JP2002091274A - 学習システム - Google Patents

学習システム

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JP2002091274A
JP2002091274A JP2000097975A JP2000097975A JP2002091274A JP 2002091274 A JP2002091274 A JP 2002091274A JP 2000097975 A JP2000097975 A JP 2000097975A JP 2000097975 A JP2000097975 A JP 2000097975A JP 2002091274 A JP2002091274 A JP 2002091274A
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learning
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terminal
test
pattern
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Atsuo Miura
淳生 三浦
Tadashi Kawakita
正 川北
Eizo Kawaguchi
英三 川口
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Dsk Kk
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 インターネット経由で教材などを配信するこ
とで利用者サービスを向上する。 【解決手段】 学習プログラムテーブル21には学年テ
ーブルと科目テーブルが形成され、パーツデータ記憶部
22には、各科目の各学年に対応する学習単元の一覧で
あるカリキュラムデータ、学習単元を学習する時期の設
定データである学習進度データ、問題と該問題の科目、
学年、内容及び難易度を示すタグとからなる問題データ
及び問題データの群(グループ)を特定可能な群データ
が記憶され、パターン記憶部23には、個別の生徒につ
いて科目毎の学習パターンが記憶される。学習パターン
は、カリキュラムと学習進度に応じて、各単元において
適当と考えられる問題を組み合わせたテスト問題や補修
問題からなる。個別の生徒に応じた学習パターンを作れ
るから、きめ細かな対応が可能である。インターネット
経由で教材などを配信するので利便性は高まる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、学習支援装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】学校などでの学習時にコンピュータを利
用することが行われている。例えばサーバコンピュータ
に教科書の内容や練習問題などを記憶させておき、クラ
イアントコンピュータを生徒が操作して教科書の所望の
単元を閲覧し、また練習問題を解くといった利用法が多
い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】学習支援に利用される
従来のコンピュータシステムでは、例えばサーバに記憶
されている問題を追加あるいは削除したり問題の内容の
一部を変更することは可能であったが、個別の学習者
(生徒等)の能力や学習レベルに応じたテスト問題を提
供するといったきめ細かな学習支援は難しかった。
【0004】また、例えば学校や学習塾のような特定の
場所に出向かなければ上記のような学習支援を受けられ
ないのでは、そのような場所に出向くのが困難な人には
不公平となるし、例えば時間的な効率がよくないという
問題もある。
【0005】
【課題を解決するための手段および発明の効果】上記課
題を解決するための請求項1記載の学習システムは、イ
ンターネットを経由しての通信が可能なサーバと、イン
ターネットを経由しての通信が可能な学習者端末とによ
って構成され、前記サーバから前記学習者端末に学習教
材データが提供される学習システムにおいて、前記サー
バは、入力操作に使用される入力手段、プログラムに従
って演算処理を行う演算処理手段、データを記憶する記
憶手段及び画像を表示する表示手段を備え、前記サーバ
の記憶手段には、少なくとも学年データ及び科目名デー
タが含まれる基本属性データを記憶する属性データ記憶
部と、少なくとも前記科目の前記学年に対応する学習単
元の一覧であるカリキュラムデータ、前記学習単元を学
習する時期の設定データである学習進度データ及び問題
と該問題の科目、学年、内容及び難易度を示すタグとか
らなる問題データがそれぞれパーツとされるパーツデー
タを記憶するパーツデータ記憶部とが設けられ、前記サ
ーバの演算処理手段は、入力手段を介して前記タグのい
ずれかが指定されると、該指定されたタグを有する前記
問題データを該指定されたタグにて特定可能なテスト問
題群とする問題群生成処理と、入力手段を介して指定さ
れた前記学習単元に前記テスト問題群を割り当てて、そ
の割当情報を前記パーツデータ記憶部に記憶させる割当
処理と、入力手段を介して前記学年、科目名、学習単
元、学習進度及びテスト問題群を指定されると、該指定
内容に応じた学習パターンを作成するパターン作成処理
と、該作成された学習パターンを前記記憶手段に記憶さ
せる処理と、前記学習者端末から要求された前記学習パ
ターンと前記テスト問題群を前記通信手段に送信させる
処理とを実行することを特徴とする。
【0006】入力手段は例えばデータやコマンド等を入
力するために操作される機器類であり、キーボード、マ
ウス、タッチパネルなどが例示される。演算処理手段
は、いわゆるコンピュータ本体(特にCPU及びソフト
ウェア)により実現でき、サーバの中枢である。
【0007】記憶手段としてはハードディスク(コンピ
ュータに内蔵でも外付けでも構わない。)、CD−R
W、DVD等が例示されるが、これら例示した以外の記
憶ディバイスを用いることもできる。また、例えば書き
換え不要或いは書き換え不可能な方がよいデータにはC
D−ROM等にの複数個あるいは複数種類を組み合わせ
て使用することもできる。
【0008】表示手段は文字や図形などの画像表示が可
能なら特に限定はなく、例えばCRTや液晶による表示
装置を使用できる。記憶手段には属性データ記憶部とパ
ーツデータ記憶部とが設けられる。両記憶部を1つの記
憶装置(例えばハードディスク)の中にフォルダ等とし
て設けてもよいし、別々の記憶装置としてもよい。
【0009】属性データ記憶部には、少なくとも学年デ
ータ及び科目名データが含まれる基本属性データが記憶
され、パーツデータ記憶部には、少なくとも前記科目の
前記学年に対応する学習単元の一覧であるカリキュラム
データ、前記学習単元を学習する時期の設定データであ
る学習進度データ及び問題と該問題の科目、学年、内容
及び難易度を示すタグとからなる問題データがそれぞれ
パーツとされるパーツデータが記憶される。
【0010】学年データは、普通は学校の種別(例えば
小、中、高校の別)と年次(1年生、2年生、3年生・
・・)で構成され、例えば中1とか高2ということであ
る。ただし、この学習支援装置を適用する学校の種別が
固定されているなら(例えば中学生専用なら)単に1
年、2年、3年の別だけでもよい。科目名データは、上
記の学年に割り当てられている学習科目のデータであ
り、数学、英語、国語等である。さらに、基本属性デー
タにクラス名データや生徒個人名のデータなどを含めて
もよい。
【0011】カリキュラムデータは、科目(例えば数
学)の学年(例えば中1)に対応する学習単元の一覧で
あり、学習単元は大単元(例えば正の数・負の数)、中
単元(正・負の数の加法・減法)、小単元(加法の計算
法則)のように、段階的に記述するのが好ましい。学習
進度データは、学習単元を学習する時期の設定データで
あり、例えば大単元(例えば正の数・負の数)を4月1
〜30日、その一部である中単元(正・負の数の加法・
減法)を4月1〜8日、さらにその一部である小単元
(加法の計算法則)を4月1〜2日に学習するといった
データで、学習予定のデータといえる。
【0012】問題データは、問題と該問題の科目、学
年、内容及び難易度を示すタグとからなるデータであ
る。なお、問題データは1問題のデータ(1問題中に複
数の小問が含まれる場合もある。)であり、これ1つで
独立した問題となりうる形態のデータである。そして、
各問題データには、科目、学年、内容及び難易度を示す
タグが含まれているので、数学(科目)、中1(学
年)、正の数・負の数の加法、減法(内容)及び難易度
を指定することにより、科目、学年、内容及び難易度が
同じ問題のグループを作ることができる。
【0013】演算処理手段は、入力手段を介してタグの
いずれか(ただし科目と学年は必須で、例えば難易度を
省略してもよい。)が指定されると、指定されたタグを
有する問題データを指定されたタグにて特定可能なテス
ト問題群とする(問題群生成処理)。つまり、特定の学
習内容に対応するテスト問題群を作ることができ、その
際に同等の難易度のテスト問題とすることができる。
【0014】そして、演算処理手段は、入力手段を介し
て指定された学習単元にテスト問題群を割り当てて、そ
の割当情報をパーツデータ記憶部に記憶させ(割当処
理)、入力手段を介して学年、科目名、学習単元、学習
進度及びテスト問題群を指定されると、指定内容に応じ
た学習パターンを作成し(パターン作成処理)、その作
成された学習パターンを記憶手段に記憶させる。
【0015】これらの処理に際して、演算処理手段が、
表示手段に入力手段による入力の内容または入力手段を
介して指示された内容を表示させる処理も行えば、オペ
レータは、その表示を見ながら入力操作などを行うこと
ができる。この学習システムのサーバは、上述のように
してテスト問題群を作成して記憶するので、例えば難易
度に応じた問題群を作成して利用できる。
【0016】また、学年、科目名、学習単元、学習進度
及びテスト問題群を指定されると、指定内容に応じた学
習パターンを作成するので、オペレータはこれらの項目
を指定するだけでよく、あれこれ推敲しなくても学習者
の学習進度に応じた練習問題やテスト問題を簡単に作る
ことができる。
【0017】しかも、演算処理手段は、学習者端末から
要求された学習パターンとテスト問題群を通信手段に送
信させる処理を実行するから、学習者端末のユーザすな
わち指導者や学習者等は、各学習者に適した学習パター
ンに従って、そのパターンに含まれるテスト問題を使用
して学習することができる。
【0018】つまり、この学習システムによれば、個別
の学習者(生徒等)の能力や学習レベルに応じたテスト
問題を提供するといったきめ細かな学習支援が可能であ
り、また、学習者端末を自宅に設置すれば、学校や学習
塾のような特定の場所に出向く必要もなく、そのような
場所に出向くのが困難な人でも良好な学習支援を得るこ
とができるし、時間的な効率も良好になる。請求項2記
載の学習システムは、請求項1記載の学習システムにお
いて、前記学習者端末には、入力操作に使用される端末
側入力手段、プログラムに従って演算処理を行う端末側
演算処理手段、データを記憶する端末側記憶手段、画像
を表示する端末側表示手段が備わっており、前記端末側
演算処理手段は、前記端末側入力手段を介して指定され
た前記学習パターンの送信を前記サーバに要求し、該要
求した前記学習パターン及び該学習パターンに含まれる
前記テスト問題群が送信されてくるとこれらを前記端末
側記憶手段に記憶させる処理と、前記端末側入力手段を
介して指定された前記学習パターンに含まれる学習単元
の前記テスト問題群を、該学習単元または該学習単元の
学習進度とテスト種類との組合せで特定可能な形態で前
記端末側表示手段に表示させる処理と、前記表示されて
いるテスト問題群が前記端末側入力手段を介して特定さ
れると、該特定されたテスト問題群の問題を前記端末側
表示手段に表示させる処理とを実行することを特徴とす
る。
【0019】学習者端末のユーザすなわち指導者や学習
者等は、端末側入力手段を介して学習パターンを指定す
るだけで、自分に適した学習パターンと、そのパターン
に含まれるテスト問題を取得できる。指導者や学習者等
が端末側入力手段を介して学習パターンを指定すると、
その学習パターンに含まれる学習単元のテスト問題群
が、学習単元または学習単元の学習進度とテスト種類と
の組合せで特定可能な形態で端末側表示手段に表示され
る。そして、指導者や学習者等が端末側入力手段を操作
していずれかのテスト問題群を特定すると、特定された
テスト問題群の問題が端末側表示手段に表示される。
【0020】指導者や学習者等がテスト問題を利用する
際には、端末側入力手段を介して学習パターンとテスト
種類とを指定するだけでよいので、操作も簡単である。
ところで、画面表示だけでも学習はできるが、ハードコ
ピーの法が便利な場合もある。
【0021】そのために、請求項3記載の学習システム
は、請求項2記載の学習支援装置において、前記端末側
演算処理手段は、前記端末側入力手段を介して選択され
た前記テスト問題群の問題を印刷データとして出力する
処理を実行することを特徴としており、印刷データの出
力先をプリンタにしておけば、練習問題やテスト問題を
印刷して利用できる。
【0022】請求項4記載の学習システムは、請求項1
ないし3のいずれか記載の学習システムにおいて、前記
学習者端末とは異なるID(指導者ID)で前記サーバ
にアクセス可能な指導者端末が含まれ、前記サーバの演
算処理手段は、該指導者端末から要求されると前記学習
パターンの作成に要するプログラム及び前記学習パター
ンの作成に要するデータの全部または一部を該要求して
きた指導者端末に宛てて送信する処理を実行するので、
指導者端末のユーザすなわち指導者は、学習パターンの
作成に要するプログラム及びデータ(全部でもよいし必
要な部分だけでもよい)を取得して、学習パターンを作
成できる。
【0023】また、こうして作成した学習パターンをサ
ーバに格納して自在に利用したり、複数の指導者端末間
で(サーバの中継によって)学習パターンを送受して利
用することも可能になる。この請求項4のシステムは、
指導者が自宅等で学習パターンを作成するのに適してい
る。
【0024】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施例を図面を参
照して説明することにより発明の実施の形態を説明す
る。
【0025】
【実施例】1.システムの概要 本実施例の学習システム1は、図1に示すようにサーバ
10及びこれとインターネットを介して接続される学習
者端末5にて構成される。
【0026】サーバ10は、中枢となるコンピュータ2
0、表示手段に該当するCRT25、入力手段に該当す
るキーボード26とマウス(マウスの図示は省略)、記
憶手段に該当するデータベース装置(DB)26等から
構成されている。図2に示すように、コンピュータ20
には、いずれも周知のCPU20a、ROM20b、R
AM20c、ハードディスク(HDD)20d、入出力
ポート(I/O)20e、通信装置20f等が備わって
おり、CRT25、キーボード26、マウス、DB27
は、I/O20eを介して接続され、通信装置20fは
インターネットに接続されている。コンピュータ20
(特にCPU20a)は演算処理手段として機能し、H
DD20dはDB27と協力して記憶手段として機能す
る。
【0027】また、図3に示すように、学習者端末5も
周知のコンピュータシステムであり、コンピュータ本体
5a、CRT等のディスプレイ5b、キーボード5c、
マウス5d、プリンタ5e等から構成されている。コン
ピュータ本体5aには、いずれも周知のCPU15a、
ROM15b、RAM15c、ハードディスク(HD
D)15d、入出力ポート(I/O)15e、通信装置
15f等が備わっており、ディスプレイ5b、キーボー
ド5c、マウス5d、プリンタ5eは、I/O15eを
介して接続され、通信装置15fは例えば電話回線を介
してインターネットに接続されている。
【0028】コンピュータ5a(特にCPU15a)は
端末側演算処理手段として機能し、ディスプレイ5bは
端末側表示手段に、HDD15dは端末側記憶手段にそ
れぞれ該当する。DB27には、図4に例示するように
属性データ記憶部該当する学習プログラムテーブル2
1、パーツデータ記憶部22およびパターン記憶部23
が設けられており、学習プログラムテーブル21には学
年データを記憶するための学年テーブルと科目名データ
を記憶するための科目テーブルが形成されている。
【0029】学年テーブル及び科目テーブルの内容(学
年、クラス名、科目名など)は、指導者(例えば教師)
が必要分だけ入力して登録する。その内容の変更(追
加、削除、修正など)は随時可能である。パーツデータ
記憶部22には、各科目の各学年に対応する学習単元の
一覧であるカリキュラムデータ、学習単元を学習する時
期の設定データである学習進度データ、問題と該問題の
科目、学年、内容及び難易度を示すタグとからなる問題
データ及び問題データの群(グループ)を特定可能な群
データが記憶されている。
【0030】カリキュラムデータは、例えば図5に示す
ような構造であり、指導者(例えば教師)がサーバ10
のオペレータとなって作成することができる。また指導
者などの指示を受けて、専任のオペレータが作成しても
よい。また、ソフトウェアの提供者側で予め作成してお
いてもよい。 2.パーツ作成等 このカリキュラムデータの作成手順は、図6に示す通り
である。まず、CRT25の画面にメニューを表示さ
せ、そこでカリキュラム作成を選択するとカリキュラム
作成の画面が表示される。
【0031】最初にキーボード26を操作してカリキュ
ラムの段数を入力する(S100)。段数とは、学習単
元がツリー状に階層をなしている深さであり、図5の例
では大単元、中単元、小単元の3階層であるから、段数
は3となる。段数が入力されると、CPU20aは図5
に示されるようなカリキュラムテーブル(この時点では
内容はブランク)を生成し、それに対応した入力用フォ
ーマットを生成してこれをCRT25に表示させる(S
110)。オペレータが、入力用フォーマットの各欄に
単元名を入力し、確定させると、CPU20aは、これ
をカリキュラムテーブルのデータとしてDB27に記憶
させる(S120)。つまり、カリキュラムが登録され
る。この作業を必要なだけ行うことで、各科目の各学年
毎のカリキュラムテーブルを作成して登録できる。
【0032】なお、図5に示すのは中学1年の数学のカ
リキュラムであって、階層数、1つの大単元に含まれる
中単元や小単元の数等は科目により、また学年により様
々である。したがって、それらに対応する欄の数も任意
に増減できる。学習進度データも指導者(例えば教師)
がサーバ10のオペレータとなって作成することができ
る。また指導者などの指示を受けて、専任のオペレータ
が作成してもよい。
【0033】その作成手順は図7に示すとおりである。
まず、CRT25の画面にメニューを表示させ、そこで
学習進度テーブル作成を選択すると学習進度テーブル作
成の画面が表示される。はじめに、運用時における学習
予定の表示の仕方(CRT25やコンピュータ70のモ
ニタ等での表示の仕方)を日付にするか棒グラフにする
かを、キーボード26またはマウスの操作で選択する
(S200)。この選択に当たっては、CRT25にい
ずれを選択するかの表示がなされ、オペレータはその画
面上で選択して入力を確定させればよい。
【0034】次に、CPU20aは、日付を学習の開始
予定日とするか終了予定日とするかを選択させる画面を
CRT25に表示させ、オペレータが例えばキーボード
26にて開始予定日または終了予定日のどちらかを選択
すると、これを表示日付としてDB27に記憶させる
(S210)。
【0035】続いて、CPU20aは、学習予定を割り
当てるカリキュラムを選定するための画面をCRT25
に表示させ、オペレータに所望のカリキュラムを選定さ
せる(S220)。次に、CPU20aは、選定された
カリキュラムをCRT25に表示させ、各学習単元(図
5の例なら各小単元)の学習予定の日付の入力を促し、
各日付が入力されると学習単元と学習予定日付とを対応
させた学習進度データとしてDB27に記憶させる(S
230)。
【0036】この学習進度データ作成の作業も各カリキ
ュラムについて行われる。問題は、ソフトウエアの提供
者側で予め多数用意してあるが、例えば指導者が問題を
作成して、これをDB27に記憶させることも可能であ
る。そうした多数の問題の中から科目、学年、内容及び
難易度を示すタグによって所望の問題(複数)を選び出
して、これをテスト問題群とする作業は、次のように行
われる。
【0037】この場合も、CRT25の画面にメニュー
を表示させ、そこでテスト問題作成を選択するとテスト
問題作成の画面が表示される。図8に示すように、最初
に問題を選定する(S300)。具体的には、オペレー
タが検索条件の入力画面において科目、学年、内容及び
難易度を入力してこれらの検索条件で問題の検索、絞り
込みを行わせ、意図に沿ったテスト問題群を抽出させ
る。この際2段階や3段階の絞り込み操作も可能であ
る。また、検索条件をさまざまに変更して複数回行うこ
とができる。
【0038】問題の選択が終了すると(選択終了を指示
する入力がなされると)、CPU20aは、それら選択
された複数の問題のファイル(問題ファイル)を台紙フ
ァイルに面付けしてテストプリントの基になる1つのフ
ァイル(テスト問題ファイル)とする(S310)。こ
の面付けに際しては、複数種類のテンプレートファイル
から所望のテンプレートファイルを選択して、それに面
付けさせる。詳しくは、用紙サイズ(A3、A4、B
4、B5)、用紙方向(縦、横)、文字方向(縦書き、
横書き)及び段組(一段、二段)の組合せにて、それぞ
れのテスト等(後述の補習問題も)に適した構造で面付
けさせることができる。
【0039】次に、上記で作成されたテスト問題ファイ
ルを使用したいカリキュラム(複数でもよい)をオペレ
ータが例えばキーボード26を操作して選択する(S3
20)。これを受けたCPU20aは、CRT25の画
面上に上記で選ばれたカリキュラムの学習単元の一覧
(図5参照)を表示させ、オペレータが例えばキーボー
ド26を操作して学習単元を選択するのを待ち、学習単
元が選択されたならその学習単元にテストファイルを割
り当ててDB27に記憶させる(S330)。なお、1
つのテスト問題ファイルを複数の単元に割り当てること
もできる。
【0040】このテスト問題の作成に続いて、そのテス
ト問題によるテスト結果を入力する採点入力フォームを
作成する。上記のようにしてテスト問題の作成が済む
と、CRT25には採点入力フォーム作成の画面が表示
される。そして、図9に示すように、採点入力フォーム
作成処理では、最初に例えばキーボード26を操作し
て、該当テストの総問題数を入力すると、CPU20a
は採点入力フォームの得点入力欄の数をそれに合致させ
る(S400)。次に、各問題の配点を決めてそれぞれ
入力する(S410)。続いて、テストの採点、解答方
法を記述式、選択式、○×式のいずれかに決めて入力す
る(S420)。そして、処理形態(得点の入力形態)
を決める(S430)。入力形態は手入力がデフォルト
で設定されているが、選択式の場合は232C経由でコ
ンピュータ20に接続されるマークカード読取装置(図
示は省略)からの入力を付加することができる。
【0041】以上で採点入力フォーム作成は終了で、C
PU20aは、上記のように入力或いは選択された内容
(総問題数、配点、採点方式、マークカード読取)を、
テスト問題とリンクさせてDB27に記憶させる。な
お、テスト問題作成処理(図8)と採点入力フォーム作
成処理(図9)を連続して行う必要はなく、テスト問題
を作成した後に、そのテスト問題を指定して採点入力フ
ォーム作成処理を行うことも可能である。
【0042】次に、テスト結果に応じた補習問題を作成
する処理を説明する。多数の生徒を対象とするテストで
は全員が合格点となることはまずないから、そのテスト
結果(学習単元の理解度)に応じての補習が望ましい。
この場合もCRT25にメニューを表示させ、そこで補
習問題作成を選択すると補習問題作成の画面が表示され
る。図10に示すように、最初にどのテストに対しての
補習問題を作成するかをキーボード26などを操作して
指定する(S500)。
【0043】次に、そのテストに含まれているどの問題
を対象にするかを指定し(S505)、ランク数を入力
する(S510)。このランク数は、テストに含まれて
いる各問題の得点結果に応じて提供する補習問題の種類
数であり、問題毎の得点者層を何層に分けて補習問題を
提供するかを示している。図11に示すテストAの加法
の問題(問題1番)を例にすると、この問題の配点は2
5点で、それを0〜10点、11〜20点、21〜25
点の3つの得点者層に分けて、各得点者層毎に補習問題
を変えたいなら、ランク数は3となる。
【0044】次に、各ランクを規定する得点の下限と上
限を設定する(S520)。上の例なら0(下限)−1
0(上限)、11(下限)−20(上限)、21(下
限)−25(上限)をそれぞれ入力する。次に、補助問
題として採用したい問題を選択する(S530)。この
選択はテスト問題作成においてのテスト問題の検索(S
300)と同様に行う。また、新たに問題を作成して使
用することもできる。
【0045】そして、S530で選択した問題をどのラ
ンクの補助問題にするか、つまり問題の割り当てを行い
(S540)、他の問題を対象とする補習問題の作成が
必要ならS505に戻り、不要(全問題済み)なら終了
とする(S550)。この作業により、図11に例示す
るように各問題毎に、ランク、各ランクの上限及び下限
の点数、ランク毎の補助問題が決められて、CPU20
aは、その内容をテスト問題とリンクさせてDB27に
記憶させる。
【0046】以上のようにして、カリキュラム、学習進
度テーブル、テスト問題、採点入力フォーム、補習問題
等のパーツが作成される。 3.パターンの作成 次に、こうして作成されたテスト問題等のパーツを利用
するためのパターンを作成する。この場合もCRT25
にメニューを表示させ、そこでパターン作成を選択する
とパターン作成の画面が表示される。図12に示すよう
に、最初にパターンの名称(パターンを特定する名称、
例えば「図形基礎編」など)を、キーボード26などを
操作して入力する(S600)。
【0047】次に、そのパターンが有している属性(例
えば中学1年の数学)を学習プログラムテーブル21か
ら選択して決定し(S610)、そのパターンで使用す
るカリキュラム(学習単元)と学習進度を割り当てる
(S620)。そして、そのパターンで使用する項目を
決める(S630)。本実施例の場合、カリキュラム
(学習単元)、学習進度、総合学力テスト、プロセステ
スト(単元別テスト)、実力テスト、学力UP(診
断)、学力UP(PT)、学力UP(実力)、テキスト
の項目が設定されており、これらの中から実際に活用す
る項目だけを採用することになる。ただし、カリキュラ
ムは、他の項目を司る基盤となるため、これを外しては
パターンを作成できない(カリキュラムは必須)。な
お、学力UP(診断)は総合学力診断テストの結果に対
する補習問題、学力UP(PT)はプロセステストの結
果に対する補習問題、学力UP(実力)は実力テストの
結果に対する補習問題、テキストは当該単元を学習する
際の教材を意味する。作成されたパターンはDB27の
パターン記憶部23に記憶される。 4.運用 次に、この学習システム1の利用(運用)を説明する。 4−1.準備 (1)ユーザ登録 このシステムではサーバ10(システムの主催者)から
学習者端末(利用者)にインターネットを経由してコン
テンツ(教材等)が提供されるので、ユーザ登録などの
手続が必要になる。図13を参照してその一例を説明す
る。
【0048】システム主催者は、インターネット上のウ
ェブサイトにホームページを開設して広告や入会案内等
の情報を閲覧可能としておく。また、このホームページ
と管理センタ(サーバ10)とは、インターネット経由
で接続されている。指導者や学習者等または保護者等が
コンピュータ(自分のでもよいし、学校などの共用でも
よい)を操作してホームページにアクセスすれば、シス
テムの広告や入会案内等を閲覧できる。また、入会申込
みもできる。この入会申込みの情報はホームページから
管理センタ(サーバ10)に送られる。そして、学習者
側が、システム主催者の指定した銀行口座に振込等で入
金すると、その入金情報が管理センタ(サーバ10)に
送られる。この入金の確認によりサービス可能、すなわ
ちサーバ10から指導者や学習者等へ(正確には学習者
端末へ)、インターネット経由でコンテンツなどが配信
可能となる。 (2)配信 運用プログラムの準備 本システムにて配信されるコンテンツを利用するには専
用の運用プログラムが必要となる。この運用プログラム
は登録済みのユーザ(指導者や学習者等)が学習者端末
5を操作してサーバ10に要求すると、サーバ10から
ファイル転送プロトコルにてダウンロードされるので、
それをHDD15dに格納して使用する。 学習プログラムのダウンロード 実際の学習に使用される学習プログラム(上述のパター
ンに該当)も、サーバ10からファイル転送プロトコル
にてダウンロードされ、HDD15dに格納して使用す
る。
【0049】学習プログラムは、サーバ10のDB27
に他種類が格納されており、例えば学習者がそれらの中
から自分の学習するパターンを選択する。模式的に示す
と図14のとおりであり、1人の学習者が複数のパター
ンを選んだり、また1つのパターンを複数の学習者が選
ぶことが可能である。
【0050】学習プログラムのパターンは、(a)科目
テーブル及び学年テーブル等の学習プログラムテーブル
21のレコード、(b)パーツデータ記憶部22のカリ
キュラム及び学習進度、(c)パーツデータ記憶部22
のテスト問題などの問題ファイルの3種から構成される
ので、これらを必要なだけダウンロードしなければなら
ない。本システムの場合、(a)科目テーブル及び学年
テーブル並びに(b)カリキュラム及び学習進度=基本
情報と(c)テスト問題など=教材関係とは、別々にダ
ウンロードされる。
【0051】基本情報のダウンロード手順は図15に示
すとおりで、指導者や学習者等がサーバ10にアクセス
して希望の学習プログラムのパターンを選択すると、サ
ーバ10のコンピュータ20が、当該パターンが属性と
して持っている基本情報(そのパターンが使っている学
習プログラムテーブル21のレコードとファイルとして
の教材以外のパーツデータ記憶部22のレコード)をD
B27からすべてエクスポートする(S700)。その
エクスポートされたレコードのデータを学習者端末5の
コンピュータ5aがインターネット上のファイル転送プ
ロトコルによる通信処理にて取り込む(S710)。そ
して、取り込んだデータを学習者端末5のデータベース
(本例ではHDD15d)にインポートする(S72
0)。
【0052】このようにして基本情報が配信されると、
次に問題ファイルなどの教材コンテンツの配信が行われ
る。この教材コンテンツの配信は、通常は、上述の基本
情報のダウンロードに引き続いて行われる。ただし引き
続きでなくても配信可能である。
【0053】教材コンテンツのダウンロード手順は図1
6に示すとおりで、指導者や学習者等がサーバ10にア
クセスして希望の学習プログラムのパターンを選択する
と(基本情報のダウンロードに引き続いて行う場合には
選択不要)、サーバ10のコンピュータ20が、当該パ
ターンに付随する教材コンテンツを全て選び出す。具体
的には、DB27内にある「問題コードと実際の問題フ
ァイルのファイル名との1対1の対照表」に基づいて、
DB27のパーツデータ記憶部22から抽出する(S8
00)。なお、パーツデータ記憶部22の教材コンテン
ツは圧縮されている。
【0054】これらS800で選定された問題ファイル
(複数)を学習者端末5のコンピュータ5aがインター
ネット上のファイル転送プロトコルによる通信処理にて
取り込む(S810)。そして、取り込んだデータを解
凍して学習者端末5のデータベース(本例ではHDD1
5d)に格納する(S820)。 4−2.利用 (1)指導者や学習者等による利用の概要 実際の利用時には、指導者あるいは学習者自身が例えば
コンピュータ5aを操作して運用プログラムを呼び出し
て学習を進めることになる。
【0055】利用の基本的な流れは図17に示すとおり
であり、まず学習者または指導者がアカウントを入力し
て自分の学習プログラムに接続する(S1000)。複
数の学習者(例えば同クラスの複数生徒、兄弟姉妹等)
が同じ学習者端末5を共用することは可能である。
【0056】ログインに続いてこれから学習しようとす
るパターンを選択して表示させる(S1010)、学習
を開始する。このパターンの選択によって表示される画
面は図18に例示するようなものであり、学習者情
報、パターン名、項目情報、オプションのテス
ト、ツール、パターン切り替えボタン等が表示され
る。
【0057】学習者情報は誰の学習プログラムかを示
し、パターン名はどのパターンであるかを示す。項
目情報としては、カリキュラム(学習単元)、学習進
度、診断テスト(総合学力テスト)、プロセステスト、
実力テスト、学力UP(診断)、学力UP(PT)、学
力UP(実力)、テキストの各項目が表示され、カリキ
ュラムを横軸(x軸)、診断テスト以下の各項目を縦軸
(y軸)と見て、マトリクス状に選択ボタンが配置され
る。そして、所望の選択ボタンを例えばマウス操作にて
選択すれば、その選択ボタンに対応する内容が画面に表
示される。例えば1−1−1加法とプロセステストに対
応する選択ボタンを選択すれば、加法のプロセステスト
が表示され、その表示上に解答を入力したり、ハードコ
ピーとしてプリントすることができる。つまり、学習者
が(または指導者が)、学習したい内容を選択できる。
【0058】なお、通年や半年等のカリキュラムを用い
たパターンでは単元数が多くなるので全単元すなわちカ
リキュラム全体を1画面で表示することができない。こ
のため、本実施例では大単元(正負の数、文字と式、関
数等)を単位として、切り替え用のタブでこれら大単元
の表示を切り替える構成としている。また、タブ等での
切り替え表示に変えて横方向のスクロールとすることも
できる。
【0059】オプションのテストは、カリキュラムの
特定の単元に割り当てるのがなじまない種類のテスト
(例えば中間対策テスト、期末対策テストなど)であ
り、カリキュラム(単元)に対応させないで、別枠とし
ている。また、この方が運用しやすいと言える。
【0060】ツールには予習BOX、復習BOXを開
くボタン及び学習意欲検査のボタンがある。パターン
切り替えボタンは、ある学習者が1教科で複数のパター
ンでの学習プログラムを利用している場合に対応するも
ので、教科名のボタンを選択操作するとパターンを選択
するための小ウインドウが表示され、そこでパターンを
選択、切り替えできる。 (2)具体的な運用例 (2−1)理解度テスト(診断テスト、プロセステス
ト、実力テスト) テスト関係の運用時の処理には、テスト印刷・実施、採
点入力、成績表の印刷の3処理がある。図19に示すよ
うに、テスト処理ではまずテストの選択が行われる(S
1100)。具体的な操作としては、図18に示す学習
プログラム画面上に貼り付けられたボタンの中から該当
するテストにリンクされたもの(例えば1−1−2減法
のプロセステストなら、プロセステストの項目に対応す
る左から2番目のボタン)を選択操作する。すると、小
ウインドウが表示され、ケース1:テストを印刷する、
ケース2:テスト結果を採点入力する、ケース3:成績
表を印刷するの3つの選択肢に対応するボタンが表示さ
れる。ただし、ケース2:採点入力とケース3:成績表
の印刷は指導者(例えば学科担任)用であり、指導者用
のIDが入力されないかぎり表示されないし、選択もで
きない。
【0061】ここで「テスト印刷」のボタンを選択する
と(ケース1:S1110)、さらに小ウインドウに
問題だけ印刷、問題、解答を印刷(解答は最後に別ペ
ージ)、問題、解答を印刷(各問題毎に、問題に続け
て解答を印刷)が表示される。この中から1つを選択操
作すると、その選択に相当する形式でテストが印刷され
る。形式では、問題1、問題1の解答、問題2、問題
2の解答・・・というように問題と解答が紙面で上下に
対をなして印刷されるので、答え合わせ用として生徒に
配布するのに適している。そして、印刷されたテスト用
紙を学習者自身が使用して、あるいは指導者が学習者に
配布して、テストを実施する(S1120)。なお、実
施方法は特に限定されるものではなく、例えば指導者が
適宜決めることができる。
【0062】こうしたテスト用紙の印刷に際しては、表
紙の有無を印刷オプションにて選択可能であり、表紙に
はテスト名称等のタイトル、学習者(ユーザ)の名前及
び学習者のIDコードに対応したバーコードを印刷でき
る。「結果採点入力」のボタンを選択すると(ケース
2:S1130)、そのテスト用に作成されていた採点
入力フォームが開かれて、表示される。
【0063】「成績表印刷」のボタンを選択すると(ケ
ース3:S1140)、成績表が印刷される。 (2−2)補習問題 上記のようにしてテストが印刷されると、図18及び図
20に示すように、そのテストに対応するボタンの色が
変化する(本実施例では濃くなる。)。
【0064】テストの採点入力が終了すると、当該テス
トに関連する補習問題を印刷するためのボタンが学習プ
ログラム画面上に生成される。図20に示す例では、1
−1−1加法、1−1−2減法、1−2−1乗法及び1
−2−2除法のプロセステストが印刷済み、1−1−1
加法及び1−1−2減法の補習問題(学力UP(P
T))が印刷済み、1−2−1乗法の補習問題(学力U
P(PT))が未印刷、1−2−2除法については採点
入力が終了していないので補習問題を印刷するためのボ
タンが表示されていない。
【0065】また、補習問題を印刷するためのボタンに
は、そのテスト(図20の例ではプロセステスト)の成
績を反映する色別の円が表示される。この円の色は、本
実施例の場合、得点が81〜100点は青、61〜80
点は青緑、41〜60点は黄、21〜40点は橙、0〜
20点は赤に設定しているが、点数範囲及びこれと対応
させる色の設定は任意に変更できる。
【0066】テスト結果を採点入力することで生成され
た補習問題印刷用のボタンを選択操作すると、図21に
示すとおりの小ウインドウが表示される。ここには、出
題内容毎に結果(点数)とランク(濃色表示)が表示さ
れ、また合計得点と印刷ボタンも表示される。
【0067】この例は、補習問題作成処理(図10参
照)においてA(21〜25点)、B(16〜20
点)、C(11〜15点)、D(6〜10点)及びE
(0〜5点)の5ランクに設定していた例であるので、
図のように表示される。このまま印刷ボタンを選択操作
すれば、減法−1番についてはランクC、減法−2番に
ついてはランクA、減法−3番についてはランクD、減
法−4番についてはランクEの補習問題を印刷できる。
また、例えばマウスにて2番のランクをAからBに指定
し直して印刷したり、4番についてまずランクEの補習
問題を印刷し、これの学習が終わったならランクD、そ
れが済んだらランクCというように学習レベルをステッ
プアップさせるような運用もできる。
【0068】補習問題の印刷に際しても、表紙の有無を
印刷オプションにて選択可能であり、表紙には補習問題
名称等のタイトル、学習者(ユーザ)の名前及び学習者
のIDコードに対応したバーコードを印刷できる。 (2−3)指導者用パネル 指導者などの管理者IDでログインした場合に限って、
指導者パネル(指導者用のウインドウ)を開くことがで
きる。指導者パネルは図22に示す構成で、学習プログ
ラム閲覧、予習・復習BOXへの配信、成績管理、生徒
管理の各業務ボタンが表示される。そして、それぞれの
ボタンを選択操作することで、各生徒の学習プログラム
を閲覧と操作(学習プログラム閲覧)、予習問題や復習
問題などを任意の生徒の学習プログラムに対して配信
(予習・復習BOXへの配信)、生徒の成績管理や集計
(成績管理)、生徒の新規登録や生徒へのパターンの選
定、割り振りなどの生徒管理業務(生徒管理)を行うこ
とができる。
【0069】図23に示すように、学習プログラム閲覧
のボタンを選択操作すると生徒の検索画面が表示され、
その画面上で1人または複数の生徒(同一パターンで額
視している生徒、同一クラスの生徒など)に絞り込んで
閲覧できる。予習・復習BOXへの配信は、指導者がこ
この学習者に対して、その学習者のパターンに格納され
ているテストや問題以外に、学習状況に応じて予習用や
復習用の問題或いはそれにともなった学習のアドバイス
やメッセージなどを格納するためのツールである。「予
習・復習BOXへの配信」のボタンを選択操作するとこ
のツールが起動される。そして図24に示すように、予
習或いは復習用としての問題などのパーツを、適宜のタ
グによってパーツデータ記憶部22から検索し、選定す
る(S1300)。次に、生徒の検索画面が表示される
ので、その画面上で1人または複数の生徒(同一パター
ンで額視している生徒、同一クラスの生徒など)に絞り
込み(S1310)、その生徒の学習プログラムに配信
すると(S1320)、それぞれの学習プログラムの予
習BOXまたは復習BOXに格納される。その後、生徒
が自分の学習プログラムにアクセスして予習BOXまた
は復習BOXのボタンを選択操作すれば、その中にある
コンテンツ(予習、復習用の問題など)を閲覧または印
刷して学習できる(S1330)。
【0070】成績管理では、クラス全体の成績などを、
指導者が参照、印刷し、指導に役立てることができる。
生徒管理の情報としては、生徒の基本情報(例えば氏
名、住所、保護者氏名、学年、学校名、クラス、コース
等)と学習するパターンが含まれ、指導者は、新規生徒
に対してのこれらの情報の入力、既存の生徒の情報の修
正などを行う。 4−3.サーバを中継とする学習プログラムの送受 図25に示すように、サーバ10を中心として指導者や
学校などの間で各種の情報のやりとりが可能である。こ
れにより、指導者が在宅のコンピュータに開発用プログ
ラム(パターン作成用のプログラム)を搭載することに
よって、指導者同士、あるいは学校と指導者宅などの間
で、各自が作成した学習プログラムパターンをやりとり
することが可能になる。
【0071】以上のように、学習システム1によれば、
例えば学習プログラムのパターンに属する種々のデータ
ベース情報及び付随するファイルを一括して転送するこ
とが可能になり、在宅における学習効果の向上を図るた
めの環境を、インターネットを通じて容易に実現でき
る。
【0072】学習システム1では、上述のようにしてテ
スト問題群を作成して記憶するので、例えば難易度に応
じた問題群を作成して利用できる。また、学年、科目
名、学習単元、学習進度及びテスト問題群を指定される
と、指定内容に応じた学習パターンを作成するので、オ
ペレータはこれらの項目を指定するだけでよく、あれこ
れ推敲しなくても生徒の学習進度に応じた練習問題やテ
スト問題を簡単に作ることができる。
【0073】しかも、学習者端末5から要求された学習
パターンとテスト問題群がサーバ10から配信されるか
ら、学習者端末6のユーザすなわち学習者は、自分に適
した学習パターンに従って、そのパターンに含まれるテ
スト問題を使用して学習することができる。
【0074】つまり、この学習システム1によれば、個
別の学習者(生徒等)の能力や学習レベルに応じたテス
ト問題を提供するといったきめ細かな学習支援が可能で
あり、また、学習者端末5を自宅に設置すれば、学校や
学習塾のような特定の場所に出向く必要もなく、そのよ
うな場所に出向くのが困難な人でも良好な学習支援を得
ることができるし、時間的な効率も良好になる。
【0075】また、この学習システム1においては、学
習者端末5がテスト問題群の問題を印刷データとして出
力してプリンタに印刷させることができるので、練習問
題やテスト問題を随時印刷でき、さまざまに利用でき
る。そして、キーボード26等から指定された学習パタ
ーンに含まれる学習単元のテスト問題群を、学習単元ま
たは学習単元の学習進度とテスト種類との組合せで特定
してボタンで選択できるようにCRT25に表示させ、
そのボタンが選択操作されると、選択されたテスト問題
群の問題をCRT25に表示させるので、学習単元また
は学習進度とテスト種類(例えば確認テスト、実力テス
ト等)との組合せで最適なテスト問題群を簡単に選択で
きる。よって、教師がテスト問題を作るのに適している
し、生徒が自習する場合にも利用できる。
【0076】以上、実施例に従って、本発明の実施の形
態について説明したが、本発明はこのような実施例に限
定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲
でさまざまに実施できることは言うまでもない。例えば
実施例では中学生や高校生向けとしているが、この例に
限定されるものではなく、幼児から社会人までおよそ年
齢や社会的な身分を問わずに対象とできるし、学習の内
容も学校教育等に限らず社内教育などとできる。つま
り、教育に関する幅広い範囲で活用可能である。
【0077】また、問題ファイルや教材を、動画や音声
を使ったマルチメディア型コンテンツとすることも可能
で、その場合は動画を見ながら、また音声による解説、
発音サンプル、ガイダンス等を受けなて学習することに
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例の学習システムの構成の説明図であ
る。
【図2】 学習システムのサーバコンピュータのブロッ
ク図である。
【図3】 学習システムの一部となる学習者端末の例示
図である。
【図4】 サーバのデータベースの説明図である。
【図5】 カリキュラムの例示図である。
【図6】 カリキュラム作成のフローチャートである。
【図7】 学習進度テーブル作成のフローチャートであ
る。
【図8】 テスト問題作成のフローチャートである。
【図9】 採点入力フォーム作成のフローチャートであ
る。
【図10】 補習問題作成のフローチャートである。
【図11】 テスト結果(ランク)と補習問題の対応の
説明図である。
【図12】 パターン作成のフローチャートである。
【図13】 ユーザ登録の説明図である。
【図14】 学習プログラムと利用者との対応の説明図
である。
【図15】 サーバからの基本情報の配信のフローチャ
ートである。
【図16】 サーバからの教材の配信のフローチャート
である。
【図17】 運用の基本仕様のフローチャートである。
【図18】 学習プログラムの画面表示の例示図であ
る。
【図19】 テストの処理のフローチャートである。
【図20】 補習問題の印刷状況の説明図である。
【図21】 補習問題の印刷ウインドウの説明図であ
る。
【図22】 指導者パネルの説明図である。
【図23】 学習プログラム閲覧のフローチャートであ
る。
【図24】 予習・復習BOXの運用のフローチャート
である。
【図25】 学習システムの応用例の説明図である。
【符号の説明】
10 サーバ 20 コンピュータ 21 学習プログラムテーブル 22 パーツデータ記憶部 23 パターン記憶部 25 CRT 26 キーボード 27 データベース装置 5 学習者端末 5a コンピュータ 5b ディスプレイ 5c キーボード 5e プリンタ 5d マウス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川口 英三 東京都中野区中野3−31−8 ディーエス ケー株式会社内 Fターム(参考) 2C028 AA02 AA03 AA07 AA12 BA01 BA02 BB04 BB05 BB08 BC01 BC02 BC05 BD02 BD03 CA01 CA11 CA12 CB12 DA04 5B049 AA01 AA06 BB22 DD01 DD05 EE05 FF02 FF03 9A001 BB04 BB06 CC02 CC06 HH23 JJ25 JJ27 JJ74 KK09 LL09

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インターネットを経由しての通信が可能
    なサーバと、インターネットを経由しての通信が可能な
    学習者端末とによって構成され、前記サーバから前記学
    習者端末に学習教材データが提供される学習システムに
    おいて、 前記サーバは、入力操作に使用される入力手段、プログ
    ラムに従って演算処理を行う演算処理手段、データを記
    憶する記憶手段及び画像を表示する表示手段を備え、 前記サーバの記憶手段には、 少なくとも学年データ及び科目名データが含まれる基本
    属性データを記憶する属性データ記憶部と、 少なくとも前記科目の前記学年に対応する学習単元の一
    覧であるカリキュラムデータ、前記学習単元を学習する
    時期の設定データである学習進度データ及び問題と該問
    題の科目、学年、内容及び難易度を示すタグとからなる
    問題データがそれぞれパーツとされるパーツデータを記
    憶するパーツデータ記憶部とが設けられ、 前記サーバの演算処理手段は、 入力手段を介して前記タグのいずれかが指定されると、
    該指定されたタグを有する前記問題データを該指定され
    たタグにて特定可能なテスト問題群とする問題群生成処
    理と、 入力手段を介して指定された前記学習単元に前記テスト
    問題群を割り当てて、その割当情報を前記パーツデータ
    記憶部に記憶させる割当処理と、 入力手段を介して前記学年、科目名、学習単元、学習進
    度及びテスト問題群を指定されると、該指定内容に応じ
    た学習パターンを作成するパターン作成処理と、 該作成された学習パターンを前記記憶手段に記憶させる
    処理と、 前記学習者端末から要求された前記学習パターンと前記
    テスト問題群を該要求元の学習者端末に宛てて送信する
    処理とを実行することを特徴とする学習システム。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の学習システムにおいて、 前記学習者端末には、入力操作に使用される端末側入力
    手段、プログラムに従って演算処理を行う端末側演算処
    理手段、データを記憶する端末側記憶手段、画像を表示
    する端末側表示手段が備わっており、 前記端末側演算処理手段は、 前記端末側入力手段を介して指定された前記学習パター
    ンの送信を前記サーバに要求し、該要求した前記学習パ
    ターン及び該学習パターンに含まれる前記テスト問題群
    が送信されてくるとこれらを前記端末側記憶手段に記憶
    させる処理と、 前記端末側入力手段を介して指定された前記学習パター
    ンに含まれる学習単元の前記テスト問題群を、該学習単
    元または該学習単元の学習進度とテスト種類との組合せ
    で特定可能な形態で前記端末側表示手段に表示させる処
    理と、 前記表示されているテスト問題群が前記端末側入力手段
    を介して特定されると、該特定されたテスト問題群の問
    題を前記端末側表示手段に表示させる処理とを実行する
    ことを特徴とする学習システム。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の学習支援装置において、 前記端末側演算処理手段は、前記端末側入力手段を介し
    て選択された前記テスト問題群の問題を印刷データとし
    て出力する処理を実行することを特徴とする学習システ
    ム。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれか記載の学習
    システムにおいて、 前記学習者端末とは異なるID(指導者ID)で前記サ
    ーバにアクセス可能な指導者端末が含まれ、 前記サーバの演算処理手段は、該指導者端末から要求さ
    れると前記学習パターンの作成に要するプログラム及び
    前記学習パターンの作成に要するデータの全部または一
    部を該要求してきた指導者端末に宛てて送信する処理を
    実行することを特徴とする学習システム。
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