JP2002090698A - コンタクトレンズケア用品 - Google Patents

コンタクトレンズケア用品

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JP2002090698A
JP2002090698A JP2000278020A JP2000278020A JP2002090698A JP 2002090698 A JP2002090698 A JP 2002090698A JP 2000278020 A JP2000278020 A JP 2000278020A JP 2000278020 A JP2000278020 A JP 2000278020A JP 2002090698 A JP2002090698 A JP 2002090698A
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JP
Japan
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contact lens
drug
lens care
water
care product
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JP2000278020A
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English (en)
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Hideharu Kataoka
秀春 片岡
Sachiko Teraoka
祥子 寺岡
Takashi Nagamura
隆司 長村
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Original Assignee
NIPPON OPTICAL KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 衛生的に保存することができ、携帯に便利な
コンタクトレンズケア用の薬剤を提供する。 【解決手段】 洗浄剤10は、水溶性プラスチックから
成る基材に、洗浄液成分を保持して成る。洗浄剤10と
所定量の水とを混合すると(図2(b)工程)、上記基
材および洗浄液成分が水に溶解して、洗浄液Sを調製す
ることができる(図2(c)工程)。この洗浄液S中に
コンタクトレンズRを浸漬することで、コンタクトレン
ズの洗浄の動作を行なうことができる(図2(d)工
程)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンタクトレンズ
ケア用品、詳しくは、コンタクトレンズの洗浄、消毒、
保存などの目的で用いるコンタクトレンズケア用品に関
する。
【0002】
【従来の技術】コンタクトレンズは、その装用中に種々
の汚れが付着するものであり、付着した汚れを取り除
き、コンタクトレンズの状態を良好に保つために、種々
の薬剤が提案されてきた。付着した汚れを取り除くため
の日常的な洗浄に用いる洗浄剤や消毒剤、消毒剤を中和
・還元するための中和・還元剤、はずしたコンタクトレ
ンズを保存するために用いる保存剤、レンズに付着した
汚れをより充分に除去するための蛋白除去剤や脂質除去
剤などが知られている。近年、これら複数の機能のうち
のいくつかを単一の薬剤で実現するものが提案されてお
り、コンタクトレンズのメンテナンスの簡便化が図られ
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来知
られるコンタクトレンズ用の薬剤の多くは液剤として供
給されており、携帯時に不便である。このような液剤
は、通常は、所定の期間使用するのに充分な量が1本の
ボトルなどに蓄えられた形で供給されているため、使用
の度にボトル口から外部に液剤を取り出す操作を行なう
ことでボトル内の液剤が汚染されるおそれがあり、ま
た、使用時や携帯時に液剤をこぼしてしまうおそれもあ
り、衛生状態を充分に保って液剤を使用し続けることは
困難であるという問題があった。
【0004】本発明のコンタクトレンズケア用品は、こ
うした問題を解決し、より衛生的に保存することがで
き、携帯に便利なコンタクトレンズケア用の薬剤を提供
することを目的としてなされ、次の構成を採った。
【0005】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】本
発明のコンタクトレンズケア用品は、コンタクトレンズ
のメインテナンスに用いる薬剤を含有するコンタクトレ
ンズケア用品であって、水溶性プラスチックからなる基
材によって、前記薬剤を保持して成り、所定の液体に投
入した際には、前記基材が前記液体に溶解することによ
って前記薬剤が前記液体中に溶出し、前記薬剤が前記液
体に溶解して成るコンタクトレンズケア用薬液を得るこ
とが可能となることを要旨とする。
【0006】以上のように構成された本発明のコンタク
トレンズケア用品によれば、前記薬剤が水溶性プラスチ
ックに保持されており、これを上記液体に投入すること
によって、コンタクトレンズケア用薬液を調製すること
ができるため、コンタクトレンズケア用薬液を、調製さ
れた液体の状態で携帯する必要がなく、よりコンパクト
な状態で携帯することができ、携帯の際の利便性が向上
する。また、薬剤を水溶性プラスチックからなる基材に
よって保持した状態で保存するため、保存中に薬液が汚
染されたり薬液をこぼしたりするおそれがなく、より衛
生的に保存することが可能となる。
【0007】また、コンタクトレンズケア用品の基材
を、水溶性プラスチックによって形成するため、水や水
溶液に容易に溶解させることができ、所望のときに迅速
にコンタクトレンズケア用薬液を調製することができ
る。なお、上記基材は、水溶性プラスチックの溶解性を
向上させる成分など、水溶性プラスチック以外の成分
を、さらに添加して成ることとしても良い。
【0008】本発明のコンタクトレンズケア用品におい
て、前記基材は、1度に調製すべき前記コンタクトレン
ズケア用薬液の量に対応した量の前記薬剤を保持するこ
ととしてもよい。このような構成とすれば、コンタクト
レンズケア用薬液を、そのときに必要な量ずつ調製する
ことができ、常にフレッシュなコンタクトレンズケア用
薬液を使用することができる。また、コンタクトレンズ
ケア用薬液を使用する際に、必要量を分注する必要がな
いため、分注に伴う汚染のおそれがなく、コンタクトレ
ンズケア用薬液をより衛生的に使用することができる。
【0009】本発明のコンタクトレンズケア用品におい
て、前記水溶性プラスチックは、ポリビニルアルコール
であることとしてもよい。さらに、前記基材は、水溶性
プラスチックであるポリビニルアルコールの他に、前記
液体に対する溶解性を向上させる効果を有する成分を、
さらに有することとしても良い。
【0010】また、本発明のコンタクトレンズケア用品
において、前記基材は、前記薬剤を、内部に分散した状
態で保持することとしてもよい。
【0011】このようなコンタクトレンズケア用品にお
いて、前記基材は、シート状に成形されてなることとし
てもよい。このような構成とすれば、コンタクトレンズ
ケア用品が、より溶解しやすくなると共に、よりコンパ
クトな状態で携帯することが可能となる。
【0012】また、本発明のコンタクトレンズケア用品
において、前記基材は、カプセル状に成形されてなり、
該カプセル中に充填することによって前記薬剤を保持す
ることとしても良い。このような構成とすれば、液状の
薬剤を保持することも可能となる。
【0013】本発明のコンタクトレンズケア用品におい
て、前記所定の液体は、水であることとしてもよい。こ
のような構成とすれば、コンタクトレンズケア用薬液を
調製するための液体が容易に入手可能となるため、調整
用の液体を携帯する必要がない。また、このような場合
には、前記薬剤に所定量の塩を含有させることで、本発
明のコンタクトレンズケア用品を前記液体に溶解したと
きに、所望の浸透圧を有するコンタクトレンズケア用薬
液を得ることが可能となる。
【0014】また、本発明のコンタクトレンズケア用品
において、前記所定の液体は、その浸透圧が、生理的食
塩水と略同一、あるいはそれよりも低い水溶液であるこ
ととしてもよい。このような構成とすれば、前記薬剤に
含有させる塩の量を適宜設定することで、本発明のコン
タクトレンズケア用品を前記液体に溶解したときには、
生理的食塩水と略同一、あるいはそれよりも低い所望の
浸透圧を有するコンタクトレンズケア用薬液を得ること
ができる。
【0015】また、本発明のコンタクトレンズケア用品
において、前記薬剤は、洗浄剤、消毒剤、中和・還元
剤、タンパク質分解剤、脂肪分解剤、の中から選択され
る1以上の薬剤からなることとしてもよい。
【0016】本発明の第1のコンタクトレンズケア用品
の製造方法は、コンタクトレンズのメインテナンスに用
いる薬剤を含有するコンタクトレンズケア用品の製造方
法であって、(a)水溶性プラスチックを含有する溶液
と、前記薬剤とを混合する工程と、(b)前記(a)工
程で前記薬剤と混合した前記溶液を、加熱によってゲル
化して薬剤含有ゲルと成す工程と、(c)前記薬剤含有
ゲルを、成形すると共に加熱して、所定の形状のコンタ
クトレンズケア用品を形成する工程とを備えることを要
旨とする。
【0017】また、本発明の第2のコンタクトレンズケ
ア用品の製造方法は、コンタクトレンズのメインテナン
スに用いる薬剤を含有するコンタクトレンズケア用品の
製造方法であって、(a)水溶性プラスチックを含有す
る溶液を、加熱によってゲル化して、基材ゲルと成す工
程と、(b)前記基材ゲル中に前記薬剤を混入させて、
薬剤含有ゲルと成す工程と、(c)前記薬剤含有ゲル
を、成形すると共に加熱して、所定の形状のコンタクト
レンズケア用品を形成する工程とを備えることを要旨と
する。
【0018】さらに、本発明の第3のコンタクトレンズ
ケア用品の製造方法は、コンタクトレンズのメインテナ
ンスに用いる薬剤を含有するコンタクトレンズケア用品
の製造方法であって、(a)水溶性プラスチックを基材
とするカプセルを成形する工程と、(b)前記カプセル
中に前記薬剤を充填する工程とを備えることを要旨とす
る。
【0019】上記した本発明の第1ないし第3のコンタ
クトレンズケア用品の製造方法によれば、本発明のコン
タクトレンズケア用品を製造することができる。
【0020】本発明の第1ないし第3のコンタクトレン
ズケア用品の製造方法において、前記水溶性プラスチッ
クはポリビニルアルコールであることとしてもよい。
【0021】
【発明の実施の形態】以上説明した本発明の構成・作用
を一層明らかにするために、以下本発明の実施の形態を
実施例に基づき説明する。
【0022】(1)第1実施例の洗浄剤10:図1は、
第1実施例の洗浄剤10の外観を表わす斜視図である。
図1に示すように、本実施例の洗浄剤10は、シート状
に形成されており、その大きさは、長辺(図1中Aと示
した辺)の長さが5cm、短辺(図1中Bと示した辺)
の長さが1.5cm、厚さ(図1中Cと示した辺の長
さ)が0.05mmとした。
【0023】この洗浄剤10は、水溶性プラスチックで
あるポリビニルアルコールからなる基材を備えており、
この基材中に、コンタクトレンズを洗浄するための洗浄
液の成分を分散保持している。ポリビニルアルコールか
らなる基材は、水中で容易に溶解する性質を有してお
り、洗浄剤10を所定量の水に投入すると、基材を形成
するポリビニルアルコールと共に、基材中に分散保持さ
れた洗浄液成分が水中に溶解し、コンタクトレンズ用の
洗浄液を調製することができる。
【0024】図2は、洗浄剤10を用いてコンタクトレ
ンズの洗浄を行なう様子を模式的に表わす説明図であ
る。コンタクトレンズの洗浄を行なう際には、まず洗浄
剤10を用意し(図2の(a)工程)、この洗浄剤10
と水とを混合し(図2の(b)工程)、洗浄剤10を水
に溶解させて洗浄液Sを調製する(図2の(c)工
程)。洗浄液Sを調製すると、この洗浄液S中でコンタ
クトレンズRの洗浄を行なう(図2の(c)工程)。
【0025】ここで、図2において(b)工程および
(c)工程として示した溶解の工程では、洗浄剤10に
応じて定まる所定量の水に溶解することとすれば良く、
これによって、所望の濃度の洗浄液を得ることができ
る。図2では、洗浄剤10は、容器D中で水に溶解する
こととしたが、例えば、洗浄剤10に応じた水の量に対
応する位置にマーキングを施した容器を用いることによ
り、所望の濃度の洗浄液を調製する動作が容易になる。
また、容器中で洗浄剤10の溶解を行なう場合には、得
られる洗浄液を均一に攪拌する動作を容易に行なうこと
ができる容器を用いることが望ましい。もとより、溶解
の動作は、図2の(b)工程のように洗浄剤10に水を
混合する替わりに、所定量の水の中に洗浄剤10を投入
することとしても良い。
【0026】図3は、洗浄剤10を製造する工程を表わ
す説明図である。洗浄剤10を製造する際には、まず、
ポリビニルアルコール水溶液と、洗浄剤10に含有させ
る洗浄液成分とを用意する(ステップS100)。ここ
で、用意する洗浄液成分としては、コンタクトレンズの
汚れを落とすために働く洗浄剤、例えば、イオン性界面
活性剤や、非イオン性界面活性剤、あるいは両性界面活
性剤などを用いることができる。また、洗浄液のpHを
調整するための緩衝剤や、洗浄剤の浸透圧を調整する
(例えば涙液の浸透圧に近づける)ための塩類などをさ
らに含むこととしても良い。
【0027】ステップS100でポリビニルアルコール
水溶液と洗浄液成分とを用意すると、次にこれらを混合
する(ステップS110)。ポリビニルアルコール水溶
液は、加熱によりゲル化する性質を有しているため、ス
テップS110でポリビニルアルコール水溶液と洗浄液
成分の混合液を作製すると、この混合液を加熱して、洗
浄成分を含有するゲルを得る(ステップS120)。
【0028】洗浄液成分を含有するゲルを作製すると、
次に、このゲルを加熱・成形して(ステップS13
0)、シート状の洗浄剤10を完成する。すなわち、ロ
ーラなどを用いてゲルを薄く引き延ばすと共に、このゲ
ルを加熱することで水分を蒸発させて、乾燥したシート
状にすることができる。ここで、上記シート状の洗浄剤
として、より多くの洗浄成分を含有するシートを製造す
る場合には、ステップS130で得られたシートを、洗
浄液を1回調製するのに要する洗浄成分の量に対応する
大きさに分割する動作をさらに行なうことで、洗浄剤1
0を完成させることができる。このような洗浄剤10
は、例えば、充分な衛生状態を保ったまま、1枚ずつ個
包装することとすればよい。
【0029】なお、1枚の洗浄剤10に含有させる洗浄
液成分の量は、コンタクトレンズの洗浄を行なう際に必
要な量として、洗浄剤10の使用時に1度に調製すべき
と想定される洗浄液の液量に応じて、適宜設定すればよ
い。また、ステップS110において混合される洗浄液
成分は、液体、粉体などいかなる形状であっても良く、
ポリビニルアルコール水溶液と充分に均一に混合した状
態でゲル化することが可能であればよい。また、用いる
ポリビニルアルコールの量(ステップS100で用意す
るポリビニルアルコール水溶液の濃度)は、加熱により
ゲル化したときの取り扱い易さや、シート状に乾燥させ
たときの強度や、水に対する溶解し易さや、洗浄剤10
を水に溶解させて成る洗浄液の粘度などを考慮して、適
宜設定すればよい。
【0030】以上のように構成された本実施例の洗浄剤
10によれば、コンタクトレンズを洗浄するための洗浄
液の成分が、1度に調製すべき洗浄液に対応する量ごと
に乾燥状態となっており、使用時にこの洗浄剤10を水
に投入することで、容易に洗浄液を得ることができる。
したがって、洗浄液を液体の状態で保存する場合のよう
に、容器から所望量の洗浄液を取り出す際に容器内の洗
浄液を汚染してしまったり、こぼれたりするおそれが無
く、洗浄液成分の衛生状態を保つことが容易になり、所
望時には常に新鮮な洗浄液を得ることができる。
【0031】また、コンタクトレンズを洗浄するための
洗浄液の成分が、1度に調製すべき洗浄液の量に対応し
て乾燥状態で用意されていることにより、洗浄液を携帯
する際の利便性が向上すると共に、衛生状態を充分に確
保して携帯することが可能となるという効果を奏する。
すなわち、洗浄液を携帯しようとする際に、液体を分注
する手間が不要であって、洗浄液(の成分)を必要量だ
け携帯することが容易となり、また、液体の状態で携帯
する場合に比べて携帯量がはるかにコンパクトとなる。
【0032】ここで、上記した実施例のように、洗浄剤
10を充分な衛生状態で個包装にすることにより、保存
時や携帯時の衛生状態を、より充分に確保することがで
きると共に、必要量のみを携帯する動作が容易となる。
もとより、洗浄剤10は、1度に調製する洗浄液の成分
を衛生的に保存可能であればよく、上記実施例のように
洗浄剤シートを1枚ずつ個包装にする他、許容できる衛
生状態を確保して1枚ずつ(1回に使用する量ずつ)取
り出し可能であれば、複数枚のシートを単一のケース内
に収納することとしても良い。また、洗浄剤は、必ずし
も乾燥状態とする必要はなく、所望量(1回の使用時に
必要な量)の洗浄成分を、水溶性プラスチックを用いて
固体の状態で衛生的に保持することができれば、既述し
た所定の効果を得ることができる。例えば、乾燥シート
に替えて、より含水率の高いゲル状シートとしても良
い。
【0033】また、本実施例の洗浄剤10によれば、使
用者が外出する際にも入手が容易な水に溶解して使用す
るように、含有する洗浄液成分が調製されているため、
溶解用の液体を一緒に持ち運ぶ必要が無く、特に携帯性
に優れている。もとより、水以外の液体、例えば、生理
的食塩水など所定量の塩を含有する水溶液に溶解させて
洗浄液を調製するよう、洗浄剤10が含有する洗浄液成
分(塩濃度など)を適宜調節して配剤することとしても
良く、この場合にも、所望量(1回の使用に必要な量)
の洗浄液成分を固体の状態で保持することによる既述し
た効果を得ることができる。洗浄剤10の基材を成す水
溶性プラスチックが速やかに溶解可能であって、調製し
た洗浄液中にコンタクトレンズを浸漬しても、コンタク
トレンズ中に何らかの成分が残留して不都合を引き起こ
すおそれのないものであれば、他種の液体を用いること
としても良い。もとより、冷水ではなく温水を用いるこ
ととしても良い。
【0034】ここで、洗浄剤10を溶解して得られる洗
浄液の浸透圧が生理的食塩水あるいは涙と略同一となる
ように、所定量の塩を洗浄剤10が含有するならば、こ
の洗浄液をコンタクトレンズの保存液として用いた場合
に、保存しておいたコンタクトレンズを支障無くそのま
ま装用することが可能になる。特に、洗浄剤10を溶解
して得られる洗浄液の塩濃度が所望の濃度となるよう
に、溶解に用いる液体の量に対応するマークを付したケ
ースと共に用いれば、容易に所望の濃度の洗浄液(保存
液)を調製して、コンタクトレンズの保存に供すること
ができる。
【0035】本実施例では、洗浄剤10の基材として、
水に速やかに溶解する水溶性プラスチックであるポリビ
ニルアルコールを用いているため、洗浄液の使用時(コ
ンタクトレンズのケアを行なう際)に洗浄剤10を水に
投入することによって、基材が保持する洗浄液成分が溶
解して成る洗浄液を直ちに調製することができる。ま
た、このような水溶性プラスチックは水などの液体中で
良好に溶解するため、これを洗浄剤10の基材として用
いることによって、調製した洗浄液中に基材の一部が残
留物として存在し、コンタクトレンズに付着するなどの
不都合を引き起こすことのない洗浄液を調製することが
可能となる。
【0036】なお、上記実施例では、基材に用いる水溶
性プラスチックとしてポリビニルアルコールを用いた
が、その溶解性を高める等の作用を有する副成分をさら
に含有することとしても良い。また、ポリビニルアルコ
ールは、通常は、ポリ酢酸ビニルをケン化(加水分解)
することにより製造するが、このケン化をより不完全に
行なったものを用いて、水に対する溶解性を向上させる
こととしても良い。
【0037】本実施例の洗浄剤10の基材を構成するポ
リビニルアルコールの溶解速度は、上記したように副成
分の有無やその含有率、あるいは含有する洗浄液成分の
種類や量、あるいは溶解に用いる水の温度などの影響を
受けるが、水温10℃の水に溶解する場合15秒〜30
秒、水温20℃の水に溶解する場合5秒〜20秒程度と
極めて速く、優れた溶解性を示す。さらに、洗浄剤10
の溶解性をより高めるために、洗浄剤10をより薄く成
形したり、洗浄剤10中に含有させる薬剤(洗浄液成
分)粒子の大きさをより小さくすることが望ましい。
【0038】また、ポリビニルアルコールなどの水溶性
樹脂を洗浄剤の基材として用いることは、この洗浄剤を
溶解して得られる洗浄液の粘性を高めるという効果を奏
する。これにより、洗浄液に浸漬するレンズの親水性を
高める(レンズ表面の濡れ性を向上させる)ことができ
るが、このことは、上記構成を酸素透過性ハードコンタ
クトレンズの洗浄液の調整に適用する場合に、特に好ま
しい効果と言える。
【0039】なお、水溶性樹脂としては、上記実施例で
用いたポリビニルアルコール以外に、ポリエチレングリ
コール、カルボキシメチルセルロース、レゾール型フェ
ノール樹脂等があるが、洗浄液成分を保持しつつ、所定
の形状に成形可能であって、充分な速度で均一に水など
に溶解可能であると共に、コンタクトレンズ中に残留し
て不都合を引き起こすおそれのないものであれば、これ
らポリビニルアルコール以外の材料を用いて洗浄剤10
の基材を形成することとしても良い。
【0040】また、図3に示した製造工程とは異なる工
程によって洗浄剤10を製造することとしてもよい。例
えば、図3に示した洗浄剤10の製造工程では、水溶性
プラスチックのゲル化に先立って、ステップS110に
おいて水溶性プラスチックと洗浄液成分との混合を行な
ったが、水溶性プラスチックのゲル化を先に行ない、ゲ
ル化した水溶性プラスチック中に所定量の洗浄液成分を
注入した後、乾燥や成形を行なって洗浄剤10を完成す
ることとしても良い。
【0041】上記実施例の洗浄剤10は、シート状に成
形されており、その大きさについても既述したが、洗浄
剤10の大きさや形状は、任意に設定することが可能で
ある。所望量の水などの液体に、充分に容易に溶解可能
な大きさおよび形状であればよい。上記実施例のように
洗浄剤10をシート状に成形する場合には、水溶性プラ
スチックから成る基材に保持させる薬剤の量を増やすほ
ど、シートを厚く形成する必要があるが、薄く形成した
シートほど溶解し易いため、速やかに溶解可能なシート
とするためには、例えば、0.05〜0.1mm程度に
成形することが望ましい。
【0042】また、洗浄剤10を成形する際には、さら
にプレスの工程を加えるなどして、洗浄剤10の表面に
模様を付加することとしても良い。あるいは、洗浄液成
分を混合する際に、コンタクトレンズに残留して不都合
を引き起こすおそれのないような着色剤をさらに添加す
ることとしても良い。後述するように、本発明は、コン
タクトレンズ用の洗浄液以外のコンタクトレンズケア用
薬液を調製するための種々の薬剤にも適用可能である
が、上記したように模様を付加したり着色する構成とす
れば、使用者がコンタクトレンズケア用薬液を調製しよ
うとする際に、薬剤の種類を判別するのが容易になる。
【0043】さらに、洗浄剤10は、これを溶解するこ
とで調製される洗浄液がコンタクトレンズを洗浄する性
能を向上させるために、洗浄剤(界面活性剤)の効果を
活性化する成分や、洗浄効果を高めるための酵素(タン
パク質分解酵素や脂質分解酵素など)や、このような酵
素の安定化剤をさらに加えることとしても良い。
【0044】なお、洗浄液成分として適当なものを選択
すれば、洗浄剤10から調製される洗浄液は、ハードコ
ンタクトレンズ用とすることもできるし、ソフトコンタ
クトレンズ用とすることもできる。一般に、ハードコン
タクトレンズの洗浄時には、より充分に汚れを取り除く
ためのこすり洗いが行なわれる場合があるが、洗浄剤1
0に洗浄液成分と共に微粒子を保持させるならば、より
洗浄性に優れた、こすり洗いに適した洗浄液を調製する
ことができる。このような微粒子としては、アルミナ微
粒子や、一般的なスクラブ洗顔料に含有される軟性素材
の微粒子等を用いることができる。その他、洗浄剤10
から調製される洗浄液を用いたコンタクトレンズの洗浄
方法としては、漬け置き洗いなど種々の方法が選択可能
であって、洗浄の際に洗浄機を併用してさらに洗浄効果
の向上を図ることとしても構わない。
【0045】(2)第2実施例の洗浄剤20:上記第1
実施例の洗浄剤10は、基材である水溶性プラスチック
中に洗浄液成分を分散保持しているが、異なる構成とし
ても良い。図4は、第2実施例の洗浄剤20の外観を表
わす説明図である。洗浄剤20は、図4に示すように横
断面楕円形状に成形された水溶性プラスチックからなる
カプセル中に、洗浄液成分を充填して成る。
【0046】第1実施例では、洗浄剤の基材は、ポリビ
ニルアルコールのゲルを、洗浄液成分を含有する状態で
薄く引き延ばしてシート状に成形し、これを加熱・乾燥
することによって形成したが、第2実施例では、所定の
形状の金型を用いて成形と加熱・乾燥を行ない、洗浄液
成分を含有しないゲルからカプセルを形成する。このカ
プセル内に充填する洗浄液成分は、第1実施例と同様
に、所定の液体に溶解させることによって所望の洗浄液
を調整可能となるものであり、1度に調製すべき洗浄液
量に対応する量の薬剤を含有している。また、充填され
る洗浄液成分は、水などの所定の液体中で上記カプセル
が溶解するときには、速やかにこの液体に溶解可能とな
る形状であることが望ましく、例えば、粉末状や顆粒状
とすることができる。
【0047】あるいは、上記したようにカプセル内に粉
体などの固形の洗浄液成分を充填するのに代えて、液状
の洗浄液成分をカプセル内に封入することとしても良
い。また、カプセル内に保持する洗浄液成分は、粉体な
どの固体成分と液体成分との混合物とすることも可能で
ある。カプセル内で、洗浄液成分を安定した状態で保持
可能であれば、いかなる形状としてもよい。
【0048】ここで、洗浄剤20を構成するカプセルの
大きさは、内部に保持する洗浄液成分の量や携帯性など
を考慮して適宜設定すれば良い。また、図4に示したよ
うな横断面楕円形状とする他、球形、円錐形など、種々
の立体形状とすることが可能である。
【0049】また、洗浄剤20が保持する洗浄液成分の
すべてをカプセル内に充填する代わりに、洗浄液成分の
一部は、第1実施例と同様に、水溶性プラスチックから
なる基材中に保持することとしても良い。すなわち、水
溶性プラスチックゲルからカプセルを形成する際に、洗
浄液成分の一部をこのプラスチックゲル中に混合し、こ
のようにして得られたカプセル中に、残りの洗浄液成分
を充填することとしても良い。基材を成す水溶性プラス
チックとしては、第1実施例と同様に、ポリビニルアル
コールに限るものではなく、水などの所定の液体に充分
に迅速に溶解すると共に、充分な成形性を有し、コンタ
クトレンズに残留して不都合を引き起こすおそれのない
ものであればよい。
【0050】このように形成した第2実施例の洗浄剤2
0によれば、水などの所定の液体に洗浄剤を投入したと
きに、水溶性プラスチックからなる基材(カプセル)が
溶解することで、基材に保持された洗浄液成分が液中に
溶出し、所望の洗浄剤を調製することができるため、第
1実施例の洗浄剤10と同様の効果を奏することができ
る。すなわち、洗浄液成分の衛生状態を保つことが容易
になり、所望時には常に新鮮な洗浄液を得ることができ
る。また、液状の洗浄液に比べて携帯時の利便性が大き
く向上する。また、第2実施例の洗浄剤20によれば、
水溶性プラスチックからなる基材中に洗浄液成分を保持
させる際に、洗浄液成分を液体の状態で保持することも
可能となる。乾燥状態では水などの液体に対する溶解性
が低下する薬剤、あるいは乾燥状態で保持することが困
難な薬剤や、所定の高濃度の液体として保持可能な薬剤
を、洗浄液成分として用いる場合には、特に有利であ
る。
【0051】既述した第1および第2実施例では、コン
タクトレンズを洗浄する(あるいは洗浄と共に保存す
る)洗浄液を調製するための洗浄剤について説明した
が、本発明は、洗浄液以外に、タンパク質除去液や、消
毒(殺菌)液などの薬液を調製するための薬剤について
も同様に適用可能である。このような場合には、シート
状やカプセル状など所定の形状に成形された水溶性プラ
スチック基材に、所定の薬剤、すなわち、蛋白質分解酵
素や消毒・殺菌剤の成分を保持させればよい。このよう
な構成とすれば、コンタクトレンズのケア時に水などの
所定の液体に上記薬剤を投入することで、速やかに所望
の薬液を調整することが可能となり、同様の効果を奏す
ることができる。
【0052】また、本発明は、上記した洗浄液や、保存
液、タンパク質除去液、消毒液等、コンタクトレンズの
ケアを行なうために用いる個々の薬液を調製するための
成分を含有するように構成するだけでなく、これらの薬
液のうちの複数の薬液の機能を同時に実現するように配
剤した薬剤を含有することとしてもよい。このような場
合にも、水溶性プラスチックに薬剤を保持させることに
よる既述した効果を得ることができると共に、調製され
る薬液が複数の機能を有することで、コンタクトレンズ
ケアの動作を簡素化することができる。
【0053】また、本発明を適用することで上記したよ
うに携帯時の利便性が向上して、よりコンパクトな状態
で携帯することが可能であるため、より多くの薬液を必
要とする場合には特に有利となる。例えば、コンタクト
レンズを衛生的に使用し続けるためには、コンタクトレ
ンズを保存するケースを消毒(殺菌)することが必要と
なる場合がある。コンタクトレンズを保存するケースを
消毒する場合には、コンタクトレンズをケース内で消毒
する場合に比べて多量の薬液(消毒液)を要するが、コ
ンパクトな固体の状態で携帯可能な本発明に基づいた消
毒剤を用いれば、所望のときに必要量の消毒液を容易に
調製することができ、多量の消毒液を持ち運ぶ必要がな
い。
【0054】以上本発明の実施例について説明したが、
本発明はこうした実施例に何等限定されるものではな
く、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々なる
様態で実施し得ることは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好適な一実施例である洗浄剤10の外
観を表わす斜視図である。
【図2】洗浄剤10を用いてコンタクトレンズの洗浄を
行なう様子を表わす説明図である。
【図3】洗浄剤10を製造する工程を表わす説明図であ
る。
【図4】洗浄剤20の外観を表わす説明図である。
【符号の説明】
10…洗浄剤 20…洗浄剤 D…容器 R…コンタクトレンズ S…洗浄液
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 長村 隆司 愛知県豊田市西町1丁目200番地 株式会 社日本オプティカル内 Fターム(参考) 2H006 DA08 DA09

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンタクトレンズのメインテナンスに用
    いる薬剤を含有するコンタクトレンズケア用品であっ
    て、 水溶性プラスチックからなる基材によって、前記薬剤を
    保持して成り、 所定の液体に投入した際には、前記基材が前記液体に溶
    解することによって前記薬剤が前記液体中に溶出し、前
    記薬剤が前記液体に溶解して成るコンタクトレンズケア
    用薬液を得ることが可能となるコンタクトレンズケア用
    品。
  2. 【請求項2】 前記基材は、1度に調製すべき前記コン
    タクトレンズケア用薬液の量に対応した量の前記薬剤を
    保持することを特徴とする請求項1記載のコンタクトレ
    ンズケア用品。
  3. 【請求項3】 前記水溶性プラスチックは、ポリビニル
    アルコールであることを特徴とする請求項1または2記
    載のコンタクトレンズケア用品。
  4. 【請求項4】 前記基材は、前記薬剤を、内部に分散し
    た状態で保持することを特徴とする請求項1ないし3い
    ずれか記載のコンタクトレンズケア用品。
  5. 【請求項5】 前記基材は、シート状に成形されてなる
    ことを特徴とする請求項4記載のコンタクトレンズケア
    用品。
  6. 【請求項6】 前記基材は、カプセル状に成形されてな
    り、該カプセル中に充填することによって前記薬剤を保
    持する請求項1ないし3いずれか記載のコンタクトレン
    ズケア用品。
  7. 【請求項7】 前記所定の液体は、水であることを特徴
    とする請求項1ないし6いずれか記載のコンタクトレン
    ズケア用品。
  8. 【請求項8】 前記所定の液体は、その浸透圧が、生理
    的食塩水と略同一、あるいはそれよりも低い水溶液であ
    る請求項1ないし6いずれか記載のコンタクトレンズケ
    ア用品。
  9. 【請求項9】 前記薬剤は、洗浄剤、消毒剤、中和・還
    元剤、タンパク質分解剤、脂肪分解剤、の中から選択さ
    れる1以上の薬剤からなる請求項1ないし8いずれか記
    載のコンタクトレンズケア用品。
  10. 【請求項10】 コンタクトレンズのメインテナンスに
    用いる薬剤を含有するコンタクトレンズケア用品の製造
    方法であって、 (a)水溶性プラスチックを含有する溶液と、前記薬剤
    とを混合する工程と、 (b)前記(a)工程で前記薬剤と混合した前記溶液
    を、加熱によってゲル化して薬剤含有ゲルと成す工程
    と、 (c)前記薬剤含有ゲルを、成形すると共に加熱して、
    所定の形状のコンタクトレンズケア用品を形成する工程
    とを備えるコンタクトレンズケア用品の製造方法。
  11. 【請求項11】 コンタクトレンズのメインテナンスに
    用いる薬剤を含有するコンタクトレンズケア用品の製造
    方法であって、 (a)水溶性プラスチックを含有する溶液を、加熱によ
    ってゲル化して、基材ゲルと成す工程と、 (b)前記基材ゲル中に前記薬剤を混入させて、薬剤含
    有ゲルと成す工程と、 (c)前記薬剤含有ゲルを、成形すると共に加熱して、
    所定の形状のコンタクトレンズケア用品を形成する工程
    とを備えるコンタクトレンズケア用品の製造方法。
  12. 【請求項12】 コンタクトレンズのメインテナンスに
    用いる薬剤を含有するコンタクトレンズケア用品の製造
    方法であって、 (a)水溶性プラスチックを基材とするカプセルを成形
    する工程と、 (b)前記カプセル中に前記薬剤を充填する工程とを備
    えるコンタクトレンズケア用品の製造方法。
  13. 【請求項13】 前記水溶性プラスチックはポリビニル
    アルコールであることを特徴とする請求項10ないし1
    2いずれか記載のコンタクトレンズケア用品の製造方
    法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101734502B1 (ko) * 2015-08-03 2017-05-11 박기완 콘택트렌즈 보관구

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JPS62270503A (ja) * 1986-05-20 1987-11-24 Nippon Soda Co Ltd シ−ト状又はフイルム状消毒剤及びその製法
JPS62270913A (ja) * 1986-03-22 1987-11-25 スミス アンド ネフユ− アソシエ−テツド カンパニ−ズ ピ−エルシ− コンタクトレンズ用滅菌溶液と滅菌方法

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