JPH0218462B2 - - Google Patents

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JPH0218462B2
JPH0218462B2 JP7235083A JP7235083A JPH0218462B2 JP H0218462 B2 JPH0218462 B2 JP H0218462B2 JP 7235083 A JP7235083 A JP 7235083A JP 7235083 A JP7235083 A JP 7235083A JP H0218462 B2 JPH0218462 B2 JP H0218462B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ring
piston ring
protrusion
wear
rings
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP7235083A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS59217059A (ja
Inventor
Noboru Mochizuki
Akira Chiba
Kosaku Matsumoto
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Riken Corp
Original Assignee
Riken Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Riken Corp filed Critical Riken Corp
Priority to JP7235083A priority Critical patent/JPS59217059A/ja
Publication of JPS59217059A publication Critical patent/JPS59217059A/ja
Publication of JPH0218462B2 publication Critical patent/JPH0218462B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16JPISTONS; CYLINDERS; SEALINGS
    • F16J9/00Piston-rings, e.g. non-metallic piston-rings, seats therefor; Ring sealings of similar construction
    • F16J9/12Details
    • F16J9/14Joint-closures
    • F16J9/16Joint-closures obtained by stacking of rings

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Pistons, Piston Rings, And Cylinders (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 この発明はピストンリングに関する。
ピストンリングは、ピストンの外周壁面に設け
たリング溝に嵌合され、該ピストンリングの一方
から他方へおよびその逆方向への作用流体の漏れ
を防止するようシリンダの内周壁面に追従するも
のである。内燃機関を例にとれば、燃焼室側の高
圧ガスのクランク室側への漏れを防止(ブローバ
イの防止)し且つクランク室側のオイルが燃焼室
にオイルアツプしオイル消費が増大するのを防止
する作用をなす。該機能を充足させるべくピスト
ンリングの形状を種々改良させることが成されて
いるが、その一例として合い口部の形状を変える
試みがある。たとえば、第7図に示す如く、ピス
トンリングの一方の合い口端部21の外周側、下
方隅部に切り込み部23を設け、他方の合い口端
部22の前記切り込み部に対向する位置に該切り
込み部の形状に対応する形状の突出部24を設け
たいわゆるダブルアングル合い口構造のピストン
リングが提案されている。
この合い口部をダブルアングル構造としたピス
トンリングは、装着状態で前記突出部24が他方
の合い口端部の切り込み部23に挿入された状態
となつているために、合い口部からの作用流体の
漏れが効果的に防止され、シール特性の良好なも
のである。
しかしながら、近時、特に内燃機関にあつて
は、機関の摩擦損失を低減させ、オイル消費を低
減させる必要から、厚さの非常に薄いピストンリ
ングが使用される傾向にあり、厚さの薄いピスト
ンリングの場合には、その合い口を上記ダブルア
ングル構造に加工することは極めて困難であり、
実際上、製作不可能であつた。
この発明は、上記に鑑み、厚さが薄く、且つシ
ール特性の良好なピストンリングを提供すること
を目的としてなされたものである。
本発明によれば、合い口端部を半径方向に段付
構造とした板厚0.3〜1.5mmの鋼製リング2枚が、
該段付構造の少なくとも外周側に位置する端面を
ずらした状態で上下に重ね合せ且つ実質的に全周
に亘つて固着して一体となつており、外周摺動面
に耐摩耗表面層を有することを特徴とするピスト
ンリングが提供される。
この発明の実施例を添付図面を参照して説明す
る。
第1図を参照する。板厚0.3〜1.5mmの鋼製リン
グの合い口端部に半径方向に向いた段部を設け
る。上リング2の右側合い口端部に内周側に突出
3を有する段部を形成し且つ左側合い口端部に外
周側に突出部4を有する段部を形成する。下リン
グ5の右側合い口端部に外周側に突出部6を有す
る段部形成し且つ下リング5の左側合い口端部に
内周側に突出部7を有する段部を形成する。かよ
うな段付上下リング2,5は、たとえば、プレス
加工で形成される。上下リングの各突出部の端面
をずらした状態で重ね合せ、左側上突出部4の内
周側面8が右側上突出部3の外周側面9に摺接
し、右側下突出部6の内周側面10が左側下突出
部7の外周側面11に摺接し且つ左側上突出部4
の下壁面12が右側下突出部6の上壁面13と摺
接させるようにし、上下リング2,5の実質的に
全周に亘つて接着させ一体リングとする。
リング外周面にクロムめつき層を形成する場合
は、上下リング2,5の重ね合せ一体化前に、外
周面をクロムめつきした後、上下リングの接着一
体化を行なう。
第2図に示す例は、上下リング2,5の外周面
に、夫々、離間した堤14を形成し、その間に溝
15を形成したものである。この堤14および溝
15は、上下リング2,5の段付構造形時に加工
するか或いは、リング成形前の帯板機に予め形成
しておいてもよい。前述した上下リング2,5の
接着一体化後、該溝15に耐摩耗性溶射処理を成
し、次いで、外周研摩をすることで、リング外周
面に耐摩耗表面層を形成する。
第2図に示す例とは別に、第3図に示すよう
に、上下リングの重なり合う中央部の堤を、その
端部で一部が残存するようにして除去し、上下の
溝15を連通させた状態で、該溝15に耐摩耗性
溶射処理をなし、次いで、外周研摩をすること
で、上下連続する形の耐摩耗表面層を設けること
もできる。
前述したピストンリングは、その上方側の作用
流体が上側合い口部16に入つても、この作用流
体が左側上突出部4の内周側面8と右側上突出部
3の外周側面9との摺接、左側下突出部7の外周
面11と右側下突出部6の内周面10との摺接、
左側上突出部4の下壁面12と右側突出部6の上
壁面13との摺接および下リング5のリング溝底
壁への接触により、ピストンリング下方への漏出
はきわめて少ない。又、ピストンリングの上方側
の作用流体が、上側合い口17に入つても、ピス
トンリング外周面とシリンダ内壁面との摺接およ
び左側上突出部4の下壁面12と右側下突出部6
の上壁面13との摺接により、ピストンリングの
下方へ漏出することはきわめて少ない。さらに、
ピストンリングの下方の作用流体が、合い口18
に入つても、左側下突出部7の外周面11と右側
下突出部6の内周面10との摺接により、ピスト
ンリングの上方への洩れはほとんどない。
第6図にこの発明の別の例を示す。第6図に示
すピストンリングの上鋼性リングを第4図に、そ
して、下鋼性リングを第5図に示す。上リング
2′の右側合い口端部に内周側に突出部3′を有す
る段部を形成し、左側合い口端部に外周側に突出
部4′を有する段部を形成する。下リング5′の右
側合い口端部に内周側に突出部6′を有する段部
を形成し、左側合い口端部に外周側に突出部7′
を有する段部を形成する。上突出部3′の巾l1
下突部7′の巾l2は異なる寸法とさせる。
かように形成した上下リング2′,5′を、上リ
ング2′の右側突出部3′が下リング5′の右側突
出部6′より突出する形に、そして、上リング
2′の左側突出部4′よりも下リング5′の左側突
出部7′が突出する状態に重ね合せ、実質的に全
周に亘つて固着して一体とさせ、上リング2′の
右側突出部3′を下リング5′の上壁面に且つ下側
リング5′の左側突出部7′を上リング2′の下壁
面に摺接させる。この結果、上リングの各突出部
3′,4′の内外周面8′,9′の摺接および下リン
グ5′の各突出部6′,7′の内外周面10′,1
1′の摺接に加えて、右側の座面19が上リング
2′の左側突出部4′の下壁面に摺接することにな
る。かくして、ピストンリングの一方から他方へ
の作用流体の洩れは、第1図に示す例と同様に阻
止される。
第6図に示すピストンリングの外周面にクロム
めつき処理を施す。該クロムめつき処理に変え
て、第2図或いは第3図に示す堤を外周面に形成
し、耐摩耗性溶射処理および外周研摩を行ない耐
摩耗表面層を形成することができる。
本発明のピストンリングは、前述した実施例か
ら裏付けられるように、予め合い口端部を段付構
造とした板厚が0.3〜1.5mmの薄い鋼製リング2枚
を合い口端部をずらして重ね合せ、実質的に全周
に亘つて固着することによつて製作される。
したがつて、厚さが薄く、且つ合い口部のシー
ル特性の良好なピストンリングを容易に得ること
ができる。
ここで、鋼製リングの固着は、接着、ロウ接あ
るいはスポツト溶接等により行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一例のピストンリングの部
分斜視図、第2図は外周面に堤を設けた例の部分
斜視図、第3図は堤の中央部を除去した例の部分
斜視図、第4図は別の例の上リングを示す部分平
面図、第5図は下リングの部分平面図、および第
6図は第4および第5図に示す上下リングを用い
た例のピストンリングの部分斜視図、第7図は従
来例を示す部分斜視図である。 図中:1……ピストンリング、2,2′……上
リング、5,5′……下リング。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 合い口端部を半径方向に段付構造とした板厚
    0.3〜1.5mmの鋼製リング2枚が、該段付構造の少
    なくとも外周側に位置する端面をずらした状態で
    上下に重ね合せ且つ実質的に全周に亘つて固着し
    て一体となつており、外周摺動面に耐摩耗表面層
    を有することを特徴とするピストンリング。 2 前記鋼製リングの外周面上下に離間した堤を
    有し、該堤間に形成された溝に耐摩耗表面層が設
    けられていることを特徴とする第1項記載のピス
    トンリング。 3 前記上方鋼製リングの下堤と前記下方鋼製リ
    ングの上堤とが重なり合う上下堤を除去させて形
    成される溝に耐摩耗表面層が充填されていること
    を特徴とする第2項記載のピストンリング。
JP7235083A 1983-04-25 1983-04-25 ピストンリング Granted JPS59217059A (ja)

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JP7235083A JPS59217059A (ja) 1983-04-25 1983-04-25 ピストンリング

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JP7235083A JPS59217059A (ja) 1983-04-25 1983-04-25 ピストンリング

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JPS59217059A JPS59217059A (ja) 1984-12-07
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JP2007182996A (ja) * 1995-05-31 2007-07-19 Ntn Corp シールリング
WO2009043227A1 (fr) * 2007-10-06 2009-04-09 Xiuming Yu Bague de graissage étanche
WO2015098924A1 (ja) * 2013-12-26 2015-07-02 株式会社日立産機システム ピストンリング及びそれを用いた圧縮機
JP6707614B2 (ja) * 2018-12-04 2020-06-10 Tpr株式会社 シールリングおよびシールリングの製造方法

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