JP2002090142A - 光中継装置並びにこの光中継装置を用いた計測装置及び計測方法 - Google Patents

光中継装置並びにこの光中継装置を用いた計測装置及び計測方法

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JP2002090142A
JP2002090142A JP2000280399A JP2000280399A JP2002090142A JP 2002090142 A JP2002090142 A JP 2002090142A JP 2000280399 A JP2000280399 A JP 2000280399A JP 2000280399 A JP2000280399 A JP 2000280399A JP 2002090142 A JP2002090142 A JP 2002090142A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 基準点から射出される光を中継し、長距離の
計測に使用することができる計測装置を提供する。 【解決手段】 基準点21には、レーザ光を射出する基
準点レーザ発振器26と、この基準点レーザ発振器26
から射出されるレーザ光を屈折する基準点光路屈折器2
7とが設けられる。中継点22には、光軸25aを略合
わせて双方向にレーザ光を射出する双方向レーザ発振器
25と、双方向レーザ発振器25から射出されたレーザ
光を屈折する中継点光路屈折器36a,36bとが設け
られる。基準点レーザ発振器26から射出されるレーザ
光が基準点光路屈折器27で屈折され、中継点22まで
届くようにされる。また、双方向レーザ発振器の一方か
ら射出されたレーザ光が中継点光路屈折器36aで屈折
され、基準点21まで届くようにされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光を利用して測量
点の位置を計測する計測装置に用いられ、基準点から射
出されたレーザ光を中継して測量点まで届くようにする
光中継装置に関する。
【0002】
【従来の技術】通信用ケーブル、電線、上下水道管、ガ
ス管等を地中に埋設する管路の敷設工事には、近年開削
工法ではなく推進工法が通常採用される。この推進工法
では、管路の一端となる位置に発進立坑が堀られ、管路
の他端となる位置に到達立坑が掘られる。発進立坑内に
は先導体及び元押装置が設置される。元押装置で先導体
を地中内の水平方向に押し出すと、先導体が推進され
る。先導体が所定のストロークだけ前進したときに、先
導体の後部に推進管が連結され、その後再び元押装置に
より推進管と共に先導体が前進させられる。このような
工程の繰り返しで順次推進管が繋げられる。先導体を到
達立坑まで前進させることによって管路が構築される。
【0003】推進工法の施工に当たっては、先導体を計
画線に沿って掘進させるために、地中を掘進する先導体
の水平及び垂直方向の位置が計測装置によって逐次計測
される。
【0004】先導体の位置を計測する方法として、従来
からレーザターゲット法等が知られている。レーザター
ゲット法では、発進立坑(基準点)にレーザ光を射出す
るレーザ発振器が設けられ、先導体(測量点)に受光器
としてのターゲットが設けられる。レーザ発振器は、計
画線上に直線のレーザ光を射出する。ターゲット上に照
射されたレーザ光の位置に基づいて計画線からの先導体
のずれ量が計測される。
【0005】最近コストを低減するために、立坑の数を
減らし、立坑間の長さを800m〜900m程度に長く
するという要請がある。特に市街地にトンネルが掘進さ
れる場合、立坑の位置が市街地の道路に限定されるので
この要請が強い。ところで、レーザ光は、細いビームに
なって一直線に進むが、約300mを超えると回析によ
り徐々に広がり、あるいは塵、水蒸気などによりレーザ
光の強さが減る。このため、ターゲット上のレーザ光の
正確な位置が図れなくなる。したがって、このような長
距離を推進する先導体の位置を計測する場合、レーザ法
と電磁法またはジャイロ法との併用が採られていた。す
なわち、レーザ光が届く発進立坑から300mぐらいま
ではレーザ法で先導体の位置を計測し、300mを超え
ると電磁法で先導体の位置を計測する。電磁法では、先
導体に磁場を発生する発振器が設置され、地上に発振器
から発生する磁場を受信する受信器が設置され、磁場の
強さから先導体の位置が計測される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、電磁
法、ジャイロ法では先導体の位置を高精度に測定するこ
とができない。先導体の位置を高精度に測定するために
は、距離、角度等を計測するのに最も精度が高いレーザ
光を応用した計測が望まれるが、現状の光応用計測で
は、基準点から測量点まで300mを超えるとレーザ光
が届かないのでレーザ光を一回中継する必要がある。
【0007】そこで、本発明は、基準点から射出される
光を中継し、長距離の計測に使用することができる光中
継装置並びにこの光中継装置を用いた計測方法及び装置
をを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】以下、本発明について説
明する。
【0009】上記課題を解決するために、本発明者は、
双方向にレーザを射出する双方向レーザ発振器を中継装
置として使用し、基準点から射出されたレーザ光とは逆
の経路を経由して、中継装置から射出されたレーザ光を
屈折して基準点に戻るようにし、レーザ光の屈折角から
中継装置の光軸と基準点から射出されるレーザ光の光軸
との間の相対角を測定した。具体的には、本発明は、基
準点と測量点との間に設けられ、基準点から射出された
レーザ光を中継する光中継装置であって、光軸を略合わ
せて双方向にレーザを射出する双方向レーザ発振器と、
前記双方向レーザ発振器の一方から射出されたレーザ光
を、複数のウェッジプリズムを組み合わせて屈折する中
継点光路屈折器とを備えることを特徴とする光中継装置
により、上述した課題を解決した。
【0010】この発明によれば、中継点光路屈折器は、
双方向レーザ発振器の一方から射出されたレーザ光を屈
折し、基準点から射出されたレーザ光とは逆の経路を経
由して基準点に戻す。そして、この中継点光路屈折器の
屈折角に基づいて、双方向レーザ発振器の光軸と基準点
から射出されるレーザ光の光軸との間の相対角を検知す
ることができるので、中継点から測量点に向かってレー
ザ光を射出する双方向レーザ発振器の位置、レーザ光の
方向を測定することができる。この結果、基準点から測
量点までの距離が長距離であっても、基準点から射出さ
れる光を中継し、測量点の位置を高精度に計測できる。
【0011】また、本発明は、基準点から射出されたレ
ーザ光が照射される中継点受光器を備えることを特徴と
する。
【0012】この発明によれば、基準点から射出された
レーザ光を確実に中継装置まで届かせることができる。
【0013】また、本発明は、前記双方向レーザ発振器
の両側に、複数のウェッジプリズムを組み合わせてレー
ザ光を屈折する一対の中継点光路屈折器が設けられ、前
記中継点光路屈折器の一方が、基準点から射出されたレ
ーザ光及び前記双方向レーザ発振器の一方から射出され
たレーザ光を屈折し、前記中継点光路屈折器の他方が、
前記双方向レーザ発振器の他方から射出されたレーザ光
を屈折することを特徴とする。
【0014】この発明によれば、中継装置の双方向レー
ザ発振器の一方から射出されるレーザ光を基準点に届か
せることができると共に、中継装置の双方向レーザ発振
器の他方から射出されるレーザ光を測量点に届かせるこ
とができる。
【0015】また、本発明は、前記中継点光路屈折器
は、回転自在に設けられた一対のウェッジプリズムと、
この一対のウェッジプリズムそれぞれを個別に回転する
一対の駆動部と、前記一対のウェッジプリズムそれぞれ
の回転角を検出する一対の角度検出部と、を有すること
を特徴とする。
【0016】この発明によれば、任意の方向にレーザ光
を屈折することができる。
【0017】さらに、本発明は、前記中継点光路屈折器
でのレーザ光の屈折を制御する制御装置が設けられ、前
記制御装置は、前記中継点光路屈折器の前記一対のウェ
ッジプリズムの回転角度を操作して、前記双方向レーザ
発振器の一方から射出されたレーザ光が基準点に設けら
れた基準点受光器を照射するように前記基準点受光器の
出力値をフィードバック制御することを特徴とする。
【0018】この発明によれば、中継点から射出された
レーザ光が自動的に基準点を照射するようにすることが
できる。
【0019】さらに、本発明は、前記一対の角度検出部
それぞれの検出値に基づいて前記光路屈折器での屈折角
を算出すると共に、この屈折角に基づいて前記双方向レ
ーザ発振器から射出されるレーザ光の光軸と基準点から
射出されるレーザ光の光軸との間の相対角を算出する演
算装置が設けられることを特徴とする。
【0020】この発明によれば、双方向レーザ発振器か
ら射出されるレーザ光の光軸と基準点から射出されるレ
ーザ光の光軸との間の相対角を自動的に算出することが
できる。
【0021】また、本発明は、基準点から射出されるレ
ーザ光を中継点で中継して測量点まで届くようにし、測
量点の位置を計測する計測方法であって、基準点には、
レーザ光を射出する基準点レーザ発振器と、この基準点
レーザ発振器から射出されるレーザ光を複数のウェッジ
プリスムを組み合わせて屈折する基準点光路屈折器とが
設けられ、中継点には、光軸を略合わせて双方向にレー
ザ光を射出する双方向レーザ発振器と、前記双方向レー
ザ発振器の一方から射出されたレーザ光を、複数のウェ
ッジプリズムを組み合わせて屈折する中継点光路屈折器
とが設けられ、前記基準点レーザ発振器から射出される
レーザ光を前記基準点光路屈折器で屈折し、前記中継点
まで届くようにし、前記双方向レーザ発振器の一方から
射出されるレーザ光を前記中継点光路屈折器で屈折し、
前記基準点まで届くようにし、前記基準点光路屈折器及
び前記中継点光路屈折器でのレーザ光の屈折角に基づい
て、前記基準点レーザ発振器から射出されるレーザ光の
光軸と前記双方向レーザ発振器から射出されるレーザ光
の光軸との間の相対角を算出することを特徴とする計測
方法としても構成することができる。
【0022】この発明によれば、基準点に設けられた基
準点レーザ発振器の光軸と中継点に設けられた双方向レ
ーザ発振器の光軸との間の相対角が算出されるので、中
継点から測量点に向かってレーザ光を射出する双方向レ
ーザ発振器の位置、レーザ光の方向を測定することがで
きる。この結果、基準点から測量点までの距離が長距離
であっても、基準点から射出される光を中継し、測量点
の位置を高精度に計測できる。
【0023】また、本発明は、基準点には、前記双方向
レーザ発振器から射出されるレーザ光が照射される基準
点受光器が設けられ、中継点には、前記基準点レーザ発
振器から射出されるレーザ光が照射される中継点受光器
が設けられ、前記基準点光路屈折器における前記複数の
ウェッジプリズムの回転角度を操作して、前記基準点レ
ーザ発振器から射出されたレーザ光が前記中継点受光器
を照射するように前記中継点受光器の出力値をフィード
バック制御すると共に、前記中継点光路屈折器における
前記複数のウェッジプリズムの回転角度を操作して、前
記双方向レーザ発振器の一方から射出されたレーザ光が
前記基準点受光器を照射するように前記基準点受光器の
出力値をフィードバック制御することを特徴とする。
【0024】この発明によれば、基準点から射出された
レーザ光が自動的に中継点を照射するようにすることが
できると共に、中継点から射出されたレーザ光が自動的
に基準点を照射するようにすることができる。
【0025】さらに、本発明は、基準点と中継点との間
に、複数のウェッジプリズムを組み合わせて光路を屈折
する少なくとも一つの光路屈折器が設けられ、前記光路
屈折器には、前記基準点レーザ発振器から射出されるレ
ーザ光が照射される基準側受光器、並びに前記双方向レ
ーザ発振器から射出されるレーザ光が照射される中継側
受光器が設けられ、前記光路屈折器の前記複数のウェッ
ジプリズムの回転角度を操作して、前記基準点レーザ発
振器から射出されたレーザ光が前記基準側受光器を照射
するように前記基準側受光器の出力値をフィードバック
制御し、前記基準点レーザ発振器から射出されたレーザ
光が自動的に前記中継点受光器に届くようにすると共
に、前記光路屈折器の前記複数のウェッジプリズムの回
転角度を操作して、前記双方向レーザ発振器の一方から
射出されたレーザ光が前記中継側受光器を照射するよう
に前記中継側受光器の出力値をフィードバック制御し、
前記双方向レーザ発振器の一方から射出されたレーザ光
が自動的に前記基準点受光器に届くようにし、前記基準
点光路屈折器、前記中継点光路屈折器及び前記光路屈折
器でのレーザ光の屈折角に基づいて、前記基準点レーザ
発振器から射出されるレーザ光の光軸と前記双方向レー
ザ発振器から射出されるレーザ光の光軸との間の相対角
を算出することを特徴とする。
【0026】この発明によれば、基準点から中継点まで
の経路がどのように屈曲していても、基準点に設けられ
た基準点レーザ発振器の光軸と中継点に設けられた双方
向レーザ発振器の光軸との間の相対角を算出することが
できる。
【0027】さらに、本発明は、前記複数のウェッジプ
リズムそれぞれの回転角度に基づいて前記基準点光路屈
折器、前記中継点光路屈折器及び前記光路屈折器の屈折
角を算出することを特徴とする。
【0028】この発明によれば、上記屈折器の屈折角を
容易に算出することができる。
【0029】また、本発明は、基準点から射出されるレ
ーザ光を中継点で中継して測量点まで届くようにし、測
量点の位置を計測する計測装置であって、基準点には、
レーザ光を射出する基準点レーザ発振器と、この基準点
レーザ発振器から射出されるレーザ光を屈折する基準点
光路屈折器と、中継点から射出されるレーザ光が照射さ
れる基準点受光器が設けられ、中継点には、光軸を略合
わせて双方向にレーザ光を射出する双方向レーザ発振器
と、前記双方向レーザ発振器の一方から射出されたレー
ザ光を屈折する中継点光路屈折器と、基準点から照射さ
れるレーザ光が照射される中継点受光器が設けられ、前
記基準点光路屈折器及び前記中継点光路屈折器それぞれ
は、回転自在に設けられた一対のウェッジプリズムと、
この一対のウェッジプリズムそれぞれを個別に回転する
一対の駆動部と、前記一対のウェッジプリズムそれぞれ
の回転角を検出する一対の角度検出部と、を有し、前記
基準点光路屈折器における前記一対のウェッジプリズム
の回転角度を操作して、前記基準点レーザ発振器から射
出されたレーザ光が前記中継点受光器を照射するように
前記中継点受光器の出力値をフィードバック制御すると
共に、前記中継点光路屈折器における前記一対のウェッ
ジプリズムの回転角度を操作して、前記双方向レーザ発
振器の一方から射出されたレーザ光が前記基準点受光器
を照射するように前記基準点受光器の出力値をフィード
バック制御する制御装置と、前記基準点光路屈折器及び
前記中継点光路屈折器でのレーザ光の屈折角に基づい
て、前記基準点レーザ発振器から射出されるレーザ光の
光軸と前記双方向レーザ発振器から射出されるレーザ光
の光軸との間の相対角を算出する演算装置と、が設けら
れることを特徴とする計測装置としても構成することが
できる。
【0030】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の一実施形態にお
ける計測装置が適用される推進工法を示す。先導体1は
発進立坑2から到達立坑3に向かって所定の計画線4に
沿ってトンネルを掘進する。ジャッキ等の元押装置によ
り発進立坑2から先導体1が一定のストロークずつ押さ
れる。先導体1が元押装置によって一定のストロークを
前進する都度、先導体1の後部に順次推進管が継ぎ足さ
れる。本発明の計測装置は、発進立坑2(基準点)から
の先導体1の推進位置5(測量点)を計測し、例えば初
期設定基準線6に対する先導体の距離を計測する。図
2に示すように、この距離と初期設定基準線6から計
画線4までの距離とが比較され、−が先導体の計
画線4からのずれ量とされる。ずれ量が0となるよ
うに先導体1の掘削が制御されている。
【0031】図3は、本発明の計測装置の全体システム
構成図を示す。この計測装置は、基準点21から射出さ
れるレーザ光を中継点22で中継して測量点23まで届
くようにし、測量点23までの位置を計測する。測量点
23の位置を計測するためには、レーザ光を中継する双
方向レーザ発振器25の光軸25aの方向を測定する必
要がある。本発明の計測装置は、双方向レーザ発振器2
5の光軸25aと、基準点21に設けられた基準点レー
ザ発振器26の光軸26aとの間の相対角を測定できる
ことにその特徴を有する。
【0032】基準点21には、レーザ光を射出する基準
点レーザ発振器26と、この基準点レーザ発振器26に
固定され、基準点レーザ発振器26から射出されるレー
ザ光を一対のウェッジプリスムを組み合わせて屈折する
基準点光路屈折器27と、中継点22から射出されるレ
ーザ光が照射される基準点受光器28が設けられる。基
準点光路屈折器27及び基準点受光器28の構成につい
ては後述する。
【0033】基準点21と中継点22との間には、一対
のウェッジプリズムを組み合わせて光路を屈折する2つ
の光路屈折器31,31が設けられる。この光路屈折器
31,31は、上記基準点光路屈折器27と同様な構成
を有する。光路屈折器31,31の両側には、基準点レ
ーザ発振器26から射出されるレーザ光が照射される基
準側受光器32,32、並びに双方向レーザ発振器25
から射出されるレーザ光が照射される中継側受光器3
3,33が設けられる。これら基準側受光器32,32
及び中継側受光器33,33は、上述の基準点受光器2
8と同様な構成を有する。
【0034】中継点22には、光中継装置35が設けら
れる。光中継装置35は、光軸を略合わせて双方向にレ
ーザ光を射出する双方向レーザ発振器25と、双方向レ
ーザ発振器25の両側に設けられた一対の中継点光路屈
折器36a,36bを備える。双方向レーザ発振器25
は、その両側から一直線上に180度方向をずらしてレ
ーザ光を射出する。この双方向レーザ発振器25は、例
えば2枚の反射鏡の間にレーザ媒質を入れた周知のレー
ザ発振器を、双方向から射出されるレーザ光の光軸が一
致するように背中合わせに組み合わせて構成される。ま
た、これ以外にも2枚の反射鏡で共振周波数の光を閉じ
込め、その一部を双方向から外部に取り出しすように構
成されてもよい。すなわち、双方向レーザ発振器25
は、双方向にレーザ光を射出するようにした一個のレー
ザ発振器から構成されてもよいし、片方向のみしかレー
ザ光を射出しないレーザ発振器2個を固定し、双方向に
レーザ光を射出するようにしたものから構成されてもよ
い。なお、レーザ発振器の媒質にはHe−Ne、炭酸ガ
ス等の気体、固体、半導体等が用いられる。
【0035】双方向レーザ発振器25の両側には、一対
のウェッジプリズムを組み合わせてレーザ光を屈折する
中継点光路屈折器36a,36bが設けられる。この中
継点光路屈折器36a,36bは上述の基準点光路屈折
器27と同様な構成を有する。中継点光路屈折器の一方
36aが、基準点21から射出されたレーザ光及び双方
向レーザ発振器25の一方から射出されたレーザ光を屈
折し、中継点光路屈折器の他方36bが、双方向レーザ
発振器25の他方から射出されたレーザ光を屈折する。
基準点側に位置する中継点光路屈折器36には、基準点
21から照射されるレーザ光が照射される中継点受光器
37が設けられる。中継点受光器37は上記基準点受光
器28と同様な構成を有する。
【0036】測量点23には、測量点受光器38が設け
られる。この測量点受光器38は例えばトンネルを掘進
する先導体に固定されている。測量点受光器38も上述
の基準点受光器28と同様な構成を有する。
【0037】中継点22と測量点23との間には、一対
のウェッジプリズムを組み合わせて光路を屈折する2つ
の光路屈折器39,39が設けられる。この光路屈折器
39,39は、上記基準点光路屈折器27と同様な構成
を有する。この光路屈折器39,39それぞれの中継点
側には、双方向レーザ発振器25から射出されるレーザ
光が照射される中継側受光器40,40が設けられる。
この中継側受光器40,40は、上述の基準点受光器2
8と同様な構成を有する。
【0038】本発明の計測装置は、基準点レーザ発振器
26から射出されるレーザ光を基準点光路屈折器27及
び光路屈折器31,31で順次屈折し、中継点22まで
届くようにし、これとは逆に双方向レーザ発振器25か
ら射出されたレーザ光を中継点光路屈折器36a及び光
路屈折器31,31で順次屈折し、基準点21まで届く
ようにしている。
【0039】すなわち、制御装置50aは、基準点光路
屈折器27におけるウェッジプリズムの回転角度を操作
して、基準点レーザ発振器26から射出されたレーザ光
が基準側受光器32を照射するように基準側受光器32
の出力値をフィードバック制御する。同様に、制御装置
50bは、光路屈折器31におけるウェッジプリズムの
回転角を操作して、基準点レーザ発振器26から射出さ
れたレーザ光が基準側受光器32を照射するように基準
側受光器32の出力値をフィードバック制御する。ま
た、制御装置50cは、光路屈折器31におけるウェッ
ジプリズムの回転角を操作して、基準点レーザ発振器2
6から射出されたレーザ光が中継点受光器37を照射す
るように中継点受光器37の出力値をフィードバック制
御する。このようにして基準点レーザ発振器26から射
出されるレーザ光を基準点光路屈折器27及び光路屈折
器31,31で順次屈折し、中継点22まで届くように
している。
【0040】また、これとは逆に制御装置50dは、中
継点光路屈折器36aにおけるウェッジプリズムの回転
角度を操作して、双方向レーザ発振器25から射出され
たレーザ光が中継側受光器33を照射するように中継側
受光器33の出力値をフィードバック制御する。同様
に、制御装置50cは、光路屈折器31におけるウェッ
ジプリズムの回転角を操作して、双方向レーザ発振器2
5から射出されたレーザ光が中継側受光器33を照射す
るように中継側受光器33の出力値をフィードバック制
御する。また、制御装置50bは、光路屈折器31にお
けるウェッジプリズムの回転角を操作して、双方向レー
ザ発振器25から射出されたレーザ光が基準点受光器2
8を照射するように基準点受光器28の出力値をフィー
ドバック制御する。このようにして双方向レーザ発振器
25から射出されるレーザ光を中継点光路屈折器36及
び光路屈折器31,31で順次屈折し、基準点21まで
届くようにしている。当然のことながら、行きと戻りと
で光路屈折器31,31のウェッジプリズムは殆ど動か
す必要がない。
【0041】演算装置51は、基準点光路屈折器27、
中継点光路屈折器36,36及び中継点光路屈折器36
でのレーザ光の屈折角θ1〜θ4に基づいて、基準点レ
ーザ発振器26から射出されるレーザ光の光軸26a
と、双方向レーザ発振器25から射出されるレーザ光の
光軸25aとの間の相対角θを算出する。相対角θは例
えば以下の計算式から求められる。
【0042】
【式1】θ=θ1+θ2+θ3+θ4 また、各光路屈折器間の距離L1〜L3を測定すると、
中継点22の位置も計測することができる。
【0043】制御装置50e,50f,50gは、上記
制御装置50a,50b,50cと同様に中継点光路屈
折器36b又は光路屈折器39,39のウェッジプリズ
ムの回転角度を操作して、測量点受光器38又は中継側
受光器40,40の出力値をフィードバック制御し、双
方向レーザ発振器25から射出されるレーザ光が自動的
に測量点受光器38まで届くようにしている。そして、
演算装置51は、各光路屈折器の屈折角θ1〜θ7及び
光路屈折器間の距離L1〜L7に基づいて測量点23の
位置を算出する。
【0044】このように本発明によれば、基準点21に
設けられた基準点レーザ発振器26の光軸26aと中継
点22に設けられた双方向レーザ発振器25の光軸25
aとの間の相対角が算出されるので、中継点22から測
量点23に向かってレーザ光を射出する双方向レーザ発
振器25の位置、レーザ光の方向を測定することができ
る。この結果、基準点21から測量点23までの距離が
長距離であっても、基準点21から射出される光を中継
し、測量点23を高精度に計測することができる。
【0045】なお、上記受光器28,32,33,37
の中心位置と光路屈折器27,31,31,36aの中
心位置とが異なるため、光路屈折器27,31,31,
36a間の距離が近い場合、行きと戻りとで僅かな光路
の相違が生じる。相対角を高精度に測定したいときは、
行きと戻りそれぞれでの光路屈折器27,31,31,
36aの屈折角が測定される。
【0046】図4は基準点光路屈折器27を示す。上述
のように基準点光路屈折器27、中継点光路屈折器3
6,36及び光路屈折器31,31,39,39は全て
同様な構成を有し、基準点受光器28、中継点受光器3
7、測量点受光器38、基準側受光器32,32及び中
継側受光器33,33,40,40は全て同様な構成を
有するので、基準点光路屈折器(以下単にプリズムユニ
ット27という)及び基準点受光器28(以下単に受光
器28という)の構成を代表して説明する。図中(A)
はプリズムユニット27の正面図を示し、図中(B)は
側面図を示す。各プリズムユニット27は内部に一対の
ウェッジプリズム13a,13bを有する。各プリズム
ユニット27には受光器28が設けられる。この受光器
28はウェッジプリズム13a,13bの周囲にその中
心から一定間隔を開けて配置された3個ないし4個の光
電センサ28a,28b,28c,28dから構成され
る。なお、受光器28には4つの光電センサを組合せた
2軸光電センサの他、CCDカメラ等の撮影素子が用い
られても良い。
【0047】図5は、プリズムユニット27の断面図を
示す。プリズムユニット27は、円筒状のケース12
と、このケース12内に回転自在に設けられる一対のウ
ェッジプリズム13a,13bと、この一対のウェッジ
プリズム13a,13bそれぞれを個別に回転させる駆
動部としてのモータ14a,14bと、ウェッジプリズ
ム13a,13bの回転角をデジタル式に検出する角度
検出部としてのエンコーダ15a,15bとを備える。
モータ14a,14bとエンコーダ15a,15bとは
一体になっている。また、塵等が付着するのを防止する
ために、ウェッジプリズムは保護ガラス16で覆われて
いる。なお、角度検出部はデジタル的に検出するエンコ
ーダ15a,15bに限られることなく、アナログ的に
検出するポテンションメータであってもよい。
【0048】図6に示すように、ウェッジプリズム13
a,13bは、円筒状のレンズの第2面17にテーパを
つけたプリズムである。このウェッジプリズム13a,
13bの第1面18にビームが垂直に入射すると、入射
した光線は屈折角δで屈折する。ここで、屈折角δとウ
ェッジ頂角wの関係は、以下の式で表される。
【0049】
【式2】 ここで、nは屈折率である。
【0050】図7は、2つのウェッジプリズム13a,
13bを組み合わせた場合を示す。2つのウェッジプリ
ズム13a,13bは同じ材質で、しかも同じウェッジ
頂角wを有する。この図に示すように、2つのウェッジ
プリズム13a,13bを傾斜面19が平行になるよう
に近接配置すると、ウェッジプリズム13a,13bを
通過したビームは、平行なガラスを通過するのと同様に
直進する。一方、図12に示すように、ウェッジプリズ
ム13a,13bを第1面18の法線と平行な軸の回り
に別々に回転することによって、所定の尖った円錐体内
部の任意の方向にレーザー光を屈折(偏向)することが
できる。このときの最大屈折角は、ウェッジ頂角wが小
さい場合は2つのウェッジプリズムの屈折角δを合算し
た2δになる。したがってレーザー光は直径4δの円内
を照射する。
【0051】2個のウェッジプリズム13a,13bそ
れぞれの回転角から、組み合わせた場合の屈折角および
屈折方向の算出方法について説明する。ウェッジプリズ
ム13a,13bのそれぞれの回転角はエンコーダ15
a,15bで検出され、組み合わせた場合の屈折角度は
演算装置51(図3参照)で算出される。演算装置51
はCPU等を有する計算機からなり、ウェッジプリズム
13a,13bの回転角から各プリズムユニット27の
屈折角を算出しする。
【0052】図9に示すように、ウェッジプリズム13
a,13b(以下ウェッジプリズム13aをプリズム1
といい、ウェッジプリズム13bをプリズム2という)
の中心線上にレーザー光を入射すると、プリズム1がレ
ーザー光を屈折角δ1で屈折し、プリズム2がさらにレ
ーザー光を屈折角δ2で屈折する。この屈折角δ1,δ
2が得られるプリズム1の回転角をψ1,プリズム2の
回転角をψ2とする。プリズム1,2の一番厚いところ
と一番薄いところを結んだ線が水平となる位置を基準と
し、回転角ψ1,ψ2はこの位置からの角度を表してい
る。
【0053】ここで、ウェッジ頂角wが微少であること
から、計算を簡単にするためにδ1,δ2ともに微少と
し、ウェッジプリズム2の第1面にもレーザー光が垂直
に入射すると仮定する。図10は、レーザー光に対して
直交する面にX軸,Y軸をとり、プリズム1の屈折角δ
1(図中(a))およびプリズム2の屈折角δ2(図中
(b))をベクトル表示したものである。この図からプ
リズム1に関して以下の計算式が成立する。
【0054】
【式3】 また、プリズム2に関しても同様に以下の計算式が成立
する。
【0055】
【式4】 式2および式3からプリズム1とプリズム2を合算した
場合のX方向の合成成分δTXは、以下の式5で表され
る。
【0056】
【式5】 同様に、Y方向の合成成分は、以下の式6で表される。
【0057】
【式6】 したがって、合成屈折角δT、合成屈折方向ψTは以下の
式7で表される。
【0058】
【式7】 ここで、プリズム2個の差角ΔψをΔψ=ψ1−ψ2と
すると、δTは以下の式8で表される。
【0059】
【式8】
【0060】これらの計算式を用いることで、2個のプ
リズム1,2それぞれの回転角から、組み合わせた場合
の合成屈折角δTおよび合成屈折方向ψTを簡単に算出
することができる。なお、プリズム1,2の屈折角δ
1,δ2はプリズムによって一定の値を保ち、この屈折角
は計算機のメモリに記憶されている。異なる屈折角のプ
リズム1,2を使用する場合は、メモリに複数の屈折角
が記憶される。
【0061】上述のように、制御装置50a〜50g
は、プリズムユニット27における一対のプリズム1,
2それぞれの回転角度を操作して、最終的には基準点レ
ーザ発振器26から射出されるレーザー光が自動的に測
量点受光器38まで届くようにしている。各制御装置5
0a〜50gは、レーザー光が受光器28,32,3
3,37,38,40の中心にないときは、あらかじめ
定めたアルゴリズムでプリズム1,2それぞれを回転
し、レーザ光が受光器28…の中心にくるようにプリズ
ム1,2を操作する。このときのプリズム1,2の回転
角ψ1,ψ2から上述の計算式を用いて合成屈折角δT
(図1のθ1〜θ7)、合成屈折方向ψTが算出され
る。
【0062】レーザー光を受光器28…の中心にもって
いくように制御装置で実行されるソフトウェアサーボの
アルゴリズムについて説明する。このソフトウェアサー
ボは、プリズム1,2の回転角度を操作して、レーザー
光が受光器28…の中心を照射するように受光器28…
の出力値をフィードバック制御している。
【0063】図11は、アルゴリズムのフローチャート
を示す。まず、受光器28…からの入力レベルがe1以
上であるか否かを判断する(ステップS1)。受光器2
8…が中心から+X,−X,+Y,−Yの4方向に延び
る4つの光電センサを組み合わせた2軸光電センサの場
合、レーザー光が中心にあれば出力値が0になる。受光
器28…からの入力レベル<e1の場合は、レーザー光
が受光器28…の中心にあるとして、プリズム1,2の
回転角を操作しない。受光器28…からの入力レベル≧
e1の場合は、レーザー光が受光器28…の中心にない
ので、レーザー光が受光器28…の中心にくるように以
下の処理を行う。
【0064】まずプリズム座標系で、X0,Y0,ψT
を算出する(ステップS2)。次に、受光器座標系でX
1,Y1を検出する(ステップS3)。プリズム座標系
は、図12および図13に示すように、プリズムユニッ
ト27からプリズム中心線を延長して受光器上の平面と
交差する点Pを原点とした座標系をいい、受光器座標系
は受光器28…の中心を原点とした座標系をいう。この
図12および図13で、レーザー光の受光器28…上の
照射位置をプリズム座標系で示したものがv0ベクトル
で、受光器座標系で示したものがv1ベクトルである。
レーザー光が受光器28…の中心を照射するためには、
v1ベクトルが0となればよい。プリズム座標系のv0
ベクトルのX方向成分、Y方向成分それぞれをX0,Y
0とすると、上述のプリズムの合成屈折角δTから、X
0=δTX×L1,Y0=δTY×L1と算出される。
ここで、L1はプリズムから受光器までの距離である。
そして、ψTは上述の合成屈折方向から算出される(ス
テップS2)。また、受光器座標系において、受光器2
8…の検出値からX1,Y1が検出され、計算式θ1=
tan-1(Y1/X1)からθ1が算出される(ステッ
プS3)。受光器28…の精度が高く、座標X1,Y1
が高精度に得られると、このX1,Y1に基づいてプリ
ズムを操作して受光器28…の中心を照射するように合
成屈折角δTを変化させればよいが、一般に受光器28
…の精度はそれほど高くないので以下のような処理が必
要になる。
【0065】ψTとθ1を比較し、一致する方向に差角
Δψを一定に保ったままプリズム2枚を同時に回し、ψ
Tを変える(ステップS4)。図14に示すように、2
つのプリズムの差角Δψを一定に保ったままプリズム2
枚を同時に回すと、プリズム座標系でのv0ベクトル
は、絶対値を保ったまま、原点Pを中心として回転す
る。ψTとθ1とが等しくなるまで(図中2点鎖線の位
置から実線の位置まで)回転すると、v1ベクトルとv
0ベクトルとは重なる。このステップS4では、v0ベ
クトルとv1ベクトルとの方向を合わせている。なお、
プリズムの1回の回転量は振動しないように差の1/2
とされる。
【0066】次に、|v1|と|v0|を比較し、ψT
を一定に保ったまま、|v1|が0となるように差角Δ
ψを変化する。図15に示すように、2枚のプリズムを
相反する方向へ同じ量回転すると、プリズム座標系での
v0ベクトルは、ψTを一定に保ったまま、絶対値|v
0|を変化する。この図に示すように、2枚のプリズム
の差角Δψを|v1|が0となるように変化すると、v
0ベクトルの絶対値が図中2点鎖線の位置から実線の位
置まで変化する。すなわち、ステップS5では、v1ベ
クトルの絶対値を0となるようにしている。ここで、|
v1|=√(X12+Y12),|v0|=L1√(δT
2+δTY2)で表される。なお、差角Δψの1回の変
化量は、振動しないように差の1/2とされる。
【0067】次に、ステップS5での差角Δψの変化量
が例えば10″以下であるか否かを判断する(ステップ
S6)。10″以下であれば、レーザー光が受光器28
・・・の中心を照射しているとして、スタートに戻る。
10″以下でなければ、ステップ2〜ステップ5を繰り
返し、再びv1ベクトルが0になるようにプリズムの回
転角を操作する。
【0068】なお、本発明は上述の実施態様に限られ
ず、種々の変更が可能である。例えば双方向レーザに
は、あらかじめ双方での光軸のずれがわかっていれば光
軸を一致させなくてもよい。また、制御装置は、複数の
プリズムユニットに対応して複数設けられているが、複
数のプリズムユニットに対して一つ設けられても良い。
【0069】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
双方向にレーザを射出する双方向レーザ発振器を中継装
置として使用し、基準点から射出されたレーザ光とは逆
の経路を経由して、中継装置から射出されたレーザ光を
屈折して基準点に戻るようにし、レーザ光の屈折角から
中継装置の光軸と基準点から射出されるレーザ光の光軸
との間の相対角を測定したので、基準点から測量点まで
の距離が長距離であっても、基準点から射出される光を
中継し、測量点の位置を高精度に計測できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態における計測装置が適用さ
れる推進工法を示す平面図。
【図2】先導体の計画線からのずれを示す概略図。
【図3】計測装置の全体システム構成図。
【図4】プリズムユニットを示す図(図中(A)は正面
図を示し、図中(B)は側面図を示す)。
【図5】プリズムユニットを示す断面図。
【図6】ウェッジプリズムを示す断面図。
【図7】組み合わせたウェッジプリズムを示す断面図。
【図8】入射光線を屈折するウェッジプリズムを示す斜
視図。
【図9】入射光線の屈折を座標系で示す図。
【図10】屈折角をベクトルで示す図(図中(a)はプ
リズム1を示し、図中(b)はプリズム2を示す。)
【図11】ソフトウェアサーボのアルゴリズムを示すフ
ローチャート。
【図12】受光器上でのレーザー光の照射位置を示す
図。
【図13】プリズム座標系と受光器座標系を示すグラ
フ。
【図14】プリズム座標系と受光器座標系を示すグラ
フ。
【図15】プリズム座標系と受光器座標系を示すグラ
フ。
【符号の説明】
13a,13b ウェッジプリズム 14a,14b モータ(駆動部) 15a,15b エンコーダ(角度検出部) 21 基準点 22 中継点 23 測量点 25a 双方向レーザ発振器の光軸 25 双方向レーザ発振器 26 基準点レーザ発振器 26a 基準点レーザ発振器の光軸 27 基準点光路屈折器 28 基準点受光器 31,31 光路屈折器 32,32 基準側受光器 33,33 中継側受光器 35 光中継装置 36a,36b 中継点光路屈折器 37 中継点受光器 50a〜50d 制御装置 51 演算装置
フロントページの続き (72)発明者 島田 徹 東京都台東区元浅草3丁目18番10号 アイ レック技建株式会社内 (72)発明者 高木 博 神奈川県鎌倉市上町屋345番地 三菱プレ シジョン株式会社内 Fターム(参考) 2D054 AA02 AC18 GA04 GA25 GA42 GA62 GA82 GA92

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基準点と測量点との間に設けられ、基準
    点から射出されたレーザ光を中継する光中継装置であっ
    て、 光軸を略合わせて双方向にレーザを射出する双方向レー
    ザ発振器と、 前記双方向レーザ発振器の一方から射出されたレーザ光
    を、複数のウェッジプリズムを組み合わせて屈折する中
    継点光路屈折器とを備えることを特徴とする光中継装
    置。
  2. 【請求項2】 基準点から射出されたレーザ光が照射さ
    れる中継点受光器を備えることを特徴とする請求項1に
    記載の光中継装置。
  3. 【請求項3】 前記双方向レーザ発振器の両側に、複数
    のウェッジプリズムを組み合わせてレーザ光を屈折する
    一対の中継点光路屈折器が設けられ、 前記中継点光路屈折器の一方が、基準点から射出された
    レーザ光及び前記双方向レーザ発振器の一方から射出さ
    れたレーザ光を屈折し、 前記中継点光路屈折器の他方が、前記双方向レーザ発振
    器の他方から射出されたレーザ光を屈折することを特徴
    とする請求項2に記載の光中継装置。
  4. 【請求項4】 前記中継点光路屈折器は、回転自在に設
    けられた一対のウェッジプリズムと、この一対のウェッ
    ジプリズムそれぞれを個別に回転する一対の駆動部と、
    前記一対のウェッジプリズムそれぞれの回転角を検出す
    る一対の角度検出部と、を有することを特徴とする請求
    項2または3に記載の光中継装置。
  5. 【請求項5】 前記中継点光路屈折器でのレーザ光の屈
    折を制御する制御装置が設けられ、 前記制御装置は、前記中継点光路屈折器の前記一対のウ
    ェッジプリズムの回転角度を操作して、前記双方向レー
    ザ発振器の一方から射出されたレーザ光が基準点に設け
    られた基準点受光器を照射するように前記基準点受光器
    の出力値をフィードバック制御することを特徴とする請
    求項4に記載の光中継装置。
  6. 【請求項6】 前記一対の角度検出部それぞれの検出値
    に基づいて前記光路屈折器での屈折角を算出すると共
    に、この屈折角に基づいて前記双方向レーザ発振器から
    射出されるレーザ光の光軸と基準点から射出されるレー
    ザ光の光軸との間の相対角を算出する演算装置が設けら
    れることを特徴とする請求項5に記載の光中継装置。
  7. 【請求項7】 基準点から射出されるレーザ光を中継点
    で中継して測量点まで届くようにし、測量点の位置を計
    測する計測方法であって、 基準点には、レーザ光を射出する基準点レーザ発振器
    と、この基準点レーザ発振器から射出されるレーザ光を
    複数のウェッジプリスムを組み合わせて屈折する基準点
    光路屈折器とが設けられ、 中継点には、光軸を略合わせて双方向にレーザ光を射出
    する双方向レーザ発振器と、前記双方向レーザ発振器の
    一方から射出されたレーザ光を、複数のウェッジプリズ
    ムを組み合わせて屈折する中継点光路屈折器とが設けら
    れ、 前記基準点レーザ発振器から射出されるレーザ光を前記
    基準点光路屈折器で屈折し、前記中継点まで届くように
    し、 前記双方向レーザ発振器の一方から射出されるレーザ光
    を前記中継点光路屈折器で屈折し、前記基準点まで届く
    ようにし、 前記基準点光路屈折器及び前記中継点光路屈折器でのレ
    ーザ光の屈折角に基づいて、前記基準点レーザ発振器か
    ら射出されるレーザ光の光軸と前記双方向レーザ発振器
    から射出されるレーザ光の光軸との間の相対角を算出す
    ることを特徴とする計測方法。
  8. 【請求項8】 基準点には、前記双方向レーザ発振器か
    ら射出されるレーザ光が照射される基準点受光器が設け
    られ、 中継点には、前記基準点レーザ発振器から射出されるレ
    ーザ光が照射される中継点受光器が設けられ、 前記基準点光路屈折器における前記複数のウェッジプリ
    ズムの回転角度を操作して、前記基準点レーザ発振器か
    ら射出されたレーザ光が前記中継点受光器を照射するよ
    うに前記中継点受光器の出力値をフィードバック制御す
    ると共に、 前記中継点光路屈折器における前記複数のウェッジプリ
    ズムの回転角度を操作して、前記双方向レーザ発振器の
    一方から射出されたレーザ光が前記基準点受光器を照射
    するように前記基準点受光器の出力値をフィードバック
    制御することを特徴とする請求項7に記載の計測方法。
  9. 【請求項9】 基準点と中継点との間に、複数のウェッ
    ジプリズムを組み合わせて光路を屈折する少なくとも一
    つの光路屈折器が設けられ、 前記光路屈折器には、前記基準点レーザ発振器から射出
    されるレーザ光が照射される基準側受光器、並びに前記
    双方向レーザ発振器から射出されるレーザ光が照射され
    る中継側受光器が設けられ、 前記光路屈折器の前記複数のウェッジプリズムの回転角
    度を操作して、前記基準点レーザ発振器から射出された
    レーザ光が前記基準側受光器を照射するように前記基準
    側受光器の出力値をフィードバック制御し、前記基準点
    レーザ発振器から射出されたレーザ光が自動的に前記中
    継点受光器に届くようにすると共に、 前記光路屈折器の前記複数のウェッジプリズムの回転角
    度を操作して、前記双方向レーザ発振器の一方から射出
    されたレーザ光が前記中継側受光器を照射するように前
    記中継側受光器の出力値をフィードバック制御し、前記
    双方向レーザ発振器の一方から射出されたレーザ光が自
    動的に前記基準点受光器に届くようにし、 前記基準点光路屈折器、前記中継点光路屈折器及び前記
    光路屈折器でのレーザ光の屈折角に基づいて、前記基準
    点レーザ発振器から射出されるレーザ光の光軸と前記双
    方向レーザ発振器から射出されるレーザ光の光軸との間
    の相対角を算出することを特徴とする請求項8に記載の
    計測方法。
  10. 【請求項10】 前記複数のウェッジプリズムそれぞれ
    の回転角度に基づいて前記基準点光路屈折器、前記中継
    点光路屈折器及び前記光路屈折器の屈折角を算出するこ
    とを特徴とする請求項9に記載の計測方法。
  11. 【請求項11】 基準点から射出されるレーザ光を中継
    点で中継して測量点まで届くようにし、測量点の位置を
    計測する計測装置であって、 基準点には、レーザ光を射出する基準点レーザ発振器
    と、この基準点レーザ発振器から射出されるレーザ光を
    屈折する基準点光路屈折器と、中継点から射出されるレ
    ーザ光が照射される基準点受光器が設けられ、 中継点には、光軸を略合わせて双方向にレーザ光を射出
    する双方向レーザ発振器と、前記双方向レーザ発振器の
    一方から射出されたレーザ光を屈折する中継点光路屈折
    器と、基準点から照射されるレーザ光が照射される中継
    点受光器が設けられ、 前記基準点光路屈折器及び前記中継点光路屈折器それぞ
    れは、回転自在に設けられた一対のウェッジプリズム
    と、この一対のウェッジプリズムそれぞれを個別に回転
    する一対の駆動部と、前記一対のウェッジプリズムそれ
    ぞれの回転角を検出する一対の角度検出部と、を有し、 前記基準点光路屈折器における前記一対のウェッジプリ
    ズムの回転角度を操作して、前記基準点レーザ発振器か
    ら射出されたレーザ光が前記中継点受光器を照射するよ
    うに前記中継点受光器の出力値をフィードバック制御す
    ると共に、前記中継点光路屈折器における前記一対のウ
    ェッジプリズムの回転角度を操作して、前記双方向レー
    ザ発振器の一方から射出されたレーザ光が前記基準点受
    光器を照射するように前記基準点受光器の出力値をフィ
    ードバック制御する制御装置と、 前記基準点光路屈折器及び前記中継点光路屈折器でのレ
    ーザ光の屈折角に基づいて、前記基準点レーザ発振器か
    ら射出されるレーザ光の光軸と前記双方向レーザ発振器
    から射出されるレーザ光の光軸との間の相対角を算出す
    る演算装置と、が設けられることを特徴とする計測装
    置。
  12. 【請求項12】 基準点と中継点との間に、光路を屈折
    する少なくとも一つの光路屈折器が設けられ、 前記光路屈折器は、回転自在に設けられた一対のウェッ
    ジプリズムと、この一対のウェッジプリズムそれぞれを
    個別に回転する一対の駆動部と、前記一対のウェッジプ
    リズムそれぞれの回転角を検出する一対の角度検出部
    と、を有し、 前記光路屈折器には、前記基準点レーザ発振器から射出
    されるレーザ光が照射される基準側受光器、並びに前記
    双方向レーザ発振器から射出されるレーザ光が照射され
    る中継側受光器が設けられ、 前記制御装置は、前記光路屈折器の前記一対のウェッジ
    プリズムの回転角度を操作して、前記基準点レーザ発振
    器から射出されたレーザ光が前記基準側受光器を照射す
    るように前記基準側受光器の出力値をフィードバック制
    御し、前記基準点レーザ発振器から射出されたレーザ光
    が自動的に前記中継点受光器に届くようにすると共に、
    前記光路屈折器の前記一対のウェッジプリズムの回転角
    度を操作して、前記双方向レーザ発振器の一方から射出
    されたレーザ光が前記中継側受光器を照射するように前
    記中継側受光器の出力値をフィードバック制御し、前記
    双方向レーザ発振器の一方から射出されたレーザ光が自
    動的に前記基準点受光器に届くようにし、 前記演算装置は、前記基準点光路屈折器、前記中継点光
    路屈折器及び前記光路屈折器でのレーザ光の屈折角に基
    づいて、前記基準点レーザ発振器から射出されるレーザ
    光の光軸と前記双方向レーザ発振器から射出されるレー
    ザ光の光軸との間の相対角を算出することを特徴とする
    請求項11に記載の計測装置。
  13. 【請求項13】 前記演算装置は、前記一対数のウェッ
    ジプリズムそれぞれの回転角度に基づいて前記基準点光
    路屈折器、前記中継点光路屈折器及び前記光路屈折器の
    屈折角を算出することを特徴とする請求項12に記載の
    計測装置。
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