JP2001285196A - 光通信システム、回線切替方法及び回線切替プログラムを記載した記録媒体 - Google Patents

光通信システム、回線切替方法及び回線切替プログラムを記載した記録媒体

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JP2001285196A
JP2001285196A JP2000099201A JP2000099201A JP2001285196A JP 2001285196 A JP2001285196 A JP 2001285196A JP 2000099201 A JP2000099201 A JP 2000099201A JP 2000099201 A JP2000099201 A JP 2000099201A JP 2001285196 A JP2001285196 A JP 2001285196A
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JP
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line
optical transmission
optical
transmission wireless
idle signal
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Ayuko Otani
歩子 大谷
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Victor Company of Japan Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光伝送無線回線の回線断を検出すると、短時
間に回線をバイパス回線に切替えることができ、データ
の送受信の切れ目を実用上支障が出ないようにするこ
と。 【解決手段】 光送受信装置11と光送受信装置12間
を接続する光伝送無線回線を介して受信されるアイドル
信号の受信レベルが所定レベル以下になると、前記光伝
送無線回線を断線と判断し、光伝送無線回線が断線する
と、通信経路をバイパス回線に切り替える。これによ
り、従来のルーティングプロトコルを用いた場合に比べ
て、遥かに短時間に回線を光伝送無線回線からバイパス
回線に切替えることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、赤外線などを用い
た光伝送無線回線を介して通信を行う光通信システムに
係り、特に通信障害時の回線切替方法及び回線切替プロ
グラムを記載した記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の赤外線を用いた光通信システムは
図5に示すような構成を有している。対向配置された光
送受信装置1、2間で、例えば赤外線により形成される
光伝送無線回線7を介した光通信を行う。光送受信装置
1、2はそれぞれルーター5、6を介して端末3、4を
接続している。又、ルーター5、6はLAN回線9、1
0により、他の光通信システムのルーターに接続されて
いる。
【0003】ルーター5、6は、通信回線のルーティン
グプロトコルを用いて他のルータとの間でLAN9を介
した経路情報を交換し、例えば雨や霧などで生じる光伝
送無線回線の障害を検出し、障害があると、通信経路を
例えば有線のバイパス回線8に切り換える。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記したルー
ティングプロトコルは、動的に経路情報を交換できる共
通のプロトコルであるが、経路情報の交換により光伝送
無線回線の障害を検出してから回線を切替えるまでに、
数秒〜数十秒程度かかっている。この回線切替に時間が
掛かると、例えば、光伝送無線回線を用いたネットワー
ク上で監視カメラによる画像をリアルタイムで伝送して
いるような場合、通信経路の切替動作の間、画像の送受
信ができず、監視カメラとしての役割を果たせなくなる
恐れがある。また、サーバとクライアント間での通信が
遮断され、処理が滞るといった問題も考えられる。
【0005】本発明は、上述の如き従来の課題を解決す
るためになされたもので、その目的は、光伝送無線回線
の回線断を検出すると、短時間に回線をバイパス回線に
切替えることができ、データの送受信の切れ目を実用上
支障がないようにすることができる光通信システム、回
線切替方法及び回線切替プログラムを記載した記録媒体
を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明の特徴は、光伝送無線回線を介し
て、第1の光送受信装置と第2の光送受信装置間で通信
を行う光通信システムにおいて、前記第1の光送受信装
置と前記第2の光送受信装置間を接続するバイパス回線
と、前記光伝送無線回線を介して受信されるアイドル信
号の受信レベルに基づいて、前記光伝送無線回線の断線
を検出する回線断検出手段と、前記回線断検出手段によ
り光伝送無線回線の断線が検出されると、通信経路を前
記バイパス回線に切り替える回線切替手段とを前記第
1、第2の光送受信装置に具備することにある。
【0007】請求項2の発明の特徴は、光伝送無線回線
が断線して、通信経路を前記バイパス回線に切り替えた
後、前記光伝送無線回線上にアイドル信号を間欠的に発
信するアイドル信号発信手段を前記第1、第2の光送受
信装置に具備し、前記回線断検出手段は、前記発信され
たアイドル信号の受信レベルが所定値以上になった場合
に、前記光伝送無線回線が復旧したと判定し、前記回線
切替手段により通信経路を前記光伝送無線回線に切り替
えることにある。
【0008】請求項3の発明の前記バイパス回線は、電
波式の無線伝送回線、有線回線、又は光伝送無線回線の
いずれかであることを特徴とする。
【0009】請求項4の発明の特徴は、光伝送無線回線
を介して通信を行う光通信システムの回線切替方法にお
いて、前記光伝送無線回線を介して受信されるアイドル
信号のレベルを監視し、前記レベルが所定値以下になる
と、通信経路を別途設置されているバイパス回線に切り
替えることにある。
【0010】請求項5の発明の特徴は、前記通信経路を
前記バイパス回線に切り替えた後、前記光伝送無線回線
を介して間欠的にアイドル信号を発信し、このアイドル
信号の受信レベルが所定値以上になると、通信経路を前
記光伝送無線回線に切り替えることにある。
【0011】請求項6の発明の特徴は、光伝送無線回線
を介して通信を行う光通信システムの回線切替プログラ
ムを記載した記録媒体において、前記光伝送無線回線を
介して受信されるアイドル信号のレベルを監視し、前記
レベルが所定値以下になると、通信経路を別途設置され
ているバイパス回線に切り替え、前記通信経路を前記バ
イパス回線に切り替えた後、前記光伝送無線回線を介し
て間欠的にアイドル信号を発信し、このアイドル信号の
受信レベルが所定値以上になると、通信経路を前記光伝
送無線回線に切り替えることをコンピュータに実行させ
るための機械読み取り可能なプログラムを担持すること
にある。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は、本発明の光通信システム
の一実施形態に係る構成を示したブロック図である。光
通信システムは、対向配置される光送受信装置11、1
2、光送受信装置11、12に端末13、14を接続す
るブリッジ(又はスイッチ)15、16及びパソコンや
ワークステーション等の端末13、14を有している。
【0013】光送受信装置11、12は光伝送無線回線
17とバイパス回線18で接続される。ブリッジ(又は
スイッチ)15、16は建物内のLAN19、20に接
続されている。尚、バイパス回線18は、光伝送無線回
線、電波式無線回線又は有線回線などである。尚、図1
の光通信システムには、ネットワークの構成によって適
宜機器が追加される。
【0014】図2は上記した光送受信装置11(又は1
2)の構成例を示したブロック図である。光送受信装置
11は光信号を受信する受信部101、光信号を送信す
る送信部102、光伝送無線回線17の障害を検出する
回線断検出部103及び通信経路を切り替える切替スイ
ッチ104を有している。
【0015】図3は図2に示した切替スイッチ104の
構成例を示した回路図である。切替スイッチ104は、
光伝送無線回線17に接続するコネクタ21、バイパス
回線18に接続するコネクタ22、通信経路を切り替え
るリレーコイル23aとそのリレー接点23b及びリレ
ーコイル24aとそのリレー接点24bを有している。
【0016】尚、100はリレーコイル23a,24a
を駆動するための回線断検出部103から出力される切
替信号で、図2はリレーコイル23a、24aに電流が
流れていない状態を示している。
【0017】次に本実施形態の動作について説明する。
例えば、端末13から送出されたデータはブリッジ15
を介して光送受信装置11に入力され、その送信部10
2から赤外線変調信号になって光送受信装置12に送信
される。光送受信装置12の受信部101は赤外線変調
信号を受信して復調し、得られたデータをブリッジ16
を介して端末14に出力する。
【0018】通常は、光伝送無線回線17を用いた通常
通信が行われるが、雨や霧などが出ると、光伝送無線回
線17に障害が発生し、赤外線変調信号が光送受信装置
12に届かなくなる。
【0019】このため、光送受信装置11又は12の回
線断検出部103は受信部101のアイドル信号の受信
レベルを監視し、そのレベルが所定レベル以下になる
と、光伝送無線回線17が断線したと見做し、回線断を
検出して、切替スイッチ104に切替信号100を出力
する。切替スイッチ104は前記切替信号100により
通信経路を光伝送無線回線17からバイパス回線18に
切り替える。
【0020】図4は光送受信装置11が例えばA地点に
あり、光送受信装置12が例えばB地点にある場合に、
各光送受信装置における回線切替方法を示したフローチ
ャートである。光送受信装置11はステップ30にて、
光伝送無線回線17を介して通信中、ステップ31にて
回線断を検出すると、ステップ32にて送信部102よ
り送信するアイドル信号の送信を停止すると共に、ステ
ップ33にてバイパス回線18に通信経路を切り替え
る。
【0021】例えば、天候状況の変化等でA地点の光送
受信装置11のアイドル信号の受信レべルが低下する
と、光伝送無線回線17が切断されたと判断し、アイド
ル信号の送信を停止すると共に回線をバイパス回線18
に切替える。
【0022】一方、光送受信装置12はステップ40に
て、光伝送無線回線17を介して通信中、ステップ40
にて光送受信装置11側のステップ32のアイドル信号
停止により、回線断を検出し、ステップ42にて送信部
102より送信するアイドル信号の送信を停止すると共
に、ステップ43にて通信経路をバイパス回線18に切
り替える。
【0023】即ち、B地点の光送受信装置12はA地点
の光送受信装置11からの信号を受信できなくなるた
め、同様に、通信経路を光伝送無線回線17からバイパ
ス回線18に切替える。
【0024】その後、光送受信装置11側では、ステッ
プ34、ステップ35で送信部102から間欠的にアイ
ドル信号を発信する。又、光送受信装置12側でも、ス
テップ44で送信部102から間欠的にアイドル信号を
発信する。
【0025】即ち、A、Bの両地点でバイパス回線18
に切替ると、お互いに間欠のアイドル信号を発信して回
線状態を監視する。
【0026】これにより、ステップ45で、光送受信装
置12の受信部101で受信した間欠アイドル信号のレ
ベルが所定値以上になったことを回線断検出部103で
検出すると、ステップ46で回線を光伝送無線回線17
に切り替え、光送受信装置12の送信部102からアイ
ドル信号を送信する。
【0027】光送受信装置11はステップ36にて、受
信部101で受信した前記アイドル信号を回線断検出部
103で検出する。光送受信装置11の回線断検出部1
03は前記アイドル信号が所定レベル以上であることを
検出すると、ステップ37にて通信経路を光伝送無線回
線17側に切り替え、アイドル信号を発信する。同様
に、光送受信装置12もステップ47にて通信経路を光
伝送無線回線17側に切り替える。こうして、光送受信
装置11及び光送受信装置12は、ステップ38、47
にて光伝送無線回線17を用いた通常通信に復帰する。
【0028】天候の好転等によりどちらかの装置が間欠
アイドル信号を認識すると、例えば認識した光送受信装
置12はアイドル信号を間欠から通常状態に戻す。それ
を受けてもう一方の光送受信装置11も通常状態に復帰
する。この時、どちらかの光送受信装置11又は12が
通信相手の信号を認識できなければ、再度、間欠のアイ
ドル信号にて回線状態を監視する。
【0029】本実施形態によれば、通常通信中、天候な
どの悪化により、光伝送無線回線17が断線すると、光
送受信装置11、12が前記断線を検出して、直ちに回
線をバイパス回線18に切り替えるため、通信経路を短
時間にバイパス回線18に切替えることができる。これ
により、例えば、光伝送無線回線を用いたネットワーク
上で監視カメラによる画像をリアルタイムで伝送してい
るような場合、回線の切替動作の間も画像の送受信がほ
とんど途切れることがなくなり、監視カメラとしての役
割を果たすことができる。また、サーバとクライアント
間での通信が遮断されて処理が滞るといった問題も解決
することができる。
【0030】また、上記効果を簡単な回路構成にて得る
ことができ、通信システムの形態によっては高価な機器
を使用せずにネットワークを構築することが可能とな
る。
【0031】更に、回線切り替え後、天候回復などによ
り光伝送無線回線18の障害が除かれると、通常通信に
自動復帰するため、光伝送無線回線18による高速回線
を無駄なく、使用することができる。
【0032】尚、通信経路を伝送無線回線からバイパス
回線に相互に切り替える図4に示した回線切替方法は、
プログラム化してコンピュータに実行させることにより
実行でき、同様の効果を得ることができる。その際、コ
ンピュータプログラムは、フロッピーディスクやハード
ディスク等のディスク型記録媒体、半導体メモリやカー
ド型メモリ等の各種メモリ、或いは通信ネットワーク等
の各種のプログラム記録媒体を通じてコンピュータに供
給することができる。
【0033】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、回線の接続状態を通信相手のアイドル信号の有無
によって瞬時に判断できるため、回線の切替時間は従来
のプロトコルを用いたものに比べ大幅に削減することが
でき、短時間に回線をバイパス回線に切替えることがで
きる。これにより、データの送受信の切れ目を実用上支
障が出ないようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光通信システムの一実施形態に係る構
成を示したブロック図である。
【図2】図1に示した光送受信装置の構成例を示したブ
ロック図である。
【図3】図2に示した切替スイッチの構成例を示した回
路図である。
【図4】図1に示した光送受信装置における回線切替方
法を示したフローチャートである。
【図5】従来の光通信システムの構成例を示したブロッ
ク図である。
【符号の説明】
11、12 光送受信装置 13、14 端末 15、16 ブリッジ(又はスイッチ) 17 光伝送無線回線 18 バイパス回線 19、20 LAN回線 101 受信部 102 送信部 103 回線断検出部 104 切替スイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5K002 AA05 DA04 EA06 EA33 FA03 5K014 AA01 FA01 5K021 BB01 CC06 CC07 CC13 DD02 EE01 FF02 5K033 AA06 BA08 DA17 DA20 DB21 EA02 EA05 EB02 EB06 5K035 AA03 BB01 DD01 EE04 LL18

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光伝送無線回線を介して、第1の光送受
    信装置と第2の光送受信装置間で通信を行う光通信シス
    テムにおいて、 前記第1の光送受信装置と前記第2の光送受信装置間を
    接続するバイパス回線と、 前記光伝送無線回線を介して受信されるアイドル信号の
    受信レベルに基づいて、前記光伝送無線回線の断線を検
    出する回線断検出手段と、 前記回線断検出手段により光伝送無線回線の断線が検出
    されると、通信経路を前記バイパス回線に切り替える回
    線切替手段とを前記第1、第2の光送受信装置に具備す
    ることを特徴とする光通信システム。
  2. 【請求項2】 光伝送無線回線が断線して、通信経路を
    前記バイパス回線に切り替えた後、前記光伝送無線回線
    上にアイドル信号を間欠的に発信するアイドル信号発信
    手段を前記第1、第2の光送受信装置に具備し、 前記回線断検出手段は、前記発信されたアイドル信号の
    受信レベルが所定値以上になった場合に、前記光伝送無
    線回線が復旧したと判定し、前記回線切替手段により通
    信経路を前記光伝送無線回線に切り替えることを特徴と
    する請求項1記載の光通信システム。
  3. 【請求項3】 前記バイパス回線は、電波式の無線伝送
    回線、有線回線、又は光伝送無線回線のいずれかである
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の光通信システ
    ム。
  4. 【請求項4】 光伝送無線回線を介して通信を行う光通
    信システムの回線切替方法において、 前記光伝送無線回線を介して受信されるアイドル信号の
    レベルを監視し、前記レベルが所定値以下になると、通
    信経路を別途設置されているバイパス回線に切り替える
    ことを特徴とする回線切替方法。
  5. 【請求項5】 前記通信経路を前記バイパス回線に切り
    替えた後、前記光伝送無線回線を介して間欠的にアイド
    ル信号を発信し、このアイドル信号の受信レベルが所定
    値以上になると、通信経路を前記光伝送無線回線に切り
    替えることを特徴とする請求項4記載の回線切替方法。
  6. 【請求項6】 光伝送無線回線を介して通信を行う光通
    信システムの回線切替プログラムを記載した記録媒体に
    おいて、 前記光伝送無線回線を介して受信されるアイドル信号の
    レベルを監視し、前記レベルが所定値以下になると、通
    信経路を別途設置されているバイパス回線に切り替え、
    前記通信経路を前記バイパス回線に切り替えた後、前記
    光伝送無線回線を介して間欠的にアイドル信号を発信
    し、このアイドル信号の受信レベルが所定値以上になる
    と、通信経路を前記光伝送無線回線に切り替えることを
    コンピュータに実行させるための機械読み取り可能なプ
    ログラムを担持することを特徴とする回線切替プログラ
    ムを記載した記録媒体。
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