JP2002096207A - 切粉に対する表面潤滑性にすぐれた表面被覆超硬合金製切削工具 - Google Patents

切粉に対する表面潤滑性にすぐれた表面被覆超硬合金製切削工具

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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 切粉に対する表面潤滑性の優れた表面被覆超
硬合金製切削工具。 【解決手段】 WC基超硬合金基体表面に、a)下部層
は0.5〜15μmの平均層厚を有するTi化合物層、
b)中間層は1〜15μmの平均層厚を有するAl23
層及び/又はAl23−ZrO2混合層、c)表面下地
層は0.1〜3μmの平均層厚を有し、組成式TiOV
で表わした場合、厚さ方向中央部をオージェ分光分析装
置で測定しV:Tiに対する原子比で1.2〜1.7で
あるTi酸化物層、d)表面層は0.05〜3μmの平
均層厚を有し、組成式:ZrC1-Z(O)Z、ZrN1-Z
(O)Z、Zr[C,N]1-Z(O)Zで表わした場合、
厚さ方向中央部をオージェ分光分析装置で測定しZrに
対する原子比で、Z:0.01〜0.40であるZrの
炭酸化物層、窒酸化物層、炭窒酸化物層の1層又は2層
以上の複層よりなる硬質被覆層を3〜30μmの全体平
均層厚で化学蒸着及び/又は物理蒸着する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、切粉に対する表
面潤滑性にすぐれ、したがって特にステンレス鋼や軟鋼
などのきわめて粘性が高く、かつ切粉が切刃表面に溶着
し易い難削材の高速切削に用いた場合にも、切刃に欠け
やチッピング(微小欠け)などの発生なく、すぐれた切
削性能を長期に亘って発揮する表面被覆超硬合金製切削
工具(以下、被覆超硬工具という)に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、切削工具には、各種の鋼や鋳鉄
などの被削材の旋削加工や平削り加工にバイトの先端部
に着脱自在に取り付けて用いられるスローアウエイチッ
プ、前記被削材の穴あけ切削加工などに用いられるドリ
ルやミニチュアドリル、さらに前記被削材の面削加工や
溝加工、肩加工などに用いられるソリッドタイプのエン
ドミルなどがあり、また前記スローアウエイチップを着
脱自在に取り付けて前記ソリッドタイプのエンドミルと
同様に切削加工を行うスローアウエイエンドミル工具な
どが知られている。また、一般に、炭化タングステン基
超硬合金基体(以下、超硬基体という)の表面に、
(a)下部層として、0.5〜15μmの平均層厚を有
し、Tiの炭化物(以下、TiCで示す)層、窒化物
(以下、同じくTiNで示す)層、炭窒化物(以下、T
iCNで示す)層、炭酸化物(以下、TiCOで示す)
層、および炭窒酸化物(以下、TiCNOで示す)層の
うちの1種または2種以上からなるTi化合物層、
(b)上部層として、1〜15μmの平均層厚を有し、
酸化アルミニウム(以下、Al23で示す)層、および
例えば特開昭57−39168号公報や特開昭61−2
01778号公報に記載されるAl23の素地に酸化ジ
ルコニウム(以下、ZrO2で示す)相が分散分布して
なるAl23−ZrO2混合層(以下、Al23−Zr
2混合層と云う)のいずれか、または両方、以上
(a)および(b)で構成された硬質被覆層を3〜30
μmの全体平均層厚で化学蒸着および/または物理蒸着
してなる被覆超硬工具が知られており、この被覆超硬工
具が、例えば各種低合金鋼や鋳鉄などの連続切削や断続
切削に通常の条件で用いられていることも知られてい
る。
【0003】また、一般に、上記の被覆超硬工具の硬質
被覆層を構成するTi化合物層や、Al23層およびA
23−ZrO2混合層が粒状結晶組織を有し、かつ前
記Al23層はα型結晶構造をもつものやκ型結晶構造
をもつものなどが広く実用に供されることも良く知られ
ており、さらに例えば特開平6−8010号公報や特開
平7−328808号公報に記載されるように、前記T
i化合物層を構成するTiCN層を、層自身の靭性向上
を目的として、通常の化学蒸着装置にて、反応ガスとし
て有機炭窒化物を含む混合ガスを使用し、700〜95
0℃の中温温度域で化学蒸着することにより形成して縦
長成長結晶組織をもつようにすることも知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】近年の切削装置のFA
化はめざましく、一方で切削加工に対する省力化および
省エネ化、さらに低コスト化の要求は強く、これに伴
い、切削工具には1種類の工具でできるだけ多くの材種
の被削材を切削できる汎用性が求められると共に、切削
加工も高速化の傾向にあるが、上記の従来被覆超硬工具
においては、これを低合金鋼や鋳鉄などの通常の条件で
の連続切削や断続切削に用いた場合には問題はないが、
これをきわめて粘性の高いステンレス鋼や軟鋼などの被
削材の高速切削に用いた場合には、これら被削材の切粉
は、硬質被覆層を構成する特にAl23 層 およびAl
23−ZrO2混合層に対する親和性が高いために、切
刃表面に溶着し易く、この溶着現象は切削加工が高速化
すればするほど顕著に現れるようになり、この溶着現象
が原因で切刃に欠けやチッピングが発生し、この結果比
較的短時間で使用寿命に至るのが現状である。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明者等は、
上述のような観点から、特にステンレス鋼や軟鋼などの
高速切削に用いた場合にも、切刃表面に切粉の溶着し難
い被覆超硬工具を開発すべく研究を行った結果、 (1)上記の従来被覆超硬工具の表面を、化学蒸着装置
または物理蒸着装置にて、反応ガス組成を、体積%で、
TiCl4:0.05〜10%、不活性ガス:残り、と
し、かつ、 反応雰囲気温度:800〜1100℃、 反応雰囲気圧力:4〜90kPa、 とした条件で処理すると、雰囲気からTiが硬質被覆層
の構成層(上部層)であるAl23層およびAl23
ZrO2混合層の表面部に侵入拡散し、前記Al23
およびAl23−ZrO2混合層の表面部にTi侵入拡
散帯域が形成されるようになること。
【0006】(2)上記Ti侵入拡散帯域を上記Al2
3層およびAl23−ZrO2混合層の表面から0.1
〜3μmの深さに亘って形成した状態で、同じく化学蒸
着装置または物理蒸着装置にて、表面下地層として、反
応ガス組成を、体積%で、TiCl4:0.2〜10
%、CO2:0.1〜10%、Ar:5〜60%、H2
残り、とし、かつ、 反応雰囲気温度:800〜1100℃、 反応雰囲気圧力:4〜70kPa、 とした条件で、0.1〜3μmの平均層厚を有し、か
つ、オージェ分光分析装置で測定して、Tiに対する酸
素の割合が原子比で1.25〜1.90、即ち、 組成式:TiOW、 で表わした場合、 W:Tiに対する原子比で1.25〜1.90、 を満足するTi酸化物層を形成すると、このTi酸化物
層は上記Ti侵入拡散帯域の作用でAl23層およびA
23−ZrO2混合層の表面に強固に密着するように
なること。。
【0007】(3)ついで、上記Ti酸化物層の上に、
表面層として、同じく化学蒸着装置または物理蒸着装置
にて、通常の条件で、Zr炭化物層、Zr窒化物層、お
よびZr炭窒化物層のうちの1層または2層以上の複層
を全体で0.05〜3μmの平均層厚で形成すると、こ
の表面層形成時に上記表面下地層を構成するTi酸化物
層の酸素が拡散してきてZrの炭酸化物層、窒酸化物
層、および炭窒酸化物層が形成されるようになり、この
場合前記表面層形成後の表面下地層は、厚さ方向中央部
をオージェ分光分析装置で測定して、酸素の割合がTi
に対する原子比で1.2〜1.7、即ち、 組成式:TiOV 、 で表わした場合、 V:1.2〜1.7、 を満足するTi酸化物層となり、一方前記表面層は、そ
れぞれ、 組成式:ZrC1-Z(O)Z、 組成式:ZrN1-Z(O)Z、 組成式:Zr[C,N]1-Z(O)Z、 で表わした場合[ただし、(O)は上記最表面下地層か
らの拡散酸素を示す]、同じくそれぞれの厚さ方向中央
部をオージェ分光分析装置で測定して、いずれもZrに
対する原子比で Z:0.01〜0.40、 を満足するZrの炭酸化物層、窒酸化物層、および炭窒
酸化物層となること。
【0008】(4)この結果の上記Zrの炭酸化物層、
窒酸化物層、および炭窒酸化物層のうちの1層または2
層以上の複層とTi酸化物層とが表面層および表面下地
層として化学蒸着および/または物理蒸着された被覆超
硬工具においては、特に前記表面層が、被削材、特にス
テンレス鋼や軟鋼などの粘性の高い難削材の切粉に対し
てきわめて低い親和性を示し、これは高い発熱を伴う高
速切削でも変わらず、この結果切刃に切粉が溶着するこ
とがない、即ちすぐれた表面潤滑性を発揮するようにな
り、さらに上記の通り表面下地層のAl23層およびA
23−ZrO 2混合層に対する密着性が前記Al23
層およびAl23−ZrO2混合層の表面部に形成され
たTi侵入拡散帯域によって著しく向上すると共に、A
23層およびAl23−ZrO2混合層自体の靭性も
向上したものになることから、切刃に欠けやチッピング
の発生がなくなり、長期に亘ってすぐれた切削性能を発
揮するようになること。以上(1)〜(4)に示される
研究結果が得られたのである。
【0009】なお、上記の硬質被覆層を構成するZr炭
化物層は、反応ガス組成を、体積%で、ZrCl4
0.2〜5%、CH4:0.2〜15%、H2:残り、と
し、かつ、 反応雰囲気温度:800〜1100℃、 反応雰囲気圧力:4〜30kPa、 とした条件、また、Zr窒化物層は、反応ガス組成を、
体積%で、ZrCl4:0.2〜10%、N2:4〜60
%、H2:残り、とし、かつ、 反応雰囲気温度:800〜1100℃、 反応雰囲気圧力:4〜90kPa、 とした条件、さらにZr炭窒化物層は、反応ガス組成
を、容量%で、ZrCl4:0.2〜5%、CH4:0.
2〜15%、N2:2〜50%、H2:残り、とし、か
つ、 反応雰囲気温度:800〜1100℃、 反応雰囲気圧力:4〜30kPa、 とした条件で形成するのが望ましい。
【0010】この発明は、上記の研究結果に基づいてな
されたものであって、超硬基体の表面に、(a)下部層
として、0.5〜15μmの平均層厚を有し、TiC
層、TiN層、TiCN層、TiCO層、およびTiC
NO層のうちの1種または2種以上からなるTi化合物
層、(b)中間層として、1〜15μmの平均層厚を有
し、表面部に、表面から0.1〜3μmの深さに亘って
Ti侵入拡散帯域を形成してなる、Al23層および/
またはAl23−ZrO2混合層、(c)表面下地層と
して、0.1〜3μmの平均層厚を有し、かつ、 組成式:TiOV、 で表わした場合、厚さ方向中央部をオージェ分光分析装
置で測定して、 V:Tiに対する原子比で1.2〜1.7、 を満足するTi酸化物層、(d)表面層として、0.0
5〜3μmの平均層厚を有し、かつそれぞれ、 組成式:ZrC1-Z(O)Z、 組成式:ZrN1-Z(O)Z、 組成式:Zr[C,N]1-Z(O)Z、 で表わした場合[ただし、(O)は上記最表面下地層か
らの拡散酸素を示す]、同じくそれぞれの厚さ方向中央
部をオージェ分光分析装置で測定して、いずれもZrに
対する原子比で Z:0.01〜0.40、 を満足するZrの炭酸化物層、窒酸化物層、および炭窒
酸化物層のうちの1層または2層以上の複層、以上
(a)〜(d)で構成された硬質被覆層を3〜30μm
の全体平均層厚で化学蒸着および/または物理蒸着して
なる、切粉に対する表面潤滑性にすぐれた被覆超硬工具
に特徴を有するものである。
【0011】つぎに、この発明の被覆超硬工具の硬質被
覆層の構成層について説明する。 (a)Al23層およびAl23−ZrO2混合層表面
部のTi侵入拡散帯域 上記の通りAl23層およびAl23−ZrO2混合層
の表面部にTi侵入拡散帯域を形成することによって、
これの表面に形成される表面下地層との密着性を向上さ
せ、かつAl23層およびAl23−ZrO2混合層自
身の靭性も向上させて、耐チッピング性の向上に寄与す
るが、これの表面からの深さが0.1μm未満では所望
の密着性および靭性向上効果が得られず、一方これの表
面からの深さが3μmを越えると、切削時の耐摩耗性に
低下傾向が現れるようになることから、これの表面から
の深さを0.1〜3μmと定めた。
【0012】(b)Ti窒酸物層(表面層) 表面層における拡散酸素(O)は、上記の通り切粉に対
してすぐれた潤滑性効果を発揮するが、その値(Z値)
が0.01未満では所望のすぐれた表面潤滑性を確保す
ることができず、一方その値が0.40を越えると、層
中に気孔が形成され易くなり、健全な最表面層の安定的
形成が難しくなることから、その割合を0.01〜0.
40と定めた。
【0013】(c)Ti酸化物層(表面下地層) また、同じく表面層を構成するTi窒酸化物層は、上記
の通り、まず、表面下地層として、酸素の割合をTiに
対する原子比で1.25〜1.90(W値)としたTi
酸化物層を形成し、ついで前記表面下地層の上に通常の
条件でZrの炭化物層、窒化物層、および炭窒化物層の
うちの1層または2層以上の複層を蒸着することにより
形成されるものであり、したがって前記表面層形成時に
おける前記表面下地層からの酸素の拡散が不可欠となる
が、前記表面下地層を構成するTi酸化物層のW値が
1.25未満であると、前記表面層への酸素の拡散反応
が急激に低下し、表面層における拡散酸素の割合(Z
値)をZrに対する原子比で0.01以上にすることが
できず、一方同W値が1.90を越えると、前記表面層
における拡散酸素の割合がZrに対する原子比で0.4
0を越えて多くなってしまうことから、W値を1.25
〜1.90と定めたものであり、この場合表面層形成後
の表面下地層における酸素の割合(V値)はTiに対す
る原子比で1.2〜1.7の範囲内の値をとるようにな
る、言い換えれば表面層形成後の表面下地層のV値が
1.2〜1.7を満足する場合に、前記表面層のZ値は
0.01〜0.40を満足するものとなるのである。
【0014】(d)表面層および表面下地層の平均層厚 さらに、同じく硬質被覆層を構成する上記表面層および
表面下地層の平均層厚を、それぞれ0.05〜3μmお
よび0.1〜3μmとしたのは、その平均層厚が0.0
5μm未満および0.1μm未満では、前者にあっては
所望の表面潤滑性を確保することができず、また後者に
あっては表面層への酸素供給が不十分になり、一方前者
の表面潤滑性付与作用および後者の酸素供給作用はいず
れも3μmの平均層厚で十分満足に行うことができると
いう理由にもとづくものである。
【0015】(e)下部層および中間層の平均層厚 下部層および中間層の平均層厚をそれぞれ0.5〜15
μmおよび1〜15μmとしたのは、前者の下部層(T
i化合物層)の平均層厚が0.5μm未満になると、切
刃にチッピングが発生し易くなり、一方後者の中間層
(Al23層およびAl23−ZrO2混合層)の平均
層厚が1μm未満になると、特に切刃の逃げ面摩耗の進
行が促進するようになり、また前者の平均層厚が15μ
mを越えると、耐摩耗性が急激に低下するようになり、
一方後者の平均層厚が15μmを越えると、切刃にチッ
ピングが発生し易くなるという理由によるものである。
また、硬質被覆層の全体平均層厚を3〜30μmとした
のは、その層厚が3μmでは所望のすぐれた耐摩耗性を
確保することができず、一方その層厚が30μmを越え
ると、切刃に欠けやチッピングが発生し易くなるという
理由によるものである。
【0016】
【発明の実施の形態】つぎに、この発明の被覆超硬工具
を実施例により具体的に説明する。 (実施例1)原料粉末として、いずれも0.5〜4μm
の範囲内の所定の平均粒径を有するWC粉末、(Ti,
W)C(重量比で、以下同じ、TiC/WC=30/7
0)粉末、(Ti,W)CN(TiC/TiN/WC=
24/20/56)粉末、(Ta,Nb)C(TaC/
NbC=90/10)粉末、Cr32粉末、およびCo
粉末を用意し、これら原料粉末を表1に示される配合組
成に配合し、ボールミルで72時間湿式混合し、乾燥し
た後、100MPaの圧力で所定形状の圧粉体にプレス
成形し、この圧粉体を6Paの真空中、1410℃に1
時間保持の条件で真空焼結することによりISO・CN
MG120408に規定するスローアウエイチップ形状
をもった超硬基体(チップ)A〜Fをそれぞれ製造した。
【0017】ついで、これらの超硬基体A〜Fの表面
に、ホーニングを施した状態で、通常の化学蒸着装置を
用い、表2(表中のl−TiCNは特開平6−8010
号公報に記載される縦長成長結晶組織をもつTiCN層
の形成条件を示すものであり、これ以外は通常の粒状結
晶組織の形成条件を示すものである)に示される条件に
て、硬質被覆層の構成層として表4に示される目標層厚
のTi化合物層、Al23層、およびAl23−ZrO
2混合層を形成し、ついで、反応ガス組成を、体積%
で、TiCl4:5%、Ar:残り、とし、かつ、 反応雰囲気温度:1000℃、 反応雰囲気圧力:50kPa、 とした条件で、所定時間処理して、前記Al23層、お
よびAl23−ZrO2混合層の表面部に同じく表4に
示される表面からの目標深さに亘ってTi侵入拡散帯域
(表4では「Ti拡散深さ」で表示、単位は「μm」、
以下表8および表10でも同じ)を形成し、さらに硬質
被覆層の構成層として表3に示される条件で同じく表4
に示される目標層厚の拡散酸素供給用Ti酸化物層から
なる表面下地層、および同じく表2に示されるZrC、
ZrN、およびZrC0.50.5形成条件で同じく表4に
示される目標層厚の拡散酸素含有のZrの炭酸化物層、
窒酸化物層、および炭窒酸化物層のうちの1層または2
層以上の複層からなる表面層を形成することにより図1
(a)に概略斜視図で、同(b)に概略縦断面図で示さ
れる形状をもった本発明被覆超硬工具としての本発明表
面被覆超硬合金製スローアウエイチップ(以下、本発明
被覆超硬チップと云う)1〜10をそれぞれ製造した。
また、表5に示される通り、上記Al23層およびAl
23−ZrO2混合層の表面部におけるTi侵入拡散帯
域の形成、さらに上記表面層および表面下地層の形成を
行なわない以外は同一の条件で従来被覆超硬工具として
の従来表面被覆超硬合金製スローアウエイチップ(以
下、従来被覆超硬チップと云う)1〜10をそれぞれ製
造した。
【0018】この結果得られた本発明被覆超硬チップ1
〜10の硬質被覆層を構成する表面層および表面下地層
について、その厚さ方向中央部の酸素含有割合(Z値お
よびV値)をオージェ分光分析装置を用いて測定したと
ころ、表6に示される値を示した。さらに、上記の本発
明被覆超硬チップ1〜10および従来被覆超硬チップ1
〜10において、これの構成層の層厚およびAl23
およびAl23−ZrO2混表面部におけるTi侵入拡
散帯域の深さを走査型電子顕微鏡を用いて断面測定した
ところ、それぞれ目標値と実質的に同じ平均層厚および
平均深さ(それぞれ5点平均)を示した。なお、上記の
目標値と実測値の関係は以下の実施例2、3でも同じ結
果を示した。
【0019】つぎに、上記本発明被覆超硬チップ1〜1
0および従来被覆超硬チップ1〜10について、 被削材:JIS・SUS304の丸棒、 切削速度:200m/min.、 切り込み:1.0mm、 送り:0.25mm/rev.、 切削時間:20分、 の条件でのステンレス鋼の乾式連続高速切削試験、 被削材:JIS・SUS304の長さ方向等間隔4本縦
溝入り丸棒、 切削速度:150m/min.、 切り込み:1.5mm、 送り:0.15mm/rev.、 切削時間:6分、 の条件でのステンレス鋼の乾式断続高速切削試験、 被削材:JIS・S10Cの長さ方向等間隔4本縦溝入
り丸棒、 切削速度:300m/min.、 切り込み:1.5mm、 送り:0.22mm/rev.、 切削時間:10分、 の条件での軟鋼の乾式断続高速切削試験を行い、いずれ
の切削試験でも切刃の逃げ面摩耗幅を測定した。この測
定結果を表6に示した。
【0020】
【表1】
【0021】
【表2】
【0022】
【表3】
【0023】
【表4】
【0024】
【表5】
【0025】
【表6】
【0026】(実施例2)原料粉末として、平均粒径:
5.5μmを有する中粗粒WC粉末、同0.8μmの微
粒WC粉末、同1.3μmのTaC粉末、同1.2μm
のNbC粉末、同1.2μmのZrC粉末、同2.3μ
mのCr32粉末、同1.5μmのVC粉末、同1.0
μmの(Ti,W)C粉末、同1.8μmのCo粉末、
および同1.2μmの炭素(C)粉末を用意し、これら
原料粉末をそれぞれ表7に示される配合組成に配合し、
さらにワックスを加えてアセトン中で24時間ボールミ
ル混合し、減圧乾燥した後、100MPaの圧力で所定
形状の各種の圧粉体にプレス成形し、これらの圧粉体
を、6Paの真空雰囲気中、7℃/分の昇温速度で13
70〜1470℃の範囲内の所定の温度に昇温し、この
温度に1時間保持後、炉冷の条件で焼結して、直径が8
mm、13mm、および26mmの3種の超硬基体形成
用丸棒焼結体を形成し、さらに前記の3種の丸棒焼結体
から、研削加工にて、表7に示される組合せで、切刃部
の直径×長さがそれぞれ6mm×13mm、10mm×
22mm、および20mm×45mmの寸法をもった超
硬基体(エンドミル)a〜hをそれぞれ製造した。
【0027】ついで、これらの超硬基体(エンドミル)
a〜hの表面に、ホーニングを施した状態で、通常の化
学蒸着装置を用い、同じく表2に示される条件にて、硬
質被覆層の構成層として表8に示される目標層厚のTi
化合物層、Al23層、およびAl23−ZrO2混合
層を形成し、ついで、反応ガス組成を、体積%で、Ti
Cl4:4%、Ar:残り、とし、かつ、 反応雰囲気温度:950℃、 反応雰囲気圧力:50kPa、 とした条件で、所定時間処理して、前記Al23層およ
びAl23−ZrO2混合層の表面部に同じく表8に示
される表面からの目標深さに亘ってTi侵入拡散帯域を
形成し、さらに硬質被覆層の構成層として表3に示され
る条件で表8に示される目標層厚の拡散酸素供給用Ti
酸化物層からなる表面下地層、および同じく表2に示さ
れるZrC、ZrN、およびZrC0.50.5形成条件で
同じく表8に示される目標層厚の拡散酸素含有のZrの
炭酸化物層、窒酸化物層、および炭窒酸化物層のうちの
1層または2層以上の複層からなる表面層を形成するこ
とにより、図2(a)に概略正面図で、同(b)に切刃
部の概略横断面図で示される形状を有する本発明被覆超
硬工具としての本発明表面被覆超硬合金製エンドミル
(以下、本発明被覆超硬エンドミルと云う)1〜8をそ
れぞれ製造した。
【0028】また、比較の目的で、表9に示される通
り、上記のAl23層およびAl23−ZrO2混合層
の表面部におけるTi侵入拡散帯域の形成、さらに上記
表面層および表面下地層の形成を行なわない以外は同一
の条件で従来被覆超硬工具としての従来表面被覆超硬合
金製エンドミル(以下、従来被覆超硬エンドミルと云
う)1〜8をそれぞれ製造した。
【0029】この結果得られた本発明被覆超硬エンドミ
ル1〜8の硬質被覆層を構成する表面層および表面下地
層について、その厚さ方向中央部の酸素含有割合(Z値
およびV値)をオージェ分光分析装置を用いて測定した
ところ、表8に示される値を示した。
【0030】つぎに、上記本発明被覆超硬エンドミル1
〜8および従来被覆超硬エンドミル1〜8のうち、本発
明被覆超硬エンドミル1〜3および従来被覆超硬エンド
ミル1〜3については、 被削材:平面寸法:100mm×250mm、厚さ:5
0mmのJIS・SUS304の板材、 切削速度:50m/min.、 溝深さ(切り込み):3mm、 テーブル送り:200mm/分、 の条件でのステンレス鋼の乾式高速溝切削加工試験、本
発明被覆超硬エンドミル4〜6および従来被覆超硬エン
ドミル4〜6については、 被削材:平面寸法:100mm×250mm、厚さ:5
0mmのJIS・S10Cの板材、 切削速度:60m/min.、 溝深さ(切り込み):6mm、 テーブル送り:400mm/分、 の条件での軟鋼の乾式高速溝切削加工試験、本発明被覆
超硬エンドミル7,8および従来被覆超硬エンドミル
7,8については、 被削材:平面寸法:100mm×250mm、厚さ:5
0mmのJIS・SUS304の板材、 切削速度:60m/min.、 溝深さ(切り込み):15mm、 テーブル送り:200mm/分、 の条件でのステンレス鋼の乾式高速溝切削加工試験、を
それぞれ行い、いずれの溝切削加工試験でも切刃部先端
面の直径が使用寿命の目安とされる0.2mm減少する
までの切削溝長を測定した。この測定結果を表8、9に
それぞれ示した。
【0031】
【表7】
【0032】
【表8】
【0033】
【表9】
【0034】(実施例3)上記の実施例2で製造した直
径が8mm(超硬基体a〜c形成用)、13mm(超硬
基体d〜f形成用)、および26mm(超硬基体g、h
形成用)の3種の丸棒焼結体を用い、この3種の丸棒焼
結体から、研削加工にて、溝形成部の直径×長さがそれ
ぞれ4mm×13mm(超硬基体a‘〜c’)、8mm
×22mm(超硬基体d‘〜f’)、および16mm×
45mm(超硬基体g‘、h’)の寸法をもった超硬基
体(ドリル)a‘〜h’をそれぞれ製造した。
【0035】ついで、これらの超硬基体(ドリル)a
‘〜h’の表面に、ホーニングを施した状態で、通常の
化学蒸着装置を用い、同じく表2に示される条件にて、
硬質被覆層の構成層として表10に示される目標層厚の
Ti化合物層、Al23層、およびAl23−ZrO2
混合層を形成し、ついで、反応ガス組成を、体積%で、
TiCl4:3%、Ar:残り、とし、かつ、 反応雰囲気温度:850℃、 反応雰囲気圧力:50kPa、 とした条件で、所定時間処理して、前記Al23層およ
びAl23−ZrO2混合層の表面部に同じく表10に
示される表面からの目標深さに亘ってTi侵入拡散帯域
を形成し、さらに硬質被覆層の構成層として表3に示さ
れる条件にて、表10に示される目標層厚の拡散酸素供
給用Ti酸化物層からなる表面下地層、および同じく表
2に示されるZrC、ZrN、およびZrC0.50.5
成条件で同じく表10に示される目標層厚の拡散酸素含
有のZrの炭酸化物層、窒酸化物層、および炭窒酸化物
層のうちの1層または2層以上の複層からなる表面層を
形成することにより、図3(a)に概略正面図で、同
(b)に溝形成部の概略横断面図で示される形状を有す
る本発明被覆超硬工具としての本発明表面被覆超硬合金
製ドリル(以下、本発明被覆超硬ドリルと云う)1〜8
をそれぞれ製造した。
【0036】また、比較の目的で、表11に示される通
り、上記のAl23層およびAl23−ZrO2混合層
の表面部におけるTi侵入拡散帯域の形成、さらに上記
表面層および表面下地層の形成を行なわない以外は同一
の条件で従来被覆超硬工具としての従来表面被覆超硬合
金製ドリル(以下、従来被覆超硬ドリルと云う)1〜8
をそれぞれ製造した。
【0037】この結果得られた本発明被覆超硬ドリル1
〜8の硬質被覆層を構成する表面層および表面下地層に
ついて、その厚さ方向中央部の酸素含有割合(Z値およ
びV値)をオージェ分光分析装置を用いて測定したとこ
ろ、表10に示される値を示した。
【0038】つぎに、上記本発明被覆超硬ドリル1〜8
および従来被覆超硬ドリル1〜8のうち、本発明被覆超
硬ドリル1〜3および従来被覆超硬ドリル1〜3につい
ては、 被削材:平面寸法:100mm×250mm、厚さ:5
0mmのJIS・S10Cの板材、 切削速度:60m/min.、 送り:0.35mm/分、 の条件での軟鋼の湿式高速穴あけ切削加工試験、本発明
被覆超硬ドリル4〜6および従来被覆超硬ドリル4〜6
については、 被削材:平面寸法:100mm×250mm、厚さ:5
0mmのJIS・SUS304の板材、 切削速度:20m/min.、 送り:0.1mm/分、 の条件でのステンレス鋼の湿式高速穴あけ切削加工試
験、本発明被覆超硬ドリル7,8および従来被覆超硬ド
リル7,8については、 被削材:平面寸法:100mm×250mm、厚さ:5
0mmのJIS・SUS304の板材、 切削速度:25/min.、 送り:0.15mm/分、 の条件での金ステンレス鋼の湿式高速穴あけ切削加工試
験、をそれぞれ行い、いずれの湿式(水溶性切削油使
用)高速穴あけ切削加工試験でも先端切刃面の逃げ面摩
耗幅が0.3mmに至るまでの穴あけ加工数を測定し
た。この測定結果を表10、11にそれぞれ示した。
【0039】
【表10】
【0040】
【表11】
【0041】
【発明の効果】表5〜11に示される結果から、表面層
が、これの形成時に表面下地層から拡散してきた酸素と
反応して形成されたZrの炭酸化物層、窒酸化物層、お
よび炭窒酸化物層のうちの1層または2層以上の複層で
構成された本発明被覆超硬工具1〜14は、特に切刃表
面に溶着し易いステンレス鋼や軟鋼などの切削を高い発
熱を伴う高速で行っても、前記表面層が高温加熱の切粉
との親和性がきわめて低く、切粉が前記表面層に溶着す
ることがなく、切刃は常にすぐれた表面潤滑性を維持
し、さらに、表面下地層であるTi酸化物層のAl23
層およびAl23−ZrO2混合層に対する密着性が前
記Al23層およびAl23−ZrO2混合層の表面部
に形成されたTi侵入拡散帯域によって著しく向上する
と共に、Al23層およびAl23−ZrO2混合層自
体の靭性も向上したものになることと相俟って、切刃に
欠けやチッピングの発生なく、すぐれた耐摩耗性を発揮
するのに対して、前記Ti侵入拡散帯域、表面層および
表面下地層の形成のない従来被覆超硬工具1〜14にお
いては、切粉がTi化合物層やAl23層およびAl2
3−ZrO2混合層に溶着し易く、これが原因で硬質被
覆層が局部的に剥がし取られることから、切刃に欠けや
チッピングが発生し、比較的短時間で使用寿命に至るこ
とが明らかである。上述のように、この発明の被覆超硬
工具は、各種低合金鋼や鋳鉄などの通常の条件での連続
切削や断続切削は勿論のこと、特に粘性が高く、切粉が
切刃表面に溶着し易いステンレス鋼や軟鋼などの高速切
削でも切粉に対してすぐれた表面潤滑性を発揮し、汎用
性のある切削特性を示すものであるから、切削装置のF
A化並びに切削加工の省力化および省エネ化、さらに低
コスト化に十分満足に対応できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は被覆超硬チップの概略斜視図、(b)
は被覆超硬チップの概略縦断面図である。
【図2】(a)は被覆超硬エンドミル概略正面図、
(b)は同切刃部の概略横断面図である。
【図3】(a)は被覆超硬ドリルの概略正面図、(b)
は同溝形成部の概略横断面図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 本間 哲彦 茨城県結城郡石下町大字古間木1511番地 三菱マテリアル株式会社筑波製作所内 Fターム(参考) 3C037 CC04 CC09 3C046 FF03 FF10 FF11 FF13 FF17 FF19 FF22 FF25 4K030 BA18 BA22 BA35 BA36 BA42 BA43 BA46 BB12 CA03 JA01 LA01 LA22

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 炭化タングステン基超硬合金基体の表面
    に、 (a)下部層として、0.5〜15μmの平均層厚を有
    し、Tiの炭化物層、窒化物層、炭窒化物層、炭酸化物
    層、および炭窒酸化物層のうちの1層または2層以上の
    複層からなるTi化合物層、 (b)中間層として、1〜15μmの平均層厚を有し、
    表面部に、表面から0.1〜3μmの深さに亘ってTi
    侵入拡散帯域を形成してなる、酸化アルミニウム層およ
    び/または酸化アルミニウムの素地に酸化ジルコニウム
    相が分散分布してなる酸化アルミニウム−酸化ジルコニ
    ウム混合層、 (c)表面下地層として、0.1〜3μmの平均層厚を
    有し、かつ、 組成式:TiOV、 で表わした場合、厚さ方向中央部をオージェ分光分析装
    置で測定して、 V:Tiに対する原子比で1.2〜1.7、 を満足するTi酸化物層、 (d)表面層として、0.05〜3μmの平均層厚を有
    し、かつそれぞれ、 組成式:ZrC1-Z(O)Z、 組成式:ZrN1-Z(O)Z、 組成式:Zr[C,N]1-Z(O)Z、 で表わした場合[ただし、(O)は上記表面下地層から
    の拡散酸素を示す]、同じくそれぞれの厚さ方向中央部
    をオージェ分光分析装置で測定して、いずれもZrに対
    する原子比で、 Z:0.01〜0.40、 を満足するZrの炭酸化物層、窒酸化物層、および炭窒
    酸化物層のうちの1層または2層以上の複層、以上
    (a)〜(d)で構成された硬質被覆層を3〜30μm
    の全体平均層厚で化学蒸着および/または物理蒸着して
    なる、切粉に対する表面潤滑性にすぐれた表面被覆超硬
    合金製切削工具。
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