JP2002093278A - 多方向スライドスイッチ - Google Patents

多方向スライドスイッチ

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JP2002093278A
JP2002093278A JP2000283529A JP2000283529A JP2002093278A JP 2002093278 A JP2002093278 A JP 2002093278A JP 2000283529 A JP2000283529 A JP 2000283529A JP 2000283529 A JP2000283529 A JP 2000283529A JP 2002093278 A JP2002093278 A JP 2002093278A
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switch
pusher
peripheral
central
slide switch
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JP2000283529A
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English (en)
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Michihiro Kuriyama
通宏 栗山
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Japan Aviation Electronics Industry Ltd
Original Assignee
Japan Aviation Electronics Industry Ltd
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H25/00Switches with compound movement of handle or other operating part
    • H01H25/008Operating part movable both angularly and rectilinearly, the rectilinear movement being perpendicular to the axis of angular movement
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H25/00Switches with compound movement of handle or other operating part
    • H01H25/04Operating part movable angularly in more than one plane, e.g. joystick
    • H01H25/041Operating part movable angularly in more than one plane, e.g. joystick having a generally flat operating member depressible at different locations to operate different controls

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  • Switches With Compound Operations (AREA)
  • Push-Button Switches (AREA)
  • Slide Switches (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 カーソルキーと確定キーとを指の移動を少な
くして操作する多方向スライドスイッチを提供する。 【解決手段】 中央固定接点32とこの固定接点に対応
して位置決めされたドーム状中央可動接点35より成る
中央スイッチ350と、中央固定接点32の周囲に配列
設置された複数個の周辺固定接点33とこの固定接点に
対応して位置決めされたドーム状周辺可動接点36より
成る周辺スイッチ360と、両可動接点を操作するキー
トップ41と、両固定接点が形成される基板3およびハ
ウジング4とより成る多方向スライドスイッチにおい
て、中央スイッチ350をプッシュスイッチにより構成
すると共に周辺スイッチ360をスライドスイッチによ
り構成した多方向スライドスイッチ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、多方向スライド
スイッチに関し、特に、電子機器の表示画面においてカ
ーソルを移動するカーソルキーと指示操作を確定する確
定キーとを指の移動を少なくして操作する多方向スライ
ドスイッチに関する。
【0002】
【従来の技術】ここで、当該特許出願人の出願に関わる
先行例を図5ないし図8を参照して説明する。多方向ス
イッチの一例として4方向スイッチを説明する。図5は
中央スイッチを有する4方向スイッチの斜視図、図6は
図5の4方向スイッチの分解斜視図、図7は図5の4方
向スイッチの断面AA、断面BBを示す図、図8は動作
状態を説明するである。
【0003】プリント配線板3の表面には、中央固定接
点32、および4個の周辺固定接点33が形成されてい
る。4個の周辺固定接点33は中央固定接点32を中心
とする円の円周方向に等間隔に配列形成されている。中
央固定接点32は同心円状に形成される2個の円形パタ
ーン32aおよび32bより成る。周辺固定接点33は
U字状をなすパターン33aとそのU字内に形成される
パターン33bより成る。34はこれら接点パターンか
ら引き出される引き出しパターンを示す。
【0004】次いで、可動接点について説明するに、中
央固定接点32に対応して上方に位置決めされるドーム
状中央可動接点35と、各周辺固定接点33に対応して
上方に位置決めされる4個の周辺可動接点36は、略方
形状をなす弾性金属板37をプレス加工することにより
一体に形成される。中央可動接点35は弾性金属板37
の中央に形成され、周辺可動接点36は弾性金属板37
の各辺に沿って形成される。38は4角形状の抜き孔で
ある。即ち、周辺可動接点36は平面短冊形状に形成さ
れ、両端部36aに支持された中間部36bは弾性金属
板37の板面を基準として所定の高さに形成されてい
る。弾性金属板37は、ばね性を有するベリリウム銅板
或いはステンレス板により構成される。結局、中央固定
接点32とドーム状中央可動接点35により中央スイッ
チが形成され、周辺固定接点33と周辺可動接点36に
より周辺スイッチが形成される。
【0005】方形状をなす粘着シート39は、中央可動
接点35と周辺可動接点36とが一体形成される弾性金
属板37をプリント配線板3の表面の所定の位置に位置
決めした状態で、これをプリント配線板3の表面に固定
するシートであり、下面に粘着面が形成されている。こ
こで、キートップ41およびハウジング4について説明
するに、キートップ41は略円板状に構成されている。
方形板状に構成されるハウジング4にはキートップ41
を収容する開口43が中央に形成されている。そして、
ハウジング4の開口43の内周面には後で説明されるフ
レーム44の脚部46の先端と対応する位置に保持片4
8が突出形成されている。
【0006】プッシャ49はキートップ41の下面側に
取り付けられる。このプッシャ49は、基部50と、基
部50から放射状に90゜の等角度間隔で延伸形成され
る4本のアーム部51より成る。基部50の下面には中
央可動接点35に対応する図7に示されるが如き中央押
圧突起52が形成されている。各アーム部51の先端下
面には各周辺可動接点36に対応する図7に示されるが
如き周辺押圧突起53が形成されている。中央押圧突起
52の高さは周辺押圧突起53の高さより大とされてい
る。
【0007】フレーム44は、中央板部45と中央板部
45から90゜の等角度間隔で延伸すると共に下向きに
折り曲げ形成された4本の脚部46より成る。中央板部
45の下面側には図7に示されるが如き支点部47が形
成されている。支点部47は球面状をなす突部とされて
いる。フレーム44はステンレス板の如きばね性を有す
る金属板を加工して形成される。フレーム44は、周縁
を押圧されることにより傾斜するキートップ41の回動
の支点となる。
【0008】プッシャ49の基部50の上面は凹部54
に形成されており、厚さが小とされている。基部50の
上面にはフレーム44に形成される支点部47に対して
回動すると共に出入りする係合をする係合部55が形成
されている。この係合部55は球面状突部と係合する曲
面を有する凹部に構成されている。図8は以上の4方向
スイッチの動作を説明する図である。図8(a)および
図8(b)はキートップ41の左右の周縁をそれぞれ押
圧操作した場合を示し、図8(c)はキートップ41の
中央を押圧操作した場合を示す。
【0009】図8(a)、図8(b)に示される如く、
キートップ41の周縁を押圧操作してキートップ41を
傾斜せしめることにより、操作した側の周辺押圧突起5
3により対応する周辺可動接点36が押圧され、これに
より周辺可動接点36は弾性変形して周辺固定接点33
と接触し、パターン33aと33bとを導通させる。こ
れに際して、キートップ41は図に示したようにフレー
ム44の支点部47を支点として回動するので、中央可
動接点35には押圧力は殆どかからず、中央可動接点3
5は反転動作せず、中央スイッチは導通しない。
【0010】これに対して、図8(c)に示される如く
キートップ41を押圧操作すると、中央押圧突起52に
より中央可動接点35は押圧され、反転動作して中央固
定接点32と接触し、パターン32aと32bとを導通
させる。この場合、周辺押圧突起53は中央押圧突起5
2と比較して高さが低いので、周辺スイッチ接点は導通
しない。何れの場合も、キートップ41に対する押圧を
解除すると、可動接点は元の状態に復帰する。
【0011】プッシャ49の中央部分とキートップ41
の下面との間に構成される空隙は、以上の各動作におい
て、一体化されたキートップ41とプッシャ49の変位
をフレーム44の中央板部45が妨げない寸法に設定さ
れる。フレーム44の中央板部45を収容する空隙はこ
の例ではプッシャ49に凹部54を設けることにより形
成している。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】以上の多方向スイッチ
の先行例は、中央固定接点32とドーム状中央可動接点
35より成る中央スイッチおよび周辺固定接点33と周
辺可動接点36より成る周辺スイッチ共に中央可動接点
35および4個の周辺可動接点36を垂直方向に駆動す
る構成を採用している。即ち、キートップ41を垂直方
向に押圧操作して中央スイッチおよび4個の周辺スイッ
チを各別に独立して動作する。この場合、キートップ4
1の内の中央可動接点35および4個の周辺可動接点3
6に対応する操作部のところまで指を移動させて押圧操
作しなければならない。
【0013】この発明は、電子機器の表示画面において
カーソルを移動するカーソルキーと操作指定を確定する
確定キーとを指の移動を少なくして実施する多方向スラ
イドスイッチを提供するものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1:中央固定接点
32と中央固定接点32に対応して上方に離隔位置決め
されたドーム状中央可動接点35より成る中央スイッチ
350と、中央固定接点32の周囲に配列設置された複
数個の周辺固定接点33と周辺固定接点33に対応して
上方に離隔位置決めされたドーム状周辺可動接点36よ
り成る周辺スイッチ360と、両可動接点を操作するキ
ートップ41と、両固定接点が形成される基板3および
ハウジング4とより成る多方向スライドスイッチにおい
て、中央スイッチ350をプッシュスイッチにより構成
すると共に周辺スイッチ360をスライドスイッチによ
り構成した多方向スライドスイッチを構成した。
【0015】そして、請求項2:請求項1に記載される
多方向スライドスイッチにおいて、ハウジング4に固定
される係合プレート61を具備し、キートップ41に結
合して中央スイッチ350を操作する第1のプッシャ7
1を具備し、第1のプッシャ71に係合して水平方向に
駆動され、係合プレート61と共働して周辺スイッチ3
60を操作する第2のプッシャ81を具備する多方向ス
ライドスイッチを構成した。
【0016】また、請求項3:請求項2に記載される多
方向スライドスイッチにおいて、係合プレート61はそ
の下面に周辺スイッチ360に対応して傾斜凸部63を
形成し、第2のプッシャ81はその周辺部に係合プレー
ト61の傾斜凸部63に対応して操作棒83を形成した
多方向スライドスイッチを構成した。更に、請求項4:
請求項3に記載される多方向スライドスイッチにおい
て、係合プレート61には案内部65を形成する十字状
孔62を形成し、第1のプッシャ71は方形板状に形成
され、4隅部のそれぞれに隆起部72を形成してその上
面に十字状嵌合溝74を形成し、隆起部72には4隅部
に対応して係合プレート61の案内部65に係合する円
弧面73を形成し、第2のプッシャ81は弾性を有する
板状部材より成り、その中心部には第1のプッシャ71
が嵌入される角孔84が形成され、操作棒83は係合プ
レート61の傾斜凸部63に対応して先端部を自由端と
し、キートップ41、ハウジング4、係合プレート6
1、第1のプッシャ71を一体に結合し、第1のプッシ
ャ71を第2のプッシャ81の角孔84に嵌入して組み
立てた多方向スライドスイッチを構成した。
【0017】また、請求項5:請求項3および請求項4
の内の何れかに記載される多方向スライドスイッチにお
いて、係合プレート61は金属材料より成るものである
多方向スライドスイッチを構成した。
【0018】
【発明の実施の形態】この発明の実施の形態を図1ない
し図4の実施例を参照して説明する。図1は実施例の斜
視図、図2は実施例の分解斜視図である。図3は実施例
の動作を説明する線A−Aに沿った断面図、図4は図3
の続きである。基板3の表面にはプリント配線板31が
接合固定されている。プリント配線板31の表面には、
中央固定接点32、および4個の周辺固定接点33が形
成されている。4個の周辺固定接点33は中央固定接点
32を中心とする円の円周方向に等間隔に配列形成され
ている。中央固定接点32は同心円状に形成される中心
パターン32aおよび環状パターン32bより成る。周
辺固定接点33も、同様に、同心円状に形成される中心
パターン33aおよび環状パターン33bより成る。3
4はこれら接点パターンから引き出される引き出しパタ
ーンを示す。
【0019】可動接点について説明する。ばね性を有す
るベリリウム銅板或いはステンレス鋼板により構成され
るドーム状中央可動接点35は中央固定接点32の環状
パターン32bに開口端部を位置決めして載置される。
ばね性を有するベリリウム銅板或いはステンレス板によ
り構成されるドーム状周辺可動接点36は周辺固定接点
33の環状パターン33bに開口端部を位置決めして載
置される。ドーム状中央可動接点35を反転動作させる
に要する押圧力はドーム状周辺可動接点36を反転動作
させるに要する押圧力と比較して大きく設定する。結
局、中央固定接点32とドーム状中央可動接点35によ
り中央スイッチ350が形成され、周辺固定接点33と
周辺可動接点36により周辺スイッチ360が形成され
る。
【0020】39は方形状をなす粘着シートであり、下
面に粘着面が形成されている。この粘着シート39は、
プリント配線板31の表面に形成された中央固定接点3
2および周辺固定接点33にドーム状中央可動接点35
或いはドーム状周辺可動接点36を対応させて載置位置
決めした状態で、プリント配線板31の表面に接合する
ことにより、ドーム状中央可動接点35およびドーム状
周辺可動接点36を対応する中央固定接点32或いは周
辺固定接点33に接触状態に固定するものである。
【0021】ハウジング4およびキートップ41につい
て説明するに、キートップ41は略円板状に構成されて
いる。方形板状に構成されるハウジング4にはキートッ
プ41が配置される開口43が中央に形成されている。
開口43の内径はキートップ41の外径と比較して大き
く、ドーム状周辺可動接点36を水平方向に駆動変位す
る余地を確保して形成される。このキートップ41の下
面中央部には十字状突起411が突出形成されている。
【0022】61は金属板より成る係合プレートであ
り、ハウジング4の下面に固定されている。62は係合
プレート61の中央部に打ち抜き形成された十字状孔で
ある。63は下面を下向きに傾斜した傾斜面とする傾斜
凸部であり、係合プレート61の十字状孔62の形成方
向に整列して打ち抜き形成されている。この傾斜凸部6
3の傾斜面はキートップ41によりスライド操作される
後で説明される第2のプッシャ81の操作棒83が係合
して、この操作棒83を垂直方向下向きに駆動する作用
をする。65は案内部であり後で説明される第1のプッ
シャ71を上下方向に案内する。
【0023】71は方形板状の第1のプッシャであり、
4隅部のそれぞれに隆起部72が形成されている。この
隆起部72を形成することにより、第1のプッシャ71
の上面には中央部を通る十字状嵌合溝74が形成され
る。隆起部72には、方形板状の第1のプッシャ71の
4隅部に対応して垂直に円弧面73が形成されている。
第2のプッシャ81は弾性を有する板状部材を原材料と
して形成される。第2のプッシャ81の周辺部には、合
計4本の操作棒83が90゜の等角度間隔で放射状に延
伸形成されている。操作棒83の基部は第2のプッシャ
81本体に一体に固定され、先端部は第2のプッシャ8
1本体周辺側において自由端とされている。第2のプッ
シャ81の中心部には、方形板状の第1のプッシャ71
が嵌入される角孔84が形成されている。
【0024】ここで、多方向スライドスイッチの組み立
てについて説明する。 (工程1)中央固定接点32、周辺固定接点33、引き
出しパターン34を形成したプリント配線板31を基板
3の表面に接合固定する。 (工程2)プリント配線板31の表面に形成される中央
固定接点32にドーム状中央可動接点35に載置すると
共に周辺固定接点33にドーム状周辺可動接点36を載
置位置決めした状態で、プリント配線板31の表面に粘
着シート39を接合してドーム状周辺可動接点36およ
びドーム状中央可動接点35を固定する。
【0025】(工程3)ハウジング4の裏面に係合プレ
ート61を接合固定したものを準備する。この場合、十
字状孔62の形成方向をハウジング4の辺の方向に平行
にし、ハウジング4の開口43の中心と係合プレート6
1の十字状孔62の中心を一致させて固定する。 (工程4)ハウジング4に接合固定した係合プレート6
1に第1のプッシャ71を組み込む。この場合、第1の
プッシャ71の4隅に形成される隆起部72の円弧面7
3を係合プレート61の案内部65に位置決めした状態
で、第1のプッシャ71の十字状嵌合溝74にキートッ
プ41の下面に突出形成される十字状突起411を嵌合
固定する。ここで、キートップ41、係合プレート6
1、および第1のプッシャ71は、ハウジング4に結合
して組み込まれた。この状態で、第1のプッシャ71の
4隅部の上面は係合プレート61の案内部65の下面に
係合しており、この案内部65に阻止されて上に引き外
されることはない。
【0026】(工程5)工程4においてハウジング4に
組み込まれた第1のプッシャ71を第2のプッシャ81
の角孔84に嵌入した状態で、ハウジング4の下端部の
端面をプリント配線板31が固定された基板3の表面に
接合固定する。この場合、第2のプッシャ81の4本の
操作棒83の先端部をプリント配線板31に形成された
周辺固定接点33に対応位置決めした状態で接合固定す
る。
【0027】上述の通りに組み立てられた多方向スライ
ドスイッチの動作を説明する。図3(a)を参照する
に、これは非操作状態の多方向スライドスイッチの断面
を示す。キートップ41は、クリック反転前のドーム状
中央可動接点35の弾性により第1のプッシャ71を介
して扛上せしめられる。そして、この扛上は、図2をも
参照するに、第1のプッシャ71の4隅部の上面が係合
プレート61の案内部65の下面に係合していることに
より制限され、キートップ41が上に引き外されること
はない。
【0028】図3(b)を参照するに、これはキートッ
プ41を左方向にスライド操作した状態の多方向スライ
ドスイッチの断面を示す。キートップ41を左方向に押
圧操作してスライドさせると、キートップ41に一体の
第1のプッシャ71を介してこれが角孔84に嵌入して
いる第2のプッシャ81は左方向に駆動変位せしめられ
る。第2のプッシャ81が左方に変位すると、第2のプ
ッシャ81に一体に形成される操作棒83の先端部は係
合プレート61に打ち抜き形成される下面が下向きに傾
斜した傾斜凸部63の傾斜面に係合するに到る。第2の
プッシャ81の左方向の駆動変位が進行するにつれて、
操作棒83の先端部には傾斜凸部63の傾斜面を介して
下向きの力が加えられ、徐々に下向きに変位する。操作
棒83の先端部の下向きの変位がある一定の限度、即
ち、対応する周辺可動接点36のクリック反転の死点に
到達すると、周辺可動接点36はクリック反転する。こ
れにより、周辺固定接点33と周辺可動接点36より成
る周辺スイッチ360はスライド操作により切り替えら
れ、スライドスイッチを構成している。
【0029】図4(c)は右方向にスライド操作した状
態の多方向スライドスイッチの断面を示す。この場合
も、キートップ41を左方向にスライド操作した場合と
同様に動作し、右方の周辺可動接点36をクリック反転
する。図4(d)はキートップ41を下方向に押圧操作
した状態の多方向スライドスイッチの断面を示す。この
場合、キートップ41に一体の第1のプッシャ71は単
純に下向きに駆動変位せしめられ、ドーム状中央可動接
点35をクリック反転する。ここで、キートップ41を
下向きに駆動変位しても、第1のプッシャ71は第2の
プッシャ81に形成される角孔84内を下向きに変位す
るに過ぎず、第2のプッシャ81に駆動力は伝達されな
いのでその操作棒83を介して周辺可動接点36をクリ
ック反転することはない。中央固定接点32とドーム状
中央可動接点35より成る中央スイッチ350は下向き
に押圧操作して切り替えられ、プッシュスイッチを構成
している。
【0030】ところで、キートップ41を左方向或は右
方向にスライド操作するに際して、キートップ41を下
向きに押圧する垂直成分も発生する。この垂直成分によ
りドーム状中央可動接点35を誤って反転動作させるこ
とを防止するには、第2のプッシャ81の操作棒83の
弾性を適宜に小さく設定すると共に、上述した通り、ド
ーム状中央可動接点35を反転動作させるに要する押圧
力をドーム状周辺可動接点36を反転動作させるに要す
る押圧力と比較して大きく設定する。
【0031】
【発明の効果】以上の通りであって、この発明によれ
ば、中央固定接点と中央固定接点に対応して上方に離隔
位置決めされたドーム状中央可動接点より成る中央スイ
ッチと、中央固定接点の周囲に配列設置された複数の周
辺固定接点と周辺固定接点に対応して上方に離隔位置決
めされたドーム状周辺可動接点より成る周辺スイッチ
と、両可動接点を操作するキートップと、両固定接点が
形成される基板およびハウジングとより成る多方向スラ
イドスイッチにおいて、中央スイッチをプッシュスイッ
チにより構成すると共に周辺スイッチをスライドスイッ
チにより構成することにより、中央スイッチおよび周辺
スイッチの両スイッチを指の移動を少なくして操作する
多方向スライドスイッチを提供することができる。ここ
で、電子機器の表示画面においてカーソルを移動するに
周辺スイッチを対応させると共に指示操作を確定するに
中央スイッチを対応させた場合、指の移動を少なくして
カーソル移動と指示操作の確定の双方をを実行すること
ができる。即ち、この発明は、1個のキートップ41
を、水平方向に押圧操作して周辺スイッチを動作させる
と共に垂直方向に押圧操作して中央スイッチをクリック
反転動作させるものである。キートップ41の水平方向
の押圧操作は、キートップ41の内の周辺可動接点36
に対応する周辺部まで指を移動させなくても、キートッ
プ41の中心部の近傍からも実行することができ、周辺
スイッチおよび中央スイッチの双方をキートップ41の
中心部およびその近傍を操作することによりクリック反
転動作させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の斜視図。
【図2】実施例の分解斜視図。
【図3】実施例の動作を説明する断面図。
【図4】図3の続き。
【図5】先行例の斜視図。
【図6】先行例の分解斜視図。
【図7】先行例の線A−Aに沿った断面、および線B−
Bに沿った断面を示す図。
【図8】先行例の動作を説明する断面図。
【符号の説明】
3 基板 32 中央固定接点 33 周辺固定接点 35 ドーム状中央可動接点 350 中央スイッチ 36 ドーム状周辺可動接点 360 周辺スイッチ 4 ハウジング 41 キートップ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中央固定接点と中央固定接点に対応して
    上方に離隔位置決めされたドーム状中央可動接点より成
    る中央スイッチと、中央固定接点の周囲に配列設置され
    た複数個の周辺固定接点と周辺固定接点に対応して上方
    に離隔位置決めされたドーム状周辺可動接点より成る周
    辺スイッチと、両可動接点を操作するキートップと、両
    固定接点が形成される基板およびハウジングとより成る
    多方向スライドスイッチにおいて、 中央スイッチをプッシュスイッチにより構成すると共に
    周辺スイッチをスライドスイッチにより構成したことを
    特徴とする多方向スライドスイッチ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載される多方向スライドス
    イッチにおいて、 ハウジングに固定される係合プレートを具備し、 キートップに結合して中央スイッチを操作する第1のプ
    ッシャを具備し、 第1のプッシャに係合して水平方向に駆動され、係合プ
    レートと共働して周辺スイッチを操作する第2のプッシ
    ャを具備することを特徴とする多方向スライドスイッ
    チ。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載される多方向スライドス
    イッチにおいて、 係合プレートはその下面に周辺スイッチに対応して傾斜
    凸部を形成し、 第2のプッシャはその周辺部に係合プレートの傾斜凸部
    に対応して操作棒を形成したことを特徴とする多方向ス
    ライドスイッチ。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載される多方向スライドス
    イッチにおいて、 係合プレートには案内部を形成する十字状孔を形成し、 第1のプッシャは方形板状に形成され、4隅部のそれぞ
    れに隆起部を形成してその上面に十字状嵌合溝を形成
    し、隆起部には4隅部に対応して係合プレートの案内部
    に係合する円弧面を形成し、 第2のプッシャは弾性を有する板状部材より成り、その
    中心部には第1のプッシャが嵌入される角孔が形成さ
    れ、操作棒は係合プレートの傾斜凸部に対応して先端部
    を自由端とし、 キートップ、ハウジング、係合プレート、第1のプッシ
    ャを一体に結合し、第1のプッシャを第2のプッシャの
    角孔に嵌入して組み立てたことを特徴とする多方向スラ
    イドスイッチ。
  5. 【請求項5】 請求項3および請求項4の内の何れかに
    記載される多方向スライドスイッチにおいて、 係合プレートは金属材料より成るものであることを特徴
    とする多方向スライドスイッチ。
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