JP2002090518A - 回折光学素子及び回折光学素子の成形用金型 - Google Patents

回折光学素子及び回折光学素子の成形用金型

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JP2002090518A
JP2002090518A JP2000284906A JP2000284906A JP2002090518A JP 2002090518 A JP2002090518 A JP 2002090518A JP 2000284906 A JP2000284906 A JP 2000284906A JP 2000284906 A JP2000284906 A JP 2000284906A JP 2002090518 A JP2002090518 A JP 2002090518A
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diffraction grating
optical element
pass filter
diffractive optical
optical low
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Takeshi Takahashi
高橋  毅
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Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、ある傾斜角を有する回折格子を備
え、画像のザラツキ感の除去に優れた特性を備えた光学
ローパスフィルタのような回折光学素子を提供する。 【解決手段】 本発明は、回折格子面3を有する回折光
学素子である光学ローパスフィルタ1において、前記回
折格子面を有する光学ローパスフィルタ1の外周の少な
くとも1辺に直線形状部2を持ち、前記回折格子面あの
少なくとも一方向の格子方向が、その1辺に対してある
一定の傾斜角をを有することを特徴とするものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回折格子を有する
回折光学素子及びその回折光学素子の成形用金型に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、液晶を用いた画像表示装置の光
学系においては、液晶画面上に表示される画像における
画素のザラツキ感を除去して見易くするために、回折光
学素子である光学ローパスフィルタを介在させる構成と
したものが一般的であり、このような光学ローパスフィ
ルタの1次元(単一方向のみの)の回折格子の格子方向
としては、液晶の画素に対して平行方向又は直交方向の
ものが通常である。
【0003】しかし、従来の回折格子又は光学ロ−パス
フィルタでは、画像上にモアレ縞が発生したり、回折格
子の格子方向に対して直交方向のザラツキ感を除去する
ことは難しかった。前記モアレ縞は、画素の周期と回折
格子の周期の干渉により表示画面上に発生するものであ
る。
【0004】また、上述したようなザラツキ感は、回折
格子の格子方向と、液晶の画素とが平行方向又は垂直方
向に配置されていると、格子方向に対して直交方向のザ
ラツキ感は除去できるが、格子方向に対して平行方向の
ザラツキ感を除去することが難しいことに起因する。
【0005】そこで、回折格子の格子方向を液晶の画素
の配列方向に対して傾斜させて配置することで、表示画
面上のモアレ縞の発生を抑制するための提案として、例
えば、特開平6−294955号公報に開示された液晶
表示装置の発明がある。
【0006】また、回折格子の格子方向を、液晶の画素
に対して傾斜を付けた配置とすることで、液晶の画素の
平行方向と直交方向の両方向ともザラツキ感を除去でき
ることが知られており、一般的にはこのような回折格子
をもった回折光学素子は、プレス加工やリソグラフの切
り出しによって作製されていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来技術では次のような問題がある。回折光学素子を
プレス加工する成形方法では、所望の回折格子形状の雌
型をもつスタンパを基板に押圧して回折格子形状の基板
を作製し、更にプレス加工によって所望の形状に打抜く
といった2次加工が生じ、材料の無駄が生じていた。
【0008】また、リソグラフによって所望の形状に切
り出すような回折光学素子の成形方法では、プレス加工
の場合と同様、回折格子を有する基板から所望の形状に
切り出すため、材料の無駄を伴うとともに、作業工程が
多くコスト高になるという問題があった。
【0009】そこで本発明は、ある傾斜角を有する回折
格子を備えザラツキ感の除去に優れた特性を備えた回折
光学素子及びこの回折光学素子を形成する際、材料の無
駄を無くし2次加工の手間を生じず、低コストでかつ高
精度に回折光学素子を形成できる成形用金型を提供する
ものである。
【0010】また、本発明は、回折格子の格子方向を任
意の傾斜方向に調整でき、目的に応じた最適の光学性能
をもった回折光学素子を得ることができる成形用金型を
提供するものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
回折格子を有する回折光学素子において、前記回折格子
を有する回折光学素子の外周の少なくとも1辺に直線形
状部を持ち、前記回折格子の少なくとも一方向の格子方
向が、その1辺に対してある一定の傾斜角を有すること
を特徴とするものである。
【0012】請求項2記載の発明は、回折格子を有する
回折光学素子を形成する成形用金型において、前記回折
格子を有する回折光学素子を形成する回折格子パターン
を備えた金型駒の外周の少なくとも1辺が直線形状部
で、前記金型駒の回折格子パターンの少なくとも1方向
の格子方向が、その1辺に対してある一定の傾斜角を有
することを特徴とするものである。
【0013】請求項3記載の発明は、回折格子を有する
回折光学素子において、前記回折光学素子の回折格子の
少なくとも1方向の格子方向が、この回折光学素子を成
形する成形用金型のキャビティに連通するゲート方向に
対して、ある一定の傾斜角を有することを特徴とするも
のである。
【0014】請求項4記載の発明は、回折格子を有する
回折光学素子を形成する成形用金型において、前記回折
格子を有する回折光学素子を形成する金型駒の回折パタ
ーンの少なくとも1方向の格子方向が、キャビティに連
通するゲート方向に対してある一定の傾斜角を有するこ
とを特徴とするものである。
【0015】請求項5記載の発明は、請求項1又は3記
載の回折光学素子において、前記回折格子は光学ロ一パ
スフィルタであることを特徴とするものである。
【0016】請求項6記載の発明は、回折格子を有する
回折光学素子を形成する回折格子パターンを有する金型
駒を備えた成形用金型において、前記金型駒を、その回
折格子パターンの方向を任意の角度に調整可能な円柱形
状に形成していることを特徴とするものである。
【0017】請求項1、2、3、4、5記載の発明の作
用を以下に説明する。本発明の成形用金型においては、
回折格子を形成する金型駒の回折格子パターンの格子方
向を、外周に少なくとも1辺が直線形状部をもつ金型駒
に対して、その1辺に対してある一定の傾斜角を有する
ようにして成形用金型を作製する。又は、回折格子を有
する回折光学素子を形成する金型駒の回折格子パターン
の格子方向が、キャビティに達通するゲート方向に対し
て、ある一定の傾斜角を有するような成形用金型を作製
する。
【0018】また、本発明の成形用金型によれば、回折
格子の方向が傾斜角を有した回折光学素子を射出成形に
より容易に形成できるるため、従来例のようなスタンパ
による基板作製からプレスにより打抜くといった2次加
工の必要性がなくなり、材料が削減され、製造コストの
低減を図れる。
【0019】前記成形用金型によって形成される本発明
の回折光学素子における回折格子の構成によれば、回折
光学素子である光学ロ一パスフィルタを例えば液晶表示
装置の光学系に組み込むことで、液晶の画素方向に対し
て、回折格子の格子方向が傾斜角を有しているので、液
晶表示画面上の平行方向と直交方向の双方のザラツキ感
を的確に除去できる。
【0020】請求項6記載の発明の作用を以下に説明す
る。この発明によれば、例えば回折光学素子である1次
元又は2次元構成の回折格子をもった光学ローパスフィ
ルタを形成する成形用金型の金型駒を円柱状に形成す
る。
【0021】前記金型駒は、回折格子パターンを有して
おり、成形用金型に組み込んだととき、前記金型駒は回
動自在であるため、ベースとなる成形用金型に対し、金
型駒を回転させることで、任意の傾斜に回折格子パター
ンの格子方向を設定することができる。
【0022】この金型駒の回転調整により、形成される
光学ローパスフィルタの形状の一辺に対して、又は、キ
ャビティに連通するゲート方向に対して、回折格子の傾
斜角を自由に設定することができる。
【0023】尚、形成される光学ローパスフィルタの外
形形状は、任意の形状でよく、有効径部分に回折格子が
施されていれば実施可能である。
【0024】また、回折格子パターンが施されている成
形用金型は、可動金型又は固定金型のどちらでもよい。
あるいは、可動金型と固定金型双方に回折格子パターン
を有してもよい。
【0025】これまでのように回折格子パターンの傾斜
角を固定した金型駒では、回動自在に任意に傾斜角を変
化させることができない。
【0026】しかし、上記本発明の金型駒を使用するこ
とにより、任意の傾斜角の回折格子を自在につけた光学
ローパスフィルタのような回折光学素子を成形すること
ができる。
【0027】これにより、回折光学素子として、目的に
応じた最適な光学性能を発揮する傾斜角をもった回折格
子を備えることができ、また、成形用金型としても回折
格子パターンの傾斜角が異なる別の金型駒を作製する必
要が無くなり、製造コスト、製造時間等の大幅な削減に
つながる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を詳
細に説明する。
【0029】(実施の形態1) (構成)本発明の実施の形態1の詳細を図1、図2、図
3、図4、図5、図6を参照して説明する。
【0030】図1は、本発明の実施の形態1における成
形用金型(射出成形用金型)により形成された回折光学
素子である光学ローパスフィルタ(1次元光学ローパス
フィルタ)1の単一方向の回折格子からなる回折格子面
3を上にした状態の斜視図、図2は回折格子形状が矩形
パターン5及び台形パターン6の光学ローパスフィルタ
1を示す断面図である。
【0031】図3は、本発明の実施の形態1における成
形用金型を示す概略断面図、図4は本発明の実施の形態
1における回折格子パターン(等間隔の斜線で示す)を
備えた金型駒10の斜視図、図5は本発明の実施の形態
1における金型駒10の平面図、図6は本発明の実施の
形態1により形成された回折格子を有する画像表示装置
18を示す概略斜視図である。
【0032】図1に示すように、本実施の形態1の回折
光学素子である光学ローパスフィルタ1は、外周の4辺
を直線で囲まれた長方形形状で、鏡枠に組み込む際の直
線形状部2が形成されている。
【0033】前記光学ローパスフィルタ1は、片面に回
折格子面3を有し、裏面には鏡面4を有している。
【0034】回折格子面3の格子形状は、図2上段に示
すような矩形パターン5や、図2下段に示すような台形
パターン6のような形状に形成され、矩形パターン5の
ピッチP=1mm、溝深さF=0.4μmの回折格子を
構成している。同様に台形パターン6のピッチV=1m
m、溝深さF=0.4μmの回折格子を構成している。
また、光学ローパスフィルタ1の外形形状の寸法は、長
辺X=24mm、短辺Y=15mmである。
【0035】尚、前記光学ローパスフィルタ1の材質と
しては、アクリル樹脂を用い、透過率100%から透過
率が60%のものを使用するとよい。
【0036】図3に示す本実施の形態1の成形用金型7
は、固定金型8と可動金型9からなり、光学ローパスフ
ィルタ1の回折格子を形成する回折格子パターンを有す
る金型駒10は、固定金型8側に備えているものとす
る。尚、回折格子パターンを有していない可動金型9側
には鏡面金型駒11を備えているものとする。
【0037】前記成形用金型7の型閉め時には、光学ロ
ーパスフィルタ1を形成するキャビティ12を形成する
ようになり、このキャビティ12にはスプルー13、ラ
ンナー14、ゲート15を介して成形用の樹脂が流れ込
むようになっている。
【0038】前記光学ローパスフィルタ1を形成する成
形用金型7における金型駒10を形成する材質として
は、ニッケルを使用し、金型駒10の回折格子パターン
の形状は、図2に示すような矩形パターン5や台形パタ
ーン6の形状を持ち、矩形パターン5の場合、ピッチP
=1mm、溝深さF=0.4μmの回折格子パータンを
電鋳により作製し、また、図4に示すように、金型駒1
0の形状をワイヤーカットで長辺X=24mm、短辺Y
=15mmの直方体形状に切り出す。
【0039】そして、図5に示すように、金型駒10の
回折格子パターンの格子方向16を金型駒10の底辺1
7に対しα=5度の傾斜をつけて切り出す。
【0040】このようにして形成された回折格子パター
ンが傾斜角αを有している金型駒10を、ベースとなる
固定金型8に挿入することで、前記光学ローパスフィル
タ1を形成する成形用金型7を構成し、図1に示す光学
ローパスフィルタ1を射出成形により製造する。
【0041】そして、図6に示すように、前記光学ロー
パスフィルタ1を光学系21の一部として、その底辺
と、画像表示装置18の液晶パネル22の画素方向19
に一致するようにして画像表示装置18の鏡枠20内に
装填される。
【0042】(作用)本実施の形態1によれば、可動金
型9が射出成形機により固定金型8と接し、キャビティ
12を形成するようになる。キャビティ12を形成した
後、樹脂が射出成形機よりスプルー13、ランナー1
4、ゲート15を介してキャビティ12内に流れ込み、
充填、固化して、光学ローパスフィルタ1が形成された
後、射出成形機により可動金型9が固定金型8より離れ
る。
【0043】その時、光学ローパスフィルタ1は可動金
型9に接したまま、固定金型8と離れる。
【0044】その後、押し出しピン23が射出成形機に
より、押し出し板24を介して作動し、光学ローパスフ
ィルタ1を可動金型9より離し、取り出し装置等によっ
て金型7外へ搬出され、回折格子パターンの格子方向1
6がα=5度傾いた光学ローパスフィルタ1を形成する
金型駒10によって、この金型駒10と同様回折格子の
格子方向がα=5度傾いた光学ローパスフィルタ1が形
成される。
【0045】このよーうにして形成された光学ローパス
フィルタ1には、スプルー13、ランナー14、ゲート
15が形成されているため、ゲート15をカットする。
【0046】これにより形成された光学ローパスフィル
タ1を図6に示す画像表示装置18の鏡枠20に組み込
む。組み込まれた光学ローパスフィルタ1の底辺が液晶
パネル22の画素方向19と平行になり、光学ローパス
フィルタ1の格子方向は、液晶パネル22の画素方向1
9に対してα=5度の傾斜角を有するようになる。
【0047】この結果、光学ローパスフィルタ1の格子
方向が、画素方向19に対してα=5度の傾斜角を有す
ることで、液晶パネル22の平行方向と直交方向におけ
る画像のザラツキ感を除去でき、見栄えがより一層良く
なる。
【0048】(効果)本実施の形態1によれば、回折格
子の格子方向が傾斜をもった光学ローパスフィルタ1を
射出成形により成形するため、回折格子の格子方向が傾
きを有した光学ローパスフィルタ1を容易に形成するこ
とができ、プレス加工のような2次加工の必要がなくな
り、材料の無駄も生じない。
【0049】また、高精度の回折格子を形成する場合、
プレス加工ではロット間のバラツキを生じるが、本実施
の形態1では、射出成形の方法により回折格子を形成す
るため、ロット間のバラツキが小さい高精度の光学ロー
パスフィルタ1を製造することができる。
【0050】(実施の形態2) (構成)図7乃至図11を参照して本発明の実施の形態
2について説明する。本実施の形態2において、特に実
施の形態1と異なる部分のみを詳細に説明する。
【0051】図7は、実施の形態2によって形成された
光学ローパスフィルタ30を示す斜視図、図8は形成さ
れた光学ローパスフィルタ30にゲート部34を取り付
けた状態を示す平面図、図9は実施の形態2における成
形用金型の金型駒36の斜視図、図10は実施の形態2
における成形用金型の金型駒36の平面図、図11は、
実施の形態2によって形成される光学ローパスフィルタ
30を装着した画像表示装置37を示す概略斜視図であ
る。
【0052】図7に示すように、光学ローパスフィルタ
30は、楕円形状31をしており、実施の形態1で示し
たような直線形状部2を含まない回折格子面32と鏡面
33とから構成されている。
【0053】図8に示すように、形成される光学ローパ
スフィルタ(1次元光学ローパスフィルタ)30には、
これと連通するゲート部34が含まれている。そのゲー
ト部34はある角度(方向)をもってキャビティ12に
連通している。
【0054】そのゲート部34の角度をゲート方向35
とする。回折格子の格子方向はゲート方向35を基準に
して後述するように傾斜角βを有している。
【0055】図9、図10に示すように、光学ローパス
フィルタ30を形成する成形用金型の金型駒36の回折
格子パターンの格子方向は、キャビティ12に連通する
ゲート方向35に対して傾斜角β=5度傾けた構成にな
っている。この場合、ゲート方向35からβ=プラス5
度、マイナス5度のいれでもでもよい。
【0056】(作用)本実施の形態2において形成され
た光学ローパスフィルタ30の回折格子の格子方向は、
キャビティ12に連通するゲート方向35に対して、β
=5度の傾斜を有するようになる。
【0057】図11に示すように画像表示装置37の鏡
枠38の形状が直線形状部をもたないときにも、ゲート
方向35を基準に傾斜をつけることで、格子方向を液晶
パネル22の画素方向39に対して傾斜を有することが
でき、光学ローパスフィルタ30の格子方向が、画素方
向に対してβ=5度の傾斜を有することで、液晶パネル
22の平行方向と直交方向の画像のザラツキ感を除去す
ることができる。
【0058】(効果)本実施の形態2においても、実施
の形態1と同様の効果を得られる。更に、直線形状部を
有していない形状の光学ローパスフィルタ30において
も、ゲート方向35を基準として、回折格子の格子方向
に傾斜をもたせることができる。
【0059】(実施の形態3) (構成)本発明の実施の形態3の詳細を図12乃至図図
15を参照して説明する。尚、本実施の形態3において
は、実施の形態1と異なる部分を主として説明する。
【0060】図12は本実施の形態3により形成された
2次元(回折格子が表裏面にある)構成の光学ローパス
フィルタ40を示す斜視図であり、図13は本実施の形
態3の固定金型45、可動金型47からなる成形用金型
を示す断面図である。図14は光学ローパスフィルタ4
0を形成する固定金型駒46及び可動金型駒48の外形
形状と回折格子パターン(等間隔の斜線で示す)の格子
方向の関係を示す説明図であり、図15は固定金型駒4
6と可動金型駒48の回折格子パターンの格子方向の相
互関係を示す説明図である。
【0061】本実施の形態3では、図13に示す成形用
金型により、両面に回折格子面41、43を有し、長方
形形状をもつ2次元構成の光学ローパスフィルタ40を
形成する。
【0062】図14に示すように、前記光学ローパスフ
ィルタ40の片面の回折格子面41における回折格子の
格子方向は、底辺42に対してα=5度の傾斜角を有し
ている。また、裏面の回折格子面43における回折格子
の格子方向は底辺42に対してα=92度の傾斜角を有
している。
【0063】尚、前記成形用金型により形成される前記
光学ローパスフィルタ40の回折格子の格子方向がキャ
ビティ12に連通するゲート方向44に対して5度の傾
斜角を有する構成でもよい。
【0064】図13に示すように、成形用金型の固定金
型45には、回折格子パターンを有する固定金型駒46
を配置し、可動金型47には回折格子パターンを有する
可動金型駒48を配置し、この成形用金型により光学ロ
ーパスフィルタ40を成形する。
【0065】前記光学ローパスフィルタ40を形成する
固定金型駒46、可動金型駒48の各回折格子パターン
の格子方向は上述したような傾斜角を有している。
【0066】この結果、図15に示すように光学ローパ
スフィルタ40の成形時の固定金型駒46、可動金型駒
48の各回折格子パターンの格子方向がなす交差角γ
は、γ=87度となる。これにより、成形用金型により
成形される光学ローパスフィルタ40の表裏の回折格子
の格子方向の交差角も87度となる。
【0067】尚、固定金型駒46の回折格子パターンの
格子方向の傾斜角と、可動金型駒48の回折格子パター
ンの格子方向の傾斜角を、互いに入れ替えてもよい。
【0068】(作用)本実施の形態3により形成される
光学ローパスフィルタ40は、1面の回折格子面41の
格子方向の傾斜角が底辺42に対してα=5度、相対す
る他面の回折格子面43の格子方向は、底辺42に対し
てβ=92度の傾斜角を有しており、光学ローパスフィ
ルタ40の表裏の回折格子の格子方向の交差角は87度
となる。
【0069】このようにして形成された光学ローパスフ
ィルタ40を、実施の形態1、2の場合と同様画像表示
装置の鏡枠に組み込み、光学系の一部とすることで、液
晶パネルの画素の直交方向及び水平方向のザラツキ感
を、既述した光学ローパスフィルタ1、30の場合より
もより効果的に除去することができる。
【0070】(効果)本実施の形態3によれば、実施の
形態1と同様な効果が得られることに加え、以下の効果
を奏する。
【0071】即ち、片面のみで2次元構成の回折格子を
有する光学ローパスフィルタの構成は複雑となり、回折
格子の交差角や傾斜角の修正が必要な場合、金型駒全体
の修正が必要となり、製造コストが高騰してしまう。
【0072】しかし、本実施の形態3の場合には、固定
金型駒46、可動金型駒48に、各々1次元の回折格子
が施されているため、交差角を変更する場合において
も、いずれか片面側の金型駒だけの修正で済み、製造コ
スト削減に寄与する。また、2次元構成の回折格子パタ
ーンを備えていても成形用金型全体としては簡略な構造
になっているため、操作性が容易で量産に適している利
点もある。
【0073】(実施の形態4) (構成)図16乃至図19を参照して本発明の実施の形
態4の説明を行う。本実施の形態4において、実施の形
態1と異なる部分を主として説明し、実施の形態1の場
合と同一の構成要素には同一の符号を付して示す。
【0074】図16は本実施の形態4で形成される光学
ローパスフィルタ50を示す斜視図、図17は本実施の
形態4の金型駒53の斜視図、図18は光学ローパスフ
ィルタ51における長方形形状部51に対して金型駒5
3を回転させる状態を示す説明図、図19は本実施の形
態4の成形用金型を示す断面図である。
【0075】本実施の形態4では、図16に示すような
1次元構成の光学ローパスフィルタ50が形成される。
形成される光学ローパスフィルタ50は、長方形形状部
51(例えば長辺24mm、短辺15mm)を有してお
り、光学性能上重要な有効径部分52(円形状)の表面
には回折格子(等間隔の斜線で示す)が施されている。
尚、形成される光学ローパスフィルタ50の外形形状
は、任意の形状でよく、有効径部分に回折格子が施され
ていればよい。
【0076】本実施の形態4では、図17に示すよう
に、前記光学ローパスフィルタ50を形成する成形用金
型の金型駒53を円柱形状に形成している。
【0077】この金型駒53は、図19に示すように、
成形用金型の固定金型54に挿入され、周方向に回動自
在であるため、回折格子パターンの傾斜角度を自在に変
えることが可能となっている。そして、回動自在の金型
駒53を定位置に固定するために、固定金型54に螺合
したネジピン55の先端を金型駒53に当接させるよう
になっている。
【0078】本実施の形態4では、光学ローパスフィル
タ50における長方形形状部51に対して、図18に示
すように、前記金型駒53を矢印方向に回転させて、形
成される光学ローパスフィルタ50の回折格子を前記底
辺56に対してα=5度の傾斜角を有するようにする。
又は、成形用金型のキャビティ12に連通するゲート方
向57に対して、5度の傾斜角を有するようにしてもよ
い。
【0079】尚、既述した実施の形態3の場合と同様
に、前記金型駒53は成形用金型の固定金型54、可動
金型58のどちらに配置してもよい。
【0080】(作用)本実施の形態4によれば、回折格
子を有する回動自在の金型駒53を固定金型54に組み
込み調整することによって、光学ローパスフィルタ50
の回折格子の格子方向を任意の方向に設けることができ
る。即ち、前記成形用金型によって任意の傾斜角を有す
る光学ローパスフィルタ50を得ることができる。
【0081】また、前記成形用金型によって形成された
光学ローパスフィルタ50を実施の形態1、2の場合と
同様に画像表示装置の光学系として組み込むことで、組
み込まれた光学ローパスフィルタ50の格子方向は、液
晶パネルの画素の配列方向に対し傾斜角を有スルことに
なるので、実施の形態1、2の場合と同様、液晶の画素
のザラツキ感を除去することができる。
【0082】(効果)本実施の形態4によれば、既述し
た実施の形態1と同様な効果を得られることに加え、以
下の効果を奏する。
【0083】即ち、回折格子パターンの傾斜角を固定し
た金型駒では、容易にその傾斜角を変化させることがで
きず、傾斜角を変更しようとする場合改めて傾斜角の異
なる回折格子パターンをもった金型駒を作製し直す必要
がある。
【0084】しかし、本実施の形態4によれば、金型駒
53における回折格子パターンの傾斜角は固定さること
が無く、調整可能であるため、成形用金型自体を修正す
る必要がなく光学ローパスフィルタ50の製造コスト削
減に寄与できる。
【0085】また、本実施の形態4により形成される光
学ローパスフィルタ50の光学性能の評価を繰り返しな
がら最適な金型駒53の回転位置、即ち回折格子パター
ンの方向を探索することも可能であり、これにより、最
も品質が良く、液晶の画素のザラツキ感を除去できる光
学ローパスフィルタ50を得ることができる。
【0086】
【発明の効果】本発明によれば、例えば液晶表示装置の
光学系に組み込むことで、液晶の画素方向に対して、回
折格子の格子方向が傾斜角を有しているので、液晶表示
画面上の平行方向と直交方向の双方のザラツキ感を的確
に除去できる回折光学素子を提供することがてきる。
【0087】また、本発明によれば、回折格子の方向が
傾斜角を有した回折光学素子を射出成形により容易に形
成でき、従来例のような2次加工の必要性がなくなり、
材料が削減され、製造コストの低減を図ることができる
成形用金型を提供できる。
【0088】さらに、本発明によれば、任意の傾斜角の
回折格子を自在につけた光学ローパスフィルタのような
回折光学素子を容易に成形することが可能な成形用金型
を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1における射出成形金型に
より形成された回折光学素子である光学ローパスフィル
タの回折格子面を上にした状態の斜視図である。
【図2】本発明の実施の形態1における回折格子形状が
矩形パターン及び台形パターンの光学ローパスフィルタ
を示す断面図である。
【図3】本発明の実施の形態1における成形用金型を示
す概略断面図である。
【図4】本発明の実施の形態1における金型駒の斜視図
である。
【図5】本発明の実施の形態1における金型駒の平面図
である。
【図6】本発明の実施の形態1により形成された光学ロ
ーパスフィルタを有する画像表示装置を示す概略斜視図
である。
【図7】本発明の実施の形態2によって形成された光学
ローパスフィルタを示す斜視図である。
【図8】本発明の実施の形態2によって形成された光学
ローパスフィルタにゲート部を取り付けた状態を示す平
面図である。
【図9】本実施の形態2における成形用金型の金型駒の
斜視図である。
【図10】本実施の形態2における成形用金型の金型駒
の平面図である。
【図11】本実施の形態2によって形成される光学ロー
パスフィルタを装着した画像表示装置を示す概略斜視図
である。
【図12】本発明の実施の形態3により形成された光学
ローパスフィルタを示す斜視図である。
【図13】本実施の形態3の固定金型、可動金型からな
る成形用金型を示す断面図である。
【図14】本実施の形態3の光学ローパスフィルタを形
成する固定金型駒及び可動金型駒の外形形状と回折格子
パターンの格子方向の関係を示す説明図である。
【図15】本実施の形態3の固定金型駒と可動金型駒の
回折格子パターンの格子方向の相互関係を示す説明図で
ある。
【図16】本発明の実施の形態4で形成される光学ロー
パスフィルタを示す斜視図である。
【図17】本実施の形態4の金型駒の斜視図である。
【図18】本実施の形態4の光学ローパスフィルタにお
ける長方形形状部に対して金型駒を回転させる状態を示
す説明図である。
【図19】本実施の形態4の成形用金型を示す断面図で
ある。
【符号の説明】
1 光学ローパスフィルタ 2 直線形状部 3 回折格子面 4 鏡面 5 矩形パターン 6 台形パターン 7 成形用金型 8 固定金型 9 可動金型 10 金型駒 11 鏡面金型駒 12 キャビティ 13 スプルー 14 ランナー 15 ゲート 16 回折格子の格子方向 17 底辺 18 画像表示装置 19 画素方向 20 鏡枠 21 光学系 22 液晶パネル 23 押出しピン 24 押出し板 30 光学ローパスフィルタ 31 楕円形状 32 回折格子面 33 鏡面 34 ゲート部 35 ゲート方向 36 金型駒 37 画像表示装置 38 鏡枠 39 画素方向

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回折格子を有する回折光学素子におい
    て、 前記回折格子を有する回折光学素子の外周の少なくとも
    1辺に直線形状部を持ち、前記回折格子の少なくとも一
    方向の格子方向が、その1辺に対してある一定の傾斜角
    を有することを特徴とする回折光学素子。
  2. 【請求項2】 回折格子を有する回折光学素子を形成す
    る成形用金型において、 前記回折格子を有する回折光学素子を形成する回折格子
    パターンを備えた金型駒の外周の少なくとも1辺が直線
    形状部で、前記金型駒の回折格子パターンの少なくとも
    1方向の格子方向が、その1辺に対してある一定の傾斜
    角を有することを特徴とする成形用金型。
  3. 【請求項3】 回折格子を有する回折光学素子におい
    て、 前記回折光学素子の回折格子の少なくとも1方向の格子
    方向が、この回折光学素子を成形する成形用金型のキャ
    ビティに連通するゲート方向に対して、ある一定の傾斜
    角を有することを特徴とする回折光学素子。
  4. 【請求項4】 回折格子を有する回折光学素子を形成す
    る成形用金型において、 前記回折格子を有する回折光学素子を形成する金型駒の
    回折パターンの少なくとも1方向の格子方向が、キャビ
    ティに連通するゲート方向に対してある一定の傾斜角を
    有することを特徴とする成形用金型。
  5. 【請求項5】 前記回折格子は光学ロ一パスフィルタで
    あることを特徴とする請求項1又は3記載の回折光学素
    子。
  6. 【請求項6】 回折格子を有する回折光学素子を形成す
    る回折格子パターンを有する金型駒を備えた成形用金型
    において、 前記金型駒を、その回折格子パターンの方向を任意の角
    度に調整可能な円柱形状に形成していることを特徴とす
    る成形用金型。
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