JP2002096870A - 高粘度液状樹脂用パッケージ、パッケージ方法及びパッケージの使用方法 - Google Patents
高粘度液状樹脂用パッケージ、パッケージ方法及びパッケージの使用方法Info
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- JP2002096870A JP2002096870A JP2000286421A JP2000286421A JP2002096870A JP 2002096870 A JP2002096870 A JP 2002096870A JP 2000286421 A JP2000286421 A JP 2000286421A JP 2000286421 A JP2000286421 A JP 2000286421A JP 2002096870 A JP2002096870 A JP 2002096870A
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【解決手段】 円筒形に成型されたプラスチックス容器
2に高粘度液状樹脂1を充填し、この容器をフィルム袋
3に入れ、袋の口を密封し、ダンボール箱に入れるパッ
ケージである。使用に際してはダンボール封函を解き、
フイルム袋の封を解き、口を広げてコテ等を用いて内容
物を取り出すか、若しくは内容物の入った袋を円筒形プ
ラスチックス容器と同形状の容器内に袋ごと移し、フィ
ルム袋の封を解き、口を広げてコテ等で内容物取り出す
か、若しくは油圧押し出しポンプにより内容物を吐出さ
せる使用方法が可能である。 【効果】 大幅なコスト低減化が計れ、しかも、コテや
油圧押し出し機での取り出しが可能である。また内容物
が使用時に残った場合、袋を元のように密封保存出来る
等の効果がある。
2に高粘度液状樹脂1を充填し、この容器をフィルム袋
3に入れ、袋の口を密封し、ダンボール箱に入れるパッ
ケージである。使用に際してはダンボール封函を解き、
フイルム袋の封を解き、口を広げてコテ等を用いて内容
物を取り出すか、若しくは内容物の入った袋を円筒形プ
ラスチックス容器と同形状の容器内に袋ごと移し、フィ
ルム袋の封を解き、口を広げてコテ等で内容物取り出す
か、若しくは油圧押し出しポンプにより内容物を吐出さ
せる使用方法が可能である。 【効果】 大幅なコスト低減化が計れ、しかも、コテや
油圧押し出し機での取り出しが可能である。また内容物
が使用時に残った場合、袋を元のように密封保存出来る
等の効果がある。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無機及び有機系の
高粘度接着剤又はシーリング材などの高粘度液状樹脂を
密封したパッケージ、パッケージ方法及び、そのパッケ
ージの使用方法に関する。
高粘度接着剤又はシーリング材などの高粘度液状樹脂を
密封したパッケージ、パッケージ方法及び、そのパッケ
ージの使用方法に関する。
【0002】
【従来の技術及びその課題】従来、タイル、石材等の現
場施工用の高粘度接着剤又はシーリング材、若しくは工
場内で接着加工されるタイル、金属板、プラスチックス
板、無機質板等を基材とする複合パネル用の高粘度接着
剤又はシーリング材は、使い勝手の良さから金属製ペー
ル缶が主流に用いられてきた。
場施工用の高粘度接着剤又はシーリング材、若しくは工
場内で接着加工されるタイル、金属板、プラスチックス
板、無機質板等を基材とする複合パネル用の高粘度接着
剤又はシーリング材は、使い勝手の良さから金属製ペー
ル缶が主流に用いられてきた。
【0003】昨今、コスト低減化、省資源化、リサイク
ル化、ゴミの分別処理等の問題が社会問題となり、接着
剤又はシーリング材の付着した缶はリサイクルが難し
く、高額な費用をかけて産業廃棄物として処理してきた
現実的問題があった。
ル化、ゴミの分別処理等の問題が社会問題となり、接着
剤又はシーリング材の付着した缶はリサイクルが難し
く、高額な費用をかけて産業廃棄物として処理してきた
現実的問題があった。
【0004】又、包装材料のコスト低減化方法として、
ポリエチレンフィルムをラミネート加工したダンボール
パッケージへの接着剤又はシーリング材の充填が提案さ
れているが、金属、木製若しくはプラスチックス製コテ
等で内容物を取り出す際、ダンボール箱の四隅の取り出
しが難しい問題や、油圧押し出しポンプによる吐出が出
来ないと同時に、ポリエチレンフィルムと紙の複合ダン
ボールゆえ、ゴミの分別回収と分別処理が困難と言う問
題があった。
ポリエチレンフィルムをラミネート加工したダンボール
パッケージへの接着剤又はシーリング材の充填が提案さ
れているが、金属、木製若しくはプラスチックス製コテ
等で内容物を取り出す際、ダンボール箱の四隅の取り出
しが難しい問題や、油圧押し出しポンプによる吐出が出
来ないと同時に、ポリエチレンフィルムと紙の複合ダン
ボールゆえ、ゴミの分別回収と分別処理が困難と言う問
題があった。
【0005】更に、コスト低減化を追求したパッケージ
として、ポリエチレン袋に接着剤を入れ、ダンボール箱
に入れる方式の提案がされているが、前記コテ等で内容
物を取り出す際、容易に袋が破れ内容物が流出する問題
や、前記のごとく箱の四隅の取り出しが難しいこと、更
には油圧押し出しポンプでの吐出が出来ない問題があっ
た。
として、ポリエチレン袋に接着剤を入れ、ダンボール箱
に入れる方式の提案がされているが、前記コテ等で内容
物を取り出す際、容易に袋が破れ内容物が流出する問題
や、前記のごとく箱の四隅の取り出しが難しいこと、更
には油圧押し出しポンプでの吐出が出来ない問題があっ
た。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記問題を解
決するため、従来のパッケージの主流であった金属ペー
ル缶の使い勝手を重視して鋭意検討を重ねた結果、本発
明を完成するにいたった。
決するため、従来のパッケージの主流であった金属ペー
ル缶の使い勝手を重視して鋭意検討を重ねた結果、本発
明を完成するにいたった。
【0007】即ち本発明は、 (1)高粘度液状樹脂を充填した円筒形プラスチックス
容器の外側を単層若しくは多層フィルム袋で密封し、該
フィルム袋の外側をダンボール箱で封函してなることを
特徴とする高粘度液状樹脂用パッケージ。 (2)円筒形プラスチックス容器を単層若しくは多層フ
ィルム袋に入れ、該容器に高粘度液状樹脂を充填し、該
フィルム袋の口を密封し、該密封した袋をさらにダンボ
ール箱に入れ、該箱を封函することを特徴とする高粘度
液状樹脂のパッケージ方法。 (3)(1)に記載のパッケージの箱の封函を解き、フ
イルム袋の封を解き、口を広げて内容物を取り出すか、
またはフィルム袋を円筒形プラスチックス容器と同形状
のペール缶のごとく円筒状容器内にフィルム袋ごと移し
てからフィルム袋の封を解き、口を広げて内容物を取り
出すか、若しくは油圧押し出しポンプにより内容物を吐
出させ使用することを特徴とする高粘度液状樹脂用パッ
ケージの使用方法。に関するものである。
容器の外側を単層若しくは多層フィルム袋で密封し、該
フィルム袋の外側をダンボール箱で封函してなることを
特徴とする高粘度液状樹脂用パッケージ。 (2)円筒形プラスチックス容器を単層若しくは多層フ
ィルム袋に入れ、該容器に高粘度液状樹脂を充填し、該
フィルム袋の口を密封し、該密封した袋をさらにダンボ
ール箱に入れ、該箱を封函することを特徴とする高粘度
液状樹脂のパッケージ方法。 (3)(1)に記載のパッケージの箱の封函を解き、フ
イルム袋の封を解き、口を広げて内容物を取り出すか、
またはフィルム袋を円筒形プラスチックス容器と同形状
のペール缶のごとく円筒状容器内にフィルム袋ごと移し
てからフィルム袋の封を解き、口を広げて内容物を取り
出すか、若しくは油圧押し出しポンプにより内容物を吐
出させ使用することを特徴とする高粘度液状樹脂用パッ
ケージの使用方法。に関するものである。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明のパッケージは、高粘度接
着剤又はシーリング材などの高粘度液状樹脂を充填した
円筒形プラスチックス容器の外側を単層若しくは多層フ
ィルム袋で密封し、さらに該フィルム袋の外側をダンボ
ール箱で封函してなるものである。
着剤又はシーリング材などの高粘度液状樹脂を充填した
円筒形プラスチックス容器の外側を単層若しくは多層フ
ィルム袋で密封し、さらに該フィルム袋の外側をダンボ
ール箱で封函してなるものである。
【0009】本発明で用いる円筒形プラスチックス容器
は、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンとポ
リプロピレン混合物、ポリエチレンテレフタレート(P
ET)、ポリアクリロニトリル系熱可塑性樹脂、AB
S、ポリスチレン、ナイロン、その他エンジニアリング
プラスチックス等の容器が挙げられ、肉厚は特に指定し
ないが0.05〜5mm程度の成型体が挙げられる。中
でも価格、ダイオキシン問題よりポリエチレン若しくは
ポリエチレンとポリプロピレン混合物の容器が好まし
い。
は、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンとポ
リプロピレン混合物、ポリエチレンテレフタレート(P
ET)、ポリアクリロニトリル系熱可塑性樹脂、AB
S、ポリスチレン、ナイロン、その他エンジニアリング
プラスチックス等の容器が挙げられ、肉厚は特に指定し
ないが0.05〜5mm程度の成型体が挙げられる。中
でも価格、ダイオキシン問題よりポリエチレン若しくは
ポリエチレンとポリプロピレン混合物の容器が好まし
い。
【0010】フィルムとは異なり肉厚の容器ゆえ、コテ
等を用いて内容物を取り出す際、容易には破れず内容物
が流出することなく、又、内容物取り出しの際カップが
円筒形ゆえ、従来用いられているペール缶と同様に内容
物は綺麗に取り出せる。更には油圧押し出しポンプによ
る吐出も何ら支障無い。
等を用いて内容物を取り出す際、容易には破れず内容物
が流出することなく、又、内容物取り出しの際カップが
円筒形ゆえ、従来用いられているペール缶と同様に内容
物は綺麗に取り出せる。更には油圧押し出しポンプによ
る吐出も何ら支障無い。
【0011】更に、高粘度液状樹脂充填後、表層の皮張
り若しくは硬化が心配される場合は、前記プラスチック
ス材料等を始め、アルミ箔を用いた多層フィルム等を落
とし蓋として用いても良い。容器の容量としては特には
規定しないが、ペール缶に入れて油圧ポンプで吐出する
方式で用いる場合は、通常用いられているペール缶専用
油圧押し出しポンプが18リッターゆえ、同容量の容器
が好ましい。
り若しくは硬化が心配される場合は、前記プラスチック
ス材料等を始め、アルミ箔を用いた多層フィルム等を落
とし蓋として用いても良い。容器の容量としては特には
規定しないが、ペール缶に入れて油圧ポンプで吐出する
方式で用いる場合は、通常用いられているペール缶専用
油圧押し出しポンプが18リッターゆえ、同容量の容器
が好ましい。
【0012】本発明で用いる単層若しくは多層フィルム
袋は、ガス透過若しくは非透過性のポリエチレン、ポリ
プロピレン、ナイロン、ポリエステル、アルミ箔等の、
単層若しくはこれらを2〜6層程度積層した多層フィル
ム製袋が挙げられる。袋の形状は特には限定しないが、
プラスチックス容器が容易に入り、且つ容易に口を密封
できる形状であり、使用時にペール缶等に移す際容易に
は破れない強度を有していればよい。これら袋の選定は
前記プラスチックス容器に充填する高粘度液状樹脂の種
類により使い分ければよい。
袋は、ガス透過若しくは非透過性のポリエチレン、ポリ
プロピレン、ナイロン、ポリエステル、アルミ箔等の、
単層若しくはこれらを2〜6層程度積層した多層フィル
ム製袋が挙げられる。袋の形状は特には限定しないが、
プラスチックス容器が容易に入り、且つ容易に口を密封
できる形状であり、使用時にペール缶等に移す際容易に
は破れない強度を有していればよい。これら袋の選定は
前記プラスチックス容器に充填する高粘度液状樹脂の種
類により使い分ければよい。
【0013】例えば、水系の内容物であればポリエチレ
ンを用い、一液湿気硬化型ウレタンであれば、ガス非透
過性のアルミ箔を用いた多層フィルム袋を用いると良
い。フィルム袋は、一般的に市販されているフィルム袋
を使用することが可能で、フィルムの厚みは概ね0.0
6mm〜0.3mmぐらいである。
ンを用い、一液湿気硬化型ウレタンであれば、ガス非透
過性のアルミ箔を用いた多層フィルム袋を用いると良
い。フィルム袋は、一般的に市販されているフィルム袋
を使用することが可能で、フィルムの厚みは概ね0.0
6mm〜0.3mmぐらいである。
【0014】本発明で用いるダンボール箱は特には限定
しないが、2〜6段の積み重ねに耐える強度を有し、単
層若しくは多層フィルム袋に入れたプラスチックス容器
が丁度収まる形状であることが好ましい。
しないが、2〜6段の積み重ねに耐える強度を有し、単
層若しくは多層フィルム袋に入れたプラスチックス容器
が丁度収まる形状であることが好ましい。
【0015】本発明の具体的なパッケージを図で示す
と、先ず図1に示すごとく単層若しくは多層フィルム袋
3にプラスチックス容器2を入れ、高粘度接着剤又はシ
ーリング材などの高粘度液状樹脂1を充填する。逆に、
容器に充填した後、前記袋に入れても良い。
と、先ず図1に示すごとく単層若しくは多層フィルム袋
3にプラスチックス容器2を入れ、高粘度接着剤又はシ
ーリング材などの高粘度液状樹脂1を充填する。逆に、
容器に充填した後、前記袋に入れても良い。
【0016】次いで図2のごとく、輪ゴム4、プラスチ
ック製ひも、プラスチックテープ等を用い袋の口を密封
する。この時、落とし蓋を充填物表層に入れても良い。
本袋を図3のごとくダンボール箱5に入れた後、ガムテ
ープ6等で封函する。
ック製ひも、プラスチックテープ等を用い袋の口を密封
する。この時、落とし蓋を充填物表層に入れても良い。
本袋を図3のごとくダンボール箱5に入れた後、ガムテ
ープ6等で封函する。
【0017】このようにして得られた本発明のパッケー
ジされた高粘度液状樹脂用パッケージの使用方法は、先
ずダンボールの封函を開き、袋の封を解き、口を広げ図
4のごとく袋3をダンボール箱5の外側に折り返し、コ
テ等を用いて内容物(高粘度液状樹脂)を取り出し直接
基材等に塗布するか、一旦コテ板に取り出してから基板
等に塗布する。
ジされた高粘度液状樹脂用パッケージの使用方法は、先
ずダンボールの封函を開き、袋の封を解き、口を広げ図
4のごとく袋3をダンボール箱5の外側に折り返し、コ
テ等を用いて内容物(高粘度液状樹脂)を取り出し直接
基材等に塗布するか、一旦コテ板に取り出してから基板
等に塗布する。
【0018】若しくは図5のごとく箱から内容物の入っ
たフィルム袋ごとを取り出し、袋ごとペール缶7等に移
し、前記同様袋の封を解き、口を広げてコテ等で内容物
を取り出すか、図6のごとく油圧押し出しポンプにセッ
トし内容物を吐出させる方法が可能である。
たフィルム袋ごとを取り出し、袋ごとペール缶7等に移
し、前記同様袋の封を解き、口を広げてコテ等で内容物
を取り出すか、図6のごとく油圧押し出しポンプにセッ
トし内容物を吐出させる方法が可能である。
【0019】
【作用】プラスチックス容器と単層若しくは多層フィル
ム袋、及びダンボール箱から成るパッケージ基材ゆえ、
従来の金属製ペール缶を用いた包装材料費に比し大幅な
コスト低減化が計れ、円筒形のプラスチックス容器に入
った内容物は、従来のペール缶同様にコテ等、若しくは
油圧押し出し機での取り出し可能である。また万一高粘
度液状樹脂が使用時に残った場合、袋を元のように密封
することで保存出来る等の効果がある。
ム袋、及びダンボール箱から成るパッケージ基材ゆえ、
従来の金属製ペール缶を用いた包装材料費に比し大幅な
コスト低減化が計れ、円筒形のプラスチックス容器に入
った内容物は、従来のペール缶同様にコテ等、若しくは
油圧押し出し機での取り出し可能である。また万一高粘
度液状樹脂が使用時に残った場合、袋を元のように密封
することで保存出来る等の効果がある。
【0020】更に使用後、プラスチックス容器、単層若
しくは多層フィルム袋とダンボール箱のゴミの分別処理
が容易で、ダンボール箱においてはリサイクルが可能で
あり、省資源化にも寄与できる。又、ポリオレフィン製
容器及び袋を用いた場合は、焼却処理してもダイオキシ
ン問題は極めて僅少である等の有効な作用がある。
しくは多層フィルム袋とダンボール箱のゴミの分別処理
が容易で、ダンボール箱においてはリサイクルが可能で
あり、省資源化にも寄与できる。又、ポリオレフィン製
容器及び袋を用いた場合は、焼却処理してもダイオキシ
ン問題は極めて僅少である等の有効な作用がある。
【0021】
【実施例】以下に本発明を実施例、比較例を挙げて詳細
に説明するが、本発明はこれらに何等限定される物では
ない。
に説明するが、本発明はこれらに何等限定される物では
ない。
【0022】(実施例1)幅500mm、長さ800m
m、厚み0.06mmのポリエチレン単層フィルム袋
に、直径285mm、高さ350mm、肉厚0.75m
m、容積18リッターのブロー成形されたポリエチレン
製容器を入れ、この容器の中に水性アクリルエマルジョ
ン系弾性マスチック接着剤(ストラクトボンドMTマル
チ100K、三井化学(株)製、不揮発分68%、粘度
6000mPa・s、比重1.35)を17Kg充填
し、袋の口を輪ゴムで密封し、幅288mm、高さ36
0mmのダブルフェイスのダンボール箱に入れ、ガムテ
ープで封函した。本パッケージを下記のごとく試験に供
した。 1)耐積層性 前記パッケージを木製パレット上に5個積み重ね、25
℃、湿度80%の室内に168時間放置後、ダンボール
の変形状態を目視観察。 2)貯蔵安定性 前記パッケージを25℃、湿度65%の室内に3ヶ月間
放置し、変色、粘度変化をチェックした。 3)コテによる取り出し性 幅80mm、長さ240mmの金属製櫛目左官ゴテを用
い、内容物の取り出し易さ、残存付着量、容器の破れの
有無をチェックした。 4) 移動性 ダンボールパッケージから内容物の入った袋を密封箇所
を持ち取り出し、そのまま上下に5回振動させた後の袋
の異常の有無を目視観察。 5)ポンプ適正 前記袋ごとペール缶に移し、袋の口を広げ山田油機
(株)製、ペール缶用油圧押し出しポンプにセットし、
押し出し吐出性を確認。上記試験結果を表1に示した。
m、厚み0.06mmのポリエチレン単層フィルム袋
に、直径285mm、高さ350mm、肉厚0.75m
m、容積18リッターのブロー成形されたポリエチレン
製容器を入れ、この容器の中に水性アクリルエマルジョ
ン系弾性マスチック接着剤(ストラクトボンドMTマル
チ100K、三井化学(株)製、不揮発分68%、粘度
6000mPa・s、比重1.35)を17Kg充填
し、袋の口を輪ゴムで密封し、幅288mm、高さ36
0mmのダブルフェイスのダンボール箱に入れ、ガムテ
ープで封函した。本パッケージを下記のごとく試験に供
した。 1)耐積層性 前記パッケージを木製パレット上に5個積み重ね、25
℃、湿度80%の室内に168時間放置後、ダンボール
の変形状態を目視観察。 2)貯蔵安定性 前記パッケージを25℃、湿度65%の室内に3ヶ月間
放置し、変色、粘度変化をチェックした。 3)コテによる取り出し性 幅80mm、長さ240mmの金属製櫛目左官ゴテを用
い、内容物の取り出し易さ、残存付着量、容器の破れの
有無をチェックした。 4) 移動性 ダンボールパッケージから内容物の入った袋を密封箇所
を持ち取り出し、そのまま上下に5回振動させた後の袋
の異常の有無を目視観察。 5)ポンプ適正 前記袋ごとペール缶に移し、袋の口を広げ山田油機
(株)製、ペール缶用油圧押し出しポンプにセットし、
押し出し吐出性を確認。上記試験結果を表1に示した。
【0023】(実施例2)幅500mm、長さ800m
mのナイロン15ミクロン、アルミ箔10ミクロン、ナ
イロン17ミクロン、ポリエチレン150ミクロン厚の
フィルムで構成された多層フィルム袋に、実施例1で用
いた容器を入れ、この容器の中に一液湿気硬化型ウレタ
ン接着剤(ストラクトボンドUR106HT、三井化学
(株)製、不揮発分98%、粘度300Ps・s、比重
1.45)を17Kg充填し、以下実施例1同様にパッ
ケージし、実施例1同様の試験に供し結果を表1に示し
た。
mのナイロン15ミクロン、アルミ箔10ミクロン、ナ
イロン17ミクロン、ポリエチレン150ミクロン厚の
フィルムで構成された多層フィルム袋に、実施例1で用
いた容器を入れ、この容器の中に一液湿気硬化型ウレタ
ン接着剤(ストラクトボンドUR106HT、三井化学
(株)製、不揮発分98%、粘度300Ps・s、比重
1.45)を17Kg充填し、以下実施例1同様にパッ
ケージし、実施例1同様の試験に供し結果を表1に示し
た。
【0024】(比較例1)実施例1に用いた容器を用い
ず、直接実施例1で用いた袋に直接実施例1で用いた接
着剤を充填し、以下実施例1同様にパッケージし、実施
例1同様の試験に供し結果を表1に示した。
ず、直接実施例1で用いた袋に直接実施例1で用いた接
着剤を充填し、以下実施例1同様にパッケージし、実施
例1同様の試験に供し結果を表1に示した。
【0025】
【表1】
【0026】
【発明の効果】プラスチックス容器と単層若しくは多層
フィルム袋、及びダンボール箱から成るパッケージ基材
ゆえ、従来の金属製ペール缶を用いた包装材料費に比し
大幅なコスト低減化が計れ、表1に示すごとくパッケー
ジの耐積層性、貯蔵安定性を有し、円筒形のプラスチッ
クス容器に入った内容物は、従来のペール缶同様にコテ
等、若しくは油圧押し出し機での取り出し可能である。
また万一高粘度接着剤又はシーリング材使用時に残った
場合、袋を元のように密封すること保存出来る等の効果
がある。
フィルム袋、及びダンボール箱から成るパッケージ基材
ゆえ、従来の金属製ペール缶を用いた包装材料費に比し
大幅なコスト低減化が計れ、表1に示すごとくパッケー
ジの耐積層性、貯蔵安定性を有し、円筒形のプラスチッ
クス容器に入った内容物は、従来のペール缶同様にコテ
等、若しくは油圧押し出し機での取り出し可能である。
また万一高粘度接着剤又はシーリング材使用時に残った
場合、袋を元のように密封すること保存出来る等の効果
がある。
【0027】更に使用後、プラスチックス容器、単層若
しくは多層フィルム袋とダンボール箱とゴミの分別処理
が容易で、ダンボール箱においてはリサイクルが可能で
あり、省資源化にも寄与できる。又、ポリオレフィン製
容器及び袋を用いた場合は、焼却処理してもダイオキシ
ン問題は極めて僅少である等の効果がある。
しくは多層フィルム袋とダンボール箱とゴミの分別処理
が容易で、ダンボール箱においてはリサイクルが可能で
あり、省資源化にも寄与できる。又、ポリオレフィン製
容器及び袋を用いた場合は、焼却処理してもダイオキシ
ン問題は極めて僅少である等の効果がある。
【図1】本発明のパッケージ方法を示す図(プラスチッ
クス容器に高粘度液状樹脂を充填)
クス容器に高粘度液状樹脂を充填)
【図2】本発明のパッケージ方法を示す図(フィルム袋
を密封)
を密封)
【図3】本発明のパッケージ方法を示す図(段ビール箱
を封函)
を封函)
【図4】本発明のパッケージを使用する方法を示す図
(ダンボール箱、フィルム袋を開封)
(ダンボール箱、フィルム袋を開封)
【図5】本発明のパッケージを使用する方法を示す図
(フィルム袋ごとピール缶へ移す)
(フィルム袋ごとピール缶へ移す)
【図6】本発明のパッケージを使用する方法を示す図
(油圧押し出しポンプに用いる)
(油圧押し出しポンプに用いる)
1 高粘度液状樹脂 2 プラスチックス容器 3 単層若しくは多層フィルム袋 4 密封用輪ゴム 5 ダンボール箱 6 ガムテープ 7 ペール缶 8 油圧押し出しポンプの油圧シリンダー 9 吐出口 10 押し出し用プレート
Claims (3)
- 【請求項1】 高粘度液状樹脂を充填した円筒形プラス
チックス容器の外側を単層若しくは多層フィルム袋で密
封し、該フィルム袋の外側をダンボール箱で封函してな
ることを特徴とする高粘度液状樹脂用パッケージ。 - 【請求項2】 円筒形プラスチックス容器を単層若しく
は多層フィルム袋に入れ、該容器に高粘度液状樹脂を充
填し、該フィルム袋の口を密封し、該密封した袋をさら
にダンボール箱に入れ、該箱を封函することを特徴とす
る高粘度液状樹脂のパッケージ方法。 - 【請求項3】 請求項1に記載のパッケージの箱の封函
を解き、フイルム袋の封を解き、口を広げて内容物を取
り出すか、またはフィルム袋を円筒形プラスチックス容
器と同形状のペール缶のごとく円筒状容器内にフィルム
袋ごと移してからフィルム袋の封を解き、口を広げて内
容物を取り出すか、若しくは油圧押し出しポンプにより
内容物を吐出させ使用することを特徴とする高粘度液状
樹脂用パッケージの使用方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000286421A JP2002096870A (ja) | 2000-09-21 | 2000-09-21 | 高粘度液状樹脂用パッケージ、パッケージ方法及びパッケージの使用方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000286421A JP2002096870A (ja) | 2000-09-21 | 2000-09-21 | 高粘度液状樹脂用パッケージ、パッケージ方法及びパッケージの使用方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002096870A true JP2002096870A (ja) | 2002-04-02 |
Family
ID=18770342
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000286421A Withdrawn JP2002096870A (ja) | 2000-09-21 | 2000-09-21 | 高粘度液状樹脂用パッケージ、パッケージ方法及びパッケージの使用方法 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2002096870A (ja) |
-
2000
- 2000-09-21 JP JP2000286421A patent/JP2002096870A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
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A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060616 |
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A761 | Written withdrawal of application |
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