JP2002095073A - リモコンコード設定システム、リモコンコード設定装置及び記憶媒体 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の課題は、各々の家電機器専用のリモ
コンを用意する必要がなく、外出先では通信用の携帯端
末を家電機器のリモコンとしても使用できるようにする
ことである。 【解決手段】 無線基地局７を介して通信回線Ｎに接続
された携帯端末３から、通信事業者１及びインターネッ
トＳを介して家電機器のメーカコード及び機種コードが
リモコンコード設定サーバ２に送信されると、リモコン
コード設定サーバ２では、これら入力コードに対応する
リモコンコードを記憶装置２６から読み出してそのコー
ドデータを携帯端末３に送信し、携帯端末３は、そのリ
モコンコードを受信して、携帯端末３をリモコンとして
機能設定する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、携帯端末をリモコ
ンとして機能設定するリモコンコード設定システム、リ
モコンコード設定装置及び記憶媒体に関する。

【０００２】

【従来の技術】家電機器のリモコンに内蔵されたリモコ
ンコードを学習し、複数のリモコンに対応するリモコン
コードとして使用できる学習リモコンが製品化されてい
る。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、家電機
器の付属品としてのリモコンは、学習リモコンがリモコ
ンコードを学習するためには必要であるが、学習した後
は不要になってしまうという問題があった。

【０００４】本発明の課題は、各々の家電機器専用のリ
モコンを用意する必要がなく、外出先では通信用の携帯
端末を家電機器のリモコンとしても使用できるようにす
ることである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】請求項１記載の発明は、
上記目的達成のため、サーバ（例えば、図１のリモコン
コード設定サーバ２）からネットワークを介して家電機
器のリモコンコードを携帯端末（例えば、図１の携帯端
末３）に設定して、携帯端末をリモコンとして機能設定
するリモコンコード設定システム（例えば、図１のリモ
コンコード設定システム１０）であって、前記サーバ
は、各種家電機器に対応するリモコンコードを記憶する
記憶手段（例えば、図２の記憶装置２６）と、前記携帯
端末から送信される家電機器のメーカコード及び機種コ
ードに対応するリモコンコードを前記記憶手段から読み
出し、前記携帯端末に送信する送信手段（例えば、図２
のＣＰＵ２１と伝送制御部２４）と、を備え、前記携帯
端末は、入力される家電機器のメーカコード及び機種コ
ードを前記サーバに送信する入力コード送信手段（例え
ば、図３の無線伝送制御部３０４）と、前記サーバの送
信手段から送信されたメーカコード及び機種コードに対
応するリモコンコードを受信する受信手段（例えば、図
３の無線伝送制御部３０４）と、この受信手段により受
信されたリモコンコードを登録するリモコンコード登録
手段（例えば、図３のＣＰＵ３０１と記憶装置３０７）
と、この登録されたリモコンコードを読み出して、対応
する家電機器に送信するリモコンコード送信手段（例え
ば、図３の光通信制御部３０９）と、を備えることを特
徴としている。

【０００６】この請求項１記載の発明によれば、サーバ
は、各種家電機器に対応するリモコンコードを記憶する
記憶手段と、携帯端末から送信される家電機器のメーカ
コード及び機種コードに対応するリモコンコードを記憶
手段から読み出して携帯端末に送信する送信手段とを備
え、携帯端末は、入力される家電機器のメーカコード及
び機種コードを前記サーバに送信する入力コード送信手
段と、サーバの送信手段から送信されたメーカコード及
び機種コードに対応するリモコンコードを受信する受信
手段と、この受信されたリモコンコードを登録するリモ
コンコード登録手段と、このリモコンコードを読み出し
て対応する家電機器に送信するリモコンコード送信手段
とを備えたことにより、家電機器専用の付属リモコンを
用意する必要がなく、家電機器の低コスト化を図ること
ができる。また、外出先では通信機器として使用される
携帯端末を、家庭内では家電機器のリモコンとしても使
用できることから、ユーザが携帯端末と家電機器専用の
付属リモコンとを持ち替える必要がなく、携帯端末の利
便性を向上させることができる。

【０００７】請求項２記載の発明は、ネットワークを介
して携帯端末に接続されるリモコンコード設定装置（例
えば、図１のリモコンコード設定サーバ２）であって、
複数のリモコンコードを記憶する記憶手段（例えば、図
２の記憶装置２６）が接続され、前記携帯端末のアクセ
スに応じて、家電機器の種類を特定する情報を入力する
入力画面を前記携帯端末に送信する入力画面送信手段
（例えば、図２の伝送制御部２４）と、前記携帯端末か
ら送信される情報に対応するリモコンコードを前記記憶
手段から読み出す読出手段（例えば、図２のＣＰＵ２
１）と、前記読出手段により読み出された前記リモコン
コードを前記携帯端末に送信するリモコンコード送信手
段（例えば、図２の伝送制御部２４）と、を備えること
を特徴としている。

【０００８】この請求項２記載の発明によれば、ネット
ワークを介して携帯端末に接続されるリモコンコード設
定装置は、複数のリモコンコードを記憶する記憶手段
と、前記携帯端末のアクセスに応じて、家電機器の種類
を特定する情報を入力する入力画面を前記携帯端末に送
信する入力画面送信手段と、前記携帯端末から送信され
る情報に対応するリモコンコードを前記記憶手段から読
み出す読出手段と、前記読出手段により読み出された前
記リモコンコードを前記携帯端末に送信するリモコンコ
ード送信手段とを備えたことにより、携帯端末を家電機
器のリモコンとして機能設定することができ、携帯端末
の利便性を向上させることができる。

【０００９】

【発明の実施の形態】以下、図を参照して本発明の実施
の形態を詳細に説明する。まず、構成を説明する。

【００１０】図１は、本発明を適用したリモコンコード
設定システム１０の概略構成を示す図である。同図にお
いて、リモコンコード設定システム１０は、通信事業者
１、リモコンコード設定サーバ２、複数台の携帯端末
３、メーカＡサーバ４、メーカＢサーバ５、メーカＣサ
ーバ６、及び無線基地局７により構成されている。

【００１１】リモコンコード設定サーバ２は、通信事業
者１、メーカＡサーバ４、メーカＢサーバ５及びメーカ
Ｃサーバ６と、インターネットＳを介して相互に接続さ
れており、各携帯端末３は、無線基地局７を介して、通
信事業者１と、通信回線Ｎにより相互に接続されてい
る。

【００１２】なお、図１では、３台の携帯端末が通信回
線Ｎに接続された場合を示しているが、それらの台数は
特に限定されない。また、インターネットＳには、メー
カＡ、Ｂ、及びＣのサーバが接続された場合を示してい
るが、リモコンコード設定サーバ２に各種家電機器に対
応するリモコンコードを登録しているメーカのサーバで
あれば、その数は特に限定されない。

【００１３】通信事業者１は、無線基地局７を介して通
信回線Ｎに接続された携帯端末３と、インターネットＳ
に接続されたリモコンコード設定サーバ２、メーカＡサ
ーバ４、メーカＢサーバ５、メーカＣサーバ６との間
で、リモコンコード設定に関わる通信環境を提供し、そ
の各者間での通信要求に応じたデータの通信手段などを
制御する。

【００１４】リモコンコード設定サーバ２は、図２に示
すブロック図のように、ＣＰＵ２１、表示部２２、入力
部２３、伝送制御部２４、ＲＡＭ２５、記憶装置２６、
記憶媒体２７により構成され、記憶媒体２７を除く各部
はバス２８に接続されている。

【００１５】ＣＰＵ（Central Processing Unit）２１
は、記憶装置２６内に格納されているシステムプログラ
ム、及び当該システムに対応する各種アプリケーション
プログラムの中から指定されたアプリケーションプログ
ラムをＲＡＭ２５内の図示しないプログラム格納領域に
展開し、入力部２３から入力される各種指示あるいはデ
ータをＲＡＭ２５内に一時的に格納し、この入力指示及
び入力データに応じて、記憶装置２６内に格納されたア
プリケーションプログラムに従って各種処理を実行し、
その処理結果をＲＡＭ２５内に格納するとともに、表示
部２２に表示する。そして、ＲＡＭ２５に格納した処理
結果を入力部２３から入力指示される記憶装置２６内の
保存先に保存する。

【００１６】また、ＣＰＵ２１は、通信事業者１を介し
てアクセスされた携帯端末３に対して、各種家電機器に
対応するリモコン設定ファイルを提供するため、後述す
るリモコン設定サイトアクセス処理（図１０参照）を実
行する。

【００１７】このリモコン設定サイトアクセス処理にお
いて、ＣＰＵ２１は、まず、ユーザが携帯端末３からリ
モコンコード設定サイトにアクセスするのを待機し、ア
クセスされると、リモコン設定のための入力画面データ
を携帯端末３に送信する。そして、ＣＰＵ２１は、ユー
ザにより入力されるメーカコード及び機種コードのデー
タが受信されるのを待機し、これらの入力コードデータ
が受信されるとそれらを取りこみ、ユーザによるコード
入力を完了するか否かを判断する。

【００１８】ユーザによるコード入力に不備があれば、
ＣＰＵ２１は、コード入力を完了しないと判断し、コー
ド入力を完了すると判断すれば、記憶装置２６から、上
記のメーカコード及び機種コードに対応するリモコン設
定ファイルを読み出し、このリモコン設定ファイルのデ
ータを携帯端末３へ送信する。

【００１９】表示部２２は、ＣＲＴ（Cathode Ray Tub
e）や、液晶表示装置等により構成され、ＣＰＵ２１か
ら入力される表示データに基づいて画面表示を行う。

【００２０】入力部２３は、カーソルキー、数字入力キ
ー及び各種機能キー等を備えたキーボードと、ポインテ
ィングデバイスであるマウスとを備え、キーボードで押
下されたキーの押下信号をＣＰＵ２１に出力するととも
に、マウスによる操作信号をＣＰＵ２１に出力する。

【００２１】伝送制御部２４は、モデム（MOdulator/DE
Modulator）、ターミナルアダプタ（Terminal Adapte
r）、またはルーター等によって構成され、インターネ
ットＳに接続される通信事業者１、及び各メーカサーバ
４〜６のそれぞれとの通信を行うための通信制御を行
う。

【００２２】ＲＡＭ（Random Access Memory）２５は、
ＣＰＵ２１により実行されるプログラムや各種アプリケ
ーションプログラムを格納するプログラム格納エリア
と、入力指示、入力データ及び処理結果を一時格納する
ワークエリアを有する。

【００２３】記憶装置２６は、プログラムやデータ等が
予め記憶されている記憶媒体２７を有しており、この記
憶媒体２７には記憶装置２６に固定的に設けたもの、若
しくは着脱自在に装着するものである。この記憶媒体２
７は、リモコンコード設定サーバ２に対応する各種アプ
リケーションプログラム、リモコン設定サイトアクセス
処理プログラム、及び各処理プログラムで処理されたデ
ータ等を記憶する。

【００２４】また、記憶装置２６には、図５に示すよう
に、リモコン設定ファイル等が設定され、このリモコン
設定ファイルは、例えば、図６に示すように、メーカコ
ード、機種コード、対応キー、及びリモコンコードの各
項目から構成されている。

【００２５】次いで、図１の携帯端末３の内部構成を図
３のブロック図に基づいて説明する。同図において、携
帯端末３は、ＣＰＵ３０１，表示部３０２、入力部３０
３、アンテナ３０５を有する無線伝送制御部３０４、Ｒ
ＡＭ３０６、記憶装置３０７、記憶媒体３０８、光信号
送出部３１０を有する光通信制御部３０９、送話部３１
１、及び受話部３１２により構成されており、記憶媒体
３０８を除く各部は、バス３１３により接続されてい
る。

【００２６】また、図４は、携帯端末３の外観正面図で
ある。同図において、携帯端末３は、ユーザが片手で保
持できる大きさ（７０〜１５０立方センチ程度）及び重
量（７０〜２００グラム程度）を有するもので、アンテ
ナ３０５、表示部３０２、受話部３１２、モード設定キ
ー３０３ａ、入力キー３０３ｂ、送話部３１１及び光信
号送出部３１０から構成されている。この光信号送出部
３１０は、後述するように、リモコンコード設定サーバ
２からネットワークを介して受信し、記憶装置３０７に
記憶したリモコンコードを読み出し、そのリモコンコー
ドをＩｒＤＡ等の赤外線の光信号として家電機器に対し
て送出するものである。なお、本発明の実施の形態にお
いて、携帯端末３は、携帯電話，ＰＨＳ端末，あるいは
無線通信機能を内蔵した携帯型コンピュータ等である。

【００２７】図３に戻って、ＣＰＵ３０１は、記憶装置
３０７に記憶されているシステムプログラム、及び当該
システムに対応する各種アプリケーションプログラムの
中から指定されたアプリケーションプログラムをＲＡＭ
３０６内の図示しないプログラム格納領域に展開し、入
力部３０３から入力される各種指示あるいはデータをＲ
ＡＭ３０６内に一時的に格納し、この入力指示及び入力
データに応じて、記憶装置３０７内に格納されたアプリ
ケーションプログラムに従って各種処理を実行し、その
処理結果をＲＡＭ３０６内に格納するとともに、表示部
３０２に表示する。そして、ＲＡＭ３０６に格納した処
理結果を入力部３０３から入力指示される記憶装置３０
７内の保存先に保存する。

【００２８】また、ＣＰＵ３０１は、各種家電機器に対
応するリモコン設定ファイルを得るため、無線基地局７
を介して通信回線Ｎに接続された無線伝送制御部３０４
から、通信事業者１及びインターネットＳを介してリモ
コンコード設定サーバ２にアクセスして、後述するリモ
コン設定サイトアクセス処理（図９参照）を実行する。

【００２９】このリモコン設定サイトアクセス処理にお
いて、ＣＰＵ３０１は、まず、リモコン設定サーバ２の
リモコン設定サイトへアクセスし、リモコン設定の入力
画面データを受信して表示部３０２に表示する。この入
力画面において、ユーザにより、リモコン設定するべき
家電機器のメーカコード及び機種コードが入力される
と、ＣＰＵ３０１は、これらのコード入力を完了するか
否かを判断し、入力が完了すれば、これら入力コードを
リモコンコード設定サーバ２に送信する。

【００３０】次いで、ＣＰＵ３０１は、リモコンコード
設定サーバ２からリモコンコード一覧画面データを受信
すると、リモコンコード一覧画面を表示部３０２に表示
し、ユーザにより、表示部３０２に表示されたリモコン
コードを携帯端末３に設定すると判断されれば、記憶装
置３０７にキー設定ファイル登録をする。

【００３１】さらに、ＣＰＵ３０１は、リモコンコード
が設定された家電機器に対して、リモコン操作を行うた
め、後述するリモコン入力処理（図１１参照）を実行す
る。

【００３２】このリモコン入力処理において、ＣＰＵ３
０１は、携帯端末３に電源が入れられると、まず、表示
部３０２に待ち受け画面を表示し、携帯端末３のユーザ
によるモード切換指示の有無を確認する。モード切換が
なされなかった場合、ＣＰＵ３０１は、その他の処理を
行い、モード変換が行われた場合は、リモコンモードが
指示されているか否かを確認し、リモコンモードの指示
がされていなければ、その他のモード処理を行う。

【００３３】リモコンモードの指示がなされると、ＣＰ
Ｕ３０１は、ユーザによる機種コード指定を待機し、機
種コード指定のキー操作がなされると、それらキー入力
を判別し、指定された機種のリモコン設定ファイルの検
索を行う。そして、ＣＰＵ３０１は、記憶装置３０７か
ら上記キー入力に対応するリモコンコードを読み出し、
該リモコンコードデータを光通信制御部３０９に出力す
る。

【００３４】表示部３０２は、液晶表示パネルなどによ
り構成され、ＣＰＵ３０１から入力、或いは指示される
表示データに基づいて画面表示を行う。後述するリモコ
ン設定サイトアクセス処理（図９参照）の中で表示され
るリモコン設定サイト画面、及びリモコンコード一覧画
面の表示例を、それぞれ図７、図８に示す。

【００３５】入力部３０３は、図４に示すようにモード
設定キー３０３ａ及び入力キー３０３ｂを有し、モード
設定キー３０３ａ及び入力キー３０３ｂで押下されたキ
ーの押下信号をＣＰＵ３０１に出力する。

【００３６】無線伝送制御部３０４は、アンテナ３０５
を有しており、ＣＰＵ３０１から入力される指示に従っ
て、無線基地局７を介してリモコンコード設定サーバ２
との間で弱電波により各種データの無線送受信を実行す
る。

【００３７】ＲＡＭ３０６は、ＣＰＵ３０１により実行
されるプログラムや各種アプリケーションプログラムを
格納するプログラム格納エリアと、入力指示、入力デー
タ及び処理結果を一時格納するワークエリアを有する。

【００３８】記憶装置３０７は、プログラムやデータ等
が予め記憶されている記憶媒体３０８を有しており、こ
の記憶媒体３０８は、磁気的、光学的記録媒体、若しく
は半導体メモリで構成されている。この記憶媒体３０８
は、記憶装置３０７に固定的に設けたもの、若しくは着
脱自在に装着するものであり、システムプログラム及び
当該システムに対応する各種アプリケーションプログラ
ム、リモコン設定サイトアクセス処理、リモコン入力処
理、及び各処理プログラムで処理されたデータ等を記憶
する。

【００３９】光通信制御部３０９は、赤外線を利用した
無線通信の標準化規格であるＩｒＤＡ（Infrared Data
Association）であり、ＣＰＵ３０１から入力されるリ
モコン信号に応じて、光信号送出部３１０から光信号を
送出する。なお、光通信制御部３０９及び光信号送出部
３１０は、赤外線を利用した無線通信に限らず、ブルー
・トゥース（Blue Tooth）等の微弱無線通信を利用する
通信手段でもよい。即ち、数ｍ〜数１０ｍ程度の近接距
離に対して通信を行う通信手段であれば、光通信あるい
は無線通信のどちらも適用できる。

【００４０】送話部３１１は、携帯端末３が携帯電話あ
るいはＰＨＳ端末として使用される際等に、入力される
音声をＡ／Ｄ変換処理して、その音声信号をＣＰＵ３０
１へ出力する。

【００４１】受話部３１２は、携帯端末３が携帯電話あ
るいはＰＨＳ端末として使用される際、ＣＰＵ３０１か
ら入力される音声データをＤ／Ａ変換処理して、音声と
して出力する。

【００４２】メーカＡサーバ４、メーカＢサーバ５、メ
ーカＣサーバ６は、それぞれ、家電機器メーカＡ、Ｂ、
Ｃのサーバであり、インターネットＳを介して、リモコ
ンコード設定サーバ２に、各種家電機器に対応するリモ
コンコードを送信し、リモコンコード設定サーバ２は送
信されたリモコンコードを記憶装置２６のリモコン設定
ファイルに登録する。無線基地局７は、携帯端末３との
間の無線電波の送受信処理と、通信回線Ｎを介して通信
事業者１との間の通信処理を行う。

【００４３】次に、本実施の形態の動作を説明する。ま
ず、携帯端末３において実行されるリモコン設定サイト
アクセス処理について図９に示すフローチャートに基づ
いて説明する。

【００４４】携帯端末３では、まず、ユーザからの指示
によりリモコンコード設定サーバ２へのアクセスが指示
されると、無線基地局７を介して通信回線Ｎに接続され
た無線伝送制御部３０４から、通信事業者１及びインタ
ーネットＳを介してリモコンコード設定サーバ２にアク
セスして、図９のリモコン設定サイトアクセス処理を開
始する。

【００４５】ＣＰＵ３０１は、まず、リモコン設定サー
バ２のリモコン設定サイトへアクセスし（ステップＰ
１）、リモコン設定サーバ２から送信されるリモコン設
定の入力画面データを受信して表示部３０２に表示する
（ステップＰ２）。

【００４６】この入力画面において、ユーザは、入力キ
ー３０３ｂからリモコン設定するべき家電機器のメーカ
コード及び機種コードを入力する（ステップＰ３、Ｐ
４）。図７は、メーカコードとしてAAAA1234、機種コー
ドとしてXYZ-7890が入力された場合の表示例を示してい
る。

【００４７】ＣＰＵ３０１は、メーカコード、及び機種
コードの入力完了が指示されたか否かを判断し（ステッ
プＰ５）、入力完了が指示されなければ、ステップＰ３
に戻り、入力完了が指示されれば、これら入力コードを
リモコンコード設定サーバ２に送信する（ステップＰ
６）。

【００４８】次いで、ＣＰＵ３０１は、リモコンコード
設定サーバ２からリモコンコード一覧画面データを受信
すると、リモコンコード一覧画面を表示部３０２に表示
する（ステップＰ７）。図８は、図７のリモコン設定サ
イト画面で入力されたメーカコードAAAA1234、機種コー
ドXYZ-7890に対応するリモコンコード一覧の表示例を示
している。図８において、キー1001には該当する家電機
器(この場合は、ラジカセ等のテープレコーダ)の「電源
ＯＮ/ＯＦＦ」が対応し、キー1002には「再生」が対応
し、キー1003には「録音」が対応し、キー1004には「一
時停止」が対応し、キー1005には「早送り」が対応し、
キー1006には「巻戻し」が対応している。

【００４９】ユーザは、上記リモコンコードを携帯端末
３に設定するときは、例えば、表示画面の「設定」を選
択し、設定しないときは、「キャンセル」を選択するこ
とで上記リモコンコードを設定するか否かを選択する
（ステップＰ８）。ユーザにより、上記リモコンコード
を設定しないと選択されれば、ＣＰＵ３０１は、本リモ
コン設定サイトアクセス処理を終了し、設定すると選択
されれば、記憶装置３０７にキー設定ファイルを登録し
（ステップＰ９）、登録後、本リモコン設定サイトアク
セス処理を終了する。

【００５０】次に、この携帯端末３におけるリモコン設
定サイトアクセス処理に対応して、リモコンコード設定
サーバ２において実行されるリモコン設定サイトアクセ
ス処理について、図１０に示すフローチャートに基づい
て説明する。

【００５１】リモコンコード設定サーバ２のＣＰＵ２１
は、まず、ユーザが携帯端末３からリモコンコード設定
サイトにアクセスするのを待ち（ステップＳ１）、携帯
端末３からアクセスされると、リモコン設定のための入
力画面データを携帯端末３に送信する（ステップＳ
２）。

【００５２】次に、ＣＰＵ２１は、ユーザにより入力さ
れるメーカコード及び機種コードのデータを受信するの
を待ち（ステップＳ３）、これらの入力コードデータが
受信されるとそれらを取りこみ（ステップＳ４）、ユー
ザによるコード入力完了が指示されたか否かを判断する
（ステップＳ５）。

【００５３】ユーザによるコード入力完了が指示されな
ければ、ＣＰＵ２１は、ステップＳ２に戻り、コード入
力完了が指示されれば、記憶装置２６から、上記のメー
カコード及び機種コードに対応する図６に示すようなリ
モコン設定ファイルを読み出し（ステップＳ６）、この
リモコン設定ファイルのデータを携帯端末３へ送信し
（ステップＳ７）、本リモコン設定サイトアクセス処理
を終了する。

【００５４】次に、携帯端末３及びリモコンコード設定
サーバ２によるリモコン設定サイトアクセス処理終了後
に、携帯端末３において実行されるリモコン入力処理に
ついて、図１１に示すフローチャートに基づいて説明す
る。

【００５５】携帯端末３に電源が入れられると、まず、
ＣＰＵ３０１は、表示部３０２に待ち受け画面を表示す
る（ステップＰ１１）。次いで、ＣＰＵ３０１は、ユー
ザによりモード設定キー３０３ａからモード切換の指示
がされているか否かを確認し（ステップＰ１２）、モー
ド切換がされていない場合、その他の処理を行う（ステ
ップＰ２２）。

【００５６】モード切換がわれた場合は、ＣＰＵ３０１
は、リモコンモードが指示されているか否かを確認し
（ステップＰ１３）、リモコンモードが指示されなけれ
ば、その他のモード処理を行う（ステップＰ２１）。

【００５７】リモコンモードが指示されると、ＣＰＵ３
０１は、ユーザによる機種コード指定を待機し（ステッ
プＰ１４）、モード設定キー３０３ａ及び入力キー３０
３ｂからのキー操作を待機する（ステップＰ１５）。

【００５８】ユーザにより、機種コード指定のキー操作
がなされると、ＣＰＵ３０１は、それらキー入力を判別
し（ステップＰ１６）、指定された機種のリモコン設定
ファイルの検索を行う（ステップＰ１７）。

【００５９】そして、ＣＰＵ３０１は、記憶装置３０７
から上記キー入力に対応するリモコンコードを読み出し
（ステップＰ１８）、該リモコンコードデータを光通信
制御部３０９に出力する。

【００６０】光通信制御部３０９は、ＣＰＵ３０１から
入力されたリモコンコードの光変換処理を行い（ステッ
プＰ１９）、光信号送出部３１０から該リモコンコード
に対応する家電機器に向けて光信号を送出し（ステップ
Ｐ２０）、本リモコン入力処理を終了する。

【００６１】以上のように、本実施の形態におけるリモ
コンコード設定システム１０では、ユーザは、所望の家
電機器に対応するリモコンコードをリモコンコード設定
サーバ２から、無線基地局７を介して通信回線Ｎに接続
された携帯端末３に設定できることにより、家電機器専
用の付属リモコンを用意する必要がなく、家電機器の低
コスト化を図ることができる。

【００６２】また、外出先では通信機器として使用され
る携帯端末３を、家庭内では家電機器のリモコンとして
も使用できることから、ユーザが携帯端末３と家電機器
専用の付属リモコンとを持ち替える必要がなく、携帯端
末３の利便性が向上する。

【００６３】

【発明の効果】請求項１記載の発明のリモコンコード設
定システムによれば、携帯端末を任意の家電機器のリモ
コンとして使用できるので、家電機器専用の付属リモコ
ンを用意する必要がなく、家電機器の低コスト化を図る
ことができる。また、ユーザが携帯端末と家電機器専用
の付属リモコンとを持ち替える必要がなく、携帯端末の
利便性を向上させることができる。

【００６４】請求項２記載の発明のリモコンコード設定
装置、及び請求項４記載の発明の記憶媒体によれば、携
帯端末を家電機器のリモコンとして機能設定することが
でき、携帯端末の利便性を向上させることができる。

【００６５】請求項３記載の発明のリモコンコード設定
装置によれば、家電機器を特定する情報は、家電機器の
種類だけでなくメーカを特定する情報も含むことによ
り、携帯端末をより詳細に機能設定することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明を適用したリモコンコード設定システム
１０の概略構成を示す図である。

【図２】図１のリモコンコード設定サーバ２の内部構成
を示すブロック図である。

【図３】図１の携帯端末３の内部構成を示すブロック図
である。

【図４】図１の携帯端末３の外観正面図である。

【図５】図２の記憶装置２６内に格納されているファイ
ル構成を示す図である。

【図６】図２の記憶装置２６内に格納されているリモコ
ン設定ファイルの構成例を示す図である。

【図７】携帯端末３がリモコンコード設定サイトへアク
セスした際の入力画面の表示例を示す図である。

【図８】携帯端末３がリモコンコードデータを受信した
際のリモコンコード一覧画面の表示例を示す図である。

【図９】携帯端末３のＣＰＵ３０１により実行されるリ
モコン設定サイトアクセス処理を示すフローチャートで
ある。

【図１０】リモコンコード設定サーバ２のＣＰＵ２１に
より実行されるリモコン設定サイトアクセス処理を示す
フローチャートである。

【図１１】携帯端末３のＣＰＵ３０１により実行される
リモコン入力処理を示すフローチャートである。

【符号の説明】

１ 通信事業者 ２ リモコンコード設定サーバ ３ 携帯端末 ４ メーカＡサーバ ５ メーカＢサーバ ６ メーカＣサーバ ７ 無線基地局 １０ リモコンコード設定システム ２１、３０１ ＣＰＵ ２２、３０２ 表示部 ２３、３０３ 入力部 ３０３ａ モード設定キー ３０３ｂ 入力キー ２４ 伝送制御部 ３０４ 無線伝送制御部 ３０５ アンテナ ２５、３０６ ＲＡＭ ２６、３０７ 記憶装置 ２７、３０８ 記憶媒体 ２８、３１３ バス ３０９ 光通信制御部 ３１０ 光信号送出部 ３１１ 送話部 ３１２ 受話部

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】サーバからネットワークを介して家電機器
   のリモコンコードを携帯端末に設定して、携帯端末をリ
   モコンとして機能設定するリモコンコード設定システム
   であって、 前記サーバは、各種家電機器に対応するリモコンコード
   を記憶する記憶手段と、 前記携帯端末から送信される家電機器のメーカコード及
   び機種コードに対応するリモコンコードを前記記憶手段
   から読み出し、前記携帯端末に送信する送信手段と、を
   備え、 前記携帯端末は、入力される家電機器のメーカコード及
   び機種コードを前記サーバに送信する入力コード送信手
   段と、 前記サーバの送信手段から送信されたメーカコード及び
   機種コードに対応するリモコンコードを受信する受信手
   段と、 この受信手段により受信されたリモコンコードを登録す
   るリモコンコード登録手段と、 この登録されたリモコンコードを読み出して、対応する
   家電機器に送信するリモコンコード送信手段と、 を備えることを特徴とするリモコンコード設定システ
   ム。
2. 【請求項２】ネットワークを介して携帯端末に接続され
   るリモコンコード設定装置であって、 複数のリモコンコードを記憶する記憶手段が接続され、 前記携帯端末のアクセスに応じて、家電機器の種類を特
   定する情報を入力する入力画面を前記携帯端末に送信す
   る入力画面送信手段と、 前記携帯端末から送信される情報に対応するリモコンコ
   ードを前記記憶手段から読み出す読出手段と、 前記読出手段により読み出された前記リモコンコードを
   前記携帯端末に送信するリモコンコード送信手段と、 を備えることを特徴とするリモコンコード設定装置。
3. 【請求項３】前記情報は、家電機器のメーカを特定する
   情報を含むことを特徴とする請求項２記載のリモコンコ
   ード設定装置。
4. 【請求項４】コンピュータが読み取り可能なプログラム
   コードを有する記憶媒体であって、 ネットワークを介して接続される携帯端末のアクセスに
   応じて、家電機器の種類を特定する情報を入力させる入
   力画面を前記携帯端末に送信させる為のコンピュータが
   読み取り可能なプログラムコードと、 前記携帯端末から送信される情報に対応するリモコンコ
   ードを、複数のリモコンコードを記憶する記憶手段から
   読み出させる為のコンピュータが読み取り可能なプログ
   ラムコードと、 前記読み出された前記リモコンコードを前記携帯端末に
   送信させる為のコンピュータが読み取り可能なプログラ
   ムコードと、 を有する記憶媒体。