JP2002096576A - 脂取り紙等の製本方法 - Google Patents

脂取り紙等の製本方法

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JP2002096576A
JP2002096576A JP2000288193A JP2000288193A JP2002096576A JP 2002096576 A JP2002096576 A JP 2002096576A JP 2000288193 A JP2000288193 A JP 2000288193A JP 2000288193 A JP2000288193 A JP 2000288193A JP 2002096576 A JP2002096576 A JP 2002096576A
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hot
sheets
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JP2000288193A
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English (en)
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Tatsuhiko Nishida
龍彦 西田
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SKILL PRINT KK
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SKILL PRINT KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】脂取り紙やメモ用紙等、中紙を表紙から1枚ず
つ剥がして使用される製品において品質が安定し、生産
性の高い自動無線綴機による製本方法の提供を目的とす
る。 【解決手段】中紙を所定の枚数重ね合わせ、背の部分に
エマルション型水性のりを塗布し乾燥させて背固めした
後に、当該背固め部分にホットメルト型接着剤を用いて
表紙を接着し、強固に接着しているにもかかわらず、中
紙を表紙から1枚ずつ剥がせるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は脂取り紙、メモ用紙
等の中紙を表紙から1枚ずつ剥がして使用される製品の
製本方法に関する。
【0002】
【従来の技術】脂取り紙は顔等の肌の皮脂をふき取る化
粧紙として広く使用されている。脂取り紙は米坪10〜
26g/m2と非常に薄いので表紙を付けた製本が望ま
れるが、このような脂取り紙を製本する場合には使用時
に表紙から中紙である脂取り紙を1枚ずつ簡単に剥がす
ことができるように製本する必要があり、従来は次のよ
うに製本していた。図2に示すように、脂取り紙101
を所定の枚数毎に、仕切紙を挟みながら1000から2
000枚重ね合わせ、所定の大きさに裁断し、背の部分
102をエマルション型水性のりをハケ等で塗布して乾
燥させ、背固めした後に、所定の枚数毎に仕切紙の部分
にて分冊し、この背固めした脂取り紙の間に表紙103
の表面を内側にして折り曲げた表紙をはさみ、重ね合わ
せ、水性のりをこの背の部分に再度塗布した後に脂取り
紙と表紙を対にして分離し、表紙を折り返して脂取り紙
と接着し、乾燥固着させていた。このような製本技術は
業界において従来より手仕事でされてきたもので高度の
熟練を要するだけでなく、生産性が悪く、品質が不安定
であった。一方、図3に示すように中紙106の背の部
分にホットメルト型接着剤105を160〜180℃の
高温にして溶融し、コーティングローラー104にて塗
布し、表紙に重ね接着剤が冷却され瞬間に接着される無
線綴といわれる方法が広く使用されていて、そのための
無線綴機も各種提案されている。このような無線綴機は
自動化が進み生産性が高い。しかし、無線綴機は本来、
印刷物における製本機であり、ホットメルト型接着剤を
高温にして溶融し、中紙と表紙を接着冷却することで強
固に接着する技術であり、中紙を1枚ずつ剥がすことが
困難であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は脂取り紙やメ
モ用紙等、中紙を表紙から1枚ずつ剥がして使用される
製品において品質が安定し、生産性の高い無線綴による
製本方法の提供を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】中紙を所定の枚数重ね合
わせ、背の部分にエマルション型水性のりを塗布し乾燥
させて背固めした後に、当該背固め部分にホットメルト
型接着剤を塗布して表紙を接着し、中紙を表紙から1枚
ずつ剥がせるようにした。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明の望ましい実施の形態を図
1に基づいて以下説明する。脂取り紙1を所定の枚数、
例えば、50枚毎に仕切紙1aを挟みながら、所定の枚
数、例えば、2000枚を重ね合わせ、所定の大きさに
裁断し、製本時に背となる部分2にエマルション型水性
のりをハケ11やヘラ等で塗り、常温又は熱風等で乾燥
させる。ここで使用されるエマルション型水性のりとは
酢酸ビニル系樹脂等をエマルション化して水溶性を有
し、常温から60°C位にて使用されるのりをいい、接
着強度が比較的弱く、1枚ずつ剥がすことが出きるもの
をいう。次に所定の枚数、例えば50枚毎にペーパーナ
イフ12等で分離する。上記分冊された脂取り紙は無線
綴機にセットされ、自動的に製本される。その工程を説
明すると160〜180℃に加熱され溶融しているホッ
トメルト型接着剤5を入れた槽の上部にコーティングロ
ーラー4が通常は2ヶ取り付けられ、ローラーが回転す
ることで水性のりで背固めされた部分に溶融した接着剤
が塗布され、次に連続的に表紙3が供給されテーブル6
が上昇し、クランパー7にて挟持しニッピングされる。
これによりホットメルト型接着剤が冷却し脂取り紙と表
紙が接着される。ここで使用されるホットメルト型接着
剤とは熱可塑性を有する樹脂で高温にすると溶融し、冷
却すると固着するタイプの樹脂接着剤で、酢酸ビニル樹
脂系、エチレン共重合系樹脂等、各種提案されているも
のが使用できる。
【0006】従来、脂取り紙の背の部分に直接ホットメ
ルトにて接着されているために表紙から1枚ずつ脂取り
紙を剥がすことが出来なかったのに対して、脂取り紙間
は水性のりにて固定された上にホットメルト型接着剤に
て脂取り紙の背の部分と表紙が接着されているので1枚
1枚の脂取り紙は水性のりにて保護され、直接的にホッ
トメルト接着剤にて表紙と接着されていないので脂取り
紙を1枚ずつ表紙から剥がすことができる。
【0007】上記実施の形態においては脂取り紙を中紙
とした場合の製本の例を示したが、そのほかに、例え
ば、表紙付きのメモ用紙等、表紙からメモ用紙を1枚ず
つ剥がして使用する製品にも本発明が適用できる。
【0008】
【発明の効果】本発明によれば、中紙を1枚ずつ剥がす
ことができるように水性のりで背固めし、その上に印刷
物の製本に用いられている無線綴機にてホットメルト型
接着剤を使用し製本されているので、重ね合わせた中紙
は背の部分にて表紙と強固に接着されつつ、中紙1枚ず
つは水性のりの部分にて容易に剥がすことができる。こ
れにより中紙を1枚ずつ剥がして使用される脂取り紙等
の製本を施した製品を良好な品質で、かつ、安定して供
給することができる。特に、従来は表紙を、表面を内側
にして折り曲げて中紙とともに水性のりを塗布した後
に、表紙と中紙を挟むために360°折り曲げ直すのに
対して本発明にては、水平の状態から中紙を挟むために
180°曲げるだけなので表紙に背われ等のキズが入る
ことなく綺麗に仕上がる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る製本工程の例を示す。
【図2】従来の脂取り紙の製本の工程例を示す。
【図3】従来の無線綴の工程の例を示す。
【符号の説明】 1 脂取り紙 2 製本の背となる部分 3 表紙 4 コーティングローラー 5 ホットメルト型接着剤 6 テーブル 7 クランパー 11 ハケ 12 ペーパーナイフ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】中紙を所定の枚数重ね合わせ、背の部分に
    エマルション型水性のりを塗布し乾燥させて背固めした
    後に、当該背固め部分にホットメルト型接着剤を塗布し
    て表紙を接着し、中紙を表紙から1枚ずつ剥がせるよう
    にしたことを特徴とする製本方法。
JP2000288193A 2000-09-22 2000-09-22 脂取り紙等の製本方法 Pending JP2002096576A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004337263A (ja) * 2003-05-14 2004-12-02 Skill Print Kk 脂取り紙の製本方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004337263A (ja) * 2003-05-14 2004-12-02 Skill Print Kk 脂取り紙の製本方法
JP4535485B2 (ja) * 2003-05-14 2010-09-01 スキルプリント有限会社 脂取り紙の製本方法

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