JP2002087999A - ポリエステル廃棄物からの有効成分回収方法 - Google Patents

ポリエステル廃棄物からの有効成分回収方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 PTTを含むポリエステル廃棄物から有効成
分としてのビスヒドロキシアルキルテレフタレート、あ
るいはテレフタル酸成分とエチレングリコールとを効率
よく回収する手法を確立すること。 【解決手段】 PTTを50%以下含むポリエステルか
ら有効成分を回収するにあたり、PTT由来のDMT
は、PET由来のDMTと共に有効成分として回収し、
PDOについては適正な蒸留条件でEGと分離する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ポリエステル廃棄
物から有効成分を回収する方法に関し、さらに詳しく
は、ポリトリメチレンテレフタレート(以下、PTTと
略記することがある)とポリエチレンテレフタレートと
の混合物からなるポリエステル廃棄物から、有効成分と
してのビスヒドロキシアルキルテレフタレート、あるい
はテレフタル酸成分とエチレングリコールとを簡便に効
率よく回収する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ポリエチレンテレフタレート(以下、P
ETと略記することがある。)は、その化学的安定性が
優れていることから、繊維、フイルム、樹脂などに大量
に生産、使用されている。これらの使用済み後の廃棄さ
れたPETを解重合によりエチレングリコール(以下、
EGと略記することがある。)、テレフタル酸ジメチル
(以下、DMTと略記することがある。)、テレフタル
酸あるいはその誘導体等のモノマーに分解するケミカル
リサイクルに関する種々の提案がある。
【0003】該ケミカルリサイクルには、回収したポリ
エステル廃棄物とメタノール(以下、MeOHと略記す
ることがある。)とを反応させ、DMTとアルキレング
リコールとして回収する方法(特開平9−012713
号公報など)、回収したポリエステル廃棄物をアルカリ
化合物存在下で加水分解しテレフタル酸とアルキレング
リコールとして回収する方法(特公昭32−8068号
公報など)が知られている。
【0004】しかしながら、流通業や家庭から排出され
るポリエステル廃棄物としては、PETにPTTが混入
する場合があり、回収時にPTTも解重合反応を受けて
DMT並びに1,3−プロパンジオール(以下、PDO
と略記することがある)を生成することがある。DMT
は有効成分であるため回収に際して大きな問題は生じな
いが、PDOがEGに混入してEGの品質を低下させる
恐れがある。
【0005】従来技術において、PTTのグリコリシス
に関する知見は無く、PETとの混合物の解重合に関す
る知見も皆無である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、従来
技術が有していた問題点を解決し、PTTを含むポリエ
ステル廃棄物から有効成分としてのビスヒドロキシアル
キルテレフタレート、あるいはテレフタル酸成分とエチ
レングリコールとを効率よく回収する方法を確立するこ
とにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、鋭意検討
を行った結果、PTTが解重合を受けるとDMTとPD
Oに分解され、DMTについては有効成分として回収
し、PDOについては適正な蒸留条件によりEGと分離
することによって、有効成分を効率よく回収できること
を見出し、本発明を完成するに至った。
【0008】すなわち、本発明の目的は、ポリトリメチ
レンテレフタレートが全重量を基準として50%以下混
入してなるポリエステル廃棄物から有効成分を分離回収
する方法であって、該廃棄物を下記(a)〜(d)の各
工程に逐次的に通過させることを特徴とする、ポリエス
テル廃棄物からの有効成分回収方法により達成すること
ができる。 (a)120〜210℃の温度下、解重合触媒を含むエ
チレングリコール中にポリエステル廃棄物を投入する工
程。 (b)工程(a)の残留物に、エステル交換触媒とメタ
ノールとを添加・投入してエステル交換反応させて、
1,3−プロパンジオールを含むエチレングリコールと
テレフタル酸ジメチルとを得た後、両者を分離回収する
工程。 (c)工程(b)を経て得た1,3−プロパンジオール
を含むエチレングリコールからエチレングリコールのみ
を分離回収する工程。 (d)工程(b)で分離回収したテレフタル酸ジメチル
を精製する工程。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の回収方法においては、P
TTとPETとの混合物から実質的になるポリエステル
廃棄物を上述の(a)〜(d)の各工程に逐次的に通過
させることが必要である。ここで、「実質的に」とは、
該ポリエステル廃棄物を基準として、両者が80wt%
以上を占めていることをいう。
【0010】ここで、本発明の方法が対象とするのは、
PTTが全重量を基準として50%以下混入してなるポ
リエステル廃棄物である。該PTTが50%を越える
と、EGを有効成分として回収することが困難となる。
【0011】以下、(a)〜(c)の各工程について説
明する。工程(a)においては、ポリエステル廃棄物を
120〜210℃の温度下、解重合触媒を含むEG中に
投入する必要がある。ここで、該EGの温度が120℃
未満であると、解重合時間が非常に長くなり効率的では
なくなる。一方、210℃を越えるとEGの脱水反応等
の副反応が併発する恐れがある。該温度は好ましくは、
140〜190℃である。なお、触媒の添加量について
は、余りに多いと経済的でなくなるので、ポリエステル
廃棄物を基準として0.1〜10重量%程度とすればよ
く、これらの条件下で、1〜10時間加熱保持する。
【0012】さらに、該工程(a)に供給するEGとポ
リエステル廃棄物との重量比は(0.5:1)〜(2
0:1)程度に設定することが好ましく、比率がこの範
囲にある時には、ポリエステル廃棄物の形状によらずに
解重合時間が大幅に変わることもなく、最終的に再使用
するEGの精製コストを抑えることも可能である。該重
量比は(1:1)〜(5:1)とすることが好ましい。
【0013】ここで、工程(a)で用いる解重合触媒と
しては、アルカリ金属の炭酸塩、酸化物、アルカリ土類
金属の炭酸塩、酸化物、酢酸マンガン、酢酸亜鉛からな
る群から選ばれた少なくとも1種の化合物を用い、且つ
その添加量をポリエステル廃棄物の重量を基準として
0.1〜10%とすることが好ましい。該添加量がこの
範囲内にあるときには、経済的であり且つ効率的に反応
が進行する。
【0014】本発明の回収方法において用いるEGとし
ては、例えばリサイクルした原料から、再度重合する際
に副産物として生成するEGを用いることが好ましい。
【0015】工程(a)の操作により得られるポリエス
テル廃棄物は、EGによって解重合され、繰り返し単位
1〜4のオリゴマーに変換されている。このオリゴマー
を含んだ溶液を直接後述する工程(b)に投入し、65
〜85℃でエステル交換反応を実施してもDMTを得る
事は可能であるが、エチレングリコールが多量に存在す
る場合、DMTの回収率が低く抑えられるので、工程
(a)で固形物を取り出した後の残留物を蒸留・濃縮す
る事が好ましい。即ち、アルキレングリコールとポリエ
ステル廃棄物との重量比率が原料仕込み比基準で0.5
〜2.0になるまでこのオリゴマーを含んだ液を濃縮す
ることが好ましい。
【0016】該濃縮は蒸留操作によって簡便に行うこと
ができ、常圧下でも減圧下でも実施可能であるが、1.
33〜100kPaで、好ましくは6.67〜26.6
kPaでの減圧蒸留操作を行うことが好ましい。
【0017】次に工程(b)においては、工程(a)の
分離液に、好ましくは上述した比率までオリゴマーを濃
縮した溶液に、エステル交換反応触媒とMeOHとを添
加・投入してエステル交換反応を行い、DMTと、PD
Oを含むEGとを得た後、両者を分離回収する。
【0018】該エステル交換反応はポリエステル廃棄物
を基準として、MeOHを200〜400重量%投入
し、同時にエステル交換反応触媒をポリエステル廃棄物
を基準として1〜10重量%投入する。エステル交換反
応槽内の圧力は大気圧下近傍で、エステル交換反応温度
は65〜85℃で反応を進行させればよい。
【0019】該エステル交換反応は0.5〜5時間で完
了し、固形状態のDMT、MeOH、EG及びPDOの
スラリーとなる。該スラリーからDMTを回収するにあ
たっては、常套手段として固液分離装置が適用出来る
が、いずれの方法を採用してもよい。
【0020】なお、MeOH、EG中にはDMTが少量
溶解するので、該スラリーは、30〜60℃に冷却した
後、固液分離装置に供給する。該固液分離操作によって
得られたDMTのケークは、母液としてのMeOHとE
Gとを含んでいるので、該ケークは新しいMeOHの中
に投入・撹拌してから再度スラリー化して、DMTを洗
浄する。得られたスラリーは再度固液分離装置に供給
し、DMTのケークと母液のMeOHとに分離する。
【0021】この洗浄操作の繰り返し回数は、回収する
DMTの要求品質によって一義的に定まるが通常2〜4
回の操作を行えばよい。また、常套手段として各洗浄段
階での母液MeOHは、循環させることもできる。さら
に、該洗浄操作は連続式で行っても回分式で行ってもよ
い。
【0022】なお、DMTから固液分離したEGとMe
OHとの混合液は、溶解したDMT、解重合触媒及びエ
ステル交換反応触媒を含有しており、EG、MeOHは
再度プロセスで使用するため各々に分離精製される。こ
の精製操作は、蒸留により行うことが好ましいが、蒸留
操作に限定する必要はない。なお、蒸留により行う場合
には、沸点の低いMeOHを最初に留去してから、塔底
に残る液を次の蒸留塔に供給してEGを留去する。この
際に該混合液中には、PETが解重合して精製したEG
と共に、PTTが解重合して得られたPDOが含まれ
る。PDOの沸点は常圧で214℃、EGの沸点は常圧
で197℃であるため、塔頂からEGが留出しPDOは
塔底に濃縮される。ポリエステル廃棄物中のPTTの
割合が大きすぎると、解重合に伴って生成するPDOと
EGとの蒸留分離が難しくなる。そのためポリエステル
廃棄物中に許容されるPTTの重量分率は50%が上限
であり、好ましくは30%以下である。
【0023】なお、上述の固液分離操作で回収したDM
Tには、ポリエステル廃棄物中に含まれた埃、砂など微
量の固形物が混入する可能性があるので、工程(d)に
おいて減圧蒸留で精製を行う。
【0024】引き続き回収した有効成分を再利用するた
めには、得られたDMTとアルキレングリコールを既知
の条件で重合反応すればよい。
【0025】
【実施例】以下、実施例により本発明の内容をさらに具
体的に説明するが、本発明はこれにより何ら限定を受け
るものではない。なお、実施例中の各数値は以下の方法
により求めた。また、実施例中において特に断らない限
り「部」は「重量部」を示す。
【0026】(1)DMT回収率(%):解重合を行う
前のポリエチレンテレフタレートとポリトリメチレンテ
レフタレートを構成するDMT成分量を基準として、実
際に解重合反応及び置換エステル化反応を行った後の反
応系内に含まれるDMTをガスクロマトグラフィー(装
置:ヒューレット パッカード社製HP5890、キャ
ピラリーカラム:ジーエルサイエンス社製TC−170
1)によって定量し、その回収率を求めた。
【0027】(2)DMT純度 置換エステル化反応を実施した後の反応生成物を、固液
分離し得られたケーク分をさらに蒸留して精製したDM
Tを得た。このDMTをガスクロマトグラフィー(装
置:ヒューレット パッカード社製HP5890、キャ
ピラリーカラム:ジーエルサイエンス社製TC−170
1)によって分析し、DMTの純度を求めた。
【0028】(3)EG回収率(%):解重合を行う前
のポリエチレンテレフタレートを構成するEG成分量を
基準として、実際に解重合反応及び置換エステル化反応
を行った後の反応系内に含まれるEGをガスクロマトグ
ラフィー(装置:島津製作所社製GC−7A、充填式カ
ラム 充填材:ジーエルサイエンス社製PEG−600
0)によって定量し、解重合反応で用いたEG量を差し
引いた上で、EGの回収率を求めた。
【0029】(4)EG純度 置換エステル化反応を実施した後の反応生成物を、固液
分離し得られた濾液分をさらに蒸留し精製したEGを得
た。このEGをガスクロマトグラフィー(装置:島津製
作所社製GC−7A、充填式カラム 充填材:ジーエル
サイエンス社製PEG−6000)によって分析し、そ
のEGの純度を求めた。
【0030】[実施例1]PET90部、PTT10
部、EG400部及び無水炭酸ナトリウム3部を500
mlのセパラブルフラスコに仕込み、185℃の還流条
件下4.0h反応させた。反応終了後、濾液から300
部のEGを留去した後、200部のMeOH及び無水炭
酸ナトリウム3部を仕込み77℃の還流条件下1.0h
反応した。
【0031】その反応生成物を室温まで冷却して固液分
離した。得られたケークは400部のMeOHで2回洗
浄・乾燥させた後、理論段数10段の規則充填物を内装
した蒸留塔で真空度6.7kPa、還流なし、塔頂温度
180〜183℃、塔底温度180〜220℃の条件で
蒸留し、回収DMTを79部得た。
【0032】一方、得られた濾液は、理論段数10段の
規則充填物を内装した蒸留塔で真空度13.3kPa、
還流なし、塔頂温度138〜141℃、塔底温度150
〜180℃の条件で蒸留し、回収EGを95部得た。
【0033】回収品の分析の結果、 回収DMTの純度
は99.4%以上、収率は投入したポリエステルを基準
にすると78%であった。またEG中のPDOは0.9
wt%、純度は99%以上であり、収率は70%であっ
た。
【0034】[比較例1]PTT50部、EG50部及
び無水炭酸ナトリウム1.5部を500mlのセパラブ
ルフラスコに仕込み、185℃の還流条件下4.0h解
重合反応した。該反応生成物に100部のMeOH、無
水炭酸ナトリウム1.5部を仕込み、77℃で1.0h
反応させた。室温まで冷却して固液分離して得られた濾
液を理論段数10段の規則充填物を内装した蒸留塔で真
空度13.3kPa、還流なし、塔頂温度138〜14
1℃、塔底温度150〜180℃の条件で蒸留し、回収
EGを40部得た。この時の回収EG中には7.9wt
%のPDOが含まれており、精製を充分に行うことが出
来なかった。
【0035】
【発明の効果】本発明の方法によれば、PTTを含むポ
リエステル廃棄物から、有効成分としてのビスヒドロキ
シアルキルテレフタレート、あるいはDMTとアルキレ
ングリコールとを簡便に回収することができ、その工業
的意義は大である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C07C 29/80 C07C 29/80 31/20 31/20 A 63/26 63/26 A 67/03 67/03 67/54 67/54 67/56 67/56 69/82 69/82 A B C08J 11/16 C08J 11/16 // C07B 61/00 300 C07B 61/00 300 C08L 67:03 C08L 67:03 (72)発明者 佐藤 和弘 愛媛県松山市北吉田町77番地 帝人株式会 社松山事業所内 Fターム(参考) 4F301 AA25 CA09 CA23 CA27 CA41 CA72 4G069 AA02 BB04A BB16A BB16B BB20A BC01A BC02B BC08A BC35A BC62A CB35 4H006 AA02 AC41 AC48 AC91 AD11 AD17 BA02 BA06 BA07 BA16 BA30 BA32 BC10 BC11 BC31 BD33 BD40 BD52 BJ50 BN10 FE11 FG24 4H039 CA60 CA66 CD10 CD40 CL19

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリトリメチレンテレフタレートが全重
    量を基準として50%以下混入してなるポリエステル廃
    棄物から有効成分を分離回収する方法であって、該廃棄
    物を下記(a)〜(d)の各工程に逐次的に通過させる
    ことを特徴とする、ポリエステル廃棄物からの有効成分
    回収方法。 (a)120〜210℃の温度下、解重合触媒を含むエ
    チレングリコール中にポリエステル廃棄物を投入する工
    程。 (b)工程(a)の残留物に、エステル交換触媒とメタ
    ノールとを添加・投入してエステル交換反応させて、
    1,3−プロパンジオールを含むエチレングリコールと
    テレフタル酸ジメチルとを得た後、両者を分離回収する
    工程。 (c)工程(b)を経て得た1,3−プロパンジオール
    を含むエチレングリコールからエチレングリコールのみ
    を分離回収する工程。 (d)工程(b)で分離回収したテレフタル酸ジメチル
    を精製する工程。
  2. 【請求項2】 解重合触媒として、アルカリ金属の炭酸
    塩、酸化物、アルカリ土類金属の炭酸塩、酸化物、酢酸
    マンガン、酢酸亜鉛からなる群から選ばれた少なくとも
    1種の化合物を用い、且つその添加量をポリエステル廃
    棄物の重量を基準として0.1〜10%とする、請求項
    1記載の有効成分回収方法。
  3. 【請求項3】 工程(a)で用いるエチレングリコール量
    を、ポリエチレンテレフタレートを基準として0.5〜
    20重量倍とする、請求項1記載の有効成分回収方法。
  4. 【請求項4】 工程(a)通過後の残留物を蒸留・濃縮
    し、留出したエチレングリコールは工程(a)へ循環再
    使用し、留残物は工程(b)へ送液する、請求項1記載
    の有効成分回収方法。
  5. 【請求項5】 蒸留・濃縮操作を、エチレングリコール
    と解重合槽に仕込んだポリエステル廃棄物との重量比が
    0.5〜2の範囲となるように行う、請求項4記載の有
    効成分回収方法。
  6. 【請求項6】 蒸留・濃縮を1.33〜100kPaの
    圧力下で行う、請求項4記載の有効成分回収方法。
  7. 【請求項7】 工程(b)における分離回収を蒸留又は
    固液分離操作によって行う、請求項1記載の有効成分回
    収方法。
  8. 【請求項8】 工程(c)における分離回収を蒸留によ
    って行う請求項1記載の有効成分回収方法。
  9. 【請求項9】 工程(d)における精製を蒸留によって
    行う請求項1記載の有効成分回収方法。
  10. 【請求項10】 請求項1記載の回収テレフタル酸ジメ
    チルを、テレフタル酸製造原料として用いる、有効成分
    の再利用方法。
  11. 【請求項11】 請求項1記載の回収テレフタル酸ジメ
    チルを、ビス(β−ヒドロキシエチル)テレフタレート
    製造の原料として用いる、有効成分の再利用方法。
  12. 【請求項12】 請求項1記載の回収テレフタル酸ジメ
    チルを、ポリエステル製造の原料として用いる、有効成
    分の再利用方法。
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