JP2002089882A - 空気調和装置 - Google Patents

空気調和装置

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JP2002089882A
JP2002089882A JP2000283274A JP2000283274A JP2002089882A JP 2002089882 A JP2002089882 A JP 2002089882A JP 2000283274 A JP2000283274 A JP 2000283274A JP 2000283274 A JP2000283274 A JP 2000283274A JP 2002089882 A JP2002089882 A JP 2002089882A
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air
ventilation
building
heat exchanger
indoor
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Hiroshi Tsutsumi
博司 堤
Moriya Miyamoto
守也 宮本
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 通風切替え動作中に通風切替え手段が機械的
にロックした場合でも通風切替え手段のモーターには電
源が供給され続けるので、通風切替え手段の故障や破壊
を招く恐れがあった。 【解決手段】 この空気調和装置は、室内側熱交換器1
3と送風手段12を備えた室内機4と、室内側熱交換器
13からの通風を建築物内の室内2に吹出す方向と建築
物のスラブ3に吹き付ける方向のいずれかに切替える電
動式の通風切替え手段5とを有する空気調和装置におい
て、通風切替えの際に切替え動作開始から所定の短時間
のみ通風切替え手段5へ電源を供給する第1制御装置を
備えた構成を採用してある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、室内機の室内側
熱交換器からの通風を、建築物内の空調対象空間に吹出
す方向と建築物の躯体に吹き付ける方向のいずれかに切
替える通風切替え手段を有する空気調和装置に係り、例
えば深夜電力時間帯に建築物の躯体に空調後の通風を吹
き付けて蓄冷熱するようにした空気調和装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の躯体蓄熱式の空気調和装置におい
て、室内機は室内側熱交換器からの通風を建築物躯体に
吹き付ける方向と建築物室内に吹出す方向のいずれかに
切替える通風切替え手段を備えている。通風切替え手段
の制御は、例えば3:00から8:00までの5時間は
冷房躯体蓄熱運転を実施するとともに、8:00以降は
冷房空調運転をするにあたり、運転が切替る3:00と
8:00に室内機の吹出方向をタイマーにより切替える
ようになっている。
【0003】また、天井埋込形などのように機外静圧を
取得可能な室内機は、空調運転時の機外静圧と蓄熱運転
時の機外静圧を同一とすることにより、同一風量を維持
して安定な冷媒制御を実現している。
【0004】また、夜間躯体に蓄熱した温冷熱を昼間に
輻射熱として利用すると同時に、除湿のために冷房運転
または除湿運転を行っている。
【0005】また、加湿については、加湿手段を室内側
熱交換器の風路の二次側(風路下流側)に内蔵して加湿
運転を行っている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の空気
調和装置は、通風切替えをタイマーにより直接制御して
いるため、室内機の制御と連携できていない。従って、
室内機が運転中に通風切替えを行うことがあるため、風
圧により通風切替え手段に負荷がかかり、風圧に耐える
構造、トルクが必要であった。また、風路の急な切替り
により、結露水が機外に飛散する恐れもあった。
【0007】また、通風切替え手段は天井裏内にあるの
で、不動となるなど異常が発生しても検知し難いことか
ら、高信頼性が要求されてきた。
【0008】また、機外静圧が空調運転時と蓄熱運転時
とで異なる場合には、機外静圧の低い方に負荷を設けて
機外静圧を合わせる必要があった。
【0009】また、昼間に除湿運転をする場合に、夜間
の蓄熱による輻射冷熱と除湿運転による冷風により局所
的に肌寒い不快感を感じることがあった。
【0010】また、加湿手段を室内側熱交換器の風路の
二次側に内蔵しているため、夜間の蓄熱運転時にも加湿
運転され、狭い天井裏内の湿度を必要以上に上昇させる
恐れがあった。特に、加湿手段として自然蒸発式のもの
を採用すると、蓄熱運転時に水の供給を停止しても、残
り水が加湿手段本体に存在するため、残り水分による湿
度上昇が発生していた。
【0011】
【課題を解決するための手段】上述した従来の問題点を
解消するために、第一の発明に係る空気調和装置は、室
内側熱交換器と送風手段を備えた室内機と、室内側熱交
換器からの通風を建築物内の空調対象空間に吹出す方向
と建築物の躯体に吹き付ける方向のいずれかに切替える
電動式の通風切替え手段とを有する空気調和装置におい
て、通風切替えの際に切替え動作開始から所定の短時間
のみ通風切替え手段へ電源を供給する第1制御装置を備
えたものである。
【0012】第二の発明に係る空気調和装置は、第一の
発明に係る空気調和装置に、通風切替え手段の動力軸と
通風切替え手段を駆動するモーターの駆動軸とを滑り機
構を介して断続可能に連結したものである。
【0013】第三の発明に係る空気調和装置は、第一の
発明または第二の発明に係る空気調和装置に、通風切替
え手段の動作によって通風切替え手段への供給電源を機
械的に入り切りする接点スイッチを備えたものである。
【0014】第四の発明に係る空気調和装置は、室内側
熱交換器と送風手段を備えた室内機と、室内側熱交換器
からの通風を建築物内の空調対象空間に吹出す方向と建
築物の躯体に吹き付ける方向のいずれかに切替える通風
切替え手段とを有する空気調和装置において、通風切替
え手段の異常を検知する異常検知手段と、異常検知手段
により通風切替え手段の異常が検出されたときにその異
常を外部に報知する第2制御装置とを備えたものであ
る。
【0015】第五の発明に係る空気調和装置は、室内側
熱交換器と送風手段を備えた室内機と、室内側熱交換器
からの通風を建築物内の空調対象空間に吹出す方向と建
築物の躯体に吹き付ける方向のいずれかに切替える通風
切替え手段とを有する空気調和装置において、通風切替
え手段による通風切替え動作中は送風手段を停止させる
第3制御装置を備えたものである。
【0016】第六の発明に係る空気調和装置は、室内側
熱交換器と送風手段を備えた室内機と、室内側熱交換器
からの通風を建築物内の空調対象空間に吹出す方向と建
築物の躯体に吹き付ける方向のいずれかに切替える通風
切替え手段とを有する空気調和装置において、通風切替
え手段により室内側熱交換器からの通風を建築物の躯体
に吹き付ける方向にして室内機を運転する以外は、室内
機の運転停止を含め、通風切替え手段により室内側熱交
換器からの通風を建築物内の空調対象空間に吹出す方向
に切替えて室内機を運転する第4制御装置を備えたもの
である。
【0017】第七の発明に係る空気調和装置は、室内側
熱交換器と送風手段を備えた室内機と、室内側熱交換器
からの通風を建築物内の空調対象空間に吹出す方向と建
築物の躯体に吹き付ける方向のいずれかに切替える通風
切替え手段とを有する空気調和装置において、室内機の
運転を制御する室内機制御装置を備え、室内機制御装置
により通風切替え手段も制御するように構成したもので
ある。
【0018】第八の発明に係る空気調和装置は、室内側
熱交換器と送風手段を備えた機外静圧取得可能な室内機
と、室内側熱交換器からの通風を建築物内の空調対象空
間に吹出す方向と建築物の躯体に吹き付ける方向のいず
れかに切替える通風切替え手段とを備え、建築物の躯体
に吹き付けた場合の通風によって躯体を冷却または加熱
することで躯体に冷温熱を蓄熱する躯体蓄熱機能を有し
た空気調和装置において、室内機の運転を制御する室内
機制御装置と室内機制御装置により制御される送風手段
のモーターとの間に、室内機の運転を空調運転と蓄冷熱
運転とに切替える継電器と、継電器により切替えられた
空調運転時と蓄冷熱運転時の機外静圧をそれぞれ独立し
て選択可能な機外静圧切替え手段とを接続したものであ
る。
【0019】第九の発明に係る空気調和装置は、室内側
熱交換器、送風手段、および、室内側熱交換器の風路下
流側に配備された加温手段を備えた室内機と、室内側熱
交換器からの通風を建築物内の空調対象空間に吹出す方
向と建築物の躯体に吹き付ける方向のいずれかに切替え
る通風切替え手段とを備え、建築物の躯体に吹き付けた
場合の通風によって躯体を冷却することで躯体に冷熱を
蓄熱する躯体蓄熱機能を有した空気調和装置において、
通風切替え手段により室内側熱交換器からの通風を建築
物内の空調対象空間に吹出す方向に切替えて冷房運転を
行うとともに冷房運転中に加温手段を動作させる第5制
御装置を備えたものである。
【0020】第十の発明に係る空気調和装置は、第九の
発明に係る空気調和装置において、通風切替え手段から
空調対象空間までの風路を、空調対象空間への吹出風速
が所定値以下となるように形成したものである。
【0021】第十一の発明に係る空気調和装置は、室内
側熱交換器と送風手段を備えた室内機と、室内側熱交換
器からの通風を建築物内の空調対象空間に吹出す方向と
建築物の躯体に吹き付ける方向のいずれかに切替える通
風切替え手段と、室内側熱交換器からの通風を加湿する
加湿手段とを備え、建築物の躯体に吹き付けた場合の通
風によって躯体を加熱することで躯体に温熱を蓄熱する
躯体蓄熱機能を有した空気調和装置において、室内側熱
交換器からの暖房運転時の通風を建築物内の空調対象空
間に向けて吹出す風路内に、加湿手段を配備したもので
ある。
【0022】第十二の発明に係る空気調和装置は、室内
側熱交換器、送風手段、室内側熱交換器からの通風を建
築物内の空調対象空間に吹出す方向と建築物の躯体に吹
き付ける方向のいずれかに切替える通風切替え手段、お
よび、室内側熱交換器からの通風を加湿する加湿手段を
一体に内蔵した室内機を備え、建築物の躯体に吹き付け
た場合の通風によって躯体を加熱することで躯体に温熱
を蓄熱する躯体蓄熱機能を有した空気調和装置におい
て、室内側熱交換器からの暖房運転時の通風を建築物内
の空調対象空間に向けて吹出す風路内に、加湿手段を配
備したものである。
【0023】
【発明の実施の形態】発明の実施の形態1.図1は本発
明の実施の形態1における空気調和装置の概略構成図で
ある。本空気調和装置は、多層階建築における当該階の
天井17と上階床のスラブ3との間で形成される天井内
1のスペースに室内機4を有している。室内機4は送風
手段12、室内側熱交換器13、通風切替え手段5から
主に構成される。室内機4は、エアーフィルター18で
被われた空調機吸込口7と、通風切替え手段5からスラ
ブ3方向に向けて開口した躯体側吹出口8と、ダクト6
を介して天井17の吹出口11に向けて開口した室内側
吹出口9を有している。また、建築物内の空調対象空間
である室内2からの空気を天井内1に導く吸込口10が
天井17に設けられている。
【0024】次に動作について説明する。例えば、暖房
運転にあたり、深夜電力時間帯の蓄熱運転時には、送風
手段12により空調機吸込口7から天井内1の空気を吸
込み(矢印14)、吸込んだ空気は室内側熱交換器13
において冷媒の凝縮熱または温水の顕熱により加熱され
温風となり、通風切替え手段5が室内側吹出口9を閉、
躯体側吹出口8を開とした状態で、躯体側吹出口8から
スラブ3へ向けて吹出し(矢印15)蓄熱される。一
方、昼間に行われる空調運転時には、送風手段12によ
り空調機吸込口7より天井内1の空気を吸込み、吸込ん
だ空気を室内側熱交換器13において冷媒の凝縮熱また
は温水の顕熱により加熱して温風とする。この温風は、
通風切替え手段5が室内側吹出口9を開とし躯体側吹出
口8を閉とした状態で、ダクト6を介して吹出口11か
ら室内2へ吹き出される(矢印16)。
【0025】次に通風切替え手段5の動作の詳細につい
て説明する。夜間の蓄熱運転から昼間の空調運転への切
替えのとき、または、昼間の空調運転から夜間の蓄熱運
転への切替えのとき、通風切替え手段5により空調機吹
出口からの通風の向きを室内側吹出口9または躯体側吹
出口8に切替える。切替えの制御回路図を図2に示す。
通風切替え手段5は電動式であり制御装置25(第1制
御装置の例)によって制御されるようになっている。電
源21からの電流は、a接点の継電器XD24、c接点
の継電器XK23を通して、通風切替え手段5のモータ
ー22へ供給される。継電器XK23で「A」に切替る
とモーター22は逆転し、「B」に切替ると正転する。
【0026】制御装置25による通風切替え手段5の切
替え動作を図3のフローチャートを用いて説明する。か
かる切替え動作は、図2に示した継電器XK23、XD
24により行われ、継電器XK23は夜間の蓄熱運転か
ら昼間の空調運転への切替えのとき「A」へ切替わり
(ステップS1、S2)、また昼間の空調運転から夜間
の蓄熱運転への切替えのとき「B」へ切替る(S6、S
7)。そのとき同時に継電器XD24は「入り」となる
(S3、S8)。継電器XD24は通風切替え手段5の
モーター22の作動時間TDにより制御され(S4、S
9)、通電TD秒後「切り」となる(S5、S10)。
この場合、通風切替えが終了するのに要する時間をTC
とし、TD>TCとなるモーター作動時間TDを通風切
替え時間のバラツキを考慮して選定する。
【0027】このように、モーター作動時間TDを設定
したこと、すなわち、制御装置25が通風切替えの際に
切替え動作開始から所定の短時間TDだけ通風切替え手
段5へ電源を供給することにより、モーター22のロッ
ク時間を僅かにすることができる。また、図4に示すよ
うに、モーター22と駆動連結されたギヤ32側の駆動
軸32aと、通風切替え手段5側の通風切替え板34に
固定された動力軸34aとを滑り機構33(例えば、ク
ラッチ機構)を介して断続可能に連結したことにより、
ロック時は滑り機構33が滑るようにトルク設定すれ
ば、モーター22やギア32を保護することができる。
【0028】継電器XK23、XD24の駆動は室内機
制御の一部として行い、蓄熱運転や空調運転制御の一連
の制御とする。
【0029】また、図5のように、接点スイッチLSA
26、接点スイッチLSB27を継電器XK23とモー
ター22の間に設置して、これらの接点スイッチLSA
26、LSB27によりモーター22への供給電源を機
械的に入り切りしてもよい。接点スイッチLSA26は
通風切替え手段5により室内側吹出口9が開となったと
きのみOFFとなり、接点スイッチLSB27は通風切
替え手段5により躯体側吹出口8が開となったときのみ
OFFとなる。通風切替え手段5が動作中は接点スイッ
チLSA26、LSB27ともにONとなる。通風切替
え手段5の動作が終了すると接点スイッチLSA26、
LSB27がOFFとなってモーター22への電源供給
が停止される。
【0030】このように接点スイッチLSA26、LS
B27を継電器XD24と併用して通風切替え手段5の
動作に冗長性を持たせることにより、接点不良時でも正
常動作可能となる。また、接点スイッチLSA26、L
SB27を滑り機構33と併用することでも冗長性を持
たせることができ、信頼性が向上する。
【0031】発明の実施の形態2.この実施形態におけ
る空気調和装置の構成、風路は実施の形態1の段落[0
023]、[0024]の内容と同じであるため説明を
省略する。
【0032】次に通風切替え手段5の動作の詳細につい
て説明する。夜間の蓄熱運転から昼間の空調運転への切
替えのとき、または、昼間の空調運転から夜間の蓄熱運
転への切替えのとき、通風切替え手段5により、空調機
吹出口からの通風の向きを室内側吹出口9または躯体側
吹出口8に切替える。切替えの制御回路図を図6に示
す。電源21からの電流は、c接点の継電器XK23、
c接点の接点スイッチLSA28またはLSB29を通
じてモーター22へ供給される。継電器XKで「A」に
切替るとモーター22は逆転し、「B」に切替ると正転
する。接点スイッチLSA28は通風切替え手段5によ
り室内側吹出口9が開となったときのみ「C」に切替わ
り、接点スイッチLSB29は通風切替え手段5により
躯体側吹出口8が開となったときのみ「C」となる。通
風切替え手段5が切替え動作中は接点スイッチLSA2
8、LSB29ともに「D」となる。通風切替え手段5
の動作が終了すると、接点スイッチが「C」となって、
モーター22への電源供給が停止される。
【0033】さらに、接点スイッチLSA28、LSB
29をモーター22への電源供給の入り切りとして利用
するだけでなく制御装置25への入力としても使用す
る。図6(a)は蓄熱運転時を示す。このとき、モータ
ー22への電源供給はなされず、継電器XE30に通電
されて継電器XE30はOFFとなり、図6(e)に示
す室内機4の制御装置25に入力される。継電器XE3
0は通電時OFFとなるb接点の継電器である。躯体運
転から空調運転への移行は継電器XK23が反転し、図
6(b)の状態となっている。図6(b)は、蓄熱運転
から空調運転への移行の動作中を示す。このとき、継電
器XE30に通電されずONとなって制御装置25に入
力される。前記の移行動作が終了すると、接点スイッチ
LSA28が反転してモーター22への電源供給を停止
し、図6(c)の状態となる。図6(c)は空調運転時
を示す。継電器XE30は通電されてOFFとなり制御
装置25に入力される。空調運転から蓄熱運転への移行
は継電器XK23が反転し、図6(d)の状態となる。
図6(d)は空調運転から蓄熱運転へ移行の動作中を示
す。このとき、継電器XE30に通電されずONとなり
制御装置25に入力される。移行動作が終了すると、接
点スイッチLSB29が反転してモーター22への電源
供給を停止し、図6(a)の状態となる。
【0034】次に制御装置25が継電器XE30から入
力を受けたときの制御の流れを図7のフローチャートを
用いて説明する。通風切替え手段5が正常動作中で継電
器XE30がONとなっているとき(ステップS1
1)、タイマーカウントを開始し(S12)、カウント
が前述したTD秒経過以内(S13)に通風切替え手段
5が正常停止し、継電器XE30がOFFとなれば(S
19)異常なしと判断でき、再度S11へ戻る。逆に、
TD秒経過したとき(S13)、継電器XK23を反転
させて通風切替え手段5の向きを反転させる(S1
4)。S14からTD秒経過後(S15)に再度継電器
XK23を反転させて(S16)、S16からTD秒経
過以内(S17)に通風切替え手段5が正常停止し、継
電器XE30がOFFとなれば(S20)異常なしと判
断でき、再度S11へ戻る。逆に、継電器XE30がO
FFとならずにTD秒経過したとき(S17)、通風切
替え手段5に異常が発生したものとみなし、異常発報を
行う(S18)。異常発報は、従来の室内機制御と同様
にリモコン表示、もしくは制御装置25からの無電源信
号出力等にて行う。
【0035】すなわち、この空気調和装置では、継電器
23、30(異常検知手段の例)が通風切替え手段5の
異常を検知し、通風切替え手段5の異常が検出されたと
きに制御装置25(第2制御装置の例)がその異常を外
部に報知するのである。このように、通風切替え手段5
が動作中に接点スイッチに接触せず、所定時間TDが過
ぎたら、再度通風切替えを行い、再度接点スイッチに反
応がなければ異常とみなし外部に知らせることにより、
通風切替え手段5が不動のときでもいち早く解決するこ
とができる。
【0036】ここでは、接点スイッチを異常検出器とし
て用いたが、異常検出器は通風切替え手段5の駆動位置
を検出できる装置であればよい。例えば、パルスモータ
ーの使用により通風切替え手段5の駆動位置を検出する
ようにしてもよい。
【0037】発明の実施の形態3.この実施形態におけ
る空気調和装置の構成、風路は実施の形態1の段落[0
023]、[0024]の内容と同じであるため説明を
省略する。
【0038】夜間の蓄熱運転から昼間の空調運転への切
替えのとき、または、昼間の空調運転から夜間の蓄熱運
転への切替えのとき、通風切替え手段5により、空調機
吹出口からの通風の方向を室内側吹出口9または躯体側
吹出口8に切替える。かかる通風切替え動作中は、制御
装置25(第3制御装置の例)が室内機制御により送風
手段12を一時停止状態にさせるようになっている。
【0039】前記した制御装置25による切替え動作を
図8のフローチャートにて説明する。まず、ステップS
21で室内機4が蓄熱運転時間から空調運転時間へ移行
したとき、送風手段12を停止する(S22)。送風手
段12の停止指令後にTf秒経過(S23)したとき、
通風切替え手段5を切替えて躯体側吹出口8を閉、室内
側吹出口9を開とする(S24)。切替え動作開始から
Td秒経過後(S25)、送風手段12を運転(S2
6)して、空調運転を開始する。また、S21、S27
で空調運転時間から蓄熱運転時間へ移行したとき、S2
1〜S26のフローと同様に、送風手段12を停止し
(S28)、停止指令後Tf秒経過(S29)したと
き、通風切替え手段5を切替えて躯体側吹出口8を開、
室内側吹出口9を閉とする(S30)。切替え開始から
Td秒経過後(S31)、送風手段12を運転(S3
2)して蓄熱運転を開始する。
【0040】ここでTfは、送風手段12が停止指令を
受けてから停止する時間を意味するが、完全停止までに
は時間が多くかかるため、完全停止に要する時間よりも
短く、風圧が4分の1以下となるように時間Tfを選ぶ
ことが望ましい。また、Tdは通風切替え手段5が切替
えに要する時間を意味する。
【0041】このように、通風切替え手段5の動作中に
送風手段12を停止することにより、通風切替え手段5
にかかる風圧による負荷を軽減することができる。
【0042】発明の実施の形態4.この実施形態におけ
る空気調和装置の構成、風路は実施の形態1の段落[0
023]、[0024]の内容と同じであるため説明を
省略する。この空気調和装置は、図9に示すように、通
風切替え手段5により室内側熱交換器13からの通風を
スラブ3に吹き付ける方向にして室内機4を運転する以
外は、室内機4の運転停止を含め、通風切替え手段5に
より室内側熱交換器13からの通風を室内2に吹出す方
向に切替えて室内機4を運転する制御装置25(第4制
御装置の例)を備えている。
【0043】次に通風切替え手段の動作の詳細について
説明する。図9に示すように、制御装置25は、通風切
替え手段5を室内機制御に合わせて、接続室内機が停止
中のときは通風切替え手段5の通風の向きを室内側に切
替える。そして、制御装置25は通風切替え手段5の向
きを夜間の蓄冷熱運転時にスラブ3側とし、運転停止す
ると室内2側の向きになるように制御する。また、昼間
の空調運転時は運転中、停止中のいずれも通風切替え手
段5を室内2側の向きとなるように制御装置25が制御
する。
【0044】これにより、停止中に通風切替え手段5を
通してダクト6や室内機4への埃の侵入を防ぐことがで
きる。
【0045】発明の実施の形態5.この実施形態におけ
る空気調和装置の室内機の設置環境は実施の形態1の段
落[0023]の内容と同じであるため説明を省略す
る。この空気調和装置は、図10に示すように、室内機
43の運転を制御する室内機制御装置43aを備え、室
内機制御装置43aにより通風切替え手段5も制御する
ように構成されている。
【0046】次に空気調和装置の電気配線接続について
図10を用いて説明する。タイマー41は昼間の空調運
転時間と夜間の蓄冷熱運転時間を決定する装置であり、
タイマー41の信号は伝送線46を通して室外機42に
送信され、室外機42はタイマー41の計時に従い制御
を行う。また、室外機42と室内機43は伝送線47で
接続され、蓄冷熱運転を含めて各種運転制御は伝送線4
7を通して行われる。さらに、室内機43と通風切替え
手段44との間に伝送線48が設置され、室内機制御装
置43aにより、通風切替え手段44の制御も行うよう
になっている。
【0047】また、図11に示すように、室内機制御装
置51に通風切替え手段制御用の無電源接点53を設
け、現地手配となる通風切替え手段52と接続を行う。
図11中で、54は無電圧接点端子台、55は継電器X
K、56は通風切替え手段52を駆動するモーター、5
7はモーター56用の電源である。すなわち、ここでは
タイマーによる昼間の空調運転と夜間の蓄冷熱運転との
間の移行により、通風切替え手段52を切替える制御を
室内機制御装置51によって行うため、室内機制御に応
じた制御や木目細かな制御が可能となる。また、通風切
替え手段52の切替え信号を室内機からの伝送線58に
より取出しているため、信号線の工事が短距離で可能と
なる。
【0048】既述した実施の形態1〜4の通風切替え手
段の制御についても、図10に示すシステムにて行うこ
とができる。
【0049】発明の実施の形態6.この実施形態におけ
る空気調和装置の構成、風路は実施の形態1の段落[0
023]、[0024]の内容と同じであるため説明を
省略する。この空気調和装置は、図12に示すように、
室内機の運転を制御する室内機制御装置62とこの室内
機制御装置62により制御される送風手段のファンモー
ター60との間に、室内機の運転を空調運転と蓄冷熱運
転とに切替える継電器61と、継電器61により切替え
られた空調運転時と蓄冷熱運転時の機外静圧をそれぞれ
独立して選択可能な中継コネクター63(機外静圧切替
え手段の例)とを接続したものである。
【0050】次に、室内機の送風手段の詳細について説
明する。図12(a)〜(i)は送風手段の電気配線概
略図である。図12は、例えばHノッチとLノッチの風
量切替えを備え、取得可能機外静圧が200Pa、10
0Pa、50Paの3通りある場合を意味する。制御装
置62からのHノッチ出力は昼間の空調運転と夜間の蓄
冷熱運転の場合に応じて継電器61により切替えられ
る。昼間の空調運転のときは、継電器61は「A」に切
替えられ、夜間の蓄冷熱運転のときは「B」に切替えら
れる。継電器61により切替えられたHノッチ出力は、
次に中継コネクター63を通り、ファンモーター60へ
と伝わる。Lノッチ出力は、中継コネクターを通り、フ
ァンモーター60へと伝わる。ここで、中継コネクター
63は、空調運転時に必要な機外静圧と蓄冷熱運転時に
必要な機外静圧との組み合わせにより、設置条件に適し
た機外静圧をそれぞれ独立して選択できる。選択できる
機外静圧の組み合わせは、図12(a)〜(i)に示す
ように、3種類の機外静圧(200、100、50P
a)に対して9通りある。
【0051】このように、空調運転時と蓄冷熱運転時と
の切替えが可能な継電器61および室内機制御装置62
と、ファンモーター60との間に、接続の組み合わせを
複数備えた機外静圧切替え手段63を接続したことによ
り、空調運転時と蓄冷熱運転時の機外静圧を独立して設
定でき、自由度の高い適切な空調設計が可能となる。
【0052】発明の実施の形態7.図13は本発明の実
施の形態7における空気調和装置の概略構成図である。
本空気調和装置は、多層階建築における当該階の天井1
7と上階床のスラブ3との間で形成される天井内1のス
ペースに室内機4を有している。室内機4は送風手段1
2、室内側熱交換器13、加温手段19、通風切替え手
段5から主に構成される。室内機4は、空調機吸込口7
と、通風切替え手段5からスラブ3方向に向けて開口し
た躯体側吹出口8と、ダクト6を介して天井17の吹出
口11に向けて開口した室内側吹出口9を有している。
また、室内2からの空気を天井内1に導く吸込口10が
天井17に設けられている。この空気調和装置の制御装
置25(第5制御装置の例)は、通風切替え手段5によ
り室内側熱交換器13からの通風を室内2に吹出す方向
に切替えて冷房運転を行うとともに、冷房運転中に加温
手段19を動作させるようになっている。
【0053】次に制御装置25による制御動作について
説明する。例えば、冷房運転にあたり、深夜電力時間帯
の蓄冷運転時には、送風手段12により空調機吸込口7
より天井内1の空気を吸込み、吸込んだ空気は室内側熱
交換器13において冷媒の蒸発熱または冷水により除
湿、冷却されて冷風となり、通風切替え手段5が室内側
吹出口9を閉、躯体側吹出口8を開とした状態で、躯体
側吹出口8からスラブ3に冷風を吹出して蓄冷される。
このとき、制御装置25は加温手段19を動作させな
い。一方、昼間に行われる空調運転時には、送風手段1
2により空調機吸込口7より天井内1の空気を吸込み、
吸込まれた空気は室内側熱交換器13において冷媒の蒸
発熱または冷水により除湿、冷却されて冷風となる。こ
の冷風は制御装置5によって作動した加温手段19によ
り加温され、相対湿度の低い乾いた空気となり、通風切
替え手段5が室内側吹出口9を開、躯体側吹出口8を閉
とした状態で、ダクト6を介して吹出口11から室内2
へ吹き出される。室内2の気圧は正圧、天井内1は負圧
となるため、空調機により室内2と天井内1の空気が循
環し、室内2の湿った空気は空調機により除湿される。
【0054】この空気調和装置によれば、夜間の蓄冷運
転により顕熱が下がっているため、昼間は除湿をするだ
けですみ、冷風感がなく快適性の向上を図ることができ
る。
【0055】また、通風切替え手段5から室内2までの
風路に関し、ダクト6の数を多くするか、吹出口11の
面積を大きく形成するなどして、風量を落とすことなく
室内2への吹出風速を1.3m/s(天井高さ2.5m
の場合における所定値)以下となるようにすることによ
り、風による不快感をなくすことが可能である。
【0056】また、冷房負荷が大きいときは、加温手段
19を停止して冷房能力を大きくするように制御しても
よい。
【0057】ここで、加温手段19は電気ヒーターや温
水コイルなど加温可能なものであればよい。
【0058】発明の実施の形態8.図14は本発明の実
施の形態8における空気調和装置の概略構成図である。
本空気調和装置は、多層階建築における当該階の天井1
7と上階床のスラブ3との間で形成される天井内1のス
ペースに室内機4を有している。室内機4は、送風手段
12、室内側熱交換器13、加湿手段20、通風切替え
手段5から主に構成される。室内機4は、空調機吸込口
7と、通風切替え手段5からスラブ3に向けて開口した
躯体側吹出口8と、ダクト6を介して天井17の吹出口
11に向けて開口した室内側吹出口9を有している。ま
た、室内2からの空気を天井内に導く吸込口10が天井
17に設けられている。この場合、加湿手段20は通風
切替え手段5の風路下流側で室内側吹出口9の近傍に内
蔵されている。すなわち、室内側熱交換器13からの暖
房運転時の通風を室内2に向けて吹出す風路内に、加湿
手段20が配備されている。尚、通風切替え手段5は室
内機4に内蔵されたタイプを図に示しているが、室内機
4とは別個独立の別吊りタイプであってもよい。
【0059】次に動作について説明する。例えば、暖房
運転にあたり、深夜電力時間帯の蓄熱運転時には、送風
手段12により空調機吸込口7より天井内1の空気を吸
込み、吸込んだ空気は室内側熱交換器13において冷媒
の凝縮熱または温水の顕熱により加熱されて温風とな
り、通風切替え手段5が室内側吹出口9を閉、躯体側吹
出口8を開とした状態で、躯体側吹出口8からスラブ3
に温風を吹出して蓄熱される。一方、昼間に行われる空
調運転時には、送風手段12により空調機吸込口7から
天井内1の空気を吸込み、吸込まれた空気は室内側熱交
換器13において冷媒の凝縮熱または温水の顕熱により
加熱されて温風となる。この温風は、通風切替え手段5
が室内側吹出口9を開とし躯体側吹出口8を閉とした状
態で加湿手段20を通過し、通過時に水分を伴って吹出
空気の湿度を上げる。加湿手段20からの通風は室内側
吹出口9を通過したのち、ダクト6を介して吹出口11
から室内2へ吹き出される。
【0060】すなわち、蓄熱運転時は狭い天井内のみの
空気の流れとなっていて加湿をすると湿度の上昇が大き
いため、加湿手段20を通風切替え手段5の2次側(風
路下流側)に設置したことにより、加湿は昼間の空調運
転時のみとなるようにすることができる。
【0061】
【発明の効果】以上詳述したように、第一の発明に係る
空気調和装置は、第1制御装置により、通風切替えの際
に切替え動作開始から所定の短時間しか通風切替え手段
への電源が供給されないので、例え通風切替え手段がロ
ックしたとしてもその時間を僅かにすることができ、通
風切替え手段を保護することができる。
【0062】第二の発明に係る空気調和装置は、第一の
発明に係る空気調和装置において、通風切替え手段の動
力軸と通風切替え手段を駆動するモーターの駆動軸と
を、滑り機構を介して断続可能に連結したので、通風切
替え手段がロックしてもモーターに高負荷が伝わるのを
防ぎ、モーターの故障を未然に回避することができる。
【0063】第三の発明に係る空気調和装置は、第一の
発明または第二の発明に係る空気調和装置において、通
風切替え手段の動作によって通風切替え手段への供給電
源を機械的に入り切りする接点スイッチを備えたので、
通風切替え手段の動作に冗長性を持たせることができ、
通風切替え手段の信頼性が向上する。
【0064】第四の発明に係る空気調和装置は、通風切
替え手段の異常を検知する異常検知手段と、異常検知手
段により通風切替え手段の異常が検出されたときにその
異常を外部に報知する第2制御装置とを備えているの
で、通風切替え手段が不動となった場合でも、いち早く
通風切替え手段の異常を知らせることができる。
【0065】第五の発明に係る空気調和装置では、通風
切替え手段による通風切替え動作中は第3制御装置が送
風手段を停止させるので、通風切替え手段にかかる風圧
による負荷を軽減することができる。
【0066】第六の発明に係る空気調和装置は、通風切
替え手段により室内側熱交換器からの通風を建築物の躯
体に吹き付ける方向にして室内機を運転する以外は、第
4制御装置が、室内機の運転停止を含め、通風切替え手
段により室内側熱交換器からの通風を建築物内の空調対
象空間に吹出す方向に切替えて室内機を運転するので、
空気調和装置の運転停止中に通風切替え手段を通してダ
クトや室内機へ埃が侵入することを防止できる。
【0067】第七の発明に係る空気調和装置は、室内機
の運転を制御する室内機制御装置により通風切替え手段
も制御するように構成したので、室内機の制御に応じ
た、通風切替え手段のきめ細かな制御が可能となる。
【0068】第八の発明に係る空気調和装置は、室内機
の運転を制御する室内機制御装置と室内機制御装置によ
り制御される送風手段のモーターとの間に、室内機の運
転を空調運転と蓄冷熱運転とに切替える継電器と、継電
器により切替えられた空調運転時と蓄冷熱運転時の機外
静圧をそれぞれ独立して選択可能な機外静圧切替え手段
とを接続してあるので、自由度の高い適切な空調設計が
可能となる。
【0069】第九の発明に係る空気調和装置は、第5制
御装置が、通風切替え手段により室内側熱交換器からの
通風を建築物内の空調対象空間に吹出す方向に切替えて
冷房運転を行い、この冷房運転中に加温手段を動作させ
るので、冷風感のない除湿運転が行われ、快適性の向上
を図ることができる。
【0070】第十の発明に係る空気調和装置は、第九の
発明に係る空気調和装置において、通風切替え手段から
空調対象空間までの風路を、空調対象空間への吹出風速
が所定値以下となるように形成したので、風による不快
感をなくすことが可能となる。
【0071】第十一の発明に係る空気調和装置は、室内
側熱交換器からの暖房運転時の通風を建築物内の空調対
象空間に向けて吹出す風路内に加湿手段を配備してある
ので、例えば昼間の暖房運転時のみ加湿を行うようにす
ることができる。
【0072】第十二の発明に係る空気調和装置は、室内
側熱交換器、送風手段、室内側熱交換器からの通風を建
築物内の空調対象空間に吹出す方向と建築物の躯体に吹
き付ける方向のいずれかに切替える通風切替え手段、お
よび、室内側熱交換器からの通風を加湿する加湿手段を
一体に内蔵したタイプの室内機を備えたものであり、室
内側熱交換器からの暖房運転時の通風を建築物内の空調
対象空間に向けて吹出す風路内に加湿手段を配備してあ
るので、例えば昼間の暖房運転時のみ加湿を行うように
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1、2、3、4、5、6
における空気調和装置の概略構成図である。
【図2】 本発明の実施の形態1における電気配線図で
ある。
【図3】 本発明の実施の形態1における制御フローチ
ャートである。
【図4】 本発明の実施の形態1における動力部の概略
構成図である。
【図5】 本発明の実施の形態1における電気配線図で
ある。
【図6】 (a)〜(e)はそれぞれ本発明の実施の形
態2における電気配線図である。
【図7】 本発明の実施の形態2における制御フローチ
ャートである。
【図8】 本発明の実施の形態3における制御フローチ
ャートである。
【図9】 本発明の実施の形態4における状態説明図で
ある。
【図10】 本発明の実施の形態5における空気調和装
置のシステム図である。
【図11】 本発明の実施の形態5における電気配線図
である。
【図12】 (a)〜(i)はそれぞれ本発明の実施の
形態6における電気配線図である。
【図13】 本発明の実施の形態7における空気調和装
置の概略構成図である。
【図14】 本発明の実施の形態8における空気調和装
置の概略構成図である。
【符号の説明】
1 天井内、2 室内、3 スラブ、4 室内機、5
通風切替え手段 、6ダクト、7 空調機吸込口、8
躯体側吹出口、9 室内側吹出口、10 吸込口、11
吹出口、12 送風手段、13 室内側熱交換器、1
7 天井、19 加温手段、20 加湿手段、21 電
源、22 モーター、23 継電器XK、24 継電器
XD、25 制御装置(第1〜第5制御装置)、26
接点スイッチLSA、27 接点スイッチLSB、28
接点スイッチLSA、29接点スイッチLSB、30
継電器XE、32a 駆動軸、33 滑り機構、34
a 動力軸、41 タイマー、42 室外機、43 室
内機、43a 室内機制御装置、44 通風切替え手
段、46 伝送線、47 伝送線、48 伝送線、51
室内機制御装置、52 通風切替え手段、56 モー
ター、57 電源、60 ファンモーター、61 継電
器、62 室内機制御装置、63 中継コネクター(機
外静圧切替え手段)、TD 時間。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 室内側熱交換器と送風手段を備えた室内
    機と、前記室内側熱交換器からの通風を建築物内の空調
    対象空間に吹出す方向と前記建築物の躯体に吹き付ける
    方向のいずれかに切替える電動式の通風切替え手段とを
    有する空気調和装置において、通風切替えの際に切替え
    動作開始から所定の短時間のみ前記通風切替え手段へ電
    源を供給する第1制御装置を備えたことを特徴とする空
    気調和装置。
  2. 【請求項2】 通風切替え手段の動力軸と前記通風切替
    え手段を駆動するモーターの駆動軸とを滑り機構を介し
    て断続可能に連結したことを特徴とする請求項第1項に
    記載の空気調和装置。
  3. 【請求項3】 通風切替え手段の動作によって前記通風
    切替え手段への供給電源を機械的に入り切りする接点ス
    イッチを備えたことを特徴とする請求項第1項または第
    2項に記載の空気調和装置。
  4. 【請求項4】 室内側熱交換器と送風手段を備えた室内
    機と、前記室内側熱交換器からの通風を建築物内の空調
    対象空間に吹出す方向と前記建築物の躯体に吹き付ける
    方向のいずれかに切替える通風切替え手段とを有する空
    気調和装置において、前記通風切替え手段の異常を検知
    する異常検知手段と、前記異常検知手段により前記通風
    切替え手段の異常が検出されたときにその異常を外部に
    報知する第2制御装置とを備えたことを特徴とする空気
    調和装置。
  5. 【請求項5】 室内側熱交換器と送風手段を備えた室内
    機と、前記室内側熱交換器からの通風を建築物内の空調
    対象空間に吹出す方向と前記建築物の躯体に吹き付ける
    方向のいずれかに切替える通風切替え手段とを有する空
    気調和装置において、前記通風切替え手段による通風切
    替え動作中は前記送風手段を停止させる第3制御装置を
    備えたことを特徴とする空気調和装置。
  6. 【請求項6】 室内側熱交換器と送風手段を備えた室内
    機と、前記室内側熱交換器からの通風を建築物内の空調
    対象空間に吹出す方向と前記建築物の躯体に吹き付ける
    方向のいずれかに切替える通風切替え手段とを有する空
    気調和装置において、前記通風切替え手段により前記室
    内側熱交換器からの通風を前記建築物の躯体に吹き付け
    る方向にして前記室内機を運転する以外は、前記室内機
    の運転停止を含め、前記通風切替え手段により前記室内
    側熱交換器からの通風を前記建築物内の空調対象空間に
    吹出す方向に切替えて前記室内機を運転する第4制御装
    置を備えたことを特徴とする空気調和装置。
  7. 【請求項7】 室内側熱交換器と送風手段を備えた室内
    機と、前記室内側熱交換器からの通風を建築物内の空調
    対象空間に吹出す方向と前記建築物の躯体に吹き付ける
    方向のいずれかに切替える通風切替え手段とを有する空
    気調和装置において、前記室内機の運転を制御する室内
    機制御装置を備え、前記室内機制御装置により前記通風
    切替え手段も制御するように構成したことを特徴とする
    空気調和装置。
  8. 【請求項8】 室内側熱交換器と送風手段を備えた機外
    静圧取得可能な室内機と、前記室内側熱交換器からの通
    風を建築物内の空調対象空間に吹出す方向と前記建築物
    の躯体に吹き付ける方向のいずれかに切替える通風切替
    え手段とを備え、前記建築物の躯体に吹き付けた場合の
    通風によって前記躯体を冷却または加熱することで前記
    躯体に冷温熱を蓄熱する躯体蓄熱機能を有した空気調和
    装置において、前記室内機の運転を制御する室内機制御
    装置と前記室内機制御装置により制御される前記送風手
    段のモーターとの間に、前記室内機の運転を空調運転と
    蓄冷熱運転とに切替える継電器と、前記継電器により切
    替えられた空調運転時と蓄冷熱運転時の機外静圧をそれ
    ぞれ独立して選択可能な機外静圧切替え手段とを接続し
    たことを特徴とする空気調和装置。
  9. 【請求項9】 室内側熱交換器、送風手段、および、前
    記室内側熱交換器の風路下流側に配備された加温手段を
    備えた室内機と、前記室内側熱交換器からの通風を建築
    物内の空調対象空間に吹出す方向と前記建築物の躯体に
    吹き付ける方向のいずれかに切替える通風切替え手段と
    を備え、前記建築物の躯体に吹き付けた場合の通風によ
    って前記躯体を冷却することで前記躯体に冷熱を蓄熱す
    る躯体蓄熱機能を有した空気調和装置において、前記通
    風切替え手段により前記室内側熱交換器からの通風を前
    記建築物内の空調対象空間に吹出す方向に切替えて冷房
    運転を行うとともに前記冷房運転中に前記加温手段を動
    作させる第5制御装置を備えたことを特徴とする空気調
    和装置。
  10. 【請求項10】 通風切替え手段から空調対象空間まで
    の風路を、前記空調対象空間への吹出風速が所定値以下
    となるように形成したことを特徴とする請求項第9項に
    記載の空気調和装置。
  11. 【請求項11】 室内側熱交換器と送風手段を備えた室
    内機と、前記室内側熱交換器からの通風を建築物内の空
    調対象空間に吹出す方向と前記建築物の躯体に吹き付け
    る方向のいずれかに切替える通風切替え手段と、前記室
    内側熱交換器からの通風を加湿する加湿手段とを備え、
    前記建築物の躯体に吹き付けた場合の通風によって前記
    躯体を加熱することで前記躯体に温熱を蓄熱する躯体蓄
    熱機能を有した空気調和装置において、前記室内側熱交
    換器からの暖房運転時の通風を前記建築物内の空調対象
    空間に向けて吹出す風路内に、前記加湿手段を配備した
    ことを特徴とする空気調和装置。
  12. 【請求項12】 室内側熱交換器、送風手段、前記室内
    側熱交換器からの通風を建築物内の空調対象空間に吹出
    す方向と前記建築物の躯体に吹き付ける方向のいずれか
    に切替える通風切替え手段、および、前記室内側熱交換
    器からの通風を加湿する加湿手段を一体に内蔵した室内
    機を備え、前記建築物の躯体に吹き付けた場合の通風に
    よって前記躯体を加熱することで前記躯体に温熱を蓄熱
    する躯体蓄熱機能を有した空気調和装置において、前記
    室内側熱交換器からの暖房運転時の通風を前記建築物内
    の空調対象空間に向けて吹出す風路内に、前記加湿手段
    を配備したことを特徴とする空気調和装置。
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