JP2002090141A - 先導体位置計測方法および装置 - Google Patents

先導体位置計測方法および装置

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JP2002090141A
JP2002090141A JP2000280398A JP2000280398A JP2002090141A JP 2002090141 A JP2002090141 A JP 2002090141A JP 2000280398 A JP2000280398 A JP 2000280398A JP 2000280398 A JP2000280398 A JP 2000280398A JP 2002090141 A JP2002090141 A JP 2002090141A
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徹 島田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 曲がりを有する比較的小口径のトンネルを掘
る先導体の位置及び姿勢を、自動的に且つ連続的に計測
することができる先導体位置計測方法を提供する。 【解決手段】 受光器27を先導体21に搭載し、一対
のウェジプリズムを組み合わせて光の屈折を制御する光
路屈折装置11…を、先導体21に連結される先導体後
続治具32に取り付け、発進立坑22のレーザー照準機
41から射出されるレーザー光を曲げて受光器27まで
届くようにし、曲がった光の経路を知ることで先導体2
1の位置を計測した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、地中に通信用ケー
ブル、電線、上下水道管、ガス管等などを通すためのト
ンネルを掘る先導体の位置を先導体位置測定方法及び装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】通信用ケーブル、電線、上下水道管、ガ
ス管等を地中に埋設する管路の敷設工事には、近年開削
工法ではなく推進工法が通常採用される。この推進工法
では、管路の一端となる位置に発進立坑が堀られ、管路
の他端となる位置に到達立坑が掘られる。発進立坑内に
は先導体及び元押装置が設置される。この元押装置で先
導体を地中内の水平方向に押し出すと、先導体が推進さ
れる。先導体が所定のストロークだけ前進したときに、
先導体の後部に推進管が連結され、その後再び元押装置
により推進管と共に先導体が前進させられる。このよう
な工程の繰り返しで順次推進管が繋げられ、先導体を到
達立坑まで前進させることによって管路が構築される。
【0003】粘性地盤や砂質地盤の場合は、先導体とし
て圧入ヘッドを備える圧入方式のものが用いられ、砂礫
地盤や玉石地盤の場合は、回転式のカッタヘッドを備え
る掘削方式のものが用いられる。元押装置としては油圧
ジャッキ等が用いられる。圧入方式では口径300〜4
00mmの推進管を最大500m程度の長さまで堀り進
めることができ、掘削方式では最大口径600mmの推
進管を最大250m程度まで掘り進めることができる。
【0004】先導体には油圧ジャッキ等からなる方向修
正機構が設けられる。この方向修正機構を制御すること
により、直線掘進だけでなく曲線掘進にも対応できる。
推進工法の施工に当たっては、先導体を計画線に沿って
掘進させるために、あるいは土の影響により先導体が計
画線からずれるのを防止するために、地中を掘進する先
導体の水平及び垂直方向の位置を先導体位置計測装置に
よって逐次計測する。掘進する先導体が所定の計画線か
らずれたときに、先導体の掘進方向を修正するように方
向修正機構を駆動し、先導体が計画線に沿って掘進する
ようにしている。
【0005】先導体の位置を計測する方法として、従来
から電磁法、レーザターゲット法等が知られている。電
磁法では、先導体に磁場を発生する発振器が設置され、
地上に発振器から発生する磁場を受信する受信器が設置
され、磁場の強さから先導体の位置が計測される。
【0006】レーザターゲット法では、図23及び図2
4に示すように、発進立坑1にレーザ光を射出するレー
ザ照準機が設けられ、先導体2にレーザ受光装置として
のターゲット3が設けられる。レーザ照準機は、基準線
・計画線上に直線のレーザ光を射出する。ターゲット3
上に照射されたレーザ光の位置4に基づいて計画線から
の先導体のずれ量が計測される。
【0007】このレーザターゲット法の応用として、曲
がった計画線に沿って掘進する先導体の位置を計測する
計測装置(特開平5−340186号公報参照)も知ら
れている。この計測装置では、図25に示すように、測
角機能を有するレーザ照準機5がトンネル内に設置さ
れ、測距儀を有するウェッジプリズム6がレーザ照準機
よりも前方に設けられ、反射プリズムを有するターゲッ
ト7が先導体8に設けられている。ウェッジプリズム6
はレーザ照準機5から射出されるレーザ光を屈折する。
あらかじめ測定されるレーザ照準機5とウェッジプリズ
ム6との間の距離L1、ウェッジプリズムの屈折角θ
1、測距儀が測定したウェッジプリズム6と先導体8と
の間の距離L2、及びターゲット7上のレーザスポット
の照射位置(Δx,Δy)から先導体8の位置が計測さ
れる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記電
磁法にあっては、地上部に建物等がある場合には建物等
を避けて計測しなければならず、連続的な計測ができな
い。また計測するに当たり、計測の毎に受信器をセット
し、受信器そのもの位置をトランシット等で測量する必
要があるので、手間がかかるという問題もある。
【0009】レーザ法にあっては、計画線が直線の場合
にしか適用できず曲線の場合に適用できない。またレー
ザ光がターゲットの受光面から外れそうになったとき
は、レーザ照準機を水平垂直方向に振り、手動で再びタ
ーゲットにレーザ光が当たるようにする必要がある。こ
れにより先導体の位置の計測が中断され、連続的に先導
体の位置を計測できないという問題がある。
【0010】特開平5−340186号公報記載の測定
装置にあっても、曲線施工が進んでレーザ光がターゲッ
トの受光面から外れそうになったときは、ウェッジプリ
ズムを回転させたり、あるいは測距儀を有するウェッジ
プリズムを先導体側に進め、測角機能を有する他のウェ
ッジプリズムを設置し、手動で再びターゲットにレーザ
光が当たるようにする必要がある。これにより先導体の
位置の計測が中断され、連続的に先導体の位置を計測で
きないという問題がある。また、測距儀で先導体側のウ
ェッジプリズム6と先導体8との間の距離L2を測定す
る必要があるが、測距儀はウェッジプリズムに比べて大
きいので小口径のトンネル内に設置するのには適さず、
小口径の先導体の位置を計測することができない。
【0011】そこで、本発明は、曲がりを有する比較的
小口径のトンネルを掘る先導体の位置及び姿勢を、自動
的に且つ連続的に計測することができる先導体位置計測
方法及び装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】以下、本発明について説
明する。
【0013】上記課題を解決するために、本発明者は、
受光器を先導体に搭載し、複数のウェジプリズムを組み
合わせて光の屈折を制御する光路屈折装置を、先導体に
連結される先導体後続治具に取り付け、発進立坑から射
出される光を曲げて受光器まで届くようにし、曲がった
光の経路を知ることで先導体の位置を計測した。すなわ
ち、所定の計画線に沿って掘進する先導体の位置を、光
を使用して計測する先導体位置計測方法であって、前記
先導体に連結されると共に前記先導体と一緒に移動する
先導体後続治具に、複数のウェッジプリズムを組み合わ
せて光の屈折を制御する少なくとも一つの光路屈折装置
を固定し、前記先導体に光が照射される受光器を固定
し、発進立坑から射出される光を光路屈折装置で屈折し
て前記受光器まで届くようにし、前記光路屈折装置によ
る光の屈折角、前記光路手動で屈折装置間の距離及び前
記光路屈折装置から前記受光器までの距離に基づいて前
記先導体の位置を計測することを特徴とする先導体位置
計測方法により、上述した課題を解決した。
【0014】この発明によれば、先導体と共に移動する
先導体後続治具に光路屈折装置を固定するので、光路屈
折装置間の距離及び先導体と光路屈折装置間の距離が常
に一定に保たれ、初めに先導体後続治具に光路屈折装置
を固定した位置から、測距儀等で測定することなく、光
路屈折装置間の距離及び先導体と光路屈折装置間の距離
を知ることができる。また、光路屈折装置の複数のウェ
ッジプリズムを回転すると、光を任意の方向に屈折する
ことができ、複数のウェッジプリズムの回転角から光路
屈折装置の屈折角を知ることができる。これらの光路屈
折装置による光の屈折角、前記光路屈折装置間の距離及
び前記光路屈折装置から前記受光器までの距離に基づい
て前記先導体の位置を自動的に計測することができる。
トンネル内には、大きさの小さい受光器、ウェッジプリ
ズム(光路屈折装置)しか配置されないので、小口径の
トンネルを掘進する先導体の位置を計測するのに最適な
先導体位置計測方法が得られる。
【0015】また、本発明は、前記複数のウェッジプリ
ズムそれぞれの回転角度を操作して、光が前記受光器を
照射するように前記受光器の出力値をフィードバック制
御し、前記発進立坑から射出される光が自動的に前記受
光器まで届くようにしたことを特徴とする。
【0016】この発明によれば、受光器の出力値をフィ
ードバック制御し、発進立坑から射出される光が自動的
に前記受光器で届くようにしているので、自動的に先導
体の位置を計測することができる。また、発進立坑から
照射される光が常に受光器を照射しているので、光が受
光器から外れることがなく、この結果先導体の位置の計
測を中断する必要がなくなり、先導体の位置を連続的に
測定することができる。
【0017】また、本発明は、前記光路屈折装置それぞ
れに光路屈折装置用受光器を設け、直前の光路屈折装置
における複数のウェッジプリズムそれぞれの回転角度を
操作して、光が直後の光路屈折装置を照射するように直
後の光路屈折装置用受光器の出力値をフィードバック制
御し、直前の光路屈折装置で屈折される光が自動的に直
後の光路屈折装置まで届くようにしたことを特徴とす
る。
【0018】この発明によれば、計画線がどのように曲
がっていても、発進立坑から射出される光を先導体の受
光器まで確実に届かせることができる。
【0019】また、本発明は、前記複数のウェッジプリ
ズムそれぞれの回転角度に基づいて前記光路屈折装置の
屈折角を算出することを特徴とする。
【0020】この発明によれば、光路屈折装置による光
の屈折角を高精度に且つ容易に算出することができる。
【0021】また、本発明は、前記先導体が、前記先導
体(受光器の中心)に届いた光を透過させる透過部と、
前記透過部と一定間隔を開け、透過された光が照射され
る位置センサとを備え、前記透過部と前記位置センサ間
との距離及び前位置センサに照射された光の位置に基づ
いて前記先導体の姿勢を計測することを特徴とする。
【0022】受光器に光が照射するように光の屈折角を
制御しているので、光が受光器上の一定位置、例えば常
に受光器の中心に光が照射するようにすることができ
る。この光が受光器の中心に届くことを利用し、受光器
の中心に届いた光を透過部によって透過させ、透過部か
ら一定間隔開けて配置した2次元の位置センサ上での光
の照射位置を測定すると、先導体の姿勢を計測すること
ができる。
【0023】また、本発明は、前記透過部がレンズから
構成されることを特徴とする。
【0024】この発明によれば、レンズによって位置セ
ンサ上にレーサ光の焦点を結ぶことができ、先導体の姿
勢を正確に計測することができる。
【0025】また、本発明は、前記先導体が、前記先導
体(受光器の中心)に届いた光を複数のウェッジプリズ
ムを組み合わせて屈折する先導体用光路屈折装置と、前
記先導体用光路屈折装置と所定の間隔を開け、前記先導
体用光路屈折装置で屈折された光が照射される姿勢計測
用受光器を備え、光が前記姿勢計測用受光器を照射する
ように前記姿勢計測用受光器の出力値をフィードバック
制御し、前記先導体に届いた光が自動的に前記姿勢計測
用受光器に届くようにし、前記先導体用光路屈折装置に
おける前記複数のウェッジプリズムそれぞれの回転角度
に基づいて前記先導体の姿勢を計測することを特徴とす
る。
【0026】この発明によれば、光が受光器の中心に届
くことを利用し、受光器の中心に届いた光を、自動的に
姿勢計測用受光器に届くように先導体用光路屈折装置に
よって屈折することによって、先導体の姿勢を計測する
ことができる。
【0027】さらに、本発明は、先導体が計画線の終端
に位置するときに発進立坑から射出される光が前記受光
器に届くように、あらかじめ決定された前記光路屈折装
置の設置個数及び設置間隔によって掘進を行い、発進立
坑に前記光路屈折装置のうちの一つを残しておいて前記
先導体後続治具に固定された残りの光路屈折装置を先導
体と一緒に移動させ、あらかじめ決定された前記光路屈
折装置の設置個数及び設置間隔では、先導体が計画線の
途中に位置するときに発進立坑から照射される光が前記
受光器を照射できなくなると予測されると、前記光路屈
折装置をさらに配置し、先導体が計画線の途中に位置す
るときにも発進立坑から射出される光が前記受光器に届
くようにすることを特徴とする。
【0028】この発明によれば、先導体が計画線上のど
こに位置しても、先導体の位置を連続的に計測すること
ができる。
【0029】また、本発明は、所定の計画線に沿って掘
進する先導体の位置を、光を使用して計測する先導体位
置計測装置であって、発進立坑から光を射出する発光装
置と、前記先導体に連結されると共に前記先導体と一緒
に移動する先導体後続治具に固定され、前記発光装置か
ら射出される光を屈折する少なくとも一つの光路屈折装
置と、光の屈折を制御する制御装置と、前記先導体に固
定され、光が照射される受光器と、前記光路屈折装置に
よる前記光の屈折角、前記光路屈折装置間の距離及び前
記光路屈折装置から前記受光器までの距離に基づいて前
記先導体の位置を計測する演算装置とを備え、前記光路
屈折装置それぞれは、回転自在に設けられた一対のウェ
ッジプリズムと、この一対のウェッジプリズムそれぞれ
を個別に回転する一対の駆動部と、前記一対のウェッジ
プリズムそれぞれの回転角を検出する一対の角度検出部
と、を有し、前記制御装置は、前記ウェッジプリズムの
回転角度を操作して、光が前記受光器を照射するように
前記受光器の出力値をフィードバック制御し、前記発光
装置から射出される光が自動的に前記受光器まで届くよ
うにすることを特徴とする管路計測装置としても構成す
ることができる。
【0030】この発明によれば、先導体と一緒に移動す
る先導体後続治具に光路屈折装置を固定するので、光路
屈折装置間の距離及び先導体と光路屈折装置間の距離が
常に一定に保たれ、初めに先導体後続治具に光路屈折装
置を固定した位置から光路屈折装置間の距離及び先導体
と光路屈折装置間の距離を、、測距儀等で測定すること
なく知ることができる。また、光路屈折装置の複数のウ
ェッジプリズムを回転すると、光を任意の方向に屈折す
ることができ、複数のウェッジプリズムの回転角から光
路屈折装置の屈折角を知ることができる。これらの光路
屈折装置による光の屈折角、前記光路屈折装置間の距離
及び前記光路屈折装置から前記受光器までの距離に基づ
いて前記先導体の位置を自動的に計測することができ
る。また、トンネル内には、大きさの小さい受光器、ウ
ェッジプリズム(光路屈折装置)しか配置されないの
で、小口径のトンネルを掘進する先導体の位置を計測す
るのに最適な先導体位置計測方法が得られる。さらに、
受光器の出力値をフィードバック制御し、発進立坑から
射出される光が自動的に前記受光器で届くようにしてい
るので、自動的に先導体の位置を計測することができ
る。また、発進立坑から照射される光が常に受光器を照
射しているので、光が受光器から外れることがなく、こ
の結果先導体の位置の計測を中断する必要がなくなり、
先導体の位置を連続的に測定することができる。
【0031】また、本発明は、前記光路屈折装置それぞ
れに光路屈折装置用受光器が設けられ、前記制御装置
は、直前の光路屈折装置における複数のウェッジプリズ
ムそれぞれの回転角度を操作して、光が直後の光路屈折
装置を照射するように直後の光路屈折装置用受光器の出
力値をフィードバック制御し、直前の光路屈折装置で屈
折される光が自動的に直後の光路屈折装置まで届くよう
にすることを特徴とする。
【0032】この発明によれば、上述のように、計画線
がどのように曲がっていても、発進立坑から射出される
光を先導体の受光器まで確実に届かせることができる。
【0033】また、本発明は、前記演算装置が、前記一
対の角度検出部それぞれの検出値に基づいて前記光路屈
折装置の屈折角を算出することを特徴とする。
【0034】この発明によれば、演算装置で光路屈折装
置による光の屈折角を高精度に且つ容易に算出すること
ができる。
【0035】また、本発明は、前記先導体が、前記受光
器(の中心)に届いた光を透過させる透過部と、前記透
過部と一定間隔を開け、透過された光が照射される位置
センサとを備え、前記演算装置は、前記透過部と前記位
置センサ間との距離及び前記位置センサに照射された光
の位置に基づいて前記先導体の姿勢を計測することを特
徴とする。
【0036】この発明によれば、上述のように先導体の
姿勢を計測することができる。
【0037】また、本発明は、前記先導体が、前記先導
体(受光器の中心)に届いた光を複数のウェッジプリズ
ムを組み合わせて屈折する先導体用光路屈折装置と、前
記先導体用光路屈折装置と所定の間隔を開け、前記先導
体用光路屈折装置で屈折された光が照射される姿勢計測
用受光器を備え、前記先導体用光路屈折装置は、回転自
在に設けられた一対のウェッジプリズムと、この一対の
ウェッジプリズムそれぞれを個別に回転する一対の駆動
部と、前記一対のウェッジプリズムそれぞれの回転角を
検出する一対の角度検出部と、を有し、前記制御装置
は、前記ウェッジプリズムの回転角度を操作して、光が
前記姿勢計測用受光器を照射するように前記姿勢計測用
受光器の出力値をフィードバック制御し、前記先導体に
届いた光が自動的に前記姿勢計測用受光器まで届くよう
にし、前記演算装置は、前記先導体用光路屈折装置にお
ける前記複数のウェッジプリズムそれぞれの回転角度に
基づいて前記先導体の姿勢を計測することを特徴とす
る。
【0038】この発明によれば、上述のように先導体の
姿勢を計測することができる。
【0039】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の一実施形態にお
ける先導体位置計測装置が適用される推進工法を示す。
先導体21は発進立坑22から到達立坑23に向かって
所定の計画線24に沿ってトンネルを掘進する。ジャッ
キ等の元押装置により発進立坑22から先導体21が一
定のストロークずつ押される。先導体21が元押装置に
よって一定のストロークを前進する都度、先導体21の
後部に順次推進管が継ぎ足される。本発明の先導体位置
計測装置は、掘進中の先導体21の推進位置25、例え
ば初期設定基準線26に対する先導体の距離を自動的
に且つ連続的に計測する。図2に示すように、この距離
と初期設定基準線26から計画線24までの距離と
が比較され、−が先導体の計画線24からのずれ量
とされる。ずれ量が0となるように先導体21の掘
削が制御されている。
【0040】図3は先導体21を示す。先導体は、前部
ユニット21aと後部ユニット21bとに分割され、こ
れら前部ユニット21aと後部ユニット21bとが中折
れ機構21cを介して屈曲可能に連結されている周知の
構成からなる。前部ユニット21aの先端部には方向修
正機構21dを介して先端ヘッド21eが設けられ、ま
た後部ユニット21bの後端部には受光器27が設けら
れる。
【0041】図4は、先導体21に取り付けられる受光
器27及び姿勢計測部を示す。図中(A)は斜視図を示
し、図中(B)はレンズの中心線方向の断面図を示す。
受光器27は姿勢計測部28のレンズ30の周囲にその
中心から一定間隔を開けて配置された3個ないし4個の
光電センサ29…から構成される。レーザ光の屈折の制
御については後述するが、レーザ光は常に受光器27の
中心(レンズ30の中心)に届くようにその屈折角が制
御されている。
【0042】姿勢計測部28は、受光器27の中心に届
いた光を透過させる透過部としてのレンズ30と、レン
ズ30と一定間隔を開け、透過された光が照射される2
次元の位置センサ31とを備える。先導体21の姿勢
は、受光器27の中心にレーザ光が届いていることを利
用し、2次元位置センサ31からの出力に基づいて算出
される。この姿勢の算出方法についても後述する。な
お、受光器27には4つの光電センサを組合せた2軸光
電センサの他、CCDカメラ等の撮影素子が用いられて
も良い。透過部にはレンズ30以外にもレーザ光を単に
通過させるのみの小径のピンホールが用いられても良
い。
【0043】図5は、先導体21に連結される先導体後
続治具を示す。先端ヘッドで地山を掘削する際、掘削さ
れた土砂は泥土に変換され、先導体21内に設けた土砂
圧送ポンプによって先導体後続治具32を介して発進立
坑まで圧送される。こうしてできたトンネルに推進管3
3が敷設される。先導体を搬送する排土管34は、先導
体後続治具32と一体化しており、周囲には、推進工法
に必要とされる各種電線、油圧ホース等が設けられる。
先導体21の後部に順次推進管33が継ぎ足されるのと
同時に、これらの電線、油圧ケーブル、先導体後続治具
32等が順次継ぎ足される。この先導体後続治具32は
推進管33の内部に上下方向および左右方向に拘束さ
れ、ガイドローラ35,36で先導体と一緒に移動可能
となっている。また、図6に示すように先導体後続治具
32の単位管の両端には、ローリングしにくいようにロ
ーリング防止ピン37a及びローリング防止溝37bが
設けられている。一対のウェッジプリズムを有する光路
屈折装置としてのプリズムユニット11及びプリズムユ
ニット11を制御する制御装置42は、この先導体後続
治具32に取付け板39を介して固定されている。上述
のように先導体後続治具32は推進管33の内部に上下
方向および左右方向に拘束されているので、推進管33
の管軸から一定位置にプリズムユニット11を配置する
ことができる。
【0044】図7は、本発明の先導体位置計測装置の全
体システム構成図を示す。この先導体位置計測測装置
は、発進立坑からレーザ光を射出する発光装置としての
レーザ照準機41と、先導体21に連結されると共に先
導体21と一緒に移動する先導体後続治具32に固定さ
れ、レーザ照準機41から射出される光を屈折するプリ
ズムユニット11…と、レーザ光の屈折を制御する制御
装置42…と、先導体21に固定される受光器27と、
プリズムユニット11…によるレーザ光の屈折角(θ
1,θ2,θ3)、プリズムユニット11…間の距離
(L1,L2)及びプリズムユニット11から受光器2
7までの距離(L3)に基づいて先導体21の位置を計
測する演算装置43とを備える。レーザ照準機41及び
レーザ光を最初に屈折するプリズムユニット11は、発
進立坑22内に設けられる。
【0045】図8はプリズムユニット11示す。図中
(A)は正面図を示し、図中(B)は側面図を示す。各
プリズムユニット11は内部に一対のウェッジプリズム
13a,13bを有する。各プリズムユニット11には
光路屈折装置用受光器44が設けられる。この光路屈折
装置用受光器はウェッジプリズム13a,13bの周囲
にその中心から一定間隔を開けて配置された3個ないし
4個の光電センサ45…から構成される。なお、光路屈
折装置用受光器44には4つの光電センサを組合せた2
軸光電センサの他、CCDカメラ等の撮影素子が用いら
れても良い。
【0046】図9は、プリズムユニット11の断面図を
示す。プリズムユニット11は、円筒状のケース12
と、このケース12内に回転自在に設けられる一対のウ
ェッジプリズム13a,13bと、この一対のウェッジ
プリズム13a,13bそれぞれを個別に回転させる駆
動部としてのモータ14a,14bと、ウェッジプリズ
ム13a,13bの回転角をデジタル式に検出する角度
検出部としてのエンコーダ15a,15bとを備える。
モータ14a,14bとエンコーダ15a,15bとは
一体になっている。また、塵等が付着するのを防止する
ために、ウェッジプリズムは保護ガラス16で覆われて
いる。なお、角度検出部はデジタル的に検出するエンコ
ーダ15a,15bに限られることなく、アナログ的に
検出するポテンションメータであってもよい。
【0047】図10に示すように、ウェッジプリズム1
3a,13bは、円筒状のレンズの第2面17にテーパ
をつけたプリズムである。このウェッジプリズム13
a,13bの第1面18にビームが垂直に入射すると、
入射した光線は屈折角δで屈折する。ここで、屈折角δ
とウェッジ頂角wの関係は、以下の式で表される。
【0048】
【式1】 ここで、nは屈折率である。
【0049】図11は、2つのウェッジプリズム13
a,13bを組み合わせた場合を示す。2つのウェッジ
プリズム13a,13bは同じ材質で、しかも同じウェ
ッジ頂角wを有する。この図に示すように、2つのウェ
ッジプリズム13a,13bを傾斜面19が平行になる
ように近接配置すると、ウェッジプリズム13a,13
bを通過したビームは、平行なガラスを通過するのと同
様に直進する。一方、図12に示すように、ウェッジプ
リズム13a,13bを第1面18の法線と平行な軸の
回りに別々に回転することによって、所定の尖った円錐
体内部の任意の方向にレーザ光を屈折(偏向)すること
ができる。このときの最大屈折角は、ウェッジ頂角wが
小さい場合は2つのウェッジプリズムの屈折角δを合算
した2δになる。したがってレーザ光は直径4δの円内
を照射する。
【0050】2個のウェッジプリズム13a,13bそ
れぞれの回転角から、組み合わせた場合の屈折角および
屈折方向の算出方法について説明する。ウェッジプリズ
ム13a,13bのそれぞれの回転角はエンコーダ15
a,15bで検出され、組み合わせた場合の屈折角度は
演算装置43(図7参照)で算出される。演算装置43
はCPU等を有する計算機からなり、ウェッジプリズム
13a,13bの回転角から各プリズムユニット11の
屈折角を算出し、さらにプリズムユニット11…の屈折
角θ1〜θ3の値、およびプリズムユニット11…間の
距離L1〜L2、奥側のプリズムユニット11と受光器
27間の距離L3の値に基づいて、光路を折れ線グラフ
を引くようにトレースして先導体の位置を算出する。ま
た、この演算装置43は、姿勢計測部28のレンズ30
と2次元位置センサ31間との距離及び2次元位置セン
サ31に照射された光の位置に基づいて先導体21の姿
勢を算出する(図20参照)。先導体21の姿勢の算出
方法については後述する。
【0051】図13に示すように、ウェッジプリズム1
3a,13b(以下ウェッジプリズム13aをプリズム
1といい、ウェッジプリズム13bをプリズム2とい
う)の中心線上にレーザ光を入射すると、プリズム1が
レーザ光を屈折角δ1で屈折し、プリズム2がさらにレ
ーザ光を屈折角δ2で屈折する。この屈折角δ1,δ2
が得られるプリズム1の回転角をψ1,プリズム2の回
転角をψ2とする。プリズム1,2の一番厚いところと
一番薄いところを結んだ線が水平となる位置を基準と
し、回転角ψ1,ψ2はこの位置からの角度を表してい
る。
【0052】ここで、ウェッジ頂角wが微少であること
から、計算を簡単にするためにδ1,δ2ともに微少と
し、ウェッジプリズム2の第1面にもレーザ光が垂直に
入射すると仮定する。図14は、レーザ光に対して直交
する面にX軸,Y軸をとり、プリズム1の屈折角δ1
(図中(a))およびプリズム2の屈折角δ2(図中
(b))をベクトル表示したものである。この図からプ
リズム1に関して以下の計算式が成立する。
【0053】
【式2】 また、プリズム2に関しても同様に以下の計算式が成立
する。
【0054】
【式3】 式2および式3からプリズム1とプリズム2を合算した
場合のX方向の合成成分δTXは、以下の式4で表され
る。
【0055】
【式4】 同様に、Y方向の合成成分は、以下の式5で表される。
【0056】
【式5】 したがって、合成屈折角δT、合成屈折方向ψTは以下の
式6で表される。
【0057】
【式6】 ここで、プリズム2個の差角ΔψをΔψ=ψ1−ψ2と
すると、δTは以下の式7で表される。
【0058】
【式7】
【0059】これらの計算式を用いることで、2個のプ
リズム1,2それぞれの回転角から、組み合わせた場合
の合成屈折角δTおよび合成屈折方向ψTを簡単に算出
することができる。なお、プリズム1,2の屈折角δ
1,δ2はプリズムによって一定の値を保ち、この屈折角
は計算機のメモリに記憶されている。異なる屈折角のプ
リズム1,2を使用する場合は、メモリに複数の屈折角
が記憶される。
【0060】図7に示すように制御装置42は、プリズ
ムユニット11における一対のプリズム1,2それぞれ
の回転角度を操作して、光が直後のプリズムユニットを
照射するように直後の光路屈折装置用受光器44の出力
値をフィードバック制御し、プリズムユニット11で屈
折される光が自動的に直後のプリズムユニット11まで
届くようにし、最終的にはレーザ照準機41から射出さ
れるレーザ光が自動的に受光器27まで届くようにして
いる。各制御装置42は、レーザ光が光路屈折装置用受
光器44あるいは受光器27の中心にないときは、あら
かじめ定めたアルゴリズムでプリズム1,2それぞれを
回転し、光路屈折装置用受光器44あるいは受光器27
の中心にくるようにプリズム1,2を操作する。このと
きのプリズム1,2の回転角ψ1,ψ2から上述の計算
式を用いて合成屈折角δT(図1のθ1〜θ3)、合成
屈折方向ψTが算出される。
【0061】レーザ光を光路屈折装置用受光器44ある
いは受光器27の中心にもっていくように制御装置42
で実行されるソフトウェアサーボのアルゴリズムについ
て説明する。このソフトウェアサーボは、プリズム1,
2の回転角度を操作して、レーザ光が受光器27の中心
を照射するように光路屈折装置用受光器44あるいは受
光器27の出力値をフィードバック制御している。以下
受光器27についてのみ説明するが、光路屈折装置用受
光器44についても全く同様である。
【0062】図15は、アルゴリズムのフローチャート
を示す。まず、受光器27からの入力レベルがe1以上
であるか否かを判断する(ステップS1)。受光器27
が中心から+X,−X,+Y,−Yの4方向に延びる4
つの光電センサを組み合わせた2軸光電センサの場合、
レーザ光が中心にあれば出力値が0になる。受光器27
からの入力レベル<e1の場合は、レーザ光が受光器2
7の中心にあるとして、プリズム1,2の回転角を操作
しない。受光器27からの入力レベル≧e1の場合は、
レーザ光が受光器27の中心にないので、レーザ光が受
光器27の中心にくるように以下の処理を行う。
【0063】まずプリズム座標系で、X0,Y0,ψT
を算出する(ステップS2)。次に、受光器座標系でX
1,Y1を検出する(ステップS3)。プリズム座標系
は、図16および図17に示すように、プリズムユニッ
ト11からプリズム中心線を延長して受光器上の平面と
交差する点Pを原点とした座標系をいい、受光器座標系
は受光器27の中心を原点とした座標系をいう。この図
16および図17で、レーザ光の受光器27上の照射位
置をプリズム座標系で示したものがv0ベクトルで、受
光器座標系で示したものがv1ベクトルである。レーザ
光が受光器27の中心を照射するためには、v1ベクト
ルが0となればよい。プリズム座標系のv0ベクトルの
X方向成分、Y方向成分それぞれをX0,Y0とする
と、上述のプリズムの合成屈折角δTから、X0=δT
X×L1,Y0=δTY×L1と算出される。ここで、
L1はプリズムから受光器までの距離である。そして、
ψTは上述の合成屈折方向から算出される(ステップS
2)。また、受光器座標系において、受光器27の検出
値からX1,Y1が検出され、計算式θ1=tan
-1(Y1/X1)からθ1が算出される(ステップS
3)。受光器27の精度が高く、座標X1,Y1が高精
度に得られると、このX1,Y1に基づいてプリズムを
操作して受光器27の中心を照射するように合成屈折角
δTを変化させればよいが、一般に受光器27の精度は
それほど高くないので以下のような処理が必要になる。
【0064】ψTとθ1を比較し、一致する方向に差角
Δψを一定に保ったままプリズム2枚を同時に回し、ψ
Tを変える(ステップS4)。図18に示すように、2
つのプリズムの差角Δψを一定に保ったままプリズム2
枚を同時に回すと、プリズム座標系でのv0ベクトル
は、絶対値を保ったまま、原点Pを中心として回転す
る。ψTとθ1とが等しくなるまで(図中2点鎖線の位
置から実線の位置まで)回転すると、v1ベクトルとv
0ベクトルとは重なる。このステップS4では、v0ベ
クトルとv1ベクトルとの方向を合わせている。なお、
プリズムの1回の回転量は振動しないように差の1/2
とされる。
【0065】次に、|v1|と|v0|を比較し、ψT
を一定に保ったまま、|v1|が0となるように差角Δ
ψを変化する。図19に示すように、2枚のプリズムを
相反する方向へ同じ量回転すると、プリズム座標系での
v0ベクトルは、ψTを一定に保ったまま、絶対値|v
0|を変化する。この図に示すように、2枚のプリズム
の差角Δψを|v1|が0となるように変化すると、v
0ベクトルの絶対値が図中2点鎖線の位置から実線の位
置まで変化する。すなわち、ステップS5では、v1ベ
クトルの絶対値を0となるようにしている。ここで、|
v1|=√(X12+Y12),|v0|=L1√(δT
2+δTY2)で表される。なお、差角Δψの1回の変
化量は、振動しないように差の1/2とされる。
【0066】次に、ステップS5での差角Δψの変化量
が例えば10″以下であるか否かを判断する(ステップ
S6)。10″以下であれば、レーザ光が受光器27の
中心を照射しているとして、スタートに戻る。10″以
下でなければ、ステップ2〜ステップ5を繰り返し、再
びv1ベクトルが0になるようにプリズムの回転角を操
作する。
【0067】このようにして、制御装置42は直前のプ
リズムユニット11における一対のウェッジプリズム1
3a,13bそれぞれの回転角度を操作して、レーザ光
が直後の光路屈折装置用受光器44あるいは受光器27
を自動的に照射するようにしている。十文字状に配置さ
れた光路屈折装置用受光器44あるいは受光器27の中
心は、プリズムユニット11の中心(ウェッジプリズム
13a,13bの回転中心)と一致しているので、レー
ザ光はプリズムユニット11の中心を照射する。そし
て、順次直後のプリズムユニット11を照射するように
プリズムユニット11が制御され、最終的にはレーザ照
準機41から射出されるレーザ光が自動的に先導体21
の受光器27まで届く。レーザ光が受光器27の中心を
照射しているときのプリズムユニット11の合成屈折角
δTを算出すれば、図7に示すようなプリズムユニット
11の屈折角θ1〜θ3を求めることができる。
【0068】本発明によれば、先導体21と共に移動す
る先導体後続治具32にプリズムユニット11…が固定
されるので、プリズムユニット11…間の距離(L1,
L2)及び先導体21とプリズムユニット11間の距離
(L3)が常に一定に保たれ、初めに先導体後続治具3
2にプリズムユニット11を固定した位置から、プリズ
ムユニット11…間の距離(L1,L2)及び先導体2
1とプリズムユニット11間の距離(L3)を、測距儀
等で測定しなくても知ることができる。また、上述のよ
うにプリズムユニット11の一対のウェッジプリズム1
3a,13bを回転すると、レーザ光を任意の方向に屈
折することができ、一対のウェッジプリズム13a,1
3bの回転角からプリズムユニット11の屈折角を知る
ことができる。これらのプリズムユニットに11…よる
光の屈折角、プリズムユニット11…間の距離及びプリ
ズムユニット11から前記受光器27までの距離に基づ
いて先導体21の位置を自動的に計測することができ
る。また、トンネル内には、大きさの小さい受光器2
7、プリズムユニット11…しか配置されないので、小
口径のトンネルを掘進する先導体21の位置を計測する
のに最適な先導体位置計測装置が得られる。
【0069】プリズムユニット11…の配置方法につい
て説明する。まず、図1に示すように、先導体21が計
画線24の終端(到達立坑23)に位置するときに発進
立坑22から射出される光が先導体21の受光器27に
届くように、プリズムユニット11…の設置個数及び設
置間隔をあらかじめ決定する。あらかじめ決定されたプ
リズムユニット11…の設置個数及び設置間隔によって
掘進を行い、図7に示すように発進立坑22にプリズム
ユニット11…のうちの一つを残しておいて先導体後続
治具32に固定された残りのプリズムユニット11,1
1を先導体21と一緒に移動させ、先導体21の位置を
計測する。次に、あらかじめ決定されたプリズムユニッ
ト11…の設置個数及び設置間隔では、先導体21が計
画線の途中に位置するときに発進立坑22から照射され
るレーザ光が受光器27を照射できなくなると予測され
ると、プリズムユニット11が新たに配置される。そし
て、先導体21が計画線の24途中に位置するときにも
発進立坑22から射出されるレーザ光が受光器27に届
くようにする。例えば、計画線24の途中に曲率半径の
小さく曲がりの急な円弧がある場合は、その円弧から到
達立坑23までは円弧でもレーザ光が届くように新たに
プリズムユニット11が設置され、プリズムユニット1
1…間の距離が短くなる。このようにプリズムユニット
11…を配置すると、先導体21が計画線24上のどこ
に位置しても、先導体21の位置を連続的に計測するこ
とができる次に先導体21の姿勢の計測方法について説
明する。
【0070】図20は、先導体21の姿勢計測部28を
示す。図中(A)は姿勢計測部の断面を示し、図中
(B)は位置センサ31の正面図を示す。上述のよう
に、姿勢計測部28は受光器27の中心に届いたレーザ
光を透過させるレンズ30と、レンズ30から一定間隔
L開けて配置され、透過されたレーザ光が照射される2
次元の位置センサ31とを備える。先導体21の姿勢が
変化すると、位置センサ31上でのレーザ光の照射位置
が変化する。姿勢計測部28は、受光器27の中心に届
いたレーザ光を先導体21の内部に取り込み、ヨーイン
グ角を計測する。演算装置43(図7参照)は2次元の
位置センサ31上でのレーザ光の照射位置から先導体2
1の姿勢を算出する。2次元の位置センサ31には、2
軸の光電センサあるいはCCDカメラ等が用いられる
が、ここでは2軸の光電センサを用いた場合について説
明する。
【0071】まず、2次元の位置センサ31によってレ
ーザ光の照射位置48のX座標及びY座標が計測され
る。位置センサ31は、例えば(X軸方向+0.5V、
Y軸方向+1V)のように電圧値(ex,ey)を出力
する。演算装置43は、この電圧値にスケールファクタ
ーK(電圧を変位に変換する係数)を乗じてレーザ光の
照射位置(K・ex,K・ey)を算出する。次に、演
算装置43は、レンズ30の中心にレーザ光が透過して
いることから下記の計算式に基づいて近似的にヨーイン
グ角ψ(水平面内での先導体21の回転角)を算出す
る。なお、先導体21の計画線に対する水平面内でのす
れを測定するのが目的なので、先導体21のヨーイング
角ψを知ることが最も重要である。
【0072】
【式8】ψ=tan-1(K・ex/L)
【0073】ここでは、計算を簡単にするためにピッチ
ング角θ(垂直面内での先導体の回転角)及びローリン
グ角φを0としている。先導体のヨーイング角ψを厳密
に算出する場合には、ローリング角φ及びピッチング角
θの影響を考慮した3×3のマトリクスのオイラー変換
式が使用される。先導体のローリング角φは、先導体に
取り付けられるローリング計から測定される。
【0074】上述のヨーイング角ψを求めるのと同様に
ピッチング角θも求めることができる。位置センサ31
によって先導体のピッチング角θを求めると、先導体2
1に別途傾斜計を設ける必要がなくなる。
【0075】図21及び図22は、姿勢計測部の他の例
を示す。この例において、先導体21には、先導体21
(受光器27の中心)に届いた光を一対のウェッジプリ
ズムを組み合わせて屈折する先導体用プリズムユニット
51と、先導体用プリズムユニット51と所定の間隔L
を開け、先導体用プリズムユニット51で屈折されたレ
ーザ光が照射される姿勢計測用受光器52が設けられ
る。先導体用プリズムユニット51は、上述のプリズム
ユニット11と同様な構成を有し、姿勢計測用受光器5
2は上述の受光器27と同様に2軸光電センサ等から構
成される。
【0076】制御装置(図示せず)は、ウェッジプリズ
ム52a,52bの回転角度を操作して、レーザ光が姿
勢計測用受光器52を照射するように姿勢計測用受光器
52の出力値をフィードバック制御し、受光器27の中
心に届いたレーザ光が自動的に姿勢計測用受光器に届く
ようにする。演算装置43は、先導体用プリズムユニッ
ト51における一対のウェッジプリズム52a,52b
それぞれの回転角度に基づいて先導体用プリズムユニッ
ト51の屈折角θを算出する。このようにしても先導体
用プリズムユニット51の屈折角θから先導体21の姿
勢を計測する。
【0077】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
先導体と共に移動する先導体後続治具に光路屈折装置を
固定するので、光路屈折装置間の距離及び先導体と光路
屈折装置間の距離が常に一定に保たれ、初めに先導体後
続治具に光路屈折装置を固定した位置から、測距儀等で
測定することなく、光路屈折装置間の距離及び先導体と
光路屈折装置間の距離を知ることができる。また、光路
屈折装置の複数のウェッジプリズムを回転すると、光を
任意の方向に屈折することができ、複数のウェッジプリ
ズムの回転角から光路屈折装置の屈折角を知ることがで
きる。これらの光路屈折装置による光の屈折角、前記光
路屈折装置間の距離及び前記光路屈折装置から前記受光
器までの距離に基づいて前記先導体の位置を自動的に計
測することができる。トンネル内には、大きさの小さい
受光器、ウェッジプリズム(光路屈折装置)しか配置さ
れないので、小口径のトンネルを掘進する先導体の位置
を計測するのに最適な先導体位置計測方法が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態における先導体位置計測装
置が適用される推進工法を示す平面図。
【図2】先導体の計画線からのずれを示す概略図。
【図3】先導体を示す平面図。
【図4】先導体に取り付けられる受光器及び姿勢計測部
を示す図(図中(A)は斜視図を示し、図中(B)はレ
ンズの中心線方向の断面図を示す)。
【図5】先導体後続治具を示す管軸と直交する方向の断
面図。
【図6】先導体後続治具を示す側面図。
【図7】先導体位置計測装置の全体システム構成図。
【図8】プリズムユニットを示す図(図中(A)は正面
図を示し、図中(B)は側面図を示す)。
【図9】プリズムユニットを示す断面図。
【図10】ウェッジプリズムを示す断面図。
【図11】組み合わせたウェッジプリズムを示す断面
図。
【図12】入射光線を屈折するウェッジプリズムを示す
斜視図。
【図13】入射光線の屈折を座標系で示す図。
【図14】屈折角をベクトルで示す図(図中(a)はプ
リズム1を示し、図中(b)はプリズム2を示す。)
【図15】ソフトウェアサーボのアルゴリズムを示すフ
ローチャート。
【図16】受光器上でのレーザ光の照射位置を示す図。
【図17】プリズム座標系と受光器座標系を示すグラ
フ。
【図18】プリズム座標系と受光器座標系を示すグラ
フ。
【図19】プリズム座標系と受光器座標系を示すグラ
フ。
【図20】姿勢計測部を示す図(図中(A)は姿勢計測
部の断面を示し、図中(B)は位置センサ31の正面図
を示す)。
【図21】他の例の姿勢計測部が組み込まれた先導体を
示す平面図。
【図22】他の例の姿勢計測部の水平方向の断面図。
【図23】従来のレーザ法による計測を示す平面図。
【図24】従来のレーザ法によるずれ量を示す概略図。
【図25】従来の曲がった管路を計測する計測装置を示
す平面図。
【符号の説明】
11 プリズムユニット(光路屈折装置) 13a,13b ウェッジプリズム 14a,14b モータ(駆動部) 15a,15b エンコーダ(角度検出部) 21 先導体 22 発進立坑 24 計画線 27 受光器 30 レンズ(透過部) 31 位置センサ 32 先導体後続治具 42 制御装置 43 演算装置 44 光路屈折装置用受光器 51 先導体用プリズムユニット(先導体用光路屈折装
置) 52 姿勢計測用受光器 θ1〜θ3 屈折角 L1〜L3 距離
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 島田 徹 東京都台東区元浅草3丁目18番10号 アイ レック技建株式会社内 (72)発明者 高木 博 神奈川県鎌倉市上町屋345番地 三菱プレ シジョン株式会社内 Fターム(参考) 2D054 AA02 AC18 AD02 DA12 GA04 GA42 GA62 GA65 GA82 GA92

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の計画線に沿って掘進する先導体の
    位置を、光を使用して計測する先導体位置計測方法であ
    って、 前記先導体に連結されると共に前記先導体と一緒に移動
    する先導体後続治具に、複数のウェッジプリズムを組み
    合わせて光の屈折を制御する少なくとも一つの光路屈折
    装置を固定し、前記先導体に光が照射される受光器を固
    定し、発進立坑から射出される光を光路屈折装置で屈折
    して前記受光器まで届くようにし、前記光路屈折装置に
    よる光の屈折角、前記光路屈折装置間の距離及び前記光
    路屈折装置から前記受光器までの距離に基づいて前記先
    導体の位置を計測することを特徴とする先導体位置計測
    方法。
  2. 【請求項2】 前記複数のウェッジプリズムそれぞれの
    回転角度を操作して、光が前記受光器を照射するように
    前記受光器の出力値をフィードバック制御し、前記発進
    立坑から射出される光が自動的に前記受光器まで届くよ
    うにしたことを特徴とする請求項1に記載の管路計測方
    法。
  3. 【請求項3】 前記光路屈折装置それぞれに光路屈折装
    置用受光器を設け、直前の光路屈折装置における複数の
    ウェッジプリズムそれぞれの回転角度を操作して、光が
    直後の光路屈折装置を照射するように直後の光路屈折装
    置用受光器の出力値をフィードバック制御し、直前の光
    路屈折装置で屈折される光が自動的に直後の光路屈折装
    置まで届くようにしたことを特徴とする請求項2に記載
    の管路計測方法。
  4. 【請求項4】 前記複数のウェッジプリズムそれぞれの
    回転角度に基づいて前記光路屈折装置の屈折角を算出す
    ることを特徴とする請求項2または3に記載の管路計測
    方法。
  5. 【請求項5】 前記先導体は、前記先導体に届いた光を
    透過させる透過部と、前記透過部と一定間隔を開け、透
    過された光が照射される位置センサとを備え、前記透過
    部と前記位置センサ間との距離及び前位置センサに照射
    された光の位置に基づいて前記先導体の姿勢を計測する
    ことを特徴とする請求項1ないし4いずれかに記載の先
    導体位置計測方法。
  6. 【請求項6】 前記透過部はレンズから構成されること
    を特徴とする請求項5に記載の先導体位置計測方法。
  7. 【請求項7】 前記先導体は、前記先導体に届いた光を
    複数のウェッジプリズムを組み合わせて屈折する先導体
    用光路屈折装置と、前記先導体用光路屈折装置と所定の
    間隔を開け、前記先導体用光路屈折装置で屈折された光
    が照射される姿勢計測用受光器を備え、 光が前記姿勢計測用受光器を照射するように前記姿勢計
    測用受光器の出力値をフィードバック制御し、前記先導
    体に届いた光が自動的に前記姿勢計測用受光器に届くよ
    うにし、 前記先導体用光路屈折装置における前記複数のウェッジ
    プリズムそれぞれの回転角度に基づいて前記先導体の姿
    勢を計測することを特徴とする請求項1ないし4いずれ
    かに記載の先導体位置計測方法。
  8. 【請求項8】 先導体が計画線の終端に位置するときに
    発進立坑から射出される光が前記受光器に届くように、
    あらかじめ決定された前記光路屈折装置の設置個数及び
    設置間隔によって掘進を行い、 発進立坑に前記光路屈折装置のうちの一つを残しておい
    て前記先導体後続治具に固定された残りの光路屈折装置
    を先導体と一緒に移動させ、 あらかじめ決定された前記光路屈折装置の設置個数及び
    設置間隔では、先導体が計画線の途中に位置するときに
    発進立坑から照射される光が前記受光器を照射できなく
    なると予測されると、前記光路屈折装置をさらに配置
    し、 前記先導体が前記計画線の途中に位置するときにも前記
    発進立坑から射出される光が前記受光器に届くようにす
    ることを特徴とする請求項1ないし6に記載の先導体位
    置計測方法。
  9. 【請求項9】 所定の計画線に沿って掘進する先導体の
    位置を、光を使用して計測する先導体位置計測装置であ
    って、 発進立坑から光を射出する発光装置と、前記先導体に連
    結されると共に前記先導体と一緒に移動する先導体後続
    治具に固定され、前記発光装置から射出される光を屈折
    する少なくとも一つの光路屈折装置と、前記光路屈折装
    置による光の屈折を制御する制御装置と、前記先導体に
    固定され、光が照射される受光器と、前記光路屈折装置
    による前記光の屈折角、前記光路屈折装置間の距離及び
    前記光路屈折装置から前記受光器までの距離に基づいて
    前記先導体の位置を計測する演算装置とを備え、 前記光路屈折装置それぞれは、回転自在に設けられた一
    対のウェッジプリズムと、この一対のウェッジプリズム
    それぞれを個別に回転する一対の駆動部と、前記一対の
    ウェッジプリズムそれぞれの回転角を検出する一対の角
    度検出部と、を有し、 前記制御装置は、前記ウェッジプリズムの回転角度を操
    作して、光が前記受光器を照射するように前記受光器の
    出力値をフィードバック制御し、前記発光装置から射出
    される光が自動的に前記受光器まで届くようにすること
    を特徴とする管路計測装置。
  10. 【請求項10】 前記光路屈折装置それぞれに光路屈折
    装置用受光器が設けられ、 前記制御装置は、直前の光路屈折装置における複数のウ
    ェッジプリズムそれぞれの回転角度を操作して、光が直
    後の光路屈折装置を照射するように直後の光路屈折装置
    用受光器の出力値をフィードバック制御し、直前の光路
    屈折装置で屈折される光が自動的に直後の光路屈折装置
    まで届くようにすることを特徴とする請求項9に記載の
    管路計測装置。
  11. 【請求項11】 前記演算装置は、前記一対の角度検出
    部それぞれの検出値に基づいて前記光路屈折装置の屈折
    角を算出することを特徴とする請求項9または10に記
    載の管路計測装置。
  12. 【請求項12】 前記先導体は、前記受光器に届いた光
    を透過させる透過部と、前記透過部と一定間隔を開け、
    透過された光が照射される位置センサとを備え、 前記演算装置は、前記透過部と前記位置センサ間との距
    離及び前記位置センサに照射された光の位置に基づいて
    前記先導体の姿勢を計測することを特徴とする請求項9
    ないし11いずれかに記載の先導体位置計測装置。
  13. 【請求項13】 前記先導体は、前記先導体に届いた光
    を複数のウェッジプリズムを組み合わせて屈折する先導
    体用光路屈折装置と、前記先導体用光路屈折装置と所定
    の間隔を開け、前記先導体用光路屈折装置で屈折された
    光が照射される姿勢計測用受光器を備え、 前記先導体用光路屈折装置は、回転自在に設けられた一
    対のウェッジプリズムと、この一対のウェッジプリズム
    それぞれを個別に回転する一対の駆動部と、前記一対の
    ウェッジプリズムそれぞれの回転角を検出する一対の角
    度検出部と、を有し、 前記制御装置は、前記ウェッジプリズムの回転角度を操
    作して、光が前記姿勢計測用受光器を照射するように前
    記姿勢計測用受光器の出力値をフィードバック制御し、
    前記先導体に届いた光が自動的に前記姿勢計測用受光器
    まで届くようにし、 前記演算装置は、前記先導体用光路屈折装置における前
    記複数のウェッジプリズムそれぞれの回転角度に基づい
    て前記先導体の姿勢を計測することを特徴とする請求項
    9ないし11いずれかに記載の先導体位置計測装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008256997A (ja) * 2007-04-06 2008-10-23 Airec Engineering Corp 光ビームの角度設定方法
CN102052078A (zh) * 2010-11-04 2011-05-11 华中科技大学 一种多传感器数据融合的盾构机实时导向系统
JP6392429B1 (ja) * 2017-09-13 2018-09-19 株式会社大阪防水建設社 掘削装置

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