JP2002094602A - 通信機器の伝送方式自動選択システム、網終端装置の伝送方式自動選択システム、及び通信回線の伝送方式自動切換方法と伝送方式自動判定方法 - Google Patents
通信機器の伝送方式自動選択システム、網終端装置の伝送方式自動選択システム、及び通信回線の伝送方式自動切換方法と伝送方式自動判定方法Info
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- JP2002094602A JP2002094602A JP2000284787A JP2000284787A JP2002094602A JP 2002094602 A JP2002094602 A JP 2002094602A JP 2000284787 A JP2000284787 A JP 2000284787A JP 2000284787 A JP2000284787 A JP 2000284787A JP 2002094602 A JP2002094602 A JP 2002094602A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 通信回線からの給電状態と、レイヤ１同期の
確立の有無とを検出することにより、通信回線の伝送方
式を判定して適切な伝送方式への切替えを行う。 【解決手段】 ＩＳＤＮ回線に接続されており、音声や
データなどを通信媒体とする通信機器１は、給電検出回
路１７により、接続された通信回線３からの給電状態を
検出すると共に、レイヤ１同期検出回路１４によって、
ピンポン伝送方式（ＴＣＭ方式網終端用回路１２）、又
はエコーキャンセラ伝送方式（ＥＣ方式網終端用回路１
３）での回線のレイヤ１同期が確立したか否かを検出す
る。そして、判定回路１５が、これらの検出結果から、
接続されている通信回線３の伝送方式を識別及び判定
し、通信回線３の伝送方式に適合した、ＴＣＭ方式網終
端用回路１２又はＥＣ方式網終端用回路１３の何れかの
網終端処理回路への切替を行う。これにより、通信回線
３の伝送方式の違いに左右されない通信が可能となる。
確立の有無とを検出することにより、通信回線の伝送方
式を判定して適切な伝送方式への切替えを行う。 【解決手段】 ＩＳＤＮ回線に接続されており、音声や
データなどを通信媒体とする通信機器１は、給電検出回
路１７により、接続された通信回線３からの給電状態を
検出すると共に、レイヤ１同期検出回路１４によって、
ピンポン伝送方式（ＴＣＭ方式網終端用回路１２）、又
はエコーキャンセラ伝送方式（ＥＣ方式網終端用回路１
３）での回線のレイヤ１同期が確立したか否かを検出す
る。そして、判定回路１５が、これらの検出結果から、
接続されている通信回線３の伝送方式を識別及び判定
し、通信回線３の伝送方式に適合した、ＴＣＭ方式網終
端用回路１２又はＥＣ方式網終端用回路１３の何れかの
網終端処理回路への切替を行う。これにより、通信回線
３の伝送方式の違いに左右されない通信が可能となる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、通信機器が接続さ
れた通信回線からの給電状態と、通信回線のレイヤ１同
期の確立とを検出することにより、接続した通信回線の
伝送方式に自動的に適合させる通信機器の伝送方式自動
選択システムに関する。
れた通信回線からの給電状態と、通信回線のレイヤ１同
期の確立とを検出することにより、接続した通信回線の
伝送方式に自動的に適合させる通信機器の伝送方式自動
選択システムに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、ＩＳＤＮ回線に接続する網終端装
置、および網終端機能を有する通信機器においては、接
続する通信回線の伝送方式と同じ伝送方式の網終端装置
のみを接続するという方式をとっている。例えば、特開
平１１−３４１１７８号公報などには、ＩＳＤＮ回線の
給電状態とレイヤー１同期の確立の有無を検出して、Ｉ
ＳＤＮ回線の極性を切換え、極性を自動的に符号させる
極性自動符号装置が開示されている。この技術の場合
も、ＩＳＤＮ回線に接続される網終端装置は同じ伝送方
式の網終端装置が接続されている。
置、および網終端機能を有する通信機器においては、接
続する通信回線の伝送方式と同じ伝送方式の網終端装置
のみを接続するという方式をとっている。例えば、特開
平１１−３４１１７８号公報などには、ＩＳＤＮ回線の
給電状態とレイヤー１同期の確立の有無を検出して、Ｉ
ＳＤＮ回線の極性を切換え、極性を自動的に符号させる
極性自動符号装置が開示されている。この技術の場合
も、ＩＳＤＮ回線に接続される網終端装置は同じ伝送方
式の網終端装置が接続されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】すなわち、上記の従来
型の方式では、通信回線の伝送方式に合わせた網終端装
置を用意する必要がある。ところが、網終端装置には、
ピンポン伝送方式（ＴＣＭ：Time Compression Multipl
exing 方式）の網終端装置と、エコーキャンセラ伝送方
式（ＥＣ：Echo Cancel方式）の網終端装置との２種類
が存在し、それぞれの網終端装置間には互換性がないた
め、これらの２種類の網終端装置を異なる伝送方式の通
信回線に接続する際には、それぞれの伝送方式に適合し
た機器を個別に用意しなくてはならない。
型の方式では、通信回線の伝送方式に合わせた網終端装
置を用意する必要がある。ところが、網終端装置には、
ピンポン伝送方式（ＴＣＭ：Time Compression Multipl
exing 方式）の網終端装置と、エコーキャンセラ伝送方
式（ＥＣ：Echo Cancel方式）の網終端装置との２種類
が存在し、それぞれの網終端装置間には互換性がないた
め、これらの２種類の網終端装置を異なる伝送方式の通
信回線に接続する際には、それぞれの伝送方式に適合し
た機器を個別に用意しなくてはならない。
【０００４】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであり、その目的は、接続された通信回線からの
給電状態を検出すると共に、通信回線のレイヤ１同期の
確立の有無を検出することで、現在の通信回線の伝送方
式を識別及び判定し、適切な伝送方式への切替えを可能
とすることにある。
たものであり、その目的は、接続された通信回線からの
給電状態を検出すると共に、通信回線のレイヤ１同期の
確立の有無を検出することで、現在の通信回線の伝送方
式を識別及び判定し、適切な伝送方式への切替えを可能
とすることにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明における通信機器の伝送方式自動選択シス
テムは、音声及びデータを通信媒体とする通信機器の伝
送方式自動選択システムであって、通信回線が接続され
た状態で、局交換機からの給電状態を検出する給電検出
手段と、通信回線を適切な伝送方式の処理回路へ接続す
る回線側切替手段と、通信端未回路へ接続される回線の
切替えを行う端未側切替手段と、ピンポン伝送方式（Ｔ
ＣＭ方式）をサポートするＴＣＭ方式網終端用回路と、
エコーキャンセラ伝送方式（ＥＣ方式）をサポートする
ＥＣ方式網終端用回路と、ＴＣＭ方式網終端用回路、ま
たはＥＣ方式網終端用回路に接続される回線のレイヤ１
同期が確立するか否かを検出するレイヤ１同期検出手段
と、レイヤ１同期検出手段および給電検出手段からの情
報に基づいて、適切な伝送方式を識別及び判定し、回線
側切替手段および端未側切替手段に対して、ＴＣＭ方式
網終端用回路またはＥＣ方式網終端用回路のうちの、何
れか適切な伝送方式を有する回路側へ切替制御を行う判
定手段とを備えたことを特徴とする。
めに、本発明における通信機器の伝送方式自動選択シス
テムは、音声及びデータを通信媒体とする通信機器の伝
送方式自動選択システムであって、通信回線が接続され
た状態で、局交換機からの給電状態を検出する給電検出
手段と、通信回線を適切な伝送方式の処理回路へ接続す
る回線側切替手段と、通信端未回路へ接続される回線の
切替えを行う端未側切替手段と、ピンポン伝送方式（Ｔ
ＣＭ方式）をサポートするＴＣＭ方式網終端用回路と、
エコーキャンセラ伝送方式（ＥＣ方式）をサポートする
ＥＣ方式網終端用回路と、ＴＣＭ方式網終端用回路、ま
たはＥＣ方式網終端用回路に接続される回線のレイヤ１
同期が確立するか否かを検出するレイヤ１同期検出手段
と、レイヤ１同期検出手段および給電検出手段からの情
報に基づいて、適切な伝送方式を識別及び判定し、回線
側切替手段および端未側切替手段に対して、ＴＣＭ方式
網終端用回路またはＥＣ方式網終端用回路のうちの、何
れか適切な伝送方式を有する回路側へ切替制御を行う判
定手段とを備えたことを特徴とする。
【０００６】すなわち、本発明における通信機器の伝送
方式自動選択システムによれば、接続された通信回線の
給電状態と通信回線と通信機器のレイヤ１同期の確立の
有無を検出することによって、通信回線の伝送方式を識
別及び判定し、通信回線の伝送方式に適合した網終端回
路に切り替えることができ、もって、伝送方式の違いに
左右されない通信機器の共用化が可能となる。
方式自動選択システムによれば、接続された通信回線の
給電状態と通信回線と通信機器のレイヤ１同期の確立の
有無を検出することによって、通信回線の伝送方式を識
別及び判定し、通信回線の伝送方式に適合した網終端回
路に切り替えることができ、もって、伝送方式の違いに
左右されない通信機器の共用化が可能となる。
【０００７】また、本発明における網終端装置の伝送方
式自動選択システムは、ＩＳＤＮ回線に接続された網終
端装置の伝送方式自動選択システムであって、通信端未
装置及び通信回線が接続された状態で、局交換機からの
給電状態を検出する給電検出手段と、通信回線を適切な
伝送方式の処理回路へ接続する回線側切替手段と、通信
端未装置へ接続される回線の切替えを行う端未側切替手
段と、ピンポン伝送方式（ＴＣＭ方式）をサポートする
ＴＣＭ方式網終端用回路と、エコーキャンセラ伝送方式
（ＥＣ方式）をサポートするＥＣ方式網終端用回路と、
ＴＣＭ方式網終端用回路、またはＥＣ方式網終端用回路
に接続される回線のレイヤ１同期が確立するか否かを検
出するレイヤ１同期検出手段と、レイヤ１同期検出手段
および給電検出手段からの情報に基づいて、適切な伝送
方式を識別及び判定し、回線側切替手段および端未側切
替手段に対して、ＴＣＭ方式網終端用回路またはＥＣ方
式網終端用回路のうちの、何れか適切な伝送方式を有す
る回路側へ切替制御を行う判定手段とを備えたことを特
徴とする。
式自動選択システムは、ＩＳＤＮ回線に接続された網終
端装置の伝送方式自動選択システムであって、通信端未
装置及び通信回線が接続された状態で、局交換機からの
給電状態を検出する給電検出手段と、通信回線を適切な
伝送方式の処理回路へ接続する回線側切替手段と、通信
端未装置へ接続される回線の切替えを行う端未側切替手
段と、ピンポン伝送方式（ＴＣＭ方式）をサポートする
ＴＣＭ方式網終端用回路と、エコーキャンセラ伝送方式
（ＥＣ方式）をサポートするＥＣ方式網終端用回路と、
ＴＣＭ方式網終端用回路、またはＥＣ方式網終端用回路
に接続される回線のレイヤ１同期が確立するか否かを検
出するレイヤ１同期検出手段と、レイヤ１同期検出手段
および給電検出手段からの情報に基づいて、適切な伝送
方式を識別及び判定し、回線側切替手段および端未側切
替手段に対して、ＴＣＭ方式網終端用回路またはＥＣ方
式網終端用回路のうちの、何れか適切な伝送方式を有す
る回路側へ切替制御を行う判定手段とを備えたことを特
徴とする。
【０００８】すなわち、本発明における網終端装置の伝
送方式自動選択システムによれば、伝送方式自動選択機
能付の網終端装置は、例えば電話機などであり、これに
よって、ＩＳＤＮの伝送方式に左右されない電話機を提
供することが可能となる。
送方式自動選択システムによれば、伝送方式自動選択機
能付の網終端装置は、例えば電話機などであり、これに
よって、ＩＳＤＮの伝送方式に左右されない電話機を提
供することが可能となる。
【０００９】また、本発明は、音声及びデータを通信媒
体とする通信回線の伝送方式自動切換方法であって、局
交換機を接続する前記通信回線の給電状態を監視する手
順と、通信回線と通信装置との通信接続状態を監視する
手順とを経て、通信回線からの給電があることを検出
し、且つ、通信回線のレイヤ１同期が確立していないこ
とを検出した場合は、通信回線と、異なる伝送方式を有
する複数の網終端回路との間に設けられた切替手段を制
御し、異なる伝送方式を有する複数の網終端回路のう
ち、最適な伝送方式を有する網終端回路への切り替えを
行うことを特徴とする通信回線の伝送方式自動切換方法
である。
体とする通信回線の伝送方式自動切換方法であって、局
交換機を接続する前記通信回線の給電状態を監視する手
順と、通信回線と通信装置との通信接続状態を監視する
手順とを経て、通信回線からの給電があることを検出
し、且つ、通信回線のレイヤ１同期が確立していないこ
とを検出した場合は、通信回線と、異なる伝送方式を有
する複数の網終端回路との間に設けられた切替手段を制
御し、異なる伝送方式を有する複数の網終端回路のう
ち、最適な伝送方式を有する網終端回路への切り替えを
行うことを特徴とする通信回線の伝送方式自動切換方法
である。
【００１０】さらに、本発明は、通信回線の給電状態、
及び通信回線と通信装置との通信接続状態を監視し、通
信回線からの給電を検出し、且つ通信回線のレイヤ１同
期の確立の有無を検出することによって、通信回線の伝
送方式を判定することを特徴とする通信回線の伝送方式
自動判定方法である。
及び通信回線と通信装置との通信接続状態を監視し、通
信回線からの給電を検出し、且つ通信回線のレイヤ１同
期の確立の有無を検出することによって、通信回線の伝
送方式を判定することを特徴とする通信回線の伝送方式
自動判定方法である。
【００１１】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて、本発明にお
ける伝送方式自動選択システムの実施の形態を詳細に説
明する。図１は、本発明の第１の実施の形態における通
信機器の伝送方式自動選択システムのブロツク図であ
り、先ず、同図を用いて、第１の実施の形態における伝
送方式自動選択システムについて説明する。
ける伝送方式自動選択システムの実施の形態を詳細に説
明する。図１は、本発明の第１の実施の形態における通
信機器の伝送方式自動選択システムのブロツク図であ
り、先ず、同図を用いて、第１の実施の形態における伝
送方式自動選択システムについて説明する。
【００１２】図１において、音声、データなどを通信媒
体とする通信機器１は、ＩＳＤＮによる通信回線によっ
て局交換機３と接続されている。したがって、以下の説
明では、通信回線を局交換機３と同義語として、通信回
線３として述べることにする。
体とする通信機器１は、ＩＳＤＮによる通信回線によっ
て局交換機３と接続されている。したがって、以下の説
明では、通信回線を局交換機３と同義語として、通信回
線３として述べることにする。
【００１３】通信機器１は、通信回線３からの給電状態
を検出する給電検出回路１７と、接続された通信回線３
を適切な伝送方式の処理回路へ接続切換えする回線側切
替スイツチ１６と、ＩＳＤＮ回線の端末である通信端未
回路１０と、この通信端未回路１０側へ回線を切替える
端未側切替スイツチ１１と、ピンポン伝送方式（ＴＣＭ
方式）をサポートするＴＣＭ方式網終端用回路１２と、
エコーキャンセラ伝送方式（ＥＣ方式）をサポートする
ＥＣ方式網終端用回路１３と、ピンポン伝送方式、また
はエコーキャンセラ伝送方式での回線のレイヤ１同期が
確立するか否かを検出するレイヤ１同期検出回路１４
と、レイヤ１同期検出回路１４および給電検出回路１７
からの情報により、適切な伝送方式を識別及び判定し、
回線側切替スイッチ１６および端未側切替スイッチ１１
に対して、適切な伝送方式の回路への切替えを制御する
判定回路１５とによって構成されている。
を検出する給電検出回路１７と、接続された通信回線３
を適切な伝送方式の処理回路へ接続切換えする回線側切
替スイツチ１６と、ＩＳＤＮ回線の端末である通信端未
回路１０と、この通信端未回路１０側へ回線を切替える
端未側切替スイツチ１１と、ピンポン伝送方式（ＴＣＭ
方式）をサポートするＴＣＭ方式網終端用回路１２と、
エコーキャンセラ伝送方式（ＥＣ方式）をサポートする
ＥＣ方式網終端用回路１３と、ピンポン伝送方式、また
はエコーキャンセラ伝送方式での回線のレイヤ１同期が
確立するか否かを検出するレイヤ１同期検出回路１４
と、レイヤ１同期検出回路１４および給電検出回路１７
からの情報により、適切な伝送方式を識別及び判定し、
回線側切替スイッチ１６および端未側切替スイッチ１１
に対して、適切な伝送方式の回路への切替えを制御する
判定回路１５とによって構成されている。
【００１４】次に、このように構成された通信機器１の
動作について説明する。通信機器１は、給電検出回路１
７により、接続された通信回線３からの給電状態を検出
すると共に、レイヤ１同期検出回路１４によって、ピン
ポン伝送方式（すなわち、ＴＣＭ方式網終端用回路１
２）、またはエコーキャンセラ伝送方式（すなわち、Ｅ
Ｃ方式網終端用回路１３）での回線のレイヤ１同期が確
立したか否かを検出する。そして、判定回路１５が、こ
れらの検出結果から、接続されている通信回線３の伝送
方式を識別及び判定し、通信回線３の伝送方式に適合し
た、ＴＣＭ方式網終端用回路１２またはＥＣ方式網終端
用回路１３の何れかの網終端処理回路への切替を行う。
これにより、通信回線３の伝送方式の違いに左右されな
い通信が可能となる。
動作について説明する。通信機器１は、給電検出回路１
７により、接続された通信回線３からの給電状態を検出
すると共に、レイヤ１同期検出回路１４によって、ピン
ポン伝送方式（すなわち、ＴＣＭ方式網終端用回路１
２）、またはエコーキャンセラ伝送方式（すなわち、Ｅ
Ｃ方式網終端用回路１３）での回線のレイヤ１同期が確
立したか否かを検出する。そして、判定回路１５が、こ
れらの検出結果から、接続されている通信回線３の伝送
方式を識別及び判定し、通信回線３の伝送方式に適合し
た、ＴＣＭ方式網終端用回路１２またはＥＣ方式網終端
用回路１３の何れかの網終端処理回路への切替を行う。
これにより、通信回線３の伝送方式の違いに左右されな
い通信が可能となる。
【００１５】図３は、図１に示す第１の実施の形態に係
る通信機器における、伝送方式自動選択システムの動作
の流れを示すフローチャートであり、このフローチャー
トを用いて第１の実施の形態の伝送方式自動選択システ
ムの動作を詳細に説明する。
る通信機器における、伝送方式自動選択システムの動作
の流れを示すフローチャートであり、このフローチャー
トを用いて第１の実施の形態の伝送方式自動選択システ
ムの動作を詳細に説明する。
【００１６】先ず、通信機器１は、通信回線３が接続さ
れていない状態にあるものとする（ステップＳ１１）。
この状態において、通信回線３が接続されると（ステツ
プＳ１２）、給電検出回路１７は、通信機器１に対して
給電が行われたか否かを判定する。（ステツプＳ１
３）。ここで、給電が行われていなければ（ステップＳ
１３，Ｎｏ）、ステップＳ１１に戻って新たな給電を待
つ。
れていない状態にあるものとする（ステップＳ１１）。
この状態において、通信回線３が接続されると（ステツ
プＳ１２）、給電検出回路１７は、通信機器１に対して
給電が行われたか否かを判定する。（ステツプＳ１
３）。ここで、給電が行われていなければ（ステップＳ
１３，Ｎｏ）、ステップＳ１１に戻って新たな給電を待
つ。
【００１７】一方、給電が行われれば（ステップＳ１
３，Ｙｅｓ）、この段階では、予め、回線側切替スイツ
チ１６及び端未側切替スイッチ１１は、ＴＣＭ方式網終
端用回路１２またはＥＣ方式網終端用回路１３の何れか
の網終端回路側に接続されているため、回線が接続され
ている側の網終端回路が動作する（ステツプＳ１４）。
３，Ｙｅｓ）、この段階では、予め、回線側切替スイツ
チ１６及び端未側切替スイッチ１１は、ＴＣＭ方式網終
端用回路１２またはＥＣ方式網終端用回路１３の何れか
の網終端回路側に接続されているため、回線が接続され
ている側の網終端回路が動作する（ステツプＳ１４）。
【００１８】そして、通信機器１と通信回線３との間の
通信接続状態において、レイヤ１同期検出回路１４にて
レイヤ１同期が確立されているか否かを検出し（ステツ
プＳ１５）、レイヤ１同期が確立されていれば（ステッ
プＳ１５，Ｙｅｓ）、この検出結果と前述の給電検出の
結果とを判定回路１５にて判定し、給電されていて且つ
レイヤ１同期が確立していれば、現在接続されている通
信回線３の伝送方式と通信装置１の伝送方式が一致して
いると判定し、そのままの設定にて通信を行う（ステツ
プＳ１６）。
通信接続状態において、レイヤ１同期検出回路１４にて
レイヤ１同期が確立されているか否かを検出し（ステツ
プＳ１５）、レイヤ１同期が確立されていれば（ステッ
プＳ１５，Ｙｅｓ）、この検出結果と前述の給電検出の
結果とを判定回路１５にて判定し、給電されていて且つ
レイヤ１同期が確立していれば、現在接続されている通
信回線３の伝送方式と通信装置１の伝送方式が一致して
いると判定し、そのままの設定にて通信を行う（ステツ
プＳ１６）。
【００１９】一方、ステップＳ１５にて、給電はされて
いるがレイヤ１同期が確立していない場合には（ステッ
プＳ１５，Ｎｏ）、判定回路１５からの制御信号ａにて
回線側切替スイツチ１６を切換え（ステップＳ１７）、
判定回路１５からの制御信号ｂにて端未回路側切替回路
１１を切換え（ステップＳ１８）、それぞれのスイツチ
の接続を他の伝送方式の処理回路側へ切り替える。尚、
回線側切替スイツチ１６と端未回路側切替回路１１の切
換えはステップＳ１７とステップＳ１８に分かれている
が、これらの動作は同時に行われるものとする。このよ
うな一連の動作は伝送方式が一致するまで行われる。
いるがレイヤ１同期が確立していない場合には（ステッ
プＳ１５，Ｎｏ）、判定回路１５からの制御信号ａにて
回線側切替スイツチ１６を切換え（ステップＳ１７）、
判定回路１５からの制御信号ｂにて端未回路側切替回路
１１を切換え（ステップＳ１８）、それぞれのスイツチ
の接続を他の伝送方式の処理回路側へ切り替える。尚、
回線側切替スイツチ１６と端未回路側切替回路１１の切
換えはステップＳ１７とステップＳ１８に分かれている
が、これらの動作は同時に行われるものとする。このよ
うな一連の動作は伝送方式が一致するまで行われる。
【００２０】以上説明したように、本発明における第１
の実施の形態の通信機器によれば、通信の際に、通信回
線の給電状態および通信回線と通信機器とのレイヤ１同
期確立の有無を検出することにより、通信回線の伝送方
式に適合する網終端機能を有する処理回路へ切り替える
ことができる。これにより、接続された通信回線の伝送
方式の違いに左右されない通信機器の提供が可能とな
り、もって、通信機器の共用化ができる。
の実施の形態の通信機器によれば、通信の際に、通信回
線の給電状態および通信回線と通信機器とのレイヤ１同
期確立の有無を検出することにより、通信回線の伝送方
式に適合する網終端機能を有する処理回路へ切り替える
ことができる。これにより、接続された通信回線の伝送
方式の違いに左右されない通信機器の提供が可能とな
り、もって、通信機器の共用化ができる。
【００２１】次に、本発明における第２の実施の形態の
伝送方式自動選択システムについて説明する。図２は、
本発明の第２の実施の形態における伝送方式自動選択シ
ステムのブロツク図である。図２に示す第２の実施の形
態は、図１に示す第１の実施の形態の通信機器１を、網
終端装置１８に置き換えたものである。したがって、第
２の実施の形態における網終端装置１８の構成は、第１
の実施の形態における通信機器１の構成から通信端末回
路１０を取り除き、外部に通信端末（ＩＳＤＮ端末）２
として接続したところが変わるのみで、その他の構成は
第１の実施の形態と全く同じである。
伝送方式自動選択システムについて説明する。図２は、
本発明の第２の実施の形態における伝送方式自動選択シ
ステムのブロツク図である。図２に示す第２の実施の形
態は、図１に示す第１の実施の形態の通信機器１を、網
終端装置１８に置き換えたものである。したがって、第
２の実施の形態における網終端装置１８の構成は、第１
の実施の形態における通信機器１の構成から通信端末回
路１０を取り除き、外部に通信端末（ＩＳＤＮ端末）２
として接続したところが変わるのみで、その他の構成は
第１の実施の形態と全く同じである。
【００２２】すなわち、図２に示す第２の実施の形態
は、ＩＳＤＮ回線に接続される網終端装置１８が、通信
回線３と通信端末２に接続されている。そして、網終端
装置１８は、通信回線３からの給電状態を検出する給電
検出回路１７と、接続された通信回線３を適切な伝送方
式の処理回路へ接続する回線側切替スイッチ１６と、通
信端未２側へ回線を切替える端末側切替スイツチ１１
と、ピンポン伝送方式（ＴＣＭ方式）をサポートするＴ
ＣＭ方式網終端用回路１２と、エコーキャンセラ伝送方
式（ＥＣ方式）をサポートするＥＣ方式網終端用回路１
３と、ピンポン伝送方式、またはエコーキャンセラ方式
での回線のレイヤ１同期が確立するか否かを検出するレ
イヤ１同期検出回路１４と、レイヤ１同期検出回路１４
および給電検出回路１７からの情報により、適切な伝送
方式を識別及び判定し、回線側切替スイッチ１６および
端未側切替スイッチ１１に対して適切な伝送方式の回路
への切替えを制御する判定回路１５とによって構成され
ている。
は、ＩＳＤＮ回線に接続される網終端装置１８が、通信
回線３と通信端末２に接続されている。そして、網終端
装置１８は、通信回線３からの給電状態を検出する給電
検出回路１７と、接続された通信回線３を適切な伝送方
式の処理回路へ接続する回線側切替スイッチ１６と、通
信端未２側へ回線を切替える端末側切替スイツチ１１
と、ピンポン伝送方式（ＴＣＭ方式）をサポートするＴ
ＣＭ方式網終端用回路１２と、エコーキャンセラ伝送方
式（ＥＣ方式）をサポートするＥＣ方式網終端用回路１
３と、ピンポン伝送方式、またはエコーキャンセラ方式
での回線のレイヤ１同期が確立するか否かを検出するレ
イヤ１同期検出回路１４と、レイヤ１同期検出回路１４
および給電検出回路１７からの情報により、適切な伝送
方式を識別及び判定し、回線側切替スイッチ１６および
端未側切替スイッチ１１に対して適切な伝送方式の回路
への切替えを制御する判定回路１５とによって構成され
ている。
【００２３】このように構成されたＩＳＤＮ網終端装置
１８の動作は、前述の第１の実施の形態と同じであり、
また動作処理の流れも図３と全く同じであるので説明は
省略する。
１８の動作は、前述の第１の実施の形態と同じであり、
また動作処理の流れも図３と全く同じであるので説明は
省略する。
【００２４】以上述べた実施の形態は本発明を説明する
ための一例であり、本発明は、上記の実施の形態に限定
されるものではなく、発明の要旨の範囲で種々の変形が
可能である。すなわち、上記の実施の形態は、通信機器
や網終端装置の伝送方式自動選択システムについて述べ
たが、これに限らず、通信回線の伝送方式自動切換方法
や伝送方式自動判定方法についても適用することができ
る。
ための一例であり、本発明は、上記の実施の形態に限定
されるものではなく、発明の要旨の範囲で種々の変形が
可能である。すなわち、上記の実施の形態は、通信機器
や網終端装置の伝送方式自動選択システムについて述べ
たが、これに限らず、通信回線の伝送方式自動切換方法
や伝送方式自動判定方法についても適用することができ
る。
【００２５】すなわち、音声やデータを通信媒体とする
通信機器に接続された通信回線の給電状態、および通信
回線との通信接続状態を常時監視し、通信回線からの給
電を検出し、且つ通信回線とのレイヤ１の同期が確立し
ていないことを検出した場合には、通信回線と、各伝送
方式の網終端回路との間に設けられた切替スイツチを制
御して、通信回線に適合した伝送方式の網終端回路への
自動切替を行う通信回線の伝送方式自動切換方法を提供
することができる。
通信機器に接続された通信回線の給電状態、および通信
回線との通信接続状態を常時監視し、通信回線からの給
電を検出し、且つ通信回線とのレイヤ１の同期が確立し
ていないことを検出した場合には、通信回線と、各伝送
方式の網終端回路との間に設けられた切替スイツチを制
御して、通信回線に適合した伝送方式の網終端回路への
自動切替を行う通信回線の伝送方式自動切換方法を提供
することができる。
【００２６】また、通信回線の給電状態、および通信回
線と通信機器との通信接続状態を検出し、通信回線から
のレイヤ１同期の確立の有無を検出することで、通信回
線における回線の伝送方式を識別する伝送方式自動判定
方法を提供することもできる。
線と通信機器との通信接続状態を検出し、通信回線から
のレイヤ１同期の確立の有無を検出することで、通信回
線における回線の伝送方式を識別する伝送方式自動判定
方法を提供することもできる。
【００２７】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、ＩＳＤ
Ｎ回線に接続された状態で、通信回線の伝送方式を自動
的に識別し、適切な伝送方式に切り替える機能を持つＩ
ＳＤＮ伝送方式自動選択装置を提供することができる。
このような選択切換え機能により、接続するＩＳＤＮ回
線の伝送方式が、ピンポン伝送方式（ＴＣＭ方式）また
はエコーキャンセラ伝送方式（ＥＣ方式）の何れの場合
であっても、それらの伝送方式を自動識別して、機器の
伝送方式を適合させるため、伝送方式の違いに左右され
ない通信装置を提供することができる。
Ｎ回線に接続された状態で、通信回線の伝送方式を自動
的に識別し、適切な伝送方式に切り替える機能を持つＩ
ＳＤＮ伝送方式自動選択装置を提供することができる。
このような選択切換え機能により、接続するＩＳＤＮ回
線の伝送方式が、ピンポン伝送方式（ＴＣＭ方式）また
はエコーキャンセラ伝送方式（ＥＣ方式）の何れの場合
であっても、それらの伝送方式を自動識別して、機器の
伝送方式を適合させるため、伝送方式の違いに左右され
ない通信装置を提供することができる。
【図１】本発明の第１の実施の形態における通信機器の
伝送方式自動選択システムのブロツク図
伝送方式自動選択システムのブロツク図
【図２】本発明の第２の実施の形態における伝送方式自
動選択システムのブロツク図
動選択システムのブロツク図
【図３】図１に示す第１の実施の形態に係る通信機器に
おける、伝送方式自動選択システムの動作の流れを示す
フローチャート
おける、伝送方式自動選択システムの動作の流れを示す
フローチャート
１ 通信機器 ２ 通信端末（ＩＳＤＮ端未） ３ 局交換機（通信回線） １０ 通信端未回路 １１ 端未側切替スイツチ １２ ピンポン伝送方式（ＴＣＭ方式）網終端回路 １３ エコーキャンセラ伝送方式（ＥＣ方式）網終端回
路 １４ レイヤ１同期検出回路 １５ 判定回路 １６ 回線側切替スイツチ １７ 給電検出回路 １８ 網終端装置
路 １４ レイヤ１同期検出回路 １５ 判定回路 １６ 回線側切替スイツチ １７ 給電検出回路 １８ 網終端装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考） Ｈ０４Ｑ 3/42 １０４ Ｈ０４Ｌ 13/00 ３０３Ｂ
Claims (4)
- 【請求項１】 音声及びデータを通信媒体とする通信機
器の伝送方式自動選択システムであって、 通信回線が接続された状態で、局交換機からの給電状態
を検出する給電検出手段と、 前記通信回線を適切な伝送方式の処理回路へ接続する回
線側切替手段と、 通信端未回路へ接続される回線の切替えを行う端未側切
替手段と、 ピンポン伝送方式（ＴＣＭ方式）をサポートするＴＣＭ
方式網終端用回路と、 エコーキャンセラ伝送方式（ＥＣ方式）をサポートする
ＥＣ方式網終端用回路と、 前記ＴＣＭ方式網終端用回路、または前記ＥＣ方式網終
端用回路に接続される回線のレイヤ１同期が確立するか
否かを検出するレイヤ１同期検出手段と、 前記レイヤ１同期検出手段および前記給電検出手段から
の情報に基づいて、適切な伝送方式を識別及び判定し、
前記回線側切替手段および前記端未側切替手段に対し
て、前記ＴＣＭ方式網終端用回路または前記ＥＣ方式網
終端用回路のうちの、何れか適切な伝送方式を有する回
路側への切替制御を行う判定手段とを備えたことを特徴
とする通信機器の伝送方式自動選択システム。 - 【請求項２】 ＩＳＤＮ回線に接続された網終端装置の
伝送方式自動選択システムであって、 通信端未装置及び通信回線が接続された状態で、局交換
機からの給電状態を検出する給電検出手段と、 前記通信回線を適切な伝送方式の処理回路へ接続する回
線側切替手段と、 前記通信端未装置へ接続される回線の切替えを行う端未
側切替手段と、 ピンポン伝送方式（ＴＣＭ方式）をサポートするＴＣＭ
方式網終端用回路と、 エコーキャンセラ伝送方式（ＥＣ方式）をサポートする
ＥＣ方式網終端用回路と、 前記ＴＣＭ方式網終端用回路、または前記ＥＣ方式網終
端用回路に接続される回線のレイヤ１同期が確立するか
否かを検出するレイヤ１同期検出手段と、 前記レイヤ１同期検出手段および前記給電検出手段から
の情報に基づいて、適切な伝送方式を識別及び判定し、
前記回線側切替手段および前記端未側切替手段に対し
て、前記ＴＣＭ方式網終端用回路または前記ＥＣ方式網
終端用回路のうちの、何れか適切な伝送方式を有する回
路側へ切替制御を行う判定手段とを備えたことを特徴と
する網終端装置の伝送方式自動選択システム。 - 【請求項３】 音声及びデータを通信媒体とする通信回
線の伝送方式自動切換方法であって、 局交換機を接続する前記通信回線の給電状態を監視する
手順と、 前記通信回線と通信装置との通信接続状態を監視する手
順とを経て、 前記通信回線からの給電があることを検出し、且つ、前
記通信回線のレイヤ１同期が確立していないことを検出
した場合は、 前記通信回線と、異なる伝送方式を有する複数の網終端
回路との間に設けられた切替手段を制御し、前記異なる
伝送方式を有する複数の網終端回路のうち、最適な伝送
方式を有する網終端回路への切り替えを行うことを特徴
とする通信回線の伝送方式自動切換方法。 - 【請求項４】 通信回線の給電状態、及び前記通信回線
と通信装置との通信接続状態を監視し、前記通信回線か
らの給電を検出し、且つ前記通信回線のレイヤ１同期の
確立の有無を検出することによって、前記通信回線の伝
送方式を判定することを特徴とする通信回線の伝送方式
自動判定方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000284787A JP2002094602A (ja) | 2000-09-20 | 2000-09-20 | 通信機器の伝送方式自動選択システム、網終端装置の伝送方式自動選択システム、及び通信回線の伝送方式自動切換方法と伝送方式自動判定方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000284787A JP2002094602A (ja) | 2000-09-20 | 2000-09-20 | 通信機器の伝送方式自動選択システム、網終端装置の伝送方式自動選択システム、及び通信回線の伝送方式自動切換方法と伝送方式自動判定方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002094602A true JP2002094602A (ja) | 2002-03-29 |
Family
ID=18768948
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000284787A Pending JP2002094602A (ja) | 2000-09-20 | 2000-09-20 | 通信機器の伝送方式自動選択システム、網終端装置の伝送方式自動選択システム、及び通信回線の伝送方式自動切換方法と伝送方式自動判定方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2002094602A (ja) |
-
2000
- 2000-09-20 JP JP2000284787A patent/JP2002094602A/ja active Pending
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