JP2002089033A - 屋根工事用作業足場及びその設置方法 - Google Patents

屋根工事用作業足場及びその設置方法

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JP2002089033A JP2000318585A JP2000318585A JP2002089033A JP 2002089033 A JP2002089033 A JP 2002089033A JP 2000318585 A JP2000318585 A JP 2000318585A JP 2000318585 A JP2000318585 A JP 2000318585A JP 2002089033 A JP2002089033 A JP 2002089033A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 屋根面上の歩行、作業中に作業者が転倒した
り、地下に落下するのを防止し、安全な作業が行なえ、
人身自己の発生を防止できる屋根工事用作業足場及びそ
の設置方法を提供すること。 【解決手段】 屋根面Aの勾配に合せて当該屋根面上に
縦方向に配設した角度調整自在なタラップ1と、タラッ
プ1の片側又は両側に起立させた角度調整自在な手摺5
と、タラップ1の側部に角度調整自在な足場板支持金具
7を介して水平方向に結合した足場板10と、足場板1
0の片側又は両側に起立させた手摺11とからなること
を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般家屋等の建築
物における屋根の建造,修理,点検作業に使用する屋根
工事用作業足場とその設置方法に関する。
【従来の技術】一般家屋等の建築物の屋根を建造,修理
をする場合、この屋根は任意の角度の勾配を有している
ため、作業者が屋根面に沿って縦横に歩行するのが困難
で、作業姿勢も不安定となる。従って作業性が悪く、最
悪の場合は作業者が転倒して地上に落下する危険もあ
る。この為、作業者が屋根面上で比較的安全に歩行した
り、諸作業を行なえる簡易の作業足場として例えば特開
平5−33480号公報に示すもの、又は図23に示す
構造のものが開発されている。これらの作業足場に共通
するところはいずれも屋根面上に縦方向のパイプと横方
向のパイプとを井桁状に組付けたもので、これらのパイ
プを踏台として使用している。例えば、図23に示す作
業足場としては建築物Bの周囲に枠組足場Cを起立さ
せ、同時に屋根面A上には多数の縦方向のパイプ支柱a
と横方向のパイプ支柱bとを縦横に組付けて屋根工事用
の作業足場Dを形成させたものである。そして屋根面A
の建造,修理等の作業を行なう場合は枠組足場Cを通っ
て屋根工事用の作業足場Dに移動し、この作業足場Dを
利用して歩行したり、諸作業を行なうものである。
【発明が解決しようとする課題】上記従来の屋根工事用
の作業足場Dでは作業者が横方向のパイプ支柱b上を歩
行するだけであるから、踏台としては不安定なものであ
り、歩行中又は作業中に作業者が踏台を踏みはずした
り、すべって転倒する危険がある。又各パイプ支柱a,
bには手摺が設けられていないので余計に作業者が転倒
しやすく、地下に落下して人身事故をおこす危険があ
る。そこで、本発明の目的は、屋根面上の歩行、作業中
に作業者が転倒したり、地下に落下するのを防止し、安
全な作業が行なえ、人身事故の発生を防止できる屋根工
事用作業足場及びその設置方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の方法は、タラップと、タラップの片側又は
両側に起立する手摺と、タラップの側部に設けた足場板
支持金具と、タラップの側部に当該タラップと直交する
方向に配置する足場板と、足場板の片側又は両側に起立
する手摺とを備え、屋根面の勾配に合せて角度調整しな
がら当該屋根面上にタラップを縦方向に配設し、タラッ
プの角度に合せて角度調整しながら足場板支持金具を水
平に配置し、足場板支持金具に足場板の端部を結合しな
がら当該足場板を屋根面上に水平方向に向けて配設し、
更にタラップと足場板にそれぞれ手摺を角度調整しなが
ら垂直に起立させたことを特徴とするものである。同じ
く本発明の手段は、屋根面の勾配に合せて当該屋根面上
に縦方向に配設した角度調整自在なタラップと、タラッ
プの片側又は両側に起立させた角度調整自在な手摺と、
タラップの側部に角度調整自在な足場板支持金具を介し
て水平方向に結合した足場板と、足場板の片側又は両側
に起立させた手摺とからなることを特徴とするものであ
る。上記手段に於て、タラップが一対の側げたと、側げ
た間に上下方向に沿って隔設された複数のステップとで
構成し、ステップの上面を弯曲させると共に当該上面に
滑り止めを施すのが好ましい。同じく、タラップが一対
の側げたと、各側げた上に角度調整自在に結合した複数
のブラケットと、各ブラケットに着脱自在に結合したス
テップとで構成させてもよい。同じく、タラップが一対
の側げたと、側げた間に上下方向に沿って隔設した複数
のステップと、更に側げたを四隅を回転自在に枢着した
平行四辺形状の枠体で構成させてもよい。更に上記の各
手段において、足場板支持金具が水平な支持桿と、支持
桿の中間に下方に向けて設けた支持片と支持片に形成し
た複数の取付孔とからなり、支持桿の一端を側げたの側
部に枢着させ、タラップの角度に応じて支持片を任意の
取付孔を選択的に利用して側げたに結合させているのが
好ましい。同じく、足場板支持金具が菊座型の板クラッ
チと、板クラッチ端部に結合した水平な支持桿とで構成
されているのが好ましい。同じく、足場板支持金具がタ
ラップ側のステップを取付けるブラケットを兼ねてお
り、当該ブラケットとブラケット上に起立する引掛片と
で構成されているのが好ましい。同じく、足場板支持金
具が側げたの側面に回転自在に枢着させた水平な支持桿
で構成されていても良い。同じく上記各手段において、
側げたの下方に高さ調整自在なジャッキを設け、このジ
ャッキを側げたの側面に結合したナットとナットに上下
移動自在に螺合したねじ桿とで構成させるのが好まし
い。同じく、側げたの下方に高さ調整自在なジャッキを
設け、このジャッキを側げた受け部材と、側げた受け部
材の下部にヒンジ結合したねじ筒と、ねじ筒内に上下移
動自在に螺合したねじ桿とで構成させても良い。
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図に
もとづいて説明する。図1乃至図9は本発明の一実施の
形態を示し、図10乃至図11、図12乃至図14、及
び20は他の実施の形態を示す。各実施の形態に係る屋
根工事用作業足場の設置方法は、同じであり、例えば図
1乃至図13に示すように、タラップ1と、タラップ1
の片側又は両側に起立する手摺5と、タラップ1の側部
に設けた足場板支持金具7と、タラップ1の側部に当該
タラップ1と直交する方向に配置する足場板10と、足
場板10の片側又は両側に起立する手摺11とを備え、
屋根面Aの勾配に合せて角度調整しながら当該屋根面A
上にタラップ1を縦方向に配設し、タラップ1の角度に
合せて角度調整しながら足場板支持金具7を水平に配置
し、足場板支持金具7に足場板10の端部を結合しなが
ら当該足場板10を屋根面A上に水平方向に向けて配設
し、更にタラップ1と足場板10にそれぞれ手摺5を角
度調整しながら垂直に起立させるものである。そして、
上記の方法の実施に使用される屋根工事用作業足場は、
例えば、図1乃至図3に示すように、屋根面Aの勾配に
合せて当該屋根面A上に縦方向に配設した角度調整自在
なタラップ1と、タラップ1の片側又は両側に起立させ
た角度調整自在な手摺5と、タラップ1の側部に角度調
整自在な足場板支持金具7を介して水平方向に結合した
足場板10と、足場板10の片側又は両側に起立させた
手摺11とからなるものである。以下、更に詳しく説明
する。一般家屋等の建築物の周囲と屋根面上に枠組足場
Cと屋根工事用作業足場Eを設置し、屋根面A上の建
造,修理を行なう場合には枠組足場Cを昇って屋根工事
用作業足場Eに移動する。作業足場Eはタラップ1と、
タラップ1上に起立させた手摺5と、タラップ1の側部
に足場板支持金具7を介して水平方向に結合した足場板
10と、足場板10上に起立した手摺5とを備え、作業
者はタラップ1を介して屋根面Aの上下方向ら歩行し、
足場板10を介して屋根面Aの横方向に歩行する。この
際、タラップ1は水平なステップ13と手摺5を備えて
いるから歩行が安全であり、足場板10は巾広で水平で
あると共に手摺11を備えているからやはり水平方向の
歩行が安全であり、作業姿勢も安定し、その結果、作業
者が屋根面A上で転倒したり、あるいは屋根面A上から
地上に落下するのが防止される。タラップ1は図3乃至
図4に示すように、左右一対の側げた12と、側げた1
2間に上下方向に沿って隔設した複数のステップ13と
で構成している。各側げた12の上下端にはピン孔を形
成した差込片31が設けられ、この差込片31を介して
他の側げた12が着脱自在に接続できるようになってい
る。ステップ13は、図7又は図8に示すように、水平
部32と弯曲部33とからなる本体と、本体の上面に刻
設した多数のリブからなる滑り止め13aが形成されて
いる。図7のステップ13は本体の下方に複数の取付片
34,35を設けて例えば側げた12,12間の支柱に
結合しても良く、図8に示すように本体の下部に補張部
36を設けても良い。ステップ13の両端は側げた12
の内側に固定しても良い。ステップ13は図8,図9に
示すようにタラップ1、いいかえれば側げた12の角度
に応じて角度が変化するが、その上面のいずれかの位置
の一部は常に水平な踏面となっており、作業者の足Pの
裏側をこの水平な踏面上にのせることができ、作業者は
垂直な姿勢でタラップ1を歩行できる。手摺5は複数の
縦支柱5aと縦支柱5a間に架設された横パイプ支柱5
bとからなり、縦支柱5aの下端は側げた12の側面に
設けた回転自在なソケット37に挿入されている。更に
縦支柱5aの下部にはリンク38の上端がピン又はクラ
ンプ39を介して回転自在に結合され、このリンク38
の他端は側げた12に設けた複数のピン孔40のいずれ
に枢着されている。この為、タラップ1の角度が変化し
た場合にはリンク38をいずれかのピン孔40に結合
し、タラップ1の角度に対応して手摺5の角度を調整
し、常に手摺5の角度がタラップ1に平行となるように
している。タラップ1の下方上下にはジャッキ24がが
設けられ、このジャッキ24の高さを調整することによ
りタラップ1全体の角度を屋根面Aの勾配に合せて調整
できるようにしている。ジャッキ24は図5に示すよう
に、側げた12の側面にピン41を介して結合したナッ
ト26と、ナット26に上下移動自在に螺合したねじ桿
27とで構成され、ねじ桿27の下端にはすべり止め又
はクッション部材27a、ピンで止める止め板27b又
は断面コ字状のつかみ金具27cを設け、タラップ1の
角度をジャッキ24で調整すると共にこれらのジャッキ
24を介してタラップ1を屋根面Aに保持されている。
ねじ桿27はレバーLを上部に嵌合し、ハンドルを介し
てレバーLを回動することによりねじ桿27を回転して
高さ調整を行なうものである。尚、タラップ1は安全の
為、下端を枠組足場Cに結合しても良く、屋根の上方に
図21、図22に示すトップ受具42を介して固定して
も良い。トップ受具42は屋根面Aの棟部に保持され、
これは一対の傾斜するソケット部43,43と、ソケッ
ト部43の上部に設けたヒンジ44と、各ソケット部4
3間に設けた角度調整リンク45と、各ソケット部43
の下方に設けたクッション材からなる支持台46とから
なり、屋根面上に配置したタラップ1における各側げた
12の上端をそれぞれソケット部43に差し込み両者を
ピン孔47から挿入したピンで結合している。これによ
りトップ受具42が屋根の棟部に保持されていることか
らタラップ1が下方に落下しないようになっている。屋
根の形状によってその勾配が異なる場合は角度調整リン
ク45の角度を拡げたり、縮めたりすることによって対
応する。尚、例えば右側の一方のソケット部43は中間
の連結材48を介して結合している。次にタラップ1の
任意の位置、例えば、下方側部に足場板支持金具7が設
けられ、この支持金具7を介してタラップ1の側部に水
平方向に向けて足場板10を着脱自在に結合させるよう
になっている。足場板支持金具7は図5に示すように、
水平な支持桿16と、支持桿16の中間に下方に向けて
設けた支持片17と、支持片17に形成した複数の取付
孔18とからなっている。支持桿16の一端は断面コ字
状のブラケット49を介して側げた12の側面に枢着
し、支持片17は任意の取付孔18を介して同様の側げ
た12の側面に固定されている。支持桿16の他端には
手摺11を差し込むソケット50が結合されている。支
持桿16には、例えば図10,図15又は図20に示す
足場板10の端部フック51又は52を引掛けて足場板
10を設置するものである。この場合、タラップ1の角
度が変化しても、足場板10は常に水平に配置する必要
がある。そこで、タラップ1の角度が変化した時は支持
片17の取付け位置を取付孔18のいずれかを選択して
常に支持桿16が水平になるように設定して対応させて
いる。手摺5は通常タラップ1に沿って全域に設けられ
ているが、足場板10に対応する部分は作業者がタラッ
プ1から足場板10側に歩行できるように、支持金具7
の近辺には手摺5を設けていない。この場合、手摺5に
おける横パイプ支柱5bを図4,図6に示すようにスラ
イド自在又は伸縮自在又は開閉自在に構成して、必要に
応じて足場板10に連なる入口を開閉するようにしてい
る。足場板10は例えば図10に示すように、本体10
aと、本体10aの側面に起立するつま先板53と、本
体10aの端部に設けたフック52とで構成し、フック
52を支持桿16に引掛けるものである。図10,図1
1は、本発明の他の実施の形態に係る屋根工事用作業足
場Eを示す。この場合、足場板支持金具8を図示のよう
に構成したものでその他の設置方法、構造は上記図1乃
至図9の実施の形態と同じである。この支持金具8は菊
座型の板クラッチ19と、板クラッチ19の端部に結合
した水平な支持桿20とで構成され、支持桿20の両端
には手摺5,10を差し込むソケット54,55が設け
られている。板クラッチ19は側げた12側に板材56
を介して結合した第1の円板57と、支持桿20側に結
合した第2の円板58と、両者を貫通する締結ボルト5
9とで構成されている。第1,第2の円板57,58は
歯車状でその表面に弯曲した多数の凹凸を放射方向に形
成し、二つの円板57,58を密接した時両者が結合
し、タラップ1の角度が変化した時、一方の、例えば第
2の円板58を強制的に回転すると支持桿20が回転
し、常に支持桿20を水平に保持するものである。図1
2乃至図19は本発明の他の実施の形態を示す。これは
基本構造と設置方法は、上記の各実施の形態と同じであ
るが、タラップや支持金具等の構造を変形したものであ
る。タラップ1は一対の側げた12と、各側げた12上
に角度調整自在に結合した複数のブラケット14と、各
ブラケット14に着脱自在に結合したステップ13とで
構成されている。この場合、ブラケット14は図13に
示す構成を有し、足場板支持金具9を兼ねている。タラ
ップ1を構成する側げた12の下端は図17に示すよう
に、枠組足場Cの縦材60に角度調整自在なユニバーゾ
ルジョイントGとヒンジHを介して結合され、タラップ
1の角度はヒンジHを介して調整される。図17に示す
ように、側げた12の下部には高さ調整自在なややコ字
状の軒先ガード61が垂設され、枠組足場Cと屋根との
間に隙間Sがある場合、屋根面Aから落下した工具等が
落下した時この落下物を軒先ガード61で収容できるよ
うにしている。この軒先ガード61は図12,図16に
示すように、タランプ62を介して枠組足場Cの縦材6
0に直接結合しても良い。この場合、軒先ガード61は
ややコ字状のフレーム63と、フレーム63上には展設
したシートRで構成し、このシートRで落下した工具等
を収容するようにしている。ブラケット14は側げた1
2上に起立する支持パイプ64と、支持パイプ64に嵌
合した回転自在な断面逆U字状の支持枠65とで構成
し、支持パイプ64には上下にピン孔を設け、支持枠6
5には上方のピン孔と下方の複数の調整孔66とを有し
ている。上方のピン孔に挿入したボルト67は支持枠6
5を支持パイプ64に対して枢着し、下方のピン孔と調
整孔66に挿入したボルト67は支持枠65の角度を調
整するものである。即ち、タラップ1の角度を屋根面A
の勾配に合せて変化させた時、下方のボルト67を調整
孔66のいずれか一つに差し込むことにより支持枠65
を回転して常に垂直に起立させ、この垂直な支持枠65
を介してタラップ側のステップ13と水平方向の足場板
10を水平に保持するようにしている。この場合、支持
枠65上には両側に一対の引掛片21,22を設けた足
場板受け部材68を嵌合させ、これによりブラケット1
4上に引掛片21,22を起立させている。更に、図1
3,図15に示すように、受け部材68上には断面コ字
状の保持金具69を嵌合させ、この保持金具69の両側
にはスプリング70で附勢された一対のピン71,72
を出没自在に設けている。図15に示すように、一方の
引掛片22にはタラップ側のステップ13たる足場板本
体10aのフック51を引掛け、他方の引掛片21には
水平方向に延びる足場板10を引掛けるものである。こ
の場合、例えばステップ13としての足場板本体10a
を装着する場合にはピン71又は72に設けたハンドル
73をスプリング70に抗して引張ってピン71をX方
向に引き寄せておく。この状態で足場板本体10aのフ
ック51を引掛片22に引掛け、次いでハンドル73の
引張力を中止するとピン71がスプリング70で押し出
されて足場板本体10a側のピン孔74に挿入されてス
テップ13を固定する。足場板10を固定する場合も同
様である。尚、ステップ13は一方のピン72で先に保
持し、このピン72を利用して回転させながら上記の取
付け又は取はずし作業を行なっても良い。更に、図12
に示すように、タラップ1上には手摺6が起立し、この
手摺6はブラケット14に連設した取付具74を利用し
て結合するものである。更に、図12に示すように、タ
ラップ1の下方には高さ調整自在なジャッキ25が設け
られ、このジャッキ25を介してタラップ1が屋根面A
上に配置される。このジャッキ25は図18,図19に
示すように、上部の断面コ字状の側げた受け部材28
と、この受け部材28の下部にヒンジ75を介してヒン
ジ結合したねじ筒29と、ねじ筒29内に上下移動自在
に螺合したねじ桿30と、ねじ桿30の下端に設けたク
ッション材等からなる支持台30aとを備え、更に受け
部材28とねじ筒29との間にはピン結合したリンク7
6が設けられ、通常このリンク76を介してねじ筒29
は受け部材28に結合して垂直に起立している。但し、
タラップ1の下方の屋根面Aの作業を行なう時、このジ
ャッキ25が邪魔になるときは、リンク76をブラケッ
ト77からはずし、図18に示すようにねじ筒29を点
線で示す位置まで横方向に変化させるものである。図2
0は本発明の他の実施の形態を示し、これはタラップ1
の側げた12を平行四辺形に組付けたものである。即
ち、タラップ1を一対の側げた12と、側げた12間に
上下方向に沿って隔設した複数のステップ13とで構成
し、更に側げた12を四隅を回転自在に枢着した四つの
フレーム15a,15b,15c,15dとからなる平
行四辺形状の枠体15で構成したものである。この場
合、フレーム15cは図示のようにステップ13を兼ね
ていても良く、ステップ13とは関係ない他のフレーム
であっても良い。下方のフレーム15cを構成するステ
ップには扇形の取付片78を設け、この取付片78に形
成した複数のピン孔79を利用してフレーム15bを結
合し、ピン孔79の取付け位置に応じて側げた12を変
位させてタラップ1の角度を調整している。その他の構
造,作用,効果は上記各実施の形態と同じである。
【発明の効果】本発明によれば、次の効果がある。 (1)各請求項の発明によれば、屋根面上に縦方向のタ
ラップと水平方向の足場板が敷設され、タラップと足場
板にはそれぞれ手摺が起立しているので作業者が常に垂
直又は安全な姿勢で歩行し、作業が行なえるので歩行中
又は作業中に転倒したり、屋根面から地上に落下するの
が防止される。 (2)タラップは屋根勾配に合せて角度調整できるから
屋根の勾配がどのようなものであっても対応でき、又、
タラップには角度調整自在な足場板支持金具を介して足
場板が接続されるのでタラップの角度が変化しても足場
板は常に水平に配置できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る屋根工事用作業足
場を屋根に設置した状態の略示斜視図である。
【図2】図1の一部拡大斜視図である。
【図3】一実施の形態に係るタラップの斜視図である。
【図4】図3のタラップを二つ接続した状態の斜視図で
ある。
【図5】図3のタラップの一部分解斜視図である。
【図6】一実施の形態に係る手摺の一部切欠き斜視図で
ある。
【図7】一実施の形態に係るステップの側面図である。
【図8】他の実施の形態に係るステップの側面図であ
る。
【図9】図8のステップが変位した時の側面図である。
【図10】他の実施の形態に係るタラップの斜視図であ
る。
【図11】図10のタラップに取付けた足場板支持金具
の分解しゃしずである。
【図12】他の実施の形態に係る屋根工事用作業足場を
屋根と枠組足場に設置した状態の側面図である。
【図13】図12の作業足場に設けた足場板支持金具を
兼ねるブラケットの拡大側面図である。
【図14】図13のX−X線断面図である。
【図15】図13のブラケットにステップを取付ける状
態の分解斜視図である。
【図16】枠組足場に軒先ガードを結合した状態の拡大
側面図である。
【図17】図13の作業足場に軒先ガードを垂設した状
態の部分拡大側面図である。
【図18】図13の作業足場におけるタラップに設けた
ジャッキの側面図である。
【図19】図18のジャッキの正面図である。
【図20】他の実施の形態に係るタラップの斜視図であ
る。
【図21】タラップのじょうたんを保持するトップ受具
の側面図である。
【図22】図21のトップ受具の正面図である。
【図23】従来の屋根工事用作業足場を組付けた家屋の
斜視図である。
【符号の説明】
1,2,3,4 タラップ 5,6,11 手摺 7,8,9 足場板支持金具 10 足場板 12 側げた 13 ステップ 13a 上面 14 ブラケット 15 枠体 16,20,23 支持桿 17 支持片 18 取付孔 19 板クラッチ 21,22 引掛片 24,25 ジャッキ 26 ナット 27,30 ねじ桿 28 受け部材 29 ねじ筒 A 屋根面

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タラップと、タラップの片側又は両側に
    起立する手摺と、タラップの側部に設けた足場板支持金
    具と、タラップの側部に当該タラップと直交する方向に
    配置する足場板と、足場板の片側又は両側に起立する手
    摺とを備え、屋根面の勾配に合せて角度調整しながら当
    該屋根面上にタラップを縦方向に配設し、タラップの角
    度に合せて角度調整しながら足場板支持金具を水平に配
    置し、足場板支持金具に足場板の端部を結合しながら当
    該足場板を屋根面上に水平方向に向けて配設し、更にタ
    ラップと足場板にそれぞれ手摺を角度調整しながら垂直
    に起立させたことを特徴とする屋根工事用作業足場の設
    置方法。
  2. 【請求項2】 屋根面の勾配に合せて当該屋根面上に縦
    方向に配設した角度調整自在なタラップと、タラップの
    片側又は両側に起立させた角度調整自在な手摺と、タラ
    ップの側部に角度調整自在な足場板支持金具を介して水
    平方向に結合した足場板と、足場板の片側又は両側に起
    立させた手摺とからなることを特徴とする屋根工事用作
    業足場。
  3. 【請求項3】 タラップが一対の側げたと、側げた間に
    上下方向に沿って隔設された複数のステップとで構成
    し、ステップの上面を弯曲させると共に当該上面に滑り
    止めを施したことを特徴とする請求項2の屋根面工事用
    作業足場。
  4. 【請求項4】 タラップが一対の側げたと、各側げた上
    に角度調整自在に結合した複数のブラケットと、各ブラ
    ケットに着脱自在に結合したステップとで構成させてい
    ることを特徴とする請求項2の屋根工事用作業足場。
  5. 【請求項5】 タラップが一対の側げたと、側げた間に
    上下方向に沿って隔設した複数のステップと、更に側げ
    たを四隅を回転自在に枢着した平行四辺形状の枠体で構
    成させていることを特徴とする請求項2の屋根工事用作
    業足場。
  6. 【請求項6】 足場板支持金具が水平な支持桿と、支持
    桿の中間に下方に向けて設けた支持片と支持片に形成し
    た複数の取付孔とからなり、支持桿の一端を側げたの側
    部に枢着させ、タラップの角度に応じて支持片を任意の
    取付孔を選択的に利用して側げたに結合させていること
    を特徴とする請求項2,3又は5の屋根工事用作業足
    場。
  7. 【請求項7】 足場板支持金具が菊座型の板クラッチ
    と、板クラッチ端部に結合した水平な支持桿とで構成さ
    れていることを特徴とする請求項2,3又は5の屋根工
    事用作業足場。
  8. 【請求項8】 足場板支持金具がタラップ側のステップ
    を取付けるブラケットを兼ねており、当該ブラケットと
    ブラケット上に起立する引掛片とで構成されていること
    を特徴とする請求項4の屋根工事用作業足場。
  9. 【請求項9】 足場板支持金具が側げたの側面に回転自
    在に枢着させた水平な支持桿で構成されていることを特
    徴とする請求項5の屋根工事用作業足場。
  10. 【請求項10】 側げたの下方に高さ調整自在なジャッ
    キを設け、このジャッキを側げたの側面に結合したナッ
    トとナットに上下移動自在に螺合したねじ桿とで構成さ
    せていることを特徴とする請求項2.3.5,6,7又
    は9の屋根工事用作業足場。
  11. 【請求項11】 側げたの下方に高さ調整自在なジャッ
    キを設け、このジャッキを側げた受け部材と、側げた受
    け部材の下部にヒンジ結合したねじ筒と、ねじ筒内に上
    下移動自在に螺合したねじ桿とで構成させていることを
    特徴とする請求項8の屋根工事用作業足場。
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