同一符号を付して重複説明を省略する。
【0066】この変形例では、ベルト搬送手段より排出
された印刷用紙31の先端は、落下姿勢保持部71の傾
斜面82でスムーズな干渉を受けるため、印刷用紙31
が落下姿勢保持部71に突き当たって落下姿勢が崩され
たり、落下軌跡が乱されたりするのを更に有効に防止で
きる。又、印刷用紙31がベルト搬送手段42の中心
(排紙方向Eの直交方向Fの中心)より若干シフトして
排紙された場合、又は、排紙方向Eに対して若干斜め方
向に排紙された場合には、傾斜面82の上記傾斜によっ
て一対の落下姿勢矯正サイドフェンス47、48の中心
方向に印刷用紙31を戻す力が作用するため、きれいな
紙揃えにも貢献する。
【0067】以上、前記実施形態では、本発明の排紙装
置を孔版印刷装置1の排紙部6に適用した場合を示した
が、本発明は孔版以外の印刷装置の排紙部をも含めて、
何らかの処理を施して排紙する装置(例えば複写装置)
の排紙部に適用することも可能である。
【0068】尚、前記実施形態によれば、用紙搬送手段
はベルト搬送手段42にて構成されているが、印刷用紙
31を搬送できる手段であれば良い。但し、上記ベルト
搬送手段42のように印刷用紙31を吸引力で下面に押
圧しながら搬送する方が一対の排紙ウイング部73で印
刷用紙31の両側を上方に湾曲させる姿勢を作り易く好
ましい。尚、上記実施形態では、一対の排紙ウイング部
73でU字姿勢を作ったが、印刷用紙31の見かけ上の
剛性が強くなる形状を作ることができれば良く、例えば
W字姿勢を作るようにしても良い。
【0069】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、一対の落下姿勢保持部は、一対のサイドフェン
ス部の排紙方向幅のほぼ全域に亘って設けられたので、
用紙搬送手段より排出される用紙は、一対の排紙ウイン
グ部によって両側が上方に湾曲された姿勢で排出され、
この排出された用紙は一対の落下姿勢保持部にサイドフ
ェンス部の幅に亘って干渉されることによって排紙台に
載置される直前まで両側が上方に湾曲された姿勢が保持
されるため、厚みが薄い剛性(こし)の弱い用紙であっ
ても、所望の落下姿勢が崩れることがなく、落下姿勢の
崩れに起因する種々の問題を解消できる。又、印刷装置
の排紙装置に適用された場合にあっては、用紙搬送手段
より排出された用紙は、その両端が一対の落下姿勢保持
部に干渉されながら落下するため、その分だけ落下スピ
ードが遅くなり、下方に載置される用紙の印刷面のイン
クがその上方に載置される用紙に付着する、いわゆる裏
写りの防止に有効でもある。
【0070】請求項2の発明によれば、一対の落下姿勢
保持部と一対の排紙ウイング部とが一対のサイドフェン
ス部にそれぞれ一体的に設けられて、一対の落下姿勢矯
正サイドフェンスとして構成されたので、排紙ウイング
部と落下姿勢保持部との取り付けが容易となると共に、
部品点数の削減にもなる。
【0071】請求項3の発明によれば、各落下姿勢保持
部が一対のサイドフェンス部の排紙方向幅のほぼ全域に
亘って設けられたので、請求項2の発明の効果に加え、
厚みが薄い剛性(こし)の弱い用紙であっても、所望の
落下姿勢が崩れることがなく、落下姿勢の崩れに起因す
る種々の問題を解消できる。
【0072】請求項4の発明によれば、各落下姿勢保持
部の各排紙ウイング部側における面は、排紙方向に向か
うに従って上方に向かう傾斜面として構成されたので、
請求項1〜請求項3の発明の効果に加え、用紙搬送手段
より排出された用紙の先端は、落下姿勢保持部の傾斜面
でスムーズな干渉を受けるため、落下姿勢保持部の面に
突き当たって落下姿勢が崩されたり、落下軌跡が乱され
たりしない。
【0073】請求項5の発明によれば、各落下姿勢保持
部の前記傾斜面は、幅広に構成されたので、請求項4の
発明の効果に加え、用紙搬送手段より排出された用紙の
先端は、落下姿勢保持部の幅広の傾斜面によって広い面
積で干渉を受けるため、用紙の先端が損傷することがな
い。
【0074】請求項6の発明によれば、一対の落下姿勢
矯正サイドフェンスは、装置本体にそれぞれ着脱自在に
設けられたので、請求項2〜請求項5の発明の効果に加
え、一対の落下姿勢矯正サイドフェンスを装置本体から
取り外すことによって排紙ウイング部も共に除去できる
ため、用紙搬送手段側で発生したジャミングに容易に対
応できる。
【0075】請求項7の発明によれば、一対の落下姿勢
矯正サイドフェンスは、排紙方向と略直交する方向にそ
れぞれ移動自在に設けられたので、請求項2〜請求項6
の発明の効果に加え、各落下姿勢矯正サイドフェンスを
用紙の幅方向に移動すれば、排紙ウイング部と落下姿勢
保持部とが共に移動されるため、幅の異なる用紙を使用
する場合にあって、用紙幅に合わせる排紙ウイング部と
落下姿勢保持部との移動作業が容易である。
【0076】請求項8の発明によれば、本発明の排紙装
置を印刷装置の排紙部に適用したので、請求項1〜請求
項7の発明と同様な効果が印刷装置の排紙部で得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示し、孔版印刷装置の全
体概略構成図である。
【図2】本発明の一実施形態を示し、排紙部を詳細に示
す孔版印刷装置の平面図である。
【図3】本発明の一実施形態を示し、排紙部を詳細に示
す孔版印刷装置の斜視図である。
【図4】本発明の一実施形態を示し、一方の落下姿勢矯
正サイドフェンスの斜視図である。
【図5】本発明の一実施形態を示し、他方の落下姿勢矯
正サイドフェンスの斜視図である。
【図6】本発明の一実施形態を示し、(A)は一方の落
下姿勢矯正サイドフェンスを内側から見た図、(B)は
一方の落下姿勢矯正サイドフェンスの平面図、(C)は
一方の落下姿勢矯正サイドフェンスの左側面図である。
【図7】本発明の一実施形態を示し、(A)は他方の落
下姿勢矯正サイドフェンスを内側から見た図、(B)は
他方の落下姿勢矯正サイドフェンスの平面図、(C)は
他方の落下姿勢矯正サイドフェンスの右側面図である。
【図8】本発明の一実施形態の変形例を示し、一方の落
下姿勢矯正サイドフェンスの一部正面図、(B)は図8
(A)のG矢印方向から見た図である。
【図9】本発明の一実施形態の変形例を示し、(A)
は、他方の落下姿勢矯正サイドフェンスの一部正面図、
(B)は図9(A)のH矢印方向から見た図である。
【図10】従来例の排紙装置の斜視図である。
【図11】他の従来例の排紙装置の斜視図である。
【符号の説明】
1 孔版印刷装置(印刷装置) 2 原稿読取部 3 製版部 4 印刷部 5 給紙部 6 排紙部(排紙装置) 7 排版部 10 装置本体 31 印刷用紙(用紙) 42 用紙搬送手段(ベルト搬送手段) 43 排紙台 47、48 落下姿勢矯正サイドフェンス 70 サイドフェンス部 71 落下姿勢保持部 73 排紙ウイング部 74 傾斜面 80、81 落下姿勢矯正サイドフェンス 82 傾斜面 E 排紙方向 F 排紙方向の直交方向 W サイドフェンス部の排紙方向幅 D 傾斜面の幅

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 用紙を搬送する用紙搬送手段と、この用
    紙搬送手段の用紙排出側に設けられ、前記用紙の両側を
    上方に湾曲させる一対の排紙ウイング部と、前記用紙搬
    送手段より排出される前記用紙の落下位置に設けられ、
    落下される前記用紙を積層状態で載置する排紙台と、こ
    の排紙台上に排出される前記用紙の両外側に配置され、
    前記用紙の排紙方向の略直交方向を規制して紙揃えする
    一対のサイドフェンス部と、この一対のサイドフェンス
    部の上方位置で、且つ、互いに内側位置に突出して設け
    られ、前記用紙搬送手段より排出される前記用紙の湾曲
    姿勢を保持する一対の落下姿勢保持部とを有する排紙装
    置であって、 前記一対の落下姿勢保持部は、前記一対のサイドフェン
    ス部の排紙方向幅のほぼ全域に亘って設けられたことを
    特徴とする排紙装置。
  2. 【請求項2】 用紙を搬送する用紙搬送手段と、この用
    紙搬送手段の用紙排出側に設けられ、前記用紙の両側を
    上方に湾曲させる一対の排紙ウイング部と、前記用紙搬
    送手段より排出される前記用紙の落下位置に設けられ、
    落下された前記用紙を積層状態で載置する排紙台と、こ
    の排紙台上に排出される前記用紙の両外側に配置され、
    前記用紙の排紙方向の略直交方向を規制して紙揃えする
    一対のサイドフェンス部と、この一対のサイドフェンス
    部の上方位置で、且つ、互いに内側位置に突出して設け
    られ、前記用紙搬送手段より排出される前記用紙の湾曲
    姿勢を保持する一対の落下姿勢保持部とを有する排紙装
    置であって、 前記一対の落下姿勢保持部と前記一対の排紙ウイング部
    とが前記一対のサイドフェンス部にそれぞれ一体的に設
    けられて、一対の落下姿勢矯正サイドフェンスとして構
    成されたことを特徴とする排紙装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の排紙装置であって、 前記各落下姿勢保持部が前記一対のサイドフェンス部の
    排紙方向幅のほぼ全域に亘って設けられたことを特徴と
    する排紙装置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜請求項3記載の排紙装置であ
    って、 前記各落下姿勢保持部の各排紙ウイング部側における面
    は、排紙方向に向かうに従って上方に向かう傾斜面とし
    て構成されたことを特徴とする排紙装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の排紙装置であって、 前記各落下姿勢保持部の前記傾斜面は、幅広に構成され
    たことを特徴とする排紙装置。
  6. 【請求項6】 請求項2〜請求項5記載の排紙装置であ
    って、 前記一対の落下姿勢矯正サイドフェンスは、装置本体に
    それぞれ着脱自在に設けられたことを特徴とする排紙装
    置。
  7. 【請求項7】 請求項2〜請求項6記載の排紙装置であ
    って、 前記一対の落下姿勢矯正サイドフェンスは、排紙方向と
    略直交する方向にそれぞれ移動自在に設けられたことを
    特徴とする排紙装置。
  8. 【請求項8】 請求項1〜請求項7記載の排紙装置は、
    排紙部に適用されたことを特徴とする印刷装置。
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