JP2002094782A - 画像処理装置および方法 - Google Patents

画像処理装置および方法

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JP2002094782A JP2000282448A JP2000282448A JP2002094782A JP 2002094782 A JP2002094782 A JP 2002094782A JP 2000282448 A JP2000282448 A JP 2000282448A JP 2000282448 A JP2000282448 A JP 2000282448A JP 2002094782 A JP2002094782 A JP 2002094782A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】解像力を落すこと無く、かつモアレの発生を抑
えて画像を変倍する。 【解決手段】係数演算処理部1204は、元画像におけ
る注目画素近傍の8×8画素と注目画素との距離に変倍
率を乗じた値をフィルタ係数を求めるための距離として
求め、距離に応じて双三次補間フィルタの係数を演算す
る。このフィルタを用いて、フィルタ処理部1206に
より元画像の変倍が行われる。この際、変倍率が50%
以下であれば、50%以上の変倍率による変倍処理を繰
り返すことで、最終的に所期の変倍率まで変倍する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像を変倍する画
像処理装置および方法に関する。
【0002】
【従来の技術】画像を変倍する処理として、ニアレスト
ネイバー法が知られている。この方法は、変倍後の注目
画素に最も近い元の画像データの画素を選択して補間す
る方法である。また、双3次補間法などの処理もよく用
いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ニアレストネイバー法
は、最近傍の画素データを使用するだけであるため、モ
アレが発生しやすく、画像の拡大であれば画素が荒く見
えるなど、変倍された画像の劣化が著しい。
【0004】双3次補間法は、画質はニアレストネイバ
ー法に比較するとよいが、解像度を保つために、縮小変
倍時に周期性のある原稿、例えば印刷物原稿を読み取っ
た画像を処理する際に、モアレ縞が発生し画質が劣化し
てしまうという問題がある。
【0005】また、モアレ縞の発生を抑制するために、
双3次補間法を改良して、補間を行う画素数を一般的な
4画素よりも増やすように構成することも提案されてい
る。しかし、例えば25%の縮小時にモアレが発生しな
いようなローパス効果を期待するには16画素ものデジ
タルフィルタを構成しなければならず、特にハードウエ
アで実現する場合、回路規模などの問題でコストが高く
なるという問題がある。
【0006】本発明は上記従来例に鑑みて成されたもの
で、変倍率に応じてローパスフィルタの特性を制御する
ことによって、不必要に解像力を落すこと無く、かつモ
アレなどの周期的な縞模様の発生を抑えた変倍画像を作
成することができ、また、画像に同様な変倍処理を複数
回行うことで、少ないリソース、コストで、より高画質
な縮小画像を提供できる画像処理装置および方法を提供
することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は次のような構成からなる。
【0008】変倍率に応じた周波数特性を有するフィル
タにより画像データを変倍する変倍手段と、指定された
変倍率が所定の範囲にない場合、前記所定の範囲内の変
倍率による変倍処理を、前記指定された変倍率に達する
まで前記変倍手段に繰り返させる制御手段とを備える。
【0009】さらに好ましくは、前記変倍手段により変
倍された画像データを一時格納するための記憶手段を更
に備え、前記制御手段は、変倍した画像データを前記記
憶手段にいったん記憶させた後、その画像データに対し
て前記変倍手段により変倍処理を行わせることで、変倍
処理を繰り返す。
【0010】さらに好ましくは、前記変倍手段は、変倍
後の画像のもつ空間周波数成分が元画像のナイキスト周
波数を越えないように帯域制限する周波数特性のフィル
タを用いて変倍する。
【0011】さらに好ましくは、前記所定の範囲とは、
前記変倍手段により変倍後の1画素の値を求めるために
用いる元画像における画素数が所定数を越えない範囲で
ある。
【0012】さらに好ましくは、前記所定数とは、元画
像において、変倍後の注目画素位置からのXY方向それ
ぞれについての距離に変倍率を乗じた値が2未満となる
ような位置にある画素の数である。
【0013】さらに好ましくは、前記所定の範囲とは、
前記所定数が8×8以下となるような変倍率の範囲であ
る。
【0014】さらに好ましくは、前記所定の範囲とは
0.5以上である。
【0015】さらに好ましくは、前記所定の範囲とは、
変倍率1をはさんで所定値以上または所定値以下であ
る。
【0016】さらに好ましくは、前記所定の範囲とは
0.9以下または1.1以上である。
【0017】以上の構成により、本発明によれば、変倍
率に応じてローパスフィルタの特性を制御可能な変倍処
理手段を持ち、不必要に解像力を落すこと無く、かつモ
アレなどの周期的な縞模様の発生を抑えた変倍画像を作
成する。該結果画像に同様な処理を複数回行うことで、
少ないリソース、コストで、より高画質な縮小画像を提
供できる。
【0018】
【発明の実施の形態】(第一の実施形態)以下、好まし
い実施形態として、複写機についての詳細な説明をす
る。なお、本発明はこの実施形態に限るものではない。
特に2値出力のプリンタを用いて、2値で画像を格納す
る記憶デバイスを装備するシステムとして記述されてい
るが、多値プリンタ、多値画像を格納するように制御さ
れた記憶デバイスをもつシステムであってもよく、どち
らの構成であっても、本発明の特徴を損なうものではな
いことは言うまでもない。
【0019】<画像制御装置>画像制御装置100の構
成図を図1に示す。コントローラユニット100は画像
入力デバイスであるスキャナ200や画像出力デバイス
であるプリンタ300と接続し、一方ではLAN700
や公衆回線(WAN)800接続することで、画像情報
やデバイス情報の入出力を行う為のコントローラであ
る。CPU101はシステム全体を制御するコントロー
ラである。RAM102はCPU101が動作するため
のシステムワークメモリであり、画像データを一時記憶
するための画像メモリでもある。また、ハードディスク
などからCPU101により実行されるプログラムがロ
ードされる。
【0020】ROM103はブートROMであり、シス
テムのブートプログラムが格納されている。HDD10
4はハードディスクドライブで、システムソフトウェ
ア、画像データ、画像出力装置の機能情報を格納する。
操作部I/F106は操作部(UI)160とインター
フェース部で、操作部160に表示する画像データを操
作部160に対して出力する。また、操作部160から
本システム使用者が入力した情報を、CPU101に伝
える役割をする。
【0021】ネットワークI/F110はLAN700
に接続し、情報の入出力を行う。モデム120は公衆回
線800に接続し、情報の入出力を行う。以上のデバイ
スがシステムバス107上に配置される。画像バスI/
F105は、システムバス107と画像データを高速で
転送する画像バス108を接続し、データ構造を変換す
るバスブリッジである。画像バス108は、PCIバス
などの高速バスで構成される。画像バス108上には以
下のデバイスが配置される。
【0022】ラスターイメージプロセッサ(RIP)1
50は、PDLコードをビットマップイメージに展開す
る。デバイスI/F部600は、画像入出力デバイスで
あるスキャナ200やプリンタ300とコントローラ1
00を接続し、画像データの同期系/非同期系の変換を
行う。スキャナ画像処理部400は、入力画像データに
対し補正,加工,編集を行う。プリンタ画像処理部50
0は、プリント出力画像データに対して、プリンタの補
正,解像度変換等を行う。画像変倍部130は画像デー
タの変倍処理を行う。画像圧縮部140は、多値画像デ
ータはJPEG、2値画像画像データはJBIG,MM
R,MHの圧縮伸張処理を行う。
【0023】また、HDD104には、ネットワーク
(LAN700)に接続されているノードに関する画像
出力速度、設置位置などの情報がアドレス毎に保存され
ている。
【0024】<画像入力部(スキャナ)>画像入力部で
あるスキャナ200の外観を図2に示す。
【0025】画像入力デバイスであるスキャナ部200
は、原稿となる紙上の画像を照明し、図示しないCCD
ラインセンサを走査することで、ラスターイメージデー
タとして電気信号に変換する。原稿用紙は原稿フィーダ
201のトレイ202にセットし、装置使用者が操作部
160から読取り起動指示することによりコントローラ
CPU101がスキャナ200に指示を与え、フィーダ
201は原稿用紙を一枚ずつフィードし原稿画像の読取
り動作を行う。
【0026】<画像出力部(プリンタ)>画像出力部で
あるプリンタ300の外観を図3に示す。
【0027】画像出力デバイスであるプリンタ部300
は、ラスターイメージデータを用紙上の画像に変換する
部分であり、その方式は感光体ドラムや感光体ベルトを
用いた電子写真方式や、微少ノズルアレイからインクを
吐出して用紙上に直接画像を印字するインクジェット方
式等があるが、どの方式でも構わない。プリント動作の
起動はコントローラCPU101からの指示によって開
始する。プリンタ部300には、異なる用紙サイズまた
は異なる用紙向きを選択できるように複数の給紙段を持
ち、それに対応した用紙カセット302−305があ
る。また、排紙トレイ306は印字し終わった用紙を受
けるものである。
【0028】<スキャナ画像処理部>スキャナ画像処理
部400の構成を図4に示す。画像バスI/Fコントロ
ーラ401は、画像バス108と接続し、そのバスアク
セスシーケンスを制御する働きと、スキャナ画像処理部
400内の各デバイスの制御及びタイミングを発生させ
る。フィルタ処理部402は、空間フィルタでコンボリ
ューション演算を行う。編集部403は、例えば入力画
像データからマーカーペンで囲まれた閉領域を認識し
て、その閉領域内の画像データに対して、影つけ,網掛
け,ネガポジ反転等の画像加工処理を行う。テーブル4
05は、読み取った輝度データである画像データを濃度
データに変換するために、行うテーブル変換である。2
値化406は、多値のグレースケール画像データを、誤
差拡散処理やスクリーン処理によって2値化する。処理
が終了した画像データは、再び画像バスコントローラ4
01を介して、画像バス上に転送される。
【0029】<プリンタ画像処理部>プリンタ画像処理
部500の構成を図5に示す。画像バスI/Fコントロ
ーラ501は、画像バス108と接続し、そのバスアク
セスシーケンスを制御する働きと、プリンタ画像処理部
500内の各デバイスの制御及びタイミングを発生させ
る。解像度変換部502は、LAN700あるいは公衆
回線800から来た画像データを、プリンタ300の解
像度に変換するための解像度変換を行う。スムージング
処理部503は、解像度変換後の画像データのジャギー
(斜め線等の白黒境界部に現れる画像のがさつき)を滑
らかにする処理を行う。
【0030】図11に本実施形態の処理を説明するため
の簡単なブロック図を示す。1101は画像入力部、1
102は画像変倍部、1103はCPU、1104は画
像記憶部、1105は画像出力部である。それぞれ、図
1に記載されたブロックから、処理をわかりやすく説明
するために抜き出して接続関係を表したものである。
【0031】画像入力部1101へ画像を入力する送り
先のデバイスは、スキャナ200からデバイスI/F6
00経由で入力されてもよいし、LAN700やWAN
800経由でネットワークI/F110やMODEM120
から入力されてもよいし、HDD104やRAM102
などの記憶デバイスに記憶された画像データから入力さ
れてもよい。画像変倍部1102は、画像変倍130と
同等のものである。CPU1103はCPU101を示
し、画像記憶部1104は、HDD104やRAM10
2など画像を記憶するデバイスで、画像変倍部1102
から読み書き可能であればどれでもよい。画像出力部1
105は、画像記憶部1104からの出力を表してお
り、コピー動作時の変倍であれば、スキャナ画像処理4
00へ、プリント動作時、FAX受信時であればプリン
ト画像処理部500にそれぞれ送信されることになる。
【0032】図11で、さらに本実施形態の動作を簡単
に説明する。画像入力部1101から画像データが、C
PU1103から変倍率が画像変倍部1102にそれぞ
れ入力される。画像変倍部1102は、変倍率とローパ
スフィルタの特性をそれぞれ独立に制御可能な変倍処理
手段である。変倍率に応じて、求められるローパスフィ
ルタの特性は変化する。一般に変倍率が小さくなると、
より低い周波数での帯域制限が求められる。低い周波数
の帯域制限をするためには、フィルタのサイズを大きく
する必要があり、回路規模、演算規模の点で問題があ
る。これを解決するために、ある程度の回路規模で、よ
り低い周波数での帯域制限を可能にするのが本発明の目
的である。
【0033】本実施形態では、8×8のフィルタを用い
て説明する(後述)。目的とする変倍率が40%であれ
ば、本実施形態のシステムでは画像変倍部が50%の変
倍率の帯域制限まで対応しているとすると、画像変倍部
1102は、2回以上変倍動作を繰り返す必要がある。
繰り返しの回数、変倍率、ローパスフィルタの係数など
の設定値は、CPU1103か画像変倍部1102のど
ちらかで判断するように構成する。例えば、、最終的に
40%の変倍率で変倍するために、初回に変倍率80%
で80%用の帯域制限の後、変倍率50%で50%用の
帯域制限としてもよいし、逆に50%→80%の順に処
理してもよい。設定する変倍率も最終的に40%になる
ようにすれば、50%,80%に限らないし、回数も2
回に限るものではない。以上の説明をフローチャートに
したものを図13に示す。図13の説明は、図12の画
像変倍部の説明後、行う。
【0034】<画像変倍部>図12に、変倍率に応じて
ローパスフィルタの特性を制御する画像変倍部1102
のブロック図をより詳しく記し、本発明の効果を説明し
ていく。
【0035】1201は変倍率入力部、1202はアド
レス演算処理部、1203は位相情報変更処理部、12
04は係数演算処理部、1206はデジタルフィルタ処
理部、1104は画像記憶部で図11の同一のものであ
る。1104は図11でも図示された画像入力部であ
る。
【0036】変倍率入力部1201から変倍率が入力さ
れる。これは前述の通りCPU1103から入力される
ことになる。
【0037】位相情報変更手段1203は、変倍率を受
け取り、変倍率に応じて位相情報制御パラメータを出力
し、また、変倍率に応じて初期位相パラメータをアドレ
ス演算処理部に出力する。
【0038】アドレス演算処理部1202は、変倍率と
初期位相パラメータを受け取り、出力画像の画素位置を
1画素毎に移動させてアドレス演算をする。具体的に
は、出力画像上の注目画素が元画像上のどの画素位置に
あたるかを変倍率から演算し、位相情報を係数演算処理
部1204に、元画像の画素位置情報をフィルタ処理部
に出力する。
【0039】係数演算処理部1204は、位相情報と位
相情報制御パラメータを入力し、注目画素の近傍に位置
する元画像8×8画素それぞれと注目画素との距離を計
算し、距離と位相情報制御パラメータに応じて、フィル
タに用いるためのフィルタ係数を演算する。その後フィ
ルタ処理部1206に各画素の係数をセットする。
【0040】画像入力部1101からフィルタ処理部1
206に、画像データは入力される。図12では、画像
入力部1101と画像記憶部1104を別々に書かれて
いるが、前述の通り、画像記憶部(RAMやHDD)か
ら画像が入力される構成でもよいことはいうまでもな
い。
【0041】フィルタ処理部1206は、アドレス演算
処理部1202からの画素位置情報をもとに、処理され
る元画像の8×8画素のデータを画像入力部1101か
ら受け取り、フィルタ係数をもとに畳み込み演算をし、
多値画像を出力する。
【0042】本実施形態では、フィルタのサイズを8×
8として説明を進めるが、サイズは主走査、副走査で違
ってもよいし、サイズも8に限るものではなく任意に設
定することが可能である。サイズが8画素の畳み込み演
算の場合、モアレ縞を抑制しながら、解像力を保つよう
な変倍処理は50%までとなる。理由は後述するが、そ
のため、本実施形態では、50%より小さく25%以上
の縮小倍率が入力された場合、一旦、50%で縮小変倍
処理を行った後、再度100%より小さく50%までの
縮小倍率で縮小変倍処理を行うことで、25%以上50
%未満の縮小変倍処理を実現する。同様に12.5%以
上25%未満の縮小倍率は、50%の縮小を2度行った
後100%未満50%以上の縮小倍率で3度目の縮小変
倍処理を行う。
【0043】ここで、フィルタ処理部1206から出力
された画像データは、縮小率によっては再び画像記憶部
1104に記憶され、記憶された画像データは再度読み
出されてフィルタ処理部1206に入力されて変倍処理
が行われ、画像記憶部1104に記憶されることが可能
な構成となっており、これによりひとつの入力画像に対
して、変倍率を変えつつ繰り返し変倍処理を施すことが
可能となっている。例えば、縮小率が25%な場合、5
0%縮小を行い、縮小した画像データを一旦画像記憶部
106に格納した後、それを読み出しながら再び50%
縮小を施すことで、最終的に25%の縮小画像が得られ
るように構成される。
【0044】図13は、図11の構成のもとで、CPU
1103により画像変倍部1102によって画像の変倍
を行う際の制御手順である。
【0045】図13において、まず目的とする変倍率が
変倍率入力部1201から入力されると(ステップS1
301)、その変倍率が、フィルタ処理部1206によ
り一度の変倍で変倍できる範囲であるか否か判定する
(ステップS1302)。なお、CPU自身が変倍率を
入力する場合には、この判定は入力を待つまでもない。
後述するように本実施形態では50パーセントが下限な
ので、指定された変倍率がそれより低ければ、「いい
え」となる。また、変倍率の上限についても同様にここ
で判定される。
【0046】ステップS1302の結果「はい」であれ
ば、変倍率に応じてフィルタ係数を設定する(ステップ
S1303)。そして変倍処理を行い(ステップS13
04)、所望の変倍率で変倍を終えたか判定して(ステ
ップS1305)、終えていれば処理は終了する。ステ
ップS1304における変倍処理は、画像変倍部110
2により行われる。
【0047】一方、ステップS1302で指定された変
倍率が一度の変倍処理で変倍可能な範囲外であると判定
されると、どのような変倍率による変倍処理を、何回繰
り返して所期の変倍率まで画像を変倍するか、すなわち
変倍処理のシーケンスを決定する(ステップS130
6)。そして、変倍率を、決定されたシーケンスに応じ
た変倍率に変更し(ステップS1307)、ステップS
1303から処理を行う。そして、所期の変倍率で画像
を変倍するまで、ステップS1305からステップS1
307へ分岐し、そこで、ステップS1306で決定し
た変倍処理のシーケンスに従って変倍率を変更し、変倍
処理を繰り返す。
【0048】例えば、最終的な変倍率が40%であると
する。その場合には、ステップS1306において、第
1回目の変倍で80%の変倍を行い、第2回目の変倍で
50%の変倍を行うものと、変倍処理シーケンスを決定
する。そして、ステップS1307で、所期の変倍率で
ある40%を、第1回目の変倍処理の変倍率である80
%に変更して、ステップS1303,S1304におけ
る変倍処理を行う。ステップS1305では、ステップ
S1307に分岐し、そこで、変倍率を、第1回目の変
倍率である80%から第2回目の変倍率である50%に
変更して、再度変倍処理を行う。ステップS1305で
は、所期の変倍率である40%に変倍されたと判定さ
れ、処理が終了する。
【0049】上記動作のうち画像変倍部1102による
縮小変倍処理についてより詳しく説明していく。説明の
簡単化のため、位相情報制御パラメータ、初期位相パラ
メータ、変倍率などを主走査、副走査ともに同じである
と仮定して説明をすすめるが、主、副独立に動作させる
ように構成することも容易に拡張可能であることは言う
までもない。
【0050】変倍率入力部1201から入力される変倍
率は、上記のとおり主、副とも50%とする。位相情報
変更手段1203は、変倍率に応じて、例えば、以下の
ように位相情報制御パラメータを算出する。
【0051】LC=100/RPX(RPY) ここで、LCは位相情報制御パラメータ、RPX(RP
Y)は主走査(副走査)の変倍率である。本例では変倍
率は主副とも50%なので、今回はLC=100/50
=2となる。位相情報制御パラメータLCは、係数演算
処理に用いられる。これは後述する。
【0052】また、変倍率に応じて初期位相パラメータ
を算出する。例えば、整数分の1の変倍率の場合は、初
期位相パラメータIX(IY)を0.5とし、それ以外
は0であるといったルールを本実施形態では用いる。本
例では、1/2=50%ということで、変倍率が整数分
の1であるので、IX=IY=0.5と設定される。ま
た、1/3=約33%、1/4=25%等の変倍率時も
同様に設定される。
【0053】また、拡大変倍時に整数倍となる場合、例
えば200%、300%などの場合には、 IX(IY)=100/RPX(RPY)/2 となるように設定する。200%時には、IX(IY)
=0.25、300%時には、IX(IY)=約0.1
67となる。
【0054】整数分の1倍の場合は、変倍後の画像の位
相は、初期位相パラメータを設けない場合常に同じ値と
なる。また、整数倍の場合、変倍後の画像の位相が非常
に短い周期で0になる。初期位相パラメータを設けず、
常に0であると変倍動作の方法によっては、意図する周
波数制御が困難なケースがあるため、これを防ぐために
初期位相パラメータが変倍率に応じて更新されるように
構成される。
【0055】初期位相パラメータIX,IYは、アドレ
ス演算処理部1202に出力され用いられる。
【0056】アドレス演算処理部1202は、変倍率R
PX(RPY)(本例では=50%)、初期位相パラメ
ータIX(IY)(本例では=0.5)を受け取り、以
下のように動作する。例えば、出力画像における注目画
素が主走査X=50画素目、副走査Y=10画素目だと
する。すると、注目画素が元画像のどの座標に位置して
いるかは、以下のように演算できる。
【0057】 Xo=X/(RPX/100)+IX =50/(50/100)+0.5=100.5 Yo=Y/(RPY/100)+IY =10/(50/100)+0.5=20.5 ここで、初期位相パラメータIX,IYは上記のように
アドレス演算時に足し込まれるように用いられる。
【0058】ここで、Xo,Yoの小数部であるPI
X,PIYは、それぞれ PIX=0.5 PIY=0.5 となる。なお、本実施形態ではXoとYoの小数部が同
じ値になるように構成されているため1パラメータで説
明を続ける。また、Xo,Yoの整数部であるOX,O
Yは、それぞれ OX=100 OY=20 となる。
【0059】アドレス演算処理部1202は、このPI
X,PIYを位相情報として係数演算処理部1204
に、OX,OYを元画像の画素位置情報としてフィルタ
処理部1206に出力する。現在の注目画素での処理が
全て終わったら、注目画素を1画素移動してまた処理を
続ける。
【0060】上式において、RPX(RPY)が50の
場合、注目座標値を常に50/100=0.5で割るこ
とになるため、小数部PIXは、初期位相IXのまま変
わらない。例えばX=51,Y=10とXだけ1画素更
新した場合、Xo=102.5となり、やはりPIX=
0.5である。Xが1画素ずつ増えていっても常にXo
が2ずつ増えてPIX=0.5で変わらないことにな
る。なお、副走査方向に注目画素位置を更新した場合も
同じ話が成り立つので省略する。
【0061】しかし、これは例外である。一般に、注目
画素を1画素移動するたびにPIX(PIY)の値は変
化し、PIX(PIY)の変化により補間演算で用いら
れるフィルタの係数の値も1画素毎に変化することにな
る。例えば、RP=80であったとし、初期位相Iを0
とすれば、位相情報PIは、 X=50のとき、 Xo=50/(80/100)+0=62.5となり、 PI=0.5 X=51のとき、 Xo=51/(80/100)+0=63.75とな
り、 PI=0.75 X=52のとき、 Xo=52/(80/100)+0=65.0となり、 PI=0 となる。このように注目画素位置の座標成分X(または
Y)が更新されると位相情報PIX(PIY)の値も更
新される。
【0062】さて、この次の処理は、注目画素位置をX
=50,Y=50から主走査方向に1画素移動して、X
=51画素目、Y=10画素目となる。複写機の原稿台
の大きさと読み取り解像度、変倍率により、主走査、副
走査の最大画素値は変わってくるが、今回主走査の最大
画素値が5000画素だとすると、本実施形態における
処理が主走査方向に0画素目から始まって4999画素
目まで達すると、その次の処理は副走査方向に1画素進
むことになる。今回の例では、X=4999画素目、Y
=10画素目まで処理が進んだ場合、次の処理は、X=
0画素目、Y=11画素目と副走査方向に注目画素位置
が進められるように構成され、副走査方向の最大値に達
するまで処理が継続されることになる。
【0063】係数演算処理部1204は、位相情報制御
パラメータLCと位相情報PIX(PIY)を受け取
り、以下のように動作する。
【0064】図10(a)は、変倍後の注目画素と注目
画素近傍画素の、元画像上における画素を表わした図で
あり、×(バツ)マークが注目画素、○(マル)マーク
が元画像上の画素を表わす。本実施形態では、8×8個
のフィルタを用いるため、注目画素近傍の元画像上の画
素を8×8個用いることになる。なお、8×8近傍画素
は、そのブロック中においてX,Y各方向について0−
7の番号が付されており、その相対位置を示すことがで
きる。注目画素×は、常に注目画素近傍の元画像上の画
素の 3≦i<4 3≦j<4 内にくるように設定される。また、アドレス演算処理で
出力される元画像における注目画素に対応する面素位置
情報OX,OYは、i=3、j=3の位置となるように
設定される。
【0065】ここで、注目画素近傍の元画像上の画素と
注目画素との距離を主走査、副走査それぞれ独立に求め
る。
【0066】まず、図10(b)のように主走査に着目
する。図10(b)は図10(a)から主走査方向に1
次元に投影した図である。位相値は、主、副の方向のそ
れぞれに投影した状態での値である。AXi(iは0か
ら7の整数)をi番目の画素と注目画素との距離とする
と、 AX0=3+PIX AX1=2+PIX AX2=1+PIX AX3=PIX AX4=1−PIX AX5=2−PIX AX6=3−PIX AX7=4−PIX となる。なお1画素問の距離は1として計算を行ってお
り、0≦PIX(PIY)<1とする。副走査方向にも
同様に求められ、AY0〜AY7を算出する。
【0067】また、AX0〜AX7、AY0〜AY7の
距離情報と位相情報制御パラメータLCから、主副独立
に主走査i番目の係数Ci、副走査j番目の係数Cjを
求め、主走査i番目、副走査j番目の係数Cij=Ci
*Cjとして演算することになるが、本実施形態の効果
を説明するために双3次補問法の説明を先に述べる。
【0068】フィルタの係数を求めるための演算式とし
て、双3次補間法(bi-cubic法)としてよく知られてい
るsinc関数の3次多項式近似式を用いる。ただし、
フィルタの係数を求めるための一例であり、これに限る
ものではない。双3次補間法は、係数C、注目画素から
の距離をdとすると以下の式で表わされる。
【0069】 係数C=1−2*d2+d3 (0≦d<1) 4−8*d+5*d2−d3 (1≦d<2) 0 (d≧2) … (1) 図6は、係数Cと距離dの関係を図示したものである。
Δは、本実施形態の距離情報AXiもしくはAYjがど
のように配置されるかを示したもので、i(もしくは
j)はΔについている添字に対応していて0から7まで
の値をとる。距離dは、図10(b)の注目画素×を原
点にして、原点を中心に1目盛りが1の距離となるよう
に描かれており、距離であるために原点よりも左にあっ
ても正の値をとる。またΔ3の位置は原点からPIの位
置にあり、AX3(AY3)=PIとなる。またΔiと
Δi+1間の距離は1である。よってAX0はΔ0の位
置にあり、AX0=3+PIであることがわかる。図6
に描かれた曲線は距離dに応じた係数Cの値を示してお
り、iが2から5の場合、それぞれ係数が割り当てら
れ、0,1,6,7の場合、係数が0となることがわか
る。
【0070】双3次補間法は常に4×4画素のフィルタ
しか用いられない。sinc関数の周波数特性を図7に
示す。双3次補間法で用いられる多項式近似式はsin
c関数の近似であるため、図7とは多少周波数特性が異
なるが、説明の簡単化のため図7と同等であるとして説
明を進める。sinc関数は、図7からわかるとおり帯
域制限フィルタである。制限される帯域は、元画像の周
波数の±1/2(ナイキスト周波数)を超える周波数帯
である。一般にナイキスト周波数を超える周波数帯をも
つ画像は解像できず、モアレの発生等により画質が劣化
する。
【0071】例えば元画像が600dpiであるとする
と、300dpiを超える周波数成分を0とすることに
なる。縮小変倍時にそのままこの演算式を用いた場合、
元画像の周波数帯域をすべて保存することになる。縮小
変倍時に元画像の周波数帯域を残すと、元画像に周期性
のある画像が含まれているとモアレが発生して画質劣化
の原因となる。例えば、50%縮小変倍を行った場合、
200dpiのスクリーン画像または200線の網点を
用いた印刷物が元画像に含まれていた場合、みかけの周
波数が400dpiであるような振る舞いをする。その
ため、解像限界の300dpiを超えてしまい、モアレ
縞による画質劣化が起こる。本発明では変倍率に応じて
位相情報変更を行うことでこれを防いでいる。
【0072】本実施形態では、以下のようにする。
【0073】本来、元画像における主走査方向について
の、注目画素の8×8近傍におけるi番目の画素から注
目画素までの距離dXiは、注目画素からの距離である
ので、dXi=AXi(dYj=AYj)となるが、位
相制御パラメータLCを用いて以下のように変更する。
【0074】dXi=AXi/LC dYj=AYj/LC ここでLCは変倍率に応じて変更される。例えば、上述
したように、LC=100/RP(変倍率)とすると、
変倍率が50%ならばLC=2となる。言い換えれば、
変倍率を、パーセント表示ではなく1倍を1として表せ
ば、1/LCは変倍率そのものであるので、位相制御パ
ラメータを用いた位相制御は、距離AXi(AYi)に
変倍率を乗じる操作である。
【0075】LC=1、すなわち変倍率が1の場合は、
i番目の画素に対するdxiは上から順に次のような与
えられ、上述した数式(1)から対応する係数Ciは次
のように与えられる。
【0076】 dX0=AX0=3.5 C0=0 dX1=AX1=2.5 C1=0 dX2=AX2=1.5 C2=−0.125 dX3=AX3=0.5 C3=0.625 dX4=AX4=0.5 C4=0.625 dX5=AX5=1.5 C5=−0.125 dX6=AX6=2.5 C6=0 dX7=AX7=3.5 C7=0 LC=2、すなわち変倍率が0.5の場合は、次の様に
なる。
【0077】 dX0=AX0/LC=3.5/2=1.75 C0=−0.047 dX1=AX1/LC=2.5/2=1.25 C1=−0.141 dX2=AX2/LC=1.5/2=0.75 C2=0.297 dX3=AX3/LC=0.5/2=0.25 C3=0.891 dX4=AX4/LC=0.5/2=0.25 C4=0.891 dX5=AX5/LC=1.5/2=0.75 C5=0.297 dX6=AX6/LC=2.5/2=1.25 C6=−0.141 dX7=AX7/LC=3.5/2=1.75 C7=−0.047 となる。説明の簡単化のため係数の小数部は概算で適当
にまるめてある。ここで重要なのは、LC=1の場合
は、iが2から5までの真ん中の4つの係数しか用いて
いないが、LC=2の場合は、iが0から7まで全てに
係数が割り当てられ、より低周波数の領域まで帯域制限
されることである。LC=1の場合の画素iと係数Ci
との関係を図6に、LC=2の場合のそれを図9に示
す。
【0078】LC=2の場合のフィルタの周波数特性を
模式的に図8に示す。実際の周波数特性としては、フィ
ルタがsinc関数そのものではなく近似であること、
有限個でうちきられていることのために、このようにき
れいな矩形とはならないが、意図する周波数特性という
意味では近い特性となっている。図8からわかるよう
に、ナイキスト周波数の半分の帯域まで制限することに
なり、上述したようなモアレ縞の発生による画質劣化を
低減することが可能になる。
【0079】すなわち、元画像が600dpiであれ
ば、ナイキスト周波数の半分の帯域である150dpi
で帯域制限されるために、50パーセントで変倍して
も、みかけの周波数は最大で300dpiとなり、ナイ
キスト周波数を超えることはない。このため、モアレ縞
による画質劣化を防止できる。変倍率を更に下げると、
位相制御パラメータは変倍率に応じて変動するために、
元画像における計算に必要な近傍の範囲が8×8画素を
超えてしまう。そこで、本実施形態では、50パーセン
トを変倍率の下限としている。
【0080】さらに、副走査方向についても同様にして
係数Cjを求める。
【0081】いままでは、1次元で説明してきたが、2
次元での係数Cijは、 Cij=Ci*Cj として求め、フィルタ処理部106にはCijが入力さ
れ、8×8近傍画素のうちのアドレス(i番目,j番
目)に対応した場所に係数Cijをセットし、これを8
×8個分の係数セットすることでフィルタ演算を行う。
【0082】フィルタ処理部1206は、アドレス演算
処理部からの画素位置情報をもとに、処理される元画像
の8×8画素のデータを画像記憶部から取り出して、前
述したフィルタ係数Cijをもとに畳み込み演算をし、
多値画像を出力する。
【0083】実際には、注目画素(X,Y)に対応する
元画像の画素位置情報OX,OYが、i=3,j=3に
あたるため、元画像のOX−3,OY−3からOX+
4,OY+4までの8×8画素のデータを取り出して畳
み込み演算を行う。
【0084】すなわち、注目画素の処理後の値f(X,
Y)は、フィルタ演算により、 f(X,Y)=ΣΣf'(i,j)・Cij で与えられる。ここで、f'(i,j)は元画像におい
て(i,j)に位置する画素値を表し、各画素値は、
(i,j)に該当する係数Cijと乗算される。また、
最初のΣはiについてOX−3からOX+4まで、2番
目のΣはjについてOY−3からOY+4まで値を変更
し、上記乗算を繰り返して演算した結果の総和を求める
ことを表している。f(X,Y)を、注目画素位置
(X,Y)を次々と移動しつつ求めれば、変倍後の画像
データが得られる。
【0085】上記のように画像変倍部1102を構成す
ることで、例えば8×8フィルタであれば、100%以
下50%までの任意の倍率に最適な縮小変倍処理を施す
ことが可能である。
【0086】25%と縮小倍率が設定された場合、8×
8では図8に示したようなローパスフィルタまでしか可
能ではないので、アドレス演算処理を25%で行うこと
により、縮小変倍処理は可能となるが、モアレ縞は残っ
てしまう。例えば元画像が600dpiであり、100
dpiまたは100線の網点処理を施した画像データが
元画像に存在する場合、25%の縮小率のため、見かけ
の解像度が400dpiとなる。8x8の本実施例で
は、上記のように帯域制限が150dpiまでのため、
原稿の画像が100dpiの成分をもつ場合、帯域制限
されず残ってしまう。ただし、50%の変倍率であれ
ば、みかけ上の周波数は、200dpiとなり、ナイキ
スト周波数である300dpiを超えないためにモアレ
縞も発生せず問題がないが、25%の変倍率の場合、み
かけ上の周波数は400dpiとなり、ナイキスト周波
数である300dpiを越えてしまい、モアレ縞が発生
し、画質を劣化させてしまう可能性がある。
【0087】本実施形態では、50%縮小変倍処理を2
度行うことでこれを防ぐ。図15は、50%縮小変倍処
理を2度行った場合の周波数特性を簡単に図示したもの
である。図8の周波数特性が2度かかったことと同様の
効果があるため、元画像のナイキスト周波数の半分のさ
らに半分まで帯域が制限され、本実施形態のようにナイ
キスト周波数が300dpiである場合、75dpi以
上の帯域の成分は制限され、25%の変倍率であっても
みかけ上の周波数で300dpi以上が帯域制限される
ことになりモアレ縞の発生を防ぐことができる。このよ
うに、50%以下の変倍率であっても、8×8画素の畳
み込み処理を用いて処理を行っていても、モアレ縞の発
生を防ぎ、かつ不必要に解像力も落とすことなく良好な
画像を得ることができる。
【0088】本実施形態では、50%の変倍を2回繰り
返すことにより25%の縮小変倍をしているが、所望の
縮小倍率の画像が得られればこの限りではない。例え
ば、最低縮小倍率が50%で、36%の縮小画像を得る
場合、60%縮小変倍処理を2度行ってもよいし、50
%縮小変倍後、72%縮小変倍をしてもよいし、その逆
に72%縮小変倍後、50%縮小変倍を行うことによっ
ても実現可能であることはいうまでもない。
【0089】また、画像変倍部1102は、変倍率が1
00%以下50%以上の縮小変倍処理の際には、図7か
ら図8の周波数特性の間で帯域制限の幅が可変であるよ
うに構成されているため、本実施形態で示した50%の
帯域制限の特性に限るものではない。
【0090】以上のようにして、本実施形態の画像制御
装置は、変倍率(小数表現)の逆数を位相制御パラメー
タとして、注目画素と原画像における8×8近傍の各画
素との各座標軸方向に沿った距離dXi,dYiを補正
し、双3次補完法により係数Ciを求め、フィルタ処理
する。これにより、変倍率に応じた低周波領域まで帯域
制限される。
【0091】また、一回の変倍処理で変倍可能な下限倍
率を設定したことで、所定の画素の範囲内(本実施形態
では8×8)で計算を施すことで、モアレの防止と解像
度の低下防止とが両立可能となった。
【0092】また、本実施例では、位相制御パラメータ
を変倍率(小数表現)の逆数として説明したが、変倍率
に応じた適切な帯域制限がかかるような周波数特性をも
つフィルタ演算が実施されるのであればこの限りではな
いことは言うまでもない。
【0093】また、下限倍率以下の変倍率が指定された
場合には、その変倍率に達するまで、下限倍率以上の変
倍を繰り返すことで、モアレの防止と解像度の低下防止
とを両立しつつ所望の変倍率での変倍が可能となった。
【0094】(第2の実施形態)第1の実施形態では、
2回変倍処理を繰り返す場合の例を示した。
【0095】第2の実施形態では、3回以上変倍処理す
る場合の例を示す。この基本的には変わらないが、変倍
率の設定とローパスフィルタの特性を決定するための具
体的な方法を示す。
【0096】図14は、第2の実施形態の処理の流れを
図示したフローチャートである。このフローチャート
は、縮小に限定して書いてあるが、拡大時用にも容易に
変更が可能である。
【0097】ここで、Xは入力された変倍率、Yは次の
変倍処理後のトータルの変倍率、Zは次の変倍処理時に
行う変倍率、Rは設定可能な最小縮小率である。
【0098】S1401 まず、変倍率Xが入力され、
ZはXに、Yは1に初期化される。
【0099】S1402 Zが処理可能かどうかを調べ
るために、RとZとを比較する。ZがR以上なら一度の
変倍で処理が可能と判断してステップS1404へ進
み、R未満なら変倍率を変更するためステップS140
3へ処理を進める。なお、拡大時は、Rは設定可能な最
大拡大率となり、不等号の向きが逆になる。拡大時に変
更すべき箇所はこの後何箇所かあるが、容易に想像でき
るため省略する。
【0100】S1403 Zの値を設定可能な変倍率に
変更する。ここではZ=Rと設定しているが、予め定め
られた設定範囲内の縮小率への変更であれば、Rでなく
てもよい。この後処理はステップS1402へ進む。
【0101】S1404 次の変倍処理終了後のトータ
ルの変倍率Yを更新する(Y=Y*Z)。
【0102】S1405 処理時の変倍率Zに応じてフ
ィルタ係数を設定する。この手順は第1の実施形態で説
明したとおりである。
【0103】S1406 変倍率Zで変倍処理を行う。
この処理も第1の実施形態で説明したとおりである。
【0104】S1407 入力された所望の変倍率X
と、現在までの変倍処理による変倍率Yとを比較する。
同じであれば処理を終了する。違えば、ステップS14
08においてZ=X/YとしてステップS1402へ戻
る。ここで、Z≧Rであれば、2回線り返し処理を行っ
た第1の実施形態と同じ流れとなる。Z<Rであれば、
ステップS1403へ進み、Zを更新して、更に処理を
進める。
【0105】第1の実施形態で記述した画像変倍部11
02は、100%以下50%以上の縮小変倍処理は、図
7から図8の周波数特性の間で帯域制限の幅が可変であ
るように構成され、これを複数回に渡り処理を行うこと
で、全ての縮小倍率で最適な帯域制限フィルタを施すこ
とが可能である。例えば20%の縮小倍率を得るために
は、50%の縮小倍率で最初の縮小変倍処理を行った
後、更にその結果画像に対して50%の縮小倍率で縮小
変倍処理を行い、また更に80%縮小変倍を施す。こう
することで、ナイキスト周波数の(50/100)*
(50/100)*(80/100)=20/100ま
で帯域制限され、60dpiまで解像力を保つような処
理となる。
【0106】図14のフローチャートに沿って記述する
と、まず、Xが20%、初期化でZ=X=20%、Y=
100%(1.0)になる。R=50%で本実施形態を
仮定すると、Z<Rとなるため、Z=R=50%に更新
し、1回目の変倍処理を行う。Y=100%*Z=50
%となっている。変倍処理後Y=50%であるので、X
と異なる。よって、Z=X/Y=20%/50%=40
%にする。また、ZとRを比較して、Z<Rであるの
で、Z=50%に変更し、2回目の変倍処理を行う。Y
=Y*Z=50%*50%=25%となる。またX(2
0%)と比較して異なるため、Z=X/Y=20%/2
5%=80%とする。今度はZ≧Rとなるため、Zは変
更せずに3回目の変倍処理を行う。Y=Y*Z=25%
*80%=20%となる。これはXと同じであるので、
所望の変倍率の画像データが生成されたことになり、処
理を終了する。
【0107】このように、3度以上の変倍によって所期
の変倍率で変倍するために、従来の処理で同等の処理を
行うためには、16画素以上もの畳み込み演算が必要と
なるが、本実施形態では、8×8のままで動作可能であ
る。
【0108】(第3の実施形態)第2の実施形態では、
縮小処理を繰り返して所期の変倍率で画像を変倍する手
順を説明した。拡大処理も多少の変更で簡単にできるこ
とは既に記述した。
【0109】フィルタ処理を用いて変倍処理を行う場
合、100%に近い変倍率であると、画像に長い周期の
干渉縞が発生し、画質劣化する場合がある。多値画像を
変倍する際にも画質劣化が起るが、特に2値画像を変倍
する場合、顕著に画質劣化が起ってしまう。これも複数
回の変倍処理で避けることが可能である。例えば、10
2%の変倍処理時に、一度81.6%に縮小変倍した
後、125%に拡大変倍処理を行うことでこの問題を回
避できる。
【0110】このように、拡大処理と縮小処理を組み合
わせて複数回の変倍処理を行うように実装することも有
用で、110〜90%の変倍率がきた場合は、125%
の拡大処理と(入力変倍率/125)%の縮小変倍を行
うといった使い方も可能である。
【0111】図16はその手順を示す。
【0112】S1601 まず、変倍率Xが入力され、
ZはXに、Yは1に初期化される。
【0113】S1602 Zが90%と110%との範
囲内にあることがテストされる。範囲外ならステップS
1603に進む。範囲内ならステップS1604に進
む。
【0114】S1603 Zが90%以下であるか判定
され、90%以下であれば、図14のステップS140
2に進んで縮小処理を行う。90%以上であれば、これ
は110%以上の拡大と言うことになるため、不図示の
拡大処理を実行する。
【0115】S1604 Zが90%と110%との範
囲内にあれば、変倍率Zを、(Z/125)*100%
の縮小と125%の拡大の組合せによって行うために、
変倍率Zとして(Z/125)*100%をセットす
る。
【0116】S1605 次の変倍処理終了後のトータ
ルの変倍率Yを更新する(Y=Y*Z)。
【0117】S1606 処理時の変倍率Zに応じてフ
ィルタ係数を設定する。この手順は第1の実施形態で説
明したとおりである。
【0118】S1607 変倍率Zで変倍処理を行う。
この処理も第1の実施形態で説明したとおりである。
【0119】S1608 入力された所望の変倍率X
と、現在までの変倍処理による変倍率Yとを比較する。
同じであれば処理を終了する。違えば、ステップS16
09に進む。
【0120】S1609 変倍率Z=X/Yとしてステ
ップS1402へ戻る。本実施形態では、ステップS1
609においてY=(Z/125*100)%であるか
ら、Z=X/((Z/125)*100)=X/((X
/125)*100)=1.25=125%である。し
たがって、ここではZとして125%をセットしても同
様の結果を得られる。拡大率として125パーセントを
選んだのは、縮小→拡大のシーケンスが適用される変倍
率が90%〜110%であり、縮小においても拡大にお
いても、変倍率がこの90〜110%という変倍率の範
囲に入らないためである。
【0121】このように、本実施形態では、拡大変倍を
125%で固定して、縮小変倍率を調整したが、縮小変
倍率を固定して運用することも可能であるし、処理順も
拡大→縮小の順でも、その逆でもよいことは言うまでも
ない。
【0122】以上のようにして、変倍率が1に近い場
合、1から十分に遠い変倍率による拡大と縮小とを組み
合わせて所期の変倍率による変倍を実現する。このた
め、長周期の干渉縞の発生を防止し、画像劣化を抑制で
きる。
【0123】
【他の実施形態】なお、本発明は、複数の機器(例えば
ホストコンピュータ、インタフェイス機器、リーダ、プ
リンタなど)から構成されるシステムに適用しても、一
つの機器からなる装置(例えば、複写機、ファクシミリ
装置など)に適用してもよい。
【0124】また、本発明の目的は、前述した実施形態
の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記
録した記憶媒体(または記録媒体)を、システムあるい
は装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュ
ータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納された
プログラムコードを読み出し実行することによっても、
達成されることは言うまでもない。この場合、記憶媒体
から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施
形態の機能を実現することになり、そのプログラムコー
ドを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実
行することにより、前述した実施形態の機能が実現され
るだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、
コンピュータ上で稼働しているオペレーティングシステ
ム(OS)などが実際の処理の一部または全部を行い、
その処理によって前述した実施形態の機能が実現される
場合も含まれる。
【0125】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張カー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示
に基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに備
わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、
その処理によって前述した実施形態の機能が実現される
場合も含まれる。
【0126】本発明を上記記憶媒体に適用する場合、そ
の記憶媒体には、先に説明した(図13または図14ま
たは図16に示す)フローチャートに対応するプログラ
ムコードが格納されることになる。
【0127】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば、変倍率に応じてローパスフィルタの特性を制御する
ことで、不必要に解像力を落すこと無く、かつモアレな
どの周期的な縞模様の発生を抑えた変倍画像を作成す
る。その際に、該結果画像に同様な処理を複数回行うこ
とで、少ないリソース、コストで、より高画質な縮小画
像を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の説明に用いた画像制御装置
のブロック図である。
【図2】本発明の実施形態の説明に用いたスキャナの概
観図である。
【図3】本発明の実施形態の説明に用いたプリンタの概
観図である。
【図4】図1のスキャナ画像処理部のブロック図であ
る。
【図5】図1のプリンタ画像処理部のブロック図であ
る。
【図6】LC=1の場合の画素iと係数Ciとの関係を
示す図である。
【図7】双3次補間法で用いられる多項式近似式の周波
数特性を示す図である。
【図8】第1の実施形態の装置により50%縮小変倍処
理を1度行った場合の画像の周波数特性を示す図であ
る。
【図9】LC=2の場合の画素iと係数Ciとの関係を
示す図である。
【図10】第1の実施形態のフィルタ処理部の説明に用
いた図である。
【図11】図1の画像変倍部の処理の外部との信号のや
りとりを説明するためのブロック図である。
【図12】図11の画像変倍部の処理を詳しく説明する
ためのブロック図である。
【図13】第1の実施形態の処理の流れを表したフロー
チャートである。
【図14】第2の実施形態の処理の流れを表したフロー
チャートである。
【図15】第1の実施形態の装置により50%縮小変倍
処理を2度行った場合の画像の周波数特性を示す図であ
る。
【図16】第3の実施形態の処理の流れを表したフロー
チャートである。

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 変倍率に応じた周波数特性を有するフィ
    ルタにより画像データを変倍する変倍手段と、 指定された変倍率が所定の範囲にない場合、前記所定の
    範囲内の変倍率による変倍処理を、前記指定された変倍
    率に達するまで前記変倍手段に繰り返させる制御手段と
    を備えることを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 前記変倍手段により変倍された画像デー
    タを一時格納するための記憶手段を更に備え、前記制御
    手段は、変倍した画像データを前記記憶手段にいったん
    記憶させた後、その画像データに対して前記変倍手段に
    より変倍処理を行わせることで、変倍処理を繰り返すこ
    とを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 【請求項3】 前記変倍手段は、変倍後の画像のもつ空
    間周波数成分が元画像のナイキスト周波数を越えないよ
    うに帯域制限する周波数特性のフィルタを用いて変倍す
    ることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像処理装
    置。
  4. 【請求項4】 前記所定の範囲とは、前記変倍手段によ
    り変倍後の1画素の値を求めるために用いる元画像にお
    ける画素数が所定数を越えない範囲であることを特徴と
    する請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像処理装
    置。
  5. 【請求項5】 前記所定数とは、元画像において、変倍
    後の注目画素位置からのXY方向それぞれについての距
    離に変倍率を乗じた値が2未満となるような位置にある
    画素の数であることを特徴とする請求項4に記載の画像
    処理装置。
  6. 【請求項6】 前記所定の範囲とは、前記所定数が8×
    8以下となるような変倍率の範囲であることを特徴とす
    る請求項4又は5に記載の画像処理装置。
  7. 【請求項7】 前記所定の範囲とは0.5以上であるこ
    とを特徴とする請求項6に記載の画像処理装置。
  8. 【請求項8】 前記所定の範囲とは、変倍率1をはさん
    で所定値以上または所定値以下であることを特徴とする
    請求項1に記載の画像処理装置。
  9. 【請求項9】 前記所定の範囲とは0.9以下または
    1.1以上であることを特徴とする請求項8に記載の画
    像処理装置。
  10. 【請求項10】 変倍率に応じた周波数特性を有するフ
    ィルタにより画像データを変倍する変倍工程と、 指定された変倍率が所定の範囲にない場合、前記所定の
    範囲内の変倍率による変倍処理を、前記指定された変倍
    率に達するまで前記変倍手段に繰り返させる制御工程と
    を備えることを特徴とする画像処理方法。
  11. 【請求項11】 前記変倍工程においては、変倍された
    画像データを記憶手段に一時格納し、記憶した画像デー
    タに対して変倍処理を行うことで、変倍処理を繰り返す
    ことを特徴とする請求項10に記載の画像処理方法。
  12. 【請求項12】 前記変倍工程は、変倍後の画像のもつ
    空間周波数成分が元画像のナイキスト周波数を越えない
    ように帯域制限する周波数特性のフィルタを用いて変倍
    することを特徴とする請求項10又は11に記載の画像
    処理方法。
  13. 【請求項13】 前記所定の範囲とは、前記変倍工程に
    より変倍後の1画素の値を求めるために用いる元画像に
    おける画素数が所定数を越えない範囲であることを特徴
    とする請求項10乃至12のいずれか1項に記載の画像
    処理方法。
  14. 【請求項14】 前記所定数とは、元画像において、変
    倍後の注目画素位置からのXY方向それぞれについての
    距離に変倍率を乗じた値が2未満となるような位置にあ
    る画素の数であることを特徴とする請求項13に記載の
    画像処理方法。
  15. 【請求項15】 前記所定の範囲とは、前記所定数が8
    ×8以下となるような変倍率の範囲であることを特徴と
    する請求項13又は14に記載の画像処理方法。
  16. 【請求項16】 前記所定の範囲とは0.5以上である
    ことを特徴とする請求項15に記載の画像処理方法。
  17. 【請求項17】 前記所定の範囲とは、変倍率1をはさ
    んで所定値以上または所定値以下であることを特徴とす
    る請求項10に記載の画像処理方法。
  18. 【請求項18】 前記所定の範囲とは0.9以下または
    1.1以上であることを特徴とする請求項17に記載の
    画像処理方法。
  19. 【請求項19】 画像を変倍するためのコンピュータプ
    ログラムを格納するコンピュータ可読記憶媒体であっ
    て、前記プログラムは、 変倍率に応じた周波数特性を有するフィルタにより画像
    データを変倍する変倍工程のプログラムコードと、 指定された変倍率が所定の範囲にない場合、前記所定の
    範囲内の変倍率による変倍処理を、前記指定された変倍
    率に達するまで前記変倍手段に繰り返させる制御工程の
    プログラムコードとを含むことを特徴とするコンピュー
    タ可読の記憶媒体。
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