JP2002090062A - 浴室乾燥機 - Google Patents

浴室乾燥機

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JP2002090062A
JP2002090062A JP2000277789A JP2000277789A JP2002090062A JP 2002090062 A JP2002090062 A JP 2002090062A JP 2000277789 A JP2000277789 A JP 2000277789A JP 2000277789 A JP2000277789 A JP 2000277789A JP 2002090062 A JP2002090062 A JP 2002090062A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 浴室の側壁および天井裏のいずれにも設置可
能で、高所作業や天井裏での作業を極力減らすことが可
能な浴室乾燥機を提供する。 【解決手段】 水またはガスを流す配管を接続する回動
自在なジョイント手段を有し、ジョイント手段の向きに
応じて配管取り出し口を形成することができるので、設
置作業を簡単にすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、浴室や、脱衣室、
洗面所、あるいはトイレなどのいわゆるサニタリーゾー
ンを利用して洗濯物を乾燥したり、暖房や換気などを行
う浴室乾燥機に関する。なお、本明細書記載の全てにお
いて、浴室、脱衣室、洗面所、あるいはトイレなどのサ
ニタリーゾーンを一括して浴室と総称する。したがっ
て、浴室乾燥機とは浴室はもちろん、脱衣室、洗面所、
トイレなどのサニタリーゾーンで使用される全ての乾燥
機を意味する。
【0002】
【従来の技術】洗濯物を乾燥させる場合、通常屋外に干
して天日で乾燥させるが、雨天など天候が悪い場合は屋
外で乾燥させることができないため、屋内で自然乾燥さ
せたり、電気やガスによる衣類乾燥機で乾燥させたり、
浴室乾燥機を設置して浴室で乾燥させることが行われて
いる。
【0003】浴室乾燥機は、本体部を浴室の天井裏に埋
め込んだり外壁面に設置して、浴室内に温風を吹き込む
とともに、湿った空気を外部に放出して衣類を乾燥させ
ている。また、この温風を利用して冬季に浴室内を暖房
することも行われている。
【0004】従来の浴室乾燥機として、例えば特開平8
−110159号、特開平9−792号公報に記載され
たものが知られている。この従来の浴室乾燥機は、浴室
の壁部に取り付ける構成で、浴室の壁部を貫通する開口
に浴室内と連通する吸込口および吹出口が配されるよう
に取り付け板を外壁面に固定し、この取り付け板に送風
機の吹き出し空気を熱交換器を介して浴室内の吹出口に
導くための本体を取り付け、浴室内に化粧パネルを設け
るように構成されている。
【0005】また、天井裏に設置されるものは、熱交換
器と循環用送風機および換気用送風機を設けた本体を浴
室の天井裏に設け、室外と連通するダクトを換気用送風
機に連結し、浴室天井部の開口に吸込口および吹出口を
形成しているものであった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】これらの従来の浴室乾
燥機はいずれも浴室の側壁設置専用又は天井裏設置専用
の構成をしており、浴室の構造によっては設置できない
場合がある。また、設置作業も高所作業が必要であった
り、天井裏に入り込んで作業する必要があった。
【0007】本発明は、このような課題を解決するもの
で、浴室の側壁および天井裏のいずれにも設置可能であ
り、高所作業や天井裏での作業を極力減らすことが可能
な浴室乾燥機を提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の浴室乾燥機は、
上記課題を解決するために、熱交換器または電気ヒー
タ、および温風を送風する送風機を有する有する本体を
具備した浴室乾燥機において、前記本体は前記熱交換器
の熱媒体を流す配管を接続するジョイント手段を有し、
前記ジョイント手段を回動自在としたものである。
【0009】また他の手段は、上記構成において、ジョ
イント手段は中空管によるオス部材とメス部材をOリン
グを介してはめ込み結合したものである。
【0010】また他の手段は、上記各構成において、前
記本体を構成するハウジング部材は、固定板と、配管取
り出し口としての切欠を有する第1の部材および底板
と、前記第1の部材および底板の切欠にネジ止めされる
第2の部材および第3の部材と、背面板から成り、前記
底板の切欠に前記第3の部材をネジ止めし、前記ジョイ
ント手段の向きに応じて前記第1の部材の左右いずれか
の切欠に前記第2の部材をネジ止めし、前記第2の部材
と前記第3の部材を結合することにより熱媒体の配管取
り出し口を形成するものである。
【0011】また他の手段は、上記各構成において、前
記本体の遮蔽板と底板の間に形成される配管接続空間に
少なくとも熱媒体配管を配置したものである。
【0012】また他の手段は、熱交換器または電気ヒー
タ、および温風を送風する送風機を有する本体を具備し
た浴室乾燥機において、前記固定板の複数箇所に断面コ
字型のベース部を有する設置金具を取り付け、前記設置
金具のベース部をたる木に固定して前記本体を天井裏に
設置するものである。
【0013】また他の手段は、熱交換器または電気ヒー
タ、および温風を送風する送風機を有する本体を具備し
た浴室乾燥機において、前記固定板の複数箇所に断面コ
字型のベース部を有する設置金具を取り付け、前記設置
金具のベース部に形成した穴に全ネジ棒を挿通し、前記
ベース部を挟んで上下をワッシャーを介してナットで締
め付け固定して前記本体を天井裏に設置するものであ
る。
【0014】また他の手段は、熱交換器または電気ヒー
タ、および温風を送風する送風機を有する本体を具備し
た浴室乾燥機において、前記固定板の一辺部に角穴部、
前記角穴部を設けた一辺部に対向する辺にネジ穴Aを形
成し、前記第1の部材の前記角穴部に対応する位置に爪
部を形成し、前記爪部を前記角穴部に挿入し、前記底板
に前記ネジ穴Aに係合する位置に設けられたネジ穴Bと
前記ネジ穴Aを合わせネジ止めするものである。
【0015】また他の手段は、熱交換器または電気ヒー
タ、および温風を送風する送風機を有する本体を具備し
た浴室乾燥機において、前記固定板に長方形状の枠部と
この枠部を延長したリング状部を有するとともに、前記
リング状部にシール材が形成されたダクトスペーサをは
め込み、前記ダクトスペーサのリング状部および前記固
定板折り返し部を利用してダクトの先端部を挟持するも
のである。
【0016】また他の手段は、上記構成において、前記
固定板折り返し部に絶縁物による樹脂枠を配置したもの
である。
【0017】また他の手段は、熱交換器または電気ヒー
タ、および温風を送風する送風機を有する本体を具備し
た浴室乾燥機において、前記本体を構成する前記第1の
部材に雨樋部が設けられ、前記雨樋部の両端と前記第1
の部材の隙間にスペーサをはめ込むものである。
【0018】また他の手段は、熱交換器または電気ヒー
タ、および温風を送風する送風機を有する本体を具備し
た浴室乾燥機において、前記本体にブレーカカバーが設
けられ、前記ブレーカカバー内にブレーカが配されたも
のである。
【0019】また他の手段は、上記構成において、前記
ブレーカカバー内にネジボスが設けられ、前記ブレーカ
の代わりに電気配線のコネクタが配され、前記コネクタ
のコードが前記ネジボスに固定されたものである。
【0020】また他の手段は、熱交換器または電気ヒー
タ、および温風を送風する送風機を有する本体を具備し
た浴室乾燥機において、前記熱交換器および送風機など
を支持する内部フレームと外装パネルの間に隙間を設
け、前記隙間内に前記固定板の切り起こし部を挿入して
固定するものである。
【0021】また他の手段は、熱交換器または電気ヒー
タ、および温風を送風する送風機を有する本体を具備し
た浴室乾燥機において、前記内部フレームにドレンパン
が設けられており、前記ドレンパンは開口部と、前記開
口部を囲む第1の連続凸部を有するとともに、前記ドレ
ンパンの周辺部に第2の連続凸部が形成されているもの
である。
【0022】また他の手段は、熱交換器または電気ヒー
タ、および温風を送風する送風機を有する本体を具備し
た浴室乾燥機において、前記グリル内側の面の吸込口側
に空気中の塵埃を吸着させるフィルターが設けられ、前
記フィルターはフィルター枠内に着脱自在に収められ、
前記グリルと一体で取り外し可能であるものである。
【0023】また他の手段は、上記構成において、前記
グリルは浴室壁面または天井面に前記グリルを取り付け
るためのグリル取り付け板を有しており、前記グリルは
前記グリル取り付け板に着脱自在に取り付けられてお
り、前記グリル取り付け板の取り付け面側には、ネジ穴
より内側に連続して一周する溝が設けられ、前記溝にコ
ーキング材を挿入して浴室壁面または天井面に取り付け
たものである。
【0024】また他の手段は、上記構成において、前記
グリルは風向ルーバーを有しており、前記風向ルーバー
は下向きにしたときその先端が前記グリルの前面壁の外
面に一致する長さとしたものである。
【0025】
【発明の実施の形態】本発明の浴室乾燥機は、熱交換器
または電気ヒータ、および温風を送風する送風機を有す
る本体を具備した浴室乾燥機において、前記本体は前記
熱交換器の熱媒体を流す配管を接続するジョイント手段
を有し、前記ジョイント手段を回動自在としたものであ
り、ジョイント手段を回動させることにより熱媒体配管
を本体のいずれの方向にも取り出し可能にするという作
用を有する。
【0026】また他の手段は、上記構成において、ジョ
イント手段は中空管のオス部材とメス部材をOリングを
介してはめ込み結合したので、ジョイントの結合をワン
タッチで行うことができるという作用を有する。
【0027】また他の手段は、上記各構成において、前
記本体を構成するハウジング部材は、固定板と、配管取
り出し口としての切欠を有する第1の部材および底板
と、前記第1の部材および底板の切欠にネジ止めされる
第2の部材および第3の部材と、背面板から成り、前記
底板の切欠に前記第3の部材をネジ止めし、前記ジョイ
ント手段の向きに応じて前記第1の部材の左右いずれか
の切欠に前記第2の部材をネジ止めし、前記第2の部材
と前記第3の部材を結合することにより熱媒体の配管取
り出し口を形成することにより、底板を左右反転させる
だけで、熱媒体配管を左右いずれからでも取り出すこと
ができ、熱媒体の配管取り出し口を形成しない側の第1
の部材の切欠を塞ぐことができるという作用を有する。
【0028】また他の手段は、上記各構成において、前
記本体の遮蔽板と底板の間に形成される配管接続空間に
少なくとも熱媒体配管を配置したことにより、底板をは
ずすだけで大きなスペースを確保することができるの
で、配管や配線の施工が簡単になり、また、配管を内部
に確実に隠蔽することができるという作用を有する。
【0029】また他の手段は、熱交換器または電気ヒー
タ、および温風を送風する送風機を有する本体を具備し
た浴室乾燥機において、前記固定板の複数箇所に断面コ
字型のベース部を有する設置金具を取り付け、前記設置
金具のベース部をたる木に固定して前記本体を天井裏に
設置することにより、たる木を利用して本体を天井裏に
簡単に設置することができるという作用を有する。
【0030】また他の手段は、熱交換器または電気ヒー
タ、および温風を送風する送風機を有する本体を具備し
た浴室乾燥機において、前記固定板の複数箇所に断面コ
字型のベース部を有する設置金具を取り付け、前記設置
金具のベース部に形成した全ネジ棒を挿通し、前記ベー
ス部を全ネジ棒にナットで固定して前記本体を天井裏に
設置することにより、一つの設置金具をたる木を利用し
た場合と全ネジ棒を利用した場合の2通りの使い方に使
用でき、どちらの場合も簡単に本体を設置することがで
きるという作用を有する。
【0031】また他の手段は、熱交換器または電気ヒー
タ、および温風を送風する送風機を有する本体を具備し
た浴室乾燥機において、前記固定板の一辺部に角穴部、
前記角穴部を設けた一辺部に対向する辺にネジ穴Aを形
成し、前記第1の部材の前記角穴部に対応する位置に爪
部を形成し、前記爪部を前記角穴部に挿入し、前記底板
に前記ネジ穴Aに係合する位置に設けられたネジ穴Bと
前記ネジ穴Aを合わせネジ止めすることにより、角穴に
爪部を挿入してネジ1本で固定することができるので、
天井裏などに登らずとも点検口などから簡単に施工する
ことができるという作用を有する。
【0032】また他の手段は、熱交換器または電気ヒー
タ、および温風を送風する送風機を有する本体を具備し
た浴室乾燥機において、前記固定板に長方形状の枠部と
この枠部を延長したリング状部を有するとともに、前記
リング状部にシール材が形成されたダクトスペーサをは
め込み、前記ダクトスペーサのリング状部および前記固
定板折り返し部を利用してダクトの先端部を挟持するこ
とにより、ダクトの取り付けがコーキングなしで簡単に
行うことができるという作用を有する。
【0033】また他の手段は、上記構成において、前記
固定板折り返し部に絶縁物による樹脂枠を配置したこと
により、木枠なしで壁貫通工事を行うことができるとい
う作用を有する。
【0034】また他の手段は、熱交換器または電気ヒー
タ、および温風を送風する送風機を有する本体を具備し
た浴室乾燥機において、前記本体を構成する前記第1の
部材に雨樋部が設けられ、前記雨樋部の両端と前記第1
の部材の隙間にスペーサをはめ込むことにより、雨水処
理部の部品加工における板金加工も簡単になり、施工も
簡単になるという作用を有する。
【0035】また他の手段は、熱交換器または電気ヒー
タ、および温風を送風する送風機を有する本体を具備し
た浴室乾燥機において、前記本体にブレーカカバーが設
けられ、前記ブレーカカバー内にブレーカを配したこと
により、ブレーカに雨水が当たったり結露するのを防止
することができ、また、熱媒体配管がブレーカに接触す
るのを防止することができるという作用を有する。
【0036】また他の手段は、上記構成において、前記
ブレーカカバー内にネジボスが設けられ、前記ブレーカ
の代わりに電気配線のコネクタが配され、前記コネクタ
のコードを前記ネジボスに固定したことにより、コネク
タのコードがブレーカカバー内で確実に固定され、コネ
クタのコードが下部に落下して水滴に触れることにより
生ずる絶縁不良を防止することができるという作用を有
する。
【0037】また他の手段は、熱交換器または電気ヒー
タ、および温風を送風する送風機を有する本体を具備し
た浴室乾燥機において、前記熱交換器および送風機など
を支持する内部フレームと外装パネルの間に隙間を設
け、前記隙間内に前記固定板の切り起こし部を挿入して
固定することにより、前記固定板を外装パネルの内部に
収納することができるので、美観が向上するとともに、
屋外配置時における雨水の侵入を防止することができる
という作用を有する。
【0038】また他の手段は、熱交換器または電気ヒー
タ、および温風を送風する送風機を有する本体を具備し
た浴室乾燥機において、前記内部フレームにドレンパン
が設けられており、前記ドレンパンは開口部と、前記開
口部を囲む第1の連続凸部を有するとともに、前記ドレ
ンパンの周辺部に第2の連続凸部を形成したことによ
り、天井裏設置時に部品点数を削減することができると
ともに、浴室からの湿気に起因する水滴をドレンパンに
集めて、本体や天井裏を水滴から保護することができる
という作用を有する。
【0039】また他の手段は、熱交換器または電気ヒー
タ、および温風を送風する送風機を有する本体を具備し
た浴室乾燥機において、前記グリル内側の面の吸込口側
に空気中の塵埃を吸着させるフィルターが設けられ、前
記フィルターはフィルター枠内に着脱自在に収められ、
前記グリルと一体で取り外し可能としたことにより、グ
リルとフィルターを一体になって取り外すことができる
ので、フィルターの清掃や丸洗い、交換などのメンテナ
ンス作業を手元で行うことができるという作用を有す
る。
【0040】また他の手段は、上記構成において、前記
グリルは浴室壁面または天井面に前記グリルを取り付け
るためのグリル取り付け板を有しており、前記グリルは
前記グリル取り付け板に着脱自在に取り付けられてお
り、前記グリル取り付け板の取り付け面側には、ネジ穴
より内側に連続して一周する溝が設けられ、前記溝にコ
ーキング材を挿入して浴室壁面または天井面に取り付け
ることにより、浴室内の湿気や水が天井裏や壁面裏側の
空間に漏れることがないという作用を有する。
【0041】また他の手段は、上記構成において、前記
グリルは風向ルーバーを有しており、前記風向ルーバー
は下向きにしたときその先端が前記グリルの前面壁の外
面に一致する長さとしたことにより、温風は風向ルーバ
ーの方向に沿って下方に向かい、床面に温風が到達しや
すくなるという作用を有する。
【0042】以下本発明の実施の形態について、図面と
ともに詳細に説明する。
【0043】図1は本発明による浴室乾燥機の全体構成
を示す斜視図である。本体11は内部に送風機、熱交換
器およびそれらの制御部が収納されている。(図3
(a)参照)これらの浴室乾燥機を機能させる構成要素
の詳細は、特開平8−110159号、特開平9−79
2号公報などにより公知であるので、詳細な説明は省略
する。本体11の室内側には固定板12が設けられ、こ
の固定板12により浴室の外側壁や天井裏に本体11が
固定される。固定板12には、吹出口16および吸込口
17となる開口120(図2に示す)が形成され、この
開口120に吹出ダクト13および吸込ダクト14が連
結される。詳細は後述する。
【0044】これらの吹出ダクト13および吸込ダクト
14は、浴室乾燥機が浴室の側壁に取り付けられる場合
は外壁と浴室内を連通する開口内を、浴室乾燥機が天井
裏に取り付けられる場合は天井に形成した開口内を貫通
して配される。吹出ダクト13は浴室側ではグリル15
の吹出口16に連通し、吸込ダクト14はグリル15の
吸込口17に連通する。グリル15は浴室の壁面又は天
井面に設けられたグリル取り付け板に着脱自在に取り付
けられる。詳細は後述する。
【0045】また、グリル15の表面には、リモコンに
より浴室乾燥機の操作を制御するための受信部18が設
けられている。本体11の側面には、本体11から熱媒
体配管を外部に取り出すための配管取り出し口19が設
けられている。詳細は後述する。
【0046】図3(a)は本体11の内部構造の配管部
側の斜視図である。遮蔽板21上に送風機22が設けら
れ、下面にはブレーカカバー23で覆われたブレーカ2
4が取り付けられる。詳細は後述する。
【0047】また、送風機22の横に熱交換器25が設
けられている。熱交換器25には水を供給するための入
口管である熱動弁26および熱媒体の出口管27がそれ
ぞれジョイント部28、29により回動可能に取り付け
られている。これらジョイント手段の構成は後述する。
【0048】なお、熱交換器25は、水の代わりに冷媒
ガスを使用したガス式の熱交換器も使用可能である。こ
の場合は、熱動弁26および出口管27には水の代わり
にガスが流される。
【0049】なお、熱交換器25の代わりに電気ヒータ
を使用することも可能である。
【0050】図3(b)および図3(c)にジョイント
手段の詳細を示す。ジョイント部28、29は中空管に
よるオス部材281をOリング283を介して中空管に
よるメス部材282にはめ込みクリップ284で挟んで
構成される。オス部材281およびメス部材282はO
リング283を介したはめ込みで連結しているので、互
いにその軸を中心に自由に回動する。したがって、オス
部材281およびメス部材282にそれぞれ熱動弁2
6、出口管27の管部材285、286をはめ込むこと
によりワンタッチで回動自在に連結され、配管取り出し
口19より外方に取り出される。
【0051】また、熱動弁26のジョイント部28は軸
が本体の上下方向に伸びる方向に設けられているので、
熱動弁26はその上下方向に伸びる軸を中心にしてに垂
直な面内に回動可能であり、給水用の配管を本体11の
左右いずれの方向からでも接続することができる。
【0052】一方、出口管27のジョイント部29は、
軸がダクトの長さ方向に伸びる方向に設けられているの
で、出口管27はその軸を中心にして本体の上下方向に
回動可能であり、排水用の配管を本体11の左右いずれ
の方向にも接続することができる。
【0053】図1および図4に示すように、本体を構成
するハウジング部材は、固定板12と、配管取り出し口
としての切欠31を有する第1の部材45および底板3
4と、前記第1の部材45および底板34の切欠342
にネジ止めされる第2の部材32および第3の部材34
3と、背面板46から成っている。
【0054】そして、底板34の切欠342に半リング
状の第3の部材343をネジ止めし、ジョイント手段の
向きに応じて、第1の部材45の左右いずれかの切欠3
1に半リング状の第2の部材32をネジ止めする。そし
て、半リング状の第2の部材32と半リング状の第3の
部材343を結合することにより、リング状の配管取り
出し口19を形成する。
【0055】また、底板34の切欠342と左右反対側
には配管取出口カバー部341が設けられている。そし
て、配管取り出し口19とならない方は、第1の部材4
5の切欠31を配管取出口カバー部341で覆い、配管
取り出し口19は構成されない。
【0056】このように、底板34を左右反転して取り
付け、第2の部材32を第1の部材45の反対側の切欠
31に取り付けることにより、配管取り出し口19は本
体の左右どちら側にも形成できるので、熱動弁26およ
び出口管27の左右調整と合わせて、水配管を本体11
の左右いずれの方向からでも接続することができる。
【0057】そして、リング状の配管取り出し口19内
に本体11の配管を通すことにより配管を外部に取り出
すことができる。
【0058】図5に示すように、本体11の遮蔽板21
と底板34間に配管接続空間36が形成される。この配
管接続空間36に少なくとも熱媒体配管を配置する。こ
の配管接続空間36を利用することにより、配管の施工
や本体11の電気配線工事を底板34を取り外すだけで
行うことができる。
【0059】なお、本体11を外壁に取り付ける場合
は、固定板12に配管挿通用の穴を空けて、配管をその
穴に通して壁空間内に通すこともできる。この場合は左
右のいずれかにおける配管取り出し口19が不要にな
り、配管を完全に外部から隠蔽させることができる。
【0060】図6(a)は本体11を天井裏に設置する
場合の設置金具を示す。設置金具37は断面コ字型のベ
ース部371に天吊り用の全ネジ棒を挿通する穴372
を形成し形成されている。
【0061】図6(b)は、この設置金具37を使用
し、天井裏にたる木をはわせて本体11を天井裏に設置
する場合の取り付け方法を説明する図である。設置金具
37の舌部373で固定板12にネジ止め等により固定
し、設置金具37のベース部371のコ字型空間にたる
木38をはめ込みネジで固定する。この設置金具37を
固定板12の四隅近辺に4箇所設けることにより2本の
たる木に沿わせて固定板12を確実に固定することがで
きる。この固定板12に後述する図2に示す方法で本体
11を取り付けることにより天井裏設置を簡単に行うこ
とができる。詳細は後述する。
【0062】なお、本発明の実施の形態では、天井裏設
置方法について説明したが、設置金具37を使用せず、
壁面用の固定板を用いれば、壁面に設置することも可能
である。
【0063】図6(c)はこの設置金具37を使用し、
天吊り用の全ネジ棒を使用して本体11を天井裏に設置
する場合の取り付け方法を説明する図である。設置金具
37のベース部371に形成した穴372に全ネジ棒4
0を挿通し、設置金具37のベース部371を挟んで上
下をワッシャー41を介してナット42で締め付け固定
する。この場合も、設置金具37を固定板12に4箇所
または8箇所設けることにより4本または8本の全ネジ
棒により固定板12を確実に固定することができる。
【0064】このように、1つの設置金具37で2通り
の設置方法を実現することができる。
【0065】図2は固定板12に本体11を設置する方
法を説明する図である。固定板12の四辺には切り起こ
し部121、122、123、124が設けられ、その
中の1つ、例えば切り起こし部121の2箇所に角穴部
125、126を形成しておく。また、角穴部125、
126に対向する辺の切り起こし部123の1箇所、好
ましくは中央部にネジ穴A127を形成する。
【0066】一方、本体11には、角穴部125、12
6に対応する位置に爪部111を形成し、ネジ穴A12
7に対応する位置にネジ穴B112を形成する。固定板
12の開口120にはダクトスペーサがはめ込まれて吹
出ダクトおよび吸込ダクトと連通する開口が構成され
る。これらについての詳細は後述する。
【0067】本体11を天井裏に設置する場合は、固定
板12は図6(b)で説明したように、天井裏に平行に
水平位置に設置されている。この状態の固定板12上に
本体11を載せ、爪部111を固定板12の角穴部12
5、126に挿入して仮止めする。次に、固定板12の
ネジ穴A127と本体11のネジ穴B112を合わせ、
ネジ43で固定する。この結果、本体11の爪部111
と固定板12の角穴部125、126の嵌合およびネジ
1本で本体11と固定板12を固定することができるの
で、天井裏に登らずとも点検口から作業ができ、天井裏
での作業性を大幅に向上させることができる。
【0068】なお、本発明の実施の形態では、角穴部を
2つにしたが、2つに限らないことは言うまでもない。
【0069】図7(a)は固定板12と吹出ダクト1
3、吸込ダクト14との連結部を示す拡大斜視図であ
る。固定板12には折り返し部131が形成され、この
固定板折り返し部131の開口(図2の開口120参
照)に図7(b)に示すダクトスペーサ132がはめ込
まれる。ダクトスペーサ132は固定板12に当接する
長方形状の枠部133と、この枠部133から延長し、
吹出ダクト13および吸込ダクト14を挟持するための
リング状部134、135からなる。ダクトスペーサ1
32のリング状部134、135の周囲には、エプトシ
ーラ(ゴム材)によるシール材136が貼り付けられて
いる。
【0070】図7(c)に示すように、固定板12の折
り返し部131内にダクトスペーサ132をはめ込んで
固定し、ダクトスペーサ132のリング状部134、1
35間、およびリング状部134、135と固定板折り
返し部131間に吹出ダクト13および吸込ダクト14
の先端部を挟み込んで挿入することにより、吹出ダクト
13および吸込ダクト14は本体11の送風口に接続さ
れる。
【0071】この構成により、吹出ダクト13および吸
込ダクト14はシール材136で挟まれるので、固定板
12とのコーキングが不要となり、施工が非常に簡易化
される。
【0072】また、固定板12を壁や天井に取り付けて
開口120に吹出ダクト13および吸込ダクト14を設
置する際、絶縁を保つために通常固定板折り返し部13
1に木枠を設けているが、本発明においては、図8に示
すように、絶縁物による樹脂枠47を固定板折り返し部
131にかぶせる。樹脂枠47は木枠に比較して固定板
12に簡単に取り付けることができるので、工事が非常
に簡単になるとともに、絶縁効果も十分に保たれる。
【0073】図4(b)および図9に示すように、本体
11を構成する第1の部材45の天面の背面板側には板
金加工により形成した雨樋部71が設けられ、雨樋部7
1の両端と第1の部材45の隙間にスペーサ73をはめ
込む。この連結は、図9(b)に示すように樹脂製のス
ペーサ73のはめ込み用のつめ731、732が雨樋部
71に嵌合することにより行われる。このスペーサを使
用することにより、雨樋を屈曲加工させる板金加工が不
要となる。雨樋部71に溜まった雨水は、スペーサ73
を通って外装パネルの側壁に導かれて排出される。
【0074】図10(a)はブレーカ24部を底面側か
ら見た詳細図である。ブレーカ24は漏電時に電源のブ
レーカを遮断するもので、ブレーカカバー23内に収納
される。ブレーカカバー23は底部が開口した箱で、内
部に貫通穴はなく、側面に形成された耳部231でネジ
232により遮蔽板21に固定される。
【0075】この結果、ブレーカ24はブレーカカバー
23で囲まれるので、ブレーカが豪雨時に雨水にあたっ
たり、冬期に結露したりすることを防止できる。
【0076】また、熱媒体配管30などがブレーカ24
に接触することを防止することができる。
【0077】また、ブレーカカバー23は、内部にブレ
ーカ24を収納せずに電源コードと内部リード線を接続
するコネクタを収納するコネクタカバーとして使用する
こともできる。この場合は、コネクタカバー内にネジボ
ス235を設けておき、図10(b)に示すように、コ
ネクタ81に接続されたコードをコード止め具82に通
してこのコード止め具82をネジボス235にネジ止め
する。
【0078】これにより、コネクタ81が落下して底板
34に溜まった水滴に触れることを防ぐことができるの
で、絶縁不良を防止することができる。
【0079】図11は底板34、第1の部材45などを
含む本体の外装パネル901と固定板12の取り付け部
の詳細図である。熱交換器および送風機を支持するため
の内部フレーム902と外装パネル901間に隙間90
3を設け、この隙間903内に固定板12の切り起こし
部121、122、123、124を挿入して固定す
る。
【0080】これにより、固定板12を含む本体構成部
品がすべて外装パネル901内に収納されるので、外観
の美観に優れ、また、本体11を屋外に設置した場合に
雨水を侵入しにくくすることができる。
【0081】図12は内部フレーム902に設けた樹脂
一体構造のドレンパン101を示す。ドレンパン101
は送風ダクト13および吸込みダクト14を通す部分に
形成された開口部1011を有する。そして、開口部1
011を囲む位置に第1の連続凸部1012が形成され
ている。また、ドレンパン101の周辺部にも第2の連
続凸部1013が形成されている。
【0082】浴室乾燥機を天井裏に設置した場合、浴室
内から暖かい湿った空気が開口部1011の吸込みダク
ト14により本体11内に取り込まれる。このとき、冬
期など天井裏の温度が低い場合、取り込まれた空気中の
水分が水滴になり本体11の種々の部品に付着し下方に
落ちる。ドレンパン101はこの水滴を溜める作用を有
する。溜まった水滴は、第1の連続凸部1012に遮ら
れて開口部1011内に侵入することはなく、また第2
の連続凸部1013によりドレンパン101からこぼれ
ることもない。浴室乾燥機の運転が終了すると、ドレン
パン101に溜まった水滴は自然蒸発して翌日の使用時
までには空になる。したがって、天井裏設置時における
浴室からの湿気に起因する水滴から天井裏壁面や本体1
1を保護することができる。
【0083】また、ドレンパンは樹脂一体構造であるの
で、部品点数を削減することができる。
【0084】図13(a)は浴室側のグリルの内側を示
す斜視図である。グリル15の内側の面の吸込口側には
空気中の塵埃を吸着させるフィルター152が設けられ
る。
【0085】このフィルター152は図13(b)に示
すように、フィルター枠1121内に着脱自在に収めら
れている。フィルター枠1121の側面には突起112
2が形成され、この突起1122をグリル15に設けら
れた弾性を有するリブ1111に形成された穴1112
内にはめ込むことによりフィルター152はグリル15
に固定される。したがって、グリル15をはずすことに
よりフィルター152も一体になって取り外すことがで
きるので、フィルター152の清掃や丸洗い、交換など
のメンテナンス作業を手元で行うことができる。
【0086】図14(a)は、浴室の壁面や天井面にグ
リル15を取り付けるグリル取り付け板153の裏面図
である。グリル取り付け板153は取り付け用のネジ穴
1131にネジを通して浴室の壁面や天井面に取り付け
られる。グリル15はグリル取り付け板153に着脱自
在に取り付けられる。
【0087】グリル取り付け板153の取り付け面側に
は、その周辺部の取り付け用のネジ穴1131より内側
に連続して一周する溝1132が形成されている。この
溝1132内に全周にわたってコーキング材157を充
填して、図14(b)に示すように浴室の壁面や天井面
121にグリル取り付け板153をネジ止めして固定す
ると、グリル取り付け板153と浴室の壁面や天井面1
21との間に全周に渡ってコーキング材157がめぐら
され、しかも取り付けネジ穴1131はコーキング材1
57で囲まれる空間の外側に位置するので、浴室内の空
間と吹出ダクト13、吸込ダクト14を介した天井裏や
壁面裏側の空間がコーキング材157で完全に遮断さ
れ、浴室内の湿気や水が天井裏や壁面裏側の空間に漏れ
ることがない。
【0088】図15はグリル15の風向ルーバー156
の詳細図である。風向ルーバー156の長さは、デザイ
ン上の関係から通常床面に平行にしたときにその先端が
グリル15の前面壁外面1141に一致するように形成
される。しかし、グリル15は通常壁面の高所に取り付
けられるので、風向ルーバー156を下向きに向けるこ
とが多い。浴室乾燥機から送風される風は温風なので、
上記構成の風向ルーバー156では温風が下方に向かわ
ずに上方に向かってしまう。
【0089】本発明においては、これを避けるために、
風向ルーバー156の長さを風向ルーバー156を下向
きにしたときの先端がグリル15の前面壁154の前面
壁外面1141に一致するように形成する。これはグリ
ルの構成にもよるが、従来の風向ルーバー156の長さ
より約3mm程度長くすればよい。
【0090】この構成によれば、温風は風向ルーバー1
56の方向に沿って下方に向かい、床面に温風が到達し
やすくなる。
【0091】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、浴室の
側壁および天井裏のいずれにも設置可能であるととも
に、ジョイント手段を回動させることにより熱媒体配管
を本体のいずれの方向にも取り出すことができるので、
取り付け工事も極めて簡単な浴室乾燥機を提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の浴室乾燥機の全体構成を示す斜視図
【図2】同浴室乾燥機の固定板の設置方法を示す斜視図
【図3】(a)同浴室乾燥機の本体を底面側から見た斜
視図 (b)同浴室乾燥機のジョイント手段の拡大斜視図 (c)同浴室乾燥機のジョイント部の結合状態を示す断
面図
【図4】(a)同浴室乾燥機の本体の配管取り出し口の
構成を示す斜視図 (b)同浴室乾燥機の第1、第2、第3の部材の構成を
示す斜視図 (c)同浴室乾燥機の底板の構成を示す斜視図
【図5】同浴室乾燥機の遮蔽板と底板の間の配管接続空
間を示す本体を底面側から見た斜視図
【図6】(a)同浴室乾燥機の設置金具の斜視図 (b)同浴室乾燥機の天井裏にたる木をはわせて本体を
天井裏に設置する場合の斜視図 (c)同浴室乾燥機の天吊り用のネジ棒を使用して本体
を天井裏に設置する場合の斜視図
【図7】(a)同浴室乾燥機の固定板と吹出ダクト、吸
込ダクトとの連結状態を示す拡大斜視図 (b)同浴室乾燥機のダクトスペーサを示す斜視図 (c)同浴室乾燥機の固定板とダクトの連結状態を示す
断面側面図
【図8】同浴室乾燥機の固定板と絶縁物による樹脂枠の
固定を示す斜視図
【図9】(a)同浴室乾燥機の雨樋部にスペーサを取り
付けた状態を示す斜視図 (b)同浴室乾燥機の雨樋部、スペーサ、つめの関係を
示す断面図 (c)同浴室乾燥機の樹脂製スペーサの斜視図
【図10】(a)同浴室乾燥機のブレーカ部を底面側か
ら見た斜視図 (b)同浴室乾燥機のブレーカカバーをコネクタカバー
として使用した状態を示す断面側面図
【図11】同浴室乾燥機の外装パネルと固定板の取り付
け部の詳細を示す断面側面図
【図12】(a)同浴室乾燥機の内部フレーム内に構成
されたドレンパンを底面側から見た断面図 (b)同浴室乾燥機の第1、第2の連続凸部を示す内部
フレームのA−A断面図
【図13】(a)同浴室乾燥機のグリルの内側を示す斜
視図 (b)同浴室乾燥機のフィルターとフィルター枠の取り
付け状態を示す斜視図
【図14】(a)同浴室乾燥機のグリル取り付け板にグ
リルを取り付けたときの状態を示す裏面図 (b)同浴室乾燥機のグリルを天井面に取り付けたとき
の状態を示す断面側面図
【図15】(a)同浴室乾燥機のグリルの風向ルーバー
を示す斜視図 (b)同浴室乾燥機のグリルの風向ルーバーと前面壁の
関係を示す略線断面図
【符号の説明】
11 本体 12 固定板 13 吹出ダクト 14 吸込ダクト 15 グリル 16 吹出口 17 吸込口 19 配管取り出し口 21 遮蔽板 22 送風機 23 ブレーカカバー 24 ブレーカ 25 熱交換器 31 切欠 32 第2の部材 34 底板 36 配管接続空間 37 設置金具 38 たる木 40 全ネジ棒 41 ワッシャー 42 ナット 43 ネジ 45 第1の部材 46 背面板 47 樹脂枠 71 雨樋部 73 スペーサ 81 コネクタ 101 ドレンパン 111 爪部 112 ネジ穴B 120 開口 121 切り起こし部 122 切り起こし部 123 切り起こし部 124 切り起こし部 125 角穴部 126 角穴部 127 ネジ穴A 131 固定板折り返し部 132 ダクトスペーサ 133 枠部 134 リング状部 135 リング状部 136 シール材 152 フィルター 153 グリル取り付け板 154 前面壁 156 風向ルーバー 157 コーキング材 235 ネジボス 281 オス部材 282 メス部材 283 Oリング 371 ベース部 372 穴 373 舌部 342 切欠 343 第3の部材 901 外装パネル 902 内部フレーム 903 隙間 1011 開口部 1012 第1の連続凸部 1013 第2の連続凸部 1121 フィルター枠 1131 ネジ穴 1132 溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3L050 BA05 3L072 AA05 AB06 AC02 AD17 3L113 AA01 AB03 AC08 AC64 BA14 DA15 4L019 BA03

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱交換器または電気ヒータ、および温風
    を送風する送風機を有する本体を具備した浴室乾燥機に
    おいて、前記本体は前記熱交換器の熱媒体を流す配管を
    接続するジョイント手段を有し、前記ジョイント手段は
    回動自在であることを特徴とする浴室乾燥機。
  2. 【請求項2】 前記ジョイント手段は中空管によるオス
    部材とメス部材をOリングを介してはめ込み結合したこ
    とを特徴とする請求項1に記載の浴室乾燥機。
  3. 【請求項3】 本体を構成するハウジング部材は、固定
    板と、配管取り出し口としての切欠を有する第1の部材
    および底板と、前記第1の部材および底板の切欠にネジ
    止めされる第2の部材および第3の部材と、背面板から
    成り、前記底板の切欠に前記第3の部材をネジ止めし、
    前記ジョイント手段の向きに応じて前記第1の部材の左
    右いずれかの切欠に前記第2の部材をネジ止めし、前記
    第2の部材と前記第3の部材を結合することにより熱媒
    体の配管取り出し口を形成することを特徴とする請求項
    1または2記載の浴室乾燥機。
  4. 【請求項4】 本体の遮蔽板と底板の間に形成される配
    管接続空間に少なくとも熱媒体配管を配置したことを特
    徴とする請求項1から3のいずれかに記載の浴室乾燥
    機。
  5. 【請求項5】 熱交換器または電気ヒータ、および温風
    を送風する送風機を有する本体を具備した浴室乾燥機に
    おいて、前記固定板の複数箇所に断面コ字型のベース部
    を有する設置金具を取り付け、前記設置金具のベース部
    をたる木に固定して前記本体を天井裏に設置することを
    特徴とする浴室乾燥機。
  6. 【請求項6】 熱交換器または電気ヒータ、および温風
    を送風する送風機を有する本体を具備した浴室乾燥機に
    おいて、前記固定板の複数箇所に断面コ字型のベース部
    を有する設置金具を取り付け、前記設置金具のベース部
    に形成した穴に全ネジ棒を挿通し、前記ベース部を挟ん
    で上下をワッシャーを介してナットで締め付け固定して
    前記本体を天井裏に設置することを特徴とする浴室乾燥
    機。
  7. 【請求項7】 熱交換器または電気ヒータ、および温風
    を送風する送風機を有する本体を具備した浴室乾燥機に
    おいて、前記固定板の一辺部に角穴部、前記角穴部を設
    けた一辺部に対向する辺にネジ穴Aを形成し、前記第1
    の部材の前記角穴部に対応する位置に爪部を形成し、前
    記爪部を前記角穴部に挿入し、前記底板に前記ネジ穴A
    に係合する位置に設けられたネジ穴Bと前記ネジ穴Aを
    合わせネジ止めすることを特徴とする浴室乾燥機。
  8. 【請求項8】 熱交換器または電気ヒータ、および温風
    を送風する送風機を有する本体を具備した浴室乾燥機に
    おいて、前記固定板に長方形状の枠部とこの枠部を延長
    したリング状部を有するとともに、前記リング状部にシ
    ール材が形成されたダクトスペーサをはめ込み、前記ダ
    クトスペーサのリング状部および前記固定板折り返し部
    を利用してダクトの先端部を挟持することを特徴とする
    浴室乾燥機。
  9. 【請求項9】 固定板折り返し部に絶縁物による樹脂枠
    を配置したことを特徴とする請求項8に記載の浴室乾燥
    機。
  10. 【請求項10】 熱交換器または電気ヒータ、および温
    風を送風する送風機を有する本体を具備した浴室乾燥機
    において、前記本体を構成する前記第1の部材に雨樋部
    が設けられ、前記雨樋部の両端と前記第1の部材の隙間
    にスペーサをはめ込むことを特徴とする浴室乾燥機。
  11. 【請求項11】 熱交換器または電気ヒータ、および温
    風を送風する送風機を有する本体を具備した浴室乾燥機
    において、前記本体にブレーカカバーが設けられ、前記
    ブレーカカバー内にブレーカが配されたことを特徴とす
    る浴室乾燥機。
  12. 【請求項12】 ブレーカカバー内にネジボスが設けら
    れ、前記ブレーカの代わりに電気配線のコネクタが配さ
    れ、前記コネクタのコードが前記ネジボスに固定された
    ことを特徴とする請求項11に記載の浴室乾燥機。
  13. 【請求項13】 熱交換器または電気ヒータ、および温
    風を送風する送風機を有する本体を具備した浴室乾燥機
    において、前記熱交換器および送風機などを支持する内
    部フレームと外装パネルの間に隙間を設け、前記隙間内
    に前記固定板の切り起こし部を挿入して固定することを
    特徴とする浴室乾燥機。
  14. 【請求項14】 熱交換器または電気ヒータ、および温
    風を送風する送風機を有する本体を具備した浴室乾燥機
    において、前記内部フレームにドレンパンが設けられて
    おり、前記ドレンパンは開口部と、前記開口部を囲む第
    1の連続凸部を有するとともに、前記ドレンパンの周辺
    部に第2の連続凸部が形成されていることを特徴とする
    浴室乾燥機。
  15. 【請求項15】 熱交換器または電気ヒータ、および温
    風を送風する送風機を有する本体を具備した浴室乾燥機
    において、前記グリル内側の面の吸込口側に空気中の塵
    埃を吸着させるフィルターが設けられ、前記フィルター
    はフィルター枠内に着脱自在に収められ、前記グリルと
    一体で取り外し可能であることを特徴とする浴室乾燥
    機。
  16. 【請求項16】 グリルは浴室壁面または天井面に前記
    グリルを取り付けるためのグリル取り付け板を有してお
    り、前記グリルは前記グリル取り付け板に着脱自在に取
    り付けられており、前記グリル取り付け板の取り付け面
    側には、ネジ穴より内側に連続して一周する溝が設けら
    れ、前記溝にコーキング材を挿入して浴室壁面または天
    井面に取り付けられることを特徴とする請求項15に記
    載の浴室乾燥機。
  17. 【請求項17】 グリルは風向ルーバーを有しており、
    前記風向ルーバーは下向きにしたときその先端が前記グ
    リルの前面壁の外面に一致する長さであることを特徴と
    する請求項15または16に記載の浴室乾燥機。
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CN107874682A (zh) * 2017-11-29 2018-04-06 河南华赫电子科技有限公司 一种便于安装的厕所用干手器

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