JP2002096435A - 木口用化粧シート - Google Patents
木口用化粧シートInfo
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】ポリオレフィン樹脂とオレフィン系熱可塑性エ
ラストマーとを樹脂成分とする積層シートからなり、温
度変化に対する寸法変化が小さく、貼り合わせ加工に適
する硬さを有する木口用化粧シートを提供する。 【解決手段】本発明による木口用化粧シートは、(a) 表
面層は、ポリプロピレン樹脂70〜100重量%とオレ
フィン系熱可塑性エラストマー30〜0重量%とからな
る樹脂成分100重量部と充填剤5〜40重量部とから
なる樹脂組成物からなり、(b) 中間層は、オレフィン系
熱可塑性エラストマー40〜100重量%とポリオレフ
ィン樹脂60〜0重量%とからなる樹脂歯部100重量
部と充填剤5〜40重量部とからなる樹脂組成物からな
り、(c) 裏面層は、ポリオレフィン樹脂60〜100重
量%とオレフィン系熱可塑性エラストマー40〜0重量
%とからなる樹脂成分100重量部と充填剤5〜40重
量部とからなる樹脂組成物からなる。
ラストマーとを樹脂成分とする積層シートからなり、温
度変化に対する寸法変化が小さく、貼り合わせ加工に適
する硬さを有する木口用化粧シートを提供する。 【解決手段】本発明による木口用化粧シートは、(a) 表
面層は、ポリプロピレン樹脂70〜100重量%とオレ
フィン系熱可塑性エラストマー30〜0重量%とからな
る樹脂成分100重量部と充填剤5〜40重量部とから
なる樹脂組成物からなり、(b) 中間層は、オレフィン系
熱可塑性エラストマー40〜100重量%とポリオレフ
ィン樹脂60〜0重量%とからなる樹脂歯部100重量
部と充填剤5〜40重量部とからなる樹脂組成物からな
り、(c) 裏面層は、ポリオレフィン樹脂60〜100重
量%とオレフィン系熱可塑性エラストマー40〜0重量
%とからなる樹脂成分100重量部と充填剤5〜40重
量部とからなる樹脂組成物からなる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、木口用化粧シート
に関する。従来、化粧木質板(MDF、パーチクルボー
ド、積層板等)は、建材、家具、家庭用電気製品のキャ
ビネット類等に用いられているが、本発明は、そのよう
な化粧木質板を製造する際に、その木口に貼り付けるた
めの木口用化粧シートに関する。
に関する。従来、化粧木質板(MDF、パーチクルボー
ド、積層板等)は、建材、家具、家庭用電気製品のキャ
ビネット類等に用いられているが、本発明は、そのよう
な化粧木質板を製造する際に、その木口に貼り付けるた
めの木口用化粧シートに関する。
【0002】
【従来の技術】木口用化粧シートには、従来、塩化ビニ
ル樹脂シートが用いられているが、塩化ビニル樹脂は塩
素を含むところから、近年、環境問題の高まりを背景と
して、非塩素系樹脂への代替が望まれている。
ル樹脂シートが用いられているが、塩化ビニル樹脂は塩
素を含むところから、近年、環境問題の高まりを背景と
して、非塩素系樹脂への代替が望まれている。
【0003】従来、非塩素系樹脂として、例えば、アク
リロニトリル/ブタジエン/スチレン共重合体樹脂(A
BS樹脂)や、エチレングリコールやシクロヘキサンジ
オールとテレフタル酸とのポリエステル樹脂(PET
G)が知られている。しかし、これらの樹脂は、塩化ビ
ニル樹脂に比較して高価であり、また、ABS樹脂は焼
却処理に際して、シアン化水素ガスを発生する問題があ
る。
リロニトリル/ブタジエン/スチレン共重合体樹脂(A
BS樹脂)や、エチレングリコールやシクロヘキサンジ
オールとテレフタル酸とのポリエステル樹脂(PET
G)が知られている。しかし、これらの樹脂は、塩化ビ
ニル樹脂に比較して高価であり、また、ABS樹脂は焼
却処理に際して、シアン化水素ガスを発生する問題があ
る。
【0004】非塩素系の低価格樹脂として、種々のポリ
オレフィン樹脂も知られているが、ポリエチレン樹脂や
ポリプロピレン樹脂のような汎用のポリオレフィン樹脂
からなるシートは、環境温度の変化による寸法変化が大
きいので、木口用化粧シートに用いるには適しない。即
ち、木口用化粧シートは、通常、化粧木質板の木口にホ
ットメルト接着剤で接着されるので、ポリオレフィン樹
脂からなる木口用化粧シートは、例えば、環境温度が高
くなって、ホットメルト接着剤の接着力が急激に低減し
たときに、シートの寸法変化に伴って、シートが木口へ
の貼り付け面においてずれを生じ、木口から剥離する問
題がある。
オレフィン樹脂も知られているが、ポリエチレン樹脂や
ポリプロピレン樹脂のような汎用のポリオレフィン樹脂
からなるシートは、環境温度の変化による寸法変化が大
きいので、木口用化粧シートに用いるには適しない。即
ち、木口用化粧シートは、通常、化粧木質板の木口にホ
ットメルト接着剤で接着されるので、ポリオレフィン樹
脂からなる木口用化粧シートは、例えば、環境温度が高
くなって、ホットメルト接着剤の接着力が急激に低減し
たときに、シートの寸法変化に伴って、シートが木口へ
の貼り付け面においてずれを生じ、木口から剥離する問
題がある。
【0005】そこで、このような環境温度の変化による
寸法変化の小さいポリオレフィン樹脂として、これまで
にも、所謂オレフィン系熱可塑性エラストマー(TP
O)が知られている。このオレフィン系熱可塑性エラス
トマーの代表的なものとして、ポリプロピレン樹脂成分
にエチレン−プロピレンゴム成分をブレンドし、又は共
重合してなるものを挙げることができる。しかし、この
オレフィン系熱可塑性エラストマーからなるシートは、
木口用化粧シートに用いるには、柔らかすぎて、貼り合
わせ加工が困難であり、前述したポリオレフィン樹脂シ
ートと同様に、木口用化粧シートに用いるには適しな
い。
寸法変化の小さいポリオレフィン樹脂として、これまで
にも、所謂オレフィン系熱可塑性エラストマー(TP
O)が知られている。このオレフィン系熱可塑性エラス
トマーの代表的なものとして、ポリプロピレン樹脂成分
にエチレン−プロピレンゴム成分をブレンドし、又は共
重合してなるものを挙げることができる。しかし、この
オレフィン系熱可塑性エラストマーからなるシートは、
木口用化粧シートに用いるには、柔らかすぎて、貼り合
わせ加工が困難であり、前述したポリオレフィン樹脂シ
ートと同様に、木口用化粧シートに用いるには適しな
い。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、木口用化粧
シートにおける上述したような問題を解決するためにな
されたものであって、オレフィン系熱可塑性エラストマ
ーとポリオレフィン樹脂とからなる樹脂成分と充填剤と
を含む樹脂組成物のシートを積層することによって、温
度変化に対する寸法変化が小さく、しかも、貼り合わせ
加工に適する硬さを有し、木口用化粧シートとして好適
に用いることができる積層シートを得ることができるこ
とを見出して、本発明に至ったものである。
シートにおける上述したような問題を解決するためにな
されたものであって、オレフィン系熱可塑性エラストマ
ーとポリオレフィン樹脂とからなる樹脂成分と充填剤と
を含む樹脂組成物のシートを積層することによって、温
度変化に対する寸法変化が小さく、しかも、貼り合わせ
加工に適する硬さを有し、木口用化粧シートとして好適
に用いることができる積層シートを得ることができるこ
とを見出して、本発明に至ったものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、表面層と中間
層と裏面層とを積層してなる木口用化粧シートにおい
て、(a) 表面層が、ポリプロピレン樹脂70〜100重
量%とオレフィン系熱可塑性エラストマー30〜0重量
%とからなる樹脂成分と、この樹脂成分100重量部に
対して、炭酸カルシウム及びタルクから選ばれる少なく
とも1種の充填剤5〜40重量部を含む樹脂組成物から
なり、(b) 中間層が、オレフィン系熱可塑性エラストマ
ー40〜100重量%とポリプロピレン樹脂と高密度ポ
リエチレン樹脂から選ばれる少なくとも1種のポリオレ
フィン樹脂60〜0重量%とからなる樹脂成分と、この
樹脂成分100重量部に対して、炭酸カルシウム及びタ
ルクから選ばれる少なくとも1種の充填剤5〜40重量
部を含む樹脂組成物からなり、(c) 裏面層が、ポリプロ
ピレン樹脂と高密度ポリエチレン樹脂とから選ばれる少
なくとも1種のポリオレフィン樹脂60〜100重量%
とオレフィン系熱可塑性エラストマー40〜0重量%と
からなる樹脂成分と、この樹脂成分100重量部に対し
て、炭酸カルシウム及びタルクから選ばれる少なくとも
1種の充填剤5〜40重量部を含む樹脂組成物からなる
ことを特徴とする。
層と裏面層とを積層してなる木口用化粧シートにおい
て、(a) 表面層が、ポリプロピレン樹脂70〜100重
量%とオレフィン系熱可塑性エラストマー30〜0重量
%とからなる樹脂成分と、この樹脂成分100重量部に
対して、炭酸カルシウム及びタルクから選ばれる少なく
とも1種の充填剤5〜40重量部を含む樹脂組成物から
なり、(b) 中間層が、オレフィン系熱可塑性エラストマ
ー40〜100重量%とポリプロピレン樹脂と高密度ポ
リエチレン樹脂から選ばれる少なくとも1種のポリオレ
フィン樹脂60〜0重量%とからなる樹脂成分と、この
樹脂成分100重量部に対して、炭酸カルシウム及びタ
ルクから選ばれる少なくとも1種の充填剤5〜40重量
部を含む樹脂組成物からなり、(c) 裏面層が、ポリプロ
ピレン樹脂と高密度ポリエチレン樹脂とから選ばれる少
なくとも1種のポリオレフィン樹脂60〜100重量%
とオレフィン系熱可塑性エラストマー40〜0重量%と
からなる樹脂成分と、この樹脂成分100重量部に対し
て、炭酸カルシウム及びタルクから選ばれる少なくとも
1種の充填剤5〜40重量部を含む樹脂組成物からなる
ことを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明による木口用化粧シート
は、表面層と中間層と裏面層とを積層してなる3層積層
シートであって、好ましくは、厚みが0.3〜1.0mmの
範囲にある。積層シートの厚みが0.3mmよりも薄いと
きは、柔らかすぎて、木口用化粧シートとして必要な硬
さが不足し、他方、1.0mmよりも厚いときは、積層シ
ートが硬すぎて、曲面への貼り合わせが困難であるのみ
ならず、化粧シートとして製造費用が不必要に高くな
る。
は、表面層と中間層と裏面層とを積層してなる3層積層
シートであって、好ましくは、厚みが0.3〜1.0mmの
範囲にある。積層シートの厚みが0.3mmよりも薄いと
きは、柔らかすぎて、木口用化粧シートとして必要な硬
さが不足し、他方、1.0mmよりも厚いときは、積層シ
ートが硬すぎて、曲面への貼り合わせが困難であるのみ
ならず、化粧シートとして製造費用が不必要に高くな
る。
【0009】本発明において、表面層は、ポリプロピレ
ン樹脂70〜100重量%とオレフィン系熱可塑性エラ
ストマー30〜0重量%とからなる樹脂成分と、この樹
脂成分100重量部に対して、炭酸カルシウムとタルク
から選ばれる充填剤5〜40重量部とからなる樹脂組成
物からなる。
ン樹脂70〜100重量%とオレフィン系熱可塑性エラ
ストマー30〜0重量%とからなる樹脂成分と、この樹
脂成分100重量部に対して、炭酸カルシウムとタルク
から選ばれる充填剤5〜40重量部とからなる樹脂組成
物からなる。
【0010】このように、本発明によれば、表面層は、
ポリプロピレン樹脂(とオレフィン系熱可塑性エラスト
マーと)を樹脂成分とし、ポリプロピレン樹脂が主成分
であるので、得られる積層シートは、木口用化粧シート
として用いるに好適な硬さを有し、更に、積層シート
は、その表面硬度が高いので、耐擦傷性を有する。
ポリプロピレン樹脂(とオレフィン系熱可塑性エラスト
マーと)を樹脂成分とし、ポリプロピレン樹脂が主成分
であるので、得られる積層シートは、木口用化粧シート
として用いるに好適な硬さを有し、更に、積層シート
は、その表面硬度が高いので、耐擦傷性を有する。
【0011】表面層のための樹脂成分において、ポリプ
ロピレン樹脂の割合が70重量%よりも少ないときは、
得られる積層シートが表面硬度において十分でないの
で、表面に擦傷がつきやすい。他方、オレフィン系熱可
塑性エラストマーは、表面層の温度変化による寸法変化
を小さくするのに有用である。従って、本発明によれ
ば、表面層の樹脂成分は、好ましくは、ポリプロピレン
樹脂75〜95重量%とオレフィン系熱可塑性エラスト
マー25〜5重量%とからなる。
ロピレン樹脂の割合が70重量%よりも少ないときは、
得られる積層シートが表面硬度において十分でないの
で、表面に擦傷がつきやすい。他方、オレフィン系熱可
塑性エラストマーは、表面層の温度変化による寸法変化
を小さくするのに有用である。従って、本発明によれ
ば、表面層の樹脂成分は、好ましくは、ポリプロピレン
樹脂75〜95重量%とオレフィン系熱可塑性エラスト
マー25〜5重量%とからなる。
【0012】更に、本発明によれば、表面層は、積層シ
ートの厚みの10〜40%の範囲にあることが好まし
い。表面層の厚みが積層シートの厚みの10%よりも少
ないときは、得られる積層シート全体の硬さが不足し、
木口用化粧シートとしての貼り合わせ加工性に劣り、他
方、表面層の厚みが積層シートの厚みの40%よりも多
いときは、表面層の樹脂成分におけるオレフィン系熱可
塑性エラストマーの割合によっては、環境温度が上昇し
たとき、得られる積層シートが依然として大きい寸法変
化を有することがある。
ートの厚みの10〜40%の範囲にあることが好まし
い。表面層の厚みが積層シートの厚みの10%よりも少
ないときは、得られる積層シート全体の硬さが不足し、
木口用化粧シートとしての貼り合わせ加工性に劣り、他
方、表面層の厚みが積層シートの厚みの40%よりも多
いときは、表面層の樹脂成分におけるオレフィン系熱可
塑性エラストマーの割合によっては、環境温度が上昇し
たとき、得られる積層シートが依然として大きい寸法変
化を有することがある。
【0013】表面層において用いるポリプロピレン樹脂
は、プロピレンの単独重合体でもよく、また、エチレン
成分を4重量%以下の範囲で共重合したものでもよく、
また、メルトフローレート(MFR、JIS K 67
58に従って温度230℃で測定した値とする。)は、
0.6〜20g/10分の範囲にあるものが好ましい。
は、プロピレンの単独重合体でもよく、また、エチレン
成分を4重量%以下の範囲で共重合したものでもよく、
また、メルトフローレート(MFR、JIS K 67
58に従って温度230℃で測定した値とする。)は、
0.6〜20g/10分の範囲にあるものが好ましい。
【0014】ポリプロピレン樹脂のエチレン成分の含有
量が4重量%を越えるときは、得られる表面層が硬さに
おいて十分でなく、また、MFRが0.6g/10分より
も小さいときは、表面層のための樹脂組成物の溶融粘度
が高すぎて、シートへの加工が困難であり、反対に、M
FRが20g/10分よりも大きいときは、樹脂組成物
の溶融粘度が低すぎて、同様に、シートへの加工が困難
である。
量が4重量%を越えるときは、得られる表面層が硬さに
おいて十分でなく、また、MFRが0.6g/10分より
も小さいときは、表面層のための樹脂組成物の溶融粘度
が高すぎて、シートへの加工が困難であり、反対に、M
FRが20g/10分よりも大きいときは、樹脂組成物
の溶融粘度が低すぎて、同様に、シートへの加工が困難
である。
【0015】また、表面層において用いるオレフィン系
熱可塑性エラストマーは、MFR(JIS K 721
0に従って温度230℃で測定した値とする。)は、0.
5〜20g/10分の範囲にあるものが好ましい。ポリ
プロピレン樹脂の場合と同様に、MFRが0.5g/10
分よりも小さいときは、表面層のための樹脂組成物の溶
融粘度が高すぎて、シートへの加工が困難であり、反対
に、MFRが20g/10分よりも大きいときは、樹脂
組成物の溶融粘度が低すぎて、同様に、シートへの加工
が困難である。
熱可塑性エラストマーは、MFR(JIS K 721
0に従って温度230℃で測定した値とする。)は、0.
5〜20g/10分の範囲にあるものが好ましい。ポリ
プロピレン樹脂の場合と同様に、MFRが0.5g/10
分よりも小さいときは、表面層のための樹脂組成物の溶
融粘度が高すぎて、シートへの加工が困難であり、反対
に、MFRが20g/10分よりも大きいときは、樹脂
組成物の溶融粘度が低すぎて、同様に、シートへの加工
が困難である。
【0016】樹脂組成物のシートへの加工のための方法
は、特に、限定されるものではないが、厚み精度にすぐ
れる点から、Tダイスを用いる押出法又はカレンダー成
形法によるのが好ましい。
は、特に、限定されるものではないが、厚み精度にすぐ
れる点から、Tダイスを用いる押出法又はカレンダー成
形法によるのが好ましい。
【0017】本発明において、中間層は、オレフィン系
熱可塑性エラストマー40〜100重量%とポリプロピ
レン樹脂と高密度ポリエチレン樹脂から選ばれる少なく
とも1種のポリオレフィン樹脂60〜0重量%とからな
る樹脂成分と、この樹脂成分100重量部に対して、炭
酸カルシウムとタルクから選ばれる充填剤5〜40重量
部とからなる樹脂組成物からなる。樹脂成分におけるオ
レフィン系熱可塑性エラストマーの割合が40重量%よ
りも少ないときは、環境温度の上昇によって、得られる
積層シートが尚、大きい寸法変化を有するので、木口用
化粧シートとして用いるに適しない。
熱可塑性エラストマー40〜100重量%とポリプロピ
レン樹脂と高密度ポリエチレン樹脂から選ばれる少なく
とも1種のポリオレフィン樹脂60〜0重量%とからな
る樹脂成分と、この樹脂成分100重量部に対して、炭
酸カルシウムとタルクから選ばれる充填剤5〜40重量
部とからなる樹脂組成物からなる。樹脂成分におけるオ
レフィン系熱可塑性エラストマーの割合が40重量%よ
りも少ないときは、環境温度の上昇によって、得られる
積層シートが尚、大きい寸法変化を有するので、木口用
化粧シートとして用いるに適しない。
【0018】特に、本発明によれば、好ましくは、中間
層のための樹脂成分は、オレフィン系熱可塑性エラスト
マー45〜90重量%とポリオレフィン樹脂55〜10
重量%とからなる。
層のための樹脂成分は、オレフィン系熱可塑性エラスト
マー45〜90重量%とポリオレフィン樹脂55〜10
重量%とからなる。
【0019】この中間層において用いる上記オレフィン
系熱可塑性エラストマーは、MFR(JIS K 72
10に従って温度230℃で測定した値とする。)は、
0.5〜20g/10分の範囲にあるものが好ましい。M
FRが0.5g/10分よりも小さいときは、中間層のた
めの樹脂組成物の溶融粘度が高すぎて、シートへの加工
が困難であり、反対に、MFRが20g/10分よりも
大きいときは、樹脂組成物の溶融粘度が低すぎて、同様
に、シートへの加工が困難である。
系熱可塑性エラストマーは、MFR(JIS K 72
10に従って温度230℃で測定した値とする。)は、
0.5〜20g/10分の範囲にあるものが好ましい。M
FRが0.5g/10分よりも小さいときは、中間層のた
めの樹脂組成物の溶融粘度が高すぎて、シートへの加工
が困難であり、反対に、MFRが20g/10分よりも
大きいときは、樹脂組成物の溶融粘度が低すぎて、同様
に、シートへの加工が困難である。
【0020】中間層に用いるポリプロピレン樹脂は、プ
ロピレンの単独重合体でもよく、また、エチレン成分を
4重量%以下の範囲で共重合したものでもよく、また、
メルトフローレート(MFR、JIS K 6758に
従って温度230℃で測定した値とする。)は、0.6〜
20g/10分の範囲にあるものが好ましい。
ロピレンの単独重合体でもよく、また、エチレン成分を
4重量%以下の範囲で共重合したものでもよく、また、
メルトフローレート(MFR、JIS K 6758に
従って温度230℃で測定した値とする。)は、0.6〜
20g/10分の範囲にあるものが好ましい。
【0021】ポリプロピレン樹脂のエチレン成分の含有
量が4重量%を越えるときは、得られる中間層が硬さに
おいて十分でなく、また、MFRが0.6g/10分より
も小さいときは、中間層のための樹脂組成物の溶融粘度
が高すぎて、シートへの加工が困難であり、反対に、M
FRが20g/10分よりも大きいときは、樹脂組成物
の溶融粘度が低すぎて、同様に、シートへの加工が困難
である。
量が4重量%を越えるときは、得られる中間層が硬さに
おいて十分でなく、また、MFRが0.6g/10分より
も小さいときは、中間層のための樹脂組成物の溶融粘度
が高すぎて、シートへの加工が困難であり、反対に、M
FRが20g/10分よりも大きいときは、樹脂組成物
の溶融粘度が低すぎて、同様に、シートへの加工が困難
である。
【0022】中間層に用いる高密度ポリエチレン樹脂
は、MFR(JIS K 6760に従って温度190
℃で測定した値とする。)は、0.06〜1.5g/10分
の範囲にあるものが好ましい。高密度ポリエチレン樹脂
のMFRが1.5g/10分よりも大きいときは、中間層
のための樹脂組成物の溶融粘度が低すぎて、シートへの
加工が困難である。
は、MFR(JIS K 6760に従って温度190
℃で測定した値とする。)は、0.06〜1.5g/10分
の範囲にあるものが好ましい。高密度ポリエチレン樹脂
のMFRが1.5g/10分よりも大きいときは、中間層
のための樹脂組成物の溶融粘度が低すぎて、シートへの
加工が困難である。
【0023】本発明において、中間層は、積層シートの
厚みの15〜80%の範囲にあることが好ましい。中間
層の厚みが積層シートの厚みの15%よりも少ないとき
は、環境温度の上昇に対して、得られる積層シートが依
然として大きい寸法変化を有し、他方、中間層の厚みが
積層シートの厚みの80%よりも多いときは、得られる
積層シートの硬さが不十分であって、得られる積層シー
トが木口用化粧シートとしな求められる貼り合わせ加工
性に問題がある。
厚みの15〜80%の範囲にあることが好ましい。中間
層の厚みが積層シートの厚みの15%よりも少ないとき
は、環境温度の上昇に対して、得られる積層シートが依
然として大きい寸法変化を有し、他方、中間層の厚みが
積層シートの厚みの80%よりも多いときは、得られる
積層シートの硬さが不十分であって、得られる積層シー
トが木口用化粧シートとしな求められる貼り合わせ加工
性に問題がある。
【0024】中間層のための樹脂組成物のシートへの加
工のための方法は、特に、限定されるものではないが、
厚み精度にすぐれる点から、Tダイスを用いる押出法又
はカレンダー成形法によるのが好ましい。
工のための方法は、特に、限定されるものではないが、
厚み精度にすぐれる点から、Tダイスを用いる押出法又
はカレンダー成形法によるのが好ましい。
【0025】本発明において、裏面層は、ポリプロピレ
ン樹脂と高密度ポリエチレン樹脂とから選ばれる少なく
とも1種のポリオレフィン樹脂60〜100重量%とオ
レフィン系熱可塑性エラストマー40〜0重量%とから
なる樹脂成分と、この樹脂成分100重量部に対して、
炭酸カルシウムとタルクから選ばれる充填剤5〜40重
量部とからなる樹脂組成物からなる。
ン樹脂と高密度ポリエチレン樹脂とから選ばれる少なく
とも1種のポリオレフィン樹脂60〜100重量%とオ
レフィン系熱可塑性エラストマー40〜0重量%とから
なる樹脂成分と、この樹脂成分100重量部に対して、
炭酸カルシウムとタルクから選ばれる充填剤5〜40重
量部とからなる樹脂組成物からなる。
【0026】このように、裏面層のための樹脂成分は、
ポリオレフィン樹脂(とオレフィン系熱可塑性エラスト
マーと)からなり、ポリオレフィン樹脂を主成分とする
ので、得られる積層シートを木口用化粧シートとして用
いるに好適な硬さを付与することができ、他方、オレフ
ィン系熱可塑性エラストマーは、得られる積層シートの
温度変化による寸法変化を小さくする。しかし、中間層
のための樹脂成分において、ポリオレフィン樹脂の割合
が60重量%よりも少ないときは、得られる積層シート
が硬さにおいて十分でないので、木口用化粧シートとし
て必要である貼り合わせ加工が困難となる。
ポリオレフィン樹脂(とオレフィン系熱可塑性エラスト
マーと)からなり、ポリオレフィン樹脂を主成分とする
ので、得られる積層シートを木口用化粧シートとして用
いるに好適な硬さを付与することができ、他方、オレフ
ィン系熱可塑性エラストマーは、得られる積層シートの
温度変化による寸法変化を小さくする。しかし、中間層
のための樹脂成分において、ポリオレフィン樹脂の割合
が60重量%よりも少ないときは、得られる積層シート
が硬さにおいて十分でないので、木口用化粧シートとし
て必要である貼り合わせ加工が困難となる。
【0027】従って、本発明によれば、裏面層は、好ま
しくは、ポリオレフィン樹脂65〜90重量%とオレフ
ィン系熱可塑性エラストマー35〜10重量%とからな
る。
しくは、ポリオレフィン樹脂65〜90重量%とオレフ
ィン系熱可塑性エラストマー35〜10重量%とからな
る。
【0028】本発明において、裏面層は、積層シートの
厚みの10〜45%の範囲にあることが好ましい。裏面
層の厚みが積層シートの厚みの10%よりも少ないとき
は、得られる積層シート全体の硬さが不足し、木口用化
粧シートとしての貼り合わせ加工性に劣り、他方、裏面
層の厚みが積層シートの厚みの45%よりも多いとき
は、環境温度の上昇に対して、得られる積層シートが依
然として、大きい寸法変化を有する。
厚みの10〜45%の範囲にあることが好ましい。裏面
層の厚みが積層シートの厚みの10%よりも少ないとき
は、得られる積層シート全体の硬さが不足し、木口用化
粧シートとしての貼り合わせ加工性に劣り、他方、裏面
層の厚みが積層シートの厚みの45%よりも多いとき
は、環境温度の上昇に対して、得られる積層シートが依
然として、大きい寸法変化を有する。
【0029】裏面層において用いるポリプロピレン樹脂
は、プロピレンの単独重合体でもよく、また、エチレン
を4重量%以下の範囲で共重合したものでもよく、ま
た、メルトフローレート(MFR、JIS K 675
8に従って温度230℃で測定した値とする。)は、0.
6〜20g/10分の範囲にあるものが好ましい。
は、プロピレンの単独重合体でもよく、また、エチレン
を4重量%以下の範囲で共重合したものでもよく、ま
た、メルトフローレート(MFR、JIS K 675
8に従って温度230℃で測定した値とする。)は、0.
6〜20g/10分の範囲にあるものが好ましい。
【0030】ポリプロピレン樹脂のエチレン含有量が4
重量%を越えるときは、得られる裏面層が硬さにおいて
十分でなく、また、MFRが0.6g/10分よりも小さ
いときは、裏面層のための樹脂組成物の溶融粘度が高す
ぎて、シートへの加工が困難であり、反対に、MFRが
20g/10分よりも大きいときは、樹脂組成物の溶融
粘度が低すぎて、同様に、シートへの加工が困難であ
る。
重量%を越えるときは、得られる裏面層が硬さにおいて
十分でなく、また、MFRが0.6g/10分よりも小さ
いときは、裏面層のための樹脂組成物の溶融粘度が高す
ぎて、シートへの加工が困難であり、反対に、MFRが
20g/10分よりも大きいときは、樹脂組成物の溶融
粘度が低すぎて、同様に、シートへの加工が困難であ
る。
【0031】高密度ポリエチレン樹脂は、MFR(JI
S K 6760に従って温度190℃で測定した値と
する。)は、0.06〜1.5g/10分の範囲にあるもの
が好ましい。高密度ポリエチレン樹脂のMFRが1.5g
/10分よりも大きいときは、裏面層のための樹脂組成
物の溶融粘度が低すぎて、シートへの加工が困難であ
る。
S K 6760に従って温度190℃で測定した値と
する。)は、0.06〜1.5g/10分の範囲にあるもの
が好ましい。高密度ポリエチレン樹脂のMFRが1.5g
/10分よりも大きいときは、裏面層のための樹脂組成
物の溶融粘度が低すぎて、シートへの加工が困難であ
る。
【0032】また、裏面層において用いるオレフィン系
熱可塑性エラストマーは、MFR(JIS K 721
0に従って温度230℃で測定した値とする。)は、0.
5〜20g/10分の範囲にあるものが好ましい。ポリ
プロピレン樹脂の場合と同様に、MFRが0.5g/10
分よりも小さいときは、裏面層のための樹脂組成物の溶
融粘度が高すぎて、シートへの加工が困難であり、反対
に、MFRが20g/10分よりも大きいときは、樹脂
組成物の溶融粘度が低すぎて、同様に、シートへの加工
が困難である。
熱可塑性エラストマーは、MFR(JIS K 721
0に従って温度230℃で測定した値とする。)は、0.
5〜20g/10分の範囲にあるものが好ましい。ポリ
プロピレン樹脂の場合と同様に、MFRが0.5g/10
分よりも小さいときは、裏面層のための樹脂組成物の溶
融粘度が高すぎて、シートへの加工が困難であり、反対
に、MFRが20g/10分よりも大きいときは、樹脂
組成物の溶融粘度が低すぎて、同様に、シートへの加工
が困難である。
【0033】裏面層のためのシートを得るための方法
は、特に、限定されるものではないが、厚み精度にすぐ
れる点から、Tダイスを用いる押出法又はカレンダー成
形法によるのが好ましい。
は、特に、限定されるものではないが、厚み精度にすぐ
れる点から、Tダイスを用いる押出法又はカレンダー成
形法によるのが好ましい。
【0034】本発明において、表面層、中間層及び裏面
層において用いるオレフィン系熱可塑性エラストマー
は、好ましくは、エチレン−プロピレン共重合体成分と
ポリブチレン成分とから選ばれる少なくとも1種とポリ
プロピレン成分とを有し、ハードセグメントとなる結晶
性のポリプロピレン樹脂とソフトセグメントとなるエチ
レン−プロピレンゴム成分やブチルゴム成分とからな
り、ハードセグメントとソフトセグメントとの割合を調
節することによって、種々の物性のものが得られる。
層において用いるオレフィン系熱可塑性エラストマー
は、好ましくは、エチレン−プロピレン共重合体成分と
ポリブチレン成分とから選ばれる少なくとも1種とポリ
プロピレン成分とを有し、ハードセグメントとなる結晶
性のポリプロピレン樹脂とソフトセグメントとなるエチ
レン−プロピレンゴム成分やブチルゴム成分とからな
り、ハードセグメントとソフトセグメントとの割合を調
節することによって、種々の物性のものが得られる。
【0035】このようなオレフィン系熱可塑性エラスト
マーの製造方法としては、従来、上記ハードセグメント
とソフトセグメントに必要に応じて架橋剤や可塑化オイ
ル等を混合し、押出機を用いて溶融混練し、架橋させる
方法のほか、近年、上記ハードセグメントとソフトセグ
メントとを重合反応によって直接に製造する方法も知ら
れており、特に、後者の方法によるオレフィン系熱可塑
性エラストマーは、反応器中で製造するオレフィン系熱
可塑性エラストマーという趣旨から、リアクターTPO
(オレフィン系熱可塑性エラストマー)と呼ばれてい
る。
マーの製造方法としては、従来、上記ハードセグメント
とソフトセグメントに必要に応じて架橋剤や可塑化オイ
ル等を混合し、押出機を用いて溶融混練し、架橋させる
方法のほか、近年、上記ハードセグメントとソフトセグ
メントとを重合反応によって直接に製造する方法も知ら
れており、特に、後者の方法によるオレフィン系熱可塑
性エラストマーは、反応器中で製造するオレフィン系熱
可塑性エラストマーという趣旨から、リアクターTPO
(オレフィン系熱可塑性エラストマー)と呼ばれてい
る。
【0036】本発明において用いるオレフィン系熱可塑
性エラストマーは、その製造方法において、特に、限定
されるものではなく、エチレン−プロピレン共重合体成
分とポリブチレン成分とから選ばれる少なくとも1種と
ポリプロピレン成分とのブレンドでもよく、また、共重
合体でもよく、更に、ブロック共重合体でもグラフト共
重合体でもよい。しかし、本発明においては、上記のう
ち、なかでも、リアクターTPOが好ましい。このリア
クターTPOは、エチレン−プロピレン共重合体成分と
ポリブチレン成分とから選ばれる少なくとも1種とポリ
プロピレン成分とからなるブロック共重合体であり、例
えば、Montell−JPO(株)製の「キャタロ
イ」として入手することができる。
性エラストマーは、その製造方法において、特に、限定
されるものではなく、エチレン−プロピレン共重合体成
分とポリブチレン成分とから選ばれる少なくとも1種と
ポリプロピレン成分とのブレンドでもよく、また、共重
合体でもよく、更に、ブロック共重合体でもグラフト共
重合体でもよい。しかし、本発明においては、上記のう
ち、なかでも、リアクターTPOが好ましい。このリア
クターTPOは、エチレン−プロピレン共重合体成分と
ポリブチレン成分とから選ばれる少なくとも1種とポリ
プロピレン成分とからなるブロック共重合体であり、例
えば、Montell−JPO(株)製の「キャタロ
イ」として入手することができる。
【0037】本発明によれば、前述したように、上記表
面層、中間層及び裏面層の各層は、それぞれ樹脂成分1
00重量部に対して、炭酸カルシウムとタルクから選ば
れる少なくとも1種の充填剤を5〜40重量部の範囲で
含む。このように、各層のための樹脂組成物に充填剤を
配合することによって、得られる積層シートは、木口の
幅と長さを有する寸法に裁断するときに、ひげ状乃至細
い繊維状の切り残しが生じることを防ぐことができる。
充填剤の配合量が樹脂成分100重量部に対して5重量
部よりも少ないときは、上記裁断に際して、ひげ状乃至
細い繊維状の切り残しが生じやすく、他方、充填剤の配
合量を樹脂成分100重量部に対して、40重量部より
も多くすれば、得られる積層シートが機械的強度に劣
り、裁断するときに欠けを生じやすい。
面層、中間層及び裏面層の各層は、それぞれ樹脂成分1
00重量部に対して、炭酸カルシウムとタルクから選ば
れる少なくとも1種の充填剤を5〜40重量部の範囲で
含む。このように、各層のための樹脂組成物に充填剤を
配合することによって、得られる積層シートは、木口の
幅と長さを有する寸法に裁断するときに、ひげ状乃至細
い繊維状の切り残しが生じることを防ぐことができる。
充填剤の配合量が樹脂成分100重量部に対して5重量
部よりも少ないときは、上記裁断に際して、ひげ状乃至
細い繊維状の切り残しが生じやすく、他方、充填剤の配
合量を樹脂成分100重量部に対して、40重量部より
も多くすれば、得られる積層シートが機械的強度に劣
り、裁断するときに欠けを生じやすい。
【0038】特に、本発明においては、上記炭酸カルシ
ウムは、BET比表面積が2〜20m2 /gの範囲のも
のが好ましい。炭酸カルシウムのBET比表面積が小さ
すぎるときは、炭酸カルシウムの粒径が大きすぎて、各
層において分散が悪く、得られる積層シートが機械的強
度において劣り、脆く、割れやすい。他方、BET比表
面積が大きすぎるときは、炭酸カルシウムの粒径が小さ
すぎて、得られる樹脂組成物が機械的強度において劣
り、裁断時に欠けを生じやすい。
ウムは、BET比表面積が2〜20m2 /gの範囲のも
のが好ましい。炭酸カルシウムのBET比表面積が小さ
すぎるときは、炭酸カルシウムの粒径が大きすぎて、各
層において分散が悪く、得られる積層シートが機械的強
度において劣り、脆く、割れやすい。他方、BET比表
面積が大きすぎるときは、炭酸カルシウムの粒径が小さ
すぎて、得られる樹脂組成物が機械的強度において劣
り、裁断時に欠けを生じやすい。
【0039】他方、タルクは、平均粒径が1〜15μm
の範囲にあるものが好ましい。平均粒径が15μmより
も大きいときは、各層中での分散性が悪く、得られる積
層シートが脆く、割れやすい。
の範囲にあるものが好ましい。平均粒径が15μmより
も大きいときは、各層中での分散性が悪く、得られる積
層シートが脆く、割れやすい。
【0040】本発明においては、上記各層は、従来、ポ
リオレフィン樹脂に用いられている滑剤、酸化防止剤、
安定剤、光安定剤、紫外線吸収剤、顔料、改質剤、難燃
剤、充填剤、帯電防止剤、防黴剤等を含んでいてもよ
い。
リオレフィン樹脂に用いられている滑剤、酸化防止剤、
安定剤、光安定剤、紫外線吸収剤、顔料、改質剤、難燃
剤、充填剤、帯電防止剤、防黴剤等を含んでいてもよ
い。
【0041】滑剤としては、例えば、ラウリン酸、ステ
アリン酸、ベヘン酸等の高級脂肪酸のカルシウム塩、亜
鉛塩、マグネシウム塩、バリウム塩等の金属石ケン、ス
テアリン酸、オレイン酸、ラウリン酸、パルミチン酸等
の高級脂肪酸、ステアロアミド、パルミトアミド等の高
級脂肪酸アミド、平均分子量1000〜2000の低分
子量ポリエチレン、メチレンビスステアロアミド等の脂
肪酸ビスアミド類、ステアリン酸ブチル等の高級脂肪酸
エステル、ステアリルステシレート、ミリシルセロチネ
ート等のエステルワックス類、グリセリルモノステアレ
ート等の多価アルコールの部分エステル等を挙げること
ができる。本発明によれば、樹脂成分100重量部に対
して、このような滑剤を0.01〜5重量部の範囲で含ん
でいてもよい。
アリン酸、ベヘン酸等の高級脂肪酸のカルシウム塩、亜
鉛塩、マグネシウム塩、バリウム塩等の金属石ケン、ス
テアリン酸、オレイン酸、ラウリン酸、パルミチン酸等
の高級脂肪酸、ステアロアミド、パルミトアミド等の高
級脂肪酸アミド、平均分子量1000〜2000の低分
子量ポリエチレン、メチレンビスステアロアミド等の脂
肪酸ビスアミド類、ステアリン酸ブチル等の高級脂肪酸
エステル、ステアリルステシレート、ミリシルセロチネ
ート等のエステルワックス類、グリセリルモノステアレ
ート等の多価アルコールの部分エステル等を挙げること
ができる。本発明によれば、樹脂成分100重量部に対
して、このような滑剤を0.01〜5重量部の範囲で含ん
でいてもよい。
【0042】酸化防止剤としては、例えば、2,6−ジ−
t−ブチルヒドロキシトルエン、テトラキス(メチレン
−3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニ
ル)プロピオネート)メタン、n−オクタデシル−3−
(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プ
ロピオネート等のヒンダードフェノール化合物、トリス
ノニルホスファイト、トリス(2,6−ジ−t−ブチルフ
ェニル)ホスファイト等の亜リン酸エステル等を樹脂成
分100重量部に対して、50重量部以下の範囲で含ん
でいてもよい。
t−ブチルヒドロキシトルエン、テトラキス(メチレン
−3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニ
ル)プロピオネート)メタン、n−オクタデシル−3−
(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プ
ロピオネート等のヒンダードフェノール化合物、トリス
ノニルホスファイト、トリス(2,6−ジ−t−ブチルフ
ェニル)ホスファイト等の亜リン酸エステル等を樹脂成
分100重量部に対して、50重量部以下の範囲で含ん
でいてもよい。
【0043】また、光安定剤としては、例えば、ベンゾ
トリアゾール系化合物、ベンゾフェノン系化合物、シア
ノアクリレート系化合物、フェニルサリシレート系化合
物、ヒンダードアミン系化合物等を樹脂成分100重量
部に対して、0.01〜5重量部の範囲で含んでいてもよ
い。
トリアゾール系化合物、ベンゾフェノン系化合物、シア
ノアクリレート系化合物、フェニルサリシレート系化合
物、ヒンダードアミン系化合物等を樹脂成分100重量
部に対して、0.01〜5重量部の範囲で含んでいてもよ
い。
【0044】顔料としては、例えば、酸化チタン、カー
ボンブラック、酸化鉄、アゾ系化合物、フタロシアニン
系化合物、酸化チタン・酸化アンチモン・酸化ニッケル
固溶体等を樹脂成分100重量部に対して、50重量部
以下の範囲で含んでいてもよい。
ボンブラック、酸化鉄、アゾ系化合物、フタロシアニン
系化合物、酸化チタン・酸化アンチモン・酸化ニッケル
固溶体等を樹脂成分100重量部に対して、50重量部
以下の範囲で含んでいてもよい。
【0045】本発明による木口用化粧シートは、上述し
た表面層、中間層及び裏面層のためのシートをそれぞれ
製造した後、これらを適宜手段によって積層、一体化し
て、得ることができる。積層する手段は、特に、限定さ
れるものではないが、例えば、熱ラミネーション法で
も、ドライラミネーション法でもよい。
た表面層、中間層及び裏面層のためのシートをそれぞれ
製造した後、これらを適宜手段によって積層、一体化し
て、得ることができる。積層する手段は、特に、限定さ
れるものではないが、例えば、熱ラミネーション法で
も、ドライラミネーション法でもよい。
【0046】熱ラミネーション法は、加熱ドラムや電熱
ヒーターにて表面層、中間層及び裏面層のためのシート
をそれぞれ120〜180℃の温度に加熱した後、金属
ロールとゴムロールとの間で圧着して積層シートを得る
方法である。ドライラミネーション法は、表面層、中間
層及び裏面層のためのシートを相互に接着する表面を接
着処理、例えば、コロナ放電処理を行なって、その表面
の濡れ指数を38dyn/cm以上とした後、その表面
に、例えば、ウレタン樹脂、ウレタン−アクリル共重合
体樹脂等からなる接着剤を塗布し、乾燥させた後、室温
乃至160℃程度までの温度で各層を貼り合わせて積層
シートを得る方法である。
ヒーターにて表面層、中間層及び裏面層のためのシート
をそれぞれ120〜180℃の温度に加熱した後、金属
ロールとゴムロールとの間で圧着して積層シートを得る
方法である。ドライラミネーション法は、表面層、中間
層及び裏面層のためのシートを相互に接着する表面を接
着処理、例えば、コロナ放電処理を行なって、その表面
の濡れ指数を38dyn/cm以上とした後、その表面
に、例えば、ウレタン樹脂、ウレタン−アクリル共重合
体樹脂等からなる接着剤を塗布し、乾燥させた後、室温
乃至160℃程度までの温度で各層を貼り合わせて積層
シートを得る方法である。
【0047】このようにして得られる本発明による木口
用化粧シートには、必要に応じて、更にその表面に印刷
を施したり、また、更なるラミネーションを施してもよ
く、その使用に際しては、木口用化粧シートの裏面に接
着処理を施した後、これにホットメルト接着剤層を設け
て、化粧木質板の木口に貼り付ける。
用化粧シートには、必要に応じて、更にその表面に印刷
を施したり、また、更なるラミネーションを施してもよ
く、その使用に際しては、木口用化粧シートの裏面に接
着処理を施した後、これにホットメルト接着剤層を設け
て、化粧木質板の木口に貼り付ける。
【0048】上記接着処理としては、例えば、コロナ放
電処理を施して、木口用化粧シートの裏面にの濡れ指数
を38dyn/cm以上とした後、ウレタン樹脂、エチ
レン−酢酸ビニル共重合体樹脂、ウレタン樹脂とエチレ
ン−酢酸ビニル共重合体樹脂とのブレンド等からなるプ
ライマーを塗布し、乾燥させる。上記ホットメルト接着
剤としては、エチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂やウレ
タン樹脂等からなるものが用いられる。
電処理を施して、木口用化粧シートの裏面にの濡れ指数
を38dyn/cm以上とした後、ウレタン樹脂、エチ
レン−酢酸ビニル共重合体樹脂、ウレタン樹脂とエチレ
ン−酢酸ビニル共重合体樹脂とのブレンド等からなるプ
ライマーを塗布し、乾燥させる。上記ホットメルト接着
剤としては、エチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂やウレ
タン樹脂等からなるものが用いられる。
【0049】
【実施例】以下に参考例と共に実施例を挙げて本発明を
説明するが、本発明はこれら実施例により何ら限定され
るものではない。
説明するが、本発明はこれら実施例により何ら限定され
るものではない。
【0050】参考例1 (表面層のための樹脂組成物の加工性の評価)表1に示
すように、ポリプロピレン樹脂(とオレフィン系熱可塑
性エラストマーとからなる)成分100重量部に充填剤
タルク20重量部を配合して樹脂組成物とし、更に、上
記樹脂成分100重量部に対して、酸化防止剤イルガノ
ックス1010(日本チバガイギー(株)製、登録商
標)0.1重量部と顔料酸化チタン5重量部とを配合し、
タンブラーにて均一に混合し、得られた組成物を二軸押
出機にてダイス温度150〜220℃で丸ダイスから押
し出し、適宜長さに切断して、ペレットを得た。このペ
レットを一軸押出機にてダイス温度150〜180℃の
Tダイスから押し出して、所定厚みで幅60cmの表面
層用のシートを得た。このような表面層用のシートの製
造において、上記樹脂組成物のシートへの加工性を評価
した。結果を表1に示す。
すように、ポリプロピレン樹脂(とオレフィン系熱可塑
性エラストマーとからなる)成分100重量部に充填剤
タルク20重量部を配合して樹脂組成物とし、更に、上
記樹脂成分100重量部に対して、酸化防止剤イルガノ
ックス1010(日本チバガイギー(株)製、登録商
標)0.1重量部と顔料酸化チタン5重量部とを配合し、
タンブラーにて均一に混合し、得られた組成物を二軸押
出機にてダイス温度150〜220℃で丸ダイスから押
し出し、適宜長さに切断して、ペレットを得た。このペ
レットを一軸押出機にてダイス温度150〜180℃の
Tダイスから押し出して、所定厚みで幅60cmの表面
層用のシートを得た。このような表面層用のシートの製
造において、上記樹脂組成物のシートへの加工性を評価
した。結果を表1に示す。
【0051】
【表1】
【0052】参考例2 (中間層のための樹脂組成物の加工性の評価)表2に示
すように、オレフィン系熱可塑性エラストマー(と高密
度ポリエチレン樹脂又はポリプロピレン樹脂と)からな
る樹脂成分100重量部に充填剤タルク20重量部を配
合して樹脂組成物とし、更に、上記樹脂成分100重量
部に対して、酸化防止剤イルガノックス1010(日本
チバガイギー(株)製、登録商標)0.1重量部と顔料酸
化チタン5重量部とを配合し、タンブラーにて均一に混
合し、得られた組成物を二軸押出機にてダイス温度15
0〜220℃で丸ダイスから押し出し、適宜長さに切断
して、ペレットを得た。このペレットを一軸押出機にて
ダイス温度150〜180℃のTダイスから押し出し
て、所定厚みで幅60cmの中間層用のシートを得た。
このような中間層用のシートの製造において、上記樹脂
組成物のシートへの加工性を評価した。結果を表2に示
す。
すように、オレフィン系熱可塑性エラストマー(と高密
度ポリエチレン樹脂又はポリプロピレン樹脂と)からな
る樹脂成分100重量部に充填剤タルク20重量部を配
合して樹脂組成物とし、更に、上記樹脂成分100重量
部に対して、酸化防止剤イルガノックス1010(日本
チバガイギー(株)製、登録商標)0.1重量部と顔料酸
化チタン5重量部とを配合し、タンブラーにて均一に混
合し、得られた組成物を二軸押出機にてダイス温度15
0〜220℃で丸ダイスから押し出し、適宜長さに切断
して、ペレットを得た。このペレットを一軸押出機にて
ダイス温度150〜180℃のTダイスから押し出し
て、所定厚みで幅60cmの中間層用のシートを得た。
このような中間層用のシートの製造において、上記樹脂
組成物のシートへの加工性を評価した。結果を表2に示
す。
【0053】
【表2】
【0054】参考例3 (裏面層のための樹脂組成物の加工性の評価)表3に示
すように、高密度ポリエチレン樹脂(とオレフィン系熱
可塑性エラストマーと)からなる樹脂成分100重量部
に充填剤タルク20重量部を配合して樹脂組成物とし、
更に、上記樹脂成分100重量部に対して、酸化防止剤
イルガノックス1010(日本チバガイギー(株)製、
登録商標)0.1重量部と顔料酸化チタン5重量部とを配
合し、タンブラーにて均一に混合し、得られた組成物を
二軸押出機にてダイス温度150〜220℃で丸ダイス
から押し出し、適宜長さに切断して、ペレットを得た。
このペレットを一軸押出機にてダイス温度150〜18
0℃のTダイスから押し出して、所定厚みで幅60cm
の裏面層用のシートを得た。このような裏面層用のシー
トの製造において、上記樹脂組成物のシートへの加工性
を評価した。結果を表3に示す。
すように、高密度ポリエチレン樹脂(とオレフィン系熱
可塑性エラストマーと)からなる樹脂成分100重量部
に充填剤タルク20重量部を配合して樹脂組成物とし、
更に、上記樹脂成分100重量部に対して、酸化防止剤
イルガノックス1010(日本チバガイギー(株)製、
登録商標)0.1重量部と顔料酸化チタン5重量部とを配
合し、タンブラーにて均一に混合し、得られた組成物を
二軸押出機にてダイス温度150〜220℃で丸ダイス
から押し出し、適宜長さに切断して、ペレットを得た。
このペレットを一軸押出機にてダイス温度150〜18
0℃のTダイスから押し出して、所定厚みで幅60cm
の裏面層用のシートを得た。このような裏面層用のシー
トの製造において、上記樹脂組成物のシートへの加工性
を評価した。結果を表3に示す。
【0055】
【表3】
【0056】樹脂組成物のシートへの加工性は次のよう
にして評価した。即ち、Tダイスによるシートへの押出
成形に際して、得られたシートにおける幅縮みの大小と
表面の平滑性の良し悪しを調べた。成形時の溶融粘度が
低すぎるとき、得られるシートは幅縮みが大きく、他
方、成形時の溶融粘度が高すぎるときは、得られるシー
トには表面荒れが生じて、平滑性が悪くなる。
にして評価した。即ち、Tダイスによるシートへの押出
成形に際して、得られたシートにおける幅縮みの大小と
表面の平滑性の良し悪しを調べた。成形時の溶融粘度が
低すぎるとき、得られるシートは幅縮みが大きく、他
方、成形時の溶融粘度が高すぎるときは、得られるシー
トには表面荒れが生じて、平滑性が悪くなる。
【0057】上記表1〜3に示すように、本発明に従う
樹脂組成物を表面層、中間層及び裏面層にシート加工す
るとき、幅縮みを少なくして、且つ、表面の平滑性にす
ぐれる各層用のシートを得ることができる。
樹脂組成物を表面層、中間層及び裏面層にシート加工す
るとき、幅縮みを少なくして、且つ、表面の平滑性にす
ぐれる各層用のシートを得ることができる。
【0058】実施例1〜12 (木口用化粧シートの製造とその性能評価)表4と表5
に示す割合の樹脂成分と充填剤と上記樹脂成分100重
量部に対して酸化防止剤イルガノックス1010(日本
チバガイギー(株)製、登録商標)0.1重量部と顔料酸
化チタン5重量部とを配合してなる樹脂組成物を用い
て、参考例1から3に記載したと同様にして、それぞれ
所定の厚みを有し、幅60cmの表面層、中間層及び裏
面層用のシートを得た。これらの表面層と中間層と裏面
層用のシートを120〜180℃の加熱ドラム上で貼り
合わせた後、金属ロールとゴムロールとからなるエンボ
スロールを用いて加圧下に表面層にエンボス加工を施し
つつ、相互に圧着して、本発明による木口用化粧シート
を積層シートとして得た。この積層シートについて、1
0%モジュラス(貼り加工性)、引裂強度、切断加工性
及び表面硬度を評価した。結果を表4と表5に示す。
に示す割合の樹脂成分と充填剤と上記樹脂成分100重
量部に対して酸化防止剤イルガノックス1010(日本
チバガイギー(株)製、登録商標)0.1重量部と顔料酸
化チタン5重量部とを配合してなる樹脂組成物を用い
て、参考例1から3に記載したと同様にして、それぞれ
所定の厚みを有し、幅60cmの表面層、中間層及び裏
面層用のシートを得た。これらの表面層と中間層と裏面
層用のシートを120〜180℃の加熱ドラム上で貼り
合わせた後、金属ロールとゴムロールとからなるエンボ
スロールを用いて加圧下に表面層にエンボス加工を施し
つつ、相互に圧着して、本発明による木口用化粧シート
を積層シートとして得た。この積層シートについて、1
0%モジュラス(貼り加工性)、引裂強度、切断加工性
及び表面硬度を評価した。結果を表4と表5に示す。
【0059】10%モジュラス(貼り加工性)、引裂強
度、切断加工性及び表面硬度は、以下のようにして測定
した。 (10%モジュラス)得られた木口用化粧シートの貼り
加工性を評価するために、JIS K 6734に準拠
して23℃にて10%モジュラスを測定した。貼り加工
性からみて、10%モジュラスは10〜20kg/cm
の範囲にあることが最も好ましいが、7〜10kg/c
m及び20〜30kg/cmの範囲にあるときも、実用
的には支障はない。しかし、10%モジュラスが7kg
/cm未満であるときや、30kg/cmを越えるとき
は、木口用化粧シートとしては実用し難い。 (引裂強度)JIS K 6732に準拠して23℃で
測定した。引裂強度は、100kg/cm以上であるが
最も好ましいが、70〜100kg/cmの範囲にある
ときも、実用的には支障はない。しかし、引裂強度が7
0kg/cm未満であるときは、木口用化粧シートとし
ては実用し難い。 (表面硬度)100円硬貨をシート上に立てて載せ、こ
れに荷重をかけつつ水平にシートを擦って、シートに傷
のつかない最低荷重を求め、その荷重が500g以上の
ときを○、200〜500gのときを△、100g以下
を×とした。
度、切断加工性及び表面硬度は、以下のようにして測定
した。 (10%モジュラス)得られた木口用化粧シートの貼り
加工性を評価するために、JIS K 6734に準拠
して23℃にて10%モジュラスを測定した。貼り加工
性からみて、10%モジュラスは10〜20kg/cm
の範囲にあることが最も好ましいが、7〜10kg/c
m及び20〜30kg/cmの範囲にあるときも、実用
的には支障はない。しかし、10%モジュラスが7kg
/cm未満であるときや、30kg/cmを越えるとき
は、木口用化粧シートとしては実用し難い。 (引裂強度)JIS K 6732に準拠して23℃で
測定した。引裂強度は、100kg/cm以上であるが
最も好ましいが、70〜100kg/cmの範囲にある
ときも、実用的には支障はない。しかし、引裂強度が7
0kg/cm未満であるときは、木口用化粧シートとし
ては実用し難い。 (表面硬度)100円硬貨をシート上に立てて載せ、こ
れに荷重をかけつつ水平にシートを擦って、シートに傷
のつかない最低荷重を求め、その荷重が500g以上の
ときを○、200〜500gのときを△、100g以下
を×とした。
【0060】(木口用化粧シートの接着性の評価)次
に、上記積層シートの裏面層用のシートの露出表面にコ
ロナ放電処理を行なって、その濡れ指数を46dyn/
cmとした後、これにウレタン樹脂とエチレン−酢酸ビ
ニル共重合体樹脂のブレンドからなるプライマーを乾燥
厚み4μmに塗布、乾燥した。この積層シートを幅3c
mに切断した。これをホットメルト接着剤を用いて、パ
ーチクルボードに貼り合わせて、その接着強度を評価し
た。結果を表4及び表5に示す。
に、上記積層シートの裏面層用のシートの露出表面にコ
ロナ放電処理を行なって、その濡れ指数を46dyn/
cmとした後、これにウレタン樹脂とエチレン−酢酸ビ
ニル共重合体樹脂のブレンドからなるプライマーを乾燥
厚み4μmに塗布、乾燥した。この積層シートを幅3c
mに切断した。これをホットメルト接着剤を用いて、パ
ーチクルボードに貼り合わせて、その接着強度を評価し
た。結果を表4及び表5に示す。
【0061】接着強度は、次のようにして評価した。 (接着強度)木口用化粧シートのプライマー処理を施し
た表面に200〜250℃に加熱、溶融させたエチレン
−酢酸ビニル共重合体樹脂からなるホットメルト接着剤
を厚み0.1mmに塗布し、接着剤が冷却する前に厚み3
cmのパーチクルボードに貼り合わせて圧着した。この
試料を60℃で72時間放置した後、木口用化粧シート
とパーチクルボードとの間の接着状況を調べて、シート
にパーチクルボードへの貼り合わせ面からの剥離部分が
ないときを○とし、あるときを×とした。
た表面に200〜250℃に加熱、溶融させたエチレン
−酢酸ビニル共重合体樹脂からなるホットメルト接着剤
を厚み0.1mmに塗布し、接着剤が冷却する前に厚み3
cmのパーチクルボードに貼り合わせて圧着した。この
試料を60℃で72時間放置した後、木口用化粧シート
とパーチクルボードとの間の接着状況を調べて、シート
にパーチクルボードへの貼り合わせ面からの剥離部分が
ないときを○とし、あるときを×とした。
【0062】比較例1〜9 実施例と同様にして、表6と表7に示す割合の樹脂成分
と充填剤と上記樹脂成分100重量部に対して酸化防止
剤イルガノックス1010(日本チバガイギー(株)
製、登録商標)0.1重量部と顔料酸化チタン5重量部と
を配合してなる樹脂組成物を用いて、参考例1から3に
記載したと同様にして、それぞれ所定の厚みを有し、幅
60cmの表面層、中間層及び裏面層用のシートを得
た。これらの表面層と中間層と裏面層用のシートを12
0〜180℃の加熱ドラム上で貼り合わせた後、金属ロ
ールとゴムロールとからなるエンボスロールを用いて加
圧下に表面層にエンボス加工を施しつつ、相互に圧着し
て、比較例としての木口用化粧シートを積層シートとし
て得た。この積層シートについて、貼り加工性、引裂強
度、切断加工性及び表面硬度を前述したと同様にして測
定した。
と充填剤と上記樹脂成分100重量部に対して酸化防止
剤イルガノックス1010(日本チバガイギー(株)
製、登録商標)0.1重量部と顔料酸化チタン5重量部と
を配合してなる樹脂組成物を用いて、参考例1から3に
記載したと同様にして、それぞれ所定の厚みを有し、幅
60cmの表面層、中間層及び裏面層用のシートを得
た。これらの表面層と中間層と裏面層用のシートを12
0〜180℃の加熱ドラム上で貼り合わせた後、金属ロ
ールとゴムロールとからなるエンボスロールを用いて加
圧下に表面層にエンボス加工を施しつつ、相互に圧着し
て、比較例としての木口用化粧シートを積層シートとし
て得た。この積層シートについて、貼り加工性、引裂強
度、切断加工性及び表面硬度を前述したと同様にして測
定した。
【0063】次に、前記実施例と同様にして、上記積層
シートの裏面層の露出表面に接着処理を施した後、ホッ
トメルト接着剤を用いて、パーチクルボードに貼り合わ
せて、その接着強度を実施例と同様にして評価した。結
果を表6と表7に示す。
シートの裏面層の露出表面に接着処理を施した後、ホッ
トメルト接着剤を用いて、パーチクルボードに貼り合わ
せて、その接着強度を実施例と同様にして評価した。結
果を表6と表7に示す。
【0064】表1から表7において用いた樹脂成分及び
充填剤の記号は次のものを意味する。
充填剤の記号は次のものを意味する。
【0065】(高密度ポリエチレン樹脂) HDPE1:日本ポリケム(株)製高密度ポリエチレン
「ノバテックHD HB430」、MFR=0.3g/1
0分 HDPE2:日本ポリケム(株)製高密度ポリエチレン
「ノバテックHD HY331」、MFR=0.9g/1
0分 HDPE3:三井化学(株)製高密度ポリエチレン「ハ
イゼックス2200J」、MFR=5.2g/10分 HDPE4:三井化学(株)製高密度ポリエチレン「ハ
イゼックス8000F」、MFR=0.03g/10分
「ノバテックHD HB430」、MFR=0.3g/1
0分 HDPE2:日本ポリケム(株)製高密度ポリエチレン
「ノバテックHD HY331」、MFR=0.9g/1
0分 HDPE3:三井化学(株)製高密度ポリエチレン「ハ
イゼックス2200J」、MFR=5.2g/10分 HDPE4:三井化学(株)製高密度ポリエチレン「ハ
イゼックス8000F」、MFR=0.03g/10分
【0066】(ポリプロピレン樹脂) PP1:日本ポリオレフィン(株)製「PF540」、
エチレン成分含有量6重量%、MFR=7.0g/10分 PP2:三井化学(株)製ポリプロピレン樹脂「ハイポ
ールF301」、エチレン成分なし、MFR =1.4g
/10分 PP3:三井化学(株)製ポリプロピレン樹脂「ハイポ
ールJ850Y」、エチレン成分含有量3重量%、MF
R=20g/10分 PP4:三井化学(株)製ポリプロピレン樹脂「ハイポ
ールJ740」、エチレン成分含有量3重量%、MFR
=25g/10分
エチレン成分含有量6重量%、MFR=7.0g/10分 PP2:三井化学(株)製ポリプロピレン樹脂「ハイポ
ールF301」、エチレン成分なし、MFR =1.4g
/10分 PP3:三井化学(株)製ポリプロピレン樹脂「ハイポ
ールJ850Y」、エチレン成分含有量3重量%、MF
R=20g/10分 PP4:三井化学(株)製ポリプロピレン樹脂「ハイポ
ールJ740」、エチレン成分含有量3重量%、MFR
=25g/10分
【0067】(TPO) TPO1:(株)Montell−JPO(株)製「キ
ャタロイKS323P」、MFR=0.45g/10分 TPO2:Montell−JPO(株)製「キャタロ
イKS221P」、MFR=2.5g/10分 TPO3:(株)Montell−JPO(株)製「キ
ャタロイKS359P」、MFR=12g/10分 TPO4:Montell−JPO(株)製「キャタロ
イKS357P」、MFR=25g/10分
ャタロイKS323P」、MFR=0.45g/10分 TPO2:Montell−JPO(株)製「キャタロ
イKS221P」、MFR=2.5g/10分 TPO3:(株)Montell−JPO(株)製「キ
ャタロイKS359P」、MFR=12g/10分 TPO4:Montell−JPO(株)製「キャタロ
イKS357P」、MFR=25g/10分
【0068】(炭酸カルシウム) CA1:東洋ファインケミカル(株)製「ホワイトンP
−30」、BET比表面積=3.4m2 /g、表面処理な
し CA2:白石工業(株)製「白艶華CC」、BET比表
面積=26m2 /g、脂肪酸にて表面処理したもの CA3:東洋ファインケミカル(株)製「ホワイトンP
−70」、BET比表面積=1.0m2 /g、表面処理な
し
−30」、BET比表面積=3.4m2 /g、表面処理な
し CA2:白石工業(株)製「白艶華CC」、BET比表
面積=26m2 /g、脂肪酸にて表面処理したもの CA3:東洋ファインケミカル(株)製「ホワイトンP
−70」、BET比表面積=1.0m2 /g、表面処理な
し
【0069】(タルク) TA1:竹原工業(株)製「Pタルク」、平均粒径10
μm TA2:竹原工業(株)製「ハイトロンA」、平均粒径
3μm
μm TA2:竹原工業(株)製「ハイトロンA」、平均粒径
3μm
【0070】
【表4】
【0071】
【表5】
【0072】
【表6】
【0073】
【表7】
【0074】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、ポリオ
レフィン樹脂とオレフィン系熱可塑性エラストマーとを
最適に組合わせて、表面層と中間層と裏面層とをそれぞ
れ形成し、これらを積層して、木口用化粧シートとした
ので、このような木口用化粧シートによれば、温度変化
に対する寸法変化が小さく、しかも、貼り合わせ加工に
適する硬さを有する。
レフィン樹脂とオレフィン系熱可塑性エラストマーとを
最適に組合わせて、表面層と中間層と裏面層とをそれぞ
れ形成し、これらを積層して、木口用化粧シートとした
ので、このような木口用化粧シートによれば、温度変化
に対する寸法変化が小さく、しかも、貼り合わせ加工に
適する硬さを有する。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08L 21/00 C08L 21/00 23/00 23/00 23/04 23/04 23/10 23/10 (72)発明者 阿部 房男 神戸市兵庫区明和通3丁目2番15号 バン ドー化学株式会社内 Fターム(参考) 4F100 AA08A AA08B AA08C AA21 AC10A AC10B AC10C AK03A AK03B AK03C AK04A AK04B AK04C AK04J AK05B AK05C AK07A AK07B AK07C AK07J AK09A AK09B AK09C AK09J AL01A AL01B AL01C AL05A AL05B AL05C AL09A AL09B AL09C AP00D BA03 BA04 BA07 BA10A BA10C BA26 CA06 CA13 CA23A CA23B CA23C EC03 EJ40 GB08 GB81 JA06A JA06B JA06C JB16A JB16B JB16C JK03 JK12 JL11 YY00A YY00B YY00C 4J002 BB03X BB12X BB15W BB17W BP02W BP03W DE236 DJ046 FD016 FD040 FD070 FD090 FD170 GF00 GL01
Claims (10)
- 【請求項1】表面層と中間層と裏面層とを積層してなる
木口用化粧シートにおいて、(a) 表面層が、ポリプロピ
レン樹脂70〜100重量%とオレフィン系熱可塑性エ
ラストマー30〜0重量%とからなる樹脂成分と、この
樹脂成分100重量部に対して、炭酸カルシウム及びタ
ルクから選ばれる少なくとも1種の充填剤5〜40重量
部を含む樹脂組成物からなり、(b) 中間層が、オレフィ
ン系熱可塑性エラストマー40〜100重量%とポリプ
ロピレン樹脂と高密度ポリエチレン樹脂から選ばれる少
なくとも1種のポリオレフィン樹脂60〜0重量%とか
らなる樹脂成分と、この樹脂成分100重量部に対し
て、炭酸カルシウム及びタルクから選ばれる少なくとも
1種の充填剤5〜40重量部を含む樹脂組成物からな
り、(c) 裏面層が、ポリプロピレン樹脂と高密度ポリエ
チレン樹脂とから選ばれる少なくとも1種のポリオレフ
ィン樹脂60〜100重量%とオレフィン系熱可塑性エ
ラストマー40〜0重量%とからなる樹脂成分と、この
樹脂成分100重量部に対して、炭酸カルシウム及びタ
ルクから選ばれる少なくとも1種の充填剤5〜40重量
部を含む樹脂組成物からなることを特徴とする木口用化
粧シート。 - 【請求項2】表面層における樹脂成分がポリプロピレン
樹脂75〜95重量%とオレフィン系熱可塑性エラスト
マー25〜5重量%とからなる請求項1に記載の木口用
化粧シート。 - 【請求項3】中間層における樹脂成分がオレフィン系熱
可塑性エラストマー45〜90重量%とポリプロピレン
樹脂と高密度ポリエチレン樹脂から選ばれる少なくとも
1種のポリオレフィン樹脂55〜10量%とからなる請
求項1に記載の木口用化粧シート。 - 【請求項4】裏面層における樹脂成分がポリプロピレン
樹脂と高密度ポリエチレン樹脂とから選ばれる少なくと
も1種のポリオレフィン樹脂65〜90重量%とオレフ
ィン系熱可塑性エラストマー35〜10重量%とからな
る請求項1に記載の木口用化粧シート。 - 【請求項5】厚み0.3〜1.0mmを有すると共に、この
厚みのうち、表面層が10〜40%の範囲にあり、中間
層が15〜80%の範囲にあり、裏面層が10〜45%
の範囲にある請求項1から4のいずれかに記載の木口用
化粧シート。 - 【請求項6】表面層、中間層及び裏面層において、ポリ
プロピレン樹脂がプロピレンの単独重合体であるか、又
はエチレン成分を4重量%以下の範囲で含む共重合体で
あって、JIS K 6758に準拠して温度230℃
で測定したメルトフローレートが0.6〜20g/10分
の範囲にある請求項1から4のいずれかに記載の木口用
化粧シート。 - 【請求項7】中間層及び裏面層において、高密度ポリエ
チレン樹脂がJIS K 6760に準拠して温度19
0℃で測定したメルトフローレートが0.06〜1.5g/
10分の範囲にある請求項1から4のいずれかに記載の
木口用化粧シート。 - 【請求項8】表面層、中間層及び裏面層において、オレ
フィン系熱可塑性エラストマーがエチレン−プロピレン
共重合体成分とポリブチレン成分とから選ばれる少なく
とも1種とポリプロピレン成分とを有し、JIS K
7210に準拠して温度230℃で測定したメルトフロ
ーレートが0.5〜20g/10分の範囲にある請求項1
から3のいずれかに記載の木口用化粧シート。 - 【請求項9】炭酸カルシウムがJIS K 5101に
準拠して測定したBET比表面積2〜20m2 /gを有
する請求項1に記載の木口用化粧シート。 - 【請求項10】タルクが平均粒径1〜15μmを有する
請求項1に記載の木口用化粧シート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000286570A JP2002096435A (ja) | 2000-09-21 | 2000-09-21 | 木口用化粧シート |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000286570A JP2002096435A (ja) | 2000-09-21 | 2000-09-21 | 木口用化粧シート |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002096435A true JP2002096435A (ja) | 2002-04-02 |
Family
ID=18770473
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000286570A Pending JP2002096435A (ja) | 2000-09-21 | 2000-09-21 | 木口用化粧シート |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002096435A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005022119A (ja) * | 2003-06-30 | 2005-01-27 | Bando Chem Ind Ltd | 化粧シート及びその製造方法 |
WO2014103935A1 (ja) * | 2012-12-25 | 2014-07-03 | 三菱樹脂株式会社 | ポリオレフィン系化粧シート用フィルム |
JP2020066238A (ja) * | 2018-10-19 | 2020-04-30 | 南亞塑膠工業股▲分▼有限公司 | マット合成紙 |
-
2000
- 2000-09-21 JP JP2000286570A patent/JP2002096435A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005022119A (ja) * | 2003-06-30 | 2005-01-27 | Bando Chem Ind Ltd | 化粧シート及びその製造方法 |
WO2014103935A1 (ja) * | 2012-12-25 | 2014-07-03 | 三菱樹脂株式会社 | ポリオレフィン系化粧シート用フィルム |
JP2014141080A (ja) * | 2012-12-25 | 2014-08-07 | Mitsubishi Plastics Inc | ポリオレフィン系化粧シート用フィルム |
JP2020066238A (ja) * | 2018-10-19 | 2020-04-30 | 南亞塑膠工業股▲分▼有限公司 | マット合成紙 |
JP6995816B2 (ja) | 2018-10-19 | 2022-01-17 | 南亞塑膠工業股▲分▼有限公司 | マット合成紙 |
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