JP2002093769A - 基板処理装置 - Google Patents

基板処理装置

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JP2002093769A
JP2002093769A JP2000276157A JP2000276157A JP2002093769A JP 2002093769 A JP2002093769 A JP 2002093769A JP 2000276157 A JP2000276157 A JP 2000276157A JP 2000276157 A JP2000276157 A JP 2000276157A JP 2002093769 A JP2002093769 A JP 2002093769A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 処理液の使用量を低減できる基板処理装置を
提供する。 【解決手段】 基板Wを処理液に浸漬してこの基板Wを
表面処理するための処理槽1を備えた基板処理装置にお
いて、処理槽1から排出された処理液から純水を生成す
る純水生成部2と、処理槽1から排出された処理液を純
水生成部2に供給しこの純水生成部2で生成された純水
を処理槽1に供給するように循環させるための第1の循
環路3とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体ウエハ、液
晶表示器のガラス基板、フォトマスク用のガラス基板、
光ディスク用の基板等(以下、単に基板と称する)を処
理液により表面処理する基板処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の基板処理装置として、例
えば、図9に示すようなものがある。この装置は、純水
と所望の薬液とを混合することで生成される複数種類の
処理液、または、純水のみからなる処理液を、順次に切
り換えて処理槽100に供給し、この処理槽100の処
理液内に基板Wを浸漬してこの基板Wに表面処理を施す
ものである。具体的には、処理槽100に連通接続され
た処理液供給ライン110にインラインミキシングバル
ブ120が設けられており、このインラインミキシング
バルブ120に所望の薬液を注入し、所定濃度に調整し
た処理液を処理槽100に供給し、この処理槽100の
処理液内に基板Wを浸漬してこの基板Wを表面処理する
ようにしている。
【0003】また、この装置は、処理槽100の処理液
内に基板Wを浸漬して表面処理した後に、基板Wを処理
液から引き上げるように構成されている。処理槽100
の処理液液面に粉塵(パーティクル)が浮遊している
と、基板Wの引き上げ時にこのパーティクルが基板に対
して付着するので好ましくない。従って、従来装置で
は、処理液液面に浮遊するパーティクル及び表面処理に
よって発生する汚染物質を排出するために、オーバーフ
ロー方式で基板処理を施している。すなわち、基板Wの
表面処理中には、処理槽100の底部から処理液が供給
され、処理槽100の上部から溢れ出る処理液をオーバ
ーフロー槽130を介して排出するようにして、基板W
を処理液内に浸漬して表面処理を施している。このオー
バーフロー槽130から排出される処理液とともに処理
槽100内の処理液液面に浮遊するパーティクル及び汚
染物質が効率よく排出される。
【0004】ところで、この種の基板処理装置では、複
数種類の薬液(処理液)で順次に基板を処理する場合が
ある。このような場合、例えば、薬液A、純水(処理液
の1つ)、薬液B(薬液Aと異なる薬液)、純水、薬液
C(薬液A,Bと異なる薬液)、純水、…の順で処理さ
れる。各処理液による基板処理はオーバーフロー方式で
行われる。
【0005】このような各処理液を個別の処理槽で行う
場合には、各処理液での基板処理後に次の処理液で基板
処理を行うために異なる処理槽の間で基板を搬送しなけ
ればならず、この搬送の際に、基板と大気とが接触して
大気内に浮遊するパーティクルが基板に付着するという
不都合があった。
【0006】そこで、この装置は、このような各処理液
による基板処理を単一の処理槽100で行い、基板Wと
大気とが接触しないように処理槽100内の処理液を、
ある処理液(第1処理液とする)から次の処理液(第2
処理液とする)に置換するように構成されている。
【0007】なお、処理槽100からオーバーフロー槽
130を介して排出された処理液は、工場レベルの大掛
かりな廃液処理設備200に送出される。廃液処理設備
200は、この処理槽100から排出された処理液を廃
液処理して原料水(1次純水)を得ている。そして、工
場レベルの大掛かりな純水処理設備210によって、廃
液処理設備200からの1次純水を処理して超純水を得
ている。このようにして得られた超純水は、インライン
ミキシングバルブ120へ供給されるようになってい
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな構成を有する従来例の場合には、次のような問題が
ある。すなわち、処理槽100の処理液内に基板Wを浸
漬して表面処理する際には、基板Wを表面処理するため
に使用される処理液が、処理槽100の底部から供給さ
れ、処理槽100の上部から溢れ出すように排出されて
廃液されるようになっているので、処理液の使用量が非
常に多いという問題がある。
【0009】また、処理槽100内の第1処理液を第2
処理液に置換する際には、第2処理液を処理槽100の
底部から供給し、処理槽100内の第1処理液を処理槽
100の上部から溢れ出すように排出させて廃液するよ
うにして置換しているので、処理槽100内の処理液が
第1処理液から第2処理液に完全に置換されるまでの第
2処理液の使用量(供給量)は、例えば、処理槽100
の容量の3〜10倍程度が必要であり、処理槽100内
の処理液の置換にも処理液の使用量が非常に多くなって
しまうという問題もある。
【0010】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであって、処理液の使用量を低減できる基板処理
装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような目
的を達成するために、次のような構成をとる。すなわ
ち、請求項1に記載の基板処理装置は、処理液により基
板を表面処理するための処理部を備えた基板処理装置に
おいて、前記処理部から排出された処理液から純水を生
成する純水生成手段と、前記処理部から排出された処理
液を前記純水生成手段に供給し、この純水生成手段で生
成された純水を前記処理部に供給するように、処理液を
循環させるための循環路とを備えたことを特徴とするも
のである。
【0012】また、請求項2に記載の基板処理装置は、
請求項1に記載の基板処理装置において、前記循環路を
第1の循環路とし、前記第1の循環路とは別に、前記処
理部から排出される処理液を再び処理部に供給するよう
に循環させるための第2の循環路を備えたことを特徴と
するものである。
【0013】また、請求項3に記載の基板処理装置は、
請求項1または請求項2に記載の基板処理装置におい
て、前記処理部に供給される処理液にガスを溶解するガ
ス溶解手段を備えたことを特徴とするものである。
【0014】また、請求項4に記載の基板処理装置は、
請求項3に記載の基板処理装置において、前記純水生成
手段で生成された純水から電解イオン水を生成する電解
イオン水生成手段を備え、前記電解イオン水生成手段で
生成された電解イオン水は、前記ガス溶解手段に供給さ
れることを特徴とするものである。
【0015】また、請求項5に記載の基板処理装置は、
請求項4に記載の基板処理装置において、前記電解イオ
ン水生成手段は、純水から電解イオン水としての酸化還
元電位の異なる水素水と酸素水とを生成する生成部と、
前記生成部で生成された水素水と酸素水のいずれか一方
を前記ガス溶解手段に供給するよう切り換える切り替え
部とを備えたことを特徴とするものである。
【0016】
【作用】請求項1に記載の発明の作用は次のとおりであ
る。処理部は、処理液により基板を表面処理する。純水
生成手段は、処理部から排出された処理液から純水を生
成する。循環路は、処理部から排出された処理液を純水
生成手段に供給しこの純水生成手段からの純水を処理部
に供給するように循環させる。したがって、処理部から
排出される処理液は、廃液処分されるのではなく再利用
されることになるので、処理液の使用量が低減される。
【0017】また、請求項2に記載の発明によれば、第
2の循環路は、前述の純水生成手段を介装した第1の循
環路とは別の経路であって、処理部から排出される処理
液を再び処理部に供給するように循環させる。したがっ
て、処理部から排出される処理液を再び処理部に供給す
るように第2の循環路によって循環させているので、処
理液の利用回数(有効活用率)が増加されることにな
り、処理液の使用量がさらに低減される。
【0018】また、請求項3に記載の発明によれば、ガ
ス溶解手段は、処理部に供給される処理液にガスを溶解
する。したがって、処理部に供給される処理液にガスが
溶解されることで所望の処理液が生成され、この生成さ
れた所望の処理液でもって基板が表面処理される。
【0019】また、請求項4に記載の発明によれば、電
解イオン水生成手段は、純水生成手段で生成された純水
から電解イオン水を生成してガス溶解手段に供給する。
ガス溶解手段は、電解イオン水にガスを溶解する。した
がって、電解イオン水にガスを溶解させることによっ
て、処理液の酸化還元電位とpH(水素イオン指数)と
を調整でき、処理に適した処理液が得られる。
【0020】また、請求項5に記載の発明によれば、生
成部は、純水から電解イオン水としての酸化還元電位の
異なる水素水と酸素水とを生成する。切り替え部は、生
成部で生成された水素水と酸素水のいずれか一方をガス
溶解手段に供給するよう切り換える。ガス溶解手段は、
供給される水素水または酸素水のいずれか一方にガスを
溶解して処理部に供給する。したがって、水素水または
酸素水にガスを溶解させることによって、酸化還元電位
とpHとが酸あるいはアルカリ処理に適するように調整
された処理液が得られる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の一
実施例を説明する。本実施例に係る基板処理装置の概略
構成について、図1を参照して説明する。図1は、本発
明の実施例に係る基板処理装置の概略構成を示すブロッ
ク図である。
【0022】この基板処理装置は、大きく分けて、基板
Wを処理液に浸漬してこの基板Wを表面処理するための
処理槽1と、この処理槽1から排出された処理液から純
水を生成する純水生成部2と、処理槽1から排出された
処理液を純水生成部2に供給しこの純水生成部2で生成
された純水を処理槽1に供給するように循環させるため
の第1の循環路3と、処理槽1に処理液を供給するため
の処理液供給系4となどから構成されている。なお、上
述した処理槽1が本発明における処理部に相当する。以
下、各部の構成を詳細に説明する。
【0023】処理槽1の底部には、処理液注入管11が
取り付けられている。処理液注入管11は、先端部が閉
塞され、側面に多数の処理液噴出孔12が並設されてい
て、基端部から導入される処理液(後述する所望のガス
を純水に溶解させた溶液、あるいは純水のみ)が各処理
液噴出孔12から噴出される。各処理液噴出孔12が処
理槽1内に臨むように処理液注入管11は処理槽1に取
り付けられ、処理液注入管11の各処理液噴出孔12か
ら処理槽1内に処理液が供給される。これにより、処理
槽1の底部から処理液を供給することに伴い、処理槽1
内の余分な処理液を槽上部から溢れ出させて排出させ
る。処理槽1の外周上部には、処理槽1の上部から溢れ
出て排出される処理液を回収するためのオーバーフロー
槽13が設けられている。
【0024】オーバーフロー槽13の底部には、処理液
を排出するための処理液排出管14が接続されている。
この処理液排出管14の下流側には、第1の分岐管15
が接続されている。第1の分岐管15は、オーバーフロ
ー槽13からの処理液を2つの経路に分岐して出力する
ものである。第1の分岐管15の一方の出力側には第1
の排出管16が接続され、第1の分岐管15の他方の出
力側には第2の排出管17が接続されている。また、第
1の排出管16には、この第1の排出管16を開閉する
第1のバルブ18が設けられている。第2の排出管17
には、この第2の排出管17を開閉する第2のバルブ1
9が設けられている。
【0025】純水生成部2は、第1の排出管16の下流
側に接続されており、この第1の排出管16からの処理
液あるいは供給される原料水(1次純水)から超純水を
生成する。ここで、この純水生成部2の構成について、
図2を用いてもう少し具体的に説明する。図2は、本発
明の実施例に係る純水生成部の概略構成を示すブロック
図である。
【0026】処理槽1からオーバーフローされて排出さ
れた処理液、すなわち、第1の排出管16からの処理液
には、O3 水(オゾン水)や、僅かの酸あるいはアルカ
リなどが含まれている。純水生成部2は、このような処
理液から超純水を生成するように構成されており、具体
的には、貯留槽21と、UV(紫外線)光オゾン処理部
22と、脱酸脱アルカリモジュール23と、脱イオンモ
ジュール24とを備えている。また、貯留槽21の処理
液を圧送するポンプ26及びフィルタ27を備えてい
る。なお、貯留槽21は大気圧の窒素パージ槽である。
【0027】貯留槽21は、処理槽1からの処理液、す
なわち、第1の排出管16からの処理液を所定量貯留す
る。UV光オゾン処理部22は、貯留槽21からの処理
液にUV光を照射することで、この処理液中に含まれる
オゾンを分解させてこの処理液からO3 ガス(オゾンガ
ス)を排出除去する。なお、この処理液のうちでゴミな
どを含む不要な溶液は、廃液バルブ22aから必要に応
じて排出される。
【0028】脱酸脱アルカリモジュール23は、例え
ば、イオン交換樹脂などで構成されており、入力される
処理液に存在するカチオン(陽イオン)を吸収除去する
カチオン用交換樹脂23aと、入力される処理液に存在
するアニオン(陰イオン)を吸収除去するアニオン用交
換樹脂23bとを備えている。脱酸脱アルカリモジュー
ル23は、UV光オゾン処理部22でオゾン除去などの
処理が施された処理液を脱酸脱アルカリ処理して出力す
る。なお、脱酸脱アルカリ処理された酸あるいはアルカ
リを含む不要な溶液は、廃液バルブ23c,23dから
必要に応じて排出される。
【0029】脱イオンモジュール24は、例えば、イオ
ン交換樹脂などで構成されており、入力される処理液に
存在するカチオンを吸収除去するカチオン用交換樹脂2
4aと、入力される処理液に存在するアニオンを吸収除
去するアニオン用交換樹脂24bとを備えている。脱イ
オンモジュール24は、脱酸脱アルカリモジュール23
からの処理液に含まれる微量のイオンを除去して出力す
る。なお、脱イオン処理された微量のイオンを含む不要
な溶液は、廃液バルブ24c,24dから必要に応じて
排出される。
【0030】なお、脱イオンモジュール24の入力側に
は、外部から原料水(一次純水)の供給を受けれるよう
に原料水供給バルブ25も備えられている。この原料水
供給バルブ25からは、本実施例装置で使用するための
初期使用分の純水が供給されたり、UV光オゾン処理部
22や脱酸脱アルカリモジュール23や脱イオンモジュ
ール24で排液された排液分や蒸発分などの不足分を補
充するように一次純水の供給が受けれるようになってい
る。なお、上述した純水生成部2が本発明における純水
生成手段に相当する。
【0031】図1に戻って、純水生成部2の出力側に
は、第2の分岐管31が接続されており、上述したよう
に純水生成部2で生成された純水は第2の分岐管31に
よって2つの経路に分岐されて出力される。第2の分岐
管31の一方の出力側には第1の純水出力管32が接続
され、第2の分岐管31の他方の出力側には第2の純水
出力管33が接続されている。また、第1の純水出力管
32には、この第1の純水出力管32を開閉する第3の
バルブ34が設けられている。第2の純水出力管33に
は、この第2の純水出力管33を開閉する第4のバルブ
35が設けられている。第2の純水出力管33には、電
解イオン水生成部5が接続されている。
【0032】第1の純水出力管32の出力側は、四方コ
ック36の第1入力口36aに接続されている。四方コ
ック36の第2入力口36bは、電解イオン水生成部5
からの酸素水出力管37に接続されており、四方コック
36の第3入力口36cは、電解イオン水生成部5から
の水素水出力管38に接続されている。四方コック36
の出力口36dは出力管39に接続されている。このよ
うに、四方コック36は、第1〜第3入力口36a〜3
6cから供給される溶液のうちで選択指示に応じた入力
口の溶液を出力口36dから選択出力するものである。
【0033】出力管39には、この出力管39を開閉す
る第5のバルブ40が設けられている。第5のバルブ4
0は、第3の分岐管42の一方の入力側に接続されてい
る。第3の分岐管42の出力側には、処理槽1に供給さ
れる処理液に所望のガスを溶解する溶解モジュール6が
接続されている。
【0034】溶解モジュール6には、複数種類のガスの
中から所望のガスが供給されるように、第1〜第nのガ
ス供給系61a〜61nが接続されている。各第1〜第
nのガス供給系61a〜61nは、それぞれのガス供給
源からのガスが供給されるガス供給管62と、ガス供給
管62中のガスの通過流量を調整するガス流量調節部6
3と、ガス供給管62を開閉するためのガス供給バルブ
64とを備えている。
【0035】これらの第1〜第nのガス供給系61a〜
61nは、連結管65によって溶解モジュール6に接続
されており、複数種類のガスの中から所望のガスが供給
されるようになっている。なお、この第1〜第nのガス
供給系61a〜61nとしては、例えば、オゾンガス
(O3 ガス)、フッ素ガス(F2 ガス)、塩素ガス(C
2 ガス)、アンモニアガス(NH3 ガス)、炭酸ガス
(CO2 ガス)、酸素ガス(O2 ガス)、水素ガス(H
2 ガス)などを供給するものがある。このように処理液
供給系4は、処理槽1に処理液を供給するためのもので
あり、各第1〜第nのガス供給系61a〜61nと、連
結管65と、溶解モジュール6とから構成されている。
【0036】ここで、溶解モジュール6の構成の構成に
ついて、図3を用いてもう少し具体的に説明する。図3
(a)は本発明の実施例に係る溶解モジュールの概略構
成を示す断面図であり、図3(b)は図3(a)に示し
た箇所Aを拡大した拡大断面図である。溶解モジュール
6は、例えば、ガス供給口71とガス排出口72と処理
液供給口73と処理液排出口74とを有するとともに内
部が空洞である容器75と、この容器75内に設けられ
る複数本の中空糸76とを備えている。なお、溶解モジ
ュール6の処理液供給口73は第3の分岐管42の出力
側に接続され、溶解モジュール6の処理液排出口74は
処理液供給管43に接続され、溶解モジュール6のガス
供給口71は連結管65の出力側に接続され、溶解モジ
ュール6のガス排出口72は排気バルブ77に接続され
ている。
【0037】処理液供給口73から容器75内に供給さ
れた処理液は、各中空糸76の空洞部76aを介して進
行していき処理液排出口74から排出されることにな
る。なお、各中空糸76の外周部には、オングストロー
ムオーダーの透過孔が複数個形成されているが、各中空
糸76の空洞部76aを進行する処理液がこれらの透過
孔から外部の方へ漏れ出ることはないようになってい
る。また、ガス供給口71から容器75内に供給された
ガスは、各中空糸76の外周を沿うようにして進行して
いきガス排出口72から排出されるものと、各中空糸7
6の外周を沿う際に各中空糸76の外周部の複数個の透
過孔を介して中空糸76の空洞部76aに混入し処理液
に溶解されるものがある。
【0038】このようにして、ガス供給口71に供給さ
れるガスは、処理液供給口73から供給される処理液に
溶解されることになり、このガスの溶解した処理液は、
処理液排出口74から排出されて、処理液供給管43に
出力されることになる。なお、ガス供給口71を処理液
供給口73とし、ガス排出口72を処理液排出口74と
し、処理液供給口73をガス供給口71とし、処理液排
出口74をガス排出口72として、ガスと処理液のライ
ンを入れ換えるようにしても、ガスの溶解した処理液を
得ることができる。
【0039】処理液供給管43には、フィルタ44が備
えられている。このフィルタ44は、供給される処理液
に含まれるゴミなどを処理槽1に供給しないように濾過
するためのものである。このフィルタ44は、図4に示
すように、処理液が供給される入力部44aと、処理液
に含まれるゴミなどを濾過するフィルタメディア44b
と、濾過された処理液を排出する出力部44cと、入力
部44aにおけるガスを排出するためのガス抜き部44
dとを備えている。入力部44aに供給される処理液
は、必ずフィルタメディア44bで濾過されるようにな
っており、フィルタメディア44bを介した処理液が出
力部44cから排出されるようになっている。このよう
にフィルタ44で濾過された処理液が、処理槽1の処理
液注入管11に供給され処理槽1内に供給される。
【0040】また、処理液供給管43の管内には、この
管内を流れる処理液に含まれるガスの濃度を測定するセ
ンサ(図示省略)が備えられている。処理液供給管43
の管内を流れる処理液のガス濃度値がこのセンサによっ
て測定され、処理液のガス濃度が所定値になるように対
応するガス流量調節部63での通過ガス量を調節して、
処理液に溶解するガス量を調節するように制御されてい
る。
【0041】なお、第1の循環路3は、上述したよう
に、処理槽1から排出された処理液を純水生成部2に供
給しこの純水生成部2で生成された純水を処理槽1に供
給するように循環させるためのものであり、具体的に
は、処理液排出管14と、第1の分岐管15と、第1の
バルブ18と、第1の排出管16と、第2の分岐管31
と、第1の純水出力管32と、第3のバルブ34と、四
方コック36と、出力管39と、第5のバルブ40と、
第3の分岐管42と、処理液供給管43となどから構成
されている。
【0042】続いて、電解イオン水生成部5の構成につ
いて、図5を用いて説明する。図5は、本発明の実施例
に係る電解イオン水生成部の概略構成を示すブロック図
である。電解イオン水生成部5は、例えば、超純水から
電解イオン水(酸化還元電位の異なる水素水と酸素水)
を生成する電解セル51と、電解セル51で生成された
電解イオン水から分離された不要なガスを排気するため
の気液分離塔52a,52bと、電解セル51で生成さ
れた電解イオン水から不要な溶液を排出するためのフィ
ルタ部53a,53bとを備えている。
【0043】電解セル51は、隔膜としてのイオン交換
膜によって容器57をアノード室54,カソード室55
及び中間室56に仕切るようにして構成されており、各
室にはそれぞれ純水の導入口が備えられており、各室に
はそれぞれ溶液の排出口が備えられている。また、アノ
ード室54には陽極54aが設けられ、カソード室55
には陰極55aが設けられ、中間室56の中には水の解
離を促進させるイオン交換樹脂が充填されている。この
イオン交換樹脂の表面で生じたH+ やOH- は、アノー
ド室54内の陽極54aとカソード室55の陰極55a
まで拡散し、これらの電極表面で電子の授受を行うた
め、効率よく水の電気分解を行うことができる。
【0044】各室の導入口にそれぞれ純水を供給し、ア
ノード室54の陽極54aとカソード室55の陰極55
aの間に直流電圧を印加すると、アノード室54からは
図6に示すような酸化還元電位の高い酸素水が得られ、
カソード室55からは図6に示すような酸化還元電位の
低い水素水が得られる。
【0045】アノード室54からの酸素水は、気液分離
塔52aに供給される。気液分離塔52aは、酸素水か
ら分離された不要なガスを排気し、酸素水をフィルタ部
53aに出力する。フィルタ部53aは、気液分離塔5
2aからの酸素水から不要な溶液を排出して酸素水出力
管37に出力される。なお、酸素水出力管37は、四方
コック36の第2入力口36bに接続されている。酸素
水出力管37には、この酸素水出力管37を開閉するた
めの第7のバルブ45が設けられている。
【0046】カソード室55からの水素水は、気液分離
塔52bに供給される。気液分離塔52bは、水素水か
ら分離された不要なガスを排気し、水素水をフィルタ部
53bに出力する。フィルタ部53bは、気液分離塔5
2bからの水素水から不要な溶液を排出して水素水出力
管38に出力される。なお、水素水出力管38は、四方
コック36の第3入力口36cに接続されている。水素
水出力管38には、この水素水出力管38を開閉するた
めの第8のバルブ46が設けられている。
【0047】なお、上述した電解イオン水生成部5が本
発明における電解イオン水生成手段に相当し、上述した
電解セル51が本発明における生成部に相当し、上述し
た第7,第8のバルブ45,46と四方コック36が本
発明における切り替え部に相当する。
【0048】図1に示すように、本実施例装置には、前
述の第1の循環路3とは別に、処理槽1から排出される
処理液を再び処理槽1に供給するように循環させるため
の第2の循環路7が備えられている。第2の循環路7
は、処理液排出管14と、第1の分岐管15と、第2の
排出管17と、第2のバルブ19と、ポンプ20と、第
6のバルブ41と、第3の分岐管42と、溶解モジュー
ル6と、処理液供給管43となどを備えている。なお、
処理液排出管14と溶解モジュール6と処理液供給管4
3とは、第1の循環路3と第2の循環路7との共通経路
となっている。ポンプ20は、処理槽1から溢れ出され
たオーバーフロー槽13の処理液を、再び処理槽1に供
給するように第2の循環路7を循環させるものである。
【0049】次に上記のように構成された基板処理装置
の基板処理動作について、図7のフローチャートを参照
しながら説明する。
【0050】まず、基板処理を開始する前に初期処理を
実行する(ステップS1)。この初期処理は、初期使用
分の原料水(1次純水)を純水生成部2に供給して、第
1の循環路3に純水を満たすようにするものである。
【0051】すなわち、原料水供給バルブ25を開いて
純水生成部2の脱イオンモジュール24に1次純水が供
給される。脱イオンモジュール24は、原料水供給バル
ブ25から供給される1次純水に含まれる微量のイオン
を除去して超純水を生成して第2の分岐管31に出力す
る。第1の純水出力管32の第3のバルブ34を開き、
第2の純水出力管33の第4のバルブ35を閉じた状態
にし、この超純水を第1の純水出力管32に供給して四
方コック36を介して出力管39に供給する。
【0052】第5のバルブ40を開き、第6のバルブ4
1を閉じた状態にし、第5のバルブ40,第3の分岐管
42,溶解モジュール6,処理液供給管43,処理液注
入管11を介して、超純水が処理槽1の底部の方から供
給される。処理槽1の上部から溢れ出た超純水はオーバ
ーフロー槽13に供給され、処理液排出管14を介し
て、第1の分岐管15に供給される。第1のバルブ18
を開き、第2のバルブ19を閉じた状態にし、第1の排
出管16に超純水が供給され、純水生成部2の貯留槽2
1に所定量の純水が貯留されると、原料水供給バルブ2
5からの1次純水の供給が停止される。
【0053】次に、第1の循環路3から第2の循環路7
に切り換えて、超純水の第2の循環路7への循環を開始
させる(ステップS2)。すなわち、第2の排出管17
に超純水が供給されるように第2のバルブ19を開き、
第1のバルブ18を閉じた状態にする。第6のバルブ4
1を開き、第5のバルブ40を閉じた状態にしてポンプ
20を駆動させて、第2の循環路7(第2の排出管1
7,溶解モジュール6,処理液供給管43,処理液注入
管11,処理槽1,オーバーフロー槽13,処理液排出
管14の順路)に超純水を循環させる。
【0054】次に、処理しようとする基板Wの処理槽1
内への投入を行う(ステップS3)。すなわち、処理し
ようとする基板Wを処理槽1内の超純水中に浸漬する。
【0055】次に、ポンプ20の駆動を停止させて、第
2の循環路7の超純水の循環を停止する(ステップS
4)。
【0056】次に、いわゆるRCA洗浄における強アル
カリ性のSC−1液(NH4 OH/H2 2 /H2 O;
アンモニア:過酸化水素水:水を所定の配合比で配合さ
れた洗浄液)による洗浄処理に相当する基板処理(以
下、SC−1処理と呼ぶ。)を行う(ステップS5,S
6)。
【0057】すなわち、第4のバルブ35を開き、第3
のバルブ34を閉じた状態にし、純水生成部2で生成さ
れた超純水を、第2の純水出力管33を介して電解イオ
ン水生成部5に供給する。電解イオン水生成部5の電解
セル51は、次のようにして電解イオン水(酸素水,水
素水)を生成する(図5参照)。電解セル51の各室の
導入口にそれぞれ超純水が供給され、アノード室54の
陽極54aとカソード室55の陰極55aの間に直流電
圧が印加されると、アノード室54からは図6に示すよ
うな酸化還元電位の高い酸素水が得られ、カソード室5
5からは図6に示すような酸化還元電位の低い水素水が
得られ、この酸素水や水素水はそれぞれの気液分離塔5
2a,52bにおいて不要なガスが分離される。第8の
バルブ46を開き、第7のバルブ45を閉じた状態にし
て、気液分離塔52bを介して水素水を水素水出力管3
8,四方コック36を介して出力管39に供給する。第
5のバルブ40を開き、第6のバルブ41を閉じた状態
にして、水素水を溶解モジュール6,処理液供給管4
3,処理液注入管11を介して処理槽1の底部から処理
槽1内に供給する。
【0058】処理槽1の上部から溢れ出た水素水はオー
バーフロー槽13に供給され、処理液排出管14を介し
て、第1の分岐管15に供給される。第1のバルブ18
を開き第2のバルブ19を閉じた状態にし、水素水が第
1の排出管16を介して純水生成部2の貯留槽21に供
給される。純水生成部2は、前述したように、処理液か
ら超純水を生成して電解イオン水生成部5に供給する。
このようにして処理槽1の処理液を水素水に置換する
(ステップS5)。
【0059】次に、第1の循環路3から第2の循環路7
に切り換えて、水素水を第2の循環路7に循環させるよ
うにするとともに、溶解モジュール6にアンモニアガス
(NH3 ガス)を供給し、水素水にアンモニアガスを溶
解させる。このように、アンモニアガスを溶解させた水
素水は、図6に示すように、酸化還元電位がさらに低下
するとともに強アルカリ性を示す処理液となる。このア
ンモニアガスを溶解させた水素水は、SC−1液の酸化
還元電位とpHと同じになっている。この強アルカリ性
の処理液は、処理液供給管43,処理液注入管11を介
して処理槽1の底部から処理槽1内に供給される。
【0060】処理槽1の上部から溢れ出た強アルカリ性
の処理液はオーバーフロー槽13に供給され、処理液排
出管14を介して、第1の分岐管15に供給される。第
2,第6のバルブ19,41が開かれ、第1,第5のバ
ルブ18,40が閉じられており、ポンプ20の駆動に
よって強アルカリ性の処理液が第2の循環路7を循環
し、SC−1処理が所定時間施される(ステップS
6)。
【0061】なお、水素水中のアンモニアガスの濃度
は、処理液供給管43内のセンサで測定されており、所
定値となるようにアンモニアガスの溶解モジュール6へ
の供給量が調整されている。このSC−1処理によっ
て、基板Wの有機性の汚れ及び基板Wに付着しているパ
ーティクルなどが除去される。なお、このステップS5
及びステップS6は、同時に行ってもよい。
【0062】次に、前述のステップS6におけるSC−
1処理が所定時間施されると、このSC−1処理を終了
する(ステップS7)。すなわち、ポンプ20の駆動を
停止させて第2の循環路7の超純水の循環を停止し、溶
解モジュール6へのアンモニアガスの供給を停止し、第
4のバルブ35を閉じて電解イオン水生成部5への超純
水の供給を停止し、第8のバルブ46を閉じて電解イオ
ン水生成部5からの水素水の四方コック36への供給を
停止する。
【0063】次に、超純水を生成して処理槽1に供給し
この超純水で基板Wをリンス処理する(ステップS
8)。すなわち、第1,第3,第5のバルブ18,3
4,40を開き、第2,第4,第6のバルブ19,3
5,41を閉じた状態にし、純水生成部2で生成される
超純水を、第1の純水出力管32,四方コック36,出
力管39,溶解モジュール6,処理液供給管43,処理
液注入管11を介して処理槽1に供給し、処理槽1の処
理液を処理槽1の上部から溢れ出させるようにして、処
理槽1の処理液を超純水に置換していく。溢れ出た処理
液はオーバーフロー槽13で回収され、処理液排出管1
4,第1の排出管16を介して純水生成部2に供給され
る。この処理液排出管14には、例えば、処理槽1から
排出された処理液の比抵抗値を測定するための比抵抗計
が備えられており、処理槽1からの処理液の比抵抗値が
規定値に到達したことを比抵抗計によって検出される
と、リンス処理を終了する。
【0064】次に、いわゆるRCA洗浄における強酸性
のSC−2液(HCl/H2 2 /H2 O;塩酸:過酸
化水素水:水を所定の配合比で配合された洗浄液)によ
る洗浄処理に相当する基板処理(以下、SC−2処理と
呼ぶ。)を行う(ステップS9,S10)。
【0065】すなわち、第4のバルブ35を開き、第3
のバルブ34を閉じた状態にし、純水生成部2で生成さ
れた超純水を、第2の純水出力管33を介して電解イオ
ン水生成部5に供給する。電解イオン水生成部5の電解
セル51は、次のようにして電解イオン水(酸素水,水
素水)を生成する。電解セル51の各室の導入口にそれ
ぞれ超純水が供給され、アノード室54の陽極54aと
カソード室55の陰極55aの間に直流電圧が印加され
ると、アノード室54からは図6に示すような酸化還元
電位の高い酸素水が得られ、カソード室55からは図6
に示すような酸化還元電位の低い水素水が得られ、この
酸素水や水素水はそれぞれの気液分離塔52a,52b
において不要なガスが分離される。第7のバルブ45を
開き、第8のバルブ46を閉じた状態にして、気液分離
塔52aを介して酸素水を酸素水出力管37,四方コッ
ク36を介して出力管39に供給する。第5のバルブ4
0を開き、第6のバルブ41を閉じた状態にして、酸素
水を溶解モジュール6,処理液供給管43,処理液注入
管11を介して処理槽1の底部から処理槽1内に供給す
る。
【0066】処理槽1の上部から溢れ出た酸素水はオー
バーフロー槽13に供給され、処理液排出管14を介し
て、第1の分岐管15に供給される。第1のバルブ18
を開き、第2のバルブ19を閉じた状態にし、酸素水が
第1の排出管16を介して純水生成部2の貯留槽21に
供給される。純水生成部2は、前述したように、処理液
から超純水を生成して電解イオン水生成部5に供給す
る。このようにして処理槽1の処理液を酸素水に置換す
る(ステップS9)。
【0067】次に、第1の循環路3から第2の循環路7
に切り換えて、酸素水を第2の循環路7に循環させるよ
うにするとともに、溶解モジュール6に塩素ガス(HC
lガス)を供給し、酸素水に塩素ガスを溶解させる。こ
のように、塩素ガスを溶解させた酸素水は、図6に示す
ように、酸化還元電位がさらに上昇するとともに強酸性
を示す処理液となる。この塩素ガスを溶解させた酸素水
は、SC−2液の酸化還元電位とpHと同じになってい
る。この強酸性の処理液は、処理液供給管43,処理液
注入管11を介して処理槽1の底部から処理槽1内に供
給される。
【0068】処理槽1の上部から溢れ出た強酸性の処理
液はオーバーフロー槽13に供給され、処理液排出管1
4を介して、第1の分岐管15に供給される。第2,第
6のバルブ19,41が開かれ、第1,第5のバルブ1
8,40が閉じられており、ポンプ20の駆動によって
強酸性の処理液が第2の循環路7を循環し、SC−2処
理が所定時間施される(ステップS10)。
【0069】なお、酸素水中の塩素ガスの濃度は、処理
液供給管43内のセンサで測定されており、所定値とな
るように塩素ガスの溶解モジュール6への供給量が調整
されている。このSC−2処理によって、基板Wの表面
金属不純物などが除去される。なお、このステップS8
及びステップS9は、同時に行ってもよい。
【0070】次に、前述のステップS10におけるSC
−2処理が所定時間施されると、このSC−2処理を終
了する(ステップS11)。すなわち、ポンプ20の駆
動を停止させて第2の循環路7の超純水の循環を停止
し、溶解モジュール6への塩素ガスの供給を停止し、第
4のバルブ35を閉じて電解イオン水生成部5への超純
水の供給を停止し、第8のバルブ46を閉じて電解イオ
ン水生成部5からの水素水の四方コック36への供給を
停止する。
【0071】次に、基板Wを超純水でリンス処理する
(ステップS12)。すなわち、第1,第3,第5のバ
ルブ18,34,40を開き、第2,第4,第6のバル
ブ19,35,41を閉じた状態にし、純水生成部2で
生成される超純水を、第1の純水出力管32,四方コッ
ク36,出力管39,溶解モジュール6,処理液供給管
43,処理液注入管11を介して処理槽1に供給し、処
理槽1の処理液を処理槽1の上部から溢れ出させるよう
にして、処理槽1の処理液を超純水に置換していく。溢
れ出た処理液はオーバーフロー槽13で回収され処理液
排出管14,第1の排出管16を介して純水生成部2に
供給される。処理槽1からの処理液の比抵抗値が規定値
に到達したことを比抵抗計によって検出されると、リン
ス処理を終了する。
【0072】このように、基板Wのリンス処理が終了す
ると、処理槽1の超純水中に浸漬されている基板Wを処
理槽1から取り出す(ステップS13)。処理待ちの基
板がある場合には、ステップS2に戻り前述と同様にし
て処理を行い、処理待ちの基板がない場合には、基板処
理を終了する。
【0073】したがって、処理槽1から排出された処理
液から純水を生成する純水生成部2と、処理槽1から排
出された処理液を純水生成部2に供給しこの純水生成部
2で生成された純水を処理槽1に供給するように循環さ
せるための第1の循環路3とを備えているので、処理槽
1から排出される処理液を、廃液処分するのではなくこ
の処理液から純水を生成して処理槽1に供給して再利用
することができ、処理液の使用量を低減できる。
【0074】また、第1の循環路3とは別に、処理槽1
から排出される処理液を再び処理槽1に供給するように
循環させるための第2の循環路7を備えているので、処
理槽1から排出される処理液を再び処理槽1に供給する
ように循環させることで処理液の利用回数(有効活用
率)を増加させることができ、処理液の使用量をさらに
低減できる。具体的には、処理液の使用量を、第2の循
環路7を循環させる程度(例えば、処理槽1の充填容
積)の量にまで低減することができる。
【0075】また、処理槽1に供給される処理液に所望
のガスを溶解する溶解モジュール6を備えているので、
処理槽1に供給される処理液に所望のガスを溶解するこ
とで所望の処理液を生成することができ、この生成され
た所望の処理液でもって基板Wを表面処理することがで
きる。具体的には、純水あるいは電解イオン水にガスを
溶解して低濃度の処理液を生成しているので、この処理
液を純水生成の原料水として利用でき、工場レベルの大
掛かりな廃液処理設備などを介することなく純水生成部
2に直接に処理液を供給できる。したがって、純水の製
造コスト、純水使用量を大幅に低減できる。
【0076】また、純水生成部2で生成された純水から
電解イオン水を生成して溶解モジュール6に供給する電
解イオン水生成部5を備えているので、電解イオン水に
所望のガスを溶解させることによって、処理液の酸化還
元電位とpHとを調整でき、処理に適した処理液を得る
ことができる。
【0077】また、電解イオン水生成部5は、純水から
電解イオン水としての酸化還元電位の異なる水素水と酸
素水とを生成する電解セル51と、電解セル51で生成
された水素水と酸素水のいずれか一方を溶解モジュール
6に供給するよう切り換えるための第7,第8のバルブ
45,46と四方コック36とを備えているので、水素
水または酸素水に所望のガスを溶解させることによっ
て、酸化還元電位とpHとを酸あるいはアルカリ処理に
適するように調整した処理液を得ることができる。具体
的には、水素水あるいは酸素水に所望のガスを少量溶解
させるだけで、酸化還元電位とpHとを酸あるいはアル
カリ処理に適する所望の値に調整することがきるので、
ガス使用量を低減でき処理液の使用量を低減でき、従来
のような高濃度の薬液を不要にできる。また、この処理
液は低濃度であるので、この処理液の純水への置換を迅
速に行うことができ、リンス時に使用する純水の使用量
を大幅に低減できる。
【0078】なお、本発明は以下のように変形実施する
ことも可能である。 <変形例> (1)上述した実施例では、ガス溶解手段として溶解モ
ジュール6を採用しているが、図8(a)に示すような
バブリングタンクや図8(b)に示すようなエジェクタ
などを採用しても良い。
【0079】図8(a)に示すように、バブリングタン
クは、例えば、内部が空洞である容器81と、この容器
81の上部に設けられ容器81内に純水を供給するため
の純水供給管82と、容器81の下側に複数個形成され
所望のガスの供給を受けるガス供給孔83と、ガスの溶
解した純水を出力する出力口84とを備えている。な
お、容器81の上部には、不要なガスを排気するための
排気系85が設けられている。このバブリングタンク
は、容器81内の純水に所望のガスを送り込むことによ
って、純水中にガスを溶解させており、純水に所望のガ
スを溶解させた処理液が出力口84から出力されるよう
になっている。このようにバブリングタンクによって
も、純水に所望のガスを溶解させた処理液を生成するこ
とができる。
【0080】また、図8(b)に示すように、エジェク
タは、例えば、所望のガスが供給されるガス供給口91
と流体を排出する排出口92とが設けられ内部が空洞で
ある容器93を備えている。この容器93は、一部の内
径が他の内径より狭くなっている絞り部94を有してい
る。この容器93内に純水を供給する純水供給管95
が、容器93内の絞り部94の付近まで差し込まれてい
る。このエジェクタは、供給される純水の高速の流れに
よってガスが引き込まれて純水中に溶解し排出口92か
ら排出されるようになっている。
【0081】(2)上述した実施例では、処理槽1をオ
ーバーフロー方式のものとしているが、基板Wに処理液
をシャワー状に供給しながら、処理槽に元々あった溶液
を急速排出したり、急速排水を止めて処理液を貯留する
ことを1度ないし複数回行うことで処理槽内を処理液に
置換するクイックダンプ方式のものとした場合であって
も良い。
【0082】(3)上述した実施例では、リンス処理時
の処理槽1からの処理液の比抵抗値を比抵抗計で測定し
その処理液の比抵抗値が規定値に到達したことを検出す
るとリンス処理を終了するようにしているが、経験的に
求めた所定時間だけ一律にリンス処理を行うようにして
処理槽1からの処理液の比抵抗値を測定しないようにし
ても良い。
【0083】(4)上述した実施例では、SC−1処理
あるいはSC−2処理による基板洗浄処理についてのみ
説明しているが、次に説明する第1〜第3の基板処理を
SC−1処理あるいはSC−2処理による洗浄処理の前
後に適宜実施しても良い。
【0084】第1の基板処理としては、例えば、DHF
液(フッ酸水溶液)による洗浄処理に相当する基板処理
がある。この第1の基板処理は、フッ素ガス(F2
ス)を溶解モジュール6に供給して超純水に溶解させて
DHF液(フッ酸水溶液)に相当する処理液を生成し、
この処理液でもって処理槽1内の基板Wの自然酸化膜を
除去するものである。
【0085】第2の基板処理としては、例えば、超純水
あるいは電解イオン水にオゾンガスを溶解させて処理液
を生成し、この処理液でもって処理槽1内の基板W上の
有機物やポリマー(重合体)を除去するものがある。ま
た、この基板処理によって、基板Wの表面を親水化する
こともできる。
【0086】第3の基板処理としては、例えば、超純水
あるいは電解イオン水に炭酸ガス(CO2 ガス)を溶解
させて処理液を生成し、この処理液でもって処理槽1内
の基板W表面をわずかに親水化したり基板Wの帯電防止
を図ったりするものがある。
【0087】(5)上述した実施例では、電解イオン水
生成部5で超純水を電気分解して電解イオン水としての
水素水,酸素水を生成しているが、この電解イオン水生
成部5に替えて溶解モジュールやバブリングタンクやエ
ジェクタのいずれかを設けこれに水素ガスあるいは酸素
ガスを供給することによっても、純水に水素ガスあるい
は酸素ガスを溶解させた水素水,酸素水を生成すること
もできる。
【0088】(6)上述した実施例装置において、所望
のガスが溶解された処理液に超音波を照射する超音波照
射手段を設けた場合では、新たな成分を含む処理液を生
成することができる。例えば、酸素ガスが溶解された処
理液に超音波を照射すると過酸化水素水を生成でき、窒
素ガスが溶解された処理液に超音波を照射すると硝酸な
どを生成できる。
【0089】(7)上述した実施例では、処理部を複数
枚の基板を一括して処理するバッチ処理のものとしてい
るが、処理部を基板を1枚ずつ処理する枚葉処理のもの
とする場合にも適用できる。
【0090】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1に記載の発明によれば、基板を処理液により表面処理
する処理部から排出された処理液から純水を生成する純
水生成手段と、処理部から排出された処理液を純水生成
手段に供給しこの純水生成手段で生成された純水を処理
部に供給するように循環させるための循環路とを備えて
いるので、処理部から排出される処理液を、廃液処分す
るのではなく再利用することができ、処理液の使用量を
低減できる。
【0091】また、請求項2に記載の発明によれば、循
環路としての第1の循環路とは別に、処理部から排出さ
れる処理液を再び処理部に供給するように循環させるた
めの第2の循環路を備えているので、処理部から排出さ
れる処理液を再び処理部に供給するように循環させるこ
とで処理液の利用回数(有効活用率)を増加させること
ができ、処理液の使用量をさらに低減できる。
【0092】また、請求項3に記載の発明によれば、処
理部に供給される処理液にガスを溶解するガス溶解手段
を備えているので、処理部に供給される処理液にガスを
溶解することで所望の処理液を生成することができ、こ
の生成された所望の処理液でもって基板を表面処理する
ことができる。
【0093】また、請求項4に記載の発明によれば、純
水生成手段で生成された純水から電解イオン水を生成し
てガス溶解手段に供給する電解イオン水生成手段を備え
ているので、電解イオン水にガスを溶解させることによ
って、処理液の酸化還元電位とpHとを調整でき、処理
に適した処理液を得ることができる。
【0094】また、請求項5に記載の発明によれば、電
解イオン水生成手段は、純水から電解イオン水としての
酸化還元電位の異なる水素水と酸素水とを生成する生成
部と、生成部で生成された水素水と酸素水のいずれか一
方をガス溶解手段に供給するよう切り換える切り替え部
とを備えているので、水素水または酸素水に所望のガス
を溶解させることによって、酸化還元電位とpHとを酸
あるいはアルカリ処理に適するように調整した処理液を
得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る基板処理装置の概略構成
を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施例に係る純水生成部の概略構成を
示すブロック図である。
【図3】(a)は本発明の実施例に係る溶解モジュール
の概略構成を示す断面図であり、(b)は(a)に示し
た箇所Aを拡大した拡大断面図である。
【図4】本発明の実施例に係るフィルタの構成を示す断
面図である。
【図5】本発明の実施例に係る電解イオン水生成部の概
略構成を示すブロック図である。
【図6】本発明の実施例装置で生成される処理液の酸化
還元電位とpHとを示す特性図である。
【図7】本発明の実施例に係る基板処理装置の基板処理
動作を示すフローチャート図である。
【図8】(a)はバブリングタンクの構成を示す断面図
であり、(b)はエジェクタの構成を示す断面図であ
る。
【図9】従来例に係る基板処理装置の概略構成を示すブ
ロック図である。
【符号の説明】
1 … 処理槽(処理部) 2 … 純水生成部(純水生成手段) 3 … 第1の循環路(循環路) 5 … 電解イオン水生成部(電解イオン水生成手段) 6 … 溶解モジュール(ガス溶解手段) 7 … 第2の循環路 36 … 四方コック(切り替え部) 45 … 第7のバルブ(切り替え部) 46 … 第8のバルブ(切り替え部) 51 … 電解セル(生成部) W … 基板

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 処理液により基板を表面処理するための
    処理部を備えた基板処理装置において、 前記処理部から排出された処理液から純水を生成する純
    水生成手段と、 前記処理部から排出された処理液を前記純水生成手段に
    供給し、この純水生成手段で生成された純水を前記処理
    部に供給するように、処理液を循環させるための循環路
    とを備えたことを特徴とする基板処理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の基板処理装置におい
    て、 前記循環路を第1の循環路とし、前記第1の循環路とは
    別に、前記処理部から排出される処理液を再び処理部に
    供給するように循環させるための第2の循環路を備えた
    ことを特徴とする基板処理装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の基板処
    理装置において、 前記処理部に供給される処理液にガスを溶解するガス溶
    解手段を備えたことを特徴とする基板処理装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の基板処理装置におい
    て、 前記純水生成手段で生成された純水から電解イオン水を
    生成する電解イオン水生成手段を備え、前記電解イオン
    水生成手段で生成された電解イオン水は、前記ガス溶解
    手段に供給されることを特徴とする基板処理装置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の基板処理装置におい
    て、 前記電解イオン水生成手段は、 純水から電解イオン水としての酸化還元電位の異なる水
    素水と酸素水とを生成する生成部と、 前記生成部で生成された水素水と酸素水のいずれか一方
    を前記ガス溶解手段に供給するよう切り換える切り替え
    部とを備えたことを特徴とする基板処理装置。
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