JP2002096129A - トランスファ装置のリフト駆動機構 - Google Patents

トランスファ装置のリフト駆動機構

Info

Publication number
JP2002096129A
JP2002096129A JP2000286246A JP2000286246A JP2002096129A JP 2002096129 A JP2002096129 A JP 2002096129A JP 2000286246 A JP2000286246 A JP 2000286246A JP 2000286246 A JP2000286246 A JP 2000286246A JP 2002096129 A JP2002096129 A JP 2002096129A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lift
cam
transfer
drive rod
shaft
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000286246A
Other languages
English (en)
Inventor
Masumi Nozu
眞澄 野津
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Zosen Corp
Original Assignee
Hitachi Zosen Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Zosen Corp filed Critical Hitachi Zosen Corp
Priority to JP2000286246A priority Critical patent/JP2002096129A/ja
Publication of JP2002096129A publication Critical patent/JP2002096129A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Press Drives And Press Lines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】カム面への負荷を小さくして、製造コストを低
減する。 【解決手段】位相差を有する2枚のカム板に2個のカム
ホロワ38a,38bがそれぞれ当接される確動カムに
構成されたトランスファリフト用カム35により、トラ
ンスファリフト用カムレバー36を揺動して、リフト用
駆動ロッド72をプレスライン方向に往復移動させ、リ
フト用駆動ロッド72によりリフト用ギヤボックス74
を介してリフト用昇降軸83を昇降駆動してリフトバー
51を昇降させ、リフト用昇降軸83に並設してリフト
用ギヤボックス74内のギヤのバックラッシュを無くす
リフト用拘束装置75を設け、前記リフト用駆動ロッド
72に、リフト用拘束装置75の拘束力を相殺する方向
にバランス力を付与するリフト用バランス装置76を設
けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トランスファ装置
のリフト駆動機構に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のトランスファプレスには、各プレ
ス位置の間で順次ワークを搬送するトランスファ装置が
具備されている。このトランスファ装置は、プレスライ
ンに沿って昇降自在に配置された左右一対のリフトバー
に、フィードバーを介して搬送方向に往復移動される複
数の可動台を配置し、左右の可動台間に連結されたクロ
スバーにワーク保持具を設けたものである。
【0003】このトランスファ装置において、従来のリ
フトバーの昇降機構は、たとえばプレスラインの上流側
または下流側にカムボックスを配置し、カムボックスの
カム軸に装着されたリフト用カムにより、カムホロワを
介して揺動されるリフト用カムレバーを設け、このリフ
ト用カムレバーによりプレスライン方向に往復移動され
るリフト駆動ロッドを設け、リフト駆動ロッドによりリ
フト用ギヤボックスを介して昇降駆動されるリフト用昇
降軸を設け、このリフト用昇降軸にリフトバーを連結し
たものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来構成
では、リフト用カムレバーは、ホロワ拘束シリンダによ
りカムホロワがリフト用カムのカム面に常に当接される
ように構成され、またリフト用ギヤボックスのギヤのバ
ックラッシュを無くすために、リフトバーを上昇方向ま
たは下降方向に付勢するリフト拘束シリンダが配置され
ている。したがって、ホロワ拘束シリンダとリフト拘束
シリンダのそれぞれの拘束力が、リフト駆動ロッドを介
してリフト用カムレバーに作用し、カムホロワによりリ
フト用カムのカム面に大きい圧力となって作用する。こ
のため、カム軸に大きい駆動力が必要で、またカム面の
強度を高くできる材質や加工が必要となり、コストアッ
プにつながっていた。
【0005】本発明は上記問題点を解決して、カム面へ
の負荷を小さくできて、製造コストの低減できるトラン
スファ装置のリフト駆動機構を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1記載の発明は、プレスラインに沿って昇降自
在に配置された左右一対のリフトバーに、フィードバー
を介して搬送方向に往復移動される複数の可動台を配置
し、左右の可動台間に連結されたクロスバーにワーク保
持具を設けたトランスファ装置のリフト駆動機構におい
て、トランスファリフト用カムにより揺動されるトラン
スファリフト用カムレバーに、リフトバーに沿って配置
されてプレスライン方向に往復移動自在なリフト用駆動
ロッドを連結し、前記リフト用駆動ロッドによりリフト
用ギヤボックスを介して昇降駆動されて、前記リフトバ
ーに連結されたリフト用昇降軸を設け、前記トランスフ
ァリフト用カムを、位相差を有する2枚のカム板に、ト
ランスファリフト用カムレバーに設けられた2個のカム
ホロワがそれぞれ当接される確動カムに構成し、前記リ
フト用昇降軸に並設してリフト用ギヤボックス内のギヤ
のバックラッシュを無くすリフト用拘束装置を設け、前
記リフト用駆動ロッドに、リフト用拘束装置の拘束力を
相殺する方向にバランス力を付与するリフト用バランス
装置を設けたものである。
【0007】上記構成によれば、カム駆動機構にバック
ラッシュのない確動カムを採用するとともに、リフト用
ギヤボックスのバックラッシュを無くすリフト用拘束装
置の拘束力をバランスするリフト用バランス装置を設け
たので、トランスファリフト用カムレバーに従来必要で
あった拘束用シリンダを無くすことができるとともに、
リフト用拘束装置によりトランスファリフト用カムのカ
ム面に、トランスファリフト用カムレバーのカムホロワ
により負荷される面圧を、リフト用バランス装置により
リフト用駆動ロッドを介して相殺することができ、カム
面の負荷を大幅に軽減してカム面の強度を低減すること
ができる。
【0008】
【発明の実施の形態】ここで、本発明に係るトランスフ
ァプレスの実施の形態を図1〜図10に基づいて説明す
る。
【0009】このトランスファプレスは、図1,図2に
示すように、プレスラインPに沿って、上流側からワー
ク搬入位置P0、プレス位置P1、アイドル位置A、プ
レス位置P2〜P4が順次配置されている。プレス装置
1は、プレス駆動装置の駆動源であるプレス駆動モータ
2によりフライホイール3および動力伝達機構を介して
昇降駆動されるスライド4がプレス位置P1〜P4にそ
れぞれ配置され、スライド4に取付けられた上金型5
と、ベッド6上にボルスタ台車を介して配置された下金
型7とによりワークが加圧成形される。
【0010】そして、ワーク搬入位置P0から上流端の
プレス位置P1にワークを搬入するローダ装置8が配置
され、またプレスラインPに沿ってワークをプレス位置
P1、アイドル位置A、プレス位置P2〜P4および排
出位置P5に順次搬送するトランスファ装置9とが具備
されている。また、プレスラインPの上流側上部には、
プレス駆動モータ2から入力伝達装置10を介して取出
された動力により、ローダ装置8およびトランスファ装
置9の動力源となるカムボックス11が設けられてい
る。
【0011】このカムボックス11には、図3に示すよ
うに、プレスラインPと直交する水平方向に互いに平行
な動力取出軸12と中間軸13とカム軸14とが軸受を
介して回転自在に支持されている。そして、前記カム軸
14に、ローダ送り用カム21とトランスファ送り用カ
ム31とトランスファリフト用カム35とが一体に装着
されており、またカムボックス11には、ローダ送り用
カム21により揺動されるローダ送り用カムレバー22
と、前記トランスファ送り用カム31により揺動される
トランスファ用送りカムレバー32と、前記トランスフ
ァリフト用カム35により揺動されるトランスファリフ
ト用カムレバー36とがそれぞれ設けられている。
【0012】すなわち、入力伝達装置10の出力軸10
aの出力端に取付けられた出力用ベベルギヤ15aが、
動力取出軸12の端部に取付けられた入力用ベベルギヤ
15bに噛合されて、入力軸10aが動力取出軸12に
連結連動されている。またこの動力取出軸12に取付け
られた左右一対の取出用駆動ギヤ16が、中間軸13に
設けられた左右一対の入力用中間ギヤ17aに噛合され
て、動力取出軸12が中間軸13に連結連動されてい
る。さらに中間軸13に取付けられた左右一対の出力用
中間ギヤ(入力ギヤ)17bが、カム軸14に取付けら
れた左右一対の受動用カムギヤ(受動ギヤ)18に噛合
されて、中間軸13がカム軸14に連結連動されてい
る。
【0013】そして、前記取出用駆動ギヤ16の歯数が
入力用中間ギヤ17aより少なく設定されるとともに、
出力用中間ギヤ17bの歯数が受動用カムギヤ18より
少なく設定されることにより減速機構が構成されてい
る。
【0014】前記カム軸14は左右対称に構成されてお
り、受動用カムギヤ18間に左右一対のローダ送り用カ
ム21が装着され、また受動用カムギヤ18の外側に左
右一対のトランスファ送り用カム31がそれぞれ装着さ
れ、さらに左右のトランスファ送り用カム31の外側に
左右一対のトランスファリフト用カム41が装着されて
いる。
【0015】したがって、カム軸14への動力伝達は、
ローダ送り用カム21の両側1個所ですみ、従来のよう
にそれぞれのカム軸14への動力伝達部材と減速機構が
不要になり、部品点数やスペースを削減でき、コンパク
ト化を図ることができる。またローダ送り用カム21と
トランスファ送り用カム31とトランスファリフト用カ
ム35との完全な同期駆動が可能となり、従来のような
カップリングによる位相合わせ作業が不要となる。さら
に、カム軸14が左右対称となり、負荷によるカム軸1
4のねじれも同一となるため、安定した搬送が可能とな
る。
【0016】図4に示すように、ローダ装置8の駆動源
となるローダ送り用カム21の上流側には、カム軸14
と平行なローダ用レバー軸23にローダ送り用カムレバ
ー22が揺動自在に支持されている。そして、ローダ送
り用カム21は、カム軸に所定の位相差を持って2枚の
カム板を有し、ローダ送り用カムレバー22に所定角度
(図では約90°)隔てて配置された2個のカムホロワ
24a,24bがそれぞれ当接する確動カム(ダブルカ
ムともいう)に構成されている。したがって、確動カム
では、2個のカムホロワ24a,24bが常にカム面に
当接されるので、バックラッシュを無くして従来のよう
な拘束用のエアシリンダが不要となる。
【0017】カム軸14の下流側には、ローダ用レバー
軸23と平行な中間レバー軸25が軸受を介して回転自
在に支持され、この中間レバー軸25にローダ送り用カ
ムレバー22に対向して中間受動レバー26が取り付け
られている。そして、ローダ送り用カムレバー22の遊
端部と中間受動レバー26の遊端部の間に連動リンクア
ーム27が連結されて平行リンク機構が構成されてい
る。さらに、図5に示すように、前記中間レバー軸27
は、両端部が軸受を介してカムボックス11の側板11
aを貫通しており、カムボックス11の外側で中間レバ
ー軸27の両突出部にローダ送り用従動レバー28が装
着固定されている。
【0018】このローダ装置8は、図4に示すように、
図示しないローダ用リフト装置により昇降自在に支持さ
れたローダ用ガイドレール41に、ローダ用キャリッジ
42が送り方向(プレスライン方向)に移動自在に支持
されている。そして、ローダ送り用従動レバー28の遊
端部に出力用リンクアーム43が上下揺動自在に連結さ
れ、この出力用リンクアーム43の先端部がローダ用キ
ャリッジ42に回動自在に連結されている。このローダ
用キャリッジ42には、送り方向に位置を調整可能な保
持位置調整装置44を介して支持アーム45が取付けら
れ、支持アーム44の先端部にワーク保持具である吸着
カップ46が取付けられている。
【0019】上記構成において、カム軸14が回転され
ると、ローダ送り用カム21を介してローダ送り用カム
レバー22が揺動され、連動リンクアーム27を介して
中間受動レバー26が揺動される。そして、ローダ用レ
バー軸23によりローダ送り用従動レバー28が揺動さ
れ、出力用リンクアーム43を介してローダ用キャリッ
ジ42が往復移動される。さらにローダ用キャリッジ4
2に支持アーム44をを介して設けられた吸着カップ4
6によりワークが保持され、ローダ用リフト装置と協動
して、搬入位置P0のワークが上流端のプレス位置P1
に搬入される。
【0020】したがって、連動リンクアーム27および
中間受動レバー26を介して回動される中間レバー軸2
7の両端部を、カムボックス11の側板11aを貫通さ
せ、カムボックス11の外側で中間レバー軸27の両端
部にローダ送り用駆動レバー28を取付けたので、従来
のようにローダ送り用カムレバーがカムボックスの底部
を貫通して突出されることがないため、開口部に必要な
潤滑油漏れを防ぐ特殊なシール装置が不要となり、部品
点数を削減できる。また左右一対のローダ送り用従動レ
バー28を設けたので、ローダ用キャリッジ42の高速
安定搬送が可能となる。また連動リンクアーム27を介
して中間従動レバー26および中間レバー軸27を設け
たので、他の部材に干渉されない最適な位置を選択して
ローダ送り用駆動レバー28を配置することができる。
【0021】トランスファ装置9の送り駆動源となるト
ランスファ送り用カムレバー32は、図6に示すよう
に、カム軸14のトランスファ送り用カム31下流側に
送り用レバー軸33を介して揺動自在に支持されてい
る。トランスファ送り用カム31は、カム軸14に所定
の位相差を持つ2枚のカム板を有し、トランスファ送り
用カムレバー32に所定角度(図では約90°)隔てて
配置された2個のカムホロワ34a,34bがそれぞれ
カム板に当接するように配置されて確動カム(ダブルカ
ムともいう)を構成している。したがって、確動カムで
は2個のカムホロワ34a,34bが常にカム面に当接
されるので、バックラッシュを無くして従来のような拘
束用のエアシリンダが不要となる。
【0022】トランスファ装置9は、図1,図2に示す
ように、プレス位置P1〜P4の両側にプレスラインP
に沿うリフトバー51がリフト装置52を介してそれぞ
れ昇降自在に支持され、これらリフトバー51に可動台
53が搬送方向に移動自在に支持されている。そして左
右の可動台53間にクロスバー54が連結され、クロス
バー54にワーク保持具である吸着カップ55が設けら
れている。
【0023】図7に示すように、リフトバー51の上流
側には、リフトバー51の左右側面上部のガイドバー5
6にガイドローラ57を介してキャリッジ58が移動自
在に吊持され、前記トランスファ送り用カムレバー32
の遊端部に上下揺動自在な送り用リンクアーム59を介
してキャリッジ58が連結されて、送り方向に往復移動
される。また各プレス位置P1〜P4およびアイドル位
置Aに対応して配置された可動台53は、リフトバー5
1の左右側面下部のガイドレール61にガイドローラ6
2を介して移動自在に吊持され、キャリッジ54と各可
動台53がリフトバー51に沿ってハイチされたフィー
ドバー63を介して互いに連結され、キャリッジ54に
従動して各可動台53が送り方向に往復移動される。図
において、64はワークの形状に応じて送り方向の保持
位置を、可動台53を介して調整するための送り位置調
整装置である。
【0024】上記構成において、カム軸14を介してト
ランスファ送り用カム31が回転されると、カムホロワ
34b,34bを介してトランスファ送り用カムレバー
32が揺動されて、出力用リンクアーム43によりキャ
リッジ58が送り方向に往復移動される。そして、フィ
ードバー63を介して各可動体53がリフトバー51に
沿って往復移動され、クロスバー54に設けられた吸着
カップ55を介してワークが搬送される。
【0025】トランスファ装置9の昇降駆動源となるト
ランスファリフト用カムレバー36は、図8に示すよう
に、カム軸14のトランスファリフト用カム35の下流
側にリフト用レバー軸37を介して揺動自在に支持され
ている。トランスファリフト用カム35はカム軸14に
所定の位相差を持つ2枚のカム板を有し、リフト用カム
レバー36に所定角度(図では約90°)隔てて配置さ
れた2個のカムホロワ38a,38bがそれぞれトラン
スファリフト用カム35に当接される確動カム(ダブル
カムともいう)に構成されている。したがって、確動カ
ムでは、2個のカムホロワ38a,38bがカム面にそ
れぞれ当接されることにより、バックラッシュを無くす
ことができるので、従来のような拘束用のエアシリンダ
が不要となる。
【0026】カムボックス11には、プレスラインPに
沿って左右両側に配置されたリフト用駆動ロッド72の
基端側が、ガイド部材71を介して送り方向に往復移動
自在に支持されており、前記トランスファリフト用カム
レバー36の遊端部と、リフト用駆動ロッド72とが位
置調整可能な連動位置調整装置73を介して連結されて
いる。
【0027】図1,図9に示すように、プレスラインP
に沿って所定間隔ごとにリフトバー51を昇降自在に支
持するリフト装置52が配設されている。このリフト装
置52は、リフト用駆動ロッド72の往復移動によりリ
フト用昇降軸83を昇降させるフト用ギヤボックス74
と、リフト用ギヤボックス74内のバックラッシュを除
去するリフト用拘束装置(エアシリンダ)75と、リフ
トバー(エアシリンダなど)51の下流端に連結されて
リフト用拘束装置75の拘束力の反対方向の力を付与し
バランスさせてトランスファリフト用カムレバー36の
カムホロワ38a,38bの面圧を低減するリフト用バ
ランス装置(エアシリンダなど)76とで構成されてい
る。
【0028】前記リフト用ギヤボックス74には、図1
0に示すように、変向用ピニオン82,82を有する水
平軸81が回転自在に設けられるとともに、ガイド部材
を介して移動自在に支持されたリフト用昇降軸83と、
リフト用駆動ロッド72とが直交状に貫設されている。
そして、リフト用駆動ロッド72に形成されたリフト入
力用ラック84と、リフト用昇降軸83に形成されたリ
フト出力用ラック85とがリフト用変向ピニオン82,
82にそれぞれ噛合され、リフト用駆動ロッド72の送
り方向の駆動力がリフト用昇降軸83の昇降方向の駆動
力に変向されて動力伝達され、リフト用昇降軸83を介
して下端部に連結されたリフトバー51が昇降駆動され
る。
【0029】上記構成において、カム軸14によりトラ
ンスファリフト用カム35が回転されると、カムホロワ
38a,38bを介してトランスファリフト用カムレバ
ー36が揺動され、リフト用駆動ロッド72が送り方向
に往復移動される。そして、リフト用ギヤボックス74
で、リフト用駆動ロッド72がリフト入力用ラック8
4、リフト用変向ピニオン82,82およびリフト出力
用ラック85を介してリフト用昇降軸83が昇降駆動さ
れ、リフトバー51が昇降移動される。この時、リフト
入力用ラック84、リフト用変向ピニオン82,82お
よびリフト出力用ラック85のバックラッシュを除去す
るために、リフト用拘束装置75の拘束力によりリフト
バー51が上昇方向に付勢されており、一方、リフト用
バランス装置76のバランス力によりリフト用駆動ロッ
ド72が引き側(リフト用昇降軸83を上昇する方向)
に付勢されて、リフト用拘束装置75の拘束力を打ち消
して(相殺して)バランスするように構成されている。
これにより、トランスファリフト用カムレバー36によ
りカムホロワ38a,38bを介してトランスファリフ
ト用カム35のカム面にそれぞれ作用する面圧を効果的
に軽減することができるので、スムーズな昇降動作を実
現できるとともに、カムやカムホロワ、軸受部の寿命を
大幅に伸ばすことができる。
【0030】上記実施の形態によれば、ローダ装置8と
トランスファ装置9の駆動源となる3つのカム(21,
31,35)を1本のカム軸14に設けたので、カム軸
14への動力伝達ギヤ(15b,16,17a,17
b,18)か1組ですみ、従来のように各カム軸をそれ
ぞれ駆動するギヤ装置や減速機構が不要となり、構造の
簡略化とコンパクト化を促進でき、ギヤの削減による部
品コストの低減を図ることができる。また、カム(2
1,31,35)の完全な同期ができることから、従来
のようなカップリングによる位相合わせの作業が不要と
なる。
【0031】またカム軸14で複数組のカム(21,3
1,35)と受動用カムギヤ18を対称位置に配置した
ので、負荷によるカム軸14の捻じれが左右同一とな
り、安定した搬送が可能となる。
【0032】さらに、トランスファ装置9のリフト駆動
源に、確動カムからなるトランスファリフト用カム31
を採用し、リフトバー51を昇降駆動するリフト装置5
2に、リフト用拘束装置75の拘束力をバランスするリ
フト用バランス装置76をリフト用駆動ロッド72に設
けたので、リフト装置52のバックラッシュを無くしか
つトランスファリフト用カム31のカム面への負荷を軽
減することができ、カム面の強度、耐摩耗性能などを低
く設定できる。
【0033】
【発明の効果】以上に述べたごとく請求項1記載の発明
によれば、カム駆動機構にバックラッシュのない確動カ
ムを採用するとともに、リフト用ギヤボックスのバック
ラッシュを無くすリフト用拘束装置の拘束力をバランス
するリフト用バランス装置を設けたので、トランスファ
リフト用カムレバーに従来必要であった拘束用シリンダ
を無くすことができるとともに、リフト用拘束装置によ
りトランスファリフト用カムのカム面に、トランスファ
リフト用カムレバーのカムホロワにより負荷される面圧
を、リフト用バランス装置によりリフト用駆動ロッドを
介して相殺することができ、カム面の負荷を大幅に軽減
してカム面の強度を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るトランスファプレスの搬送装置の
実施の形態を示す一部切欠き斜視図である。
【図2】同搬送装置の全体側面図である。
【図3】同搬送装置のカムボックスを示す平面断面図で
ある。
【図4】同搬送装置のローダ送り用カムおよびカムレバ
ーを示す側面図である。
【図5】同搬送装置のローダ送り用従動レバーを示す正
面断面図である。
【図6】同搬送装置のトランスファ送り用カムおよびカ
ムレバーを示す側面図である。
【図7】同搬送装置のキャリッジおよび可動台を示す側
面図である。
【図8】同搬送装置のトランスファリフト用カムおよび
カムレバーを示す側面図である。
【図9】同搬送装置のトランスファ装置のリフト機構の
構成を示す説明図である。
【図10】同搬送装置のトランスファ装置のリフト用ギ
ヤボックスを示す平面断面図である。
【符号の説明】
P プレスライン P1〜P4 プレス位置 1 プレス装置 9 トランスファ装置 11 カムボックス 14 カム軸 17a 入力用中間ギヤ 18 受動用カムギヤ 35 トランスファリフト用カム 36 トランスファリフト用カムレバー 51 リフトバー 52 リフト装置 53 可動台 64 クロスバー 65 吸着カップ 68 キャリッジ 73 フィードバー 72 リフト用駆動ロッド 74 リフト用ギヤボックス 75 リフト用拘束装置 76 リフト用バランス装置 82 変向ピニオン 83 リフト用昇降軸 84 リフト入力用ラック 85 リフト出力用ラック

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】プレスラインに沿って昇降自在に配置され
    た左右一対のリフトバーに、フィードバーを介して搬送
    方向に往復移動される複数の可動台を配置し、左右の可
    動台間に連結されたクロスバーにワーク保持具を設けた
    トランスファ装置のリフト駆動機構において、 トランスファリフト用カムにより揺動されるトランスフ
    ァリフト用カムレバーに、リフトバーに沿って配置され
    てプレスライン方向に往復移動自在なリフト用駆動ロッ
    ドを連結し、 前記リフト用駆動ロッドによりリフト用ギヤボックスを
    介して昇降駆動されて、前記リフトバーに連結されたリ
    フト用昇降軸を設け、 前記トランスファリフト用カムを、位相差を有する2枚
    のカム板に、トランスファリフト用カムレバーに設けら
    れた2個のカムホロワがそれぞれ当接される確動カムに
    構成し、 前記リフト用昇降軸に並設してリフト用ギヤボックス内
    のギヤのバックラッシュを無くすリフト用拘束装置を設
    け、 前記リフト用駆動ロッドに、リフト用拘束装置の拘束力
    を相殺する方向にバランス力を付与するリフト用バラン
    ス装置を設けたことを特徴とするトランスファ装置のリ
    フト駆動機構。
  2. 【請求項2】リフト用ギヤボックス内に、 直交状に貫通するリフト用駆動ロッドとリフト用昇降軸
    とをそれぞれ長さ方向に移動自在に配置するとともに、 前記リフト用駆動ロッドに形成されたリフト入力用ラッ
    クと、前記リフト用昇降軸に形成されたリフト出力用ラ
    ックとにそれぞれ噛合する変向用ピニオンを水平軸を介
    して回転自在に設けたことを特徴とする請求項1記載の
    トランスファ装置のリフト駆動機構。
JP2000286246A 2000-09-21 2000-09-21 トランスファ装置のリフト駆動機構 Pending JP2002096129A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000286246A JP2002096129A (ja) 2000-09-21 2000-09-21 トランスファ装置のリフト駆動機構

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000286246A JP2002096129A (ja) 2000-09-21 2000-09-21 トランスファ装置のリフト駆動機構

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002096129A true JP2002096129A (ja) 2002-04-02

Family

ID=18770192

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000286246A Pending JP2002096129A (ja) 2000-09-21 2000-09-21 トランスファ装置のリフト駆動機構

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002096129A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106965330A (zh) * 2017-03-02 2017-07-21 广东赛因迪科技股份有限公司 一种具有自动校正装置的陶瓷切边机
CN106965333A (zh) * 2017-03-02 2017-07-21 广东赛因迪科技股份有限公司 一种瓷砖自动校正装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106965330A (zh) * 2017-03-02 2017-07-21 广东赛因迪科技股份有限公司 一种具有自动校正装置的陶瓷切边机
CN106965333A (zh) * 2017-03-02 2017-07-21 广东赛因迪科技股份有限公司 一种瓷砖自动校正装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2007520356A (ja) ワークピースをプレス装置を通して搬送するための搬送装置
RU2082614C1 (ru) Прессовый агрегат для обработки давлением (варианты)
JPWO2005035165A1 (ja) プレス機械のワーク搬送装置
JP2012232321A (ja) ワーク搬送装置
KR100346866B1 (ko) 금속성형기,특히반송프레스의반송장치
US4893982A (en) Apparatus for conveying workpiece
KR20160042838A (ko) 트랜스퍼 로봇 및 그 트랜스퍼 로봇을 이용한 이송 시스템
JPH0788749A (ja) 自動搬送装置
US3719270A (en) Workpiece transfer device
JP2002096129A (ja) トランスファ装置のリフト駆動機構
CN112758691A (zh) 一种多种类玻璃上片装置
KR100284736B1 (ko) 트랜스퍼 프레스의 공작물 반송 장치
JP4604013B2 (ja) プレス機械のワーク搬送装置
CN216425310U (zh) 一种微型缓存机
JP2002096127A (ja) トランスファプレスのワーク搬送装置
US2922646A (en) Sheet feed apparatus driving mechanisms
JP3947447B2 (ja) ワーク搬送装置およびトランスファ装置
JP7489856B2 (ja) ワーク搬送装置
JP2002273533A (ja) パンチングプレスにおける金型交換装置
JPH0757397B2 (ja) トランスファープレスの送り装置並に送り駆動装置
JPH03221228A (ja) トランスファープレス
CN219928921U (zh) 一种用于多板翻转的上下夹紧结构
JPS6327879Y2 (ja)
JP3773125B2 (ja) トランスファフィーダのフィードストローク可変装置
JP4224810B2 (ja) トランスファプレスのワーク搬送装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20041111

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20041130

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20050329