JP2002092830A - クリーニングディスク - Google Patents

クリーニングディスク

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JP2002092830A
JP2002092830A JP2000271899A JP2000271899A JP2002092830A JP 2002092830 A JP2002092830 A JP 2002092830A JP 2000271899 A JP2000271899 A JP 2000271899A JP 2000271899 A JP2000271899 A JP 2000271899A JP 2002092830 A JP2002092830 A JP 2002092830A
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brush
cleaning
disk
magnetic head
lens
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JP2000271899A
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Shinichi Kondo
真一 近藤
Shuichi Kikuchi
修一 菊地
Masahiro Otsuki
正広 大槻
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Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 厚さを薄くしてスムーズな回転を得られるよ
うにすることを課題とする。 【解決手段】 光磁気ディスクドライブ装置の光学ピッ
クアップのレンズ及び磁気ヘッドに付着した塵埃等を清
掃除去するためのクリーニングディスクであって、円形
をしたディスク体2に貫設したブラシ植設孔6にクリー
ニング用ブラシ4を上記ディスク体の一方の面(レンズ
対向面)2aから他方の面(磁気ヘッド対向面)2bに
挿通し、上記プラシの上記他方の面側に突出した部分4
aを該他方の面に沿うように折り曲げ、上記ブラシの上
記他方の面に沿わせた部分をプラスチックフィルムを基
材とする円形の粘着性シール部材7のみによって固定
し、上記ディスク体の他方の面に磁気ヘッドクリーニン
グシート5を上記円形の粘着性シール部材を覆うように
積層したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は新規なクリーニング
ディスクに関する。詳しくは、光ディスクドライブ装置
や光磁気ディスクドライブ装置の光学ピックアップのレ
ンズや磁気ヘッドに付着した塵埃等を清掃除去するため
のクリーニングディスクにおいて、厚さを薄くしてスム
ーズな回転を得られるようにする技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、光ディスクドライブ装置や光磁気
ディスクドライブ装置における光学ピックアップのレン
ズや磁気ヘッドのクリーニング、すなわち、上記レンズ
や磁気ヘッドに付着した塵埃等の清掃除去は、クリーニ
ングディスクによって行われている。すなわち、光学ピ
ックアップのレンズに付着した塵埃や異物は、通常の記
録再生用のディスクとほぼ同形状をしたディスクの片面
にクリーニング用ブラシを突設したレンズクリーニング
用ディスクによって取り除き、また、磁気ヘッドに付着
した塵埃や異物は、ディスクに研磨剤を塗布したり又は
クリーニング液をディスクに含浸させた磁気ヘッドクリ
ーニング用ディスクによって取り除くようにしていた。
【0003】ところで、上記した従来のクリーニングデ
ィスクにあっては、レンズクリーニング用のものと磁気
ヘッドクリーニング用のものとが別々に構成されてお
り、光磁気ディスクドライブ装置にあっては、レンズの
クリーニングと磁気ヘッドのクリーニングとを別々に行
う必要があり、煩雑であった。
【0004】そこで、ディスクの一方の面にブラシを突
設すると共に、ディスクの他方の面に磁気ヘッドクリー
ニング部材を貼着して、一度のクリーニング動作でレン
ズと磁気ヘッドの清掃を行えるようにしたクリーニング
ディスクが提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のクリ
ーニングディスクにあっては、ブラシを植設した部分で
の厚みが大きくなりすぎて回転不良や異音の発生、甚だ
しくは、磁気ヘッドの破損を生じる惧があったり、或い
はコストがかかりすぎるといった問題がある。
【0006】上記した従来のクリーニングディスクa
は、図4に示すように、ディスク体bに貫設したブラシ
植設孔cにブラシdを一方の面eから他方の面fに貫通
させ、ブラシdの上記他方の面f側に突出した部分d′
を該他方の面fに沿わせた状態で四角形をした仮止めシ
ールgによって仮止めした後、上記ブラシ植設孔cに接
着剤hを流し込んでブラシdをディスク体bに固定し、
しかる後、ディスク体bの他方の面fにシート状をした
磁気ヘッドクリーニング部材iを貼着してなるものであ
る。
【0007】上記した従来のクリーニングディスクにあ
っては、レンズクリーニング用ブラシdの材料には、ポ
リエステル樹脂スパン糸等の非常に細い繊維が使用され
るため、該ブラシdをブラシ植設孔cに接着剤hを用い
て固定する際に、接着剤hが毛細管現象によってブラシ
dの繊維間に入り込み固化するために、ブラシdのしな
やかさが失われると共に、ブラシ植設孔cからディスク
体bの他方の面f側にはみ出した接着剤hが盛り上がっ
たまま固化し(図4参照)、ブラシdを固定した部分で
のディスク体bの他方の面f側の厚みが厚くなりすぎて
しまうという問題がある。例えば、ブラシdを固定した
部分での他方の面f側での上記接着剤hの固まりに仮止
めシールg及び磁気ヘッドクリーニング部材iの厚みを
プラスした突出量tは100μmから150μmにも達
し、クリーニングのために磁気ヘッドkを磁気ヘッドク
リーニング部材iに接触させた状態でクリーニングディ
スクaを回転させているときに上記盛り上がりjが障害
物となり、しかも、仮止めシールgは製造上の効率を考
慮して1片10mm程度のほぼ正方形に打ち抜かれてい
るため、磁気ヘッドkが上記盛り上がりjに衝突した場
合、逃げがなく衝撃が磁気ヘッドkに直接かかってくる
ため、磁気ヘッドkが破損してしまう惧がある。
【0008】さらに、クリーニングディスクaが組み込
まれるカートリッジの厚みは規格によって規定されてお
り、上記したような盛り上がりjが出来ることによっ
て、回転中にカートリッジに触れて異音を発生したり、
極端な場合には、回転不良に陥ることもある。
【0009】その他、台形状をした中間部材にブラシを
固定し、該中間部材をディスク体に形成した台形状の孔
に嵌合接着して固定したものがあり、このような構造の
クリーニングディスクにあっては、磁気ヘッドクリーニ
ング部材を貼り合わせた側の面の突起物は無くすことが
出来るが、ブラシを固定するための中間部材を必要とす
るためコストアップとなるという問題がある。
【0010】そこで、本発明は、厚さを薄くしてスムー
ズな回転を得られるようにすることを課題とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明クリーニングディ
スクは、上記した課題を解決するために、 円形をした
ディスク体に貫設したブラシ植設孔にクリーニング用ブ
ラシを上記ディスク体の一方の面から他方の面に挿通
し、上記プラシの上記他方の面側に突出した部分を該他
方の面に沿うように折り曲げ、上記ブラシの上記他方の
面に沿わせた部分をプラスチックフィルムを基材とする
粘着性シール部材のみによって固定したものである。
【0012】従って、本発明クリーニングディスクにあ
っては、ブラシのディスク体への固定のために接着剤を
使用しないので、接着剤がディスク体のブラシを突出さ
せた面と反対側の面にはみ出して固まることがなく、部
分的に厚みが極端に厚くなりすぎることがない。そのた
め、カートリッジ内に収納されても、回転のための十分
な余裕を確保することが出来、クリーニング動作時にお
けるスムーズな回転が保証される。
【0013】また、別の本発明クリーニングディスク
は、円形をしたディスク体に貫設したブラシ植設孔にク
リーニング用ブラシを上記ディスク体の一方の面から他
方の面に挿通し、上記プラシの上記他方の面側に突出し
た部分を該他方の面に沿うように折り曲げ、上記ブラシ
の上記他方の面に沿わせた部分をプラスチックフィルム
を基材とする円形の粘着性シール部材のみによって固定
し、上記ディスク体の他方の面に磁気ヘッドクリーニン
グシートを上記円形の粘着性シール部材を覆うように積
層したものである。
【0014】従って、別の本発明クリーニングディスク
にあっては、ブラシのディスク体への固定のために接着
剤を使用しないので、接着剤がディスク体の磁気ヘッド
クリーニングシートを積層した側の面にはみ出して固ま
ることがなく、部分的に厚みが極端に厚くなりすぎるこ
とがない。そのため、カートリッジ内に収納されても、
回転のための十分な余裕を確保することが出来、クリー
ニング動作時におけるスムーズな回転が保証されると共
に、磁気ヘッドが衝突する惧が減少し、また、仮に磁気
ヘッドがブラシを固定した箇所に出来た突部に衝突した
としても、該突部の高さが低く、且つ、ブラシを固定し
ている粘着性シール部材の形状は円形をしているため、
磁気ヘッドが逃げることが出来、そのため、磁気ヘッド
に加わる衝撃は弱いものとなり、衝突による磁気ヘッド
の損傷の惧は減少する。
【0015】
【発明の実施の形態】以下に、本発明クリーニングディ
スクの実施の形態について添付図面を参照して説明す
る。
【0016】クリーニングディスク1は円板状のディス
ク体2と基体として形成される。ディスク体2は記録再
生用の光磁気ディスクとほぼ同形状の円板状をしてお
り、中心部にセンタープレート3が固定されている。
【0017】上記ディスク体2の一方の面、すなわち、
レンズ対向面2aにレンズクリーニング用ブラシ4が突
設され、ディスク体2の他方の面、すなわち、磁気ヘッ
ド対向面2bに磁気ヘッドクリーニングシート5が貼着
されてクリーニングディスク1が形成される。
【0018】上記ディスク体2に上記ブラシ4を挿通さ
せるためのブラシ植設孔6が形成される。通常、記録再
生用光磁気ディスクの情報記録面は、中心側の部分から
目録用のリードインエリア、UTOC(ユートック)エ
リア、情報の書込が行われるレコーダブルユーザーエリ
ア(単に、「ユーザーエリア」という)に区分されてお
り、UTOCエリアにはユーザーエリアに関する情報、
例えば、ユーザーエリアに記録されている情報が音楽で
ある場合、記録されている音楽の曲数、各曲の長さ、開
始及び終了アドレス等が記録されるようになっている。
そこで、例えば、ユーザーエリアを中心寄りの記録及び
追記不能エリアと周縁寄りの記録及び追記可能エリアと
に分け、上記追記不能エリアに上記ブラシ植設孔6を形
成すると良い。この場合、ブラシ植設孔6を互いに18
0゜離間し且つ中心からの距離が異なる2つの位置に形
成するようにすると良い。このように、ユーザーエリア
にブラシ植設孔6を形成する場合、口径が大きすぎると
光学ピックアップが当該エリアに記録された信号を読み
取ろうとしたときに読み取りエラーが発生する惧がある
ので、ブラシ植設孔6の口径は0.6mm以下であるこ
とが好ましい。
【0019】ブラシ4の材料には、ポリエステル樹脂ス
パン糸等の非常に細い線が用いられ、該細い繊維を所定
数束ねたものを2つ折りにしたものの折曲部をディスク
体2のレンズ対向面2a側からブラシ植設孔6に磁気ヘ
ッド対向面2b側へと挿通させ、磁気ヘッド対向面2b
側に突出した部分4aを磁気ヘッド対向面2bに沿わ
せ、その状態のまま、円形をした粘着性シール部材7を
ディスク体2の磁気ヘッド対向面2b及びブラシ4の部
分4a上に貼り合わせて、該粘着シール部材7のみによ
ってブラシ4をディスク体2に固定する。そして、ブラ
シ4のうちディスク体2のレンズ対向面2a側に突出し
た部分4bの長さを切りそろえる。
【0020】上記した粘着性シール部材7は極く薄いプ
ラスチックフィルム製の基材に粘着剤を付与したもので
あり、基材と粘着剤とを含めた厚さが50μm以下であ
ることが望ましい。
【0021】上記したようにブラシ4が固定されたディ
スク体2の磁気ヘッド対向面2bに磁気ヘッドクリーニ
ングシート5が貼着される。磁気ヘッドクリーニングシ
ート5としては、不織布やナイロン或いはレーヨン等の
織布に起毛や植毛によって払拭する機能を持たせた払拭
シート、或いは、酸化クロム、酸化アルミニウム、酸化
珪素等の微粒子から成る研磨材を塗布した研磨シートが
用いられる。これら払拭シートや研磨シートが粘着テー
プ或いは接着剤を用いてディスク体2の磁気ヘッド対向
面2bに貼着される。
【0022】磁気ヘッドクリーニングシート5が貼着さ
れる範囲はディスク体2の磁気ヘッド対向面2bのうち
磁気ヘッド8が摺動する範囲より大きな円環状の部分で
ある。なお、磁気ヘッドクリーニングシート5の貼着範
囲は、上記した磁気ヘッド8の摺動範囲を完全にカバー
する範囲でなく、磁気ヘッド8が摺動する範囲の一部に
設けても良く、磁気ヘッドの移動順序を予めプログラム
しておくことによって、確実に磁気ヘッド8のクリーニ
ングを行うことができる。
【0023】なお、磁気ヘッドクリーニング部材5とし
ては、上記した払拭シートや研磨シートの他、湿式シー
ト、すなわち、クリーニング液を塗布或いは含浸させて
使用するシートであっても良い。
【0024】また、磁気ヘッドクリーニングシート5の
厚さは0.4mm以下であることがよい。これによっ
て、クリーニングディスク1の回転が妨げられることが
無く、良好な走向性を確保することができる。
【0025】上記したクリーニングディスク1は扁平な
箱状をしたカートリッジケース9内に収納されてクリー
ニングディスクカートリッジ10として使用される。
【0026】カートリッジケース9は上ハーフ11と下
ハーフ12とが上下で突き合わせ状に結合されて、扁平
な内部空間を有するカートリッジケース9とされる。上
ハーフ11及び下ハーフ12には窓孔部13、14が形
成されており、上記したUTOCエリア及びユーザーエ
リアは該窓孔部13、14から外部に臨むようになって
いる。
【0027】上記したクリーニングディスクカートリッ
ジ10を再生専用ディスクドライブ装置に装着して、該
ディスクドライブ装置に再生動作をさせると、光学ピッ
クアップがユーザーエリアの信号を読取に行く際に、光
学ピックアップのレンズがプラシ4と交錯し、レンズ面
に付着していた塵埃等がブラシ4によって払拭される。
【0028】また、クリーニングディスクカートリッジ
10を記録再生両用のディスクドライブ装置に装着し
て、該ディスクドライブ装置に記録動作をさせると、光
学ピックアップ及び磁気ヘッド8がユーザーエリアに信
号の記録をしに行く際に、光学ピックアップのレンズが
プラシ4と交錯し、また、磁気ヘッド8が磁気ヘッドク
リーニングシート5と接触して、レンズ面及び磁気ヘッ
ド8に付着していた塵埃等が除去される。
【0029】そして、上記したクリーニングディスク1
にあっては、ブラシ4のディスク体2への固定は極く薄
いラスチックフィルムを基材とする粘着性シール部材7
のみによって為され、また、磁気ヘッドクリーニングシ
ート5には厚さ0.4mm以下のシート材が用いられる
ので、全体の厚さを薄くすることができ、また、ブラシ
4固定部における磁気ヘッド対向面2b側への突出量T
(図2参照)を小さく抑えることができるので、内部空
間が薄いカートリッジケース9内でも十分なクリアラン
スが確保され、回転不良を起こすことがない。
【0030】また、ブラシ4固定部における磁気ヘッド
対向面2b側への突出量Tが小さいので、磁気ヘッド8
が衝突したときの衝撃が小さく、さらに、ブラシ4を固
定している粘着性シール部材7は円形をしているため
(図3参照)、磁気ヘッド8が逃げることができ、これ
らによって磁気ヘッド8の破損を防止することができ
る。
【0031】なお、上記した実施の形態では、本発明を
光学ピックアップのレンズと磁気ヘッドの両方をクリー
ニングするためのクリーニングディスクに適用したもの
を示したが、本発明は、ブラシのみを備え、光学ピック
アップのレンズのみをクリーニングするクリーニングデ
ィスクとして適用することもできる。
【0032】
【実施例】合成樹脂製のディスク体2に口径0.4mm
のブラシ植設孔6を穿設し、該ブラシ植設孔6にポリエ
ステル樹脂スパン糸を束ねたブラシ4を2つ折りにして
該折曲部をディスク体2のレンズ対向面2a側からブラ
シ植設孔6に磁気ヘッド対向面2b側へと挿通させ、磁
気ヘッド対向面2b側に突出した部分4aを磁気ヘッド
対向面2bに沿わせる。
【0033】ブラシ4の部分4aをディスク体2の磁気
ヘッド対向面2bに沿わせた状態のまま、円形をした粘
着性シール部材7をディスク体2の磁気ヘッド対向面2
b及びブラシ4の部分4a上に貼り合わせて、該粘着シ
ール部材7のみによってブラシ4をディスク体2に固定
した。粘着シール部材7は、厚さ25μmのポリエチレ
ンテレフタレートを基材として該基材の一方の面に粘着
材を付与したもので、全体の厚さを約50μmmとし、
これを直径5.0mmの円形に切り抜いたものである。
【0034】ブラシ4を固定したディスク体2の磁気ヘ
ッド対向面2bのほぼ全面にシート材に微粒子の研磨材
を塗布した厚さ0.4mmの研磨シートを磁気ヘッドク
リーニングシート5として接着剤によって貼着した。
【0035】その結果、ブラシ4を固定した部分での磁
気ヘッド対向面2b側への突出量Tは60μmから80
μmと従来に比較して低くすることができた。
【0036】また、粘着性シール部材7によるブラシ4
の固定力は、引張力70gfから12gfを示し、高温
(85℃)で1週間、高温高湿(60℃、85%)で1
週間、低温(−20℃)で1週間保存する環境保存試験
を行った結果、ブラシ4の固定力の低下や外観変化、粘
着材の磁気ヘッドクリーニングシート5への悪影響等は
見られなかった。
【0037】上記のように製作したクリーニングディス
クをカートリッジケース9内に収納してクリーニングデ
ィスクカートリッジ11を製造し、該クリーニングディ
スクカートリッジ11を各メーカーの市販されている記
録再生可能な光磁気ディスクドライブ装置に装着してク
リーニングテストを行った。
【0038】その結果、クリーニングディスク1の回転
不良はなく、また、光学ピックアップのレンズ、磁気ヘ
ッド、共にきれいにクリーニングされると共に、磁気ヘ
ッドの損傷は見られなかった。
【0039】なお、上記した実施の形態及び実施例に示
した各部の形状乃至構造は、いずれも本発明を実施する
に際して行う具体化のほんの一例を示したものにすぎ
ず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈
されることがあってはならないものである。
【0040】
【発明の効果】以上に記載したところから明らかなよう
に、本発明クリーニングディスクは、光ディスクドライ
ブ装置の光学ピックアップのレンズに付着した塵埃等を
清掃除去するためのクリーニングディスクであって、円
形をしたディスク体に貫設したブラシ植設孔にクリーニ
ング用ブラシを上記ディスク体の一方の面から他方の面
に挿通し、上記プラシの上記他方の面側に突出した部分
を該他方の面に沿うように折り曲げ、上記ブラシの上記
他方の面に沿わせた部分をプラスチックフィルムを基材
とする粘着性シール部材のみによって固定したことを特
徴とする。
【0041】従って、本発明クリーニングディスクにあ
っては、ブラシのディスク体への固定のために接着剤を
使用しないので、接着剤がディスク体のブラシを突出さ
せた面と反対側の面にはみ出して固まることがなく、部
分的に厚みが極端に厚くなりすぎることがない。そのた
め、カートリッジ内に収納されても、回転のための十分
な余裕を確保することが出来、クリーニング動作時にお
けるスムーズな回転が保証される。
【0042】また、別の本発明クリーニングディスク
は、光磁気ディスクドライブ装置の光学ピックアップの
レンズ及び磁気ヘッドに付着した塵埃等を清掃除去する
ためのクリーニングディスクであって、円形をしたディ
スク体に貫設したブラシ植設孔にクリーニング用ブラシ
を上記ディスク体の一方の面から他方の面に挿通し、上
記プラシの上記他方の面側に突出した部分を該他方の面
に沿うように折り曲げ、上記ブラシの上記他方の面に沿
わせた部分をプラスチックフィルムを基材とする円形の
粘着性シール部材のみによって固定し、上記ディスク体
の他方の面に磁気ヘッドクリーニングシートを上記円形
の粘着性シール部材を覆うように積層したことを特徴と
する。
【0043】従って、別の本発明クリーニングディスク
にあっては、ブラシのディスク体への固定のために接着
剤を使用しないので、接着剤がディスク体の磁気ヘッド
クリーニングシートを積層した側の面にはみ出して固ま
ることがなく、部分的に厚みが極端に厚くなりすぎるこ
とがない。そのため、カートリッジ内に収納されても、
回転のための十分な余裕を確保することが出来、クリー
ニング動作時におけるスムーズな回転が保証されると共
に、磁気ヘッドが衝突する惧が減少し、また、仮に磁気
ヘッドがブラシを固定した箇所に出来た突部に衝突した
としても、該突部の高さが低く、且つ、ブラシを固定し
ている粘着性シール部材の形状は円形をしているため、
磁気ヘッドが逃げることが出来、そのため、磁気ヘッド
に加わる衝撃は弱いものとなり、衝突による磁気ヘッド
の損傷の惧は減少する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2及び図3と共に本発明クリーニングディス
クの実施の形態を示すものであり、本図はクリーニング
ディスクを内部に回転可能に装着してなるクリーニング
カートリッジを示す分解斜視図である。
【図2】図3と共にクリーニングディスクを示すもので
あり、要部の拡大断面図である。
【図3】要部の拡大斜視図である。
【図4】図5と共に従来のクリーニングディスクを示す
ものであり、本図は要部の拡大断面図である。
【図5】要部の拡大斜視図である。
【符号の説明】
1…クリーニングディスク、2…ディスク体、2a…レ
ンズ対向面(一方の面)、2b…磁気ヘッド対向面(他
方の面)、4…ブラシ、5…磁気ヘッドクリーニングシ
ート、6…ブラシ植設孔、7…粘着性シール部材、8…
磁気ヘッド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大槻 正広 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 Fターム(参考) 5D075 EE03 FH10 5D119 AA50 BA01 MA12 MA13

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ディスクドライブ装置の光学ピックア
    ップのレンズに付着した塵埃等を清掃除去するためのク
    リーニングディスクであって、 円形をしたディスク体に貫設したブラシ植設孔にクリー
    ニング用ブラシを上記ディスク体の一方の面から他方の
    面に挿通し、 上記プラシの上記他方の面側に突出した部分を該他方の
    面に沿うように折り曲げ、 上記ブラシの上記他方の面に沿わせた部分をプラスチッ
    クフィルムを基材とする粘着性シール部材のみによって
    固定したことを特徴とするクリーニングディスク。
  2. 【請求項2】 光磁気ディスクドライブ装置の光学ピッ
    クアップのレンズ及び磁気ヘッドに付着した塵埃等を清
    掃除去するためのクリーニングディスクであって、 円形をしたディスク体に貫設したブラシ植設孔にクリー
    ニング用ブラシを上記ディスク体の一方の面から他方の
    面に挿通し、 上記プラシの上記他方の面側に突出した部分を該他方の
    面に沿うように折り曲げ、 上記ブラシの上記他方の面に沿わせた部分をプラスチッ
    クフィルムを基材とする円形の粘着性シール部材のみに
    よって固定し、 上記ディスク体の他方の面に磁気ヘッドクリーニングシ
    ートを上記円形の粘着性シール部材を覆うように積層し
    たことを特徴とするクリーニングディスク。
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