JP2002096483A - インクジェット記録装置及びインク供給方法 - Google Patents

インクジェット記録装置及びインク供給方法

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JP2002096483A
JP2002096483A JP2000287941A JP2000287941A JP2002096483A JP 2002096483 A JP2002096483 A JP 2002096483A JP 2000287941 A JP2000287941 A JP 2000287941A JP 2000287941 A JP2000287941 A JP 2000287941A JP 2002096483 A JP2002096483 A JP 2002096483A
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JP
Japan
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ink
supply path
filter
holding means
filtration unit
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JP2000287941A
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English (en)
Inventor
Shinya Tomita
真也 富田
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Koki Holdings Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Koki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来のインク供給路では、交換式のインク保
持手段の場合、インク保持手段の交換時にインク供給路
中に微少な気泡が入り込むことは避けられず、この気泡
がフィルタに付着してインクが流れるフィルタ面積を小
さくすることがあり、これによって流路抵抗が増大して
全体の動圧を大きくし、インクの供給を不安定にさせて
いた。本発明の目的は、気泡がフィルタと接触してイン
クの流れるフィルタ面積を小さくするのを防ぐことので
きるインクジェット式記録装置を提供することにある。 【解決手段】 本発明によれば、インク保持手段側のフ
ィルタ取り付け部材の天井部分が、前記インク保持手段
連通部から外周部に向かって逆テーパになっているた
め、気泡は浮力によって天井部分に沿って外周部へと導
かれ、気泡がフィルタに付着してインクの流れる面積を
小さくするのを防ぐことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ノズルからインク
滴を吐出して記録媒体に文字等の記録像を書き込むイン
クジェット記録装置、より詳細にはインク貯蔵庫からイ
ンクジェット記録ヘッドにインクを導くインク供給路の
構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】インクジェット記録装置は、ノズル開口
部からインク滴を吐出させて紙などの記録媒体に文字や
画像を印刷するものである。インク中の塵埃を排除する
目的でインクカートリッジ等のインク保持手段と記録ヘ
ッドの間にフィルタが設けられている。
【0003】従来のインク保持手段から記録ヘッドへの
インク供給路は、例えば図3に示すように、インク保持
手段側の供給路12と記録ヘッドへの導入路13間に位
置し、流路抵抗が小さくなるようにフィルタ11の面積
を大きくしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のインク供給路では、交換式のインク保持手段
の場合、インク保持手段の交換時にインク供給路中に微
少な気泡が入り込むことは避けられず、この気泡がフィ
ルタ11に付着してインクが流れるフィルタ面積を小さ
くすることがある。フィルタ面積が小さくなると流路抵
抗が増大して全体の動圧が大きくなり、インクの供給が
不安定になることがある。
【0005】本発明の目的は、気泡がインク供給路内の
フィルタと接触してインクの流れるフィルタ面積を小さ
くするのを防ぐことのできるインクジェット記録装置を
提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ための本発明の具体的な構成は、画像を記録する為のイ
ンクを保持するインク保持手段と、該インク保持手段か
らインクを記録ヘッドに供給するためのインク供給路
と、該インク供給路の一部に設けられたインクを濾過す
るインク濾過手段を備えるインクジェット記録装置であ
って、前記インク濾過手段は、インク濾過手段とインク
保持手段側の供給路とを連通する部材と、インク濾過手
段と記録ヘッド側の供給路とを連通する部材と、前記濾
過手段内に設けられたインク供給路の横断面積よりも大
きい濾過面積を持つフィルタとを具備し、かつインク濾
過手段とインク保持手段側の供給路とを連通する部材の
インク保持手段側の空間部分をインク保持手段側からフ
ィルタ方向に向うテーパ状としたことにある。
【0007】あるいは、画像を記録する為のインクを保
持するインク保持手段と、該インク保持手段からインク
を記録ヘッドに供給するためのインク供給路と、該イン
ク供給路の一部に設けられたインクを濾過するインク濾
過手段と、前記インク保持手段交換のためインク供給路
に設けられた接続部とを備えるインクジェット記録装置
であって、前記インク濾過手段は、インク濾過手段とイ
ンク保持手段側の供給路とを連通する部材と、インク濾
過手段と記録ヘッド側の供給路とを連通する部材と、前
記濾過手段内に設けられたインク供給路の横断面積より
も大きい濾過面積を持つフィルタとを具備し、更にイン
ク濾過手段とインク保持手段側の供給路とを連通する部
材のインク保持手段側の空間部分をインク保持手段側か
らフィルタ方向に向うテーパ状とし、このテーパ形状に
より、インク濾過手段とインク保持手段側の供給路とを
連通する部材の空間V’と、前記接続部体積Vとの関係
を、V’>Vとなるように構成したことにある。
【0008】上記構成によれば、インク濾過手段とイン
ク保持手段側の供給路とを連通する部材のインク保持手
段側の空間部分をインク保持手段側からフィルタ方向に
向う逆テーパ形状としたため、気泡は浮力によって連通
する部材の天井部分(上部)に沿って外周部へと導か
れ、気泡がフィルタに付着してインクの流れる面積を小
さくするのを防ぐことができる。
【0009】なお、本発明の請求項3に記載しているよ
うに、インク保持手段内のインクを真空脱泡によってイ
ンク内の溶存酸素量を平衡状態以下とすることにより、
記録ヘッドによりインクが消費される毎にインク濾過手
段の天井部分の気泡を溶融することができ、気泡の成長
を防ぐことができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一例を図面に基づ
いて詳細に説明する。
【0011】図1は、本発明のフィルタ取り付け部材を
備えたインクジェット記録装置の一例となる概略図であ
る。
【0012】図において、インク保持手段となるインク
カートリッジ20には、多孔質からなるフォーム材(図
示せず)を充填されたフォーム室22が形成され、記録
ヘッド30に対してインク吐出条件に良好な水頭圧を確
保しつつ、インクを収蔵できるよう構成されている。ま
た、インクカートリッジ20からはインク供給路101
を形成する通孔21が形成される。
【0013】一方、インクカートリッジ20及び記録ヘ
ッド30間には、インク中の塵埃の記録ヘッド30への
流入を防ぐためのフィルタ11を備えたインク濾過手段
(以下フィルタ取り付け部材という)10を備えてい
る。
【0014】また、インクカートリッジ20内のインク
の消耗やインクカートリッジ20の破損時に、インクカ
ートリッジ20を交換できるように、インクカートリッ
ジ20、フィルタ取り付け部材10間のインク供給路1
01には取り外し可能な、接続部40を有している。
【0015】図2は、本発明のフィルタ取り付け部材を
示す断面図である。
【0016】図2に示すように、フィルタ取り付け部材
10は、インクカートリッジ20側の供給路12と、記
録ヘッド30への導入路13とフィルタ11からなる。
フィルタ11は流路抵抗が小さくなるように、インク供
給路101の横断面積121(図中において直径Aの断
面積)よりも大きい濾過面積122(図中において直径
Bの断面積)をとなっている。よって、インクカートリ
ッジ20側の供給路12は、インク供給路101の横断
面積121と、フィルタ11の濾過面積122をつなぐ
ための拡大管とする必要性から、インク供給路101の
横断面積とフィルタ11の濾過面積の二つの断面積を有
する管路構成となる。また、供給路12の横断面積12
1から濾過面積122への拡大部分である開口部123
は、インク供給時の抵抗とならないようにフィルタ11
から十分な距離離れている。
【0017】フィルタ11は、線径が数ミクロンのステ
ンレス綱線を用いて形成したあやたたみ織シートとして
構成され、ある一定以上の大きさの異物を通さないフィ
ルタ、つまりメッシュザイズが小さく、しかも流路抵抗
が可能な限り小さくなるような、肉厚が薄いシートとし
て形成される。
【0018】本例のインクジェット記録装置において、
印刷により記録ヘッド30でインクが消費されると、イ
ンクカートリッジ20のフォーム材に吸収されているイ
ンクが記録ヘッド30により吸い出され、インク供給路
101内の接続部40、フィルタ11を通って記録ヘッ
ド30へ流れ込む。インクはフィルタ取り付け部材10
に取り付けられインク供給路101を横切るフィルタ1
1の全面をほぼ均等に流れるため、フィルタ11上で淀
みを生じることが無く、インクに含まれている塵埃がフ
ィルタ11上で除去されてから導入路13を経由して記
録ヘッド30に流れ込む。
【0019】インクカートリッジ20内のインクの消耗
やインクカートリッジ20破損時には、取り外し可能な
接続部40を取り外し、インクカートリッジ20を交換
するが、この際、接続部40からインク供給路中に微少
な気泡が混入することは避けらない。
【0020】接続部40からインク供給路中に混入した
微少な気泡は、印刷により記録ヘッド30でインクが消
費されるにしたがって、インクカートリッジ20のフォ
ーム材23に吸収されているインクが記録ヘッド30に
より吸い出されることにより、インク供給路101内を
インクと共にフィルタ11方向へと進む。この際、気泡
がフィルタ11へ到達してしまうとフィルタ11の有効
面積が減少し、流路抵抗が増大して全体の動圧が大きく
なり、インクの供給が不安定になってしまう。
【0021】しかしながら、本例においては、インク供
給路101の横断面積121に対して、フィルタ11と
横断面積121から濾過面積122への拡大部分である
開口部123の距離が十分確保されているため、気泡が
フィルタ11へ到達することがない。
【0022】また、フィルタ取り付け部材11の天井部
分(供給路12側)がインク供給路101から外周部に
向かって逆テーパになっているため、気泡は自身の浮力
により外周部へと移動し、天井部分近傍にトラップされ
る。
【0023】理論的には、最大、接続部40の体積分
(体積V)の気泡がインク供給部へと流入する可能性が
あるが、本例においては前記フィルタ取り付け部材11
の天井部分の横断面積121から濾過面積122への拡
大部分である開口部123より上方側の体積V’に対し
てV’>Vとなるように調整されているため、インク供
給路101へと混入した気泡がすべてトラップされたと
しても、気泡がフィルタ11へと到達することはない。
また、このトラップされた気泡は記録ヘッド30でイン
クが消費されるにしたがってインクカートリッジ20の
フォーム材23より吸い出されるフレッシュインクの連
続供給により、フレッシュインクへと溶融し成長し続け
ることはない。
【0024】なお、本例においてはインクカートリッジ
封入時、インクに真空脱泡を施し、インクの溶存酸素量
を平衡状態以下とし、インクカートリッジ内容量の平衡
状態へと至る溶存酸素量をX’、接続部から流入する気
泡をXとした場合に、X’>Xとなるよう調整すること
によってより確実に気泡をインクへと溶融させる。
【0025】
【発明の効果】以上の通り、本発明によればインクカー
トリッジ内のインクの消耗やインクカートリッジ破損時
の、インクカートリッジ交換時に発生するインク供給路
中への微少な気泡混入時に、気泡がフィルタと接触して
インクの流れるフィルタ面積を小さくするのを防ぐこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のフィルタ取り付け部材を備えたイン
クジェット記録装置の一例となる概略図。
【図2】 本発明のフィルタ取り付け部材を示す断面図
である。
【図3】 従来のフィルタ取り付け部材を示す断面図で
ある。
【符号の説明】
10はフィルタ取り付け部材、11はフィルタ、12は
インクカートリッジ側の供給路、13は記録ヘッドへの
導入路、20はインクカートリッジ、22はフォーム
室、30は記録ヘッド、40は接続部、101はインク
供給路、121はインク供給路の横断面積、122はフ
ィルタの濾過面積、123は開口部である。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画像を記録する為のインクを保持するイン
    ク保持手段と、該インク保持手段からインクを記録ヘッ
    ドに供給するためのインク供給路と、該インク供給路の
    一部に設けられたインクを濾過するインク濾過手段を備
    えるインクジェット記録装置であって、 前記インク濾過手段は、インク濾過手段とインク保持手
    段側の供給路とを連通する部材と、インク濾過手段と記
    録ヘッド側の供給路とを連通する部材と、前記濾過手段
    内に設けられたインク供給路の横断面積よりも大きい濾
    過面積を持つフィルタとを具備し、かつインク濾過手段
    とインク保持手段側の供給路とを連通する部材のインク
    保持手段側の空間部分をインク保持手段側からフィルタ
    方向に向うテーパ状としたことを特徴とするインクジェ
    ット記録装置。
  2. 【請求項2】画像を記録する為のインクを保持するイン
    ク保持手段と、該インク保持手段からインクを記録ヘッ
    ドに供給するためのインク供給路と、該インク供給路の
    一部に設けられたインクを濾過するインク濾過手段と、
    前記インク保持手段交換のためインク供給路に設けられ
    た接続部とを備えるインクジェット記録装置であって、 前記インク濾過手段は、インク濾過手段とインク保持手
    段側の供給路とを連通する部材と、インク濾過手段と記
    録ヘッド側の供給路とを連通する部材と、前記濾過手段
    内に設けられたインク供給路の横断面積よりも大きい濾
    過面積を持つフィルタとを具備し、更にインク濾過手段
    とインク保持手段側の供給路とを連通する部材のインク
    保持手段側の空間部分をインク保持手段側からフィルタ
    方向に向うテーパ状とし、このテーパ形状により、イン
    ク濾過手段とインク保持手段側の供給路とを連通する部
    材の空間V’と、前記接続部体積Vとの関係を、V’>
    Vとなるように構成したことを特徴とするインクジェッ
    ト式記録装置。
  3. 【請求項3】前記インク保持手段にインクを収蔵する際
    にインクに真空脱泡を施し、インクの溶存酸素量を平衡
    状態以下としたことを特徴とする請求項1または2記載
    のインクジェット式記録装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005144954A (ja) * 2003-11-18 2005-06-09 Toshiba Tec Corp インクジェット装置
JP2013043312A (ja) * 2011-08-23 2013-03-04 Seiko Epson Corp フィルターユニット、液体噴射装置、及び、気泡除去方法

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005144954A (ja) * 2003-11-18 2005-06-09 Toshiba Tec Corp インクジェット装置
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