JP2002092467A

JP2002092467A - 広告サービスの提供方法並びに遊技場用広告提供システム

Info

Publication number: JP2002092467A
Application number: JP2000278325A
Authority: JP
Inventors: Shohachi Ugawa; 詔八鵜川; Takao Ogura; 孝雄小倉
Original assignee: Sankyo Co Ltd
Current assignee: Sankyo Co Ltd
Priority date: 2000-09-13
Filing date: 2000-09-13
Publication date: 2002-03-29

Abstract

(57)【要約】【課題】広告提供者にあっては、特定の人員である遊
技者を対象として効率良く広告を実施でき、遊技場にあ
っては、遊技者に対して広告を提供することで効率良く
広告収入を得られるようにすること。【解決手段】データ通信可能に接続された複数のコン
ピュータ端末から成るコンピュータネットワーク１０８
に接続されたサーバコンピュータ１０１を用いて、アク
セス利用者である広告提供者に対して遊技場に来場した
遊技者を対象とした広告サービスを提供する広告サービ
スの提供方法であって、広告提供者から広告内容を含む
広告依頼を受け付ける受け付けステップと、該広告依頼
に基づく広告情報を、遊技場において遊技者に対して該
広告情報の配信を行う広告提供手段１０４に対して配信
する広告情報配信ステップと、を少なくとも含むように
する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術の分野】本発明は、インターネット
等のコンピュータネットワークに接続されるとともに各
遊技場において来場者である遊技者に対して広告の提供
が可能な広告提供システムに接続されたサーバコンピュ
ータを用いて、広告提供者から広告の依頼を受けるとと
もに、該広告を遊技者に対して配信する遊技場における
広告提供方法並びに遊技場において来場者である遊技者
に対して広告の提供を可能とする遊技場用広告提供シス
テムに関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、広告提供者が広告を行う手法とし
ては、雑誌や新聞等の刊行物を用いる手法やテレビやラ
ジオ等の放送媒体を用いる手法が主流であったが、近年
のパーソナルコンピュータの一般家庭への普及とコンピ
ュータネットワークであるインターネットの急速な普及
に伴い、近年においては、インターネット上のサイト
（ホームページ）にて広告情報の配信（提供）を行うこ
とがなされてきている。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】これらインターネット
上のサイト（ホームページ）にて広告情報の配信（提
供）を行うことは、前記従来の広告の手法に比較して安
価にかつ簡便に広告を実施できる利点があるものの、該
サイト（ホームページ）へは任意の人がアクセスできる
ことから、従来の刊行物を用いる手法や放送媒体を用い
る手法と同様に、該広告が有効なアクセス者もいれば広
告があまり有効ではないアクセス者もおり、広告提供者
側としてはより高い広告効果を得るために、被広告者と
して特定の人員、例えば遊技場に来場する射幸心旺盛な
遊技者を対象として、効率良く広告を実施することので
きる広告サービスが切望されていた。

【０００４】一方、遊技場にあっても、通常の遊技に伴
う売り上げに伴う収入以外の収入として、集客した多く
の遊技者に対して広告を提供することで効率良く広告収
入を得たいという要望があるが、これら遊技者を対象し
た広告を実施したい広告提供者から広告依頼を首尾良く
受けることのできる手法は存在しなかった。

【０００５】よって、本発明は上記した背景に着目して
なされたもので、広告提供者にあっては、特定の人員で
ある遊技者を対象として効率良く広告を実施でき、遊技
場にあっては、遊技者に対して広告を提供することで効
率良く広告収入を得ることのできる広告サービスの提供
方法並びに遊技場において来場者である遊技者に対して
広告の提供を可能とする遊技場用広告提供システムを提
供することを目的としている。

【０００６】

【課題を解決するための手段】前記した問題を解決する
ために、本発明の広告サービスの提供方法は、データ通
信可能に接続された複数のコンピュータ端末から成るコ
ンピュータネットワークに接続されたサーバコンピュー
タを用いて、アクセス利用者である広告提供者に対して
遊技場に来場した遊技者を対象とした広告サービスを提
供する広告サービスの提供方法であって、広告提供者か
ら広告内容を含む広告依頼を受け付ける受け付けステッ
プと、該広告依頼に基づく広告情報を、遊技場において
遊技者に対して該広告情報の配信を行う広告情報配信手
段に対して配信する広告情報配信ステップと、を少なく
とも含むことを特徴としている。この特徴によれば、広
告提供者にあっては、特定の人員である遊技者を対象と
して効率良く広告を実施でき、遊技場にあっては、遊技
者に対して広告を提供することで効率良く広告収入を得
ることができる。

【０００７】本発明の広告サービスの提供方法は、前記
受け付けステップにおいては、前記広告提供者を特定す
る広告提供者特定情報を受け付けるとともに、前記広告
情報配信手段より広告の閲覧情報を入手し、該入手した
閲覧情報を前記広告提供者特定情報に対応付けて登録す
る閲覧情報登録ステップと、該閲覧情報登録ステップに
て登録された閲覧情報を前記広告提供者に対して配信す
る閲覧情報配信ステップと、を含むことが好ましい。こ
のようにすれば、広告提供者は、提供した広告の閲覧状
況を確認、把握することができる。

【０００８】本発明の広告サービスの提供方法は、前記
広告情報配信手段は、遊技者の広告の閲覧に伴い該遊技
者に対して所定の価値付与を実施するとともに、前記閲
覧情報は該付与された価値の集計情報を含むことが好ま
しい。このようにすれば、遊技者による広告情報の閲覧
を喚起できるばかりか、これら広告情報の閲覧による価
値の付与状況を広告提供者が確認できる。

【０００９】本発明の遊技場用広告提供システムは、遊
技場に来場した遊技者の所有する情報端末を検出する情
報端末検出手段と、少なくとも提供する広告情報を管理
する広告情報管理手段と、前記情報端末検出手段にて検
出された遊技者の情報端末とのデータ通信が可能とさ
れ、前記広告情報を該遊技者の情報端末に送信するデー
タ通信手段と、該送信された広告情報を遊技者が閲覧し
た場合において、前記遊技者に対して所定の価値を付与
する価値付与手段と、を少なくとも備えることを特徴と
している。この特徴によれば、遊技者は広告を閲覧する
のみで価値を得ることができ、よってこれら遊技者によ
る広告の閲覧を喚起できるばかりか、広告提供者は、遊
技者を対象した効率的な広告を実施できる。

【００１０】本発明の遊技場用広告提供システムは、前
記広告情報の閲覧数或いは閲覧により付与された価値の
少なくとも一方を集計する集計手段を備えることが好ま
しい。このようにすれば、広告の閲覧状況を容易に把握
できるようになるばかりか、該集計結果を広告提供者に
配信することで、広告提供者も広告の閲覧状況を確認で
きる。

【００１１】本発明の遊技場用広告提供システムは、前
記情報端末検出手段は、情報端末を特定可能な識別情報
を入手して前記広告情報管理手段に出力するとともに、
前記広告情報管理手段は、該出力された識別情報と前記
価値付与手段にて前記広告情報の閲覧者に付与された価
値が加算更新される貯蓄価値とを対応付けて記憶・管理
することが好ましい。このようにすれば、遊技者は付与
された価値を貯蓄できるようになる。

【００１２】本発明の遊技場用広告提供システムは、遊
技者を特定可能な遊技者特定情報を受け付けて前記広告
情報管理手段に出力する受け付け手段を備え、前記広告
情報管理手段は、前記価値付与手段にて付与された価値
と遊技者特定情報とを対応付けて記憶・管理することが
好ましい。このようにすれば、遊技者毎の広告閲覧状況
並びに価値の付与状況を把握することができる。

【００１３】本発明の遊技場用広告提供システムは、少
なくとも前記データ通信手段が、遊技場内に設置されて
いる各遊技機毎に対応して設けられていることが好まし
い。このようにすれば、遊技者は遊技機において遊技を
実施している状態にあっても、前記広告情報の配信を受
けることができることから、遊技者の利便性を向上でき
る。

【００１４】本発明の遊技場用広告提供システムは、前
記広告情報管理手段は、前記付与価値の大きさ或いは前
記貯蓄価値の大きさを、該当する遊技者の情報端末に配
信することが好ましい。このようにすれば、遊技者は前
記付与価値の大きさ或いは前記貯蓄価値の大きさを確認
することができる。

【００１５】本発明の遊技場用広告提供システムは、各
遊技場に設置された複数の前記広告情報管理手段とデー
タ通信可能に接続され、前記広告情報管理手段に対して
遊技者に提供される広告情報の登録或いは更新を行う広
告情報更新手段を備えることが好ましい。このようにす
れば、広告情報管理手段にて提供される広告情報の登録
或いは更新を簡便かつ迅速に実施することができる。

【００１６】本発明の遊技場用広告提供システムは、前
記広告情報更新手段は、コンピュータネットワークを介
して広告提供者のコンピュータと接続され、該広告提供
者より広告依頼を受け付け可能とされていることが好ま
しい。このようにすれば、広告提供者は広告の依頼を時
間等に制約されることなく簡便に実施できる。

【００１７】

【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施形態を説明する。尚、以下の実施例においては、遊技
機としてパチンコ機を用いた例を示すが、本発明はこれ
に限定されるものではなく、その他の遊技機、例えばス
ロットマシンや遊技媒体であるパチンコ玉やコイン等が
指触不能に封入されている封入式遊技機等の各種遊技機
においても適用可能である。

【００１８】（実施例）まず図１は、本発明の広告サー
ビスの提供方法が適用されたサーバコンピュータを有す
る広告サービス提供システムの構成を示すシステム図で
あり、図２は、本実施例の広告サービス提供システムに
用いたサーバコンピュータの構成を示すブロック図であ
り、図３は、本実施例の広告サービス提供システムに用
いたサーバコンピュータにおけるメインメニュー（トッ
プページ）を示す図であり、図４は、本実施例のサーバ
コンピュータにおける処理動作を示す図である。

【００１９】まず、本発明の広告サービスの提供方法が
適用されたサーバコンピュータ１０１を有する本実施例
の広告サービス提供システムは、図１に示すように、コ
ンピュータネットワークであるインターネット網１０８
に接続されたアクセス利用者である広告提供者ａ，ｂ，
ｃ，…のコンピュータ端末１０３ａ，１０３ｂ，１０３
ｃ，…と、該インターネット網８を介して前記サーバコ
ンピュータ１０１に接続された各遊技場ａ，ｂ，ｃ，…
のコンピュータ端末１０４ａ，１０４ｂ，１０４ｃ，…
と、提供センターに設置され、前記インターネット網１
０８に通信装置１０２を介して接続されたサーバコンピ
ュータ１０１とから主に構成されており、アクセス利用
者である広告提供者のコンピュータ端末１０３ａ，１０
３ｂ，１０３ｃ，…とサーバコンピュータ１０１並びに
各遊技場のコンピュータ端末１０４ａ，１０４ｂ，１０
４ｃ，…とサーバコンピュータ１０１とは、前記インタ
ーネット網１０８を介して双方にデータ送受可能に構成
されている。

【００２０】この本実施例において使用したサーバコン
ピュータ１０１の構成は、図２に示すように、コンピュ
−タ内部にてデ−タの送受を行うデ−タバス１１０に、
モニタ等の表示装置１１４や、キーボードやマウス等の
入力装置１１６や、該サーバコンピュータ１０１が実施
する広告依頼者からの広告依頼の受け付け処理や、該受
け付けに基づく配信広告データの作成処理や、作成した
各配信広告データを該当する遊技場に配信する広告デー
タ配信処理や、各遊技場における広告の閲覧状況並びに
付与価値付与状況を受け付けて各広告毎に集計して登録
する集計処理や、これら広告の閲覧並びに価値付与状況
を広告提供者に配信する閲覧状況配信処理や、会員登録
処理等を実施する中央演算処理装置（ＣＰＵ）１１１
や、該ＣＰＵ１１１が行う各処理に使用されるシステム
メモリや前記各処理を行う各プログラムが使用するメモ
リとして使用されるＲＡＭ１１２や、現在の時刻情報や
任意の年月日の曜日等のカレンダ−情報を出力可能なリ
アルタイムクロック（ＲＴＣ）１１７と、前記通信装置
１０２に接続されてデータの送受信を行う通信インター
フェイス１１３と、磁気ディスクや光磁気ディスクから
成り、各種プログラムやデータベース等が記憶された記
憶装置１５と、が接続された比較的高速の演算処理が可
能な通常のコンピュ−タとされており、前記記憶装置１
５には、アクセス者が使用する各コンピュータ端末のプ
ラットホーム（オペレーションシステム）等に依存せず
に、どのプラットホームにおいても相互に使用可能なＨ
ＴＭＬ（ハイパーテキストマークアップラングエッジ）
言語や、各プラットホームにおいて動作するブラウザソ
フトを用いて情報の閲覧、入力が実施できるホームペー
ジ形式のＷＷＷ（ワールドワイドウェッブ）データが記
憶されており、これらＷＷＷ（ワールドワイドウェッ
ブ）データと各種処理プログラムとが協調して各種の受
付処理等を実施するようになっている。

【００２１】また、前記記憶装置１５には、前記広告依
頼の受け付け処理が記述された広告依頼受付プログラム
や、前記広告データの作成処理を行うとともに作成され
た広告データを該当する各遊技場のコンピュータ端末１
０４ａ，１０４ｂ，１０４ｃ，…に配信する広告作成配
信プログラムや、前記集計処理が記述された集計処理プ
ログラムや、前記閲覧状況配信処理が記述された閲覧情
報配信処理プログラムが記憶されており、各処理に応じ
て該当するプログラムが適宜に読み出されて前記中央演
算処理装置（ＣＰＵ）１１１により実施される。

【００２２】また、本実施例の前記記憶装置１５には、
各遊技場に付与された識別符号（ＩＤ）と該遊技場が該
当する地域情報とともに、各遊技場に配信される広告デ
ータとその配信仕様並びに各遊技場から電子メールにて
送信されてくる価値付与の状況を含む閲覧情報とが登録
される遊技場データベース（ＤＢ）や、広告提供者の団
体名や住所等の各情報とともに、該広告提供者を識別可
能な情報であるユーザー番号とパスワード並びに該広告
提供者（担当者）の電子メールアドレス並びに前記広告
作成配信プログラムにより作成された配信広告データと
集計された該広告の閲覧情報とが登録されている広告提
供者データベース（ＤＢ）が記憶されている。

【００２３】次いで、本実施例のサーバコンピュータ１
０１より配信される前記配信広告データを遊技場におい
て来場する各遊技者に対して配信を行う広告情報配信手
段である遊技場用広告提供システムの構成について以下
に説明する。

【００２４】本実施例の遊技場用広告提供システムは、
図１５に示すように、前記サーバコンピュータ１０１か
ら送信される前記配信広告データを受信可能に通信モデ
ム４９を介して前記インターネット網１０８に接続され
た広告情報管理手段並びに価値付与手段としてのコンピ
ュータ端末１０４ａ，１０４ｂ，１０４ｃ，…（以下こ
れらを総称してコンピュータ端末１０４と略記する）
と、図１１に示すように、遊技場内に設置されている遊
技島１の側面に連設された各遊技機２毎に１対１に対応
して配置され、該コンピュータ端末１０４に通信ケーブ
ル４８を介してデータ通信可能に接続されたプリペイド
カードや会員カードを受け付け可能とされた遊技媒体処
理装置であるカードユニット３と、から主に構成されて
いる。

【００２５】まず、本実施例に用いた前記遊技島１は、
その前後面（後面は図示せず）に遊技機であるパチンコ
機２と、該パチンコ機２の側部位置に１対１にて設置さ
れる前記カードユニット３と、が複数並設されており、
該遊技島１の内部には、前記各パチンコ機２にパチンコ
玉を供給する供給樋や、前記各パチンコ機２にて使用さ
れ、排出されたパチンコ玉を集めて前記供給樋に揚送す
る揚送装置等（図示略）が設けられているとともに、前
記パチンコ機２の下部位置には、該側面より突設する態
様にて繕板５が遊技島１を横断するように形成され、各
パチンコ機２毎に対応して遊技者が着座可能な椅子６が
対応する遊技機の前方位置に設置されている。

【００２６】次に、本実施例に用いた前記遊技島１に設
置されるパチンコ機２は、図１２に示すように、額縁状
に形成されたガラス扉枠２０２を有し、該ガラス扉枠２
０２の下部表面には打球供給皿２０３がある。打球供給
皿２０３の上面所定箇所には、操作部１４が設けられて
いるとともに、打球供給皿２０３の下部には、打球供給
皿２０３から溢れた景品玉を貯留する余剰玉受皿２０４
と打球を発射する打球操作ハンドル（以下、操作ノブと
いう）２０５とが設けられている。

【００２７】前記操作部１４の上面には、図１３に示す
ように、遊技者により前記カードユニット３に設けられ
た後述するカード挿入口３０３に挿入された遊技用記録
媒体であるプリペイドカード３７より読み出された遊技
用有価価値としての度数を表示する度数表示部１７と、
遊技の開始または前記打球供給皿に持玉が少なくなった
か無くなった際に押圧操作されて、前記度数表示部１７
に残度数が存在する場合に所定数量のパチンコ玉の貸出
を実施する貸出ボタン１６と、遊技を終了する際に押圧
操作されることにより、前記カードユニット３に挿入さ
れているプリペイドカード３７に新たな残度数が記録さ
れて返却がなされる返却ボタン１５と、が設けられてお
り、これら各部は操作部１４内部に設けられている操作
基板１８上に実装されている。

【００２８】前記ガラス扉枠２０２の後方には、遊技盤
２０６が着脱可能に取付けられている。また、遊技盤２
０６の前面には遊技領域２０７が設けられている。この
遊技領域２０７の中央付近には、「特別図柄」と呼ばれ
る複数種類の識別情報が可変表示される可変表示部２０
９と、「普通図柄」と呼ばれる複数種類の識別情報が可
変表示される可変表示器２１０とが設けられている。ま
た遊技盤２０６には、複数の入賞口２２４や通過ゲート
２１１、始動入賞口２１４、可変入賞球装置２１６が設
けられているとともに、遊技領域２０７の下部には、入
賞しなかった打玉を回収するアウト口２２６が形成され
ている。

【００２９】前記打球操作ノブ２０５の操作によって揺
動されるハンマー（図示略）によって発射された打玉
は、打球レールを通って遊技領域２０７に入り、その
後、遊技領域２０７を流下していく。この際、発射勢い
が弱すぎて前記遊技領域２０７に達しなかったパチンコ
玉は、環流経路（図示略）を通じて前記余剰玉受皿２０
４に環流されるようになっている。

【００３０】また、前記遊技領域２０７に打ち込まれた
打玉が通過ゲート２１１を通過すると、可変表示器２１
０に停止表示されている普通図柄が可変開始するととも
に、打玉が始動入賞口２１４に入賞すると、可変表示部
２０９に表示される特別図柄がスクロールを始める。

【００３１】可変表示器２１０の可変表示動作後の表示
結果が予め定められた特定の表示結果（たとえば７）と
なった場合に、始動入賞口２１４に設けられた可動片２
１５が所定時間開成して遊技者にとって有利な状態とな
る。

【００３２】この始動入賞口２１４にパチンコ玉が入賞
すると、可変表示部２０９において全特別図柄が可変表
示（変動表示）を開始する。そして、その後、左,中,右
の特別図柄が停止し、その停止表示結果が予め定められ
た特定の表示態様（たとえば７７７）となった場合に、
特定遊技状態（大当り状態）が発生する。このように大
当り状態が発生した場合には、可変入賞球装置２１６に
設けられた開閉板２２０が開成して遊技者にとって有利
な第１の状態となる。この第１の状態は、所定期間（た
とえば３０秒間）の経過または打玉の所定個数（たとえ
ば１０個）の入賞のうちいずれか早い方の条件が成立す
ることにより終了し、その後、遊技者にとって不利な第
２の状態となる。第１の状態となっている可変入賞球装
置２１６の大入賞口内に進入した打玉が特定入賞領域
（Ｖポケット）に入賞して図示しないＶカウントスイッ
チにより検出されれば、その回の第１の状態の終了を待
って前記第２の状態から前記第１の状態に制御する繰返
し継続制御が行なわれる。この繰返し継続制御の上限回
数は例えば１５回と定められている。

【００３３】これらパチンコ機２の構成を図１５に基づ
いて説明すると、該パチンコ機２には、可変表示部２０
９の表示制御を行う表示制御基板２８０等が搭載された
可変表示制御ユニット２２９と、図示しない玉タンクに
供給されたパチンコ玉の払出を実施する玉払出装置２９
７に接続され、後述の遊技制御基板２３１から出力され
る賞球信号並びにカードユニット３より入出力される各
種信号に基づきパチンコ玉の払出制御を行う払出制御用
マイクロコンピュータ等が搭載された賞球制御基板２３
７と、遊技効果ランプ等の制御を実施するランプ制御基
板２３５と、スピーカから出力される音声制御を行うマ
イクロコンピュータ等が搭載された音声制御基板２７０
と、前記操作ノブ２０５の操作に基づき打球供給皿に払
い出されたパチンコ玉を遊技領域２０７に発射する打球
発射装置の制御を行うマイクロコンピュータ等が搭載さ
れた発射制御基板２９１と、これら各部の制御を実施す
る遊技制御用マイクロコンピュータ等が搭載された遊技
制御基板２３１、が設けられており、これらは図５に示
すように接続されて、前述の打球供給皿２０３に払い出
されたパチンコ玉を使用して遊技を実施可能とされてい
る。

【００３４】また、前記賞球制御基板２３７は、前記カ
ードユニット３のカードユニット制御基板（図示略）に
設けられたパチンコ機接続用ソケットに信号ケーブルを
介して接続されており、後述の貸出完了信号（ＥＸＳ）
やパチンコ機レディー信号（ＰＲＤＹ）が前記カードユ
ニット３に設けられた後述のマイクロプロセッシングユ
ニット（ＭＰＵ）３１３に出力されるようになっている
とともに、前記カードユニット３のＭＰＵ３１３より出
力される後述のカードユニットレディー信号（ＢＲＤ
Ｙ）や貸出要求完了確認信号（ＢＲＱ）が入力されるよ
うになっている。

【００３５】また、前記操作基板１８は、前述の賞球制
御基板の信号ケーブルとともに前記カードユニット３の
パチンコ機接続用ソケット（図示略）に信号ケーブルを
介して接続可能とされており、前記貸出ボタン１６が操
作されて遊技者による玉貸し操作がなされた場合に出力
される貸出入力信号や、返却ボタン１５が操作されて遊
技者による後述のカード挿入口３０３に挿入されたプリ
ペイドカード３７の返却操作がなされた場合に出力され
る返却入力信号が前記カードユニット３のＭＰＵ３１３
に出力されるようになっているとともに、該ＭＰＵ３１
３より出力される前記度数表示部１７の表示制御信号が
入力されるようになっている。

【００３６】次に、本実施例に用いたカードユニット３
を図１４並びに図１５に基づいて説明すると、該カード
ユニット３の前面には、図１４に示すように、点灯によ
りカードユニット３の動作を報知する動作ランプ３０１
と、対応するパチンコ機２が左右何れかのパチンコ機２
であるかを点灯により報知する台指定ランプ３０２と、
前記プリペイドカード３７を挿入可能とされたカード挿
入口３０３と、該カード挿入口３０３に挿入されている
プリペイドカード３７の排出を遊技者に報知するカード
インジケータ３０４と、会員カード４７を挿入可能とさ
れた会員カード受け付け口３０５と、該会員カード受け
付け口３０５に挿入されている会員カード４７の返却が
なされる返却ボタン３０６と、が設けられているととも
に、その背面下部からは、カードユニット３下端部に内
蔵されている情報端末検出手段並びにデータ通信手段と
してのブルートゥースモジュール３１５から出力される
高周波電波を伝送可能な接続ケーブル２２が導出されて
おり、前記椅子６と遊技島１側面との略中間位置に設置
され、伝送されてきた高周波電波を所定方向である所定
角度の上方向に出力するアンテナモジュール２０が、該
接続ケーブル２２によって接続されている。

【００３７】このカードユニット３の構成を図１５に基
づいて説明すると、前記動作ランプ３０１や、台指定ラ
ンプ３０２や、カードインジケータ３０４に加えて、前
記台指定ランプ３０２の切替を実施するディップスイッ
チ３０８と、前記カード挿入口３０３に連設され、挿入
されるプリペイドカード３７に記録されている後述の識
別情報（ＩＤ）や遊技用有価価値である度数の読み出し
並びに遊技により更新された新たな度数の書き込み等を
行う磁気カードリーダライタ３０９と、前記会員カード
受け付け口３０５連設され、挿入される会員カード４７
に記録されている遊技者を特定可能な遊技者特定情報で
ある会員番号を読み出す受け付け手段としての磁気カー
ドリーダ３０７と、前記挿入されたプリペイドカード３
７から読み出しおよび書き込まれる度数や前記会員番号
等を記憶するとともに、後述するＭＰＵ３１３が実行す
る制御内容等が記述された制御プログラムや各カードユ
ニット３に対して個別に付与され、個々のカードユニッ
ト３を識別可能な識別情報（ユニットＩＤ）が記憶され
ているとともに、遊技者が所持する情報端末であるＰＨ
Ｓ端末３０より送信されてくる情報端末を特定可能な識
別情報としての電話番号が記憶・登録される記憶部３１
０と、前記パチンコ機接続用ソケット（図示略）に接続
され、前記パチンコ機２の賞球制御基板２３７や操作基
板１８との各種信号の入出力が行われるＩ／Ｏポート３
１１と、前記コンピュータ端末１０４とのデータ通信を
行うための通信手段である通信部３１２と、遊技者が所
持する情報端末がブルートゥース搭載のＰＨＳ端末３０
である場合において、該ＰＨＳ端末３０とのデータ通信
を、そのＰＨＳ端末３０の通話用電波帯域（１.９ＧＨ
ｚ帯）とは異なる周波数の電波（２．４７ＧＨｚ帯）に
より非接触にて実施する非接触通信手段としてのブルー
トゥースモジュール３１５と、これら各部の制御や前記
操作基板１８に実装された度数表示部１７の制御等を行
う前記ＭＰＵ３１３と、を具備しており、これら各部は
図１５に示すように接続されている。

【００３８】また、これら各カードユニット３は、前記
コンピュータ端末１０４に接続された通信ケーブル４８
が通信用ソケットに接続されることで、該コンピュータ
端末１０４とカードユニット３との間で各種データの送
受が実施可能とされている。

【００３９】また、これらカードユニット３のＭＰＵ３
１３は、前記コンピュータ端末１０４から出力される各
種の情報出力要求の受信において、該情報出力要求に含
まれる前記ユニットＩＤが前記記憶部３１０に記憶され
ている自己のユニットＩＤに該当する場合に、受信した
情報出力要求に対応する情報の返信を実施するようにな
っている。

【００４０】また、各カードユニット３は、前記ブルー
トゥースモジュール３１５が新たにブルートゥース搭載
の情報端末であるＰＨＳ端末３０を検出した際に、新規
検出の出力とともに、該新規検出したＰＨＳ端末３０の
電話番号を前記コンピュータ端末１０４に送信するよう
になっているとともに、該コンピュータ端末１０４より
カードユニット３のユニットＩＤが付与されて送信され
てくる前記配信広告データを含む配信データを、前記ブ
ルートゥースモジュール３１５を介してＰＨＳ端末３０
へ非接触にて送信するようになっている。

【００４１】また、前記新規検出の出力に基づき、前記
コンピュータ端末１０４は図２１のカードユニット管理
画面に示すように、各カードユニット３毎の通信対象で
あるＰＨＳ端末３０の電話番号を収集・管理するように
なっており、これら登録電話番号に重複が発生している
場合には、重複している各カードユニットに電話番号の
再送要求を送信するようになっており、前記カードユニ
ット３のＭＰＵ３１３は、このコンピュータ端末１０４
からの再送要求に自己のユニットＩＤが含まれている場
合において、前記ブルートゥースモジュール３１５を介
してＰＨＳ端末３０に電話番号の再送要求を送信し、Ｐ
ＨＳ端末３から電話番号の返信があった場合において該
受信した電話番号を自己のユニットＩＤとともに前記コ
ンピュータ端末１０４に送信するようになっていて、隣
接する複数のカードユニット３が同一のＰＨＳ端末３と
の接続を実施することがないように制御されている。

【００４２】この本実施例のカードユニット３に、前記
接続ケーブル２２を介して接続されているアンテナモジ
ュール２０について、図１７を参照して説明すると、該
アンテナモジュール２０は、前述のように、椅子６と該
椅子６が対応するパチンコ機２との略中間位置の床上に
設置されていて、該アンテナモジュール２０の内部に
は、前記ブルートゥースモジュール３１５より出力され
る２.４７ＧＨｚの電波を放射可能な円盤状の平面アン
テナ２１と、該平面アンテナの外周を囲むように該平面
アンテナ２１と同心円状に上下に所定間隔にて離間させ
た状態にて配置された金属製でリング状の出力規制リン
グ２５とが内蔵されていて、図８に示すように、前記平
面アンテナ２１の上面方向に主に電波が放射されるとと
もに、前記出力規制リング２５により、平面アンテナ２
１の外周側面方向の放射電波が反射或いは吸収されて、
平面アンテナ２１上面の所定角度範囲内に電波放射が集
中してなされ、該所定角度範囲外には電波放射が殆どな
されないようになっており、該アンテナモジュール２０
を前述のように床上に各パチンコ機２毎に設置すること
で、図１８に示すように該アンテナモジュール２０から
の電波放射が略垂直方向となり、隣接するアンテナモジ
ュール２０同士の電波干渉が生じないようになってい
る。

【００４３】尚、本実施例においては、アンテナモジュ
ール２０の設置位置を前述のように、椅子６と該椅子６
が対応するパチンコ機２との略中間位置の床上としてい
るが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら
アンテナモジュール２０を、図２６に示すように、椅子
６の内部に設置したり、図２７に示すように、遊技島１
に設置されているパチンコ機２の下部位置に突設形成さ
れている膳板５上に設けるとともに、該膳板５上に形成
する際においては、遊技者が所持する携帯電話を載置可
能なフォルダ２４を設けるようにしても良い。

【００４４】また、本実施例では、前記アンテナモジュ
ール２０を床上に配置しているが、垂直方向以外の隣接
方法への電波の輻射を規制する目的で、適宜にアンテナ
モジュール２０を床内部に埋め込むようにしても良い。

【００４５】次いで、これらアンテナモジュール２０を
介して非接触のデータ通信を行う遊技者が所持するＰＨ
Ｓ端末３０の構成を図２０に基づき説明すると、アンテ
ナ５１を介して図示しないＰＨＳ基地局と１．９ＧＨｚ
帯の電波のやり取りを実施するための受信部６１および
送信部６２およびアンテナスイッチ６３を備えた送受信
ＲＦモジュール６０と、この送受信ＲＦモジュール６０
により受信された電波の復調および、前記送受信ＲＦモ
ジュール６０により送信される電波の変調とを実施する
π／４シフトＱＰＳＫ変復調モデム６４と、前記カード
ユニット３に内蔵されているブルートゥースユニット３
１５へブルートゥースの端末認証に使用されるブルート
ゥースＩＤや該ＰＨＳ端末３０の電話番号データ等の各
種データ送信を非接触にて実施するとともに、該ブルー
トゥースユニット３１５より送信されてくる配信情報等
の各種データの受信を行うブルートゥースユニット６８
と、該ＰＨＳ端末３０に固有とされた端末識別ＩＤや電
話番号デ−タとともに、前記カードユニット３のブルー
トゥースユニット３１５を介して前記コンピュータ端末
１０４より送信されて前記ブルートゥースユニット６８
にて受信された配信情報等の各種データを記憶する不揮
発性のフラッシュメモリ６７と、このフラッシュメモリ
６７に記憶されている各種記憶内容等を表示する比較的
大型のＬＣＤパネル５３とＬＣＤドライバ６９から成る
ＬＣＤモジュ−ル７０と、マイク５５より入力される音
声を適応差分量子化（ＡＤＰＣＭ）方式にてデジタル化
するとともに、前記π／４シフトＱＰＳＫ変復調モデム
６４より出力されるＡＤＰＣＭデ−タを音声信号に変換
するＡＤＰＣＭコ−デック７２と、このＡＤＰＣＭコ−
デック７２に接続されたアンプ７３およびマイクロスピ
−カ５２と、着信音や各種操作時における告知音を出力
するサウンダやＬＥＤ、バイブレ−タを駆動するドライ
バ７１と、ＰＨＳ端末３０の前面に設けられ、電話番号
等の入力が可能なテンキ−等の各種スイッチ群から成る
入力部５４と、外部機器とのシリアルデ−タ通信を行う
ための外部接続端子５６と、これら各種のデバイスを制
御するＭＰＵ６５と、から構成され、前記ＭＰＵ６５内
部には、ＭＰＵ６５が行う制御動作を記述したプログラ
ムが記憶された内部ＲＯＭ６６を有している。

【００４６】これら本実施例のＰＨＳ端末３０は、前記
カードユニット３のブルートゥースモジュール３１５の
通信エリア内に入圏した場合に、自己の端末識別ＩＤや
電話番号デ−タを前記ブルートゥースモジュール３１５
に送信するとともに、該ブルートゥースモジュール３１
５より出力され、ブルートゥースユニット６８にて受信
された各種情報に基づいて前記ＬＣＤパネル５３に所定
のメッセージが表示されるようになっており、更には、
該表示されたメッセージに基づいて利用者が前記入力部
５４を操作することで、該操作に基づく所定の返信情報
が前記ブルートゥースユニット６８よりブルートゥース
モジュール３１５に出力されるようになっている。

【００４７】これら本実施例において用いたブルートゥ
ースユニット３１５、６８間におけるデータ通信につい
て、図１９に基づき説明すると、まず前記カードユニッ
ト３に内蔵されているブルートゥースユニット３１５
は、ＩＳＭバンドである２．４７ＧＨｚ帯の約１ｍＷ以
下である微弱電波のやり取りを可能とするための受信部
並びに送信部と送受信の切り替えを行うアンテナスイッ
チとを備えた送受信ＲＦモジュール部３５と、該送受信
ＲＦモジュール部３５にて受信された電波の復調（逆拡
散）および送信される電波の変調（拡散）とを実施する
ベースバンド信号処理ユニット４２と、復調された受信
データ並びに変調して出力する送信データの授受を前記
ＭＰＵ３１３との間において実施するホストインターフ
ェイスユニット３６とから構成されている。

【００４８】また、同様に前記ＰＨＳ端末３０に搭載さ
れているブルートゥースユニット６８は、前記送受信Ｒ
Ｆモジュール部３５と同一の機能を有する送受信ＲＦ部
４０と、前記ベースバンド信号処理ユニット４２と同一
の機能を有するベースバンド信号処理部３８と、を内在
し、１チップ化により小型化されたブルートゥースチッ
プ４１と、復調された受信データ並びに変調して出力す
る送信データの授受を前記ＭＰＵ６５との間において実
施するインターフェイスＩＣ３９の、２つのＩＣから構
成され、前記ＰＨＳ端末３０内部に内蔵可能とされてい
る。

【００４９】これら双方のブルートゥースユニット３１
５、６８間では、前述のように約１ｍＷ以下という非常
に微弱な空中線電力を用いるとともに、日本において
は、電波産業会（ＡＲＩＢ）におけるＴ−６６標準規格
に示されるように、周波数拡散方式のスペクトラム拡散
通信により、比較的高速のデータ通信を非接触にて実施
可能とされている。

【００５０】このように、遊技用装置を構成するカード
ユニット３と利用者が所持する携帯電話であるＰＨＳ端
末３０との間の非接触データ通信を、前記ＰＨＳ端末３
０が図示しないＰＨＳ基地局との間において使用する電
波帯域である１.９ＧＨｚと異なる周波数の電波である
２．４７ＧＨｚを用いて実施することは、前記カードユ
ニット３とのデータ通信時においても、電話を受信する
ことが可能となることから好ましいが、本発明はこれに
限定されるものではなく、これら遊技用装置を構成する
前記カードユニット３とＰＨＳ端末３０とのデータ通信
にＰＨＳ端末３０の通話用の周波数を使用して実施して
も良いし、本実施例において使用している２．４ＧＨｚ
帯のブルートゥース規格以外の非接触通信方式、例えば
赤外線通信等を使用しても良い。

【００５１】これら本実施例のカードユニット３にて使
用されるプリペイドカード３７は、前記カードユニット
３の磁気カードリーダライタ３０９にてデータの書き込
み並びに読み出しが実施可能な磁気テープが貼着された
通常の磁気カードとされているとともに、前記会員カー
ド４７も前記プリペイドカード３７に比較してやや大き
な厚みを有する磁気カードとされている。

【００５２】上述のように構成されたカードユニット３
においては、前記カード挿入口３０３にプリペイドカー
ド３７が挿入されることで、磁気カードリーダライタ３
０９により該挿入されたプリペイドカード３７に記録さ
れた度数が読み出され、記憶部３１０に記憶されるとと
もに、該記憶された度数に基づき前記パチンコ機２の遊
技に使用されるパチンコ玉の貸出を行う貸出処理が実施
可能とされている。

【００５３】この貸出処理の制御状況を図１６に基づき
説明すると、まず前記パチンコ機２の賞球制御基板２３
７は、該パチンコ機２の玉タンクに玉が供給されてパチ
ンコ玉の払出が可能な状態となるとスタンバイ状態とな
り、前記ＰＲＤＹをＯＮとしてカードユニット３のＭＰ
Ｕ３１３に出力する（Ｓ１）。

【００５４】このようにＰＲＤＹが出力されている状態
において前記貸出ボタン１６が操作されると、カードユ
ニット３のＭＰＵ３１３は、前記ＢＲＤＹをＯＮとして
前記賞球制御基板２３７に出力し（Ｓ２）、この状態に
おいて、更に前記ＢＲＱをＯＮとして前記賞球制御基板
２３７に出力する（Ｓ３）。

【００５５】次いで、前記賞球制御基板２３７は、前記
ＭＰＵ３１３より出力されているＢＲＤＹを検出してい
る状態においてＢＲＱを検出すると、前記ＥＸＳをＯＮ
としてＭＰＵ３１３に出力する（Ｓ４）。

【００５６】該ＥＸＳを検出したＭＰＵ３１３は、前記
ＢＲＱの出力をＯＦＦとし、該ＢＲＱのＯＦＦを検出し
た賞球制御基板２３７は、玉払出装置２９７に玉払出信
号を出力し、これに基づき１度数に該当する玉数（本実
施例では２５玉）の払出が実施されるとともに、該払出
の終了に基づき、前記ＥＸＳの出力をＯＦＦとする（Ｓ
５）。

【００５７】該ＥＸＳのＯＦＦを検出したＭＰＵ３１３
は、前記カードユニット３のカード挿入口３０３に挿入
されているプリペイドカード３７より読み出されて記憶
部３１０に記憶されている度数から１度を減算するとと
もに、前記度数表示部１７に表示されている度数から１
度を減算して表示更新する（Ｓ６）。

【００５８】ＭＰＵ３１３は、これら（Ｓ３）〜（Ｓ
６）の制御を、１回の貸出ボタン１６の操作に基づいて
貸し出される度数分繰返し実施し、これら制御が終了し
た後、ＢＲＤＹをＯＦＦとして、貸出処理を完了する
（Ｓ７）。

【００５９】このようにカードユニット３のＭＰＵ３２
１からＢＲＱが出力される回数に基づき、前記賞球制御
基板２３７は１度分に該当する数量（２５玉）のパチン
コ玉の貸出を実施するようになっており、このようにし
て貸出されたパチンコ玉を使用して遊技者はパチンコ機
２における遊技を実施できるようになっている。

【００６０】尚、本実施例においては、前記Ｓ６の段階
で記憶部３１０の度数並びに度数表示部１７の度数から
１度を減算するようにしているが、前記Ｓ３〜Ｓ５の処
理を貸し出される度数分（例えば５度分の貸出であれば
５回）繰返し実施した後、すなわち、貸し出される度数
分のパチンコ玉が払い出された後、該貸し出された度数
（例えば５度分の貸出であれば５度）を記憶部３１０の
度数並びに度数表示部１７の度数から減算するようにし
ても良い。

【００６１】また、これら貸出処理により挿入されてい
るプリペイドカード３７より読み出された度数が「０」
度となった際には、前記磁気カードリーダライタ３０９
により、挿入されているプリペイドカード３７に残度数
「０」が記録されてカード挿入口３０３より排出される
ようになっている。

【００６２】また、本実施例のカードユニット３におい
ては、挿入されているプリペイドカード３７から読み出
された度数が残存する場合に、返却ボタン１５が入力さ
れることで、前記記憶部３１０に記憶されているその時
点での残存する度数を該挿入されているプリペイドカー
ド３７の記録内容に上書き更新して、カード挿入口３０
３より排出する返却処理が実施されるようになってい
る。

【００６３】また、本実施例のカードユニット３におい
ては、遊技者が会員である場合に、該会員遊技者が所持
する会員カードを前記会員カード受け付け口３０５に挿
入するとともに、前記カードユニット３より配信される
広告情報を所有するＰＨＳ端末３０にて閲覧することで
所定の価値が該会員遊技者に付与されるようになってい
る。

【００６４】以下、本実施例において広告提供者から前
記サーバコンピュータ１０１が広告依頼を受け付け、該
受け付けた依頼に基づく広告が遊技場において来場した
遊技者に対して配信される流れについて具体的に説明す
る。

【００６５】まず、前記サーバコンピュータ１０１にお
ける処理について説明する。尚図４は、サーバコンピュ
ータ１０１全体の処理動作を示す図であり、以下の各状
況の説明に併せて適宜に参照されたい。

【００６６】まず、アクセス利用者である広告提供者が
前記サーバコンピュータ１０１にアクセスすると、図３
に示すメインメニューページが表示される。該メインメ
ニューページには、アクセス利用者である広告提供者
が、ユーザー登録を行う際に選択入力する「ユーザー登
録」の項目と、該ユーザー登録後において新規の広告依
頼を実施する場合において選択入力する「新規広告依頼
受付」の項目と、既に広告の依頼をしている広告提供者
が依頼している広告の依頼内容（仕様や広告内容）を確
認したい場合に選択入力する「広告依頼内容確認」と、
既に広告の依頼をしている広告提供者が依頼している広
告の遊技者による閲覧状況を確認したい場合に選択入力
する「広告閲覧状況確認」の項目と、が設けられてい
る。

【００６７】この前記メインメニュー画面において前記
「ユーザー登録」の選択入力部を選択して、アクセス利
用者が新規にユーザー登録を実施する際の処理について
説明すると、該選択入力に伴ってアクセス利用者には図
５に示すユーザー登録ページが配信されて、必要な項目
の入力を促すようになている。

【００６８】本実施例のユーザー登録ページは、図５に
示すように、ユーザーとなる企業や団体（個人も可能）
の名称や、住所、資本金、担当部署と担当者並びに該担
当者の電子メールアドレスとパスワードの入力欄が設け
られており、アクセス利用者が例えば「○○スポーツ新
聞社」である場合においては図５に示すように入力した
後、「送信」の項目を選択入力する。

【００６９】このように入力された新規登録の内容は、
一時的に新規登録者として記憶され、所定の審査が実施
される。該審査においてユーザー登録が認められた場合
において、該新規ユーザーに会員ＩＤが付与されるとと
もに前記広告提供者データベースに該会員ＩＤと前記ユ
ーザー登録ページにおいて受け付けた各項目とが登録さ
れるとともに、該新規ユーザーに対しては、付与された
会員ＩＤと前記ユーザー登録ページにおいて入力したパ
スワードとが表記された電子メールが送信される。

【００７０】このようにして会員ＩＤを入手することで
会員となった広告提供者が新規の広告依頼を実施する場
合においては、前記メインメニューにおける「新規広告
依頼受付」の項目を選択入力する。

【００７１】該「新規広告依頼受付」の選択入力に伴っ
て、まず図６に示す認証ページが配信され、広告提供者
は前記にて電子メールに通知された会員ＩＤとパスワー
ドとを入力した後に「ＯＫ」を選択入力する。該「Ｏ
Ｋ」の選択入力に基づき該入力された会員ＩＤとパスワ
ードとが前記サーバコンピュータ１０１に送信され、該
サーバコンピュータ１０１は、送信されてきた会員ＩＤ
とパスワードが前記広告提供者データベースに登録され
ているものと一致するかを比較することで認証おを行
い、該比較が一致した場合において図７に示す新規広告
受付ページを配信する。

【００７２】該配信される本実施例の新規広告受付ペー
ジには、図７に示すように、広告を実施する対象地域を
指定する広告対象地域の項目と、広告を配信する時間帯
の指定を行う広告配信時間帯の項目と、広告の配信を実
施する期間を指定する広告配信期間の項目と、が設けら
れており、広告提供者は各項目において希望する仕様を
選択した後に、「決定」の項目を選択入力する。

【００７３】これら広告提供者により選択・指定された
広告仕様の内容は、前記広告提供者データベースにおい
て該広告提供者の会員ＩＤに対応付けて一時登録される
とともに、図８に示す広告作成ページが広告提供者に配
信される。

【００７４】該広告作成ページには、広告の見出しに相
当する「メインタイトル」の入力欄と、宣伝広告文がを
入力する入力欄と、広告文とともに表示される画像を貼
付する画像貼付欄と、が設けられており、各欄に広告し
たい内容を入力することで、該入力データに基づく広告
の表示例が、遊技者の情報端末における表示例として表
示されるようになっていて、広告提供者は該表示例を参
考に適宜に入力内容を修正することができるようになっ
ている。これら修正等を終えて広告内容が良ければ「決
定」を選択入力する。

【００７５】該「決定」の入力に基づき、広告提供者に
は、前記新規広告受付ページにおいて指定された広告仕
様の各項目内容と、広告作成ページにて入力されて作成
される広告内容と、が表示された確認ページ（図示せ
ず）が配信され、該確認ページにおいて「確認」の項目
を広告提供者が選択入力することで、該受け付けた新規
広告の仕様と広告内容に基づく配信広告データが前記広
告提供者データベースにおいて該広告提供者の会員ＩＤ
に対応付けて正式に登録される。

【００７６】該登録に基づき、サーバコンピュータは、
前記広告仕様にて選択された地域に該当する遊技場を前
記遊技場データベースより特定するとともに、該特定さ
れた各遊技場の広告データとして前記新規に受け付けた
配信広告データを登録するとともに、該配信広告データ
の配信期間と配信時間帯の配信仕様データを登録する。

【００７７】これら登録された配信広告データ並びに配
信仕様データは、例えば１日に１回、所定時間に電子メ
ールにて該当する遊技場の前記コンピュータ端末１０４
へ電子メールの添付データとして送信される。

【００７８】また、広告提供者がこれら依頼した広告の
仕様や内容を改めて確認したい場合には、前記メインメ
ニューにおいて「広告依頼内容確認」の項目を選択入力
することで、前記と同様の認証ページが配信されて会員
ＩＤによる広告提供者の特定と認証が実施される。

【００７９】該認証後において、前記広告提供者データ
ベースにおいて会員ＩＤに対応して登録されている広告
仕様が表示された図９に示す広告内容確認ページが配信
されて、広告提供者が広告の仕様を確認できるようにな
っている。尚、広告の内容を確認したい場合には、項目
４に表示されている「広告内容表示」の項目を選択入力
することにより、前記図８に示す広告作成ページが配信
され、該広告作成ページにおいて広告内容の確認並びに
修正を実施できるようになっている。

【００８０】また、前記図９の広告内容確認ページに
は、広告の仕様を変更する場合に選択入力する「仕様変
更」の項目が設けられており、該「仕様変更」を選択す
ることにより、前記図７に示す新規広告受付ページと同
様の広告仕様変更ページ（図示略）が配信されること
で、広告仕様を変更することができるようになってい
る。

【００８１】また、該広告提供者が依頼している広告の
遊技者による閲覧状況を確認したい場合においては、前
記メインメニューの「広告閲覧状況確認」の項目を選択
入力することで、前記と同様の認証ページが配信されて
会員ＩＤによる広告提供者の特定と認証が実施される。

【００８２】該認証後において、前記広告提供者データ
ベースにおいて該会員ＩＤに対応して集計登録されてい
る昨日までの広告閲覧総数と、該広告閲覧総数に基づき
算出された広告経過日数並びに１日当たりの閲覧数と広
告終了時までの予測閲覧数とともに、これら閲覧により
遊技者に付与されたポイント総数と、が表示された図１
０に示す広告状況閲覧ページが配信されるようになって
いる。

【００８３】これら広告閲覧総数とポイント総数とは、
遊技場の営業終了後である深夜に、各遊技場のコンピュ
ータ端末１０４から、その一日における各広告毎の閲覧
数と該閲覧により付与した価値であるポイントの総数と
が電子メールにてサーバコンピュータ１０１に送信さ
れ、該サーバコンピュータ１０１において、各遊技より
受信した電子メールが前記遊技場データベースにおいて
各遊技場毎に対応して一時登録される。

【００８４】この一時登録された電子メールに記録され
ている各広告の閲覧数並びにポイント総数等のデータ
は、前記集計プログラムにより各広告毎に集計されて、
該集計データが前記広告提供者データベースにおいて各
広告が該当する広告提供者の会員ＩＤに対応付けて登録
されている閲覧数並びにポイント総数に加算更新される
ことで、前記広告状況閲覧ページにおいて前記広告閲覧
総数とポイント総数が表示されるようになっている。

【００８５】次いで、上述した広告情報更新手段として
のサーバコンピュータ１０１にて広告提供者より依頼さ
れた広告である配信広告データが、本実施例の遊技場用
広告提供システムにより遊技場において遊技者に対して
配信される状況について以下に説明する。

【００８６】まず、前記のようにサーバコンピュータ１
０１において広告提供者により新規に受付られた広告或
いは修正された配信広告データ並びに配信仕様データ
は、１日に１回、所定時間に電子メールにて前記コンピ
ュータ端末１０４へ電子メールの添付データとして送信
され、該コンピュータ端末１０４にて配信データとして
登録される。尚コンピュータ端末１０４には、各時間帯
毎の配信テーブルが設けられており、前記配信仕様デー
タに基づき、対応する時間帯に該当する配信広告データ
が登録されることで、所定の時間帯に指定された配信広
告データの配信が実施されるようになっている。

【００８７】まず、前記ブルートゥースユニット６８を
搭載したＰＨＳ端末３０を所持する遊技者が遊技場に来
場し、前記椅子６に着座して前記アンテナモジュール２
０の通信圏内に該ＰＨＳ端末３０が入圏した際には、前
記カードユニット３は、ブルートゥースＩＤの送受等の
ブルートゥース規格に伴う通常の認証手続きを前記入圏
したＰＨＳ端末３０との間において実施するとともに、
そのＰＨＳ端末５の電話番号を該情報端末を特定可能な
識別情報としてブルートゥースユニット３１５を介して
非接触にて受信、入手する。尚、この際において、遊技
者は所有している会員カードを前記会員カード受け付け
口３０５に挿入する。

【００８８】該入手したＰＨＳ端末３０の電話番号デー
タは、前記記憶部３１０に通信対象の情報端末として登
録されるとともに、カードユニット３に個別に付与され
ている前記ユニットＩＤとともに前記コンピュータ端末
１０４に送信され、該コンピュータ端末１０４の表示画
面に表示されるカードユニット管理画面に、図２１に示
すように表示される。

【００８９】この際、何らかの理由により近接する複数
のカードユニット３にて同一のＰＨＳ端末３０の電話番
号が誤って入手され、前記コンピュータ端末１０４に送
信された場合には、コンピュータ端末１０４が送信され
てきた電話番号と同一の電話番号の登録が存在しないか
を比較して確認し、該比較において重複する電話番号が
存在する場合には、各カードユニット３に対して、通信
対象となるＰＨＳ端末３０に対して識別情報となる電話
番号の再送信を要求する再送要求を送信させる指示を順
次送信する。

【００９０】この指示に基づき、各カードユニット３
は、ＰＨＳ端末３０に対して電話番号の再送信を要求す
る再送要求を送信し、該再送要求を受信したＰＨＳ端末
３０は、電話番号データの送信を実施する。この際、カ
ードユニット３が接続されているアンテナモジュール２
０の通信圏内にＰＨＳ端末３０が存在する場合において
のみＰＨＳ端末３０からの電話番号データの再送信が実
施されることから、これら再送信による確認を重複のあ
った各カードユニット３において順次実施することで、
そのＰＨＳ端末３０がどのカードユニット３に接続され
ているアンテナモジュール２０の通信圏内に存在するの
かを確実に特定できるようになる。

【００９１】このようにしてＰＨＳ端末３０が通信圏内
に存在するアンテナモジュール２０の特定がなされた場
合には、コンピュータ端末１０４は、他のカードユニッ
ト３に対して記憶部３１０の通信対象登録を抹消する指
示を出力する。

【００９２】このように、コンピュータ端末１０４に
て、通信対象登録の重複を管理するようにすることは、
これら重複登録による非接触通信の不具合等を解消でき
ることから好ましいが、本発明はこれに限定されるもの
ではない。

【００９３】このようにして、前記記憶部３１０に通信
対象の情報端末としてＰＨＳ端末３０の電話番号登録が
存在する場合には、前記カードユニット３のＭＰＵ３１
３は、前記ブルートゥースユニット３１５への他のＰＨ
Ｓ端末３０等の新たな接続を禁止するようになってお
り、このようにすることで、例えば、ブルートゥース搭
載の他のＰＨＳ端末３０を所持する遊技者が、移動に伴
いアンテナモジュール２０の通信圏内に入圏しても、こ
れら新たな端末の入圏に伴う接続処理等が実施されるこ
とがなく、既に登録されているＰＨＳ端末３０との非接
触通信が確保されることから、安定した非接触通信を実
施できるようになる。

【００９４】この新たに入圏した通信対象登録されたＰ
ＨＳ端末３０の検出に基づき、コンピュータ端末１０４
は、該通信対象登録されたカードユニット３に会員カー
ド３８が挿入されているかの確認を実施し、挿入されて
いる場合において、該会員カードに記録されている会員
番号の出力指示をカードユニット３に出力して、該カー
ドユニット３より遊技者の会員番号を入手し、該会員番
号が全ての会員が登録されている図２２に示す会員デー
タベースに存在するかとともに、前記にて入手した遊技
者の所持するＰＨＳ端末３０の電話番号が該会員番号に
対応付けて登録されている電話番号と一致するかの確認
を実施し、会員番号の存在と電話番号の一致が確認され
た場合において、該ＰＨＳ端末３０に対して図２３に示
すように「広告情報を受信しますか？」のメッセージ画
面が送信されて、該メッセージの受信が着信音またはバ
イブレーションにより遊技者に報知される。尚、前記会
員番号の入手は前記カードユニット３からではなく、遊
技者が所持するＰＨＳ端末３０に入力を促すメッセージ
等を配信し、該ＰＨＳ端末３０にて前記会員番号を受け
付けるようにしても良い。

【００９５】これらメッセージ画面は、図２３に示すよ
うに、ＰＨＳ端末３０の表示画面に表示され、広告情報
の配信可否入力を遊技者に促すようになっている。

【００９６】この段階にて、遊技者が広告情報の受信に
ついて「Ｙｅｓ」を選択入力した場合においては、その
時間帯において配信データとして登録されている配信広
告データ、例えば前述した広告依頼者である「○○スポ
ーツ新聞社」の配信広告データが前記コンピュータ端末
１０４から前記カードユニット３を介して配信され、図
２４に示すように表示されるようになる。

【００９７】このように広告情報の配信の可否を確認す
ることは、遊技者の広告閲覧の意志確認を行えることか
ら好ましいが、本発明はこれに限定されず、無条件に広
告情報を配信しても良い。

【００９８】この配信に際して、該遊技者に対しては価
値である所定数（本実施例では１０ポイント）のポイン
トが付与され、前記会員データベースにおける該遊技者
の所有する累計ポイントに加算更新されるようになって
いて、各会員遊技者は、付与されたポイントを貯蓄でき
るようになっている。

【００９９】尚、前記配信されてＰＨＳ端末３０の表示
部に表示される広告画面の最下部位置には、次の配信広
告データの受信が実施される「次へ」の項目と、広告情
報の受信を終了する「終了」の項目が設けられており、
前記「次へ」を選択することで、順次異なる広告が表示
されて閲覧できるようになっている。

【０１００】これら会員遊技者に付与される価値である
ポイントは、遊技場で景品との交換に使用しても良い
し、或いは所定数と成った段階において所定金額の商品
券や図書券等の金券や現金と交換できるようにしても良
いし、更には前記ＰＨＳ端末３０の通話料金に充当する
ようにしても良く、これら価値は任意とされる。

【０１０１】また、これら広告の閲覧によりどの程度の
ポイントが貯まったかを遊技者が知りたい場合には、前
記図２３に示すメッセージ画面において表示されている
「ポイント数確認」の項目を選択することで、図２２に
示すように前記会員データベースにて登録されている累
計ポイント数が図２５に示すようにＰＨＳ端末３０に送
信されて表示されるようになっている。

【０１０２】前記ＰＨＳ端末３０への配信広告データの
配信に基づき、コンピュータ端末１０４においては、該
広告の閲覧回数並びに付与価値が更新され、各広告の閲
覧回数並びに付与価値のデータが閲覧情報として営業時
間後において、前記サーバコンピュータ１０１に電子メ
ールとして送信され、前記集計処理がなされるようにな
っている。

【０１０３】以上、本実施例のようにすれば、広告提供
者は、遊技者を対象とした広告を容易に実施でき便利と
なるとともに、遊技者も広告を見ることでポイントを得
ることができ、遊技場にとってもこれら広告の配信を来
場者に対して実施することで広告収入を得られるように
なる。

【０１０４】前記各実施例における各要素は、本発明に
対して以下のように対応している。

【０１０５】本発明の請求項１は、データ通信可能に接
続された複数のコンピュータ端末から成るコンピュータ
ネットワーク（インターネット網１０８）に接続された
サーバコンピュータ１０１を用いて、アクセス利用者で
ある広告提供者に対して遊技場に来場した遊技者を対象
とした広告サービスを提供する広告サービスの提供方法
であって、広告提供者から広告内容を含む広告依頼を受
け付ける受け付けステップと、該広告依頼に基づく広告
情報を、遊技場において遊技者に対して該広告情報の配
信を行う広告情報配信手段（コンピュータ端末１０４）
に対して配信する広告情報配信ステップと、を少なくと
も含んでいる。

【０１０６】本発明の請求項２は、前記受け付けステッ
プにおいては、前記広告提供者を特定する広告提供者特
定情報（会員ＩＤ）を受け付けるとともに、前記広告情
報配信手段より広告の閲覧情報（閲覧総数、付与ポイン
ト総数）を入手し、該入手した閲覧情報を前記広告提供
者特定情報（会員ＩＤ）に対応付けて登録する閲覧情報
登録ステップと、該閲覧情報登録ステップにて登録され
た閲覧情報を前記広告提供者に対して配信する閲覧情報
配信ステップと、を含んでいる。

【０１０７】本発明の請求項３は、前記広告情報配信手
段（コンピュータ端末１０４）は、遊技者の広告の閲覧
に伴い該遊技者に対して所定の価値（ポイント）付与を
実施するとともに、前記閲覧情報は該付与された価値
（ポイント）の集計情報を含んでいる。

【０１０８】本発明の請求項４は、遊技場に来場した遊
技者の所有する情報端末（ＰＨＳ端末３０）を検出する
情報端末検出手段（ブルートゥースモジュール３１５；
カードユニット３）と、少なくとも提供する広告情報を
管理する広告情報管理手段（コンピュータ端末１０４）
と、前記情報端末検出手段（ブルートゥースモジュール
３１５）にて検出された遊技者の情報端末（ＰＨＳ端末
３０）とのデータ通信が可能とされ、前記広告情報を該
遊技者の情報端末（ＰＨＳ端末３０）に送信するデータ
通信手段（ブルートゥースモジュール３１５）と、該送
信された広告情報を遊技者が閲覧した場合において、該
遊技者に対して所定の価値（ポイント）を付与する価値
付与手段（コンピュータ端末１０４）と、を備えてい
る。

【０１０９】本発明の請求項５は、前記広告情報の閲覧
数或いは閲覧により付与された価値（ポイント）の少な
くとも一方を集計する集計手段（コンピュータ端末１０
４）を備えている。

【０１１０】本発明の請求項６は、前記情報端末検出手
段（ブルートゥースモジュール３１５；カードユニット
３）は、情報端末（ＰＨＳ端末３０）を特定可能な識別
情報（電話番号）を入手して前記広告情報管理手段（コ
ンピュータ端末１０４）に出力するとともに、前記広告
情報管理手段（コンピュータ端末１０４）は、該出力さ
れた識別情報（電話番号）と前記価値付与手段（コンピ
ュータ端末１０４）にて該識別情報の情報端末に付与さ
れた価値（ポイント）が加算更新される貯蓄価値（累計
ポイント）とを対応付けて記憶・管理する。

【０１１１】本発明の請求項７は、遊技者を特定可能な
遊技者特定情報（会員番号）を受け付けて前記広告情報
管理手段（コンピュータ端末１０４）に出力する受け付
け手段（磁気カードリーダ３０７；カードユニット３）
を備え、前記広告情報管理手段（コンピュータ端末１０
４）は、前記価値付与手段（コンピュータ端末１０４）
にて付与された価値（累計ポイント）と遊技者特定情報
（会員番号）とを対応付けて記憶・管理する。

【０１１２】本発明の請求項８は、少なくとも前記デー
タ通信手段（ブルートゥースモジュール３１５；カード
ユニット３）が、遊技場内に設置されている各遊技機２
毎に対応して設けられている。

【０１１３】本発明の請求項９は、前記広告情報管理手
段（コンピュータ端末１０４）は、前記付与価値（ポイ
ント）の大きさ或いは前記貯蓄価値（累計ポイント）の
大きさを、該当する遊技者の情報端末（ＰＨＳ端末３
０）に配信する。

【０１１４】本発明の請求項１０は、各遊技場に設置さ
れた複数の前記広告情報管理手段（コンピュータ端末１
０４）とデータ通信可能に接続され、前記広告情報管理
手段（コンピュータ端末１０４）に対して遊技者に提供
される広告情報の登録或いは更新を行う広告情報更新手
段（サーバコンピュータ１０１）を備える。

【０１１５】本発明の請求項１１は、前記広告情報更新
手段（サーバコンピュータ１０１）は、コンピュータネ
ットワーク（インターネット網１０８）を介して広告提
供者のコンピュータ（１０３ａ，１０３ｂ，１０３ｃ，
…）と接続され、該広告提供者より広告依頼を受け付け
可能とされている。

【０１１６】以上、本発明の実施形態を図面により前記
実施例にて説明してきたが、本発明はこれら実施例に限
定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲
における変更や追加があっても本発明に含まれることは
言うまでもない。

【０１１７】例えば、前記実施例においては、価値であ
るポイント付与を会員カードを所有している会員遊技者
に限って実施しているが、本発明はこれに限定されるも
のではなく、会員以外の通常の遊技者に対して、該遊技
者の電話番号に基づき価値付与をコンピュータ端末１０
４にて実施するようにしても良い。

【０１１８】また、前記実施例においては、アンテナモ
ジュール２０を椅子６と遊技島１側面との略中間位置に
椅子６に１対１に設置して遊技中であっても広告の閲覧
を実施できるようにしているが、本発明はこれに限定さ
れるものではなく、これらアンテナモジュール２０を遊
技場の休憩所等の適宜位置に設けて、遊技を実施してい
ない来場者が前記広告を閲覧できるようにしても良い。
尚、この場合においては、例えば会員番号等を前記ＰＨ
Ｓ端末３０にて受け付けるようにしても良い。

【０１１９】また、前記実施例ではデータ通信手段であ
るブルートゥースモジュール３１５をカードユニット３
に設けることで、各遊技機に１対１に対応するようにし
ており、このようにすることは、遊技者が遊技中であっ
ても広告情報を閲覧可能になるとともに、前述のように
アンテナモジュール２０を配置することで、混信の少な
い良好な通信環境を形成できることから好ましが、本発
明はこれに限定されるものではなく、これらブルートゥ
ースモジュール３１５を遊技機であるパチンコ機２や種
々の情報を表示可能な表示装置やユニット構成とされた
遊技島台等に直接設けたものでも良いし、更には前記カ
ードユニット３を介さずに直接コンピュータ端末１０４
とブルートゥースモジュール３１５を接続した構成とし
ても良い。

【０１２０】また、前記実施例ではプリペイドカード３
７に遊技用有価価値としての度数が記録されるようにな
っており、これら度数を読み出して貸出処理を実施でき
るようになっているが、本発明はこれに限定されるもの
ではなく、前記プリペイドカード３７に予め付与された
ＩＤに対応付けて度数等の遊技用有価価値を前記コンピ
ュータ端末１０４に登録し、前記識別符号（ＩＤ）を読
み出すことにより、前記コンピュータ端末１０４に登録
されている遊技用有価価値を特定するようにしても良い
し、セキュリティ向上のためにこれらコンピュータ端末
１０４とプリペイドカード３７の双方に遊技用有価価値
を登録、記録しておき、使用時においてこれら双方のデ
ータを比較して不正を防止するようにしても良い。

【０１２１】また、前記実施例では遊技用記録媒体並び
に会員カードとして磁気カードを用いているが、本発明
はこれらに限定されるものではなく、これを接触式もし
くは非接触式のＩＣカード等としても良いし、更には前
記のように識別符号（ＩＤ）を用いて遊技用有価価値を
特定する場合等には、記録媒体を特定可能な前記識別情
報であるＩＤ等の情報を少なくとも読み取り可能に記録
できるものであれば良く、例えばバーコード等の所定の
情報記録シンボル等が読み取り可能にプリントされた媒
体等であっても良い。尚、本実施例では会員カード４７
とプリペイドカード３７とを個別のものとしているが、
本発明はこれに限定されるものではなく、これら各カー
ドを１つのカードとしても良い。更には、本実施例にお
いては、前記会員カード４７とプリペイドカード３７と
の受け付けを個別のカード挿入口３０３と会員カード受
け付け口３０５にて個別に実施しているが、これらを共
通の挿入口にて受け付けるようにしても良い。

【０１２２】また、前記実施例では、遊技用有価価値の
形態として発行金額１００円に対して１単位とする度数
を用いているが、本発明はこれに限定されるものではな
く、これら遊技用有価価値を遊技者が金銭的に把握でき
るように金額と一致させるようにしても良いし、更には
これら遊技用有価価値を所定のポイントや相当するパチ
ンコ玉数やコイン数としても良く、その形態は任意に選
択すれば良い。

【０１２３】また、前記実施例においては、遊技媒体と
してパチンコ玉を用いているが、これら遊技媒体をコイ
ンや点数、更には後述する画像式のパチンコ機やスロッ
トマシン等における画像にて形成されたパチンコ玉やコ
イン等としても良く、これら遊技媒体は遊技において使
用される媒体であれば、本発明の遊技媒体に含まれるも
のであり、その形態が限定されるものではない。

【０１２４】また、前記実施例においては、遊技媒体で
あるパチンコ玉が外部に払い出される通常のパチンコ機
２を用いているが、本発明はこれら通常のパチンコ機の
みならず、コインを用いて遊技を行うスロットマシン
や、パチンコ玉やコインが外部に排出されることなく遊
技可能な封入式のパチンコ機やスロットマシン、さらに
はこれら遊技媒体を用いずにデータ等により遊技可能な
遊技機や、遊技盤やパチンコ玉が画像にて表示される画
像式のパチンコ機や、リールが画像にて表示される画像
式のスロットマシンにも適用可能であることはいうまで
もなく、これら遊技機が限定されるものではない。

【０１２５】また、前記実施例では、情報端末を識別可
能な識別情報として電話番号を用いているが、本発明は
これに限定されるものではなく、これら識別情報として
は情報端末を識別可能なものであれば任意とされる。ま
た、これら電話番号等は変更される場合があることか
ら、本実施例では会員番号等の固有のＩＤを遊技者に付
与し、該遊技者が所持する端末の識別情報を随時変更登
録できるようにしても良い。

【０１２６】また、前記実施例では、遊技者の所持する
情報端末としてＰＨＳ端末３０を例に説明しているが、
本発明はこれに限定されるものではなく、これら情報端
末として通常の携帯電話や電子手帳やパームトップコン
ピュータ等のモバイルコンピュータであっても良い。

【０１２７】また、前記実施例では、サーバコンピュー
タ１０１と各遊技場のコンピュータ端末１０４をインタ
ーネット網１０８を介して接続しているが、本発明はこ
れに限定されるものではなく、セキュリティ等の観点か
ら、これらサーバコンピュータ１０１と各遊技場のコン
ピュータ端末１０４とを専用回線等により接続するよう
にしても良い。

【０１２８】また、前記遊技者に付与された価値である
ポイントは、各遊技場のコンピュータ端末１０４にて管
理されているが、本発明はこれに限定されるものではな
く、複数の遊技場におけるポイントを収集して同一の遊
技者のポイントを集計する管理コンピュータを設けた
り、前記サーバコンピュータ１０１がこれら複数の遊技
場において同一の遊技者に付与されたポイントを集計す
るようにしても良い。

【０１２９】尚、本発明における遊技場とは、遊技を実
施可能とされた店舗のみではなく、これら遊技を実施可
能とされた領域や区域も含むものである。

【０１３０】

【発明の効果】本発明は次の効果を奏する。

【０１３１】（ａ）請求項１の発明によれば、広告提供
者にあっては、特定の人員である遊技者を対象として効
率良く広告を実施でき、遊技場にあっては、遊技者に対
して広告を提供することで効率良く広告収入を得ること
ができる。

【０１３２】（ｂ）請求項２の発明によれば、広告提供
者は、提供した広告の閲覧状況を確認、把握することが
できる。

【０１３３】（ｃ）請求項３の発明によれば、遊技者に
よる広告情報の閲覧を喚起できるばかりか、これら広告
情報の閲覧による価値の付与状況を広告提供者が確認で
きる。

【０１３４】（ｄ）請求項４の発明によれば、遊技者は
広告を閲覧するのみで価値を得ることができ、よってこ
れら遊技者による広告の閲覧を喚起できるばかりか、広
告提供者は、遊技者を対象した効率的な広告を実施でき
る。

【０１３５】（ｆ）請求項５の発明によれば、広告の閲
覧状況を容易に把握できるようになるばかりか、該集計
結果を広告提供者に配信することで、広告提供者も広告
の閲覧状況を確認できる。

【０１３６】（ｇ）請求項６の発明によれば、遊技者は
付与された価値を貯蓄できるようになる。

【０１３７】（ｈ）請求項７の発明によれば、遊技者毎
の広告閲覧状況並びに価値の付与状況を把握することが
できる。

【０１３８】（ｉ）請求項８の発明によれば、遊技者は
遊技機において遊技を実施している状態にあっても、前
記広告情報の配信を受けることができることから、遊技
者の利便性を向上できる。

【０１３９】（ｊ）請求項９の発明によれば、遊技者は
前記付与価値の大きさ或いは前記貯蓄価値の大きさを確
認することができる。

【０１４０】（ｋ）請求項１０の発明によれば、広告情
報管理手段にて提供される広告情報の登録或いは更新を
簡便かつ迅速に実施することができる。

【０１４１】（ｌ）請求項１１の発明によれば、広告提
供者は広告の依頼を時間等に制約されることなく簡便に
実施できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の実施例における広告サービス提供シス
テムの構成を示すシステム図である。

【図２】本発明の実施例における広告サービス提供シス
テム用いたサーバコンピュータの構成を示すブロック図
である。

【図３】本発明の実施例における広告サービス提供シス
テムに用いたサーバコンピュータにおけるメインメニュ
ー（トップページ）を示す図である。

【図４】本発明の実施例のサーバコンピュータにおける
処理動作を示す図である。

【図５】本発明の実施例におけるユーザー登録ページが
表示された広告提供者のコンピュータ端末表示画面を示
す図である。

【図６】本発明の実施例における認証ページが表示され
た広告提供者のコンピュータ端末表示画面を示す図であ
る。

【図７】本発明の実施例における新規広告受付ページが
表示された広告提供者のコンピュータ端末表示画面を示
す図である。

【図８】本発明の実施例における広告作成ページが表示
された広告提供者のコンピュータ端末表示画面を示す図
である。

【図９】本発明の実施例における広告内容確認ページが
表示された広告提供者のコンピュータ端末表示画面を示
す図である。

【図１０】本発明の実施例における広告状況確認ページ
が表示された広告提供者のコンピュータ端末表示画面を
示す図である。

【図１１】本発明の実施例における遊技島を示す斜視図
である。

【図１２】本発明の実施例にて用いたパチンコ機を示す
正面図である。

【図１３】本発明の実施例におけるパチンコ機の操作部
を示す上面図である。

【図１４】本発明における実施例にて用いたカードユニ
ットを示す一部破断斜視図である。

【図１５】本発明の実施例における遊技場用広告提供シ
ステムの構成を示すブロック図である。

【図１６】本発明の実施例におけるパチンコ機の賞球制
御基板とカードユニットとから出力される各信号の出力
状況を示す図である。

【図１７】本実施例において用いたアンテナモジュール
を示す一部破断斜視図である。

【図１８】本実施例において用いたアンテナモジュール
からの電波出力状況を示す図である。

【図１９】本実施例において用いたブルートゥースモジ
ュールとブルートゥースユニットの構成を示す図であ
る。

【図２０】本実施例において用いたブルートゥースユニ
ット搭載のＰＨＳ端末の構成を示すブロック図である。

【図２１】本発明の実施例に用いた管理コンピュータに
おけるカードユニット管理画面を示す図である。

【図２２】本発明の実施例に用いた管理コンピュータに
おける会員データベースの構成を示す図である。

【図２３】本実施例において用いたＰＨＳ端末の表示部
に表示されたメッセージ画面を示す図である。

【図２４】本実施例において用いたＰＨＳ端末の表示部
に表示された広告表示画面を示す図である。

【図２５】本実施例において用いたＰＨＳ端末の表示部
に表示されたポイント数確認画面を示す図である。

【図２６】本発明におけるアンテナモジュールのその他
の配置方法を示す図である。

【図２７】本発明におけるアンテナモジュールのその他
の配置方法を示す図である。

【符号の説明】

１遊技島２パチンコ機（遊技機）３カードユニット（遊技用装置）５繕板６椅子１４操作部１５返却ボタン１６貸出ボタン１７度数表示部１８操作基板２０アンテナモジュール（出力手段）２１平面アンテナ２２接続ケーブル２４フォルダ２５出力規制リング３０ＰＨＳ端末（情報端末）３５送受信ＲＦモジュール部３６ホストインターフェイスユニット３７プリペイドカード３８ベースバンド信号処理部３９インターフェイスＩＣ４０送受信ＲＦ部４１ブルートゥースチップ４２ベースバンド信号処理ユニット４７会員カード４８通信ケーブル４９通信モデム５１アンテナ５２マイクロスピーカ５３ＬＣＤパネル５４入力部５５マイク５６外部接続端子５８通信回線６０送受信ＲＦモジュール６１受信部６２送信部６３アンテナスイッチ６４変復調モデム６５ＭＰＵ６６内部ＲＯＭ６７フラッシュメモリ６８ブルートゥースユニット６９ＬＣＤドライバ７０ＬＣＤモジュール７１ドライバ７２ＡＤＰＣＭコーデック７３アンプ１０１サーバコンピュータ１０２通信装置１０３ａコンピュータ端末（広告提供者ａ）１０３ｂコンピュータ端末（広告提供者ｂ）１０３ｃコンピュータ端末（広告提供者ｃ）１０４コンピュータ端末１０４ａコンピュータ端末（遊技場ａ）１０４ｂコンピュータ端末（遊技場ｂ）１０４ｃコンピュータ端末（遊技場ｃ）１０８インターネット網１１０データバス１１１中央演算処理回路（ＣＰＵ）１１２ＲＡＭ１１３通信インターフェイス１１４表示装置１１５記憶装置１１６入力装置１１７リアルタイムクロック（ＲＴＣ）２０２ガラス扉枠２０３打球供給皿２０４余剰玉受皿２０５打球操作ハンドル（操作ノブ）２０６遊技盤２０７遊技領域２０９可変表示部２１０可変表示器２１１通過ゲート２１４始動入賞口２１５可動片２１６可変入賞球装置２２０開閉板２２４入賞口２２６アウト口２３１遊技制御基板２３５ランプ制御基板２３７賞球制御基板２７０音声制御基板２８０表示制御基板２９１発射制御基板２９７玉払出装置３０１動作ランプ３０２台指定ランプ３０３カード挿入口３０４カードインジケータ３０５会員カード受け付け口３０６返却ボタン３０７磁気カードリーダ３０８ディップスイッチ３０９磁気カードリーダライタ３１０記憶部３１１Ｉ／Ｏポート３１２通信部３１３マイクロプロセッシングユニット（ＭＰＵ）３１５ブルートゥースモジュール

【手続補正書】

【提出日】平成１２年９月１８日（２０００．９．１
８）

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】請求項１０

【補正方法】変更

【補正内容】

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】データ通信可能に接続された複数のコン
ピュータ端末から成るコンピュータネットワークに接続
されたサーバコンピュータを用いて、アクセス利用者で
ある広告提供者に対して遊技場に来場した遊技者を対象
とした広告サービスを提供する広告サービスの提供方法
であって、広告提供者から広告内容を含む広告依頼を受
け付ける受け付けステップと、該広告依頼に基づく広告
情報を、遊技場において遊技者に対して該広告情報の配
信を行う広告情報配信手段に対して配信する広告情報配
信ステップと、を少なくとも含むことを特徴とする広告
サービスの提供方法。
【請求項２】前記受け付けステップにおいては、前記
広告提供者を特定する広告提供者特定情報を受け付ける
とともに、前記広告情報配信手段より広告の閲覧情報を
入手し、該入手した閲覧情報と前記広告提供者特定情報
とを対応付けて登録する閲覧情報登録ステップと、該閲
覧情報登録ステップにて登録された閲覧情報を前記広告
提供者に対して配信する閲覧情報配信ステップと、を含
む請求項１に記載の広告サービスの提供方法。
【請求項３】前記広告情報配信手段は、遊技者の広告
の閲覧に伴い該遊技者に対して所定の価値付与を実施す
るとともに、前記閲覧情報は該付与された価値の集計情
報を含む請求項２に記載の広告サービスの提供方法。
【請求項４】遊技場に来場した遊技者の所有する情報
端末を検出する情報端末検出手段と、少なくとも提供す
る広告情報を管理する広告情報管理手段と、前記情報端
末検出手段にて検出された遊技者の情報端末とのデータ
通信が可能とされ、前記広告情報を該遊技者の情報端末
に送信するデータ通信手段と、該送信された広告情報を
遊技者が閲覧した場合において、前記遊技者に対して所
定の価値を付与する価値付与手段と、を少なくとも備え
ることを特徴とする遊技場用広告提供システム。
【請求項５】前記広告情報の閲覧数或いは閲覧により
付与された価値の少なくとも一方を集計する集計手段を
備える請求項４に記載の遊技場用広告提供システム。
【請求項６】前記情報端末検出手段は、情報端末を特
定可能な識別情報を入手して前記広告情報管理手段に出
力するとともに、前記広告情報管理手段は、該出力され
た識別情報と前記価値付与手段にて前記広告情報の閲覧
者に付与された価値が加算更新される貯蓄価値とを対応
付けて記憶・管理する請求項４または５に記載の遊技場
用広告提供システム。
【請求項７】遊技者を特定可能な遊技者特定情報を受
け付けて前記広告情報管理手段に出力する受け付け手段
を備え、前記広告情報管理手段は、前記価値付与手段に
て付与された価値と遊技者特定情報とを対応付けて記憶
・管理する請求項４〜６のいずれかに記載の遊技場用広
告提供システム。
【請求項８】少なくとも前記データ通信手段が、遊技
場内に設置されている各遊技機毎に対応して設けられて
いる請求項４〜７のいずれかに記載の遊技場用広告提供
システム。
【請求項９】前記広告情報管理手段は、前記付与価値
の大きさ或いは前記貯蓄価値の大きさを、該当する遊技
者の情報端末に配信する請求項４〜８のいずれかに記載
の遊技場用広告提供システム。
【請求項１０】各遊技場に設置された複数の前記広告
情報管理手段とデータ通信可能に接続され、前記広告情
報管理手段に対して遊技者に提供される広告情報の登録
或いは更新を行う広告情報更新手段を備える請求項５か
ら９のいずれかに記載の遊技場用広告提供システム。
【請求項１１】前記広告情報更新手段は、コンピュー
タネットワークを介して広告提供者のコンピュータと接
続され、該広告提供者より広告依頼を受け付け可能とさ
れている請求項４〜１０のいずれかに記載の遊技場用広
告提供システム。