JP2002090491A - 原子炉制御棒の位置検出装置 - Google Patents
原子炉制御棒の位置検出装置Info
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- reactor control
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- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E30/00—Energy generation of nuclear origin
- Y02E30/30—Nuclear fission reactors
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- Monitoring And Testing Of Nuclear Reactors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 原子炉格納容器内に設置されている原子炉制
御棒の位置検出装置用信号処理盤の冷却構造の改善およ
び設置空間の縮減化。 【解決手段】 原子炉制御棒の位置を検出する検出器か
らの出力信号を処理する信号処理盤が、互いに独立して
設けられたケーブル処理盤とデータキャビネット盤とで
構成されているとともに、検出器と信号処理盤間に中間
パネルを備える。
御棒の位置検出装置用信号処理盤の冷却構造の改善およ
び設置空間の縮減化。 【解決手段】 原子炉制御棒の位置を検出する検出器か
らの出力信号を処理する信号処理盤が、互いに独立して
設けられたケーブル処理盤とデータキャビネット盤とで
構成されているとともに、検出器と信号処理盤間に中間
パネルを備える。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、原子力発電所の
原子炉の出力制御を行う制御棒の位置を監視する制御棒
位置検出装置に関するものである。
原子炉の出力制御を行う制御棒の位置を監視する制御棒
位置検出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5は、従来運転されている原子力発電
所の格納容器内に設置された原子炉制御棒の位置検出装
置を示す概念図である。図において1は圧力容器、2は
原子炉制御棒の位置検出器であり、通常例えばA系、B
系で呼称される2系統に分けられて配列された複数個の
コイルより構成され、制御棒に設けられた強磁性体の位
置による相互作用によりコイルに誘起される電流を抵抗
で検出して制御棒の位置を検出している。3は位置検出
器2と後述する信号処理盤60a、60bの間に設けら
れた中間パネルであり、位置検出器2〜信号処理盤60
a、60bのケーブル4をこの中間パネル3内にて分離
可能としている。5は空調室であり信号処理盤60a、
60b内の多数の電子部品類を冷却し、安定した性能を
発揮させる役目をはたしている。60a、60bは信号
処理盤である。図6は図5に示した信号処理盤60a、
60bの拡大図であり、図6の(a)はA系信号処理盤
60aの正面図であり、(c)はB系信号処理盤60b
の正面図、(b)はそれぞれの側面図である。信号処理
盤60a、60bは前記した例えばA系、B系の2系統
に分けられた位置検出器2に対応したデータキャビネッ
ト70a、70bと、ケーブル処理盤80a、80bと
で一体化した構造で構成されている。なお、ケーブル処
理盤80a、80b内には制御棒の位置を検出する発熱
体である検出抵抗が設けられている。9は制御ラック、
10は中央制御盤である。100は原子炉格納容器であ
り、前述した圧力容器1、検出器2、中間パネル3、空
調室5、信号処理盤60a、60b等がその中に設置さ
れている。なお、信号処理盤60a、60bを上記格納
容器100の外部に設置する方法も当然考慮されてはい
るが、検出器2からの信号を伝送するケーブル4が上記
格納容器100を貫通する個所の放射線防護壁構造が複
雑かつ高価なものであることから、従来から図5に示す
ような位置検出装置の配置を採用されている。
所の格納容器内に設置された原子炉制御棒の位置検出装
置を示す概念図である。図において1は圧力容器、2は
原子炉制御棒の位置検出器であり、通常例えばA系、B
系で呼称される2系統に分けられて配列された複数個の
コイルより構成され、制御棒に設けられた強磁性体の位
置による相互作用によりコイルに誘起される電流を抵抗
で検出して制御棒の位置を検出している。3は位置検出
器2と後述する信号処理盤60a、60bの間に設けら
れた中間パネルであり、位置検出器2〜信号処理盤60
a、60bのケーブル4をこの中間パネル3内にて分離
可能としている。5は空調室であり信号処理盤60a、
60b内の多数の電子部品類を冷却し、安定した性能を
発揮させる役目をはたしている。60a、60bは信号
処理盤である。図6は図5に示した信号処理盤60a、
60bの拡大図であり、図6の(a)はA系信号処理盤
60aの正面図であり、(c)はB系信号処理盤60b
の正面図、(b)はそれぞれの側面図である。信号処理
盤60a、60bは前記した例えばA系、B系の2系統
に分けられた位置検出器2に対応したデータキャビネッ
ト70a、70bと、ケーブル処理盤80a、80bと
で一体化した構造で構成されている。なお、ケーブル処
理盤80a、80b内には制御棒の位置を検出する発熱
体である検出抵抗が設けられている。9は制御ラック、
10は中央制御盤である。100は原子炉格納容器であ
り、前述した圧力容器1、検出器2、中間パネル3、空
調室5、信号処理盤60a、60b等がその中に設置さ
れている。なお、信号処理盤60a、60bを上記格納
容器100の外部に設置する方法も当然考慮されてはい
るが、検出器2からの信号を伝送するケーブル4が上記
格納容器100を貫通する個所の放射線防護壁構造が複
雑かつ高価なものであることから、従来から図5に示す
ような位置検出装置の配置を採用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような構成の制御
棒位置検出装置では、制御棒の位置を検出するコイルに
接続された発熱体である検出抵抗が、信号処理盤60
a、60bを形成するデータキャビネット70a、70
bの側面に設けられたケーブル処理盤80a、80b内
に備えられているために、データキャビネット70a、
70bの盤内温度上昇が大きくなり多数の電子部品の信
頼性に悪影響を与えるおそれがあり、信号処理盤60
a、60bの冷却用空調室3を必要としていた。また、
ケーブル処理盤80a、80bがデータキャビネット7
0a、70bの側面に設けられているため、信号処理盤
60a、60bの設置スペースが大きくなり、格納容器
100内でのスペースの確保や、原子炉装置の定期検査
時の保守、点検の作業性にも支障をきたすことがあっ
た。つまり、空調室5を設置するということで余分な経
費を必要とするばかりでなく、格納容器100内の限ら
れた空間の有効利用を損なうという問題点を有してい
た。
棒位置検出装置では、制御棒の位置を検出するコイルに
接続された発熱体である検出抵抗が、信号処理盤60
a、60bを形成するデータキャビネット70a、70
bの側面に設けられたケーブル処理盤80a、80b内
に備えられているために、データキャビネット70a、
70bの盤内温度上昇が大きくなり多数の電子部品の信
頼性に悪影響を与えるおそれがあり、信号処理盤60
a、60bの冷却用空調室3を必要としていた。また、
ケーブル処理盤80a、80bがデータキャビネット7
0a、70bの側面に設けられているため、信号処理盤
60a、60bの設置スペースが大きくなり、格納容器
100内でのスペースの確保や、原子炉装置の定期検査
時の保守、点検の作業性にも支障をきたすことがあっ
た。つまり、空調室5を設置するということで余分な経
費を必要とするばかりでなく、格納容器100内の限ら
れた空間の有効利用を損なうという問題点を有してい
た。
【0004】この発明は係る課題を解決するためになさ
れたもので、格納容器内の信号処理盤用の空調室を不要
とし、設置空間を縮減し、保守、点検作業性を向上させ
た制御棒位置検出装置を提供することを目的とする。
れたもので、格納容器内の信号処理盤用の空調室を不要
とし、設置空間を縮減し、保守、点検作業性を向上させ
た制御棒位置検出装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明に係る原子炉制
御棒の位置検出装置は、位置検出器からの出力信号を処
理する信号処理盤が、互いに独立して設けられたデータ
キャビネット盤とケーブル処理盤とで構成されるととも
に、検出器と信号処理盤間に中間パネルが備えられてい
るものである。
御棒の位置検出装置は、位置検出器からの出力信号を処
理する信号処理盤が、互いに独立して設けられたデータ
キャビネット盤とケーブル処理盤とで構成されるととも
に、検出器と信号処理盤間に中間パネルが備えられてい
るものである。
【0006】また、データキャビネット盤に冷却風口を
有するとともに、盤内の複数のカードフレーム間に冷却
風整流板を備えたものである。
有するとともに、盤内の複数のカードフレーム間に冷却
風整流板を備えたものである。
【0007】また、ケーブル処理盤内の抵抗カードの基
板が、H・H・R(ハイブリッドヒート レジスタント
レジン、三菱電機商品名)で構成されているものであ
る。
板が、H・H・R(ハイブリッドヒート レジスタント
レジン、三菱電機商品名)で構成されているものであ
る。
【0008】
【発明の実施の形態】実施の形態1.以下、この発明の
実施の形態1を図1、図2に示す原子力発電所の格納容
器内に設置された原子炉制御棒の位置検出装置について
説明する。図1は前記検出装置の配置を示す概念図であ
る。図中、1は圧力容器、2は制御棒の位置検出器であ
り、例えばA系、B系の2系統に分けて配列された複数
のコイルで構成されている。3は中間パネル、6は信号
処理盤であり、ケーブル4によって中間パネル3〜信号
処理盤6間を接続している。以上の機器等が格納容器1
00内に設置され、この格納容器100外に設けられた
制御室の制御ラック9を介して中央制御盤10で制御棒
の位置監視、制御を行っている。図2に示すように信号
処理盤6は、それぞれ単独に設けられたA系のデータキ
ャビネット7aとB系のデータキャビネット7bと、そ
れらと分離して設けられたケーブル処理盤8とで構成さ
れている。データキャビネット盤7a、7bには複数の
制御棒位置信号変換カード等の電子回路部品類が後述す
る複数のカードフレーム内に設置され、制御ラック9お
よび中間パネル3間との信号伝送を行っている。ケーブ
ル処理盤8にはA系、B系の複数の制御棒位置検出抵抗
を備えた抵抗カードが設置してある。
実施の形態1を図1、図2に示す原子力発電所の格納容
器内に設置された原子炉制御棒の位置検出装置について
説明する。図1は前記検出装置の配置を示す概念図であ
る。図中、1は圧力容器、2は制御棒の位置検出器であ
り、例えばA系、B系の2系統に分けて配列された複数
のコイルで構成されている。3は中間パネル、6は信号
処理盤であり、ケーブル4によって中間パネル3〜信号
処理盤6間を接続している。以上の機器等が格納容器1
00内に設置され、この格納容器100外に設けられた
制御室の制御ラック9を介して中央制御盤10で制御棒
の位置監視、制御を行っている。図2に示すように信号
処理盤6は、それぞれ単独に設けられたA系のデータキ
ャビネット7aとB系のデータキャビネット7bと、そ
れらと分離して設けられたケーブル処理盤8とで構成さ
れている。データキャビネット盤7a、7bには複数の
制御棒位置信号変換カード等の電子回路部品類が後述す
る複数のカードフレーム内に設置され、制御ラック9お
よび中間パネル3間との信号伝送を行っている。ケーブ
ル処理盤8にはA系、B系の複数の制御棒位置検出抵抗
を備えた抵抗カードが設置してある。
【0009】図3は信号処理盤6を示す図で、図の
(a)は正面図、(b)は側面図、(c)は背面図であ
る。図4はデータキャビネット盤の7aまたは7bを示
す断面図で図の(a)は正面断面図、(b)は側面断面
図である。そして、図3(a)(c)に示すようにデー
タキャビネット盤7a、7bの前背面には冷却風口71
が設けられるとともに、図4に示したように複数のカー
ドフレーム11間に冷却風整流板12を備えている。な
お71bは通風パネルである。このようにデータキャビ
ネット盤7a、7bは図3に示したように冷却風口71
から冷却風を導入して通風パネル71bを通り整流板1
2によって盤上部へと冷却風を送り出しているので整流
板12による煙突効果が高めることができ、また、前面
の冷却風口71から背面の冷却風口71と通風して盤内
に昇温した空気を停滞させることなく煽り熱を低減さ
せ、複数のカードフレーム11に設けられた電子回路部
品類の冷却がほぼ一様に行われるので電子回路部品の信
頼性が損なわれることがない。また、図3の(c)に示
すようにケーブル処理盤8の背面にも冷却風口81が設
けられており、このケーブル処理盤8内に設けられた図
示省略した抵抗カードの基板がH・H・R(ハイブリッ
ド ヒート レジスタントレジン 三菱電機K・K商品
名)で構成されている。このような抵抗カード基板に耐
熱性に優れた材料を採用することで、抵抗カードの温度
上昇による基板の耐熱特性への信頼性が向上している。
(a)は正面図、(b)は側面図、(c)は背面図であ
る。図4はデータキャビネット盤の7aまたは7bを示
す断面図で図の(a)は正面断面図、(b)は側面断面
図である。そして、図3(a)(c)に示すようにデー
タキャビネット盤7a、7bの前背面には冷却風口71
が設けられるとともに、図4に示したように複数のカー
ドフレーム11間に冷却風整流板12を備えている。な
お71bは通風パネルである。このようにデータキャビ
ネット盤7a、7bは図3に示したように冷却風口71
から冷却風を導入して通風パネル71bを通り整流板1
2によって盤上部へと冷却風を送り出しているので整流
板12による煙突効果が高めることができ、また、前面
の冷却風口71から背面の冷却風口71と通風して盤内
に昇温した空気を停滞させることなく煽り熱を低減さ
せ、複数のカードフレーム11に設けられた電子回路部
品類の冷却がほぼ一様に行われるので電子回路部品の信
頼性が損なわれることがない。また、図3の(c)に示
すようにケーブル処理盤8の背面にも冷却風口81が設
けられており、このケーブル処理盤8内に設けられた図
示省略した抵抗カードの基板がH・H・R(ハイブリッ
ド ヒート レジスタントレジン 三菱電機K・K商品
名)で構成されている。このような抵抗カード基板に耐
熱性に優れた材料を採用することで、抵抗カードの温度
上昇による基板の耐熱特性への信頼性が向上している。
【0010】このように、従来は例えば図6(a)に示
した如く、信号処理盤60aがデータキャビネット盤7
0aとケーブル処理盤80aとが一体化して構成されて
いたために、ケーブル処理盤80a内に設けられた抵抗
カードの発熱によるデータキャビネット盤70aの電子
回路部品への悪影響を防止するために信号処理盤60
a、60bを空調室5内に設置していたが、本実施の形
態1においてはデータキャビネット盤7a、7bと、ケ
ーブル処理盤8とをそれぞれ別個に設けてケーブル処理
盤8内の抵抗カードの発熱がデータキャビネット盤7
a、7bの電子回路部品に直接悪影響を及ぼさない構造
とするとともに、データキャビネット盤7a、7bの前
背面に冷却風口を設けるとともに、複数のカードフレー
ム11間に冷却風整流板12を備えているため電子回路
部品の冷却がほぼ一様にかつ良好に行え従来必要として
いた原子炉格納容器100内の空調室を不要としてい
る。そして電子回路部品の安定な動作が得られるととも
に、信頼性を向上させている。また、コンパクトな信号
処理盤の構成であるので、格納容器内の据付スペースが
少なくてすむ。さらには、格納容器100内に設置され
ている各種機器類は運転寿命に達した後は、いわゆる放
射線汚染物質として厳重な管理下にて処理されている
が、このような汚染物質の発生は可能なかぎり少ないこ
とが望ましい。従って本実施の形態1ではそのような観
点からしても空調室設備品を不要としているので、好ま
しいものである。またさらに格納容器100内に空調室
を設けてない構成であるので、原子発電所の定期検査等
の作業スペースが大きくとれ、検査作業性が向上すると
ともに、作業時間の短縮化がはかれ、検査員の放射線被
曝量も低減可能となる。さらに、制御棒位置検出器2と
信号処理盤6との間に中間パネル3が設けられているの
で、定期検査時にケーブル4を中間パネル3で切り離す
ことが可能であり、圧力容器1の上部を含む作業空間が
大きく確保でき作業性が向上するという利点もある。
した如く、信号処理盤60aがデータキャビネット盤7
0aとケーブル処理盤80aとが一体化して構成されて
いたために、ケーブル処理盤80a内に設けられた抵抗
カードの発熱によるデータキャビネット盤70aの電子
回路部品への悪影響を防止するために信号処理盤60
a、60bを空調室5内に設置していたが、本実施の形
態1においてはデータキャビネット盤7a、7bと、ケ
ーブル処理盤8とをそれぞれ別個に設けてケーブル処理
盤8内の抵抗カードの発熱がデータキャビネット盤7
a、7bの電子回路部品に直接悪影響を及ぼさない構造
とするとともに、データキャビネット盤7a、7bの前
背面に冷却風口を設けるとともに、複数のカードフレー
ム11間に冷却風整流板12を備えているため電子回路
部品の冷却がほぼ一様にかつ良好に行え従来必要として
いた原子炉格納容器100内の空調室を不要としてい
る。そして電子回路部品の安定な動作が得られるととも
に、信頼性を向上させている。また、コンパクトな信号
処理盤の構成であるので、格納容器内の据付スペースが
少なくてすむ。さらには、格納容器100内に設置され
ている各種機器類は運転寿命に達した後は、いわゆる放
射線汚染物質として厳重な管理下にて処理されている
が、このような汚染物質の発生は可能なかぎり少ないこ
とが望ましい。従って本実施の形態1ではそのような観
点からしても空調室設備品を不要としているので、好ま
しいものである。またさらに格納容器100内に空調室
を設けてない構成であるので、原子発電所の定期検査等
の作業スペースが大きくとれ、検査作業性が向上すると
ともに、作業時間の短縮化がはかれ、検査員の放射線被
曝量も低減可能となる。さらに、制御棒位置検出器2と
信号処理盤6との間に中間パネル3が設けられているの
で、定期検査時にケーブル4を中間パネル3で切り離す
ことが可能であり、圧力容器1の上部を含む作業空間が
大きく確保でき作業性が向上するという利点もある。
【0011】
【発明の効果】この発明は以上述べたように構成されて
いるので、以下に示すような効果がある。
いるので、以下に示すような効果がある。
【0012】格納容器内に設置された信号処理盤が、互
いに独立して設けられたケーブル処理盤とデータキャビ
ネット盤とで構成されるとともに、制御棒位置検出器と
信号処理盤との間に中間パネルが備えられているので、
格納容器内に空調室を必要とせず、建設費や運転費の低
減がはかれるとともに、かつ格納容器内の作業スペース
が大きくとることができ、定期検査時の作業性が向上
し、作業時間の短縮がはかれる。
いに独立して設けられたケーブル処理盤とデータキャビ
ネット盤とで構成されるとともに、制御棒位置検出器と
信号処理盤との間に中間パネルが備えられているので、
格納容器内に空調室を必要とせず、建設費や運転費の低
減がはかれるとともに、かつ格納容器内の作業スペース
が大きくとることができ、定期検査時の作業性が向上
し、作業時間の短縮がはかれる。
【0013】さらにデータキャビネット盤に冷却風口と
盤内のカードフレーム間に冷却風整流板とを備えている
ので、カードフレームに設けられた電子回路部品類の冷
却がほぼ一様に行われるので電子回路部品の信頼性が損
なわれない。
盤内のカードフレーム間に冷却風整流板とを備えている
ので、カードフレームに設けられた電子回路部品類の冷
却がほぼ一様に行われるので電子回路部品の信頼性が損
なわれない。
【0014】また、ケーブル処理盤内の抵抗カード基板
に、H・H・R(ハイブリッド ヒート レジスタントレ
ジン 三菱電機K・K商品名)を用いているので、耐熱
性がより向上するという効果がある。
に、H・H・R(ハイブリッド ヒート レジスタントレ
ジン 三菱電機K・K商品名)を用いているので、耐熱
性がより向上するという効果がある。
【図1】 この発明の実施の形態1の原子炉制御棒の位
置検出装置を示す概念図である。
置検出装置を示す概念図である。
【図2】 この発明の実施の形態1の信号処理盤を示す
図である。
図である。
【図3】 この発明の実施の形態1の信号処理盤を示す
図である。
図である。
【図4】 この発明の実施の形態1のデータキャビネッ
ト盤を示す断面図である。
ト盤を示す断面図である。
【図5】 従来の原子炉制御棒の位置検出装置を示す概
念図である。
念図である。
【図6】 従来の信号処理盤を示す図である。
【符号の説明】 1 圧力容器、2 制御棒の位置検出器、3 中間パネ
ル、4 ケーブル、5 空調室、6,60a,60b
信号処理盤、7a,7b,70a,70b データキャ
ビネット盤、8,80a,80b ケーブル処理盤、9
制御ラック、10 中央制御盤、11 カードフレー
ム、12 冷却風整流板、71,81 冷却風口、71
b 通風パネル。
ル、4 ケーブル、5 空調室、6,60a,60b
信号処理盤、7a,7b,70a,70b データキャ
ビネット盤、8,80a,80b ケーブル処理盤、9
制御ラック、10 中央制御盤、11 カードフレー
ム、12 冷却風整流板、71,81 冷却風口、71
b 通風パネル。
Claims (3)
- 【請求項1】 原子炉格納容器内に設置された原子炉制
御棒の位置検出装置であって、前記制御棒の位置を検出
する検出器からの出力信号を処理する信号処理盤が、互
いに独立して設けられたケーブル処理盤とデータキャビ
ネット盤とで構成されるとともに、前記検出器と前記信
号処理盤との間に中間パネルが備えられたことを特徴と
する原子炉制御棒の位置検出装置。 - 【請求項2】 データキャビネット盤に冷却風口を有す
るとともに、盤内に設けられた複数のカードフレーム間
に冷却風整流板を備えたことを特徴とする請求項1に記
載の原子炉制御棒の位置検出装置。 - 【請求項3】 ケーブル処理盤内に設けられた抵抗カー
ドの基板が、H・H・R(ハイブリッド ヒート レジス
タントレジン、三菱電機K・K商品名)で構成されてい
ることを特徴とする請求項2に記載の原子炉制御棒の位
置検出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000279726A JP2002090491A (ja) | 2000-09-14 | 2000-09-14 | 原子炉制御棒の位置検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000279726A JP2002090491A (ja) | 2000-09-14 | 2000-09-14 | 原子炉制御棒の位置検出装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002090491A true JP2002090491A (ja) | 2002-03-27 |
Family
ID=18764690
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000279726A Pending JP2002090491A (ja) | 2000-09-14 | 2000-09-14 | 原子炉制御棒の位置検出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002090491A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109041528A (zh) * | 2018-08-20 | 2018-12-18 | 南京理工大学 | 集成式高散热焊装车间电子看板 |
-
2000
- 2000-09-14 JP JP2000279726A patent/JP2002090491A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109041528A (zh) * | 2018-08-20 | 2018-12-18 | 南京理工大学 | 集成式高散热焊装车间电子看板 |
CN109041528B (zh) * | 2018-08-20 | 2020-04-21 | 南京理工大学 | 集成式高散热焊装车间电子看板 |
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