JPS62270503A - シ−ト状又はフイルム状消毒剤及びその製法 - Google Patents

シ−ト状又はフイルム状消毒剤及びその製法

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JPS62270503A
JPS62270503A JP11514286A JP11514286A JPS62270503A JP S62270503 A JPS62270503 A JP S62270503A JP 11514286 A JP11514286 A JP 11514286A JP 11514286 A JP11514286 A JP 11514286A JP S62270503 A JPS62270503 A JP S62270503A
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JP
Japan
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disinfectant
sheet
water
film
soluble polymer
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JP11514286A
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English (en)
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Tokumasa Fujiyama
藤山 悳正
Hiroshi Harada
博 原田
Hiromi Maruyama
広美 丸山
Hidenori Kizawa
木沢 英教
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Nippon Soda Co Ltd
Original Assignee
Nippon Soda Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 3、発明の詳細な説明 〔産業上の利用分野〕 本発明は、外用殺菌消毒剤、及びその改良製造法に関す
る。史に、詳しくは液状消毒剤からシート状又はフィル
J、状消毒剤に剤形を変えることで、安全性、及び作業
性に優れた消毒剤、及びその製法に関するものである。
〔従来の技術とその問題点〕
下水道の排水基準により、病院等で使用される消毒剤は
規制されているが、医療者側も患者側にとっても、「」
常の治療において消毒剤は必要不可欠なものである。し
かし、現在使用されている消毒剤は、そのほとんどが液
状であり、そのまま使用するか、あるいは希釈してから
使用するようになっている。希釈する場合は、シリンダ
ー等を使用するために手間がかかったり、原液を扱うた
め手が荒れたりする。又、それらは500−〜1000
−のガラスやプラスチック等の容器、あるいは107!
以上のカンに入っているために保存には広いスペースが
必要となり、更に、それらの運搬にはかなりの重置があ
るため、大量に使用する施設では扱いに苦慮している問
題がある。
〔問題点を解決するだめの手段〕
本発明者らは、これらの消毒剤を液状からシート状又は
フィルム状に剤形を変えるごとで、以」−の多くの問題
点を解決することができることを見い出した。本発明は
この知見に基づいてなされたものである。
即ち、本発明は、1.水溶性高分子に外用殺菌消毒剤を
含有させてなるシート状又はフィルム状消毒剤、及び2
.成型枠内に、繊維素材を置くか又は置かずに、外用殺
菌消毒剤を含有した水溶性高分子の溶液を流し込んだ後
、溶媒を除去せしめてなるシート状又はフィルム状消毒
剤の製法である。
本発明のシート状又はフィルム状製剤において基剤とし
て使用される水溶性高分子としては、水溶性セルロース
誘導体や他のフィルム形成性を有する天然、又は合成水
溶性高分子が用いられ、人体もしくは動物に対し薬物的
に悪影響を与えることなく、柔軟なフィルム形成能を有
するものが好ましい。
例示すれば、ヒドロキシプロピルセルロース(以下、I
I I) Cと略す)、メチルセルロース、ヒドロキシ
プしjビルアノ1バ1〜ルセルロース、カルボキシメチ
ルセルロース、又はその塩の如き水iff 性セルロー
ス誘導体、ポリアクリル酸、又はそのナトリウム、カル
シラノ1、もしくはアンモニウム塩、アクリル酸塩を1
成分とし、これにメタアクリル酸、スチレン、ヒニル型
エーテル(メチルビニルエーテル等)を二】モノマーと
して共重合せしめて得られるアクリル酸共重合体、又は
そのすトリウム、カルシウム、もしくはアンモニウム塩
、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ポリ
アルキレングリコール、ヒl−ロキシプ口ビルスターチ
、アルギン酸、又はその塩、]・ラガントガムの如き多
糖類、又はその誘導体、セラチン、コラーゲン、又はこ
れらを−1ハク酸、無水フタル酸等で変性したもの等が
あり、これらの水溶性高分子は、単独、又は2種以上混
合して使用される。
他方、本発明でいう外用殺菌消毒剤とは、塩化ペンザル
コニューム、グルコン酸クロルヘキシジン(クロルヘキ
シジングルコネート)、塩酸クロルヘキシジン、塩化ベ
ンゼトニウム、ポリオクチルポリアミノエチルグリシン
、アクリノール等である。
又、シート状基剤としての繊維素材とは、セルロース繊
維、又はセルロース繊維と他の繊維からなる組成物をい
う。例えば、ガーゼ、スフ綿、木綿布、不織布、紙など
である。
本発明のシー]・状又はフィルム状消毒剤において上記
の水溶性高分子、及び薬剤の他に必要に応じて可塑剤、
増量剤、着色剤等を使用することができる。
シート状又はフィルム状剤に適度の柔軟性を付与する為
の可塑剤としては、ポリエチレングリゴール(マクロゴ
ール)、プロピレングリコール、グリセリン、酸化エチ
レン・酸化プロピレン共電合体、スパン型脂肪酸ラウリ
ル酸、ソルビトール、グリセリン、ペンタエリスリト−
ル等があげられる。
次に本発明のシート状又はフィルム状製剤の製造法を示
す。
前記水溶性高分子を水、エタノール等のアルコール類、
アセI・ン、塩素系溶媒、セロソルブ等の単独又は混合
溶媒に溶解した後、これに外用殺菌消毒剤を添加し熔解
する。脱泡後、咳液を枠付きの所定容器に流し込み、室
温にて所定時間(通常、2〜4時間)風乾した後、40
〜60℃で1〜3時間真空乾燥し、フィルム製剤を得る
。シート状製剤の場合には、枠付容器にあらかじめ繊維
素材を置いてから、この上に液を流し込んで製造する。
尚、水溶性高分子と溶媒との配合割合は必要に応じて任
意にカ(択することができる。
本発明のシート状又はフィルム状消毒剤の使用方法は、
洗面器等の容器に水を入れ、これにシート又はフィルム
を必要枚数だけ入れる。シート又はフィルムは溶解し、
それによって一定濃度の消毒剤ができる。
〔効果〕
本発明のシート状又はフィルム状消毒剤の特徴は、 ■ 運搬中には、衝撃などによって破損することがない
■ 重量が軽い為、運搬が楽である。
■ 容積が少ない為、狭いスペースの場所に多くの回数
分がストック可能である。
■ 一枚づつシールされている包装なので光や外気から
遮断されており、長期保存ができ清潔でもある。
■ シート状又はフィルム状の為、切断して使用するこ
とで低濃度の消毒液ができる。
■ 数枚同時に溶解させることで高濃度の消毒液ができ
る。
■ シート又はフィルムの溶解は短時間である。
■ 使用方法が簡単である。
■ 抗菌力が現在繁用されている液状の消毒剤と同等で
ある。
〔実施例〕
以下に本発明の実施例を示すが、これに限定されるもの
ではない。
実施例1 2%水溶液の20℃における粘度が5.2センチボイズ
であるヒlIニドl−シブlコピルセルロース(以下、
llPc−8l−とする)1.0重量部をとり、エタノ
ール、9.(1重量部中に徐々に加え攪拌して溶解せし
めた。更に、IO重量%局方塩化ヘンザルコニューム(
以下、B、C,とする〉液「丸面製薬■製」5−を添加
し溶解せしめ、3時間静置して脱泡した。枠のついた清
浄なガラス板上に10cmXlocmのハイガーゼ「旭
化成■製」を置き、上記溶液を泡の入らぬように流延し
、風乾後40°Cで真空乾燥を2時間し、ガーゼに含浸
したシート状製剤を得た。木製剤1枚当たりの重量は、
約1.8gで薬剤1t、c、、約0.5gを含有してい
る。
−7= 実施例2 HPC−3L、0.9重量部とポリエチレングリコール
分子量400 (以下、PEG#4.OOとする)0.
1重量部をとり、エタノール、9.0重量部中に徐々に
加え攪拌して溶解せしめた。更に、10重量%B、C,
液15mlを添加し溶解せしめ、以下、実施例1と同様
操作によりシート状製剤を得た。本製剤1枚当たりの重
量は、約1.8gで薬剤B、C,,約0.5 gを含有
している。
実施例3 HPC−3L、0.9重量部と局方ポリビニルピロリド
ンに−90(プラストン(G、A、F、 Corp。
ration) )  (以下、PVP、に−90とす
る)0゜1重量部をとり、エタノール、9.0重量部中
に加え攪拌して溶解せしめた。更に、10重量%局方B
、C,液5m7を添加し溶解せしめ、以下、実施例1と
同様操作によりシート状製剤を得た。本製剤1枚当たり
の重量は、約1.8gで薬剤n、c、、約0゜5gを含
有している。
8一 実施例4 HPC−817,0,9重量部とPEG#400゜0.
1重量部をとり、エタノール、9.0重量部中に徐々に
加え攪拌し゛ζ溶解せしめた。更に、20重量%局方グ
ルコン酸クロルヘ−1;シジン(以下、G。
C,11,とする)?&1住友製薬o1製J、5m7を
添加し溶解せしめ、以1:、実施例1と同様操作により
シート状製剤を得た。木製剤1枚当たりの重量は、約2
.3gで薬剤G、C,11,,約1.OBを含有してい
る。
実施例5 RPC−3L、0.8重量部とPEG#400゜0.2
重量部をとり、エタノール19.0重量部中に徐々に加
え攪拌し゛(溶解ゼしめた。更に、20重量%G、C,
H,液、5mZを添加し溶解せしめ、3時間静置して脱
泡した。枠のついた清浄な10cmx10cmテフロン
板トに直接に流延し、風乾後4゜°Cで真空乾燥2時間
し、フィル1、状製剤を得た。
本製剤1枚当たりの重量は、約2gで薬剤G、C,11
゜、約1.Ogを含有しζいる。
実施例6 1(PC−3L、0.9重量部とPVP、に−90,0
,1重量部をとり、エタノール、9.0重量部中に徐々
に加え攪拌して溶解せしめた。更に、20重量%G、C
,H,液、5−を添加し熔解せしめた。
以下、実施例1と同様操作によりシート状製剤を得た。
木製剤1枚当たりの重量は、約2,3gで薬剤G、C,
11,,約1.0gを含有している。
実験例 以下にシート状又はフィルム状製剤からの薬効同等性、
及び薬剤溶出性(濃度別)の結果を示す。
(1)Pヒヘンザルコニューム 使用製剤=10%局方塩化ペンザルコニューム液(以下
、B、C,とする) 「丸面製薬■」 定量法 :分光光度計[島津■、UV−24,OJを使
用し、262nmにおける吸光度 測定による。
く薬効同等性の試験) B、C,5−を蒸留水にて1000+n7に希釈した液
の吸光度(Δ)と実施例1で得られたシート状製剤1枚
を蒸留水+ 000nf中に入れ、溶出させた液の吸光
度(13)を吸光度チャートで比較した(第1図)。こ
れより両液とも同等であると認めた。
(薬剤溶出性の試験) サンプルシート状製剤処方 上記処方を実施例1と同様操作によりシート状製剤を作
りサンプルとした。このザンプル各々1枚づつを蒸留水
100〇−中に入れ、薬剤B、C。
を溶出させ、これを分光光度計にて定量した。結果を第
2図に示す。
実線は計′i2値を、各スポットは実測値である。
=11− 尚、手指消毒には10%局方B、C,5+ofを200
倍に希釈して使用する為、定量時にB、C,の5−?客
用を100とした。
図から判るように、各スボ71・の実測値と計算値は近
偵値であり、外用殺菌消毒剤として十分に使用できるこ
とを確認した。
(2)グルコン り口ルへギシジン 使用製剤:局方グルコン酸りロルヘキシジン液(以下、
G、C,l+、とする) 「住友製薬側」 定量法 :青水 大らの方法(*1)、分光光度計[島
津@、UV−24,OJを使 用し、500〜5 ]、 Onmにおけるピークを測定
(薬効同等性の試験) G、C,11,、5−を蒸留水にて10100Oに希釈
した液の吸光度(C)と実施例6で得られたシート状製
剤1枚を蒸留水1000−中に入れ、溶出させた液の吸
光度(D)を吸光度チャートで比較した(第3図)。こ
れより、両液とも同等であると認めた。
(薬剤溶出性の試験) 実施例4〜GのG、C,11,製剤1枚を蒸留水100
0−中に入れ、G、C,l!、を溶出させ、これを分光
光度計にて定けした。定量結果を下表に示す。
表中の数値はG、C,11,の溶出割合を示す。
(*1): rcHLORHEXIDTNI!の比色定量法について
」薬剤学、26(1,)  “58〜60”、1966
【図面の簡単な説明】
第1図は、(A)がB、C,を蒸留水で希釈した液の吸
光度、(R)が実施例1で得られたB、C。 のシート状製剤を蒸留水で溶出させた液の吸光度、第2
図は、B、C,のシート状製剤の溶出性を示す図、第3
図は、(C)がG、C,l+、を蒸留水で希釈した液の
吸光度、(D)が実施例6で得られたG。 C,I+、のシート状製剤を蒸留水で溶出させた液の吸
光度を示す図である。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)水溶性高分子に外用殺菌消毒剤を含有させてなる
    シート状又はフィルム状消毒剤。
  2. (2)水溶性高分子が水溶性セルロース誘導体、及び他
    のフィルム形成性を有する天然、又は合成水溶性高分子
    である特許請求の範囲第1項記載のシート状又はフィル
    ム状消毒剤。
  3. (3)成型枠内に、繊維素材を置くか又は置かずに、外
    用殺菌消毒剤を含有した水溶性高分子の溶液を流し込ん
    だ後、溶媒を除去せしめることを特徴とするシート状又
    はフィルム状消毒剤の製法。
JP11514286A 1986-05-20 1986-05-20 シ−ト状又はフイルム状消毒剤及びその製法 Pending JPS62270503A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1038227C (zh) * 1988-05-02 1998-05-06 济拉药物有限公司 在人体组织上用于治疗的成膜制剂的制造方法
JP2002090698A (ja) * 2000-09-13 2002-03-27 Nippon Optical:Kk コンタクトレンズケア用品

Cited By (2)

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