JP2002094340A - デジタル電力増幅装置 - Google Patents

デジタル電力増幅装置

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JP2002094340A
JP2002094340A JP2000281800A JP2000281800A JP2002094340A JP 2002094340 A JP2002094340 A JP 2002094340A JP 2000281800 A JP2000281800 A JP 2000281800A JP 2000281800 A JP2000281800 A JP 2000281800A JP 2002094340 A JP2002094340 A JP 2002094340A
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voltage
power
switching element
power supply
supply device
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JP2000281800A
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Shinji Kobayashi
信司 小林
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Sony Corp
Original Assignee
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 所定の電圧に定電圧化された電力が電源装置
からスイッチング素子に供給されるので、増幅特性が優
れているデジタル電力増幅装置を提供する。 【解決手段】 スイッチング素子16のうちで配線を介
して電力入力電極に接続されている電力入力端子におけ
る電圧ではなく、電力入力電極そのものにおける電圧を
電圧帰還部が電源装置17に帰還させる。このため、配
線の抵抗によって降下した電圧ではなく、スイッチング
素子16に実際に供給されている正確な電圧が電源装置
17に帰還され、この正確な電圧に基づいて電源装置1
7が電力を定電圧化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願の発明は、スイッチング
動作によって電力増幅を行うスイッチング素子とこのス
イッチング素子に電力を供給する電源装置とを含むデジ
タル電力増幅装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、デジタル電力増幅装置のスイッ
チング素子や電源装置等は夫々別個の半導体チップとし
て形成されており、これらの半導体チップのパッケージ
が単一または複数のプリント基板上に混成集積されてい
る。このため、各々のパッケージでは半導体チップの電
極(ボンディングパッド)とリードフレームの端子とが
ボンディングワイヤ等の配線を介して接続されており、
夫々のパッケージのリードフレームの端子同士はプリン
ト基板上にプリントされている配線やプリント基板間の
配線を介して接続されている。
【0003】一方、デジタル電力増幅装置では、電源装
置からスイッチング素子に供給される電力の電圧が所定
の値から変動すると、歪率も変動して増幅特性が劣化す
る。このため、電源装置は、スイッチング素子に供給し
た電力の電圧を帰還させ、帰還させた電圧に基づいて電
力を定電圧化して、所定の電圧の電力をスイッチング素
子に供給する、という帰還制御を行っている。そして、
従来のデジタル電力増幅装置では、電源装置の電力出力
電極やスイッチング素子の電力入力端子における電圧が
電源装置に帰還されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、プリント基
板上にプリントされている配線やプリント基板間の配線
やボンディングワイヤ等の配線では、電源装置からスイ
ッチング素子に電力が供給されて電流が流れると、これ
らの配線の抵抗によって電圧が降下する。特に、消費電
力が大きくなると、この降下が大きくなる。このため、
電源装置の電力出力電極やスイッチング素子の電力入力
端子における電圧はスイッチング素子の電力入力電極に
実際に供給されている電圧とは相違しており、この様な
正確でない電圧を電源装置に帰還させても、電源装置は
スイッチング素子に供給する電力を所定の電圧に定電圧
化することができない。
【0005】つまり、従来のデジタル電力増幅装置で
は、所定の電圧に定電圧化された電力が電源装置からス
イッチング素子に供給されなくて、増幅特性が優れてい
るとは言い難かった。従って、本願の発明は、所定の電
圧に定電圧化された電力が電源装置からスイッチング素
子に供給されるので、増幅特性が優れているデジタル電
力増幅装置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に係るデジタル
電力増幅装置では、スイッチング素子のうちで配線を介
して電力入力電極に接続されている電力入力端子におけ
る電圧ではなく、電力入力電極そのものにおける電圧を
電圧帰還部が電源装置に帰還させる。このため、配線の
抵抗によって降下した電圧ではなく、スイッチング素子
に実際に供給されている正確な電圧が電源装置に帰還さ
れ、この正確な電圧に基づいて電源装置が電力を定電圧
化する。従って、所定の電圧に定電圧化された電力が電
源装置からスイッチング素子に供給される。
【0007】請求項2に係るデジタル電力増幅装置で
は、夫々第一及び第二の配線を介して電力入力電極に接
続されている電力入力端子及び電圧検出端子がスイッチ
ング素子に設けられており、電力入力端子は電源装置の
電力出力端子に接続されている。このため、第一の配線
には電流が流れ、第一の配線の抵抗によって、電力入力
電極と電力入力端子との間で電圧が降下する。
【0008】しかし、電圧検出端子は電源装置の電圧帰
還端子に接続されているので、第二の配線には電流が流
れず、第二の配線に抵抗があっても、電力入力電極と電
圧検出端子との間で電圧が降下しない。従って、電源装
置の電圧帰還端子に帰還する電圧はスイッチング素子の
電力入力電極における電圧と等しく、スイッチング素子
の電力入力電極における電圧を電源装置に簡易に帰還さ
せることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本願の発明の一実施形態
を、図1、2を参照しながら説明する。図1に示されて
いる様に、本実施形態のデジタル電力増幅装置11で
は、電力増幅される信号が配線12を介して入力インタ
フェース13に入力され、入力インタフェース13は入
力された信号を信号処理装置14で扱える形式に変換し
てから信号処理装置14へ送る。信号処理装置14とし
ては、入力信号がアナログ信号の場合は比較器等が用い
られ、入力信号がデジタル信号の場合はデルタシグマ変
調器等が用いられ、演算装置等が用いられてもよい。
【0010】信号処理装置14は、後述のスイッチング
素子が信号を処理することができる様に、入力インタフ
ェース13から受け取った信号にパルス幅変調等を施し
て、2値や3値以上のスイッチング信号を出力する。信
号処理装置14から出力されたスイッチング信号はスイ
ッチングドライバ15へ送られ、スイッチングドライバ
15は信号処理装置14から受け取ったスイッチング信
号に電圧変換、差動変換、電流増幅を施す。スイッチン
グドライバ15から出力される信号はスイッチング素子
16へ送られる。
【0011】図2は、スイッチング素子16を構成して
いる2個の電界効果トランジスタのうちで電源装置17
に接続されている電界効果トランジスタの詳細を示して
いる。この電界効果トランジスタの半導体チップ21は
パッケージ22に組み込まれており、半導体チップ21
の信号入力電極23はボンディングワイヤ24を介して
リードフレームの信号入力端子25に接続されている。
スイッチングドライバ15はこの信号入力端子25に接
続されている。
【0012】半導体チップ21の電力入力電極26はボ
ンディングワイヤ27、28を介してリードフレームの
夫々電力入力端子31及び電圧検出端子32に接続され
ており、半導体チップ21の信号出力電極33はボンデ
ィングワイヤ34を介してリードフレームの信号出力端
子35に接続されている。電力入力端子31及び電圧検
出端子32は夫々配線36、37を介して電源装置17
の電力出力端子41及び電圧帰還端子42に接続されて
いる。
【0013】電源装置17は、配線43、44を介して
入力された電力を配線36を介してスイッチング素子1
6に供給するが、その際、配線37を介して帰還された
電圧に基づいて、スイッチング素子16に供給する電力
を定電圧化する。電源装置17から電力を入力すると共
にスイッチングドライバ15から信号を入力したスイッ
チング素子16は、この信号に基づくスイッチング動作
によって電力増幅を行って、電力増幅後の信号を信号出
力端子35から出力する。
【0014】信号出力端子35にはコイル45が接続さ
れており、スイッチング素子16から出力された信号は
コイル45とコンデンサ46とで周波数帯域を制限され
てアナログ信号に変換される。アナログ信号に変換され
た信号は、配線47を介して負荷(図示せず)へ送ら
れ、スピーカ等であるこの負荷を駆動する。
【0015】以上の様なデジタル電力増幅装置11で
は、電源装置17から配線36及びボンディングワイヤ
27を介してスイッチング素子16の半導体チップ21
に電力が供給されて配線36及びボンディングワイヤ2
7に電流が流れると、これらの配線36及びボンディン
グワイヤ27の抵抗によって電圧が降下する。しかし、
ボンディングワイヤ28及び配線37は半導体チップ2
1の電力入力電極26における電圧を検出して電源装置
17に帰還させるだけあるので、これらのボンディング
ワイヤ28及び配線37には電流が流れない。
【0016】このため、ボンディングワイヤ28及び配
線37に抵抗があっても、電力入力電極26と電圧帰還
端子42との間で電圧が降下しない。従って、電圧帰還
端子42に帰還される電圧は電力入力電極26における
電圧と等しく、スイッチング素子16に実際に供給され
ている正確な電圧が電源装置17に帰還され、この正確
な電圧に基づいて電源装置17が電力を定電圧化する。
この結果、所定の電圧に定電圧化された電力が電源装置
17からスイッチング素子16に供給される。
【0017】例えば、配線47に接続されている負荷の
抵抗を4Ωとし、半導体チップ21の導通時における電
力入力電極26と信号出力電極33との間の抵抗及びボ
ンディングワイヤ34の抵抗を無視すると、ボンディン
グワイヤ27の抵抗は16mΩ程度であるので、 16×10-3÷4×100=0.4 となり、仮に電力入力端子31における電圧を帰還させ
ると、負荷に対してボンディングワイヤ27で0.4%
の影響が生じる。
【0018】しかし、このデジタル電力増幅装置11で
は、上述の様に、ボンディングワイヤ28及び配線37
は半導体チップ21の電力入力電極26における電圧を
検出して電源装置17に帰還させるだけあるので、これ
らのボンディングワイヤ28及び配線37には電流が流
れない。このため、ボンディングワイヤ28及び配線3
7の抵抗による影響は全く生じない。
【0019】
【発明の効果】請求項1に係るデジタル電力増幅装置で
は、所定の電圧に定電圧化された電力が電源装置からス
イッチング素子に供給されるので、増幅特性が優れてい
る。
【0020】請求項2に係るデジタル電力増幅装置で
は、電源装置の電圧帰還端子に帰還する電圧はスイッチ
ング素子の電力入力電極における電圧と等しく、スイッ
チング素子の電力入力電極における電圧を電源装置に簡
易に帰還させることができるので、製造コストが低い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願の発明の一実施形態の概略的な回路図であ
る。
【図2】一実施形態の要部の回路図である。
【符号の説明】
11…デジタル電力増幅装置、16…スイッチング素
子、17…電源装置、26…電力入力電極、27…ボン
ディングワイヤ(第一の配線)、28…ボンディングワ
イヤ(電圧帰還部、第二の配線)、31…電力入力端
子、32…電圧検出端子(電圧帰還部)、37…配線
(電圧帰還部)、41…電力出力端子、42…電圧帰還
端子

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力されるデジタル信号に基づくスイッ
    チング動作によって電力増幅を行うスイッチング素子
    と、このスイッチング素子に電力を供給すると共に、前
    記電力の電圧に基づいて前記電力を定電圧化する電源装
    置と、前記スイッチング素子の電力入力電極における電
    圧を前記定電圧化のための前記電圧として前記電源装置
    に帰還させる電圧帰還部とを具備するデジタル電力増幅
    装置。
  2. 【請求項2】 夫々第一及び第二の配線を介して前記電
    力入力電極に接続されている電力入力端子及び電圧検出
    端子が前記スイッチング素子に設けられており、前記電
    力入力端子は前記電源装置の電力出力端子に接続されて
    おり、前記電圧検出端子は前記電源装置の電圧帰還端子
    に接続されている請求項1記載のデジタル電力増幅装
    置。
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