JP2002095203A - 真空ポンプ用軸方向空隙形キャンドモータ - Google Patents

真空ポンプ用軸方向空隙形キャンドモータ

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JP2002095203A
JP2002095203A JP2000278153A JP2000278153A JP2002095203A JP 2002095203 A JP2002095203 A JP 2002095203A JP 2000278153 A JP2000278153 A JP 2000278153A JP 2000278153 A JP2000278153 A JP 2000278153A JP 2002095203 A JP2002095203 A JP 2002095203A
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vacuum pump
outer frame
gap type
protruding portion
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JP2000278153A
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Toshiharu Matsuyuki
俊治 松雪
Katsumi Tashiro
勝己 田代
Yasuo Imoto
康男 井本
Sadayuki Sato
貞之 佐藤
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Original Assignee
Nidec Power Motor Corp
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    • F04C29/0085Prime movers
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 キャンの損失を増加させることなく、キャン
の強度を向上することができる真空ポンプ用軸方向空隙
形キャンドモータを提供する。 【解決手段】 モータ外枠6における真空ポンプ1のフ
レーム2への取付部に、キャン挟持用のモータフランジ
17を設け、モータ外枠6とモータフランジ17により
キャン16を挟持するとともに、真空側となるモータフ
ランジ17の内径を、モータ外枠6の内径よりも小さく
して、モータフランジ17のキャン16との接触面積を
モータ外枠6よりも広くし、かつ、キャン16の中央部
を固定子9側に突出させて突出部16aを形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体の製造等に
おける真空引き装置として用いられる真空ポンプ用軸方
向空隙形キャンドモータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】真空引き装置として用いられる従来の真
空ポンプ用軸方向空隙形キャンドモータは、図7に示す
ように構成されていた。図7において、1は真空ポン
プ、2は真空ポンプのフレーム、3は前記フレーム2に
軸受4を介して回転自在に支承した真空ポンプの回転軸
で、先端部の外周面にキー溝3aを設けるとともに、先
端面には図示しないネジ穴を設けている。5は真空ポン
プ用軸方向空隙形キャンドモータ、6は底部6aと側壁
部6bからなるカップ状のモータ外枠で、前記底部6a
に、固定子コア7と、前記固定子コア7に巻装した固定
子巻線8からなる固定子9を取り付けている。10は前
記固定子9と軸方向の空隙を介して対向配置された回転
子で、前記真空ポンプ1の回転軸3の先端部に嵌合固着
された略円板状のハブ11と、前記ハブ11の外周部に
取り付けられた永久磁石12とからなっている。前記ハ
ブ11には、前記真空ポンプ1の回転軸3との嵌合面に
キー溝11aを設け、前記真空ポンプ1の回転軸3に設
けたキー溝3aと位置合わせしてキー13を差し込むこ
とにより、回り止めをしている。軸方向の抜け止めは、
前記ハブ11を押さえプレート14で押さえてネジ15
を回転軸3に締め付けることにより行う。16は前記固
定子9と回転子10間に介挿した平板状のキャンで、前
記モータ外枠6の側壁部6bの内面に設けた段付き面6
cと前記固定子コア7の先端面に、溶接や接着によって
固着している。このキャン16を隔てて、回転子10側
が真空側で、固定子9側が大気側となる。このキャン1
6により、真空ポンプ1から排気されるガス等が大気側
に流れ込むのを防止することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の軸方向空隙形キャンドモータにおいては、次
のような問題があった。 (1) 固定子側と回転子側に圧力差がない場合は、キャン
に変形がなく問題はないが、真空ポンプ用キャンドモー
タでは、固定子側が大気側で回転子側が真空側となるた
め圧力差が生じ、キャンには固定子側から回転子側へと
向かう外圧が作用する。そのため、キャンは回転子側に
変形し、回転子と接触する危険がある。 (2) 前記(1) を防ぐために、キャンの板厚を上げて強度
アップを図ろうとすると、キャンの損失が増加してモー
タ効率が低下する。本発明は、このような問題を解消す
るためになされたもので、キャンの損失を増加させるこ
となく、キャンの強度を向上することができる真空ポン
プ用軸方向空隙形キャンドモータを提供することを目的
とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するた
め、本発明は、つぎのようにしたものである。 (1) 請求項1の発明は、真空ポンプのフレームに軸受を
介して回転自在に支承した真空ポンプの回転軸の先端部
に嵌合固着された略円板状のハブと、前記ハブの外周部
に取り付けられた永久磁石とからなる回転子と、底部と
側壁部からなるカップ状のモータ外枠の前記底部に取り
付けられた固定子コアと、前記固定子コアに巻装した固
定子巻線とからなる固定子と、前記固定子と回転子の間
に介挿されるとともに、前記モータ外枠の側壁部と前記
固定子コアの先端面に固着された平板状のキャンとを備
え、前記回転子側が真空側で、前記固定子側が大気側と
なる真空ポンプ用軸方向空隙形キャンドモータにおい
て、前記モータ外枠における真空ポンプのフレームへの
取付部に、キャン挟持用のモータフランジを設け、前記
モータ外枠とモータフランジにより前記キャンを挟持す
るとともに、真空側となる前記モータフランジの内径
を、大気側となるキャンドモータのモータ外枠の内径よ
りも小さくして、モータフランジのキャンとの接触面積
を前記モータ外枠よりも広くし、かつ、前記キャンの中
央部を固定子側に突出させて突出部を形成するようにし
たものである。 (2) 請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記
突出部を、前記固定子巻線を巻装した固定子コアの内径
側に位置させ、かつ、固定子巻線のコイルエンドに空隙
を介して沿うように形成するようにしたものである。 (3) 請求項3の発明は、請求項2の発明において、前記
モータ外枠の底部の、前記キャンの突出部に対向する部
分を回転子側に突出させて形成した突部を設け、前記キ
ャンの突出部とモータ外枠の突部とを固着するようにし
たものである。 (4) 請求項4の発明は、請求項3の発明において、前記
キャンの突出部の底部を、回転子側から円板状の締結体
で押圧して、モータ外枠の突部に締め付け固着するよう
にしたものである。 (5) 請求項5の発明は、請求項3の発明において、前記
キャンの突出部に、回転子側からカップ状の締結体を嵌
合するとともに、前記キャンの突出部の底部を、前記カ
ップ状の締結体の底部で押圧して、前記キャンの突出部
の底部を、前記モータ外枠の突部に締め付け固着するよ
うにしたものである。 (6) 請求項6の発明は、請求項5の発明において、前記
カップ状の締結体を、円板状の締付板と、筒状の支え環
からなる2分割構成にするようにしたものである。 (7) 請求項7の発明は、請求項3の発明において、前記
キャンの突出部の底部に穴をあけて前記突出部を筒状形
状にするとともに、前記筒状形状の突出部の先端面に外
側に向かう円弧状の縁を形成して、前記筒状形状の突出
部に前記モータ外枠の突部の側部に嵌合し、かつ、前記
筒状形状の突出部の内側にカップ状の締結体を嵌合する
とともに、前記締結体の底部をモータ外枠の突部に締め
付け固着するようにしたものである。 (8) 請求項8の発明は、請求項1から7までの発明にお
いて、前記キャンの突出部の内側の空間内に、前記回転
子の略円板状ハブと真空ポンプの回転軸との結合部を配
置するようにしたものである。 (9) 請求項9の発明は、請求項1から8までの発明にお
いて、前記キャンの固定子コアと接する部分に凹部を形
成し、前記凹部に固定子コアの先端部を位置させるよう
にしたものである。 (10)請求項10の発明は、請求項1から9までの発明に
おいて、前記モータ外枠の底部に冷媒通路を設けるよう
にしたものである。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図に基づ
いて説明する。 [第1の実施例]図1は、本発明の第1の実施例を示す
真空ポンプ用軸方向空隙形キャンドモータの側断面図で
ある。本発明の構成は、基本的には従来の真空引き用軸
方向空隙形キャンドモータの構成と同じであるが、キャ
ン16の構成と、キャンの取り付け構成の点で異なって
いる。以下、これらの点について、説明する。なお、図
7に示す従来の構成と同一符号は、同一または相当する
部材を示しており、説明を省略する。本実施例では、前
記モータ外枠6における真空ポンプ1のフレーム2への
取付部に、キャン挟持用のモータフランジ17を設け、
前記モータ外枠6とモータフランジ17により前記キャ
ン16を挟持するようにしている。さらに、真空側とな
る前記モータフランジ17の内径を、大気側となるモー
タ外枠6の内径よりも小さくして、前記モータフランジ
17のキャン16との接触面積が、前記モータ外枠6よ
りも広くなるようにしている。このため、キャン16に
固定子9側から回転子10側へと向かう外圧が作用した
場合、キャン16との接触面積がモータ外枠6よりも広
くキャン16を外圧に対抗して支えるモータフランジ1
7が補強材となり、キャン16の変形を防止することが
できる。さらに、モータフランジ17とキャン16とは
接触面積が大きく、かつキャン16は外圧を受けるため
モータフランジ17との密着が良く、固定子9の熱がキ
ャン16に良好に伝達される。そのため、固定子9の熱
がキャン16を介してモータフランジ17やモータ外枠
6、また真空ポンプ1のフレーム2等に良好に伝達さ
れ、モータの冷却効率が向上する。また、前記キャン1
6は、絞りにより中央部を固定子9側に突出させて突出
部16aを形成するとともに、前記突出部16aを、前
記固定子巻線8を巻装した固定子コア7の内径側に位置
させ、かつ、固定子巻線8のコイルエンド8aに細隙を
介して対向するようにして沿わせて形成している。この
ような構成にすることにより、前記キャン16は、前記
突出部16aのリブ効果により強度が大きく向上するの
で、キャン16を薄くすることができる。したがって、
モータの効率が向上しモータを小形化することができ
る。さらに、キャン中央部の突出部16aの内側の空間
に、回転子10のハブ11と真空ポンプ1の回転軸3と
の結合部を配置しているので、空間の有効利用ができ、
モータの全長が短くなって省スペース化を図ることがで
きる。また、キャン16は、固定子コア7と接触する部
分を回転子10側に突出させた凹部16cを設け、前記
凹部16cに接着材を塗布して、固定子コア7に固着し
ている。このため、キャン16の固定子コア7に対する
位置決めは、前記キャン16の凹部16cに固定子コア
7の先端部を入れ込むだけでよいので、組立作業を簡単
に行うことができる。さらに、キャン16と固定子コア
7を固着するための接着剤も前記凹部16cに塗布する
だけでよいので、接着剤の過不足が生じることも塗布場
所を間違うこともなく、塗布作業を簡単に行うことがで
きる。なお、図において、18、19はシール用溝、2
0、21はOリングなどのシール部材である。
【0006】[第2の実施例]図2は、本発明の第2の
実施例を示す真空ポンプ用軸方向空隙形キャンドモータ
の側断面図である。なお、本実施例のモータ構成は、キ
ャン16の突出部16aと、モータ外枠6の構成以外
は、前記第1の実施例のモータ構成と同一である。本実
施例は、前記第1の実施例における前記モータ外枠6の
底部6aの、前記キャン16の突出部16aに対向する
部分に、回転子10側に突出する突部6dを設け、前記
キャン16の突出部16aとモータ外枠6の突部6dと
を、接着あるいは溶着して固着するようにしたものであ
る。このような構成にすることにより、キャン16の突
出部16aには外圧が作用せず、また、機械的にキャン
16の突出部16aを固定しているため、さらにキャン
16の強度を向上させることができ、キャン16の変形
を抑えることができるとともに、キャン16をさらに薄
くしてモータの効率を大きく向上させることができる。
また、固定子巻線8で発生した熱およびキャン16の渦
流損失により発生した熱をより効果的にモータ外枠6に
伝達することができるので、冷却効率を大きく向上させ
ることができる。これにより、モータをさらに小形化す
ることができる。さらに、モータ外枠6に冷媒通路22
を設けているので、キャン16を介してモータ外枠6に
伝達された固定子巻線8の熱が、冷媒通路22内を流れ
る冷媒と速やかに熱交換され、固定子巻線8の冷却効率
が大きく向上する。したがって、モータをさらに小型化
することができる。
【0007】[第3の実施例]図3は、本発明の第3の
実施例を示す真空ポンプ用軸方向空隙形キャンドモータ
の側断面図である。なお、本実施例のモータ構成は、モ
ータ外枠6の底部6aに形成した突部6d、およびキャ
ン16の突出部16aの固着構造以外は、前記第2の実
施例と同一である。本実施例は、前記第2の実施例にお
ける前記キャン16の突出部16aの底部16bを、回
転子10側から円板状の締結体23で押圧して、モータ
外枠6の突部6dに締め付け固着するようにしたもので
ある。図3において、モータ外枠6の突部6dの端面に
は、固定子9側と回転子10側の気密を保持するため
に、シール用溝24とネジ穴25とを設けている。前記
突部6dのシール用溝24には、Oリング等のシール部
材26を挿入し、キャン16の突出部16aを接触させ
るとともに、円板状の締結体23で押さえてネジ27を
突部6dに締め付け、前記キャン16の突出部23を前
記突部29に密着固定している。このように機械的にキ
ャン16の突出部16aをモータ外枠6に強固に固定す
ることにより、前記第2の実施例の作用、効果に加え、
さらにキャン16の強度が増してキャン16の変形が抑
制されるという作用、効果が生じる。また、前記第2の
実施例における接着あるいは溶着によるキャン16の突
出部16aとモータ外枠6の固着方法に対して、本実施
例は、ネジ27による固着であるため作業性が改善され
る。さらに、キャン16は容易に着脱可能なため、固定
子9やキャン16等の部品交換、あるいは手入れのため
の保守点検等が容易になる。
【0008】[第4の実施例]図4は、本発明の第4の
実施例を示す真空ポンプ用軸方向空隙形キャンドモータ
の側断面図である。なお、本実施例のモータ構成は、モ
ータ外枠6の底部6aに形成した突部6dおよびキャン
16の突出部16aの固着構造以外は、前記第3の実施
例と同一である。本実施例は、前記第3の実施例におけ
る前記キャン16の突出部16aに、回転子10側から
カップ状の締結体28を嵌合するとともに、前記キャン
16の突出部16aの底部16bを、前記カップ状の締
結体28の底部28aで押圧して、前記キャン16の突
出部16aの底部16bを、前記モータ外枠6の突部6
dに締め付け固着するようにしたものである。本実施例
においては、前記第3の実施例におけるキャン16の突
出部16aにカップ状の締結体28を嵌合して、キャン
16と締結体28をモータ外枠6の突部6dにネジ27
で締め付けて、前記キャン16の突出部16aを前記モ
ータ外枠6の突部6dに密着固定している。このように
することにより、前記第3の実施例の作用、効果に加
え、キャン16の突出部16aの円筒部16dの強度も
大きく向上するので、キャン16が円筒部16dに作用
する外圧で座屈変形を起こす恐れがないという作用、効
果が生じる。また、キャン16の強度がさらにアップす
るため、キャン16をさらに薄くしてモータの効率を向
上させることができる。
【0009】[第5の実施例]図5は、本発明の第5の
実施例を示す真空ポンプ用軸方向空隙形キャンドモータ
の側断面図である。なお、本実施例のモータ構成は、モ
ータ外枠6の底部に形成した突部6dおよびキャン16
の突出部16aの固着構造以外は、前記第4の実施例と
同一である。本実施例は、前記第4の実施例における前
記カップ状の締結体28を、円板状の締付板29と、筒
状の支え環30からなる2分割構成にしたもので、この
ようにすることによっても前記第4の実施例と同等の作
用、効果を得ることができる。
【0010】[第6の実施例]図6は、本発明の第6の
実施例を示す真空ポンプ用軸方向空隙形キャンドモータ
の側断面図である。なお、本実施例のモータ構成は、モ
ータ外枠6の底部6aに形成した突部6dおよびキャン
16の突出部16aの固着構造以外は、前記第4の実施
例と同一である。本実施例は、第4の実施例における前
記キャン16の突出部16aの底部16bに穴をあけて
前記突出部16aを筒状形状にするとともに、前記筒状
形状の突出部16aの先端面に外側に向かう円弧状の縁
Rを形成して、前記筒状形状の突出部16aを前記モー
タ外枠6の突部6dの側面に嵌合し、かつ、前記筒状形
状の突出部16aの内側にカップ状の締結体28を嵌合
するとともに、前記締結体28の底部28aをモータ外
枠6の突部6dに締め付け固着するようにしたものであ
る。なお、モータ外枠6の突部6dの先端面付近の外周
には、固定子9側と回転子10側の気密を保持するため
のシール用溝31と、端面にはネジ穴25を設けてい
る。前記突部6dの外周のシール用溝31にはOリング
等のシール部材32を挿入し、前記筒状形状の突出部1
6aを嵌合させて取付けている。また、キャン16の突
出部16aの内側には、カップ状の締結体28を嵌合
し、締結体28の底部28aをモータ外枠6の突部6d
にネジ27で締め付けて密着固定している。このように
することにより、前記第4の実施例の作用、効果に加
え、キャン16の突出部16aを筒状形状としモータ外
枠6の突部6dの外周に嵌合させているため、嵌合面で
軸方向の動きをとることができる。したがって、軸方向
に組立の寸法誤差があっても吸収できるため、キャン1
6に無理なストレスがかからないという作用、効果が生
じる。なお、本発明においては、第2実施例から第6実
施例におけるモータ外枠は、内部に冷媒通路を設けたも
のを示しているが、冷媒通路は必ずしも必要ではなく、
なくても構わない。
【0011】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば次の
ような効果がある。 (1) キャンに突出部を設けることにより、キャンの強度
を大きくアップすることができるので、キャンを薄くす
ることができる。したがって、モータの効率が向上し、
モータを小形化することができる。 (2) 固定子巻線の内径側に突出させたキャンの突出部
が、固定子巻線のコイルエンドに沿って設けられている
ので、固定子巻線で発生した熱を傍らから効率よく吸収
して外枠に伝達し、外枠から大気中に放散させることが
でき、モータの冷却効率が向上しモータを小形化するこ
とができる。 (3) 外枠の底部に突部を設け、前記キャンの突出部と外
枠の突部とを固着させた場合には、キャンから外枠への
熱伝達が極めて良好に行われ、固定子巻線の冷却効率が
さらに大きく向上し、モータをさらに小型化することが
できる。また、キャンの強度がさらにアップするので、
キャンをさらに薄くして、モータの効率を大きく向上さ
せることができる。さらにまた、モータ外枠に冷媒通路
が設けられている場合は、キャンを介してモータ外枠に
伝達された固定子巻線の熱が、冷媒通路内を流れる冷媒
と速やかに熱交換されるので、固定子巻線の冷却効率が
大きく向上するとともに、モータをさらに小型化するこ
とができる。 (4) キャンをキャンドモータの外枠とモータフランジで
挟持しており、また、モータフランジを内径側に長くし
て、キャンの支え面積を広くしているので、キャンの固
定が安定するだけでなく、キャンから外枠への熱伝達面
も増大し、固定子巻線の冷却効率が向上する。 (5) キャンの固定子コアと接触する部分に凹部を形成
し、前記凹部に接着材を塗布して固定子コアに固着して
いるので、キャンの固定子コアに対する位置決めと、接
着剤の塗布が容易に行えるようになり、組立作業が極め
て簡単になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施例を示す真空ポンプ用軸
方向空隙形キャンドモータの側断面図である。
【図2】 本発明の第2の実施例を示す真空ポンプ用軸
方向空隙形キャンドモータの側断面図である。
【図3】 本発明の第3の実施例を示す真空ポンプ用軸
方向空隙形キャンドモータの側断面図である。
【図4】 本発明の第4の実施例を示す真空ポンプ用軸
方向空隙形キャンドモータの側断面図である。
【図5】 本発明の第5の実施例を示す真空ポンプ用軸
方向空隙形キャンドモータの側断面図である。
【図6】 本発明の第6の実施例を示す真空ポンプ用軸
方向空隙形キャンドモータの側断面図である。
【図7】 従来技術を示す真空ポンプ用軸方向空隙形キ
ャンドモータの側断面図である。
【符号の説明】
1 真空ポンプ、 2 真空ポンプのフレーム、 3 真空ポンプの回転軸、 3a キー溝、 4 軸受、 5 真空ポンプ用軸方向空隙形キャンドモータ、 6 モータ外枠、 6a 底部、 6b 側壁部、 6c 段付き面、 6d 突部、 7 固定子コア、 8 固定子巻線、 8a コイルエンド、 9 固定子、 10 回転子、 11 ハブ、 11a キー溝、 12 永久磁石、 13 キー、 14 押さえプレート、 15 ネジ、 16 キャン、 16a 突出部、 16b 底部、 16c 凹部、 16d 円筒部、 17 モータフランジ、 18、19 シール用溝、 20、21 シール部材、 22 冷媒通路、 23 円板状の締結体、 24 シール用溝、 25 ネジ穴、 26 シール部材、 27 ネジ、 28 カップ状の締結体、 28a 締結体の底部、 29 円板状の締付板、 30 筒状の支え環、 31 シール用溝、 32 シール部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H02K 7/14 H02K 7/14 B 5H607 15/02 15/02 Q 5H615 21/24 21/24 M 5H621 (72)発明者 井本 康男 福岡県飯塚市大字吉北31番地 株式会社ワ イ・イー・ドライブ内 (72)発明者 佐藤 貞之 福岡県飯塚市大字吉北31番地 株式会社ワ イ・イー・ドライブ内 Fターム(参考) 3H029 AA01 AB02 BB12 BB41 CC07 CC09 CC23 CC46 3H031 DA08 FA31 3H076 AA01 AA21 BB04 BB43 CC07 CC46 CC99 5H604 AA05 AA08 BB01 BB10 BB13 CC01 CC05 CC20 PE07 5H605 BB05 BB17 BB20 CC01 CC02 CC03 CC10 DD01 DD05 DD09 DD32 EA02 EB10 GG04 GG06 5H607 AA12 BB01 BB07 BB13 CC09 DD01 DD08 DD09 DD15 DD19 FF06 GG08 JJ05 JJ07 JJ10 5H615 AA01 BB01 BB07 BB15 PP01 PP21 PP28 PP29 SS03 5H621 BB07 GA01 GB08 JK07 JK13 JK17

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 真空ポンプのフレームに軸受を介して回
    転自在に支承した真空ポンプの回転軸の先端部に嵌合固
    着された略円板状のハブと、前記ハブの外周部に取り付
    けられた永久磁石とからなる回転子と、 底部と側壁部からなるカップ状のモータ外枠の前記底部
    に取り付けられた固定子コアと、前記固定子コアに巻装
    した固定子巻線とからなる固定子と、 前記固定子と回転子の間に介挿されるとともに、前記モ
    ータ外枠の側壁部と前記固定子コアの先端面に固着され
    た平板状のキャンとを備え、 前記回転子側が真空側で、前記固定子側が大気側となる
    真空ポンプ用軸方向空隙形キャンドモータにおいて、 前記キャンドモータのモータ外枠における真空ポンプの
    フレームへの取付部に、キャン挟持用のモータフランジ
    を設け、前記モータ外枠とモータフランジにより前記キ
    ャンを挟持するとともに、 真空側となる前記モータフランジの内径を、大気側とな
    るキャンドモータのモータ外枠の内径よりも小さくし
    て、モータフランジのキャンとの接触面積を前記モータ
    外枠よりも広くし、 かつ、前記キャンの中央部を固定子側に突出させて突出
    部を形成したことを特徴とする真空ポンプ用軸方向空隙
    形キャンドモータ。
  2. 【請求項2】 前記突出部を、前記固定子巻線を巻装し
    た固定子コアの内径側に位置させ、かつ、固定子巻線の
    コイルエンドに空隙を介して沿うように形成したことを
    特徴とする請求項1に記載の真空ポンプ用軸方向空隙形
    キャンドモータ。
  3. 【請求項3】 前記モータ外枠の底部の、前記キャンの
    突出部に対向する部分を回転子側に突出させて形成した
    突部を設け、前記キャンの突出部とモータ外枠の突部と
    を固着したことを特徴とする請求項2に記載の真空ポン
    プ用軸方向空隙形キャンドモータ。
  4. 【請求項4】 前記キャンの突出部の底部を、回転子側
    から円板状の締結体で押圧して、外枠の突部に締め付け
    固着したことを特徴とする請求項3に記載の真空ポンプ
    用軸方向空隙形キャンドモータ。
  5. 【請求項5】 前記キャンの突出部に、回転子側からカ
    ップ状の締結体を嵌合するとともに、前記キャンの突出
    部の底部を、前記カップ状の締結体の底部で押圧して、
    前記キャンの突出部の底部を、前記モータ外枠の突部に
    締め付け固着したことを特徴とする請求項3に記載の真
    空ポンプ用軸方向空隙形キャンドモータ。
  6. 【請求項6】 前記カップ状の締結体を、円板状の締付
    板と、筒状の支え環からなる2分割構成にしたことを特
    徴とする請求項5に記載の真空ポンプ用軸方向空隙形キ
    ャンドモータ。
  7. 【請求項7】 前記キャンの突出部の底部に穴をあけて
    前記突出部を筒状形状にするとともに、前記筒状形状の
    突出部の先端面に外側に向かう円弧状の縁を形成して、
    前記筒状形状の突出部を前記モータ外枠の突部の側部に
    嵌合し、かつ、前記筒状形状の突出部の内側にカップ状
    の締結体を嵌合するとともに、前記締結体の底部をモー
    タ外枠の突部に締め付け固着したことを特徴とする請求
    項3に記載の真空ポンプ用軸方向空隙形キャンドモー
    タ。
  8. 【請求項8】 前記キャンの突出部の内側の空間内に、
    前記回転子の略円板状ハブと真空ポンプの回転軸との結
    合部を配置したことを特徴とする請求項1から7のいず
    れかの項に記載の真空ポンプ用軸方向空隙形キャンドモ
    ータ。
  9. 【請求項9】 前記キャンの固定子コアと接する部分に
    凹部を形成し、前記凹部に固定子コアの先端部を位置さ
    せたことを特徴とする請求項1から8のいずれかの項に
    記載の真空ポンプ用軸方向空隙形キャンドモータ。
  10. 【請求項10】 前記モータ外枠の底部に冷媒通路を設
    けたことを特徴とする請求項1から9のいずれかの項に
    記載の真空ポンプ用軸方向空隙形キャンドモータ。
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