JP2002092067A - 実部品のピン配置を保持したピン番号データ作成装置及び方法並びに記録媒体 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】部品のピン形状の設定情報に基づき、ピン番号
情報を自動生成する装置及び方法の提供。 【解決手段】部品の回路図シンボルを新たに作成するに
際し、前記部品のピン形状パターン条件を入力するステ
ップ２０１と、前記ピン形状パターン条件から、前記部
品のピンを自動生成するステップ２０２と、ピン形状表
示情報を表示装置に表示するステップ２０３を含み、ピ
ン形状表示ステップ２０３において、ピン配置エリアに
おいて格子状に区画された格子内にピンを配置した状態
で表示されて編集自在とされ、前記ピン形状表示に対し
てピン番号縦要素名と、ピン番号横要素名を設定するス
テップ２０４を含み、前記部品の各ピンについて、該部
品のピン配置に対応したピン番号縦要素とピン番号横要
素に基づき、所定のピン番号の結合規則に基づき、ピン
番号を生成し、ピン番号データを生成して記憶装置に出
力するステップ２０６を含む。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、回路図を作成する
ためのＣＡＤ技術に関し、特に、ＬＳＩ（大規模集積回
路）部品等のピン番号を生成する装置及び方法に関す
る。

【０００２】

【従来の技術】回路図を作成するためのＣＡＤ（Comput
er Aided Design；計算機支援型設計）システムにお
いては、部品を、回路図シンボルとしてあらたに作成
し、作成したシンボルをライブラリ等に登録して、使用
している。

【０００３】ＰＧＡ（Pin Grid Array）やＢＧＡ（Ba
ll Grid Array）などの部品の回路図シンボルでは、
通常、ピン番号に英字（もしくは英数字）等が用いられ
ており、このため、回路図シンボル作成において、ピン
番号を１つ１つ入力して作成しなければならず、作業が
煩雑であり、また、人手で作成する場合に、ピン数の増
大とともに、作業工数も増大する。

【０００４】なお、例えば特開平８−２８７１１６号公
報には、シンボルのピン配置すべき配線を選択し、選択
した配線の端末の座標を取り込み、その座標上にピン配
置を行い、該座標に基づいてピン名配置を行う電気回路
図作成装置が開示されており、入力テキストに配線の選
択順に応じて追い番を付けた複数の異なった名称のピン
名が設定されて自動配置される構成、及びシンボルの端
子名が自動的にピン名となりテキスト入力を不要とした
構成が提案されている。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】上記したように、ＰＧ
Ａ（Pin Grid Array）やＢＧＡ（Ball Grid Arra
y）などの部品の回路図シンボルでは、通常、ピン番号
に英字が用いられており、このため、回路図シンボル作
成において、ピン番号を１つ１つ入力して作成しなけれ
ばならず、作業が煩雑であり、また、人手で作成する場
合に、ピン数の増大とともに、作業工数も増大し、特
に、ＰＧＡ（Pin Grid Array）やＢＧＡ（Ball Grid
Array）の部品はそのほとんどが多ピンであり、英字
よりなるピン番号を作成するために、工数を要する、と
いう問題点を有している。

【０００６】したがって、本発明は、上記問題点に鑑み
てなされたものであって、部品のピン形状の設定情報に
基づき、ピン番号情報を自動生成する装置及び方法並び
に記録媒体を提供することにある。

【０００７】

【課題を解決するための手段】前記目的を達成する本発
明は、情報処理装置を用いて、部品の回路図シンボルを
新たに作成するに際し、前記部品のピンを生成するため
に必要な形状及びピン発生パターンを規定する形状パタ
ーン条件設定情報に基づき、前記部品のピン配置エリア
に、ピンを自動生成し、前記生成されたピンに対して、
前記ピンの配置に応じて決定される英字及び／又は数字
を含むピン番号を自動生成し、ピン番号データとして、
記憶装置に出力する、ことを特徴とする。より詳細に
は、部品の回路図シンボルを新たに作成するに際し、前
記部品のピンを生成するために必要な前記部品の形状及
びピン発生パターンを規定する形状パターン条件を設定
し、前記形状パターン条件の設定情報から、前記部品の
ピンを自動生成してピン形状情報を作成し、前記ピン形
状表示情報を表示装置に表示し、前記ピン形状表示情報
は、前記部品のピン配置エリアにおいてマトリクス状に
区画された格子に前記ピン発生パターンに従いピンを配
置した状態で表示され、ピン番号縦要素名と、ピン番号
横要素名、及びピンの入力、及び、編集が可能とされて
おり、前記ピン形状表示に対して前記部品縦方向のピン
番号縦要素名と、前記部品縦方向のピン番号横要素名を
設定し、前記部品の各ピンについて、該ピンの配置に対
応したピン番号縦要素名とピン番号横要素名から、所定
のピン番号結合規則に基づき、ピン番号を生成し、ピン
番号データとして、記憶装置に出力する構成とされてい
る。

【０００８】

【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について説明
する。はじめに、本発明の一実施の形態における形状パ
ターン条件設定と、ピン発生パターン設定と、ピン形状
表示、および、ピン番号データについて説明する。

【０００９】本発明の一実施の形態においては、ＰＧＡ
（Pin Grid Array）やＢＧＡ（Ball Grid Array）
などの部品の回路図シンボル作成に際し、形状パターン
条件設定において、部品のピン形状に応じた、ピン数
（３０２）と、部品のピン配置面の縦サイズと横サイズ
（３０３）と、角ピン設定（３０４）と、中空き設定
（３０５）と、ピン発生パターン（３０６）の情報をそ
れぞれ設定し、ピン発生パターン（３０６）において
は、個別指定（３１１）が選択された場合に、ピンのパ
ターンを生成する。

【００１０】さらに、ピン番号結合規則（３０８）など
のピン形状の条件設定が可能な形状パターン条件設定
（３０１）によって、ピン番号縦要素（３１３）、ピン
番号横要素（３１４）およびピン（３２０）の編集が可
能なグリッド（表）としてピンを自動発生させたピン形
状表示（３１２）を自動作成することにより、ピン配置
を保持したピン番号データ（３２１）を容易に作成して
いる。

【００１１】本発明は、入力装置と、表示装置と、記憶
装置と、データ処理装置とを少なくとも含む情報処理シ
ステムにおいて、 （ａ）部品の回路図シンボルを新たに作成するにあた
り、前記表示装置に前記形状パターン条件設定画面を表
示し、前記形状パターン条件設定画面は、前記部品のピ
ン数の設定入力欄（図３の３０２）と、前記部品のピン
配置面の縦及び横サイズの入力欄（図３の３０３）と、
前記部品の四隅のどこが角ピンであるかを指定する角ピ
ン情報入力欄（図３の３０４）と、前記部品のピン配置
面における中空きエリアを特定する中空き情報入力欄
（図３の３０５）と、ピンの発生の単位となるピン発生
パターンとして標準パターンを用いるか個別に指定する
パターンを作成するかの選択を行うピン発生パターン情
報選択欄（図３の３０６）と、ピン番号を自動生成する
際のピン番号結合規則としてどの規則を用いるかを選択
するピン番号結合規則選択欄（図３の３０８）と、を備
え、前記形状パターン条件設定画面において、部品の情
報に基づき、必要な情報が前記入力装置を介して前記デ
ータ処理装置に入力される。

【００１２】（ｂ）前記ピン発生パターン情報選択欄
（図３の３０６）で、パターンの個別指定が選択された
場合に、個別に、単位エリアのどの格子上にピンを発生
するかを指定するピン発生パターンを作成する（図３の
３０７）。

【００１３】さらに、（ｃ）前記形状パターン条件設定
画面で設定された情報に基づき、前記部品のピン形状表
示情報を自動生成して前記表示装置に表示し、前記表示
装置に表示されるピン形状表示情報は、前記設定された
ピン数、縦、横サイズ、角ピン情報、中空き情報、ピン
発生パターンに基づき、ピン配置エリアのマトリクス状
に区画された格子にピンを配置した状態で表示される。

【００１４】（ｄ）前記表示装置に表示されるピン形状
表示情報に対して、縦サイズと横サイズ分のピン番号縦
要素名とピン番号横要素名が前記入力装置から設定され
た際に、前記部品の各ピンについて、該ピンの配置に対
応したピン番号縦要素名とピン番号横要素名とから、前
記選択されたピン番号結合規則に基づき、ピン番号を生
成し、該生成したピン番号と該ピンの位置情報を少なく
とも含むピン番号データを生成して前記記憶装置に出力
する。

【００１５】上記（ａ）乃至（ｄ）の各処理は、データ
処理装置で実行されるプログラムにより実現される。こ
の場合、該プログラムを記録した記録媒体（磁気ディス
ク、ＣＤ−ＲＯＭ等光ディスク、あるいは半導体メモリ
等）から、該プログラムを読み出してデータ処理装置に
ロードして実行することで、本発明を実施することがで
きる。

【００１６】

【実施例】上記した本発明の実施の形態についてさらに
詳細に説明すべく、本発明の実施例の構成について図面
を参照して詳細に説明する。図１は、本発明の一実施例
のシステム構成を示す図である。図３（ａ）は、形状パ
ターン条件設定、図３（ｂ）はピン発生パターン設定、
図４（ａ）はピン形状表示、図４（ｂ）はピン番号デー
タを説明するための図である。

【００１７】図１を参照すると、本発明の一実施例のシ
ステムは、演算処理装置１０３と、演算処理装置１０３
を介してデータおよびコマンドの入出力を行う入出力装
置１０２と、入出力装置１０２からの入力および演算処
理装置１０３の処理結果を表示する表示装置１０１と、
形状パターン設定により自動でピン形状の表示を行い、
ピン番号の各要素およびピンの編集を行うピン番号作成
手段１０４と、ピン番号作成手段１０４により生成され
るピン番号データ１０５を格納する記憶装置を備えてい
る。ピン番号作成手段１０４は、演算処理装置１０３と
ピン番号作成手段１０４は、一つのデータ処理装置等で
構成してもよく、あるいはピン番号作成手段１０４を、
専用のプロセッサ等で構成してもよいことは勿論であ
る。ピン番号作成手段１０４の各処理は、データ処理装
置で実行されるプログラムによりその処理・機能が実現
される。

【００１８】図３（ａ）は、本発明の一実施例におい
て、表示装置１０１に表示される、形状パターン条件設
定３０１の画面の一例を示す図である。形状パターン条
件設定３０１は、部品のピン数の入力欄３０２と、縦及
び横サイズ入力欄３０３と、どこが角ピンであるかを指
定する角ピン設定欄３０４と、中空きエリアを特定する
中空き設定欄３０５と、ピンの発生の単位となるピン発
生パターンとして通常パターンを用いるか（指定な
し）、個別に指定するパターンを作成するか（個別指
定）の選択を行うピン発生パターン選択欄３０６と、ピ
ン番号を自動生成する際のピン番号結合規則としてどの
規則を用いるかを選択するピン番号結合規則選択欄３０
８と、を備えて構成されている。

【００１９】このうち、ピン発生パターン選択欄３０６
において、「指定なし」が選択された場合、通常パター
ン（図３（ｂ）の３１０）に設定され、「個別指定」が
選択された場合には、パターン作成３０７により、ユー
ザが個別に設定する個別指定パターン１、２等（図３
（ｂ）の３１１）が設定可能とされる。パターン１、２
は、複数の格子よりなるマトリクスを単位（図３（ｂ）
では３×３のマトリクスをパターンの単位）としてお
り、マトリクスの一つの格子に最大で一つのピン（丸印
で示す）が配置される。

【００２０】図４（ａ）は、形状パターン条件設定３０
１で設定された情報に基づき自動生成され、表示装置１
０１に表示されるピン形状表示情報の一例を説明するた
めの図である。図４（ａ）を参照すると、ピン形状表示
３１２は、 ・形状パターン条件設定３０１の縦サイズによって決定
されるピン番号縦要素３１３と、 ・形状パターン条件設定３０１の横サイズによって決定
されるピン番号横要素３１４と、 ・形状パターン条件設定３０１で入力される縦サイズと
横サイズにより決定される縦サイズ３１６と横サイズ３
１７と、 ・形状パターン条件設定３０１の角ピン設定３０４、中
空き設定３０５で設定される角ピン３１９、中空き３１
８のエリアと、 ・形状パターン条件設定３０１のピン発生パターン３０
６によってピン３２０の自動生成が行われるピン配置エ
リア３１５と、から構成される。図４（ａ）では、縦サ
イズｍ、横サイズｎとされ、ピン番号縦要素３１３、ピ
ン番号横要素３１４の各要素名（数字又は文字）は、
「Ｒ１〜Ｒｍ」、「Ｃ１〜Ｃｎ」とされる。ここで、縦
サイズｍ、横サイズｎの整数ｍ、ｎは、図３（ｂ）のピ
ン発生パターンのマトリクスの格子の単位とし、その何
倍であるかを指定する数であり、ピン配置エリア３１５
は、格子を単位に区画されている。

【００２１】また、図４（ｂ）を参照すると、ピン番号
データ３２１は、ピン番号３２２、ピン位置（縦）３２
３、ピン位置（横）３２４、縦要素３２５、横要素３２
６の各情報を一エントリあたり備えている。

【００２２】このうち、ピン番号３２２（図４（ｂ）で
は、英字、及び／又は数字よりなる文字列）は、ピン形
状表示３１２により配置された各ピンに対して、該ピン
の位置に対応するピン番号縦要素３１３（要素名）およ
びピン番号横要素３１４（要素名）を、形状パターン条
件設定３０１のピン番号結合規則３０８により結合した
ものである（各要素名の文字列をコンカチネートしたも
の）。縦ピン位置、横ピン位置３２３、３２４は、ピン
形状表示３１２のピン配置エリア３１５の縦・横ピン位
置であり、縦要素３２５は、ピン形状表示３１２のピン
番号縦要素３１３に対応し、横要素３２６は、ピン形状
表示３１２のピン番号横要素３１４に対応している。

【００２３】図２は、本発明の一実施例の動作を説明す
るための流れ図である。図５は、本発明の一実施例を具
体例に即して説明するための部品カタログであり、図６
（ａ）は、本発明の一実施例における形状パターン条件
設定の一例を示す図であり、図６（ｂ）は、ピン発生パ
ターン設定の一例を示す図である。図７（ａ）は、ピン
形状表示の一例を示す図であり、図７（ｂ）は、ピン番
号データの一例を示す図である。

【００２４】ピン番号作成では、形状パターン条件の設
定を行う（図２のステップ２０１）。図２のステップ２
０１の形状パターン条件の設定処理について、図５及び
図６を参照して以下に詳細に説明する。

【００２５】図５の部品カタログ４０１の部品情報のピ
ン数４０２から、図６（ａ）の形状パターン条件設定５
０１において、ピン数５０２を「４７ピン」に設定す
る。

【００２６】また、部品カタログ４０１のピン配置４０
３から、形状パターン条件設定５０１において、縦・横
サイズ５０３をそれぞれ「１１」と設定し、左上角はピ
ンが設定されないので、角ピン設定５０４で「左上」に
チェックを行うように設定する。

【００２７】また、部品の真ん中にはピンは発生しない
ので、中空き設定５０５において、上、下、左、右をそ
れぞれ「３」に設定する。上３行、下３行、左３行、右
３行を除く真ん中のエリアが中空きとされる。

【００２８】次に、部品カタログ４０１のピン配置４０
３のピン配置パターンに従い、ピン発生パターン５０６
を設定する。この時、パターン作成５０７により、個別
指定（パターン作成）５０９の発生パターンを作成す
る。

【００２９】また、ピン番号の自動作成を行う際の規則
である、ピン番号結合規則５０８を選択する。

【００３０】つづいて、形状パターン条件の設定ステッ
プ２０１により設定された条件に従い、ピン自動発生が
行われ（図２のステップ２０２）、その後、表示装置に
ピン形状表示情報が表示される（ステップ２０３）。

【００３１】図７（ａ）に示したピン形状表示５１０に
おいて、形状パターン条件設定５０１の縦・横サイズ５
０３から、縦サイズ５１３が「１１」、横サイズ５１４
が「１１」のピン配置エリア５１５が作成される。

【００３２】また、ピン発生パターン５０６によって定
義された個別指定パターン５０９（図６（ｂ）参照）に
従い、ピン配置エリア５１５内に、ピンが自動発生され
る。図６（ｂ）の例では、３×３の格子よりなる単位エ
リアに対して、その中心と４隅にピンをそれぞれ配置す
るパターンをピン発生パターンとしている。ピン配置エ
リア５１５内において、図６（ｂ）のピン発生パターン
を展開することで、図７（ａ）に示すような配置にピン
が生成される。

【００３３】この時、同時に、角ピン設定５０４、中空
き設定５０５により、ピンの発生／未発生の制御が行わ
れる。角ピン設定５０４で設定された左上では、ピンの
発生は抑止され、中空き設定５０５でもピンの発生は行
われない。

【００３４】ピン番号縦、及び横要素の設定（ステップ
２０４）、および、必要に応じてピンの編集を行う（ス
テップ２０５）。

【００３５】ピン番号縦、及び横要素要素設定（ステッ
プ２０４）では、図７（ａ）のピン形状表示５１０にお
いて、ピン番号縦要素５１１を、部品カタログ４０１の
ピン配置４０３に従い、「Ａ，Ｂ，・・・，Ｋ，Ｌ」と
設定する。

【００３６】同様に、ピン番号横要素５１２を、「０
１，０２，・・・，１０，１１」と設定する。

【００３７】その後、ピン番号の発生を行うピンに変更
があれば、ピン配置エリア５１５上のピンの編集を行
う。

【００３８】最後に、図２のステップ２０３のピン形状
表示での設定により自動でピン番号作成が行われる（図
２のステップ２０６）。すなわち、ピン形状表示５１０
のピン配置エリア５１５に設定されたピンに対し、対応
するピン番号縦要素５１１、ピン番号横要素５１２を、
形状パターン条件設定５０１のピン番号結合規則５０８
に従って結合して、ピン番号を自動作成する。

【００３９】例えば、ピン配置エリア５１５に設定され
たピン５１８では、ピン番号縦要素名は「Ａ」、ピン番
号横要素名は「０３」であり、ピン番号結合規則が、
「縦要素＋横要素」と設定されているため、要素名
「Ａ」と要素名「０３」を結合して生成されるピン番号
は、「Ａ０３」となる。

【００４０】上記と同様にして、ピン配置エリア５１５
上の全ピンについてピン番号の作成が行われ、ピン番号
データ５１９が作成される。

【００４１】

【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ＣＡＤシステムにおける回路図シンボル作成において、
実部品のピン配置を保持し、英字を含むピン番号を自動
作成することにより、ＰＧＡやＢＧＡなどのピン番号に
英字を含む多ピン部品のピン番号作成の作業工数を特段
に削減することができる、という効果を奏する。

【００４２】その理由は、本発明においては、形状パタ
ーン条件設定によりピン形状表示を自動作成し、ピン番
号要素設定、必要に応じてピン編集を行うことで、実部
品のピン配置を保持したピン番号データの作成を容易に
行えるようにしたためである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例のシステム構成を示す図であ
る。

【図２】本発明の一実施例におけるピン番号作成の処理
手順を示す流れ図である。

【図３】（ａ）と（ｂ）は、本発明の一実施例における
形状パターン条件設定と、ピン発生パターンを説明する
ための図である。

【図４】（ａ）と（ｂ）は、本発明の一実施例における
ピン形状表示と、ピン番号データをそれぞれ説明するた
めの図である。

【図５】本発明の一実施例を説明するための図であり、
部品カタログの一例を示す図である。

【図６】（ａ）と（ｂ）は、本発明の一実施例における
形状パターン条件設定と、ピン発生パターンの一例を説
明するための図である。

【図７】（ａ）と（ｂ）は、本発明の一実施例における
ピン形状表示と、ピン番号データの一例をそれぞれ説明
するための図である。

【符号の説明】

１０１ 表示装置 １０２ 入出力装置 １０３ 演算処理装置 １０４ ピン番号作成手段 １０５ ピン番号データ ３０１ 形状パターン条件設定 ３０２ ピン数 ３０３ 縦、横サイズ ３０４ 角ピン設定 ３０５ 中空き設定 ３０６ ピン発生パターン ３０７ パターン作成 ３０８ ピン番号結合規則 ３０９ ピン発生パターン ３１０ 指定なし ３１１ 個別指定（パターン作成） ３１２ ピン形状表示 ３１３ ピン番号縦要素 ３１４ ピン番号横要素 ３１５ ピン配置エリア ３１６ 縦サイズ ３１７ 横サイズ ３１８ 中空き ３１９ 角ピン ３２０ 発生ピン ３２１ ピン番号データ ３２２ ピン番号 ３２３ ピン位置（縦） ３２４ ピン位置（横） ３２５ 縦要素 ３２６ 横要素 ４０１ 部品カタログ ４０２ ピン数 ４０３ ピン配置 ５０１ 形状パターン条件設定 ５０２ ピン数 ５０３ 縦、横サイズ ５０４ 角ピン設定 ５０５ 中空き設定 ５０６ ピン発生パターン ５０７ パターン作成 ５０８ ピン番号結合規則 ５０９ 個別指定（パターン作成） ５１０ ピン形状表示 ５１１ ピン番号縦要素 ５１２ ピン番号横要素 ５１３ 縦サイズ ５１４ 横サイズ ５１５ ピン配置エリア ５１６ 中空き ５１７ 角ピン ５１８ ピン ５１９ ピン番号データ

Claims (21)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】情報処理装置を用いて、部品の回路図シン
   ボルを新たに作成するに際し、前記部品のピンを生成す
   るために必要な形状及びピン発生パターンを規定する形
   状パターン条件設定情報に基づき、前記部品のピン配置
   エリアに、ピンを自動生成し、前記生成されたピンに対
   して、前記ピンの配置に応じて決定される英字及び／又
   は数字を含むピン番号を自動生成し、ピン番号データと
   して、記憶装置に出力する、ことを特徴とするピン番号
   データ作成方法。
2. 【請求項２】部品の回路図シンボルを新たに作成するに
   際し、前記部品のピンを生成するために必要な形状及び
   ピン発生パターンを規定する形状パターン条件を設定す
   る第１のステップと、 前記形状パターン条件の設定情報から、前記部品のピン
   を自動生成してピン形状情報を作成する第２のステップ
   と、 前記ピン形状表示情報を表示装置に表示する第３のステ
   ップと、を含み、 前記第３ステップで表示される前記ピン形状表示情報
   は、前記部品のピン配置エリアにおいてマトリクス状に
   区画された格子に前記ピン発生パターンに従いピンを配
   置した状態で表示され、ピン番号縦要素名と、ピン番号
   横要素名、及びピンの入力、及び、編集が可能とされて
   おり、 前記ピン形状表示に対して前記部品縦方向のピン番号縦
   要素名と、前記部品縦方向のピン番号横要素名を設定す
   る第４のステップと、 前記部品の各ピンについて、該ピンの配置に対応したピ
   ン番号縦要素名とピン番号横要素名から、所定のピン番
   号結合規則に基づき、ピン番号を生成し、ピン番号デー
   タとして、記憶装置に出力する第５のステップと、 を含む、ことを特徴とするピン番号データ作成方法。
3. 【請求項３】前記第１のステップの前記形状パターン条
   件の設定において、形状パターン条件設定画面が表示装
   置に表示され、 前記形状パターン条件設定画面は、 ピン数の設定入力欄と、 前記部品のピン配置面の縦サイズ及び横サイズの入力欄
   と、 前記部品のピン配置面の四隅のどこが角ピンであるかを
   指定する角ピン情報入力欄と、 前記部品のピン配置面における中空きエリアを特定する
   中空き情報入力欄と、 ピンの発生の単位となるピン発生パターンとして標準パ
   ターンを用いるか個別に指定するパターンを作成するか
   の選択を行うピン発生パターン情報選択欄と、 ピン番号を自動生成する際のピン番号の結合規則として
   どの規則を用いるかを選択するピン番号結合規則選択欄
   と、を有し、 前記形状パターン条件設定画面上で、部品の情報に基づ
   き、必要な情報が前記入力装置から入力され、 前記ピン発生パターン情報選択欄で、パターンの個別指
   定が選択された場合に、個別に、単位エリアのどの格子
   上にピンを発生するかを指定するピン発生パターンが作
   成される、ことを特徴とする請求項２記載のピン番号デ
   ータ作成方法。
4. 【請求項４】部品の回路図シンボルを新たに作成するに
   際し、前記部品のピンを生成するために必要な前記部品
   の形状及びピン発生パターンを規定する形状パターン条
   件の設定画面から、 前記部品のピン数と、 前記部品のピン配置面の縦及び横サイズと、 前記部品の四隅のどこが角ピンであるかを指定する角ピ
   ン情報と、 前記部品のピン配置面における中空きエリアを特定する
   中空き情報と、 を設定し、 ピンの発生の単位となるピン発生パターンとして標準パ
   ターンを用いるか個別に指定するパターンを作成するか
   のピン発生パターン情報と、 ピン番号を自動生成する際のピン番号結合規則としてど
   の規則を用いるかを、それぞれ選択し、 パターンの個別指定が選択された場合に個別に、単位エ
   リアのどの格子上にピンを発生するかを指定するピン発
   生パターンを作成する第１のステップと、 前記第１のステップで入力された、前記部品の形状パタ
   ーン条件の設定情報に基づき、前記部品のピン配置エリ
   アにおいてマトリクス状に区画された格子に前記ピン発
   生パターンに従いピンを配置した状態で表示するための
   ピン形状表示情報を自動生成し、前記ピン形状表示情報
   を表示装置に表示する第２のステップと、 前記ピン形状表示情報に対して設定されたピン番号縦要
   素名と、ピン番号横要素名に基づき、前記部品の各ピン
   について、該ピンの配置に対応したピン番号縦要素とピ
   ン番号横要素とから、前記選択されたピン番号結合規則
   に基づき、ピン番号を自動生成し、該ピンのピン番号と
   位置情報を、ピン番号データとして、記憶装置に出力す
   る第３のステップと、 を含むことを特徴とするピン番号データ作成方法。
5. 【請求項５】前記ピン形状表示情報において、ピン番号
   縦要素名、ピン番号横要素名、および、必要に応じて、
   ピンの編集が可能とされている、ことを特徴とする請求
   項４記載のピン番号データ作成方法。
6. 【請求項６】前記ピン発生パターンの標準パターンが、
   単位エリアをなす複数の格子のすべてにピンが生成され
   るものである、ことを特徴とする請求項４記載のピン番
   号データ作成方法。
7. 【請求項７】前記部品の上端からＸ行、下端からＹ行、
   左端からＺ列、右端からＷ行の情報を指定することで、
   前記部品のピン配置面においてピンの発生が抑止される
   前記中空きエリアが特定される、ことを特徴とする請求
   項４記載のピン番号データ作成方法。
8. 【請求項８】前記選択されたピン番号結合規則が、縦要
   素につづき横要素であるか、横要素につづき縦要素であ
   るかに従って、前記ピン番号縦要素名と前記ピン番号横
   要素名の文字列を結合することで、前記ピン番号を自動
   生成する、ことを特徴とする請求項４記載のピン番号デ
   ータ作成方法。
9. 【請求項９】前記部品が、ＰＧＡ（Ｐｉｎ Ｇｒｉｄ
   Ａｒｒａｙ）やＢＧＡ（ＢａｌｌＧｒｉｄ Ａｒｒａ
   ｙ）よりなることを特徴とする請求項４記載のピン番号
   データ作成方法。
10. 【請求項１０】前記縦及び横サイズが、前記格子を単位
    とした大きさで規定される、ことを特徴とする請求項４
    記載のピン番号データ作成方法。
11. 【請求項１１】前記ピン番号が、英字及び／又は数字よ
    りなる、ことを特徴とする請求項４記載のピン番号デー
    タ作成方法。
12. 【請求項１２】部品の回路図シンボルを新たに作成する
    に際し、前記部品のピンを生成するために必要な形状及
    びピン発生パターンを規定する形状パターン条件設定情
    報に基づきピン配置エリアにピンを自動生成する手段
    と、 前記生成されたピンに対して、前記ピンの配置に応じて
    決定される英字及び／又は数字を含むピン番号を自動生
    成し、ピン番号データとして、記憶装置に出力する手段
    と、を備えた、ことを特徴とするピン番号データ作成装
    置。
13. 【請求項１３】入力装置と、表示装置と、記憶装置と、
    データ処理装置とを少なくとも含む情報処理システムよ
    りなるピン番号データ作成装置において、 部品の回路図シンボルを新たに作成するにあたり、前記
    部品のピンを生成するために必要な前記部品の形状及び
    ピン発生パターンを規定する形状パターン条件を設定す
    る手段と、 前記形状パターン条件の設定情報から前記部品のピンを
    自動生成してピン形状情報を作成し前記表示装置に表示
    する手段と、 を備え、前記ピン形状表示は、ピン配置エリアにおいて
    マトリクス状に区画された格子に前記ピン発生パターン
    に従ってピンを配置した状態で表示され、 前記ピン形状表示に対して設定されたピン番号縦要素名
    と、ピン番号横要素名から、前記部品の各ピンについ
    て、該ピン配置に対応したピン番号縦要素名とピン番号
    横要素名から、所定のピン番号の結合規則に基づき、ピ
    ン番号を生成し、ピン番号データとして前記記憶装置に
    出力する手段と、 を含むことを特徴とするピン番号データ作成装置。
14. 【請求項１４】入力装置と、表示装置と、記憶装置と、
    データ処理装置とを少なくとも含む情報処理システムよ
    りなるピン番号データ作成装置において、 部品の回路図シンボルを新たに作成するにあたり、前記
    表示装置に前記形状パターン条件設定画面を表示する手
    段を備え、 前記形状パターン条件設定画面は、 前記部品のピン数の設定入力欄と、 前記部品のピン配置面の縦及び横サイズの入力欄と、 前記部品の四隅のどこが角ピンであるかを指定する角ピ
    ン情報入力欄と、 前記部品のピン配置面における中空きエリアを特定する
    中空き情報入力欄と、 ピンの発生の単位となるピン発生パターンとして標準パ
    ターンを用いるか個別に指定するパターンを作成するか
    の選択を行うピン発生パターン情報選択欄と、 ピン番号を自動生成する際のピン番号結合規則としてど
    の規則を用いるかを選択するピン番号結合規則選択欄
    と、を備え、 前記形状パターン条件設定画面において、部品の情報に
    基づき、必要な情報が前記入力装置を介して入力され、 前記ピン発生パターン情報選択欄で、パターンの個別指
    定が選択された場合に、個別に、単位エリアのどの格子
    上にピンを発生するかを指定するピン発生パターンを作
    成する手段を備え、さらに、 前記形状パターン条件設定画面で設定された情報に基づ
    き、前記部品のピン形状表示情報を自動生成して前記表
    示装置に表示する手段を備え、 前記表示装置に表示されるピン形状表示情報は、前記設
    定されたピン数、縦、横サイズ、角ピン情報、中空き情
    報、ピン発生パターンに基づき、ピン配置エリアのマト
    リクス状に区画された格子にピンを配置した状態で表示
    され、 前記表示装置に表示されるピン形状表示情報に対して、
    縦サイズと横サイズによって決定されるピン番号縦要素
    名とピン番号横要素名が前記入力装置から設定された際
    に、前記部品の各ピンについて、該ピンの配置に対応し
    たピン番号縦要素名とピン番号横要素名とから、前記選
    択されたピン番号結合規則に基づき、ピン番号を生成
    し、該生成したピン番号と該ピンの位置情報を少なくと
    も含むピン番号データを生成して前記記憶装置に出力す
    る手段を、備えた、ことを特徴とするピン番号データ作
    成装置。
15. 【請求項１５】前記ピン発生パターンの標準パターン
    が、単位エリアをなす複数の格子のすべてにピンが生成
    されるものである、ことを特徴とする請求項１４記載の
    ピン番号データ作成装置。
16. 【請求項１６】前記部品の上端からＸ行、下端からＹ
    行、左端からＺ列、右端からＷ行の情報を指定すること
    で、前記部品のピン配置面における中空きエリアが特定
    される、ことを特徴とする請求項１４記載のピン番号デ
    ータ作成装置。
17. 【請求項１７】前記選択されたピン番号結合規則が、縦
    要素につづき横要素であるか、横要素につづき縦要素で
    あるかに従って、前記ピン番号縦要素名と前記ピン番号
    横要素名の文字列を結合することで、前記ピン番号を自
    動生成する、ことを特徴とする請求項１４記載のピン番
    号データ作成装置。
18. 【請求項１８】前記部品が、ＰＧＡ（Ｐｉｎ Ｇｒｉｄ
    Ａｒｒａｙ）やＢＧＡ（ＢａｌｌＧｒｉｄ Ａｒｒａ
    ｙ）よりなることを特徴とする請求項１４記載のピン番
    号データ作成装置。
19. 【請求項１９】前記縦及び横サイズが、前記格子を単位
    とした大きさで規定される、ことを特徴とする請求項１
    ４記載のピン番号データ作成装置。
20. 【請求項２０】前記ピン番号が、英字及び／又は数字よ
    りなる、ことを特徴とする請求項１４記載のピン番号デ
    ータ作成装置。
21. 【請求項２１】入力装置と、表示装置と、記憶装置と、
    データ処理装置とを少なくとも含む情報処理システムに
    おいて、 （ａ）部品の回路図シンボルを新たに作成するにあた
    り、前記表示装置に前記部品の形状パターン条件設定画
    面を表示する処理を備え、 前記形状パターン条件設定画面は、 前記部品のピン数の設定入力欄と、 前記部品のピン配置面の縦及び横サイズの入力欄と、 前記部品の四隅のどこが角ピンであるかを指定する角ピ
    ン情報入力欄と、 前記部品のピン配置面における中空エリアを特定する中
    空き情報入力欄と、 ピンの発生の単位となるピン発生パターンとして標準パ
    ターンを用いるか個別に指定するパターンを作成するか
    の選択を行うピン発生パターン情報選択欄と、 ピン番号を自動生成する際のピン番号の結合規則として
    どの規則を用いるかを選択するピン番号結合規則選択欄
    と、を有し、前記形状パターン条件設定画面において、
    部品の情報に基づき、必要な情報が前記入力装置から入
    力され、 （ｂ）前記ピン発生パターン情報選択欄で、パターンの
    個別指定が選択された場合に、個別に、単位エリアのど
    の格子上にピンを発生するかを指定するピン発生パター
    ンを作成する処理と、 （ｃ）前記形状パターン条件の設定情報に基づき、前記
    部品のピン形状表示情報を自動生成して前記表示装置に
    表示する処理と、 を備え、前記ピン形状表示情報は、前記設定されたピン
    数、縦、横サイズ、角ピン、中空き情報、ピン発生パタ
    ーンに基づき、ピン配置エリアのマトリクス状に区画さ
    れた格子にピンを配置した状態で表示され、 （ｄ）前記表示装置に表示されるピン形状表示情報に対
    して、縦サイズと横サイズによって決定されるピン番号
    縦要素名とピン番号横要素名が前記入力装置から設定さ
    れた際に、前記部品の各ピンについて、該ピン配置に対
    応したピン番号縦要素名とピン番号横要素名から、前記
    選択されたピン番号結合規則に基づき、ピン番号を生成
    し、該ピン番号と該ピンの位置情報を少なくとも含むピ
    ン番号データを生成して前記記憶装置に出力する処理
    と、を備え、 前記（ａ）乃至（ｄ）の各処理を、前記データ処理装置
    に実行させるためのプログラムを記録した記録媒体。