JP2002089364A - 内燃機関 - Google Patents

内燃機関

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JP2002089364A
JP2002089364A JP2000284002A JP2000284002A JP2002089364A JP 2002089364 A JP2002089364 A JP 2002089364A JP 2000284002 A JP2000284002 A JP 2000284002A JP 2000284002 A JP2000284002 A JP 2000284002A JP 2002089364 A JP2002089364 A JP 2002089364A
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JP
Japan
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cylinder head
bore
combustion chamber
cylinder
combustion engine
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Withdrawn
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JP2000284002A
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English (en)
Inventor
Shiro Kawai
志郎 河合
Kenji Uchida
健二 内田
Senjiro Shibata
銑二郎 柴田
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Taiho Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Taiho Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 内燃機関1は、ボア3Aを有するシリン
ダブロック3と、このシリンダブロック3に載置される
とともに、上記ボア3Aに重合する燃焼室孔を有するシ
リンダヘッドガスケットと、上記ボア3Aおよび燃焼室
孔に重合する燃焼室を有するとともに、上記シリンダヘ
ッドガスケットを挟んでシリンダブロックに組み付けら
れるシリンダヘッドとを備えている。上記シリンダヘッ
ドガスケットに当接するシリンダブロックの当接面及び
シリンダヘッドの当接面にボアおよび燃焼室と同心上の
加工痕を施すものである。 【効果】 従来に比較してシール性の向上を図ることが
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関を構成す
るシリンダブロックおよびシリンダヘッド、シリンダヘ
ッドガスケットの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ボアを有するシリンダブロック
と、このシリンダブロックに載置されるとともに、上記
ボアに重合する燃焼室孔を有するシリンダヘッドガスケ
ットと、上記ボアおよび燃焼室孔に重合する燃焼室を有
するとともに、上記シリンダヘッドガスケットを挟んで
シリンダブロックに組み付けられるシリンダヘッドとを
備え、上記シリンダヘッドガスケットに当接するシリン
ダブロックの当接面及び/又はシリンダヘッドの当接面
にフライス等による仕上げ加工を施した内燃機関は知ら
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】通常、シリンダヘッド
ガスケットに当接するシリンダブロックの当接面および
シリンダヘッドの当接面には、該当接面を仕上げるため
にフライス等による加工が施されている。しかしなが
ら、従来ではフライス等の仕上げ加工による加工痕がシ
ムやビードによるシールラインを横切っていたため、こ
の加工痕に沿ってガス漏れが発生し易い状況にあった。
本発明はそのような事情に鑑み、従来に比較してシール
性に優れる内燃機関を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明では、ボ
アを有するシリンダブロックと、このシリンダブロック
に載置されるとともに、上記ボアに重合する燃焼室孔を
有するシリンダヘッドガスケットと、上記ボアおよび燃
焼室孔に重合する燃焼室を有するとともに、上記シリン
ダヘッドガスケットを挟んでシリンダブロックに組み付
けられるシリンダヘッドとを備え、上記シリンダヘッド
ガスケットに当接するシリンダブロックの当接面及び/
又はシリンダヘッドの当接面に仕上げ加工を施した内燃
機関において、上記仕上げ加工による加工痕は、ボア及
び/又は燃焼室と同心上であることを特徴とするもので
ある。
【0005】上述した発明によれば、仕上げ加工による
加工痕がシールラインを横切ることが無く、しかもその
加工痕による細かなシールラインが幾重にも形成される
ので、従来に比較してシール性の向上を図ることができ
る。
【0006】
【発明の実施の形態】以下図示実施例について本発明を
説明すると、図1は、内燃機関1を構成するシリンダヘ
ッドガスケット2(図2参照)に当接するシリンダブロ
ック3の当接面3´を示す平面図であり、このシリンダ
ブロック3の当接面3´はシリンダヘッド7の当接面と
ほぼ同一の構成を有しているので、ここではシリンダヘ
ッドについての説明を省略する。シリンダブロック3の
当接面3´には、所定の間隔を開けて穿設されたボア3
Aと所定の間隔を開けて螺設されたボルト孔3B、さら
に所定位置に設けられたブローバイ孔3Cと油孔3Dと
ウォータジャケット3Eとを備えており、このシリンダ
ブロック3の当接面3´は仕上げ加工としての例えばフ
ライス加工によって仕上げられている。ところで、この
ようにフライス加工を施すことによって通常は当接面3
´の全面に4〜9μm程度の加工痕Kが生じるが(一部
のみ図示)、この加工痕Kがシリンダヘッド2側に設け
られて該当接面3´に圧接されるビード4のシールライ
ン4´を横切ってしまうことからこの横切った加工痕K
を介してガスが漏れ易かった。この問題を解決する手段
として、従来、シリンダヘッドガスケットの当接面の全
面に加工痕を埋めるためにゴムをコーティングしている
が、ゴムは経年変化による面圧の低下が生じるととも
に、その面圧の低下はゴムの肉厚を厚くするほど顕著と
なってしまう。
【0007】しかして本実施例では、フライス加工の加
工痕Kによるガス漏れを防止するようにしたものであ
る。すなわち、ボア3Aの同心上に無端状の加工痕K´
を残すようにしたものであり、この加工痕K´の外側部
分はシールライン4´に重合するようになっている(図
面上における左端のボア3Aについては加工前の状態を
示している)。上記無端状の加工痕K´は、当接面3´
の全体をフライス等により仕上げ加工した後に行なわれ
るものであり、具体的にはボア3Aの周縁部分も含めて
全体を対象にしてフライス加工を行なった後に、最後に
ボア3Aの周縁部分についてフライス加工を行なうもの
である。このボア3Aの周縁部分の加工を行なうにあた
っては、例えばシールライン4´の円弧状部分4Aと同
径又はそれを上回るフライスを使用し、このフライスの
回転中心をボア3Aの中心に一致させた状態で当接面3
Aに当接させることで加工することができるが、このと
き加工痕Kの深さは3〜15μmの範囲に設定するのが
望ましい。したがって、本実施例のようにボア3Aの同
心上に残した無端状の加工痕K´はシールライン4´を
横切ることが無いのでガス漏れの防止を図ることができ
るし、しかも無端状の加工痕K´により細かなシールラ
インが幾重にも形成されるので、さらにシール性の向上
を図ることができる。また、シリンダヘッドガスケット
2の表面2aにコーティングされるゴムの厚さを薄くし
てもシール性には影響は無いので、従来に比較して経年
変化によるシール性の低下も小さくすることができる。
【0008】次に図2は本発明を適用したシリンダヘッ
ドガスケット2の当接面2´を示す平面図であり、この
シリンダヘッドガスケット2は、上記シリンダブロック
3のボア3A、ボルト孔3B、ブローバイ孔3Cおよび
油孔3Dに重合する燃焼室孔2A、ボルト孔2B、ブロ
ーバイ孔2Cおよび油孔2Dを備えており、そして各燃
焼室孔2Aはこれと同心上に形成されたビード4により
包括して囲繞されている。しかして本実施例では、燃焼
室孔2Aの周縁部分に該燃焼室孔2Aと同心上となる無
端状の条痕Jを多重に形成したものである。上記条痕J
は、上述したフライス加工あるいはそれ以外の加工方法
によって形成してもよいが、深さは3〜15μmの範囲
に設定するのが望ましい。したがって、本構成を有する
シリンダヘッドガスケット2を用いれば、条痕Jとシリ
ンダブロック3の加工痕K´とが噛合ってラビリンス効
果が得られるので、さらなるシール性の向上を図ること
ができる。なおシリンダヘッドガスケット2に条痕Jを
設ける場合には、当接面2´をコーティングするゴムを
省略してもよい。
【0009】なお上記実施例では、シリンダブロック3
とシリンダヘッドの両方に無端状の加工痕K´を残すよ
うにしていたがこれに限定されるものではなく、いずれ
か一方のみに加工痕K´を残すようにしてもよいことは
勿論である。そして、これに組み合わされるシリンダヘ
ッドガスケットには、一方の当接面に上記加工痕K´と
重合する条痕を設けてもよいし、或いは条痕は省略して
もよい。ところで上記加工痕K´を施すことにより、場
合によってはシリンダブロック3(シリンダヘッド)の
ボア3A(燃焼孔)の周縁部分が低くなる虞があるが、
この場合にはシリンダヘッド2に設けるビード4の高さ
やシムの肉厚を調整することで低くなった段差の分を補
償することができる。
【0010】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、仕上げ
加工による加工痕がシールラインを横切ることが無いの
で、従来に比較してシール性の向上を図ることができる
という効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す平面図。
【図2】シリンダヘッドガスケット2の当接面2´を示
す平面図。
【符号の説明】
1…内燃機関 2…シリンダヘッドガスケット 2´…当接面 2A…燃焼室孔 3…シリンダブロック(シリンダヘッド) 3´…当接面 3A…ボア 4…シム 4´…シールライン K…加工痕 K´…加工痕(無端状) J…条痕(無端状)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 柴田 銑二郎 愛知県豊田市緑ヶ丘3丁目65番地 大豊工 業株式会社内 Fターム(参考) 3G024 AA06 AA36 BA21 DA18 FA08 GA10 3J044 AA14 AA18 CC14 DA09

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボアを有するシリンダブロックと、この
    シリンダブロックに載置されるとともに、上記ボアに重
    合する燃焼室孔を有するシリンダヘッドガスケットと、
    上記ボアおよび燃焼室孔に重合する燃焼室を有するとと
    もに、上記シリンダヘッドガスケットを挟んでシリンダ
    ブロックに組み付けられるシリンダヘッドとを備え、上
    記シリンダヘッドガスケットに当接するシリンダブロッ
    クの当接面及び/又はシリンダヘッドの当接面に仕上げ
    加工を施した内燃機関において、 上記仕上げ加工による加工痕は、ボア及び/又は燃焼室
    と同心上であることを特徴とする内燃機関。
  2. 【請求項2】 上記加工痕は、局部的に面圧が高くなる
    シールラインに重合させて形成されることを特徴とする
    請求項1に記載の内燃機関。
  3. 【請求項3】 上記加工痕の深さを、3〜15μmの範
    囲とすることを特徴とする請求項1または請求項2に記
    載の内燃機関。
  4. 【請求項4】 上記仕上げ加工は、フライス加工である
    ことを特徴とする請求項1ないし請求項3に記載の内燃
    機関。
  5. 【請求項5】 上記シリンダヘッドガスケットの少なく
    ともいずれか一方の当接面に、燃焼室孔と同心上となる
    ように条痕をつけることを特徴とする請求項1ないし請
    求項4のいずれかに記載の内燃機関。
  6. 【請求項6】 上記条痕の深さを、3〜15μmの範囲
    とすることを特徴とする請求項5に記載の内燃機関。
JP2000284002A 2000-09-19 2000-09-19 内燃機関 Withdrawn JP2002089364A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010269432A (ja) * 2009-05-25 2010-12-02 Komatsu Ntc Ltd 切削方法

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Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20071204