JP2000093907A - 電解イオン水を使った洗浄装置 - Google Patents

電解イオン水を使った洗浄装置

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JP2000093907A
JP2000093907A JP10265863A JP26586398A JP2000093907A JP 2000093907 A JP2000093907 A JP 2000093907A JP 10265863 A JP10265863 A JP 10265863A JP 26586398 A JP26586398 A JP 26586398A JP 2000093907 A JP2000093907 A JP 2000093907A
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chamber
electrolytic
water
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JP10265863A
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Tsugio Nakamura
次雄 中村
Nobuo Yanagisawa
暢生 柳沢
Yasumasa Shima
泰正 志摩
Makoto Mori
誠 森
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Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電解イオン水を使った洗浄装置において、電
解槽の電極を切り替える場合に必要な洗浄処理の休止時
間を短く抑える。 【解決手段】 洗浄装置は、電解槽4と、イオン洗浄チ
ャンバー2と、制御部とを備える。電解槽4は、第1電
極93が配置される第1電極室4aと、第2電極94が
配置される第2電極室4bとを有する。イオン洗浄チャ
ンバー2は、電解槽4から送られる電解イオン水によっ
て基板Wを洗浄する。制御部は、第1電極93が陽極で
第2電極94が陰極である状態と、第1電極93が陰極
で第2電極94が陽極である状態との切替を行う。ま
た、制御部は、電解イオン水が電解槽4からイオン洗浄
チャンバー2に送られる状態と、電解イオン水が電解槽
4から洗浄チャンバー2に送られない状態との切替を行
う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、洗浄装置、特に、
液晶表示装置用ガラス基板(LCD用ガラス基板)、プ
ラズマ表示装置用ガラス基板、半導体ウエハ等を電解イ
オン水によって洗浄する洗浄装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、金属汚染を洗浄除去するために
酸性水(電解イオン水の陽イオン水)を用いたり、パー
ティクル等の付着物を洗浄除去するためにアルカリ性水
(電解イオン水の陰イオン水)を用いたりすることが知
られている。例えば、LCD用ガラス基板(以下、基板
という。)の製造工程においては基板上のパーティクル
を除去する必要があり、このパーティクルの除去の1つ
の方法として電解イオン水による基板の洗浄方法が知ら
れている。
【0003】具体例としては、公開特許公報(特開平1
0−15509号)において、基板に陰イオン水を噴射
して基板の洗浄を行う洗浄装置が開示されている。ここ
では、電解槽において電解質が添加された純水を電気分
解して陽イオン水と陰イオン水とを生成し、陰イオン水
をノズルから噴射して基板の洗浄を行っている。この陰
イオン水は、基板の洗浄に使われた後に洗浄ユニットか
ら回収されて電解槽の陰極側に戻され、循環使用されて
いる。なお、電解槽は、イオン隔膜を隔てて、陰極側槽
室と陽極側槽室とに分けられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような洗浄装置
を使用すると、単なる水ではなく電解イオン水を基板に
噴射するため、基板の洗浄度が向上する。ここで使用さ
れる電解イオン水は電解槽によって生成されているが、
電解槽において電気分解を長時間行っていると、電解槽
内の電極に純水中の不純物等が付着して電解効率が低下
する。この電極に付いた不純物を取り除くには、電極を
切り替えて、すなわち陽極と陰極とを入れ替えて、不純
物を電極から剥離させることが有効である。
【0005】しかしながら、電極の極性を切り替えて、
新しく陰極側槽室となった室から洗浄ユニット内の基板
に陰イオン水を供給させると、陰極側槽室となった室に
陽イオン水が残っている状態がしばらくの間続くため、
基板に供給される陰イオン水に陽イオン水が混ざった状
態となってしまう。これによる基板処理の悪化を回避す
るためには、極性を切り替えた後に、洗浄ユニットにお
ける基板処理をしばらくの間休止させて、洗浄ユニット
と陰極側槽室との間を循環する陰イオン水が洗浄処理を
行うことのできるレベルまで回復するのを待たなければ
ならない。この待機時間は循環する液量にもよるが1時
間ほどかかると考えられ、基板の生産効率を大きく低下
させる。
【0006】このような問題は、陽イオン水を洗浄液と
して使用する洗浄装置においても同様である。本発明の
課題は、電解槽で生成される電解イオン水を使った洗浄
装置において、電解槽の電極の極性を切り替える場合に
必要な被洗浄物の洗浄処理の休止時間を短く抑えること
にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る洗浄装置
は、電解イオン水を被洗浄物に供給して被洗浄物を洗浄
する洗浄装置であって、電解槽と、洗浄チャンバーと、
制御部とを備えている。電解槽は、第1電極が配置され
る第1電極室と、第2電極が配置される第2電極室とを
有しており、水を電気分解して電解イオン水を生成す
る。洗浄チャンバーは、被洗浄物を収容し、電解槽から
送られる電解イオン水によって被洗浄物を洗浄する。制
御部は、第1電極が陽極で第2電極が陰極である状態
と、第1電極が陰極で第2電極が陽極である状態との切
替を行う。また、制御部は、電解イオン水が電解槽から
洗浄チャンバーに送られる状態と、電解イオン水が電解
槽から洗浄チャンバーに送られない状態との切替を行
う。
【0008】本装置では、電解槽において電解イオン水
である陽イオン水と陰イオン水とが生成され、これらの
うちのどちらかの電解イオン水が洗浄チャンバーに送ら
れて、洗浄チャンバー内に収容された被洗浄物を洗浄す
る。また、本装置では、制御部によって、電極の極性の
切り替え、すなわち、第1電極が陽極で第2電極が陰極
である状態と第1電極が陰極で第2電極が陽極である状
態との切り替えが行われるので、電極に付着した不純物
を除去することができる。
【0009】そして、電極の極性の切り替えを行った後
しばらくは電解槽の電極室内が陽イオン水と陰イオン水
とが混じり合った状態となるため、このような劣化した
電解イオン水を洗浄チャンバーに送らないように、制御
部によって電解イオン水が電解槽から洗浄チャンバーに
送られる状態と電解イオン水が電解槽から洗浄チャンバ
ーに送られない状態との切替を行うことができるように
している。このようにしているため、陽イオン水と陰イ
オン水とが混じり合っている状態の電解イオン水を洗浄
チャンバーに送らずに、電極室内の電解イオン水の混じ
り度合いが許容レベルまで回復するのを待つことができ
る。
【0010】ここでは、上記のように、電極の極性を切
り替えてしばらくの間、洗浄チャンバーに電解イオン水
を送ることを休止して、電解イオン水の混じり度合いの
回復を待つことができる。このように、洗浄チャンバー
に劣化した電解イオン水が送られなくなることにより、
電解槽の電極の極性を切り替える場合に必要な被洗浄物
の洗浄処理の休止時間を短く抑えることができる。
【0011】請求項2に係る洗浄装置は、請求項1に記
載の洗浄装置であって、第1貯留槽と、第2貯留槽とを
さらに備えている。第1貯留槽は、洗浄チャンバーから
回収された電解イオン水を貯留して、この電解イオン水
を電解槽に戻す。第2貯留槽は、電解槽から送られる電
解イオン水を貯留して、この電解イオン水を電解槽に戻
す。また、制御部は、第1電極室から洗浄チャンバーに
電解イオン水が送られる状態と第1電極室から第2貯留
槽に電解イオン水が送られる状態との切替をさらに行
う。また、制御部は、第2電極室から第2貯留槽に電解
イオン水が送られる状態と第2電極室から洗浄チャンバ
ーに電解イオン水が送られる状態との切替をさらに行
う。また、制御部は、第1貯留槽から第1電極室に電解
イオン水が送られる状態と第1貯留槽から第2電極室に
電解イオン水が送られる状態との切替をさらに行う。ま
た、制御部は、第2貯留槽から第2電極室に電解イオン
水が送られる状態と第2貯留槽から第1電極室に電解イ
オン水が送られる状態との切替をさらに行う。
【0012】本装置では、電解槽から洗浄チャンバーを
経て第1貯留槽を回って再び電解槽に戻される循環経路
と、電解槽から第2貯留槽を回って再び電解槽に戻され
る循環経路とを、電解イオン水が流れることになる。そ
して、制御部による電解イオン水が流れる経路の切り替
えによって、洗浄チャンバーに劣化した電解イオン水を
送ることなく、すなわち、劣化して陽イオン水と陰イオ
ン水とが混じり合った電解イオン水を第1貯留槽に送る
ことなく、洗浄チャンバーに電解イオン水を送る電極室
内の電解イオン水の混じり度合いを許容レベルまで回復
させることができる。
【0013】請求項3に係る洗浄装置は、請求項2に記
載の洗浄装置において、制御部は、第1状態から第2状
態へと切り替えて、第1電極が陽極で第2電極が陰極で
ある状態と第1電極が陰極で第2電極が陽極である状態
との切替を行い、所定時間後に第3状態へと切り替え
る。第1状態とは、第1電極室から洗浄チャンバーに電
解イオン水が送られ、第2電極室から第2貯留槽に電解
イオン水が送られ、第1貯留槽から第1電極室に電解イ
オン水が送られ、第2貯留槽から第2電極室に電解イオ
ン水が送られる状態である。第2状態とは、第1電極室
から第2貯留槽に電解イオン水が送られ、第2電極室か
ら第2貯留槽に電解イオン水が送られ、第1貯留槽から
第2電極室に電解イオン水が送られ、第2貯留槽から第
1電極室に電解イオン水が送られる状態である。第3状
態とは、第1電極室から第2貯留槽に電解イオン水が送
られ、第2電極室から洗浄チャンバーに電解イオン水が
送られ、第1貯留槽から第2電極室に電解イオン水が送
られ、第2貯留槽から第1電極室に電解イオン水が送ら
れる状態である。
【0014】本装置では、例えば陰イオン水によって被
洗浄物を洗浄する場合、まず、第1電極を陰極とし第2
電極を陽極として、第1状態(第1電極室から洗浄チャ
ンバーに陰イオン水が送られ、第2電極室から第2貯留
槽に電解イオン水が送られ、第1貯留槽から第1電極室
に陰イオン水が送られ、第2貯留槽から第2電極室に電
解イオン水が送られる状態)で、洗浄チャンバー内の被
洗浄物に対して、陰極である第1電極がある第1電極室
から送られる陰イオン水によって洗浄を行う。次に、設
定された時間の経過後、あるいは電極に不純物が所定量
付着したと認識した後に、第1電極が陰極で第2電極が
陽極である状態から第1電極が陽極で第2電極が陰極で
ある状態へと切り替え、第2状態(第1電極室から第2
貯留槽に電解イオン水が送られ、第2電極室から第2貯
留槽に電解イオン水が送られ、第1貯留槽から第2電極
室に陰イオン水が送られ、第2貯留槽から第1電極室に
電解イオン水が送られる状態)で、電解槽の第2電極室
内がそれまであった陽イオン水と生成される陰イオン水
とが混じり合っている状態から概ね陰イオン水となる状
態に変化するのを待つ。そして、所定時間後に第2状態
から第3状態(第1電極室から第2貯留槽に陽イオン水
が送られ、第2電極室から洗浄チャンバーに陰イオン水
が送られ、第1貯留槽から第2電極室に陰イオン水が送
られ、第2貯留槽から第1電極室に陽イオン水が送られ
る状態)へと切り替え、陰極である第2電極がある第2
電極から送られる陰イオン水によって被洗浄物の洗浄が
行われる。
【0015】ここでは、電極に付着する不純物を除去す
るために第1状態から第3状態へと電極の極性を切り替
える間に、洗浄チャンバーに電解イオン水を送る電極室
内の電解イオン水の混じり度合いを許容レベルまで回復
させるように、第2状態を設けている。この第2状態に
おいては、電解槽から洗浄チャンバーへと電解イオン水
を送らずに、電解槽から洗浄チャンバーを通らずに第2
貯留槽を回って再び電解槽に戻される循環経路及び第1
貯留槽から電解槽に戻される経路を使って電解イオン水
を循環させることで、洗浄チャンバー及び第1貯留槽に
陽イオン水と陰イオン水とが混じった状態の劣化した電
解イオン水が流入することを抑えることができる。これ
により、洗浄チャンバー及び第1貯留槽を汚すことな
く、洗浄チャンバーに電解イオン水を送る電極室内の電
解イオン水の混じり度合いを許容レベルまで回復させる
ことができる。このように、洗浄チャンバー及び第1貯
留槽に劣化した電解イオン水が混入しないようにするこ
とで、電解槽の電極の極性を切り替える場合に必要な被
洗浄物の洗浄処理の休止時間を短く抑えることができ
る。
【0016】なお、ここでは第2状態で所定時間だけ電
解イオン水を循環させることで電極室内の電解イオン水
を許容されるレベルまで回復させているが、第2電極室
内の電解イオン水の純度を計測してこの計測値を基にし
て第2状態から第3状態への移行を行わせてもよい。請
求項4に係る洗浄装置は、請求項3に記載の洗浄装置で
あって、制御部は、さらに、第3状態から第4状態へと
切り替えて、第1電極が陽極で第2電極が陰極である状
態と第1電極が陰極で第2電極が陽極である状態との切
替を行い、所定時間後に第1状態へと切り替える。第4
状態とは、第1電極室から第2貯留槽に電解イオン水が
送られ、第2電極室から第2貯留槽に電解イオン水が送
られ、第1貯留槽から第1電極室に電解イオン水が送ら
れ、第2貯留槽から第2電極室に電解イオン水が送られ
る状態である。
【0017】本装置では、第1状態から第3状態へと切
り替えて電極に付着した不純物を除去した後に、再び電
極に付着する不純物を取り除くために、第3状態から第
1状態へと戻す制御を行うことができる。そして、第3
状態から第1状態へと状態を戻すときにも、上記第2状
態と同様の役割を果たす第4状態を設けており、ここで
洗浄チャンバーに電解イオン水を送る電極室内の電解イ
オン水の混じり度合いを許容レベルまで回復させること
ができるようにしている。
【0018】例えば、陰イオン水によって被洗浄物を洗
浄する場合、まず、第3状態(第1電極室から第2貯留
槽に陽イオン水が送られ、第2電極室から洗浄チャンバ
ーに陰イオン水が送られ、第1貯留槽から第2電極室に
陰イオン水が送られ、第2貯留槽から第1電極室に陽イ
オン水が送られる状態)から第4状態(第1電極室から
第2貯留槽に電解イオン水が送られ、第2電極室から第
2貯留槽に電解イオン水が送られ、第1貯留槽から第1
電極室に陰イオン水が送られ、第2貯留槽から第2電極
室に電解イオン水が送られる状態)へと切り替えて、第
1電極が陽極で第2電極が陰極である状態から第1電極
が陰極で第2電極が陽極である状態へと切り替える。そ
して、所定時間後に、この第4状態から第1状態(第1
電極室から洗浄チャンバーに陰イオン水が送られ、第2
電極室から第2貯留槽に電解イオン水が送られ、第1貯
留槽から第1電極室に陰イオン水が送られ、第2貯留槽
から第2電極室に電解イオン水が送られる状態)へと切
り替える。
【0019】ここでは、制御部によって第1状態と第3
状態との切り替えが繰り返し行わせることにより、第2
状態及び第4状態の間を除いては、連続的に洗浄処理を
行わせることが可能となる。なお、第2状態及び第4状
態においては洗浄チャンバー及び第1貯留槽に劣化した
電解イオン水が混入しないように電解イオン水の流れが
制御されているので、第1状態と第3状態との切り替え
の時間が短くなり、電解槽の電極の極性を切り替える場
合に必要な被洗浄物の洗浄処理の休止時間が短く抑えら
れている。
【0020】請求項5に係る洗浄装置は、請求項2から
4のいずれかに記載の洗浄装置であって、補充手段をさ
らに備えている。補充手段は、電解槽、第1貯留槽、及
び第2貯留槽のうち少なくとも1つの槽に対して水を補
充する。ここでは、補充手段によって水が補充されるた
め、洗浄処理により循環経路から持ち出されたり蒸発し
たりして電解イオン水が不足することが抑えられる。
【0021】なお、補充手段は、電解槽から洗浄チャン
バーを経て第1貯留槽を回って再び電解槽に戻される循
環経路と、電解槽から第2貯留槽を回って再び電解槽に
戻される循環経路とに、それぞれ設けられることが望ま
しい。請求項6に係る洗浄装置は、電解イオン水を被洗
浄物に供給して被洗浄物を洗浄する洗浄装置であって、
電解槽と、洗浄チャンバーと、制御部とを備えている。
電解槽は、第1電極が配置される第1電極室と、第2電
極が配置される第2電極室とを有しており、水を電気分
解して電解イオン水を生成する。洗浄チャンバーは、被
洗浄物を収容し、どちらかの電極室(以下、先洗浄液供
給電極室という。)から送られる電解イオン水によって
被洗浄物を洗浄する。制御部は、第1電極が陽極で第2
電極が陰極である状態と第1電極が陰極で第2電極が陽
極である状態とを切り替える時に、先洗浄液供給電極室
から洗浄チャンバーへの電解イオン水の送液を停止さ
せ、所定時間後に先洗浄液供給電極室とは逆の電極室
(以下、後洗浄液供給電極室という。)から洗浄チャン
バーに電解イオン水を送らせる。
【0022】本装置では、電解槽において電解イオン水
である陽イオン水と陰イオン水とが生成され、これらの
うちのどちらかの電解イオン水が先洗浄液供給電極室か
ら洗浄チャンバーに送られて、洗浄チャンバー内に収容
された被洗浄物を洗浄する。また、本装置では、制御部
によって、電極の極性の切り替え、すなわち、第1電極
が陽極で第2電極が陰極である状態と第1電極が陰極で
第2電極が陽極である状態との切り替えが行われるの
で、電極に付着した不純物を除去することができる。
【0023】そして、例えば陰イオン水によって洗浄処
理を行う場合、電極の極性の切り替えを行った後、先洗
浄液供給電極室内では陽イオン水が生成されるようにな
り、またしばらくの間は後洗浄液供給電極室内が陽イオ
ン水と陰イオン水とが混じり合った状態となる。このた
め、このような劣化した電解イオン水を洗浄チャンバー
に送らないように、先洗浄液供給電極室から洗浄チャン
バーへの電解イオン水の送液を停止させ、所定時間の間
は後洗浄液供給電極室からの洗浄チャンバーへの電解イ
オン水の送液も行わないようにしている。
【0024】ここでは、上記のように、電極の極性を切
り替えてしばらくの間は、後洗浄液供給電極室から洗浄
チャンバーに電解イオン水を送らずに、所定時間後に後
洗浄液供給電極室から洗浄チャンバーに電解イオン水を
送るようにしている。このように洗浄チャンバーに劣化
した電解イオン水が送られなくなるため、所定時間の間
に、後洗浄液供給電極室内の電解イオン水の混じり度合
いを回復させることができる。そして、洗浄チャンバー
に劣化した電解イオン水が送られなくなることにより、
電解槽の電極の極性を切り替える場合に必要な被洗浄物
の洗浄処理の休止時間を短く抑えることができる。
【0025】請求項7に係る洗浄装置は、請求項6に記
載の洗浄装置であって、制御部は、第1電極が陽極で第
2電極が陰極である状態と第1電極が陰極で第2電極が
陽極である状態とを切り替える時に、先洗浄液供給電極
室から洗浄チャンバーへの電解イオン水の送液を停止さ
せるとともに、後洗浄液供給電極室の電解イオン水を洗
浄チャンバーを経由しない経路で所定時間循環させる。
【0026】ここでは、後洗浄液供給電極室の電解イオ
ン水を洗浄チャンバーを経由しない経路で所定時間循環
させているので、洗浄チャンバーが劣化した電解イオン
水によって汚れることがなくなることに加えて、電極の
極性の切り替え時における後洗浄液供給電極室内の電解
イオン水の混じり度合いの回復に要する時間が短くな
る。これにより、電解槽の電極の極性を切り替える場合
に必要な被洗浄物の洗浄処理の休止時間をより短く抑え
ることができる。
【0027】請求項8に係る洗浄装置は、電解イオン水
を被洗浄物に供給して被洗浄物を洗浄する洗浄装置であ
って、電解槽と、洗浄チャンバーと、第1循環経路と、
第2循環経路と、制御部とを備えている。電解槽は、第
1電極が配置される第1電極室と、第2電極が配置され
る第2電極室とを有しており、水を電気分解して電解イ
オン水を生成する。洗浄チャンバーは、被洗浄物を収容
し、どちらかの電極室(以下、先洗浄液供給電極室とい
う。)から送られる電解イオン水によって被洗浄物を洗
浄する。第1循環経路は、電解槽の外部に設けられ、洗
浄チャンバーを経由し、電解槽の電解イオン水を循環さ
せる。第2循環経路は、電解槽の外部に設けられ、洗浄
チャンバーを経由せずに、電解槽の電解イオン水を循環
させる。制御部は、第1電極が陽極で第2電極が陰極で
ある状態と第1電極が陰極で第2電極が陽極である状態
とを切り替える時に、第1循環経路による電解イオン水
の循環を休止させ、第1循環経路によって洗浄チャンバ
ーに電解イオン水を送っていた先洗浄液供給電極室の電
解イオン水を第2循環経路によって循環させるように切
り替え、所定時間後に先洗浄液供給電極室とは逆の電極
室(以下、後洗浄液供給電極室という。)から第1循環
経路によって洗浄チャンバーに電解イオン水を送らせ
る。
【0028】本装置では、電解槽において電解イオン水
である陽イオン水と陰イオン水とが生成され、これらの
うちのどちらかの電解イオン水が先洗浄液供給電極室か
ら洗浄チャンバーに送られて、洗浄チャンバー内に収容
された被洗浄物を洗浄する。また、本装置では、制御部
によって、電極の極性の切り替え、すなわち、第1電極
が陽極で第2電極が陰極である状態と第1電極が陰極で
第2電極が陽極である状態との切り替えが行われるの
で、電極に付着した不純物を除去することができる。
【0029】また、本装置では、上記のように、電極の
極性を切り替えてから所定時間の間は、第1循環経路に
よる電解イオン水の循環を休止させる。そして、第1循
環経路によって洗浄チャンバーに電解イオン水を送って
いた先洗浄液供給電極室の電解イオン水を第2循環経路
によって循環させるように切り替え、所定時間後に後洗
浄液供給電極室から第1循環経路によって洗浄チャンバ
ーに電解イオン水を送らせる。
【0030】したがって、例えば陰イオン水によって洗
浄処理を行う場合、電極の極性の切り替えを行った後、
先洗浄液供給電極室内では陽イオン水が生成されるよう
になり、またしばらくの間は後洗浄液供給電極室内が陽
イオン水と陰イオン水とが混じり合った状態となるが、
所定時間の間は第1循環経路による電解槽から洗浄チャ
ンバーへの電解イオン水の送液を行わないため、このよ
うな劣化した電解イオン水が洗浄チャンバーに送られな
い。さらに、この所定時間の間に、第2循環経路等によ
り電解イオン水が循環しながら電解槽内の電解イオン水
(陽イオン水及び陰イオン水)のそれぞれを混じり具合
の少ないものにしていくため、所定時間後に後洗浄液供
給電極室から第1循環経路によって洗浄チャンバーに電
解イオン水が送られるときには、その電解イオン水は洗
浄を行うことのできるレベルまで混じり具合が回復した
ものとなる。
【0031】このように、洗浄チャンバーに劣化した電
解イオン水が送られないようにするとともに、電解イオ
ン水を循環させながら後洗浄液供給電極室内の電解イオ
ン水の混じり具合を回復させるため、電解槽の電極の極
性を切り替える場合に必要な被洗浄物の洗浄処理の休止
時間が短く抑えられる。
【0032】
【発明の実施の形態】<全体構成>本発明の一実施形態
である洗浄装置を図1に示す。洗浄装置は、LCD用の
ガラス基板(以下、基板という。)Wを連続枚葉式に洗
浄して基板Wに付着したパーティクルを洗浄除去する装
置である。この洗浄装置は、隣接するイオン洗浄チャン
バー(洗浄チャンバー)2及びメガソニック洗浄チャン
バー3と、これらのチャンバー2,3内において基板W
を概ね水平姿勢で搬送する図示しない搬送ローラとを備
えている。基板Wは、イオン洗浄チャンバー2の搬入口
21から搬入され、搬送ローラによって両チャンバー
2,3内を概ね水平状態で運ばれながら洗浄処理が施さ
れる。洗浄処理を終えた基板Wは、メガソニック洗浄チ
ャンバー3の搬出口31から搬出される。
【0033】また、イオン洗浄チャンバー2で使用され
る陰イオン水(アルカリ性水)は電解槽4で生成される
が、電解槽4で生成される電解イオン水は第1及び第2
タンク5,6と電解槽4との間で循環される。そして、
本洗浄装置においては、電解槽4の電極の極性が8時間
毎に切り替えられるようにされており、この切替は、図
6に示す電極切替制御部(制御部)101によって制御
されている。
【0034】<イオン洗浄チャンバー>イオン洗浄チャ
ンバー2には、搬入口21から搬送ローラによって基板
Wが搬入される。基板Wは、イオン洗浄チャンバー2内
を搬送ローラによって運ばれながら、ノズル72から洗
浄液である陰イオン水の噴射を受ける。これにより、基
板Wの表面に付着したパーティクルが浮き上がる。ここ
で使用する陰イオン水(アルカリ性水)は、後述する電
解槽4から供給される。
【0035】<メガソニック洗浄チャンバー>メガソニ
ック洗浄チャンバー3内には複数のノズル33が配置さ
れており、このノズルが基板Wに対して強大な振動加速
度(超音波の周波数領域のもの)が付与された洗浄液を
吹き付ける。搬送ローラにより搬送されてイオン洗浄チ
ャンバー2の搬出口22からメガソニック洗浄チャンバ
ー3に移された基板Wは、このチャンバー3で、上記の
洗浄液をノズル33により上面及び下面にかけられる。
これにより、イオン洗浄チャンバー2における陰イオン
水の噴射で浮き上がっていたサブミクロンのパーティク
ルが基板Wからすみやかに除去される。この後、基板W
はメガソニック洗浄チャンバー3の搬出口31から搬出
され、本洗浄装置での処理が終了する。
【0036】<電解槽>電解槽4は、イオン隔膜4cに
よって第1電極室4aと第2電極室4bとにほぼ等分さ
れており、電解質が添加された水(以下、電解液とい
う。)が貯留されている。第1電極室4aには、直流電
源91の正負の一方の出力端子に接続される第1電極9
3が、第2電極室4bには、直流電源91の正負の他方
の出力端子に接続される第2電極94が、電解液に浸漬
するように固定されている。第1電極93及び第2電極
94と直流電源91との間には切替器92が介装されて
おり、この切替器92が後述する制御部の指令によって
切り替わると、第1電極93及び第2電極94の極性が
切り替わる。電解槽4内の電解液に直流電源91によっ
て電圧を印加すると、一方の電極室には陽イオン水が生
成され、他方の電極室には陰イオン水が生成される。な
お、第1タンク5及び第2タンク6内の電解液には、適
宜電解質が添加される。
【0037】第1電極室4a内の電解イオン水は、第1
送りポンプ40aの作動により、第1電極室送り配管4
1aからイオン洗浄チャンバー2あるいは第2タンク6
へと送られる。第1電極室送り配管41aは、第1送り
ポンプ40aの下流側において分岐し、一方がイオン洗
浄チャンバー2内のノズル72につながっている洗浄液
供給配管(第1循環経路)79に接続される。ここに
は、第1供給バルブ42aが介装されている。また、第
1電極室送り配管41aの分岐した他方は第2タンク6
につながる循環配管(第2循環経路)69に接続され、
ここには第1循環バルブ46aが介装される。
【0038】第2電極室4b内の電解イオン水は、第2
送りポンプ40bの作動により、第2電極室送り配管4
1bから第2タンク6あるいはイオン洗浄チャンバー2
へと送られる。第2電極室送り配管41bは、第2送り
ポンプ40bの下流側において分岐し、一方が第2タン
ク6につながる循環配管69に接続される。ここには、
第2循環バルブ46bが介装されている。また、第2電
極室送り配管41bの分岐した他方はイオン洗浄チャン
バー2内のノズル72につながっている洗浄液供給配管
79に接続され、ここには第2供給バルブ42bが介装
されている。
【0039】<第1,第2タンク>第1タンク5は、イ
オン洗浄チャンバー2の下部から基板Wの洗浄に使用さ
れた陰イオン水を回収して貯留するものであり、電解槽
4よりも容量の大きなタンクである。ノズル72からイ
オン洗浄チャンバー2内に供給された陰イオン水は、イ
オン洗浄チャンバー2の下部に接続されている回収管2
9を流れて、第1タンク5に流れ落ちる。第1タンク5
には、電解槽4に向かう第1タンク戻し配管51が接続
されており、この第1タンク戻し配管51に介装された
第1戻しポンプ50の作動によって第1タンク5内の陰
イオン水が電解槽4に戻される。第1タンク戻し配管5
1は、第1戻しポンプ50の下流側において分岐し、一
方が第1電極室4aにつながっている第1電極室戻し配
管49aに接続される。ここには、第1戻しバルブ54
aが介装されている。また、第1タンク戻し配管51の
分岐した他方は第2電極室4bにつながっている第2電
極室戻し配管49bに接続され、ここには第2戻しバル
ブ54bが介装される。また、第1タンク5は、純水補
充配管(補充手段)58から適宜純水の補充を、また図
示しない電解質供給手段から電解質の補充を、それぞれ
受ける。
【0040】第2タンク6は、電解槽4からの電解イオ
ン水を受け入れ、これを貯留するタンクである。この第
2タンク6には、電解槽4に向かう第2タンク戻し配管
61が接続されており、この第2タンク戻し配管61に
介装された第2戻しポンプ60の作動によって第2タン
ク6内の電解イオン水が電解槽4に戻される。第2タン
ク戻し配管61は、第2戻しポンプ60の下流側におい
て分岐し、一方が第2電極室4bにつながっている第2
電極室戻し配管49bに接続される。ここには、第2循
環戻しバルブ64bが介装されている。また、第2タン
ク戻し配管61の分岐した他方は第1電極室4aにつな
がっている第1電極室戻し配管49aに接続され、ここ
には第1循環戻しバルブ64aが介装される。また、第
2タンク6は、純水補充配管(補充手段)68から適宜
純水の補充を、また図示しない電解質供給手段から電解
質の補充を、それぞれ受ける。
【0041】<電極切替制御部>本洗浄装置は、図6に
示す全体制御部(制御部)100により制御されてい
る。全体制御部100は、基板Wの連続洗浄処理の開
始、終了、休止等の動作を行わせるために、直流電源9
1や、各ポンプ40a,40b,50,60や、搬送ロ
ーラ等に指令を送る。また、本装置では8時間毎に電解
槽4の電極の極性を切り替えるが、この制御を行う電極
切替制御部101に対しても指令を送り電極の極性の切
替処理を行わせる。
【0042】電極切替制御部101は、全体制御部10
0からの指令によって、各バルブ42a,42b,46
a,46b,54a,54b,64a,64bと切替器
92とに指令を送る。なお、各バルブ42a,42b,
46a,46b,54a,54b,64a,64bは、
自動電磁開閉バルブであり、電極切替制御部101から
の信号によって、液を通す「開」の状態と液の流れを遮
断する「閉」の状態とが切り替わるものである。切替器
92は、直流電源91の正側の出力端子が第1電極93
とつながり負側の出力端子が第2電極94とつながる状
態(図1の点線で示す状態)と、直流電源91の正側の
出力端子が第2電極94とつながり負側の出力端子が第
1電極93とつながる状態(図1の実線で示す状態)と
を切り替えるものである。
【0043】<本装置の制御>次に、電極の極性及び電
解イオン水のフローの変遷について説明する。基板Wが
イオン洗浄チャンバー2で連続的に処理されているとき
には、電極の極性及び電解イオン水のフローが、図2に
示す第1状態あるいは図4に示す第3状態となる。例え
ば、現在図2に示す第1状態にあるとして、以下説明を
進める。
【0044】図2に示す第1状態では、電極切替制御部
101の指令により、図7に示すように各バルブ42
a,42b,46a,46b,54a,54b,64
a,64b及び各電極93,94の状態が設定されてい
る。これにより、第1電極93が陰極、第2電極94が
陽極となり、電解槽4の第1電極室4aで生成される陰
イオン水の流れは、図2に示すように、洗浄液供給配管
79からイオン洗浄チャンバー2に供給され、第1タン
ク5に回収された後に第1電極室4aに戻される流れと
なる。また、電解槽4の第2電極室4bで生成される陽
イオン水の流れは、循環配管69から第2タンク6に送
られ、ここから第2電極室4bに戻される流れとなる。
【0045】この第1状態では、第1電極室4aからイ
オン洗浄チャンバー2及び第1タンク5を経由して第1
電極室4aに戻る経路には陰イオン水が流れ、第2電極
室4bから第2タンク6を経由して第2電極室4bに戻
る経路には陽イオン水が流れる状態となる。この状態に
おいて、イオン洗浄チャンバー2では、陰イオン水を洗
浄液として使って基板Wの洗浄処理が行われる。
【0046】第1状態がしばらくの間、具体的には8時
間続くと、全体制御部100は搬送ローラ等に指令を送
り、イオン洗浄チャンバー2への基板Wの搬入を休止さ
せる。そして、全体制御部100は、電極切替制御部1
01に対して電極93,94の極性の切り替え処理を行
うように指令を出す。すると、電極切替制御部101は
各バルブ42a,42b,46a,46b,54a,5
4b,64a,64bと切替器92とに指令を送り、図
7に示す第1状態から第2状態へと移行させる。
【0047】第2状態では、第1電極93が陽極、第2
電極94が陰極に変わり、第1電極室4a内の電解イオ
ン水の流れは、図3に示すように、循環配管69から第
2タンク6に送られ、第1電極室4aに戻される流れと
なる。また、第2電極室4b内の電解イオン水の流れ
は、循環配管69から第2タンク6に送られ、ここから
第1電極室4aに戻される流れとなる。このように、第
2状態はどちらの電極室4a,4bからもイオン洗浄チ
ャンバー2へは電解イオン水が送られない状態となる
が、第1タンク5からは第2電極室4bへと陰イオン水
が戻される。したがって、この第2状態が続いている間
は、第1タンク5の液面は下がり続ける。但し、第1タ
ンク5は電解槽4よりも大きいため、後述するように3
0秒程度では第1タンク5内の陰イオン水の減少は50
%程度になる。
【0048】この第2状態においては、新たに陰極とな
った第2電極94が浸漬している第2電極室4bにおい
て陰イオン水が生成されるが、第1状態において生成さ
れていた陽イオン水が残留しているため、これが第2タ
ンク6へと流れて行くまでは第2電極室4b内に陰イオ
ン水と陽イオン水とが混じった電解イオン水が存在する
ことになる。しかしながら、第2電極室4b内の電解イ
オン水を第2タンク6に送るとともに第2電極室4bに
第1タンク5から陰イオン水を戻しているため、数十秒
から数分後には第2電極室4b内が概ね陽イオン水の混
じっていない陰イオン水で占められる状態となる。
【0049】ここでは、第2状態を30秒間続ける。す
なわち、全体制御部100は、電極切替制御部101に
対して、第1状態から第2状態に切り替えるように指令
を発して30秒が経過した後に、第2状態から以下に示
す第3状態(図7参照)に切り替えるように指令を発す
る。なお、第2状態となってから30秒が経過すると、
第2電極室4b内が概ね陽イオン水の混じっていない陰
イオン水で占められる状態となっており、また、戻すば
かりで陰イオン水が供給されない第1タンク5の液面は
第1状態のときの約半分に下がっている。そして、第3
状態に切り替えられた後に、全体制御部100は搬送ロ
ーラ等に指令を送り、イオン洗浄チャンバー2への基板
Wの搬入及び基板Wの洗浄処理を再開させる。
【0050】第3状態では、図4に示すように、新たに
陰イオン水で占められるようになり且つ陰極である第2
電極によって陰イオン水が生成される第2電極室4bか
ら、イオン洗浄チャンバー2に対して陰イオン水が供給
される。ここでは、第1電極93が陽極、第2電極94
が陰極となり、電解槽4の第2電極室4bで生成される
陰イオン水の流れは、洗浄液供給配管79からイオン洗
浄チャンバー2に供給され、第1タンク5に回収された
後に第2電極室4bに戻される流れとなる。また、電解
槽4の第1電極室4aで生成される陽イオン水の流れ
は、循環配管69から第2タンク6に送られ、ここから
第1電極室4aに戻される流れとなる。
【0051】この第3状態では、第2電極室4bからイ
オン洗浄チャンバー2及び第1タンク5を経由して第2
電極室4bに戻る経路には陰イオン水が流れ、第1電極
室4aから第2タンク6を経由して第1電極室4aに戻
る経路には陽イオン水が流れる状態となる。この状態に
おいて、イオン洗浄チャンバー2では、陰イオン水を洗
浄液として使って基板Wの洗浄処理が行われる。
【0052】第3状態がしばらくの間、具体的には8時
間続くと、全体制御部100は搬送ローラ等に指令を送
り、イオン洗浄チャンバー2への基板Wの搬入を休止さ
せる。そして、全体制御部100は、電極切替制御部1
01に対して電極93,94の極性の切り替え処理を行
うように指令を出す。すると、電極切替制御部101は
各バルブ42a,42b,46a,46b,54a,5
4b,64a,64bと切替器92とに指令を送り、図
7に示す第3状態から第4状態へと移行させる。
【0053】第4状態では、第1電極93が陰極、第2
電極94が陽極に変わり、第2電極室4b内の電解イオ
ン水の流れは、図5に示すように、循環配管69から第
2タンク6に送られ、第2電極室4bに戻される流れと
なる。また、第1電極室4a内の電解イオン水の流れ
は、循環配管69から第2タンク6に送られ、ここから
第2電極室4bに戻される流れとなる。このように、第
4状態はどちらの電極室4a,4bからもイオン洗浄チ
ャンバー2へは電解イオン水が送られない状態となる
が、第1タンク5からは第1電極室4aへと陰イオン水
が戻される。したがって、この第4状態が続いている間
は、第1タンク5の液面は下がり続ける。但し、第1タ
ンク5は電解槽4よりも大きいため、後述するように3
0秒程度では第1タンク5内の陰イオン水の減少は50
%程度になる。
【0054】この第4状態においては、新たに陰極とな
った第1電極93が浸漬している第1電極室4aにおい
て陰イオン水が生成されるが、第3状態において生成さ
れていた陽イオン水が残留しているため、これが第2タ
ンク6へと流れて行くまでは第1電極室4a内に陰イオ
ン水と陽イオン水とが混じった電解イオン水が存在する
ことになる。しかしながら、第1電極室4a内の電解イ
オン水を第2タンク6に送るとともに第1電極室4aに
第1タンク5から陰イオン水を戻しているため、数十秒
から数分後には第1電極室4a内が概ね陽イオン水の混
じっていない陰イオン水で占められる状態となる。
【0055】ここでは、第4状態を30秒間続ける。す
なわち、全体制御部100は、電極切替制御部101に
対して、第3状態から第4状態に切り替えるように指令
を発して30秒が経過した後に、第4状態から第1状態
に切り替えるように指令を発する。なお、第4状態とな
ってから30秒が経過すると、第1電極室4a内が概ね
陽イオン水の混じっていない陰イオン水で占められる状
態となっており、また、戻すばかりで陰イオン水が供給
されない第1タンク5の液面は第3状態のときの約半分
に下がっている。そして、第1状態に切り替えられた後
に、全体制御部100は搬送ローラ等に指令を送り、イ
オン洗浄チャンバー2への基板Wの搬入及び基板Wの洗
浄処理を再開させる。
【0056】上記のような、第1状態から第2状態を経
て第3状態に移行し、第3状態から第4状態を経て第1
状態に移行するという制御を繰り返し行えば、第2状態
及び第4状態において約30秒の休止中断はあるが、イ
オン洗浄チャンバー2における基板Wの洗浄処理をほぼ
連続的に行わせることができ、且つ電極93,94に不
純物が付着して陰イオン水の生成効率が低下する不具合
を抑えることができる。
【0057】<本装置の特徴>本装置では、電極93,
94の極性の切り替え、すなわち、第1電極93が陽極
で第2電極94が陰極である状態と第1電極93が陰極
で第2電極94が陽極である状態との切り替えが行われ
るので、電極93,94に付着した不純物を除去するこ
とができる。
【0058】そして、電極93,94の極性の切り替え
を行った後しばらくは電解槽4の電極室4a,4b内が
陽イオン水と陰イオン水とが混じり合った状態となるた
め、このような劣化した電解イオン水をイオン洗浄チャ
ンバー2に送らないように、電解イオン水が電解槽4か
らイオン洗浄チャンバー2に送られる状態(第1及び第
3状態)と電解イオン水が電解槽4からイオン洗浄チャ
ンバー2に送られない状態(第2及び第4状態)との切
替を行うことができるようにしている。このようにして
いるため、陽イオン水と陰イオン水とが混じり合ってい
る状態の電解イオン水をイオン洗浄チャンバー2に送ら
ずに、電極室4a,4b内の電解イオン水の混じり度合
いが許容レベルまで回復するのを待たせることができて
いる(第2状態及び第4状態)。
【0059】これにより、イオン洗浄チャンバー2及び
第1タンク5に劣化した電解イオン水が混入することが
なくなるため、第1タンク5を経由して電解イオン水を
循環させながら電解イオン水の回復を待つ場合に較べ
て、電解イオン水の回復までの時間が短くなる。すなわ
ち、陰イオン水を貯留する第1タンク5に一旦陽イオン
水の混じった電解イオン水が混入すると、この大きな第
1タンク5内を回復させるのに時間がかかるが、ここで
は第1タンク5に陽イオン水が混入することがないよう
に制御されているため、電解イオン水の回復の時間が短
くなっている。
【0060】また、本装置では、純水補充配管58,6
8及び電解質供給手段によって第1及び第2タンク5,
6に純水及び電解質が補充されるため、基板Wの洗浄処
理により持ち出されたり蒸発したりして電解イオン水が
不足することが抑えられている。なお、第1タンク5,
第2タンク6への補充は、あらかじめ作っておいた電解
液を補充する電解液を供給する電解液供給手段を設ける
ことによってもよい。
【0061】[他の実施形態] (A)上記実施形態においては基板Wを連続枚葉的に洗
浄する洗浄装置に本発明を適用しているが、本発明は浸
漬方式の洗浄装置についても適用することができる。ま
た、陰イオン水を使って洗浄する装置に限らず、陽イオ
ン水を使って洗浄する装置についても本発明を適用する
ことができる。 (B)上記実施形態では8時間毎に電極の極性を切り替
えるように制御を行っているが、洗浄する基板Wの大き
さや状態、電解槽4の能力や規模等に合わせて、この時
間は適宜設定すればよく、第2状態及び第4状態を続け
る所定時間についても30秒に限定されるものではな
い。 (C)上記実施形態では第2状態及び第4状態が続く時
間を所定時間(30秒)に設定しているが、陰極を有す
る電極室内の電解イオン水のpH値を計測して、この計
測値を基にして第2状態から第3状態及び第4状態から
第1状態への移行を行わせてもよい。
【0062】
【発明の効果】本発明では、電極の極性を切り替えてし
ばらくの間、洗浄チャンバーに電解イオン水を送ること
を休止させて、電解イオン水の混じり度合いの回復を待
つことができるようにしているため、電解槽の電極の極
性を切り替える場合に必要な被洗浄物の洗浄処理の休止
時間を短く抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態である洗浄装置の概略図。
【図2】電解イオン水の第1状態図(フロー図)。
【図3】電解イオン水の第2状態図(フロー図)。
【図4】電解イオン水の第3状態図(フロー図)。
【図5】電解イオン水の第4状態図(フロー図)。
【図6】制御系統図。
【図7】各バルブ及び電極の状態表。
【符号の説明】
2 イオン洗浄チャンバー(洗浄チャンバー) 4 電解槽 4a 第1電極室 4b 第2電極室 5 第1タンク 6 第2タンク 58 純水補充配管(補充手段) 68 純水補充配管(補充手段) 69 循環配管(第2循環経路) 79 洗浄液供給配管(第1循環経路) 91 直流電源 92 切替器 93 第1電極 94 第2電極 100 全体制御部(制御部) 101 電極切替制御部(制御部)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 志摩 泰正 滋賀県彦根市高宮町480番地の1 大日本 スクリーン製造株式会社彦根地区事業所内 (72)発明者 森 誠 滋賀県彦根市高宮町480番地の1 大日本 スクリーン製造株式会社彦根地区事業所内 Fターム(参考) 3B201 AA02 AA03 AB14 AB42 BB02 BB03 BB24 BB32 BB62 BB83 BB93 CB15

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電解イオン水を被洗浄物に供給して前記被
    洗浄物を洗浄する洗浄装置であって、 第1電極が配置される第1電極室と第2電極が配置され
    る第2電極室とを有し、水を電気分解して電解イオン水
    を生成する電解槽と、 前記被洗浄物を収容し、前記電解槽から送られる電解イ
    オン水によって前記被洗浄物を洗浄する洗浄チャンバー
    と、 前記第1電極が陽極で前記第2電極が陰極である状態と
    前記第1電極が陰極で前記第2電極が陽極である状態と
    の切替、及び電解イオン水が前記電解槽から前記洗浄チ
    ャンバーに送られる状態と電解イオン水が前記電解槽か
    ら前記洗浄チャンバーに送られない状態との切替を行う
    制御部と、を備えた洗浄装置。
  2. 【請求項2】前記洗浄チャンバーから回収された電解イ
    オン水を貯留して、これを前記電解槽に戻す第1貯留槽
    と、 前記電解槽から送られる電解イオン水を貯留して、これ
    を前記電解槽に戻す第2貯留槽と、をさらに備え、 前記制御部は、前記第1電極室から前記洗浄チャンバー
    に電解イオン水が送られる状態と前記第1電極室から前
    記第2貯留槽に電解イオン水が送られる状態との切替、
    前記第2電極室から前記第2貯留槽に電解イオン水が送
    られる状態と前記第2電極室から前記洗浄チャンバーに
    電解イオン水が送られる状態との切替、前記第1貯留槽
    から前記第1電極室に電解イオン水が送られる状態と前
    記第1貯留槽から前記第2電極室に電解イオン水が送ら
    れる状態との切替、前記第2貯留槽から前記第2電極室
    に電解イオン水が送られる状態と前記第2貯留槽から前
    記第1電極室に電解イオン水が送られる状態との切替を
    さらに行う、請求項1に記載の洗浄装置。
  3. 【請求項3】前記制御部は、前記第1電極室から前記洗
    浄チャンバーに電解イオン水が送られ、前記第2電極室
    から前記第2貯留槽に電解イオン水が送られ、前記第1
    貯留槽から前記第1電極室に電解イオン水が送られ、前
    記第2貯留槽から前記第2電極室に電解イオン水が送ら
    れる第1状態から、 前記第1電極室から前記第2貯留槽に電解イオン水が送
    られ、前記第2電極室から前記第2貯留槽に電解イオン
    水が送られ、前記第1貯留槽から前記第2電極室に電解
    イオン水が送られ、前記第2貯留槽から前記第1電極室
    に電解イオン水が送られる第2状態へと切り替えて、前
    記第1電極が陽極で前記第2電極が陰極である状態と前
    記第1電極が陰極で前記第2電極が陽極である状態との
    切替を行い、 所定時間後に、前記第1電極室から前記第2貯留槽に電
    解イオン水が送られ、前記第2電極室から前記洗浄チャ
    ンバーに電解イオン水が送られ、前記第1貯留槽から前
    記第2電極室に電解イオン水が送られ、前記第2貯留槽
    から前記第1電極室に電解イオン水が送られる第3状態
    へと切り替える、請求項2に記載の洗浄装置。
  4. 【請求項4】前記制御部は、さらに、 前記第3状態から、 前記第1電極室から前記第2貯留槽に電解イオン水が送
    られ、前記第2電極室から前記第2貯留槽に電解イオン
    水が送られ、前記第1貯留槽から前記第1電極室に電解
    イオン水が送られ、前記第2貯留槽から前記第2電極室
    に電解イオン水が送られる第4状態へと切り替えて、前
    記第1電極が陽極で前記第2電極が陰極である状態と前
    記第1電極が陰極で前記第2電極が陽極である状態との
    切替を行い、 所定時間後に、前記第1状態へと切り替える、請求項3
    に記載の洗浄装置。
  5. 【請求項5】前記電解槽、前記第1貯留槽、及び前記第
    2貯留槽のうち少なくとも1つの槽に対して水を補充す
    る補充手段をさらに備えた、請求項2から4のいずれか
    に記載の洗浄装置。
  6. 【請求項6】電解イオン水を被洗浄物に供給して前記被
    洗浄物を洗浄する洗浄装置であって、 第1電極が配置される第1電極室と第2電極が配置され
    る第2電極室とを有し、水を電気分解して電解イオン水
    を生成する電解槽と、 前記被洗浄物を収容し、どちらかの電極室から送られる
    電解イオン水によって前記被洗浄物を洗浄する洗浄チャ
    ンバーと、 前記第1電極が陽極で前記第2電極が陰極である状態と
    前記第1電極が陰極で前記第2電極が陽極である状態と
    を切り替える時に、前記電極室から前記洗浄チャンバー
    への電解イオン水の送液を停止させ、所定時間後に前記
    電極室とは逆の電極室から前記洗浄チャンバーに電解イ
    オン水を送らせる制御部と、を備えた洗浄装置。
  7. 【請求項7】前記制御部は、前記第1電極が陽極で前記
    第2電極が陰極である状態と前記第1電極が陰極で前記
    第2電極が陽極である状態とを切り替える時に、前記電
    極室から前記洗浄チャンバーへの電解イオン水の送液を
    停止させるとともに、前記電極室とは逆の電極室の電解
    イオン水を前記洗浄チャンバーを経由しない経路で所定
    時間循環させる、請求項6に記載の洗浄装置。
  8. 【請求項8】電解イオン水を被洗浄物に供給して前記被
    洗浄物を洗浄する洗浄装置であって、 第1電極が配置される第1電極室と第2電極が配置され
    る第2電極室とを有し、水を電気分解して電解イオン水
    を生成する電解槽と、 前記被洗浄物を収容し、どちらかの電極室から送られる
    電解イオン水によって前記被洗浄物を洗浄する洗浄チャ
    ンバーと、 前記電解槽の外部に設けられ、前記洗浄チャンバーを経
    由し、前記電解槽の電解イオン水を循環させる第1循環
    経路と、 前記電解槽の外部に設けられ、前記洗浄チャンバーを経
    由せずに、前記電解槽の電解イオン水を循環させる第2
    循環経路と、 前記第1電極が陽極で前記第2電極が陰極である状態と
    前記第1電極が陰極で前記第2電極が陽極である状態と
    を切り替える時に、前記第1循環経路による電解イオン
    水の循環を休止させ、前記第1循環経路によって前記洗
    浄チャンバーに電解イオン水を送っていた前記電極室の
    電解イオン水を前記第2循環経路によって循環させるよ
    うに切り替え、所定時間後に前記電極室とは逆の電極室
    から前記第1循環経路によって前記洗浄チャンバーに電
    解イオン水を送らせる制御部と、を備えた洗浄装置。
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